JP7067096B2 - 売上データ処理装置、経営支援方法、プログラム及び売上データ処理システム - Google Patents
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例えば、顧客が店舗で商品を購入したりサービスを利用したりする場合に、店舗側の人物(例えば、従業員や、管理者、経営者等)は、キャッシュレジスタやPOS端末等の売上データ処理装置で売上データを登録する。本発明の発明者は、その際に、店舗側の人物(売上データ処理装置の利用者)が顧客(特に、例えば、メンバーズ登録された顧客や、頻繁に来店する常連客等)のデータを売上データ処理装置で登録して、そのデータを活用すれば、顧客の満足度を的確かつ簡単に導出することができると、考えた。また、本発明の発明者は、顧客の満足度を導出する際に、業種毎に満足度結果が変動する可能性があるため、業種に基づいて導出することが望ましいとも、考えた。
本発明の課題は、顧客の満足度を的確かつ簡単に導出することである。
また、本発明に係る第2の態様の売上データ処理装置は、所定の期間にわたって、対応店舗における顧客への商品又は役務の提供による売上データを蓄積する蓄積部と、前記蓄積部により蓄積された売上データに基づいて、前記対応店舗の利用について前記顧客の満足の度合いを示す満足度を導出する導出部と、前記導出部により導出された前記顧客の満足度に応じたコメントを作成するコメント作成部と、前記導出部により導出された前記顧客の満足度及び前記コメント作成部により作成された前記コメントを表示部に表示させる表示制御部と、を備えることを特徴とする。
また、本発明に係る第1の態様の経営支援方法は、装置が実行する経営支援方法であって、所定の期間にわたって、対応店舗における顧客への商品又は役務の提供による売上データを蓄積する蓄積処理と、前記蓄積処理で蓄積された売上データに基づいて、前記対応店舗の利用について前記顧客の満足の度合いを示す満足度を導出する導出処理と、を有し、前記導出処理は、前記対応店舗の業種データ及び前記売上データに基づいて、前記対応店舗と同じ業種の店舗群における前記対応店舗に対する相対的な顧客の満足度を導出する、ことを特徴とする。
また、本発明に係る第2の態様の経営支援方法は、装置が実行する経営支援方法であって、所定の期間にわたって、対応店舗における顧客への商品又は役務の提供による売上データを蓄積する蓄積処理と、前記蓄積処理で蓄積された売上データに基づいて、前記対応店舗の利用について前記顧客の満足の度合いを示す満足度を導出する導出処理と、前記導出処理で導出された前記顧客の満足度に応じたコメントを作成するコメント作成処理と、前記導出処理で導出された前記顧客の満足度及び前記コメント作成処理で作成された前記コメントを表示部に表示させる表示制御処理と、を有することを特徴とする。
また、本発明に係る第1の態様のプログラムは、コンピュータを、所定の期間にわたって、対応店舗における顧客への商品又は役務の提供による売上データを蓄積する蓄積手段、前記蓄積手段により蓄積された売上データに基づいて、前記対応店舗の利用について前記顧客の満足の度合いを示す満足度を導出する導出手段、として機能させ、前記導出手段は、前記対応店舗の業種データ及び前記売上データに基づいて、前記対応店舗と同じ業種の店舗群における前記対応店舗に対する相対的な顧客の満足度を導出する、ことを特徴とする。
また、本発明に係る第2の態様のプログラムは、コンピュータを、所定の期間にわたって、対応店舗における顧客への商品又は役務の提供による売上データを蓄積する蓄積手段、前記蓄積手段により蓄積された売上データに基づいて、前記対応店舗の利用について前記顧客の満足の度合いを示す満足度を導出する導出手段、前記導出手段により導出された前記顧客の満足度に応じたコメントを作成するコメント作成手段、前記導出手段により導出された前記顧客の満足度及び前記コメント作成手段により作成された前記コメントを表示部に表示させる表示制御手段、として機能させることを特徴とする。
また、本発明に係る売上データ処理システムは、複数の店舗のそれぞれに対応付けられ、かつ、自身が対応付けられている対応店舗の売上データが入力される複数の入力端末と、それぞれの前記入力端末から前記対応店舗の業種データ及び前記売上データを取得するサーバと、を備え、前記サーバ及び前記入力端末のいずれか一方又は双方は、前記対応店舗に対する顧客の満足の度合いを示す満足度を導出する導出部を有し、前記導出部は、前記対応店舗の業種データ及び前記売上データに基づいて、前記対応店舗と同じ業種の店舗群における前記対応店舗に対する相対的な顧客の満足度を導出する、ことを特徴とする。
顧客満足度調査については、例えば、公益財団法人日本生産性本部のホームページ(http://consul.jpc-net.jp/jcsi/jcsi_causal_model.html)に掲載されている。
顧客満足度調査では、専任の調査員が来店した顧客に質問を行い、その聞き取りによって顧客満足度を測り、店舗にフィードバックする。このような顧客満足度調査は、店舗の顧客に直接聞き取りを行うため、信頼性が高い。
しかしながら、顧客満足度調査は、専門の業者に依頼する必要があるため、高額な費用と時間を必要とする、という課題があった。
<売上データ処理システムの構成>
以下、図1を参照して、本実施形態1に係る売上データ処理システム1の構成について説明する。
業種データD42は、店舗の業種を表すデータである。
売上データD43は、店舗の売上に関するデータである。本実施形態では、売上データD43は、特定顧客(例えば、メンバーズ登録された顧客や、頻繁に来店する常連客等)を識別するための顧客データを含んでいる。売上データD43は、取引時に、対応店舗側の人物(売上データ処理装置4の利用者)によって売上データ処理装置4に入力される。対応店舗側の人物(売上データ処理装置4の利用者)は、例えば、従業員や、管理者、経営者等である。
コメントデータD29は、評価対象(ここでは、対応店舗)に対する顧客の満足度に応じたコメントを表すデータである。コメントデータD29は、例えば、顧客の満足度が良好でない場合に、評価対象(対応店舗)の改善を促す内容にすることができる。また、コメントデータD29は、顧客の満足度が良好な場合に、評価対象(対応店舗)を褒章する内容にすることができる。
以下、図3、図4A、及び図4Bを参照して、売上データ処理システム1の動作について説明する。なお、各装置は、図示せぬタイマによって計測された時間に基づいて動作する。また、各装置の動作は、各装置の記憶部に読み出し自在に予め格納されたプログラムによって規定されており、各装置の制御部によって実行される。また、装置間の通信は、受信側の装置が通信によって受信されたデータを記憶部に一旦格納し、その後に、データを記憶部から読み出すことによって行われる。また、各データは、記憶部に読み出し自在に一旦格納されてから、その後の処理を行う所定の構成要素に出力される。以下、これらの点については、情報処理では常套手段であるので、その詳細な説明を省略する。
本実施形態では、各対応店舗で取引が行われる度に、対応店舗側の人物が取引に関する売上データD43を売上データ処理装置4に登録する。その際に、対応店舗側の人物は、顧客データも一緒に登録する。対応店舗側の人物がこの業務を一定期間(1日、1週間、1ヶ月など)続けることにより、売上データ処理装置4は、顧客データが対応付けられた売上データD43を収集・蓄積する。
次に、サーバ2は、作成されたサーバ作成データD2を売上データ処理装置4に送信する(ステップS159)。これにより、ステップS150の処理が終了する。
前記した通り、本実施形態では、顧客の満足度は顧客満足度(JCSI)で定義される。図7は、顧客満足度(JCSI)の説明図である。図7は、レーダーチャートで顧客満足度(JCSI)を表している。レーダーチャートは、面積が広いほど、顧客の満足度が高く、良好になっている。逆に、レーダーチャートは、面積が狭いほど、顧客の満足度が低く、不評になっている。
知覚品質(Cb)は、利用した際の品質満足度を表している。
知覚価値(Cc)は、価格への納得感を表している。
顧客満足(Cd)は、顧客の満足感を表している。
推奨意向(Ce)は、他者への推奨を表している。
ロイヤルティ(Cf)は、継続的な利用意向を表している。
知覚品質(Cb)は、顧客が実際に取引(例えば、商品の購入やサービスの利用等)を行った際に感じる、品質への満足度を示している。
知覚価値(Cc)は、顧客が購入した商品や利用したサービス等の品質と価格とを対比して、顧客が感じる納得感、コストパフォーマンスを示している。
顧客満足(Cd)は、顧客が取引(例えば、商品の購入やサービスの利用等)を行った際に感じた満足感を示している。
推奨意向(Ce)は、顧客が購入した商品や利用したサービス等の内容について、例えばクチコミやソーシャルネットワーキングサービス(SNS)等で肯定的に人に伝える意向を示している。
ロイヤルティ(Cf)は、今後も顧客が購入した商品や利用したサービス等を使い続けたいか、もっと頻繁に使いたいかなどの再利用意向を示している。
図8は、満足度順位データD21の一例を示している。図8に示す例では、満足度順位データD21は、業種、店舗群、順位、顧客期待(Ca)、知覚品質(Cb)、知覚価値(Cc)、顧客満足(Cd)、推奨意向(Ce)、ロイヤルティ(Cf)等のデータを含んでいる。
顧客満足度をFとする場合に、顧客満足度(F)は、以下の式(1)で算出される。ここでは、評価対象を飲食店とし、飲食店に対する顧客満足度を算出する場合を想定して説明する。式(1)は、顧客満足度の6つ指標を評価対象(対応店舗)のレジ(キャッシュカウンタ)で取得可能な数値データに等価的に置き換えた計算式となっている。顧客満足度(F)は、最終的に6つの指標のそれぞれに重み付け係数を掛け合わせた総和として数値化することができる。
Caは、顧客期待である。
Cbは、知覚品質である。
Ccは、知覚価値である。
Cdは、顧客満足である。
Ceは、推奨意向である。
Cfは、ロイヤルティである。
Xa,Xb,Xc,Xd,Xe,Xfは、それぞれ、顧客期待(Ca)、知覚品質(Cb)、知覚価値(Cc)、顧客満足(Cd)、推奨意向(Ce)、ロイヤルティ(Cf)に対応する重み付け係数である。
各重み付け係数Xa,Xb,Xc,Xd,Xe,Xfは、任意の値に設定されている。その値は、業種毎に異なる値に設定されている。
知覚品質(Cb)は、特定顧客毎の来店回数の平均値に対応している。
知覚価値(Cc)は、任意の期間の平均客単価に対応している。
顧客満足(Cd)は、現在の特定顧客の会計単価に対応している。
推奨意向(Ce)は、特定顧客と一緒に来た人の数に対応している。
ロイヤルティ(Cf)は、顧客登録された人の来店回数の合計値に対応している。
知覚価値(Cc)の客単価は、任意の期間の平均客単価で表される。
推奨意向(Ce)の特定顧客と一緒に来た人の数は、任意の期間中に特定顧客が来店したときのテーブル人数の総和で表される。
ロイヤルティ(Cf)の顧客登録された人の来店回数の合計値は、任意の期間の特定顧客の来店回数の総和で表される。
Cnは、特定顧客毎の来店回数である
nは、特定顧客の数である。
nmaxは、任意の期間の来店客数である。nmaxは、同じ人を重複して数えないものとする。
ここでは、例えば、現在、3人の客(人物A、人物B、人物C)が一緒に飲食店(対応店舗)に来店したとする。3人の属性は以下のようになっているものとする。そして、飲食店の人物が今回来店した分の顧客データとして特定顧客である人物Aを入力するものとする。
人物Aは、メンバーズ登録された特定顧客である。
人物Aは、過去に1回(現在の来店を含めると2回)来店している。前回の来店では、人物Aは、2人で来店して、1000円分の飲食をしている。
人物Bは、メンバーズ登録された特定顧客である。
人物Bは、過去に3回来店している。過去の来店では、人物Bは、毎回1人で来店して、500円分の飲食をしている。
人物Cは、メンバーズ登録されていない一般的な顧客である。
人物Cは、過去に2回来店している。過去の来店では、人物Cは、毎回1人で来店して、1000円分の飲食をしている。
顧客期待(Ca)=2+3+2=7
知覚品質(Cb)=(1+3)/2=2
知覚価値(Cc)=(1000×1+500×3+1000×2)/7=643
顧客満足(Cd)=(1000×1+500×3)/4=625
推奨意向(Ce)=(人物Aの同伴者1人)+(人物Bの同伴者0人)=1
ロイヤルティ(Cf)=1+3=4
(1)売上データ処理システム1は、内部に導出部11を有している。導出部11は、対応店舗を評価対象とし、対応店舗の業種に基づいて、対応店舗に対する顧客の満足度を導出する。
図10は、本実施形態に係る売上データ処理システム1Aの構成図である。図10に示すように、売上データ処理システム1Aは、売上データ処理システム1と比較すると、以下の点で相違している。
(1-1)サーバ2の導出部11が顧客の満足度の順位の代わりに顧客の満足度のランクを導出する点。
(1-2)サーバ作成データD2は、満足度順位データD21の代わりに、満足度ランクデータD22を含む内容になっているとともに、サーバ2は、そのサーバ作成データD2を売上データ処理装置4に送信する点。
(2)ステップS156とステップS158の処理の代わりに、ステップS156aとステップS158bの処理が行われる点。
図15は、本実施形態に係る売上データ処理システム1Bの構成図である。図15に示すように、売上データ処理システム1Bは、売上データ処理システム1と比較すると、以下の点で相違している。
(1-1)コメント作成部19は、サーバ2ではなく、売上データ処理装置4に設けられている点。
(1-2)サーバ作成データD2は、コメントデータD29を含んでいない点。
(1-3)サーバ2は、コメントデータD29を作成せずに、売上データ処理装置4のコメント作成部19がコメントデータD29を作成する点。
(1-4)売上データ処理装置4は、コメント作成部19が作成したコメントデータD29を提示する点。
(2-1)ステップS156とステップS158の処理の代わりに、ステップS156bとステップS158bの処理が行われる点。
(2-2)ステップS156bとステップS158bの間で、ステップS157の処理が行われる点。
(2-3)ステップS158bの処理は、売上データ処理装置4のコメント作成部19が行う点。
しかも、本実施形態3に係る売上データ処理システム1Bによれば、他の実施形態に係る売上データ処理システム1,1Aと比べて、サーバ2の負荷を軽減することができる。
図17は、本実施形態に係る売上データ処理システム1Cの構成図である。図17に示すように、売上データ処理システム1Cは、売上データ処理システム1と比較すると、以下の点で相違している。
(1-1)コメント作成部19は、サーバ2ではなく、売上データ処理装置4に設けられている点。
(1-2)サーバ2には、導出部11と、満足度分布取得部12とが設けられている点。
(1-3)売上データ処理装置4の制御部41には、順位特定部16と、コメント作成部19とが設けられている点。
(1-4)サーバ作成データD2は、満足度順位データD21とコメントデータD29を含んでおらず、業種毎の満足度分布を表す満足度分布データD23を含んでいる点。
(1-5)サーバ2は、満足度順位データD21とコメントデータD29を作成せずに、満足度分布データD23を含むサーバ作成データD2を作成するとともに、売上データ処理装置4の順位特定部16とコメント作成部19が満足度順位データD21とコメントデータD29を作成する点。
(1-6)売上データ処理装置4は、順位特定部16とコメント作成部19が作成した満足度順位データD21とコメントデータD29を提示する点。
(2-1)ステップS152の処理の前に、ステップS151a乃至ステップS151eの処理が行われる点。
(2-2)ステップS152乃至ステップS158の処理は、サーバ2ではなく、各店舗に設置された売上データ処理装置4が実行する点。
(2-3)ステップS159の処理が削除されている点。
しかも、本実施形態4に係る売上データ処理システム1Cによれば、実施形態3に係る売上データ処理システム1Bと同様に、他の実施形態に係る売上データ処理システム1,1Aと比べて、サーバ2の負荷を軽減することができる。
図20は、本実施形態に係る売上データ処理システム1Dの構成図である。図20に示すように、売上データ処理システム1Dは、売上データ処理システム1C(図17参照)と比較すると、以下の点で相違している。
(1-1)サーバ2には、導出部11と満足度分布取得部12とに加えて、閾値特定部13が設けられている点。
(1-2)売上データ処理装置4には、ランク特定部17と、コメント作成部19とが設けられている点。すなわち、売上データ処理装置4は、順位特定部16の代わりに、ランク特定部17が設けられた構成になっている点。
(1-3)サーバ作成データD2は、満足度分布データD23に加え、満足度分布を複数のランクに仕切る閾値を表す閾値データDthを含んでいる点。
(1-4)サーバ2は、満足度分布データD23と閾値データDthを含むサーバ作成データD2を作成するとともに、売上データ処理装置4のランク特定部17とコメント作成部19が満足度ランクデータD22とコメントデータD29を作成する点。
(1-5)売上データ処理装置4は、ランク特定部17とコメント作成部19が作成した満足度ランクデータD22とコメントデータD29を提示する点。
(2)ステップS151eの処理の代わりに、ステップS151fとステップS151gの処理が行われる点。
しかも、本実施形態5に係る売上データ処理システム1Dによれば、実施形態3,4に係る売上データ処理システム1B,1Cと同様に、他の実施形態に係る売上データ処理システム1,1Aと比べて、サーバ2の負荷を軽減することができる。
本実施形態6は、売上データ処理装置4単体で顧客の満足度を導出することができる分散処理型の売上データ処理システム1Eを提供するものである。
本実施形態7は、実施形態6と同様に、売上データ処理装置4単体で顧客の満足度を導出することができる分散処理型の売上データ処理システム1Fを提供するものである。
また、例えば、順位データとランクデータとを同時に提示するようにしてもよい。
また、例えば、顧客満足度やランクデータ、コメントデータ等は、売上データ処理装置4の表示部44に表示しなくてもよい。顧客満足度は、クラウドデータとして保存して、遠隔地にあるパソコンや対応店舗の管理者や経営者のスマートフォン等で表示するようにしてもよい。
また、例えば、顧客満足度のコメントデータは、ランクデータとリンクされないようにしてもよい。
また、例えば、売上データ処理システムは、顧客満足度に用いる6つの指標のうち、いずれかをピックアップしてその指標に対応するコメントデータを表示するようにしてもよい。
また、例えば、売上データ処理装置4へのデータの入力は、タッチパネルでなくてもよい。つまり、売上データ処理装置4は、図2Bに示すような一般的なキャッシュレジスタに設けられたキーでデータを入力するようにしてもよい。
また、例えば、顧客満足度やランクデータ、コメントデータ等は、売上登録画面IM21(図5B参照)に常に表示していてもよい。
また、例えば、顧客満足度やランクデータ、コメントデータ等は、レシートに印字されるようにしてもよい。
すなわち、例えば、図1、図10、図15、図17、図20、図23、及び図24のいずれかに示す例において、売上データ処理システムは、複数の売上データ処理装置4(入力端末)と、サーバ2と、を備えた構成になっている。売上データ処理装置4には、複数の店舗のそれぞれに対応付けられ、かつ、自身が対応付けられている対応店舗で取り扱っている商品の種別データ及び売上データが入力される。サーバ2は、それぞれの売上データ処理装置4から商品の種別データ及び売上データを取得する。サーバ2及び売上データ処理装置4のいずれか一方又は双方は、商品を評価対象とし、商品の種別に基づいて、商品に対する顧客の満足度を導出する導出部11を有している。導出部11は、それぞれの対応店舗における商品の種別データ及び売上データを参照して、商品の種別に基づいて、同じ分類の商品群における商品に対する相対的な顧客の満足度を導出する。
[付記]
《請求項1》
所定の期間にわたって、対応店舗における顧客への商品又は役務の提供による売上データを蓄積する蓄積部と、
前記蓄積部により蓄積された売上データに基づいて、前記対応店舗の利用について前記顧客の満足の度合いを示す満足度を導出する導出部と、
を備えることを特徴とする売上データ処理装置。
《請求項2》
前記導出部は、前記売上データとして、来店客数、売上金額、および、顧客毎の来店回数、に基づき、前記顧客の満足度を導出する、
ことを特徴とする請求項1に記載の売上データ処理装置。
《請求項3》
前記満足度は、利用前の期待・予想を表す顧客期待、利用した際の品質評価を表す知覚品質、価格への納得感を表す知覚価値、顧客の満足感を表す顧客満足、他者への推奨を表す推奨意向、及び、継続的な利用意向を表すロイヤルティの中の1又は複数種類の指標で表されたものである、
ことを特徴とする請求項1または2に記載の売上データ処理装置。
《請求項4》
前記導出部は、前記対応店舗の業種データ及び前記売上データに基づいて、前記対応店舗と同じ業種の店舗群における前記対応店舗に対する相対的な顧客の満足度を導出する、
ことを特徴とする請求項1から3の何れか一項に記載の売上データ処理装置。
《請求項5》
前記相対的な顧客の満足度は、前記同じ業種の店舗群における前記対応店舗の満足度順位を表すものである、
ことを特徴とする請求項4に記載の売上データ処理装置。
《請求項6》
前記相対的な顧客の満足度は、前記同じ業種の店舗群における前記対応店舗の満足度ランクを表すものである、
ことを特徴とする請求項4に記載の売上データ処理装置。
《請求項7》
前記導出部によって導出された前記満足度を表示部に表示させる表示制御部、
を備えることを特徴とする請求項1から6の何れか一項に記載の売上データ処理装置。
《請求項8》
前記導出部で導出された前記顧客の満足度に応じたコメントを作成するコメント作成部、
を備え、
前記表示制御部は、前記コメント作成部により作成されたコメントを表示部に表示させる、
ことを特徴とする請求項7に記載の売上データ処理装置。
《請求項9》
所定の期間にわたって、対応店舗における顧客への商品又は役務の提供による売上データを蓄積する蓄積部と、
前記蓄積部により蓄積された売上データに基づいて、前記商品又は役務について前記顧客の満足の度合いを示す満足度を導出する導出部と、
を備えることを特徴とする売上データ処理装置。
《請求項10》
複数の店舗のそれぞれに対応付けられ、かつ、自身が対応付けられている対応店舗の売上データが入力される複数の入力端末と、
それぞれの前記入力端末から前記対応店舗の業種データ及び前記売上データを取得するサーバと、
を備え、
前記サーバ及び前記入力端末のいずれか一方又は双方は、前記対応店舗に対する顧客の満足の度合いを示す満足度を導出する導出部を有し、
前記導出部は、前記対応店舗の業種データ及び前記売上データに基づいて、前記対応店舗と同じ業種の店舗群における前記対応店舗に対する相対的な顧客の満足度を導出する、
ことを特徴とする売上データ処理システム。
《請求項11》
コンピュータを、
所定の期間にわたって、対応店舗における顧客への商品又は役務の提供による売上データを蓄積する蓄積部、
前記蓄積部により蓄積された売上データに基づいて、前記対応店舗の利用について前記顧客の満足の度合いを示す満足度を導出する導出部、
として機能させるためのプログラム。
2 サーバ
3 通信網
4 売上データ処理装置(入力端末)
5 記憶媒体
11 導出部
12 満足度分布取得部
13 閾値特定部
16 順位特定部
17 ランク特定部
19 コメント作成部
29,49 記憶部(蓄積部)
41 制御部
44 表示部
45 入力部
46 印刷部
47 ドロア
48 タブレット部
Cz 顧客満足度(顧客の満足度)
Ca 顧客期待
Cb 知覚品質
Cc 知覚価値
Cd 顧客満足
Ce 推奨意向
Cf ロイヤルティ
D11 業種登録用データ
D2 サーバ作成データ
D21 満足度順位データ(顧客の満足度データ)
D22 満足度ランクデータ(顧客の満足度データ)
D23 満足度分布データ
D29 コメントデータ
D4 端末作成データ
D41 店舗IDデータ
D42 業種データ
D43 売上データ
Dst ランク切分用データ
Dth 閾値データ
Xa,Xb,Xc,Xd,Xe,Xf 重み付け係数
Claims (10)
- 所定の期間にわたって、対応店舗における顧客への商品又は役務の提供による売上データを蓄積する蓄積部と、
前記蓄積部により蓄積された売上データに基づいて、前記対応店舗の利用について前記顧客の満足の度合いを示す満足度を導出する導出部と、
を備え、
前記導出部は、前記対応店舗の業種データ及び前記売上データに基づいて、前記対応店舗と同じ業種の店舗群における前記対応店舗に対する相対的な顧客の満足度を導出する、
ことを特徴とする売上データ処理装置。 - 前記相対的な顧客の満足度は、前記同じ業種の店舗群における前記対応店舗の満足度順位または満足度ランクを表すものである、
ことを特徴とする請求項1に記載の売上データ処理装置。 - 所定の期間にわたって、対応店舗における顧客への商品又は役務の提供による売上データを蓄積する蓄積部と、
前記蓄積部により蓄積された売上データに基づいて、前記対応店舗の利用について前記顧客の満足の度合いを示す満足度を導出する導出部と、
前記導出部により導出された前記顧客の満足度に応じたコメントを作成するコメント作成部と、
前記導出部により導出された前記顧客の満足度及び前記コメント作成部により作成された前記コメントを表示部に表示させる表示制御部と、
を備えることを特徴とする売上データ処理装置。 - 前記導出部は、前記売上データとして、来店客数、売上金額、および、顧客毎の来店回数、に基づき、前記顧客の満足度を導出する、
ことを特徴とする請求項1から3の何れか一項に記載の売上データ処理装置。 - 前記満足度は、利用前の期待・予想を表す顧客期待、利用した際の品質評価を表す知覚品質、価格への納得感を表す知覚価値、顧客の満足感を表す顧客満足、他者への推奨を表す推奨意向、及び、継続的な利用意向を表すロイヤルティの中の1又は複数種類の指標で表されたものである、
ことを特徴とする請求項1から4の何れか一項に記載の売上データ処理装置。 - 装置が実行する経営支援方法であって、
所定の期間にわたって、対応店舗における顧客への商品又は役務の提供による売上データを蓄積する蓄積処理と、
前記蓄積処理で蓄積された売上データに基づいて、前記対応店舗の利用について前記顧客の満足の度合いを示す満足度を導出する導出処理と、
を有し、
前記導出処理は、前記対応店舗の業種データ及び前記売上データに基づいて、前記対応店舗と同じ業種の店舗群における前記対応店舗に対する相対的な顧客の満足度を導出する、
ことを特徴とする経営支援方法。 - 装置が実行する経営支援方法であって、
所定の期間にわたって、対応店舗における顧客への商品又は役務の提供による売上データを蓄積する蓄積処理と、
前記蓄積処理で蓄積された売上データに基づいて、前記対応店舗の利用について前記顧客の満足の度合いを示す満足度を導出する導出処理と、
前記導出処理で導出された前記顧客の満足度に応じたコメントを作成するコメント作成処理と、
前記導出処理で導出された前記顧客の満足度及び前記コメント作成処理で作成された前記コメントを表示部に表示させる表示制御処理と、
を有することを特徴とする経営支援方法。 - コンピュータを、
所定の期間にわたって、対応店舗における顧客への商品又は役務の提供による売上データを蓄積する蓄積手段、
前記蓄積手段により蓄積された売上データに基づいて、前記対応店舗の利用について前記顧客の満足の度合いを示す満足度を導出する導出手段、
として機能させ、
前記導出手段は、前記対応店舗の業種データ及び前記売上データに基づいて、前記対応店舗と同じ業種の店舗群における前記対応店舗に対する相対的な顧客の満足度を導出する、
ことを特徴とするプログラム。 - コンピュータを、
所定の期間にわたって、対応店舗における顧客への商品又は役務の提供による売上データを蓄積する蓄積手段、
前記蓄積手段により蓄積された売上データに基づいて、前記対応店舗の利用について前記顧客の満足の度合いを示す満足度を導出する導出手段、
前記導出手段により導出された前記顧客の満足度に応じたコメントを作成するコメント作成手段、
前記導出手段により導出された前記顧客の満足度及び前記コメント作成手段により作成された前記コメントを表示部に表示させる表示制御手段、
として機能させることを特徴とするプログラム。 - 複数の店舗のそれぞれに対応付けられ、かつ、自身が対応付けられている対応店舗の売上データが入力される複数の入力端末と、
それぞれの前記入力端末から前記対応店舗の業種データ及び前記売上データを取得するサーバと、
を備え、
前記サーバ及び前記入力端末のいずれか一方又は双方は、前記対応店舗に対する顧客の満足の度合いを示す満足度を導出する導出部を有し、
前記導出部は、前記対応店舗の業種データ及び前記売上データに基づいて、前記対応店舗と同じ業種の店舗群における前記対応店舗に対する相対的な顧客の満足度を導出する、
ことを特徴とする売上データ処理システム。
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JP2017162105A (ja) | 2016-03-08 | 2017-09-14 | キヤノン株式会社 | 情報処理装置、その制御方法、プログラム、および情報処理システム |
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