JPH1036389A - 水溶液からのα−L−アスパルチル−L−フェニルアラニンメチルエステルの晶析方法 - Google Patents

水溶液からのα−L−アスパルチル−L−フェニルアラニンメチルエステルの晶析方法

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JPH1036389A
JPH1036389A JP16770096A JP16770096A JPH1036389A JP H1036389 A JPH1036389 A JP H1036389A JP 16770096 A JP16770096 A JP 16770096A JP 16770096 A JP16770096 A JP 16770096A JP H1036389 A JPH1036389 A JP H1036389A
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methyl ester
phenylalanine methyl
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Petras Wilhelm Rickers Marinas
ペトラス ウイルヘルム リッカース マリナス
Peter Marie Flynnsen Alexander
ピーター マリー フリンゼン アレキサンダー
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【解決手段】晶析系の流動を避けつつ、伝導冷却によ
り、水溶液からα−L−アスパルチル−L−フェニルア
ラニンメチルエステルの(APM)晶析方法において、
3-8のケトンの群から選ばれるケトンを、晶析系の総
量に対する重量%で少なくとも0.1%存在させ、その
溶液を10℃よりも低くない温度まで冷却することを特
徴とし、晶析開始前において溶液が均一であり、かつ、
α−L−アスパルチル−L−フェニルアラニンメチルエ
ステルの結晶に隙間があり排水可能な網目状構造となる
様にケトンの量と温度を選択するα−L−アスパルチル
−L−フェニルアラニンメチルエステルの晶析方法。 【効果】伝導冷却により、遠心分離における改良された
固液分離性を有するAPM結晶が製造できた。この効果
により、洗浄及び追加の乾燥において効率化が期待され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、晶析系において流
動を避ける様にして水溶液から伝導冷却によりα−L−
アスパルチル−L−フェニルアラニンメチルエステル
(以降、APMと略す)を晶析する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】アスパルテーム、α−ジペプチドエステ
ル L−アスパルチル−L−フェニルアラニンメチルエ
ステル(“APM”)は砂糖の約200倍の甘味度を有
し、良好な呈味性、例えば苦みが残らない重要な低カロ
リー合成甘味料である。このアスパルテームはソフトド
リンク、菓子、卓上甘味料、医薬品等の広範な製品に使
用されている。
【0003】アスパルテームは種々の方法により製造で
きる。例えば、(N−保護)L−アスパラギン酸又はそ
の無水物とL−フェニルアラニン又はそのメチルエステ
ルとを化学反応により縮合させ、保護グループを後で脱
離し、必要に応じてエステル化してAPMを得る反応ル
ートがある。その様なプロセスの例は、例えば、US−
A−3,786,039に記載されている。その様な化
学反応による縮合プロセスにおいて、大量のβ−APM
が副生成物として生成し、目的のα−APMは、しばし
ば、例えばAPM・HClを生成してから中和晶析によ
り得られるが、その様な方法では大量の塩の生成は避け
られない。
【0004】また、N−保護−L−アスパラギン酸と
(DL−)−フェニルアラニンメチルエステルを選択的
にカップリングしてLL−α−ジペプチド誘導体を製造
し、後でAPMに転化する酵素プロセスもある。その様
なプロセスは、例えば、US−A−4,116,768
に記載されている。
【0005】APMの如何なる実用製造方法において、
最終プロセスの一つは、APMの他に、副生成物及び/
又は分解生成物を含有する溶液から結晶としてAPMを
得るプロセスである。その溶液は通常は水又は、25重
量%まで水混和性溶媒を含む水と水混和性溶媒との混合
溶液、特に1〜3の炭素から成る低級アルコールを含有
する水溶液である。本発明で使用されるこの“水溶液”
とは、特に“水又は25重量%までC1-3 の炭素からな
るアルコールを含む水”を意味する。
【0006】水溶液からのAPMの晶析法はEP−A−
91787(以降、´787と略す。)に記載されてい
る。その方法によれば、晶析時間の少なくとも大部分に
おいて、実際には強制流動を起こさない、即ち、水溶液
系における流動を回避する条件下で、冷却の為に伝導熱
移動を使用してAPMを晶析する。この方法は特別の装
置を必要とし、適切な冷却により、約1重量%以上のA
PM濃度を有するAPM水溶液からシャーベット状疑似
固相が生成する。その様な疑似固相は約1重量%以上の
APM濃度で晶析後、常に現れる。
【0007】この現象は、約1重量%以上のAPM濃度
を有するAPMの熱水溶液をビーカー内で析出させ、A
PM結晶化させる為に、その溶液を冷蔵庫内または室温
で保持することにより容易に観察できる。晶析後、その
ビーカーをさかさまにしても、溶液の全ては疑似固相と
して残り、この固相を壊さない限り、水を除去すること
が出来ない。
【0008】疑似固相の生成により、この静置晶析法は
工業的運転には好ましくない。特に、晶析、固液分離、
結晶の洗浄及び乾燥が同じ容器内で実施できない。更
に、その様にして得られた結晶の脱水は不十分と思われ
る。即ち、800重力での遠心分離でも約30〜35%
しか脱水できない。これらの点は、本来的な欠点である
【0009】。
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、伝導冷却により、水溶液からα−L−アスパルチル
−L−フェニルアラニンメチルエステルを晶析する方法
において、晶析系において流動を回避し、一つの容器内
で晶析、固液分離、結晶の洗浄及び乾燥が可能なα−L
−アスパルチル−L−フェニルアラニンメチルエステル
晶析の改良方法を提供することにある。さらに、遠心分
離における固液分離性が改良されたAPM結晶を提供す
ることも本発明の目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】これらの課題は、晶析系
の流動を避けつつ、伝導冷却により、水溶液からα−L
−アスパルチル−L−フェニルアラニンメチルエステル
の晶析方法において、C3-8 のケトンの群から選ばれる
ケトンを、晶析系の総量に対する重量%で少なくとも
0.1%存在させ、その溶液を10℃よりも低くない温
度まで冷却することを特徴とし、晶析開始前において溶
液が均一であり、かつ、α−L−アスパルチル−L−フ
ェニルアラニンメチルエステルの結晶に隙間があり排水
可能な網目状構造となる様にケトンの量と温度を選択す
ることを特徴とするα−L−アスパルチル−L−フェニ
ルアラニンメチルエステルの晶析方法により達成され
る。
【0011】この方法は、結晶の性質における静置晶析
の長所と同程度か又はそれ以上の長所を与え、その一方
で静置晶析の工業的適用に関し、晶析、固液分離、結晶
の洗浄及び乾燥を一つの容器内で実施することが可能と
なり、遠心分離における固液分離性の改善が可能となる
という別の利点を有する優れた方法を提供する。
【0012】従って、本願発明は、晶析系の流動を避け
つつ、伝導冷却により、水溶液からα−L−アスパルチ
ル−L−フェニルアラニンメチルエステルの晶析方法に
おいて、C3-8 のケトンの群から選ばれるケトンを、晶
析系の総量に対する重量%で少なくとも0.1%存在さ
せ、その溶液を10℃よりも低くない温度まで冷却する
ことを特徴とし、晶析開始前において溶液が均一であ
り、かつ、α−L−アスパルチル−L−フェニルアラニ
ンメチルエステルの結晶に隙間があり排水可能な網目状
構造となる様にケトンの量と温度を選択することを特徴
とするα−L−アスパルチル−L−フェニルアラニンメ
チルエステルの晶析方法に関する。
【0013】ここで使用される“隙間があり排水可能な
網目状構造”とは、本発明により得られる結晶性APM
製品の全構造を意味する。それは以前に記載されていな
い新規なAPM製品及びその性質に関する。従来のAP
M晶析方法においては、いわゆる“シャーベット状疑似
固相”(既述の様に、全く排水出来ない)が生成する
か、又は、結晶のスラリーが得られ、濾過や遠心分離等
により相当量の母液を確実に分離することができるが、
得られる結晶はいくぶん圧縮されたケーキになってしま
う。本発明による隙間があり排水可能な網目状構造は、
対照的に、“見掛けの全結晶容積”を一定に保ちつつ、
排水が可能である。即ち、母液の大部分の水分、特に、
30重量%以上が、重力により除去することができ、得
られた結晶構造に不活性ガスを通じれば、減圧下、大気
圧下及び高圧下で、更に高いパーセントの水が排水出来
る。つまり、排水後に得られる結晶製品の網目状構造
は、加熱した不活性ガス、通常は60〜100℃に加熱
した不活性ガスを、その構造の結晶に通じることによ
り、構造及び見掛けの全結晶容積を変化させずに乾燥す
るのに都合のよい、隙間のある構造をしている。このこ
とは、本発明による特別な晶析方法に寄与している。勿
論、網目状構造の結晶製品に不活性ガスを通じる方法以
外に、他の乾燥方法、例えば、減圧又は真空条件下で加
熱する方法やマイクロ波乾燥等による方法でも乾燥でき
る。
【0014】本発明の別の長所は、得られる結晶製品の
溶解時間が確実に短かくなり、その静電的性質が非常に
改善され、いわゆる“スプーンテスト”においても改善
される(詳細は実施例を参照)ことである。この後者の
長所は、チューインガムにAPMを使用する場合に生か
される。
【0015】アスパルテームの晶析に関する先行文献に
おいて、特別のケトンや他の有機化合物又は無機化合物
を存在させると、X線結晶構造解析用の大きな単結晶が
出来ることが記載されている。しかしながら、これらの
方法において、“隙間があり排水可能な網目状構造”の
結晶が観測されたとの記載はなく、通常は非常に微細な
針状又は繊維状結晶が出来る。
【0016】先行文献の中で、特に4種類の溶液系
(水、エタノール、アセトン及びジメチルスルフォオキ
サイド)から、(他に、2種類の溶媒から成る系及び3
種類の溶媒から成る系では好適な結晶を得るのには適し
てないことが明かとなった。)ミリリットルのスケール
で、2週間の結晶成長によりX線結晶学的研究に適した
大きなAPM結晶が製造出来た最初の成功例は、Hat
ada等の文献(J.Am.Chem.Soc.,19
85,p.4279−4282)に記載されている。
さらに、アスパルテームの溶解度を増大させ、冷却によ
るAPM結晶の収率を増加するために、水親和性有機溶
媒、特に、低級アルコールの添加が提案され、又は、結
晶混合物の物理的性質の改善のため、水親和性有機溶媒
の添加及び冷却が提案されている。オーストリア特許
(特許番号:8601597−A,公開日:平成3年1
2月15日)には、やや複雑なAPM製造方法が記載さ
れている。即ち、その実施例のc)の欄において、アセ
トン存在下でのAPMの晶析が記載されている。しかし
ながら、その方法において、水/アセトン系でのAPM
塩酸塩の懸濁液をpH4.7迄中和して、APM懸濁液
を生成させ、氷浴中で冷却しながら12時間保持する。
このAPMの結晶性はむしろ劣っており、その工程の間
に、隙間があり排水可能な網目状構造は観測されない。
【0017】ここで言う“ケトンの存在下での晶析”と
いう表現は、晶析開始前にケトンが絶対に存在しなけれ
ばならないと言う意味である。これは、ケトンを適当量
を前もって含有している水の混合溶液(C1-3 アルコー
ルを25重量%以下含んでもよい)中でAPMの熱水溶
液から晶析を始めるか、又は、結晶核が発生する前で、
APM結晶が生成する前にAPM溶液中に実際に流動を
起こさずにケトンを添加することにより実施することが
できる。勿論、晶析の間、ケトンをさらに添加する場合
は、流動が起こらない様に注意深くケトンを添加すれば
よい。しかしながら、晶析が始まる前に使用するケトン
の全量を添加し終り、溶液系が均一であるほうが好まし
い。
【0018】本発明の方法に使用するのに適しているケ
トンはC3-8 のケトン群から選択される。これらのケト
ンは、一般的に室温で1000gの水に対して少なくと
も1gの溶解度を有し、ケトンの全量が全晶析系に対し
て0.1重量%以上でもAPM水溶液と均一な混合溶液
を形成することが可能である。その晶析系は、そこから
晶析が起こり、溶媒、APM及びその他の物質全部から
成る溶液全部(晶析中はスラリー)で定義される。
【0019】この溶媒は、例えば、2−プロパノン(ア
セトン)、2−ブタノン、メチルエチルケトン(ME
K)、2−ペンタノン、3−ペンタノン、メチル−イソ
プロピルケトン、2−ヘキサノン、3−ヘキサノン、エ
チル−イソプロピルケトン、メチル−二級ブチルケト
ン、メチル−イソブチルケトン(MIBK)、メチル−
三級ブチルケトン、メチル−イソペンチルケトン、メチ
ル−三級ペンチルケトン、メチル−ネオペンチルケト
ン、エチル−二級ブチルケトン、エチル−イソブチルケ
トン、エチル−三級ブチルケトン、2−ヘプタノン、3
−ヘプタノン、4−ヘプタノン、ジ−イソプロピルケト
ン、エチル−イソペンチルケトン、エチル−3級ペンチ
ルケトン、エチル−ネオペンチルケトン及び種々のC8
ケトンからなる。例えばシクロペンタノンやシクロヘキ
サノンなどの環状ケトン、例えば2,4−ペンタジオン
(以降、“acac”と略す)、2,5−ヘキサジオ
ン、1,4−シクロヘキサジオン、1,3−シクロヘキ
サジオンなどのジケトン、及び、例えば、シクロペンテ
ノン、3−シクロヘキサノン及び4−オクテン−2−オ
ン又はそれらの混合物などの不飽和ケトンも本発明のケ
トンとして好ましい。使用に適しているケトンは一つ以
上の他の置換基、例えば、水酸基、メトキシ基又はハロ
ゲン基の様な置換基を有してもよい。
【0020】特に、アセトン、MEK、MIBK及び
2,5−ヘキサンジオンが好ましく、簡単に入手可能で
取扱いが容易であり、得られる排水可能な隙間のある網
状組成物が非常に良い品質であるために、アセトンとM
IBKが更に好ましい。晶析系において、非常に低い濃
度、特に約0.1〜2重量%で良い結果が得られること
から、MIBKが最も好ましい。アセトンを使用する場
合は、いくらか高い濃度、約1〜20重量%のアセトン
を使用するのが好ましい。当業者はケトン濃度をいくつ
にすれば最大の収率が得られるかを決定することができ
る。
【0021】最も驚くべきことは、APMの好ましい排
水可能な隙間のある網状組成物が本発明の方法により得
られることである。例えば、仮に晶析方法を、75/2
5の水/メタノール混合液を使用し、晶析の間にアセト
ンを添加せずに、本発明と類似の方法で実施しても、排
水不可能なシャーベットしか生成しない。ケトンの代わ
りに、アルデヒドやエステル等を使用すると悪い結果し
か得られない:アルデヒドを使用する場合、晶析は起こ
るが、APMの結晶の代わりに、APMとアルデヒドの
シッフ塩基の結晶しか得られない。
【0022】“水溶性溶媒”の用語で説明したように、
水溶性溶媒は水や、例えばC1-3 アルコールなどの水親
和性溶媒を約25%まで含有する水溶性溶媒を意味す
る。さらに、低級アルコールを含有することは、真空下
での溶媒除去のようなスラリーの処理のような工程にと
って有利かもしれないが、混合溶媒の主な利点は高いA
PM濃度が出発溶液中で可能なことである。
【0023】良い結果を得るためには、APMの出発熱
水溶液の温度を低くとも40℃にすることが好ましく、
APM濃度は少なくとも2.5重量%にするのが好まし
い。その熱水溶液の温度を40℃未満にすると、結晶の
収率が低くなり、APM濃度を低くすると、最終的に得
られる隙間のある排水可能な網目状組成の性質の点で好
ましい結果が得られないか、或いは、得られる針状結晶
の結晶としての性質が劣る(J.Chem.Biote
ch., 43, p.71−82(1988))。出
発溶液中のAPM濃度を高くし過ぎると、排水性が悪く
なる。しかしながら、このことは、出発溶液の組成によ
り変化する。一般的には、排水性は7%までのAPM濃
度であれば良好のままである。
【0024】APMの出発水溶液のpHにより結果はそ
れほど変化しないが、3.5〜6.5が好ましく、AP
Mの当電点付近、即ち、pH=5.2付近が更に好まし
い。pH値は水のみの溶液であれば正確に決定される
が、一種類以上の他の溶媒を水と共に使用する場合は、
pH値の正確度が低下する。
【0025】冷却は15〜30℃の範囲迄の冷却が好ま
しく、10℃以下は好ましくない。冷却は、好ましくそ
の系に流動を起こさないという理由で、間接冷却で実施
される。ここで使用される間接冷却は、晶析装置の壁の
一部又は全部から成る熱交換表面での冷却を意味する。
即ち、ケトンと共にAPM水溶液を含有する容器を使用
するのが好ましく、チューブ状容器が更に好ましい。他
の型の装置も使用出来ることは明らかである。例えば、
晶析、脱水及び/又は生成する結晶構造を濾過及び洗浄
する部分を有し、時には結晶製品に不活性ガスを流すこ
とのできる部分を有するベルト式冷却晶析機を使用する
ことも可能である。又、この工程を真空で実施してもよ
い。
【0026】晶析する装置又は容器は、十分に大きな冷
却/熱交換面、例えば、壁面や内装部品が存在する様に
設計されるのが好ましい。排水中に、隙間のある排水可
能な網目状構造の結晶を装置又は容器に保持する手段が
必要であり、場合によっては、その結晶に不活性ガスを
通じる手段及び/又は排水後にさらに隙間のある排水可
能な網目状構造の結晶を乾燥するか、又は破砕する手段
が必要である。
【0027】特に、容器を使用する場合、冷却内装部品
をスケーリングの問題が生じないように結晶物質から取
り外すことが可能であり、隙間のある排水可能な網目状
構造の結晶を容器中に保持する装置を、容器を空にする
前に取り除くことができる構造が好ましい。
【0028】装置内の晶析系を冷却するのに使用する冷
媒の温度は、通常は−10〜20℃の範囲内にある。当
業者は、使用する装置、APM熱水溶液の温度やケトン
の種類により、最適な条件を決定することが出来る。
【0029】使用するケトンの量は使用するケトンの種
類により左右され、本発明を実施する時に、隙間のある
排水可能な網目状構造の結晶が得られる様にしなければ
ならない。仮に、ケトンの量を非常に少なくすると、シ
ャーベット状疑似固相が得られるか、又は、最良でも排
水性の悪い、即ち、重力では、母液の30%以下しか脱
水出来ない網目状構造の結晶しか得られない。もし、ケ
トンの添加量が多すぎると、2層系が生成して、それ以
降ずっと問題となる。従って、ケトンは溶液が均一にな
る様な量で添加するのが好ましい。
【0030】晶析系は晶析に十分時間を掛けるために、
撹拌や機械的流動を抑えるか無視できる程に抑制するよ
うな条件下にすることが好ましい。
【0031】水溶液相は、その系の温度が結晶核生成温
度又は晶析温度に達してから少なくとも15分間はその
まま機械的振動等無しで保持するのが好ましい。その保
持の間にAPM結晶の網目状構造が形成され、その網目
状構造はAPMの含有量によりその強度が変化するが、
本発明によれば、容易に排水が可能であり、少なくとも
25重量%の溶媒が結晶から重力のみにより除去でき、
必要であれば、排水後の網目状構造の結晶は機械的処理
により砕くことが出来る。どの様な場合でも、この方法
により生成する網目状構造のAPM結晶は、静置晶析で
生成するシャーベット状疑似固相とは異なる。即ち、ビ
ーカー中に生成した後者は、ビーカーをひっくり返して
も水溶性溶媒は全て保持されたままである。
【0032】先に示した様に、排水した網目状構造の結
晶は、場合により網目状構造を破壊した後、直接冷却又
は間接冷却により、さらに冷却してもよい。そのような
後続の冷却により得られる結晶の収率を増加することが
出来る。このことは、晶析装置の底部を更に冷却する
か、又は、その底部から結晶スラリーを他の容器に移
し、0〜20℃の範囲の低温まで冷却し、その容器内で
さらに晶析することにより実施できる。その晶析は撹拌
をしながら実施するのが、冷却速度及び単位時間当たり
の結晶取得量を増大できるから好ましい。注目すべきこ
とに、結晶の収率が上がっても結晶サイズやその性質は
変化しない。
【0033】最初の排水工程で得られる母液は、それか
らAPMを回収するために冷却することが出来るが、自
明の様にこの第二の晶析により得られる結晶の性質は優
れていない。しかしながら、このAPMは、結晶の全収
率を増大させるために、本発明の工程において再溶解し
て使用することが出来る。
【0034】APMの晶析及び排水後、場合によって
は、さらに不活性ガスにより処理をした後、得られたA
PM結晶スラッジを洗浄してもよく、所望なら、同じ容
器内で乾燥し、水溶液相に残存している有機溶媒を、蒸
発等の公知の方法で除去することが出来る。
【0035】
【実施例】本発明を以下の実施例及び比較例により説明
するが、これらの実施例により、本発明は何等限定され
るものでない。
【0036】実施例1〜13及び比較例1〜9 ケトンを添加した種々のAPM水溶液からの晶析実験
(No.1〜13)を、得られる隙間のある網目状構造
の結晶の排水性をテストするために、200ミリリット
ルのビーカー(直径:5.8cm、ガラス製)中で実施
した。それぞれの実験において、約65℃の温たかい混
合液は、その温度まで加温された脱イオン水(又は脱イ
オン水とメタノールとの混合液)の所定量に選択したケ
トンの所定量を添加することにより調製した。その後、
直ちにその混合液にゆっくりと撹拌しながらAPM結晶
の予定量を添加して溶解し、溶媒の蒸発を抑える目的で
ビーカーをプラスチックシートで覆った。この様にして
得られたAPMの均一溶液は以下の表1及び表2に示す
様な組成となった。
【0037】
【表1】
【0038】
【表2】
【0039】これらの表中において、“ac”はアセト
ン、“MIBK”はメチルイソブチルケトン、“MeO
H”はメタノール及び“IPA”はイソプロピルアルコ
ールを意味する。
【0040】それぞれの溶液からの晶析は、ビーカーを
21℃に保温した部屋で一晩放置しておいて実施した。
【0041】排水試験は以下の様に実施した。
【0042】ビーカーからプラスチック被覆シートを取
り除いた後、ビーカーを水平面から30℃の角度に傾け
て、ビーカーの開放部を下に向け、得られた結晶の塊か
ら母液が流れ出す様にして、時々中心軸から約90度回
した。結晶の塊から母液を排水、通常は30分以内で実
施されるが、その排水が実質的に終了した後で、残存し
た結晶の塊を秤量した。その残存した結晶の塊はその後
に60℃に設定したオーブンで乾燥した。排水性は排水
した母液の量を、排水と乾燥で脱水した母液の量で割っ
た値をパーセントで表した数値で評価した。その結果を
表1に示した。比較のために、ケトンを添加しないと
か、アスパルテーム濃度を非常に高くしたり、10℃以
下にまで冷却した比較例1〜9も実施した。それらの結
果も表1に示した。それらのテストにおいて、排水は全
く観測されず、以後の測定は実施しなかった。比較例6
〜9では3℃まで冷却する以外は、その他の実施例及び
比較例では21℃まで冷却した。
【0043】実施例14及び比較例10 ビーカーの中心に位置する24mmの径の開口部を通し
て底部から抜き出すことが可能であり、栓が付いている
2.5リットルのビーカー(直径:14.4cm,ガラ
ス製)に、2350gの脱ミネラル水、25gのMIB
K及び125gのAPMをゆっくりと撹拌して溶解した
65℃の混合液を入れ、溶媒の蒸発を抑えるためにプラ
スチックシートでビーカーを覆った。この溶液からの晶
析は撹拌をしないで室温(21℃)で一晩放置すること
により実施した。そのあと、栓をはずして、重力により
排水された母液は集めた。約30分間でその様にして得
られた母液は1656gであった。元の結晶系の容積と
同じ“隙間のある排水可能な網目状構造”の湿結晶の塊
がビーカーに残存していた。約65℃に加熱し、ゆっく
りと窒素ガスをその湿結晶の塊を通して上から下へ吹き
流した。結晶の塊を一晩乾燥し、740gの溶媒をこの
間に取り除いた。脱水率は69.12%であった。この
ようにして得られた製品は、99%の結晶は3分以下の
短い溶解速度であった。製品を湿らすのに殆ど時間を要
しなかった。
【0044】対照として、MIBKを添加しないこと以
外は上記の実施例14と同様に実施すると、10%しか
排水出来ず、乾燥は同じ器具内で実施できなかった。9
9%の結晶の溶解速度は少し遅く約6分であった。さら
に、乾燥した製品の静電的性質をいわゆる“スプーンテ
スト”で試験した。24時間、20℃で30%の湿度の
条件で、30gのAPMをポリエチレンフィルムのプラ
スチック袋に充填した。清浄なステンレス製スプーンを
その袋に入れて10分間撹拌する。APM粉末で一杯に
したスプーンを取り出し、スプーンを緩やかに5秒間振
ってそのAPM粉末を袋に戻した。スプーンに依然とし
て付着しているAPMの量を天秤で計り、スプーンを拭
った。この試験を数回繰り返した。
【0045】スプーンに付着したAPMの平均量は、実
施例14の製品では9.1±3.8mgであり、比較例
10の製品では21.5±5.9gであった。この差は
有意差であり驚くべき差である。
【0046】実施例15 二つの1リットルビーカー(直径:9.0cm;ガラス
製)に、65℃の752gの脱ミネラル水と8gのMI
BKを入れて、ゆっくり撹拌しながら40gのAPMを
溶解し、それらのビーカーを溶媒の蒸発を防ぐためにプ
ラスチックシートで覆った。この溶液からの晶析は、撹
拌しないで22℃に保温した部屋の中に1晩その溶液を
放置して実施した。この様にして得られる隙間のある排
水可能な網目状構造の結晶塊は、ゆっくりした撹拌によ
りほぐされ、スラリーを形成した。最初のビーカーから
のスラリーは得られた結晶を、Δp=0.1バール、2
2℃のリーフテスト法による比ケーキ抵抗の測定に使用
し、その比ケーキ抵抗が4.27×107 m/kgであ
った。二番目のビーカーからのスラリーは約1時間容器
内で撹拌しながら、さらに10℃まで冷却し、その冷却
後に得られた結晶の比ケーキ抵抗は、Δp=0.1バー
ル、10℃では7.0×107 m/kgであった。この
様に、追加冷却において、比ケーキ抵抗値に関して優れ
た品質を維持している。
【0047】実施例16および比較例11 65℃のAPM溶液7510g(清浄で均一)を以下の
組成で調製した:7058gの脱ミネラル水7058
g、75gのMIBK及び377gのAPM。この溶液
を各々約2.5リットルに分け、2.5リットルのビー
カー(直径:14.4cm、ガラス製)に入れた。それ
らのビーカーを溶媒の蒸発を防ぐためにプラスチックシ
ートで覆った。この溶液からの晶析は、そのビーカーを
22℃に保温した部屋の中に1晩その溶液を撹拌なしで
放置して実施した。この様にして得られる隙間のある排
水可能な網目状構造の結晶塊を、22℃で5分間スプー
ンで撹拌してほぐし、スラリーにした。これらのスラリ
ーについて、0.01m2のブッフナー漏斗及び遠心分
離(CEPA型、直径:20cm、高さ:11cm、回
転速度:2677rpm/5分間)で各々濾過性のテス
トを実施した。比較のために、MIBKを添加しないで
同様のテストを行った。
【0048】この実験では、得られたスラリーからブッ
フナー濾過方法により溶媒が除去でき、実施例及び比較
例の湿ケーキの含水率は、74.3%及び70%であっ
た。即ち、MIBKを添加しない比較例の方が、若干良
好であった。
【0049】しかしながら、遠心分離テストにより驚く
べき実質的な差異が見られた。即ち、MIBKを添加し
ない比較例11の遠心分離後の湿ケーキの含水率が31
%であるのに対して、MIBKを添加した実施例16の
遠心分離後の湿ケーキの含水率が24%であった。この
様に、本発明により得られる結晶は、遠心分離に非常に
適している。即ち、このことは洗浄及び追加の乾燥にお
いて効率化が図れる。
【0050】
【発明の効果】本発明により、伝導冷却により、遠心分
離における改良された固液分離性を有するAPM結晶が
製造できた。この効果により、洗浄及び追加の乾燥にお
いて効率化が期待される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C07K 1/14 C07K 1/14 (72)発明者 アレキサンダー ピーター マリー フリ ンゼン オランダ国 メールセン ジー ゼット 6231 チャールス エイックストラート 64

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】晶析系の流動を避けつつ、伝導冷却によ
    り、水溶液からα−L−アスパルチル−L−フェニルア
    ラニンメチルエステルの晶析方法において、C3-8 のケ
    トンの群から選ばれるケトンを、晶析系の総量に対する
    重量%で少なくとも0.1%存在させ、その溶液を10
    ℃よりも低くない温度まで冷却することを特徴とし、晶
    析開始前において溶液が均一であり、かつ、α−L−ア
    スパルチル−L−フェニルアラニンメチルエステルの結
    晶に隙間があり排水可能な網目状構造となる様にケトン
    の量と温度を選択することを特徴とするα−L−アスパ
    ルチル−L−フェニルアラニンメチルエステルの晶析方
    法。
  2. 【請求項2】請求項1に記載のα−L−アスパルチル−
    L−フェニルアラニンメチルエステルの晶析方法におい
    て、晶析後、当該網目状構造のα−L−アスパルチル−
    L−フェニルアラニンメチルエステルから重力により母
    液の少なくとも30重量%を除去することを特徴とする
    α−L−アスパルチル−L−フェニルアラニンメチルエ
    ステルの晶析方法。
  3. 【請求項3】請求項2に記載のα−L−アスパルチル−
    L−フェニルアラニンメチルエステルの晶析方法におい
    て、重力による母液の除去後に、更に60〜100℃に
    昇温した不活性ガスを得られた結晶に流すことを特徴と
    するα−L−アスパルチル−L−フェニルアラニンメチ
    ルエステルの晶析方法。
  4. 【請求項4】請求項2又は請求項3のいずれかに記載の
    α−L−アスパルチル−L−フェニルアラニンメチルエ
    ステルの晶析方法において、母液の除去及び不活性ガス
    を結晶に流すことが減圧下で実施されることを特徴とす
    るα−L−アスパルチル−L−フェニルアラニンメチル
    エステルの晶析方法。
  5. 【請求項5】請求項1〜4のいずれかに記載のα−L−
    アスパルチル−L−フェニルアラニンメチルエステルの
    晶析方法において、α−L−アスパルチル−L−フェニ
    ルアラニンメチルエステルを晶析する水溶液の温度が晶
    析開始前に少なくとも40℃あり、その溶液中に少なく
    とも2.5重量%のα−L−アスパルチル−L−フェニ
    ルアラニンメチルエステルを含むことを特徴とするα−
    L−アスパルチル−L−フェニルアラニンメチルエステ
    ルの晶析方法。
  6. 【請求項6】請求項1〜5のいずれかに記載のα−L−
    アスパルチル−L−フェニルアラニンメチルエステルの
    晶析方法において、水溶液のpHが3.5〜6.5の範
    囲に存在することを特徴とするα−L−アスパルチル−
    L−フェニルアラニンメチルエステルの晶析方法。
  7. 【請求項7】請求項1〜6のいずれかに記載のα−L−
    アスパルチル−L−フェニルアラニンメチルエステルの
    晶析方法において、温度が15〜30℃の範囲になるま
    で、伝導冷却を実施することを特徴とするα−L−アス
    パルチル−L−フェニルアラニンメチルエステルの晶析
    方法。
  8. 【請求項8】請求項1〜7のいずれかに記載のα−L−
    アスパルチル−L−フェニルアラニンメチルエステルの
    晶析方法において、析出が開始してからも少なくとも1
    5分間、伝導冷却を実施することを特徴とするα−L−
    アスパルチル−L−フェニルアラニンメチルエステルの
    晶析方法。
  9. 【請求項9】請求項1〜8のいずれかに記載のα−L−
    アスパルチル−L−フェニルアラニンメチルエステルの
    晶析方法において、ケトンが、2−プロパノン(アセト
    ン)、2−ブタノン、メチル−イソブチルケトン及び
    2,5−ヘキサンジオンの群から選ばれることを特徴と
    するα−L−アスパルチル−L−フェニルアラニンメチ
    ルエステルの晶析方法。
  10. 【請求項10】請求項9に記載のα−L−アスパルチル
    −L−フェニルアラニンメチルエステルの晶析方法にお
    いて、ケトンとして、全晶析系に対して1.0〜20.
    0重量%のアセトンを添加するか、又は全晶析系に対し
    て0.1〜2.0重量%のメチル−イソブチルケトンを
    添加することを特徴とするα−L−アスパルチル−L−
    フェニルアラニンメチルエステルの晶析方法。
  11. 【請求項11】請求項1〜10のいずれかに記載のα−
    L−アスパルチル−L−フェニルアラニンメチルエステ
    ルの晶析方法において、晶析が開始する前にケトンを晶
    析系の総量に対する重量%で少なくとも0.1%存在さ
    せることを特徴とするα−L−アスパルチル−L−フェ
    ニルアラニンメチルエステルの晶析方法。
  12. 【請求項12】請求項1〜11のいずれかに記載のα−
    L−アスパルチル−L−フェニルアラニンメチルエステ
    ルの晶析方法において、母液の少なくとも30重量%を
    排水してから得られる網目状構造のα−L−アスパルチ
    ル−L−フェニルアラニンメチルエステルを更に0℃以
    上まで冷却することを特徴とするα−L−アスパルチル
    −L−フェニルアラニンメチルエステルの晶析方法。
  13. 【請求項13】請求項1〜12のいずれかに記載のα−
    L−アスパルチル−L−フェニルアラニンメチルエステ
    ルの晶析方法において、捕集した母液を冷却して、更に
    α−L−アスパルチル−L−フェニルアラニンメチルエ
    ステルの結晶を回収し、母液から得られたその結晶を請
    求項1で記載した晶析法で使用する溶液に循環して再使
    用することを特徴とするα−L−アスパルチル−L−フ
    ェニルアラニンメチルエステルの晶析方法。
  14. 【請求項14】明細書及び/又は実施例に実質的に記載
    されているα−L−アスパルチル−L−フェニルアラニ
    ンメチルエステルの晶析方法。
JP16770096A 1996-06-27 1996-06-27 水溶液からのα−L−アスパルチル−L−フェニルアラニンメチルエステルの晶析方法 Pending JPH1036389A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001047949A1 (fr) * 1999-12-28 2001-07-05 Ajinomoto Co., Inc. Cristaux de derives d'aspartame
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