JPWO2007004540A1 - コンピュータプログラム、並びに情報再生装置及び方法 - Google Patents

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Abstract

コンピュータプログラムは、コンテンツの単位時間当たりのビート数であるビート候補値を計測する計測工程と、ユーザの入力に応じたビート基準値を設定する基準設定工程と、前記計測されたビート候補値から、ビート基準値の近傍に設定されるビート確定値を確定する確定工程とをコンピュータに実行させる。

Description

本発明は、記録媒体に記録されている楽曲等の再生を行うようにコンピュータを機能させるコンピュータプログラム、並びに記録媒体に記録されている楽曲等の再生を行う情報再生装置及び方法に関する。
近年、CDやDVD等の、デジタル信号によるデータの記録及び再生が可能な記録媒体が普及している。それに伴って、デジタル信号に起因した特有の再生処理を行う情報再生装置も開発が進められている。例えば、CDやDVDには、複数の楽曲(即ち、コンテンツデータ)が、相互に関連付けられて記録されている。より具体的には、例えば、所定の再生時間を有する各楽曲が、トラック番号により区別された複数のデータ群として記録されている。このため、情報再生装置は、各楽曲の先頭アドレスをサーチして再生する頭出し再生や、各楽曲の再生順序を任意に変えるランダム再生等を行うことができる。
更には、二つ以上の情報再生装置を用いて、夫々の情報再生装置において再生される楽曲のビート(拍の位置や間隔や強弱等)を一致させながら連続再生することにより、二つ以上の楽曲をまるでつながっている一つの楽曲として再生したり、あるいは二つ以上の楽曲を重ね合わせて再生することもできる。つまりは、複数の楽曲を連続して或いは同時に、視聴者に違和感を感じさせることなく再生することができる。係る操作は、一般的にはミキシング操作と呼ばれている。このとき、夫々の楽曲のビートは、例えば自動計測されたBPM(Beat Per Minute)値等にて示されるビート数として表示画面上に表示されており、ユーザは表示されたビート数を確認したうえで、上述したミキシング操作を行っている。
例えば、特許文献1には、自動計測された且つディスプレイに表示されているビート数に対して、ユーザの操作により楽曲の再生速度を変化させた場合には、該再生速度の変化に応じたビート数をディスプレイに表示する技術が開示されている。
特開2001−243717号公報
しかしながら、ミキシング操作の際に視聴者に違和感を感じさせないという観点から非常に重要になってくるビート数については、楽曲の特徴によっては、必ずしも全ての楽曲に対して自動計測により計測できるとはかぎならないという技術的な問題点を有している。更には、楽曲の特徴によっては、ビート数の正確な或いは高精度な値が自動計測によって必ずしも計測されるとは限らないという技術的な問題点を有している。具体的には、例えば、拍が弱すぎるがゆえに拍を示す音声波形が小さくなってしまい、自動計測の際にそれが拍であると認識できない楽曲部分や、拍の間隔が不規則で一定間隔のパターンを抽出することが困難な楽曲部分を含んでいる楽曲については、自動計測によってビート数が計測されない可能性が高くなる。また、自動計測によりビート数を測定できたとしても、拍を見落としている或いは拍があるとご認識していること等に起因して、正確な或いは高精度なビート数に対して例えば1/2倍や、2倍や、2/3倍等の誤差を含んだ値が計測されることもあり得る。
このように、自動計測によって計測されるビート数は、必ずしも信頼できる値ではないため、信頼できるとは限らないビート数の表示に基づくミキシング操作によれば、ユーザに対して違和感を与えてしまうおそれが多分に存在している。
本発明が解決しようとする課題には上記のようなものが一例として挙げられる。本発明は、より正確なビート数をユーザに対して提示することができるコンピュータプログラム、並びに情報再生装置及び方法を提供することを課題とする。
(コンピュータプログラム)
上記課題を解決するために、本発明のコンピュータプログラムは、コンテンツを再生する情報再生装置としてコンピュータを機能させるコンピュータプログラムであって、コンテンツの単位時間当たりのビート数であるビート候補値を計測する計測工程と、ユーザ(即ち、コンテンツを再生している奏者)の入力に応じたビート基準値を設定する基準設定工程と、前記計測されたビート候補値から前記ビート基準値の近傍に設定されるビート確定値を確定する確定工程とを前記コンピュータに実行させる。
本発明のコンピュータプログラムによれば、当該コンピュータプログラムを格納するROM、CD−ROM、DVD−ROM、ハードディスク等の情報記録媒体から、当該コンピュータプログラムをコンピュータに読み込んで実行させれば、或いは、当該コンピュータプログラムを、通信手段を介してコンピュータにダウンロードさせた後に実行させれば、情報再生装置(具体的には、後述する本発明の情報再生装置)を比較的簡単に実現できる。
具体的には、本発明に係るコンピュータプログラムは、コンピュータに計測工程と、基準設定工程と、確定工程とを実行させる。計測工程がコンピュータ上で実行されることにより、例えば当該コンピュータプログラムが実行されることでコンピュータ上に実現される情報再生装置による再生の対象となっているコンテンツの、単位時間当たりのビート数(即ち、拍数)であるビート候補値が計測される。いわば、本発明に係るコンピュータプログラムが実行されるコンピュータのユーザを介することなく、自動的にビート候補値が計測される。尚、ここで計測されるビート候補値は、計測工程における計測の誤差等に起因して、一定の誤差を含んでいる可能性がある。一方で、基準設定工程がコンピュータ上で実行されることにより、ビート基準値が設定される。ビート基準値は、本発明に係るコンピュータプログラムが実行されるコンピュータに対してユーザが行った入力(或いは、その入力に基づくパラメータ)に応じて設定される。具体的には、例えば、ユーザの入力を直接的にビート基準値として設定してもよいし、或いはユーザの入力に対して所定の演算等を施すことでビート基準値として設定してもよい。その後、確定工程がコンピュータ上で実行されることにより、計測工程において計測されたビート候補値から、ビート基準値の近傍に設定されるビート確定値が、再生対象となっているコンテンツのビート数として最終的にユーザに提示されるビート確定値として確定される。
このように、ユーザの入力に応じて設定されるビート基準値を用いて、より正確な或いは高精度なビート数を示すビート確定値をユーザに提示することができる。特に、計測工程において自動的に計測されたビート候補値が、ユーザの期待に沿っていない場合(即ち、正確な或いは高精度なビート数が計測されていない場合等)等には、コンテンツを視聴しながら再生するユーザ自身がコンテンツの特徴に合わせた入力を行うことで、コンテンツの特徴に準じたビート基準値が設定される。その結果、最終的にユーザに提示されるビート確定値を、ユーザの期待に沿った値にすることができる。この点において、本発明に係るコンピュータプログラムは特に有効である。また、コンテンツの特徴(具体的には、例えば楽曲等を含むコンテンツの特徴)に依存することなく、より正確な或いは高精度なビート数を示すビート確定値をユーザに提示することができる。これにより、ミキシング操作の際に視聴者に違和感を感じさせることなく、複数のコンテンツを連続的に或いは重ねて再生することができる。
本発明のコンピュータプログラムの一の態様は、前記確定工程においては、前記ビート基準値に基づいて定まる上限及び下限の範囲内に設定されるように前記ビート確定値を確定する。
この態様によれば、ビート基準値に基づいて定まる上限及び下限の範囲内において、ビート確定値を確定することができる。その結果、最終的にユーザに提示されるビート確定値を、ユーザの期待に沿った値にすることができ、より正確な或いは高精度なビート数を示すビート確定値をユーザに提示することができる。
本発明のコンピュータプログラムの一の態様は、前記計測工程においては、前記コンテンツの周波数帯毎に(具体的には、例えば高域、中域及び低域毎に)複数のビート候補値が計測され、前記確定工程においては、前記複数のビート候補値のうち前記ビート基準値との差分が最も小さいビート候補値を前記ビート確定値として確定する。
この態様によれば、周波数帯域毎に計測される複数のビート候補値から、より正確な或いは高精度なビート数を示すビート確定値を確定することができる。
本発明のコンピュータプログラムの他の態様は、前記ビート候補値を補正し、新たなビート候補値を生成する補正工程を前記コンピュータに更に実行させる。
この態様によれば、例えば計測工程において自動的に計測されるビート候補値を補正することで生成される新たなビート候補値を用いて上述した動作を行うことができる。その結果、例えば計測工程において自動的に計測されるビート候補値の計測誤差等の悪影響を排除し、より正確な或いは高精度なビート数を示すビート確定値をユーザに提示することができる。
尚、この補正工程は、計測工程においてビート候補値が計測される際に行われてもよいし、確定工程においてビート確定値が確定される際に行われてもよいし、或いは他のタイミングで行われてもよい。要は、確定工程においてビート確定値を好適に確定することができれば、いずれのタイミングであっても補正工程を実行することができる。
上述の如く補正工程をコンピュータに実行させるコンピュータプログラムの態様では、前記補正工程においては、前記ビート候補値と前記ビート基準値との関係に基づき、必要に応じて前記ビート候補値を補正するように構成してもよい。
このように構成すれば、ビート候補値を不必要に補正する必要がなく、処理速度を向上させることができると共に、コンピュータプログラムの実行に係る負荷を低減することができる。より具体的には、例えばビート候補値とビート基準値とがかけ離れている等の所定の条件が満たされた場合等に、必要に応じてビート候補値が補正される。所定の条件が満たされていない場合には、補正工程がコンピュータにより実行されたとしても、ビート候補値の補正はなされなくともよい。
上述の如く補正工程をコンピュータに実行させるコンピュータプログラムの態様では、前記補正工程においては、前記計測工程において計測されたビート候補値に対して所定の係数を掛け合わせ、新たなビート候補値が生成されるように構成してもよい。
このように構成すれば、自動計測したビート候補値、及び該ビート候補値に対して所定の係数が掛け合わされることで生成される新たなビート候補値から、ビート確定値を確定することができる。従って、自動計測によりビート数を測定できたとしても、拍を見落としている或いは拍があると誤認識していること等に起因して、正確な或いは高精度なビート数に対して例えば1/2倍や、2倍や、2/3倍等の誤差を含んだ値がユーザに提示され得るという不都合を好適に回避することができる。
上述の如く所定の係数を掛け合わせるコンピュータプログラムの態様では、前記所定の係数は、1/2、2/3、1、3/2及び2の少なくとも一つであるように構成してもよい。
このように構成すれば、自動計測によりビート数を測定できたとしても、拍を見落としている或いは拍があるとご認識していること等に起因して、正確な或いは高精度なビート数に対して例えば1/2倍や、2倍や、2/3倍等の誤差を含んだ値が計測され得るという不都合を好適に回避することができる。
本発明のコンピュータプログラムの他の態様は、前記ユーザの入力は、所望のタイミングで操作キーを複数回押下することで出力されるパルスであり、前記基準設定工程は、前記パルスの平均周期の逆数を前記ビート基準値として設定する。
この態様によれば、ユーザの入力に応じてビート基準値を好適に設定することができる。特に、ユーザが所望のタイミングで操作キーを複数回押下することで、ユーザの入力がコンピュータに対して出力される。このため、コンテンツを視聴しながら再生しているユーザが、コンテンツの再生に合わせて或いはコンテンツの拍に合わせて操作キーを押下すれば、比較的容易に且つ好適に、実際のコンテンツに応じたビート基準値を設定することができる。
上述の如く上限及び下限の範囲内に設定されるビート確定値を確定するコンピュータプログラムの態様では、前記上限及び前記下限の夫々と、前記ビート基準値との比率が固定的に設定されるように構成してもよい。
このように構成すれば、ビート確定値の許容範囲(即ち、上限及び下限の夫々)を好適に設定することができ、その結果、ビート確定値を確定しやすくなる。
上述の如く上限及び下限の範囲内に設定されるビート確定値を確定するコンピュータプログラムの態様では、前記上限及び前記下限の夫々と、前記ビート基準値との比率が可変的に設定されるように構成してもよい。
このように構成すれば、例えばコンテンツの特徴等に応じてビート確定値の許容範囲(即ち、上限及び下限の夫々)を好適に設定することができ、その結果、ビート確定値を確定しやすくなる。
上述の如く上限及び下限の夫々とビート基準値との比率が可変的に設定されるコンピュータプログラムの態様では、前記比率を設定する比率設定工程を、前記コンピュータに更に実行させるように構成してもよい。
このように構成すれば、例えばコンテンツの特徴等に応じてビート確定値の許容範囲(即ち、上限及び下限の夫々)を好適に設定することができ、その結果、ビート確定値を確定しやすくなる。
本発明のコンピュータプログラムの他の態様は、前記上限は、前記ビート基準値のM%(但し、Mは正の実数)を前記ビート基準値に加算することで設定され、前記下限は、前記ビート基準値のN%(但し、Nは正の実数)を前記ビート基準値から減算することで設定される。
この態様によれば、ビート基準値に応じてビート確定値の許容範囲(即ち、上限及び下限の夫々)を好適に設定することができ、その結果、ビート確定値を確定しやすくなる。
本発明のコンピュータプログラムの他の態様は、前記コンテンツを、前記ビート候補値に基づいて、時間軸に沿った複数の区間に分割する分割工程を、前記コンピュータに更に実行させ、前記確定工程においては、前記分割された区間ごとに前記ビート確定値を確定する。
この態様によれば、分割された区間毎に区別して、上述した動作を行うことができる。従って、一つのコンテンツの中でビート数が変化するコンテンツであっても、コンテンツのいずれの部分においても、より正確な或いは高精度なビート数を示すビート確定値をユーザに提示することができる。
本発明のコンピュータプログラムの他の態様は、前記ビート確定値を表示する表示工程を、前記コンピュータに更に実行させる。
この態様によれば、ビート確定値をユーザに対して好適に提示することができる。
本発明のコンピュータプログラムの他の態様は、前記確定工程において前記ビート基準値が前記ビート確定値として確定されるように前記確定工程における動作を切り替える切替工程を、前記コンピュータに更に実行させる。
この態様によれば、ビート基準値に基づいてビート候補値を補正することを望まない場合或いはユーザが優れたなしいは熟練の技量を有しているがゆえにビート数の自動計測を望まない場合等には、ユーザの入力に応じたビート基準値をビート確定値として提示することができる。従って、ユーザ自身の技量や嗜好に応じて、コンピュータプログラムが読み込まれたコンピュータの動作を好適に切り替えることができる。
本発明のコンピュータプログラムの他の態様は、前記コンテンツは、楽曲コンテンツを含む。
この態様によれば、楽曲コンテンツを含むコンテンツに対して上述した動作を行うことができる。
コンピュータ読取可能な媒体内のコンピュータプログラム製品は上記課題を解決するために、コンテンツを再生する情報再生装置として機能されるコンピュータにより実行可能なプログラム命令を明白に具現化し、コンテンツの単位時間当たりのビート数であるビート候補値を計測する計測工程と、ユーザ(即ち、コンテンツを再生している奏者)の入力に応じたビート基準値を設定する基準設定工程と、前記計測されたビート候補値から前記ビート基準値の近傍に設定されるビート確定値を確定する確定工程とを前記コンピュータに実行させる。
本発明のコンピュータプログラム製品によれば、当該コンピュータプログラム製品を格納するROM、CD−ROM、DVD−ROM、ハードディスク等の記録媒体から、当該コンピュータプログラム製品をコンピュータに読み込めば、或いは、例えば伝送波である当該コンピュータプログラム製品を、通信手段を介してコンピュータにダウンロードすれば、情報再生装置(具体的には、後述する本発明の情報再生装置)を比較的簡単に実施可能となる。更に具体的には、当該コンピュータプログラム製品は、情報再生装置(具体的には、後述する本発明の情報再生装置)として機能させるコンピュータ読取可能なコード(或いはコンピュータ読取可能な命令)から構成されてよい。 (情報再生装置)
上記課題を解決するために、本発明の情報再生装置は、コンテンツの単位時間当たりのビート数であるビート候補値を計測する計測手段と、ユーザの入力に応じたビート基準値を設定する基準設定手段と、前記計測されたビート候補値から前記ビート基準値の近傍に設定されるビート確定値を確定する確定手段とを備える。
本発明の情報再生装置によれば、上述した本発明のコンピュータプログラムが有する各種利益と同様の利益を享受することが可能となる。
尚、上述した本発明のコンピュータプログラムにおける各種態様に対応して、本発明に係る情報再生方法も各種態様を採ることが可能である。
本発明の情報再生装置の一の態様は、前記ユーザの入力を受け付ける入力手段を更に備える。
この態様によれば、入力手段より入力されるユーザの入力に応じて、ビート基準値を好適に設定することができる。
上述の如く前記入力手段は、所望のタイミングで複数回押下可能な操作キーを備えるように構成してもよい。
このように構成すれば、コンテンツを視聴しながら再生しているユーザが、コンテンツの再生に合わせて或いはコンテンツの拍に合わせて操作キーを押下すれば、比較的容易に且つ好適に、実際のコンテンツに応じたビート基準値を設定することができる。
(情報再生方法)
上記課題を解決するために、本発明の情報再生方法は、コンテンツの単位時間当たりのビート数であるビート候補値を計測する計測工程と、ユーザの入力に応じたビート基準値を設定する基準設定工程と、前記計測されたビート候補値から前記ビート基準値の近傍に設定されるビート確定値を確定する確定工程とを備える。
本発明の情報再生方法によれば、上述した本発明の情報再生装置が有する各種利益と同様の利益を享受することが可能となる。
尚、上述した本発明の情報再生装置における各種態様に対応して、本発明に係る情報再生方法も各種態様を採ることが可能である。
本発明のこのような作用及び他の利得は次に説明する実施例から明らかにされる。
以上説明したように、本発明のコンピュータプログラムによれば、計測工程、基準設定工程及び確定工程をコンピュータに実行させる。また、本発明の情報再生装置及び方法によれば、計測手段、基準設定手段及び確定手段、又は計測工程、基準設定工程及び確定工程を備える。従って、より正確な或いは高精度なビート数をユーザに提示することができる。
本実施例に係る光ディスク再生システムの基本構成を概略的に示すブロック図である。 本実施例に係る光ディスク再生システムの基本構成を概略的に示すブロック図である。 本実施例に係る光ディスク再生システムが備えるコンピュータ中において実現される機能ブロックを概念的に示すブロック図である。 本実施例に係る光ディスク再生システムの動作の流れを概念的に示すフローチャートである。 コンテンツデータの再生波形を概念的に示すグラフである。 周波数帯域毎に区分したコンテンツデータの再生波形を概念的に示すグラフである。 BPM候補値に基づいて、コンテンツデータ全体を複数の再生区間に分割する態様を概念的に示す説明図である。 TAP操作による検出信号の波形を概念的に示すグラフである。 BPM候補値の補正の流れを概念的に示すフローチャートである。 図9に示すフローチャートに対して具体的な値を適用して示されるフローチャートである。 BPM候補値と、BPM基準値並びに該BPM基準値に基づいて設定される上限及び下限との数値関係を概略的に示すグラフである。 本実施例に係る光ディスク再生装置の基本構成を概念的に示すブロック図である。
符号の説明
1 光ディスク再生システム
10 表示ウインドウ
13 BPM表示部
14 TAPボタン
17 ジョグダイヤル
100 ディスプレイ
200 コンピュータ
201 CPU
211 BPM計測ブロック
212 乗算ブロック
213 TAP信号検出ブロック
214 BPM基準値設定ブロック
215 比較ブロック
500 光ディスク再生装置
以下、本発明を実施するための最良の形態について実施例毎に順に図面に基づいて説明する。
尚、以下の実施例は、再生速度制御、テンポ制御及び巻き戻し再生等に代表される各種再生機能を有するCDプレーヤないしはDVDプレーヤ等の光ディスク再生装置を、コンピュータ上で実現するためのコンピュータプログラムに対して、本発明のコンピュータプログラムを適用した場合の実施例である。従って、以下の実施例では、このようなコンピュータプログラムが読み込まれたコンピュータ(より具体的には、このようなコンピュータを備える光ディスク再生システム)の構成及び動作について説明を進める。
尚、このようなコンピュータプログラムが読み込まれたコンピュータ(より具体的には、このようなコンピュータを備える光ディスク再生システム)は光ディスク再生装置として動作し、このような光ディスク再生装置は、本発明の情報再生装置の一具体例に相当する。また、以下に説明する本実施例に係る光ディスク再生システムは、クラブやディスコ等の舞踏場において、光ディスクを次々に取り替えつつ、音楽データないしは映像データに対して様々な特殊効果(エフェクト)を付加しつつ連続的に再生する際に用いられるDJ機器(VJ(Video Jockey)機器を含む)として用いられる。
(1) 基本構成
初めに、図1から図3を参照して、本実施例に係る光ディスク再生システムの基本構成について説明を進める。ここに、図1及び図2は夫々、本実施例に係る光ディスク再生システムの基本構成を概略的に示すブロック図であり、図3は、本実施例に係る光ディスク再生システムが備えるコンピュータ中において実現される機能ブロックを概念的に示すブロック図である。
図1に示すように、本実施例に係る光ディスク再生システム1は、ディスプレイ100と、コンピュータ200と、キーボード301と、マウス302と、専用コントローラ303と、光ディスクドライブ400と、を備える。
ディスプレイ100は、例えばLCD(Liquid Crystal Display)や、ブラウン管ディスプレイ等を含んでおり、コンピュータ200からの指示に応じて、所定の表示ウインドウ10を表示可能に構成されている。
図1では特に、表示ウインドウ10中には、DJ機器として用いられるプレーヤ等の外観を示すプレーヤメニュー11が表示されており、プレーヤメニュー11中には、波形表示部12と、BPM表示部13と、TAPボタン14と、インジケータ15と、操作キー16と、ジョグダイヤル17と、スライダ18と、マウスポインタ50とが表示される。
波形表示部12は、楽曲を含むコンテンツデータの再生に応じた各種情報が表示されている。例えば、波形表示部12の上段には、現在再生しているコンテンツデータのトラック番号や、現在再生しているコンテンツデータの経過時間(即ち、現在の再生時間)や、現在光ディスクドライブ400にローディングされている光ディスクに記録されているコンテンツデータの総トラック数等が表示される。図1に示す表示の例では、現在トラック番号3番のコンテンツデータが再生されており、再生開始から1分15秒が経過し、更には光ディスクドライブ400にローディングされている光ディスクに記録されているコンテンツデータの総トラック数は“16”であることを認識できる。
また、波形表示部12の下段には、再生時間軸に沿ったコンテンツデータのビート密度がウェーブ表示されている。或いは、現在再生されているコンテンツデータの周波数帯域毎の信号強度がウェーブ表示されていてもよい。
もちろん、図1に示した波形表示部12における表示内容は一具体例であって、その他の各種情報等が表示されてもよいことは言うまでもない。
BPM表示部13は、現在再生しているコンテンツデータの単位時間当たりのビート数を示すBPM値が表示されている。BPM表示部13に表示されるBPM値は、コンピュータ200の動作により自動計測されたBPM値であってもよいし、ユーザ(即ち、光ディスク再生システム1の利用者であって、具体的にはDJ等)がTAPボタン14を押下することで光ディスク再生システム1に入力されるBPM値であってもよいし、或いは後述するようにTAPボタン14を押下することで入力されるBPM値に基づいて、自動計測されたBPM値を補正等することで得られるBPM値であってもよい。
TAPボタン14は、キーボード301やマウス302等を操作することでディスプレイ100の画面内を自由に移動するポインタ50を用いたクリック操作等により押下可能な表示ボタンとして構成されている。TAPボタン14を押下することで、ユーザ自身がBPM値を光ディスク再生システム1に入力することができる。更に、TAPボタン14を押下することで、後述するように、自動計測されたBPM値を補正等する際の基準となるBPM値を光ディスク再生システム1に入力することができる。
インジケータ15は、光ディスク再生システム1の動作状況やコンテンツデータの再生状況等を、光の明滅等によって示すアイコン等として構成されている。
操作キー16は、ポインタ50等を用いたクリック操作等により押下可能な表示ボタンとして構成されている。操作キー16を押下することで、光ディスク再生システム1の動作を変更可能に構成されている。即ち、所望の操作キー16上にポインタ50を合わせて、ユーザがクリック操作を行うことで、コンテンツデータの再生や早送りや巻き戻しや一時停止や停止等を制御することができる。
ジョグダイヤル17は、ポインタ50等を用いたドラッグ操作等により両方向に回転自在な円盤形状の表示ボタンとして構成されている。ユーザ等がポインタ50を用いてジョグダイヤル17の回転方向と回転速度を適宜に変化させて操作すると、その回転方向に応じて、コンテンツデータのフォワード再生とリバース再生を設定することができ、更に、その回転速度に応じて、スピーカやヘッドフォンで再生される再生音の音調を変化させることができるようになっている。
尚、上記のフォワード再生とは、LP等のアナログレコードを順方向に回転させて音楽等を再生させた場合と同様に、光ディスクのコンテンツデータを、記録されている順に再生することを言う。したがって、ジョグダイヤル17が時計回り方向に回転操作されるのに応じて、音楽等を通常の音として再生するようになっている。また、ジョグダイヤル17が停止されているときにも、フォワード再生が行われるようになっている。
一方、上記のリバース再生とは、アナログレコードを逆方向に回転させて音楽等を再生させた場合と同様に、光ディスクのコンテンツデータを、記録されている順とは逆の順番で再生することを言う。つまり、アナログレコードでは音楽等が連続記録(アナログ記録)されているため、アナログレコードを逆方向に回転させると、音楽等を逆の方向から再生することになって、本来の音楽等とは違った擬音が再生されることになるが、ジョグダイヤル17が反時計回り方向に回転操作されると、光ディスクにデジタル記録されている個々のコンテンツデータを逆の順番で再生することにより、あたかもアナログレコードを逆方向に回転させて再生させた場合と同様の擬音を生じさせるようになっている。
このようにアナログレコードをリバース再生するのと同様の機能を備えたことで、例えばユーザ等がジョグダイヤル17を時計回り方向と反時計回り方向へ敏速に往復回転を繰り返すと、所謂スクラッチ音と呼ばれる擬音(「キュキュ」、「ガシャガシャ」等の擬音)を生じさせることができる。そして、所謂ディスクジョッキーと呼ばれる演奏者が、上記のスクラッチ音等を生じさせるべくジョグダイヤル17を操作すると、CDやDVDを用いてラップ音楽等を生成するための編集を行うことが可能となっている。
スライダ18は、ポインタ50等を用いたドラッグ操作等により上下方向にスライド可能な表示ボタンとして構成されている。ユーザ等がポインタ50を用いてスライダ18を上下方向に移動させることで、コンテンツデータの再生速度を適宜変更することができる。例えば、スライダ18を上方向に移動させることで、コンテンツデータの再生速度を相対的に早くしたり、或いはスライダ18を下方向に移動させることで、コンテンツデータの再生速度を相対的に遅くしたりすることができる。
コンピュータ200は、光ディスクドライブ400にローディングされている光ディスク中に記録されているコンテンツデータを、キーボード301やマウス302や専用コントローラ303等からの指示内容に応じて、様々な態様で再生する。また、ディスプレイ100に対する表示ウインドウ10の描画処理も行う。具体的には、これらの処理は、CPU201の動作により行われ、該CPU201の動作に必要なプログラム等は、メモリ220に格納されている。また、メモリ220は、CPU201が動作する際に用いる各種変数やパラメータ等を一時的に格納したり、或いはコンテンツデータを一時的に格納したりするためにも用いられる。また、コンピュータ200中のCPU201とメモリ202との間のデータの入出力、並びにこれらとディスプレイ100、キーボード301、マウス302、専用コントローラ303及び光ディスクドライブ400との間のデータの入出力は、データバス230を介して行われる。
キーボード301は、ユーザが直接的に押下可能な各種操作キーを備えている。ユーザがキーボード301の操作キーを押下することで、例えば操作キー毎に割り当てられた各種機能をコンピュータ200が実行することができる。例えば、操作キーとしての「P」ボタンを押下した場合には、コンピュータ200は、コンテンツデータの再生を開始する(Play)ように動作してもよいし、或いは、操作キーとしての「S」ボタンを押下した場合には、コンピュータ200は、コンテンツデータの再生を停止する(Stop)ように動作してもよい。
マウス302は、ユーザによる該マウス302の直接的な操作量等に応じて、ディスプレイ100に表示されるポインタ50を、ディスプレイ100の画面内において移動させる。また、マウス302に付属するクリックボタンをユーザが直接的に押下することで、クリック操作やドラッグ操作等を行うことができる。尚、このようなマウス302の操作を、キーボード301で代替的に行うように構成してもよいことは言うまでもない。
専用コントローラ303は、表示ウインドウ10内に表示されるプレーヤメニュー11の表示内容と、概ね同一の物理的な操作キー等を備えている。専用コントローラ303が備える物理的な操作キーをユーザが直接的に操作することで、ユーザは、プレーヤメニュー11を直接的に操作しているかのようなスムーズな操作を行うことができる。
光ディスクドライブ400は、コンテンツデータが記録されている光ディスクをローディングし、コンテンツデータを読み取り、読み取ったコンテンツデータをコンピュータ200へ転送する。
図2に示すように、本実施例に係る光ディスク再生システム1は、プレーヤメニュー11に代えて又は加えて、ミキサーメニュー21を表示ウインドウ10中に表示することもできる。
ミキサーメニュー21中には、第1プレーヤメニュー11aと、第2プレーヤメニュー11bと、ミキサー操作部22と、楽曲リスト表示部23とが表示される。
ミキサー操作部22は、第1プレーヤメニュー11aにおいて再生の対象となっているコンテンツデータと、第2プレーヤメニュー11bにおいて再生の対象となっているコンテンツデータとのミキシングに関する操作を実行可能な表示ボタン等を含んで構成されている。ユーザは、楽曲リスト表示部23に表示されている楽曲リストや、第1プレーヤメニュー11aのBPM表示部13a及び第2プレーヤメニュー11bのBPM表示部13bの夫々に表示されているBPM値を参照しながら、ミキシングを行う。
以上説明したように、本実施例に係る光ディスク再生システム1は、ミキサーやCDプレーヤやDVDプレーヤ等のDJ機器を、コンピュータ200上で実現することができる。これらは、本実施例に係るコンピュータプログラムがコンピュータ200に読み込まれ且つ実行されることで実現される。そして、通常ICやLSI等の物理的な回路として或いはICやLSI等の上で機能的に実現される、ミキサーやCDプレーヤやDVDプレーヤ等が含む処理回路ブロックは、コンピュータ200が備えるCPU201上において機能ブロックとして実現される。
ここで、図3を参照して、本実施例に係る光ディスク再生システム1のCPU201上で実現される機能ブロックのうち、プレーヤメニュー11のBPM表示部13にBPM値を表示するための機能ブロックについて詳細に説明する。ここに、図3は、プレーヤメニュー11のBPM表示部13にBPM値を表示するための機能ブロックを概念的に示すブロック図である。
図3に示すように、CPU201上において、BPM計測ブロック211と、乗算ブロック212と、TAP信号検出ブロック213と、BPM基準値設定ブロック214と、比較ブロック215とが、プレーヤメニュー11のBPM表示部13にBPM値を表示するための機能ブロックとして実現されている。
BPM計測ブロック211は、現在再生の対象となっているコンテンツデータを取得して、そのBPM値を計測可能に構成されている。尚、以下の実施例においては、BPM計測ブロック211において計測されたBPM値を、適宜“BPM候補値”と称して説明を進める。
乗算ブロック212は、BPM計測ブロック211において計測されたBPM値(即ち、BPM候補値)に対して所定の係数を掛け合わせるように構成されている。所定の係数が掛け合わされたBPM候補値は、比較ブロック215へと出力される。尚、以下の実施例においては、所定の係数が掛け合わされたBPM候補値も、BPM候補値と称して説明を進めている。
TAP信号検出ブロック213は、プレーヤメニュー11のTAPボタン14の押下を検出し、その検出信号をBPM基準値設定ブロック214へと出力可能に構成されている。
BPM基準値設定ブロック214は、TAP信号検出ブロック213から出力される検出信号に基づいて、BPM候補値から後に説明するBPM確定値を確定する(或いは、抽出する)ために用いられるBPM基準値を設定する。具体的には、検出信号により示されているBPM値をBPM基準値として設定する。但し、検出信号により示されているBPM値に対して所定の演算を施した後のBPM値を、BPM基準値として設定してもよい。
比較ブロック215は、乗算ブロック212より出力されるBPM候補値と、BPM基準値設定ブロック214より出力されるBPM基準値とを比較し、BPM候補値のうちから実際にBPM表示部13に表示されるBPM値であるBPM確定値を出力する。CPU201は、比較ブロック215より出力されるBPM確定値を、プレーヤメニュー11のBPM表示部13に実際に表示する。
尚、図3において示した各ブロックの動作の詳細(具体的には、例えばBPM計測ブロック211におけるBPM値の計測の手法や、乗算ブロック212における乗算の手法や、BPM基準値設定ブロック214におけるBPM基準値の設定の手法や、比較ブロックにおける比較の手法等)については、後に詳述する(図4等参照)。
(2) 動作原理
続いて、図4から図11を参照して、本実施例に係る光ディスク再生システム1の動作原理について説明を進める。ここでは、図4を参照しながら、本実施例に係る光ディスク再生システム1の動作原理の全体の流れを説明し、適宜図5から図11を参照して、より詳細な説明を加える。ここに、図4は、本実施例に係る光ディスク再生システム1の動作の流れを概念的に示すフローチャートである。
尚、図4は、コンテンツデータの再生と並行して行われる動作について説明しており、より具体的にはプレーヤメニュー11のBPM表示部13にBPM値を表示する際の動作について説明している。従って、図4中には、コンテンツデータが再生されていることが明示されてはいないものの、図4の動作が行われている場合には、当然にコンテンツデータは再生されているものとする。
図4に示すように、初めに、BPM計測ブロック211の動作により、現在再生されているコンテンツデータのBPM値(即ち、BPM候補値)が計測される(ステップS101)。言い換えれば、ユーザの操作を介することなく、現在再生されているコンテンツデータのBPM値(即ち、BPM候補値)が、いわば自動的に計測される。
ここで、図5及び図6を参照して、図4のステップS101におけるBPM候補値の計測の手法についてより詳細に説明する。ここに、図5は、コンテンツデータの再生波形を概念的に示すグラフであり、図6は、周波数帯域毎に区分したコンテンツデータの再生波形を概念的に示すグラフである。
図5に示すように、コンテンツデータを再生すると、拍が現れる位置(即ち、拍位置)において相対的に強い(即ち、振幅が大きい)再生信号が得られる。言い換えれば、ビートの位置において相対的に強い再生信号が得られる。この拍位置の間隔(即ち、拍間隔)の一定区間毎の平均の逆数がBPM候補値となる。例えば、拍位置の間隔の平均が400ミリ秒(msec)であれば、BPM候補値は、以下の数式で求められる。
Figure 2007004540
図6に示すように、本実施例では、コンテンツデータの再生信号を、周波数帯域毎に区別して、夫々の周波数帯域毎の信号成分のBPM候補値が計測される。具体的には、低域(低周波域)、中域(中周波域)及び高域(高周波域)の夫々の信号成分のBPM候補値が計測される。図6では、低域の信号成分のBPM値が“a”であり、中域の信号成分のBPM候補値が“b”であり、高域の信号成分のBPM候補値が“c”であると計測されている。
再び図4において、続いて、ステップS101において計測されたBPM候補値に基づいて、コンテンツデータ全体が、複数の再生区間に分割される(ステップS102)。ここでは、例えば、BPM候補値が大きく変わる部分を境界とする複数の再生区間に分割される。
この複数の再生区間の分割の態様について、図7を参照してより詳細に説明する。ここに、図7は、BPM候補値に基づいて、コンテンツデータ全体を複数の再生区間に分割する態様を概念的に示す説明図である。
図7に示すように、計測されるBPM候補値に基づいて、コンテンツデータ全体が五つの再生区間に分割されている。具体的には、コンテンツデータは、BPM候補値が概ね120である再生区間#1と、BPM候補値が概ね130である再生区間#2と、BPM候補値が概ね90である再生区間#3と、BPM候補値が概ね120である再生区間#4と、BPM候補値が概ね100である再生区間#5とに分割されている。以下に説明するBPM確定値の確定(或いは、BPM候補値の補正)は、この再生区間毎に行われる。
尚、ステップS101におけるBPM候補値の計測は、コンテンツデータの再生と並行して行われるため、コンテンツデータの再生に伴って、再生区間の区別をすれば足りる。即ち、コンテンツデータの再生に先立って、コンテンツデータ全体を複数の再生区間に分割しておく必要は必ずしもない。具体的には、例えばコンテンツデータの再生と並行して、図7に示す再生区間#1と再生区間#2との或いはその他の再生区間の境界を識別できれば足りる趣旨である。
再び図4において、続いて、ステップS101においてBPM候補値が計測されたか否かが判定される(ステップS103)。即ち、図5や図6等に示す拍位置を好適に認識することができ、且つ認識された拍位置に基づいてBPM候補値を計測することができたか否かが判定される。
この判定の結果、BPM候補値が計測されていないと判定された場合(ステップS103:No)、表示ウインドウ10上に、BPM候補値を計測することができなかった旨を示す警告文等を表示し(ステップS104)、再度ステップS101へ戻り、BPM候補値の計測を続ける。他方、BPM候補値が計測されたと判定された場合(ステップS103:Yes)、ステップS101において計測されたBPM候補値を、プレーヤメニュー11のBPM表示部13に表示する(ステップS105)。
続いて、ユーザによるTAP操作(ステップS115)があったか否かが判定される(ステップS106)。具体的には、例えば、ユーザがマウス302等を操作することでポインタ50をTAPボタン14上に移動させ、且つクリック操作を行うことでTAPボタン14が押下されたか否かが判定される。
この判定の結果、TAP操作がないと判定された場合(ステップS106:No)、ステップS112へ進む。
他方、TAP操作があったと判定された場合(ステップS106:Yes)、続いて、BPM基準値設定ブロック214の動作により、TAP操作によって与えられた拍間隔に基づいて、該拍間隔から算出されるBPM値がBPM基準値として設定される(ステップS107)。
このBPM基準値の設定について、図8を参照しながらより詳細に説明する。ここに、図8は、TAP操作による検出信号の波形を概念的に示すグラフである。
図8(a)に示すように、ユーザがTAPボタン14を押下した場合には、その押下した際にパルス状の波形が現れるような検出信号が、TAP信号検出ブロック213において検出される。このとき、ユーザは、再生されているコンテンツデータの拍に合わせて(言い換えれば、コンテンツデータのリズムに合わせて)TAPボタン14を押下している。従って、このTAPボタン14の押下に伴って現れるパルス状の波形が、コンテンツデータの拍位置と概ね一致しており、パルス状の波形の間隔が拍間隔に相当している。このため、BPM基準値設定ブロック214の動作により、このパルス状の波形の間隔の逆数(即ち、1/T1)がBPM基準値として設定される。このとき、BPM基準値を設定するためには、パルス状の波形の間隔を必要とするため、ユーザは少なくとも二回TAPボタン14を押下する必要がある。
尚、TAPボタン14を押下するのはユーザであるため、パルス状の波形が必ずしも等間隔で現れるとは限らない。この場合には、パルス状の波形の間隔の平均の逆数をBPM基準値として設定することが好ましい。具体的には、図8(b)に示すような波形間隔がT1ミリ秒、T2ミリ秒、T3ミリ秒及びT4ミリ秒となるパルス状の波形が現れた場合には、BPM基準値は次に示す数式により設定される。
Figure 2007004540
再び図4において、続いて、ステップS107において設定されたBPM基準値を、プレーヤメニュー11のBPM表示部13に表示する(ステップS108)。即ち、ステップS101において計測されたBPM候補値に代えて、ステップS107において設定されたBPM基準値を、プレーヤメニュー11のBPM表示部13に表示する。
続いて、ステップS107において設定されたBPM候補値に基づいて、BPM確定値の確定動作(言い換えれば、本発明の「確定工程」の一具体例に相当する動作であって、BPM表示部13に表示されるBPM値の修正)を行うか否かが判定される(ステップS109)。
この判定の結果、BPM値の確定を行わないと判定された場合(ステップS109:No)、ステップS112へ進む。この場合、BPM表示部13には、BPM確定値として、ステップS107において算出されたBPM基準値或いはステップS101において計測されたBPM候補値が表示される。言い換えれば、ステップS107において設定されたBPM基準値或いはステップS101において計測されたBPM候補値がBPM確定値として確定される。
他方、BPM値の確定動作を行うと判定された場合(ステップS109:Yes)、BPM値の確定動作が行われる(ステップS110)。
その後、ステップS110におけるBPM値の確定動作の結果出力されるBPM確定値が、プレーヤメニュー11のBPM表示部13に表示される(ステップS111)。即ち、ステップS101において計測されたBPM候補値及びステップS107において設定されたBPM基準値に代えて、ステップS110におけるBPM値の確定動作の結果出力されるBPM確定値を、プレーヤメニュー11のBPM表示部13に表示する。
ここで、図9から図11を参照しながら、図4のステップS110におけるBPM値の確定動作についてより詳細に説明を進める。ここに、図9は、BPM値の確定動作の流れを概念的に示すフローチャートであり、図10は、図9に示すフローチャートに対して具体的な値を適用して示されるフローチャートであり、図11は、BPM候補値と、BPM基準値並びに該BPM基準値に基づいて設定される上限及び下限との数値関係を概略的に示すグラフである。
図9に示すように、初めに、乗算ブロック212の動作により、図4のステップS101において計測されたBPM候補値に対して所定の係数が掛け合わせられる(ステップS201)。即ち、本発明における「補正工程」の一具体例に相当する動作が実行される。所定の係数として、例えば、1/2や、2/3や、1や、3/2や、2等が用いられる。所定の係数が掛け合わせられたBPM候補値(即ち、乗算されたBPM候補値)は、新たなBPM候補値として、ステップS101において計測されたBPM候補値(言い換えれば、所定の係数としての1が掛け合わせられた新たなBPM候補値)と共に、比較ブロック215へ出力される。
続いて、比較ブロック215の動作により、ステップS201において所定の係数が掛け合わせられたBPM候補値と、図4のステップS107において設定されたBPM基準値(即ち、TAP操作により設定されたBPM値)との比較が行われる(ステップS202)。具体的には、ステップS201において乗算されたBPM候補値と、図4のステップS107において設定されたBPM基準値との大小関係の比較や、その差分の大きさ等が算出される。
その後、ステップS202における比較の結果に基づいて、乗算されたBPM候補値のうち、BPM基準値との差分が最小となるBPM候補値が抽出される(ステップS203)。この抽出されたBPM候補値が、図4のステップS111においてプレーヤメニュー11のBPM表示部13に表示されるBPM確定値となる。
ここで、具体的な数値を用いて、図9における動作について説明を進める。図10に示すように、BPM計測ブロック211において、低域の信号成分のBPM候補値として“96”(即ち、拍間隔として625ミリ秒)が、中域の信号成分のBPM候補値として“120”(即ち、拍間隔として500ミリ秒)が、高域の信号成分のBPM候補値として“150”(即ち、拍間隔として400ミリ秒)が夫々計測されたとする。
一方、ユーザによるTAPボタン14の押下により、BPM基準値設定ブロック214において、BPM基準値が“125”(即ち、パルス状の波形の間隔が480ミリ秒)と設定されたとする。
このとき、乗算ブロック212においては、高域の信号成分のBPM候補値である“96”と、中域の信号成分のBPM候補値である“120”と、低域の信号成分のBPM候補値である“150”との夫々に対して、所定の係数である1/2、2/3、1、3/2及び2の夫々が掛け合わせられる。具体的には、低域の信号成分のBPM候補値である“150”に対して、所定の係数が掛け合わせられることで、新たなBPM候補値として、“75”、“100”、“150”、“225”及び“300”が比較ブロック215へ出力される。中域の信号成分のBPM候補値である“120”に対して、所定の係数が掛け合わせられることで、新たなBPM候補値として、“60”、“80”、“120”、“180”及び“240”が比較ブロック215へ出力される。高域の信号成分のBPM候補値である“96”に対して、所定の係数が掛け合わせられることで、新たなBPM候補値として、“48”、“64”、“96”、“144”及び“192”が比較ブロック215へ出力される。
その後、比較ブロック215において、BPM基準値である“125”との差分が最も小さいBPM候補値である“120”がBPM確定値として確定される。
尚、BPM基準値は、BPM確定値の許容範囲を定めているとも言える。例えば、所定の係数が掛け合わされたBPM候補値とBPM基準値との大小関係を数直線上で表す図11に示すように、BPM基準値を基準として、BPM基準値の許容範囲の上限をBPM基準値+BPM基準値の50%=125+125×0.5=187.5とし、BPM基準値の許容範囲の下限をBPM基準値−BPM基準値の30%=125−125×0.3=87.5と定めているとも言える。
この許容範囲の中に収まるBPM候補値が一つであれば、そのBPM基準値をBPM確定値として確定してもよい。
この許容範囲の中に収まるBPM候補値が複数あれば、この許容範囲の中に収まるBPM候補値のうちBPM基準値との差分が最も小さいBPM候補値をBPM確定値として確定してもよい。或いは、コンテンツデータの再生信号を解析することで検出される実際の拍の位置の検出・解析を行い、その拍の位置の検出・解析結果によればコンテンツデータの実際のBPM値を好適に示していると推測されるBPM候補値をBPM確定値として確定してもよい。
いずれにせよ、許容範囲の中に収まらないBPM候補値については、BPM基準値との比較を行う必要がなく、CPU201の処理負荷を抑えることができる。
この場合、BPM基準値を基準として設定されるBPM確定値の許容範囲の上限及び下限は、BPM基準値に対する固定的な比率で設定されてもよいし、或いはBPM基準値に対する可変的な(或いは、変動的な)比率で設定されてもよい。BPM基準値に対する可変的な(或いは、変動的な)比率で設定する場合には、CPU201の判断により所定の比率で設定するように構成してもよいし、或いは操作キー16を介するユーザの入力に基づいて設定するように構成してもよい。例えば、許容範囲内に収まるBPM候補値の数を少なくしたければ、上限及び下限ができるだけBPM基準値に近づくように、BPM基準値に対する比率を設定することが好ましい。他方、許容範囲内に収まるBPM候補値の数を多くし、その後の大小関係等の比較を好適に行うことでBPM確定値を確定したい場合には、上限及び下限ができるだけBPM基準値から遠ざかるように、BPM基準値に対する比率を設定することが好ましい。いずれにせよ、BPM確定値の許容範囲の上限及び下限のBPM基準値に対する比率は、例えばBPM値の特性等に応じて、実験的、経験的、数学的又は理論的に、若しくはシミュレーション等を用いて個別具体的に(例えば、BPM候補値の数やばらつきや、或いはBPM候補値とBPM基準値との数値的関係等に応じて)より適切な所定の値を指定することが好ましい。
但し、この許容範囲の中に収まるBPM候補値が一つもない場合には、BPM基準値をそのままBPM確定値として確定するように構成してもよい。或いは、乗算ブロック212において用いられる係数の種類を増やして新たなBPM候補値を生成するように構成してもよい。
再び図4において、その後、ステップS102において分割された再生区間のうちの一つの再生区間のコンテンツデータの再生が終了したか否かが判定される(ステップS112)。言い換えれば、計測等されるBPM値が大きく変化していないか否かが判定される。具体的には、例えば図7の再生区間#1におけるコンテンツデータを再生している場合には、当該再生区間#1におけるコンテンツデータの再生が終了したか否かが判定される。或いは、現在再生の対象となっている再生区間が、再生区間#1から再生区間#2へと変化したか否かが判定される。
この判定の結果、一つの再生区間のコンテンツデータの再生が終了していない(言い換えれば、計測等されるBPM値が大きく変化していない)と判定された場合(ステップS112:No)、再びステップS106へ戻り、必要に応じて、BPM基準値に基づいてBPM値の確定動作を継続する。
他方、一つの再生区間のコンテンツデータの再生が終了した(言い換えれば、計測等されるBPM値が大きく変化した)と判定された場合(ステップS112:Yes)、続いて、次の再生区間のコンテンツデータの再生を開始するか否かが判定される(ステップS113)。
この判定の結果、次の再生区間のコンテンツデータの再生を開始すると判定された場合(ステップS113:Yes)、次の再生区間のコンテンツデータの再生と並行して(ステップS114)、次の再生区間に対して、再度上述のステップS103からステップS112までの動作が繰り返される。具体的には、例えば再生区間#1の再生が終了した後に再生区間#2の再生を開始する場合には、再生区間#2においても再生区間#1と同様に、BPM候補値が計測され、BPM基準値が設定され且つBPM確定値が確定され、最終的に再生区間#2におけるBPM確定値がユーザに提示される。
他方、次の再生区間のコンテンツデータの再生を開始しない(言い換えれば、コンテンツデータの再生を終了する)と判定された場合(ステップS113:No)、コンテンツデータの再生を終了する。
以上説明したように、本実施例においては、ユーザの入力に応じて設定されるBPM基準値を用いて、必要に応じて自動計測されたBPM候補値を補正し(即ち、BPM候補値に所定の係数を掛け合わせることで新たなBPM候補値を生成し)、その結果、BPM確定値を確定することができる。これにより、より正確な或いは高精度なビート数を示すBPM値をユーザに提示することができる。特に、自動計測されたBPM候補値が、ユーザの期待に沿っていない場合(即ち、正確な或いは高精度なビート数が計測されていない場合等)等には、コンテンツデータを再生するユーザ自身がコンテンツデータの特徴に合わせた入力を行うことで、コンテンツデータの特徴に準じたBPM基準値が設定される。その結果、最終的にユーザに提示されるBPM確定値を、ユーザの期待に沿った値にすることができる。この点において、本実施例に係るコンピュータプログラムを備えるコンピュータ200(より具体的には、このようなコンピュータ200を備える光ディスク再生システム1)は特に有効である。また、ユーザの入力に応じて設定されるBPM基準値を用いているため、楽曲を含むコンテンツデータの特徴に左右されことで不正確なBPM値がユーザに提示される不都合を効果的に避けることができる。これにより、ミキシング操作の際に視聴者に違和感を感じさせることなく、複数のコンテンツデータを連続的に或いは重ねて再生することができる。
加えて、乗算ブロック212の動作により、BPM計測ブロック211において計測されたBPM候補値に対して所定の係数を掛けあわせることができるため、BPM計測ブロック211において拍を見落としている或いは拍があると誤認識していること等に起因して、正確な或いは高精度なBPM値に対して例えば1/2倍や、2倍や、2/3倍等の誤差を含んだBPM値がユーザに提示され得るという不都合を好適に回避することができる。
尚、乗算ブロック212においてBPM候補値に所定の係数を掛け合わせることなく、BPM計測ブロック211において計測されたBPM候補値をそのまま比較ブロック215に出力するように構成してもよい。例えばBPM候補値とBPM基準値とが大きくかけ離れている場合等に、選択的にBPM候補値に所定の係数を掛け合わせるように構成してもよい。具体的には、例えばBPM候補値として“120”が計測され、BPM基準値として概ね“120”が設定されれば、BPM候補値に対して所定の係数を掛け合わせなくともよい。或いは、例えばBPM候補値として“60”が計測され、BPM基準値として概ね“120”が設定されれば、BPM候補値に対して所定の係数を掛け合わせるように構成してもよい。この場合、BPM候補値に掛け合わせることでBPM基準値に近づくような所定の係数が選択的に用いられることが好ましい。このように構成しても、相応に正確な或いは高精度なビート数を示すBPM値をユーザに提示することができる。
また、上述の実施例では、BPM確定値を確定するタイミングで、BPM候補値に対して所定の係数が掛け合わせられている。しかしながら、BPM候補値に対して所定の係数を掛けあわせるタイミングは、これに限定されないことは言うまでもなく、BPM確定値を好適に確定することができるタイミングであれば、いずれのタイミングで、BPM候補値に対して所定の係数が掛け合わせられてもよい。例えば、図4のステップS101におけるBPM候補値の計測のタイミングで、BPM候補値に対して所定の係数が掛け合わせられるように構成してもよい。具体的には、図4のステップS101においてBPM候補値として“120”が計測された場合には、この時点において、例えば所定の係数としての“1/2”や“2”を掛け合わせるように構成してもよい。この場合、図4のステップS107においてBPM基準値が設定された時点で、BPM確定値を確定するように構成してもよい。
また、コンテンツデータの再生信号を周波数帯毎に分けなることなく、全ての周波数帯域の信号成分を含んだ形式のコンテンツデータの再生信号よりBPM候補値を計測するように構成してもよい。
また、BPM確定値の確定動作を行うことなく、ユーザによるTAPボタン14の押下により設定されるBPM基準値を、そのままBPM表示部13に表示するように構成してもよい。このように構成すれば、BPM計測ブロック211におけるBPM値の計測よりも正確な或いは高精度なBPM値をユーザが設定することができる場合には、ユーザが設定したBPM値をBPM表示部13に表示することができる。これは、ユーザが熟練ないしは高い技量を有している場合に特に有効となる。尚、この場合、BPM候補値の補正が行われるか又はBPM基準値がそのままBPM表示部13に表示されるか否かを、例えば操作キー16のある一つのボタンで切り替えられるように構成することが好ましい。
(3) 情報再生装置
続いて、上述した本実施例に係る光ディスク再生システム1を、専用のハードウェア装置として実現している光ディスク再生装置について、図12を参照しながら説明を進める。言い換えれば、いわゆる市販のコンピュータ200上に実現される光ディスク再生システム1と同一の機能を有する、専用のハードウェア装置としての光ディスク再生装置について説明を進める。ここに、図12は、本実施例に係る光ディスク再生装置500の基本構成を概念的に示すブロック図である。
図12に示すように、光ディスク再生装置500は、光ピックアップ(PU:Pick Up)510と、RF(Radio Frequency)アンプ511と、スピンドルモータ512と、サーボ機構513と、ピックアップサーボ回路514と、コンテンツデータデコード部515と、復号化部516と、コントロールデータデコード部517と、スピンドルサーボ回路518と、外部出力端子519と、システムコントローラ520と、操作部540と、表示部550とを備える。
光ピックアップ510は、光ディスクからコンテンツデータ及びコントロールデータを読み取るためのもので、半導体レーザ装置、各種レンズ、アクチュエータ等から構成される。より詳細には、光ピックアップ510は、光ディスクに対してレーザ光LBを、所定のパワーで照射する。また、光ディスクからのレーザ光LBの反射光を受光するためのPD(Photo Detector)センサを備えており、受光された反射光を読取信号としてRFアンプ511へ出力する。
光ピックアップ510は、サーボ機構513の制御により駆動される図示しないアクチュエータ、スライダ等により、トラッキングエラー信号に応じて光ディスクの半径方向等に移動できるように構成されている。加えて、サーボ機構513の制御により、フォーカスエラー信号に応じてレーザ光LBの焦点を変化させ、フォーカス制御可能に構成されている。
RFアンプ511は、光ピックアップ510から出力される読取信号に基づいてRF信号を生成し、生成されたRF信号を、コンテンツデータデコード部515及びコントロールデータデコード部517の夫々へ出力する。また、RFアンプ511は、光ピックアップ510から出力される読取信号に基づいて、光ピックアップ510が光ディスクへレーザ光LBを照射する際のフォーカスを制御するためのフォーカスエラー信号及び光ピックアップ510が光ディスクへレーザ光LBを照射する際のトラッキングを制御するためのトラッキングエラー信号等の誤差信号を生成する。生成された誤差信号は、ピックアップサーボ回路514へ出力される。
スピンドルモータ512は、スピンドルサーボ回路518によりスピンドルサーボを受けつつ所定速度で光ディスクを回転させるように構成されている。
サーボ機構513は、ピックアップサーボ回路514から出力されるトラッキングサーボ制御信号に基づいて、光ピックアップ510を光ディスクの径方向に移動させる。また、ピックアップサーボ回路514から出力されるフォーカスサーボ制御信号に基づいて、光ピックアップ510に含まれる対物レンズを、レーザ光LBの光軸に沿って移動させる。
ピックアップサーボ回路514は、RFアンプ511より出力される誤差信号に基づいて、サーボ機構513を制御するためのフォーカスサーボ制御信号やトラッキングサーボ制御信号を生成する。生成されたフォーカスサーボ制御信号やトラッキングサーボ制御信号は、サーボ機構513へ出力される。言い換えれば、フォーカスエラーやトラッキングエラーの発生を抑制すべく、RFアンプ511より出力される誤差信号に基づいて、サーボ機構513をフィードバック制御する。
コンテンツデータデコード部515は、RFアンプ511より出力されるRF信号をデコードすることで、映像ストリームや音声ストリームを含むストリーム信号を生成する。生成されたストリーム信号は、復号化部516へ出力される。
復号化部516は、コンテンツデータデコード部515より出力されるストリーム信号を復号化し、再生信号を生成する。生成された再生信号は、外部出力端子519を介して、例えばディスプレイやスピーカ等の外部出力機器へ出力され、光ディスクに記録されているコンテンツデータに応じた映像や音声として再生される。
尚、復号化部516より出力される再生信号に対して所定の変調処理を施した後に、変調処理が施された再生信号を外部出力機器へ出力するように構成してもよい。より具体的には、例えば再生信号に対して鋸波による変調を施してもよいし、例えば再生信号に対して矩形波による変調を施してもよいし、例えば再生信号に対してドップラー効果を生じさせる変調を施してもよいし、例えば再生信号に対してジェット機音を模した特殊な波形による変調を施してもよいし、例えば再生信号に対して拳銃の発射音を模した特殊な波形による変調を施してもよいし、或いはユーザ等が予め設定しておいた様々な特殊な波形による変調を施してもよい。これらの変調は、操作部540における図示しない操作キーをユーザが操作することで行われることが好ましい。
コントロールデータデコード部517は、RFアンプ511より出力されるRF信号をデコードすることで、コンテンツデータの再生を制御するためのコントロールデータを生成する。コントロールデータは、例えば光ディスクのリードインエリアに記録されているTOCデータ等や、ストリーム信号に含まれて記録される同期データや、コンテンツデータが再生される際の時間経過情報が含まれるサブコードデータ等が一具体例として挙げられる。生成されたコントロールデータは、システムコントローラ520へ出力され、コンテンツデータの再生を制御するために用いられる。
スピンドルサーボ回路518は、システムコントローラ520から指示されたスピンドルモータ12の回転速度に対する同期データの誤差を検出し、その誤差の発生を抑制すべくスピンドルモータ12の回転をフィードバック制御する。
システムコントローラ520は、マイクロプロセッサ(MPU)を備え、予め設定されているシステムプログラムを実行することにより、光ディスク再生装置500全体の動作を集中制御する。
また、システムコントローラ520には、操作部540と、表示部550とが接続されている。操作部540に設けられている各種操作キーからの指示データは、システムコントローラ520に出力され、システムコントローラ520は、指示データに応じてコンテンツデータの再生を制御する。また、システムコントローラ520は、表示部550の表示動作を制御する。
操作部540は、ジョグダイヤル541と、角速度検出部542と、TAPボタン543を備えている。
ジョグダイヤル541は、ユーザが直接的に操作可能であって、両方向に物理的に回転自在な円盤形状の操作キーである。ジョグダイヤル541は、上述のプレーヤメニュー11のジョグダイヤル17と同様の機能を有している。
角速度検出部542は、ジョグダイヤル541の回転方向及び回転速度(角速度)を検出する。より具体的には、角速度検出部542は、ロータリエンコーダ回路を備えており、ジョグダイヤル541の回転方向及び回転速度を光学的に検出する。検出されたジョグダイヤル541の回転方向及び回転速度は、システムコントローラ520に出力される。これにより、システムコントローラ520は、ユーザ等が操作したジョグダイヤル541の操作量を認識し、その操作量に応じたイフェクト処理を行わせる。
TAPボタン543は、ユーザが直接的に操作可能であって、押下可能に構成されている。TAPボタン543は、上述のプレーヤメニュー11のTAPボタン14と同様の機能を有している。
表示部550は、コンテンツデータの再生に伴う各種情報を表示する。表示部550は、例えば液晶ディスプレイや蛍光管等の表示パネルを備えており、システムコントローラ520の制御を受けて各種情報を表示する。具体的には、例えばBPM値の表示等を行う。
このような専用のハードウェア装置としての光ディスク再生装置500であっても、システムコントローラ520の制御の下に、上述した動作(具体的には、図4から図11において説明した動作)を行うことで、上述した光ディスク再生システム1と同様の利益を享受することができる。
尚、光ディスク再生装置500の構成要素のうち、主として光ピックアップ510と、RFアンプ511と、スピンドルモータ512と、サーボ機構513と、ピックアップサーボ回路514と、スピンドルサーボ回路518は、上述の光ディスク再生システム1の光ディスクドライブ400中の構成と概ね同一である。また、光ディスク再生装置500の構成要素のうち、主としてコンテンツデータデコード部515と、復号化部516と、コントロールデータデコード部517と、システムコントローラ520とは、上述の光ディスク再生システム1のコンピュータ200(具体的には、コンピュータ200内のCPU201)上に機能ブロックとして実現される。従って、光ディスク再生装置500と光ディスク再生システム1とは、基本的には同一の装置であると言える。
上述の実施例では、情報再生装置の一例として、光ディスク100を再生対象とする光ディスク再生システム及び装置について説明したが、本発明は、光ディスク並びにその再生システム及び装置に限られるものではなく、他の高密度記録或いは高転送レート対応の各種情報記録媒体並びにそのプレーヤにも適用可能である。
本発明は、上述した実施例に限られるものではなく、請求の範囲及び明細書全体から読み取れる発明の要旨或いは思想に反しない範囲で適宜変更可能であり、そのような変更を伴なう情報再生装置及び方法、並びにコンピュータプログラムもまた本発明の技術的範囲に含まれるものである。
本発明に係るコンピュータプログラム、並びに情報再生装置及び方法は、例えば、DVDプレーヤ等の情報再生装置に利用可能である。また、例えば民生用或いは業務用の各種コンピュータ機器に搭載される又は各種コンピュータ機器に接続可能な情報再生装置等にも利用可能である。



Claims (20)

  1. コンテンツの単位時間当たりのビート数であるビート候補値を計測する計測工程と、
    ユーザの入力に応じたビート基準値を設定する基準設定工程と、
    前記計測されたビート候補値から前記ビート基準値の近傍に設定されるビート確定値を確定する確定工程と
    をコンピュータに実行させることを特徴とするコンピュータプログラム。
  2. 前記確定工程においては、前記ビート基準値に基づいて定まる上限及び下限の範囲内に設定される前記ビート確定値を確定することを特徴とする請求の範囲第1項に記載のコンピュータプログラム。
  3. 前記上限及び前記下限の夫々と、前記ビート基準値との比率が固定的に設定されることを特徴とする請求の範囲第2項に記載のコンピュータプログラム。
  4. 前記上限及び前記下限の夫々と、前記ビート基準値との比率が可変的に設定されることを特徴とする請求の範囲第2項に記載のコンピュータプログラム。
  5. 前記比率を設定する比率設定工程を、前記コンピュータに更に実行させることを特徴とする請求の範囲第4項に記載のコンピュータプログラム。
  6. 前記上限は、前記ビート基準値のM%(但し、Mは正の実数)を前記ビート基準値に加算することで設定され、
    前記下限は、前記ビート基準値のN%(但し、Nは正の実数)を前記ビート基準値から減算することで設定されることを特徴とする請求の範囲第2項に記載のコンピュータプログラム。
  7. 前記計測工程においては、前記コンテンツの周波数帯毎に複数のビート候補値が計測され、
    前記確定工程においては、前記複数のビート候補値のうち前記ビート基準値との差分が最も小さいビート候補値を前記ビート確定値として確定することを特徴とする請求の範囲第1項に記載のコンピュータプログラム。
  8. 前記ビート候補値を補正し、新たなビート候補値を生成する補正工程を前記コンピュータに更に実行させることを特徴とする請求の範囲第1項に記載のコンピュータプログラム。
  9. 前記補正工程においては、前記ビート候補値と前記ビート基準値との関係に基づき、必要に応じて前記ビート候補値を補正することを特徴とする請求の範囲第8項に記載のコンピュータプログラム。
  10. 前記補正工程においては、前記計測工程において計測されたビート候補値に対して所定の係数を掛け合わせ、新たなビート候補値が生成されることを特徴とする請求の範囲第8項に記載のコンピュータプログラム。
  11. 前記所定の係数は、1/2、2/3、1、3/2及び2の少なくとも一つであることを特徴とする請求の範囲第10項に記載のコンピュータプログラム。
  12. 前記ユーザの入力は、所望のタイミングで操作キーを複数回押下することで出力されるパルスであり、
    前記基準設定工程は、前記パルスの平均周期の逆数を前記ビート基準値として設定することを特徴とする請求の範囲第1項に記載のコンピュータプログラム。
  13. 前記ビート候補値に基づいて、前記コンテンツを、時間軸に沿った複数の区間に分割する分割工程を、前記コンピュータに更に実行させ、
    前記確定工程においては、前記分割された区間ごとに前記ビート確定値を確定することを特徴とする請求の範囲第1項に記載のコンピュータプログラム。
  14. 前記ビート確定値を表示する表示工程を、前記コンピュータに更に実行させることを特徴とする請求の範囲第1項に記載のコンピュータプログラム。
  15. 前記確定工程において前記ビート基準値が前記ビート確定値として確定されるように前記確定工程における動作を切り替える切替工程を、前記コンピュータに更に実行させることを特徴とする請求の範囲第1項に記載のコンピュータプログラム。
  16. 前記コンテンツは、楽曲コンテンツを含むことを特徴とする請求の範囲第1項に記載のコンピュータプログラム。
  17. コンテンツの単位時間当たりのビート数であるビート候補値を計測する計測手段と、
    ユーザの入力に応じたビート基準値を設定する基準設定手段と、
    前記計測されたビート候補値から前記ビート基準値の近傍に設定されるビート確定値を確定する確定手段と
    を備えることを特徴とする情報再生装置。
  18. 前記ユーザの入力を受け付ける入力手段を更に備えることを特徴とする請求の範囲第17項に記載の情報再生装置。
  19. 前記入力手段は、所望のタイミングで複数回押下可能な操作キーを備えることを特徴とする請求の範囲第17項に記載の情報再生装置。
  20. コンテンツの単位時間当たりのビート数であるビート候補値を計測する計測工程と、
    ユーザの入力に応じたビート基準値を設定する基準設定工程と、
    前記計測されたビート候補値から前記ビート基準値の近傍に設定されるビート確定値を確定する確定工程と
    を備えることを特徴とする情報再生方法。

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