JPWO2006137557A1 - 銅合金系水道用部材 - Google Patents

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Abstract

鉛の含有量を微量に抑えつつ、機械的性質、鋳造性、切削性、耐圧性等を、従来の鉛使用銅合金と同程度に維持した銅合金による水道用部材を得る。スズを2.0重量%以上5.9重量%以下、ニッケルを1.5重量%以上5.0重量%以下、亜鉛を5.0重量%以上12.1重量%以下、ビスマスを0.4重量%以上3.3重量%以下、リンを0.009重量%以上0.15重量%以下含有し、残分が銅と不純物である銅合金を製造する。

Description

この発明は、銅合金製であって、鉛の浸出が規定以下である水道用部材に適用する材料に関する。
従来、水道用資機材や給水装置の部品に用いられてきた鋳造溶製銅合金CAC406は鉛を4.0〜6.0重量%含んでおり、水道水への鉛の溶出が多く見られた。そのため、有害な鉛の溶出量を削減するために、鉛の含有量を低下させた、又は鉛を使用しない鉛フリー銅合金の製造が検討されている。
ただし、鉛の含有量を低下させたり、鉛を用いなかったりすると、銅合金の鋳造性や切削性、耐圧性が低下し、例えばバルブに用いた場合に水漏れが発生するなどの要因となっている。そこで、単に鉛の含有量を削減するだけではなく、耐圧性などの機能性の低下を、鉛使用合金に比べて出来るだけ抑えた合金が検討されている。
このような合金として、例えば、特許文献1に記載のように、ビスマスやセレンを添加して切削性を高めた合金がある。また、特許文献2に記載のように、シリコンやマグネシウムを、強度及び浸出特性を満足させるために添加させた合金もある。
特開2004−68096号公報 特開2004−52106号公報
しかしながら、セレンにも毒性があるために、セレンを多く含む特許文献1に記載の合金は水道用部材として用いるにはその有害性が懸念される。また、シリコンを含有した合金は、羊毛状の珪酸塩を生成するために、微小空隙(ミクロポロシティ)の発生を助長し、耐圧性を下げる要因となり、さらに、マグネシウムは酸化マグネシウムのような酸化物を形成しやすく、材料中に酸化マグネシウムが分散して、伸びを低下させ、湯流れ性を著しく阻害してしまうなどの問題を生じてしまった。
一方で、世界的に資源を有効活用することが求められており、金属資源の有効活用のために、リサイクル材料を使用することが推進されている。しかしながら、従来の金属製品を元にしたリサイクル材料は、かつて一般的に使われていた鉛が微量ながら不純物として混入することが避けられず、製造される合金はどうしても微量の鉛が含まれる場合があった。
そこでこの発明は、鉛の含有量と金属の溶出量とを微量に抑えつつ、機械的性質、鋳造性、切削性、耐圧性等を、従来の鉛使用銅合金と同程度に維持した銅合金による水道用部材を得ることを目的とする。
この発明は、スズを2.0重量%以上5.9重量%以下、ニッケルを1.5重量%以上5.0重量%以下、亜鉛を5.0重量%以上12.1重量%以下、ビスマスを0.4重量%以上3.3重量%以下、リンを0.009重量%以上0.15重量%以下含有し、残分が銅と不純物である銅合金により水道用部材を製造することで、上記の課題を解決したのである。
この発明にかかる水道用部材に用いる銅合金は、鉛の含有量は材料として用いるリサイクル材料に不純物として含まれる程度であり、鉛の溶出量を低く抑えることができる。また、スズ、ニッケル、亜鉛、リン、ビスマスを所定量加えることで、鉛が少なくても鋳造性、機械的性質、耐圧性、浸出特性、切削性を維持することができ、水道用部材の材料として好適に用いることができる。
(a)は実施例の湯流れ性試験で用いる渦巻き試験形状枠の形状を示す図、(b)は(a)に示す渦巻き試験形状枠のA−A断面図。 湯流れ性試験の基準材による基準直線と他の例のデータを示すグラフ。 押湯効果の少ない階段状の鋳型の形状図。 階段状供試材の浸透探傷試験結果を示す各々の断面を示す写真。 階段状供試材の浸透探傷試験結果を示す各々の断面を示す写真。 階段状供試材の浸透探傷試験結果を示す各々の断面を示す写真。 階段状供試材の浸透探傷試験結果を示す各々の断面を示す写真。 階段状供試材の浸透探傷試験結果を示す各々の断面を示す写真。 切削性試験の切削粉の形状による判定方法を示す図表。 実施例及び比較例の切削性試験の切削粉の形状を示す写真。 実施例及び比較例の切削性試験の切削粉の形状を示す写真。 実施例及び比較例の切削性試験の切削粉の形状を示す写真。 実施例及び比較例の切削性試験の切削粉の形状を示す写真。 実施例及び比較例の切削性試験の切削粉の形状を示す写真。 EPMAによるマッピング分析結果を示す写真。 EPMAによるマッピング分析結果を示す写真。 EPMAによるマッピング分析結果を示す写真。 EPMAによるマッピング分析結果を示す写真。 EPMAによるマッピング分析結果を示す写真。 EPMAによるマッピング分折結果を示す写真。 EPMAによるマッピング分析結果を示す写真。 EPMAによるマッピング分折結果を示す写真。 EPMAによるマッピング分析結果を示す写真。
以下、この発明について詳細に説明する。
この発明は、スズ、ニッケル、亜鉛、ビスマス、リンを所定量含有し、残分が銅と不純物とからなり、不純物の中に含まれる鉛とシリコンが所定量以下である銅合金からなる銅合金系水道用部材である。まず、この水道用部材に用いる銅合金を構成する各々の元素について説明する。
上記銅合金は、スズを2.0重量%以上含むことが必要であり、2.4重量%以上であるとより好ましい。スズの含有量が上がるほど銅合金の引張強さは増加し、伸びは低下する傾向にある機械的性質の観点から、スズの含有量が2.0重量%未満であると、安定した引張強さを得られなくなる場合がある。一方で、スズの含有量は5.9重量%以下である必要があり、5.2重量%以下であると好ましい。5.9重量%を超えると、銅合金の伸びが低下し過ぎる場合がある。なお、この発明において機械的性質とは、引張強度や伸びを意味し、機械的性質がよいとは、引張強度が高く、伸びが高いことをいう。
上記銅合金は、ニッケルの含有量が1.5重量%以上であり、2.0重量%以上であるとより好ましい。1.5重量%未満であると、鋳造欠陥や微小空隙が発生しやすくなり、一部の成分の浸出が無視できなくなる場合がある。一方で、5.0重量%以下である必要があり、4.1重量%以下であるとより好ましい。5.0重量%を上回ると伸びが低下しすぎてしまうためである。ニッケルは、主成分である銅と全率固溶体を形成し、結晶構造は銅と同じ面心立方格子からなるので、基材ベースの一方を担うのに適当である。また、凝固の際に固液界面での液相側のスズ濃度を緩和する効果が大きく、偏析を防止すると共に、鋳造欠陥を低減でき、耐圧性を向上する効果がある。さらに、スズ、リンと化合物を形成し、デンドライト間隙に生成するため、微小空隙を埋める働きをするとともに、その化合物がチップブレーカーの役割を果たし、細かく分断したせん断型切削粉を形成する役割がある。
上記銅合金は、亜鉛の含有量が5.0重量%以上である必要があり、6.0重量%以上であるとより好ましい。一方で12.1重量%以下である必要があり、10.1重量%以下であるとより好ましい。亜鉛には脱酸効果があり、湯流れ性を向上させ、機械的性質を安定にすることができる。上記の上限と下限の間となる含有量では、上記銅合金はほぼ同様の強度を示し、機械的性質への影響は小さいが、亜鉛の含有量が5.0重量%未満であると、上記銅合金の湯流れ性が不十分なものとなってしまうだけでなく、微小空隙が生じる場合がある。一方で、12.1重量%を超えると、伸びの低下が無視できなくなり、また、製造過程において、亜鉛滓により鋳造欠陥が増加する可能性が高まり、さらに、亜鉛の浸出基準値を超えて亜鉛の浸出量が多くなると、脱亜鉛腐食の危険性が高まるとともに、水道用部材として使用できなくなる。
上記銅合金は、ビスマスの含有量が0.4重量%以上である必要がある。一方で、3.3重量%以下である必要があり、2.0重量%以下であるとより好ましい。ビスマスは、実用範囲内のマトリックスに固溶せず、結晶粒界や粒内に存在するため、青銅鋳物に特有の凝固形態による鋳造欠陥の発生を抑制でき、また、合金内に含まれていると切削加工性を向上させる効果を有する。ビスマスの含有量が0.4重量%未満であるとその効果が不十分となる可能性がある。一方で、ビスマスが増加することにより引張強さは低下しないものの、伸びは低下する傾向にあり、2.0重量%を超えて過剰であると、伸びが低下しやすくなるとともに微小空隙等が発生しやすくなってしまい、3.3重量%を超えると伸びが低下しすぎて、微小空隙等の発生が無視できなくなってしまう。
また、スズの含有量が5.1重量%以上5.2重量%以下である場合には、ビスマスの含有量が2.0重量%を超えても伸びの低下や微小空隙の発生等は比較的抑制されたものとなる。しかし、スズの含有量がそれより少なくなると、それらの欠点が現れやすくなるため、スズの含有量が2.0重量%以上6.0重量%以下の範囲でそれらの欠点を抑制するには、ビスマスの値は0.4重量%以上2.0重量%以下であることが好ましい。
上記銅合金は、リンの含有量が0.009重量%以上である必要があり、0.014重量%以上であると好ましい。一方、リンの含有量は0.15重量%以下である必要があり、0.10重量%以下であるとより好ましい。リンは、溶解や鋳造の際に脱酸剤として作用して、鋳造時の湯流れ性や、鋳物の健全性を高める効果がある。0.009重量%未満であるとその効果が不十分であり、鋳造欠陥等が生じやすくなるおそれが高まってしまう。一方で0.15重量%を超えると、リンが鋳型の水分と反応して鋳造欠陥の要因となるおそれが高まる。
また、この発明で用いる合金中で、ニッケルがスズ及びリンとの間で生じるニッケル化合物が占める、材料断面中の面積率は、0.04%以上であると好ましい。0.04%未満であると、ビスマスが埋める微小空隙の、ビスマスの周囲を埋める効果が不十分となってしまう可能性がある。一方で1.95%以下であると好ましい。1.95%を超えると空隙を埋めるだけではなく、ニッケル化合物自体の物性が合金全体に及ぼす影響が無視できなくなってしまう可能性がある。
さらに、ビスマスと上記ニッケル化合物とを合わせた材料断面中の面積率の合計は、0.72%以上であると好ましい。0.72%未満では、微小空隙を埋める効果が不十分となってしまう可能性がある。一方で、5.95%以下であると好ましい。5.95%を超えると、これらが合金全体の物性に及ぼす効果が無視できなくなってしまう可能性がある。
上記銅合金は、上記の成分と残分である銅以外に、不純物を含んでもよい。この不純物とは、上記銅合金を製造するにあたり、例えば、環境に配慮してリサイクル材料を利用する場合に、必然的に含まれるものである。もちろん、この不純物の含有量は少ないほど好ましい。この不純物に含まれる成分としては、例えば鉛やシリコン等が挙げられる。
上記銅合金が含む鉛の量は、0.2重量%以下であることが好ましく、その中でも含有量が低いほどより好ましい。鉛は人体への影響が大きく、この発明にかかる水道用部材として用いた場合に水道水に浸出する量を出来るだけ抑える必要がある。0.2重量%を超えると、JWWA Z 108−浸出試験方法による浸出基準値を満足することが難しくなってしまう。また、鉛の含有量が増加しすぎると、引張強さや伸びが低下しすぎたり、鋳造欠陥等が生じてしまったりするおそれもある。なお、鉛の含有量は0であるのが最も好ましいが、資源の有効利用のためにリサイクル材料を用いて銅合金を作製する際に含有量が0となるのは現実的ではない。
上記銅合金が含むシリコンの量は、0.01重量%未満であると好ましい。シリコンは、銅合金の湯流れ性を向上させる効果がある反面、凝固する際に羊毛状の酸化シリコンを生成し、溶湯の補給性を低下させるだけでなく、固液界面での液相側のスズ濃度を高めてしまう効果がある。これにより、デンドライト間又は粒界に多くの微細な鋳造欠陥を発生させることを助長させ、水漏れの原因ともなる。さらに、含有していると上記銅合金の伸びを著しく低下させる。0.01重量%以上含むとこれらの不利な効果が無視できなくなってしまう。このため、出来るだけシリコンを含有しない方がよく、含有量が0.01重量%未満であればそれらの不利な効果はほとんど生じないで済む。
なお、この発明において規定するそれぞれの成分の重量混合比は、製造段階での原料の混合比ではなく、原料を溶融して得られた合金における成分の重量混合比である。
なお、一般に青銅鋳物は凝固温度範囲が広いため、マッシー型の凝同形態となる。鉛を含まない青銅鋳物は、デンドライト間隙に微細な収縮巣を発生させやすい。この性質は水道用部材に使用する材抖として耐圧性を阻害し、水漏れが発生する要因となる。特に厚肉品であると、鋳造時の冷却速度が遅くなるためにこの傾向が顕著である。これに対して、鉛を多く含有している銅合金では、鉛が上記のデンドライト間隙に疑集し、微小空隙の発生を抑制する役割を果たしている。この発明にかかる銅合金では、この鉛の役割を、ビスマス、ニッケル−スズ化合物、ニッケル−リン化合物によって補うことができる。ニッケル及びビスマスを所定量添加することで、肉厚中心部に発生する微細な微小空隙を抑制できる。さらに、リンを所定量添加することでガス欠陥となる溶湯中の酸素と反応してPを形成することで、溶湯を健全化して、微小空隙の発生を抑制できる。なお、シリコンの含有量が多いと、ニッケル等によっても補えないほどの鋳造欠陥が生じる。
上記の銅合金の残分は銅である。上記の元素成分を含む合金は、一般的な銅合金の製造方法で得ることができ、この銅合金からなる銅合金系水道用部材は、一般的な鋳造方法により製造することが出来る。その方法としては、例えば高周波誘導溶解炉により溶解させる方法が挙げられる。
この発明にかかる銅合金系水道用部材は、構成する銅合金が、鉛を不純物程度含むのみで、鉛を多く含有する銅合金と比べても、良好な湯流れ性、機械的性質、鋳造欠陥の少なさ、浸出特性、切削性等を発揮するので、水道用部材として鉛の浸出が少なく、かつ切削加工性、耐圧性等に優れたものとなる。
具体的には、切削性としては、従来のCAC406合金を比較材として用いた場合の被削性係数が少なくとも70以上であり、配合比によってはより高い被削性係数を示すものである。
ここで被削性係数は、バイトにかかる主分力:P1(周方向の力)、送分力:P2(送り方向の力)、背分力:P3(工具の軸方向の力)の3つの応力を佐藤工機(株)製:AST式切削工具動力計AST−TTHにより測定し、また、比較材であるCAC406についても同様に3つの応力を測定して、下記式(1)により算出した。なお、下記式(1)中の「3合力」とは、下記式(2)により算出される値をいう。
(被削性係数)=(比較材の3合力)/(各々の材料の3合力)×100 (1)
(3合力)={(主分力)+(送分力)+(背分力)1/2 (2)
また、切削速度100から400m/min、切込量1.0mm、送り量0.1mm/rcvでの面粗さが実施例では0.6から1.1μmで、同条件でのCAC406の面粗さ0.8から1.0μmとなり、ほぼ同等の面粗さとなる。なお、面粗さは小さいほど表面が滑らかなことを意味し、小さいほど良好な値である。
これらの数値を満たす上に、切削形状は渦巻き状、折れた切削粉状、又は剪断型切り屑状となり、直線やヘリカル巻、円筒巻きの形状にはならずに済む。
次に、この発明にかかる銅合金の湯流れ性は、銅合金を鋳造する際に、一般的な鋳造温度の範囲で従来より温度を上げることにより従来の鉛含有銅合金と同等以上の湯流れ性を発揮するものであると好ましく、従来と同じ温度で同等以上の湯流れ性を発揮するものであるとより好ましい。なおこの湯流れ性を発揮するための鋳造温度範囲は、1100℃から1200℃であると好ましい。
また、この発明にかかる銅合金の機械的性質は、J1S Z 2241に従って測定される引張強さと伸びとが、従来の鉛含有銅合金であるCAC406とほぼ同等以上であるので好ましい。具体的には、引張強さが195MPa以上であり、伸びが15%以上となる。
さらに、鋳造欠陥については、JIS Z 2343の浸透探傷試験において、肉厚中心部に欠陥指示模様が確認されず、従来の鉛含有銅合金であるCAC406と同様の鋳造方法での生産が可能である。
さらに、浸出特性等についても、JWWA Z 108−浸出試験方法−及びJWWA Z 110−浸出液−での分析方法で、鉛が0.1mg/l以下、亜鉛が10mg/l以下、銅が0.1mg/l以下、カドミウムが0.001mg/l以下となり、必要な基準値を満たし、かつ、CAC406の値である鉛の浸出量0.38mg/lを下回り。カドミウムの浸出量0.0004mg/lを下回り、従来の鉛含有銅合金よりも安全である。
この発明にかかる銅合金を用いた銅合金系水道用部材とは、水道用施設や給水装置に使用される資機材及び給水器具などを主体とし、その他鉛害に制限される部材などをいう。具体的には、バルブ類では、仕切弁、補修弁、逆止弁、玉型弁、電磁弁、止水栓、サドル弁、吸水管バルブなどに使用される、管、弁体、軸受などが挙げられ、量水器では量水器ケース本体が挙げられ、その他には、配管用継手、給止水栓金具、ポンプ部品などが挙げられる。
以下、実施例を挙げてこの発明をより具体的に説明する。それぞれの材料を混合し、高周波誘導溶解炉にて溶製した後、CO鋳型により鋳造して表1から表6に記載の配合率となる各々の例で供試材を作製した。また、比較例1として、従来から用いられていた鉛入りの青銅材料CAC406を基準材として用い、物性の比較対象とした。それぞれの得られた銅合金について、下記の試験を行った。
Figure 2006137557
Figure 2006137557
Figure 2006137557
Figure 2006137557
Figure 2006137557
Figure 2006137557
<湯流れ性試験>
図1に示す渦巻き試験形状鋳型に、加熱して溶解させたそれぞれの実施例及び比較例の銅合金を1100℃〜1200℃の鋳込温度で流し込んだ。渦巻き試験形状は、枠の最初の4分の1周が半径95mmの円弧状に繋がっており、その枠の部分を8等分して、18.65mmごとに目盛りが刻まれている。次の4分の1周は半径89mmの円弧状で、17.47mmごとに目盛りが刻まれている。以下同じように、図中の括弧書きは、その内側の枠に刻まれた目盛りの幅(mm)であり、丸囲い数字は何番目の目盛りであるかを示す。試験は1番目の目盛りの内側の枠と枠との間に溶解させた銅合金を流し、最終的に到達した地点の外側の枠の目盛りを読むことにより行った。
基準材であるCAC406(比較例1)を、鋳込温度1100℃で試験した際の到達した目盛りが12.0ポイントであり、鋳込温度1180℃で試験した際の到達した目盛りが21.0ポイントであった。それぞれの銅合金について測定した値を表7に示す。鋳込温度の線形軸と目盛りの線形軸からなる平面上にプロットしたとき、CAC406の値を繋いで得られる下記式(3)の直線よりも目盛りが大きい、すなわち図2のグラフにおける直角三角形よりも高いポイントにあるものを「○」と評価し、CAC406の直線より目盛りが小さいながら、1200℃近い鋳込温度では目盛りが12.0ポイント以上となるものを「△」と評価し、1200℃近い鋳込温度でも目盛りが12.0ポイント未満となるものを実操業上の観点から「×」と評価した。それらの結果を、下記のそれぞれの銅合金の表に示す。なお、Xは鋳込温度、Yは目盛りの基準値を示す。
Figure 2006137557
Y=0.1125×X−111.75 (3)
<機械的性質試験>
各々の合金について、JIS H 5120に記載のA号供試材を鋳造した後、JIS Z 2201に従って4号試験片に機械加工を行い、JIS Z 2241に従って引張強さと伸びとを測定した。その結果を表8に示し、評価を表1乃至表6に示す。基準材である比較例1と比べて、引張強さ(MPa)と伸び(%)のどちらも優れていれば「○」と判定し、どちらかが比較例1より劣っていれば「×」と判定する。
Figure 2006137557
<階段状供試材における浸透探傷試験>
各々の合金について、肉厚を20、30、40mmの3段階に変化させた図3に示すように押湯効果を少なくし鋳造欠陥を生じやすい形状とした階段状のCO鋳型を作製して、これにより得られた鋳物の中心部を切断し、JIS Z 2343 浸透探傷試験に従って試験を行い、この浸透探傷試験における鋳造欠陥及び微小空隙の発生状況を観察した。その判定した結果をそれぞれの表に示す。判定方法は、肉厚中心部に欠陥指示模様が確認されず、基準材となるJIS材CAC406と同様の鋳造方法での生産が可能であるものを(○)とし、肉厚中心部に欠陥指示模様が確認されるものの、同様の鋳造方法での生産が可能であるものを合格(△)とした。ただしこれは、鋳造品形状や鋳造条件によっては欠陥が発生する場合があるため、製造方法等を考慮すべきものである。また、その他の結果のものを(×)とした。その結果をそれぞれの表に示す。なお、これらのうち、選択した実施例と比較例の断面の写真を例として図4(a)乃至(e)に示す。このうち、実施例3,20、23,25,26,27、28、31、32、33、34、36、39と比較例12において断面外周域に染みとして観測される指示模様は、観察面以外に残存した浸透液が発色したものであり、鋳造欠陥とは無関係である。
<浸出試験>
日本水道協会制定のJWWA Z 108−浸出試験方法−及びJWWA Z 110−浸出液−の分析方法に従い、試験を行った。その結果を表9に示し、総合評価を表1乃至表6に示す。試験片と浸出溶液の接触面積比は、1000cm/リットルで実施した。ただし、実施例27のみ、浸出試験条件を厳しくし、接触面積比を2000cm/リットルで実施して浸出量の調査を行った。なお、鉛、亜鉛、銅の浸出値については、その判定を、基準値の上限を100倍に補正した値を用いて判定した。ただし鉛については、浸出値が基準値の0.001mg/リットルを上回った値については、実際の判断値として使用される、100分の1を乗じた値を補正値として併記する。また、亜鉛と銅においても、基準値を超えた例については100分の1を乗じた補正値を併記する。これらの補正値は、規定された基準値の達成が極めて困難であるために、一般に判断の基準として用いられる値である。鉛について補正値無しの条件(0.001mg/リットル以下)を満たし、それ以外の項目については少なくとも補正値有りの条件を満たすものを(○)と判定し、鉛について補正値無しの条件を満たさないものの、それ以外の条件を満たすものを(△)と判定し、補正値有りでも条件を満たさないものを(×)と判定した。なお、鉛を4〜6重量%含む比較例1は、補正をしても鉛の浸出基準を満たさない。また、比較例5乃至8及び13、14は色度の条件を満たしていないため(×)と判定した。
Figure 2006137557
<切削性試験>
それぞれの銅合金について、超硬の工具を使用し、切削速度を400(m/min)とし、切込量1.0mm、送り量0.1mm/revで旋盤加工を行い、その影響を調査した。評価方法は、被削性係数、面粗さ、切削粉の形状で判断した。それぞれの表にこれらの結果を示す。また、理想的な切削性を示す合金として、比較例1の合金(CAC406)についても同様に面粗さと切削粉の形状を評価した。その結果を表10に示すとともに、表1乃至6に示す。なお、実施例27及び比較例1においては切削速度を100(m/min)と200(m/min)に変更した条件での測定も行ったが、切削速度の差による変化は小さいものとなった。
Figure 2006137557
被削性係数の測定においては、上記式(1)及び(2)を用い、AST式切削工具動力計として、佐藤工機(株)製:AST−TTHを用い、各々の実施例の3つの応力(3合力)と、比較材であるCAC406の3つの応力(3合力)を測定して計算した。この被削性係数が70以上であれば良好と判定した。比較例10、13、15は、被削性係数が70未満となり切削抵抗が大きく、切削速度を遅くしなければならず、生産性が低下する。
面粗さは、面粗さ計((株)ミツトヨ製:Surftest−4)により測定し、測定した面粗さを、比較材であるCAC406(比較例1)の面粗さと比較した。いずれの切削速度でも各々の実施例の銅合金の面粗さは比較材と比べても最大で0.3μm大きくなる程度であり、いずれも比較材と同等の仕上がりが得られた。それぞれの表にこれらの結果を示す。
また、切削粉の形状による判定は、図5に示すように、形状により分類して判定した。各々の実施例の切削粉の形状を図6(a)乃至(e)に示す。すなわち、良好を○とし、不良を×とした。なお、実施例7がビスマス含有量0.6重量%であり、実施例21がビスマス含有量1.0重量%であって、これらはいずれも折れた切削粉状であった。ビスマス含有量が1.6重量%の実施例25や、1.7重量%の実施例23では高速では折れた切削粉状になり、3.3重量%の実施例26では理想的なせん断型切削粉状を示した。また、切削粉は、ビスマス含有量が増加するほど理想的な切削粉状を示す。しかし、実施例25と比較してビスマス含有量が0.1重量%多い実施例23は、折れた切削粉状となる。一方、実施例25は、ビスマス含有量が実施例23と比較して0.1重量%少ないにもかかわらず、理想的なせん断型切削粉状となっている。これは、実施例23と比較してスズ含有量が2倍多い実施例25は、ニッケル−スズ化合物がより多く生成し、ビスマスと同様チップブレーカーの役割を果たしていることを意味している。一方、比較例13および15は、ヘリカル巻切削粉となり、切削粉がつながった形状となるため、切削工具の温度が上昇し、工具寿命が低下することが懸念される。なお、実施例27と比較例1の付記数値は切削速度(m/min)を示し、それ以外は全て400(m/min)である。
(亜鉛含有量についての検討)
表1のように、亜鉛の含有量を大きく変動させ、それ以外の元素の含有量を出来るだけ変動させないようにして、それぞれの重量比となる銅合金を作成し、上記の測定を行った。なお、比較例2及び実施例1乃至5はスズを2.5重量%程度としたものであり、比較例3、4及び実施例6乃至9はスズを5.0重量%程度としたものである。いずれの場合も亜鉛が5.0重量%未満となる比較例2及び比較例3では、湯流れ性と浸透探傷の結果が×となった。また、亜鉛の量を増加させた比較例4では機械的性質に問題が生じてしまった。なお、以下表中それぞれの元素の単位は重量%であり、引張強さは(MPa)であり、伸びは(%)である。
(ニッケル含有量についての検討)
表2のように、ニッケルの含有量を大きく変動させ、それ以外の元素の含有量を出来るだけ変動させないようにして、それぞれの重量比となる銅合金を作成し、上記の測定を行った。なお、比較例5乃至7、実施例2、及び実施例10乃至13はスズを2.5重量%程度としたものであり、比較例8乃至10、実施例7及び実施例14乃至17はスズを5.0重量%程度としたものである。ニッケルが1.5重量%未満となった比較例5,6,8,9では、スズの量に関わらず微小空隙等が発生してしまい、さらにニッケルが少なくなった比較例5及び8では浸出試験でも問題が生じてしまった。一方でニッケルが5.0重量%を超えた比較例7及び10では伸びが低下しすぎてしまい、また、スズの量が多い比較例10では切削性にも問題が生じた。
(スズ含有量についての検討)
表3のように、スズの含有量を大きく変動させ、それ以外の元素の含有量を出来るだけ変動させないようにして、それぞれの重量比となる銅合金を作成し、上記の測定を行った。2.0重量%未満となった比較例11では微小空隙等が生じてしまい、一方でスズが5.9重量%を上回る比較例12では伸びが不足しすぎてしまった。
(ビスマス含有量についての検討)
表4のように、ビスマスの含有量を大きく変動させ、それ以外の元素の含有量を出来るだけ変動させないようにして、それぞれの重量比となる銅合金を作成し、上記の測定を行った。なお、比較例13及び14、実施例2,実施例21乃至24はスズを2.5重量%程度としたものであり、比較例15、16,実施例7,実施例25及び26は、スズを5.0重量%程度としたものである。0.4重量%未満となる比較例13及び15では、切削性に問題が生じ、また、比較例13では微小空隙が生じてしまい、比較例15では湯流れ性に問題が生じてしまった。一方で、スズが5重量%程度ある実施例26では、ビスマスが3.3重量%でも良好な性質を示したが、スズが2.4重量%である比較例14では、ビスマスが2.4重量%で湯流れ性や機械的性質に問題を生じてしまい、スズの量によってビスマスの許容量が違ってくることがわかった。
(リン含有量についての検討)
表5のように、リンの含有量を大きく変動させ、それ以外の元素の含有量を出来るだけ変動させないようにして、それぞれの実施例となる銅合金を作成し、上記の測定を行った。なお、比較例17、実施例2、実施例27乃至30はスズを2.5重量%程度としたものであり、実施例31乃至36は、スズを3.5重量%程度としたものであり、比較例18及び19、実施例7,実施例37及び38はスズを5.0重量%程度としたものである。リンが0.009重量%未満となる比較例17及び18では、微小空隙等が発生してしまった。一方で、リンが0.15重量%を超えた比較例19では、伸びが低下しすぎてしまい、機械的性質に問題が生じてしまった。なお、表5中の実施例27の値は、比較のため、切削速度400m/minの値を記載した。
(大量の不純物の検討)
表6のように、鉛を0.2重量%含有する実施例39と、鉛を0.5重量%含有する比較例20となる銅合金を作成し、上記の測定を行った。その結果、鉛が0.2重量%である実施例38ではいずれも基凖を満たす結果となったが、比較例20では微小空隙等が無視できなくなるまで悪化してしまい、問題が生じてしまった。
また、表6のようにシリコンが検出限界以上である0.02重量%、0.25重量%である比較例21乃至23となる銅合金を作成し、上記の測定を行った。シリコンが0.02重量%である比較例21だと湯流れ性が悪化し、0.25重量%となる比較例22,及び23ではいずれも微小空隙等の問題が生じた。
(EPMAによる金属組織解析)
選択した実施例の合金について、(株)島津製作所製EPMA−8705を用いて、各元素についてマッピング分析を行って金属組織解析することにより、それぞれの元素の分布や化合物の発生を確認した。調査する元素は、銅、ニッケル、スズ、亜鉛、リン、ビスマスであり、それぞれの分布状態、化合物形態について調査した。
調査対象として、上記実施例のうちのニッケル、スズ、ビスマス、リンについての検討で用いた実施例範囲から選択的に調査した。その360倍でのマッピング分析結果を図7(a)〜(i)に示す。これらを元素成分量と対比させると、ニッケルを含有することにより、ニッケル−スズ化合物、ニッケル−リン化合物が形成されることがわかる。これらのニッケル化合物と、さらに微小空隙の量に関与しやすいと考えられるビスマスとについて、キーエンス社製:GRADING ANALYSISを使用して面積率を測定した。
具体的には、上記EPMA−8705の分析結果を、機器に付属するデータ処理ソフトH5で画像に取り込み、このソフトにより、ニッケルとリン、ニッケルとスズ、ビスマス単体について、それぞれを合成して重なる部分について、画像をデジタルデータで作成し、そのデータを元に上記のGRADING ANALYSISにより解析を実施した。その解析、測定結果を表11に示す。
Figure 2006137557
ニッケル、スズ、及びリンの量による検討において、それぞれの検討元素の含有率が増加すると、ニッケル−スズ化合物、ニッケル−リン化合物が占める面積率も増加した。これらの化合物についてより詳細に検討するため、実施例13、実施例23、及び実施例26において、さらに拡大して2000倍の倍率としてマッピング分析を行うと、ビスマスの近傍にニッケル、スズ、リン化合物が析出しており、微小空隙を埋める役割を果たしていることが示された。

Claims (4)

  1. スズを2.0重量%以上5.9重量%以下、ニッケルを1.5重量%以上5.0重量%以下、亜鉛を5.0重量%以上12.1重量%以下、ビスマスを0.4重量%以上3.3重量%以下、リンを0.009重量%以上0.15重量%以下含有し、残分が銅と不純物である銅合金からなる、銅合金系水道用部材。
  2. 上記不純物として上記銅合金に含まれる鉛の含有量が0.2重量%以下であり、かつ、シリコンの含有量が0.01重量%未満である、請求項1に記載の銅合金系水道用部材。
  3. ビスマスの含有量が0.4重量%以上2.0重量%以下である、請求項1又は2に記載の銅合金系水道用部材。
  4. 錫の含有量が5.1重量%以上5.2重量%以下である、請求項1又は2に記載の銅合金系水道用部材。
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