JP4345895B2 - イオン源の運転方法およびイオン注入装置 - Google Patents

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Description

この発明は、例えばイオン注入装置(この明細書では、イオンドーピング装置と呼ばれるものを含む。)に用いられるイオン源の運転方法および当該運転方法を実施することができるイオン注入装置に関する。この明細書において、イオンは正イオンを指し、イオンビームは正イオンビームを指す。
イオンビームを引き出すイオン源には、プラズマ室容器内でイオン源ガスをアーク放電等による電子衝撃によって電離させてプラズマを生成する、電子衝撃型のイオン源がある。
また、電子衝撃型のイオン源には、プラズマ室容器内の内壁付近にカスプ磁場(多極磁場)を形成するイオン源がある。このようなイオン源は、バケット型イオン源、多極磁場型イオン源またはマルチカスプ型イオン源とも呼ばれる。
上記のようなイオン源において、プラズマ室容器内のプラズマからイオンビームを引き出す引出し電極系の内の最プラズマ側の電極であるプラズマ電極の、プラズマ室容器に対する電位に着目すると、従来は、プラズマ室容器とプラズマ電極間を絶縁物で電気的に絶縁しておいて、プラズマ室容器に対するプラズマ電極の電位は、直流電源によって負電圧にバイアスするか、または、プラズマ室容器とプラズマ電極間を高抵抗で接続してフローティング(浮遊)電位にしていた。フローティング電位にしても、プラズマ中のイオンに比べて電子は軽くてその移動度が遙かに高いので、イオンビーム引出し時のプラズマ電極の電位は、電子が多く入射することによる自己バイアスによって負電位になる。
従っていずれにしても、従来は、イオンビーム引出し時のプラズマ室容器に対するプラズマ電極のバイアス電圧は負電圧にするのが一般的であった。その主な理由は、当該バイアス電圧を負電圧にすることによって、プラズマ中の電子が同極性のプラズマ電極側へ逃げにくくして電子の損失を少なくすると共に、プラズマ中のイオンが反対極性のプラズマ電極を通して効率良く引き出されるようにするためである。
上記バイアス電圧を負電圧にする技術に相当するものの一例として、特許文献1には、第1の引出し電極(プラズマ電極に相当)に引出し用電源の負極が接続された図が記載されている(図1参照)。
特開2004−362901号公報(段落0041、図1)
実験を行った結果、上記のような従来のバイアス電圧の印加方法、換言すればイオン源の運転方法では、イオン源ガスとしてホスフィン(PH3 )を含むガス(例えば、水素またはヘリウムでホスフィンを希釈したガス)を用いてイオンビームを引き出すときは、イオンビーム中に含まれる所望イオン、具体的にはPHx + (x=0〜3。x=0の場合はP+ 。以下同様)の、他のイオン(例えば、H+ 、H2 + 、H3 + )に対する比率を大きくすることができるけれども、イオン源ガスとして三フッ化ホウ素(BF3 )を含むガス(例えば100%濃度の三フッ化ホウ素)を用いてイオンビームを引き出すときは、所望イオン、具体的にはB+ の、他のイオン(例えば、F+ 、BF+ 、BF2 + )に対する比率を大きくするのが難しい、ということが分かった。
そこでこの発明は、イオン源ガスとして三フッ化ホウ素を含むガスを用いてイオンビームを引き出すときに、イオンビーム中のB+ の比率を高めることができるイオン源の運転方法およびイオン注入装置を提供することを一つの目的としている。
また、イオン源ガスとして三フッ化ホウ素を含むガスとホスフィンを含むガスとを切り換えて用いてイオンビームを引き出すときに、前者のガスを用いるときにはイオンビーム中のB+ の比率を高め、後者のガスを用いるときにはイオンビーム中のPHx + の比率を高めることができるイオン源の運転方法およびイオン注入装置を提供することを他の目的としている。
この発明に係るイオン源の運転方法は、イオン源ガスが導入され、内部でプラズマを生成するためのプラズマ室容器と、前記プラズマ室容器内でイオン源ガスを電子衝撃によって電離させてプラズマを生成する電離手段と、前記プラズマ室容器の開口部付近に設けられていて、前記プラズマからイオンビームを引き出すものであって1以上の電極を有する引出し電極系と、前記引出し電極系を構成する電極の内の最プラズマ側の電極であるプラズマ電極と前記プラズマ室容器との間を電気絶縁する絶縁手段と、前記プラズマ室容器の内壁付近にカスプ磁場を形成する複数の磁石とを備えるイオン源の運転方法であって、しかも前記イオン源ガスとして三フッ化ホウ素(BF 3 )を含むガスとホスフィン(PH 3 )を含むガスとを切り換えて用いるイオン源の運転方法において、前記イオン源は、前記イオンビームを引き出すときの前記プラズマ生成容器に対する前記プラズマ電極のバイアス電圧を正電圧と負電圧とに切り換え可能なバイアス手段を更に備えていて、前記イオン源ガスとして三フッ化ホウ素(BF3 )を含むガスを用いてイオンビームを引き出すときは、前記バイアス手段を切り換えて、前記プラズマ室容器に対する前記プラズマ電極のバイアス電圧を正電圧にし、前記イオン源ガスとしてホスフィン(PH3 )を含むガスを用いてイオンビームを引き出すときは、前記バイアス手段を切り換えて、前記プラズマ室容器に対する前記プラズマ電極のバイアス電圧を−30V以上かつ0Vより小の範囲内の負電圧にすることを特徴としている。
記運転方法によれば、上記バイアス電圧を上記のように切り換えることによって、イオン源ガスとして三フッ化ホウ素を含むガスを用いるときにはイオンビーム中のB+ の比率を高め、ホスフィンを含むガスを用いるときにはイオンビーム中のPHx + の比率を高めることができることが実験によって確かめられた。
この発明に係るイオン注入装置は、イオン源から引き出したイオンビームを基板に入射させてイオン注入を行う構成のイオン注入装置であって、(a)イオン源ガスが導入され、内部でプラズマを生成するためのプラズマ室容器と、このプラズマ室容器内でイオン源ガスを電子衝撃によって電離させてプラズマを生成する電離手段と、前記プラズマ室容器の開口部付近に設けられていて、前記プラズマからイオンビームを引き出すものであって1以上の電極を有する引出し電極系と、この引出し電極系を構成する電極の内の最プラズマ側の電極であるプラズマ電極と前記プラズマ室容器との間を電気絶縁する絶縁手段と、前記プラズマ室容器の内壁付近にカスプ磁場を形成する複数の磁石とを有するイオン源と、(b)三フッ化ホウ素(BF3 )を含むイオン源ガスとホスフィン(PH3 )を含むイオン源ガスとを切り換えて前記イオン源のプラズマ室容器内に供給するガス供給手段と、(c)前記イオン源からイオンビームを引き出すときの前記プラズマ室容器に対する前記プラズマ電極のバイアス電圧を正電圧と負電圧とに切り換え可能なバイアス手段と、(d)前記ガス供給手段および前記バイアス手段を制御して、前記三フッ化ホウ素を含むイオン源ガスを前記プラズマ室容器内に供給するときは前記バイアス電圧を正電圧にし、前記ホスフィンを含むイオン源ガスを前記プラズマ室容器内に供給するときは前記バイアス電圧を−30V以上かつ0Vより小の範囲内の負電圧にする制御手段とを備えていることを特徴としている。
記イオン注入装置によれば、イオン源ガスを三フッ化ホウ素を含むガスとホスフィンを含むガスとに切り換えて、一つのイオン源から、ホウ素含有イオンを含むイオンビームと、リン含有イオンを含むイオンビームとを切り換えて引き出すことができ、しかも上記バイアス電圧を上記のように切り換えることによって、三フッ化ホウ素を含むイオン源ガスを用いるときにはイオンビーム中のB+ の比率を高め、ホスフィンを含むイオン源ガスを用いるときにはイオンビーム中のPHx + の比率を高めることができる。
記イオン注入装置は、前記イオン源と前記基板の保持部との間に、前記イオン源から引き出したイオンビームの質量分離を行う質量分離手段を更に備えていても良い。
請求項に記載の発明によれば、上記バイアス電圧を上記のように切り換えることによって、イオン源ガスとして三フッ化ホウ素を含むガスを用いるときにはイオンビーム中のB+ の比率を高めてB+ を効率良く引き出すことができ、ホスフィンを含むガスを用いるときにはイオンビーム中のPHx + の比率を高めてPHx + を効率良く引き出すことができる。
ひいては、次のような効果を奏することができる。即ち、所望イオンとしてB+ とPHx + とを切り換えて用いる場合に、いずれの場合にも、不必要なイオンを加速する割合を減らすことができるので、イオンビームを加速するための加速電源の容量を小さくすることができる。また、イオン源の下流側に質量分離手段が設けられている場合に、当該質量分析手段において上記不必要なイオンが壁面に衝突することによって発生するアウトガスおよびメタルコンタミネーション(金属物質による基板の汚染。以下同様)の問題を少なくすることができる。
請求項に記載の発明によれば、イオン源ガスを三フッ化ホウ素を含むガスとホスフィンを含むガスとに切り換えて、一つのイオン源から、ホウ素含有イオンを含むイオンビームと、リン含有イオンを含むイオンビームとを切り換えて引き出すことができ、しかも上記バイアス電圧を上記のように切り換えることによって、三フッ化ホウ素を含むイオン源ガスを用いるときにはイオンビーム中のB+ の比率を高めてB+ を効率良く引き出すことができ、ホスフィンを含むイオン源ガスを用いるときにはイオンビーム中のPHx + の比率を高めてPHx + を効率良く引き出すことができる。
ひいては、次のような効果を奏することができる。即ち、基板にイオン注入を行うドーパントイオンとしてB+ とPHx + とを切り換えて用いる場合に、いずれの場合にも、不必要なイオンを加速する割合を減らすことができるので、イオンビームを加速するための加速電源の容量を小さくすることができる。また、イオン源と基体保持部との間に質量分離手段が設けられている場合に、当該質量分析手段において上記不必要なイオンが壁面に衝突することによって発生するアウトガスおよびメタルコンタミネーションの問題を少なくすることができる。
請求項に記載の発明によれば、イオン源と基板の保持部との間に質量分離手段を備えているので、基板に対してドーパントイオン以外の不必要なイオンが注入されるのを抑制することができる。しかも、上述したように、当該質量分離手段において不必要なイオンが壁面等に衝突することによって発生するアウトガスおよびメタルコンタミネーションの問題を少なくすることができる。
図1は、この発明に係るイオン注入装置の一実施形態を示す概略平面図である。このイオン注入装置は、イオン源2から引き出したイオンビーム4を、基板駆動装置14の保持部12に保持された基板10に入射させて、基板10にイオン注入を行うよう構成されている。イオン源2から基板駆動装置14までのイオンビーム4の経路(ビームライン)は、図示しない真空容器によって囲まれており、イオン注入時は真空雰囲気に保たれる。
イオン源2から引き出して基板10に入射させるイオンビーム4は、この実施形態では、図1の紙面の表裏方向であるY方向の幅W(図2参照)が、それに直交する方向の厚さTよりも十分に大きいシート状をしている。基板に入射するときのイオンビーム4の幅Wは、基板10の同方向の寸法よりも若干大きくしている。
イオン源2と保持部12との間には、この実施形態では、イオン源2から引き出したイオンビーム4の質量分離を行う質量分離手段を構成する質量分離マグネット6および分離スリット8が設けられている。質量分離マグネット6は、イオンビーム4をその厚さT方向に曲げて所望のイオンを選別して導出するものである。分離スリット8は、質量分離マグネット6の下流側に設けられていて、質量分離マグネット6と協働して、上記所望のイオンを選別して通過させるものである。
基板駆動装置14は、この実施形態では、その保持部12に保持した基板10を、基板10に入射するイオンビーム4の厚さTに沿う方向(換言すれば幅Wに交差する方向)であるX方向に機械的に往復駆動する。この実施形態では、基板駆動装置14自身が、図示しないレールに沿って、X方向に往復運動をする。この基板10の往復駆動と、イオンビーム4がシート状をしていることとによって、基板10の全面にイオンビーム4を入射させてイオン注入を行うことができる。
上記イオン注入は、例えば、フラットパネルディスプレイ(FPD)用の基板(例えばガラス基板)10の表面に多数の薄膜トランジスタ(TFT)を形成する工程に用いることができる。その場合のイオン注入をイオンドーピングと呼び、イオン注入装置をイオンドーピング装置と呼ぶことがある。基板10は、上記以外の基板、例えば半導体基板等でも良い。
上記イオン源2周りの詳細例を図2に示す。このイオン源2は、イオン源ガス50が導入され、内部でプラズマ22を生成するためのプラズマ室容器20と、プラズマ室容器20内でイオン源ガス50を電子衝撃によって電離させてプラズマ22を生成する電離手段(より厳密に言えばその一部)を構成する1以上の(この例では複数の)フィラメント24と、プラズマ室容器20の開口部付近に設けられていてプラズマ22から電界の作用でイオンビーム4を加速して引き出す引出し電極系30とを備えている。
複数のフィラメント24は、プラズマ室容器20内に、イオンビーム4の幅W方向に沿って並べて設けられており、各フィラメント24にはそれを加熱するフィラメント電源26が接続されている。また、各フィラメント24の一端(この例では正極端)とプラズマ室容器20との間には、後者を正極側にして、直流のアーク電源28が接続されており、プラズマ室容器20は陽極を兼ねている。各フィラメント24とプラズマ室容器20との間でアーク放電を生じさせて、その際に発生する電子の衝撃によってイオン源ガス50を電離させて、イオンビーム4の幅W方向に長く分布したプラズマ22をプラズマ室容器20内に均一性良く生じさせることができる。即ちこの例では、フィラメント24、フィラメント電源26およびアーク電源28によって上記電離手段を構成している。このイオン源2は、前述したように、電子衝撃型のイオン源である。
プラズマ室容器20の周りには、即ちこの例ではプラズマ室容器20の側面の周囲および背面には、プラズマ室容器20の内壁付近にカスプ磁場(より厳密に言えばマルチカスプ磁場。多極磁場とも言う)を形成する複数の(この例では多数の)磁石40が配置されている。各磁石40は、この例では永久磁石であるが、電磁石でも良い。このイオン源2は、前述したように、バケット型イオン源等とも呼ばれる。
引出し電極系30は、1以上の電極を有している。この例では、最プラズマ側から下流側に向けて配置されたプラズマ電極31、引出し電極32、抑制電極33および接地電極34を有している。各電極31〜34は、この例では、多数のイオン引出し孔を相対応する位置にそれぞれ有している。
プラズマ電極31とプラズマ室容器20との間には、両者間を電気的に絶縁する絶縁手段として絶縁物36が設けられている。また、各電極31〜34間は、例えば絶縁物38によって、互いに電気的に絶縁されている。
簡単に言えば、プラズマ電極31は引き出すイオンビーム4のエネルギーを決める電極であり、後述するバイアス回路64を介してこのプラズマ電極31には、プラズマ室容器20に対して正または負のバイアス電圧VB が印加され、更にプラズマ室容器20には、直流の加速電源42から接地電位を基準にして正の高電圧(加速電圧)が印加される。引出し電極32は、プラズマ電極31との間に電位差を生じさせそれによる電界によってプラズマ22からイオンビーム4を引き出す電極であり、直流の引出し電源44からプラズマ室容器20の電位を基準にして負の電圧(引出し電圧)が印加される。抑制電極33は、下流側からの電子の逆流を抑制する電極であり、直流の抑制電源46から接地電位を基準にして負の電圧(抑制電圧)が印加される。接地電極34は接地されている。
プラズマ室容器20内には、ガス供給手段を構成するガス供給源48から、三フッ化ホウ素(BF3 )を含むイオン源ガス50を供給することができる。
あるいはガス供給源48として、三フッ化ホウ素を含むイオン源ガス50と、ホスフィン(PH3 )を含むイオン源ガス50とを切り換えてプラズマ室容器20内に供給することができるものを採用しても良い。そのようなガス供給源48の一例を図3に示す。
図3に示すガス供給源48は、ガス源52からの三フッ化ホウ素を含むガス54と、ガス源56からのホスフィンを含むガス58とを、弁60、62で切り換えてイオン源ガス50としてプラズマ室容器20内に供給することができる。この弁60、62の切り換え、ひいてはイオン源ガス50の切り換えは、手動操作で行っても良いが、この例のように弁60、62を操作弁にして、制御装置80(図1参照。以下同様)から供給される制御信号S1 によって行うのが好ましい。
なお、図2中の点a〜dと、図3〜図5中の点a〜dとは、それぞれ対応している。
三フッ化ホウ素は、通常、100%またはそれに近い濃度で使用される。その場合でも、この明細書では、三フッ化ホウ素を含むガスと総称している。ホスフィンは、通常、水素またはヘリウムで適度に希釈して使用される。この場合は文言どおり、ホスフィンを含むガスである。
再び図2を参照して、プラズマ室容器20とプラズマ電極31との間には、イオンビーム4を引き出すときのプラズマ室容器20に対するプラズマ電極31の電位(換言すればプラズマ室容器20を基準にしたプラズマ電極31の電位)であるバイアス電圧VB を制御するバイアス手段を構成するバイアス回路64が接続されている。バイアス回路64は、上記バイアス電圧VB を正電圧にすることができる。あるいは、バイアス回路64として、上記バイアス電圧VB を正電圧と負電圧とに切り換え可能なものを採用しても良い。
バイアス電圧VB を正電圧にする場合のバイアス回路64は、図2に示すように、プラズマ室容器20に対して、プラズマ電極31に正のバイアス電圧VB を印加する直流のバイアス電源66で構成すれば良い。このバイアス電源66は、その出力電圧が可変のものが好ましい。後述する他の例のバイアス電源66についても同様である。このようなバイアス回路64は、三フッ化ホウ素を含むイオン源ガス50をプラズマ室容器20内に供給して、当該イオン源ガス50を用いてイオンビーム4を引き出すときに用いる。
バイアス電圧VB を正電圧と負電圧とに切り換え可能にする場合のバイアス回路64は、例えば、上記バイアス電源66を、その出力電圧を正電圧および負電圧にすることができる両極性電源にすれば良い。その場合のバイアス電源66の出力電圧の極性の切り換え(換言すれば反転。以下同様)は、手動操作で行っても良いが、この例のように制御装置80からの制御信号S2 によって行うのが好ましい。
あるいは、バイアス回路64は、例えば図4または図5に示す構成にしても良い。
図4に示すバイアス回路64は、通常の(即ち出力電圧の極性が一つの。以下同様)直流のバイアス電源66と、それからの出力電圧を正負反転させて点a、b間に出力する2連の切換スイッチ68とを有している。この切換スイッチ68の切り換え、ひいては上記バイアス電圧VB の極性の切り換えは、手動操作によって行っても良いが、この例のように制御装置80からの制御信号S2 によって行うのが好ましい。
図5に示すバイアス回路64は、通常の直流のバイアス電源66と、それに直列接続されたスイッチ70と、この両者の直列回路に並列接続された抵抗器72とを有している。抵抗器72には、プラズマ電極31をフローティング電位にする高抵抗値(例えば1kΩ〜1MΩ程度)のものを用いれば良い。スイッチ70をオンにすると、バイアス電源66からの出力電圧によって上記バイアス電圧VB を正電圧にすることができる。スイッチ70をオフにすると、抵抗器72によってプラズマ電極31はフローティング電位になり、イオンビーム引出し時の前述した電子入射による作用によってプラズマ電極31の電位を負電位にして上記バイアス電圧VB を負電圧にすることができる。このスイッチ70のオンオフ、ひいては上記バイアス電圧VB の極性の切り換えは、手動操作によって行っても良いが、この例のように制御装置80からの制御信号S2 によって行うのが好ましい。
制御装置80は、制御信号S1 およびS2 を用いてガス供給源48およびバイアス回路64を上記のように制御して、三フッ化ホウ素を含むイオン源ガス50をプラズマ室容器20内に供給するときは上記バイアス電圧VB を正電圧にし、ホスフィンを含むイオン源ガス50をプラズマ室容器20内に供給するときは上記バイアス電圧VB を負電圧にする機能を有している。
上記イオン源2の第1の運転方法を説明すると、イオン源ガス50として上記三フッ化ホウ素を含むガスを用いてイオンビーム4を引き出すときは、上記バイアス電圧VB を正電圧にする。それによって、バイアス電圧VB を負電圧や0Vにする場合に比べて、イオンビーム4中のB+ の比率を高めることができる。即ち、B+ を効率良く引き出すことができる。
イオン源ガス50として100%BF3 (即ち、100%の濃度のBF3 )を用いて、バイアス電圧VB を変えたときのイオンビーム4中の各種イオン電流の比率を測定した結果の一例を図6に示す。これは、B+ を250〜270μA/cmのイオン電流で引き出したときの例であり、このときの条件は、イオン源ガス50の流量が6ccm、アーク電源28からのアーク電圧が80V、アーク電流が22A、加速電源42からの加速電圧が50kV、引出し電源44からの引出し電圧が7〜12kV、抑制電源46からの抑制電圧が0.5kVである。
この図6から分かるように、バイアス電圧VB を正電圧にし、かつその絶対値を大きくするほど、B+ の比率が相対的に大きく、他のイオンの比率が相対的に小さくなっている。換言すれば、正のバイアス電圧VB の大きさによって、イオンビーム4中に含まれるB+ 等のイオン種の比率を制御することができる。図6には示されていないけれども、バイアス電圧VB を負電圧にすると、B+ の比率は更に小さく、BF2 + の比率は更に大きくなる。
上記のような結果が得られる原理は、正確には解明していないけれども、バイアス電圧VB を正電圧にすると、しかもその正電圧を大きくすると、負電圧にする場合に比べて、プラズマ22がプラズマ電極31に近づき、プラズマ電極31付近で、断面積の大きいBF2 + 、BF+ 等が電子との再結合により中性化する確率がB+ の場合に比べて大きくなるからではないかと考えられる。
上記図6から、イオンビーム4中のB+ の比率を高めるためには、バイアス電圧VB は、0<VB ≦10[V]程度の範囲内にするのが好ましいと言うことができる。バイアス電圧VB の上限は、10Vよりももう少し高く、例えば15V程度にしても良い。
上記のようにしてイオンビーム4中のB+ の比率を高めることができることによって、次のような効果を奏することができる。即ち、B+ を所望イオン(例えば基板10にイオン注入を行うドーパントイオン)として用いる場合に、それ以外の不必要なイオンを加速する割合を減らすことができるので、イオンビーム4を加速するための加速電源の容量を小さくすることができる。この加速電源は、図2の例では加速電源42である。イオン源2の下流側に、例えば図1に示す質量分離マグネット6と分離スリット8との間に、後段加速器を設けている場合はそれ用の加速電源も該当する(以下同様)。
また、例えば図1に示す実施形態のように、イオン源2の下流側に質量分離手段(具体的には質量分離マグネット6および分離スリット8)が設けられている場合に、上記不必要なイオンが質量分離マグネット6の壁面や分離スリット8に衝突することによって発生するアウトガスおよび当該衝突によって放出される金属物質による基板10の汚染(即ち、メタルコンタミネーション)の問題を少なくすることができる。
上記イオン源2の第2の運転方法を説明すると、イオン源ガス50として上記三フッ化ホウ素を含むガスを用いてイオンビーム4を引き出すときは、上記バイアス電圧VB を正電圧にし、イオン源ガス50として上記ホスフィンを含むガスを用いてイオンビーム4を引き出すときは、上記バイアス電圧VB を負電圧にする。バイアス電圧VB をこのように切り換えることによって、イオン源ガス50として三フッ化ホウ素を含むガスを用いるときにはイオンビーム4中のB+ の比率を高めてB+ を効率良く引き出すことができ、ホスフィンを含むガスを用いるときにはイオンビーム4中のPHx + の比率を高めてPHx + を効率良く引き出すことができる。
イオン源ガス50として100%BF3 を用いた場合の測定結果は、図6を用いて説明したとおりである。イオン源ガス50として40%PH3 /H2 (即ち、水素で希釈した40%濃度のPH3 )を用いて、バイアス電圧VB を変えたときのイオンビーム4中の各種イオン電流の比率を測定した結果の一例を図7に示す。同図中のPHx + は、質量数が31〜34[amu]のイオンであるP+ 、PH+ 、PH2 + 、PH3 + を総合したものである。
図7は、PH+ を375〜510μA/cmのイオン電流で引き出したときの例であり、このときの条件は、イオン源ガス50の流量が14ccm、アーク電源28からのアーク電圧が40V、アーク電流が22A、加速電源42からの加速電圧が65kV、引出し電源44からの引出し電圧が7kV、抑制電源46からの抑制電圧が0.5kVである。
この図7から分かるように、バイアス電圧VB を負電圧にし、かつその絶対値を大きくするほど、PHx + の比率が相対的に大きく、他のイオンの比率が相対的に小さくなっている。換言すれば、負のバイアス電圧VB の大きさによって、イオンビーム4中に含まれるPHx + 等のイオン種の比率を制御することができる。バイアス電圧VB を0Vあるいは正電圧にすると、PHx + の比率は小さくなる。
この図7から、イオンビーム4中のPHx + の比率を高めるためには、バイアス電圧VB は、負電圧に設定されることが好ましく、具体的にはこの例では−30≦VB <0[V]程度の範囲、とりわけ−30≦VB ≦−10[V]の範囲にするのがより好ましいと言うことができる。
バイアス回路64を構成するバイアス電源66を上述したように両極性電源で構成する場合は、その出力電圧の可変範囲は、上記範囲を総合すると、例えば−30V〜+15Vの範囲にすれば良い。
以上のように、第2の運転方法によれば、所望イオン(例えば基板10にイオン注入を行うドーパントイオン)としてB+ とPHx + とを切り換えて用いる場合に、いずれの場合にも、上記第1の運転方法の場合と同様に、加速電源の容量を小さくすることができる。また、質量分離手段が設けられている場合のアウトガスおよびメタルコンタミネーションの問題を少なくすることができる。
また、上記ガス供給源48として、三フッ化ホウ素を含むイオン源ガス50をプラズマ室容器20内に供給するものを備え、バイアス回路64として、三フッ化ホウ素を含むイオン源ガス50を用いてイオンビーム4を引き出すときの上記バイアス電圧VB を正電圧にするものを備えている場合の図1および図2に示したイオン注入装置を第1のイオン注入装置と呼ぶと、イオン源2の上記第1および第2の運転方法等の説明を参照すれば明らかなように、この第1のイオン注入装置によれば、三フッ化ホウ素を含むイオン源ガス50を用いてイオン源2からホウ素含有イオンを含むイオンビーム4を引き出すことができ、しかも上記バイアス電圧VB を正電圧にして、イオンビーム4中のB+ の比率を高めることができる。即ち、B+ を効率良く引き出すことができる。
ひいては、次のような効果を奏することができる。即ち、B+ を基板10にイオン注入を行うドーパントイオンとして用いる場合に、それ以外の不必要なイオンを加速する割合を減らすことができるので、イオンビーム4を加速するための上記加速電源の容量を小さくすることができる。また、イオン源2と基板10の保持部12との間に質量分離手段が設けられている場合に、上述したように、当該質量分離手段において上記不必要なイオンが壁面等に衝突することによって発生するアウトガスおよびメタルコンタミネーションの問題を少なくすることができる。
また、図1に示す実施形態のように質量分離手段を備えている場合は、その質量分離作用によって、基板10に対してドーパントイオン以外の不必要なイオンが注入されるのを抑制することができる(以下に述べる第2のイオン注入装置においても同様)。
上記ガス供給源48として、三フッ化ホウ素を含むイオン源ガス50とホスフィンを含むイオン源ガス50とを切り換えてプラズマ室容器20内に供給するものを備え、バイアス回路64として、イオン源2からイオンビーム4を引き出すときの上記バイアス電圧VB を正電圧と負電圧とに切り換え可能なものを備え、かつ、このガス供給源48およびバイアス回路64を制御して、三フッ化ホウ素を含むイオン源ガス50をプラズマ室容器20内に供給するときは上記バイアス電圧VB を正電圧にし、ホスフィンを含むイオン源ガス50をプラズマ室容器20内に供給するときは上記バイアス電圧VB を負電圧にする制御装置80を備えている場合の図1、図2等に示したイオン注入装置を第2のイオン注入装置と呼ぶと、イオン源2の上記第1および第2の運転方法等の説明を参照すれば明らかなように、この第2のイオン注入装置によれば、イオン源ガス50を三フッ化ホウ素を含むガスとホスフィンを含むガスとに切り換えて、一つのイオン源2から、ホウ素含有イオンを含むイオンビーム4と、リン含有イオンを含むイオンビーム4とを切り換えて引き出すことができ、しかも上記バイアス電圧VB を上記のように切り換えて、三フッ化ホウ素を含むイオン源ガス50を用いるときにはイオンビーム4中のB+ の比率を高めてB+ を効率良く引き出すことができ、ホスフィンを含むイオン源ガス50を用いるときにはイオンビーム4中のPHx + の比率を高めてPHx + を効率良く引き出すことができる。
ひいては、次のような効果を奏することができる。即ち、基板10にイオン注入を行うドーパントイオンとしてB+ とPHx + とを切り換えて用いる場合に、いずれの場合にも、第1のイオン注入装置の場合と同様に、加速電源の容量を小さくすることができる。また、質量分離手段が設けられている場合のアウトガスおよびメタルコンタミネーションの問題を少なくすることができる。
この発明に係るイオン注入装置の一実施形態を示す概略平面図である。 図1中のイオン源周りの詳細例を示す図である。 図2中のガス供給源の一例を示す図である。 図2中のバイアス回路の他の例を示す図である。 図2中のバイアス回路の更に他の例を示す図である。 イオン源ガスとして100%BF3 を用いてバイアス電圧を変えたときのイオンビーム中の各種イオン電流の比率を測定した結果の一例を示す図である。 イオン源ガスとして40%PH3 /H2 を用いてバイアス電圧を変えたときのイオンビーム中の各種イオン電流の比率を測定した結果の一例を示す図である。
符号の説明
2 イオン源
4 イオンビーム
6 質量分離マグネット
8 分離スリット
10 基板
12 保持部
20 プラズマ室容器
22 プラズマ
30 引出し電極系
31 プラズマ電極
36 絶縁物
48 ガス供給源
50 イオン源ガス
64 バイアス回路
66 バイアス電源
80 制御装置

Claims (3)

  1. イオン源ガスが導入され、内部でプラズマを生成するためのプラズマ室容器と、
    前記プラズマ室容器内でイオン源ガスを電子衝撃によって電離させてプラズマを生成する電離手段と、
    前記プラズマ室容器の開口部付近に設けられていて、前記プラズマからイオンビームを引き出すものであって1以上の電極を有する引出し電極系と、
    前記引出し電極系を構成する電極の内の最プラズマ側の電極であるプラズマ電極と前記プラズマ室容器との間を電気絶縁する絶縁手段と、
    前記プラズマ室容器の内壁付近にカスプ磁場を形成する複数の磁石とを備えるイオン源の運転方法であって、しかも前記イオン源ガスとして三フッ化ホウ素(BF 3 )を含むガスとホスフィン(PH 3 )を含むガスとを切り換えて用いるイオン源の運転方法において、
    前記イオン源は、前記イオンビームを引き出すときの前記プラズマ生成容器に対する前記プラズマ電極のバイアス電圧を正電圧と負電圧とに切り換え可能なバイアス手段を更に備えていて、
    前記イオン源ガスとして三フッ化ホウ素(BF3 )を含むガスを用いてイオンビームを引き出すときは、前記バイアス手段を切り換えて、前記プラズマ室容器に対する前記プラズマ電極のバイアス電圧を正電圧にし、
    前記イオン源ガスとしてホスフィン(PH3 )を含むガスを用いてイオンビームを引き出すときは、前記バイアス手段を切り換えて、前記プラズマ室容器に対する前記プラズマ電極のバイアス電圧を−30V以上かつ0Vより小の範囲内の負電圧にすることを特徴とするイオン源の運転方法。
  2. イオン源から引き出したイオンビームを基板に入射させてイオン注入を行う構成のイオン注入装置であって、
    イオン源ガスが導入され、内部でプラズマを生成するためのプラズマ室容器と、このプラズマ室容器内でイオン源ガスを電子衝撃によって電離させてプラズマを生成する電離手段と、前記プラズマ室容器の開口部付近に設けられていて、前記プラズマからイオンビームを引き出すものであって1以上の電極を有する引出し電極系と、この引出し電極系を構成する電極の内の最プラズマ側の電極であるプラズマ電極と前記プラズマ室容器との間を電気絶縁する絶縁手段と、前記プラズマ室容器の内壁付近にカスプ磁場を形成する複数の磁石とを有するイオン源と、
    三フッ化ホウ素(BF3 )を含むイオン源ガスとホスフィン(PH3 )を含むイオン源ガスとを切り換えて前記イオン源のプラズマ室容器内に供給するガス供給手段と、
    前記イオン源からイオンビームを引き出すときの前記プラズマ室容器に対する前記プラズマ電極のバイアス電圧を正電圧と負電圧とに切り換え可能なバイアス手段と、
    前記ガス供給手段および前記バイアス手段を制御して、前記三フッ化ホウ素を含むイオン源ガスを前記プラズマ室容器内に供給するときは前記バイアス電圧を正電圧にし、前記ホスフィンを含むイオン源ガスを前記プラズマ室容器内に供給するときは前記バイアス電圧を−30V以上かつ0Vより小の範囲内の負電圧にする制御手段とを備えていることを特徴とするイオン注入装置。
  3. 前記イオン源と前記基板の保持部との間に、前記イオン源から引き出したイオンビームの質量分離を行う質量分離手段を更に備えている請求項2記載のイオン注入装置。
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