JP2008193523A - 携帯端末 - Google Patents

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Abstract

【課題】 スライド型の携帯端末において、表示部の向きを切り替える。
【解決手段】 携帯端末10は、画像を表示する表示部21が設けられる上部筐体20と上部筐体20にスライド可能に重ね合わされて設けられる下部筐体30とを含んで構成される。下部筐体30には、2つの突出部33a,33bが設けられる。上部筐体20には、2つの突出部33a,33bをスライド可能に収容するスライド用溝部24と、突出部33bを支持する、スライド用溝部24bに繋がった凹部25と、突出部33bが凹部25によって支持されている状態で、突出部33aを、突出部33bを中心として円弧状にスライド可能に収容する、スライド用溝部24aと繋がった回転用溝部27と、が設けられる。
【選択図】 図7

Description

本発明は、画像を表示する表示部が設けられる携帯端末に関する。
移動機等の携帯端末で、テレビ放送を視聴することができる、いわゆるワンセグサービスが開始されている。通常、移動機等の携帯端末では、液晶等で情報の表示を行う表示部が縦長であることが多い。ワンセグサービスではテレビ放送であり基本的に横長の表示を前提にサービスが提供されているため、携帯端末の表示部を横長に切り替える簡易な方法が求められている。縦長の表示部を横長に切り替える方法として、2つの筐体からなる携帯端末において、所定の回転軸に沿って一方の筐体を90°回転させるものがある(例えば、特許文献1及び2参照)。
その一方で、2つの筐体を重ね合せた構成とし、一方の筐体を他方の筐体に対してスライド可能である、いわゆるスライド型の携帯端末が用いられている(例えば、特許文献3参照)。
特開2004−135118号公報 特開2006−191668号公報 特開2006−270804号公報
上記のようなスライド型の携帯端末では、一方の筐体が他方の筐体に対してスライドできる構成となっているため、特許文献1及び2に示すような回転の機構を設けることが難しく、縦長の表示部を横長に切り替えることができなかった。
本発明は、以上の問題点を解決するためになされたものであり、スライド型の携帯端末において、表示部の向きを切り替えることができる携帯端末を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明に係る携帯端末は、画像を表示する表示部が設けられる第1の筐体と当該第1の筐体にスライド可能に重ね合わされて設けられる第2の筐体とを含んで構成される携帯端末であって、第1の筐体及び第2の筐体の一方の筐体において、当該第1の筐体と当該第2の筐体とが重ね合わされる面に2つの突出部が設けられ、第1の筐体及び第2の筐体の他方の筐体において重ね合わされる面に、2つの突出部をスライド可能に収容する、スライド方向に延びた2本の平行なスライド用溝部と、一方の突出部がスライドできるように一方のスライド用溝部に繋がっていると共に、当該一方の突出部を支持する凹部と、一方の突出部が凹部へスライドするのと同時に他方の突出部がスライドできるように他方のスライド用溝部の所定箇所と繋がっていると共に、当該一方の突出部が当該凹部によって支持されている状態で、当該他方の突出部を当該一方の突出部を中心として円弧状にスライド可能に収容する回転用溝部と、が設けられたことを特徴とする。
本発明に係る携帯端末では、スライド用溝部に収容された2つの突出部がスライド方向にスライドすることによって、第1の筐体及び第2の筐体の一方に対して、他方がスライドすることができる。また、一方の突出部が凹部に支持されて、回転用溝部に収納された他方の突出部が円弧状にスライドすることによって、当該円弧状のスライドに応じて、第2の筐体に対して表示部が設けられた第1の筐体が回転する。即ち、本発明に係る携帯端末は、スライド型の携帯端末である一方、表示部の向きを切り替えることができる。
2つの突出部は、先端に回転可能な部材を有していることが望ましい。この構成によれば、突出部がスライド用溝部及び回転用溝部に収容されてスライドする際に、回転可能な部材が回転することによって、よりスムーズにスライドすることができる。これにより、本発明に係る携帯端末を、より扱いやすい携帯端末とすることができる。
第1の筐体及び第2の筐体の何れか一方に、一方の突出部が一方のスライド用溝部から凹部に向かう方向とは逆方向に一方の筐体を付勢する付勢手段が設けられたことが望ましい。この構成によれば、付勢手段による付勢よりも弱い力を加えただけでは2つの突出部が凹部や回転用溝部にスライドすることがなく、不意に第1の筐体が回転することを防止することができる。
本発明に係る携帯端末では、スライド用溝部に収容された2つの突出部がスライド方向にスライドすることによって、第1の筐体及び第2の筐体の一方に対して、他方がスライドすることができる。また、一方の突出部が凹部に支持されて、回転用溝部に収納された他方の突出部が円弧状にスライドすることによって、当該円弧状のスライドに応じて、表示部が設けられた第1の筐体が第2の筐体に対して回転することができる。即ち、本発明に係る携帯端末は、スライド型の携帯端末である一方、表示部の向きを切り替えることができる。
以下、図面とともに本発明に係る携帯端末の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、図面の説明においては同一要素には同一符号を付し、重複する説明を省略する。また、図面の寸法比率は、説明のものと必ずしも一致していない。
図1〜3に本実施形態に係る携帯端末10を示す。携帯端末10としては、具体的には例えば、携帯電話機やPDA(Personal Digital Assistants)等のユーザによって携帯されて用いられる電子機器が相当する。本実施形態では、携帯端末10は、携帯電話機であるものとして説明する。携帯端末10は、第1の筐体である上部筐体20と、当該上部筐体20に重ね合せて設けられる第2の筐体である下部筐体30とを含んで構成されている。上部筐体20及び下部筐体30は、ほぼ同じ大きさ、かつほぼ直方体の形状をしており、最も大きい面同士が対向するように重ね合わされている。本実施形態では、上下左右等の方向を示す語は携帯端末10に図1に示す状態を基準とし、また、上下方向を縦方向、左右方向を横方向、奥行き方向を厚さ方向として説明する。上部筐体20及び下部筐体30は、縦横方向に比べて、厚さ方向の長さが短く形成されており、即ち、薄型に形成されており、ユーザが使用しやすい形状となっている。また、上部筐体20及び下部筐体30は、それぞれ縦長に形成されている。
上部筐体20は、下部筐体30に対して、重ねあわされた面に沿ってスライドすることができる。スライドは、図2に示すように、縦方向(重ね合わされる面(矩形)の長手方向)と、図3に示すように下部筐体30に対して上部筐体20が回転する方向とに行われる。このスライドは、ユーザ等によりスライドさせるように力が作用されることにより、即ち、上部筐体20及び下部筐体30の一方を固定して、他方に対してスライド方向に力が加えられることによって行われる。なお、スライドの機構については後述する。
上部筐体20における下部筐体30と重ね合わされる面の逆側の面20a(以降、上部筐体20の表面20aと呼ぶ)には、ユーザの携帯端末10等に対する操作や携帯端末10のステータスに応じた画像を表示する表示部21が設けられている。表示部21は、具体的には、液晶ディスプレイ等の画像表示装置により構成され、携帯端末10に含まれるCPU(Central Processing Unit)やメモリ等によって制御された画像を表示する。表示部21は、表示部21が設けられる表面20aの矩形形状に合わせた、縦長の形状(何れか一方の辺が長い矩形の形状)をしている。
上部筐体20の表面20aには、複数のキー22から構成される入力部23が設けられている。ユーザが当該キー22を押下することにより、携帯端末10に対する操作及び入力を行える。図2及び図3に示すように、下部筐体30における上部筐体20と重ね合わされる面(以降、下部筐体30の重ね合わせ面30aと呼ぶ)の、上部筐体20が上側にスライドしてときに露出する部分には、電話番号等を入力するための複数の数字キー31から構成される入力部32が設けられている。ユーザが当該数字キー31を押下することにより、携帯端末10に対する操作及び入力を行える。
また、上部筐体20及び下部筐体30(の何れか)には、携帯端末10を携帯電話機として機能させるためのマイク、スピーカー等が設けられている(図示せず)。それ以外にも、携帯端末10には、カメラ等の機能が備えられていてもよい。
引き続いて、携帯端末10におけるスライドの機構を説明する。図4(a)に、上部筐体20における下部筐体30と重ね合わされる面20b(以降、上部筐体20の重ね合わせ面20bと呼ぶ)を示す。図4(b)に、下部筐体30の重ね合わせ面30aを示す。上部筐体20の重ね合わせ面20bには、溝部24,26,27,28及び凹部25が設けられている。下部筐体30の重ね合わせ面30aには、2つの突出部33が設けられている。上部筐体20の溝部24,26,27,28は、下部筐体30の突出部33をスライド可能に収容することができる構成となっている。また、凹部25は、突出部33を支持できる構成となっている。突出部33が収容された溝部24,26,27,28内でスライドすることによって、上部筐体20は下部筐体30に対してスライドすることができる。以下に、突出部33、並びに溝部24,26,27,28及び凹部25について詳細に説明する。
2つの突出部33は、下部筐体30の重ね合わせ面30aにおいて、上部筐体20がスライドしても露出しない部分に設けられる。具体的には例えば、図4(b)に示すように、2つの突出部33は、下部筐体30の重ね合わせ面30aにおける、上方の側面の近傍かつ左右の側面の近傍にそれぞれが設けられる。図5に示すように、突出部33は、その先端に、回転可能な部材である車輪34を有しているのが望ましい。突出部33が、溝部24,26,27,28に沿ってスライドする際に、溝部24,26,27,28の方向に沿って車輪34を回転させてスムーズにスライドさせるためである。なお、突出部33は、溝部24,26,27,28に完全に収容される必要はなく、図5(a)に示すように溝部24,26,27,28に沿ってスライドできる程度に一部が収容されていてもよい。
溝部24,26,27,28のうち、2本のスライド用溝部24は、突出部33を上下方向にスライドさせるためのものである。2本のスライド用溝部24は、左右方向における2つの突出部33に対応する位置で上下方向(スライド方向)に平行に延びている。図4では、左側の突出部33aは、右側のスライド用溝部24a(上部筐体20を裏返すと左側に位置する)に収容され、右側の突出部33bは、左側のスライド用溝部24b(上部筐体20を裏返すと右側に位置する)に収容される。
スライド用溝部24の上方の端部は、図1に示すように上部筐体20と下部筐体30とが、上端及び下端が揃って重ね合わされるように、突出部33が設けられる位置に対応する位置まで延びている。一方、スライド用溝部24の下方の端部は、上部筐体20を上下方向にスライドさせる長さに応じた位置まで延びている。但し、上部筐体20を回転させるスライドを行わせる関係上、スライド用溝部24の上端から下端までの長さは、2つの突出部33の間の長さ以上にする。
凹部25は、一方の突出部33(図4では、右側の突出部33b)を支持する部分である。具体的には例えば、図5に示すように凹部25は、溝部24,26,27,28よりも更に深い半球状の窪みとして形成される。図5(b)に示すように、凹部25による突出部33bの支持は、上部筐体20を下部筐体30に対して回転スライドさせる際の中心軸としての役割を果たす。凹部25は、突出部33bを収容するスライド用溝部24bの更に外側(左側)、かつスライド用溝部24bの下端の近傍に設けられる。凹部25とスライド用溝部24bとの間は、連結用溝部26によって繋がっている。突出部33bがスライド用溝部24bと凹部25との間をスライド移動できるようにするためである。
溝部24,26,27,28のうち、回転用溝部27は、一方の突出部33(図4では、右側の突出部33b)が凹部25によって支持されている状態で、他方の突出部33(図4では、右側の突出部33a)を、突出部33bを中心として円弧状にスライドさせるためのものである。回転用溝部27は、中心角が90°の円弧状の溝部であり、その円弧の中心は凹部25、円弧の半径は2つの突出部33の間の長さである。回転用溝部27の下端27aは、突出部33aを収容するスライド用溝部24aの更に内側(左側)、かつスライド用溝部24aの下端の近傍に設けられる。即ち、スライド用溝部24bに対する凹部25の位置と、スライド用溝部24aに対する回転用溝部27の下端27aの位置とが同様の位置関係となる。また、回転用溝部27の上端27bは、左側の面の近傍に位置する。また、回転用溝部27は、スライド用溝部24bと交差する。
回転用溝部27の下端の近傍とスライド用溝部24aとの間は、連結用溝部28によって繋がっている。突出部33aがスライド用溝部24aと回転用溝部27との間をスライド移動できるようにするためである。
なお、上述した溝部24,26,27,28に沿って、上部筐体20と下部筐体30との間で電力や信号を入出力するためのケーブル等が設けられることとしてもよい。
引き続いて、本実施形態に係る携帯端末10のスライドの動作を説明する。まず、図6を用いて下部筐体30に対して上部筐体20が上下方向にスライドされる場合を示す。なお、図6は、携帯端末10を、下部筐体30側から見た図である(図1とは視点が逆になっている)。
図6(a)に示されるように、上部筐体20と下部筐体30とが重ね合わせ面20b,30aが合うように重ね合わされている状態で、図中の矢印で示すように上部筐体20が上方にスライドするように、携帯端末10に対して力を作用させる。そのように力が作用されると、2つの突出部33それぞれが、2つのスライド用溝部24に沿って、スライド用溝部24に対して下方にスライドする。突出部33のスライドに応じて、上部筐体20が下部筐体30に対して上方にスライドする。このように上部筐体20がスライドした結果、図6(b)に示すように、下部筐体30の重ね合わせ面30aの下方が露出した状態となる。
また図6(b)に示す状態で、図中の矢印で示すように上部筐体20が下方にスライドするように、携帯端末10に対して力を作用させる。そのように力が作用されると、2つの突出部33それぞれが、2つのスライド用溝部24に沿って、スライド用溝部24に対して上方にスライドする。突出部33のスライドに応じて、上部筐体20が下部筐体30に対して下方にスライドする。このように上部筐体20がスライドした結果、図6(a)に示す状態となる。このように、本実施形態に係る携帯端末10は、上部筐体20を下部筐体30に対して上下方向にスライドさせることができ、スライド型の携帯端末となっている。
続いて、図7を用いて下部筐体30に対して上部筐体20が(上部筐体20側から見て)90°左側に回転するスライドがされる場合(図3に示す状態になる場合)を示す。なお、図6は、携帯端末10を、下部筐体30側から見た図である(図6と同様)。
まず、図7(a)に示されるように、下部筐体30の重ね合わせ面30aの下方が露出しており、突出部33aがスライド用溝部24aにおける連結用溝部28が繋がっている部分に、突出部33bがスライド用溝部24bにおける連結用溝部26が繋がっている部分にそれぞれ位置している状態で、図中の矢印で示すように上部筐体20が右方(上部筐体20側から見たら左方)にスライドするように、携帯端末10に対して力を作用させる。そのように力が作用されると、図7(b)に示すように、突出部33aが連結用溝部28を通ってスライドして、回転用溝部27に移動する。また、突出部33bが連結用溝部26を通ってスライドして、凹部25に移動する。これにより、上部筐体20は、下部筐体30に対して、少し右側(上部筐体20側から見たら左側)にずれた状態となる
続いて、図7(b)に示す状態で、図中の矢印で示すように上部筐体20が、(上部筐体20側から見て)左側に回転するように、携帯端末10に対して力を作用させる。そのように力が作用されると、突出部33bが凹部25に支持されると共に、突出部33aが回転用溝部27内で下端27aから上端27bに向かってスライドする。図7(c)に示すように、突出部33aのスライドに応じて、上部筐体20が下部筐体30に対して、凹部25の位置を中心に(上部筐体20側から見て)左側に回転する。
突出部33aが、中心角90°分の円弧状のスライドをすることによって、上端27bに到達すると、図7(d)に示すように、上部筐体20は下部筐体30に対して90°回転して横向きに重ね合わされた状態(図3に示す状態)となる。また、上部筐体20が横向きとなったことによって、上部筐体20の表示部21も下部筐体30に対して横長の状態になる。このように、本実施形態に係る携帯端末10は、上部筐体20を下部筐体30に対して回転させることができ、表示部21を縦長から横長にすることができる。
上述した実施形態の携帯端末10では、上部筐体20に溝部24,26,27,28及び凹部25が設けられ、下部筐体30に突出部33が設けられる構成となっていたが、上部筐体に突出部を設け、下部筐体に溝部及び凹部を設ける構成としてもよい。そのような、上部筐体120を図8(a)に、下部筐体130を図8(b)にそれぞれ示す。
図8では、図4と同様に、重ね合わせ面120b,130aを示した図である。なお、上部筐体120及び下部筐体130の突出部、溝部及び凹部の構成以外は、上述した構成と同様である。即ち、上部筐体120の表面120aには、上述した構成と同様の表示部121が設けられている。
上部筐体120の重ね合わせ面120bには、2つの突出部122が設けられている。下部筐体130の重ね合わせ面130aには、溝部131,133,134,135及び凹部132が設けられている。下部筐体130の溝部131,133,134,135は、上部筐体120の突出部122をスライド可能に収容することができる構成となっている。また、凹部132は、突出部122を支持できる構成となっている。突出部122が収容された溝部131,133,134,135内でスライドすることによって、上部筐体120は下部筐体130に対してスライドすることができる。以下に、突出部122、並びに溝部131,133,134,135及び凹部132について詳細に説明する。
2つの突出部122は、上部筐体120の重ね合わせ面120bにおいて、上部筐体120がスライドしても露出しない部分に設けられる。具体的には例えば、図8(a)に示すように、2つの突出部122は、上部筐体120の重ね合わせ面120bにおける、上下方向のほぼ中央かつ左右の側面の近傍にそれぞれが設けられる。なお、上部筐体120がスライドできる長さは突出部122の上下方向の位置に応じて決まるので、スライドさせる長さに基づいて、突出部122の上下方向の位置を決めることとするのがよい。
溝部131,133,134,135のうち、2本のスライド用溝部131は、突出部122を上下方向にスライドさせるためのものである。2本のスライド用溝部131は、左右方向における2つの突出部122に対応する位置で上下方向(スライド方向)に平行に延びている。図8では、左側の突出部122a(上部筐体120を裏返すと右に位置する)は、右側のスライド用溝部131aに収容され、右側の突出部122b(上部筐体120を裏返すと左に位置する)は、左側のスライド用溝部131bに収容される。
スライド用溝部131の下方の端部は、図1に示すように上部筐体120と下部筐体130とが、上端及び下端が揃って重ね合わされるように、突出部122が設けられる位置に対応する位置まで延びている。一方、スライド用溝部131の上方の端部は、上部筐体120を上下方向にスライドさせる長さに応じた位置まで延びている。但し、上部筐体120を回転させるスライドを行わせる関係上、スライド用溝部131の上端から下端までの長さは、2つの突出部122の間の長さ以上にする。
凹部132は、一方の突出部122(図8では、左側の突出部122a)を支持する部分である。凹部132の構成は、上述した凹部25の構成と同様である。凹部132は、突出部122aを収容するスライド用溝部131aの更に外側(右側)、かつスライド用溝部131aの上端の近傍に設けられる。凹部132とスライド用溝部131aとの間は、連結用溝部133によって繋がっている。突出部122aがスライド用溝部131aと凹部132との間をスライド移動できるようにするためである。
溝部131,133,134,135のうち、回転用溝部134は、一方の突出部122(図8では、左側の突出部122a)が凹部132によって支持されている状態で、他方の突出部122(図8では、右側の突出部122b)を、突出部122aを中心として円弧状にスライドさせるためのものである。回転用溝部134は、中心角が90°の円弧状の溝部であり、その円弧の中心は凹部132、円弧の半径は2つの突出部122の間の長さである。回転用溝部134の上端134aは、突出部122bを収容するスライド用溝部131bの更に内側(右側)、かつスライド用溝部131bの上端の近傍に設けられる。即ち、スライド用溝部131aに対する凹部132の位置と、スライド用溝部131aに対する回転用溝部134の上端134aの位置とが同様の位置関係となる。また、回転用溝部134の下端134bは、右側の面の近傍に位置する。また、回転用溝部134は、スライド用溝部131aと交差する。
回転用溝部134の上端の近傍とスライド用溝部131bとの間は、連結用溝部135によって繋がっている。突出部122bがスライド用溝部131bと回転用溝部134との間をスライド移動できるようにするためである。
引き続いて、上述した上部筐体120と下部筐体130とによって構成される携帯端末110のスライドの動作を説明する。上下方向のスライドについては、上述した例と同様であるので説明を省略する。図9を用いて下部筐体130に対して上部筐体120が(上部筐体120側から見て)90°左側に回転するスライドがされる場合(図3に示す状態になる場合)を示す。なお、図9は、携帯端末110を、上部筐体120側から見た図である(図6,7とは逆)。
まず、図9(a)に示されるように、下部筐体130の重ね合わせ面130aの下方が露出しており、突出部122aがスライド用溝部131aにおける連結用溝部133が繋がっている部分に、突出部122bがスライド用溝部131bにおける連結用溝部135が繋がっている部分にそれぞれ位置している状態で、図中の矢印で示すように上部筐体120が右方にスライドするように、携帯端末110に対して力を作用させる。そのように力が作用されると、図7(b)に示すように、突出部122aが連結用溝部133を通ってスライドして、凹部132に移動する。また、突出部122bが連結用溝部135を通ってスライドして、回転用溝部134に移動する。これにより、上部筐体120は、下部筐体130に対して、少し右側にずれた状態となる。
続いて、図9(b)に示す状態で、図中の矢印で示すように上部筐体120が、左側に回転するように、携帯端末110に対して力を作用させる。そのように力が作用されると、突出部122aが凹部132に支持されると共に、突出部122bが回転用溝部134内で上端134aから下端134bに向かってスライドする。図9(c)に示すように、突出部122bのスライドに応じて、上部筐体120が下部筐体130に対して、凹部132の位置を中心に左側に回転する。なお、上部筐体120の回転の際、凹部132に支持された突出部122aも上部筐体120と共に回転されてもよい。その場合、突出部122aは上部筐体120に対して動作できないように固定されている。また、凹部132に支持された突出部122aは回転されなくてもよい。その場合、突出部122aは上部筐体120に対して、重ね合わせ面120bと垂直な軸線を中心軸として回転できるように固定されている。
突出部122bが、中心角90°分の円弧状のスライドをすることによって、下端134bに到達すると、図9(d)に示すように、上部筐体120は下部筐体130に対して90°回転して横向きに重ね合わされた状態(図3に示す状態)となる。また、上部筐体120が横向きとなったことによって、上部筐体120の表示部121も下部筐体130に対して横長の状態になる。このように、本実施形態に係る携帯端末110は、上部筐体120を下部筐体130に対して回転させることができ、表示部121を縦長から横長にすることができる。
上述したように本実施形態に係る携帯端末10,110によれば、上下方向にスライドするスライド型の携帯端末において、表示部21,121の向きを切り替えることができる。例えば、携帯端末10,110を携帯電話機として使用する場合は、表示部21,121を縦長にして用いて、ワンセグサービスを利用して携帯端末10,110をテレビ受像機として使用する場合は、表示部21,121を横長にして用いることができる。
また、本実施形態に携帯端末10,110のように、突出部33,122の先端に車輪34等の回転可能な部材を設けることとすれば、よりスムーズにスライドすることができる。これにより、より扱いやすい携帯端末10,110とすることができる。なお、回転可能な部材は、必ずしも車輪でなくてもよく、例えば、図10に示すような、球状の部材をベアリングで回転可能に保持した構成40としてもよい。また、突出部33,122には、必ずしも回転可能な部材が設けられる必要はない。
また、上述した実施形態に係る携帯端末10,110において、不意に上部筐体20,120が回転することを防止するために、スライドさせようとする力が加えられない限り、突出部33b,122aが凹部25,132に移動することを防止する構成を設けることが望ましい。具体的には、上部筐体20,120及び下部筐体30,130の何れか一方に、突出部33b,122aがスライド用溝部24b,131aから凹部25,132に向かう方向とは逆方向に上部筐体20,120を付勢する付勢手段を設けることが好ましい。具体的には、例えば、図11に示すように凹部25が設けられる方の筐体20に、突出部33bが凹部25に向かう方向とは逆方向に、もう一方の筐体30を付勢するようなバネ50を設けておくこととするのがよい。
このようなバネ50を設ければ、図11(a)に示すように、例えば携帯端末10の傾き等の弱い力で突出部33bが凹部25に向かっても、図11(b)に示すように下部筐体30がバネ50による力を受けて、図11(c)に示すように、跳ね返される。なお、バネ50は、スライドさせようとする力が加えられた場合には、突出部33bを容易に凹部25に移動させられる程度の付勢をするものを用いるのがよい。これにより、スライドさせようとする力が加えられない場合には、突出部33bが凹部25に移動することを防止することができ、不意に上部筐体20,120が回転することを防止することができる。
なお、付勢手段であるバネ50は、上記のような付勢を行うものであれば、上部筐体20及び下部筐体30の何れの箇所に設けられていてもよい。また、バネ50の一端があたる部分がどの部分であってもよい。例えば、図12に示すように、上部筐体20と下部筐体30とが重なり合う側に設けられていてもよい。
本発明の実施形態に係る携帯端末の、上部筐体と下部筐体とが重ね合わされた状態を示す図である。 本発明の実施形態に係る携帯端末の、上部筐体が下部筐体に対してスライドされた状態を示す図である。 本発明の実施形態に係る携帯端末の、上部筐体が下部筐体に対して回転された状態を示す図である。 上部筐体及び下部筐体それぞれの重ね合わせ面を示す図である。 突出部と凹部とを示す図である。 上部筐体が下部筐体に対してスライドされる動作を示す図である。 上部筐体が下部筐体に対して回転される動作を示す図である。 上部筐体及び下部筐体それぞれの重ね合わせ面の別の例を示す図である。 上部筐体が下部筐体に対して回転される動作の別の例を示す図である。 突出部の別の例を示す図である。 携帯端末に設けられた付勢手段を示した図である。 携帯端末に設けられた付勢手段の別の例を示した図である。
符号の説明
10…携帯端末、20…上部筐体、20a…表面、20b…重ね合わせ面、21…表示部、22…キー、23…入力部、24…スライド用溝部、25…凹部、26…連結用溝部、27…回転用溝部、28…連結用溝部、30…下部筐体、30a…重ね合わせ面、31…数字キー、32…入力部、33…突出部、34…車輪、40…ベアリング構成、50…バネ、110…携帯端末、120…上部筐体、120a…表面、120b…重ね合わせ面、121…表示部、122…突出部、130…下部筐体、131…スライド用溝部、132…凹部、133…連結用溝部、134…回転用溝部、135…連結用溝部。

Claims (3)

  1. 画像を表示する表示部が設けられる第1の筐体と当該第1の筐体にスライド可能に重ね合わされて設けられる第2の筐体とを含んで構成される携帯端末であって、
    前記第1の筐体及び前記第2の筐体の一方の筐体において、当該第1の筐体と当該第2の筐体とが重ね合わされる面に2つの突出部が設けられ、
    前記第1の筐体及び前記第2の筐体の他方の筐体において重ね合わされる面に、
    前記2つの突出部をスライド可能に収容する、スライド方向に延びた2本の平行なスライド用溝部と、
    一方の前記突出部がスライドできるように一方の前記スライド用溝部に繋がっていると共に、当該一方の前記突出部を支持する凹部と、
    前記一方の前記突出部が前記凹部へスライドするのと同時に他方の前記突出部がスライドできるように他方の前記スライド用溝部の所定箇所と繋がっていると共に、当該一方の前記突出部が当該凹部によって支持されている状態で、当該他方の前記突出部を当該一方の前記突出部を中心として円弧状にスライド可能に収容する回転用溝部と、が設けられた
    ことを特徴とする携帯端末。
  2. 2つの前記突出部は、先端に回転可能な部材を有していることを特徴とする請求項1に記載の携帯端末。
  3. 前記第1の筐体及び前記第2の筐体の何れか一方に、前記一方の前記突出部が前記一方の前記スライド用溝部から前記凹部に向かう方向とは逆方向に前記一方の筐体を付勢する付勢手段が設けられたことを特徴とする請求項1又は2に記載の携帯端末。
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