JP2008138689A - 連結装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】第1筐体上で時計回りにも反時計回りにもスムーズに第2筐体の姿勢を変化させることができる情報端末装置を提供する。
【解決手段】第1部材27には回転軸J1、J2が固定される。回転軸J1、J2には第2部材の軸受け28、29が受け止められる。回転軸J1、J2を結ぶ線分の垂直二等分線上で第1部材には中央開口45が形成される。中央開口45には第2部材の案内軸33が受け入れられる。案内開口46は中央開口45から第1回転軸J1に同心の円弧に沿って反時計回りに少なくとも90度の中心角にわたって延びる。案内開口47は中央開口45から第2回転軸J2に同心の円弧に沿って時計回りに少なくとも90度の中心角にわたって延びる。案内軸33は案内開口46、47に案内される。第2部材はいずれの回転方向にも90度の角度で回転することができる。
【選択図】図9

Description

本発明は、例えば携帯電話端末といった電子機器に関し、特に、縦長の本体上で横長画面を確立することができる情報端末装置に関する。
例えば特許文献1に記載されるように、携帯電話端末は縦長の本体を備える。縦長の本体には縦長のディスプレイ用筐体が重ね合わせられる。ディスプレイ用筐体には例えば液晶ディスプレイユニットが組み込まれる。ディスプレイ用筐体が本体に対して回転すると、本体上で横長の表示画面は確立されることができる。
特開2006−19925号公報
特許文献1の図48や図49に示されるように、ディスプレイ用筐体は本体に対して第1軸回りで時計回りに回転してもよく第2軸回りで反時計回りに回転してもよい。その結果、携帯電話端末の使用者は右手でも左手でも容易く縦長の表示画面から横長の表示画面を確立することができる。しかしながら、同図からも明らかなように、特許文献1に記載の携帯電話端末では、第1軸を案内する第1案内開口と、第2軸を案内する第2案内開口とが交差する。第1軸は第1案内開口内の移動中に第2案内開口を横切る。第2軸は第2案内開口内の移動中に第1案内開口を横切る。したがって、縦長画面からスムーズに横長画面は確立されることができない。
本発明は、上記実状に鑑みてなされたもので、第1筐体上で時計回りにも反時計回りにもスムーズに第2筐体の姿勢を変化させることができる情報端末装置を提供することを目的とする。本発明は、そういった情報端末装置の実現に大いに役立つ連結装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明によれば、第1部材に固定される第1回転軸と、第1部材に固定されて、第1回転軸に平行に延びる第2回転軸と、第1部材に関連づけられる第2部材に固定される案内軸と、第1回転軸および第2回転軸を結ぶ線分の垂直二等分線上で第1部材上に配置されて、案内軸を受け入れる中央開口と、第1部材上で中央開口から第1回転軸に同心の円弧に沿って反時計回りに少なくとも90度の中心角にわたって延び、案内軸の移動を案内する第1案内開口と、第1部材上で中央開口から第2回転軸に同心の円弧に沿って時計回りに少なくとも90度の中心角にわたって延び、案内軸の移動を案内する第2案内開口と、第2部材上に区画されて、案内軸が第1案内開口に沿って移動する際に第1回転軸に連結され、案内軸が第2案内開口に沿って移動する際に第1回転軸から離脱する第1軸受けと、第2部材上に区画されて、案内軸が第2案内開口に沿って移動する際に第2回転軸に連結され、案内軸が第1案内開口に沿って移動する際に第2回転軸から離脱する第2軸受けとを備えることを特徴とする連結装置が提供される。
かかる連結装置では、第1回転軸に第1軸受けは受け止められることができる。同時に、第2回転軸に第2軸受けは受け止められることができる。案内軸は中央開口に受け入れられる。このとき、第2部材は第1部材に対して基準姿勢を確立する。第1回転軸回りに反時計回りに第2部材にトルクが作用すると、第1部材に対して第1回転軸回りで反時計回りに第2部材は回転する。このとき、第2軸受けは第2回転軸から離脱する。したがって、第2部材の回転は許容される。案内軸は中央開口から第1案内開口に移動する。こうして第2部材は第1部材に対して90度の角度で回転することができる。第1部材の姿勢が維持されるまま、第2部材の姿勢は変化することができる。反対に、第2回転軸回りに時計回りに第2部材にトルクが作用すると、第1部材に対して第2回転軸回りで時計回りに第2部材は回転する。このとき、第1軸受けは第1回転軸から離脱する。したがって、第2部材の回転は許容される。案内軸は中央開口から第1案内開口に移動する。こうして第2部材は第1部材に対して90度の角度で回転することができる。第1部材の姿勢が維持されるまま、第2部材の姿勢は変化することができる。第2部材はいずれの回転方向にも90度の角度で回転することができる。
こういった連結装置では案内軸は中空軸に形成されることが望まれる。こういった中空軸には例えば配線が通り抜けることができる。案内軸の移動範囲は限られることから、配線の絡みは極力回避されることができる。
連結装置は、前記第1回転軸回りで反時計回りにトルクを発生する第1弾性部材と、前記第2回転軸回りで時計回りにトルクを発生する第2弾性部材とをさらに備えてもよい。こういった第1および第2弾性部材のトルクは第2部材の回転を支援することができる。したがって、第2部材は第1および第2弾性部材のトルクの働きだけで第1部材に対して回転することができる。こういった場合には、前記案内軸が前記中央開口に位置する際に前記第2部材上で第1弾性部材のトルクと第2弾性部材のトルクとは釣り合うことが望まれる。こういった釣り合いによれば、前述の基準姿勢で第2部材の姿勢は極力維持されることができる。
連結装置では、案内軸が中央開口から所定の範囲で第1案内開口に沿って移動する際に第2弾性部材のトルクは第1回転軸に向かって第2部材に作用するとともに、案内軸が中央開口から所定の範囲で第2案内開口に沿って移動する際に第1弾性部材のトルクは第2回転軸に向かって第2部材に作用してもよい。こういった第1弾性部材や第2弾性部材によれば、第2部材の回転に寄与する第1弾性部材のトルクや第2弾性部材のトルクは調整されることができる。その結果、第2部材は一様な回転を実現することができる。
その他、連結装置では、案内軸が中央開口から第1案内開口に沿って移動する際に第2弾性部材のトルクは第1回転軸および第2回転軸間の空間に向かって第2部材に作用するとともに、案内軸が中央開口から第2案内開口に沿って移動する際に第1弾性部材のトルクは第1回転軸および第2回転軸の間の空間に向かって第2部材に作用してもよい。
具体的には、第1弾性部材は、第1回転軸に装着されて一端で第1部材に係り合う第1コイルと、第1コイルの他端から直線状に延びる第1腕とを備えてもよく、第2弾性部材は、第2回転軸に装着されて一端で第1部材に係り合う第2コイルと、第2コイルの他端から直線状に延びる第2腕とを備えてもよい。第1回転軸および第2回転軸の間の空間で第2部材上には第1腕および第2腕を受け止める接触片が配置されればよい。ここで、前記第1コイルは前記第1回転軸内に組み込まれ、前記第2コイルは前記第2回転軸内に組み込まれてもよい。
その他、第1弾性部材は、第1回転軸に装着されて一端で第1部材に係り合う第1コイルと、第1コイルの他端から直線状に延びて第2部材上の接触片に接触する第1腕とを備えてもよく、第2弾性部材は、第2回転軸に装着されて一端で第1部材に係り合う第2コイルと、第2コイルの他端から直線状に延びて前記接触片に接触する第2腕とを備えてもよい。この場合には、第1腕と接触片との接触点で第1回転軸に同心の円弧に接する第1仮想直線は、案内軸が中央開口から所定の範囲で第2案内開口に沿って移動する際に第2回転軸に交差し、案内軸が所定の範囲を超えて第2案内開口に沿って移動する際に第1回転軸および第2回転軸の間を通過すればよい。ここでは、第2腕と接触片との接触点で第2回転軸に同心の円弧に接する第2仮想直線は、案内軸が中央開口から所定の範囲で第1案内開口に沿って移動する際に第1回転軸に交差し、案内軸が所定の範囲を超えて第1案内開口に沿って移動する際に第1回転軸および第2回転軸の間を通過してもよい。
その他、第1弾性部材は、第1回転軸に装着されて一端で第1部材に係り合う第1コイルと、第1コイルの他端から直線状に延びて第2部材上の接触片に接触する第1腕とを備えてもよく、第2弾性部材は、第2回転軸に装着されて一端で第1部材に係り合う第2コイルと、第2コイルの他端から直線状に延びて前記接触片に接触する第2腕とを備えてもよい。この場合には、第1腕と接触片との接触点で第1回転軸に同心の円弧に接する第1仮想直線は、案内軸が中央開口から所定の範囲で第2案内開口に沿って移動する際に第2回転軸に交差し、案内軸が所定の範囲を超えて第2案内開口に沿って移動する際に第1回転軸および第2回転軸の間を通過してもよい。ここでは、第2腕と接触片との接触点で第2回転軸に同心の円弧に接する第2仮想直線は、案内軸が中央開口から所定の範囲で第1案内開口に沿って移動する際に第1回転軸に交差し、案内軸が所定の範囲を超えて第1案内開口に沿って移動する際に第1回転軸および第2回転軸の間を通過してもよい。
前述の連結装置では、第2部材上で前記線分から第1回転軸回りに時計回りに広がる領域で、前記垂直二等分線よりも第1回転軸側に配置される第1連結軸と、第1部材上で第1回転軸および第1連結軸を結ぶ線分から第1回転軸回りに時計回りに広がる領域で、当該線分に第1回転軸上で直交する線分から第1回転軸回りに反時計回りに広がる領域に配置される第1支持軸と、第2部材上で前記線分から第2回転軸回りに反時計回りに広がる領域で、前記垂直二等分線よりも第2回転軸側に配置される第2連結軸と、第1部材上で第2回転軸および第2連結軸を結ぶ線分から第2回転軸回りに反時計回りに広がる領域で、当該線分に第2回転軸上で直交する線分から第2回転軸回りに時計回りに広がる領域に配置される第2支持軸と、第1固定側腕で第1支持軸回りに回転自在に第1支持軸に連結され、第1可動側腕で第1連結軸回りに回転自在に第1連結軸に連結され、第1固定側腕および第2可動側腕の間にコイルを区画する第1弾性部材と、第2固定側腕で第2支持軸回りで回転自在に第2支持軸に連結され、第2可動側腕で第2連結軸回りで回転自在に第2連結軸に連結され、第2固定側腕および第2可動側腕の間にコイルを区画する第2弾性部材とを備えてもよい。
以上のように本発明によれば、第1筐体上で時計回りにも反時計回りにもスムーズに第2筐体の姿勢を変化させることができる情報端末装置は提供される。そういった情報端末装置の実現に大いに役立つ連結装置は提供される。
以下、添付図面を参照しつつ本発明の一実施形態を説明する。
図1は電子機器の一具体例に係る携帯電話端末11を概略的に示す。この携帯電話端末11は本体12とディスプレイ装置13とを備える。ディスプレイ装置13は本体12の表面に重ね合わせられる。本体12の表面は例えば縦長の矩形に区画される。本体12の表面には、後述されるように、オンフックボタンやオフフックボタン、ダイヤルキーといった入力ボタンが埋め込まれる。ディスプレイ装置13は入力ボタンを覆い隠す。
本体12は第1筐体すなわち本体筐体14を備える。本体筐体14内にはプリント基板(図示されず)が組み込まれる。周知の通り、プリント基板には例えばCPU(中央演算処理装置)やメモリといった処理回路が実装される。その他、本体筐体14内にはいわゆるワンセグチューナーといったテレビ電波チューナーが組み込まれてもよい。本体筐体14は例えば強化樹脂材料から成形されればよい。
ディスプレイ装置13は第2筐体すなわちディスプレイ用筐体15を備える。ディスプレイ用筐体15は例えば強化樹脂材料から成形されればよい。ディスプレイ用筐体15には液晶ディスプレイ(LCD)パネル16といった平面ディスプレイパネルが組み込まれる。LCDパネル16の画面は矩形の開口17に臨む。LCDパネル16の画面にはCPUの処理動作に応じて様々なテキストやグラフィックスが表示される。その他、前述のワンセグチューナーの働きで画面には動画が表示されることができる。動画の視聴にあたって本体12およびディスプレイ装置13は横置きされればよい。
LCDパネル16の表面にはタッチパネル18が配置される。例えばタッチパネル18はLCDパネル16の表示に連動してオンフックボタンやオフフックボタン、ダイヤルキーを提供することができる。携帯電話端末11の使用者は縦長の姿勢で本体12およびディスプレイ装置13を保持すればよい。
ディスプレイ用筐体16には画面の周囲で送話口19および受話口21が区画される。送話口19内にはマイク22が組み込まれる。受話口21内にはスピーカー23が埋め込まれる。通話にあたって携帯電話端末11の使用者はマイク22から音声を入力する。スピーカー23は通話相手の音声を再生する。
図2に示されるように、ディスプレイ装置13は本体12上で姿勢を変化させることができる。縦長の本体12上でLCDパネル16の画面は横長の姿勢を確立することができる。ディスプレイ筐体16の長辺は本体筐体14の短辺に平行に設定される。ここでは、例えばディスプレイ筐体16の長辺の中点は本体筐体14の短辺の中点に重ね合わせられればよい。このとき、本体12の表面ではオンフックボタンやオフフックボタン、ダイヤルキーといった入力ボタン24が露出する。したがって、携帯電話端末11の使用者は例えばメールの送信にあたって横長の画面で文章を確認することができる。
そういった姿勢の変化にあたってディスプレイ装置13は、例えば図3に示されるように、縦長の姿勢から第1回転軸J1回りで反時計回りに回転する。同様に、例えば図4に示されるように、ディスプレイ装置13は第2回転軸J2回りで時計回りに回転する。ディスプレイ装置13は、単一の基準姿勢すなわち縦長の姿勢から反時計回りでも時計回りでも横長の水平姿勢を確立することができる。第1回転軸J1および第2回転軸J2は相互に平行に延びる。第1および第2回転軸J1、J2は本体12の表面から垂直方向に立ち上がればよい。こういった姿勢の実現にあたってディスプレイ装置13および本体12の間には連結装置25が組み込まれる。
図5に示されるように、本発明の第1実施形態に係る連結装置25は、本体筐体14の表面に固定される第1固定板26を備える。この第1固定板26は本発明の第1部材として機能する。第1固定板26の表面には第1回転軸J1および第2回転軸J2が固定される。第1回転軸J1および第2回転軸J2は同一平面から垂直方向に立ち上がればよい。第1固定板26は例えば本体筐体14の表面に埋め込まれてもよい。
第1固定板26には第2固定板27が重ね合わせられる。この第2固定板27はディスプレイ用筐体15の裏面に固定される。第2固定板27は本発明の第2部材として機能する。第2固定板27の外縁には第1および第2軸受け28、29が形成される。第1軸受け28は、後述されるように、第1回転軸J1に着脱自在に装着される。第1軸受け28の働きで第2固定板27は第1回転軸J1回りに回転自在に第1回転軸J1に連結されることができる。第2軸受け29は同様に第2回転軸J2に着脱自在に装着される。第2軸受け29の働きで第2固定板27は第2回転軸J2回りに回転自在に第2回転軸J2に連結されることができる。
第1回転軸J1の先端にはフランジ31が形成される。第1回転軸J1に第1軸受け28が装着されると、フランジ31と第1固定板26の表面との間に第2固定板27は挟み込まれる。こうして第1回転軸J1の軸方向に第1回転軸J1から第2固定板27の離脱は防止される。同様に、第2回転軸J2の先端にはフランジ32が形成される。第2回転軸J2に第2軸受け29が装着されると、フランジ32と第1固定板26の表面との間に第2固定板27は挟み込まれる。こうして第2回転軸J2の軸方向に第2回転軸J2から第2固定板27の離脱は防止される。
第2固定板27には中空軸33が形成される。中空軸33は第1回転軸J1や第2回転軸J2に平行に延びる円筒形に形作られる。中空軸33の中心軸は、第1回転軸J1の軸心および第2回転軸J2の軸心に直交する平面上で第1回転軸J1の軸心および第2回転軸J2の軸心を結ぶ線分の垂直二等分線上に配置される。ここでは、中空軸33の中心軸はそういった線分の中点に重ね合わせられる。後述されるように、中空軸33は第1固定板26を貫通する。中空軸33の中空空間には例えば配線が通り抜ける。
第1回転軸J1および第2回転軸J2の間で第2固定板27上には接触片34が配置される。接触片34は第2固定板27に一体化される。接触片34には第1カム面35が規定される。第1カム面35は、例えば、第2回転軸J2に同心の円筒面に沿って、第1回転軸J1の軸心および第2回転軸J2の軸心に直交する平面上で第1回転軸J1の軸心および第2回転軸J2の軸心を結ぶ線分から第2回転軸J2回りに反時計回りに延びる半円筒形の溝で構成される。同様に、接触片34には第2カム面36が規定される。第2カム面36は、第1回転軸J1に同心の円筒面に沿って、第1回転軸J1の軸心および第2回転軸J2の軸心に直交する平面上で第1回転軸J1の軸心および第2回転軸J2の軸心を結ぶ線分から第1回転軸J1回りに時計回りに延びる半円筒形の溝で構成される。第1および第2カム面35、36の詳細は後述される。
第1回転軸J1には第1弾性部材37が連結される。第1弾性部材37は、第1回転軸J1の中空空間に組み込まれる第1コイル37aを備える。第1コイル37aの一端は第1固定板26に係り合う。第1コイル37aの他端には直線状に延びる第1腕37bが形成される。第1コイル37aの弾性捻り力は第1回転軸J1の軸心回りに反時計回りに第1腕37bを回転させる。第1腕37bは接触片34上の第1カム面35に受け入れられる。第1弾性部材37は第1回転軸J1の軸心回りに反時計回りにトルクを発生する。第1弾性部材37のトルクは接触片34に作用する。
第2回転軸J2には第2弾性部材38が連結される。第2弾性部材38は、第2回転軸J2の中空空間に組み込まれる第2コイル38aを備える。第2コイル38aの一端は第1固定板26に係り合う。第2コイル38aの他端には直線状に延びる第2腕38bが形成される。第2コイル38aの弾性捻り力は第2回転軸J2の軸心回りに時計回りに第2腕38bを回転させる。第2腕38bは接触片34上の第2カム面36に受け入れられる。第2弾性部材38は第2回転軸J2の軸心回りに時計回りにトルクを発生する。第2弾性部材38のトルクは接触片34に作用する。第1軸受け28および第2軸受け29がそれぞれ第1回転軸J1および第2回転軸J2に受け止められると、第2固定板27の接触片34上で第1弾性部材37のトルクと第2弾性部材38のトルクとは釣り合う。
第1固定板26および第2固定板27の間にはストッパ機構39が組み込まれる。このストッパ機構39は第1固定板26の表面から垂直方向に立ち上がるストッパピン41を備える。ストッパピン41は、第1回転軸J1の軸心および第2回転軸J2の軸心に直交する平面上で第1回転軸J1の軸心および第2回転軸J2の軸心を結ぶ線分の垂直二等分線上に配置される。
ストッパ機構39は同時に第1屈曲片42aおよび第2屈曲片42bを備える。第1および第2屈曲片42a、42bは弾性片43、43を介して第2固定板27上に支持される。第1および第2屈曲片42a、42bおよび弾性片43、43は1本の鋼線から成形されればよい。第1軸受け28および第2軸受け29がそれぞれ第1回転軸J1および第2回転軸J2に受け止められると、第1および第2屈曲片42a、42bの間にストッパピン41は配置される。ストッパ機構39の詳細は後述される。
図6に示されるように、第1回転軸J1および第2回転軸J2の間で第1固定板26には中央開口45が穿たれる。この中央開口45は例えば円形に象られればよい。中央開口45の中心は、第1回転軸J1の軸心および第2回転軸J2に直交する平面内で第1回転軸J1の軸心および第2回転軸J2の軸心を結ぶ線分の中点に重ね合わせられる。ただし、中央開口45の中心は、第1回転軸J1の軸心および第2回転軸J2の軸心に直交する平面内で第1回転軸J1の軸心および第2回転軸J2の軸心を結ぶ線分の垂直二等分線上に少なくとも重ね合わせられればよい。中央開口45の内径は第2固定板26の中空軸33の外径に対応する。
第1固定板26では中央開口45に第1案内開口46が接続される。第1案内開口46は、第1固定板26上で中央開口45から第1回転軸J1に同心の円弧に沿って反時計回りに少なくとも90度の中心角にわたって延びる。第1案内開口46の幅は中空軸33の外径に対応する。第1案内開口46の終端には円形の開口46aが区画される。開口46aの中心は、第1回転軸J1の軸心および第2回転軸J2の軸心に直交する平面上で第1回転軸J1の軸心および第2回転軸J2の軸心を結ぶ線分に第1回転軸J1の軸心で直交する線分上に配置される。同様に、第1固定板26では中央開口45に第2案内開口47が接続される。第2案内開口47は、第1固定板26上で中央開口45から第2回転軸J2に同心の円弧に沿って時計回りに少なくとも90度の中心角にわたって延びる。第2案内開口47の幅は中空軸33の外径に対応する。第2案内開口47の終端には円形の開口47aが区画される。開口47aの中心は、第1回転軸J1の軸心および第2回転軸J2の軸心に直交する平面上で第1回転軸J1の軸心および第2回転軸J2の軸心を結ぶ線分に第2回転軸J2の軸心で直交する線分上に配置される。
図7から明らかなように、第1軸受け28は、第1回転軸J1に同心の円形の開口28aを備える。円形の開口28aには、第2回転軸J2回りで円形の開口28aから反時計回りに延びて第2固定板27の外縁で開放される開放口28bが接続される。同様に、第2軸受け29は、第2回転軸J2に同心の円形の開口29aを備える。円形の開口29aには、第1回転軸J1回りで円形の開口29aから時計回りに延びて第2固定板27の外縁で開放される開放口29bが接続される。
第2固体板27の裏側には第1および第2溝48、49が区画される。第1溝48は第2回転軸J2に同心の円弧に沿って延びる。同様に、第2溝49は第1回転軸J1に同心の円弧に沿って延びる。第1溝48の両端はそれぞれ第2溝49の両端に接続される。第2固定板27が第1固定板26の表面に重ね合わせられると、第1固定板26上のストッパピン41は第1溝48や第2溝49に受け入れられる。第2固定板27が第1回転軸J1回りで回転すると、ストッパピン41は第2溝49内を移動する。反対に第2固定板27が第2回転軸J2回りで回転すると、ストッパピン41は第1溝48内を移動する。
図8に示されるように、ストッパ機構39の第1屈曲片42aは第1および第2直線片51、52を備える。第1直線片51は第2直線片52の先端に接続される。第1直線片51は第2直線片52から所定の角度で屈曲する。第1直線片51は屈曲点53で第2回転軸J2に同心の円弧に所定の鋭角αで交差する。同様に、第2直線片52は屈曲点53で第2回転軸J2に同心の円弧に所定の鋭角βで交差する。第1直線片51および第2直線片52は、第2回転軸J2および屈曲点53を結ぶ直線で分断されることができる。ストッパ機構39の第2屈曲片42bは第1屈曲片42aの鏡像を成立させる。こうした鏡像の成立にあたって鏡面54が設定される。鏡面54は、第1回転軸J1の軸心および第2回転軸J2の軸心に直交する平面で第1回転軸J1の軸心および第2回転軸J2の軸心を結ぶ線分の中点で当該線分に直交する。
次に連結装置25の動作を説明する。いま、第1および第2軸受け28、29が第1回転軸J1および第2回転軸J2に受け止められる場面を想定する。このとき、図1に示されるように、ディスプレイ装置13は本体12の表面に重ね合わせられる。図9から明らかなように、中空軸33は中央開口45に受け入れられる。第1弾性部材37のトルクは第1回転軸J1回りで反時計回りに接触片34に作用する。第2弾性部材38のトルクは第2回転軸J2回りで時計回りに接触片34に作用する。第1弾性部材37のトルクは第2弾性部材38のトルクに釣り合う。しかも、ストッパピン41が第1屈曲片42aおよび第2屈曲片42bの間に配置されることから、接触片34すなわち第2固定板27の回転は阻止される。ディスプレイ装置13は本体12上に重ね合わせられ続ける。
いま、例えば図4に示されるように、携帯電話端末11の使用者が本体12に対して第2回転軸J2回りで時計回りにディスプレイ装置13に力を加える場面を想定する。図10に示されるように、中空軸33は中央開口45から離脱し始める。中空軸33は第2案内開口47に沿って移動し始める。第1屈曲片42aの第2直線片52はストッパピン41に接触する。この接触の働きで第2直線片52は第2回転軸J2に同心の円弧の半径方向外側に向かって変位する。こうして第1屈曲片42aの屈曲点53はストッパピン41を回避する。第2回転軸J2回りで第2固定板27すなわちディスプレイ装置13の回転は許容される。
このとき、図11に示されるように、第2弾性部材38のトルクは接触片34に作用し続ける。その一方で、中空軸33が中央開口45から所定の範囲にわたって第2案内開口47内を移動する間、第1弾性部材37の第1腕37bと接触片34の第1カム面35との接触点すなわち作用点で第1回転軸J1に同心の円弧に接する接線55は第2回転軸J2を通過する。したがって、第1弾性部材37のトルクは第2固定板27の回転にはほとんど寄与しない。こうしてディスプレイ装置13は第2弾性部材38のトルクの働きだけで回転し続けることができる。携帯電話端末11の使用者はディスプレイ装置13の回転の作業から解放されることができる。第1腕37bの作用点が第1カム面35上に維持される限り、第1弾性部材37は第2固定板27の回転に寄与しない。
第2固定板27が回転するにつれて、第1腕37bの作用点は第2カム面36に近くづいていく。図12に示されるように、第1腕37bの作用点が第2カム面36に移行すると、この作用点で第1回転軸J1に同心の円弧に接する接線55は第1回転軸J1および第2回転軸J2の間の空間を通過する。したがって、第1弾性部材37のトルクは第2回転軸J2回りで時計回りに接触片34に作用する。第1弾性部材37のトルクは第2固定板27の回転に寄与する。接触片34は第1および第2弾性部材37、38からトルクを受け取る。こうして徐々に弱まる第2弾性部材38のトルクは第1弾性部材37のトルクで補強される。その結果、ディスプレイ装置13の回転は一様な動きを実現することができる。
その後、図13に示されるように、中空軸33は第2案内開口47の終端すなわち開口47aに至る。第2回転軸J2回りで時計回りに第2固定板27の回転は規制される。第1および第2弾性部材37、38の働きで中空軸33は開口47aに維持される。図2に示されるように、縦長の本体12上でLCDパネル16の画面は横長の姿勢を確立することができる。
ディスプレイ装置13に第2回転軸J2回りで反時計回りに携帯電話端末11の使用者の手でトルクが加えられると、中空軸33は開口47aから第2案内開口47に沿って中央開口45まで戻される。このとき、使用者は第1および第2弾性部材37、38のばね力に抗してトルクを作用し続ける。図14に示されるように、第1屈曲片42aの第1直線片51はストッパピン41に接触する。この接触の働きで第1直線片51は第2回転軸J2に同心の円弧の半径方向外側に向かって変位する。こうして第1屈曲片42aの屈曲点53はストッパピン41を回避する。中空軸33は中央開口45に受け入れられる。
以上のような携帯電話端末11では、図3に示されるように、本体12に対して第1回転軸J1回りで反時計回りに横長の画面が確立されてもよい。このとき、携帯電話端末11の使用者は、本体12に対して第1回転軸J1回りで反時計回りにディスプレイ装置13に力を加えればよい。その結果、前述と同様に、中空軸33は中央開口45から第1案内開口46に沿って開口46aまで移動する。第1および第2弾性部材47、48は前述と同様に作用する。こうして携帯電話端末11では本体12に対して時計回りでも反時計回りでもLCDパネル16の横長の画面は確立されることができる。
図15は本発明の第2実施形態に係る連結装置25aを示す。この連結装置25aは、本体筐体14の表面に固定される第1固定板56を備える。この第1固定板56は本発明の第1部材として機能する。第1固定板56には、前述の第1固定板26と同様に、第1回転軸J1および第2回転軸J2が固定される。第1固定板56には、前述の第1固定板26と同様に、中央開口45、第1案内開口46および第2案内開口47は区画される。
前述と同様に、第1固定板56には第2固定板57が重ね合わせられる。第2固定板57は本発明の第2部材として機能する。第2固定板57には、前述の第2固定板27と同様に、第1軸受け28、第2軸受け29および中空軸33が形成される。その他、前述の第1および第2固定板56、57と均等な構成や構造には同一の参照符号が付される。
第2固定板57上には第1連結軸58が固定される。第1連結軸58は第1回転軸J1に平行に延びる。第1連結軸58は、第1回転軸J1の軸心および第2回転軸J2の軸心に直交する平面上で第1回転軸J1の軸心および第2回転軸J2の軸心を結ぶ線分59から第1回転軸J1回りに時計回りに広がる領域で、当該線分59の垂直二等分線61よりも第1回転軸J1側に配置される。同様に、第2固定板57上には第2連結軸62が固定される。第2連結軸62は第2回転軸J2に平行に延びる。第2連結軸62は、第1回転軸J1の軸心および第2回転軸J2の軸心に直交する平面上で第1回転軸J1の軸心および第2回転軸J2の軸心を結ぶ線分59から第2回転軸J2回りに反時計回りに広がる領域で、当該線分59の垂直二等分線61よりも第2回転軸J2側に配置される。
第1固定板56上には第1支持軸63が固定される。第1支持軸63は第1回転軸J1に平行に延びる。第1支持軸63は、第1回転軸J1の軸心および第1連結軸58の軸心を結ぶ線分64から第1回転軸J1回りに時計回りに広がる領域で、当該線分64に第1回転軸J1の軸心上で直交する線分65から第1回転軸J1回りに反時計回りに広がる領域に配置される。同様に、第1固定板56上には第2支持軸66が固定される。第2支持軸66は第2回転軸J2に平行に延びる。第2支持軸66は、第2回転軸J2の軸心および第2連結軸62の軸心を結ぶ線分67から第2回転軸J2回りに反時計回りに広がる領域で、当該線分67に第2回転軸J2の軸心上で直交する線分68から第2回転軸J2回りに時計回りに広がる領域に配置される。
第1連結軸58および第1支持軸63には第1弾性部材すなわち第1捻りコイルばね69が連結される。第1捻りコイルばね69はコイル71を備える。コイル71の一端には直線状に延びる第1固定側腕72が連続する。第1固定腕72の先端は第1支持軸63回りに回転自在に第1支持軸63に連結される。一方、コイル71の他端には直線状に延びる第1可動側腕73が連続する。第1可動側腕73の先端は第1連結軸58回りに回転自在に第1連結軸58に連結される。第1捻りコイルばね69は、第1連結軸58および第1支持軸63を相互に引き離す方向にトルクを発揮する。
同様に、第2連結軸62および第2支持軸66には第2弾性部材すなわち第2捻りコイルばね74が連結される。第2捻りコイルばね74はコイル75を備える。コイル75の一端には直線状に延びる第2固定側腕76が連続する。第2固定腕76の先端は第2支持軸66回りに回転自在に第2支持軸66に連結される。一方、コイル75の他端には直線状に延びる第2可動側腕77が連続する。第2可動側腕77の先端は第2連結軸62回りに回転自在に第2連結軸62に連結される。第2捻りコイルばね74は、第2連結軸62および第2支持軸66を相互に引き離す方向にトルクを発揮する。
第1固定板56には線分59の延長線上で円筒突起78、79が固定される。円筒突起78、79は第1回転軸J1および第2回転軸J2に平行に第1固定板56の表面から突き出る。円筒突起78の円筒面は第1軸受け28の外側で第2固定板57の外縁に向き合わせられる。同様に、円筒突起79の円筒面は第2軸受け29の外側で第2固定板57の外縁に向き合わせられる。これらの円筒突起78、79によれば、第1固定板56の表面に沿って第1回転軸J1や第2回転軸J2から第1軸受け28や第2軸受け29の離脱は回避されることができる。
次に連結機構25aの動作を説明する。いま、第1および第2軸受け28、29が第1回転軸J1および第2回転軸J2に受け止められる場面を想定する。このとき、図1に示されるように、ディスプレイ装置13は本体12の表面に重ね合わせられる。図16から明らかなように、中空軸33は中央開口45に受け入れられる。第1支持軸63は線分64上には位置しないことから、第1捻りコイルばね69のトルクは第1回転軸J1回りで反時計回りに第2固定板57に作用する。同様に、第2捻りコイルばね74のトルクは第2回転軸J2回りで時計回りに第2固定板57に作用する。第1捻りコイルばね69のトルクは第2捻りコイルばね74のトルクに釣り合う。第2固定板57の回転は阻止される。ディスプレイ装置13は本体12上に重ね合わせられ続ける。
いま、例えば図4に示されるように、携帯電話端末11の使用者が本体12に対して第2回転軸J2回りで時計回りにディスプレイ装置13に力を加える場面を想定する。図17に示されるように、中空軸33は中央開口45から離脱し始める。中空軸33は第2案内開口47に沿って移動し始める。第2捻りコイルばね74のトルクは第2固定板57に作用し続ける。その一方で、第1連結軸58は第1支持軸63に接近していく。第1捻りコイルばね69にはトルクが蓄積されていく。
第2固定板57が回転するに連れて第1連結軸58は第2回転軸J2回りで反時計回りに移動していく。その結果、第1連結軸58は、例えば図18に示されるように、第1支持軸63および第2回転軸J2を結ぶ線分を越える。こうして線分を越えると、第1捻りコイルばね69のトルクは第2回転軸J2回りに時計回りに第2固定板57に作用する。ディスプレイ装置13は第1捻りコイルばね69の働きで回転し始める。携帯電話端末11の使用者はディスプレイ装置13の回転の作業から解放される。
ディスプレイ装置13は回転し続ける。その結果、図19に示されるように、中空軸33は第2案内開口47の終端すなわち開口47aに至る。第2回転軸J2回りで時計回りに第2固定板57の回転は規制される。第1および第2捻りコイルばね69、74の働きで中空軸33は開口47aに維持される。図2に示されるように、縦長の本体12上でLCDパネル16の画面は横長の姿勢を確立することができる。
以上のような携帯電話端末11では、図3に示されるように、本体12に対して第1回転軸J1回りで反時計回りに横長の画面が確立されてもよい。このとき、携帯電話端末11の使用者は、本体12に対して第1回転軸J1回りで反時計回りにディスプレイ装置13に力を加えればよい。その結果、前述と同様に、中空軸33は中央開口45から第1案内開口46に沿って開口46aまで移動する。第1および第2捻りコイルばね69、74は前述と同様に作用する。こうして携帯電話端末11では本体12に対して時計回りでも反時計回りでもLCDパネル16の横長の画面は確立されることができる。
(付記1) 第1部材に固定される第1回転軸と、第1部材に固定されて、第1回転軸に平行に延びる第2回転軸と、第1部材に関連づけられる第2部材に固定される案内軸と、第1回転軸および第2回転軸を結ぶ線分の垂直二等分線上で第1部材上に配置されて、案内軸を受け入れる中央開口と、第1部材上で中央開口から第1回転軸に同心の円弧に沿って反時計回りに少なくとも90度の中心角にわたって延び、案内軸の移動を案内する第1案内開口と、第1部材上で中央開口から第2回転軸に同心の円弧に沿って時計回りに少なくとも90度の中心角にわたって延び、案内軸の移動を案内する第2案内開口と、第2部材上に区画されて、案内軸が第1案内開口に沿って移動する際に第1回転軸に連結され、案内軸が第2案内開口に沿って移動する際に第1回転軸から離脱する第1軸受けと、第2部材上に区画されて、案内軸が第2案内開口に沿って移動する際に第2回転軸に連結され、案内軸が第1案内開口に沿って移動する際に第2回転軸から離脱する第2軸受けとを備えることを特徴とする連結装置。
(付記2) 付記1に記載の連結装置において、前記案内軸は中空軸に形成されることを特徴とする連結装置。
(付記3) 付記1に記載の連結装置において、前記第1回転軸回りで反時計回りにトルクを発生する第1弾性部材と、前記第2回転軸回りで時計回りにトルクを発生する第2弾性部材とを備え、前記案内軸が前記中央開口に位置する際に前記第2部材上で第1弾性部材のトルクと第2弾性部材のトルクとは釣り合うことを特徴とする連結装置。
(付記4) 付記3に記載の連結装置において、案内軸が中央開口から所定の範囲で第1案内開口に沿って移動する際に第2弾性部材のトルクは第1回転軸に向かって第2部材に作用するとともに、案内軸が中央開口から所定の範囲で第2案内開口に沿って移動する際に第1弾性部材のトルクは第2回転軸に向かって第2部材に作用することを特徴とする連結装置。
(付記5) 付記3に記載の連結装置において、案内軸が中央開口から第1案内開口に沿って移動する際に第2弾性部材のトルクは第1回転軸および第2回転軸間の空間に向かって第2部材に作用するとともに、案内軸が中央開口から第2案内開口に沿って移動する際に第1弾性部材のトルクは第1回転軸および第2回転軸の間の空間に向かって第2部材に作用することを特徴とする連結装置。
(付記6) 付記3に記載の連結装置において、前記第1弾性部材は、第1回転軸に装着されて一端で第1部材に係り合う第1コイルと、第1コイルの他端から直線状に延びる第1腕とを備え、前記第2弾性部材は、第2回転軸に装着されて一端で第1部材に係り合う第2コイルと、第2コイルの他端から直線状に延びる第2腕とを備え、第1回転軸および第2回転軸の間の空間で第2部材上には第1腕および第2腕を受け止める接触片が配置されることを特徴とする連結装置。
(付記7) 付記6に記載の連結装置において、前記第1コイルは前記第1回転軸内に組み込まれ、前記第2コイルは前記第2回転軸内に組み込まれることを特徴とする連結装置。
(付記8) 付記3に記載の連結装置において、前記第1弾性部材は、第1回転軸に装着されて一端で第1部材に係り合う第1コイルと、第1コイルの他端から直線状に延びて第2部材上の接触片に接触する第1腕とを備え、前記第2弾性部材は、第2回転軸に装着されて一端で第1部材に係り合う第2コイルと、第2コイルの他端から直線状に延びて前記接触片に接触する第2腕とを備え、第1腕と接触片との接触点で第1回転軸に同心の円弧に接する第1仮想直線は、案内軸が中央開口から所定の範囲で第2案内開口に沿って移動する際に第2回転軸に交差し、案内軸が所定の範囲を超えて第2案内開口に沿って移動する際に第1回転軸および第2回転軸の間を通過することを特徴とする連結装置。
(付記9) 付記8に記載の連結装置において、第2腕と接触片との接触点で第2回転軸に同心の円弧に接する第2仮想直線は、案内軸が中央開口から所定の範囲で第1案内開口に沿って移動する際に第1回転軸に交差し、案内軸が所定の範囲を超えて第1案内開口に沿って移動する際に第1回転軸および第2回転軸の間を通過することを特徴とする連結装置。
(付記10) 付記3に記載の連結装置において、前記第1弾性部材は、第1回転軸に装着されて一端で第1部材に係り合う第1コイルと、第1コイルの他端から直線状に延びて第2部材上の接触片に接触する第1腕とを備え、前記第2弾性部材は、第2回転軸に装着されて一端で第1部材に係り合う第2コイルと、第2コイルの他端から直線状に延びて前記接触片に接触する第2腕とを備え、第1腕と接触片との接触点で第1回転軸に同心の円弧に接する第1仮想直線は、案内軸が中央開口から所定の範囲で第2案内開口に沿って移動する際に第2回転軸に交差し、案内軸が所定の範囲を超えて第2案内開口に沿って移動する際に第1回転軸および第2回転軸の間を通過することを特徴とする連結装置。
(付記11) 付記10に記載の連結装置において、第2腕と接触片との接触点で第2回転軸に同心の円弧に接する第2仮想直線は、案内軸が中央開口から所定の範囲で第1案内開口に沿って移動する際に第1回転軸に交差し、案内軸が所定の範囲を超えて第1案内開口に沿って移動する際に第1回転軸および第2回転軸の間を通過することを特徴とする連結装置。
(付記12) 付記1に記載の連結装置において、第2部材上で前記線分から第1回転軸回りに時計回りに広がる領域で、前記垂直二等分線よりも第1回転軸側に配置される第1連結軸と、第1部材上で第1回転軸および第1連結軸を結ぶ線分から第1回転軸回りに時計回りに広がる領域で、当該線分に第1回転軸上で直交する線分から第1回転軸回りに反時計回りに広がる領域に配置される第1支持軸と、第2部材上で前記線分から第2回転軸回りに反時計回りに広がる領域で、前記垂直二等分線よりも第2回転軸側に配置される第2連結軸と、第1部材上で第2回転軸および第2連結軸を結ぶ線分から第2回転軸回りに反時計回りに広がる領域で、当該線分に第2回転軸上で直交する線分から第2回転軸回りに時計回りに広がる領域に配置される第2支持軸と、第1固定側腕で第1支持軸回りに回転自在に第1支持軸に連結され、第1可動側腕で第1連結軸回りに回転自在に第1連結軸に連結され、第1固定側腕および第2可動側腕の間にコイルを区画する第1弾性部材と、第2固定側腕で第2支持軸回りで回転自在に第2支持軸に連結され、第2可動側腕で第2連結軸回りで回転自在に第2連結軸に連結され、第2固定側腕および第2可動側腕の間にコイルを区画する第2弾性部材とを備えることを特徴とする連結装置。
(付記13) 第1筐体に固定される第1回転軸と、第1筐体に固定されて、第1回転軸に平行に延びる第2回転軸と、第1筐体に重ね合わせられる第2筐体に固定される案内軸と、第1回転軸および第2回転軸を結ぶ線分の垂直二等分線上で第1筐体上に配置されて、案内軸を受け入れる中央開口と、第1筐体上で中央開口から第1回転軸に同心の円弧に沿って反時計回りに少なくとも90度の中心角にわたって延び、案内軸の移動を案内する第1案内開口と、第1筐体上で中央開口から第2回転軸に同心の円弧に沿って時計回りに少なくとも90度の中心角にわたって延び、案内軸の移動を案内する第2案内開口と、第2筐体上に区画されて、案内軸が第1案内開口に沿って移動する際に第1回転軸に連結され、案内軸が第2案内開口に沿って移動する際に第1回転軸から離脱する第1軸受けと、第2筐体上に区画されて、案内軸が第2案内開口に沿って移動する際に第2回転軸に連結され、案内軸が第1案内開口に沿って移動する際に第2回転軸から離脱する第2軸受けとを備えることを特徴とする電子機器。
(付記14) 付記13に記載の電子機器において、前記案内軸は中空軸に形成されることを特徴とする電子機器。
(付記15) 付記13に記載の電子機器において、前記第1回転軸回りで反時計回りにトルクを発生する第1弾性部材と、前記第2回転軸回りで時計回りにトルクを発生する第2弾性部材とを備え、前記案内軸が前記中央開口に位置する際に前記第2筐体上で第1弾性部材のトルクと第2弾性部材のトルクとは釣り合うことを特徴とする電子機器。
(付記16) 付記15に記載の電子機器において、案内軸が中央開口から所定の範囲で第1案内開口に沿って移動する際に第2弾性部材のトルクは第1回転軸に向かって第2筐体に作用するとともに、案内軸が中央開口から所定の範囲で第2案内開口に沿って移動する際に第1弾性部材のトルクは第2回転軸に向かって第2筐体に作用することを特徴とする電子機器。
(付記17) 付記16に記載の電子機器において、案内軸が中央開口から第1案内開口に沿って移動する際に第2弾性部材のトルクは第1回転軸および第2回転軸間の空間に向かって第2筐体に作用するとともに、案内軸が中央開口から第2案内開口に沿って移動する際に第1弾性部材のトルクは第1回転軸および第2回転軸の間の空間に向かって第2筐体に作用することを特徴とする電子機器。
(付記18) 付記15に記載の電子機器において、前記第1弾性部材は、第1回転軸に装着されて一端で第1筐体に係り合う第1コイルと、第1コイルの他端から直線状に延びる第1腕とを備え、前記第2弾性部材は、第2回転軸に装着されて一端で第1筐体に係り合う第2コイルと、第2コイルの他端から直線状に延びる第2腕とを備え、第1回転軸および第2回転軸の間の空間で第2筐体上には第1腕および第2腕を受け止める接触片が配置されることを特徴とする電子機器。
(付記19) 付記18に記載の電子機器において、前記第1コイルは前記第1回転軸内に組み込まれ、前記第2コイルは前記第2回転軸内に組み込まれることを特徴とする電子機器。
(付記20) 付記15に記載の電子機器において、前記第1弾性部材は、第1回転軸に装着されて一端で第1筐体に係り合う第1コイルと、第1コイルの他端から直線状に延びて第2筐体上の接触片に接触する第1腕とを備え、前記第2弾性部材は、第2回転軸に装着されて一端で第1筐体に係り合う第2コイルと、第2コイルの他端から直線状に延びて前記接触片に接触する第2腕とを備え、第1腕と接触片との接触点で第1回転軸に同心の円弧に接する第1仮想直線は、案内軸が中央開口から所定の範囲で第2案内開口に沿って移動する際に第2回転軸に交差し、案内軸が所定の範囲を超えて第2案内開口に沿って移動する際に第1回転軸および第2回転軸の間を通過することを特徴とする電子機器。
(付記21) 付記20に記載の電子機器において、第2腕と接触片との接触点で第2回転軸に同心の円弧に接する第2仮想直線は、案内軸が中央開口から所定の範囲で第1案内開口に沿って移動する際に第1回転軸に交差し、案内軸が所定の範囲を超えて第1案内開口に沿って移動する際に第1回転軸および第2回転軸の間を通過することを特徴とする電子機器。
(付記22) 付記15に記載の電子機器において、前記第1弾性部材は、第1回転軸に装着されて一端で第1筐体に係り合う第1コイルと、第1コイルの他端から直線状に延びて第2筐体上の接触片に接触する第1腕とを備え、前記第2弾性部材は、第2回転軸に装着されて一端で第1筐体に係り合う第2コイルと、第2コイルの他端から直線状に延びて前記接触片に接触する第2腕とを備え、第1腕と接触片との接触点で第1回転軸に同心の円弧に接する第1仮想直線は、案内軸が中央開口から所定の範囲で第2案内開口に沿って移動する際に第2回転軸に交差し、案内軸が所定の範囲を超えて第2案内開口に沿って移動する際に第1回転軸および第2回転軸の間を通過することを特徴とする電子機器。
(付記23) 付記22に記載の電子機器において、第2腕と接触片との接触点で第2回転軸に同心の円弧に接する第2仮想直線は、案内軸が中央開口から所定の範囲で第1案内開口に沿って移動する際に第1回転軸に交差し、案内軸が所定の範囲を超えて第1案内開口に沿って移動する際に第1回転軸および第2回転軸の間を通過することを特徴とする電子機器。
(付記24) 付記13に記載の電子機器において、第2部材上で前記線分から第1回転軸回りに時計回りに広がる領域で、前記垂直二等分線よりも第1回転軸側に配置される第1連結軸と、第1部材上で第1回転軸および第1連結軸を結ぶ線分から第1回転軸回りに時計回りに広がる領域で、当該線分に第1回転軸上で直交する線分から第1回転軸回りに反時計回りに広がる領域に配置される第1支持軸と、第2部材上で前記線分から第2回転軸回りに反時計回りに広がる領域で、前記垂直二等分線よりも第2回転軸側に配置される第2連結軸と、第1部材上で第2回転軸および第2連結軸を結ぶ線分から第2回転軸回りに反時計回りに広がる領域で、当該線分に第2回転軸上で直交する線分から第2回転軸回りに時計回りに広がる領域に配置される第2支持軸と、第1固定側腕で第1支持軸回りで回転自在に第1支持軸に連結され、第1可動側腕で第1連結軸回りで回転自在に第1連結軸に連結され、第1固定側腕および第2可動側腕の間にコイルを区画する第1弾性部材と、第2固定側腕で第2支持軸回りで回転自在に第2支持軸に連結され、第2可動側腕で第2連結軸回りで回転自在に第2連結軸に連結され、第2固定側腕および第2可動側腕の間にコイルを区画する第2弾性部材とを備えることを特徴とする電子機器。
電子機器の一具体例に係る携帯電話端末の外観を示す斜視図である。 縦長の本体上で横長の姿勢を確立するディスプレイ装置を示す携帯電話端末の正面図である。 縦長の姿勢から第1回転軸回りに反時計回りに回転するディスプレイ装置を示す携帯電話端末の正面図である。 縦長の姿勢から第2回転軸回りに時計回りに回転するディスプレイ装置を示す携帯電話端末の正面図である。 本発明の第1実施形態に係る連結装置の構造を概略的に示す斜視図である。 連結装置の第1固定板の構造を概略的に示す平面図である。 連結装置の第2固定板の構造を概略的に示す一部切断平面図である。 ストッパ機構の構造を概略的に示す第1固定板の平面図である。 第1固定板および第2固定板の関係を概略的に示す一部透視平面図である。 第2回転軸回りで第2固定板が回転する際にストッパ機構の動きを示す平面図である。 第2回転軸回りで第2固定板が回転する際に連結装置の動きを示す平面図である。 第2回転軸回りで第2固定板が回転する際に連結装置の動きを示す平面図である。 第2回転軸回りでディスプレイ装置が横長の姿勢を確立する際に連結装置の動きを示す平面図である。 第2回転軸回りでディスプレイ装置が縦長の姿勢に復帰する際にストッパ機構の動きを示す平面図である。 本発明の第2実施形態に係る連結装置の構造を概略的に示す平面図である。 第1固定板および第2固定板の関係を概略的に示す一部透視平面図である。 第2回転軸回りで第2固定板が回転する際に連結装置の動きを示す平面図である。 第2回転軸回りで第2固定板が回転する際に連結装置の動きを示す平面図である。 第2回転軸回りでディスプレイ装置が横長の姿勢を確立する際に連結装置の動きを示す平面図である。
符号の説明
11 電子機器としての携帯電話端末、25 連結装置、25a 連結装置、26 第1部材としての第1固定板、27 第2部材としての第2固定板、28 第1軸受け、29 第2軸受け、33 案内軸としての中空軸、34 接触片、37 第1弾性部材、37a 第1コイル、37b 第1腕、38 第2弾性部材、38a 第2コイル、38b 第2腕、45 中央開口、46 第1案内開口、47 第1案内開口、56 第1部材としての第1固定板、57 第2部材としての第2固定板、59 線分、61 垂直二等分線、58 第1連結軸、62 第2連結軸、63 第1支持軸、66 第2支持軸、69 第1弾性部材、71 コイル、72 第1固定側腕、73 第1可動側腕、74 第2弾性部材、75 コイル、76 第2固定側腕、77 第2可動側腕、J1 第1回転軸、J2 第2回転軸。

Claims (10)

  1. 第1部材に固定される第1回転軸と、第1部材に固定されて、第1回転軸に平行に延びる第2回転軸と、第1部材に関連づけられる第2部材に固定される案内軸と、第1回転軸および第2回転軸を結ぶ線分の垂直二等分線上で第1部材上に配置されて、案内軸を受け入れる中央開口と、第1部材上で中央開口から第1回転軸に同心の円弧に沿って反時計回りに少なくとも90度の中心角にわたって延び、案内軸の移動を案内する第1案内開口と、第1部材上で中央開口から第2回転軸に同心の円弧に沿って時計回りに少なくとも90度の中心角にわたって延び、案内軸の移動を案内する第2案内開口と、第2部材上に区画されて、案内軸が第1案内開口に沿って移動する際に第1回転軸に連結され、案内軸が第2案内開口に沿って移動する際に第1回転軸から離脱する第1軸受けと、第2部材上に区画されて、案内軸が第2案内開口に沿って移動する際に第2回転軸に連結され、案内軸が第1案内開口に沿って移動する際に第2回転軸から離脱する第2軸受けとを備えることを特徴とする連結装置。
  2. 請求項1に記載の連結装置において、前記第1回転軸回りで反時計回りにトルクを発生する第1弾性部材と、前記第2回転軸回りで時計回りにトルクを発生する第2弾性部材とを備え、前記案内軸が前記中央開口に位置する際に前記第2部材上で第1弾性部材のトルクと第2弾性部材のトルクとは釣り合うことを特徴とする連結装置。
  3. 請求項2に記載の連結装置において、案内軸が中央開口から所定の範囲で第1案内開口に沿って移動する際に第2弾性部材のトルクは第1回転軸に向かって第2部材に作用するとともに、案内軸が中央開口から所定の範囲で第2案内開口に沿って移動する際に第1弾性部材のトルクは第2回転軸に向かって第2部材に作用することを特徴とする連結装置。
  4. 請求項2に記載の連結装置において、案内軸が中央開口から第1案内開口に沿って移動する際に第2弾性部材のトルクは第1回転軸および第2回転軸間の空間に向かって第2部材に作用するとともに、案内軸が中央開口から第2案内開口に沿って移動する際に第1弾性部材のトルクは第1回転軸および第2回転軸の間の空間に向かって第2部材に作用することを特徴とする連結装置。
  5. 請求項2に記載の連結装置において、前記第1弾性部材は、第1回転軸に装着されて一端で第1部材に係り合う第1コイルと、第1コイルの他端から直線状に延びる第1腕とを備え、前記第2弾性部材は、第2回転軸に装着されて一端で第1部材に係り合う第2コイルと、第2コイルの他端から直線状に延びる第2腕とを備え、第1回転軸および第2回転軸の間の空間で第2部材上には第1腕および第2腕を受け止める接触片が配置されることを特徴とする連結装置。
  6. 請求項2に記載の連結装置において、前記第1弾性部材は、第1回転軸に装着されて一端で第1部材に係り合う第1コイルと、第1コイルの他端から直線状に延びて第2部材上の接触片に接触する第1腕とを備え、前記第2弾性部材は、第2回転軸に装着されて一端で第1部材に係り合う第2コイルと、第2コイルの他端から直線状に延びて前記接触片に接触する第2腕とを備え、第1腕と接触片との接触点で第1回転軸に同心の円弧に接する第1仮想直線は、案内軸が中央開口から所定の範囲で第2案内開口に沿って移動する際に第2回転軸に交差し、案内軸が所定の範囲を超えて第2案内開口に沿って移動する際に第1回転軸および第2回転軸の間を通過することを特徴とする連結装置。
  7. 請求項6に記載の連結装置において、第2腕と接触片との接触点で第2回転軸に同心の円弧に接する第2仮想直線は、案内軸が中央開口から所定の範囲で第1案内開口に沿って移動する際に第1回転軸に交差し、案内軸が所定の範囲を超えて第1案内開口に沿って移動する際に第1回転軸および第2回転軸の間を通過することを特徴とする連結装置。
  8. 請求項2に記載の連結装置において、前記第1弾性部材は、第1回転軸に装着されて一端で第1部材に係り合う第1コイルと、第1コイルの他端から直線状に延びて第2部材上の接触片に接触する第1腕とを備え、前記第2弾性部材は、第2回転軸に装着されて一端で第1部材に係り合う第2コイルと、第2コイルの他端から直線状に延びて前記接触片に接触する第2腕とを備え、第1腕と接触片との接触点で第1回転軸に同心の円弧に接する第1仮想直線は、案内軸が中央開口から所定の範囲で第2案内開口に沿って移動する際に第2回転軸に交差し、案内軸が所定の範囲を超えて第2案内開口に沿って移動する際に第1回転軸および第2回転軸の間を通過することを特徴とする連結装置。
  9. 請求項8に記載の連結装置において、第2腕と接触片との接触点で第2回転軸に同心の円弧に接する第2仮想直線は、案内軸が中央開口から所定の範囲で第1案内開口に沿って移動する際に第1回転軸に交差し、案内軸が所定の範囲を超えて第1案内開口に沿って移動する際に第1回転軸および第2回転軸の間を通過することを特徴とする連結装置。
  10. 請求項1に記載の連結装置において、第2部材上で前記線分から第1回転軸回りに時計回りに広がる領域で、前記垂直二等分線よりも第1回転軸側に配置される第1連結軸と、第1部材上で第1回転軸および第1連結軸を結ぶ線分から第1回転軸回りに時計回りに広がる領域で、当該線分に第1回転軸上で直交する線分から第1回転軸回りに反時計回りに広がる領域に配置される第1支持軸と、第2部材上で前記線分から第2回転軸回りに反時計回りに広がる領域で、前記垂直二等分線よりも第2回転軸側に配置される第2連結軸と、第1部材上で第2回転軸および第2連結軸を結ぶ線分から第2回転軸回りに反時計回りに広がる領域で、当該線分に第2回転軸上で直交する線分から第2回転軸回りに時計回りに広がる領域に配置される第2支持軸と、第1固定側腕で第1支持軸回りに回転自在に第1支持軸に連結され、第1可動側腕で第1連結軸回りに回転自在に第1連結軸に連結され、第1固定側腕および第2可動側腕の間にコイルを区画する第1弾性部材と、第2固定側腕で第2支持軸回りで回転自在に第2支持軸に連結され、第2可動側腕で第2連結軸回りで回転自在に第2連結軸に連結され、第2固定側腕および第2可動側腕の間にコイルを区画する第2弾性部材とを備えることを特徴とする連結装置。
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