JP4236546B2 - 携帯電話機 - Google Patents

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Description

本発明は、使用形態に応じて筐体を構成する部材の配置を変えることが可能な多機能の携帯電話機に関する。
近年、電話回線網に接続して通話をすることが可能な携帯電話機は、多機能化の傾向にあり、例えば、カメラの設置による撮像機能やテレビ電話機能、楽曲再生機能、ゲーム機能などが、1台の携帯電話機で実現可能となってきている。
一方、様々な使用形態に応じて、携帯電話機の筐体を構成する部材の配置(携帯電話機全体の形状)を変えることによって、利便性や携帯性を向上させるという工夫も行われている。例えば、携帯電話機には、ストレートタイプと呼ばれる携帯電話機の形状が変化しない構造のものに加え、携帯電話機を構成する2つの主要な部材がヒンジによって回動する折り畳みタイプの構造や、携帯電話機を構成する2つの主要な部材のうちの一方の部材が他方の部材に対してガイドレールなどによってスライドするスライドタイプの構造が存在する。
例えば、下記の特許文献1には、本体左右両端に設けられたガイドレールによって上下にスライドするキーパッドを有し、通常の音声通話時には、キーパッドを閉じた状態とし、メールなどの文字情報を読む際には、キーパッドを下方向へスライドさせることによって液晶表示部の全画面を露出させることが可能なスライドタイプの構造の携帯電話機が開示されている。
特開2001−24762号公報(段落0015〜0022、図1、図2)
しかしながら、各機能には最適な使用形態がそれぞれ存在しており、各機能の使用形態に応じた携帯電話機の形状は、依然として工夫を必要としている。特に、技術の進歩と共に携帯電話機で実現可能な機能が増えるにつれて、他の機能に関する利便性を落とさないようにしながら、各機能の利便性を向上させる必要がある。
上記問題点に鑑み、本発明では、利便性、携帯性、更にはデザイン性に優れており、複数の機能のそれぞれの使用形態に応じて、筐体を構成する部材の配置を変えることが可能な多機能の携帯電話機を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の携帯電話機は、表示手段を有する第1の筐体と、ユーザによる操作を可能とする操作手段を有し、前記第1の筐体と略同一形状の第2の筐体とにより構成される携帯電話機であって、
前記第1の筐体と前記第2の筐体とが互いに重なり合った配置から、前記第1の筐体が前記第2の筐体に対して、所定の方向にスライド可能となるよう前記第1の筐体及び前記第2の筐体を相互に係合するスライド係合手段と、
前記スライド係合手段による前記第1の筐体のスライド面の垂線と略平行となる所定の支軸を中心として、前記第1の筐体が前記第2の筐体に対して回動可能となるよう前記第1の筐体及び前記第2の筐体を相互に係合する回動係合手段とを、
し、
前記スライド係合手段を利用して前記第1の筐体を前記第2の筐体に対してスライドさせた後、前記第1の筐体を前記第2の筐体に対して略180°回動させた場合に前記表示手段を挟んで2つの操作手段が外部に露出されるよう前記第1及び第2の筐体のそれぞれの所定箇所に操作手段が設けられている構成とした。
上記構成により、携帯電話機を構成する第1及び第2の筐体の配置をスライド機構及び回動機構によって変えることが可能となり、利便性、携帯性、更にはデザイン性に優れ、複数の機能のそれぞれの使用形態に応じて、携帯電話機全体の形状を変えることが可能となる。さらに上記構成により、ユーザは、一方の操作手段の周辺を右手で把持し、他方の操作手段の周辺を左手で把持した状態で表示画面を見ることが可能となり、表示画面を見ながら、それぞれの手で独立した操作が必要な機能を利用する場合(例えば、ゲームを行う場合など)に有用な形状とすることが可能となる。
さらに、本発明の携帯電話機は、前記第1の筐体を前記第2の筐体に対してスライドさせることによって、前記第2の筐体に設けられた前記操作手段が外部に露出するよう構成した。
上記構成により、数字ボタンの配列により構成されるテンキーなどの操作手段を第2の筐体に配置し、第1の筐体をスライドさせることによって、通話を行う際のダイアル操作などを始めとする様々な操作が行えるようになる。
さらに、本発明の携帯電話機は、前記回動係合手段を利用した前記第2の筐体に対する前記第1の筐体の回動角度が略90°のときに、前記第1の筐体と前記第2の筐体の配置を固定する略90°配置固定手段を有するよう構成した。
上記構成により、第1の筐体と共に表示画面を略90°回動させた状態とすることが可能となり、例えば、縦長の表示画面を横長の表示画面とすることが可能となる。
さらに、本発明の携帯電話機は、前記スライド面を形成する2軸方向に関して、それぞれの軸方向における前記第1及び第2の筐体の長さが異なるよう構成し、前記第1の筐体を前記第2の筐体に対して略90°回動させた場合に新たに外部に露出される前記第1又は第2の筐体の所定箇所に、ユーザによる操作を可能とする操作手段が設けられている。
上記構成により、第1の筐体を略90°回動させた場合に新たな操作手段が外部に露出されるようにし、例えば、第1の筐体を略90°回動させた状態でのみ使用する機能をこの操作手段に割り当てることが可能となる。
さらに、本発明の携帯電話機は、前記回動係合手段を利用した前記第2の筐体に対する前記第1の筐体の回動角度が略180°のときに、前記第1の筐体と前記第2の筐体の配置を固定する略180°配置固定手段を有するよう構成した。
上記構成により、第1の筐体と共に表示画面を略180°回動させた状態とすることが可能となり、例えば、縦長の表示画面を横長の表示画面とすることが可能となる。
さらに、本発明の携帯電話機は、前記表示手段の表示画面内における表示方向の制御を行うための表示制御手段を有するよう構成した。
上記構成により、表示画面内における表示方向が、ユーザに対して常に適切な方向となるよう制御することが可能となる。
さらに、本発明の携帯電話機は、前記第1及び第2の筐体の両方が、相互に無線通信を行うための無線通信手段を有し、
前記第1の筐体と前記第2の筐体が分離可能であって、前記第1の筐体と前記第2の筐体とが分離された場合には、前記無線通信手段によって前記第1及び第2の筐体間における信号の伝送が行われるよう構成した。
上記構成により、第1の筐体と第2の筐体とを分離して利用することが可能となる。
本発明の携帯電話機は、表示手段を有する第1の筐体と、ユーザによる操作を可能とする操作手段を有し、前記第1の筐体と略同一形状の第2の筐体とにより構成される携帯電話機であって、
前記第1の筐体と前記第2の筐体とが互いに重なり合った配置から、前記第1の筐体が前記第2の筐体に対して、所定の方向にスライド可能となるよう前記第1の筐体及び前記第2の筐体を相互に係合するスライド係合手段と、
前記スライド係合手段による前記第1の筐体のスライド面の垂線と略平行となる所定の支軸を中心として、前記第1の筐体が前記第2の筐体に対して回動可能となるよう前記第1の筐体及び前記第2の筐体を相互に係合する回動係合手段とを、
し、
前記スライド係合手段を利用して前記第1の筐体を前記第2の筐体に対してスライドさせた後、前記第1の筐体を前記第2の筐体に対して略180°回動させた場合に前記表示手段を挟んで2つの操作手段が外部に露出されるよう前記第1及び第2の筐体のそれぞれの所定箇所に操作手段が設けられているよう構成されているので、携帯電話機を構成する第1及び第2の筐体の配置をスライド機構及び回動機構によって変えることが可能となるとともに、ユーザは、一方の操作手段の周辺を右手で把持し、他方の操作手段の周辺を左手で把持した状態で表示画面を見ることが可能となり、表示画面を見ながら、それぞれの手で独立した操作が必要な機能を利用する場合(例えば、ゲームを行う場合など)に有用な形状とすることが可能となり、利便性、携帯性、更にはデザイン性に優れ、複数の機能のそれぞれの使用形態に応じて、携帯電話機全体の形状を変えることが可能であるという効果を有している。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施の形態における携帯電話機について説明する。まず、図1及び図2を参照しながら、本発明の実施の形態における携帯電話機の概要及び内部構成について説明する。図1は、本発明の実施の形態における携帯電話機の外観を示す図であり、(a)は、本発明の実施の形態における携帯電話機を構成する2つの筐体のうちの上部筐体の平面図、(b)は、本発明の実施の形態における携帯電話機を構成する2つの筐体のうちの下部筐体の平面図、(c)は、本発明の実施の形態における携帯電話機の収納時の状態を示す側面図である。また、図2は、本発明の実施の形態における携帯電話機の内部構成を示すブロック図である。なお、図1(c)では、上部筐体2の表示画面121が存在する面と、下部筐体3のテンキー134aが存在する面とが対向せず、同一方向を向くよう構成されている。
本発明の実施の形態における携帯電話機1は、図1(a)に示す上部筐体(第1の筐体)2及び図1(b)に示す下部筐体(第2の筐体)3の2つの略同一の形状を有する筐体により構成されている。そして、上部筐体2は、表示部21、操作部22、撮像部23、音声出力部24、接続切換部25、接続I/F(接続インターフェイス)26、無線I/F(無線インターフェイス)27を有しており、下部筐体3は、CPU(Central Processing Unit)31、RAM(Random Access Memory)32、ROM(Read Only Memory)33、操作部34、通話部35、音声出力部36、音声入力部37、接続切換部38、接続I/F39、無線I/F40を有している。
上部筐体2の表示部21は、静止画像や動画像、文字情報などの各種情報を表示するためのものであり、図1(a)に示す表示画面121に対応している。また、上部筐体2の操作部22は、ユーザが情報を入力したり、例えば、様々な機能を使用する際の指示を入力したりするものであり、図1(a)に示す操作キー122に対応している。また、上部筐体2の撮像部23は、静止画像や動画像の撮像を行うものであり、図1(a)に示すカメラ123aに対応している。また、上部筐体2の音声出力部24は、音声を外部に報知するためのものであり、図1(a)に示すスピーカ124に対応している。
一方、下部筐体3のCPU31は、当該携帯電話機1における主要な処理を行う処理手段である。また、下部筐体3のRAM32及びROM33は、当該携帯電話機1において動作する(CPU31によって実行される)プログラムや、ユーザによって撮像された撮像画像、送受信した電子メール、電話番号/メールアドレス登録情報などの各種情報を格納したり、情報処理過程における作業領域を提供したりすることが可能な情報格納手段である。また、下部筐体3の操作部34は、ユーザが情報を入力したり、例えば、様々な機能を使用する際の指示を入力したりするものであり、図1(b)に示すテンキー134aやファンクションキー134bに対応している。また、下部筐体3の通話部35は、アンテナに接続されており、公衆電話回線網に接続して通話や電子メール(以下、単にメールと呼ぶ)の送受信を行うことを可能とするものである。また、下部筐体3の音声入力部36は、ユーザが音声(特に、通話時のユーザの声)を入力するためのものであり、図1(b)に示す送話口136に対応している。また、下部筐体3の音声出力部37は、音声を外部に報知するためのものであり、図1(b)に示す受話口137に対応している。
また、上部筐体2の接続I/F26と下部筐体3の接続I/F39とは、上部筐体2の接点と下部筐体3とが所定の接点を介して接触することによって、2つの筐体2、3間における信号の伝送を可能とするものである。また、上部筐体2の無線I/F27と下部筐体3の無線I/F40とは、上部筐体2と下部筐体3とが非接触の状態において、所定の無線通信方式(例えば、近距離通信を可能とするブルートゥース(BlueTooth))によって信号の伝送を可能とするものである。また、上部筐体2及び下部筐体3の接続切換部25、38は、両方の筐体2、3が接触状態にあって接続I/F26、39を通じた信号の伝送が可能な場合には、接続I/F26、39を介して信号の伝送を行うよう制御し、両方の筐体2、3が非接触状態にあって接続I/F26、39を通じた信号の伝送が不可能な場合には、無線I/F27、40を介して信号の伝送を行うよう制御するものである。なお、接続切換部25、38や接続I/F26、39を設けず、常に無線I/F27、40を介して信号の伝送が行われるようにすることも可能である。
上記のように、接続切換部25、38によって、上部筐体2及び下部筐体3の分離・接触状態に応じて、2つの筐体2、3間において、接点を通じた信号伝送と無線通信による信号伝送との切り換えが行われるようになる。これにより、上部筐体2と下部筐体3とが所定の配置によって接触している場合でも、あるいは、上部筐体2と下部筐体3とが離れて存在している場合でも、その分離・接触状態とは無関係に2つの筐体2、3間での信号の伝送が可能となり、携帯電話機1全体としての機能は維持される。
なお、図2では、CPU31、RAM32、ROM33、通話部35が下部筐体3に設けられているが、これらの設置位置は特に限定されず、これらの各構成要素を上部筐体2に設置することも可能である。また、不図示ではあるが、例えば、可搬性記憶媒体を読み取るためのI/Fや、GPS(Global Positioning System)信号を受信するためのGPS受信部などを始めとして、その他の様々な構成要素を設けることも可能である。また、不図示ではあるが、電力を供給する電源は、上部筐体2及び下部筐体3のそれぞれに設置されている。
次に、上記の上部筐体2及び下部筐体3の配置を変えて、携帯電話機1全体の形状を変化させる場合について、図3〜図7を参照しながら説明する。図3は、本発明の実施の形態における携帯電話機の上部筐体及び下部筐体を重ね合わせた状態を示す平面図である。また、図4は、図3に示す状態から上部筐体を下部筐体に対して長軸方向にスライドさせた状態を示す平面図であり、(a)は、上部筐体2の表示部を含む面を示す図、(b)は、(a)の裏側の面を示す図である。また、図5は、図4に示す状態から所定の支軸を中心として、上部筐体を反時計回りに略90°回動した状態を示す図である。また、図6は、図5に示す状態から所定の支軸を中心として、下部筐体を時計回りに略90°回動した状態を示す図である。また、図7は、本発明の実施の形態における携帯電話機の上部筐体及び下部筐体を分離した状態を示す図である。
図3に示す携帯電話機1の形状は、図1(c)に示すものと同一である。すなわち、図3では、上部筐体2と下部筐体3とを重ね合わせて携帯電話機1をコンパクトな形状にしたものが図示されている。図3に示す携帯電話機1の形状は、特に、ユーザが携帯電話機1をポケットなどに収納する際に便利な形状である。
また、図4に示す携帯電話機1の形状は、図3に示す状態から上部筐体2を下部筐体3に対して長軸方向(図面の上下方向)にスライドさせて、下部筐体3のテンキー134aを露出させた状態である。このスライド動作は、従来から存在する様々なスライド係合手段を利用することによってスライド機構を実現することが可能であるが、例えば、下部筐体3の受話口137付近に所定の形状の突起部を設けるとともに、上部筐体2の裏側の面に長軸方向に溝を有し、かつ、受話口137付近の突起部がこの溝に嵌合できるようなスライド用レール(スライド係合手段)125を設ける構成とする。そして、受話口137付近の突起部がスライド用レール125に嵌合しながら、長軸方向にスライドすることによって、下部筐体3の位置に対して上部筐体2が相対的に長軸方向に移動し、図3に示す状態から図4に示す状態となる。なお、ユーザが所定の応力を与えない限り、携帯電話機1は、図4に示す形状で固定されるようにすることが望ましい。
上記の構成により、図4に示す携帯電話機1の形状は、ユーザが通話時やメール入力などの動作を行うために必要なテンキー134aが露出されるとともに、送話口136が露出された状態となるので、通常の携帯電話機1の形状に酷似し、特に、通話やメール送信などの操作を行う際に便利な形状となる。
また、図4(b)に示すように、上部筐体2の裏側の面の上端部付近(スライド動作によって外部に露出される箇所)に、表側の面に設置されたカメラ123aとは異なるカメラ123bを設けることも可能である。これにより、図4に示す携帯電話機1の形状では、上部筐体2の表面及び裏面に設置されているカメラ123a、123bが共に外部に露出され、所望の撮像対象の撮像が可能となる。したがって、この形状にすれば、カメラ123aでユーザ自身を撮像できるとともに、カメラ123bで撮像される映像を表示画面で閲覧しながら、ユーザの正面に存在する撮像対象を撮像することも可能となる。
また、図5に示す携帯電話機1の形状は、図4に示す状態から所定の支軸(図5では、表示画面121の中央部付近に存在する)を中心として、上部筐体2を反時計回りに略90°回動した状態である。この回動動作も、従来から存在する様々な回動係合手段を利用することによって回動機構を実現することが可能であるが、例えば、スライド用レール125に嵌合する突起部の形状を、支軸を中心として回動可能となるよう円形状にすることによって、スライド用レール125に嵌合した状態を保持しながら、上部筐体2を下部筐体3に対して相対的に回動することが可能となる。なお、図5では、略90°回動させた状態が図示されているが、任意の角度に回動し、所望の角度で携帯電話機1の形状を固定して使用することも可能である。また、回動角度に応じて表示画面121内の上下方向の向きを制御して、ユーザの使用形態に合わせた表示を行うようにするため、例えば、CPU31や別に設けられた表示制御手段によって表示画面121の表示方向の制御を行うことが望ましい。
また、上部筐体2は長軸方向(例えば、図4の上下方向)の長さが短軸方向(例えば、図4の左右方向)の幅よりも長いため、図4に示す携帯電話機1の形状と比べて、図5に示す携帯電話機1では、より広い範囲にわたって下部筐体3の面が外部に露出されることとなる。このような特徴を利用して、例えば、図4に示す携帯電話機1では外部に完全には露出されず、上部筐体2を略90°回動した場合(図5に示す状態)に外部にほぼ完全に露出される下部筐体3の所定箇所に、ファンクションキー134bを設け、上部筐体2を略90°回動した状態でのみ使用される様々な付加的機能のコマンドを、このファンクションキー134bに割り当てるようにすることも可能である。
上記の構成により、図5に示す携帯電話機1の形状は、上部筐体2の表示画面の向き(ユーザに対する表示向き)を変えずに、表示画面121内の上下方向を回動動作によって自由に変えることが可能となる。また、特に、ユーザが所定の応力を与えない限り、図5に示す上部筐体2を反時計回りに略90°回動した状態で固定されるようにすることが望ましい。携帯電話機1の形状を図5に示す上部筐体2が略90°回動した形状とすることによって、図4に示す状態から表示画面が90°回動した状態となり、例えば、図4に示す形状では縦長の表示画面121だったものを、横長の表示画面121として利用することができる。図5に示すような表示画面121が横長となる携帯電話機1の形状は、例えば、テレビ電波受信機能によって受信再生するテレビ画面の表示や、デジタルビデオカメラ機能による撮像映像の確認などに好適な形状である。
また、図6に示す携帯電話機1の形状は、図5に示す状態から所定の支軸を中心として、下部筐体3を時計回りに略90°回動した状態である。なお、図4に示す携帯電話機1の形状から、上部筐体2又は下部筐体3のどちらか一方を、所定の支軸を中心として略180°回動することによっても、図6に示す携帯電話機1の形状を実現することが可能である。この図6に示す携帯電話機1の形状では、上部筐体2の操作キー122と下部筐体3のテンキー134aとの間に挟まれる位置に、横長の表示画面121が配置された状態となる。したがって、ユーザは、例えば、右手で上部筐体2の操作キー122付近を把持し、左手で下部筐体3のテンキー134a付近を把持することによって、表示画面121を見ながら両手の指で携帯電話機1の操作が行えるようになり、例えば、操作キー122を選択ボタン、テンキー134aやその他のキー(例えば、ナビゲーションキー)を上下スクロールボタンとして、表示画面121に表示されるゲーム画面を見ながらゲームを行う場合に理想的な形状となる。なお、この図6に示す携帯電話機1の形状に関しても、ユーザが所定の応力を与えない限り固定されるようにすることが望ましい。
また、図7には、上部筐体2と下部筐体3とが分離されて(非接触状態で)、使用される場合が図示されている。なお、上述のように、この場合には無線I/F27、40が無線通信を行って、上部筐体2と下部筐体3との間で信号の伝送が行われる。図7に示す携帯電話機1の形状は、上部筐体2及び下部筐体3のどちらか一方のみを主に使用する場合に有用であり、例えば、タッチペン150による情報入力が可能な表示画面121を有する上部筐体2をPDA(Personal Digital Assistance)のように利用する際に有用である。また、下部筐体3を頭部周辺に近づけると同時に、上部筐体2で表示画面121を閲覧することも可能となるので、携帯電話機1によって、テレビ電話による通話を行う場合にも有用である。
上記のように、本発明の携帯電話機1では、上部筐体2と下部筐体3との相対的な位置を様々に変えることによって、複数の機能のそれぞれの使用形態に応じた携帯電話機1の形状を実現することが可能となる。なお、上記では、図3に示す形状は携帯電話機1を収納する場合に有用な形状、図4に示す形状は通話やメール作成及び送受信を行う場合や、2つのカメラ123a、123bを利用したデジタルカメラとして使用する場合に有用な形状、図5に示す形状は、テレビを視聴したり、携帯電話機1をデジタルビデオカメラとして使用したりする場合に有用な形状、図6に示す形状は、携帯電話機1をゲーム機として使用する場合に有用な形状、図7に示す形状は、テレビ電話を行う場合や、携帯電話機1をPDAとして使用する場合に有用な形状であると説明したが、携帯電話機1の使用形態と携帯電話機1の形状との関係は限定的なものではなく、ユーザが任意の形状で任意の機能を使用することができるようにすることも可能である。また、上記の各機能は一例であり、携帯電話機1において、その他の様々な機能を実現することが可能である。
本発明は、利便性、携帯性、更にはデザイン性に優れており、複数の機能のそれぞれの使用形態に応じて、筐体を構成する部材の配置を変えることが可能であるとともに、ユーザは、一方の操作手段の周辺を右手で把持し、他方の操作手段の周辺を左手で把持した状態で表示画面を見ることが可能となり、表示画面を見ながら、それぞれの手で独立した操作が必要な機能を利用する場合(例えば、ゲームを行う場合など)に有用な形状とすることが可能な多機能の携帯電話機を実現することが可能であり、使用形態に応じて筐体を構成する部材の配置を変えることが可能な多機能の携帯電話機として適用可能である。
本発明の実施の形態における携帯電話機の外観を示す図 (a)本発明の実施の形態における携帯電話機を構成する2つの筐体のうちの上部筐体の平面図 (b)本発明の実施の形態における携帯電話機を構成する2つの筐体のうちの下部筐体の平面図 (c)本発明の実施の形態における携帯電話機の収納時の状態を示す側面図 本発明の実施の形態における携帯電話機の内部構成を示すブロック図 本発明の実施の形態における携帯電話機の上部筐体及び下部筐体を重ね合わせた状態を示す平面図 図3に示す状態から上部筐体を下部筐体に対して長軸方向にスライドさせた状態を示す平面図 (a)上部筐体2の表示部を含む面を示す図 (b)(a)の裏側の面を示す図 図4に示す状態から所定の支軸を中心として、上部筐体を反時計回りに略90°回動した状態を示す図 図5に示す状態から所定の支軸を中心として、下部筐体を時計回りに略90°回動した状態を示す図 本発明の実施の形態における携帯電話機の上部筐体及び下部筐体を分離した状態を示す図
符号の説明
1 携帯電話機
2 上部筐体(第1の筐体)
3 下部筐体(第2の筐体)
21 表示部
22、34 操作部
23 撮像部
24、36 音声出力部
25、38 接続切換部
26、39 接続I/F
27、40 無線I/F
31 CPU
32 RAM
33 ROM
34 操作部
35 通話部
37 音声出力部
121 表示画面
122 操作キー
123a、123b カメラ
124 スピーカ
125 スライド用レール(スライド係合手段)
134a テンキー
134b ファンクションキー
136 送話口
137 受話口
150 タッチペン

Claims (7)

  1. 表示手段を有する第1の筐体と、ユーザによる操作を可能とする操作手段を有し、前記第1の筐体と略同一形状の第2の筐体とにより構成される携帯電話機であって、
    前記第1の筐体と前記第2の筐体とが互いに重なり合った配置から、前記第1の筐体が前記第2の筐体に対して、所定の方向にスライド可能となるよう前記第1の筐体及び前記第2の筐体を相互に係合するスライド係合手段と、
    前記スライド係合手段による前記第1の筐体のスライド面の垂線と略平行となる所定の支軸を中心として、前記第1の筐体が前記第2の筐体に対して回動可能となるよう前記第1の筐体及び前記第2の筐体を相互に係合する回動係合手段とを、
    し、
    前記スライド係合手段を利用して前記第1の筐体を前記第2の筐体に対してスライドさせた後、前記第1の筐体を前記第2の筐体に対して略180°回動させた場合に前記表示手段を挟んで2つの操作手段が外部に露出されるよう前記第1及び第2の筐体のそれぞれの所定箇所に操作手段が設けられている携帯電話機。
  2. 前記第1の筐体を前記第2の筐体に対してスライドさせることによって、前記第2の筐体に設けられた前記操作手段が外部に露出するよう構成されている請求項1に記載の携帯電話機。
  3. 前記回動係合手段を利用した前記第2の筐体に対する前記第1の筐体の回動角度が略90°のときに、前記第1の筐体と前記第2の筐体の配置を固定する略90°配置固定手段を有する請求項1又は2に記載の携帯電話機。
  4. 前記スライド面を形成する2軸方向に関して、それぞれの軸方向における前記第1及び第2の筐体の長さが異なるよう構成し、前記第1の筐体を前記第2の筐体に対して略90°回動させた場合に新たに外部に露出される前記第1又は第2の筐体の所定箇所に、ユーザによる操作を可能とする操作手段が設けられている請求項1から3のいずれか1つに記載の携帯電話機。
  5. 前記回動係合手段を利用した前記第2の筐体に対する前記第1の筐体の回動角度が略180°のときに、前記第1の筐体と前記第2の筐体の配置を固定する略180°配置固定手段を有する請求項1から4のいずれか1つに記載の携帯電話機。
  6. 前記表示手段の表示画面内における表示方向の制御を行うための表示制御手段を有する請求項1からのいずれか1つに記載の携帯電話機。
  7. 前記第1及び第2の筐体の両方が、相互に無線通信を行うための無線通信手段を有し、
    前記第1の筐体と前記第2の筐体が分離可能であって、前記第1の筐体と前記第2の筐体とが分離された場合には、前記無線通信手段によって前記第1及び第2の筐体間における信号の伝送が行われるよう構成されている請求項1からのいずれか1つに記載の携帯電話機。
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