JP2007166258A - 携帯電話機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 回転可能な表示筐体の回転操作に際して誤操作をより確実に防止することができる携帯電話機を提供することを目的とする。
【解決手段】 ヒンジ部3の平坦面61における端辺62側に、第1のシンボルとしての半円環状の図形63を形成する。表示筐体2の内面には、縦長状態のときに平坦面61の端辺62に対向する短辺22側、及び横長状態のときに平坦面61の端辺62に対向する長辺23側に、それぞれ同一形状からなる第2のシンボルとしての半円環状の図形25,26を形成する。これにより、ユーザは、表示筐体2の回転操作に際して、表示筐体2側の図形25,26を平坦面61側の図形63に近接させるように回転させればよいことを認識することができるので、表示筐体2の回転操作に際して誤操作をより確実に防止することができる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、携帯電話機に係り、さらに詳しくは、表示画面が形成された表示筐体が回転可能に保持された携帯電話機の改良に関する。
表示画面が形成された表示筐体と、多数の操作キーが配置された操作筐体とを備え、表示筐体が表示画面に水平な面内で操作筐体により回転可能に保持された携帯電話機が知られている(例えば、特許文献1)。
この特許文献1に開示されている携帯電話機は、操作筐体に対して表示筐体を180°回転させることができるようになっている。表示画面には、表示筐体を回転させるべき方向が矢印で表示され、これにより、表示筐体を誤った方向に回転させようとする誤操作の防止を図ることができるようになっている。
一方で、携帯電話機の中には、表示画面が長方形に形成され、表示画面が縦長状態及び横長状態となるように、表示筐体を90°回転させることができるようになっているものもある(例えば、特許文献2)。
特開2005−151057号公報 特開2004−215180号公報
このように、表示筐体が回転可能に保持された携帯電話機の中には、表示筐体が回転可能な角度範囲の異なるものがある。したがって、上記特許文献2のように表示筐体が90°の角度範囲で回転可能な携帯電話機に、上記特許文献1のように表示筐体を回転させるべき方向を表示画面に表示させる構成を採用した場合、ユーザの中には、表示筐体が180°回転可能なものと勘違いして、表示筐体を90°回転させた後もなお回転力を付与し続ける場合がある。
すなわち、上記特許文献1のような構成では、表示筐体を回転させるべき方向を表示することはできるものの、表示筐体をどこまで回転させればよいかを表示することはできない。したがって、表示筐体を必要以上に回転させようとして、携帯電話機を破損させてしまうおそれがある。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、回転可能な表示筐体の回転操作に際して誤操作をより確実に防止することができる携帯電話機を提供することを目的とする。
第1の本発明による携帯電話機は、筐体面に長方形の表示画面が形成された表示筐体と、上記表示画面が縦長状態及び横長状態となるように、上記表示筐体を上記表示画面に水平な面内で回転可能に保持する保持手段と、上記表示画面が縦長状態のときに上記筐体面の一方の短辺に近接し、上記表示画面が横長状態のときに上記筐体面の一方の長辺に近接する基準面とを備え、上記基準面には、上記表示画面が縦長状態及び横長状態のときに上記表示筐体に近接する端辺側に第1のシンボルが形成されており、上記筐体面における上記一方の短辺側及び上記一方の長辺側には、それぞれ同一の第2のシンボルが形成され、これらの第2のシンボルが、上記表示画面が縦長状態のときと横長状態のときとで同じ位置に配置されるように構成される。
このような構成により、表示画面が縦長状態のときと横長状態のときとで、表示筐体の筐体面における一方の短辺側又は一方の長辺側に形成されている第2のシンボルを、基準面の端辺側に形成されている第1のシンボルと近接させることができる。したがって、例えば、第1のシンボルと第2のシンボルとを関連性のあるシンボルとすれば、ユーザは、表示筐体の回転操作に際して、第2のシンボルを第1のシンボルに近接させるように回転させればよいことを認識することができる。
これにより、表示筐体を回転させるべき方向だけでなく、表示筐体をどこまで回転させればよいかをユーザに認識させることができ、表示筐体が必要以上に回転されるのを防止することができる。したがって、表示筐体の回転操作に際して誤操作をより確実に防止することができる。
第2の本発明による携帯電話機において、上記保持手段は、上記表示筐体の回転に伴い上記基準面の上記端辺に対して直交する方向に移動する回転軸を中心に、上記表示筐体を回転可能に保持するように構成される。
このような構成により、表示筐体の回転に伴い回転軸を移動させることによって、表示画面が縦長状態のときには、筐体面の一方の短辺を基準面の端辺に近接させ、表示画面が横長状態のときには、筐体面の一方の長辺を基準面の端辺に近接させることができる。したがって、表示画面が縦長状態のときと横長状態のときとで第2のシンボルを同じ位置に配置させ、第1のシンボルに近接させることができる。
第3の本発明による携帯電話機において、上記表示画面は、上記筐体面の中央部に形成されており、上記第2のシンボルは、上記表示画面の外側である上記筐体面の周縁部における上記一方の短辺側及び上記一方の長辺側に描かれている。
このような構成により、筐体面の周縁部にデザインとして描かれた第2のシンボルを用いて、表示筐体を回転させるべき方向、及び表示筐体をどこまで回転させればよいかをユーザに認識させることができる。筐体面の中央部に表示画面が形成されたような構成では、筐体面の周縁部に第2のシンボルを描くスペースを確保することができるので、このスペースに第2のシンボルを描くことにより、簡単な構成で表示筐体の筐体面に第2のシンボルを形成することができる。
第4の本発明による携帯電話機において、上記表示画面は、上記筐体面全体に形成されており、上記第2のシンボルは、上記表示画面における上記一方の短辺側及び上記一方の長辺側に表示される。
このような構成により、表示画面に表示される第2のシンボルを用いて、表示筐体を回転させるべき方向、及び表示筐体をどこまで回転させればよいかをユーザに認識させることができる。表示筐体の筐体面全体に表示画面が形成されたような構成では、筐体面の周縁部に第2のシンボルを描くスペースを確保することができないため、表示画面に第2のシンボルを表示させることにより表示筐体の筐体面に第2のシンボルを形成することができる。
本発明によれば、ユーザは、表示筐体の回転操作に際して、第2のシンボルを第1のシンボルに近接させるように回転させればよいことを認識することができる。これにより、表示筐体を回転させるべき方向だけでなく、表示筐体をどこまで回転させればよいかをユーザに認識させることができ、表示筐体が必要以上に回転されるのを防止することができるので、表示筐体の回転操作に際して誤操作をより確実に防止することができる。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1による携帯電話機1の一例を示した斜視図であり、筐体を閉じた状態を示している。図2は、図1の携帯電話機1の筐体を展開した状態を示した斜視図である。この携帯電話機1は、いわゆる折り畳み式の携帯電話機であり、それぞれ長方形形状に形成された表示筐体2及び操作筐体5がヒンジ部3を介して連結され、表示筐体2及び操作筐体5の筐体面を対向させた状態で折り畳むことができるようになっている。
表示筐体2には、折り畳んだ状態で操作筐体5に対向する内面にメイン表示部2a及び受話用レシーバ8が配置されている。メイン表示部2aは、長方形形状に形成された液晶表示器であり、その長手方向が表示筐体2の長手方向と一致するように配置されている。受話用レシーバ8は、表示筐体2におけるヒンジ部3と反対側の端部に配置されている。
操作筐体5には、折り畳んだ状態で表示筐体2に対向する内面に多数の操作キー4及び送話用マイクロホン7が配置されている。送話用マイクロホン7は、操作筐体5におけるヒンジ部3と反対側の端部に配置されている。
このような折り畳み式携帯電話機1は、コンパクトに折り畳んだ状態で携帯することができ、筐体を展開させれば、メイン表示部2aの表示を見ながら、操作キー4を押下操作することができる。また、この携帯電話機1は、図2に示すようにメイン表示部2aを縦長状態として表示筐体2の内面に耳を当てることにより、送話用マイクロホン7に口を近づけるとともに、受話用レシーバ8に耳を近づけて、良好に通話を行うことができるようになっている。
すなわち、より品質のよい音声を送受信するためには、送話用マイクロホン7に口を近づけるとともに、受話用レシーバ8に耳を近づけるのが好ましく、そのためには、送話用マイクロホン7と受話用レシーバ8の距離をある程度確保する必要がある。本実施の形態の携帯電話機1では、送話用マイクロホン7を操作筐体5におけるヒンジ部3と反対側の端部に配置し、受話用レシーバ8を表示筐体2におけるヒンジ部3と反対側の端部に配置することにより、縦長状態としたときの送話用マイクロホン7と受話用レシーバ8の距離を確保することができるようになっている。
ヒンジ部3は、操作筐体5に対して回動可能に連結される連結部3aと、表示筐体2の外面に対向して表示筐体2を保持する保持部3bとが一体的に形成された構成を有している。連結部3aは、保持部3bの一端部において互いに一定間隔を隔てて突出するように形成された2つの円筒体からなる。操作筐体5の内面における長手方向の一端部には、短手方向に延びるように円筒体6が形成されており、この円筒体6が2つの連結部3aの間に同一軸線上に配置され、互いに回転可能に取り付けられることにより、ヒンジ部3が操作筐体5に対して回動可能に連結されている。
保持部3bは、矩形の板状に形成され、メイン表示部2aを縦長状態としたときに、表示筐体2の外面におけるヒンジ部3側の半分程度に対向する。保持部3bは、表示筐体2をメイン表示部2aに水平な面内で回転可能に保持しており、表示筐体2は、操作筐体5に対する傾斜角度を保った状態で回転できるようになっている。保持部3bの表示筐体2と反対側の外面には、主に筐体を閉じた状態で表示を行うためのサブ表示部11が配置されている。
図3は、図2の携帯電話機1の表示筐体2を回転させた状態を示した斜視図であり、正面から見て図2の状態から時計回りに約45°回転させた状態を示している。図4は、図2の携帯電話機1の表示筐体2を回転させた状態を示した斜視図であり、正面から見て図2の状態から時計回りに90°回転させた状態を示している。ユーザは、操作筐体5を把持した状態で、表示筐体2をメイン表示部2aに水平な面内において90°の角度範囲内で回転させることにより、図2に示した縦長状態と図4に示した横長状態との間で表示筐体2を回転させることができる。
この携帯電話機1では、テレビ放送を視聴することができるようになっており、図2に示す状態から表示筐体2を回転させ、図3の状態を経て、図4に示すようにメイン表示部2aを横長状態とすることにより、テレビ画像のアスペクト比に合致した横長状態のメイン表示部2aにテレビ画像を良好に表示させることができる。メイン表示部2aは、長辺と短辺の比が16:9となる長方形形状に形成されており、この比は、一般的なテレビ放送に用いられるテレビ画像のアスペクト比と一致している。
図2の状態から表示筐体2を時計回りに回転させる場合、図3に示した状態となるまでは、ヒンジ部3の保持部3b内に備えられた付勢手段により、表示筐体2に対して反時計回りに付勢力が作用するようになっている。したがって、図2の状態では、表示筐体2に対して反時計回りに作用する付勢力によって、外力が作用しない限り表示筐体2が図2の状態のまま維持されるようになっている。
一方、図3の状態を超えて表示筐体2をさらに時計回りに回転させると、表示筐体2に作用する付勢力が時計回りに切り替わり、図4に示した状態で表示筐体2が係止される。これにより、外力が作用しない限り表示筐体2が図4の状態のまま維持されるようになっている。
本実施の形態では、表示筐体2は一定位置に固定された回転軸を中心に回転するのではなく、表示筐体2の回転に伴って移動する回転軸を中心に回転するようになっている。これにより、図2に示すように長手方向の一端部が操作筐体5に近接した縦長状態の表示筐体2を90°回転させても、図4に示すように表示筐体2の短手方向の一端部が操作筐体5に近接し、コンパクトに横長状態とされたメイン表示部2aにテレビ画面を表示させてテレビ放送を視聴することができるようになっている。
また、操作筐体5を把持した状態のまま表示筐体2を縦長状態から横長状態に回転させることにより、携帯電話機1を持ち替えることなくテレビ放送を視聴することができる。このとき、表示筐体2に作用する付勢力により、表示筐体2を縦長状態と横長状態との間でスムーズに切り替えることができるようになっている。
図5〜図7は、図2〜図4の状態における携帯電話機1の背面図であり、それぞれ保持部3b内の構造を透視した状態で示している。また、図8〜図10は、図2〜図4の状態におけるヒンジ部3の正面図である。図5及び図8は、図2に示す縦長状態に対応し、図6及び図9は、表示筐体2を約45°回転させた図3に示す状態に対応し、図7及び図10は、図4に示す横長状態に対応している。
保持部3b内には、矩形形状の保持板16が配置されており、この保持板16に表示筐体2が回転可能に保持されている。保持板16には、横方向に円弧状に延びる円弧孔12と、縦方向に直線状に延びる直線孔14とが形成されている。円弧孔12の中央部の頂点は、直線孔14の一端部に近接しており、この頂点における法線方向に直線孔14が延びている。
円弧孔12及び直線孔14には、それぞれ表示筐体2の背面側に形成された摺動軸13及び回転軸15が回転可能に係合している。摺動軸13及び回転軸15は、表示筐体2の背面に固定された軸保持部材18に一体的に形成されており、それぞれ表示筐体2の中心に対してずれた位置に互いに一定間隔を隔てて配置されている。この軸保持部材18は、保持部3bの前面に形成された開口3dを介して、保持部3b内の保持板16に係合している。
軸保持部材18は、付勢手段としてのばねの一例である捩りコイルばね20を介して、保持板16に固定されている。捩りコイルばね20は、その一端部が軸保持部材18の摺動軸13に結合されるとともに、他端部が保持板16に形成された取付軸19に結合されている。取付軸19は、円弧孔12の頂点に対する法線上に回転可能に配置されている。表示筐体2には、ヒンジ部3側から延びるフレキシブル基板21の端部が回転軸15の近傍において取り付けられており、このフレキシブル基板21を介して、表示筐体2と操作筐体5とが電気的に接続されている。
図5及び図8に示す縦長状態では、回転軸15が直線孔14の下端に当接し、摺動軸13が円弧孔12の一端に当接している。この状態では、捩りコイルばね20により摺動軸13が円弧孔12の一端側に付勢されており、外力が作用しない限り表示筐体2がこの状態のまま維持されるようになっている。
この状態から表示筐体2をヒンジ部3に対して回転させると、回転軸15が直線孔14に沿って上方へ移動するとともに、摺動軸13が円弧孔12に沿って他端側へ移動する。このとき、捩りコイルばね20も取付軸19を中心に回転し、その一端部と他端部とが互いに近接するように縮められる。そして、図6及び図9に示すように表示筐体2が約45°回転された状態では、回転軸15が直線孔14の上端に当接し、摺動軸13が円弧孔12の頂点に到達する。
この状態では、捩りコイルばね20の一端部と他端部とが最も近接した状態となり、さらに表示筐体2が回転されると、摺動軸13及び取付軸19の左右の位置が逆転し、捩りコイルばね20の一端部と他端部とが再び離れていく。したがって、表示筐体2は、図6及び図9に示す回転位置を超えて回転されると、その後は捩りコイルばね20の付勢力によってさらに回転され、図7及び図10に示すような横長状態となる。
表示筐体2が横長状態のときには、回転軸15が直線孔14の下端に当接し、摺動軸13が円弧孔12の他端に当接している。この状態では、捩りコイルばね20により摺動軸13が円弧孔12の他端側に付勢されており、外力が作用しない限り表示筐体2がこの状態のまま維持されるようになっている。
本実施の形態では、図2〜図4に示すように、メイン表示部2aが表示筐体2の内面の中央部に形成されている。これにより、メイン表示部2aの外側である表示筐体2の内面の周縁部は、メイン表示部2aの表示画面と同一面内に形成された筐体面となっている。ヒンジ部3の円筒体6の外周面における前側には、表示筐体2の内面と同一面内に延びる平坦面61が形成されている。
この平坦面61は、操作筐体5に固定された円筒体6に形成されることにより、表示筐体2が回転されても変位しない基準面をなしている。図2に示すように表示筐体2が縦長状態のときには、表示筐体2の内面における受話用レシーバ8と反対側の短辺22が、平坦面61の表示筐体2側の端辺62に対向した状態で近接する。一方、図4に示すように表示筐体2が横長状態のときには、表示筐体2の内面における一方の長辺23が、端辺62に対向した状態で近接する。
表示筐体2が横長状態のときに平坦面61の端辺62に対向する表示筐体2の長辺は、操作筐体5が回転可能な方向に応じて、いずれか一方の長辺となる。すなわち、本実施の形態のように、縦長状態の表示筐体2が正面から見て時計回りに90°回転されることにより横長状態とされるような構成の場合には、縦長状態における正面から見て右側の長辺23が、横長状態のときに平坦面61の端辺62に対向する。これに対して、本実施の形態のような構成とは異なり、縦長状態の表示筐体2が正面から見て反時計回りに90°回転されることにより横長状態とされるような構成とした場合には、縦長状態における正面から見て左側の長辺24が、横長状態のときに平坦面61の端辺62に対向することとなる。
平坦面61の左右方向中央部における端辺62側には、第1のシンボルとしての半円環状の図形63が描かれている。この半円環状の図形63は、端辺62の中央部を中心として、その両端が当該端辺62の中央部を挟んで両側に位置するような円弧状に描かれている。
一方、表示筐体2の内面には、縦長状態のときに平坦面61の端辺62に対向する短辺22側、及び横長状態のときに平坦面61の端辺62に対向する長辺23側に、それぞれ同一形状からなる第2のシンボルとしての半円環状の図形25,26が描かれている。表示筐体2の内面における短辺22側の図形25は、短辺22の中央部を中心として、その両端が当該短辺22の中央部を挟んで両側に位置するような円弧状に描かれている。表示筐体2の内面における長辺23側の図形26は、長辺23の中央部を中心として、その両端が当該長辺23の中央部を挟んで両側に位置するような円弧状に描かれている。
本実施の形態では、図5〜図10を用いて説明した通り、表示筐体2の回転に伴って、平坦面61の端辺62に対して直交する方向に表示筐体2の回転軸15が移動するように構成されている。このような構成により、表示筐体2が縦長状態のときには、表示筐体2の内面における一方の短辺22を平坦面61の端辺62に近接させ、表示筐体2が横長状態のときには、表示筐体2の内面における一方の長辺23を平坦面61の端辺62に近接させることができる。これにより、表示筐体2を縦長状態としたときの短辺22側の図形25の位置と、表示筐体2を横長状態としたときの長辺23側の図形26の位置とが、同じ位置となるような構成とすることができる。
表示筐体2が縦長状態のときには、表示筐体2の内面における短辺22側の図形25が平坦面61の図形63に対向し、図2に示すように、これらの図形25,63が一体となって円環状の図形が表示されるようになっている。一方、表示筐体2が横長状態のときには、表示筐体2の内面における長辺23側の図形26が平坦面61の図形63に対向し、図4に示すように、これらの図形26,63が一体となって円環状の図形が表示されるようになっている。
このように、表示筐体2の内面における一方の短辺22側又は一方の長辺23側に形成されている半円環状の図形25,26と、平坦面61の端辺62側に形成されている半円環状の図形63とが、一体となって円環状の図形が表示されるといったように、表示筐体2側の図形25,26と平坦面61側の図形63とを関連性のある図形とすることにより、ユーザは、表示筐体2の回転操作に際して、表示筐体2側の図形25,26を平坦面61側の図形63に近接させるように回転させればよいことを認識することができる。
これにより、表示筐体2を回転させるべき方向だけでなく、表示筐体2をどこまで回転させればよいかをユーザに認識させることができ、表示筐体2が必要以上に回転されるのを防止することができる。したがって、表示筐体2の回転操作に際して誤操作をより確実に防止することができる。
特に、本実施の形態では、表示筐体2の内面におけるメイン表示部2aの外側にデザインとして描かれた図形25,26を用いて、表示筐体2を回転させるべき方向、及び表示筐体2をどこまで回転させればよいかをユーザに認識させることができる。本実施の形態のように表示筐体2の内面の中央部にメイン表示部2aが形成されたような構成では、当該内面の周縁部に図形25,26を描くスペースを確保することができるので、このスペースに図形25,26を描くことにより、簡単な構成で表示筐体2の筐体面に図形25,26を形成することができる。
実施の形態2.
上記実施の形態1では、表示筐体2の内面にデザインとして描かれた図形25,26を用いて、表示筐体2を回転させるべき方向、及び表示筐体2をどこまで回転させればよいかをユーザに認識させるような構成について説明したが、実施の形態2では、図形25,26を表示筐体102の内面に直接描くのではなく、メイン表示部102aに電気的に表示させるような構成となっている点が異なる。
図11は、本発明の実施の形態2による携帯電話機101の一例を示した斜視図であり、筐体を展開した状態を示している。図12は、図11の携帯電話機101の表示筐体102を回転させた状態を示した斜視図であり、正面から見て図11の状態から時計回りに90°回転させた状態を示している。この携帯電話機101では、メイン表示部102aが表示筐体102の内面全体に形成され、そのメイン表示部102aに図形が表示されるようになっている点以外は、上記実施の形態1と同様の構成を有しているので、それらの同様の構成については、図に同一符号を付して詳細な説明を省略することとする。
図11に示すように、メイン表示部102aは、縦長状態でその左右両端が表示筐体102の左右両側の長辺23,24上に位置しており、下端が表示筐体102の下側の短辺22上に位置している。縦長状態における表示筐体102の上端には受話用レシーバ8が配置されており、この表示筐体102の上端部を除く表示筐体102の内面全体に、メイン表示部102aが形成されている。
このように、メイン表示部102aは表示筐体102の内面全体に形成され、このメイン表示部102aが表示筐体102の内面としての筐体面を構成している。ただし、メイン表示部102aは、縦長状態において平坦面61に近接する側の短辺22上、及び横長状態において平坦面61に近接する側の長辺23上に対向するように形成されていれば、表示筐体102の内面上の他の部分において、部分的にメイン表示部102aが形成されていない部分があってもよい。
図11に示すように表示筐体102が縦長状態のときには、メイン表示部102aが、受話用レシーバ8と反対側の短辺22において、平坦面61の表示筐体102側の端辺62に対向した状態で近接する。図12に示すように表示筐体102が横長状態のときには、メイン表示部102aが、一方の長辺23において、平坦面61の表示筐体102側の端辺62に対向した状態で近接する。
メイン表示部102aには、縦長状態のときに平坦面61の端辺62に対向する短辺22側、及び横長状態のときに平坦面61の端辺62に対向する長辺23側に、それぞれ同一形状からなる第2のシンボルとしての半円環状の図形25,26が電気的に表示される。メイン表示部102aにおける短辺22側の図形25は、短辺22の中央部を中心として、その両端が当該短辺22の中央部を挟んで両側に位置するような円弧状に表示されている。メイン表示部102aにおける長辺23側の図形26は、長辺23の中央部を中心として、その両端が当該長辺23の中央部を挟んで両側に位置するような円弧状に表示されている。
本実施の形態では、上記実施の携帯1のように表示筐体2の内面の周縁部にデザインとして描かれた図形25,26を用いるのではなく、メイン表示部102aに表示される図形25,26を用いて、表示筐体102を回転させるべき方向、及び表示筐体102をどこまで回転させればよいかをユーザに認識させることができる。本実施の形態のように表示筐体102の内面全体にメイン表示部102aが形成されたような構成では、表示筐体102の内面の周縁部に図形25,26を描くスペースを確保することができないため、メイン表示部102aに図形25,26を表示させることにより表示筐体2の筐体面に図形25,26を形成することができる。
メイン表示部102aに表示される図形25,26は、携帯電話機101の電源が投入されている間は常に表示されるような構成であってもよいし、例えば、テレビ放送の視聴を開始又は終了させるための操作が行われたときのように、表示筐体102を回転させるべきときにのみ一時的に表示されるような構成であってもよい。
実施の形態1及び実施の形態2では、表示筐体2,102の内面が、縦長状態及び横長状態においてヒンジ部3の平坦面61に近接するような構成について説明したが、このような構成に限らず、操作筐体5の内面を基準面とし、表示筐体2,102の内面が、縦長状態及び横長状態において操作筐体5の内面に近接するような構成であってもよい。この場合、操作筐体5の内面に、第1のシンボルとしての図形63が描かれたような構成であってもよい。
第1のシンボル及び第2のシンボルは、半円環状の図形25,26,63に限らず、互いに関連性のある他のシンボル、例えば、一体となって1つの図形となるような他の図形であってもよいし、一体となって1つの文字又は一連の文章となるようなものであってもよい。
本発明の実施の形態1による携帯電話機の一例を示した斜視図であり、筐体を閉じた状態を示している。 図1の携帯電話機の筐体を展開した状態を示した斜視図である。 図2の携帯電話機の表示筐体を回転させた状態を示した斜視図であり、正面から見て図2の状態から時計回りに約45°回転させた状態を示している。 図2の携帯電話機の表示筐体を回転させた状態を示した斜視図であり、正面から見て図2の状態から時計回りに90°回転させた状態を示している。 図2の状態における携帯電話機の背面図であり、保持部内の構造を透視した状態で示している。 図3の状態における携帯電話機の背面図であり、保持部内の構造を透視した状態で示している。 図4の状態における携帯電話機の背面図であり、保持部内の構造を透視した状態で示している。 図2の状態におけるヒンジ部の正面図である。 図3の状態におけるヒンジ部の正面図である。 図4の状態におけるヒンジ部の正面図である。 本発明の実施の形態2による携帯電話機の一例を示した斜視図であり、筐体を展開した状態を示している。 図11の携帯電話機の表示筐体を回転させた状態を示した斜視図であり、正面から見て図11の状態から時計回りに90°回転させた状態を示している。
符号の説明
1 携帯電話機
2 表示筐体
2a メイン表示部
3 ヒンジ部
4 操作キー
5 操作筐体
7 送話用マイクロホン
8 受話用レシーバ
12 円弧孔
13 摺動軸
14 直線孔
15 回転軸
16 保持板
22 短辺
23,24 長辺
25,26 図形
61 平坦面
62 端辺
63 図形
101 携帯電話機
102 表示筐体
102a メイン表示部

Claims (4)

  1. 筐体面に長方形の表示画面が形成された表示筐体と、
    上記表示画面が縦長状態及び横長状態となるように、上記表示筐体を上記表示画面に水平な面内で回転可能に保持する保持手段と、
    上記表示画面が縦長状態のときに上記筐体面の一方の短辺に近接し、上記表示画面が横長状態のときに上記筐体面の一方の長辺に近接する基準面とを備え、
    上記基準面には、上記表示画面が縦長状態及び横長状態のときに上記表示筐体に近接する端辺側に第1のシンボルが形成されており、
    上記筐体面における上記一方の短辺側及び上記一方の長辺側には、それぞれ同一の第2のシンボルが形成され、これらの第2のシンボルが、上記表示画面が縦長状態のときと横長状態のときとで同じ位置に配置されることを特徴とする携帯電話機。
  2. 上記保持手段は、上記表示筐体の回転に伴い上記基準面の上記端辺に対して直交する方向に移動する回転軸を中心に、上記表示筐体を回転可能に保持することを特徴とする請求項1に記載の携帯電話機。
  3. 上記表示画面は、上記筐体面の中央部に形成されており、
    上記第2のシンボルは、上記表示画面の外側である上記筐体面の周縁部における上記一方の短辺側及び上記一方の長辺側に描かれていることを特徴とする請求項1又は2に記載の携帯電話機。
  4. 上記表示画面は、上記筐体面全体に形成されており、
    上記第2のシンボルは、上記表示画面における上記一方の短辺側及び上記一方の長辺側に表示されることを特徴とする請求項1又は2に記載の携帯電話機。
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