JPWO2007037148A1 - コンテンツ再生システム - Google Patents
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Abstract
Description
また、メディアプレーヤに接続可能なデバイスとしては、ユーザのニーズに柔軟に対応するため、ヘッドホンやイヤホンだけでなく、ニアアイディスプレイ装置等のようなヘッドマウントディスプレイ(以下、「HMD」という。)も開発されている。HMDは、ユーザの頭部に着脱可能なデバイスであり、ユーザの眼前より網膜に映像を投影することができる。ユーザは、メディアプレーヤにHMDを接続し、そのHMDを頭部へ装着し、さらにメディアプレーヤの操作部を操作することで、映画や音楽クリップのような画像を含むコンテンツを鑑賞することができる。
本発明は、コンテンツ再生装置とデバイスとの整合が柔軟に、かつ効率的に図られるコンテンツ再生システムを提供することを目的とする。
なお、前記デバイスは、前記コンテンツ再生装置が再生するコンテンツをユーザへ出力するデバイスであってもよい。
また、前記制御手段は、前記デバイスによる前記画像の表示が無効であるときには、前記コンテンツ再生装置の画像再生に関する部分と、前記デバイスの画像表示に関する部分との少なくとも一部の動作を制限してもよい。
また、本発明の何れかのコンテンツ再生装置は、ユーザからの指示を入力する指示入力手段を更に備え、前記制御手段は、前記デバイスによる前記画像の表示が無効であるときには、前記指示入力手段の入力対象から前記画像の再生に関する指示を排除してもよい。
また、前記制御手段は、前記デバイスによる前記画像の表示が有効から無効へと移行したときに、前記格納手段の中から過去に再生された非画像コンテンツを自動的に選択してもよい。
また、前記コンテンツ再生装置は、画像を含む画像コンテンツを格納可能な格納手段を備え、前記制御手段は、前記画像コンテンツの再生中、前記デバイスによる前記画像の表示が有効から無効へと移行すると、その時点の再生位置を記憶し、その後、前記デバイスによる前記画像の表示が無効から有効へと移行すると、前記記憶した前記再生位置から改めて前記画像コンテンツを再生してもよい。
また、前記認識手段は、前記コンテンツに含まれる音声が前記デバイスにより有効に出力可能であるか否かを前記駆動状況として認識してもよい。
なお、前記制御手段は、前記デバイスによる前記音声の出力が無効であるときには、前記コンテンツ再生装置の前記音声の再生に関する部分の少なくとも一部の動作を制限してもよい。
また、前記コンテンツ再生装置は、音声を含む音声コンテンツと、音声を含まない非音声コンテンツとの双方を格納可能な格納手段を備え、前記制御手段は、前記デバイスによる前記音声の出力が無効であるときには、前記指示入力手段の入力対象から前記音声コンテンツの再生に関する指示を排除してもよい。
以下、図面に基づいて本発明の第一の実施形態(コンテンツ再生システム)について詳細に説明する。
先ず、本実施形態の電気的構成を説明する。
図1は、第一の実施形態の電気的構成を示す図である。図1に示すとおり、コンテンツ再生システムには、ターミナル10、HMD30、クレードル40などが備えられる。このうち、ターミナル10が既述のメディアプレーヤに該当する。なお、HMD30の代わりに、他のデバイスが使用されることもあるが、ここでは、HMD30を主として説明する。
とクレードル40とは、接栓10Pおよび接栓座41Jを介して接続される。
先ず、ターミナル10の電気的構成及び各部の接続関係を説明する。
意味する小文字とから構成される。
HMD30には、前述したとおり、ターミナル10との電気的な接続を実現する接栓31Pの他に、表示器32、ヘッドホン33L、33R、操作部34、及びHMDを制御するHMD制御部35等が備えられる。
表示器32およびヘッドホン33L、33Rは、接栓31Pのピンの内、既述のPグループおよびSグループに対応するピンにそれぞれ接続される。HMD制御部35は、接栓31Pおよびターミナル10の接栓座10Jの対応するピンを介して、ターミナル10の制御部12の特定の入出力ポートに接続される。操作部34の出力は、接栓31Pのピンの内、既述のCグループに対応するピンの一部に接続される。
(a) 被接続デバイスが、画像信号のみの再生が可能なデバイスhmd(以下、「ヘッドマウントディスプレイ」という。)であるか否かを示す第一の二値情報。
(b) 被接続デバイスが、画像信号と音声信号との双方の出力が可能なデバイスhmd・hp(以下、「ヘッドマウントディスプレイ・ヘッドホン」)であるか否かを示す第二の二値情報。
(c)被接続デバイスが、 音声信号のみの再生が可能なデバイスhp(以下、「ヘッドホン」という。)であるか否かを示す第三の二値情報。
(d) 被接続デバイスが、既述の操作部34に相当する操作部opを含んでいるか否かを示す第四の二値情報。
なお、本実施形態のターミナル10には、1つの被接続デバイス(図1ではHMD30)が直接接続されているが、このような被接続デバイス(図1ではHMD30)は、例えば、図1のほぼ右中央部に二点鎖線の枠で示されるリモコン50を介して接続されてもよい。また、ターミナル10には、複数の被接続デバイスが直列に接続されてもよい。また、これらの複数の被接続デバイスは、1つまたは複数の接栓座(ターミナル10に接線座10Jと共に備えられる)を介して並列に接続されてもよい。
クレードル40の接栓座41Jは、ターミナル10の接栓10Pを介してターミナル10との電気的な接続を実現する。その接栓座41Jのピンの内、既述のPiグループ、Siグループ、CioグループおよびPSiグループに対応するピンには、ビデオ入力端子42、音声入力端子43、制御入出力端子44および電源入力端子45がそれぞれ接続される。これらの端子を介してクレードル40は情報端末(コンピュータなど)に接続可能である。
ターミナル10に備えられた電源回路17は、図示されないバッテリを有し、クレードル40から供給される電力を、そのバッテリに蓄積する。このとき電力は、クレードル30に備えられた電源入力端子45、クレードル30の接栓座41J、ターミナル10の接栓10Pを順に介して電源回路17へと供給される。さらに、電源回路17は、このようにしてバッテリに蓄積された電力を、ターミナル10の各部に駆動電力として供給し、かつHMD30にも駆動電力を供給する。このうち、HMD30への駆動電力は、ターミナル10の接栓座10Jの所定のピンと、HMD30の接栓31Pの所定のピンとを介して供給される。
(a) ターミナル10の操作部13を介してユーザが与える指示。
(b) クレードル40の制御入出力端子44を介して情報端末(パソコンその他)から与えられる指示。
(c) HMD30の操作部34がユーザによって操作されたときにHMD30から引き渡されるHMD30の状態に関する情報。
このようにして得られた指示や情報に基づいて制御部12は信号処理部14などの各部を制御する。信号処理部14は、制御部12からの制御を受け、例えば、上記の画像情報と音声情報との双方または何れか一方(以下、単に「ディジタルコンテンツ」という。)を適切なファイルフォーマットで記憶部15に蓄積する。
また、ターミナル10の信号処理部14は、ターミナル10の表示部16と、HMD30の表示器32との双方または何れか一方に、例えば以下の情報を画像として出力することもできる。
(a) 記憶部15に蓄積されるディジタルコンテンツのコンテンツ情報。
(b)ユーザへ通知されるべきメッセージ。
以下、コンテンツ情報(a)やメッセージ(b)の表示された画面を、「操作メニュー」と称す。この操作メニューを目視しながら、ユーザは、再生開始などの適切な指示をターミナル10へ与えることができる。
次に、本実施形態の機械的構成を説明する。
ここでも、ターミナル10の被接続デバイスがHMD30であり、リモコン50が利用されない場合について説明する。
図2(a)に示すとおり、HMD30において、ヘッドホン33L、33Rはヘッドホンアーム61の両端に取り付けられる。ヘッドホンアーム61は、弧状に成形された部材からなる。表示器32は、ディスプレイアーム64の一端に取り付けられる。ディスプレイアーム64は、所定の曲率で成形されてなる。そのディスプレイアーム64の他端は、収納ケース65によって保持される。この収納ケース65は、図2(b)に示すとおり、ディスプレイアーム64が収納可能な中空部65Sと、その中空部65Sに配置された複数の軸受からなる案内部材65Gとを有する。さらに、図2(a)に示すとおり、収納ケース65の側壁には、ヘッドホン33Lに係合可能であってケーブル接続部63を兼ねる支持部材65Aが備えられる。また、支持部材65Aと収納ケース65との間には、ディスプレイアーム64を矢印方向に回動可能な関節機構が備えられている。なお、このケーブル接続部63は、既述の接栓31P(図2では不図示)、ケーブル62、接栓座10J(図2では不図示)を介してターミナル10に接続される。これによって、HMD30の表示器32は、ターミナル10(ターミナル10のビデオ出力処理部20の出力)に接続されることになる。その接続は、ディスプレーアーム64の内部および収納ケース65の中空部65Sを介してケーブル接続部63の内部に至る布線と、ケーブル62の芯線の内、既述のPグループのピンに割り付けられた芯線とが、ケーブル接続部63の内部で結合することによって図られる。
このようなHMD制御部35によるディスプレイアーム64の繰り出しおよび収納のタイミングは、操作部34の操作内容により決定される。したがって、ユーザは、操作部34を適切に操作することにより、ディスプレイアーム64の繰り出しおよび収納を所望のタイミングで行うことができる。
本実施形態の特徴は、ターミナル10において制御部12および信号処理部14が行う下記の処理にある。この処理は、接続検出部11との連係の下で行われる。
ターミナル10では、接続検出部11および制御部12は、被接続デバイスの構成が下記の何れに該当するかを識別する。
(a) 操作部を備えないヘッドマウントディスプレイ。
(b)操作部を備えないヘッドマウントディスプレイ・ヘッドホン。
(c)操作部を備えないヘッドホン。
(d) 被接続デバイスの接続は無し。
(a’) 操作部を備えたヘッドマウントディスプレイ。
(b’)操作部を備えたヘッドマウントディスプレイ・ヘッドホン。
(c’)操作部を備えたヘッドホン。
この識別は、被接続デバイスの上述したサブCグループに属するピンの状態(またはそのピンの組み合わせ)に基づいて行われる。なお、各種の被接続デバイスは、何れも接栓座10Jに整合する接栓を有し、共通のピン配置に基づいて接続される。また、各種の被接続デバイスにおいて、ピンの接地は、被接続デバイスに設けられた配線パターン等により施される。
仮に、被接続デバイスに操作部が含まれる場合((a’),(b’),(c’))は、制御部12は、被接続デバイスの操作部およびターミナル10の操作部13の各操作内容に基づいてターミナル10や被接続デバイスの各部の制御を行う。但し、被接続デバイスがリモコンを介してターミナル10に接続された場合、制御部12は、被接続デバイスの操作部、ターミナル10の操作部13、リモコンの操作部の各操作内容に基づいてターミナル10や被接続デバイスの各部の制御を行う。
さらに、制御部12は、このようにして識別された被接続デバイスの構成(種別)と、ユーザによって与えられた指示(例えば、被接続デバイスの各部にユーザが触れることによって、音声情報や画像情報が再生可能となったことを示す通知)とに基づいて、その被接続デバイスの有効な構成および状態を識別する。
次に、制御部12の動作を詳細に説明する。
ここでも、被接続デバイスがHMD30であり、リモコン50は利用されない場合について説明する。また、ディスプレイアーム64の繰り出し/収納の操作の機能は、HMD30の操作部34だけでなく、ターミナル10の操作部13にも割り付けられているものとする。また、ターミナル10の操作部13には、各種コンテンツの再生操作の機能、HMD30のヘッドホン33L,33Rに対する音質及び音量可変操作の機能、HMD30の表示器32に対する画質調整の機能、表示器32に対する明るさ調整の機能等も割り付けられているものとする。
HMD30のディスプレイアーム64が収納ケース65に収納されている状態においては、制御部12はHMD制御部35から送られる信号を基に、表示器32が不可視状態にあることを認識している。このような状態において、制御部12は、表示器32の画像信号出力に関する部分を制御対象から外す。具体的には、ビデオ出力処理部20の駆動停止、及び電源回路17からビデオ出力処理部20への電力供給の停止を行なう。そして、停止が確認された部分を制御対象から外す。また、制御部12は、HMD制御部35に対し、HMD30の表示器32への電力供給を停止させる。これらの制御により、消費電力の低減と制御部12の負荷の低減が達成する。
また、次のような制御も制御部12が行なう。ターミナル10の操作部13へ入力された操作のうち、ディスプレイアーム64への繰り出し操作、音声コンテンツの再生操作、音質及び音量可変操作、表示部16への表示に関する操作などを受け付け、一方、HMD30の表示器32に関する操作を受け付けないようになっている。具体的には、HMD30の表示器32への画質、明るさに関する調整や、音声付き映像コンテンツおよび画像コンテンツの再生操作が実行不可能又は入力指示不可能とするように、操作部13、34の機能や、表示部16に表示する操作メニューの内容を変えている。
HMD30のディスプレイアーム64が繰り出され、HMD30の表示器32が可視状態になったことをHMD制御部35が認識すると、その情報を含んだ信号を制御部12に送信する。制御部12はこれを受け、電源回路17にビデオ出力処理部20への電源供給の開始を指示し、ビデオ出力処理部20の制御を開始する。更に、HMD30の表示器32への電力供給も開始するようにHMD制御部35に指示する。
このようにして、HMD30の表示器32の駆動に必要な各部の制御及び電力供給を開始する。
一方、表示器32の駆動により、表示に必要の無い部分への制御及び電力供給は停止させている。例えば、HMD30が可視状態に移行した直後、制御部12は、HMD30の表示器32に対し、操作メニューを表示させる。このときには、表示部16に対する操作メニューの表示は不要になるので、その表示部16を自動的に駆動停止(電力供給を停止)にする。或いは、制御部12は、表示部16を自動的に駆動停止にする代わりに、或る特段の操作がなされたタイミングで表示部16を駆動停止にしてもよい。
(HMD30が可聴状態から不可聴状態へ移行したときの制御部12の動作)
HMD30内のボリュームが「0」以外に設定された状態から、HMD30内のボリュームが出力が「0」に設定されたとき、HMD制御部35は操作部34の操作内容からそれを検出すると、その情報を制御部12に送信する。制御部12はそれを受けて、音声出力に関する部分を制御対象から外す。具体的には、音声出力処理部21の駆動停止及び電源回路17へ音声出力処理部21への電力供給の停止を行なう。そして、停止が確認された部分を制御対象から外す。これらの制御により、消費電力の低減と制御部12の負荷の低減が達成する。
また、次のような制御も制御部12が行なう。操作部13へ入力された操作のうち、デイスプレイアーム64への繰り出し操作、映像コンテンツの再生操作、画質及び明るさ調整操作、表示部16への表示に関する操作などを受け付け、一方、ヘッドホン33L,33Rに出力される信号を扱う各部の操作を受け付けないようになっている。具体的には、音質に関する調整や、音声コンテンツの再生操作が実行不可能又は入力指示不可能となるように、操作部13、34の機能や表示部16に表示する操作メニューの表示(内容)を変えている。
一方、反対にボリュームを上げて、ヘッドホンから音声出力ができるようになった状態にした場合には、先のように音声出力処理部21の電力供給が開始され、制御部12による音声出力処理部21の制御が行なわれる。また、音声コンテンツの選択や音質に関する調整も行なえるように操作メニューの内容が変更される。なお、音声入力処理部19については、駆動が停止され電力供給が実施されないように電源回路17が制御される(以上、可聴状態へ移行したときの動作)。
なお、本実施形態の制御部12は、HMD30の可視状態と不可視状態との判別を、操作部34の操作内容に基づき行ったが、ディスプレイアーム64の位置検出用のセンサ(上述)の出力に基づき行ってもよい。
次に、第二の実施形態として、ターミナル10がクレードル40に接続されたときの制御を説明する。ここでは、第一の実施形態との相違点のみ説明する。
制御部12は、ターミナル10がクレードル40に接続されたかどうかを所定の頻度で識別する。なお、接栓10Pに図示されていないメカニカルスイッチを設け、クレードル40の接栓座41Jが接栓10Pに接続されると、メカニカルスイッチがONとなり、接続されたか否かを示す二値情報の論理値の変化として識別される。
〔1〕HMD制御部35と連係することによって、ディスプレイアーム64が案内部材65Gに沿って収納ケース65の内部に自動的に収納し、表示器32を退避させるようにモータ65Mを制御する。さらに、ディスプレイアーム64が収納ケース65の内部に収納(退避)されたことを上述したセンサを介して識別すると、モータ65Mを停止し、モータ65Mへの電力の供給を取り止める。
〔2〕また、モータ65Mによるディスプレイアーム64の収納の前に、信号処理部14を介して表示部16、表示器32およびヘッドホン33L、33Rの全てまたは一部を介してユーザに、画像情報や音声情報のメッセージとして、「表示器32を退避させて下さい」との通知を行う。さらに、ディスプレイアーム64が収納ケース65の内部に収納(退避)されたことを上述したセンサおよび退避制御部35を介して識別すると、このメッセージの出力を取り止める。
したがって、本実施形態によれば、収納ケース65にディスプレイアーム64が収納(退避)されない状態が長時間継続することがないので、ディスプレイアーム64や表示器32に人体その他の物体が接触して発生する故障の可能性とが大幅に少なくなる。
なお、クレードル40に接続された際には、ターミナル10への記録(録音や録画)や充電であるケースが多いので、自動的にヘッドホン33L、33Rへの音声出力も停止するような制御を行なっても良い。
本実施形態によれば、クレードル40を介してターミナル10の内部に録画や録音を行うためにユーザが行う操作が大幅に簡略化される。
なお、「録音モード」と「録画・録音モード」とにおいて記憶部15にコンテンツとして蓄積されるファイルの形式は、例えば、所定の拡張子で示されるMP3形式とMPEG2−AAC(Advanced Audio Coding)形式とであることが望ましいが、既述のマンマシンインタフェースに基づいて別途設定され、あるいは選択されてもよい。
[第一の実施形態および第二の実施形態の補足]
なお、上述した各実施形態では、被接続デバイスおよびクレードル40とターミナル10との接続と、その被接続デバイスの構成あるいは状態との検出は、既述の第一ないし第四の二値情報の論理値に基づいて行われている。しかし、このような検出は、以下の何れに基づいて実現されてもよく、かつ被接続デバイスおよびクレードル40とターミナル10との如何なる機能分散の下で実現されてもよい。
(1) 接栓座10Jの何れかのピンを介して被接続デバイスに接続される布線の電位やインピーダンス
(2) その布線を介して被接続デバイスから引き渡される情報
(3) この布線を介して行われる被接続デバイスとの連係の手順
(4) クレードル40からビデオ入力処理部18や音声入力処理部19に入力される画像信号や音声信号の有無あるいはレベル
(5) 接栓10Pの何れかのピンを介してクレードル40に接続される布線の電位やインピーダンス
(6) その布線を介してクレードル40から引き渡される情報
(7) この布線を介して行われるクレードル40との連係の手順
また、上述した各実施形態では、制御部12は、被接続デバイスから引き渡される既述の第一ないし第三の二値情報の論理値に基づいて識別される被接続デバイスの構成(種別)を勘案しつつ、ユーザによって与えられた指示に基づいて実効デバイス(被接続デバイスの有効な要素)を識別している。しかし、このような実効デバイスは、既述の第一ないし第三の二値情報(これらの二値情報と共にターミナル10に引き渡される所定の数の二値情報が含まれてもよい。)の組み合わせとして、制御部12によって直接識別されてもよい。前記二値情報は、HMD30において操作部34を介して行われた操作に応じて変化し、その操作部34によって接続検出部11に引き渡される。
また、本発明の実施形態の一例として、制御部12で行なっていた上述の機能を情報端末(例えば、パーソナルコンピュータ)で行なっていても良い。その場合、クレードル40の制御入出力端子とパーソナルコンピュータとが接続されることになる。また、その際には、所定のソフトウェアがそのパーソナルコンピュータにインストールされる。このソフトウェアは、上述の制御部12で行なっていたプログラムをパーソナルコンピュータで操作するものである。なお、クレードル40とパーソナルコンピュータとの接続は、USB(登録商標)やFire wire(登録商標)などのシリアルバスで行っても良い。その際、音楽データや映像データなどの同一端子からやり取りすることが可能となり、もちろんターミナル10の制御も同一端子からやり取り可能である。
また、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲において多様な実施形態が可能であり、かつ構成装置の全てまたは一部に如何なる改造が施されてもよい。
以下、図面に基づいて本発明の第三の実施形態について詳細に説明する。ここでは、第一の実施形態との主な相違点を説明する。主な相違点は、制御部12の動作にあるが、この説明では、説明に関係しない部分が省略された図3を用いる。図3において、点線で示すのは、制御部12から各部へ与えられる制御信号の経路である。
また、ターミナル10の記憶部15には、音声情報と画像情報(動画像情報)とを含む音声付き映像コンテンツDmovieと、音声情報のみを含む音声コンテンツDaudioと、画像情報(静止画像情報)のみを含む画像コンテンツDphotoとが格納される。
本実施形態のモードには、複数種類の再生モード、すなわち、音声付き映像コンテンツDmovieの再生が可能な「ムービーモード」と、音声コンテンツDaudioの再生が可能な「オーディオモード」と、画像コンテンツDphotoの再生が可能な「フォトモード」とがある。
図4は、本実施形態の制御部12の動作フローチャートである。
図4に示すとおり、制御部12は、ステータス信号によりHMD30が可視状態にあるか否かを判別する(ステップS11)。
可視状態と判別された場合(ステップS11YES)、制御部12は、設定モード用の操作メニューをHMD30の表示器32に対し表示する(ステップS12)。このとき、信号処理部14は、制御部12の指示の下、その操作メニューを表示するための画像信号を生成し、それをビデオ出力処理部20へ与える。設定モード用の操作メニューの詳細は、後述する。
そして、HMD30が可視状態から不可視状態へと移行すると(ステップS15NO)、制御部12は、オーディオモードの操作メニューをターミナル10の表示部16に対し表示する(ステップS16)。このとき、信号処理部14は、制御部12の指示の下、その操作メニューを表示するための画像信号を生成し、それを表示器16へ与える。オーディオモードの操作メニューの詳細は、後述する。
そして、HMD30が不可視状態から可視状態へと移行すると(ステップS19YES)、制御部12は、ステップS12に戻り、ターミナル10を設定モードへと移行させる。
また、消費電力節減のため、制御部12は、HMD30が不可視状態にある期間(ステップS11,S15,S19の判別がNOとなる期間)には、HMD30の表示器32に対する電力供給を停止する。電力供給の停止動作等に関しては、第一の実施形態において説明したとおりである。
図5は、HMD30が可視状態にあるときの様子を示す図である。図5の左側に示すのが、ターミナル10の正面図であり、図5の右側に示すのが、HMD30の表示器32に表示される表示画面32Aである。ターミナル10の前面には、表示部16と共に、操作部13として、決定釦13a、上釦13b、下釦13c、左釦13d、右釦13eが配置される。
このとき、ターミナル10は設定モードになるので、HMD30の表示画面32Aには、設定モード用の操作メニューImodeが表示される。また、省電力のため、ターミナル10の表示部16はオフされる。操作メニューImodeには、各種の再生モードの項目、すなわち、ムービーモードの項目と、オーディオモードの項目と、フォトモードの項目とが並べて配置されている。ここでは、その配置方向を、ユーザから見た縦方向とした。また、操作メニューImodeには、何れか1つの項目を指し示すカーソルIc(短冊型のカーソル)も配置されている。
図5(b)は、ムービーモードに移行した直後の様子を示す。
このとき、HMD30の表示画面32Aには、ムービーモード用の操作メニューImovieが表示され、ターミナル10の表示部16はオフされたままである。操作メニューImovieには、記憶部15に格納されている音声付き映像コンテンツの各タイトル(タイトル1,タイトル2,タイトル3,…)の項目が並べて配置されている。ここでは、その配置方向を、ユーザから見た縦方向とした。また、操作メニューImovieには、何れか1つのタイトルを指し示すカーソルIcも配置されている。
したがって、例えば、図5(b)に示すように、カーソルIcの指示先がタイトル1であるときにユーザが右釦13eを押下すると、タイトル1に対応する音声付き映像コンテンツが記憶部15から読み出され、その再生が開始される(再生の方法については、第一の実施形態で説明したとおりである。)。図5(c)には、タイトル1の再生が開始されたときの様子を示した。
図6は、HMD30が不可視状態にあるときの様子を示す図である。
図6(a)は、HMD30が可視状態から不可視状態へと移行した直後の様子である。
このとき、ターミナル10はオーディオモードになるので、ターミナル10の表示部16には、オーディオモード用の操作メニューIaudioが表示される。また、省電力のため、HMD30の表示画面32Aはオフされる。操作メニューIaudioには、記憶部15に格納されている音声コンテンツの各タイトル(タイトル7,タイトル8,…)の項目が並べて配置されている。ここでは、その配置方向を、ユーザから見た縦方向とした。また、操作メニューIaudioには、何れか1つのタイトルを指し示すカーソルIcも配置されている。
例えば、制御部12は、図6(a)に示す操作メニューIaudioにおいて、カーソルIcの指示先を、最近(最も近い過去)に再生されたタイトルとする。そうすれば、ユーザは、ターミナル10が自動的にオーディオモードへ移行した後、右釦13eを押下するだけで、最近に再生されたタイトルを即座に再生することができる。
また、例えば、制御部12は、図6(a)に示す操作メニューIaudioにおいて、カーソルIcの指示先を、最近の日付の同じ時間帯に再生されたタイトルとしてもよい。このようなターミナル10の機能は、ユーザが毎日決まった時間帯に決まった動作をするような場合(例えば、電車通勤やバス通勤する場合)に便利である。
また、本実施形態のターミナル10は、モードの自動移行を、HMD30が可視状態にあるか否かに応じて行ったが、HMD30が可聴状態にあるか否かに応じて行ってもよい。
・HMD30が可聴状態に移行したとき→設定モードへ移行。
・HMD30が不可聴状態に移行したとき→フォトモードへ移行。
また、HMD30が可視状態にあるか否かと可聴状態にあるか否かとの双方に応じてモードの自動移行を行う場合、制御部12は、以下のとおりに動作すればよい。
・HMD30が可視状態かつ可聴状態に移行したとき→設定モードへ移行。
・HMD30が可視状態かつ不可聴状態に移行したとき→フォトモードへ移行。
・HMD30が不可視状態かつ可聴状態に移行したとき→オーディオモードへ移行。
・HMD30が不可視状態かつ不可聴状態に移行したとき→記録モードへ移行。
[第四の実施形態]
以下、図面に基づいて本発明の第四の実施形態について詳細に説明する。ここでは、第三の実施形態との主な相違点を説明する。主な相違点は、制御部12の動作、特に、音声付き映像コンテンツが再生されているときの制御部12の動作にある。
図7に示すとおり、ムービーモードでは、制御部12は、操作部13の操作内容により再生指示が入力されたことを認識すると(ステップS21YES)、記憶部15に格納されている音声付き映像コンテンツの再生を開始するよう信号処理部14へと指示を与える(ステップS22)。
その後、HMD30が可視状態から不可視状態へと移行すると(ステップS23NO)、制御部12は、その再生を停止するよう信号処理部14に対し指示を与えると共に(ステップS24)、そのときの再生位置(記憶部15の読み出し位置)を記憶する(ステップS25)。なお、この記憶は、制御部12の代わりに信号処理部14が行ってもよい。また、このとき、信号処理部14による記憶部15の読み出し動作(再生動作)は停止されるが、信号処理部14に対する電力供給は、継続される。
その後、HMD30が不可視状態から可視状態へと移行すると(ステップS26YES)、制御部12は、前記記憶された再生位置から音声付き映像コンテンツの再生を再開するよう信号処理部14へと指示を与え(ステップS27)、ステップS23へ戻る。
したがって、本実施形態のユーザは、音声付き映像コンテンツの鑑賞中、ディスプレイアーム64を退避させるだけで、そのコンテンツの再生を停止させることができる。その後、ユーザは、ディスプレイアーム64を繰り出すだけで、そのコンテンツを停止位置から再び鑑賞することができる。
なお、本実施形態の制御部12は、音声付き映像コンテンツの停止期間(ステップS23NO、ステップS26NO)に、ポーズ画面の表示(停止時点に表示されていた画像の継続表示)を行ってもよい。このとき、信号処理部14は、制御部12の指示の下、ポーズ画面用の画像情報をビデオ出力処理部20へ連続的に送出する。この画像情報は、停止時点のタイミングでビデオ出力処理部20へ送出されたのと同じ画像情報である。
また、本実施形態の制御部12は、HMD30が不可視状態から可視状態へ移行した直後に再生の再開を行ったが、移行の直後には待機し、その後、操作部13を介してユーザが再開の指示を入力した時点で再生の再開をうこととしてもよい。
また、本実施形態の再生位置の制御機能は、音声付き映像コンテンツの再生中に、HMD30が可視状態にあるか否かに応じて再生位置を制御するものであったが、以下のような再生位置の制御機能も実現可能である。
(1)音声付き映像コンテンツの再生中に、HMD30が可聴状態にあるか否かに応じて再生位置の制御を行うもの(なお、HMD30が可聴状態にあるか否かの検出は、例えば、第三の実施形態にて説明したとおりに行われる。)。
(2)音声コンテンツの再生中に、HMD30が可聴状態にあるか否かに応じて再生位置の制御を行うもの。
[第五の実施形態]
以下、図面に基づいて本発明の第五の実施形態(コンテンツ再生システム)について詳細に説明する。
DVDプレーヤ80には、DVDプレーヤ80の識別情報を示すプレーヤフラッグ82が設けられる。ターミナル10の制御部12は、ターミナル10の接続部79にDVDプレーヤ80が接続されると、接続部79を介してプレーヤフラッグ82を参照し、被接続デバイスの種類(ここではDVDプレーヤ80)を認識する。なお、ターミナル10の接続部79にはメカニカルスイッチなどが設けられており、制御部12は被接続デバイスの接続の有無をメカニカルスイッチの出力信号によって検出する。
次に、ターミナル10の制御部12の動作手順を説明する。なお、ここではHMD30が可視状態にあることを前提とする。
但し、DVDドライブ部81にディスクが挿入されていない場合、これらの情報はDVDプレーヤ80から送信されることはないので、制御部12はターミナル10を待ち受け状態にする。
ディスク内のコンテンツに画像が含まれていた場合、制御部12は、ディスクに関する操作メニュー(=ディスクに格納されたコンテンツのコンテンツリスト)をHMD30の表示器32へ表示させると共に、ターミナル10の表示部16の電源をOFFする。このとき操作釦13へ割り当てられる機能は、ディスクに格納されたコンテンツの再生に関する機能となる。
また、本実施形態のターミナル10は、被接続デバイス(ここではDVDプレーヤ80)に関する操作メニューの表示先を、被接続デバイス(ここではDVDプレーヤ80)から送出されるコンテンツの種類(ここでは画像が含まれるか否か)に応じて変化させる。
なお、本実施形態では、HMD30の駆動状況が不変であることを前提とし、被接続デバイスの駆動状況のみに応じて制御部12の動作を変化させたが、HMD30の駆動状況と、被接続デバイスの駆動状況との双方に応じて制御部12の動作を変化させてもよい。但しその場合、HMD30の駆動状況と、被接続デバイスの駆動状況とでは、前者が優先されることが望ましい。
ディジタルカメラの場合、例えば、ディジタルカメラの電源のON/OFFに応じてターミナル10を動作させてもよい。このときのターミナル10側の動作は、例えば次のとおりである。
Claims (16)
- 音声と画像との少なくとも一方を含むコンテンツを再生するコンテンツ再生装置と、
前記コンテンツ再生装置に接続されるデバイスとを備え、
前記コンテンツ再生装置には、
前記デバイスの駆動状況を認識する認識手段と、前記認識された駆動状況に応じて動作する制御手段とが備えられる
ことを特徴とするコンテンツ再生システム。 - 請求項1に記載のコンテンツ再生システムにおいて、
前記デバイスは、
前記コンテンツ再生装置が再生するコンテンツをユーザへ出力するデバイスである
ことを特徴とするコンテンツ再生システム。 - 請求項2に記載のコンテンツ再生システムにおいて、
前記認識手段は、
前記コンテンツに含まれる画像が前記デバイスにより有効に表示可能であるか否かを前記駆動状況として認識する
ことを特徴とするコンテンツ再生システム。 - 請求項3に記載のコンテンツ再生システムにおいて、
前記制御手段は、
前記デバイスによる前記画像の表示が無効であるときには、前記コンテンツ再生装置の画像再生に関する部分と、前記デバイスの画像表示に関する部分との少なくとも一部の動作を制限する
ことを特徴とするコンテンツ再生システム。 - 請求項4に記載のコンテンツ再生システムにおいて、
前記コンテンツ再生装置には、
前記画像の再生に関する情報を表示する情報表示部が備えられ、
前記制御手段は、
前記デバイスによる前記画像の表示が無効であるときには、前記デバイスの画像表示に関する部分の動作を制限し、かつ、前記デバイスによる前記画像の表示が有効であるときには、前記情報表示部の動作を制限する
ことを特徴とするコンテンツ再生システム。 - 請求項3〜請求項5の何れか一項に記載のコンテンツ再生システムにおいて、
ユーザからの指示を入力する指示入力手段を更に備え、
前記制御手段は、
前記デバイスによる前記画像の表示が無効であるときには、前記指示入力手段の入力対象から前記画像の再生に関する指示を排除する
ことを特徴とするコンテンツ再生システム。 - 請求項6に記載のコンテンツ再生システムにおいて、
前記コンテンツ再生装置は、
画像を含む画像コンテンツと、画像を含まない非画像コンテンツとの双方を格納可能な格納手段を備え、
前記制御手段は、
前記デバイスによる前記画像の表示が無効であるときには、前記指示入力手段の入力対象から前記画像コンテンツの再生に関する指示を排除する
ことを特徴とするコンテンツ再生システム。 - 請求項7に記載のコンテンツ再生システムにおいて、
前記制御手段は、
前記デバイスによる前記画像の表示が有効から無効へと移行したときに、前記格納手段の中から過去に再生された非画像コンテンツを自動的に選択する
ことを特徴とするコンテンツ再生システム。 - 請求項8に記載のコンテンツ再生システムにおいて、
前記選択される前記非画像コンテンツは、
過去の同じ時間帯に再生された非画像コンテンツである
ことを特徴とするコンテンツ再生システム。 - 請求項3〜請求項9の何れか一項に記載のコンテンツ再生システムにおいて、
前記コンテンツ再生装置は、
画像を含む画像コンテンツを格納可能な格納手段を備え、
前記制御手段は、
前記画像コンテンツの再生中、前記デバイスによる前記画像の表示が有効から無効へと移行すると、その時点の再生位置を記憶し、その後、前記デバイスによる前記画像の表示が無効から有効へと移行すると、前記記憶した前記再生位置から改めて前記画像コンテンツを再生する
ことを特徴とするコンテンツ再生システム。 - 請求項10に記載のコンテンツ再生システムにおいて、
前記制御手段は、
前記デバイスによる前記画像の表示が無効であるときにも、前記画像コンテンツの再生を継続する
ことを特徴とするコンテンツ再生システム。 - 請求項2〜請求項11の何れか一項に記載のコンテンツ再生システムにおいて、
前記認識手段は、
前記コンテンツに含まれる音声が前記デバイスにより有効に出力可能であるか否かを前記駆動状況として認識する
ことを特徴とするコンテンツ再生システム。 - 請求項12に記載のコンテンツ再生システムにおいて、
前記制御手段は、
前記デバイスによる前記音声の出力が無効であるときには、前記コンテンツ再生装置の前記音声の再生に関する部分の少なくとも一部の動作を制限する
ことを特徴とするコンテンツ再生システム。 - 請求項12又は請求項13に記載のコンテンツ再生システムにおいて、
ユーザからの指示を入力する指示入力手段を更に備え、
前記制御手段は、
前記デバイスによる前記音声の出力が無効であるときには、前記指示入力手段の入力対象から前記音声の再生に関する指示を排除する
ことを特徴とするコンテンツ再生システム。 - 請求項14に記載のコンテンツ再生システムにおいて、
前記コンテンツ再生装置は、
音声を含む音声コンテンツと、音声を含まない非音声コンテンツとの双方を格納可能な格納手段を備え、
前記制御手段は、
前記デバイスによる前記音声の出力が無効であるときには、前記指示入力手段の入力対象から前記音声コンテンツの再生に関する指示を排除する
ことを特徴とするコンテンツ再生システム。 - 請求項1に記載のコンテンツ再生システムにおいて、
前記デバイスは、
前記コンテンツ再生装置にデータを供給するデバイスである
ことを特徴とするコンテンツ再生システム。
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