JP5360891B2 - アンテナ取付構造及び携帯機器 - Google Patents

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Description

本発明は、ロッドアンテナを筐体へ取り付ける構造と、その構造を有する携帯機器に関する。
ロッドアンテナを備えた携帯機器では、ロッドアンテナをキャビネットにネジ等で取り付けている(特許文献1参照)。
特開昭61−258506号公報
ところで、携帯機器の筐体が複数のケースで構成されている場合には、ロッドアンテナを複数のケースのうちの何れかのケースに固定した後、ケースどうしを固定している。このため、ロッドアンテナに衝撃が加わると、ロッドアンテナを固定しているケースにのみ衝撃力が伝わってしまう。
本発明の課題は、ロッドアンテナを備えた携帯機器において、アンテナのケースへの取り付けを容易にするとともに、ケースの剛性を高めることである。
以上の課題を解決するため、本発明の第1の観点にかかるアンテナ取付構造は、第1ケースと、前記第1ケースに重ね合わされる第2ケースと、を有する筐体と、前記第1ケースに設けられた第1固定部と、前記第2ケースに設けられた第2固定部と、前記第1ケース及び前記第2ケースに挟み込まれるアンテナの取付部と、を備え、前記第1ケースに前記第2ケースが重ね合わされた際に、前記第1固定部と前記第2固定部とが重なり合うように構成され、前記第1固定部および前記第2固定部のうち一方の固定部を、他方の固定部と前記取付部とで挟持するとともに、取付固定部材によって前記他方の固定部と前記取付部とを互いに固定することで、前記第1固定部、前記第2固定部及び前記取付部を纏めて前記取付固定部材により固定することを特徴とする。
上記アンテナ取付構造は、前記第1ケースと前記第2ケースとに挟み込まれ、前記取付固定部材を遮蔽するとともに、前記第1ケース及び前記第2ケースを補強する補強部材を備えることを特徴とする。
上記アンテナ取付構造は、前記筐体に設けられた溝と、前記取付部に、前記取付部に対し回転可能に設けられたアンテナの本体と、を備え、前記本体は、前記取付部に対して回転させることで、前記溝内への収納と、前記溝から取り出しとが可能となっていることを特徴とする。
上記アンテナ取付構造は、前記本体の先端に前記溝に対しスライド可能に設けられた先端部と、前記溝に前記溝の中間部から前記溝の端部に向かうに従い、前記溝の奥から前記溝の外側へと傾斜するように設けられた斜面と、を備えることを特徴とする。
上記アンテナ取付構造は、前記アンテナの先端部に、前記アンテナの側方へと突出する突起を備えることを特徴とする。
上記の課題を解決するため、本発明の第2の観点にかかる携帯機器は、上記アンテナ取付構造を備え携帯機器であることを特徴とする。
本発明によれば、アンテナの筐体への取り付けが容易になる。また、筐体の剛性が高まる。
本発明を適用した携帯機器の一実施形態の構成を示すもので、携帯電話の折り畳み状態を示した斜視図である。 図1の携帯電話を縦方向に開放した状態を示した斜視図である。 図1の携帯電話を横方向に開放した状態を示した斜視図である。 図1の携帯電話のムービースタイル状態を示した斜視図である。 図1の折り畳み状態でのヒンジユニットを示した図である。 図1の折り畳み状態での配線の仕方を示した図である。 図5のヒンジユニットと図6の配線を組み合わせた拡大斜視図である。 図7のヒンジユニットの折り畳み状態に対応した斜視図である。 図1の折り畳み状態の携帯電話を他端側から見た拡大図である。 図2の縦方向開放状態での画面とカメラの方向を示した図である。 図10と反対側から見た図である。 図10と反対側でバンパー部も示した図である。 図8のヒンジユニットの縦方向開放状態に対応した図である。 図3の横方向開放状態でのブックスタイルを示した図である。 図8のヒンジユニットのブックスタイルに対応した図である。 図4のムービースタイルでの画面とカメラの方向を示した図である。 図16の上方向から見た平面図である。 図16のムービースタイルでの反対側から見た持ち方を示した図である。 図8のヒンジユニットのムービースタイルに対応した図である。 図1の携帯電話を図1と異なる方向から見た斜視図である。 図1の携帯電話の第2筐体のみを示した斜視図である。 図21の分解斜視図である。 図22の第1ケース及び取付部を拡大して示した斜視図である。 図21のA−A断面図である。 図20の一部を拡大して示した斜視図である。 図25を異なる方向から見た図である。
以下、図を参照して本発明を実施するための形態を詳細に説明する。
(実施形態)
図1から図4は本発明を適用した携帯機器の一実施形態の構成として携帯電話を示したもので、1は第1筐体、2は第2筐体、3は第3筐体、4は操作部、5は表示部、6はアンテナ、7は入力部(撮影部)、8は照明部である。
携帯電話は、図示のように、第1筐体1と第2筐体2と第3筐体3は後述する2軸ヒンジユニット10を介して結合されている。第1筐体1には操作部4が設けられ、第2筐体2には表示部5及びアンテナ6が設けられ、第3筐体3には入力部としての撮影部7及び照明部8が設けられている。
図5及び図8は第3筐体3の内部に組み込まれる2軸ヒンジユニット10を示したもので、11は第1回転軸、12は第2回転軸、13は第3筐体3のフレーム、21は第1取付部材、22は第2取付部材である。
2軸ヒンジユニット10は、図示のように、左右一対の第1回転軸11と、右側の第2回転軸12と、中央の第3筐体3のフレーム13と、第1回転軸11の各々に設けた左右一対の第1取付部材21と、第2回転軸12に設けた第2取付部材22とから構成される。
すなわち、第1回転軸11は、軸線を左右方向に向けた中空状のもので、フレーム13の左右両側面にネジ止め固定したブラケット14の下部に軸受部材を介して各々回転自在に一体化されている。この第1回転軸11には、その軸線に対し直交方向に延びて第1筐体1の内部にネジ止め固定されるアーム状の第1取付部材21が各々圧入嵌合して一体化されている。この第1取付部材21の回転角度は、第1回転軸11の軸受部材との係合構造により約180度等に制限される。なお、図示左側の第1回転軸11は、90度等の所定角度に対応するクリック感が得られる軸受部材15を介してフレーム13に組み付けられている。
そして、第2回転軸12は、軸線を前後方向に向けた中空状のもので、フレーム13の図示右側面のブラケット14の上部に一体に形成した突出部16に軸受部材を介して回転自在に一体化されている。この第2回転軸12には、その軸線に対し直交方向に延びて第2筐体2の内部にネジ止め固定されるアーム状の第2取付部材22が圧入嵌合して一体化されている。この第2取付部材22の回転角度は、第2回転軸12の外周に形成された溝12aに突出部16に設けられた係合片16aが係合することで制限される。
図6は第1配線31及び第2配線32を示し、図7は2軸ヒンジユニット10と第1配線31及び第2配線32を組み合わせた図である。
すなわち、第1配線31は、第1筐体1内の基板に接続されるコネクタ31aを一端に備えて第3筐体3内の基板に接続されるコネクタ31cを他端に備えるもので、図7において右側の第1回転軸11の中空部内に通されている。
そして、第2配線32は、第1筐体1内の基板に接続されるコネクタ32aを一端に備えて第2筐体2内の基板に接続されるコネクタ32bを他端に備えるもので、図7において右側の第1回転軸11の中空部内に通して第2回転軸12の中空部内に通されている。
また、第1筐体1内の基板に接続される端子33aを一端に備えて第2筐体2内の基板に接続される端子33bを他端に備えるアンテナ線33も、第2配線32と同様に、図7において右側の第1回転軸11の中空部内に通して第2回転軸12の中空部内に通されている。
図9は図1の折り畳み状態の携帯電話を他端側から見て拡大したもので、第3筐体3は第2ケース34及び第1ケース35から構成されていて、第1ケース35より幅狭の第2ケース34は第1筐体1の端部に形成した凹所1aに位置している。この第2ケース34と第1筐体1の凹所1aの両側に位置する突出部1bとの間に第1回転軸11が貫通して、これにより、第3筐体3は第1筐体1に対し第1回転軸11を中心に縦方向に開閉可能である。
また、図示のように、折り畳み状態において、第1ケース35は第2筐体2の延長上に位置している。この第1ケース35と第2筐体2との一側部の間に第2回転軸12が貫通して、これにより、第2筐体2は第3筐体3に対し一側部の第2回転軸12を中心に横方向に開閉可能である。
そして、第2ケース34の上部左右には、第1ケース35の開放部を閉じる突出部が形成されており、この突出部の下面にゴム等の柔らかい材質の緩衝材によるバンパー23が設けられている。
さらに、第2ケース34の突出部と第1ケース35の側面との間に、ロック解除ボタン24が組み付けられている。このロック解除ボタン24のスライド操作により、第3筐体3の端面から突出する方向にバネで付勢されて、第2筐体2の端面に形成された凹部(不図示)に係合するロック爪(不図示)を後退させてロックが解除される。
先ず、図1及び図9は第1筐体1上に第1筐体2及び第3筐体3を重ねて折り畳んだ状態を示したもので、図8はその折り畳み状態に対応した2軸ヒンジユニット10を示したものである。すなわち、フレーム13から第1取付部材21及び第2取付部材22は同一方向に平行に向いている。
次に、図2及び図10から図12は第1筐体1に対し第2筐体2及び第3筐体3を、第1回転軸11を中心に縦方向に開放した通常オープンスタイルを示したもので、図10及び図11において、矢印Aで示す方向は撮影部7の向きを示し、矢印Bで示す方向は表示部5の画面の向きを示している。そして、図13はその通常オープンスタイルに対応した2軸ヒンジユニット10を示したものである。すなわち、フレーム13に対し第1取付部材21と第2取付部材22が互いに反対方向に向いている。
以上の通常オープンスタイルにおいて、第1筐体1に対し第2筐体2及び第3筐体3を、第1回転軸11を中心に縦方向に開く際に、バンパー23は、第1筐体1の突出部1bの背面に当接して衝撃を緩衝する。
このように、通常オープンスタイルで緩衝するバンパー23は、デザイン性を考慮し、折り畳み状態において第3筐体3の内側面に設けられて外観から見えない位置に配置されている。
次に、図3及び図14は第1筐体1及び第3筐体3に対し第2筐体2を、第2回転軸12を中心に横方向に開放して表示部5を横長としたブックスタイルを示したもので、図15はそのブックスタイルに対応した2軸ヒンジユニット10を示したものである。すなわち、折り畳み状態時におけるフレーム13及び第1取付部材21に対し第2取付部材22が一側方に向いている。
次に、図4及び図16から図18は第1筐体1に対し第2筐体2及び第3筐体3を、第1回転軸11を中心に90度回転して表示部5を横長としたムービースタイルを示したもので、図16及び図17において、矢印Aで示す方向は撮影部7の向きを示し、矢印Bで示す方向は表示部5の画面の向きを示している。そして、図19はそのムービースタイルに対応した2軸ヒンジユニット10を示したものである。すなわち、折り畳み状態時におけるフレーム13及び第2取付部材22に対し第1取付部材21が直角方向に向いている。
そして、ムービースタイル時においては、図16から図18に示すように、第1筐体1の上面で第3筐体3に近い部分に設けたシャッターキー41及びズームキー42と、同じく第1筐体1の内側面で操作部4の上側に並んだサブメニューキー43、画面表示切替キー44、A−MAT(音声ズーム)ON/OFFキー45、顔ピタON/OFFキー46、逆光補正キー47、ホワイトバランスキー48及び秒撮キー49が使用される。
なお、サブメニューキー43、画面表示切替キー44、A−MAT(音声ズーム)ON/OFFキー45、顔ピタON/OFFキー46、逆光補正キー47、ホワイトバランスキー48及び秒撮キー49の上に沿った部分には、その旨印刷表示されている。
また、第1筐体1の内側面で操作部4の前後には上下方向に沿ってバンパー51・52が設けられている。このバンパー51・52は、第1筐体1に対し第2筐体2及び第3筐体3を折り畳む際の衝撃を緩衝するもので、さらに、第1筐体1を構成する第2ケース及び第1ケースを合体固定するネジを隠すネジ隠しも兼用する。
以上のムービースタイルにおいて、図18に仮想線で示したように、親指をバンパー51に沿わせて、ズームキー42に人差し指を、さらにシャッターキー41に中指をそれぞれ沿わせて右手で持つことができ、すなわち、右手で持ち易いグリップ感を具備したムービースタイルを実現できる。この場合、第3筐体3に近い側のバンパー51の表面には、親指に対し滑り止めとして機能するシボ加工が施されている。
なお、第1筐体1のホワイトバランスキー48の上方に離間した部分にマイク穴53が設けられている。また、第2筐体2の表示部5と反対側の前面部の上部には左右一対のマイク穴54が設けられている。
次に、以上のムービースタイル時において、撮影部7を有する第3筐体3に対し表示部5を有する第2筐体2を、上部の第2回転軸12を中心に向こう側に回転すると、表示部5を下から見上げる斜め角度のハイアングルでムービー撮影時のファインダーとして見ることができる。また、第2筐体2を手前側に若干回転すると、表示部5を上から見下ろす斜め角度のローアングルでファインダーとして見ることができる。
そして、第2筐体2を第3筐体3に対し上部の第2回転軸12を中心に手前側に回転すると、図12に示すように、規制プレート17の下端部が第1回転軸11の端部外周のカム19の大径部19bの切り欠き部19cに入り込む。これにより、第1回転軸11の回転が規制される。
以上において、ブックスタイル時には、図3及び図14に示したように、サブメニューキー43、画面表示切替キー44、A−MAT(音声ズーム)ON/OFFキー45、顔ピタON/OFFキー46、逆光補正キー47、ホワイトバランスキー48及び秒撮キー49の上に沿った部分に設けられる印刷表示は第2筐体2により覆われて見辛くなっている。このため、その表示部5の下部に沿ってサブメニューキー43、画面表示切替キー44、A−MAT(音声ズーム)ON/OFFキー45、顔ピタON/OFFキー46、逆光補正キー47、ホワイトバランスキー48及び秒撮キー49に対応した表示がなされる。
また、折り畳み状態では、図8に示したように、2軸ヒンジユニット10のフレーム13から第1取付部材21及び第2取付部材22が同一方向に平行に向いており、第1筐体1と第2筐体2に対するネジ止め部が上下に位置するため、初期の重ねた際の両筐体1・2のズレを、組立工程の最後にチューニング(あるいはリペア)しやすいように工夫がなされている。
次に、図20は、図1に示した携帯電話を別の角度から示したもの、図21は、第2筐体のみを更に別の角度から示したものである。図中の25は溝、65はロックピースである。図示のように、第2筐体2の側部には、溝25が第2筐体の長手方向に沿って形成されている。そして、溝25にはアンテナ6が収納されている。アンテナ6は、表示部5にワンセグ放送によるテレビ画像を映し出す際に使用するものである。
図22は、図21に示した第2筐体2を背面側から見た分解斜視図である。第2筐体2は、表示部5となる矩形の開口を有する第1ケース26と、第1ケース26に重ね合わされる第2ケース27と、第2ケース27の端部を背後から覆うカバー28とから構成される。
第1ケース26の、第3筐体3が取り付けられる側(図22の左側)の端部には、表示面に対して垂直に立てられた第1固定部26aが一体形成されている。第1固定部26aには円形の孔26bが形成されている。第2ケース27の第3筐体3が取り付けられる側の端部には、その背面に対して垂直に立てられた第2固定部27aが一体形成されている。第2固定部27aには円形の孔27bが形成されている。孔27bは完全な円形ではなく、端部を直線で切り取った形状をしている。カバー28の端部には四角い切り欠き28aが形成されている。
第1ケース26と第2ケース27との間には、アンテナ6が取り付けられる。アンテナ6は、中空棒状の本体61と、本体61の基端に設けられたヒンジ部62と、ヒンジ部62を支持する取付部63と、本体61の先端に設けられたアンテナトップ64とから構成される。
取付部63には、ヒンジ部62が取付部63に対し回転可能に取り付けられている。そして、ヒンジ部62の先端には、本体61がヒンジ部62に対して回転可能に取り付けられている。取付部63の即面には、ネジ孔63aが形成されており、ネジ孔63aの周囲には環状の凸部63bが形成されている。凸部63bの正面視の形状と、第2固定部27aの孔27bの形状はほぼ等しい。
アンテナトップ64には、細長く延びるスライド棒64aが一体に形成されている。そして、図22に示すように、スライド棒64aが本体61の内側に挿入されている。スライド棒64aは、本体61内部でスライド可能となっており、アンテナトップ64を引っ張ることで本体61から引き出され、アンテナトップ64を押すことで本体61に収納される。本体61の先端は絞られており、スライド棒64aのヒンジ部62側の端部は幅が広くなっているため、スライド棒64aが本体61から抜け落ちることは無い。
図23は、第1ケース26に取付部63を固定した状態を示したもの、図24は、図21のA−A断面図である。なお、図23において第2ケース27の図示は省略する。第1ケース26及び第2ケース27を重ね合わせると、図21に示したように第1ケース26及び第2ケース27の側部に溝25が形成される。また、第1固定部26aと第2固定部27aとが、図24に示したように、第1固定部26aを外側にして重なり合う。
取付部63を第2ケース27の所定位置に取り付けると、図24に示したように凸部63bが孔27bに嵌合する。前述したように凸部63b及び孔27bは共に端部が切り取られた円形をしているため、アンテナ6が第2ケース27に対し動くことがない。取付部63が第2ケース27に嵌合した状態で第1ケース26を第2ケースに重ね合わせることで、取付部63は、第3筐体3が取り付けられる側の端部において第1ケースと第2ケースとに挟み込まれる。また、ネジ孔63aと孔26bの位置が一致する。
図23、図24に示したように、第1固定部26aの外側から、取付固定部材であるネジ65で取付部63をネジ止めすることで、取付部63が第1ケース26に固定される。そして、図24に示したように、凸部63bの周囲は第2固定部27aとなっており、第2固定部27aが第1固定部26aと取付部63とに挟持される。すなわち、第1固定部26aと取付部63とを固定することで、第1固定部26aと第2固定部27aとの固定も同時になされている。こうして、アンテナ6が第2筐体2に取り付けられるとともに、第1ケース26及び第2ケース27が相互に固定される。
図23に示したように、本体61をヒンジ部62に対して90度回転させることで、本体61及びアンテナトップ64が溝25に収納される。そして、本体61をヒンジ部62に対して回転させることで、本体61及びアンテナトップ64が溝25から取り出される。更に、本体61は、第2筐体2に対し任意の角度に傾けて静止させておくことが可能である。また、ヒンジ部62を取付部63に対して回転させることにより、本体61及びアンテナトップ64を任意の方角に向けた状態で静止させておくことが可能である。
第2ケース27の端部には、図24に示したように、背後からカバー28が被せられる。カバー28の切り欠き28aには、ロックピース66が係合し、カバー28が第2ケース27に取り付けられると、ロックピース66がカバー28と第1ケース26とに挟み込まれて固定される。ネジ65は、ロックピース66によって遮蔽される。また、ロックピース66は、第1ケース及び第2ケースの端部を補強する補強部材も兼ねており、ネジ65を外側から押さえて第1固定部26a及び第2固定部27aを補強している。このようにして、アンテナ6が第2筐体2に固定されている。
次に、図25は、第2筐体2に収納されたアンテナ6のアンテナトップ64を示したもの、図26は、第2ケース27を取り外した状態で、第2筐体2の側部及びアンテナ6のアンテナトップ64を背後から示したものである。図中の25aはガイドピースである。図25に示したように、溝25のアンテナトップ64が収納される側の端部には、ガイドピース25aが取り付けられている。
ガイドピース25aは、アンテナトップ64をガイドするものである。ガイドピース25aは、図26に示す方向から見て略直角三角形の形状をしている。その直角三角形の斜辺に相当する辺を形成する斜面25bは、その直角三角形の内側に向かって緩やかに湾曲している。直角三角形の他の2辺に相当する辺を形成する面にはそれぞれ突起が形成されている。ガイドピース25aは溝25の端部に形成された窪みに突起を嵌め込むことにより溝25に係合している。ガイドピース25aが取り付けられることで、溝25の端部は、本体61の先端付近から溝25の端(図26では下端)へ向かうに従い、溝25の奥から第2筐体2の外周面へと傾斜した状態となる。
アンテナトップ64の側面には、互いに反対方向に向かって突出する突起64bおよび突起64cがそれぞれ形成されている。突起64b、64cは、突起64bの先端から突起64cの先端までの距離が溝25の幅より長くなるように形成されている。アンテナ6が溝25に収納された状態では、突起64bは第2筐体2の外側に突出し、突起64cはガイドピース25aの斜面25bに当接している。アンテナトップ64の先端部は、図26に示す方向から見て円形をしている。
アンテナ6が溝25に収納された状態から、アンテナ6を立てた状態にするには、まず、突起64bに図26の白い矢印で示す向きの力を加える。すると、ガイドピース25aに当接した突起64cが斜面25bに沿って摺動し、アンテナトップ64が黒い矢印の方向に沿って移動する。そして、アンテナトップ64及び本体61が仮想線で示したように溝25の外側に出る。そして、アンテナトップ64にかけられている力によって、アンテナトップ64が溝25の外側に出るのと同時に本体61から伸ばされる。アンテナトップ64が延びきった所で、本体61及びアンテナトップ64の角度及び方角を調節する。こうしてアンテナ6が立てられる。
立てていたアンテナ6を溝25に収納する際には、伸ばしていたアンテナトップ64を本体61に収め、本体61及びアンテナトップ64を倒して溝25に押し込む。前述したように、溝25の幅は、突起64bの先端から突起64cの先端までの距離よりも短いので、アンテナトップ64が図25、図26に示した状態から少しでも回転していると、突起64b、64cが溝25の淵に引っかかってアンテナ6の収納が妨げられる。その際には、アンテナトップ64を本体61に対して回転させ、突起64bまたは突起64cを溝25に対向させて溝25に押し込む。こうして、アンテナ6は突起64b、64cの一方を必ず第2筐体の外側に突出させた状態で溝25に収納される。
以上、実施形態の携帯電話によれば、操作部4を有する第1筐体1と表示部5を有する第2筐体2とを重ねて折り畳んだ状態から相対的に移動させて縦方向に開放させる第1回転軸11と、同様に横方向に開放させる第2回転軸12とを、撮影部7とともに第3筐体3に収納した筐体構造で、第1筐体1と第2筐体2を縦方向に開放させた場合は、第3筐体3が第2筐体1とともに移動し、また、横方向に開放させた場合には、第3筐体3が第1筐体1とともに移動する構成としたことで、ムービースタイルにして、表示部5の画面を横長で見ながら撮影部7でムービー撮影することができる。
さらに、ムービースタイル時において、撮影部7を有する第3筐体3に対し表示部5を有する第2筐体2を、中央部の第2回転軸12を中心に回転して、ムービー撮影時のファインダーとしての表示部5を下から見上げる斜め角度のハイアングルとしたり、表示部5を上から見下ろす斜め角度のローアングルとすることもできる。
また、2軸ヒンジユニット10は、第1回転軸11及び第2回転軸12が第3筐体3のフレーム13に組み付けられ、第1回転軸11に一体の第1取付部材21が第1筐体1に組み付けられて、第2回転軸12に一体の第2取付部材22が第2筐体2に組み付けられる構成なので、強度的に優れている。
そして、第1筐体1内に一端を固定されて第3筐体3内に他端が固定される第1配線31を第1回転軸11の中空部内に通して、第1筐体1内に一端を固定されて第2筐体2内に他端が固定される第2配線32を第1回転軸11の中空部内に通して第2回転軸12の中空部内に通すことで、3つの筐体内の配線をすることができる。
また、アンテナ6の第1ケース26への取付構造、及び第1ケース26と第2ケース27との相互固定構造が一つにまとめられ、部品点数が削減されるとともに第2筐体2の構造が簡単になる。このため、第2筐体2がコンパクトになるとともにアンテナ6の第2筐体2への取り付けが容易になる。また、アンテナ6が第1ケース26と第2ケース27の両方に固定されるので、第2筐体2の剛性が高まるだけでなく、本体61に衝撃が加わっても、その力を第1ケース26及び第2ケース27へと分散させることができる。
また、ロックピース66で第1固定部26a及びネジ65を遮蔽するため、携帯電話を横方向に開放した際に見栄えがよい。また、ロックピース66が、第1固定部26a及び第2固定部27aを外側から押さえて補強するので、第2筐体2の剛性が更に高まる。
また、取付部63の凸部63bを第2固定部27aの孔27bに嵌合させて、第1固定部と取付部63とをネジ止めすることで、第2固定部27aが取付部63と第1固定部26aとに挟持されて固定される。このため、組み立てが容易になる。
また、第2筐体2の側部に溝25を形成するとともに、本体61を、取付部63に対し回転可能としたことで、アンテナ6を使用しない時には本体61を溝25に収納でき、携帯電話の外観がすっきりする。
また、先端部64を本体61に対してスライド可能とし、溝25の端部に斜面25bを設けることにより、アンテナ6が収納された常態でアンテナトップ64をスライドさせると、アンテナトップ64が斜面25bの上を摺動し、アンテナトップ64が溝25の外に出るので、アンテナを容易に取り出すことができる。
また、アンテナトップ64に側方に突出する突起64bを形成することで、突起64bが溝25の外に突出して指をかけ易くなり、アンテナトップ64を容易にスライドさせることができる。
(他の変形例)
なお、以上の実施形態においては、携帯電話としたが、本発明はこれに限定されるものではなく、PDA、ノートパソコン、ウェアラブルパソコン、電卓、電子辞書などで、カメラを有するもの全ての機器に用いることができる。
また、外側から第1固定部、第2固定部、取付部の並びで固定したが、一まとめに固定すればどのような順番で並んでいてもよい。
また、アンテナを伸び縮み式とせず、本体が取付部に対しスライドするものを用いてもよい。
また、ガイドピースを用いず、溝に斜面を直接形成してもよいし、斜面を曲面状ではなく真っ直ぐに形成してもよい。
また、筐体を構成する各ケースの形状・個数等も任意であり、その他、具体的な細部構造等についても適宜に変更可能であることは勿論である。
2 第2筐体
25 溝
25a ガイドピース
25b 斜面
26 第1ケース
26a 第1固定部
26b 孔
27 第2ケース
27a 第2固定部
27b 孔
28 カバー
6 アンテナ
61 本体
62 ヒンジ部
63 取付部
63a ネジ孔
63b 凸部
64 アンテナトップ
64a スライド棒
64b,64c突起
65 ネジ(取付固定部材)
66 ロックピース(補強部材)

Claims (6)

  1. 第1ケースと、前記第1ケースに重ね合わされる第2ケースと、を有する筐体と、
    前記第1ケースに設けられた第1固定部と、
    前記第2ケースに設けられた第2固定部と、
    前記第1ケース及び前記第2ケースに挟み込まれるアンテナの取付部と、を備え、
    前記第1ケースに前記第2ケースが重ね合わされた際に、前記第1固定部と前記第2固定部とが重なり合うように構成され、
    前記第1固定部および前記第2固定部のうち一方の固定部を、他方の固定部と前記取付部とで挟持するとともに、取付固定部材によって前記他方の固定部と前記取付部とを互いに固定することで、前記第1固定部、前記第2固定部及び前記取付部を纏めて前記取付固定部材により固定することを特徴とするアンテナ取付構造。
  2. 前記第1ケースと前記第2ケースとに挟み込まれ、前記取付固定部材を遮蔽するとともに、前記第1ケース及び前記第2ケースを補強する補強部材を備えることを特徴とする請求項1に記載のアンテナ取付構造。
  3. 前記筐体に設けられた溝と、
    前記取付部に、前記取付部に対し回転可能に設けられたアンテナの本体と、を備え、
    前記本体は、前記取付部に対して回転させることで、前記溝内への収納と、前記溝から取り出しとが可能となっていることを特徴とする請求項1または2に記載のアンテナ取付構造。
  4. 前記本体の先端に前記溝に対しスライド可能に設けられた先端部と、
    前記溝に前記溝の中間部から前記溝の端部に向かうに従い、前記溝の奥から前記溝の外側へと傾斜するように設けられた斜面と、を備えることを特徴とする請求項に記載のアンテナ取付構造。
  5. 前記アンテナの先端部に、前記アンテナの側方へと突出する突起を備えることを特徴とする請求項に記載のアンテナ取付構造。
  6. 請求項1からのいずれか一項に記載のアンテナ取付構造を備えることを特徴とする携帯機器。
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