JP2017191293A - 覗き見防止システム - Google Patents

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Abstract

【課題】端末画面表示内容を制御する技術に関して、ユーザ本人が端末の画面で資料作成等の作業を行いつつ、任意の様々な表示内容を認識できると共に、画面の覗き見や撮影による情報漏れ等を防止することができる技術を提供する。【解決手段】覗き見防止システムは、ユーザ端末1と、ユーザが装着する眼鏡端末2とを備え、ユーザ端末1は、覗き見防止機能のオフ状態では、表示画面部11に、元画面である可視画面100を表示し、オン状態では、表示画面部11に、不可視画面101を表示し、不可視画面101に対する入力を受け付け、眼鏡端末2は、オン状態では、表示画面部21に、不可視画面の状態を解除するための解除画面102を表示し、眼鏡端末2を装着しているユーザの眼3に、不可視画面101と解除画面102との重ね合わせにより、元画面の表示内容が可視状態となる重畳画面103を結像させる。【選択図】図1

Description

本発明は、情報処理技術に関し、端末画面表示内容を制御する技術に関する。
ノートPCやスマートフォン等の端末の画面表示内容は、第三者により覗き見される可能性がある。例えば、公共空間等において、ユーザ本人が、ノートPCで画面を見ながら作業を行っている際に、その付近にいる他人が、その画面を横や後ろから覗き見し、画面表示内容の情報を認識する場合がある。また、覗き見に類似する行為や場合としては、監視カメラによりその画面の表示内容が撮影される場合や、携帯型カメラ等によりその画面の表示内容が盗撮される場合がある。その撮影画像データを第三者が入手することで、その表示内容の情報が認識される場合がある。
公共空間等で端末を利用しつつ、画面の覗き見や撮影による情報漏れ等を防止したい場合がある。画面の覗き見等の防止に係わる従来技術としては以下がある。一般的な技術としては、端末の画面の表面に、光学フィルム等の物が設けられる。この物は、例えば視野角を調整する光学特性を持つ層である。これにより、画面に対して法線方向である正面を含む所定の視野角の範囲内から画面を見る場合には、画面表示内容がよく見え、その範囲外から画面を見る場合には、画面表示内容がよく見えない。即ち、第三者が画面を横等から覗き見した場合、表示内容が認識できない、または認識しにくい。
また、端末の液晶表示装置等のハードウェアにおいて、表示構造の工夫により、画面表示内容を調整する技術、例えば視野角を制御する技術がある。例えば、液晶層や偏光板の工夫により、視野角や輝度の調整がされる。また、例えば、表示画面部に、視野角、即ち出射光の方向を調整する層が設けられる。また、例えば、液晶層等の上に、液晶層の透過光を分離して出射する所定の分離層が設けられる。視野角の制御例としては、広視野角モードと狭視野角モードとを切り替えできる技術がある。また、第1の視野角範囲内では第1の画面表示内容、別の第2の視野角範囲内では別の第2の画面表示内容にする技術がある。
また、端末のソフトウェアにおいて、画面に表示するための画像データの画像処理により、画面表示内容を調整する技術がある。この画像処理の例としては、以下が挙げられる。例えば、輝度やコントラスト等を変更し、背景領域と文字領域とで色を近くして、文字を認識しにくいようにする処理がある。例えば、画像フレーム内の特定の文字や領域を、視認しにくいように加工する処理がある。例えば、元の画像データに、マスクやかく乱等のために所定のパターンや文字等を合成する処理がある。
一方、近年では、ユーザに装着可能であるウェアラブル端末として、眼鏡型端末や腕時計型端末等が実用化されている。例えば、眼鏡型端末としては、レンズ面に画像や映像を投射表示するもの等がある。
端末画面の覗き見防止に関する先行技術例として、特開2005−301367号公報(特許文献1)が挙げられる。特許文献1には、覗き見防止機能付き入力画面及び入力方法として、以下の旨が記載されている。その入力方法では、端末の画面に、所定の入力画面の入力枠を表示し、入力者は、その入力枠にパスワード等のデータを入力する際、その入力枠に対応した眼鏡形状の透視フィルタを装着する。その入力枠の入力データの表示では、表示パターンとダミー表示パターンが混在し、裸眼では意味不明パターンとして認識される。その透視フィルタは、特定色を遮断する。入力者は、その透視フィルタ付き眼鏡の装着状態では、入力データの表示パターンを認識できる。その眼鏡を装着していない者は、その入力枠を覗き見しても、意味不明パターンとなり認識できない。
特開2005−301367号公報
上記のように、従来技術として、端末や表示装置のハードウェアやソフトウェアにおける工夫により画面表示内容を調整して覗き見等を防止しようとする技術がある。しかしながら、従来技術では、ユーザ本人が端末の画面で資料作成等の作業を行いつつ、任意の様々な表示内容を認識できると共に、画面の覗き見や撮影による情報漏れ等を防止したい場合に、効果の点で改善余地がある。
なお、特許文献1に記載の技術では、透視フィルタ付き眼鏡は、フィルタ物であり、情報処理端末ではない。特許文献1に記載の技術では、特定の入力画面及び入力枠の設計に応じて透視フィルタ付き眼鏡を設計して用意する必要があり、複数の眼鏡を使い分ける必要がある。特許文献1に記載の技術では、ノートPC等の端末画面の任意の様々な表示内容に適用することはできず、その表示内容の覗き見等の防止はできない。
本発明の目的は、端末画面表示内容を制御する技術に関して、ユーザ本人が端末の画面で資料作成等の作業を行いつつ、任意の様々な表示内容を認識できると共に、画面の覗き見や撮影による情報漏れ等を防止することができる技術を提供することである。
本発明のうち代表的な実施の形態は、覗き見防止システムであって、以下に示す構成を有することを特徴とする。
一実施の形態の覗き見防止システムは、ユーザが使用するユーザ端末と、前記ユーザ端末と通信が可能に接続され、前記ユーザが装着する眼鏡端末と、を備え、前記ユーザ端末は、覗き見防止機能のオフ状態では、第1表示画面部に、可視状態の元画面である第1画面を表示し、前記覗き見防止機能のオン状態では、前記第1表示画面部に、前記第1画面に対応した、不可視状態の画面である第2画面を表示し、前記第2画面に対する入力を受け付け、前記眼鏡端末は、前記覗き見防止機能のオン状態では、第2表示画面部に、前記第2画面の不可視状態を解除するための第3画面を表示し、前記眼鏡端末を装着している前記ユーザの眼に、前記第2画面と前記第3画面との重ね合わせにより、前記第1画面の表示内容が可視状態となる第4画面を結像させる。
本発明のうち代表的な実施の形態によれば、端末画面表示内容を制御する技術に関して、ユーザ本人が端末の画面で資料作成等の作業を行いつつ、任意の様々な表示内容を認識できると共に、画面の覗き見や撮影による情報漏れ等を防止することができる。
本発明の実施の形態1の覗き見防止システムの構成を示す図である。 実施の形態1における、眼鏡端末の構成を示す図である。 実施の形態1における、機能ブロック構成を示す図である。 実施の形態1における、画像処理例及び画面例を示す図である。 実施の形態1における、別の画像処理例及び画面例を示す図である。 実施の形態1の変形例における、機能ブロック構成を示す図である。 本発明の実施の形態2の覗き見防止システムにおける機能ブロック構成を示す図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、実施の形態を説明するための全図において同一部には原則として同一符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
(実施の形態1)
図1〜図6を用いて、本発明の実施の形態1の覗き見防止システムについて説明する。実施の形態1の覗き見防止システムは、ユーザ端末の画面の表示内容の覗き見等を防止するための覗き見防止機能を有する。
[覗き見防止システム]
図1は、実施の形態1の覗き見防止システムの構成を示す。実施の形態1の覗き見防止システムは、ユーザ端末1と眼鏡端末2とを含むシステムである。図1の上側には、ユーザが眼鏡端末2を装着した状態でユーザ端末1を利用する状態を示す。図1の下側には、図1の上側のユーザ端末1と眼鏡端末2とユーザの眼3との間における、表示される画面の関係等を示す。なお、説明上の方向として、(X,Y,Z)を示す。Z方向は、ユーザが画面を見る視線の方向、画面の光がユーザの眼3に入射される方向とする。また、画面内における水平方向及び垂直方向を、X方向及びY方向とする。
ユーザは、ユーザ端末1及び眼鏡端末2を携帯及び使用する。公共空間等において、ユーザは、ユーザ端末1を操作してユーザ端末1の画面を見ながら資料作成や閲覧等の作業を行う。その際、ユーザは、必要に応じて眼鏡端末2を装着して作業を行う。ユーザは、必要に応じて覗き見防止機能のオン/オフを切り替えることができる。
ユーザ端末1は、ノートPC等の情報処理端末、電子機器である。ユーザ端末1は、表示画面部11や入力部12を備える。ユーザ端末1は、携帯型の装置とするが、固定設置型も適用可能である。入力部12は、キーボード等の機器を含む。ユーザ端末1は、公知の一般的な構成要素として、演算装置、記憶装置、通信インタフェース装置、入出力インタフェース装置、入力装置、表示装置等を有する。
眼鏡端末2は、ウェアラブル端末の一種として眼鏡型の情報処理端末、電子機器である。眼鏡端末2は、本体部5や表示画面部21を備える。眼鏡端末2は、ユーザの眼3及び頭に対して装着可能であり、表示画面部21に映像を表示可能である型の装置である。眼鏡端末2は、ゴーグル型やヘッドマウントディスプレイ型を含め、各種の装置が適用可能であり、表示方式等を限定しない。
ユーザ端末1と眼鏡端末2が連携して機能を実現する。実施の形態1では、ユーザ端末1と眼鏡端末2は、通信ケーブル4によって有線接続されている。ユーザ端末1と眼鏡端末2との接続は、有線通信インタフェースによる接続に限らず、無線通信インタフェースによる接続としてもよい。ユーザ端末1と眼鏡端末2との接続の通信インタフェースは、例えば、USB、Bluetooth(登録商標)、WiFi、HDMI等を適用してもよい。
表示画面部11は、例えば液晶表示装置により構成される。表示画面部11には、通常時、覗き見防止機能の機能オフ状態では、可視画面100である元画面の内容が表示される。図1の上側では、機能オフ状態を示し、眼鏡端末2の表示画面部21にはまだ特有の画面は表示されていない。可視画面100である元画面の内容は、例えばユーザがユーザ端末1のアプリケーションソフトウェアを用いて資料作成等の作業を行う場合の画面であり、作成中の資料の文字や画像等を含む内容である。なお、可視とは、画面表示内容が視認、認識できること、あるいは視認、認識がしやすいこと、例えば文字等の判読が容易であること等を指す。
表示画面部11には、覗き見防止機能の機能オン状態では、不可視画面101が表示される。図1の下側は、機能オン状態を示し、ユーザを省略して示す。不可視画面101は、可視画面100である元画面の内容が不可視の状態となっている画面である。なお、不可視とは、画面表示内容が視認、認識できないこと、あるいは視認、認識がしにくいこと、例えば文字等の判読が難しいこと等を指す。不可視画面101は、覗き見9を含めて、直接に裸眼で見た場合やカメラ等で撮影した場合に、元画面の内容の文字や画像等が認識できない、または認識しにくい、という状態の画面である。
ユーザ端末1は、可視画面100である元画面に対応する画像データに基づいて、不可視画面101を表示するための画像データを作成し、その画像データに基づいて、表示画面部11に不可視画面101を表示する。
可視画面100や不可視画面101からの光は、Z方向で、透過光6として、眼鏡端末2の表示画面部21を透過して、ユーザの眼3に入射される。眼3は網膜等を示す。眼3には、画面に対応する画像や映像が結像される。
表示画面部21は、例えばレンズにより構成される。本体部5は、表示画面部21に画像や映像を表示するための機構を備えている。表示画面部21は、機能オフ状態では、透過状態であり、解除画面102は表示されない。表示画面部21は、機能オン状態では、解除画面102が表示される。
ユーザ端末1は、可視画面100である元画面に対応する画像データに基づいて、不可視画面101と組になる、解除画面102を表示するための画像データを作成し、その画像データを眼鏡端末2に送信する。そして、眼鏡端末2は、ユーザ端末1から受信した画像データに基づいて、表示画面部21に、解除画面102を表示する。本体部5は、画像データに基づいて、例えば投射表示方式で、表示画面部21であるレンズ面に、解除画面102の画像を表示する。
解除画面102は、ユーザ端末1の不可視画面101の内容の不可視の状態を解除して元画面の内容の可視の状態に戻すための画面である。解除画面102は、組となる不可視画面101に対して、重ね合わせされる画面である。眼鏡端末2を用いて、ユーザの眼3は、ユーザ端末1の不可視画面101と、眼鏡端末2の解除画面102とを重ね合わせた状態で見る。
眼鏡端末2の装着状態及び機能オン状態で、ユーザの眼3には、Z方向で、ユーザ端末1の不可視画面101からの透過光6と、眼鏡端末2の解除画面102の反射光7とが入射される。即ち、眼3には、それら2種類の光が合成、重畳された光である重畳光8が入射される。これにより、眼3では、重畳光8が重畳画面103として結像される。即ち、ユーザは、機能オン状態では、重畳画面103を見る。重畳画面103は、不可視画面101と解除画面102とが重ね合わせされた結果の画面であり、可視画面100である元画面の内容が可視状態となる画面である。重畳画面103は、元画面の内容がそのまま視認できる状態となる画面か、あるいは元画面の内容が完全ではなくても十分に容易に視認できる状態となる画面である。ユーザは、重畳画面103として、元画面の表示内容を認識することができる。
それと共に、機能オン状態では、ユーザ本人の付近にいる他人が、ユーザ端末1の表示画面部11を覗き見9、例えば直接に裸眼で見たとしても、不可視画面101であるため、元画面の内容を認識できない、または認識しにくい。同様に、監視カメラや他人の携帯型カメラ等の機器が、ユーザ端末1の表示画面部11を撮影したとしても、不可視画面101であるため、元画面の内容を撮影できない、または撮影しにくい。他人は、元画面の内容を表す撮影画像データを入手することはできない。
このように、実施の形態1の覗き見防止システムは、覗き見防止機能の機能オン状態では、ユーザ端末1では不可視画面101を表示し、眼鏡端末2では解除画面102を表示する。これにより、ユーザ本人がユーザ端末1で元画面の内容を見ながら作業できると共に、第三者によるユーザ端末1の元画面の内容の覗き見等を防止することができる。
[眼鏡端末の構成例]
眼鏡端末2の構成例は以下である。図2は、眼鏡端末2の機能ブロック構成を示す。本体部5は、眼鏡端末2の本体として、表示画面部21への画像の表示等を行う部分である。本体部5は、ICチップ、光学素子、及びそれらを収容して眼鏡フレームに取り付けるケース等により構成される。
図2で、本体部5は、制御部51、記憶部52、通信部53、投射表示部54、入力部55を有する。投射表示部54は、駆動部61、表示素子62、投射光学系63を有する。
制御部51は、CPU、ROM、RAM等により構成され、本体部5の各部の動作を制御する。記憶部52は、メモリ等で構成され、画像データ等が格納される。通信部53は、所定の通信インタフェースで通信を行う部分であり、ユーザ端末1の通信部と、通信ケーブル4で接続され、有線接続インタフェースで通信する。通信部53は、ユーザ端末1の通信部と通信し、ユーザ端末1からの画像データや制御情報の受信やユーザ端末1への制御情報の送信等を行う。
投射表示部54は、制御部51からの制御に従い、表示画面部21への画像、映像の投射表示を行う部分である。駆動部61は、画面の画像データに基づいて、表示素子62を駆動して、表示素子62に画像を形成する。投射光学系63は、レンズやプリズム等の光学素子で構成され、表示素子62で形成された画像を、表示画面部21であるレンズ面に投射する。投射された光は、図1のように、表示画面部21であるレンズ面で反射し、Z方向で、反射光7として、眼3に入射される。
入力部55は、ユーザ操作入力のための部分であり、例えば入力ボタン等を有する。ユーザ操作入力の例としては、眼鏡端末2のパワーのオン/オフ、所定の機能のオン/オフ、投射表示のオン/オフ、投射表示状態の調整、等が挙げられる。このユーザ操作入力としては、覗き見防止機能のオン/オフを可能としてもよい。制御部51は、入力部55の入力状態に応じて動作を制御する。
なお、入力部55は、本体部5や眼鏡端末2の他の箇所に備えてもよいし、備えなくてもよい。備えない場合、ユーザ端末1から眼鏡端末2へ、ユーザ操作入力に対応した指示を送信する形態とすればよい。入力部55は、眼鏡端末2の本体部5と有線または無線で接続される別の機器、例えば眼鏡端末2の構成要素である操作機器に備えてもよい。その操作機器は、入力ボタンやバッテリ等を備える。ユーザは、その操作機器を所持し、手動操作する。その操作機器は、ユーザ入力操作に応じた信号を本体部5へ送る。
眼鏡端末2は、汎用的な端末を用いてもよいし、覗き見防止のための専用端末としてもよい。眼鏡端末2は、汎用的な端末の場合、覗き見防止機能を利用せずに解除画面102を表示しない場合には、表示機能を用いて表示画面部21に所定の画像を表示可能である。
[機能ブロック構成]
図3は、実施の形態1の覗き見防止システムの機能ブロック構成を示す。ユーザ端末1は、表示画面部11、入力部12、制御部31、記憶部32、通信部33、表示部34、不可視画面生成部41、解除画面生成部42を有する。不可視画面生成部41及び解除画面生成部42は、制御部31の一部としてソフトウェアプログラム処理により実現されてもよいし、特定の回路により実現されてもよい。
制御部31は、CPU、ROM、RAM等により構成され、ユーザ端末1の各部を含む全体を制御する。制御部31は、OSやアプリケーションプログラムを実行する機能を有する。また、制御部31は、特有の覗き見防止機能を制御する機能を有する。
記憶部32は、制御部31等が扱う各種のデータや情報、プログラム等を記憶する。記憶部32には、元画面データ200、素材データ205、他の画像データ等が格納される。記憶部32には、不可視画面データ202や解除画面データ203等が格納されてもよい。元画面データ200は、制御部31のアプリケーションソフトウェア等が生成するデータとしてもよいし、表示部34で生成されたデータとしてもよい。元画面データ200は、外部から入力されたデータとしてもよい。素材データ205は、後述するが、画像処理で素材として使用するデータである。
通信部33は、所定の通信インタフェースで通信処理を行う部分であり、特に眼鏡端末2の通信部53との間で有線通信インタフェースで通信処理を行う機能を含む。
表示部34は、表示画面部11に画像、映像の表示を行う部分である。表示部34は、例えば液晶表示を行う部分であり、液晶表示駆動部を含む。表示部34は、画面の画像データに基づいて、表示画面部11を駆動して、画面の画像等を表示させる。表示画面部11に表示される画面は、図1の可視画面100及び不可視画面101がある。
制御部31は、覗き見防止機能の機能オフ状態では、記憶部32の元画面データ200を、可視画面データ201として表示部34へ送信する。可視画面データ201は、可視画面100を表示するための画像データ、映像データであり、第1画面データである。表示部34は、可視画面データ201に基づいて、表示画面部11に可視画面100を表示する。
制御部31は、覗き見防止機能の機能オン状態では、記憶部32の元画面データ200及び素材データ205を、不可視画面生成部41へ送信する。
不可視画面生成部41は、元画面データ200及び素材データ205を入力として、不可視画面データ202を生成する第1画像処理を行う。不可視画面生成部41は、素材データ205に基づいて、第1画像処理で用いる第1素材データを入力する。不可視画面データ202は、不可視画面101を表示するための画像データ、映像データであり、第2画面データである。不可視画面生成部41は、生成した不可視画面データ202を、表示部34へ出力、送信する。表示部34は、不可視画面データ202に基づいて、不可視画面101を表示する。
解除画面生成部42は、同じく、元画面データ200及び素材データ205を入力として、解除画面データ203を生成する第2画像処理を行う。解除画面生成部42は、素材データ205に基づいて、第2画像処理で用いる第2素材データを入力する。解除画面データ203は、解除画面102を表示するための画像データ、映像データであり、第3画面データである。解除画面生成部42は、生成した解除画面データ203を、通信部33へ出力、送信する。通信部33は、解除画面データ203を、眼鏡端末2へ送信する。
なお、不可視画面生成部41に入力する第1素材データと、解除画面生成部42に入力する第2素材データとは、完全に同じとしてもよいし、対応する別のデータとしてもよい。不可視画面生成部41の第1画像処理と解除画面生成部42の第2画像処理は、組として所定の関係を持つので、その関係に対応した第1素材データ及び第2素材データが使用される。
素材データ205は、例えば、予め、どのような不可視画面101とするのかに応じて設定されている。制御部31は、予め設定されている素材データ205を、不可視画面生成部41や解除画面生成部42へ送る。
眼鏡端末2の通信部53は、ユーザ端末1の通信部33から送信された解除画面データ203を受信する。通信部53は、制御部51の制御に従い、解除画面データ203を、投射表示部54へ送る。投射表示部54は、解除画面データ203に基づいて、表示画面部21に、解除画面102を表示する。
制御部31及び制御部51により、ユーザ端末1での不可視画面101の表示と眼鏡端末2での解除画面102の表示とにおいてタイミングが同期するように制御される。
ユーザは、眼鏡端末2の装着状態及び機能オン状態で、重畳画面103を見ながら、例えば資料の編集のために、入力部12から文字等を入力する。入力部12から入力された入力情報は、制御部31へ送られる。入力情報は、画面内のどの位置でどのような入力がされたか等の情報であり、タッチパネルの場合にはタッチ入力情報を含む。制御部31は、その入力情報に応じて、アプリケーションプログラム等の処理により、元画面の内容を更新し、資料のデータに反映する。即ち、リアルタイムで、元画面データ200における画像フレームが更新される。元画面データ200の更新に伴い、不可視画面データ202及び解除画面データ203についても、更新分の画像フレームが生成される。
[機能オン/オフ、及びユーザ設定]
ユーザは、ユーザ端末1の入力部12、または眼鏡端末2の入力部55を通じて、覗き見防止機能に関する入力操作を行う。入力操作により、覗き見防止機能のオン/オフの状態が切り替え可能である。ユーザは、ユーザ端末1の画面で資料作成等の作業を行う際に、覗き見防止機能を有効にしたい場合には、入力部12または入力部55を通じて、機能オン状態にするための入力操作を行う。入力部12から入力する場合、入力情報を制御部31へ送る。入力部55から入力する場合、制御部51、通信部53及び通信部33を通じて、入力情報を制御部31へ送信する。これにより、制御部31は、入力操作に応じた、機能オン状態にするための指示を受け取る。制御部31は、指示に応じて、覗き見防止機能をオン状態にする。機能オン状態では、上記のように、自動的に、不可視画面101及び解除画面102を表示させる。
ユーザは、覗き見防止機能を無効にしたい場合には、入力部12または入力部55を通じて、機能オフ状態にするための入力操作を行う。制御部31は、入力操作及び入力情報に応じた、機能オフ状態にするための指示を受け取る。制御部31は、指示に応じて、覗き見防止機能をオフ状態にする。機能オフ状態では、不可視画面101及び解除画面102を表示させず、可視画面100を表示させる。
また、覗き見防止機能のオン/オフの切り替えは、覗き見防止機能を実現するアプリケーションプログラムの起動時に自動的にオン状態にし、起動終了時にオフ状態にするようにしてもよい。
また、予め、ユーザ端末1のユーザ設定機能によって、覗き見防止機能のオン/オフに関する設定が可能である。例えば、所定の条件で自動的に機能のオン/オフを切り替えるように設定可能である。所定の条件の例としては、特定の日時、特定の場所や位置情報、特定の文書作成等のアプリケーションプログラム、等が挙げられる。また、所定の条件の例として、公知のスクリーンセーバーや低消費電力モード機能と同様に、通常状態であるオフ状態から、所定時間経過後に、自動的にオン状態に切り替えるようにしてもよい。
また、ユーザ設定機能の1つとして、不可視画面101及び解除画面102に関する表示設定を可能としてもよい。例えば、不可視画面101における視認のしにくさの度合いを設定可能とする。制御部31は、その度合いの設定値に応じて、後述のパターンのパラメータ等を決定する。また、例えば、不可視画面101として複数の種類の画面を表示可能である場合には、それらからユーザが選択して設定可能とする。
また、例えば、ユーザ端末1または眼鏡端末2に備えるセンサやカメラを用いて、ユーザ端末1または眼鏡端末2の周囲の状況、例えば他人の有無を検知して、その検知に基づいて機能のオン/オフを切り替えるようにしてもよい。
[画像処理(1)]
不可視画面生成部41、及び解除画面生成部42で行う処理である画像処理や変換処理の例を説明する。
不可視画面101は、例えば、可視画面100である元画面の表示内容の視認が難しい画面であり、元画面の表示内容の視認を妨げるような何らかの加工がされた部分を持つ画面である。それに対応して、組となる解除画面102は、不可視画面101における上記加工がされた部分を、元画面の表示内容の視認ができるように戻すための加工がされた部分を持つ画面である。
不可視画面生成部41の第1画像処理としては、元画面データ200の画像フレームに、所定のパターンである第1パターンを合成することにより、不可視画面データ202を生成する処理である。素材データ205における第1素材データは、そのパターンのデータ、あるいは、そのパターンを生成するためのパラメータ等のデータである。合成の処理は、例えば、元の画像フレームの画素の階調値に対し、パターンの画像フレームの画素の階調値を、加算や他の演算を施して、合成後のそれぞれの画素の階調値を得る処理である。
所定のパターンの例は、縞模様、格子模様、その他の任意形状の模様、が挙げられる。パターンは、言い換えれば、画像フレーム内において階調値等が異なる2種類以上の領域が混在して配置されたものである。例えば、縞模様のパターンの例としては、第1階調値を持つ第1画素領域の線と、第2階調値を持つ第2画素領域の線とが交互に配置されたものである。第1素材データは、縞模様のパターンの画像フレームのデータ自体、あるいは、その縞模様のパターンを規定する、階調値や線領域幅等のパラメータ値のデータである。合成後の不可視画面101では、例えば縞模様が目立つ状態となり、元の文字や画像が認識しにくくなる。
上記に対応させて、解除画面生成部42の第2画像処理としては、元画面データ200の画像フレームに、素材データ205に基づいた所定のパターンである第2パターンを合成することにより、解除画面データ203を生成する処理である。素材データ205における第2素材データは、そのパターンのデータ、あるいは、そのパターンを生成するためのパラメータ等のデータである。合成の処理は、例えば、元の画像フレームの画素の階調値に対し、パターンの画像フレームの画素の階調値を、加算や減算や他の演算を施して、合成後のそれぞれの画素の階調値を得る処理である。
第1画像処理で用いる第1パターンと、第2画像処理で用いる第2パターンとは、組であり、所定の関係を持つ。例えば、第1パターンが縞模様のパターンである場合に、第2パターンは、第1パターンの縞模様に対して反転や相補の関係の縞模様のパターンである。例えば、第1パターンの縞模様は、第1画素領域の第1階調値と第2画素領域の第2階調値とが交互に繰り返されるパターンであるとする。それに対し、第2パターンの縞模様は、第1画素領域の第3階調値と第2画素領域の第4階調値とが交互に繰り返されるパターンである。第1階調値に対し、第3階調値は、重畳の際に第1階調値の効果を打ち消して、元画面の画素の階調値に戻す、または近付けるようにするための階調値である。同様に、第2階調値に対し、第4階調値は、重畳の際に第2階調値の影響を打ち消して、元画面の画素の階調値に戻す、または近付けるようにする階調値である。即ち、解除画面102の内容は、不可視画面101の内容、影響を打ち消すための内容である。
[画像処理(2)]
画像処理及び所定のパターンの別の例は、画像フレーム内において規則的もしくは不規則的及びランダムに文字や図形を配置する処理及びパターンが挙げられる。第1素材データは、その第1パターンの画像フレーム自体のデータ、あるいは、配置する文字や図形等のオブジェクトや配置の仕方を規定するパラメータ値のデータである。第1画像処理は、例えば、元の画像フレーム内にある文字や文章や図形における、一部または全部の所定の箇所の文字や図形の画像部分が、隠されるように、所定の画像部分に置換される。これにより、合成後の不可視画面101では、文章や図形等が意味不明な内容となる。
第2画像処理及び第2パターンは、上記と組になるものである。即ち、第2画像処理は、不可視画面データ202の画像フレームの中の置換された画像部分を、元の文字や図形等に戻す画像部分を持つ解除画面データ203を生成するものである。
[画像処理(3)]
画像処理及び所定のパターンの別の例は、所定の規則やアルゴリズムで、画像フレーム内の各画素の階調値を変調し、歪みを生じさせる加工を行う処理及びパターンである。この処理では、画像フレームの各画素の位置、例えば行や列や格子等で区分される画素領域の位置に応じて、階調値を変動させる。例えば、第1画素領域では階調値をそのままとし、第2画素領域では階調値を高くし、第3画素領域では階調値を低くする、といった加工を行う処理である。あるいは、第1画素領域では、位置を第1方向へ所定量シフトさせ、第2画素領域では、位置を第2方向へ所定量シフトさせる、といった加工を行う処理である。第1素材データは、上記変調及び加工の内容を規定するパラメータ値のデータである。上記のような処理により、元画面の画像フレームに歪みを加える。合成後の不可視画面101では、元の文字や画像が歪んでいるため、視認しにくくなる。
第2画像処理及び第2パターンは、上記と組になるものである。即ち、第2画像処理は、不可視画面データ202の画像フレームの中の歪みを元に戻すようにする解除画面データ203を生成するものである。なお、上記のような合成及び加工の画像処理は、公知の各種の画像処理が適用可能である。
[画像処理(4)]
画像処理及び所定のパターンの別の例は、元画面データ200の画像フレームの上に、所定のオブジェクトを合成する処理及びパターンである。所定のオブジェクトは、広告やスクリーンセーバー等が挙げられる。第1素材データは、そのオブジェクトに関するデータである。例えば、オブジェクトとして、広告オブジェクトである。広告オブジェクトのデータは、所定の文字や画像から構成されている。所定のオブジェクトのデータは、動画やプログラムにより構成されてもよい。合成の処理では、元の画像フレーム内における各画素の階調値に、広告オブジェクトの画素の階調値が、加算等で反映される。
広告オブジェクトは、画像フレーム内の表示位置や情報内容が固定されたものでもよいし、画像フレーム内の表示位置や情報内容が変動するものでもよい。情報内容を変動させる場合、ユーザ端末1は、広告のための素材データ205を制御する。ユーザ端末1は、素材データ205に含まれている複数の広告情報に基づいて、表示する広告オブジェクトを変動させてもよい。ユーザ端末1は、通信部33を用いてインターネット上から複数の広告情報を取得して素材データ205として用いてもよい。ユーザ端末1は、広告オブジェクトの表示の際に、都度、新しい広告情報をインターネット上から取得して使用してもよい。即ち、ユーザ端末1は、動的な内容の広告を表示させてもよい。
第2画像処理及び第2パターンは、上記と組になるものである。即ち、第2画像処理は、不可視画面データ202の画像フレームの中のオブジェクトを消去するようにする解除画面データ203を生成するものである。この形態では、覗き見9の場合、不可視画面101の広告等が視認され、元の内容は視認されにくい。
[画像処理(5)]
画像処理及び所定のパターンの別の例として以下としてもよい。不可視画面101としては、全面で殆ど黒色に近い表示とする。解除画面102としては、全面で殆ど元画面に近い内容の表示とする。重畳画面103では、元画面に近い内容の表示となる。
なお、この形態は、単に眼鏡端末2に元画面を表示してユーザ端末1の画面には何も表示しないという従来技術とは異なる。ユーザは、重畳画面103を見ながら、ユーザ端末1に、入力部12を用いて情報の入力を行うことができる。ユーザ端末1は、その入力情報を受け付けて、画面内容及び資料データ等を更新する。
[画面例(1)]
図4は、実施の形態1の画像処理例及び画面例を概略的なイメージで示す。画像フレーム401は、可視画面100である元画面に対応する元画面データ200の画像フレームを示す。画像フレーム401の表示内容は、例えば、ユーザが作成中の資料であり、なるべく秘匿したい発明内容等に係わる文字や図形等の情報が含まれている。元の文字等の階調値を、ここでは簡略的に一律で階調値k0で表すとする。
画像フレーム402は、素材データ205に基づいた第1パターンの画像フレームである。画像フレーム402は、例えば斜めの縞模様のパターンであり、第1画素領域の第1階調値k1の黒い線領域と第2画素領域の第2階調値k2の線領域とが交互に繰り返して配置されている。第1画素領域の第1階調値k1は、例えば黒色にマスクするための階調値である(これは負の値でもよい)。第2画素領域の第2階調値k2は、白い線領域として図示しているが、元画面の画素の階調値k0をそのまま反映させるためのフラグ値で構成される。
第1画像処理411は、不可視画面生成部41による処理であり、画像フレーム401に、第1パターンに対応する画像フレーム402を加算等で反映する処理である。例えば、第1画素領域では、元の階調値k0と、第1階調値k1とが加算され、第2画素領域では、元の階調値k0がそのまま使用される。
画像フレーム403は、第1画像処理411の結果であり、不可視画面101に対応する不可視画面データ202の画像フレームを示す。画像フレーム403の表示内容は、元の文字や図形の上に、第1パターンの縞模様が被さるように合成されている。第1画素領域では、加算後の階調値(k0+k1)となっており、第2画素領域では、元の階調値k0となっている。これにより、不可視画面101では、元の文字等が視認、認識しにくくなっている。なお、適用するパターンを調整すれば、視認、認識のしにくさを調整することも可能である。
画像フレーム404は、素材データ205に基づいた第2パターンの画像フレームである。画像フレーム404は、第1パターンと同じく斜めの縞模様のパターンであり、第1画素領域の第3階調値k3の線領域と第2画素領域の第4階調値k4の線領域とが交互に繰り返して配置されている。第1パターンの第1画素領域の位置と第2パターンの第2画素領域の位置とは同じであり、即ち縞模様の形状は同じである。第1画素領域の第3階調値k3は、グレーの線領域として図示しているが、第1階調値k1の黒色のマスクを打ち消すための階調値を持つ。第2画素領域の第4階調値k4は、白い線領域として図示しているが、透過領域にするためのフラグ値で構成される。
なお、第1パターンから、所定の関係に対応した所定の演算により、第2パターンを生成することも可能である。その場合、第2パターンのデータを第2素材データとして記憶しておかなくてもよい。
第2画像処理412は、解除画面生成部42による処理であり、画像フレーム401に、第2パターンに対応する画像フレーム404を加算等で反映する処理である。本例では、第2パターンの画像フレーム404を、そのまま解除画面102の画像フレーム405として使用する。第1画素領域では、第3階調値k3とし、第2画素領域では、透過領域とするため、いずれの階調値も使用しない。第3階調値k3は、例えば、第1階調値k1を正負反転した値が使用されてもよい。第2画像処理412としては、元画面の画像フレーム401の内容を反映させる必要は特に無いが、別の例では元画面の画像フレーム401の内容を反映してもよいので、概念的に図示している。
画像フレーム405は、第2画像処理412の結果であり、解除画面102に対応する解除画面データ203の画像フレームを示す。画像フレーム405の表示内容は、本例では、第2パターンの画像フレーム405と同様としている。第1画素領域は第3階調値k3(第1階調値k1を正負反転した値)、第2画素領域は透過領域となっている。
重ね合わせ413は、不可視画面101の画像フレーム403と、解除画面102の画像フレーム405とを、視線に対応するZ方向で重ね合わせて見ることを示す。この重ね合わせ413に対応する光の重畳では、不可視画面101の第1画素領域の階調値(k0+k1)と、解除画面102の第1画素領域の階調値k3とが合成される。
画像フレーム406は、重畳画面103に対応する画像フレームを示す。画像フレーム406では、第1画素領域では、不可視画面101のマスク(黒色部分)に対応する第1階調値k1の影響が、解除画面102の第3階調値k3により打ち消され、元の階調値k0またはそれに近い値となる。第2画素領域は透過領域であるため、不可視画面101内の元の階調値k0またはそれに近い値となる。画像フレーム406では、第1画素領域と第2画素領域との境界線を図示しているが、理想的にはその境界線も消えて見える。
上記例では、第2画素領域については透過領域としたが、これに限らず、第2画素領域についても、第1画素領域と同様に、第1画素領域とは異なるパラメータで、マスクするような処理を施してもよい。また、2種類の画素領域に限らず、3種類以上の画素領域についても同様に適用可能である。他の模様についても同様に適用可能である。
また、上記例では、マスクの処理として、元の階調値k0に第1階調値k1を加算するような画像処理としたが、これに限らず、例えば、元の階調値k0の領域を、マスクに対応する所定の階調値の領域で置換する処理としてもよい。そして、マスクした領域を元に戻すための処理としては、その置換した領域の上に、元の階調値k0の領域を再配置する処理とする。
上記例は、表示画面部11及び表示画面部21に表示するための画面の画像フレームを生成する画像処理を行うものである。
[画面例(2)]
図5は、別の画像処理例及び画面例を概略的なイメージで示す。画像フレーム501は、可視画面100である元画面に対応する元画面データ200の画像フレームを示す。画像フレーム502は、素材データ205に基づいたパターンの画像フレームであり、背景領域上に、広告オブジェクト502Aが配置されている。ここでは広告オブジェクト502Aは矩形の領域として広告内容を省略して示している。
第1画像処理511は、不可視画面生成部41による処理であり、画像フレーム501に、画像フレーム502を加算等で反映する処理である。画像フレーム503は、第1画像処理511の結果であり、不可視画面101に対応する不可視画面データ201の画像フレームを示す。画像フレーム503の表示内容は、元の文字や図形の上に、パターンの広告オブジェクト502Aが被さるように合成されている。広告オブジェクト502Aが配置されている領域503Aでは、元の階調値k0と、広告オブジェクト502Aの階調値とが加算されている。これにより、不可視画面101では、広告が目立つように存在し、広告により元の文字等が隠されるため、元の文字等が視認、認識しにくくなっている。
第2画像処理511は、解除画面生成部42による処理であり、本例では、画像フレーム502から、所定の演算により、解除画面102の画像フレームを生成する処理である。所定の演算は、広告オブジェクト502Aを消去するためのオブジェクトを生成する処理である。
画像フレーム504は、第2画像処理512の結果であり、解除画面102に対応する解除画面データ203の画像フレームを示す。画像フレーム504の表示内容では、広告オブジェクト502Aを消去するためのオブジェクト504Aが配置されている。
重ね合わせ513は、不可視画面101の画像フレーム503と、解除画面102の画像フレーム504とを、視線に対応するZ方向で重ね合わせて見ることを示す。この重ね合わせ513に対応する光の重畳では、不可視画面101の広告オブジェクトの階調値と、解除画面102のオブジェクトの階調値とが合成される。
画像フレーム505は、重畳画面103に対応する画像フレームを示す。画像フレーム505では、領域505Aにおいて、広告オブジェクトの階調値が、オブジェクト504Aの階調値によって打ち消されることで、広告が消去され、元の文字等が見えるようになっている。
[効果等]
上記のように、実施の形態1の覗き見防止システムによれば、覗き見防止機能を用いて、ユーザ本人がユーザ端末1の画面で資料作成等の作業を行いつつ、任意の様々な表示内容を認識できると共に、画面の覗き見や撮影による情報漏れ等を防止することができる。眼鏡端末2を装着しているユーザは、元画面の表示内容を認識でき、眼鏡端末2を装着していない他者は、ユーザ端末1の画面をどの方向から見たとしても元画面の表示内容を認識できない。
[変形例(1)]
実施の形態1の覗き見防止システムの変形例として以下も可能である。上記実施の形態1では、主にユーザ端末1内での制御及びソフトウェアプログラム処理により、不可視画面101等を生成している。以下の変形例では、主にユーザ端末1のハードウェアの表示構造を用いて、不可視画面101を生成する。
図6は、変形例の覗き見防止システムの機能ブロック構成を示す。ユーザ端末1は、表示画面部11におけるハードウェアとして、第1表示層11A、第2表示層11Bを有する。Z方向に対し、奥側に第1表示層11A、手前側に第2表示層11Bを有する。第1表示層11Aは例えば液晶表示層である。第2表示層11Bは、例えば第1表示層11Aの面上に設置される、透過型で表示機能を持つシートである。第2表示層11Bは、元々ユーザ端末1に備えていてもよいし、後から追加的にユーザ端末1に設置されるものでもよい。第2表示層11Bは、第1表示層11Aの面に貼り付けられるものでもよい。第2表示層11Bは、第1表示層11Aの面に投射表示を行うものでもよい。
機能オフ状態では、ユーザ端末1は、元画面データ200に基づいて、表示部34を通じて、第1表示層11Aに、元画面である可視画面100を表示する。機能オフ状態では、ユーザ端末1は、第1表示層11Aに可視画面100を表示すると共に、マスク画面データ215に基づいて、第2表示層11Bに、マスク画面105を表示する。これにより、ユーザ端末1の表示画面部11では、可視画面100とマスク画面105との重ね合わせにより、不可視画面101が構成される。
ユーザ端末1は、予めマスク画面データ215を保持している。もしくは、ユーザ端末1は、実施の形態1と同様に、元画面データ200や素材データ205に基づいて、マスク画面データ215を生成する処理を行ってもよい。
マスク画面105は、言い換えると、フィルタ画面である。マスク画面105は、可視画面100の内容が視認できない、または視認しにくくなるように、実施の形態1のパターン等と同様に表示される画面である。マスク画面105は、可視画面100内の少なくとも一部の画素をマスキングまたはフィルタリングする。
また、ユーザ端末1は、マスク画面データ215と組になる解除画面データ203を、予め保持している。もしくは、ユーザ端末1は、マスク画面データ215に基づいて解除画面データ203を実施の形態1と同様に生成する。ユーザ端末1は、実施の形態1と同様に、解除画面データ203を、通信を通じて、眼鏡端末2へ送信する。眼鏡端末2は、実施の形態1と同様に、解除画面データ203に基づいて、表示画面部21に解除画面102を表示する。この解除画面102は、マスク画面105による作用を打ち消すための画面である。これにより、ユーザの眼3には、可視画面100、マスク画面105、及び解除画面102の重ね合わせによって、重畳画面103が結像される。
他の変形例として、上記第2表示層11Bは、例えば液晶表示装置における偏光等の制御により実現されてもよいし、視野角、即ち出射角度を制御する層として実現されてもよい。
[変形例(2)]
実施の形態1の覗き見防止システムの変形例として以下も可能である。上記実施の形態1では、元画面に対し、特定の素材データを用いて特定の画像処理を行うことにより、不可視画面101及び解除画面102を生成している。それに対し、以下の変形例では、元画面の内容に応じて、異なる素材データ205を用いて異なる画像処理を行うことにより、異なる内容の不可視画面101及び解除画面102を生成する。例えば、制御部31は、元画面データ200の内容を、いくつかの種類に分類する判別を行う。種類は、例えば、文字が多い/少ない、画像領域が多い/少ない、白背景が多い/黒背景が多い、等が挙げられる。制御部31は、判別した種類に応じて、複数の素材データ205から、適用するための1つの素材データ205を選択する。そして、制御部31は、その選択した素材データ205を用いて、それに対応する画像処理により、不可視画面101及び解除画面102を生成させる。
また、例えば、制御部31は、元画面の文字の量や大きさを判別し、それに応じて、画像処理で適用するパターンにおける模様やオブジェクト等のサイズを決定してもよい。これにより、文字の大きさ等に合わせて、視認しにくくする効果が得られるようにする。
(実施の形態2)
図7を用いて、本発明の実施の形態2の覗き見防止システムについて説明する。実施の形態2の基本的な構成は、実施の形態1と同様であり、以下、実施の形態2の構成における実施の形態1の構成とは異なる部分について説明する。
実施の形態2では、ユーザ端末1と眼鏡端末2は、無線通信インタフェースで接続されている。また、実施の形態2では、ユーザ端末1と眼鏡端末2との一対一の関係付けを行う。特定のユーザ端末1と特定の眼鏡端末2とが接続された構成でのみ、覗き見防止機能を実現する。そのために、特定の鍵IDを用いて、ユーザ端末1と眼鏡端末2との一対一の関係付けを行う。ユーザ端末1は、鍵IDを用いて、解除画面データ203を暗号化し、暗号化解除画面データとして、眼鏡端末2へ送信する。眼鏡端末2は、鍵IDを用いて、暗号化解除画面データを復号化し、復号化された解除画面データ203を用いて、解除画面102を表示する。
実施の形態2では以下のような状況を考慮する。仮に、実施の形態1の眼鏡端末2と同様の機能を持つ他の眼鏡端末が存在し、ユーザ本人の付近にいる他者がその眼鏡端末を装着しているとする。その眼鏡端末は、ユーザ端末1から、解除画面データ203を、無線通信等によって傍受できるとする。その他者が、その眼鏡端末を装着した状態で、ユーザ端末1の画面を覗き見した場合、その他者には重畳画面103が見えるので、元画面の内容が認識できてしまう。実施の形態2では、そのような状況でも覗き見防止を実現する。
[機能ブロック構成]
図7は、実施の形態2の覗き見防止システムの機能ブロック構成を示す。ユーザ端末1は、実施の形態1の構成要素の他に、鍵ID管理部37を有する。眼鏡端末2は、実施の形態1の構成要素の他に、鍵ID確認部57を有する。また、ユーザ端末1の通信部33と、眼鏡端末2の通信部53とは、無線通信インタフェースで接続されている。
実施の形態2において、覗き見防止機能のオン状態で、重畳画面103を表示するまでの流れは以下である。
(1) まず、予め、ユーザ端末1の鍵ID管理部37と、眼鏡端末2の鍵ID確認部57との間で、所定の手続きにより、鍵IDを決定して登録する。ユーザ本人が使用する、特定のユーザ端末1と特定の眼鏡端末2との一対一の関係に対応させて、特定の鍵IDが決定される。鍵ID管理部37は、ユーザ端末1側に持つ鍵ID701を、ユーザ端末1内にセキュアに保持する。鍵ID確認部57は、眼鏡端末2側に持つ鍵ID702を、眼鏡端末2内にセキュアに保持する。鍵ID701と鍵ID702は、対応する同じ値を持つ情報である。また、公知の公開鍵暗号システム等を適用する場合には、鍵ID701と鍵ID702は、対応する異なる値を持つ情報としてもよい。
鍵IDの登録に関する所定の手続きの例は以下である。ユーザは、最初の設定のために、ユーザ端末1に眼鏡端末2を無線通信インタフェースで接続する。ユーザ端末1の鍵ID管理部37は、通信部33を通じて、眼鏡端末2の鍵ID確認部57と通信する。鍵ID管理部37は、その眼鏡端末2を一意に識別可能である眼鏡端末IDを要求する。鍵ID確認部57は、応答として、自身の眼鏡端末2を一意に識別可能である眼鏡端末IDを、通信部53を通じて、ユーザ端末1の鍵ID管理部37へ送信する。
眼鏡端末IDは、眼鏡端末2に予め持つID、例えば機器製造番号等を用いてもよいし、眼鏡端末2の通信アドレス等を用いてもよいし、眼鏡端末2に対してユーザにより設定されているIDがある場合にはそのIDを用いてもよい。
鍵ID確認部57から受信した眼鏡端末IDと、自身のユーザ端末1の端末IDとを用いて、それらを関係付けて、鍵IDを決定し、鍵ID701として自身に登録する。鍵ID管理部37は、例えば、眼鏡端末IDの値と端末IDの値との所定の演算により鍵IDの値を決定してもよい。鍵ID管理部37は、例えば、眼鏡端末IDと端末IDとの2つを関連付けてそのまま1つの鍵IDとしてもよい。
端末IDは、ユーザ端末1に予め持つID、例えば機器製造番号等を用いてもよいし、ユーザ端末1の通信アドレス等を用いてもよいし、ユーザ端末1に対してユーザにより設定されているIDがある場合にはそのIDを用いてもよい。
鍵ID管理部37は、決定した鍵IDを、眼鏡端末2にも通知する。鍵ID確認部57は、通知された鍵IDを、鍵ID702として、自身に登録する。
なお、ユーザ端末1のユーザ設定機能を用いて、上記鍵IDの値をユーザにより任意にパスワードのようなものとして設定可能としてもよい。また、鍵IDとして端末IDを用いる形態としてもよいし、鍵IDとして眼鏡端末IDを用いる形態としてもよい。
(2) 鍵IDの登録済みの状態において、機能オン状態で、ユーザ端末1は、解除画面データ203を眼鏡端末2へ送信する際に、鍵ID管理部37を用いる。制御部31は、解除画面生成部42で生成した解除画面データ203を、通信部33を通じて眼鏡端末2へ送信する前に、鍵ID管理部37と連携する。鍵ID管理部37は、鍵ID701を用いて、解除画面データ203に対して所定の暗号化処理を施し、その結果である暗号化解除画面データ703を得る。通信部33は、その暗号化解除画面データ703を、眼鏡端末2の通信部53へ送信する。
(3) 眼鏡端末2の通信部53は、暗号化解除画面データ703を受信し、鍵ID確認部57と連携する。鍵ID確認部57は、鍵ID702を用いて、その暗号化解除画面データ703に対して所定の復号化処理を施し、その結果である解除画面データ203を得る。その後、解除画面データ203に基づいて、実施の形態1と同様に、投射表示部54を通じて、表示画面部21に解除画面102を表示する。
上記鍵IDを持っていない他の眼鏡端末が、ユーザ端末1から暗号化解除画面データ703を無線傍受等で取得したとしても、復号化できないので、解除画面102を表示することはできない。
[効果等]
上記のように、実施の形態2によれば、特定のユーザ端末1と特定の眼鏡端末2との一対一の関係でのみ、重畳画面103の表示が可能であり、実施の形態1よりも更に覗き見防止効果を高めることができる。実施の形態2では、仮に他者が同じような機能を持つ眼鏡端末を装着した場合でも、特定の鍵IDを用いた処理を経由する必要があるので、元画面の内容を認識することはできない。
[変形例(1)]
実施の形態2の変形例として、鍵IDに関する処理として以下も可能である。ユーザ端末1に眼鏡端末2が無線接続され、ユーザ端末1から眼鏡端末2へ解除画面データ203を送信する際に、ユーザ端末1の鍵ID管理部37から眼鏡端末2へ鍵ID確認を要求する。ユーザ端末1は、眼鏡端末2から応答として正しい鍵IDを受信した場合、特定の眼鏡端末2であることが確認できるので、その後、解除画面データ203を送信する。仮に他の眼鏡端末が無線接続された場合、その眼鏡端末から正しい鍵IDは受信できないので、ユーザ端末1は解除画面データ203を送信しない。
[変形例(2)]
実施の形態2では、ユーザ端末1側が主体として鍵IDを管理している。これに限らず、変形例として、眼鏡端末2側が主体として、鍵IDを管理してもよい。この変形例では、眼鏡端末2に、鍵ID管理部37に相当する処理部を備え、鍵IDの決定及び登録を行う。ユーザ端末1には、鍵ID確認部57に相当する処理部を備える。
[変形例(3)]
変形例として、ユーザ端末1は更に以下の処理を行う。不可視画面生成部41は、鍵ID701をパラメータの1つとして用いた画像処理により不可視画面データ202を生成する。解除画面生成部42は、解除画面データ203を生成し、通信部33を通じて眼鏡端末2へ送信する。眼鏡端末2は、受信した解除画面データ203に、更に鍵ID702をパラメータの1つとして用いて所定の処理を施し、眼鏡端末2内での解除画面データ203を生成し、その解除画面データ203を用いて解除画面102を表示する。鍵ID701を用いた処理と、鍵ID702を用いた処理とが、所定の関係を持つ。
以上、本発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施の形態に限定されず、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。
1…ユーザ端末、2…眼鏡端末、3…眼、4…通信ケーブル、5…本体部、6…透過光、7…反射光、8…重畳光、9…覗き見、11…表示画面部、12…入力部、21…表示画面部、100…可視画面、101…不可視画面、102…解除画面、103…重畳画面。

Claims (6)

  1. 覗き見防止システムであって、
    ユーザが使用するユーザ端末と、
    前記ユーザ端末と通信が可能に接続され、前記ユーザが装着する眼鏡端末と、
    を備え、
    前記ユーザ端末は、
    覗き見防止機能のオフ状態では、第1表示画面部に、可視状態の元画面である第1画面を表示し、
    前記覗き見防止機能のオン状態では、前記第1表示画面部に、前記第1画面に対応した、不可視状態の画面である第2画面を表示し、前記第2画面に対する入力を受け付け、
    前記眼鏡端末は、前記覗き見防止機能のオン状態では、第2表示画面部に、前記第2画面の不可視状態を解除するための第3画面を表示し、
    前記眼鏡端末を装着している前記ユーザの眼に、前記第2画面と前記第3画面との重ね合わせにより、前記第1画面の表示内容が可視状態となる第4画面を結像させる、
    覗き見防止システム。
  2. 請求項1記載の覗き見防止システムにおいて、
    前記ユーザ端末は、
    前記第1表示画面部に前記第1画面を表示するための第1画面データに基づいて、第1画像処理により、前記第2画面を表示するための第2画面データを生成し、前記第2画面データに基づいて、前記第1表示画面部に前記第2画面を表示し、
    前記第1画面データに基づいて、第2画像処理により、前記第3画面を表示させるための第3画面データを生成し、前記第3画面データを、前記眼鏡端末へ送信し、
    前記眼鏡端末は、前記第3画面データを受信し、前記第3画面データに基づいて、前記第2表示画面部に前記第3画面を表示する、
    覗き見防止システム。
  3. 請求項1記載の覗き見防止システムにおいて、
    前記第1表示画面部は、第1表示層、及び第2表示層を有し、
    前記ユーザ端末は、前記オン状態では、
    前記第1表示層に、前記第1画面を表示すると共に、前記第2表示層に、前記第1画面の表示内容を不可視状態にするためのマスク画面を表示し、
    前記マスク画面に対応させて、前記第3画面を表示させるための第3画面データを生成し、前記第3画面データを、前記眼鏡端末へ送信し、
    前記眼鏡端末は、前記第3画面データを受信し、前記第3画面データに基づいて、前記第2表示画面部に前記第3画面を表示し、
    前記眼鏡端末を装着している前記ユーザの眼に、前記第1画面と前記マスク画面と前記第3画面との重ね合わせにより、前記第1画面の表示内容が可視状態となる前記第4画面を結像させる、
    覗き見防止システム。
  4. 請求項2記載の覗き見防止システムにおいて、
    前記ユーザ端末は、
    前記第1画面データと、素材データとに基づいて、前記第1画像処理により、前記第2画面データを生成し、
    前記第1画面データと、前記素材データとに基づいて、前記第2画像処理により、前記第3画面データを生成し、
    前記素材データは、前記第1画面の表示内容を視認できない、または視認しにくくする加工のための所定のパターンを含むデータである、
    覗き見防止システム。
  5. 請求項2記載の覗き見防止システムにおいて、
    前記ユーザ端末は、
    前記第1画面データと、素材データとに基づいて、前記第1画像処理により、前記第2画面データを生成し、
    前記第1画面データと、前記素材データとに基づいて、前記第2画像処理により、前記第3画面データを生成し、
    前記素材データは、前記第1画面の表示内容を視認できない、または視認しにくくする加工のための所定の広告オブジェクトを含むデータであり、
    前記第2画面には、前記広告オブジェクトに基づいた広告情報が表示される、
    覗き見防止システム。
  6. 請求項1記載の覗き見防止システムにおいて、
    前記ユーザ端末は、
    前記ユーザ端末と前記眼鏡端末とを一対一で関係付ける鍵IDを決定して、前記鍵IDに対応する第1鍵IDを前記ユーザ端末内に保持し、
    前記第1表示画面部に前記第1画面を表示するための第1画面データに基づいて、第1画像処理により、前記第2画面を表示するための第2画面データを生成し、前記第2画面データに基づいて、前記第1表示画面部に前記第2画面を表示し、
    前記第1画面データに基づいて、第2画像処理により、前記第3画面を表示させるための第3画面データを生成し、前記第3画面データを、前記第1鍵IDを用いて暗号化し、暗号化第3画面データを、前記眼鏡端末へ送信し、
    前記眼鏡端末は、
    前記鍵IDに対応する第2鍵IDを前記眼鏡端末内に保持し、
    前記暗号化第3画面データを受信し、前記暗号化第3画面データを、前記第2鍵IDを用いて復号化して、前記第3画面データを取得し、前記第3画面データに基づいて、前記第2表示画面部に前記第3画面を表示する、
    覗き見防止システム。
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