JPWO2007052787A1 - 結晶またはアモルファスの洗浄方法および洗浄装置 - Google Patents

結晶またはアモルファスの洗浄方法および洗浄装置 Download PDF

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Abstract

本発明は、非電解質または弱電解質の天然物の結晶またはアモルファスと、強電解質が溶解した母液とを含むスラリーから、高い純度で結晶またはアモルファスを分離精製するための洗浄効率の高い洗浄方法を提供する。本発明の洗浄方法において、非電解質または弱電解質の結晶またはアモルファスの洗浄時に発生する洗浄液の電気伝導度を連続的に測定することによって、サンプリング作業を行わずに、結晶またはアモルファスの洗浄状態を検知する。

Description

本発明は、濃縮晶析等による精製過程で生じるスラリーから高純度の結晶またはアモルファスを得るための結晶またはアモルファスの洗浄方法および洗浄装置に関する。
アミノ酸やペプチド等の天然物や合成物等の成分を含有する溶液から目的の成分を単離精製する方法としては、例えば、濃縮晶析等による結晶化が行われている。このような結晶化の過程で、母液と結晶またはアモルファスとを含むスラリーが得られ、このスラリーから固液分離によって結晶またはアモルファスを回収する。
固液分離の方法としては、遠心ろ過や吸引ろ過が知られている。遠心ろ過には、バスケット型の遠心ろ過装置が広く使用されている。吸引ろ過には、吸引びんおよび吸引ロートからなる吸引ろ過装置が広く使用されている。
通常、天然物を単離する際に得られるスラリーの母液には、目的物質の他に、天然物を発酵等で製造するときの添加物や、天然物を精製するときの酸処理、アルカリ処理または中和処理に用いる処理剤として、硫酸ナトリウム、リン酸アンモニウム、塩化ナトリウム等の塩のごとき強電解質や不純物が溶解している。
スラリーの固液分離の際に、充分に母液が脱液されず、上記の強電解質や不純物が結晶に付着して残ると、製品純度の低下を引き起こすことになる。そこで、母液を洗い流すことを目的として、分離された結晶等の固体部分を洗浄する。
図4のアクティビティ図を参照して、結晶またはアモルファスを洗浄し、精製するための従来の方法を説明する。
最初に脱液すべきスラリーを固液分離装置に給液する。固液分離装置としては、一般的なバスケット型遠心ろ過装置や吸引ろ過装置を用いる。
スラリー給液後、固液分離によって一定時間母液を脱液し、結晶またはアモルファスの固体部分の洗浄工程に移行する。洗浄液として水またはメタノール等の有機溶媒または含水溶媒を用いて、固体表面に付着している母液を洗い流し、次いで、洗浄液を脱液する。
1回洗浄するごとに、洗浄操作を停止して固体部分をサンプリングし、固体部分に含まれる不純物量を測定する。予め設定した基準値を下回れば洗浄終了を決定し、最終脱液工程に移行する。また、独立して上記洗浄工程を複数回試行し、不純物の含有量が基準値以下である固体を取得するために必要な洗浄回数を把握し、その回数に基づいて予め洗浄工程における洗浄回数を設定する。設定回数の洗浄を行ったら洗浄工程を終了し、最終の脱液工程に移行する。
固体部分をサンプリングして測定する方法は、人手と時間を要するという欠点を有し、予め洗浄回数を設定する方法は、分離状態の振れにも確実に対応できるように、過剰な洗浄を実施せざるを得ないという欠点を有していた。
そこで、洗浄ごとに固体部分をサンプリングして分析することなく、結晶またはアモルファスの洗浄状態を迅速に検知する方法が求められていた。
特開2004−231642号公報には、遠心分離する際の操作圧力をフラッシュ冷却して晶析する工程の最終晶析圧力よりも高くすることによって高純度テレフタル酸を製造する方法が開示され、特開2004−261710号公報には、結晶の粒度調整を行って洗浄の安定性および洗浄効率を向上した結晶の分離洗浄方法が開示されているが、いずれの方法も、洗浄状態を検知し、理想的な状態で洗浄工程を終了することについては考慮されていない。
特開2004−231642号公報 特開2004−261710号公報
本発明の目的は、アミノ酸、ペプチド、核酸塩基、ヌクレオシド、糖類またはビタミン類の天然物のごとき非電解質または弱電解質の結晶またはアモルファスと、強電解質が溶解した母液とを含むスラリーから、母液を脱液することによって結晶またはアモルファスを分離し、分離した結晶またはアモルファスを洗浄液を用いて洗浄し、洗浄液を脱液する工程において、結晶またはアモルファスの洗浄状態を検知して、適切な時期に洗浄を終了させて、高純度な天然物を効率的に単離精製することができる洗浄方法を提供することにある。
本発明者らは、非電解質または弱電解質の結晶またはアモルファスと、強電解質が溶解した母液とを含むスラリーから固液分離装置を用いて母液を脱液することにより結晶またはアモルファスを分離し、分離された結晶またはアモルファスをそのままその固液分離装置内で洗浄液を用いて洗浄する際に、洗浄操作を停止することなく、結晶またはアモルファスの洗浄状態を迅速に検知し、適切な状態で洗浄を終了することができる方法について鋭意研究を行った。
その結果、脱液された洗浄液に含まれる電解質を検出することによって、結晶またはアモルファスの洗浄状態を検知し、洗浄操作を終了する最適な時期を決定できることを見出した。
通常、非電解質または弱電解質の天然物を精製する際に生じるスラリーには目的の天然物の他に、天然物を発酵等で製造するときの添加物や、天然物を精製するときの酸処理、アルカリ処理または中和処理に用いる処理剤として、硫酸ナトリウム、リン酸アンモニウム、塩化ナトリウム等の塩のごとき強電解質も含まれている。また、固液分離により分離された天然物の結晶またはアモルファスの表面には母液が付着しているため、前記結晶またはアモルファスは、上記塩などの強電解質を含有することになる。その後の洗浄工程においては、洗浄液を結晶またはアモルファスの表面に噴霧することで、洗浄液と母液が接触し、上記塩などの強電解質が洗浄液中に拡散する。したがって、脱液された洗浄液の電気伝導度を測定すれば、前記結晶またはアモルファスに含有される強電解質の量を検出することができる。洗浄を繰り返す場合においても、結晶またはアモルファスの表面に塩などの強電解質が拡散した前回の洗浄液が付着しているため、上記と同様に脱液された洗浄液の電気伝導度を測定することにより、洗浄中の結晶またはアモルファスに含有される強電解質の量を検出することができる。
目的の天然物が非電解質である場合、脱液された洗浄液の電気伝導度が洗浄液自体の電気伝導度になれば、結晶またはアモルファスから強電解質が完全に除去されたことが確認でき、これによって、天然物の結晶またはアモルファスの洗浄を終了することができる。また、脱液された洗浄液の電気伝導度が、洗浄液自体の電気伝導度を含めた所定値以下になれば、結晶またはアモルファスに含まれる強電解質量が所定値から導き出される濃度以下であることが確認でき、これによって、結晶またはアモルファスの洗浄を終了することもできる。上記の所定値は、スラリーに含まれる強電解質の種類、洗浄液の種類、強電解質の残存許容濃度などに基づき設定される。
目的の天然物が弱電解質である場合、結晶またはアモルファスを洗浄する溶液がその弱電解質を実質的に溶解しないものであれば、上記した非電解質の結晶またはアモルファスを洗浄するときと同様に、脱液される洗浄液の電気伝導度を測定することにより、前記結晶またはアモルファスの洗浄状態を検知することができる。また、洗浄液がその弱電解質を溶解する溶液であっても、溶解した弱電解質の一部が電離することに起因する電気伝導度は小さく、脱液された洗浄液の電気伝導度の測定値にはほとんど影響を及ぼさない。したがって、上記した非電解質の結晶またはアモルファスを洗浄する場合と同様に、脱液される洗浄液の電気伝導度を測定することにより、前記結晶またはアモルファスの洗浄状態を検知することができる。
より具体的には、本発明は、以下の(1)〜(11)に関する。
(1) 非電解質または弱電解質の結晶またはアモルファスと、強電解質が溶解した母液とを含むスラリーから結晶またはアモルファスを分離する工程、洗浄液を用いて分離された結晶またはアモルファスを洗浄する工程および洗浄液を脱液する工程を含み、
かつ、洗浄液の脱液工程で、脱液された洗浄液の電気伝導度を測定することにより、結晶またはアモルファスの洗浄状態を検知することを特徴とする結晶またはアモルファスの洗浄方法。
(2) 非電解質または弱電解質が、中性アミノ酸、ペプチド、核酸塩基、ヌクレオシド、糖類およびビタミン類よりなる群から選択される(1)に記載の洗浄方法。
(3) 中性アミノ酸が、セリン、グルタミン、アラニン、ロイシン、バリン、イソロイシン、グリシン、フェニルアラニン、プロリン、チロシン、スレオニン、トリプトファン、メチオニン、システイン、シスチンおよびアスパラギンよりなる群から選択される(2)に記載の洗浄方法。
(4) ペプチドが、ジペプチドまたはトリペプチドである(2)に記載の洗浄方法。
(5) ペプチドが、グルタチオンまたはアラニルグルタミンである(2)に記載の洗浄方法。
(6) 核酸塩基が、アデニン、シトシン、グアニン、ヒポキサンチン、チミン、ウラシルおよびキサンチンよりなる群から選択される(2)に記載の洗浄方法。
(7) ヌクレオシドが、アデノシン、シチジン、グアノシン、イノシンおよびウリジンよりなる群から選択される(2)に記載の洗浄方法。
(8) 糖類が単糖または2〜5糖のオリゴ糖である(2)に記載の洗浄方法。
(9) 糖類が6糖以上のオリゴ糖である(2)に記載の洗浄方法。
(10) ビタミン類が、ビタミンB、ビタミンB、ビタミンB、ニコチン酸、パントテン酸、葉酸、ビオチン、イノシトール、コリン、ビタミンB12、ビタミンC、ビタミンL、ビタミンP、パラアミノ安息香酸、リポ酸、オロット酸、カルニチンおよびメチルメチオニンよりなる群から選択される(2)に記載の洗浄方法。
(11) 非電解質または弱電解質の結晶またはアモルファスと、強電解質が溶解した母液とを含むスラリーから結晶またはアモルファスを分離する手段、洗浄液を用いて分離された結晶またはアモルファスを洗浄する手段、洗浄液を脱液する手段および脱液された洗浄液の電気伝導度を測定する手段を有する結晶またはアモルファスの洗浄装置。
本発明の方法では、固液分離装置により分離された結晶またはアモルファスを、そのまま、その固液分離装置内で洗浄するため、効率よく洗浄することが可能であり、1回の洗浄に必要な洗浄液の量を少なくすることができる。また、洗浄工程においてリアルタイムに電気伝導度を測定することで最小限度の洗浄回数で洗浄を完了することができるため、洗浄工程全体で使用する洗浄液の量を大幅に削減することができる。1回あたりの洗浄量および洗浄回数の削減により、強電解質やその他の不純物の洗浄効率が良好であるにもかかわず、分離された結晶またはアモルファスを溶解させてしまうため従来では使用できなかった洗浄液も使用することができるようになった。
かくして、本発明によれば、スラリーの状態や用いる固液分離の方法によらず、結晶またはアモルファスの洗浄状態を検知し、求められる結晶またはアモルファスの純度に達した段階で洗浄操作を終了することによって、過剰な洗浄液の使用の防止、洗浄時間の短縮、過度の洗浄による結晶またはアモルファスの損失、洗浄液やその廃液処理にかかるコストの削減を達成することができる。
本発明の第1の具体例の結晶洗浄装置の概略図。 本発明の第2の具体例の結晶洗浄装置の概略図。 本発明による結晶洗浄方法を示すアクティビティ図。 従来の結晶洗浄方法を示すアクティビティ図。 本発明の方法による結晶洗浄における電気伝導度測定値と洗浄回数との関係を示すグラフ。 ろ液の電気伝導度と得られた結晶中の塩化物イオン濃度との関係を示すグラフ図。
符号の説明
1 遠心ろ過装置
10 外槽
11 内槽
12 スラリー給液口
13 洗浄ノズル
14 ろ液ライン
15 電気伝導度計
2 吸引ろ過装置
20 吸引ロート
21 ろ布
22 ろ液ライン
23 電気伝導度計
24 吸引びん
25 真空ライン
図3のアクティビティ図を参照して、結晶またはアモルファスを洗浄し、精製するための本発明による方法を説明する。
最初に脱液すべきスラリーを固液分離装置に給液する。固液分離装置としては、一般的なバスケット型遠心ろ過装置や吸引ろ過装置を用いる。
スラリー給液後、固液分離装置を用いて固液分離によって母液を脱液し、そのまま、その固液分離装置内で結晶またはアモルファスの洗浄工程に移行する。洗浄液として水またはメタノール等の有機溶媒または含水溶媒を用いて、固体表面に付着している母液を洗い流し、次いで、洗浄液を脱液する。
図4で示す従来の方法では、スラリー給液および母液脱液を行った後、結晶洗浄・脱水を一回実施する。その後、分離機を停止させ、結晶のサンプリングを実施し、残留する不純物含量を分析する。残留する不純物が設定値以上であった場合は、再度洗浄、脱水を行い、サンプリングを行う。この作業を残留する不純物が設定値未満になるまで繰り返す。残留する不純物が設定値未満になったことを確認した後に、最終の脱液工程に移行する。
一方、本発明の方法によれば、図3に示すように、洗浄や脱液工程の実施と同時に、固液分離により分離された洗浄液の電気伝導度を連続的に計測し、その値が設定値を下回るまで洗浄および脱液を繰り返す。電気伝導度の値が設定値に達すれば、洗浄を終了し、最終脱液工程に移行する。
洗浄や脱液工程の実施と同時に、固液分離により分離された洗浄液の電気伝導度を連続的に計測するため、洗浄工程を停止して固体部分をサンプリングする必要がないので、無駄な時間や労力を省くことができる。
図1に本発明の第1の具体例における結晶洗浄装置の構成を示す。第1の具体例では、遠心分離によってスラリーの固液分離を行う。この具体例において用いる遠心ろ過装置1は一般的なバスケット型遠心ろ過機であるが、それに限るものではない。
この遠心ろ過装置1の本体は外槽10および内槽11からなる。外槽10は筐体(図示せず)に固定され、内槽11は微小孔が多数設けられた回転筒であり、高速回転させることができる。遠心ろ過装置1には、さらに、スラリーを内槽11内に給液するためのスラリー給液口12、遠心ろ過によりスラリーから分離された結晶またはアモルファスを洗浄するための洗浄液を噴霧する洗浄ノズル13、および遠心ろ過によって分離された母液または洗浄液のろ液を排出するろ液ライン14が取り付けられている。スラリーを給液したときに、スラリーを均一に飛散させる目的で、内槽11の底部中心に、例えば、円錐型の突出部を設けることができる。
また、ろ液ライン14には、遠心ろ過によりスラリーから脱液されたろ液の電気伝導度を測定するための電気伝導度計15が取り付けられている。
スラリーを内槽11内に供給し、結晶と母液の分離を開始する。結晶は遠心力により内槽11の内面に張り付けられる。一方、母液は内槽11に設けられた多数の微小孔を通して脱液される。母液脱液後、結晶に洗浄ノズル13から洗浄液を噴霧して、結晶を洗浄する。このとき、洗浄液は内槽11に設けられた多数の微小孔を通って脱液される。脱液された母液や洗浄液は、ろ液ライン14を通って排出される。
脱液および洗浄と並行して、電気伝導度計15によって、この脱液された母液や洗浄液の電気伝導度を連続的に測定し、この測定データを制御部(図示せず)に送り、解析する。電気伝導度計の測定値をモニター表示することもできる。
ろ液ライン14を通って排出される母液や洗浄液の電気伝導度を測定するので、洗浄脱液操作を停止することなく、迅速に洗浄状態を検知することができる。
図2に本発明の第2の具体例における結晶洗浄装置の構成を示す。第2の具体例では、吸引ろ過によってスラリーの固液分離を行う。この具体例において用いる吸引ろ過装置2は一般的な実験用真空ろ過器具であるが、それに限るものではない。この吸引ろ過装置2は吸引ロート20および吸引びん24を備え、両者はろ液ライン22によって連結されている。ろ液ライン22には電気伝導度計23が取り付けられ、吸引びん24には真空ライン25が取り付けられている。
まず、吸引ロート20の底部にろ布21を敷いた後、その上にスラリーを供給し真空ライン25から真空をかけることによって結晶と母液の分離を開始する。結晶は真空吸引によりろ布21に張り付けられる。脱液された母液は、ろ液ライン22を通過し、吸引びん24に溜まる。吸引ロート20上部から結晶表面に洗浄液を噴霧することによって、結晶洗浄を行う。脱液された洗浄液は、ろ液ライン22を通過し、吸引びん24に溜まる。
脱液および洗浄と並行して、電気伝導度計23によって、この脱液された母液や洗浄液の電気伝導度を連続的に測定する。
ろ液ライン22を通って排出される母液や洗浄液の電気伝導度を測定するので、洗浄脱液操作を停止することなく、迅速に洗浄状態を検知することができる。
本発明の方法による結晶洗浄における電気伝導度測定値と洗浄回数との関係を示すグラフの一例を図5に示す。このグラフ中、各記号は、それぞれ、独立して母液分離および結晶洗浄工程を実施したときのろ液の電気伝導度の経時変化を示す
スラリー給液中(A領域)は電気伝導度値が高い母液が排出されているため、電気伝導度計測定値は高い値を示している。その後結晶が洗浄されるに従い、洗浄液の塩濃度が減少するため、電気伝導度計の測定値も減少する(B領域)。
洗浄および洗浄液の脱液工程のろ液の電気伝導度のピークが設定値を下回るのを確認した後、洗浄を終了し、最終的に脱液を行い、結晶を回収する。
本発明の方法を適用して結晶を得ることができる天然物としては、中性アミノ酸、ペプチド、核酸塩基、ヌクレオシド、糖類、またはビタミン類等の非電解質または弱電解質が挙げられる。
弱電解質としては、洗浄液に1mol/Lの濃度で溶解させたときの電離度が0.05以下、好ましくは0.01以下の物質が挙げられる。
中性アミノ酸としては、例えば、セリン、グルタミン、アラニン、ロイシン、バリン、イソロイシン、グリシン、フェニルアラニン、プロリン、チロシン、スレオニン、トリプトファン、メチオニン、システイン、シスチン、アスパラギン等が挙げられる。
ペプチドとしては、ジペプチドまたはトリペプチドが挙げられ、具体的には、例えば、アラニルグルタミン、グルタチオン等が挙げられる。
核酸塩基としては、例えば、アデニン、シトシン、グアニン、ヒポキサンチン、チミン、ウラシル、キサンチン等が挙げられる。
ヌクレオシドとしては、アデノシン、シチジン、グアノシン、イノシン、ウリジン等が挙げられる。
糖類としては、単糖またはオリゴ糖が挙げられる。オリゴ糖としては、2〜5糖のオリゴ糖および6糖以上のオリゴ糖が挙げられる。
ビタミン類としては、例えば、ビタミンB、ビタミンB、ビタミンB、ニコチン酸、パントテン酸、葉酸、ビオチン、イノシトール、コリン、ビタミンB12、ビタミンC、ビタミンL、ビタミンP、パラアミノ安息香酸、リポ酸、オロット酸、カルニチン、メチルメチオニン等が挙げられる。
本発明において、スラリー中に含有される強電解質としては、洗浄液に1mol/Lの濃度で溶解させたときの電離度が0.1以上、好ましくは0.5以上、さらに好ましくは0.7以上、最も好ましくは0.9以上の物質が挙げられ、無機物や有機物の塩が挙げられる。
強電解質としては、例えば、ナトリウム塩、アンモニウム塩、カリウム塩、カルシウム塩等を挙げることができ、具体的には、硫酸ナトリウム、塩化ナトリウム、リン酸ナトリウム、硫酸アンモニウム、塩化アンモニウム、リン酸アンモニウム、硫酸カリウム、塩化カリウム、リン酸カリウム等の無機塩が挙げられる。
以下、実施例により本発明を具体的に説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
実施例1
L−バリン70kgを3mol/Lの塩酸200Lに添加後、加水し、L−バリン塩酸溶解液280Lを調製した。この溶液に8mol/Lのアンモニア水75Lを30L/hで添加し、L−バリンの結晶スラリー355Lを取得した。このスラリーを、図1に示すような電気伝導度計(横河電機社製)を取り付けたバスケット型遠心ろ過機(タナベウィルテック社製径36インチ)で、結晶と母液を分離後、1回の洗浄につき50Lの50%メタノールを用いて結晶洗浄を行った。
また、最終産物であるL−バリン結晶中に含まれる残存塩化物イオン濃度を90ppm以下に設定した。
予め別の実験により、洗浄液の脱液により生じたろ液の電気伝導度とL−バリン結晶中の残存塩化物イオン濃度との関係を調べた結果(図6)、サンプル間の変動や測定誤差を考慮して、電気伝導度が100μS/cmであれば、塩化物イオン濃度が70〜90ppmの範囲にあることが分かった。
この結果を基に、実施例において、洗浄完了の基準となる洗浄液の電気伝導度を100μS/cmと設定した。
脱液された洗浄液の電気伝導度が100μS/cmに達していない場合は、50%メタノールによる結晶洗浄を繰り返し、洗浄液の電気伝導度が100μS/cmに到達した時点で最終の脱水工程に移行し、得られた結晶を乾燥し、L−バリン50kgを得た。
イオンクロマト分析にて確認した結果、得られた結晶中の残存塩化物イオン濃度は90ppmであった。また、結晶分離に要する時間は130分であった。結果を表1に示す。
比較例1
L−バリン70kgを3mol/Lの塩酸200Lに添加後、加水し、L−バリン塩酸溶解液280Lを調製した。この溶液に8mol/Lのアンモニア水75Lを30L/hで添加し、L−バリンの結晶スラリー355Lを取得した。このスラリーを、図1に示すような電気伝導度計(横河電機社製)を取り付けたバスケット型遠心ろ過機(タナベウィルテック社製径36インチ)で、結晶と母液を分離後、1回の洗浄につき50Lの50%メタノールを用いて結晶洗浄を行った。
洗浄および洗浄液の脱液後、遠心ろ過機を停止し、結晶のサンプリングを行い、硝酸銀を用いて結晶に含まれる塩化物イオン濃度を測定した(日局塩化物試験法)。塩化物イオンが90ppmに到達するまで、洗浄、サンプリング、分析操作を繰り返した。得られた結晶を乾燥し、L−バリン50kgを得た。
イオンクロマト分析にて確認した結果、得られた結晶中の残存塩化物イオン濃度は90ppmであった。また、結晶分離に要する時間は210分であった。結果を表1に示す。
Figure 2007052787
実施例2
L−イソロイシン70kgを2.0mol/Lの塩酸260Lに添加後、加水し、L−イソロイシン塩酸溶解液350Lを調製した。この溶液に8mol/Lのアンモニア水65Lを30L/hで添加し、L−イソロイシンの結晶スラリー415Lを取得した。このスラリーを、図1に示すような電気伝導度計(横河電機社製)を取り付けたバスケット型遠心ろ過機(タナベウィルテック社製径36インチ)で、結晶と母液を分離後、1回の洗浄につき50Lの50%メタノールを用いて結晶洗浄を行った。
脱液された洗浄液の電気伝導度が100μS/cmに達していない場合は、50%メタノールによる洗浄を繰り返し、洗浄液の電気伝導度が100μS/cmに到達した時点で最終の脱水工程に移行し、得られた結晶を乾燥し、L−イソロイシン52kgを得た。
イオンクロマト分析にて確認した結果、得られた結晶中の残存塩化物イオン濃度は70ppmであった。また、結晶分離に要する時間は130分であった。結果を表2に示す。
比較例2
L−イソロイシン70kgを2.0mol/Lの塩酸260Lに添加後、加水し、L−イソロイシン塩酸溶解液350Lを調製した。この溶液に8mol/Lのアンモニア水65Lを30L/hで添加し、L−イソロイシンの結晶スラリー415Lを取得した。このスラリーを、図1に示すような電気伝導度計(横河電機社製)を取り付けたバスケット型遠心ろ過機(タナベウィルテック社製径36インチ)で、結晶と母液を分離後、1回の洗浄につき50Lの50%メタノールを用いて結晶洗浄を行った。
洗浄および洗浄液の脱液後、遠心ろ過機を停止し、結晶のサンプリングを行い、硝酸銀を用いて結晶に含まれる塩化物イオン濃度を測定した(日局塩化物試験法)。塩化物イオン濃度が70ppmに到達するまで、洗浄、サンプリング、分析操作を繰り返した。得られた結晶を乾燥し、L−イソロイシン52kgを得た。
イオンクロマト分析にて確認した結果、得られた結晶中の残存塩化物イオン濃度は70ppmであった。また、結晶分離に要する時間は210分であった。結果を表2に示す。
Figure 2007052787
実施例3
L−ロイシン70kgを2.0mol/Lの塩酸260Lに添加後、加水し、L−ロイシン塩酸溶解液350Lを調製した。この溶液に8mol/Lのアンモニア水65Lを30L/hで添加し、L−ロイシンの結晶スラリー415Lを取得した。このスラリーを、図1に示すような電気伝導度計(横河電機社製)を取り付けたバスケット型遠心ろ過機(タナベウィルテック社製径36インチ)で、結晶と母液を分離後、1回の洗浄につき50Lの50%メタノールを用いて結晶洗浄を行った。
脱液された洗浄液の電気伝導度が100μS/cmに達していない場合は、50%メタノールによる結晶洗浄を繰り返し、洗浄液の電気伝導度が100μS/cmに到達した時点で最終の脱水工程に移行し、得られた結晶を乾燥し、L−ロイシン58kgを得た。
イオンクロマト分析にて確認した結果、得られた結晶中の残存塩化物イオン濃度は80ppmであった。また、結晶分離に要する時間は120分であった。結果を表3に示す。
比較例3
L−ロイシン70kgを2.0mol/Lの塩酸260Lに添加後、加水し、L−ロイシン塩酸溶解液350Lを調製した。この溶液に8mol/Lのアンモニア水65Lを30L/hで添加し、L−ロイシンの結晶スラリー415Lを取得した。このスラリーを、図1に示すような電気伝導度計(横河電機社製)を取り付けたバスケット型遠心ろ過機(タナベウィルテック社製径36インチ)で、結晶と母液を分離後、1回の洗浄につき50Lの50%メタノールを用いて結晶洗浄を行った。
洗浄および洗浄液の脱液後、遠心ろ過機を停止し、結晶のサンプリングを行い、硝酸銀を用いて結晶に含まれる塩化物イオン濃度を測定した(日局塩化物試験法)。塩化物イオン濃度が80ppmに到達するまで、洗浄、サンプリング、分析操作を繰り返した。得られた結晶を乾燥し、L−ロイシン58kgを得た。
イオンクロマト分析にて確認した結果、得られた結晶中の残存塩化物イオン濃度は80ppmであった。また、結晶分離に要する時間は180分であった。結果を表3に示す。
Figure 2007052787
実施例4
L−バリン100gを3mol/Lの塩酸280mLに添加後、加水し、L−バリン塩酸溶解液400mLを調製した。この溶液に8mol/Lのアンモニア水105mLを30mL/hで添加し、L−バリンの結晶スラリー430mLを取得した。このスラリーを、図2に示すような電気伝導度計(堀場製作所製)を取り付けた吸引ロート(125mmΦ)で、結晶と母液を分離後、1回の洗浄につき100mLの50%メタノールを用いて結晶洗浄を行った。
脱液された洗浄液の電気伝導度が100μS/cmに達していない場合は、50%メタノールによる洗浄を繰り返し、洗浄液の電気伝導度が100μS/cmに到達した時点で最終の脱水工程に移行し、得られた結晶を乾燥し、L−バリン70gを得た。
イオンクロマト分析にて確認した結果、得られた結晶中の残存塩化物イオン濃度は90ppmであった。また、結晶分離に要する時間は42分であった。結果を表4に示す。
比較例4
L−バリン100gを3mol/Lの塩酸280mLに添加後、加水し、L−バリン塩酸溶解液400mLを調製した。この溶液に8mol/Lのアンモニア水105mLを30mL/hで添加し、L−バリンの結晶スラリー430mLを取得した。このスラリーを、図2に示すような電気伝導度計(堀場製作所製)を取り付けた吸引ロート(125mmΦ)で、結晶と母液を分離後、1回の洗浄につき100mLの50%メタノールを用いて結晶洗浄を行った。
洗浄および洗浄液の脱液後、結晶のサンプリングを行い、硝酸銀を用いて結晶に含まれる塩化物イオン濃度を測定した(日局塩化物試験法)。塩化物イオン濃度が90ppmに到達するまで、洗浄、サンプリング、分析操作を繰り返した。
結晶に含まれる塩化物イオン濃度が90ppmに達した時点で、最終の脱水工程に移行し、得られた結晶を乾燥し、L−バリン70gを得た。
イオンクロマト分析にて確認した結果、得られた結晶中の残存塩化物イオン濃度は90ppmであった。また、結晶分離に要する時間は82分であった。結果を表4に示す。
Figure 2007052787
実施例5
L−イソロイシン100gを1.5mol/Lの塩酸380mLに添加後、加水し、L−イソロイシン塩酸溶解液500mLを調製した。この溶液に8mol/Lのアンモニア水95mLを30mL/hで添加し、L−イソロイシンの結晶スラリー595mLを取得した。このスラリーを、図2に示すような電気伝導度計(堀場製作所製)を取り付けた吸引ロート(125mmΦ)で、結晶と母液を分離後、1回の洗浄につき100mLの50%メタノールを用いて結晶洗浄を行った。
脱液された洗浄液の電気伝導度が100μS/cmに達していない場合は、50%メタノールによる洗浄を繰り返し、洗浄液の電気伝導度が100μS/cmに到達した時点で最終の脱水工程に移行し、得られた結晶を乾燥し、L−イソロイシン75gを得た。
イオンクロマト分析にて確認した結果、得られた結晶中の残存塩化物イオン濃度は90ppmであった。また、結晶分離に要する時間は42分であった。結果を表5に示す。
比較例5
L−イソロイシン100gを1.5mol/Lの塩酸380mLに添加後、加水し、L−イソロイシン塩酸溶解液500mLを調製した。この溶液に8mol/Lのアンモニア水95mLを30mL/hで添加し、L−イソロイシンの結晶スラリー595mLを取得した。このスラリーを、図2に示すような電気伝導度計(堀場製作所製)を取り付けた吸引ロート(125mmΦ)で、結晶と母液を分離後、1回の洗浄につき100mLの50%メタノールを用いて結晶洗浄を行った。
洗浄および洗浄液の脱水後、結晶のサンプリングを行い、硝酸銀を用いて結晶に含まれる塩化物イオン濃度を測定した(日局塩化物試験法)。塩化物イオン濃度が90ppmに到達するまで、洗浄、サンプリング、分析操作を繰り返した。
結晶に含まれる塩化物イオン濃度が90ppmに到達した時点で、最終の脱水工程に移行し、得られた結晶を乾燥し、L−イソロイシン75gを得た。
イオンクロマト分析にて確認した結果、得られた結晶中の残存塩化物イオン濃度は90ppmであった。また、結晶分離に要する時間は82分であった。結果を表5に示す。
Figure 2007052787
実施例1〜4の結果と比較例1〜4の結果とを比較すると、本発明の結晶洗浄方法を用いれば、従来の結晶洗浄方法と同等の残存塩化物イオン濃度にまで低下させるための結晶洗浄時間を約50〜70%に短縮することができることが明らかとなった。

Claims (11)

  1. 非電解質または弱電解質の結晶またはアモルファスと、強電解質が溶解した母液とを含むスラリーから結晶またはアモルファスを分離する工程、洗浄液を用いて分離された結晶またはアモルファスを洗浄する工程および洗浄液を脱液する工程を含み、
    かつ、洗浄液の脱液工程で、脱液された洗浄液の電気伝導度を測定することにより、結晶またはアモルファスの洗浄状態を検知することを特徴とする結晶またはアモルファスの洗浄方法。
  2. 非電解質または弱電解質が、中性アミノ酸、ペプチド、核酸塩基、ヌクレオシド、糖類およびビタミン類よりなる群から選択される請求項1に記載の洗浄方法。
  3. 中性アミノ酸が、セリン、グルタミン、アラニン、ロイシン、バリン、イソロイシン、グリシン、フェニルアラニン、プロリン、チロシン、スレオニン、トリプトファン、メチオニン、システイン、シスチンおよびアスパラギンよりなる群から選択される請求項2に記載の洗浄方法。
  4. ペプチドが、ジペプチドまたはトリペプチドである請求項2に記載の洗浄方法。
  5. ペプチドが、グルタチオンまたはアラニルグルタミンである請求項2に記載の洗浄方法。
  6. 核酸塩基が、アデニン、シトシン、グアニン、ヒポキサンチン、チミン、ウラシルおよびキサンチンよりなる群から選択される請求項2に記載の洗浄方法。
  7. ヌクレオシドが、アデノシン、シチジン、グアノシン、イノシンおよびウリジンよりなる群から選択される請求項2に記載の洗浄方法。
  8. 糖類が単糖または2〜5糖のオリゴ糖である請求項2に記載の洗浄方法。
  9. 糖類が6糖以上のオリゴ糖である請求項2に記載の洗浄方法。
  10. ビタミン類が、ビタミンB、ビタミンB、ビタミンB、ニコチン酸、パントテン酸、葉酸、ビオチン、イノシトール、コリン、ビタミンB12、ビタミンC、ビタミンL、ビタミンP、パラアミノ安息香酸、リポ酸、オロット酸、カルニチンおよびメチルメチオニンよりなる群から選択される請求項2に記載の洗浄方法。
  11. 非電解質または弱電解質の結晶またはアモルファスと、強電解質が溶解した母液とを含むスラリーから結晶またはアモルファスを分離する手段、洗浄液を用いて分離された結晶またはアモルファスを洗浄する手段、洗浄液を脱液する手段および脱液された洗浄液の電気伝導度を測定する手段を有する結晶またはアモルファスの洗浄装置。
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