JPWO2007037148A1 - コンテンツ再生システム - Google Patents

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Abstract

本発明は、コンテンツ再生装置とデバイスとの整合が柔軟に、かつ効率的に図られるコンテンツ再生システムを提供することを目的とする。そのために、本発明のコンテンツ再生システムは、音声と画像との少なくとも一方を含むコンテンツを再生するコンテンツ再生装置(10)と、前記コンテンツ再生装置(10)に接続されるデバイス(30)とを備え、前記コンテンツ再生装置(10)には、前記デバイス(30)の駆動状況を認識する認識手段(11,12)と、前記認識された駆動状況に応じて動作する制御手段(11,14,17)とが備えられることを特徴とする。

Description

本発明は、ヘッドマウントディスプレイその他のデバイスと、コンテンツを再生するコンテンツ再生装置とを具備するコンテンツ再生システムに関する。
最新の電子技術が適用された携帯型メディアプレーヤは、低廉化および小型化に併せて、低消費電力を実現可能であるとの理由で広く普及しつつある。近年のメディアプレーヤには、情報量の多い画像情報を記憶可能な小型の記憶媒体と、圧縮符号化技術とが組み合わせられている。これによって、多様なコンテンツの再生が可能となる。
また、メディアプレーヤに接続可能なデバイスとしては、ユーザのニーズに柔軟に対応するため、ヘッドホンやイヤホンだけでなく、ニアアイディスプレイ装置等のようなヘッドマウントディスプレイ(以下、「HMD」という。)も開発されている。HMDは、ユーザの頭部に着脱可能なデバイスであり、ユーザの眼前より網膜に映像を投影することができる。ユーザは、メディアプレーヤにHMDを接続し、そのHMDを頭部へ装着し、さらにメディアプレーヤの操作部を操作することで、映画や音楽クリップのような画像を含むコンテンツを鑑賞することができる。
特開平10−133840号公報
ところで、この操作は、HMDやコンテンツの組み合わせに応じて行われる必要がある。しかし、メディアプレーヤは多くの機能を有し、また、そのメディアプレーヤ内の記憶媒体には多数の様々なコンテンツが格納されるので、上述した操作は煩雑となり、必ずしも適切には行われなかった。
本発明は、コンテンツ再生装置とデバイスとの整合が柔軟に、かつ効率的に図られるコンテンツ再生システムを提供することを目的とする。
本発明のコンテンツ再生システムは、音声と画像との少なくとも一方を含むコンテンツを再生するコンテンツ再生装置と、前記コンテンツ再生装置に接続されるデバイスとを備え、前記コンテンツ再生装置には、前記デバイスの駆動状況を認識する認識手段と、前記認識された駆動状況に応じて動作する制御手段とが備えられることを特徴とする。
なお、前記デバイスは、前記コンテンツ再生装置が再生するコンテンツをユーザへ出力するデバイスであってもよい。
また、前記認識手段は、前記コンテンツに含まれる画像が前記デバイスにより有効に表示可能であるか否かを前記駆動状況として認識してもよい。
また、前記制御手段は、前記デバイスによる前記画像の表示が無効であるときには、前記コンテンツ再生装置の画像再生に関する部分と、前記デバイスの画像表示に関する部分との少なくとも一部の動作を制限してもよい。
また、前記コンテンツ再生装置には、前記画像の再生に関する情報を表示する情報表示部が備えられ、前記制御手段は、前記デバイスによる前記画像の表示が無効であるときには、前記デバイスの画像表示に関する部分の動作を制限し、かつ、前記デバイスによる前記画像の表示が有効であるときには、前記情報表示部の動作を制限してもよい。
また、本発明の何れかのコンテンツ再生装置は、ユーザからの指示を入力する指示入力手段を更に備え、前記制御手段は、前記デバイスによる前記画像の表示が無効であるときには、前記指示入力手段の入力対象から前記画像の再生に関する指示を排除してもよい。
また、前記コンテンツ再生装置は、画像を含む画像コンテンツと、画像を含まない非画像コンテンツとの双方を格納可能な格納手段を備え、前記制御手段は、前記デバイスによる前記画像の表示が無効であるときには、前記指示入力手段の入力対象から前記画像コンテンツの再生に関する指示を排除してもよい。
また、前記制御手段は、前記デバイスによる前記画像の表示が有効から無効へと移行したときに、前記格納手段の中から過去に再生された非画像コンテンツを自動的に選択してもよい。
また、前記選択される前記非画像コンテンツは、過去の同じ時間帯に再生された非画像コンテンツであってもよい。
また、前記コンテンツ再生装置は、画像を含む画像コンテンツを格納可能な格納手段を備え、前記制御手段は、前記画像コンテンツの再生中、前記デバイスによる前記画像の表示が有効から無効へと移行すると、その時点の再生位置を記憶し、その後、前記デバイスによる前記画像の表示が無効から有効へと移行すると、前記記憶した前記再生位置から改めて前記画像コンテンツを再生してもよい。
また、前記制御手段は、前記デバイスによる前記画像の表示が無効であるときにも、前記画像コンテンツの再生を継続してもよい。
また、前記認識手段は、前記コンテンツに含まれる音声が前記デバイスにより有効に出力可能であるか否かを前記駆動状況として認識してもよい。
なお、前記制御手段は、前記デバイスによる前記音声の出力が無効であるときには、前記コンテンツ再生装置の前記音声の再生に関する部分の少なくとも一部の動作を制限してもよい。
また、本発明の何れかのコンテンツ再生装置は、ユーザからの指示を入力する指示入力手段を更に備え、前記制御手段は、前記デバイスによる前記音声の出力が無効であるときには、前記指示入力手段の入力対象から前記音声の再生に関する指示を排除してもよい。
また、前記コンテンツ再生装置は、音声を含む音声コンテンツと、音声を含まない非音声コンテンツとの双方を格納可能な格納手段を備え、前記制御手段は、前記デバイスによる前記音声の出力が無効であるときには、前記指示入力手段の入力対象から前記音声コンテンツの再生に関する指示を排除してもよい。
また、前記デバイスは、前記コンテンツ再生装置にデータを供給するデバイスであってもよい。
本発明が適用された装置やシステムでは、操作の大幅な簡略化が図られ、ユーザの利便性が高められる。
第一の実施形態の電気的構成を示す図である。 第一の実施形態の機械的構成を示す図である。 第三の実施形態の簡単な電気的構成を図である。 第三の実施形態の制御部12の動作フローチャートである。 HMD30が可視状態にあるときの様子を示す図である。 HMD30が不可視状態にあるときの様子を示す図である。 第四の実施形態の制御部12の動作フローチャート(ムービーモード中の動作フローチャート)である。 図7の動作フローチャートの一部を変形したものである。 第五の実施形態の電気的構成を示す図である。
[第一の実施形態]
以下、図面に基づいて本発明の第一の実施形態(コンテンツ再生システム)について詳細に説明する。
先ず、本実施形態の電気的構成を説明する。
図1は、第一の実施形態の電気的構成を示す図である。図1に示すとおり、コンテンツ再生システムには、ターミナル10、HMD30、クレードル40などが備えられる。このうち、ターミナル10が既述のメディアプレーヤに該当する。なお、HMD30の代わりに、他のデバイスが使用されることもあるが、ここでは、HMD30を主として説明する。
ターミナル10には、接栓座10Jと接栓10Pとが設けられ、HMD30には接栓31Pが設けられ、クレードル40には接栓座41Jが設けられる。ターミナル10とHMD30とは、接栓座10Jおよび接栓31Pを介して接続される。また、ターミナル10
とクレードル40とは、接栓10Pおよび接栓座41Jを介して接続される。
先ず、ターミナル10の電気的構成及び各部の接続関係を説明する。
ターミナル10の接栓座10Jのピンは、Pグループ、SグループおよびCグループのピンから構成される。Pグループのピンは、HMD30に出力される画像信号の引き渡しに用いられ、Sグループのピンは、HMD30に出力される音声信号の引き渡しに用いられ、Cグループのピンは、HMD30が出力する制御情報の引き渡しに用いられる。なお、これらのグループの識別子「P」、「S」、「C」は、それぞれ"Picture","Sound","Control" の頭文字である。
また、ターミナル10の接栓10Pのピンは、Piグループ、Siグループ、CioグループおよびPSiグループのピンから構成される。Piグループのピンは、録画や再生の対象となるコンテンツに含まれる画像信号の引き渡しに用いられ、Siグループのピンは、同様のコンテンツに含まれる音声信号の引き渡しに用いられ、Cioグループのピンは、ターミナル10の動作の設定や監視にかかわる制御信号の引き渡しに用いられ、PSiグループのピンは、上述した電源回路17に供給される電力の引き渡しに用いられる。なお、これらのグループの識別子「Pi」、「Si」、「Cio」、「PSi」は、それぞれ"Picture","Sound","Control","Power Supply" の頭文字に該当する大文字と、ターミナル10を基準とする上記の引き渡しの方向を示す"input","output","input/output"を
意味する小文字とから構成される。
接栓座10Jのピンの内、Cグループのピンは接続検出部11の入力に接続され、その接続検出部11の出力は制御部12の第一の入力ポートに接続される。制御部12の第二の入力ポートには操作部13の出力が接続され、その制御部12の第一の出力ポートは信号処理部14の第一の入力ポートに接続される。これらの制御部12および信号処理部14のバス端子は、記憶部15の対応するポートに接続される。なお、記憶部15は、例えば、所定の領域管理の下でアクセスされるハードディスク装置やICメモリとして構成される。信号処理部14の第一の出力ポートは、表示部16の第一の入力に接続される。表示部16の第二の入力には制御部12の第二の出力ポートが接続され、その制御部12の第三の出力は電源回路17の制御端子に接続される。
また、接栓10Pのピンの内、Piグループのピンはビデオ入力処理部18の入力に接続され、Siグループのピンは、音声入力処理部19の入力に接続される。これらのビデオ入力処理部18および音声入力処理部19の出力は、信号処理部14の第二および第三の入力ポートにそれぞれ接続される。信号処理部14の第二の出力ポートは、ビデオ出力処理部20を介して接栓座10JのPグループのピンに接続される。信号処理部14の第三の出力ポートは、音声出力処理部21を介して接栓座10JのSグループのピンに接続される。接栓10PのCioグループのピンは制御部12の入出力ポートに接続され、その接栓10PのPSiグループのピンは電源回路17の入力に接続される。
次に、HMD30の電気的構成及び各部の接続関係を説明する。
HMD30には、前述したとおり、ターミナル10との電気的な接続を実現する接栓31Pの他に、表示器32、ヘッドホン33L、33R、操作部34、及びHMDを制御するHMD制御部35等が備えられる。
表示器32およびヘッドホン33L、33Rは、接栓31Pのピンの内、既述のPグループおよびSグループに対応するピンにそれぞれ接続される。HMD制御部35は、接栓31Pおよびターミナル10の接栓座10Jの対応するピンを介して、ターミナル10の制御部12の特定の入出力ポートに接続される。操作部34の出力は、接栓31Pのピンの内、既述のCグループに対応するピンの一部に接続される。
そのCグループの残りピン(以下、「サブCグループのピン」という。)は、図1の右上部に拡大されて示されるように、HMD30の構成(種別も含む)に対応した組み合わせに応じて予め接地される。これらのサブCグループのピンは、上記の接地の基準となるアース端子GNDに併せて、ターミナル10に対する二値情報の引き渡しに個別に用いられる。この二値情報により、ターミナル10は、ターミナル10の接栓座10Jに接続されたデバイス(以下、「被接続デバイス」という。)の構成を識別することが可能になる。他のデバイスとの区別のため、前記二値情報は、例えば、以下の各二値情報によって構成される。
(a) 被接続デバイスが、画像信号のみの再生が可能なデバイスhmd(以下、「ヘッドマウントディスプレイ」という。)であるか否かを示す第一の二値情報。
(b) 被接続デバイスが、画像信号と音声信号との双方の出力が可能なデバイスhmd・hp(以下、「ヘッドマウントディスプレイ・ヘッドホン」)であるか否かを示す第二の二値情報。
(c)被接続デバイスが、 音声信号のみの再生が可能なデバイスhp(以下、「ヘッドホン」という。)であるか否かを示す第三の二値情報。
(d) 被接続デバイスが、既述の操作部34に相当する操作部opを含んでいるか否かを示す第四の二値情報。
因みに、HMD30は、ヘッドホンと表示器との双方を含むので、ヘッドマウントディスプレイ・ヘッドホン(b)である。
なお、本実施形態のターミナル10には、1つの被接続デバイス(図1ではHMD30)が直接接続されているが、このような被接続デバイス(図1ではHMD30)は、例えば、図1のほぼ右中央部に二点鎖線の枠で示されるリモコン50を介して接続されてもよい。また、ターミナル10には、複数の被接続デバイスが直列に接続されてもよい。また、これらの複数の被接続デバイスは、1つまたは複数の接栓座(ターミナル10に接線座10Jと共に備えられる)を介して並列に接続されてもよい。
なお、上述したリモコン50は、被接続デバイス(図1ではHMD30)の操作部に相当する操作部52と、ターミナル10の接栓座10Jに適合した接栓51Pと、被接続デバイス(図1ではHMD30)の接栓31Pその他の被接続デバイスとの接続に適した接栓座51Jとを備える。操作部52、接栓51P、接栓座51Jは、3者間の中継を実現する布線を介して接続される。また、このようなリモコン50には、ターミナル10の表示部16に相当する表示器が併せて備えられてもよい。
次に、クレードル40の電気的構成及び各部の接続関係を説明する。
クレードル40の接栓座41Jは、ターミナル10の接栓10Pを介してターミナル10との電気的な接続を実現する。その接栓座41Jのピンの内、既述のPiグループ、Siグループ、CioグループおよびPSiグループに対応するピンには、ビデオ入力端子42、音声入力端子43、制御入出力端子44および電源入力端子45がそれぞれ接続される。これらの端子を介してクレードル40は情報端末(コンピュータなど)に接続可能である。
次に、本実施形態の電気的構成要素の基本的な動作を説明する。ここでは、ターミナル10の被接続デバイスがHMD30であり、リモコン50が利用されない場合について説明する。
ターミナル10に備えられた電源回路17は、図示されないバッテリを有し、クレードル40から供給される電力を、そのバッテリに蓄積する。このとき電力は、クレードル30に備えられた電源入力端子45、クレードル30の接栓座41J、ターミナル10の接栓10Pを順に介して電源回路17へと供給される。さらに、電源回路17は、このようにしてバッテリに蓄積された電力を、ターミナル10の各部に駆動電力として供給し、かつHMD30にも駆動電力を供給する。このうち、HMD30への駆動電力は、ターミナル10の接栓座10Jの所定のピンと、HMD30の接栓31Pの所定のピンとを介して供給される。
クレードル40のビデオ入力端子42には、情報端末から画像信号が入力される。この画像信号は、クレードル40の接栓座41Jおよびターミナル10の接栓10Pを介してターミナル10のビデオ入力処理部18へ入力される。ビデオ入力処理部18は、その画像信号にA/D変換その他の処理を施すことによってディジタル画像情報を生成し、そのディジタル画像情報を信号処理部14に与える。
クレードル40の音声入力端子43には、情報端末から音声信号が入力される。この音声信号は、クレードル40の接栓座41Jおよびターミナル10の接栓10Pを介してターミナル10の音声入力処理部19へ入力される。音声入力処理部19は、その音声信号にA/D変換その他の処理を施すことによってディジタル音声情報を生成し、そのディジタル音声情報を信号処理部14に与える。
ターミナル10の制御部12は、下記の指示や状態の全てまたは一部に応じて、所定の処理を行い、かつ必要に応じて信号処理部14に信号処理を指定する。
(a) ターミナル10の操作部13を介してユーザが与える指示。
(b) クレードル40の制御入出力端子44を介して情報端末(パソコンその他)から与えられる指示。
(c) HMD30の操作部34がユーザによって操作されたときにHMD30から引き渡されるHMD30の状態に関する情報。
なお、情報(c)は、接栓31P、接栓座10Jおよび接続検出部11を介して制御部12へと引き渡される。
このようにして得られた指示や情報に基づいて制御部12は信号処理部14などの各部を制御する。信号処理部14は、制御部12からの制御を受け、例えば、上記の画像情報と音声情報との双方または何れか一方(以下、単に「ディジタルコンテンツ」という。)を適切なファイルフォーマットで記憶部15に蓄積する。
ここで、ディジタルコンテンツの種類には、例えば、音声情報と画像情報(動画像情報)とを含む音声付き映像コンテンツと、音声情報のみを含む音声コンテンツと、画像情報(静止画像情報)のみを含む画像コンテンツなどがあるが、ここでは、記憶部15に蓄積されたディジタルコンテンツが、音声付き映像コンテンツであった場合の処理を説明する。
信号処理部14は、その記憶部15に既に蓄積されている所望のディジタルコンテンツ(ここでは音声付き映像コンテンツ)を読み出すと、そのディジタルコンテンツ(ここでは音声付き映像コンテンツ)に含まれる画像情報をビデオ出力処理部20に引き渡し、そのディジタルコンテンツ(ここでは音声付き映像コンテンツ)に含まれる音声情報を音声出力処理部21に引き渡す。なお、記憶部15に対する書き込みおよび読み出しの対象となる記憶領域は、信号処理部14または制御部12が行う領域管理の下で定まる。
ビデオ出力処理部20は、上述した画像情報にD/A変換その他の処理を施すことによって画像のアナログ信号を生成し、かつHMD30に対し、このようなアナログ信号を引き渡す。また、音声出力処理部21は、上述した音声情報にD/A変換その他の処理を施すことによって音声のアナログ信号を生成し、かつHMD30に対し、このようなアナログ信号を引き渡す。これらの画像及び音声のアナログ信号(ここでは音声付き映像コンテンツ)の引き渡しは、ターミナル10の接栓座10JおよびHMD30の接栓31Pを介して行われる。
HMD30では、表示器32やヘッドホン33L、33Rを介してユーザに、ターミナル10から出力されたコンテンツ(ここでは音声付き映像コンテンツ)を提供する。このとき、ターミナル10から引き渡された音声のアナログ信号は、ヘッドホン33L,33Rへ与えられ、ターミナル10から引き渡された画像のアナログ信号は、表示器32へ与えられる。
また、HMD30のHMD制御部35は、ヘッドホン33L、33Rの出力を制御する図示されていないボリュームを制御している。このボリュームの制御は、操作部34の操作内容に応じて行われる。したがって、ユーザは、操作部34を適切に操作することにより、ヘッドホン33L,33Rから発せられる音声の音量を変更することが可能である。
また、ターミナル10の信号処理部14は、ターミナル10の表示部16と、HMD30の表示器32との双方または何れか一方に、例えば以下の情報を画像として出力することもできる。
(a) 記憶部15に蓄積されるディジタルコンテンツのコンテンツ情報。
(b)ユーザへ通知されるべきメッセージ。
なお、メッセージ(b)は、ターミナル10の操作部13の操作内容や、HMD30の操作部34の操作内容や、HMD30の表示器32の移動などの「本システムの操作」に応じてユーザに通知されるものである。
以下、コンテンツ情報(a)やメッセージ(b)の表示された画面を、「操作メニュー」と称す。この操作メニューを目視しながら、ユーザは、再生開始などの適切な指示をターミナル10へ与えることができる。
なお、ターミナル10の表示部16には、このような操作メニューに加え、コンテンツに含まれる画像が表示可能であっても構わないが、ここでは簡単のため、操作メニューのみが表示されるものとする。
次に、本実施形態の機械的構成を説明する。
ここでも、ターミナル10の被接続デバイスがHMD30であり、リモコン50が利用されない場合について説明する。
図2(a) はコンテンツ再生システムの全体構成図であり、図2(b) はHMD30を構成する収納ケース65の一部断面図である。
図2(a)に示すとおり、HMD30において、ヘッドホン33L、33Rはヘッドホンアーム61の両端に取り付けられる。ヘッドホンアーム61は、弧状に成形された部材からなる。表示器32は、ディスプレイアーム64の一端に取り付けられる。ディスプレイアーム64は、所定の曲率で成形されてなる。そのディスプレイアーム64の他端は、収納ケース65によって保持される。この収納ケース65は、図2(b)に示すとおり、ディスプレイアーム64が収納可能な中空部65Sと、その中空部65Sに配置された複数の軸受からなる案内部材65Gとを有する。さらに、図2(a)に示すとおり、収納ケース65の側壁には、ヘッドホン33Lに係合可能であってケーブル接続部63を兼ねる支持部材65Aが備えられる。また、支持部材65Aと収納ケース65との間には、ディスプレイアーム64を矢印方向に回動可能な関節機構が備えられている。なお、このケーブル接続部63は、既述の接栓31P(図2では不図示)、ケーブル62、接栓座10J(図2では不図示)を介してターミナル10に接続される。これによって、HMD30の表示器32は、ターミナル10(ターミナル10のビデオ出力処理部20の出力)に接続されることになる。その接続は、ディスプレーアーム64の内部および収納ケース65の中空部65Sを介してケーブル接続部63の内部に至る布線と、ケーブル62の芯線の内、既述のPグループのピンに割り付けられた芯線とが、ケーブル接続部63の内部で結合することによって図られる。
また、HMD30のHMD制御部35(図2では不図示)は、例えば、ケーブル接続部63の内部に配置される。さらに、そのHMD制御部35は、案内部材65Gに沿ったディスプレイアーム64の可動に必要な動力を与えるモータ65Mと、そのディスプレイアーム64の位置を検出するセンサ(図示されない。)とに、上述した布線を介して接続される。また、支持部材65Aと収納ケース65との間に備えられた関節機構部分にも、不図示のセンサを有し、HMD制御部35に接続されている。
そして、HMD制御部35は、センサによりディスプレイアーム64が収納ケース65に収納された状態か否か、表示器32がユーザの眼前にある状態か否かなどを検出し、センサからの結果と制御部12からの指示に応じて、モータ65Mを制御したり、表示器32を眼前に移動させる様に音声等のメッセージを音声出力処理部に出力したりする。
このようなHMD制御部35によるディスプレイアーム64の繰り出しおよび収納のタイミングは、操作部34の操作内容により決定される。したがって、ユーザは、操作部34を適切に操作することにより、ディスプレイアーム64の繰り出しおよび収納を所望のタイミングで行うことができる。
次に、図1に基づき本実施形態の特徴動作を説明する。
本実施形態の特徴は、ターミナル10において制御部12および信号処理部14が行う下記の処理にある。この処理は、接続検出部11との連係の下で行われる。
ターミナル10では、接続検出部11および制御部12は、被接続デバイスの構成が下記の何れに該当するかを識別する。
(a) 操作部を備えないヘッドマウントディスプレイ。
(b)操作部を備えないヘッドマウントディスプレイ・ヘッドホン。
(c)操作部を備えないヘッドホン。
(d) 被接続デバイスの接続は無し。
(a’) 操作部を備えたヘッドマウントディスプレイ。
(b’)操作部を備えたヘッドマウントディスプレイ・ヘッドホン。
(c’)操作部を備えたヘッドホン。
因みに、被接続デバイスがHMD30であるときには、操作部を備えたヘッドマウントディスプレイ・ヘッドホン(b’)に該当すると識別される。
この識別は、被接続デバイスの上述したサブCグループに属するピンの状態(またはそのピンの組み合わせ)に基づいて行われる。なお、各種の被接続デバイスは、何れも接栓座10Jに整合する接栓を有し、共通のピン配置に基づいて接続される。また、各種の被接続デバイスにおいて、ピンの接地は、被接続デバイスに設けられた配線パターン等により施される。
また、被接続デバイスが操作部を備えているか否かに関しては、既述の第四の二値情報に基づき判別される。また、被接続デバイスの種別に関しては、既述の第一ないし第三の二値情報の論理値に基づいて識別される(二値情報は、被接続デバイスから接栓座10Jおよび接続検出部11を介して制御部12へ引き渡される)。
仮に、被接続デバイスに操作部が含まれる場合((a’),(b’),(c’))は、制御部12は、被接続デバイスの操作部およびターミナル10の操作部13の各操作内容に基づいてターミナル10や被接続デバイスの各部の制御を行う。但し、被接続デバイスがリモコンを介してターミナル10に接続された場合、制御部12は、被接続デバイスの操作部、ターミナル10の操作部13、リモコンの操作部の各操作内容に基づいてターミナル10や被接続デバイスの各部の制御を行う。
しかし、反対に、被接続デバイスに操作部が含まれない場合((a),(b),(c))には、制御部12は、ターミナル10に備えられた操作部13のみの操作内容に基づいてターミナル10や被接続デバイスの各部の制御を行う。但し、被接続デバイスがリモコンを介してターミナル10に接続された場合、制御部は、ターミナル10の操作部13、リモコンの操作部の各操作内容に基づいてターミナル10や被接続デバイスの各部の制御を行う。
つまり、ユーザは、被接続デバイスの操作部、リモコンの操作部、ターミナル10の操作部13の何れか1つを操作することにより、ターミナル10に対し指示を与えることができる。
さらに、制御部12は、このようにして識別された被接続デバイスの構成(種別)と、ユーザによって与えられた指示(例えば、被接続デバイスの各部にユーザが触れることによって、音声情報や画像情報が再生可能となったことを示す通知)とに基づいて、その被接続デバイスの有効な構成および状態を識別する。
例えば、制御部12は、被接続デバイスが、操作部を備えたヘッドマウントディスプレイ(a’)、又は操作部を備えたヘッドマウントディスプレイ・ヘッドホン(b’)であるとき、その被接続デバイスの操作部の操作内容に基づき、被接続デバイスによる画像情報の出力が有効であるか否かを判別する。画像情報の出力が有効な状態とは、被接続デバイスの表示器がユーザの目に正対し、そのユーザの網膜に対する画像情報の投影が可能な状態である。以下、この状態を、「可視状態」という。
また、制御部12は、被接続デバイスが操作部を備えたヘッドホン(c’)、又は操作部を備えたヘッドマウントディスプレイ・ヘッドホン(b’)であるときに、その被接続デバイスの操作部の操作内容に基づき、被接続デバイスによる音声情報の出力が有効であるか否かを判別する。音声情報の出力が有効な状態とは、ヘッドホンのボリュームが「0」以外の値に設定され、ユーザの耳へ音声を発することが可能な状態である。以下、この状態を「可聴状態」という。
さらに、本実施形態の制御部12は、被接続デバイスが可視状態であるか否かによって異なる動作をし、また、被接続デバイスが可聴状態であるか否かによっても異なる動作をする。
次に、制御部12の動作を詳細に説明する。
ここでも、被接続デバイスがHMD30であり、リモコン50は利用されない場合について説明する。また、ディスプレイアーム64の繰り出し/収納の操作の機能は、HMD30の操作部34だけでなく、ターミナル10の操作部13にも割り付けられているものとする。また、ターミナル10の操作部13には、各種コンテンツの再生操作の機能、HMD30のヘッドホン33L,33Rに対する音質及び音量可変操作の機能、HMD30の表示器32に対する画質調整の機能、表示器32に対する明るさ調整の機能等も割り付けられているものとする。
(HMD30が可視状態から不可視状態へ移行したときの制御部12の動作)
HMD30のディスプレイアーム64が収納ケース65に収納されている状態においては、制御部12はHMD制御部35から送られる信号を基に、表示器32が不可視状態にあることを認識している。このような状態において、制御部12は、表示器32の画像信号出力に関する部分を制御対象から外す。具体的には、ビデオ出力処理部20の駆動停止、及び電源回路17からビデオ出力処理部20への電力供給の停止を行なう。そして、停止が確認された部分を制御対象から外す。また、制御部12は、HMD制御部35に対し、HMD30の表示器32への電力供給を停止させる。これらの制御により、消費電力の低減と制御部12の負荷の低減が達成する。
更に、制御部12は、ビデオ入力処理部18への電力供給を開始するように電源回路17へ指示し、そして、制御部12はビデオ入力処理部18の制御を開始する。このようにして、録画可能状態にしておくことで、映像を見ていない状態では、映像が記録できるように制御している。
また、次のような制御も制御部12が行なう。ターミナル10の操作部13へ入力された操作のうち、ディスプレイアーム64への繰り出し操作、音声コンテンツの再生操作、音質及び音量可変操作、表示部16への表示に関する操作などを受け付け、一方、HMD30の表示器32に関する操作を受け付けないようになっている。具体的には、HMD30の表示器32への画質、明るさに関する調整や、音声付き映像コンテンツおよび画像コンテンツの再生操作が実行不可能又は入力指示不可能とするように、操作部13、34の機能や、表示部16に表示する操作メニューの内容を変えている。
(HMD30が不可視状態から可視状態へ移行したときの制御部12の動作)
HMD30のディスプレイアーム64が繰り出され、HMD30の表示器32が可視状態になったことをHMD制御部35が認識すると、その情報を含んだ信号を制御部12に送信する。制御部12はこれを受け、電源回路17にビデオ出力処理部20への電源供給の開始を指示し、ビデオ出力処理部20の制御を開始する。更に、HMD30の表示器32への電力供給も開始するようにHMD制御部35に指示する。
一方、ビデオ入力処理部18は制御部12による制御対象から外され、制御部12は電源回路17へ、ビデオ入力処理部18に対する電力供給の停止の指示を行う。
このようにして、HMD30の表示器32の駆動に必要な各部の制御及び電力供給を開始する。
一方、表示器32の駆動により、表示に必要の無い部分への制御及び電力供給は停止させている。例えば、HMD30が可視状態に移行した直後、制御部12は、HMD30の表示器32に対し、操作メニューを表示させる。このときには、表示部16に対する操作メニューの表示は不要になるので、その表示部16を自動的に駆動停止(電力供給を停止)にする。或いは、制御部12は、表示部16を自動的に駆動停止にする代わりに、或る特段の操作がなされたタイミングで表示部16を駆動停止にしてもよい。
ところで、操作に関しても次のように変化する。今まで操作が受け付けられない又は入力指示不可能となっている音声付き映像コンテンツおよび画像コンテンツの再生操作やHMD30の表示器32への各種調整が可能となるように、操作メニューの表示が変化する。もちろん、この際には音声コンテンツの再生操作や音に関する各種調整は実行できるようになっている(以上、可視状態へ移行したときの動作)。
このように本実施形態では、HMDの表示器32が可視状態なのか、不可視状態かによって、再生可能なコンテンツが制限されたり、操作・制御できる項目が制限されたりしている。それゆえ、ユーザは現在の各デバイスの状態において、不適当な操作を選ぶことが無くなり、無駄な操作の実行を防ぐことが可能となる。もちろん、誤操作の防止にも役立つ。
次に、HMD30の表示器32が可視状態であるときに、HMD30が可聴状態と不可聴状態との間で変化したときの制御部12の動作を説明する。
(HMD30が可聴状態から不可聴状態へ移行したときの制御部12の動作)
HMD30内のボリュームが「0」以外に設定された状態から、HMD30内のボリュームが出力が「0」に設定されたとき、HMD制御部35は操作部34の操作内容からそれを検出すると、その情報を制御部12に送信する。制御部12はそれを受けて、音声出力に関する部分を制御対象から外す。具体的には、音声出力処理部21の駆動停止及び電源回路17へ音声出力処理部21への電力供給の停止を行なう。そして、停止が確認された部分を制御対象から外す。これらの制御により、消費電力の低減と制御部12の負荷の低減が達成する。
更に、制御部12は、音声入力処理部19への電力供給を開始するように電源回路17へ指示し、そして、制御部20は音声入力処理部19の制御を開始する。このようにして、録音可能状態にしておくことで、音声を聴取していない状態では、音声が記録できるように制御している。
また、次のような制御も制御部12が行なう。操作部13へ入力された操作のうち、デイスプレイアーム64への繰り出し操作、映像コンテンツの再生操作、画質及び明るさ調整操作、表示部16への表示に関する操作などを受け付け、一方、ヘッドホン33L,33Rに出力される信号を扱う各部の操作を受け付けないようになっている。具体的には、音質に関する調整や、音声コンテンツの再生操作が実行不可能又は入力指示不可能となるように、操作部13、34の機能や表示部16に表示する操作メニューの表示(内容)を変えている。
(HMD30が不可聴状態から可聴状態へ移行したときの制御部12の動作)
一方、反対にボリュームを上げて、ヘッドホンから音声出力ができるようになった状態にした場合には、先のように音声出力処理部21の電力供給が開始され、制御部12による音声出力処理部21の制御が行なわれる。また、音声コンテンツの選択や音質に関する調整も行なえるように操作メニューの内容が変更される。なお、音声入力処理部19については、駆動が停止され電力供給が実施されないように電源回路17が制御される(以上、可聴状態へ移行したときの動作)。
このように、本実施形態では、HMD30の各部の駆動状況に応じてターミナル10が制御されることにより、無駄な電力消費を低減し、かつユーザに不要な操作を選択させる可能性を少なくすることができる。
なお、本実施形態の制御部12は、HMD30の可視状態と不可視状態との判別を、操作部34の操作内容に基づき行ったが、ディスプレイアーム64の位置検出用のセンサ(上述)の出力に基づき行ってもよい。
また、本実施形態のHMD30は、ディスプレイアーム64の繰り出しおよび収納がモータによって電動化されていたが、手動で行われることとしてもよい。その場合であっても、ディスプレイアーム64の駆動部分にポジションセンサ(メカニカルスイッチなどが利用可能)を設ければ、上述した説明と同様に、可視状態と不可視状態とを判別することが可能となる。
[第二の実施形態]
次に、第二の実施形態として、ターミナル10がクレードル40に接続されたときの制御を説明する。ここでは、第一の実施形態との相違点のみ説明する。
制御部12は、ターミナル10がクレードル40に接続されたかどうかを所定の頻度で識別する。なお、接栓10Pに図示されていないメカニカルスイッチを設け、クレードル40の接栓座41Jが接栓10Pに接続されると、メカニカルスイッチがONとなり、接続されたか否かを示す二値情報の論理値の変化として識別される。
また、制御部12は、ターミナル10がクレードル40に接続されたことを識別すると、被接続デバイスがHMD30である場合には、以下の処理の何れかを行う。
〔1〕HMD制御部35と連係することによって、ディスプレイアーム64が案内部材65Gに沿って収納ケース65の内部に自動的に収納し、表示器32を退避させるようにモータ65Mを制御する。さらに、ディスプレイアーム64が収納ケース65の内部に収納(退避)されたことを上述したセンサを介して識別すると、モータ65Mを停止し、モータ65Mへの電力の供給を取り止める。
〔2〕また、モータ65Mによるディスプレイアーム64の収納の前に、信号処理部14を介して表示部16、表示器32およびヘッドホン33L、33Rの全てまたは一部を介してユーザに、画像情報や音声情報のメッセージとして、「表示器32を退避させて下さい」との通知を行う。さらに、ディスプレイアーム64が収納ケース65の内部に収納(退避)されたことを上述したセンサおよび退避制御部35を介して識別すると、このメッセージの出力を取り止める。
すなわち、ユーザが行うターミナル10の「取り扱い」に応じて、そのターミナル10にクレードル40が接続されると、ディスプレイアーム64は収納ケース65の内部に自動的に収納(退避)される。あるいはこのような収納(退避)にかかわる操作が自動的にユーザに促される。
したがって、本実施形態によれば、収納ケース65にディスプレイアーム64が収納(退避)されない状態が長時間継続することがないので、ディスプレイアーム64や表示器32に人体その他の物体が接触して発生する故障の可能性とが大幅に少なくなる。
更に、ディスプレイアーム64が収納され、表示器32が不可視状態になったことで、先の第一の実施形態で述べたように、制御部12は、表示器32へ映像信号出力に関する部分を制御対象から外す。具体的な動作は、第一の実施形態と同じなので、ここでの説明は省略する。
なお、クレードル40に接続された際には、ターミナル10への記録(録音や録画)や充電であるケースが多いので、自動的にヘッドホン33L、33Rへの音声出力も停止するような制御を行なっても良い。
しかしながら、音声出力については、操作部13やリモコンの操作部52の操作により、出力できるようにすることが好ましい。例えば、クレードル40にターミナル10を接続させながら、聴取や視聴したい要望をかなえるためには、少なくとも音声出力の操作は可能にし、更にディスプレイアーム64を収納ケース65から引き出す操作を更に行なうことで、映像出力を表示器32に表示できるようにすることが好ましい。
なお、本実施形態では、例えば、ターミナル10にHMD30(既述のhmdとhmd・hpとの何れであってもよい。)が接続された状態でそのターミナル10とクレードル40との接続が解除されたことが検出されたときには、制御部12が主導的に応答し、ディスプレイアーム64を収納ケース65に対する収納(退避)を、自動的に解除してもよい。
ところで、ターミナル10は、クレードル40に接続されると、「録画モード」、「録音モード」、「録画・録音モード」の何れかのモードに自動的に移行しても良い。
本実施形態によれば、クレードル40を介してターミナル10の内部に録画や録音を行うためにユーザが行う操作が大幅に簡略化される。
なお、「録音モード」と「録画・録音モード」とにおいて記憶部15にコンテンツとして蓄積されるファイルの形式は、例えば、所定の拡張子で示されるMP3形式とMPEG2−AAC(Advanced Audio Coding)形式とであることが望ましいが、既述のマンマシンインタフェースに基づいて別途設定され、あるいは選択されてもよい。
さらに、本実施形態では、ビデオ出力処理部20や音声出力処理部21は、被接続デバイスに応じて設定等の駆動が停止される場合には、動作と駆動電力の供給との双方または何れか一方が規制されてもよい。
[第一の実施形態および第二の実施形態の補足]
なお、上述した各実施形態では、被接続デバイスおよびクレードル40とターミナル10との接続と、その被接続デバイスの構成あるいは状態との検出は、既述の第一ないし第四の二値情報の論理値に基づいて行われている。しかし、このような検出は、以下の何れに基づいて実現されてもよく、かつ被接続デバイスおよびクレードル40とターミナル10との如何なる機能分散の下で実現されてもよい。
(1) 接栓座10Jの何れかのピンを介して被接続デバイスに接続される布線の電位やインピーダンス
(2) その布線を介して被接続デバイスから引き渡される情報
(3) この布線を介して行われる被接続デバイスとの連係の手順
(4) クレードル40からビデオ入力処理部18や音声入力処理部19に入力される画像信号や音声信号の有無あるいはレベル
(5) 接栓10Pの何れかのピンを介してクレードル40に接続される布線の電位やインピーダンス
(6) その布線を介してクレードル40から引き渡される情報
(7) この布線を介して行われるクレードル40との連係の手順
また、上述した各実施形態では、制御部12は、被接続デバイスから引き渡される既述の第一ないし第三の二値情報の論理値に基づいて識別される被接続デバイスの構成(種別)を勘案しつつ、ユーザによって与えられた指示に基づいて実効デバイス(被接続デバイスの有効な要素)を識別している。しかし、このような実効デバイスは、既述の第一ないし第三の二値情報(これらの二値情報と共にターミナル10に引き渡される所定の数の二値情報が含まれてもよい。)の組み合わせとして、制御部12によって直接識別されてもよい。前記二値情報は、HMD30において操作部34を介して行われた操作に応じて変化し、その操作部34によって接続検出部11に引き渡される。
また、記録モードの際には、クレードルに入力されている信号を検出して、その信号の適性に応じて、適当なファイルフォーマットで記録できるように信号処理部14が行なっても良い。
また、本発明の実施形態の一例として、制御部12で行なっていた上述の機能を情報端末(例えば、パーソナルコンピュータ)で行なっていても良い。その場合、クレードル40の制御入出力端子とパーソナルコンピュータとが接続されることになる。また、その際には、所定のソフトウェアがそのパーソナルコンピュータにインストールされる。このソフトウェアは、上述の制御部12で行なっていたプログラムをパーソナルコンピュータで操作するものである。なお、クレードル40とパーソナルコンピュータとの接続は、USB(登録商標)やFire wire(登録商標)などのシリアルバスで行っても良い。その際、音楽データや映像データなどの同一端子からやり取りすることが可能となり、もちろんターミナル10の制御も同一端子からやり取り可能である。
さらに、上述した各実施形態では、実効デバイスその他の条件に基づく稼働や操作の許否と、駆動電力の断続と、再生可能なコンテンツの切り替えとの設定は、被接続デバイスに備えられた対応する回路に対して行われてもよい。
また、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲において多様な実施形態が可能であり、かつ構成装置の全てまたは一部に如何なる改造が施されてもよい。
[第三の実施形態]
以下、図面に基づいて本発明の第三の実施形態について詳細に説明する。ここでは、第一の実施形態との主な相違点を説明する。主な相違点は、制御部12の動作にあるが、この説明では、説明に関係しない部分が省略された図3を用いる。図3において、点線で示すのは、制御部12から各部へ与えられる制御信号の経路である。
また、図3に示すHMD30には、メカスイッチ(メカニカルスイッチ)36が備えられている。メカスイッチ36は、例えば、ディスプレイアーム(図2符号64)が繰り出され、可視状態が確保されたときにのみオンされるものであり、ディスプレイアームが退避又は収納されるとオフされる。このメカスイッチ36は、例えば、収納ケース(図2符号65)の内部に設けられる。
HMD制御部35は、このメカスイッチ36の出力に基づき、HMD30が可視状態にあるか否かを示す信号(ステータス信号)を生成し、それをターミナル10の制御部12へ所定の頻度で送信する。制御部12は、このステータス信号を受信し、HMD30が可視状態にあるか否かをモニタする。
また、ターミナル10の記憶部15には、音声情報と画像情報(動画像情報)とを含む音声付き映像コンテンツDmovieと、音声情報のみを含む音声コンテンツDaudioと、画像情報(静止画像情報)のみを含む画像コンテンツDphotoとが格納される。
また、ターミナル10の制御部12は、操作部13の操作内容に応じて、ターミナル10のモードを各種のモードに切り替える。
本実施形態のモードには、複数種類の再生モード、すなわち、音声付き映像コンテンツDmovieの再生が可能な「ムービーモード」と、音声コンテンツDaudioの再生が可能な「オーディオモード」と、画像コンテンツDphotoの再生が可能な「フォトモード」とがある。
また、本実施形態のモードには、ユーザがこれら複数種類の再生モードのうち1つを選択してターミナル10へ設定するための「設定モード」もある。なお、この設定モードにおいてユーザが設定可能なモードの1つに、「記録モード」が用意されていてもよい。記録モードは、情報端末から入力される各種のコンテンツを記憶部15へと記録可能なモードである。
次に、本実施形態の制御部12の動作を説明する。
図4は、本実施形態の制御部12の動作フローチャートである。
図4に示すとおり、制御部12は、ステータス信号によりHMD30が可視状態にあるか否かを判別する(ステップS11)。
可視状態と判別された場合(ステップS11YES)、制御部12は、設定モード用の操作メニューをHMD30の表示器32に対し表示する(ステップS12)。このとき、信号処理部14は、制御部12の指示の下、その操作メニューを表示するための画像信号を生成し、それをビデオ出力処理部20へ与える。設定モード用の操作メニューの詳細は、後述する。
また、ステップ12と略同じタイミングで、制御部12は、ターミナル10の操作部13に対し、設定モード用の機能を割り付ける(ステップS13)。設定モード用の機能の詳細は、後述する。これによって、ターミナル10が、設定モードとなる。この設定モードにおいて、ユーザは、ターミナル10の操作部13を操作し、ターミナル10を所望の再生モードに設定することができる(ステップS14)。
さらに、制御部12は、HMD30が可視状態にあるか否かの判別を続ける(ステップS15)。
そして、HMD30が可視状態から不可視状態へと移行すると(ステップS15NO)、制御部12は、オーディオモードの操作メニューをターミナル10の表示部16に対し表示する(ステップS16)。このとき、信号処理部14は、制御部12の指示の下、その操作メニューを表示するための画像信号を生成し、それを表示器16へ与える。オーディオモードの操作メニューの詳細は、後述する。
また、ステップS16と略同じタイミングで、制御部12は、ターミナル10の操作部13に対し、オーディオモード用の機能を割り付ける(ステップS17)。オーディオモード用の機能の詳細は、後述する。これによって、ターミナル10がオーディオモードとなる。このオーディオモードにおいて、ユーザは、ターミナル10の操作部13を操作し、音声コンテンツの再生を行うことができる(ステップS18)。
さらに、制御部12は、HMD30が可視状態にあるか否かの判別を続ける(ステップS19)。
そして、HMD30が不可視状態から可視状態へと移行すると(ステップS19YES)、制御部12は、ステップS12に戻り、ターミナル10を設定モードへと移行させる。
なお、消費電力節減のため、制御部12は、HMD30が可視状態にある期間(ステップS11,S15,S19の判別がYESとなる期間)には、ターミナル10の表示部16に対する電力供給を停止する。電力供給の停止動作等に関しては、第一の実施形態において説明したとおりである。
また、消費電力節減のため、制御部12は、HMD30が不可視状態にある期間(ステップS11,S15,S19の判別がNOとなる期間)には、HMD30の表示器32に対する電力供給を停止する。電力供給の停止動作等に関しては、第一の実施形態において説明したとおりである。
次に、HMD30が可視状態へ移行したときの本実施形態の動作を、ユーザ側から見た動作として説明する。
図5は、HMD30が可視状態にあるときの様子を示す図である。図5の左側に示すのが、ターミナル10の正面図であり、図5の右側に示すのが、HMD30の表示器32に表示される表示画面32Aである。ターミナル10の前面には、表示部16と共に、操作部13として、決定釦13a、上釦13b、下釦13c、左釦13d、右釦13eが配置される。
図5(a)は、HMD30が不可視状態から可視状態へと移行した直後の様子である。
このとき、ターミナル10は設定モードになるので、HMD30の表示画面32Aには、設定モード用の操作メニューImodeが表示される。また、省電力のため、ターミナル10の表示部16はオフされる。操作メニューImodeには、各種の再生モードの項目、すなわち、ムービーモードの項目と、オーディオモードの項目と、フォトモードの項目とが並べて配置されている。ここでは、その配置方向を、ユーザから見た縦方向とした。また、操作メニューImodeには、何れか1つの項目を指し示すカーソルIc(短冊型のカーソル)も配置されている。
この設定モードでは、ターミナル10の上釦13bおよび下釦13cに、操作メニューImodeのカーソルIcの指示先を変更する機能(スクロール機能)が割り付けられる。また、ターミナル10の決定釦13aには、カーソルIcが指し示している再生モードにターミナル10を設定する機能が割り付けられる。このような操作部13の機能が、設定モード用の機能である。
したがって、例えば、図5(a)に示すように、カーソルIcの指示先がムービーモードの項目であるときにユーザが決定釦13aを押下すると、ターミナル10がムービーモードに移行する。
図5(b)は、ムービーモードに移行した直後の様子を示す。
このとき、HMD30の表示画面32Aには、ムービーモード用の操作メニューImovieが表示され、ターミナル10の表示部16はオフされたままである。操作メニューImovieには、記憶部15に格納されている音声付き映像コンテンツの各タイトル(タイトル1,タイトル2,タイトル3,…)の項目が並べて配置されている。ここでは、その配置方向を、ユーザから見た縦方向とした。また、操作メニューImovieには、何れか1つのタイトルを指し示すカーソルIcも配置されている。
このとき、ターミナル10の上釦13bおよび下釦13cには、そのカーソルIcを上下に移動させる機能が割り付けられる。また、ターミナル10の右釦13eには、カーソルIcが指し示しているタイトルの再生を開始する機能が割り付けられる。
したがって、例えば、図5(b)に示すように、カーソルIcの指示先がタイトル1であるときにユーザが右釦13eを押下すると、タイトル1に対応する音声付き映像コンテンツが記憶部15から読み出され、その再生が開始される(再生の方法については、第一の実施形態で説明したとおりである。)。図5(c)には、タイトル1の再生が開始されたときの様子を示した。
次に、HMD30が不可視状態に移行したときの本実施形態の動作を、ユーザ側から見た動作として説明する。
図6は、HMD30が不可視状態にあるときの様子を示す図である。
図6(a)は、HMD30が可視状態から不可視状態へと移行した直後の様子である。
このとき、ターミナル10はオーディオモードになるので、ターミナル10の表示部16には、オーディオモード用の操作メニューIaudioが表示される。また、省電力のため、HMD30の表示画面32Aはオフされる。操作メニューIaudioには、記憶部15に格納されている音声コンテンツの各タイトル(タイトル7,タイトル8,…)の項目が並べて配置されている。ここでは、その配置方向を、ユーザから見た縦方向とした。また、操作メニューIaudioには、何れか1つのタイトルを指し示すカーソルIcも配置されている。
このとき、ターミナル10の上釦13b及び下釦13cには、操作メニューIaudioのカーソルIcの指示先を変更する機能(スクロール機能)が割り付けられる。また、ターミナル10の右釦13eには、カーソルIcが指し示しているタイトルの再生を開始する機能が割り付けられる。また、ターミナル10の左釦13dには、そのタイトルの巻き戻しをする機能が割り付けられる。このような操作部13の機能が、オーディオモード用の機能である。
したがって、例えば、図6(a)に示すように、カーソルIcの指示先がタイトル7を示しているときにユーザが右釦13eを押下すると、タイトル7に対応する音声コンテンツが記憶部15から読み出され、その再生が開始される(再生の方法については、第一の実施形態で説明したとおりである。)。図6(b)には、タイトル7の再生が開始された様子を示した。
以上、本実施形態のターミナル10は、HMD30が不可視状態から可視状態へ移行したときには、設定モードへ移行するが、その反対に、HMD30が可視状態から不可視状態へ移行したときには、設定モードをスキップして自動的にオーディオモードへと移行し、操作部13の機能を、音声コンテンツの再生に関する機能のみに制限する。これによって、画像を含むコンテンツの再生に関する機能、すなわち、音声付き画像コンテンツおよび画像コンテンツの再生に関する機能は、排除される。
ここで、ユーザが、電車やバスなどの車中でHMD30を頭部へ装着し、音声付き映像コンテンツを鑑賞していることを想定する。このとき、HMD30は可視状態にあり、ターミナル10は、ムービーモードに設定されている。このユーザが降車すると、そのタイミングでHMD30のディスプレイアーム64を退避させることが多い。なぜなら、歩行中に画像を鑑賞するのは危険だからである。そのとき、本実施形態のターミナル10は、オーディオモードへ自動的に移行する。したがって、ユーザは、簡単な操作をするだけで音声コンテンツの再生を即座に開始することができる。
なお、本実施形態では、ターミナル10が自動的にオーディオモードへ移行したときには、現在のモードがオーディオモードであることをユーザに通知する必要がある。そのために、制御部12は、少なくとも自動的にオーディオモードへ移行したときには、モード情報を表示部16へ表示することが望ましい(図6(a)参照)。図6(a)では、モード情報を、「Audio」という文字情報とした。また、オーディオモードに移行したことを、音声にて通知してもよい。
また、本実施形態の制御部12は、少なくとも音声コンテンツの再生履歴を作成し、ターミナル10が自動的にオーディオモードへ移行したときに、その再生履歴に基づき動作することが望ましい。
例えば、制御部12は、図6(a)に示す操作メニューIaudioにおいて、カーソルIcの指示先を、最近(最も近い過去)に再生されたタイトルとする。そうすれば、ユーザは、ターミナル10が自動的にオーディオモードへ移行した後、右釦13eを押下するだけで、最近に再生されたタイトルを即座に再生することができる。
また、例えば、制御部12は、図6(a)に示す操作メニューIaudioにおいて、カーソルIcの指示先を、最も再生回数の多いタイトルとしてもよい。或いは、ランダムに選択されたタイトルとしてもよい。或いは、再生回数で重み付けした上でランダムに選択されたタイトルとしてもよい。
また、例えば、制御部12は、図6(a)に示す操作メニューIaudioにおいて、カーソルIcの指示先を、最近の日付の同じ時間帯に再生されたタイトルとしてもよい。このようなターミナル10の機能は、ユーザが毎日決まった時間帯に決まった動作をするような場合(例えば、電車通勤やバス通勤する場合)に便利である。
なお、本実施形態において、ターミナル10がオーディオモードへ自動的に移行する機能(自動移行機能)については、その発現の有無をユーザが予め設定可能であることが望ましい。なぜなら、音声付き映像コンテンツの鑑賞中にディスプレイアーム64を退避したとしても、そのコンテンツの音声だけを楽しみたいというユーザもいるからである。
また、本実施形態のターミナル10は、モードの自動移行を、HMD30が可視状態にあるか否かに応じて行ったが、HMD30が可聴状態にあるか否かに応じて行ってもよい。
なお、図3に示した構成において、HMD30が可聴状態にあるか否かは、HMD34の操作部34の操作内容(ボリュームに関する操作内容)からHMD制御部35が認識する。HMD34は、HMD30が可聴状態にあるか否かを示す信号(ステータス信号)を生成し、それをターミナル10の制御部12へ所定の頻度で送信する。制御部12は、そのステータス信号を受信し、HMD30が可聴状態にあるか否かをモニタする。
HMD30が可聴状態にあるか否かのみに応じてモードの自動移行を行う場合、制御部12は、以下のとおりに動作すればよい。
・HMD30が可聴状態に移行したとき→設定モードへ移行。
・HMD30が不可聴状態に移行したとき→フォトモードへ移行。
また、HMD30が可視状態にあるか否かと可聴状態にあるか否かとの双方に応じてモードの自動移行を行う場合、制御部12は、以下のとおりに動作すればよい。
・HMD30が可視状態かつ可聴状態に移行したとき→設定モードへ移行。
・HMD30が可視状態かつ不可聴状態に移行したとき→フォトモードへ移行。
・HMD30が不可視状態かつ可聴状態に移行したとき→オーディオモードへ移行。
・HMD30が不可視状態かつ不可聴状態に移行したとき→記録モードへ移行。
なお、本実施形態は、第一の実施形態の変形例であるが、第二の実施形態を同様に変形してもよい。
[第四の実施形態]
以下、図面に基づいて本発明の第四の実施形態について詳細に説明する。ここでは、第三の実施形態との主な相違点を説明する。主な相違点は、制御部12の動作、特に、音声付き映像コンテンツが再生されているときの制御部12の動作にある。
図7は、本実施形態の制御部12のムービーモード中の動作フローチャートである。
図7に示すとおり、ムービーモードでは、制御部12は、操作部13の操作内容により再生指示が入力されたことを認識すると(ステップS21YES)、記憶部15に格納されている音声付き映像コンテンツの再生を開始するよう信号処理部14へと指示を与える(ステップS22)。
その再生中、制御部12は、HMD30が可視状態にあるか否かをモニタし(ステップS23)、可視状態にある限りは(ステップS23YES)、その再生を継続させる。
その後、HMD30が可視状態から不可視状態へと移行すると(ステップS23NO)、制御部12は、その再生を停止するよう信号処理部14に対し指示を与えると共に(ステップS24)、そのときの再生位置(記憶部15の読み出し位置)を記憶する(ステップS25)。なお、この記憶は、制御部12の代わりに信号処理部14が行ってもよい。また、このとき、信号処理部14による記憶部15の読み出し動作(再生動作)は停止されるが、信号処理部14に対する電力供給は、継続される。
その停止中、制御部12は、HMD30が可視状態にあるか否かをモニタし(ステップS26)、不可視状態にある限りは(ステップS26NO)、その停止状態を継続させる。
その後、HMD30が不可視状態から可視状態へと移行すると(ステップS26YES)、制御部12は、前記記憶された再生位置から音声付き映像コンテンツの再生を再開するよう信号処理部14へと指示を与え(ステップS27)、ステップS23へ戻る。
したがって、本実施形態のターミナル10は、音声付き映像コンテンツの再生中にHMD30が可視状態から不可視状態へ移行すると、その再生を自動的に停止する。その後、HMD30が不可視状態から可視状態へ移行すると、その停止位置から再生を自動的に再開する。
したがって、本実施形態のユーザは、音声付き映像コンテンツの鑑賞中、ディスプレイアーム64を退避させるだけで、そのコンテンツの再生を停止させることができる。その後、ユーザは、ディスプレイアーム64を繰り出すだけで、そのコンテンツを停止位置から再び鑑賞することができる。
また、本実施形態では、その停止中に、信号処理部14の再生動作が停止するので、ターミナル10内の回路の演算負荷が低減され、消費電力も或る程度抑えることができる。
なお、本実施形態の制御部12は、音声付き映像コンテンツの停止期間(ステップS23NO、ステップS26NO)に、ポーズ画面の表示(停止時点に表示されていた画像の継続表示)を行ってもよい。このとき、信号処理部14は、制御部12の指示の下、ポーズ画面用の画像情報をビデオ出力処理部20へ連続的に送出する。この画像情報は、停止時点のタイミングでビデオ出力処理部20へ送出されたのと同じ画像情報である。
また、本実施形態の制御部12は、再開時の再生位置を、記憶された再生位置と同じに設定したが、記憶された再生位置より若干前(数秒前)に設定してもよい。この設定によると、音声付き映像コンテンツの一部をユーザが見逃す可能性がさらに少なくなり、再開時にコンテンツのつながりをユーザに思い出させることが可能である。
また、本実施形態の制御部12は、HMD30が不可視状態から可視状態へ移行した直後に再生の再開を行ったが、移行の直後には待機し、その後、操作部13を介してユーザが再開の指示を入力した時点で再生の再開をうこととしてもよい。
また、本実施形態の制御部12は、第一の実施形態と同様、HMD30が不可視状態にある期間(ステップS23NO、ステップS26NO)に限り、HMD30の表示器32に対する電力供給を停止してもよい。但し、その場合は、HMD30が不可視状態から可視状態へ移行した直後(ステップS26YES)、表示器32の動作が即座には安定しない可能性があるので、制御部12は、再生の再開を、表示器32の動作が安定するのを待ってから行うとよい。
また、本実施形態の制御部12は、HMD30が可視状態から不可視状態へと移行したとき(ステップS23NO)に音声付き映像コンテンツの再生を停止させたが(ステップS24)、画像の再生を継続したまま再生位置の記憶(ステップS25)のみを行ってもよい。その場合、HMD30が可視状態へと移行したときに(ステップS26YES)、記憶した再生位置から改めて再生が行われる。その場合、制御部12の動作フローチャートは、図8に示すとおりになる。図8の動作フローチャートは、図7のステップS24を省略したものに相当する。
なお、本実施形態において、ターミナル10が音声付き映像コンテンツの再生中に再生位置を制御する機能(再生位置の制御機能)については、その発現の有無をユーザが予め設定可能であることが望ましい。
また、本実施形態の再生位置の制御機能は、音声付き映像コンテンツの再生中に、HMD30が可視状態にあるか否かに応じて再生位置を制御するものであったが、以下のような再生位置の制御機能も実現可能である。
(1)音声付き映像コンテンツの再生中に、HMD30が可聴状態にあるか否かに応じて再生位置の制御を行うもの(なお、HMD30が可聴状態にあるか否かの検出は、例えば、第三の実施形態にて説明したとおりに行われる。)。
(2)音声コンテンツの再生中に、HMD30が可聴状態にあるか否かに応じて再生位置の制御を行うもの。
また、本実施形態は、第三の実施形態の変形例であったが、第一の実施形態又は第二の実施形態を同様に変形してもよい。
[第五の実施形態]
以下、図面に基づいて本発明の第五の実施形態(コンテンツ再生システム)について詳細に説明する。
図9は、第五の実施形態の電気的構成を示す図である。図9に示すとおり、本実施形態の主な特徴は、第2の被接続デバイスを接続するための接続部79がターミナル10に設けられた点にある。接続部79に接続される被接続デバイスは、図9に示すようなDVDプレーヤ80や、不図示のテレビチューナーや、不図示のディジタルカメラなどである。ここでは、接続対象がDVDプレーヤ80である場合を代表して説明する。
DVDプレーヤ80は、接続部84を介してターミナル10の接続部79に接続可能である。DVDプレーヤ80は、音声コンテンツを格納したコンパクトディスクや、画像コンテンツを格納したコンパクトディスクや、音声付き映像コンテンツを格納したDVDなどの各種のディスクを再生することが可能である。
DVDプレーヤ80には、DVDプレーヤ80の識別情報を示すプレーヤフラッグ82が設けられる。ターミナル10の制御部12は、ターミナル10の接続部79にDVDプレーヤ80が接続されると、接続部79を介してプレーヤフラッグ82を参照し、被接続デバイスの種類(ここではDVDプレーヤ80)を認識する。なお、ターミナル10の接続部79にはメカニカルスイッチなどが設けられており、制御部12は被接続デバイスの接続の有無をメカニカルスイッチの出力信号によって検出する。
DVDプレーヤ80には、ディスクを挿入可能なDVDドライブ部81が搭載される。DVDプレーヤ80の制御部83は、DVDドライブ部81に挿入されたディスクを識別すると共に、そのディスクのコンテンツリストを取得し、ディスク内のコンテンツに画像が含まれるか否かを判別することもできる(なお、ここでいう画像には映像も含まれるものとする。)。制御部83は、ディスクのコンテンツリストと画像の有無を示す情報(画像有無情報)とを接続部84を介してターミナル10へ与える。DVDドライブ部81は、ディスクに格納されたコンテンツを再生してコンテンツの信号を生成し、それを接続部84を介してターミナル10へ供給する。
ターミナル10に与えられるコンテンツリスト及び画像有無情報は、制御部12によって認識され、ターミナル10に与えられるコンテンツの信号は、信号処理部14へ入力される。
次に、ターミナル10の制御部12の動作手順を説明する。なお、ここではHMD30が可視状態にあることを前提とする。
制御部12は、接続部79に被接続デバイスが接続されたことを検知すると、プレーヤフラッグ82を参照し、被接続デバイスの種類(ここではDVDプレーヤ80)を認識する。そして、制御部12は、DVDプレーヤ80からコンテンツリスト及び画像有無情報を受信する。
但し、DVDドライブ部81にディスクが挿入されていない場合、これらの情報はDVDプレーヤ80から送信されることはないので、制御部12はターミナル10を待ち受け状態にする。
待ち受け状態では、制御部12は記憶部15に関する操作メニュー(=記憶部15に格納されたコンテンツのコンテンツリスト)を表示する。この操作メニューの表示先は、HMD30の表示器32、又はターミナル10の表示部16である。なお、表示器32へ操作メニューを表示させる方法、表示部16へ操作メニューを表示させる方法は前述したとおりである。また、このとき操作釦13に割り当てられる機能は、記憶部15に格納されたコンテンツの再生に関する機能となる。
その後、DVDドライブ部81にディスクが挿入されると、制御部12は、DVDプレーヤ80から送出されるコンテンツリスト及び画像有無情報を受信すると共に、その画像有無情報に基づき、ディスク内のコンテンツに画像が含まれるか否かを判別する。
ディスク内のコンテンツに画像が含まれていた場合、制御部12は、ディスクに関する操作メニュー(=ディスクに格納されたコンテンツのコンテンツリスト)をHMD30の表示器32へ表示させると共に、ターミナル10の表示部16の電源をOFFする。このとき操作釦13へ割り当てられる機能は、ディスクに格納されたコンテンツの再生に関する機能となる。
一方、ディスク内のコンテンツに画像が含まれていなかった場合、制御部12は、ディスクに関する操作メニュー(=ディスクに格納されたコンテンツのコンテンツリスト)をターミナル10の表示部16へ表示すると共に、ビデオ出力処理部20の駆動を停止する。このときにはHMD30の表示器32には何も表示されない。また、このとき操作釦13へ割り当てられる機能は、ディスクに格納されたコンテンツの再生に関する機能となる。
以上、本実施形態のターミナル10は、操作メニューの内容を、被接続デバイス(ここではDVDプレーヤ80)の駆動状況(ここではディスク挿入の有無)に応じて変化させる。
また、本実施形態のターミナル10は、被接続デバイス(ここではDVDプレーヤ80)に関する操作メニューの表示先を、被接続デバイス(ここではDVDプレーヤ80)から送出されるコンテンツの種類(ここでは画像が含まれるか否か)に応じて変化させる。
このようにターミナル10が被接続デバイス(ここではDVDプレーヤ80)の駆動状況に適応した動作をすれば、被接続デバイス(ここではDVDプレーヤ80)の接続時におけるターミナル10の操作性は向上する。
なお、本実施形態では、HMD30の駆動状況が不変であることを前提とし、被接続デバイスの駆動状況のみに応じて制御部12の動作を変化させたが、HMD30の駆動状況と、被接続デバイスの駆動状況との双方に応じて制御部12の動作を変化させてもよい。但しその場合、HMD30の駆動状況と、被接続デバイスの駆動状況とでは、前者が優先されることが望ましい。
また、本実施形態では、被接続デバイスをDVDプレーヤ80としたが、コンテンツの信号をターミナル10へ供給できるのであれば、テレビチューナ、ディジタルカメラ、画像ストレージャなど他の被接続デバイスであってもよい。
ディジタルカメラの場合、例えば、ディジタルカメラの電源のON/OFFに応じてターミナル10を動作させてもよい。このときのターミナル10側の動作は、例えば次のとおりである。
ディジタルカメラの電源がOFFされていたときには、制御部12はHMD30の表示器32又はターミナル10の表示部16に対し記憶部15に関する操作メニュー(記憶部15に格納されたコンテンツのコンテンツリスト)を表示し、ディジタルカメラの電源がONされていたときには、制御部12はディジタルカメラから供給される画像(スルー画像や撮影画像)をHMD30の表示器32に表示させる。

Claims (16)

  1. 音声と画像との少なくとも一方を含むコンテンツを再生するコンテンツ再生装置と、
    前記コンテンツ再生装置に接続されるデバイスとを備え、
    前記コンテンツ再生装置には、
    前記デバイスの駆動状況を認識する認識手段と、前記認識された駆動状況に応じて動作する制御手段とが備えられる
    ことを特徴とするコンテンツ再生システム。
  2. 請求項1に記載のコンテンツ再生システムにおいて、
    前記デバイスは、
    前記コンテンツ再生装置が再生するコンテンツをユーザへ出力するデバイスである
    ことを特徴とするコンテンツ再生システム。
  3. 請求項2に記載のコンテンツ再生システムにおいて、
    前記認識手段は、
    前記コンテンツに含まれる画像が前記デバイスにより有効に表示可能であるか否かを前記駆動状況として認識する
    ことを特徴とするコンテンツ再生システム。
  4. 請求項3に記載のコンテンツ再生システムにおいて、
    前記制御手段は、
    前記デバイスによる前記画像の表示が無効であるときには、前記コンテンツ再生装置の画像再生に関する部分と、前記デバイスの画像表示に関する部分との少なくとも一部の動作を制限する
    ことを特徴とするコンテンツ再生システム。
  5. 請求項4に記載のコンテンツ再生システムにおいて、
    前記コンテンツ再生装置には、
    前記画像の再生に関する情報を表示する情報表示部が備えられ、
    前記制御手段は、
    前記デバイスによる前記画像の表示が無効であるときには、前記デバイスの画像表示に関する部分の動作を制限し、かつ、前記デバイスによる前記画像の表示が有効であるときには、前記情報表示部の動作を制限する
    ことを特徴とするコンテンツ再生システム。
  6. 請求項3〜請求項5の何れか一項に記載のコンテンツ再生システムにおいて、
    ユーザからの指示を入力する指示入力手段を更に備え、
    前記制御手段は、
    前記デバイスによる前記画像の表示が無効であるときには、前記指示入力手段の入力対象から前記画像の再生に関する指示を排除する
    ことを特徴とするコンテンツ再生システム。
  7. 請求項6に記載のコンテンツ再生システムにおいて、
    前記コンテンツ再生装置は、
    画像を含む画像コンテンツと、画像を含まない非画像コンテンツとの双方を格納可能な格納手段を備え、
    前記制御手段は、
    前記デバイスによる前記画像の表示が無効であるときには、前記指示入力手段の入力対象から前記画像コンテンツの再生に関する指示を排除する
    ことを特徴とするコンテンツ再生システム。
  8. 請求項7に記載のコンテンツ再生システムにおいて、
    前記制御手段は、
    前記デバイスによる前記画像の表示が有効から無効へと移行したときに、前記格納手段の中から過去に再生された非画像コンテンツを自動的に選択する
    ことを特徴とするコンテンツ再生システム。
  9. 請求項8に記載のコンテンツ再生システムにおいて、
    前記選択される前記非画像コンテンツは、
    過去の同じ時間帯に再生された非画像コンテンツである
    ことを特徴とするコンテンツ再生システム。
  10. 請求項3〜請求項9の何れか一項に記載のコンテンツ再生システムにおいて、
    前記コンテンツ再生装置は、
    画像を含む画像コンテンツを格納可能な格納手段を備え、
    前記制御手段は、
    前記画像コンテンツの再生中、前記デバイスによる前記画像の表示が有効から無効へと移行すると、その時点の再生位置を記憶し、その後、前記デバイスによる前記画像の表示が無効から有効へと移行すると、前記記憶した前記再生位置から改めて前記画像コンテンツを再生する
    ことを特徴とするコンテンツ再生システム。
  11. 請求項10に記載のコンテンツ再生システムにおいて、
    前記制御手段は、
    前記デバイスによる前記画像の表示が無効であるときにも、前記画像コンテンツの再生を継続する
    ことを特徴とするコンテンツ再生システム。
  12. 請求項2〜請求項11の何れか一項に記載のコンテンツ再生システムにおいて、
    前記認識手段は、
    前記コンテンツに含まれる音声が前記デバイスにより有効に出力可能であるか否かを前記駆動状況として認識する
    ことを特徴とするコンテンツ再生システム。
  13. 請求項12に記載のコンテンツ再生システムにおいて、
    前記制御手段は、
    前記デバイスによる前記音声の出力が無効であるときには、前記コンテンツ再生装置の前記音声の再生に関する部分の少なくとも一部の動作を制限する
    ことを特徴とするコンテンツ再生システム。
  14. 請求項12又は請求項13に記載のコンテンツ再生システムにおいて、
    ユーザからの指示を入力する指示入力手段を更に備え、
    前記制御手段は、
    前記デバイスによる前記音声の出力が無効であるときには、前記指示入力手段の入力対象から前記音声の再生に関する指示を排除する
    ことを特徴とするコンテンツ再生システム。
  15. 請求項14に記載のコンテンツ再生システムにおいて、
    前記コンテンツ再生装置は、
    音声を含む音声コンテンツと、音声を含まない非音声コンテンツとの双方を格納可能な格納手段を備え、
    前記制御手段は、
    前記デバイスによる前記音声の出力が無効であるときには、前記指示入力手段の入力対象から前記音声コンテンツの再生に関する指示を排除する
    ことを特徴とするコンテンツ再生システム。
  16. 請求項1に記載のコンテンツ再生システムにおいて、
    前記デバイスは、
    前記コンテンツ再生装置にデータを供給するデバイスである
    ことを特徴とするコンテンツ再生システム。
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