JPWO2007029777A1 - イオン源およびプラズマ処理装置 - Google Patents

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Abstract

長寿命で安定したプラズマの形成を可能とする。本発明のイオン源は、プラズマ生成室(14)を区画する誘電体からなる隔壁(15)の外周側に高周波アンテナ(16)が設置され、プラズマ生成室(14)内には、高周波アンテナ(16)と対向する隔壁(15)内周面への膜の付着を規制する誘電体からなるシールド体(26)が設けられている。当該構造体が誘電体で構成されているので、プラズマとの誘導結合に必要な高周波電力の増大を抑制することができる。更に、このシールド体(26)には、高周波アンテナ(16)の巻回方向を横切る方向にスロット(26a)が形成されている。この構成により、隔壁の内面に対して高周波アンテナの巻回方向に付着膜が連続化することを防止できるので、付着膜が導電性物質の場合においても高周波アンテナとプラズマ生成室との間の誘導損失を効果的に抑えることができる。

Description

本発明は、誘導結合型のイオン源およびこれを備えたプラズマ処理装置に関し、更に詳しくは、プラズマ生成室を区画する隔壁内面への膜の付着を抑えてプラズマの安定した生成・維持を可能とするイオン源およびプラズマ処理装置に関する。
従来より、半導体や電子部品等の製造あるいは構造材料等の表面改質においてプラズマ処理工程が用いられている。この種のプラズマ処理工程には、プラズマ中のイオンをビーム状態で引き出して被処理基板表面の金属膜等をエッチングするイオンビームエッチングや、プラズマから引き出したイオンビームをスパッタターゲットに照射し、スパッタ粒子を被処理基板上に付着、堆積させるイオンビームスパッタ等がある。
上述したプラズマ処理装置には、容量結合型、誘導結合型(ICP型)、電子サイクロトロン共鳴型(ECR型)等のイオン源が知られている。特に、誘導結合型のイオン源は、図16に示すように、プラズマ生成室1と、このプラズマ生成室1を区画する誘電体からなる隔壁2と、この隔壁2の外部に設置されプラズマ生成室1内にプラズマを生成するための高周波アンテナ3とを備えている。
上記隔壁2は、石英等の誘電体材料で形成されるのが一般的である。また、高周波アンテナ3は、例えば図16に示したように、隔壁2の側周部にコイル状に巻回されており、隔壁2を介してプラズマと誘導結合させるようになっている。生成されたプラズマは、引出し電極4によってイオン7のみ加速され、処理室5へ引き出される。引き出されたイオン7は、処理室5内部に設置された被処理基板やスパッタターゲット等の被照射物6に照射され、被処理基板に対して所定のエッチング処理あるいは成膜処理が行われる。
さて、上述した従来のICP型のイオン源においては、プラズマから引き出されたイオン7により被照射物6がスパッタされ、そのスパッタ物の一部8がプラズマ生成室1を区画する隔壁2の内面に付着する。特に、スパッタ物8が導電性物質である場合、隔壁2内面に対して高周波アンテナの巻回方向に連続してスパッタ物8が着膜すると、プラズマ生成室1に生起される誘導電磁界を打ち消す方向の電流が隔壁2の内周面に発現するため誘導損失が増大する。また同様に、引出し電極4へのイオン7の衝突の際に発生する引出し電極4からの導電性のスパッタ物9が、プラズマ生成室1を介して隔壁2の内面に付着することもある。
このように、導電性の付着物が隔壁2の内周面の全周にわたって堆積、着膜することで誘導損失が増大すると、所望のプラズマ密度を得るための高周波電力も増大するのみならず、最終的にはプラズマの生成・維持が困難になるという問題がある。
これを防止するため、例えば下記特許文献1,2には、プラズマ生成室の内部に、隔壁内面への付着物の堆積を規制するためのシールド体を設置する構成が開示されている。このシールド体は、隔壁の内面に対向して設置され、被照射物等から飛来するスパッタ物が隔壁の内面に付着するのを抑制し、プラズマの安定した維持・生成を確保するようにしている。
特開2004−228181号公報 特開平11−251303号公報
しかしながら、上記特許文献1,2に記載されているシールド体はいずれも金属製であるため、プラズマに曝されることでスパッタされ、金属汚染を嫌うプロセスでは弊害を伴うという問題がある。
また、高周波アンテナとプラズマ形成空間との間に金属構造体が介在することになるので、プラズマとの誘導結合に必要な高周波電力は当該シールド体が存在しない場合に比べて増大する。高周波アンテナとプラズマとの間の誘導結合を効率良く行うためには、金属製のシールド体に誘導電磁場を透過させるための開口を複数あるいは大面積で形成する必要性が生じる。このためシールドとしての本来の機能が減殺され、隔壁内面への膜の付着量が増大するという問題がある。
更に、隔壁内面への防着効果を高めるためには、隔壁内壁面とシールド体とのギャップを小さく保つ必要がある。このギャップはコンデンサを形成するが、シールド体が金属製である場合、着膜物質がシールド材に比べて著しく導電性が低い(誘電体など)と、使用の経過に伴う容量の経時変化を招くため、安定したプラズマの形成と維持が困難になるとともに、それに対応するためのマッチング回路の設計が複雑化するという問題がある。
本発明は上述の問題に鑑みてなされ、長寿命で安定したプラズマの形成が可能なイオン源およびプラズマ処理装置を提供することを課題とする。
以上の課題を解決するに当たり、本発明のイオン源は、プラズマ生成室と、このプラズマ生成室を区画する誘電体からなる隔壁と、この隔壁の外部に設置され前記プラズマ生成室内にプラズマを生成するための高周波アンテナとを備えたイオン源において、前記隔壁の内面側には、前記高周波アンテナと対向する隔壁内面への膜の付着を規制する誘電体からなる構造体が設けられている。
また、本発明のプラズマ処理装置は、被処理基板を収容する処理室と、プラズマ生成室と、このプラズマ生成室を区画する誘電体からなる隔壁と、前記隔壁の外部に設置され前記プラズマ生成室内にプラズマを生成するための高周波アンテナとを備えたプラズマ処理装置において、前記隔壁の内面側には、前記高周波アンテナと対向する隔壁内面への膜の付着を規制する誘電体からなる構造体が設けられている。
本発明に係る構造体は、隔壁の内面側を遮蔽するように配置されたシールド体で構成したり、隔壁の内面に直接形成された突部または凹部で構成することができる。また、上記シールド体と突部あるいは凹部を組み合わせた構成のものでもよい。
高周波アンテナは、隔壁の外周部に沿ってコイル状に巻回したり、隔壁の頂部外方位置でループ状に巻回することで構成される。「高周波アンテナと対向する隔壁内面」とは、前者の場合は隔壁の内周面に相当し、後者の場合は隔壁の頂部内面に相当する。この高周波アンテナの構成に応じて、本発明に係る構造体を構成することができる。
例えば、高周波アンテナが隔壁の外周部に沿って巻回されたコイルアンテナで構成される場合には、上記構造体は、隔壁の内周面を遮蔽し高周波アンテナの巻回方向を横切る方向にスロットが形成された筒状のシールド体で構成したり、隔壁の内周面の少なくとも一部において高周波アンテナの巻回方向を横切るように延在する突部または凹部で構成することができる。
一方、高周波アンテナが隔壁の頂部外方位置で渦巻き状に巻回されたループアンテナで構成される場合には、上記構造体は、隔壁の頂部内面を遮蔽し高周波アンテナの巻回方向を横切る方向にスロットが形成された平板状あるいは曲面状のシールド体で構成したり、隔壁の頂部内面の少なくとも一部において高周波アンテナの巻回方向を横切る方向に延在する突部または凹部で構成することができる。
これにより、隔壁の内面に対して高周波アンテナの巻回方向に付着膜が連続化することを防止できるので、付着膜が導電性物質の場合においても高周波アンテナとプラズマ生成室との間の誘導損失を効果的に抑えることができる。また、当該構造体が誘電体で構成されているので、プラズマとの誘導結合に必要な高周波電力の増大を抑制することができるとともに、長期にわたって安定したプラズマの形成および維持を図ることが可能となる。
以上述べたように、本発明によれば、高周波アンテナとプラズマ生成室との間の誘導損失を低減できるとともに、長期にわたって安定したプラズマの形成および維持を図ることが可能となる。
本発明の第1の実施の形態によるイオン源を備えたプラズマ処理装置11の概略構成図である。 本発明の第1の実施の形態によるイオン源の構成を説明する図であり、Aは概略斜視図、Bはその正面図である。 本発明の第1の実施の形態によるイオン源の他の構成例を説明する図であり、Aは概略斜視図、Bはその正面図である。 本発明の第1の実施の形態によるイオン源の更に他の構成例を説明する図であり、Aは概略斜視図、Bはその正面図である。 本発明の第2の実施の形態によるイオン源の構成を説明する図であり、Aは概略斜視図、Bはその正面図である。 本発明の第2の実施の形態によるイオン源の他の構成を説明する図であり、Aは概略斜視図、Bはその正面図である。 本発明の第3の実施の形態によるイオン源の構成を説明する図であり、Aは概略斜視図、Bはその正面図である。 本発明の第3の実施の形態によるイオン源の他の構成を説明する図であり、Aは概略斜視図、Bはその正面図である。 本発明の第4の実施の形態によるイオン源を備えたプラズマ処理装置31の概略構成図である。 本発明の第4の実施の形態によるイオン源の構成を説明する図であり、Aは概略斜視図、Bはその正面図である。 本発明の第5の実施の形態によるイオン源の構成を説明する図であり、Aは概略斜視図、Bはその正面図である。 本発明の第5の実施の形態によるイオン源の他の構成を説明する図であり、Aは概略斜視図、Bはその正面図である。 本発明の第6の実施の形態によるイオン源の構成を説明する図であり、Aは概略斜視図、Bはその正面図である。 本発明の第6の実施の形態によるイオン源の他の構成を説明する図であり、Aは概略斜視図、Bはその正面図である。 本発明に係るイオン源の構成の変形例を示す要部の概略断面図である。 従来の誘導結合型イオン源を備えたプラズマ処理装置の構成および作用を説明する図である。
符号の説明
11 プラズマ処理装置
12 処理室
13 真空チャンバ
14 プラズマ生成室
15 隔壁
15a 突部
15b 凹部
16 高周波アンテナ
18 高周波電源
20 ステージ
21 バイアス用電源
22 グリッド電極(引出し電極)
26 シールド体
26a スロット
31 プラズマ処理装置
34 高周波アンテナ
35 隔壁
35a 突部
35b 凹部
36 シールド体
36a スロット
W 基板
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
(第1の実施の形態)
図1は本発明の第1の実施の形態によるイオン源を備えたプラズマ処理装置11の概略構成図である。本実施の形態のプラズマ処理装置11は、半導体ウェーハや液晶パネル用基板等の被処理基板(以下単に「基板」という)Wを収容する処理室12が内部に形成された真空チャンバ13を備えている。この真空チャンバ13には、図示しない真空ポンプ等の真空排気手段に連絡する排気管13aが形成されており、処理室12の内部を所定の真空度に減圧可能とされている。
真空チャンバ13の上部には、処理室12に連通してプラズマ生成室を区画するための隔壁15が設置されている。この隔壁15は、例えば石英製ベルジャ等の誘電体材料で形成されている。隔壁15の側周部外方には、コイル状に巻回された高周波アンテナ16が設置されている。高周波アンテナ16の一端にはマッチング回路17を介して高周波電源18が接続され、高周波アンテナ16の他端はコンデンサ19を介して電気的に接地されている。高周波電源18の電源周波数は例えば10kHz〜100MHzである。
高周波アンテナ16は高周波電源18から高周波電力を印加されることで、プラズマ生成室14内に誘導電磁界を発現させ、プラズマ生成室14内に導入された反応性ガスを励起しプラズマ化するとともに、生成されたプラズマと誘導結合してプラズマ生成室14内においてプラズマの形成を安定に維持する。プラズマ生成室14には、本発明に係るシールド体26が設置されており、その詳細については後述する。
なお本実施の形態において、上記反応性ガスは、隔壁15の上部からプラズマ生成室14内にガス導入管等を介して導入されるようになっている。ガスの種類は、Ar(アルゴン)、O2(酸素)、N2(窒素)、Xe(キセノン)、PH3(ホスフィン)等が用いられ、ガス圧力は例えば0.01Pa〜10Paである。
処理室12とプラズマ生成室14との間には、グリッド電極22が設置されている。グリッド電極22は、プラズマ生成室14に形成されたプラズマ中のイオンを処理室12側へビーム状に引き出すための本発明に係る「引出し電極」に相当する。本実施の形態ではプラズマ生成室14側から順に、ビーム電極22A、加速電極22Bおよび接地電極22Cの3層構造となっており、各々モリブデンやグラファイト等で構成されている。
ビーム電極22Aおよび加速電極22Bにはそれぞれ直流可変電源23A,23Bが接続されており、ビーム電極22Aには所定の正電位が印加され、加速電極22Bには所定の負電位が印加されている。これらの電源電位の大きさを調節することで、イオンの加速エネルギーが制御される。
イオンビームの電流値は、直流可変電源23Aを流れる電流を検出することで得ることができる。直流可変電源23Aには電流検出機能が付与されており、イオンビーム電流値をリアルタイムでモニタリングしている。このモニタ電流値が一定になるように高周波電源18へフィードバックし、高周波アンテナ16に供給する電力を調節することで、プラズマ生成室14内のプラズマ密度が一定に維持される。
以上、プラズマ生成室14、隔壁15、高周波アンテナ16、マッチング回路17、高周波電源18、グリッド電極22等により、本発明に係る「イオン源」が構成される。
次に、処理室12に収容される基板Wは、ステージ20に支持されている。グリッド電極22によって引き出されたイオンビームは、基板W上へ照射される。基板Wの表面は金属膜等の導電材料で被覆されており(部分的被覆の場合もある)、イオンビームの照射によって、金属膜のエッチングが行われる。なお、本実施形態では、ステージ20にバイアス用の高周波電源21が接続され、イオンビームと残留ガスとの荷電変換によって生成されたプラズマからイオンを周期的に基板Wに照射することもできるようになっている。
金属膜のエッチングプロセスは特に限定されない。例えば、金属膜の上に所定形状のレジストマスクパターンが形成されており、イオンビームの照射により、レジスト開口部に対応する金属膜をエッチングすることで配線パターンを形成するプロセスに適用される。また、ダマシンプロセス等における金属膜の全面エッチバックにも適用可能である。
さて、イオンビームを用いて基板表面の金属膜をエッチング処理する工程においては、イオンビームのスパッタ作用で飛散した金属膜やグリッド電極22のスパッタ物が隔壁15の内面に付着・堆積する。この付着物が高周波アンテナ16の巻回方向に連続して着膜すると、プラズマの形成に必要な誘導電磁場を打ち消す方向の電流が発生するため誘導損失が増大し、プラズマの安定形成が困難になる。
そこで本実施の形態では、プラズマ生成室14の内部に、高周波アンテナ16と対向する隔壁15内面へのスパッタ物の付着を規制するためのシールド体26を設置している。このシールド体26は本発明に係る「構造体」の一具体例である。以下、このシールド体26の詳細について図2〜図4を参照して説明する。
シールド体26は、誘電体材料からなる筒状を有しており、隔壁15の内周壁面を遮蔽するようにしてプラズマ生成室14内に設置されている。本実施の形態において、シールド体26は、隔壁15と同じ石英製とされるが、これ以外にも、アルミナや窒化アルミニウム等、用途あるいは仕様によって任意の誘電体材料を選択することができる。
シールド体26には、高周波アンテナ16(図1)の巻回方向を横切る方向に形成されたスロット26aが形成されている。本実施の形態では、スロット26aは、円筒状のシールド体26の軸方向に平行に形成されることで、高周波アンテナ16の巻回方向にほぼ直交している。これにより、高周波アンテナ16の巻回方向(シールド体26の周方向)に連続した付着物の着膜を防止できるので、シールド体26の内周面に沿って誘導電流が発生することが回避される。
シールド体26の外周面と隔壁15の内周面との間の隙間を介して隔壁15の内面に付着物が堆積することを抑制するために、これらシールド体26と隔壁15との間の間隙は狭い方が好ましい。好適には、隙間の大きさが1mm程度となるように、シールド体26と隔壁15とが近接配置される。
シールド体26のスロット26aは、図2Aに示すようにシールド体26を分断する長さに形成されるのが好ましい。一方、スロット26aを複数本形成する場合、スロット26aは、図3および図4に示すようにシールド体26を分断しない程度の長さとされる。特に図4に示したように、スロット26aを複数本形成する場合、シールド体26の両端部からスロット26aを交互に形成することによって、シールド体26の周方向に連続する部位をなくし、付着物の着膜による誘導電流の発生を大幅に低減することができる。
また、スロット26aの形成幅は、特に限定されないが、隔壁15の内面への付着量の低減を図る観点からでは、シールド体26の周方向の閉ループ化を阻止できる範囲内においてスロット幅を狭く形成するのが好ましい。なお、スロット26aは、高周波アンテナ16の巻回位置にのみ形成されていてもよい。
プラズマ生成室14に対するシールド体26の固定は、図示しない取付治具を介してシールド体26を隔壁15に取り付ける。取付治具の材質は特に限定されないが、金属汚染回避の観点からは誘電体材料で形成されるのが好ましい。なお、シールド体26の構成は筒状のものに限らず、例えば複数枚の短冊状の遮蔽物を隔壁15の内面に所定の微小な隙間(例えば1mm程度)を介して対向配置させてもよい。
一方、図1に示したように、シールド体26の下端は、グリッド電極22(ビーム電極22A)の近傍位置に臨ませている。その理由は、真空チャンバ13等の接地部位にプラズマが引き付けられることでプラズマ分布に乱れが生じたり、真空チャンバ13をイオンがスパッタし金属汚染の原因となるからである。シールド体26の下端部をグリッド電極22に近接させておくか接触させることで、上述のようなプラズマの漏れによる弊害を回避することができる。シールド体26の下端とグリッド電極22との間の距離は小さいほどよく、1mm以下でその効果が確認されている。本実施の形態では、0.5mm程度に設定されている。
以上のように構成される本実施の形態においては、プラズマ生成室14内に隔壁15の内周面を遮蔽するシールド体26を設置することにより、処理室12における基板Wのイオンビームエッチングの際に基板表面から飛散するスパッタ物が隔壁15の内面全周にわたって付着・堆積することを防止することができる。また、シールド体26の内面にスパッタ物が付着するが、スロット26aが形成されているので、シールド体26の周方向にわたって付着膜が連続することもない。
従って、本実施の形態によれば、高周波アンテナ16の巻回方向に付着膜が連続化することを防止できるので、付着膜が導電性の場合においても高周波アンテナ16とプラズマ生成室14との間の誘導損失を効果的に抑えることができる。スパッタ物は導電性の高い材料である場合に限らず、高周波アンテナ16からの誘導電流が発生し得る程度以上に導電性を有する場合にも同様な効果を得ることができる。
また、シールド体26が誘電材料で構成されているので、プラズマとの誘導結合に必要な高周波電力の増大を抑制することができるとともに、長期にわたって安定したプラズマの形成および維持を図ることが可能となる。また、シールド体26が誘電体材料で構成されているので、シールド体が金属製であることに起因する金属汚染の問題も発生することはない。
(第2の実施の形態)
続いて、図5および図6は本発明に係る「構造体」の他の実施形態を示している。なお図において上述の第1の実施の形態と対応する部分については同一の符号を付し、その詳細な説明は省略するものとする。
図5A,Bに示す構成例では、プラズマ生成室14を区画する円筒形状の隔壁15の内周面に、高周波アンテナ16(図1)の巻回方向を横切る方向に延在する突部15aを備えている。この構成により、隔壁15の内周面に対しその周方向に連続してスパッタ物が着膜するのを当該突部15aによって回避することが可能となるので、高周波アンテナ16の誘導損失の低減を図ることができる。
また、突部15aの両側面に膜が付着した場合には、隔壁15内面側から突部15a先端へ向かう電流と、突部15a先端から隔壁15内面側へ向かう電流とが互いに逆方向となることから、当該部位における誘導電流の相殺、軽減を図ることが可能となる。
突部15aは、図5の例では、隔壁15の内周面に対して180度間隔で2カ所に配置した例を示しているが、突部15aは隔壁15の内周面の少なくとも一部にのみ形成されていてもよいし、3カ所以上の複数箇所に等角度間隔あるいは不等角度間隔で放射状に形成されていてもよい。
突部15aの形成高さはその形成幅以上とするのが好ましい(アスペクト比1以上)。具体的に、突部15aの形成幅を1mmとしたとき、突部15aの形成高さは1mm以上とする。突部15aは誘電体材料からなり、隔壁15の内周面に一体形成されてもよいし、別部材として取り付けられていてもよい。
一方、図6A,Bに示す構成例では、プラズマ生成室14を区画する円筒形状の隔壁15の内周面に、高周波アンテナ16(図1)の巻回方向を横切る方向に延在する凹部15bを備えている。この構成により、隔壁15の内周面に対しその周方向に連続してスパッタ物が着膜するのを当該凹部15bによって回避することが可能となるので、高周波アンテナ16の誘導損失の低減を図ることができる。
また、凹部15bの両側面に膜が付着した場合には、隔壁15内面側から凹部15b底部へ向かう電流と、凹部15b底部から隔壁15内面側へ向かう電流とが互いに逆方向となることから、当該部位における誘導電流の相殺、軽減を図ることが可能となる。
凹部15bは、図6の例では、隔壁15の内周面に対して180度間隔で2カ所に配置した例を示しているが、凹部15bは隔壁15の内周面の少なくとも一部にのみ形成されていてもよいし、3カ所以上の複数箇所に等角度間隔あるいは不等角度間隔で放射状に形成されていてもよい。
凹部15bの形成深さはその形成幅以上とするのが好ましい(アスペクト比1以上)。具体的に、凹部15bの形成幅を1mmとしたとき、凹部15bの形成深さは1mm以上とする。突部15aは、隔壁15の内周面に凹設されている。
以上のように、突部15aあるいは凹部15bを本発明に係る「構造体」として構成することにより、上述の第1の実施の形態と同様な効果を得ることができる。
(第3の実施の形態)
図7および図8は本発明の第3の実施の形態を示している。なお、図において上述の第1,第2の実施の形態と対応する部分については同一の符号を付し、その詳細な説明は省略するものとする。
本実施の形態では、上述の第1の実施の形態において説明したシールド体26と、上述の第2の実施の形態において説明した隔壁15の内面構造とを組み合わせた構成例を有している。
すなわち、図7A,Bに示す構成例においては、プラズマ生成室14を区画する円筒形状の隔壁15の内周面に、高周波アンテナ16(図1)の巻回方向を横切る方向に凹部15bが形成されているとともに、この隔壁15の内部に、高周波アンテナ16の巻回方向を横切る方向にスロット26aが形成された誘電体材料からなるシールド体26が設置されている。
以上の構成により、隔壁15とシールド体26の間の隙間を介してスパッタ物が隔壁15の内周面に付着した際、その付着膜が高周波アンテナ16の巻回方向に連続化し難くすることができるので、メンテナンスサイクルの長期化を図ることができる。また、隔壁15の凹部15bとシールド体26のスロット26aとを互いに異なる角度位置に向けることで、さらにその効果を高めることができる。
一方、図8A,Bに示す構成例においては、プラズマ生成室14を区画する円筒形状の隔壁15の内周面に、高周波アンテナ16(図1)の巻回方向を横切る方向に突部15aが形成されているとともに、この隔壁15の内部に、高周波アンテナ16の巻回方向を横切る方向にスロット26aが形成された誘電体材料からなるシールド体26が設置されている。シールド体26は比較的厚肉に形成され、突部15aと対向する部位には当該突部15aを収容する溝部26bが各々形成されている。
このような構成により、隔壁15の内面とシールド体26との間の隙間のラビリンス構造化が図られ、上述と同様に隔壁15の内周面に連続するスパッタ物の着膜防止効果を高めることができる。
(第4の実施の形態)
図9および図10は本発明の第4の実施の形態を示している。なお、図において上述の第1の実施の形態と対応する部分については同一の符号を付し、その詳細な説明は省略するものとする。
本実施の形態のプラズマ処理装置31は、プラズマ生成室14を区画する石英製の隔壁35の頂部外方に、平面内でループ状(渦巻き状)に巻回された高周波アンテナ34を備えた構成となっている点で、上述の第1の実施の形態と異なっている。そして、この高周波アンテナ34と対向する隔壁35の内面(頂部内面)に、スパッタ物の付着を規制するためのシールド体36が設置されている。
シールド体36は、隔壁35と同様に誘電体材料(例えば石英)からなり、図10A,Bに示すように隔壁35の頂部内面を遮蔽する円板形状を有している。そして、このシールド体36の面内には、高周波アンテナ34の巻回方向を横切る方向にスロット36aが形成されている。スロット36aの形成本数は特に限定されず、図では複数(4本)等角度間隔で放射状に形成されているが、少なくとも1つあればよい。
シールド体36と隔壁35の頂部内面とは、上述の第1の実施の形態と同様に、間隙の大きさが約1mm程度となるように互いに近接配置されることで、両者間の隙間を介してスパッタ物が侵入し着膜することを抑制する。
以上のように構成される本実施の形態のプラズマ処理装置31においては、プラズマ生成室14内に隔壁35の頂部内面を遮蔽するシールド体36を設置することにより、処理室12における基板Wのイオンビームエッチングの際に、基板表面から飛散するスパッタ物による隔壁35の頂部内面への着膜が規制される。また、シールド体36にもスパッタ物が付着するが、スロット36aが形成されているので、シールド体36の周方向にわたって付着膜が連続することもない。
従って、本実施の形態によれば、高周波アンテナ34の巻回方向に付着膜が連続化することを防止できるので、付着膜が導電性の場合においても高周波アンテナ34とプラズマ生成室14との間の誘導損失を効果的に抑えることができる。
また、シールド体36が誘電体材料で構成されているので、プラズマとの誘導結合に必要な高周波電力の増大を抑制することができるとともに、長期にわたって安定したプラズマの形成および維持を図ることが可能となる。また、シールド体36が誘電材料から構成されているので、シールド体が金属製であることに起因する金属汚染の問題も発生することはない。
(第5の実施の形態)
図11および図12は本発明に係る「構造体」の他の実施形態を示している。なお、図において上述の第4の実施の形態と対応する部分については同一の符号を付し、その詳細な説明は省略するものとする。
図11A,Bに示す構成例では、プラズマ生成室14を区画する円筒形状の隔壁35の頂部内面に、高周波アンテナ34(図9)の巻回方向を横切る方向に延在する突部35aを備えている。この構成により、隔壁35の頂部内面に対しその面内周方向に連続してスパッタ物が着膜するのを当該突部35aによって回避することが可能となるので、高周波アンテナ34の誘導損失の低減を図ることができる。
また、突部35aの両側面に膜が付着した場合には、隔壁35内面側から突部35a先端へ向かう電流と、突部35a先端から隔壁35内面側へ向かう電流とが互いに逆方向となることから、当該部位における誘導電流の相殺、軽減を図ることが可能となる。
突部35aは、図11の例では、隔壁35の頂部内面に対して90度間隔で4カ所に配置した例を示しているが、突部35aは隔壁35の頂部内面の少なくとも一部にのみ形成されていてもよいし、更に複数箇所に等角度間隔あるいは不等角度間隔で放射状に形成されていてもよい。
突部35aの形成高さはその形成幅以上とするのが好ましい(アスペクト比1以上)。具体的に、突部35aの形成幅を1mmとしたとき、突部35aの形成高さは1mm以上とする。突部35aは誘電体材料からなり、隔壁35の頂部内面に一体形成されてもよいし、別部材として取り付けられていてもよい。
一方、図12A,Bに示す構成例では、プラズマ生成室14を区画する円筒形状の隔壁35の内面に、高周波アンテナ34(図9)の巻回方向を横切る方向に延在する凹部35bを備えている。この構成により、隔壁35の頂部内面に対しその面内周方向に連続してスパッタ物が着膜するのを当該凹部35bによって回避することが可能となるので、高周波アンテナ34の誘導損失の低減を図ることができる。
また、凹部35bの両側面に膜が付着した場合には、隔壁35内面側から凹部35b底部へ向かう電流と、凹部35b底部から隔壁35内面側へ向かう電流とが互いに逆方向となることから、当該部位における誘導電流の相殺、軽減を図ることが可能となる。
凹部35bは、図12の例では、隔壁25の内周面に対して90度間隔で4カ所に配置した例を示しているが、凹部35bは隔壁35の頂部内面の少なくとも一部にのみ形成されていてもよいし、更に複数箇所に等角度間隔あるいは不等角度間隔で放射状に形成されていてもよい。
凹部35bの形成深さはその形成幅以上とするのが好ましい(アスペクト比1以上)。具体的に、凹部35bの形成幅を1mmとしたとき、凹部35bの形成深さは1mm以上とする。
以上のように、突部35aあるいは凹部35bを本発明に係る「構造体」として構成することにより、上述の第4の実施の形態と同様な効果を得ることができる。
(第6の実施の形態)
図13および図14は本発明の第6の実施の形態を示している。なお、図において上述の第4,第5の実施の形態と対応する部分については同一の符号を付し、その詳細な説明は省略するものとする。
本実施の形態では、上述の第4の実施の形態において説明したシールド体36と、上述の第5の実施の形態において説明した隔壁35の内面構造とを組み合わせた構成例を有している。
すなわち、図13A,Bに示す構成例においては、プラズマ生成室14を区画する円筒形状の隔壁35の頂部内面に、高周波アンテナ34(図9)の巻回方向を横切る方向に凹部35bが形成されているとともに、この隔壁35の内部に、高周波アンテナ34の巻回方向を横切る方向にスロット36aが形成された誘電体材料からなるシールド体36が設置されている。シールド体36と隔壁35の頂部内面とは、上述の第4の実施の形態と同様に、間隙の大きさが約1mm程度となるように互いに近接配置されることで、両者間の隙間を介してスパッタ物が侵入し着膜することを抑制する。
以上の構成により、隔壁35とシールド体36の間の隙間を介してスパッタ物が隔壁35の頂部内面に付着した際、その付着膜が高周波アンテナ34の巻回方向に連続化し難くすることができるので、メンテナンスサイクルの長期化を図ることができる。また、隔壁35の凹部35bとシールド体36のスロット36aとを互いに異なる角度位置に向けることで、さらにその効果を高めることができる。
一方、図14A,Bに示す構成例においては、プラズマ生成室14を区画する円筒形状の隔壁35の頂部内面に、高周波アンテナ34(図9)の巻回方向を横切る方向に突部35aが形成されているとともに、この隔壁35の内部に、高周波アンテナ34の巻回方向を横切る方向にスロット36aが形成された誘電体材料からなるシールド体36が設置されている。シールド体36と隔壁35の頂部内面とは、上述の第4の実施の形態と同様に、間隙の大きさが約1mm程度となるように互いに近接配置されることで、両者間の隙間を介してスパッタ物が侵入し着膜することを抑制する。
このような構成により、隔壁35の内面とシールド体36との間の隙間のラビリンス構造化が図られ、上述と同様に隔壁35の頂部内面に連続するスパッタ物の着膜防止効果を高めることができる。
以上、本発明の各実施の形態について説明したが、勿論、本発明はこれらに限定されることなく、本発明の技術的思想に基づいて種々の変形が可能である。
例えば以上の各実施の形態では、プラズマ処理装置としてイオンビームエッチング装置を例に挙げて説明したが、これに代えて、処理室内にスパッタターゲットを設置し、被処理基板上にスパッタ粒子を付着させて成膜するイオンビームスパッタ装置として構成することも可能である。また、これ以外にも、プラズマドーピング装置やプラズマエッチング装置等の他のプラズマ処理装置にも、本発明は適用可能である。
また、以上の各実施の形態では、プラズマ生成室14を区画する隔壁(ベルジャ)15,35を大気と真空とを隔絶する装置外壁部として構成したが、これに代えて、例えば図15に示すように、真空チャンバ13の内部に本発明に係るイオン源を配置してもよい。隔壁15は真空チャンバ13の内部にプラズマ生成室14を区画している。高周波アンテナ16は、真空チャンバ13の内部であって隔壁15の外周側に配置されており、この高周波アンテナ16と対向する隔壁15内周面を遮蔽するように、本発明に係るシールド体26が設置されている。
さらに、本発明に係るシールド体16,36を円筒状あるいは板状に形成したが、隔壁の内面形状に合わせて適宜変更可能であり、例えば角筒状あるいはドーム状等に形成してもよい。

Claims (11)

  1. プラズマ生成室と、このプラズマ生成室を区画する誘電体からなる隔壁と、この隔壁の外部に設置され前記プラズマ生成室内にプラズマを生成するための高周波アンテナとを備えたイオン源において、
    前記隔壁の内面側には、前記高周波アンテナと対向する隔壁内面への膜の付着を規制する誘電体からなる構造体が設けられていることを特徴とするイオン源。
  2. 前記構造体は、前記隔壁の内面を遮蔽し、前記高周波アンテナの巻回方向を横切る方向に形成された少なくとも1つのスロットを有する誘電体材料からなるシールド体であることを特徴とする請求の範囲第1項に記載のイオン源。
  3. 前記シールド体は、前記隔壁の内面に近接配置されていることを特徴とする請求の範囲第2項に記載のイオン源。
  4. 前記構造体は、前記隔壁の内面の少なくとも一部において前記高周波アンテナの巻回方向を横切る方向に延在する突部または凹部であることを特徴とする請求の範囲第1項に記載のイオン源。
  5. 前記構造体は、
    前記隔壁の内面の少なくとも一部において前記高周波アンテナの巻回方向を横切る方向に延在する突部または凹部と、
    前記隔壁の内面を遮蔽し、前記高周波アンテナの巻回方向を横切る方向に形成された少なくとも1つのスロットを有する誘電体材料からなるシールド体とからなることを特徴とする請求の範囲第1項に記載のイオン源。
  6. 前記プラズマ生成室からプラズマ中のイオンを引き出す引出し電極を更に具備することを特徴とする請求の範囲第1項に記載のイオン源。
  7. 前記構造体は、前記隔壁の内面を遮蔽し、前記高周波アンテナの巻回方向を横切る方向に形成された少なくとも1つのスロットを有する誘電体材料からなるシールド体であり、このシールド体の近傍には前記プラズマ生成室からプラズマ中のイオンを引き出す引出し電極が設置され、前記シールド体と前記引出し電極との間の距離が1mm以下であることを特徴とする請求の範囲第1項に記載のイオン源。
  8. 被処理基板を収容する処理室と、プラズマ生成室と、このプラズマ生成室を区画する誘電体からなる隔壁と、前記隔壁の外部に設置され前記プラズマ生成室内にプラズマを生成するための高周波アンテナとを備えたプラズマ処理装置において、
    前記隔壁の内面側には、前記高周波アンテナと対向する隔壁内面への膜の付着を規制する誘電体からなる構造体が設けられていることを特徴とするプラズマ処理装置。
  9. 前記プラズマ生成室と前記処理室との間には、前記プラズマ生成室から前記処理室へ向けてプラズマ中のイオンを引き出す引出し電極が設置されていることを特徴とする請求の範囲第8項に記載のプラズマ処理装置。
  10. 前記構造体は、前記隔壁の内面を遮蔽し、前記高周波アンテナの巻回方向を横切る方向に形成された少なくとも1つのスロットを有する誘電体材料からなるシールド体であり、このシールド体の近傍には前記プラズマ生成室からプラズマ中のイオンを引き出す引出し電極が設置され、前記シールド体と前記引出し電極との間の距離が1mm以下であることを特徴とする請求の範囲第8項に記載のプラズマ処理装置。
  11. 前記処理室には、前記プラズマ生成室から引き出したイオンが照射され前記被処理基板上にスパッタ粒子を付着させるスパッタターゲットが設置されていることを特徴とする請求の範囲第8項に記載のプラズマ処理装置。
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