JP2006080713A - 携帯電話機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 表示部の向きを可変できるとともに小型化を図ることのできる携帯電話機を提供する。
【解決手段】 情報を表示する表示パネル21を前面に配した表示部20と、操作キー31を有してユーザ操作を行う操作部30と、表示部20の背面に重ねて配置して表示部を回転可能に支持する本体部10とを備えた携帯電話機1において、第1、第2カム突起51a、51bを有して表示部20と異なる回動中心で本体部10に回動可能に支持されるレバー51と、表示部20と一体に回転する板カム41に設けられるとともに第1カム突起51aに係合する第1カム溝41dと、操作部30に設けられるとともに第2カム突起51bに係合する第2カム溝30aとを設ける。表示部20を回転して向きを変えると第1カム突起51aと第1カム溝41dとが係合してレバー51が回動する。レバー51の回動に伴って第2カム突起51bと第2カム溝30aとが係合して操作部30がスライド移動して本体部10から突出する。また、表示部20を回転して向きを元に戻すと、操作部30が本体部10内に収納される。
【選択図】 図4

Description

本発明は、表示パネルを有する表示部の向きが可変の携帯電話機に関する。
従来の携帯電話機は特許文献1に開示されている。この携帯電話機は操作キーが設けられた縦長の本体部の前面が表示部により覆われる。表示部は重ねられた面内で回転可能に本体部に取り付けられる。表示部を90゜回転させると本体部の下方に操作キーが露出して操作可能になる。これにより、大画面を見ながら操作することができ、画面の視認性が向上するとともに長文等が見易くなり携帯電話機の利便性が向上する。
特開2003−338866号公報(第2頁−第4頁、第1図)
しかしながら、上記従来の携帯電話機によると、本体部には操作キーを設けるスペースに加えて表示部を軸支するためのスペースが必要となる。更に、本体部は表示部を回転した際に覆われる部分に操作キーを配置できない。このため、本体部が大型になり携帯電話機を小型にするのが困難な問題があった。
本発明は、表示部の向きを可変できるとともに小型化を図ることのできる携帯電話機を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、
情報を表示する表示パネルを前面に配した表示部と、
操作キーを有してユーザ操作を行う操作部と、
前記表示部の背面に重ねて配置され、前記表示パネルに平行な面内で前記表示部を回転可能に支持するとともに、前記操作部をスライドにより出し入れ可能に収納する本体部と、
を備えたことを特徴としている。
この構成によると、表示部は本体部に重なり、重なった面内で回転して向きが可変される。本体部内には操作部が収納され、操作部はスライド移動して本体部から突出して操作可能になる。
また本発明は、上記構成の携帯電話機において、前記表示部の回転と前記操作部のスライドとが連動することを特徴としている。この構成によると、表示部を本体部に略一致して重なった状態から回転すると操作部が本体部から突出する。
また本発明は、上記構成の携帯電話機において、第1、第2カム突起を有して前記表示部と異なる回動中心で前記本体部に回動可能に支持されるレバーと、前記表示部に設けられるとともに第1カム突起に係合して前記表示部の回転に伴い前記レバーを回動させる第1カム溝と、前記操作部に設けられるとともに第2カム突起に係合して前記レバーの回動に伴い前記操作部を前記本体部から出入させる第2カム溝とを備えたことを特徴としている。
この構成によると、表示部を回転して向きを変えると第1カム突起と第1カム溝とが係合してレバーが回動する。レバーの回動に伴って第2カム突起と第2カム溝とが係合して操作部が本体部から突出する。また、表示部を回転して向きを元に戻すと、操作部が本体部内に収納される。
また本発明は、上記構成の携帯電話機において、第1カム溝が形成されるとともに周面に複数の位置決め溝を凹設した前記表示部と一体の円形の板カムと、前記位置決め溝に嵌合して前記板カムの回転位置を位置決めする位置決めバネとを備えたことを特徴としている。
この構成によると、表示部には第1カム溝が形成された板カムが一体化され、板カムの周面の位置決め溝が例えば90゜間隔で3箇所に設けられる。位置決めバネが位置決め溝に嵌合することにより、操作部を収納して表示部が本体部と同じ向きに重なった例えば縦長の位置、操作部が突出して表示部が縦長の本体部に対して横長に配置された位置、操作部が突出して表示部が本体部と同じ向きに重なった縦長の位置に位置決めされる。
また本発明は、上記構成の携帯電話機において、第1カム溝が形成されるとともに周面に複数の係止溝を凹設した前記表示部と一体の円形の板カムと、前記表示部を回転方向に付勢する付勢バネと、前記係止溝と係合して前記表示部の回転を係止する係止爪と、ユーザ操作により前記係止溝と前記係止爪との係合を解除する係止解除部とを備えたことを特徴としている。
この構成によると、表示部には第1カム溝が形成された板カムが一体化され、板カムの周面の係止溝が例えば90゜間隔で3箇所に設けられる。表示部は付勢バネにより一の回転方向に付勢され、係止溝に係止爪が係合して表示部が位置決めされる。これにより、操作部を収納して表示部が本体部と同じ向きに重なった例えば縦長の位置に配される。ユーザにより係止解除部を操作すると、係止爪と係止溝の係合が解除して表示部が付勢バネの付勢力により回転する。これにより、隣接した係止溝に係止爪が係合し、操作部が突出して表示部が縦長の本体部に対して横長に配置された位置に配される。更に、ユーザにより係止解除部を操作すると表示部が回転して更に隣接した係止溝に係止爪が係合し、操作部が突出して表示部が本体部と同じ向きに重なった縦長の位置に位置決めされる。
また本発明は、上記構成の携帯電話機において、前記表示部の回転位置を位置決めする位置決め手段と、前記操作部を前記本体部から突出する方向に付勢する付勢バネと、前記操作部に設けられる係止部と、前記係止部に係合して前記操作部の前記本体部からの突出を係止する被係止部と、ユーザ操作により前記係止部と前記被係止部との係合を解除する係止解除部とを備えたことを特徴としている。
この構成によると、表示部は位置決め手段の位置決めにより所望の回転位置に配置される。係止部と被係止部の係合により本体部内に操作部を収納した状態が維持される。ユーザにより係止解除部を操作すると係止部と被係止部との係合が解除され、操作部は付勢バネの付勢力により本体部から突出する。
また本発明は、上記構成の携帯電話機において、前記係止部と前記被係止部との係合時に前記表示部の回転を規制する規制手段を設けたことを特徴としている。この構成によると、操作部が本体内に収納された状態では表示部が規制手段の規制により回転できない。
また本発明は、上記構成の携帯電話機において、前記規制手段は、前記操作部及び前記表示部の一方に設けられて前記操作部のスライド方向に延びる回転規制溝と、前記操作部及び前記表示部の他方に設けられて前記回転規制溝に係合する突起部とから成ることを特徴としている。この構成によると、回転規制溝に突起部が係合して表示部の回転が規制される。操作部がスライド移動して本体部から突出すると、回転規制溝から突起部が退避して表示部が回転可能になる。
また本発明は、上記構成の携帯電話機において、前記本体部は前記操作部が出入する面に充電用ケーブルが接続される接続端子を有し、前記操作部を断面コ字型に形成して前記接続端子の周囲に配置したことを特徴としている。この構成によると、充電用ケーブルを本体部に接続した状態で操作部がスライド移動される。
また本発明は、上記構成の携帯電話機において、前記表示部の回動により露出して情報を表示する補助表示部を前記本体部に設けたことを特徴としている。この構成によると、表示部が本体部上に略一致して重なった状態から例えば90゜回転すると、本体部に設けた補助表示部が視認可能になる。
また本発明は、上記構成の携帯電話機において、前記表示部の回動により露出してユーザ操作を行う補助操作部を前記本体部に設けたことを特徴としている。この構成によると、表示部が本体部上に略一致して重なった状態から例えば90゜回転すると、本体部に設けた補助操作部が操作可能になる。
また本発明は、上記構成の携帯電話機において、前記表示部に送話用のマイクと受話用のスピーカとを設けたことを特徴としている。この構成によると、本体部に操作部を収納した状態で通話できる。
また本発明は、上記構成の携帯電話機において、前記表示部の回転位置に応じて前記表示パネルの表示画像を縦長と横長とに切り替え、前記表示パネルの長手方向の両外側にステレオスピーカを設けたことを特徴としている。この構成によると、例えば、縦長の本体部上に表示部が略一致して重なっている時に表示パネルの表示画像が縦長に表示される。表示部を90°回転して本体部に対して直交する方向に延びて表示パネルが配置されると表示画像が横長に表示される。この時、左右方向に長い表示パネルの長手方向の両外側にステレオスピーカが配置され、離れた2箇所から音声が出力される。
また本発明は、上記構成の携帯電話機において、前記表示部の長手方向の両端に録音を行うステレオマイクを設けたことを特徴としている。この構成によると、離れた2箇所で集音することができる。
また本発明は、上記構成の携帯電話機において、前記表示パネルの背面側に配されるとともに被写体を撮影するカメラを前記表示部の長手方向の両端に設けたことを特徴としている。この構成によると、離れた2箇所から被写体を撮影して立体画像を得ることができる。
また本発明は、上記構成の携帯電話機において、前記本体部の背面に設けられて被写体を撮影するカメラを備え、前記表示部の回転位置に応じて前記表示パネルに表示される被写体像を縦長と横長とに切り替えることを特徴としている。この構成によると、表示部が本体部に略一致して重なった時に例えば被写体像が縦長に表示され、表示パネルを縦長に配置して本体部の背面のカメラで撮影される。表示部を例えば90゜回転すると被写体像が横長に表示され、表示パネルを横長に配置してカメラで撮影される。
また本発明は、上記構成の携帯電話機において、前記表示部の背面側に配されるとともに被写体を照明する照明装置を前記表示部の長手方向の両端に設けたことを特徴としている。この構成によると、表示部を横長に配置して離れた2箇所から被写体を照明することができる。
本発明によると、本体部に重なる表示部が表示パネルに平行な面内で回転可能になっており、操作部が本体部に出し入れできるので、表示部の表示パネルを縦長に配置して電話操作を行うとともに、横長に配置してインターネットを介したビデオ映像等を大画面で視聴することができる。また、操作部を本体部に収納するため携帯電話機の小型化を図り、携帯性が向上する。
また本発明によると、表示部の回転と操作部のスライドとが連動するので、別々に設置操作を行う必要がなく携帯電話機の利便性が向上する。
また本発明によると、第1、第2カム突起を有して表示部と異なる回動中心で本体部に回動可能に支持されるレバーと、表示部に設けられるとともに第1カム突起に係合して表示部の回転に伴いレバーを回動させる第1カム溝と、操作部に設けられるとともに第2カム突起に係合してレバーの回動に伴い操作部を本体部から出入させる第2カム溝とを備えたので、表示部の回転と操作部のスライドとが連動する携帯電話機を容易に実現することができる。
また本発明によると、第1カム溝が形成されるとともに周面に複数の位置決め溝を凹設した表示部と一体の円形の板カムと、位置決め溝に嵌合して板カムの回転位置を位置決めする位置決めバネとを備えたので、表示部の回転と操作部のスライドとが連動して表示部を所定の回転位置に配置できる携帯電話機をコンパクトに実現することができる。
また本発明によると、第1カム溝が形成されるとともに周面に複数の係止溝を凹設した表示部と一体の円形の板カムと、表示部を回転方向に付勢する付勢バネと、係止溝と係合して表示部の回転を係止する係止爪と、ユーザ操作により係止溝と前記係止爪との係合を解除する係止解除部とを備えたので、表示部の回転と操作部のスライドとが連動して表示部を所定の回転位置に配置できる携帯電話機をコンパクトに実現することができる。
また本発明によると、表示部の回転位置を位置決めする位置決め手段と、操作部を本体部から突出する方向に付勢する付勢バネと、操作部に設けた係止部と、係止部に係合して操作部の本体部からの突出を係止する被係止部と、ユーザ操作により係止部と被係止部との係合を解除する係止解除部とを備えたので、操作部がスライドにより本体部から出し入れ可能な携帯電話機を容易に実現することができる。
また本発明によると、係止部と被係止部との係合時に表示部の回転を規制する規制手段を設けたので、携行時に表示部が回転することを防止することができる。
また本発明によると、規制手段は操作部のスライド方向に延びる回転規制溝と、回転規制溝に係合する突起部とから成るので、表示部を回転規制する規制手段を容易に実現することができる。
また本発明によると、操作部を断面コ字型に形成して接続端子の周囲に配置したので、接続端子を本体部に接続したまま操作部をスライド移動させることができる。従って、携帯電話機の利便性が向上する。
また本発明によると、表示部の回動により露出して情報を表示する補助表示部を本体部に設けたので、表示部を回動してビデオ鑑賞等を行っている際に補助表示部で着信等の情報を容易に視認することができる。従って、携帯電話機の利便性が向上する。
また本発明によると、表示部の回動により露出してユーザ操作を行う補助操作部を本体部に設けたので、表示部を回動してビデオ鑑賞等を行う際に補助操作部によりビデオ操作を行うことができる。従って、操作がわかりやすく利便性が向上するとともに操作部の操作キーを減らして携帯電話機の小型化を図ることができる。
また本発明によると、表示部にマイクとスピーカとを設けたので、操作部を収納したまま電話を受信して通話することができる。従って、携帯電話機の利便性が向上する。
また本発明によると、表示パネルの長手方向の両外側にステレオスピーカを設けたので、表示パネルを横長にして横長の表示画像を表示することにより、臨場感のある音声でビデオ映像等を視聴することができる。
また本発明によると、表示部の長手方向の両端に録音を行うステレオマイクを設けたので、ステレオマイクを離して配置して臨場感のあるステレオ録音を行うことができる。
また本発明によると、被写体を撮影するカメラを表示部の長手方向の両端に設けたので、立体画像を容易に撮影することができる。
また本発明によると、本体部の背面にカメラを設けて表示部の回転位置に応じて被写体像を縦長と横長とに切り替えるので、カメラアングルに拘わらず操作部を把持して容易に撮影することができ、携帯電話機の操作性が向上する。
また本発明によると、被写体を照明する照明装置を表示部の長手方向の両端に設けたので、離れた2箇所から広い範囲で照明することができ、撮影画像の画質を向上することができる。
以下に本発明の実施形態を図面を参照して説明する。図1は第1実施形態の携帯電話機を示す斜視図である。携電話機1は本体部10、表示部20及び操作部30を有している。表示部20は画像を表示する長方形の表示パネル21を有し、表示パネル21の周囲に沿った枠部20aが設けられることにより平面視略長方形になっている。表示パネル21の長手方向の下方には通話を受話するスピーカ22が設けられている。
本体部10はバッテリや制御基板(いずれも不図示)を内装し、表示部20に略一致して重なるように平面視略長方形になっている。本体部10により表示部20は表示パネル21を前面に向けた状態で背面側を支持され、表示パネル21に平行な面内で回転可能になっている。操作部30はユーザ操作を行う操作キー31(図5参照)が設けられ、本体部10内に収納されている。
図2は本体部10の内部構成を示す正面図である。本体部10はハウジング11により覆われ、ハウジング11の下方には操作部30が出入される開口部11aが形成される。本体部10には側方の端部に配された支軸52で軸支されるレバー51が設けられている。レバー51は本体部10の幅に略等しい長さに形成され、略中央部及び支軸52と反対側の端部に第1、第2カム突起51a、51bが突設されている。
操作部30の下部30bは開口部11aと略同じ幅に形成され、上部30cが開口部11aの幅よりも広くなっている。下部30bが開口部11aに摺動するとともに上部30cがハウジング11aの内壁11bに摺動して操作部30がスライド案内されるようになっている。また、上部30cが開口部11aの周囲と当接して操作部30の脱落が防止されている。
表示部20(図1参照)には円形の板カム41が一体に設けられている。板カム41は本体部10の略中央に配された軸部25により回転自在に軸支されている。板カム41にはフレキシブルケーブル24の一端を接続するコネクタ23が設けられ、フレキシブルケーブル24の他端は本体部10に設けたコネクタ15に接続されている。これにより、表示部20と本体部10とが電気的に接続される。
板カム41の周面には90゜間隔で3箇所に位置決め溝41a、41b、41cが設けられている。本体部10には、湾曲した先端を有した板バネから成る位置決めバネ53が設けられている。位置決めバネ53の先端が位置決め溝41a、41b、41cに嵌合することにより、板カム41の回転位置が位置決めされる。
板カム41には第1カム突起51aに係合する第1カム溝41dが凹設されている。操作部30の上部30cの一端には、本体部10の幅方向に延びて第2カム突起51bに係合する第2カム溝30aが凹設されている。
同図に示すように、位置決めバネ53が位置決め溝41aに嵌合した位置に板カム41が配置されると、第1、第2カム突起51a、51bはそれぞれ第1、第2カム溝41d、30aの一端に配置される。この時、表示部20が本体部10と略一致した状態で重なっており、操作部30が本体部10内に収納された第1の状態になっている(図1参照)。これにより、携帯電話機1がコンパクトな状態で携行可能になっている。
板カム41とともに表示部20を図中、時計回りに回転すると、位置決めバネ53が位置決め溝41aから退避して板カム41の周面と摺動し、第1カム溝41dに第1カム突起51aが案内される。これにより、レバー51は回動して図中、右下がりに傾斜する。レバー51の回動に伴って第2カム突起51bが第2カム溝30aと摺動し、操作部30が下方に押し出される。
そして、図3に示すように、位置決めバネ53が位置決め溝41bと嵌合して板カム41が位置決めされる。この時、第1カム突起51aは第1カム溝41dの中間に配され、第2カム突起51bが第2カム溝30aの他端に配される。これにより、縦長に配置される本体部10に対して表示部20が横長に配置されるとともに、操作部30が本体部10から突出した第2の状態になっている。
図4は第2の状態の携帯電話機1を示す斜視図である。縦長に配される本体部10の下方から操作部30が突出し、操作部30に設けられた操作キー31が操作可能になる。また、操作キー31の下方に設けられた送話用のマイク32と表示部20に設けられた受話用のスピーカ22とによって本体部10または操作部30を把持して通話が可能になっている。更に、表示部20が横長に配され、表示パネル21の表示画像は操作部30側を下にした横長に表示される。このため、インターネットを介して受信したビデオ映像、メモリ(不図示)に格納したビデオ映像やナビゲーション画像等を横長の大画面で視聴することができる。
図3において、第2の状態から板カム41とともに表示部20を図中、時計回りに回転すると、位置決めバネ53が位置決め溝41bから退避して板カム41の周面と摺動し、第1カム溝41dに第1カム突起51aが案内される。この時、第1カム溝41dは第2の状態以降で軸部25を中心に同一半径で形成されている。このため、レバー51及び操作部30は第2の状態と同じ位置を維持する。
そして、図5に示すように、位置決めバネ53が位置決め溝41cと嵌合して板カム41が位置決めされる。この時、第1カム突起51aは第1カム溝41dの端部に配される。これにより、縦長に配される本体部10に表示部20が略一致して重なるとともに、操作部30が本体部10から突出した第3の状態になっている。尚、第1カム溝41dの両端に第1カム突起51aが当接して表示部20の回転角度が規制されている。
図6は第3の状態の携帯電話機1を示す斜視図である。表示部20は第1の状態に対して180゜回転しており、スピーカ22が上方に配される。これにより、本体部10または操作部30を把持して通話が可能になっている。また、縦長に配置された表示パネル21には表示画像が操作部30側を下にした縦長に表示される。これにより、本体部10と略一致する大きさの表示部20に設けられた大画面の表示パネル21による情報確認や電子メールの確認等を行うことができる。尚、第3の状態から表示部20を上記と逆方向に回転することによって携帯電話機1を第2の状態及び第1の状態に移行させることができる。
図7は携帯電話機1の背面斜視図を示している。本体部10の一側面にはヘッドホン72を接続する接続端子14が設けられる。接続端子14は3.5φミニジャック(メス)から成り、3.5φミニジャック(オス)を有したヘッドホン72を接続可能になっている。
接続端子14の中心から本体部10の表示部20側の面まで距離Lはヘッドホン72のプラグ72aの半径(D/2)よりも大きく形成されている。これにより、ヘッドホン72を接続したまま表示部20を回転してもプラグ72aと表示部20が干渉しないため、携帯電話機1の利便性の低下を防止することができる。
操作部30が出入する本体部10の下面にはバッテリ(不図示)を充電するための充電用ケーブル71を接続する接続端子16が設けられている。図8の底面図に示すように、操作部30は断面コ字型に形成され、接続端子16の周囲に配置されている。これにより、充電用ケーブル71を接続端子16に接続した状態で操作部30を本体部10から出入しても充電用ケーブル71と操作部30とが干渉しない。従って、携帯電話機1の利便性の低下を更に防止することができる。
本実施形態によると、本体部10に重なる表示部20が表示パネル21に平行な面内で回転可能になっており、操作部30が本体部10に出し入れできるので、表示部20の表示パネル21を縦長に配置して電話操作を行うとともに、横長に配置してインターネットを介したビデオ映像等を大画面で視聴することができる。また、操作部30を本体部10に収納するため携帯電話機1の小型化を図り、携帯性が向上する。
また、表示部20の回転と操作部30のスライドとがレバー51を介して連動するので、別々に設置操作を行う必要がなく携帯電話機1の利便性が向上する。
次に、図9は第2実施形態の携帯電話機1の本体部の内部を示す正面図である。説明の便宜上、前述の図1〜図8に示す第1実施形態と同一の部分は同一の符号を付している。本実施形態は第1実施形態と同様に表示部20及び操作部30が動作し、表示部20を回転させる機構が異なっている。
第1実施形態と同様に、本体部10はハウジング11により覆われ、ハウジング11の下方には操作部30が出入される開口部11aが形成される。本体部10には側方の端部に配された支軸52で軸支されるレバー51が設けられている。レバー51は本体部10の幅に略等しい長さに形成され、略中央部及び支軸52と反対側の端部に第1、第2カム突起51a、51bが突設されている。
操作部30の下部30bは開口部11aと略同じ幅に形成され、上部30cが開口部11aの幅よりも広くなっている。下部30bが開口部11aに摺動するとともに上部30cがハウジング11aの内壁11bに摺動して操作部30がスライド案内されるようになっている。また、上部30cが開口部11aの周囲と当接して操作部30の脱落が防止されている。
表示部20(図10参照)には円形の板カム41が一体に設けられている。板カム41は本体部10の略中央に配された軸部25により回転自在に軸支されている。板カム41にはストッパ41eが突設され、一端63aが本体部10に固定された捻りバネから成る付勢バネ63の他端63bがストッパ41eで係止される。これにより、板カム41は図中、時計回りに付勢されている。
板カム41にはフレキシブルケーブル24の一端を接続するコネクタ23が設けられ、フレキシブルケーブル24の他端は本体部10に設けたコネクタ15に接続されている。これにより、表示部20と本体部10とが電気的に接続される。
板カム41の周面には90゜間隔で3箇所に係止溝41s、41t、41uが設けられている。本体部10には係止溝41s、41t、41uに係合する係止爪61aを有したロックレバー61が支軸62で軸支されている。係止爪61aが係止溝41s、41t、41uに係合することにより、板カム41の回転が係止され、回転位置が位置決めされる。
ロックレバー61はL字型に形成され、支軸62に対して係止爪61aと反対側には、本体部10から突出してユーザが押圧可能な解除ボタン61b(係止解除部)が設けられている。解除ボタン61bを押圧することによってロックレバー61が回動して係止爪61aと係止溝41s、41t、41uとの係合を解除できるようになっている。解除ボタン61bを係止爪61aと別部材により形成して、係止爪61aと係止溝41s、41t、41uとの係合を解除してもよい。
板カム41には第1カム突起51aに係合する第1カム溝41dが凹設されている。操作部30の上部30cの一端には、本体部10の幅方向に延びて第2カム突起51bに係合する第2カム溝30aが凹設されている。
同図に示すように、係止爪61aが係止溝41sに係合した位置に板カム41が配置されると、第1、第2カム突起51a、51bはそれぞれ第1、第2カム溝41d、30aの一端に配置される。この時、表示部30が本体部10と略一致した状態で重なっており、操作部30が本体部10内に収納された第1の状態になっている(図1参照)。これにより、携帯電話機1がコンパクトな状態で携行可能になっている。
解除ボタン61bを押圧して離すと、係止爪61aと係止溝41sの係合が解除され、係止爪61aが板カム41の周面と摺動しながら付勢バネ63の付勢力により板カム41とともに表示部20が図中、時計回りに回転する。これにより、第1カム溝41dに第1カム突起51aが案内され、レバー51は回動して図中、右下がりに傾斜する。レバー51の回動に伴って第2カム突起51bが第2カム溝30aと摺動し、操作部30が下方に押し出される。
そして、図10に示すように、係止爪61aが係止溝41tと係合して板カム41が位置決めされる。この時、第1カム突起51aは第1カム溝41dの中間に配され、第2カム突起51bが第2カム溝30aの他端に配される。これにより、縦長に配される本体部10に対して表示部20が横長に配されるとともに、操作部30が本体部10から突出した第2の状態になっている(図4参照)。
更に、解除ボタン61bを押圧して離すと、係止爪61aと係止溝41sの係合が解除される。これにより、付勢バネ63の付勢力によって第2の状態から表示部20が板カム41とともに図中、時計回りに回転する。第1カム溝41dは第2の状態以降で軸部25を中心に同一半径で形成されているため、レバー51及び操作部30は第2の状態と同じ位置を維持する。
そして、係止爪61aが係止溝41uと係合して板カム41が位置決めされる。この時、第1カム突起51aは第1カム溝41dの端部に配される。これにより、前述の図6に示すように、縦長に配される本体部10に表示部20が略一致して重なるとともに、操作部30が本体部10から突出した第3の状態になっている。また、解除ボタン61bを押圧しながら表示部20を上記と逆方向に回転することにより、携帯電話機1は第2の状態及び第1の状態に移行する。
本実施形態によると、第1実施形態と同様に、本体部10に重なる表示部20が表示パネル21に平行な面内で回転可能になっており、操作部30が本体部10に出し入れされるので、表示部20の表示パネル21を縦長に配置して電話操作を行うとともに、横長に配置してインターネットを介したビデオ映像等を大画面で視聴することができる。また、操作部30を本体部10に収納するため携帯電話機1の小型化を図り、携帯性が向上する。
また、表示部20の回転と操作部30のスライドとがレバー51を介して連動するので、別々に設置操作を行う必要がなく携帯電話機1の利便性が向上する。更に、ロックレバー61を設けることにより、解除ボタン61bを操作するだけで表示部20を回転させることができる。従って、携帯電話機1の利便性がより向上する。
次に、図11は第3実施形態の携帯電話機1の本体部の内部を示す正面図である。説明の便宜上、前述の図1〜図8に示す第1実施形態と同一の部分は同一の符号を付している。本実施形態は第1実施形態と同様に表示部20が回転するとともに操作部30がスライド移動し、表示部20及び操作部30の動作機構が第1実施形態と異なっている。
本体部10はハウジング11により覆われ、ハウジング11の下方には操作部30が出入される開口部11aが形成される。操作部30の下部30bは開口部11aと略同じ幅に形成され、上部30cが開口部11aの幅よりも広くなっている。下部30bが開口部11aに摺動するとともに上部30cがハウジング11aの内壁11bに摺動して操作部30がスライド案内されるようになっている。また、上部30cが開口部11aの周囲と当接して操作部30の脱落が防止されている。
操作部30の一端には上方に延びるガイド部35が設けられる。ガイド部35には上下に延びる孔部35bが形成されている。孔部35bには、一端がハウジング11の天面に当接する圧縮バネから成る付勢バネ34が挿入されている。これにより、操作部30は本体部10の開口部11aから突出する方向に付勢されている。付勢バネ34を引張りバネにより構成してもよい。
ガイド部35の側面には突起から成る被係止部35aが突設される。本体部10にはロックレバー33が支軸33aで軸支されている。ロックレバー33には被係止部35aに係合する突起から成る係止部33bが設けられている。係止部33bが被係止部35aに係合することにより、操作部30が本体部10内に収納された状態が維持される。係止部33b及び被係止部35aが突起から成っているが、一方を溝にしてもよい。
ロックレバー61の支軸33aに対して係止部33bと反対側には、本体部10から突出してユーザが押圧可能な解除ボタン33c(係止解除部)が設けられている。解除ボタン33cを押圧することによってロックレバー33が回動して係止部33bと被係止部35aとの係合を解除できるようになっている。解除ボタン33cを係止部33bと別部材により形成して、係止部33bと被係止部35aとの係合を解除してもよい。
表示部20(図12参照)には円形の板カム41が一体に設けられている。板カム41は本体部10の略中央に配された軸部25により回転自在に軸支されている。板カム41にはフレキシブルケーブル24の一端を接続するコネクタ23が設けられ、フレキシブルケーブル24の他端は本体部10に設けたコネクタ15に接続されている。これにより、表示部20と本体部10とが電気的に接続される。
板カム41の周面には90゜間隔で3箇所に位置決め溝41a、41b、41cが設けられている。本体部10には湾曲した先端が位置決め溝41a、41b、41cに嵌合する板バネからなる位置決めバネ53が設けられている。位置決めバネ53が位置決め溝41a、41b、41cに嵌合することにより、板カム41の回転位置が位置決めされる。従って、位置決めバネ53及び位置決め溝41a、41b、41cにより板カム41の回転位置を位置決めする位置決め手段が構成されている。
また、板カム41には、位置決めバネ53が位置決め溝41aに嵌合した状態の時に操作部30のスライド方向に延びる回転規制溝41fが形成されている。操作部30には回転規制溝41fに係合する突起部30dが設けられる。回転規制溝41fに突起部30dが係合すると板カム41が係止され、表示部20は回転することができない。従って、回転規制溝41f及び突起部30dにより表示部20の回転を規制する規制手段が構成されている。回転規制溝41fを操作部30に設けて突起部30dを表示部20に設けてもよい。
同図に示すように、位置決めバネ53が位置決め溝41aに嵌合した位置に板カム41が配置され、係合部33bが係合爪35aに係合する。この時、表示部30が本体部10と略一致した状態で重なっており、操作部30が本体部10内に収納された第1の状態になっている(図1参照)。これにより、携帯電話機1がコンパクトな状態で携行可能になっている。
解除ボタン33cを押圧すると、係止部33bと被係止部35aとの係合が解除され、付勢バネ34の付勢力により操作部30が下方に押し出される。これにより、回転規制溝41fから突起部30dが退避し、表示部20が回転可能になる。板カム41とともに表示部20を回転すると、図12に示すように、位置決めバネ53が位置決め溝41cと嵌合して板カム41が位置決めされる。これにより、縦長に配される本体部10に対して表示部20が横長に配されるとともに、操作部30が本体部10から突出した第2の状態になる(図4参照)。
更に、表示部20を回転すると、位置決めバネ53が位置決め溝41cと嵌合して板カム41が位置決めされる。これにより、前述の図6に示すように、縦長に配される本体部10に表示部20が略一致して重なるとともに、操作部30が本体部10から突出した第3の状態になっている。
本実施形態によると、第1実施形態と同様に、本体部10に重なる表示部20が表示パネル21に平行な面内で回転可能になっており、操作部30が本体部10に出し入れできるので、表示部20の表示パネル21を縦長に配置して電話操作を行うとともに、横長に配置してインターネットを介したビデオ映像等を大画面で視聴することができる。また、操作部30を本体部10に収納するため携帯電話機1の小型化を図り、携帯性が向上する。
尚、第1の状態から操作部30を本体部10から突出し、表示部20を回転しない状態の時に電話操作できるようにしてもよい。これにより、第3の状態に移行させる必要がなく、表示部20の回転操作を省くことができる。
次に、図13は第4実施形態の携帯電話機1を示す背面斜視図である。説明の便宜上、前述の図1〜図8に示す第1実施形態と同一の部分は同一の符号を付している。本実施形態は本体部10の上部に補助表示部12が設けられている。その他の部分は第1実施形態と同様である。
補助表示部12は液晶パネル等から成り、第2の状態で表示部20を横長に配置した際に露出する。補助表示部12には着信の相手先番号やバッテリ残量等の情報を表示する。これにより、第2の状態でビデオ鑑賞等を行っている際に表示パネル21の表示範囲を狭めることなく相手先番号やバッテリ残量等の情報を使用者が容易に視認することができる。従って、携帯電話機1の利便性が向上する。尚、第2、第3実施形態の携帯電話機についても同様に構成してもよい。
次に、図14は第5実施形態の携帯電話機1を示す斜視図である。説明の便宜上、前述の図1〜図8に示す第1実施形態と同一の部分は同一の符号を付している。本実施形態は本体部10の下部に補助操作部13が設けられている。その他の部分は第1実施形態と同様である。
補助操作部13は操作キーから成り、第2の状態で表示部20を横長に配置した際に露出する。補助操作部13にはビデオ操作やナビゲーション操作等の機能が割り当てられる。これにより、第2の状態でビデオ映像やナビゲーション画面を表示パネル21に表示した際に、表示画面に関連した所望の操作を補助操作部13により行うことができる。
従って、操作がわかりやすく携帯電話機1の利便性が向上するとともに操作部30の操作キー31を減らして携帯電話機1の小型化を図ることができる。尚、第2、第3実施形態の携帯電話機についても同様に構成してもよい。
次に、図15は第6実施形態の携帯電話機1を示す斜視図である。説明の便宜上、前述の図1〜図8に示す第1実施形態と同一の部分は同一の符号を付している。本実施形態は表示部20に送話用のマイク32が設けられている。その他の部分は第1実施形態と同様である。
スピーカ22とマイク32とは表示パネル21を挟んで表示部20の長手方向の両端に配される。これにより、第1の状態で操作部30を本体部10に収納したまま電話を受信して通話することができ、携帯電話機1の利便性が向上する。尚、第2、第3実施形態の携帯電話機についても同様に構成してもよい。
次に、図17は第7実施形態の携帯電話機1を示す斜視図である。説明の便宜上、前述の図1〜図8に示す第1実施形態と同一の部分は同一の符号を付している。本実施形態は表示部20にステレオスピーカ26が設けられている。その他の部分は第1実施形態と同様である。
ステレオスピーカ26は表示パネル21の長手方向の両外側に設けられる。第2の状態で表示パネル21を横長に配置し、2つのステレオスピーカ26により臨場感のある音声でビデオ映像等を視聴することができる。また、第3の状態の時はステレオスピーカ26を電話の受話用のスピーカとして使用することができる。尚、第2、第3実施形態の携帯電話機についても同様に構成してもよい。
次に、図17は第8実施形態の携帯電話機1を示す背面斜視図である。説明の便宜上、前述の図1〜図8に示す第1実施形態と同一の部分は同一の符号を付している。本実施形態は表示部20の背面にステレオマイク27が設けられている。その他の部分は第1実施形態と同様である。
ステレオマイク27は表示部20の長手方向の両端に設けられ、第2の状態で表示部20を横長に配置した際に離れた2箇所で集音してメモリ(不図示)等に録音することができる。これにより、臨場感のあるステレオ録音を行うことができる。ステレオマイク27を表示部20の前面に設けてもよい。尚、第2、第3実施形態の携帯電話機についても同様に構成してもよい。
次に、図18は第9実施形態の携帯電話機1を示す斜視図である。説明の便宜上、前述の図1〜図8に示す第1実施形態と同一の部分は同一の符号を付している。本実施形態は表示部20の背面に2つの撮影用のカメラ28が設けられている。その他の部分は第1実施形態と同様である。
カメラ28は表示部20の長手方向の両端に設けられ、第2の状態で表示部20を横長に配置した際に露出する。2つのカメラ28により撮影された被写体の画像データは本体部10内に設けられた画像処理部(不図示)で画像処理され、表示パネル21に立体画像が表示される。従って、立体画像を容易に撮影することができる。尚、第2、第3実施形態の携帯電話機についても同様に構成してもよい。
次に、図19は第10実施形態の携帯電話機1を示す斜視図である。説明の便宜上、前述の図1〜図8に示す第1実施形態と同一の部分は同一の符号を付している。本実施形態は本体部10の背面に撮影用のカメラ28が設けられ、表示部20の背面に2つの照明装置29が設けられている。その他の部分は第1実施形態と同様である。
カメラ28は本体部10の背面上部に設けられ、第2の状態または第3の状態で表示パネル21に表示した被写体像を確認して被写体を撮影することができる。第2の状態で表示パネル21を横長に配した際には被写体像が横長に表示される。第3の状態で表示パネル21を縦長に配した際には被写体像が縦長に表示される。これにより、カメラアングルに拘わらず操作部30を把持して容易に撮影することができ、携帯電話機1の操作性が向上する。
照明装置29は表示部20の長手方向の両端に設けられ、表示部20を横長に配置した際に露出する。離れた2箇所の照明装置29により被写体を照明することにより、広範囲な照明が可能になる。従って、撮影画像の画質を向上することができる。尚、第2、第3実施形態の携帯電話機についても同様に構成してもよい。
本発明は、情報を表示する表示部とユーザ操作を行う操作部を有した携帯電話機に利用することができる。
本発明の第1実施形態の携帯電話機の第1の状態を示す斜視図 本発明の第1実施形態の携帯電話機の第1の状態の内部構成を示す正面図 本発明の第1実施形態の携帯電話機の第2の状態の内部構成を示す正面図 本発明の第1実施形態の携帯電話機の第2の状態を示す斜視図 本発明の第1実施形態の携帯電話機の第3の状態の内部構成を示す正面図 本発明の第1実施形態の携帯電話機の第3の状態を示す斜視図 本発明の第1実施形態の携帯電話機の背面斜視図 本発明の第1実施形態の携帯電話機の本体部の底面図 本発明の第2実施形態の携帯電話機の第1の状態の内部構成を示す正面図 本発明の第2実施形態の携帯電話機の第2の状態の内部構成を示す正面図 本発明の第3実施形態の携帯電話機の第1の状態の内部構成を示す正面図 本発明の第3実施形態の携帯電話機の第2の状態の内部構成を示す正面図 本発明の第4実施形態の携帯電話機を示す斜視図 本発明の第5実施形態の携帯電話機を示す斜視図 本発明の第6実施形態の携帯電話機を示す斜視図 本発明の第7実施形態の携帯電話機を示す斜視図 本発明の第8実施形態の携帯電話機を示す背面斜視図 本発明の第9実施形態の携帯電話機を示す背面斜視図 本発明の第10実施形態の携帯電話機を示す斜視図
符号の説明
1 携帯電話機
10 本体部
11 ハウジング
11a 開口部
12 補助表示部
13 補助操作部
14、16 接続端子
20 表示部
21 表示パネル
22 スピーカ
26 ステレオスピーカ
27 ステレオマイク
28 カメラ
29 照明装置
30 操作部
30a 第2カム溝
32 マイク
33 ロックレバー
33b 係止部
33c 解除ボタン(係止解除部)
30d 突起部
34 付勢バネ
35 ガイド部
35a 被係止部
41 板カム
41a、41b、41c 位置決め溝
41d 第1カム溝
41e ストッパ
41f 回転規制溝
41s、41t、41u 係止溝
51 レバー
51a 第1カム突起
51b 第2カム突起
61 ロックレバー
61a 係止爪
61b 解除ボタン(係止解除部)
71 充電用ケーブル
72 ヘッドホン

Claims (17)

  1. 情報を表示する表示パネルを前面に配した表示部と、
    操作キーを有してユーザ操作を行う操作部と、
    前記表示部の背面に重ねて配置され、前記表示パネルに平行な面内で前記表示部を回転可能に支持するとともに、前記操作部をスライドにより出し入れ可能に収納する本体部と、
    を備えたことを特徴とする携帯電話機。
  2. 前記表示部の回転と前記操作部のスライドとが連動することを特徴とする請求項1に記載の携帯電話機。
  3. 第1、第2カム突起を有して前記表示部と異なる回動中心で前記本体部に回動可能に支持されるレバーと、前記表示部に設けられるとともに第1カム突起に係合して前記表示部の回転に伴い前記レバーを回動させる第1カム溝と、前記操作部に設けられるとともに第2カム突起に係合して前記レバーの回動に伴い前記操作部を前記本体部から出入させる第2カム溝とを備えたことを特徴とする請求項2に記載の携帯電話機。
  4. 第1カム溝が形成されるとともに周面に複数の位置決め溝を凹設した前記表示部と一体の円形の板カムと、前記位置決め溝に嵌合して前記板カムの回転位置を位置決めする位置決めバネとを備えたことを特徴とする請求項3に記載の携帯電話機。
  5. 第1カム溝が形成されるとともに周面に複数の係止溝を凹設した前記表示部と一体の円形の板カムと、前記表示部を回転方向に付勢する付勢バネと、前記係止溝と係合して前記表示部の回転を係止する係止爪と、ユーザ操作により前記係止溝と前記係止爪との係合を解除する係止解除部とを備えたことを特徴とする請求項3に記載の携帯電話機。
  6. 前記表示部の回転位置を位置決めする位置決め手段と、前記操作部を前記本体部から突出する方向に付勢する付勢バネと、前記操作部に設けられる係止部と、前記係止部に係合して前記操作部の前記本体部からの突出を係止する被係止部と、ユーザ操作により前記係止部と前記被係止部との係合を解除する係止解除部とを備えたことを特徴とする請求項1に記載の携帯電話機。
  7. 前記係止部と前記被係止部との係合時に前記表示部の回転を規制する規制手段を設けたことを特徴とする請求項6に記載の携帯電話機。
  8. 前記規制手段は、前記操作部及び前記表示部の一方に設けられて前記操作部のスライド方向に延びる回転規制溝と、前記操作部及び前記表示部の他方に設けられて前記回転規制溝に係合する突起部とから成ることを特徴とする請求項7に記載の携帯電話機。
  9. 前記本体部は前記操作部が出入する面に充電用ケーブルが接続される接続端子を有し、前記操作部を断面コ字型に形成して前記接続端子の周囲に配置したことを特徴とする請求項1〜請求項8のいずれかに記載の携帯電話機。
  10. 前記表示部の回動により露出して情報を表示する補助表示部を前記本体部に設けたことを特徴とする請求項1〜請求項9のいずれかに記載の携帯電話機。
  11. 前記表示部の回動により露出してユーザ操作を行う補助操作部を前記本体部に設けたことを特徴とする請求項1〜請求項9のいずれかに記載の携帯電話機。
  12. 前記表示部に送話用のマイクと受話用のスピーカとを設けたことを特徴とする請求項1〜請求項11のいずれかに記載の携帯電話機。
  13. 前記表示部の回転位置に応じて前記表示パネルの表示画像を縦長と横長とに切り替え、前記表示パネルの長手方向の両外側にステレオスピーカを設けたことを特徴とする請求項1〜請求項11のいずれかに記載の携帯電話機。
  14. 前記表示部の長手方向の両端に録音を行うステレオマイクを設けたことを特徴とする請求項1〜請求項11のいずれかに記載の携帯電話機。
  15. 前記表示パネルの背面側に配されるとともに被写体を撮影するカメラを前記表示部の長手方向の両端に設けたことを特徴とする請求項1〜請求項11のいずれかに記載の携帯電話機。
  16. 前記本体部の背面に設けられて被写体を撮影するカメラを備え、前記表示部の回転位置に応じて前記表示パネルに表示される被写体像を縦長と横長とに切り替えることを特徴とする請求項1〜請求項11のいずれかに記載の携帯電話機。
  17. 前記表示部の背面側に配されるとともに被写体を照明する照明装置を前記表示部の長手方向の両端に設けたことを特徴とする請求項16に記載の携帯電話機。
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