JPWO2007037178A1 - シミュレーション装置、効果測定装置、および販売促進支援システム - Google Patents

シミュレーション装置、効果測定装置、および販売促進支援システム Download PDF

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Abstract

特定銘柄商品のDM送付効果を予測するシミュレーション装置であって、キャンペーンの予定予算の入力を受け付ける予定予算受付部102と、顧客毎の属性および転出確率を含む顧客マスタ108と、DM送付条件を受け付ける条件受付部112と、顧客マスタ108から条件に一致する顧客を抽出し、DM送付可能人数を算出するDM送付数算出部114と、DM送付予定人数および期待転移率を受け付ける計画受付部116と、商品の銘柄の属性毎に設定された、DMによる主喫化単価を記憶する単価テーブル118と、期待転移人数および期待獲得価値を算出する期待値算出部120と、期待ROI算出部122と、送付可能人数、期待獲得価値および期待ROIを提示する計画時画面表示部106と、を備える。

Description

本発明は、シミュレーション装置、効果測定装置および販売促進支援システムに関し、特に、ワントゥワンマーケティング手法を用いた、ダイレクトメールの送付または商品サンプル配布によるキャンペーンの宣伝効果のシミュレーション装置、効果測定装置および販売促進支援システムに関する。
従来、企業において、投資した資本に対してどれだけの利益を生んでいるかを示すROI(Return On Investment:投資資本利益率)を用いて、詳細な経営分析を行い、販売戦略などの策定が行われている。従来の投資および回収シミュレーションシステムとしては、例えば特許文献1に記載されたものがある。同文献に記載されたシステムは、製品およびサービスなどの商品の開発または購買における投資、回収モデルを効率的に作成し、リスク評価などに有用な財務パラメータをシミュレーションするものである。
特開2003−91630号公報
ところで、様々な銘柄やブランドが存在するような商品の場合、他の銘柄への転出を防止し、消費者の継続的な購入をできる限り長く持続させたり、ターゲット銘柄への転移を促したりするために定期的にキャンペーンなどを行うことが一般的に行われている。
しかしながら、上記従来技術では、多数の銘柄やブランドが存在するような商品のこのような転出や転移については加味されておらず、たとえば特定銘柄へのキャンペーンなどの宣伝コストの投資を行ったときに、どのようなROIが生じるかなどのシミュレーションを行う構成は記載されていない。
近年、企業は消費者のニーズに合わせて次々と新製品の開発を行い、多種多様な商品が店舗には並び、企業間の生き残りをかけた競争が激化している。消費者の個々の嗜好やニーズも多様化しており、これらの多種多様な商品群の中から自分に合った商品を選択し、購入している。また、高度情報化社会により、これらの商品情報が氾濫しているため、消費者は膨大な情報の中から自分に合った商品の情報を探し出すのに労力を必要とし、一方で、企業側は他社製品との差別化あるいは自社製品であってもブランド毎に差別化を図り、顧客を獲得するためのきめ細かな戦略が必要となってきた。このように多様化する消費者の嗜好やニーズに応えるべく、商品やサービスを提供する企業では、ワントゥワンマーケティングなる手法の採用に注目が集まっている。
ワントゥワンマーケティングは、消費者一人一人の嗜好や価値観の違いを把握し、それぞれのニーズに合わせて異なるアプローチを行うことにより、顧客を獲得していくものである。古くからの商人などが顧客に一対一で対面して商品を販売して当たり前に行っていたこの手法を、企業としては、できる限り多くの顧客に対して、効率よく自動化されたシステムの中で実践可能となっていくことが望まれる。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、ワントゥワンマーケティング手法を用いた施策の分析および評価を行い、顧客の自社銘柄への転移を促進する販売促進支援システムを提供することにある。
本発明によれば、特定銘柄の商品の販売促進キャンペーン用のダイレクトメールを送付した際の効果の予測を行うシミュレーション装置であって、
キャンペーンの予定予算の入力を受け付ける予定予算受付部と、
顧客毎の属性および転出確率を含む顧客マスタテーブルと、
ダイレクトメールの送付条件の設定を受け付ける条件受付部と、
顧客マスタテーブルから送付条件に一致する顧客を抽出し、ダイレクトメールの送付可能人数を算出する送付可能人数算出部と、
送付可能人数を提示する送付可能人数提示部と、
送付可能人数を上限として、ダイレクトメールを送付する送付予定人数の設定を受け付ける送付予定人数受付部と、
送付条件に応じた期待転移率の入力を受け付ける期待転移率受付部と、
送付予定人数および期待転移率から期待転移人数を算出する期待転移人数算出部と、
商品の銘柄の属性毎に設定された、キャンペーン前後で顧客が主に購入する銘柄の変化により獲得される価値を示す一人当たりの獲得価値単価を記憶する単価テーブルと、
単価テーブルを参照し、送付条件に一致する商品の銘柄の属性に対応する特定銘柄への転移による獲得価値単価を求め、期待転移人数から期待獲得価値を算出する期待獲得価値算出部と、
予定予算および期待獲得価値から期待ROIを算出する期待ROI算出部と、
期待獲得価値および期待ROIを提示する予測提示部と、
を備えたことを特徴とするシミュレーション装置が提供される。
ここで、顧客の属性とは、現在の主喫銘柄、性別、年齢、地域などを含む。さらに、銘柄毎の属性、たとえば、自社か他社かの内外区分(または社名)、価格区分、喫味区分(たとえば、メンソール入り銘柄主喫者か否かなどの区分)、タール値を含むこともできる。また、転出確率は、顧客毎に属性に従って予め設定される。あるいは、行動モデルによる転出予測を行い決定することができる。ダイレクトメールの送付条件として、これらの属性、たとえば、顧客の主喫銘柄の内外区分や価格、喫味区分、タール値、地域、性別、年齢などを設定することができる。条件受付部は、少なくとも一つの送付条件を受け付ける。
ここで、商品とは、たとえば、たばこ、飲料などの嗜好品、食品、紙おむつ、粉ミルク、ベビーフードなどのベビー用品、ドッグまたはキャットフード、衛生用品、医薬部外品、医薬品など、複数の銘柄が存在し、かつ比較的短い周期で定期的に、かつ継続して顧客の嗜好および思考に基づいて、選択され購入されるものが含まれる。
期待転移人数算出部は、DM送付予定人数および期待転移率に基づいて、期待転移人数(=DM送付予定人数×期待転移率/100)を算出する。また、期待獲得価値算出部は、期待転移人数から期待獲得価値(=期待転移人数×主喫化単価)を算出する。期待ROI算出部は、たとえば、(総獲得価値−予算)÷予算×100(%)から期待ROI(Return On Investment:投資利益率)を算出する。
この発明によれば、ダイレクトメール施策計画時に、顧客属性に応じた送付条件を変更しながら期待ROIを予測することができ、ダイレクトメール施策効果をシミュレーションできるので、適切な投資判断が可能となり、個々の顧客のニーズが反映されるワントゥワンマーケティング手法を用いた効果的なダイレクトメール施策を計画することが可能となる。また、ダイレクトメールの期待効果が明示されることにより、目標設定が容易となる。
また、本発明によれば、顧客毎の属性、たとえば、たばこであれば、現在の主喫銘柄、年齢、性別、地域などに基づいて、ダイレクトメールを送付する対象を設定し、その施策効果のシミュレーションが可能である。したがって、そのシミュレーション結果に基づいて、顧客情報に基づいて厳選された顧客に対して各個人のニーズに合った情報の提供をダイレクトメールにより行うことが可能となるので、無作為に抽出された顧客に対してダイレクトメールを大量に送付するのに比較して、その施策効果の確実性が増すこととなる。
上記シミュレーション装置において、顧客の行動パターンに関連付けられた予測転出率を記憶する予測転出率記憶部と、顧客の行動パターンを取得する行動パターン取得部と、顧客の行動パターンを所定の行動パターンモデルと対比して予測転出率を決定する決定部と、をさらに備えることができ、予測転出率を顧客マスタテーブルの転出確率として記憶することができる。
ここで、行動パターン取得部は、顧客の行動パターンを、たとえば、ダイレクトメール、メール、ホームページの投稿フォーム、街頭などによるアンケート調査結果、ネット購入履歴、ブログ分析結果などから取得する。行動パターンモデルは、収集された行動パターンに基づいて、更新することもできる。この構成によれば、顧客の行動パターンにより転出確率を自動的に算出することができ、さらに、ダイレクトメールなどにより収集された顧客情報を行動パターンモデルに反映させることもできる。
本発明によれば、特定銘柄の商品の販売促進キャンペーン用のダイレクトメールを所定の送付条件で送付し、顧客にアンケートを行い、返信されたハガキに記載された顧客の属性を含む顧客情報に基づいて、キャンペーンによる宣伝効果を測定する効果測定装置において、
ハガキから自動的に読み取られた顧客情報を取得する取得部と、
顧客情報から、キャンペーンの前後において、顧客が主に購入する商品が何れの銘柄に推移したかを示す転移区分情報を取得し、顧客毎に蓄積する実績データベースと、
キャンペーンの予算の入力を受け付ける予算受付部と、
顧客情報から調査対象の顧客の属性を含む条件を受け付ける条件受付部と、
条件毎に、ハガキの送付数の入力を受け付ける送付数受付部と、
転移区分情報から条件毎に転移人数を算出する転移人数算出部と、
転移人数および送付数から条件毎に転移率を算出する転移率算出部と、
商品の銘柄の属性毎に設定された、キャンペーン前後で顧客が主に購入する銘柄の変化により獲得される価値を示す一人当たりの獲得価値単価を記憶する単価テーブルと、
単価テーブルを参照し、送付条件に一致する商品の銘柄の属性に対応する特定銘柄への転移による獲得価値単価を求め、転移人数から獲得価値を算出する獲得価値算出部と、
予算および獲得価値からROIを算出するROI算出部と、
獲得価値およびROIを提示する実績提示部と、
を備えたことを特徴とする効果測定装置が提供される。
販売促進キャンペーンの形態としては、たとえば、予め保有している顧客情報から選択された住所にダイレクトメールで応募用紙を送付したり、または、街頭などで応募用紙を送付したり、あるいは、応募用紙とともに、サンプルを一緒に配布することもできる。あるいは、雑誌や新聞などの広告に応募用紙を添付することもできる。このようにして配布された応募用紙を郵送や街頭で回収することができる。
転移率算出部は、転移人数÷送付数×100(%)から転移率を算出する。
入力部によるアンケート結果の入力は、たとえば、応募用紙から自動的にスキャナで読み込まれる。あるいは、ホームページの投稿フォーム入力やメールなどによるアンケート調査を行い、その結果を受信することもできる。この場合、たとえば、応募用のURLアドレスやログイン用のIDやパスワードなどをダイレクトメールに記録して送付することにより、顧客にホームページにアクセスさせ、アンケートの回答を入力させることができる。
アンケートの質問項目では、キャンペーン前後において、顧客が購入した商品について質問が含まれる。あるいは、今後購入したいと思う商品についての質問が含まれる。それにより、キャンペーン前後において、顧客が継続的に購入する銘柄に変更が生じたか否か、すなわち転移または転出したか否かを知ることができる。あるいは、顧客の行動パターンを解析するための質問を含むこともでき、上記行動パターン取得部によりこのアンケートの結果を取得し、行動パターンモデルの更新、さらに転出確率の算出に利用することができる。
この発明によれば、ワントゥワンマーケティング手法を用いて選別された顧客にダイレクトメールを送付し、返信されたダイレクトメールから各顧客の顧客情報を自動的に入力し、蓄積された顧客情報に基づいて、予め定義された価値に従ってROIを算出することができ、効率よく、キャンペーンの実施の成果を評価することができる。
上記効果測定装置において、実績データベースは、顧客毎に、ダイレクトメールを送付したか否かを示す送付フラグ、ダイレクトメール送付前に顧客が購入していた銘柄、ダイレクトメール送付後に顧客が購入するようになった銘柄、およびダイレクトメール送付後に特定銘柄に転移したか否かを示す転移フラグを対応付けて蓄積し、実績データベースから送付フラグがダイレクトメールを送付したことを示し、かつ転移フラグが特定銘柄に転移したことを示す第1人数を銘柄の区分毎に集計する第1集計部と、第1人数および送付数から転移率を銘柄の区分毎に算出する銘柄別転移率算出部と、実績データベースからダイレクトメール送付前に顧客が購入していた銘柄が特定銘柄である顧客の第2人数を銘柄の区分毎に集計する第2集計部と、第2人数および実績データベースの全顧客の人数から既存の特定銘柄の購入率を銘柄の区分毎に算出する特定銘柄購入率算出部と、購入率および転移率からダイレクトメールの送付効果による実質転移率を銘柄の区分毎に算出する実質転移率算出部と、送付数および実質転移率からダイレクトメールの送付効果による獲得顧客数を銘柄の区分毎に算出する顧客数算出部と、獲得顧客数および獲得価値単価から獲得価値を銘柄の区分毎に算出する獲得価値算出部と、送付数および獲得価値から銘柄の区分毎にダイレクトメールの1通当たりの獲得価値を算出する効果算出部と、銘柄の区分毎に転移率、購入率、実質転移率、獲得価値、1通当たりの獲得価値を提示する提示部と、を備えたことができる。
この構成によれば、ダイレクトメールの送付によるキャンペーンの効果を、銘柄区分毎に、転移率、購入率、実質転移率、獲得価値、DM1通当たりの獲得価値などから検証することが可能となる。これらの分析結果を次のキャンペーン計画へと反映させることにより、PDSサイクルが循環し、効果的なDM施策を行うことが可能となる。
本発明によれば、シミュレーション装置および効果測定装置を備えた販売促進支援システムであって、
効果測定装置は、
顧客情報から条件毎の転移率を蓄積する転移率蓄積部と、
蓄積された転移率のノーム値を算出するノーム値算出部と、
ノーム値を提示する提示部と、を含み、
シミュレーション装置の期待転移率受付部は、効果測定装置の提示部が提示した転移率のノーム値を参照して、期待転移率をユーザが決定し、入力した期待転移率を受け付けることを特徴とする販売促進支援システムが提供される。
この構成によれば、DM施策によって大量に収集された顧客情報に基づいて、条件毎の転移率を統計的な実績値に基づいて決定していくことが可能となり、期待ROI算出の精度がより向上する。
本発明によれば、シミュレーション装置および効果測定装置を備えた販売促進支援システムであって、
シミュレーション装置の送付可能人数提示部および予測提示部が、計画時画面を表示する第1の表示部と、
効果測定装置の実績提示部が、実績画面を表示する第2の表示部と、を含み、
計画時画面および実績画面は、同様な書式を使用することを特徴とする販売促進支援システムが提供される。
ここで、第1および第2の表示部は、同じ表示装置であってもよい。この発明によれば、計画時の表示画面と実績の表示画面を同様な書式とすることで、計画と実績の対比が容易になるとともに、計画から実行、そして検証へとPDS(Plan Do See)サイクルが適正に循環するようになる。
本発明によれば、特定銘柄の商品の販売促進キャンペーン用のダイレクトメールを送付した際の効果の予測を行うプログラムであって、
顧客毎の属性および転出確率を含む顧客マスタテーブルと、
商品の銘柄の属性毎に設定された、キャンペーン前後で顧客が主に購入する銘柄の変化により獲得される価値を示す一人当たりの獲得価値単価を記憶する単価テーブルと、を備えたコンピュータを、
キャンペーンの予定予算の入力を受け付ける予定予算受付手段、
ダイレクトメールの送付条件の設定を受け付ける条件受付手段、
顧客マスタテーブルから送付条件に一致する顧客を抽出し、ダイレクトメールの送付可能人数を算出する送付可能人数算出手段、
送付可能人数を提示する送付可能人数提示手段、
送付可能人数を上限として、ダイレクトメールを送付する送付予定人数の設定を受け付ける送付予定人数受付手段、
送付条件に応じた期待転移率の入力を受け付ける期待転移率受付手段、
送付予定人数および期待転移率から期待転移人数を算出する期待転移人数算出手段、
単価テーブルを参照し、送付条件に一致する商品の銘柄の属性に対応する特定銘柄への転移による獲得価値単価を求め、期待転移人数から期待獲得価値を算出する期待獲得価値算出手段、
予定予算および期待獲得価値から期待ROIを算出する期待ROI算出手段、
期待獲得価値および期待ROIを提示する予測提示手段として機能させるためのプログラムが提供される。
本発明によれば、特定銘柄の商品の販売促進キャンペーン用のダイレクトメールを送付し、顧客にアンケートを行い、返信されたハガキに記載された顧客の属性情報を含む顧客情報に基づいて、キャンペーンによる宣伝効果を測定するプログラムであって、
顧客情報から、キャンペーンの前後において、顧客が主に購入する商品が何れの銘柄に推移したかを示す転移区分情報を取得し、顧客毎に蓄積する実績データベースと、
商品の銘柄の属性毎に設定された、キャンペーン前後で顧客が主に購入する銘柄の変化により獲得される価値を示す一人当たりの獲得価値単価を記憶する単価テーブルと、
を備えたコンピュータを、
ハガキから自動的に読み取られた顧客情報を取得する取得手段、
キャンペーンの予算の入力を受け付ける予算受付手段、
顧客情報から調査対象の顧客の属性を含む条件を受け付ける条件受付手段、
条件毎に、ハガキの送付数の入力を受け付ける送付数受付手段、
転移区分情報から条件毎に転移人数を算出する転移人数算出手段、
転移人数および送付数から条件毎に転移率を算出する転移率算出手段、
単価テーブルを参照し、送付条件に一致する商品の銘柄の属性に対応する特定銘柄への転移による獲得価値単価を求め、転移人数から獲得価値を算出する獲得価値算出手段、
予算および獲得価値からROIを算出するROI算出手段、
獲得価値およびROIを提示する実績提示手段として機能させるためのプログラムが提供される。
以上、本発明の構成について説明したが、これらの各構成の任意の組合せや、本発明の表現を方法、装置、システム、記録媒体、コンピュータプログラムなどの間で変換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明によれば、ワントゥワンマーケティング手法を用いた施策の分析および評価を行い、顧客の自社銘柄への転移を促進する販売促進支援システムが提供される。
上述した目的、およびその他の目的、特徴および利点は、以下に述べる好適な実施の形態、およびそれに付随する以下の図面によってさらに明らかになる。
本発明の実施の形態に係る販売促進支援システムの概要を説明するための図である。 本実施形態のDM施策シミュレーション装置の構成を示す概略機能ブロック図である。 図2のDM施策シミュレーション装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。 図2の計画時情報データベースの構造の一例を示す図である。 図2のDM施策シミュレーション装置の計画時画面表示部が表示する計画時画面の一例を示す図である。 図2のDM施策シミュレーション装置の顧客マスタテーブルの構造の一例を示す図である。 図2のDM施策シミュレーション装置の銘柄テーブルの構造の一例を示す図である。 図2のDM施策シミュレーション装置の主喫化単価テーブルの構造の一例を示す図である。 図2のDM施策シミュレーション装置の動作の一例を示すフローチャートである。 本実施形態のDM施策効果測定装置の構成を含む販売促進支援システムの構成を示す概略機能ブロック図である。 図10のDM施策効果測定装置の実績情報データベースの構造の一例を示す図である。 図10のDM施策効果測定装置の実績表示部が表示する実績画面の一例を示す図である。 図10のDM施策効果測定装置の動作の一例を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態に係る効果測定装置の構成を示す機能ブロック図である。 図14のDM施策効果測定装置の顧客情報記憶部の構造の一例を示す図である。 図14のDM施策効果測定装置の転移情報記憶部の構造の一例を示す図である。 図14のDM施策効果測定装置において、転移情報表示部が表示する転移情報画面の一例を示す図である。 図14のDM施策効果測定装置の動作の一例を示すフローチャートである。 図14のDM施策効果測定装置の転移情報表示部が表示するキャンペーン効果画面の一例を示す図である。 本発明の一実施例のDMシミュレーションツールを起動した時の画面の一例を示す図である。 図20のDMシミュレーションツールの更新確認メッセージ画面の一例を示す図である。 図20のDMシミュレーションツールのエリア修正/削除画面の一例を示す図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。尚、すべての図面において、同様な構成要素には同様の符号を付し、適宜説明を省略する。
(第一の実施の形態)
図1は、本発明の実施の形態に係る販売促進支援システムの概要を説明するための図である。ここでは、販売対象の商品として、たばこを例として説明する。たばこは、特に、多数の銘柄が存在し、かつ比較的短い周期で定期的に、かつ継続して顧客の嗜好および思考に基づいて、選択され購入されるものであり、好適である。
各企業では、商品販売の促進を行うためにキャンペーンを行うことがあるが、たとえば、予め登録されている顧客情報の中から、喫煙者40に対してダイレクトメール(DM)を送付し、アンケートなどを行い、抽選や特典などの付加価値を付して返信を促し、回収し、キャンペーンによって主喫銘柄に変化があったか否かの調査を行う。回収されたハガキをスキャナ52で読み取り、コンピュータ54による画像認識システム50により、顧客情報を取得し、署名データベース56に蓄積していく。ここで、顧客情報とは、たとえば、キャンペーン前および後の主喫銘柄、性別、年齢、地域などの属性を含む。
DMには、顧客の氏名、生年月日、性別、住所、電話番号、メールアドレスなどを記載する欄の他、アンケートが含まれる。なお、顧客情報には、氏名や住所、電話番号などの個人情報が含まれるが、以下の実施形態においては、生年月日から算出された年齢、性別、住所から得られる居住地域と、アンケートの回答など、顧客の属性情報のみを抽出して使用すればよい。
また、アンケートの内容の例として、たとえば、1日に吸うたばこの平均本数、購入するたばこは事前に決まっているか否かの度合い(たとえば、「必ず決めている〜決めている時と決めていない時と半々〜まったく決めていない」などを7段階程度に分けて回答させる。)、決まっている場合の銘柄および喫煙歴(1年未満か以上か、また何年か)、以前の主喫銘柄、その銘柄はメンソールか否か、今後吸ってみたいたばこの銘柄、その希望度合い(非常に買いたい〜どちらともいえない〜まったく買いたくない)などを質問し、それぞれ数字で記入させて回答させることができる。数字で記入させることにより、画像認識システム50におけるスキャナ52による返信ハガキの読み取りを容易することができる。
また、店頭70などで、サンプル72とともに、応募ハガキ74を配布し、郵送またはその場で回収し、同様に顧客情報を取得し、蓄積していくこともできる。署名データベース56の顧客情報は、さらにデータセンター60の顧客マスタデータベース62に蓄積される。
さらに、キャンペーンは、ダイレクトメールのみならず、ウェブ上のホームページの投稿フォームやメール66などによりアンケートを配信し、投稿または返信された情報を取得し、ウェブデータベース64に蓄積し、その後、顧客マスタデータベース62に統合して蓄積することもできる。また、顧客マスタデータベース62には、ネット購入履歴やブログなどに書き込まれた情報から顧客の行動モデルなどを推測して得られた情報を蓄積することもできる。
このようにして顧客マスタデータベース62に顧客毎に蓄積された情報に基づいて、分析を行い、キャンペーンによるROIなどを算出し、効果測定を行ったり、次期キャンペーンの計画を行い、顧客毎のニーズに対応したワントゥワンマーケティングの仕組みを利用して、販売促進を図ることができるものである。
本発明において、販売促進支援システムは、画像認識センター、特定銘柄の商品の販売促進キャンペーン用のダイレクトメールを送付した際の効果の予測を行うシミュレーション装置、および、キャンペーンの効果を測定する効果測定装置を含む。
はじめに、本発明の実施の形態に係るDM施策シミュレーション装置について、以下に説明する。
図2は、本実施形態のDM施策シミュレーション装置100の構成を示す概略機能ブロック図である。本発明の実施の形態に係るシミュレーション装置(DM施策シミュレーション装置100)は、特定銘柄の商品の販売促進キャンペーン用のダイレクトメールを送付した際の効果の予測を行うシミュレーション装置であって、キャンペーンの予定予算の入力を受け付ける予定予算受付部(予定予算受付部102)と、顧客毎の属性および転出確率を含む顧客マスタテーブル(計画時情報データベース104)と、ダイレクトメールの送付条件の設定を受け付ける条件受付部(条件受付部112)と、顧客マスタテーブルから送付条件に一致する顧客を抽出し、ダイレクトメールの送付可能人数を算出する送付可能人数算出部(DM送付数算出部114)と、送付可能人数を提示する送付可能人数提示部(計画時画面表示部106)と、送付可能人数を上限として、ダイレクトメールを送付する送付予定人数の設定を受け付ける送付予定人数受付部(計画受付部116)と、送付条件に応じた期待転移率の入力を受け付ける期待転移率受付部(計画受付部116)と、送付予定人数および期待転移率から期待転移人数を算出する期待転移人数算出部(期待値算出部120)と、商品の銘柄の属性毎に設定された、キャンペーン前後の主喫銘柄の変化により獲得される価値を示す一人当たりの主喫化単価を記憶する単価テーブル(主喫化単価テーブル118)と、単価テーブルを参照し、前記送付条件に一致する商品の銘柄の属性に対応する特定銘柄への主喫化による主喫化単価を求め、期待転移人数から期待獲得価値を算出する期待獲得価値算出部(期待値算出部120)と、予定予算および期待獲得価値から期待ROIを算出する期待ROI算出部(期待ROI算出部122)と、期待獲得価値および期待ROIを提示する予測提示部(計画時画面表示部106)と、を備える。
詳細には、DM施策シミュレーション装置100は、予定予算受付部102と、計画時情報データベース104(図中、「計画時情報DB」と示す)と、計画時画面表示部106と、顧客マスタテーブル108と、銘柄テーブル110と、条件受付部112と、DM送付数算出部114と、計画受付部116と、主喫化単価テーブル118と、期待値算出部120と、期待ROI算出部122と、を備えている。
なお、本実施形態のDM施策シミュレーション装置100は、例として、図3に示すハードウェア構成を有する。DM施策シミュレーション装置100は、たとえば、汎用のパーソナルコンピュータなどのコンピュータ10から構成される。コンピュータ10は、CPU12と、ROM14と、RAM16と、入出力部(図中、「I/O」と示す)18と、外部インタフェース部(図中、「I/F」と示す)20と、これらの接続するバス22と、を含む。さらに、コンピュータ10は、外部インタフェース部20を介して、ネットワーク30に接続される。コンピュータ10は、外部入出力装置として、CRTモニタ、液晶モニタなどの表示部24と、キーボード、マウス、タブレットなどの操作部26と、プリンタ28と、を含むことができる。
ROM14には、DM施策シミュレーション装置100としてコンピュータ10を機能させるためのシミュレーションプログラムが記憶され、CPU12により実行される。あるいは、後述する効果測定装置としてコンピュータ10を機能させるための効果測定プログラムも記憶され、CPU12により実行される。CPU12は、コンピュータ10の各要素とともに、装置全体を制御する。
本実施形態のDM施策シミュレーション装置100の上記のシミュレーションプログラムは、特定銘柄の商品の販売促進キャンペーン用のダイレクトメールを送付した際の効果の予測を行うプログラムであって、顧客毎の属性および転出確率を含む顧客マスタテーブル(顧客マスタテーブル108)と、商品の銘柄の属性毎に設定された、キャンペーン前後で顧客が主に購入する銘柄の変化により獲得される価値を示す一人当たりの獲得価値単価を記憶する単価テーブル(主喫化単価テーブル118)と、を備えたコンピュータ(コンピュータ10)を、キャンペーンの予定予算の入力を受け付ける予定予算受付手段(予定予算受付部102)、ダイレクトメールの送付条件の設定を受け付ける条件受付手段(条件受付部112)、顧客マスタテーブルから送付条件に一致する顧客を抽出し、ダイレクトメールの送付可能人数を算出する送付可能人数算出手段(DM送付数算出部114)、送付可能人数を提示する送付可能人数提示手段(計画時画面表示部106)、送付可能人数を上限として、ダイレクトメールを送付する送付予定人数の設定を受け付ける送付予定人数受付手段(計画受付部116)、送付条件に応じた期待転移率の入力を受け付ける期待転移率受付手段(計画受付部116)、送付予定人数および期待転移率から期待転移人数を算出する期待転移人数算出手段(期待値算出部120)、単価テーブルを参照し、送付条件に一致する商品の銘柄の属性に対応する特定銘柄への転移による獲得価値単価を求め、期待転移人数から期待獲得価値を算出する期待獲得価値算出手段(期待値算出部120)、予定予算および期待獲得価値から期待ROIを算出する期待ROI算出手段(期待ROI算出部122)、期待獲得価値および期待ROIを提示する予測提示手段(計画時画面表示部106)として機能させるためのものである。
図2に戻り、予定予算受付部102は、キャンペーンの予定予算の入力を受け付ける。ユーザは、図3のコンピュータ10の操作部26を操作して、予定予算の入力を行うことができる。
計画時情報データベース104は、図4に示す各情報、たとえば、計画時キャンペーン情報130、計画時設定条件140、および条件別計画時情報160を含む。図4(a)に示すように、計画時情報データベース104は、計画時キャンペーン情報130として、キャンペーンID131毎に、予定予算132、DM送付可能人数133、DM送付予定人数134、期待転移率135、期待転移人数136、期待獲得価値137、および期待ROI138を記憶する。
また、キャンペーンID131毎に、キャンペーン名称、形態、実施時期、応募状況数などの情報を有するテーブル(不図示)を含むこともできる。
図4(b)に示すように、計画時情報データベース104は、計画時設定条件140として、条件番号141毎に、地域142、主喫条件143、転出確率148、性別149、および年齢150を記憶する。さらに、主喫条件143は、内外区分144、価格区分145、喫味区分146、およびタール値147を含む。
図4(c)に示すように、計画時情報データベース104は、条件別計画時情報160として、条件番号161毎に、DM送付可能人数162、DM送付予定人数163、期待転移率164、期待転移人数165、主喫化単価166、期待獲得価値167を記憶する。
図2に戻り、計画時画面表示部106は、図5に示す計画時画面200を図3のコンピュータ10の表示部24に表示する。なお、この計画時画面200は、帳票作成部(不図示)により帳票作成され、コンピュータ10のプリンタ28により出力することもできる。図5に示すように、計画時画面200は、予定DM予算入力欄202を含み、ユーザが、図3のコンピュータ10の操作部26を操作して予定DM予算入力欄202に入力した予定予算の金額が図2の予定予算受付部102により受け付けられ、図4(a)の計画時キャンペーン情報130の予定予算132に格納される。
また、計画時画面200は、ダイレクトメールを送付する条件を設定するためのDM送付条件設定一覧204を含む。DM送付条件設定一覧204は、さらに、地域条件入力欄206、主喫条件入力欄210、転出確率条件入力欄220、性別条件入力欄222、年齢条件入力欄224を含む。主喫条件入力欄210は、内外区分入力欄212、価格区分入力欄214、喫味区分入力欄216、タール値入力欄218をさらに含む。
計画時画面200では、少なくとも一つの送付条件が設定されるものとする。なお、図5では4つの送付条件が設定されている。これらの送付条件は、ユーザにより図3のコンピュータ10の操作部26を操作して各欄に入力され、後述する図2の条件受付部112により受け付けられ、図4(b)の計画時設定条件140の各項目に格納される。
さらに、計画時画面200は、DM送付可能人数表示欄226、DM送付予定人数入力欄228、期待転移率入力欄230、期待転移人数表示欄232、主喫化単価表示欄234、期待獲得価値表示欄236、総計表示欄240、期待転移率表示欄250、期待獲得価値表示欄252、および期待ROI表示欄254を含む。
図2に戻り、顧客マスタテーブル108は、図6に示されるように、ID171毎に、主喫銘柄172、転出確率173、性別174、年齢175、地域176などの顧客の属性を示す情報を含む。なお、ここでは、顧客の個人を特定可能な個人情報は含まれないものとし、ダイレクトメールを発送するために必要なアドレス情報は、別途、保管されているのもとする。
転出確率173は、顧客毎に属性に従って予め設定される。あるいは、行動モデルによる転出予測を行い決定することができる。たとえば、DM施策シミュレーション装置100、顧客の行動パターンに関連付けられた予測転出率を記憶する予測転出率記憶部(不図示)と、顧客の行動パターンを取得する行動パターン取得部(不図示)と、顧客の行動パターンを所定の行動パターンモデルと対比して予測転出率を決定する決定部(不図示)と、をさらに備えることができ、決定された予測転出率を顧客マスタテーブル108の転出確率173として記憶することができる。
ここで、行動パターン取得部は、顧客の行動パターンを、たとえば、ダイレクトメール、メール、ホームページの投稿フォーム、街頭などによるアンケート調査結果、ネット購入履歴、ブログ分析結果などから取得する。行動パターンモデルは、収集された行動パターンに基づいて、更新することもできる。この構成によれば、顧客の行動パターンにより転出確率を自動的に算出することができ、さらに、ダイレクトメールなどにより収集された顧客情報を行動パターンモデルに反映させることもできる。
なお、図2において、顧客マスタテーブル108は、DM施策シミュレーション装置100に含まれる構成としたが、これに限定されない。図3のネットワーク30を介して他のコンピュータ内に含まれる顧客マスタデータベースなどに含むこともできる。DM施策シミュレーション装置100は、ネットワーク30を介して他のコンピュータにアクセスし、顧客情報を取得することができる。
銘柄テーブル110は、図7に示されるように、銘柄181毎に、社名182、価格183、喫味区分184、タール値185を含む。ここで、銘柄181とは、銘柄を示すコード、銘柄名などとすることができる。社名182には、その銘柄を販売している会社名や会社コードなどとすることができる。喫味区分184は、たとえば、レギュラーまたはメンソールなどの喫味の区分コードとすることができる。
図2に戻り、条件受付部112は、図5の計画時画面200のDM送付条件設定一覧204において、図3のコンピュータ10の操作部26を用いてユーザが入力したダイレクトメールの送付条件の設定を受け付ける、受け付けられた条件は、図4(b)の計画時設定条件140に格納される。
DM送付数算出部114は、顧客マスタテーブル108にアクセスし、顧客マスタテーブル108から送付条件に一致する顧客を抽出し、ダイレクトメールの送付可能人数を条件毎に算出する。算出された送付可能人数は、図4(c)の条件別計画時情報160のDM送付可能人数162に格納され、さらに、図5の計画時画面200のDM送付可能人数表示欄226に計画時画面表示部106により表示される。
計画受付部116は、図5の計画時画面200のDM送付予定人数入力欄228および期待転移率入力欄230において、図3のコンピュータ10の操作部26を用いてユーザが入力した送付可能人数を上限として、ダイレクトメールを送付する送付予定人数の設定を受け付けるとともに、送付条件に応じた期待転移率の入力を受け付ける。受け付けられた送付予定人数および期待転移率は、それぞれ図4(c)の条件別計画時情報160のDM送付可能人数162およびDM送付予定人数163に格納される。
主喫化単価テーブル118は、キャンペーン前後の主喫銘柄の変化により獲得される価値を示す一人当たりの主喫化単価を記憶するものである。例として、図8に示されるように、キャンペーン(図中、「CNP」と示す)前後において、銘柄の種類、たとえば、自社、他社の内外区分、価格、などによって、キャンペーン対象銘柄(図中、「当該CPN銘柄」と示す)の何れかに転移し、主喫化したことによって得られる獲得価値の単価が示されている。たとえば、他社銘柄から280円のキャンペーン対象銘柄に転移した場合、主喫化単価は24000円となる。あるいは、290円のキャンペーン対象外の自社銘柄から270円以下のキャンペーン対象銘柄に転出してしまった場合には、主喫化単価はマイナス6000円となる。
図2に戻り、期待値算出部120は、送付予定人数および期待転移率から期待転移人数を下記の式(1)により算出する。
期待転移人数=送付予定人数×期待転移率/100 ・・・(1)
算出された期待転移人数は、図4(c)の条件別計画時情報160の期待転移人数165に格納されるとともに、図5の計画時画面200の期待転移人数表示欄232に計画時画面表示部106により表示される。さらに、期待値算出部120は、主喫化単価テーブル118を参照し、送付条件で設定された主喫条件に対応する主喫化単価を取得し、図5の計画時画面200の主喫化単価表示欄234にそれぞれ表示するとともに、図4(c)の条件別計画時情報160の主喫化単価166に格納する。さらに、期待値算出部120は、期待転移人数および主喫化単価から期待獲得価値を下記の式(2)により算出する。
期待獲得価値=期待転移人数×主喫化単価 ・・・(2)
算出された期待獲得価値は、図4(c)の条件別計画時情報160の期待獲得価値167に条件毎に格納され、計画時画面200の期待獲得価値表示欄236に表示される。
また、図5の計画時画面200に示されるように、条件毎に入力または算出され、表示されたDM送付可能人数表示欄226、DM送付予定人数入力欄228、期待転移率入力欄230、期待転移人数表示欄232、および期待獲得価値表示欄236は、総計部(不図示)によりそれぞれ総計され、総計表示欄240の対応する欄に表示されるとともに、図4(a)の計画時キャンペーン情報130のDM送付可能人数133、DM送付予定人数134、期待転移率135、期待転移人数136、および期待獲得価値137にそれぞれ格納される。また、期待転移率の平均および期待獲得価値の総計は、それぞれ図5の計画時画面200の期待転移率表示欄250および期待獲得価値表示欄252にも表示される。
図2に戻り、期待ROI算出部122は、上記で算出された期待獲得価値および予定予算より期待ROIを下記の式(3)により算出する。
期待ROI(%)=(期待獲得価値−予定予算)÷予定予算×100(%) ・・(3)
算出された期待ROIは、図5の計画時画面200の期待ROI表示欄254に計画時画面表示部106により表示されるとともに、図4(a)の計画時キャンペーン情報130の期待ROI138に格納される。
このように構成された本実施形態のDM施策シミュレーション装置100の動作について、以下に説明する。図9は、本実施形態のDM施策シミュレーション装置100の動作の一例を示すフローチャートである。以下、図1乃至図9を用いて説明する。
まず、予め対象となるキャンペーンの情報が計画時情報データベース104に登録されており、シミュレーションを行うキャンペーンが指定され、そのキャンペーンに関する計画時画面200がコンピュータ10の表示部24に表示される(ステップS11)。
計画時画面200の予定DM予算入力欄202にユーザが予定予算を、操作部26を用いて入力し、予定予算受付部102が入力された予定予算を受け付ける(ステップS13)。受け付けた予定予算は、図4(a)の計画時キャンペーン情報130の予定予算132に格納される。つづいて、計画時画面200のDM送付条件設定一覧204にユーザが各種条件の入力を、操作部26を用いて行い、条件受付部112が各種条件を受け付ける(ステップS15)。受け付けた各種条件は、図4(b)に条件毎に格納される。
つづいて、DM送付数算出部114が顧客マスタテーブル108にアクセスし、顧客マスタテーブル108から送付条件に一致する顧客を抽出し、ダイレクトメールの送付可能人数を条件毎に算出する(ステップS17)。算出された送付可能人数は、図4(c)の条件別計画時情報160のDM送付可能人数162に条件毎にそれぞれ格納され、計画時画面200のDM送付可能人数表示欄226に表示される。また、総計部により各条件の送付可能人数の合計が算出され、計画時画面200の総計表示欄240に表示される。
つづいて、計画受付部116が、計画時画面200のDM送付予定人数入力欄228および期待転移率入力欄230において、ユーザが操作部26を用いて上記の送付可能人数を上限として、ダイレクトメールを送付する送付予定人数の設定および期待転移率の入力を条件毎に受け付ける(ステップS19)。受け付けられた送付予定人数および期待転移率は、条件毎に図4(c)の条件別計画時情報160のDM送付予定人数163および期待転移率164にそれぞれ格納される。さらに、総計部により各条件の送付予定人数の合計および期待転移率の平均値が算出され、図4(a)の計画時キャンペーン情報130のDM送付予定人数134および期待転移人数136に格納されるとともに、計画時画面200の総計表示欄240に表示される。また、期待転移率の平均値は、計画時画面200の期待転移率表示欄250にも表示される。
つづいて、期待値算出部120は、ステップS19で受け付けた送付予定人数および期待転移率から上記の式(1)により、期待転移人数を算出し、図4(c)の条件別計画時情報160の期待転移人数165に条件毎に格納され、計画時画面200の期待転移人数表示欄232に表示される。さらに、総計部により期待転移人数の合計が算出され、図4(a)の計画時キャンペーン情報130の期待転移人数136に格納されるとともに、計画時画面200の総計表示欄240に表示される(ステップS21)。
さらに、期待値算出部120は、主喫化単価テーブル118にアクセスし、各条件で設定された主喫条件に対応する主喫化単価を取得し、計画時画面200の主喫化単価表示欄234に表示するとともに、図4(c)の条件別計画時情報160の主喫化単価166に格納する。
つづいて、期待値算出部120が、期待転移人数および主喫化単価から期待獲得価値を上記の式(2)により算出し、図4(c)の条件別計画時情報160の期待獲得価値167に格納する。さらに、総計部により期待獲得価値の合計が算出され、図4(a)の計画時キャンペーン情報130の期待獲得価値137に格納されるとともに、計画時画面200の総計表示欄240および期待獲得価値表示欄252に表示される。
そして、期待ROI算出部122が、ステップS21で算出された期待獲得価値およびステップS13で受け付けた予定予算により、上記の式(3)により期待ROIを算出する(ステップS23)。そして、図4(a)の計画時キャンペーン情報130の期待ROI138に格納し、計画時画面200の期待ROI表示欄254に表示する。
以上説明したように、本実施形態のDM施策シミュレーション装置100によれば、ダイレクトメール施策計画時に、顧客属性に応じた送付条件を変更しながら期待ROIを予測することができ、ダイレクトメール施策効果をシミュレーションできるので、適切な投資判断が可能となり、個々の顧客のニーズが反映されるワントゥワンマーケティング手法を用いた効果的なダイレクトメール施策を計画することが可能となる。また、ダイレクトメールの期待効果が明示されることにより、目標設定が容易となる。
また、本実施形態によれば、顧客毎の属性、たとえば、たばこであれば、現在の主喫銘柄、年齢、性別、地域などに基づいて、ダイレクトメールを送付する対象を設定し、その施策効果のシミュレーションが可能である。したがって、そのシミュレーション結果に基づいて、顧客情報に基づいて厳選された顧客に対して各個人のニーズに合った情報の提供をダイレクトメールにより行うことが可能となるので、無作為に抽出された顧客に対してダイレクトメールを大量に送付するのに比較して、その施策効果の確実性が増すこととなる。
次に、本発明の実施の形態に係る効果測定装置について、以下に説明する。
図10は、DM施策効果測定装置300を含む本発明の実施の形態に係る販売促進支援システムの構成を示す概略機能ブロック図である。本実施形態に係る効果測定装置(DM施策効果測定装置300)は、特定銘柄の商品の販売促進キャンペーン用のダイレクトメールを所定の送付条件で送付し、顧客にアンケートを行い、返信されたハガキに記載された顧客の属性を含む顧客情報に基づいて、キャンペーンによる宣伝効果を測定する効果測定装置において、ハガキから自動的に読み取られた顧客情報を取得する取得部(取得部302)と、顧客情報から、キャンペーンの前後において、顧客が主に購入する商品が何れの銘柄に推移したかを示す転移区分情報を取得し、顧客毎に蓄積する実績データベース(実績情報データベース312)と、キャンペーンの予算の入力を受け付ける予算受付部(予算受付部310)と、顧客情報から調査対象の顧客の属性を含む条件を受け付ける条件受付部(複製部304)と、条件毎に、ハガキの送付数の入力を受け付ける送付数受付部(実績受付部318)と、転移区分情報から条件毎に転移人数を算出する転移人数算出部(転移率算出部320)と、転移人数および送付数から条件毎に転移率を算出する転移率算出部(転移率算出部320)と、商品の銘柄の属性毎に設定された、キャンペーン前後で顧客が主に購入する銘柄の変化により獲得される価値を示す一人当たりの獲得価値単価を記憶する単価テーブル(DM施策シミュレーション装置100の主喫化単価テーブル118)と、単価テーブルを参照し、送付条件に一致する商品の銘柄の属性に対応する特定銘柄への転移による獲得価値単価を求め、転移人数から獲得価値を算出する獲得価値算出部(獲得価値算出部322)と、予算および獲得価値からROIを算出するROI算出部(ROI算出部324)と、獲得価値およびROIを提示する実績提示部(実績表示部314)と、を備える。
上述したように、本実施形態のDM施策効果測定装置300は、図3のコンピュータ10のCPU12により実行される効果測定プログラムによって実現することができる。すなわち、本実施形態のDM施策効果測定装置300の効果測定プログラムは、特定銘柄の商品の販売促進キャンペーン用のダイレクトメールを所定の送付条件で送付し、顧客にアンケートを行い、返信されたハガキに記載された顧客の属性情報を含む顧客情報に基づいて、キャンペーンによる宣伝効果を測定するプログラムであって、顧客情報から、キャンペーンの前後において、顧客が主に購入する商品が何れの銘柄に推移したかを示す転移区分情報を取得し、顧客毎に蓄積する実績データベース(実績情報データベース312)と、商品の銘柄の属性毎に設定された、キャンペーン前後で顧客が主に購入する銘柄の変化により獲得される価値を示す一人当たりの獲得価値単価を記憶する単価テーブル(主喫化単価テーブル118)と、を備えたコンピュータ(コンピュータ10)を、ハガキから自動的に読み取られた顧客情報を取得する取得手段、キャンペーンの予算の入力を受け付ける予算受付手段(予算受付部310)、顧客情報から調査対象の顧客の属性を含む条件を受け付ける条件受付手段(複製部304)、条件毎に、ハガキの送付数の入力を受け付ける送付数受付手段(実績受付部318)、転移区分情報から条件毎に転移人数を算出する転移人数算出手段(転移率算出部320)、転移人数および送付数から条件毎に転移率を算出する転移率算出手段(転移率算出部320)、単価テーブルを参照し、送付条件に一致する商品の銘柄の属性に対応する特定銘柄への転移による獲得価値単価を求め、転移人数から獲得価値を算出する獲得価値算出手段(獲得価値算出部322)、予算および獲得価値からROIを算出するROI算出手段(ROI算出部324)、獲得価値およびROIを提示する実績提示手段(実績表示部314)として機能させるものである。
図10に戻り、画像認識システム190は、DM読取部192と、結果集計部194と、DM情報データベース196と、を備えている。
DM読取部192は、返信されたハガキの画像をスキャナで読み取り、取得した画像をOCR(Optical Character Reader:光学式文字読取装置)にかけて、文字情報として取得する。
結果集計部194は、DM読取部192が取得した文字情報から必要な情報を抽出し、DM情報データベース196に格納する。
DM情報データベース196は、返信されたハガキから取得された顧客情報を蓄積する。
本実施形態の画像認識システム190は、たとえば、一日に100万枚のハガキを自動的に処理することができる。
画像認識システム190で蓄積された顧客情報は、さらに顧客データベース198に蓄積される。顧客データベース198は、企業が保有する顧客の属性情報が含まれ、たとえば、顧客毎に、主喫銘柄情報、性別、年齢、居住地などの他に、アンケートの回答内容、過去の喫煙歴などの各種情報を含む。
また、DM施策効果測定装置300は、取得部302と、複製部304と、予算受付部310と、実績情報データベース312と、実績表示部314と、実績受付部318と、転移率算出部320と、獲得価値算出部322と、ROI算出部324と、を備える。
図10のDM施策効果測定装置300も図3のコンピュータ10と同じ構成を有するコンピュータによって構成することができる。
なお、本実施形態において、DM施策シミュレーション装置100およびDM施策効果測定装置300は、異なる装置としているが、同じコンピュータ10に各プログラムをインストールし、実行することにより、同じ装置で実現することもできる。以下、同じコンピュータ10によるものとして、説明する。
取得部302は、顧客データベース198にアクセスし、顧客データベース198から必要な情報を取得し、実績情報データベース312に格納する。ここで、取得部302は、効果測定を行うキャンペーンの顧客の主喫化情報を確認し、キャンペーン後に、キャンペーン対象の特定銘柄に転移した顧客を条件毎に抽出し、顧客人数を集計し、転移人数として実績情報データベース312に格納する。実績情報データベース312については、後述する。
複製部304は、DM施策シミュレーション装置100の計画時情報データベース104で記憶された情報を読み込み、実績情報データベース312に複製する。
予算受付部310は、キャンペーンの予算の入力を受け付ける。ユーザは、コンピュータ10の操作部26を操作して、予定予算の入力を行うことができる。
実績情報データベース312は、図11に示す各情報、たとえば、キャンペーン実績情報330、実績設定条件340、および条件別実績情報360を含む。図11(a)に示すように、実績情報データベース312は、キャンペーン実績情報330として、キャンペーンID331毎に、予算332、DM送付可能人数333、DM送付人数334、転移率335、転移人数336、獲得価値337、およびROI338を記憶する。
また、キャンペーンID毎に、キャンペーン名称、形態、実施時期、応募状況数などの情報を有するテーブル(不図示)を含むこともできる。
図11(b)に示すように、実績情報データベース312は、実績設定条件340として、条件番号341毎に、地域342、主喫条件343、転出確率348、性別349、および年齢350を記憶する。さらに、主喫条件343は、内外区分344、価格区分345、喫味区分346、およびタール値347を含む。このように、実績情報データベース312の実績設定条件340は、図4(b)の計画時情報データベース104の計画時設定条件140と同じ構造を有し、複製部304により実績情報データベース312に計画時設定条件140のデータが複製される。
図11(c)に示すように、実績情報データベース312は、条件別実績情報360として、条件番号361毎に、DM送付可能人数362、DM送付人数363、転移率364、転移人数365、主喫化単価366、および獲得価値367を記憶する。なお、条件別実績情報360のDM送付可能人数362および主喫化単価366は、DM施策シミュレーション装置100の計画時情報データベース104の条件別計画時情報160のDM送付可能人数162および期待転移率164のデータが複製部304により複製される。
また、上述したように転移人数365には、顧客データベース198から取得部302が取得した主喫化した顧客の人数を集計した数値が格納される。
図10に戻り、実績表示部314は、図12に示す実績画面400をコンピュータ10の表示部24に表示する。なお、この実績画面400は、帳票作成部により帳票作成され、コンピュータ10のプリンタ28により出力することもできる。図12に示すように、実績画面400は、DM予算入力欄402を含み、ユーザがコンピュータ10の操作部26を操作してDM予算入力欄402に入力した予算の金額が予算受付部310により受け付けられ、図11(a)のキャンペーン実績情報330の予算332に格納される。
また、実績画面400は、図5の計画時画面200のDM送付条件設定一覧204と同じDM送付条件設定一覧204を含む。ここでは、図11(b)の実績設定条件340の条件が読み出され、実績画面400のDM送付条件設定一覧204に表示される。さらに、DM送付条件設定一覧204の条件は、ユーザによりコンピュータ10の操作部26を操作して各欄に変更を行うこともできる。この場合、DM施策効果測定装置300は、DM施策シミュレーション装置100と同じ条件受付部112を備え、変更された条件は、条件受付部112により受け付けられ、受け付けた変更により実績情報データベース312の実績設定条件340が更新される。
さらに、実績画面400は、計画時画面200と同じDM送付可能人数表示欄226および主喫化単価表示欄234を含み、図11(c)の条件別実績情報360のDM送付可能人数362および主喫化単価366が読みだされ、それぞれ表示される。
上述したように、条件が変更された場合は、DM送付可能人数362および主喫化単価366のデータはそれぞれ再度算出され、更新される。たとえばDM施策効果測定装置300は、DM送付数算出部114、顧客マスタテーブル108、銘柄テーブル110、主喫化単価テーブル118、および期待値算出部120を備えることができ、DM送付数算出部114により顧客マスタテーブル108から変更された送付条件に一致する顧客を抽出し、ダイレクトメールの送付可能人数を条件毎に算出する。算出された送付可能人数は、図11(c)のDM送付可能人数362に格納され、実績画面400のDM送付可能人数表示欄226に表示される。また、期待値算出部120は、主喫化単価テーブル118を参照し、変更された送付条件の主喫条件に対応する主喫化単価を取得し、図11(c)の主喫化単価366を更新するとともに、実績画面400の主喫化単価表示欄234の表示を更新する。
さらに、実績画面400は、DM送付人数入力欄404、転移人数表示欄406、獲得価値表示欄410、総計表示欄420、転移率表示欄430、獲得価値表示欄432、およびROI表示欄434を含む。
上述したように、実績画面400は、図5の計画時画面200と同様な書式を使用するのが好ましい。これにより、計画時の表示画面と実績の表示画面を同様な書式とすることで、計画と実績の対比が容易になるとともに、計画から実行、そして検証へとPDSサイクルが適正に循環するようになる。
図10に戻り、実績受付部318は、図12のDM送付人数入力欄404において、コンピュータ10の操作部26を用いてユーザが入力した送付可能人数を上限として、ダイレクトメールを送付した人数の入力を受け付ける。受け付けた送付人数は、図11(c)の条件別実績情報360のDM送付可能人数362に格納される。
転移率算出部320は、送付人数および転移人数から転移率を下記の式(4)により算出する。
転移率(%)=転移人数÷送付人数×100(%) ・・・(4)
算出された転移率は、図11(c)の条件別実績情報360の転移率364に格納されるとともに、図12の実績画面400の転移率表示欄408に実績表示部314により表示される。このとき、実績画面400の転移人数表示欄406にも図11(c)の条件別実績情報360の転移人数365に格納されている転移人数が表示される。
獲得価値算出部322は、転移人数および主喫化単価から獲得価値を下記の式(5)により算出する。
獲得価値=転移人数×主喫化単価 ・・・(5)
算出された獲得価値は、図11(c)の条件別実績情報360の獲得価値367に条件毎に格納され、実績画面400の獲得価値表示欄410に表示される。
また、図12の実績画面400に示されるように、条件毎に表示されたDM送付可能人数表示欄226、DM送付人数入力欄404、転移率表示欄408、転移人数表示欄406、主喫化単価表示欄234、獲得価値表示欄410は、総計部(不図示)によりそれぞれ総計され、総計表示欄420の対応する欄に表示されるとともに、図11(a)のキャンペーン実績情報330のDM送付可能人数333、DM送付人数334、転移率335、転移人数336、および獲得価値337にそれぞれ格納される。また、転移率の平均および獲得価値の総計は、それぞれ実績画面400の転移率表示欄430および獲得価値表示欄432にそれぞれ表示される。
図10に戻り、ROI算出部324は、上記で算出された獲得価値および予算よりROIを下記の式(6)により算出する。
ROI(%)=(獲得価値−予算)÷予算×100(%) ・・・(6)
算出されたROIは、実績画面400のROI表示欄434に実績表示部314により表示されるとともに、図11(a)のキャンペーン実績情報330のROI338に格納される。
このように構成された本実施形態のDM施策効果測定装置300の動作について、以下に説明する。図13は、本実施形態のDM施策効果測定装置300の動作の一例を示すフローチャートである。以下、図3、および10乃至図13を用いて説明する。
まず、複製部304がDM施策シミュレーション装置100の計画時情報データベース104から計画時設定条件140のデータを、実績情報データベース312の実績設定条件340に複製する(ステップS41)。また、DM施策シミュレーション装置100の計画時情報データベース104のDM送付可能人数162および主喫化単価166のデータを、実績情報データベース312の条件別実績情報360のDM送付可能人数362および主喫化単価366に複製する。さらに、取得部302が顧客データベース198からキャンペーン対象の特定銘柄に主喫化した顧客を抽出し、実績設定条件340で設定された条件毎に、転移人数を集計し、実績情報データベース312の条件別実績情報360の転移人数365に格納する。
つづいて、実績表示部314が、実績画面400をコンピュータ10の表示部24に表示する(ステップS43)。このとき、実績画面400のDM送付条件設定一覧204、DM送付可能人数表示欄226、主喫化単価表示欄234には、DM施策シミュレーション装置100の計画時情報データベース104から引き継いだ計画時の情報が既に表示されているものとする。また、総計部により総計されたDM送付可能人数表示欄226の総計が表示されているものとする。
つづいて、実績画面400のDM予算入力欄402にユーザが操作部26を用いて予算を入力し、予算受付部310が入力された予算を受け付ける(ステップS45)。受け付けた予算は図11(a)のキャンペーン実績情報330の予算332に格納される。つづいて、実績画面400のDM送付人数入力欄404にユーザが操作部26を用いてDM送付人数の入力を行い、実績受付部318がDM送付人数を受け付ける(ステップS47)。受け付けたDM送付人数は、図11(c)のDM送付人数363に格納される。さらに、総計部により、各条件の送付人数の合計が算出され、図11(a)のキャンペーン実績情報330のDM送付人数334に格納されるとともに、実績画面400の総計表示欄420に表示される。
つづいて、転移率算出部320が、DM送付人数および転移人数から転移率を上記の式(4)により算出し、図11(c)の条件別実績情報360の転移率364に格納する(ステップS49)。さらに、総計部により転移率の平均値が算出され、図11(a)のキャンペーン実績情報330の転移率335に格納されるとともに、実績画面400の総計表示欄420および転移率表示欄430に表示される。
つづいて、獲得価値算出部322が、図11(c)の条件別実績情報360の転移人数365および主喫化単価366から、上記の式(5)により獲得価値を算出し、図11(c)の獲得価値367に格納する(ステップS51)。さらに、総計部により獲得価値の合計が算出され、図11(a)の獲得価値337に格納されるとともに、実績画面400の総計表示欄420および獲得価値表示欄432に表示される。
つづいて、ROI算出部324が、ステップS51で算出された獲得価値およびステップS45で受け付けた予算により、上記の式(6)によりROIを算出する(ステップS53)。そして、図11(a)のキャンペーン実績情報330のROI338に格納し、実績画面400のROI表示欄434に表示する。
以上説明したように、本実施形態のDM施策効果測定装置300によれば、ワントゥワンマーケティング手法を用いて選別された顧客にダイレクトメールを送付し、返信されたダイレクトメールから各顧客の顧客情報を自動的に入力し、蓄積された顧客情報に基づいて、予め定義された価値に従ってROIを算出することができ、効率よく、キャンペーンの実施の成果を評価することができる。
(第二の実施の形態)
図14は、本発明の実施の形態に係る効果測定装置の構成を示す機能ブロック図である。本実施形態のDM施策効果測定装置300は、上記実施形態のDM施策効果測定装置300の構成に加えて、さらに、顧客情報記憶部(図中、「顧客情報」と示す)502、キャンペーンID受付部504、銘柄テーブル506、主喫化者抽出部510、主喫化率算出部512、元主喫者抽出部520、主喫率算出部522、転移情報記憶部(図中、「転移情報」と示す)530、主喫化単価テーブル532、真主喫化率算出部540、主喫者数算出部542、獲得価値算出部544、効果算出部546、および転移情報表示部550を含む。
本実施形態のDM施策効果測定装置300は、上記実施の形態とは、さらに、キャンペーン効果をダイレクトメール送付前後の主喫銘柄転移構造の詳細内訳を提示した点で相違する。
顧客情報記憶部502は、図15に示すように、顧客毎に、ID561、キャンペーンID562、DM送付フラグ563、DM送付前主喫銘柄564、DM送付後主喫銘柄565、および主喫化フラグ566を含む。
ここで、DM送付フラグ563は、キャンペーンID562において、DMを送付した顧客は1、送付していない顧客は0がセットされる。DM送付前主喫銘柄564は、DM送付前に顧客が主喫としていた銘柄情報が格納され、DM送付後主喫銘柄565は、DM送付後に顧客が主喫とするようになった銘柄情報が格納される。銘柄情報は、たとえば、銘柄コードなどで示される。主喫化フラグ566は、キャンペーン対象の特定銘柄を顧客が主喫とするようになった場合1、主喫とならなかった場合0がセットされる。
取得部302は、顧客毎に、キャンペーン毎のDM送付の有無情報、DM送付前後の銘柄情報を顧客データベース198から抽出し、必要な情報を顧客情報記憶部502に格納する。たとえば、DM送付の有無情報に基づいて、DM送付フラグ563をセットし、DM送付前後の銘柄情報に基づいて、DM送付前主喫銘柄564およびDM送付後主喫銘柄565を格納するとともに、主喫化フラグ566をセットする。
図14に戻り、キャンペーンID受付部504は、分析を行うキャンペーンの選択を受け付ける。たとえば、ユーザはコンピュータ10の操作部26を操作して、キャンペーンIDなどを入力したり、リストからキャンペーン名を選択するなどして選択することができる。
銘柄テーブル506は、上記実施形態のDM施策シミュレーション装置100の銘柄テーブル110と同じ構造を有する。詳細な説明は省略する。
主喫化者抽出部510は、顧客情報記憶部502にアクセスし、キャンペーンID受付部504が受け付けたキャンペーンIDに対応する顧客情報の中から主喫化フラグ566がセットしている顧客を予め設定された分類毎に抽出する。ここで分類とは、A社とB社、C社、その他の他社などの社名の分類と、さらに各社毎に、喫味、たとえば、レギュラー主喫者またはメンソール主喫者などに分類することができる。主喫化率算出部512は、主喫化者抽出部510が抽出した顧客の人数を集計するとともに、キャンペーン実績情報330からキャンペーンIDに対応するDM送付人数334を取得し、主喫化率を下記の式(7)により分類毎に算出する。
主喫化率(%)=主喫化人数÷DM送付人数×100(%) ・・・(7)
算出された主喫化率は、後述する転移情報記憶部530に格納される。
元主喫者抽出部520は、顧客情報記憶部502にアクセスし、キャンペーンID受付部504が受け付けたキャンペーンIDに対応する顧客情報の中からDM送付前主喫銘柄564にキャンペーン対象の特定銘柄が含まれる顧客を分類毎に抽出する。主喫率算出部522は、元主喫者抽出部520が抽出した元主喫者を集計し、元主喫者数を求めるとともに、キャンペーン実績情報330からキャンペーンIDに対応するDM送付人数334を取得し、主喫率を下記の式(8)により分類毎に算出する。
主喫率(%)=元主喫者数÷DM送付人数×100(%) ・・・(8)
算出された主喫率は、後述する転移情報記憶部530に格納される。
主喫化単価テーブル532は、上記実施形態のDM施策シミュレーション装置100の主喫化単価テーブル118と同じ構造を有する。
転移情報記憶部530は、図16に示すように、社名571、喫味区分572、主喫化率573、主喫率574、真主喫率575、DM送付数576、主喫者数577、獲得価値578、および1通当り獲得価値579を含む。上述の主喫化率算出部512が算出したDM送付後の主喫化率は、主喫化率573に格納され、主喫率算出部522が算出したDM送付前の主喫率は、主喫率574に格納される。
図14に戻り、真主喫化率算出部540は、主喫化率算出部512および主喫率算出部522により算出された主喫化率および主喫率から下記の式(9)によりDM効果による主喫化率を分類毎に算出する。
真主喫化率(%)=主喫化率−主喫率 ・・・(9)
算出された真主喫化率は、図16の転移情報記憶部530の真主喫率575に分類毎に格納される。
主喫者数算出部542は、実績設定条件340から上記分類に該当する条件を抽出し、条件別実績情報360より条件にマッチするDM送付人数363を取得し、分類毎にDM送付人数を集計する。集計されたDM送付人数および真主喫化率算出部540が算出した真主喫化率から下記の式(10)により分類毎にDM効果による主喫者数を算出する。
主喫者数=DM送付人数×真主喫化率/100 ・・・・(10)
算出された主喫者数は、図16の転移情報記憶部530の主喫者数577に分類毎に格納される。
獲得価値算出部544は、主喫化単価テーブル532にアクセスし、分類に従って、該当する主喫化単価を取得する。たとえば、キャンペーン対象の銘柄が270円以下であった場合、他社の銘柄から主喫化した場合の主喫化単価は20000円となる。そして、獲得価値算出部544は、主喫化単価および主喫者数算出部542が算出した主喫者数から下記の式(11)により獲得価値を分類毎に算出する。
獲得価値=主喫化単価×主喫者数 ・・・(11)
算出された獲得価値は、図16の転移情報記憶部530の獲得価値578に格納される。
効果算出部546は、獲得価値算出部544が算出した獲得価値のDM1通当たりの獲得価値を主喫者数算出部542が取得したDM送付人数から下記の式(12)により分類毎に算出する。
1通当たりの獲得価値=獲得価値/DM送付人数 ・・・(12)
算出された1通当たりの獲得価値は、図16の転移情報記憶部530の1通当り獲得価値579に格納される。
図17は、本実施形態のDM施策効果測定装置300において、転移情報表示部550がコンピュータ10の表示部24に表示する転移情報画面600の一例を示す図である。転移情報画面600は、キャンペーン毎に、DMサンプリング(以後、「DMS」と呼ぶ)による効果を示す情報が含まれる。たとえば、転移情報画面600は、キャンペーン情報欄602、キャンペーン効果欄604、転移情報一覧606を含む。なお、この転移情報画面600は、帳票作成部により帳票作成され、コンピュータ10のプリンタ28により出力することもできる。
キャンペーン情報欄602には、実績情報データベース312から取得したキャンペーンの名称、形態、実施時期、DM発送人数などの情報が表示される。キャンペーン効果欄604には、キャンペーンの獲得価値、経費、利益、ROIなどの情報が表示される。なお、経費は、上述していないが、予め実績情報データベース312に情報として格納されているものとする。利益は、獲得価値から経費を減算し、算出された値である。
転移情報一覧606は、分類毎に、DMS送付後主喫化率、DMS送付前主喫率、DMS効果による主喫化率、DMS送付数計、DMS効果による主喫者数、獲得価値単価、獲得価値、1通当たりの獲得価値が表示される。それぞれ、転移情報記憶部530の対応する分類の主喫化率573、主喫率574、真主喫率575、DM送付数576、主喫者数577、主喫化単価テーブル532の対応する分類の主喫化単価、転移情報記憶部530の獲得価値578、1通当り獲得価値579が読み出され、転移情報一覧606に表示される。
このように構成されたDM施策効果測定装置300の動作について、以下に説明する。図18は、本実施形態のDM施策効果測定装置300の動作の一例を示すフローチャートである。
DM施策効果測定装置300において、DM施策の効果測定を行うために転移情報表示部550がコンピュータ10の表示部24上に転移情報画面600を表示する際の動作について説明する。
はじめに、ユーザがコンピュータ10の操作部26を操作して、キャンペーンIDなどを入力することにより、効果測定を行うキャンペーンを選択する。キャンペーンID受付部504により、このキャンペーンIDが受け付けられる(ステップS80)。そして、主喫化者抽出部510が、顧客情報記憶部502にアクセスし、ステップS80でキャンペーンID受付部504が受け付けたキャンペーンIDに対応する顧客情報の中から主喫化フラグ566がセットしている顧客を予め設定された分類毎に抽出する(ステップS81)。
そして、主喫化率算出部512が、ステップS81で主喫化者抽出部510が抽出した顧客の人数を集計するとともに、キャンペーン実績情報330からキャンペーンIDに対応するDM送付人数334を取得し、主喫化率を上記の式(7)により分類毎に算出する(ステップS83)。算出された主喫化率は、図16の転移情報記憶部530の主喫化率573に格納される。
つづいて、元主喫者抽出部520が、顧客情報記憶部502にアクセスし、ステップS80でキャンペーンID受付部504が受け付けたキャンペーンIDに対応する顧客情報の中からDM送付前主喫銘柄564にキャンペーン対象の特定銘柄が含まれる顧客を分類毎に抽出する(ステップS85)。
そして、主喫率算出部522が、ステップS85で元主喫者抽出部520が抽出した元主喫者を集計し、元主喫者数を求めるとともに、キャンペーン実績情報330からキャンペーンIDに対応するDM送付人数334を取得し、主喫率を上記の式(8)により分類毎に算出する(ステップS87)。算出された主喫率は、図16の転移情報記憶部530の主喫率574に格納される。
つづいて、真主喫化率算出部540により、ステップS83およびステップS87で主喫化率算出部512および主喫率算出部522によりそれぞれ算出された主喫化率および主喫率から上記の式(9)によりDM効果による真主喫化率が分類毎に算出される(ステップS89)。算出された真主喫化率は、図16の転移情報記憶部530の真主喫率575に分類毎に格納される。
つづいて、主喫者数算出部542により、実績設定条件340から上記分類に該当する条件が抽出され、条件別実績情報360より条件にマッチするDM送付人数363を取得し、分類毎にDM送付人数が集計される。そして、集計されたDM送付人数および真主喫化率算出部540が算出した真主喫化率から上記の式(10)により分類毎にDM効果による主喫者数が算出される(ステップS91)。算出された主喫者数は、図16の転移情報記憶部530の主喫者数577に分類毎に格納される。
つづいて、獲得価値算出部544が、主喫化単価テーブル532にアクセスし、分類に従って、該当する主喫化単価を取得し、主喫化単価および主喫者数算出部542が算出した主喫者数から上記の式(11)により獲得価値を分類毎に算出する(ステップS93)。算出された獲得価値は、図16の転移情報記憶部530の獲得価値578に格納される。
つづいて、効果算出部546により、ステップS93で獲得価値算出部544が算出した獲得価値のDM1通当たりの獲得価値が、ステップS91で主喫者数算出部542が取得したDM送付人数から上記の式(12)により分類毎に算出される(ステップS95)。算出された1通当たりの獲得価値は、図16の転移情報記憶部530の1通当り獲得価値579に格納される。
上記ステップで転移情報記憶部530に格納された各種情報は、転移情報表示部550によりコンピュータ10の表示部24上に、図17の転移情報画面600として表示される(ステップS97)。
また、転移情報表示部550は、他の効果測定の分析結果を示す画面の例として、図19に示すキャンペーン効果画面700を表示することもできる。なお、このキャンペーン効果画面700は、帳票作成部により帳票作成され、コンピュータ10のプリンタ28により出力することもできる。
キャンペーン効果画面700は、たとえば、キャンペーン情報欄702と、キャンペーン効果欄704と、転移推計一覧706と、詳細推計一覧708と、応募者デモグラフィック710と、新規名簿者数712と、を含む。
キャンペーン情報欄702には、実績情報データベース312から取得したキャンペーンの名称、形態、実施時期、DM発送人数などの情報が表示される。キャンペーン効果欄704には、キャンペーンの獲得価値、経費、利益、ROIなどの情報が表示される。なお、経費は、上述していないが、予め実績情報データベース312に情報として格納されているものとする。利益は、獲得価値から経費を減算し、算出された値である。
転移推計一覧706は、キャンペーン前後における銘柄転移の推計を示している。たとえば、キャンペーン前に他社銘柄を主喫としていた顧客のうち、キャンペーン後にキャンペーン対象銘柄(図中、「当該CPN銘柄」と示す)に、6,101名が転移したことを示している。また、キャンペーン前に当該CPN銘柄を主喫としていた顧客のうち、キャンペーン後に他社銘柄に、379名が転移したことを示している。
詳細推計一覧708は、キャンペーン後に当該CPN銘柄に転移した顧客の推移状況の詳細と、獲得価値を示している。キャンペーン前に主喫としていた銘柄によって、上述したように、獲得価値の主喫化単価が異なるため(図8参照)、主喫銘柄毎に詳細の転移者数(図中、「応募者数」と示す)と、獲得価値とが示される。
応募者デモグラフィック710は、キャンペーンの応募者を性別や年齢層などの属性によって分類した一覧である。集計部(不図示)が、顧客データベース198に蓄積されている顧客情報から集計し、集計された数値が転移情報表示部550により表示される。新規名簿者数712は、今回のキャンペーンで新規に顧客データベース198に登録された顧客数である。
以上説明したように、本実施形態のDM施策効果測定装置300によれば、ダイレクトメールの送付によるキャンペーンの効果を、銘柄区分毎に、転移率、購入率、実質転移率、獲得価値、DM1通当たりの獲得価値などから検証することが可能となる。これらの分析結果を次のキャンペーン計画へと反映させることにより、PDSサイクルが循環し、効果的なDM施策を行うことが可能となる。
以上、図面を参照して本発明の実施形態について述べたが、これらは本発明の例示であり、上記以外の様々な構成を採用することもできる。なお、本発明において利用者に関する情報を取得、利用する場合は、これを適法に行うものとする。
たとえば、上記実施形態の販売促進支援システムにおいて、効果測定装置(DM施策効果測定装置300)は、顧客情報から条件毎の転移率を蓄積する転移率蓄積部(不図示)と、蓄積された転移率のノーム値を算出するノーム値算出部(不図示)と、ノーム値を提示する提示部(不図示)と、を含むことができ、シミュレーション装置(DM施策シミュレーション装置100)の期待転移率受付部(計画受付部116)は、効果測定装置(DM施策効果測定装置300)の提示部が提示した転移率のノーム値を参照して、期待転移率をユーザが決定し、入力した期待転移率を受け付けることができる。
この構成によれば、DM施策によって大量に収集された顧客情報に基づいて、条件毎の転移率を統計的な実績値に基づいて決定していくことが可能となり、期待ROI算出の精度がより向上する。
図20から図22を用いて、本発明の一実施例として、たばこを販売対象の商品としたDMシミュレーションツールについて以下に説明する。本実施例において、DMシミュレーションツール800は、エクセル(登録商標)などの表計算ツールを用いている。なお、本実施例において、DMシミュレーションツール800を実行するには、上記実施形態の図2および図3のDM施策シミュレーション装置100およびコンピュータ10と同様な構成を有するものとする。以下、図2および図3も用いて説明する。
図20は、DMシミュレーションツール800を起動した時に図2の計画時画面表示部106により図3の表示部24に表示された画面の一例を示す図である。図20に示すように、DMシミュレーションツール800は、1シートに、予定DM予算欄802と、ターゲット銘柄情報欄830と、DM送付条件一覧840と、期待転移率欄910と、期待獲得価値欄912と、期待ROI欄914と、を含む。
このように、1シートにユーザが予算および条件の入力を行うだけで、期待転移率欄910、期待獲得価値欄912および期待ROI欄914の各指標値が算出され、結果を参照することができる。条件を変更するだけで、ROIなどの変動を容易に確認することができる。複数の条件パターンによるシミュレーション結果を比較する場合には、シートを複製し、シート毎に異なる条件を設定すればよい。ユーザは異なる条件のシミュレーション結果を容易に比較することができる。
シートの操作、シート上でのデータの入力、選択などの操作は、ユーザが図3の操作部26を用いて行い、図2のDM施策シミュレーション装置100の予定予算受付部102、条件受付部112、および計画受付部116が受け付ける。入力および選択した結果や、算出結果などは、DM施策シミュレーション装置100の計画時画面表示部106に表示される。
詳細には、予定DM予算欄802では、その内訳一覧804として、企画費入力欄806、たばこ代欄808、ツール代欄810、アセンブリ費用欄812、発送費欄814、単価入力欄816、およびDM発送数量欄818を含む。はじめに、ユーザは、企画費入力欄806に、企画費、形状開発費、撮影費などのDM数量に影響されない固定費の合計を入力する。これらの情報は、図3のコンピュータ10の操作部26を操作して各欄に入力され、図2の予定予算受付部102が受け付け、計画時情報データベース104に記憶される。
次に、DM発送関連の費用として、たばこ代欄808、ツール代欄810、アセンブリ費用欄812、発送費欄814の単価をユーザはそれぞれ入力する。たばこ代欄808の単価とは、見本たばこを送付する場合の見本たばこ1箱あたりのコストである。ツール代欄810の単価とは、見本たばこ以外の送付物1セットあたりのコストである。アセンブリ費用欄812の単価とは、1セットあたりのアセンブリ費用である。発送費欄814の単価とは、郵送費の単価である。入力された情報は、予定予算受付部102が受け付け、計画時情報データベース104に記憶する。記憶された情報は、計画時画面表示部106に図20に示す画面に随時表示される。
次に、ユーザは、DM発送数量入力欄818にDM発送予定数を入力する。入力された情報は、予定予算受付部102が受け付け、計画時情報データベース104に記憶する。デフォルトでは、後から設定するDM送付条件にしたがって計算される送付予定人数(後述するDM送付予定人数合計欄888の人数)が自動で補完されるようになっている。送付予定人数の計算は、DM送付数算出部114が行う。
そして、DM送付数算出部114は、入力された各費用の単価入力欄816とDM発送数量入力欄818のDM発送予定数とをそれぞれ乗算し、各費用のコストが自動計算され、たばこ代欄808、ツール代欄810、アセンブリ費用欄812、発送費欄814のコスト欄にそれぞれ記入される。また、予算総額欄820には、各費用の総額、すなわち、企画費入力欄806、たばこ代欄808、ツール代欄810、アセンブリ費用欄812、発送費欄814の合計額が自動計算され、記入される。これらの情報も計画時情報データベース104に記憶される。
次に、ターゲット銘柄情報欄830は、当該施策がどの銘柄への主喫転移を目的としているかの情報を設定する欄であり、銘柄入力欄832と、ブランド選択欄834と、価格帯選択欄836と、を含む。ユーザは、銘柄入力欄832に、転移装置の対象となる銘柄名(送付銘柄名)を入力する。ブランド選択欄834は、転移促進対象となるブランド名(送付ブランド名)をプルダウンリスト(不図示)から選択する。以下の説明においても、各種の情報を、複数の選択肢を含むプルダウンリストを使用して選択し、各欄に入力するが、これらのプルダウンリストは、別途図示されないリスト記憶部に記憶されている。価格帯選択欄836は、価格帯として、270円以下、280円、300円以上などの選択肢を含むプルダウンリストから選択する。これらの入力または選択された情報は、予定予算受付部102が受け付け、計画時情報データベース104に記憶する。
次に、ユーザはDM送付条件および効果情報について入力する。入力された情報は、条件受付部112が受け付け、計画時情報データベース104に記憶する。DM送付条件一覧840は、各種条件を入力し、効果を自動計算するテーブルである。まず、パーミッション選択欄842において、シミュレーション対象の施策に応じたパーミッションを選択肢の中から選択する。選択肢は、たとえば、DMサンプリングなどの「見本たばこ送付可すべて」、クローズドDMおよび告知DMなどの「DM送付可すべて」、および見本たばこを送付できない顧客へのお試しDMを送付する場合などの「DM送付可・見本たばこ送付不可」などとすることができる。
パーミッション選択欄842を上述の選択肢を含むプルダウンリストから選択すると、DM送付可能数算出用データを記憶するサーバ(不図示)に接続部(図3のコンピュータ10の外部インタフェース部20)が接続し、最新の件数算出用データがダウンロードされ、DM送付可能数算出用データ記憶部(不図示)に記憶する。
このとき、コンピュータ10の表示部24には、図21に示す更新確認メッセージ画面920がポップアップ表示される。更新確認メッセージ画面920は、確認メッセージ922と、はいボタン924と、いいえボタン926と、を含む。確認メッセージ922にて、パーミッション条件が変更されたことをユーザに通知し、データを更新するか否かの選択をはいボタン924およびいいえボタン926でユーザからの操作を操作部26が受け付ける。操作部26が、はいボタン924の押下を受け付けると、接続部がサーバに接続し、DM送付可能数算出用データをダウンロードする。ダウンロードが終了すると、データ更新日表示欄844にデータ更新日が表示される。
図20に戻り、DM送付条件一覧840は、地域条件選択欄852、主喫条件欄854、転出確率条件指定欄870、性別条件選択欄872、年齢条件指定欄874を含む。主喫条件欄854は、内外区分選択欄856、価格区分選択欄858、特定ファミリ選択欄860、喫味区分選択欄864、巻長区分選択欄866、タール値指定欄868をさらに含む。これらの条件項目は、全てを設定する必要はなく、条件が設定されていない項目は条件無しとして取り扱う。
条件設定は複数可能であり、条件行追加ボタン876を押下することによって条件行を追加することができる。少なくとも一の送付条件を設定するものとする。これらの送付条件は、条件受付部112が受け付け、計画時情報データベース104に記憶する。各欄は、複数の選択肢を含むプルダウンリストの中から選択させるか、直接データの入力をさせることでユーザが指定したデータを受け付ける。
地域条件選択欄852は、DMを発送する地域(都道府県)を選択肢から選択する。選択されていない場合は、「全国」が対象となる。DMを発送する地域は、デフォルトでは、都道府県別に設定できるようになっているが、複数の都道府県にまたがる地域を設定する場合には、発送対象エリアをカスタマイズすることができる。
ユーザがエリア追加/削除ボタン850を押下すると、操作部26が受け付け、図22のエリア追加/削除画面940が表示部24にポップアップ表示される。エリア追加/削除画面940では、発送対象エリアを新規に追加または対象エリアに含まれる都道府県の修正、およびエリアの削除を行うことができる。
エリア新規追加選択ラジオボタン942またはエリア修正/削除ラジオボタン946の選択を操作部26が受け付け、エリア新規追加操作またはエリア修正/削除操作をエリア編集部(不図示)が行う。エリア編集部は、エリア新規追加選択ラジオボタン942が選択されたとき、追加エリア名入力欄944に入力されたエリア名で新規エリアの追加を行う。修正/削除対象都道府県選択欄950には、各地域ごとに都道府県名が一覧表示されており、それぞれ都道府県選択チェックボックス956を有する。登録ボタン958の押下を操作部26が受け付けたとき、エリア編集部は、都道府県選択チェックボックス956がチェックされた都道府県を追加エリア名入力欄944に入力されたエリア名で新規エリアとしてエリア登録部(不図示)に登録する。
なお、操作部26がすべて選択ボタン952の押下を受け付けたとき、エリア編集部は、全都道府県の都道府県選択チェックボックス956が選択された状態とする。一方、操作部26がすべて解除ボタン954の押下を受け付けたとき、エリア編集部は、全都道府県の都道府県選択チェックボックス956の選択を解除する。
一方、エリア修正/削除ラジオボタン946が選択されたとき、修正/削除対象エリア名選択欄948には、エリア登録部に既に登録されているエリア名を選択肢として含むプルダウンリストを修正/削除対象エリア名選択欄948に表示する。ユーザは、修正/削除対象エリア名選択欄948のプルダウンリストから修正または削除する対象エリア名を選択する。操作部26が選択された対象エリア名を受け付け、既に登録されている都道府県の都道府県選択チェックボックス956にチェックを表示する。
修正する場合は、ユーザは任意の都道府県の都道府県選択チェックボックス956のチェックを選択または解除した後、登録ボタン958を押下する。エリア編集部は、変更された都道府県を対象エリア名のエリアとして登録し直す。また、削除する場合、ユーザは削除対象のエリア名を修正/削除対象エリア名選択欄948から選択し、削除ボタン960を押下する。操作部26は、削除ボタン960の押下を受け付け、エリア編集部は、修正/削除対象エリア名選択欄948で選択されている対象エリア名をエリア登録部から削除する。
図20に戻り、内外区分選択欄856は、「自社/他社/不明」などの選択肢から選択される。価格区分選択欄858は、「270円以下/280円/300円以上」などの選択肢から選択される。特定ファミリ選択欄860は、特定ファミリ選択欄861および特定ファミリ条件選択欄862をさらに含む。特定ファミリ選択欄861は、たばこ銘柄の複数のファミリを選択肢とした中から選択される。そして、選択された特定ファミリの主喫者のみに絞り込んでDM送付予定人数としてカウントするか、あるいは、特定ファミリ以外の主喫者をカウントするかを特定ファミリ条件選択欄862で選択する。特定ファミリ条件選択欄862で、「除く」という選択肢が選択された場合は、特定ファミリ選択欄861で選択された特定ファミリ以外の主喫者をカウントすることとなる。
喫味区分選択欄864は、「レギュラー/メンソール」などの選択肢から選択される。喫味区分選択欄864が空欄の場合は、レギュラーとメンソール両方が対象となる。巻長区分選択欄866は、「FK/FSK」などの選択肢から選択される。タール値指定欄868は、タール値の上限および下限、またはいずれかの設定を受け付ける。13mg以上の数値が設定された場合は、区分無しとなる。
転出確率条件指定欄870は、転出確率の上限および下限、またはいずれかの設定を受け付ける。30%以上の数値が設定された場合は、区分無しとなる。性別条件選択欄872は、「男性/女性/不明」などの選択肢から選択される。年齢条件指定欄874は、年齢の上限および下限、またはいずれかの設定を受け付ける。たとえば、5歳刻みで選択可能とする。
送付条件の入力を受け付けた後、操作部26がDM送付可能数確認/単価セットボタン880の押下を受け付けることで、DM送付数算出部114は、先にダウンロードしたDM送付可能数算出用データに基づいて、DM送付可能数を算出し、DM送付可能数欄882に記入する。さらに、DM送付可能数欄882欄に記入された条件毎の値を総計し、DM送付可能数合計欄886に記入する。
ターゲット銘柄情報欄830および上述の送付条件で設定された条件に基づいて、DM送付数算出部114は、主喫化単価を算出し、主喫化単価欄894に記入する。DM送付可能数欄882を参照して、ユーザがDM送付条件毎に、DM送付予定人数欄884にDM送付予定人数を入力する。入力された情報は、計画受付部116が受け付ける。DMによる主喫化促進期待効果入力欄890には、DM送付条件毎にDMによる主喫化促進期待効果を設定する。この期待効果とは、DM送付層のターゲット銘柄への転移率からDM非送付層のターゲット銘柄への転移率を差し引いたものである。過去のDMによる主喫化促進効果を示す一覧表を予め準備し、その一覧表を参照しながら期待効果をユーザが設定し、DMによる主喫化促進期待効果入力欄890に操作部26を用いて入力し、計画受付部116が受け付ける。
そして、期待値算出部120により、DM送付予定人数欄884に入力された送付予定人数およびDMによる主喫化促進期待効果入力欄890に入力された期待効果(%)より送付条件毎に、期待主喫化人数を下記の式(13)により算出する。
期待主喫化人数=送付予定人数×期待効果/100 ・・・(13)
算出された主喫化期待主喫化人数は、期待主喫化人数欄892に記入される。さらに、期待主喫化人数欄892のデータは全送付条件について総計され、期待主喫化人数合計欄900に記入される。さらに、期待値算出部120は、期待主喫化人数欄892の期待主喫化人数および主喫化単価欄894の主喫化単価から期待獲得価値を下記の式(14)により算出する。
期待獲得価値=期待主喫化人数×主喫化単価 ・・・(14)
算出された期待獲得価値は、期待獲得価値欄896に記入される。さらに期待獲得価値欄896のデータは全送付条件について総計され、期待獲得価値合計欄902に記入される。さらに、期待値算出部120は、期待獲得価値欄896の期待獲得価値をDM送付予定人数欄884のDM送付予定人数からDM一通当たりの期待獲得価値を下記の式(15)により算出する。
DM一通当たりの期待獲得価値=期待獲得価値/DM送付予定人数 ・・・(15)
そして、以上の操作および算出が終了すると、自動的に期待転移率、期待獲得価値、および期待ROIが期待ROI算出部122により算出され、期待転移率欄910、期待獲得価値欄912、および期待ROI欄914にそれぞれ記入される。期待転移率は、期待主喫化人数合計欄900およびDM送付予定人数合計欄888の期待主喫化人数の合計およびDM送付予定人数の合計から下記の式(16)により算出される。
期待転移率=期待主喫化人数の合計/DM送付予定人数の合計×100(%) ・・・(16)
また、期待獲得価値は、期待主喫化人数欄892および主喫化単価欄894の期待主喫化人数および主喫化単価から下記の式(17)により算出される。
期待獲得価値=期待主喫化人数×主喫化単価 ・・・(17)
また、期待ROIは上記式(17)で算出された期待獲得価値欄912の期待獲得価値、予算総額欄820の予定予算に基づいて、上記式(3)により算出される。以上、期待値算出部120および期待ROI算出部122により算出されたデータは、計画時情報データベース104に記憶され、計画時画面表示部106により図20のDMシミュレーションツール800の画面上に反映される。
このようにして、DMシミュレーションツール800は、DM対象者の送付条件およびDMの期待効果を設定することにより、当該施策のROIを試算し、施策プランニング時の事前シミュレーションを可能とする。上述したように、DMシミュレーションツール800では、DM送付条件として指定されるべき各項目を選択および指定することができる。また、DM送付条件の各項目を指定することにより、それぞれの条件に合致するDM送付可能数が提示される。また、DM送付予定数および主喫化促進期待効果を入力することにより、DMによる期待獲得価値が算出される。また、予定および期待獲得価値から、期待ROIが算出される。これらの機能により、DM対象者条件および発送数を変えることによる期待獲得価値およびROIの変動が可視化される。
以上により、本実施例のDMシミュレーションツール800において、プランニングの時点でROIを算出することにより、適切な投資判断が可能となる。また、ROIの変動を可視化することにより、効果的なDM施策のターゲッティングが可能となる。また、DM期待効果が明確化されることにより、容易に目標設定が可能となる。さらに、プランニングと振り返り評価を共通のフレームワークで行うことにより、施策の評価や結果分析をスムーズに行うことが可能となる。

Claims (9)

  1. 特定銘柄の商品の販売促進キャンペーン用のダイレクトメールを送付した際の効果の予測を行うシミュレーション装置であって、
    前記キャンペーンの予定予算の入力を受け付ける予定予算受付部と、
    顧客毎の属性および転出確率を含む顧客マスタテーブルと、
    前記ダイレクトメールの送付条件の設定を受け付ける条件受付部と、
    前記顧客マスタテーブルから前記送付条件に一致する顧客を抽出し、前記ダイレクトメールの送付可能人数を算出する送付可能人数算出部と、
    前記送付可能人数を提示する送付可能人数提示部と、
    前記送付可能人数を上限として、前記ダイレクトメールを送付する送付予定人数の設定を受け付ける送付予定人数受付部と、
    前記送付条件に応じた期待転移率の入力を受け付ける期待転移率受付部と、
    前記送付予定人数および前記期待転移率から期待転移人数を算出する期待転移人数算出部と、
    前記商品の銘柄の属性毎に設定された、前記キャンペーン前後で前記顧客が主に購入する銘柄の変化により獲得される価値を示す一人当たりの獲得価値単価を記憶する単価テーブルと、
    前記単価テーブルを参照し、前記送付条件に一致する前記商品の銘柄の属性に対応する前記特定銘柄への転移による前記獲得価値単価を求め、前記期待転移人数から期待獲得価値を算出する期待獲得価値算出部と、
    前記予定予算および前記期待獲得価値から期待ROIを算出する期待ROI算出部と、
    前記期待獲得価値および前記期待ROIを提示する予測提示部と、
    を備えたことを特徴とするシミュレーション装置。
  2. 請求項1に記載のシミュレーション装置において、
    顧客の行動パターンに関連付けられた予測転出率を記憶する予測転出率記憶部と、
    前記顧客の前記行動パターンを取得する行動パターン取得部と、
    前記顧客の前記行動パターンを所定の行動パターンモデルと対比して前記予測転出率を決定する決定部と、をさらに備え、
    前記予測転出率を前記顧客マスタテーブルの前記転出確率として記憶することを特徴とするシミュレーション装置。
  3. 特定銘柄の商品の販売促進キャンペーン用のダイレクトメールを所定の送付条件で送付し、顧客にアンケートを行い、返信されたハガキに記載された顧客の属性を含む顧客情報に基づいて、前記キャンペーンによる宣伝効果を測定する効果測定装置において、
    前記ハガキから自動的に読み取られた前記顧客情報を取得する取得部と、
    前記顧客情報から、前記キャンペーンの前後において、顧客が主に購入する商品が何れの銘柄に推移したかを示す転移区分情報を取得し、前記顧客毎に蓄積する実績データベースと、
    前記キャンペーンの予算の入力を受け付ける予算受付部と、
    前記顧客情報から調査対象の前記顧客の前記属性を含む条件を受け付ける条件受付部と、
    前記条件毎に、前記ハガキの送付数の入力を受け付ける送付数受付部と、
    前記転移区分情報から前記条件毎に転移人数を算出する転移人数算出部と、
    前記転移人数および前記送付数から前記条件毎に転移率を算出する転移率算出部と、
    前記商品の銘柄の属性毎に設定された、前記キャンペーン前後で前記顧客が主に購入する銘柄の変化により獲得される価値を示す一人当たりの獲得価値単価を記憶する単価テーブルと、
    前記単価テーブルを参照し、前記送付条件に一致する前記商品の銘柄の属性に対応する前記特定銘柄への転移による前記獲得価値単価を求め、前記転移人数から獲得価値を算出する獲得価値算出部と、
    前記予算および前記獲得価値からROIを算出するROI算出部と、
    前記獲得価値および前記ROIを提示する実績提示部と、
    を備えたことを特徴とする効果測定装置。
  4. 請求項3に記載の効果測定装置において、
    前記実績データベースは、前記顧客毎に、前記ダイレクトメールを送付したか否かを示す送付フラグ、前記ダイレクトメール送付前に前記顧客が購入していた銘柄、前記ダイレクトメール送付後に前記顧客が購入するようになった銘柄、および前記ダイレクトメール送付後に前記特定銘柄に転移したか否かを示す転移フラグを対応付けて蓄積し、
    前記実績データベースから前記送付フラグが前記ダイレクトメールを送付したことを示し、かつ前記転移フラグが前記特定銘柄に転移したことを示す第1人数を前記銘柄の区分毎に集計する第1集計部と、
    前記第1人数および前記送付数から転移率を前記銘柄の区分毎に算出する銘柄別転移率算出部と、
    前記実績データベースから前記ダイレクトメール送付前に前記顧客が購入していた前記銘柄が前記特定銘柄である顧客の第2人数を前記銘柄の区分毎に集計する第2集計部と、
    前記第2人数および前記実績データベースの全顧客の人数から既存の前記特定銘柄の購入率を前記銘柄の区分毎に算出する特定銘柄購入率算出部と、
    前記購入率および前記転移率から前記ダイレクトメールの送付効果による実質転移率を前記銘柄の区分毎に算出する実質転移率算出部と、
    前記送付数および前記実質転移率から前記ダイレクトメールの送付効果による獲得顧客数を前記銘柄の区分毎に算出する顧客数算出部と、
    前記獲得顧客数および前記獲得価値単価から獲得価値を前記銘柄の区分毎に算出する獲得価値算出部と、
    前記送付数および前記獲得価値から前記銘柄の区分毎に前記ダイレクトメールの1通当たりの獲得価値を算出する効果算出部と、
    前記銘柄の区分毎に前記転移率、前記購入率、前記実質転移率、前記獲得価値、前記1通当たりの獲得価値を提示する提示部と、
    を備えたことを特徴とする効果測定装置。
  5. 請求項1または2に記載のシミュレーション装置および請求項3または4に記載の効果測定装置を備えたことを特徴とする販売促進支援システム。
  6. 請求項5に記載の販売促進支援システムにおいて、
    前記効果測定装置は、
    前記顧客情報から前記条件毎の前記転移率を蓄積する転移率蓄積部と、
    前記蓄積された前記転移率のノーム値を算出するノーム値算出部と、
    前記ノーム値を提示する提示部と、を含み、
    前記シミュレーション装置の前記期待転移率受付部は、前記効果測定装置の前記提示部が提示した前記転移率の前記ノーム値を参照して、前記期待転移率をユーザが決定し、入力した前記期待転移率を受け付けることを特徴とする販売促進支援システム。
  7. 請求項5または6に記載の販売促進支援システムにおいて、
    前記シミュレーション装置の前記送付可能人数提示部および前記予測提示部が、計画時画面を表示する第1の表示部と、
    前記効果測定装置の前記実績提示部が、実績画面を表示する第2の表示部と、を含み、
    前記計画時画面および前記実績画面は、同様な書式を使用することを特徴とする販売促進支援システム。
  8. 特定銘柄の商品の販売促進キャンペーン用のダイレクトメールを送付した際の効果の予測を行うプログラムであって、
    顧客毎の属性および転出確率を含む顧客マスタテーブルと、
    前記商品の銘柄の属性毎に設定された、前記キャンペーン前後で前記顧客が主に購入する銘柄の変化により獲得される価値を示す一人当たりの獲得価値単価を記憶する単価テーブルと、を備えたコンピュータを、
    前記キャンペーンの予定予算の入力を受け付ける予定予算受付手段、
    前記ダイレクトメールの送付条件の設定を受け付ける条件受付手段、
    前記顧客マスタテーブルから前記送付条件に一致する顧客を抽出し、前記ダイレクトメールの送付可能人数を算出する送付可能人数算出手段、
    前記送付可能人数を提示する送付可能人数提示手段、
    前記送付可能人数を上限として、前記ダイレクトメールを送付する送付予定人数の設定を受け付ける送付予定人数受付手段、
    前記送付条件に応じた期待転移率の入力を受け付ける期待転移率受付手段、
    前記送付予定人数および前記期待転移率から期待転移人数を算出する期待転移人数算出手段、
    前記単価テーブルを参照し、前記送付条件に一致する前記商品の銘柄の属性に対応する前記特定銘柄への転移による前記獲得価値単価を求め、前記期待転移人数から期待獲得価値を算出する期待獲得価値算出手段、
    前記予定予算および前記期待獲得価値から期待ROIを算出する期待ROI算出手段、
    前記期待獲得価値および前記期待ROIを提示する予測提示手段として機能させるためのプログラム。
  9. 特定銘柄の商品の販売促進キャンペーン用のダイレクトメールを所定の送付条件で送付し、顧客にアンケートを行い、返信されたハガキに記載された顧客の属性情報を含む顧客情報に基づいて、前記キャンペーンによる宣伝効果を測定するプログラムであって、
    前記顧客情報から、前記キャンペーンの前後において、顧客が主に購入する商品が何れの銘柄に推移したかを示す転移区分情報を取得し、前記顧客毎に蓄積する実績データベースと、
    前記商品の銘柄の属性毎に設定された、前記キャンペーン前後で前記顧客が主に購入する銘柄の変化により獲得される価値を示す一人当たりの獲得価値単価を記憶する単価テーブルと、
    を備えたコンピュータを、
    前記ハガキから自動的に読み取られた前記顧客情報を取得する取得手段、
    前記キャンペーンの予算の入力を受け付ける予算受付手段、
    前記顧客情報から調査対象の前記顧客の属性を含む条件を受け付ける条件受付手段、
    前記条件毎に、前記ハガキの送付数の入力を受け付ける送付数受付手段、
    前記転移区分情報から前記条件毎に転移人数を算出する転移人数算出手段、
    前記転移人数および前記送付数から前記条件毎に転移率を算出する転移率算出手段、
    前記単価テーブルを参照し、前記送付条件に一致する前記商品の銘柄の属性に対応する前記特定銘柄への転移による前記獲得価値単価を求め、前記転移人数から獲得価値を算出する獲得価値算出手段、
    前記予算および前記獲得価値からROIを算出するROI算出手段、
    前記獲得価値および前記ROIを提示する実績提示手段として機能させるためのプログラム。
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