JP5681850B2 - ヘッドマウントディスプレイを外部表示装置として使用する携帯端末 - Google Patents

ヘッドマウントディスプレイを外部表示装置として使用する携帯端末 Download PDF

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本発明はヘッドマウントディスプレイを外部表示装置として使用する携帯端末に関する。
携帯電話機などの携帯端末装置にヘッドマウントディスプレイ(HMD)を連動させて使用する技術が開発されて来ている。図1、図2はそのような技術を説明するための参考例を示す。図1はユーザがHMDを装着している状況を示す。図2はユーザの視野を示す。ユーザは、HMD302を装着して携帯端末301を利用する。
HMD302は透明な投影スクリーンを有する。ユーザは眼鏡を掛けているようにスクリーンを通して外界を見ることができる。ユーザの視野303には、HMD302によってスクリーン上の定まった領域に仮想画面30Aが投影される。ユーザの視野303には更に、スクリーンを通して携帯端末301とその表示画面311が見える。携帯端末301が記憶しているテキストや画像を仮想画面30Aに投影することにより、ユーザは携帯端末301の表示画面311よりも大きな仮想画面30Aで情報を見ることができる。
この参考例においては、HMD302の固定の位置に携帯端末301の表示画面311の内容が仮想画面30Aとして表示される。そのため仮想画面30Aが使用者の視界をさえぎる。仮想画面30Aによってさえぎられる外界の状況を目視で確認するためには表示をオフにする必要があり、使用状況によっては不便である。
この問題を解決するため、HMD302の視界の中心からずらした場所に小さく仮想画面30Aを表示することが考えられる。しかしこの方法では、仮想画面30Aを見るためにユーザの視線が常に視界の中心からずれる。そのため、長期間の利用は使用者にとって負担となる。また、画面が小さいため表示できる情報量が限られる、という問題がある。
さらに、公共の場で使用すると、周囲の人々から見ると中空を凝視していることになり不自然である。更に、仮想画面30Aを見ているユーザの視線の先に他人が居ると、他人を凝視していると誤解される恐れがある。このような問題を解消する技術が望まれる。
以下、HMDに関する参考技術として特許文献1〜4を挙げる。
特開2001−356875号公報 特開2007−018188号公報 特表2007−528743号公報 特表2009−538487号公報
ユーザが通常の携帯端末の操作に近い自然な動作で使用することができるヘッドマウントディスプレイが望まれる。
本発明の一側面における携帯端末システムは、表示情報に応じて表示を行う表示装置を備える携帯端末と、携帯端末から取得した表示情報に基づいて、装着者の視野内の表示領域に仮想画面を表示するヘッドマウントディスプレイとを備える。ヘッドマウントディスプレイは、撮像部と、撮像部によって撮像された表示装置の表示に基づいてヘッドマウントディスプレイに対する携帯端末の相対的な位置を示す位置情報を生成する端末姿勢取得部とを備える。表示領域は位置情報に基づいて表示装置の表示画面に重なる位置に設定される。仮想画面に表示情報に応じた表示が行われる。
本発明により、ユーザが通常の携帯端末の操作に近い自然な動作で使用することができるヘッドマウントディスプレイが提供される。
図1は、参考例におけるヘッドマウントディスプレイと携帯端末を示す。 図2は、参考例におけるヘッドマウントディスプレイの視野を示す。 図3は、一実施形態におけるヘッドマウントディスプレイと携帯端末を示す。 図4は、一実施形態におけるヘッドマウントディスプレイの視野を示す。 図5は、一実施形態における携帯端末を示す。 図6は、一実施形態におけるヘッドマウントディスプレイと携帯端末の構成を示す。 図7は、一実施形態における携帯端末を示す。 図8は、一実施形態におけるヘッドマウントディスプレイを示す。 図9は、一実施形態におけるヘッドマウントディスプレイと携帯端末の動作を示す。 図10は、一実施形態におけるヘッドマウントディスプレイと携帯端末の動作を示す。 図11は、一実施形態におけるヘッドマウントディスプレイと携帯端末の動作を示す。 図12は、一実施形態におけるヘッドマウントディスプレイと携帯端末の構成を示す。 図13は、一実施形態における携帯端末を示す。 図14は、一実施形態におけるヘッドマウントディスプレイと携帯端末の動作を示す。 図15は、一実施形態における携帯端末を示す。 図16は、一実施形態におけるヘッドマウントディスプレイと携帯端末の構成を示す。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。図6は、本発明の第1の実施形態における携帯端末システムの構成を示すブロック図である。携帯端末システムは、携帯端末1ヘッドマウントディスプレイ2からなる。
携帯端末1は、演算回路10、表示部11、キー操作部12、通信部13を備える情報処理装置である。キー操作部12は入力キー等を備える入力装置である。使用者がキー操作部12に対して入力操作を行うと、その入力操作に応答して演算回路10が情報処理を行い、その結果が表示部11に表示される。携帯端末1の例として、携帯電話、PDA(Personal Digital Assistant)などの小型の情報処理装置が挙げられる。
演算回路10は表示制御部101、キー制御部102、通信制御部103、アプリケーション104、HMD制御部105、端末姿勢取得部106を含む。具体的にはこれらは、携帯端末1のCPUが記憶装置に予め格納されたプログラムを読み出して実行することによって実現される機能ブロックである。
表示制御部101は、通信部13を介して無線通信によって受信したり、リムーバブルな記億媒体から読み取ったり、携帯端末1の内蔵カメラで撮影することによって生成された画像データを表示部11で表示する。
キー制御部102は、使用者の入力操作に応答してキー操作部12が生成した入力信号を受け取ってアプリケーション104にイベントデータとして通知する。通信部13は無線通信を行うための信号の変調と復調を行う回路である。通信制御部103は、通信部13を用いてHMD2と通信する手段を提供する。アプリケーション104は、キー制御部102から受け取った使用者のキー操作のイベントを含むさまざまなイベントを受け取り、情報処理を行ってその結果を表示制御部101またはHMD制御部105を用いてユーザへ提示する。
HMD制御部105は、アプリケーション104からの指示により、HMD接続状況の確認、HMDの使用開始、HMDへの画像表示指示、及びHMDの使用終了の処理を行う。これらの処理では通信制御部103を使用してHMD2との通信を行う。端末姿勢取得部106は、HMD制御部105がHMD2の使用を開始する処理を行うときに起動される。
端末姿勢取得部106は、表示部11が表示する位置合わせ用の特定パターンを予め記憶する。端末姿勢取得部106は、通信制御部103を介してHMD2のカメラ21が撮像した画像を取得し、その特定パターンの画像認識を行うことにより携帯端末の表示部11の姿勢を計算して姿勢情報を生成する。また、HMD制御部105からの要求に応答して、表示部11の現在の姿勢を返却する。
表示部11は、表示制御部101から受け取った画像データを表示する。キー操作部12は、使用者の操作を受けて、操作されたキーの状態を信号としてキー制御部102へ送信する。表示部11は、携帯電話の位置及び姿勢を認識するための位置合わせ用表示を行うための表示装置として機能する。HMD2の仮想画面Aの表示領域は、この位置合わせ用表示に応じて設定される。表示部11は、HMD2が使用されていないとき、表示画面に表示する内容を示す表示情報を表示し、HMD2が使用されているときその表示情報の表示を停止する。
通信部13は、HMD2の通信部23と相互にデータのやり取りを行う。通信方法は有線及び無線が考えられるが、本実施形態では通信方法を限定せず、既存の任意の通信方法を用いるものとする。
HMD2は、演算回路20、カメラ21、表示部22、通信部23を備える。演算回路20は情報の処理を行う部分であり、カメラ制御部201、表示制御部202、通信制御部203を含む。カメラ制御部201は、通信制御部203を介して受け取った要求に従ってカメラ21による撮影を行い、取得した画像データを通信制御部203を用いて返却する。
表示制御部202は、携帯端末1などの機器から受け取った画像データを表示部22で表示する。通信制御部203は、通信部23を用いて携帯端末1と通信する手段を提供する。カメラ21は、カメラ制御部201の指示を受けて撮影を行い、取得した画像データを返却する。カメラ21は使用者の視線と同じ方向を向いており、中心が使用者の視野とほぼ一致した画像を取得することが出来る。
表示部22は、表示制御部202から受け取った表示情報に応じて画像データを表示する。表示部22は非透過スクリーンの場合と透過スクリーンの場合がある。非透過スクリーンは使用者の視界を完全に遮断する。透過スクリーンは使用者の視界に重ね合わせて画像を表示する。また、図8の通りに両眼にスクリーンがある場合と、スクリーンが片眼のみの場合がある。さらに、スクリーンを有するのではなく、網膜へ直接投射する方式のディスプレイも近年開発されており、それを用いてもよい。通信部23は、携帯端末1の通信部13と相互にデータのやり取りを行う。通信方法は有線及び無線が考えられるが、本発明では通信方法を限定視せず、既存の通信方法を用いるものとする。
図7は、携帯端末1の外観の例を示す。携帯端末1は表示部11とキー操作部12を備える。図8は、HMD2の外観の例を示す。HMD2はカメラ21と表示部22を備える。
次に、図9、図10、図11のフローチャート、および、図6の構成図を参照して、本発明の第1の実施形態について詳細に説明する。図9のフローチャートは、本発明の全体の動作例を示す。
ステップS01で、まず携帯端末1の動作開始時に、アプリケーション104が、HMD制御部105を用いてHMD2との接続状況の確認を行う。この際に、HMD制御部105は、通信制御部103を用いて、HMD2との通信の確立を試みる。通信の確立が成功したらアプリケーション104へ接続中であることを通知し、アプリケーション104はステップS02へ進む。HMD2との通信の確立が失敗したら、アプリケーション104へ未接続であることを通知し、アプリケーション104はステップS03へ進む。
ステップS02では、アプリケーション104はHMD制御部105へ、HMD2の使用開始の指示を出す。HMD制御部105のHMD使用開始の処理については、図10を用いて後で説明する。
ステップS03では、アプリケーション104がHMD2を使用中か否かで分岐を行う。使用中の場合はステップS04へ進み、使用中でない場合はステップS05へ進む。
ステップS04では、アプリケーション104はHMD制御部105に対してユーザに提示する画面の画像データを送付し、HMD2の仮想画面Aの更新の指示を行う。HMD制御部105による画面更新の処理については、図11を用いて後で説明する。アプリケーション104がHMD制御部105に送付する画像のサイズは、携帯端末の表示部11へ出力するサイズと異なってもよい。HMD2の表示部22の解像度が高い場合はそれを活かすために、携帯端末1の表示部11へ出力するサイズより大きい画像を出力してもよい。
ステップS05では、アプリケーション104は表示制御部101を用いて、ユーザに提示する画像データを表示部11へ表示する。
ステップS06では、アプリケーション104はキー操作部102やその他システム内から受け取ったイベントを取得し、イベントの内容により処理を分岐する。ステップS06で取得したイベントが処理の終了であった場合は、アプリケーションの処理を終了し、携帯端末1の動作を終了する。
ステップS06で取得したイベントがHMD2の使用終了であった場合は、ステップS07で、HMD制御部105へHMD2の使用終了を指示し、HMD制御部105は端末姿勢取得部106へ動作の停止を指示し、通信制御部103を用いてHMD2の動作を終了し、HMD2との接続を解除する。
ステップS06で取得したイベントがHMD2の使用開始であった場合は、ステップS01へ戻り、HMD2の使用を再開する。
ステップS06で取得したイベントが上記以外のアプリケーション104の処理にかかわるものであった場合は、ステップS08でアプリケーション104内部でイベントに即した処理を行い、ステップS03へ戻り、使用者へ提示する画面の更新に進む。
図10のフローチャートは、図9のフローチャートのステップS02の、HMD使用開始の処理の詳細である。
ステップS11では、HMD制御部105が表示制御部101を用いて表示部11に、図5で示すような画像認識で検出しやすい固定パターンの画像を表示する。
ステップS12からステップS15までのループは、HMD制御部105が別スレッドを生成して、その生成されたスレッド内で端末姿勢取得部106が処理を行う。
ステップS12では、端末姿勢取得部106が通信制御部103を用いてHMDのカメラ21の撮影画像を取得する。
ステップS13では、端末姿勢取得部106がステップS12で取得した画像を分析し、ステップS11で携帯端末の付属ディスプレイ11に表示した位置合わせ用表示である固定パターンを検出する。
ステップS14では、ステップS13での検出結果での固定パターンの大きさと歪みから、HMD2に対する付属ディスプレイ11の相対位置と相対姿勢を計算する。検出方法及び計算方法は、ARToolKit(http://www.hitl.washington.edu/artoolkit/)など既存のソフトウェアを利用して実行することができる。計算結果は、HMD2の表示部22に固定パターンを全画面表示した矩形を、ステップS13で検出した固定パターンの形にアフィン変換するためのアフィン変換行列として端末姿勢取得部106が保持する。また、仮想ディスプレイの表示位置が頻繁に(フレーム毎に)変化すると使用者にとって見難いため、端末姿勢取得部106の内部で、計算結果の変化量を平滑化してもよい。
ステップS15では、HMD2の使用を継続するか判断する。図9のフローチャートのステップS07で、端末姿勢取得部106がHMD制御部105からHMD使用終了の支持を受け取った場合は、HMDの使用終了と判断してループを抜け、ステップS16へ進む。それ以外の場合は、ステップS12へ戻る。
ステップS16では、HMD制御部105が表示制御部101を用いて表示部11に表示していた固定パターンを消去し、通常の画面に戻す。
図11のフローチャートは、図9のフローチャートのステップS04においてHMD2の画面を更新する処理の詳細を示す。
まずステップS21では、HMD制御部105が、端末姿勢取得部106から、ステップS14で計算し保持しているアフィン変換行列を取得する。
ステップS22では、HMD制御部105はアプリケーション104から受け取った画面の画像データに対して、前ステップで取得したアフィン変換行列によりアフィン変換を施し、変換後の四角形の画像を得る。これが、HMDへ仮想ディスプレイとして表示される仮想画面Aの表示領域の画像データである。
この画像データを用いると、HMD上での変換後の画像のサイズが、使用者から見て携帯端末の表示部11の画面と同じである。HMD2の解像度のために文字がつぶれて見難くなる場合や、HMD2の大画面のメリットを生かしたい場合には、変換後の画像データは、予め設定された適当な倍率で拡大することが望ましい。その際、ボタン操作部を隠さないよう、図3、図4のように、仮想画面Aの表示領域の下端と携帯端末1の表示画面11の下端とが一致するように設定され、仮想画面Aは上方向に拡大することが望ましい。
このアフィン変換後の画像を用いてHMD2への出力画面を生成するアフィン変換後の画像以外の背景の領域の生成方法は、HMD2の方式により異なる。HMD2の表示部22が非透過の場合は、背景の領域は、HMDのカメラ21が取得した最新の画像とし、その上にアフィン変換後の画像を上書きする。HMDの表示部22が半透過の場合は、背景の領域は透明色とし、使用者の視野を確保する。
ステップS23では、HMD制御部105は、通信制御部103を用いて画像データをHMD2へ送付し表示指示を行う。HMD2側の通信制御部203は、受け取った画像データを、表示制御部202を用いて表示部22に表示する。
以上により、本実施形態の動作が実現される。使用者が自宅など安全な場所で使用する場合は、従来どおりHMD2の表示部22の固定位置に仮想ディスプレイを表示してよい。使用者が携帯端末1に所定の入力操作を行うと、HMD2はそれに応答して、仮想画面30Aの表示領域のHMD2に対する相対的な位置を固定する固定モードに設定される。その場合は、ステップS21の処理は不要となり、ステップS22ではアプリケーションから出力される画面の画像データを、HMDの表示部22にフィットするサイズに拡大縮小する処理のみを行う。また、ステップS02及び図10のフローチャートの処理は不要となる。
本実施形態により、以下のような効果が得られる。
第1の効果は、常にHMDの固定位置に携帯端末の画面が表示されているのではなく、使用者が見たいときだけ、携帯端末の画面の方向を見ればHMDに仮想ディスプレイが表示され、自然に周囲の状況を確認する場合は、携帯端末から視線をそらすという自然な動作で実現できる点である。
第2の効果は、実際の携帯端末の画面より大きい画面をHMDに表示することで、表示できる情報量の向上、視認性の向上が得られる点である。
第3の効果は、携帯端末の画面には情報が表示されないため、機密情報を他人から覗き見されるリスクが低減される点である。
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。
第1の実施形態では、HMD2のカメラ21の撮影画像からの携帯端末1の位置の検出のために、表示部11に固定パターンを表示していた。このような手段では、HMD2の表示部の方式が半透過型または片眼の場合は、使用者に固定パターンが見えてしまい、表示画像の閲覧の邪魔になることが考えられる。また、タッチパネル型の携帯端末の場合に、使用者のタッチパネル操作により固定パターンが隠れてしまい、検出できなくなるという問題もある。
そこで、第2の実施形態では、携帯端末1の位置の検出のために、携帯端末1は、表示部11への固定パターンの表示ではなく、表示部11の周りに赤外線のLEDを備える。赤外線のLEDとした理由は、可視光の範囲から外れるため使用者には見えず、閲覧の邪魔にならないが、カメラ21では検出できるためである。
図12に、第2の実施形態の構成図を示す。第1の実施形態との違いは、LED14が追加されているのみである。LED14の点灯、消灯は、表示制御部101が行う。LED14は、携帯電話の位置及び姿勢を認識するための位置合わせ用表示を行うための表示装置として機能する。
図13に、第2の実施形態における携帯端末1の外観を示す。携帯端末1は、表示部11の周囲3点にLEDを備える。図15のように、LED14は、キー操作部を有せず表示部11に含まれるタッチパネルを使用者が指で操作する場合に、指で隠れない位置に配置される。
第2の実施形態のフローチャートは、第1の実施形態と比較して図10のみが変更となる。変更後のフローチャートを図14に示す。第1の実施形態から変更となるステップのみ説明する。
ステップS11では、表示部11の消去し、LED14を点灯する。3個のLED14でそれぞれ点滅パターンを変える、または、点灯する光の周波数を変えることで、3個のLED14を個別に識別することが出来るようにする。
ステップS13では、ステップS12で取得した画像から、LED14の位置を検出する。
ステップS14では、3個のLED14の位置を元に表示部11の位置及び姿勢を計算する。計算結果の保持方法は、第1の実施形態と同じである。HMD2の仮想画面Aの表示領域は、LED14の位置から得られた表示部11の位置及び姿勢に基づいて設定される。
ステップS15でHMDの使用が終了すると、ステップS16でLED14を消灯し、表示部11の表示を再開する。
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。
第3の実施形態では、図16の構成図で示すとおり、携帯端末側だけでなく、HMD側にも端末姿勢取得部205を持つ。図10及び図14のフローチャートに含まれるステップS12からステップS15までのループを、携帯端末側の端末姿勢取得部106ではなく、HMD側の端末姿勢取得部205で行い、ステップS14の計算結果のみを通信制御部203を用いて、携帯端末側の端末姿勢取得部106へ送付し、端末姿勢取得部106で保持する。
この変更により、携帯端末の検出というある程度負荷の高い処理をHMD側で行うことで、携帯端末の演算回路10の処理量を減らすという効果がある。また、携帯端末1とHMD2の間の通信で画像全体を毎回送るのではなく、計算結果のみ送ればよいので、通信量の削減にもつながる。
以上に説明した実施形態は、矛盾の無い範囲で互いに任意的に組み合わせて実施することができる。
1 携帯端末
2 HMD(ヘッドマウントディスプレイ)
3 視野
11 表示画面
14 LED
15 表示装置
21 カメラ
22 表示部
301 携帯端末
303 視野
30A 仮想画面
311 表示画面
A 仮想画面

Claims (7)

  1. 表示情報に応じて表示を行う表示装置を備える携帯端末と、
    前記携帯端末から取得した前記表示情報に基づいて、装着者の視野の一部の表示領域に前記携帯端末の前記表示装置の表示画面に対応する仮想画面を表示するヘッドマウントディスプレイとを具備し、
    前記ヘッドマウントディスプレイは、
    撮像部と、
    前記撮像部によって撮像された前記表示装置の表示に基づいて前記ヘッドマウントディスプレイに対する前記携帯端末の相対的な位置を示す位置情報を生成する端末姿勢取得部とを備え、
    前記表示領域は前記位置情報に基づいて、前記仮想画面が前記表示装置の表示画面に重なる位置に位置合わせされて表示されるように設定され、
    前記携帯端末が前記ヘッドマウントディスプレイとの通信の確立に成功した場合、前記携帯端末から取得し前記表示情報が示すユーザに提示する画面が前記ヘッドマウントディスプレイによって前記仮想画面に表示され、かつ前記表示装置による前記ユーザに提示する画面の表示が停止され、
    前記通信の確立に成功しなかった場合、前記ユーザに提示する画面が前記表示情報に応じて前記表示装置の表示画面に表示される
    携帯端末システム。
  2. 請求項1に記載された携帯端末システムであって、
    前記端末姿勢取得部は、前記表示装置が表示する特定パターンを予め記憶し、前記撮像部が撮像した前記特定パターンと予め記憶した前記特定パターンとに基づいて前記ヘッドマウントディスプレイに対する前記携帯端末の相対的な姿勢を示す姿勢情報を生成し、
    前記表示領域は前記姿勢情報に基づいて設定される
    携帯端末システム。
  3. 請求項1又は2に記載された携帯端末システムであって、
    前記携帯端末は、前記ヘッドマウントディスプレイが使用されていないとき前記表示情報に応じた表示を行い、前記ヘッドマウントディスプレイが使用されているとき前記表示情報に応じた表示を停止する
    携帯端末システム。
  4. 請求項1から3のいずれかに記載された携帯端末システムであって、
    前記ヘッドマウントディスプレイは、前記携帯端末又は前記ヘッドマウントディスプレイに対する所定の入力操作に応答して、前記表示領域を固定する
    携帯端末システム。
  5. 請求項1から4のいずれかに記載された携帯端末システムであって、
    前記ヘッドマウントディスプレイが使用されているとき、前記表示画面には所定の位置合わせ用表示が行われ、
    前記表示領域は前記位置合わせ用表示に応じて設定される
    携帯端末システム。
  6. 請求項1から4のいずれかに記載された携帯端末システムであって、
    前記表示装置は赤外線を発光するLEDを備え、
    前記撮像部は赤外線を撮像し、
    前記表示領域は前記撮像部が撮像した前記LEDの位置に応じて設定される
    携帯端末システム。
  7. 請求項1から6のいずれかに記載された携帯端末システムであって、
    前記表示領域に表示される前記仮想画面は、前記装着者から見て前記携帯端末の表示画面に対して所定の倍率で拡大して設定され、更に前記携帯端末の表示画面と下端が一致するように設定される
    携帯端末システム。
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