JP2001064742A - 耐食性、被削性、熱間加工性に優れた黄銅合金 - Google Patents
耐食性、被削性、熱間加工性に優れた黄銅合金Info
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- JP2001064742A JP2001064742A JP2000134560A JP2000134560A JP2001064742A JP 2001064742 A JP2001064742 A JP 2001064742A JP 2000134560 A JP2000134560 A JP 2000134560A JP 2000134560 A JP2000134560 A JP 2000134560A JP 2001064742 A JP2001064742 A JP 2001064742A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 腐食性の水溶液に接しても、特に、脱亜鉛腐
食や選択腐食を生じない優れた耐食性(以下、略して単
に「耐食性」とする)と、熱間鍛造ができる良好な熱間
加工性と、C3604合金やCAC406合金並みの被
削性を兼ね備えた水栓金具材等に最適の耐食性、被削
性、熱間加工性に優れた黄銅合金を提供する。また、人
体及び環境に対する鉛害防止にも成り得る耐食性、被削
性、熱間加工性に優れた黄銅合金を提供する。 【解決手段】 重量%で、Zn:10〜18%、Si:
1〜4%、Sn:0.5〜2%、P:0.01〜0.3
%、残部がCu及びそれに付随する不可避的不純物から
なることをその要旨としている。 【効果】 室温あるいは高温の水道水、下水、工業用
水、淡水、海水、あるいはそれらが化学薬品等に汚染さ
れて生じる腐食性溶液の保管、搬送等に用いられる耐食
性配管部品、機械部品、水栓金具等の材料として使用す
るのに最適である。また、無鉛快削黄銅合金としても提
供することができる。
食や選択腐食を生じない優れた耐食性(以下、略して単
に「耐食性」とする)と、熱間鍛造ができる良好な熱間
加工性と、C3604合金やCAC406合金並みの被
削性を兼ね備えた水栓金具材等に最適の耐食性、被削
性、熱間加工性に優れた黄銅合金を提供する。また、人
体及び環境に対する鉛害防止にも成り得る耐食性、被削
性、熱間加工性に優れた黄銅合金を提供する。 【解決手段】 重量%で、Zn:10〜18%、Si:
1〜4%、Sn:0.5〜2%、P:0.01〜0.3
%、残部がCu及びそれに付随する不可避的不純物から
なることをその要旨としている。 【効果】 室温あるいは高温の水道水、下水、工業用
水、淡水、海水、あるいはそれらが化学薬品等に汚染さ
れて生じる腐食性溶液の保管、搬送等に用いられる耐食
性配管部品、機械部品、水栓金具等の材料として使用す
るのに最適である。また、無鉛快削黄銅合金としても提
供することができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、耐食性(特に耐脱亜鉛
腐食性と耐選択腐食性)、被削性、熱間加工性に優れた
黄銅合金に関する。特に、本発明黄銅合金は、室温ある
いは高温の水道水、下水、工業用水、淡水、海水あるい
はそれらが化学薬品等に汚染されて生じる腐食性溶液の
保管、搬送等に用いられる耐食性配管部品、機械部品、
水栓金具等の材料として使用するのに最適である。
腐食性と耐選択腐食性)、被削性、熱間加工性に優れた
黄銅合金に関する。特に、本発明黄銅合金は、室温ある
いは高温の水道水、下水、工業用水、淡水、海水あるい
はそれらが化学薬品等に汚染されて生じる腐食性溶液の
保管、搬送等に用いられる耐食性配管部品、機械部品、
水栓金具等の材料として使用するのに最適である。
【0002】
【従来の技術】水道用水栓金具や一般配管用接水金具と
しては、快削黄銅系のJISH3250C3604合金
やC3771合金、錫入り黄銅系のJISH3100C
4621合金、Cu‐Zn‐Si系のJISH5120
CAC801合金、CAC802合金、CAC803合
金及びASTMB371C69730合金、並びにJI
SH5120CAC406合金に代表される青銅鋳物6
種が広く用いられている。
しては、快削黄銅系のJISH3250C3604合金
やC3771合金、錫入り黄銅系のJISH3100C
4621合金、Cu‐Zn‐Si系のJISH5120
CAC801合金、CAC802合金、CAC803合
金及びASTMB371C69730合金、並びにJI
SH5120CAC406合金に代表される青銅鋳物6
種が広く用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】これまで用いて来た水
栓金具材は、JISH3250C3604,C3771
に定める快削黄銅のように、熱間加工性や被削性が充分
でも、腐食性の溶液中では脱亜鉛腐食と選択腐食を生
じ、耐食性が不充分であったり、JISH3100C4
621合金の様に脱亜鉛腐食は生じないが、選択腐食を
生じる欠点があった。また、一部のCu‐Zn‐Si系
合金のように、充分な熱間加工性とそこそこの被削性を
有し、腐食性の溶液中において脱亜鉛腐食を生じないも
のでも、選択腐食が生じるため、用途限定をせざるを得
ないものがあった。また、JISH5120CAC40
6に代表される青銅鋳物材は、脱亜鉛腐食も選択腐食も
生ぜず、充分な耐食性を有し、被削性も充分なのに、熱
間加工性が悪いため、大量生産に適した熱間鍛造法を採
用できないという不便さがあった。
栓金具材は、JISH3250C3604,C3771
に定める快削黄銅のように、熱間加工性や被削性が充分
でも、腐食性の溶液中では脱亜鉛腐食と選択腐食を生
じ、耐食性が不充分であったり、JISH3100C4
621合金の様に脱亜鉛腐食は生じないが、選択腐食を
生じる欠点があった。また、一部のCu‐Zn‐Si系
合金のように、充分な熱間加工性とそこそこの被削性を
有し、腐食性の溶液中において脱亜鉛腐食を生じないも
のでも、選択腐食が生じるため、用途限定をせざるを得
ないものがあった。また、JISH5120CAC40
6に代表される青銅鋳物材は、脱亜鉛腐食も選択腐食も
生ぜず、充分な耐食性を有し、被削性も充分なのに、熱
間加工性が悪いため、大量生産に適した熱間鍛造法を採
用できないという不便さがあった。
【0004】本発明は、上記の不具合点に鑑みて研究さ
れたもので、腐食性の水溶液に接しても、特に、脱亜鉛
腐食や選択腐食を生じない優れた耐食性(以下、略して
単に「耐食性」とする)と、熱間鍛造ができる良好な熱
間加工性と、C3604合金やCAC406合金並みの
被削性を兼ね備えた水栓金具材等に最適の耐食性、被削
性、熱間加工性に優れた黄銅合金を提供することを目的
としている。また、人体及び環境に対する鉛害防止にも
成り得る耐食性、被削性、熱間加工性に優れた黄銅合金
を提供することをも目的としている。
れたもので、腐食性の水溶液に接しても、特に、脱亜鉛
腐食や選択腐食を生じない優れた耐食性(以下、略して
単に「耐食性」とする)と、熱間鍛造ができる良好な熱
間加工性と、C3604合金やCAC406合金並みの
被削性を兼ね備えた水栓金具材等に最適の耐食性、被削
性、熱間加工性に優れた黄銅合金を提供することを目的
としている。また、人体及び環境に対する鉛害防止にも
成り得る耐食性、被削性、熱間加工性に優れた黄銅合金
を提供することをも目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明による耐食性、被
削性、熱間加工性に優れた黄銅合金は、重量%で、Z
n:5〜35%、Si:0.5〜7%、Sn:0.2〜
4%、残部がCu及びそれに付随する不可避的不純物か
らなることを特徴とする。
削性、熱間加工性に優れた黄銅合金は、重量%で、Z
n:5〜35%、Si:0.5〜7%、Sn:0.2〜
4%、残部がCu及びそれに付随する不可避的不純物か
らなることを特徴とする。
【0006】また、重量%で、Zn:5〜35%、S
i:0.5〜7%、Sn:0.2〜4%、P:0.00
1〜0.5%、残部がCu及びそれに付随する不可避的
不純物からなることを特徴とする。
i:0.5〜7%、Sn:0.2〜4%、P:0.00
1〜0.5%、残部がCu及びそれに付随する不可避的
不純物からなることを特徴とする。
【0007】さらに、重量%で、Zn:5〜35%、S
i:0.5〜7%、Sn:0.2〜4%、Al,Ni,
Mg,Sbのうちから一種以上:0.05〜2.0%、
残部がCu及びそれに付随する不可避的不純物からなる
ことを特徴としている。
i:0.5〜7%、Sn:0.2〜4%、Al,Ni,
Mg,Sbのうちから一種以上:0.05〜2.0%、
残部がCu及びそれに付随する不可避的不純物からなる
ことを特徴としている。
【0008】また、重量%で、Zn:5〜35%、S
i:0.5〜7%、Sn:0.2〜4%、Pb,Biの
うちから一種以上:0.1〜4.0%、残部がCu及び
それに付随する不可避的不純物からなることをも特徴と
している。
i:0.5〜7%、Sn:0.2〜4%、Pb,Biの
うちから一種以上:0.1〜4.0%、残部がCu及び
それに付随する不可避的不純物からなることをも特徴と
している。
【0009】また、重量%で、Zn:5〜35%、S
i:0.5〜7%、Sn:0.2〜4%、P:0.00
1〜0.5%、Al,Ni,Mg,Sbのうちから一種
以上:0.05〜2.0%、残部がCu及びそれに付随
する不可避的不純物からなることをも特徴としている。
i:0.5〜7%、Sn:0.2〜4%、P:0.00
1〜0.5%、Al,Ni,Mg,Sbのうちから一種
以上:0.05〜2.0%、残部がCu及びそれに付随
する不可避的不純物からなることをも特徴としている。
【0010】さらに、重量%で、Zn:5〜35%、S
i:0.5〜7%、Sn:0.2〜4%、P:0.00
1〜0.5%、Pb,Biのうちから一種以上:0.1
〜4.0%、残部がCu及びそれに付随する不可避的不
純物からなることをも特徴としている。
i:0.5〜7%、Sn:0.2〜4%、P:0.00
1〜0.5%、Pb,Biのうちから一種以上:0.1
〜4.0%、残部がCu及びそれに付随する不可避的不
純物からなることをも特徴としている。
【0011】また、重量%で、Zn:5〜35%、S
i:0.5〜7%、Sn:0.2〜4%、Al,Ni,
Mg、Sbのうちから一種以上:0.05〜2.0%、
Pb,Biのうちから一種以上:0.1〜4.0%、残
部がCu及びそれに付随する不可避的不純物からなるこ
とも特徴としている。
i:0.5〜7%、Sn:0.2〜4%、Al,Ni,
Mg、Sbのうちから一種以上:0.05〜2.0%、
Pb,Biのうちから一種以上:0.1〜4.0%、残
部がCu及びそれに付随する不可避的不純物からなるこ
とも特徴としている。
【0012】さらに、重量%で、Zn:10〜18%、
Si:1〜4%、Sn:0.5〜2%、P:0.01〜
0.3%、残部がCu及びそれに付随する不可避的不純
物からなることをも特徴としている。
Si:1〜4%、Sn:0.5〜2%、P:0.01〜
0.3%、残部がCu及びそれに付随する不可避的不純
物からなることをも特徴としている。
【0013】また、重量%で、Zn:10〜18%、S
i:1〜4%、Sn:0.5〜2%、P:0.01〜
0.3%、Pb,Biのうちから一種以上:0.1〜3
%、残部がCu及びそれに付随する不可避的不純物から
なることも特徴としている。
i:1〜4%、Sn:0.5〜2%、P:0.01〜
0.3%、Pb,Biのうちから一種以上:0.1〜3
%、残部がCu及びそれに付随する不可避的不純物から
なることも特徴としている。
【0014】さらに、重量%で、Zn:10〜18%、
Si:1〜4%、Sn:0.5〜2%、P:0.01〜
0.3%、Al,Ni,Mg,Sbのうちから一種以
上:0.1〜2%、残部がCu及びそれに付随する不可
避的不純物からなることも特徴としている。
Si:1〜4%、Sn:0.5〜2%、P:0.01〜
0.3%、Al,Ni,Mg,Sbのうちから一種以
上:0.1〜2%、残部がCu及びそれに付随する不可
避的不純物からなることも特徴としている。
【0015】また、重量%で、Zn:10〜18%、S
i:1〜4%、Sn:0.5〜2%、P:0.01〜
0.3%、Al,Ni,Mg,Sbのうちから一種以
上:0.1〜2%、Pb,Biのうちから一種以上:
0.1〜3%、残部がCu及びそれに付随する不可避的
不純物からなることをも特徴としている。
i:1〜4%、Sn:0.5〜2%、P:0.01〜
0.3%、Al,Ni,Mg,Sbのうちから一種以
上:0.1〜2%、Pb,Biのうちから一種以上:
0.1〜3%、残部がCu及びそれに付随する不可避的
不純物からなることをも特徴としている。
【0016】上記各発明合金のうちPbを含まない〔0
005〕,〔0006〕,〔0007〕,〔000
9〕,〔0012〕,〔0014〕の各黄銅合金は、耐
食性,被削性,熱間加工性に優れているばかりか、Pb
による人体や環境への公害を実質的に無くすることがで
きる無鉛快削黄銅合金でもある。
005〕,〔0006〕,〔0007〕,〔000
9〕,〔0012〕,〔0014〕の各黄銅合金は、耐
食性,被削性,熱間加工性に優れているばかりか、Pb
による人体や環境への公害を実質的に無くすることがで
きる無鉛快削黄銅合金でもある。
【0017】一方、上記各発明合金のうち、〔000
8〕,〔0010〕,〔0011〕,〔0013〕,
〔0015〕の各黄銅合金であっても、被削性向上のた
め、人体や環境に実質上無害な範囲のBiをPbに替え
て添加することとすれば、Pb添加の快削黄銅合金と同
程度の被削性を確保することができる。
8〕,〔0010〕,〔0011〕,〔0013〕,
〔0015〕の各黄銅合金であっても、被削性向上のた
め、人体や環境に実質上無害な範囲のBiをPbに替え
て添加することとすれば、Pb添加の快削黄銅合金と同
程度の被削性を確保することができる。
【0018】なお、上記各合金の製造方法は、特に限定
されない。例えば、鋳造材でも、熱間展伸材、冷間展伸
材その他必要な熱処理,塑性加工,切削加工等を加えた
ものであっても、全て含まれるものである。
されない。例えば、鋳造材でも、熱間展伸材、冷間展伸
材その他必要な熱処理,塑性加工,切削加工等を加えた
ものであっても、全て含まれるものである。
【0019】次に、本発明合金において、上記のように
化学成分及びその添加量を特定した理由を説明する。
化学成分及びその添加量を特定した理由を説明する。
【0020】(1)Zn ZnはCuに固溶し、強度を上昇させるが、5%未満で
は強度が不充分である。しかし、35%を超えると脱亜
鉛腐食を生じる。好ましくは10〜18%である。
は強度が不充分である。しかし、35%を超えると脱亜
鉛腐食を生じる。好ましくは10〜18%である。
【0021】(2)Si SiはCuに固溶し、強度を上昇させると共に、組織中
に硬くて脆い相を形成するのに寄与し、材料の被削性を
向上させる。しかし、0.5%未満では、強度上昇と被
削性の向上が不充分で、7%を超えると、硬くて脆い相
が過剰に生じ、材料の延性を損なう。特に、添加量が1
〜4%の範囲でより好ましく作用する。
に硬くて脆い相を形成するのに寄与し、材料の被削性を
向上させる。しかし、0.5%未満では、強度上昇と被
削性の向上が不充分で、7%を超えると、硬くて脆い相
が過剰に生じ、材料の延性を損なう。特に、添加量が1
〜4%の範囲でより好ましく作用する。
【0022】(3)Sn Snは強度上昇にも寄与するが、主として脱亜鉛腐食と
選択腐食を防止して耐食性を向上させる。しかし、0.
2%未満では脱亜鉛腐食と選択腐食の防止に対して不充
分であり、4%を超えると、効果が飽和すると共に、硬
くて脆い相が生じ、材料の延性を損なう。特に0.5〜
2%の範囲でより好ましく作用する。
選択腐食を防止して耐食性を向上させる。しかし、0.
2%未満では脱亜鉛腐食と選択腐食の防止に対して不充
分であり、4%を超えると、効果が飽和すると共に、硬
くて脆い相が生じ、材料の延性を損なう。特に0.5〜
2%の範囲でより好ましく作用する。
【0023】(4)P,Sb,Ni,Mg,Al これらの金属は、主として、脱亜鉛腐食と選択腐食を防
止して耐食性を向上させる。しかし、添加量が所定量に
満たない場合は耐食性の効果が不充分で、所定量を超え
て添加すると、効果が飽和すると共に、硬い金属間化合
物が生じ、被削性を損なう。特に、Pは0.01〜0.
3%の添加量で、Sb,Ni,Mg,Alの群は0.1
〜2%の添加量でより有効に作用する。
止して耐食性を向上させる。しかし、添加量が所定量に
満たない場合は耐食性の効果が不充分で、所定量を超え
て添加すると、効果が飽和すると共に、硬い金属間化合
物が生じ、被削性を損なう。特に、Pは0.01〜0.
3%の添加量で、Sb,Ni,Mg,Alの群は0.1
〜2%の添加量でより有効に作用する。
【0024】(5)Pb この金属は被削性の向上に寄与する。ただし、0.1%
未満では効果が生が生ぜず、4%を超えると、材料の熱
間加工性を害する。好ましくは0.1〜3%である。
未満では効果が生が生ぜず、4%を超えると、材料の熱
間加工性を害する。好ましくは0.1〜3%である。
【0025】(6)Bi この金属はPbと同様に被削性の向上に寄与するが、P
bのように人体や環境に鉛害を与えない。ただし、0.
1%未満では効果が生ぜず、4%を超えると材料の熱間
加工性を害する。好ましくは、0.1〜3%である。
bのように人体や環境に鉛害を与えない。ただし、0.
1%未満では効果が生ぜず、4%を超えると材料の熱間
加工性を害する。好ましくは、0.1〜3%である。
【0026】
【実施例】(1)供試材 本発明実施例合金を表1に示し、従来例合金を表2に示
した。この表1に示すNo.1〜No.16の本発明実
施例合金と、表2に示すA〜Eの従来例合金を容量10
0kgの高周波溶解炉にて溶解し、JISH5120E
号供試材の形状に金型鋳造し、それを供試材とした。な
お、従来例合金E(JISH3250C3604)は、
市販のφ30×1000L(単位は全てmm)引き抜き
棒を用いた。
した。この表1に示すNo.1〜No.16の本発明実
施例合金と、表2に示すA〜Eの従来例合金を容量10
0kgの高周波溶解炉にて溶解し、JISH5120E
号供試材の形状に金型鋳造し、それを供試材とした。な
お、従来例合金E(JISH3250C3604)は、
市販のφ30×1000L(単位は全てmm)引き抜き
棒を用いた。
【表1】
【表2】
【0027】各供試材について行なった耐脱亜鉛腐食
性、耐選択腐食性、熱間加工性並びに被削性の各評価を
表3に示した。
性、耐選択腐食性、熱間加工性並びに被削性の各評価を
表3に示した。
【表3】
【0028】(2)耐脱亜鉛腐食性の評価 試験方法 各供試材をφ20×10Lに機械加工し、日本伸銅協会
技術標準「黄銅棒の脱亜鉛腐食試験方法」(JBMA−
T−303−1988)に従って試験した。 評価方法 腐食断面の200倍の顕微鏡写真より脱亜鉛腐食の有無
を確認した。 脱亜鉛腐食無し:○ 脱亜鉛腐食有り:×
技術標準「黄銅棒の脱亜鉛腐食試験方法」(JBMA−
T−303−1988)に従って試験した。 評価方法 腐食断面の200倍の顕微鏡写真より脱亜鉛腐食の有無
を確認した。 脱亜鉛腐食無し:○ 脱亜鉛腐食有り:×
【0029】(3)耐選択腐食性の評価 試験方法 上記脱亜鉛腐食試験方法を使用した。 評価方法 腐食断面のミクロの金属組織を撮影した顕微鏡写真(倍
率:200倍)より選択腐食の有無を確認した。 選択腐食無し:○ 選択腐食有り:×
率:200倍)より選択腐食の有無を確認した。 選択腐食無し:○ 選択腐食有り:×
【0030】なお上記試験結果(脱亜鉛腐食試験結果及
び選択腐食試験結果)のうち、代表的な供試材(本発明
実施例合金NO.6,比較合金C,比較合金E)につい
て、それぞれの断面ミクロの金属組織写真を、図3、図
4、図5として示した。
び選択腐食試験結果)のうち、代表的な供試材(本発明
実施例合金NO.6,比較合金C,比較合金E)につい
て、それぞれの断面ミクロの金属組織写真を、図3、図
4、図5として示した。
【0031】(4)熱間加工性の評価 試験方法 高温落錘試験により熱間加工性を評価した。 高温落錘試験:所定の温度に加熱した供試材の上に、1
00kgの錘を500mmの高さから自由落下させ供試
材を据込加工し、据込後の割れの有無を見た。 供試材の寸法:φ14mm×20mmHを6mmtに
0.3Uに据込む。 評価方法 落錘試験後の試験片の割れの有無を目視で確認した。 割れ無し:○ 割れ有り:×
00kgの錘を500mmの高さから自由落下させ供試
材を据込加工し、据込後の割れの有無を見た。 供試材の寸法:φ14mm×20mmHを6mmtに
0.3Uに据込む。 評価方法 落錘試験後の試験片の割れの有無を目視で確認した。 割れ無し:○ 割れ有り:×
【0032】(5)被削性の評価 試験方法 各供試材をφ20×150Lに機械加工し、表4の条件
で外径部を施削加工し切削試験を行なった。 評価方法 加工時に発生した切削粉の形状を図1に従って判定し
た。なお、バイト形状は図2に示した形状による。 切削粉の形状は被削性が良好を示す………………◎ 切削粉の形状は被削性が良好と不良が混在する…○ 切削粉の形状は被削性が不良を示す………………×
で外径部を施削加工し切削試験を行なった。 評価方法 加工時に発生した切削粉の形状を図1に従って判定し
た。なお、バイト形状は図2に示した形状による。 切削粉の形状は被削性が良好を示す………………◎ 切削粉の形状は被削性が良好と不良が混在する…○ 切削粉の形状は被削性が不良を示す………………×
【表4】
【0033】
【発明の効果】表3、及び図3、図4、図5の結果から
分かるように、本発明実施例合金はいずれも、腐食性の
水溶液に接しても脱亜鉛腐食や選択腐食を生じない優れ
た耐食性と、熱間鍛造ができる良好な熱間加工性とを有
している。しかも、Pbを添加したNo.8,No.1
1では、C3604やCAC406並みの被削性を兼ね
備えることができ、一方、Pbの代わりにBiを添加し
たNo.9やNo.12では、鉛公害の発生を防止し
て、且つ充分な被削性をも有している。
分かるように、本発明実施例合金はいずれも、腐食性の
水溶液に接しても脱亜鉛腐食や選択腐食を生じない優れ
た耐食性と、熱間鍛造ができる良好な熱間加工性とを有
している。しかも、Pbを添加したNo.8,No.1
1では、C3604やCAC406並みの被削性を兼ね
備えることができ、一方、Pbの代わりにBiを添加し
たNo.9やNo.12では、鉛公害の発生を防止し
て、且つ充分な被削性をも有している。
【0034】従って、本発明合金は、室温あるいは高温
の水道水、下水、工業用水、淡水、海水、あるいはそれ
らが化学薬品等に汚染されて生じる腐食性溶液の保管、
搬送等に用いられる耐食性配管部品、機械部品、水栓金
具等の材料として使用するのに最適である。また、無鉛
快削黄銅合金としても提供することができる。
の水道水、下水、工業用水、淡水、海水、あるいはそれ
らが化学薬品等に汚染されて生じる腐食性溶液の保管、
搬送等に用いられる耐食性配管部品、機械部品、水栓金
具等の材料として使用するのに最適である。また、無鉛
快削黄銅合金としても提供することができる。
【図1】切削試験における被削性の評価基準を説明した
図。
図。
【図2】切削試験に使用されるバイトの形状を説明した
図。
図。
【図3】本発明実施例合金NO.6供試材の脱亜鉛腐食
試験結果及び選択腐食試験結果を示す断面ミクロの金属
組織写真である。
試験結果及び選択腐食試験結果を示す断面ミクロの金属
組織写真である。
【図4】比較合金C供試材の脱亜鉛腐食試験結果及び選
択腐食試験結果を示す断面ミクロの金属組織写真であ
る。
択腐食試験結果を示す断面ミクロの金属組織写真であ
る。
【図5】比較合金E供試材の脱亜鉛腐食試験結果及び選
択腐食試験結果を示す断面ミクロの金属組織写真であ
る。
択腐食試験結果を示す断面ミクロの金属組織写真であ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 矢後 亘 富山県中新川郡立山町西芦原新1番地の1 中越合金鋳工株式会社内 (72)発明者 市田 賢一 富山県中新川郡立山町西芦原新1番地の1 中越合金鋳工株式会社内 (72)発明者 前田 良文 富山県中新川郡立山町西芦原新1番地の1 中越合金鋳工株式会社内 (72)発明者 竹内 和夫 富山県中新川郡立山町西芦原新1番地の1 中越合金鋳工株式会社内
Claims (11)
- 【請求項1】 重量%で、Zn:5〜35%、Si:
0.5〜7%、Sn:0.2〜4%、残部がCu及びそ
れに付随する不可避的不純物からなる耐食性、被削性、
熱間加工性に優れた黄銅合金。 - 【請求項2】 重量%で、Zn:5〜35%、Si:
0.5〜7%、Sn:0.2〜4%、P:0.001〜
0.5%、残部がCu及びそれに付随する不可避的不純
物からなる耐食性、被削性、熱間加工性に優れた黄銅合
金。 - 【請求項3】 重量%で、Zn:5〜35%、Si:
0.5〜7%、Sn:0.2〜4%、Al,Ni,M
g,Sbのうちから一種以上:0.05〜2.0%、残
部がCu及びそれに付随する不可避的不純物からなる耐
食性、被削性、熱間加工性に優れた黄銅合金。 - 【請求項4】 重量%で、Zn:5〜35%、Si:
0.5〜7%、Sn:0.2〜4%、Pb,Biのうち
から一種以上:0.1〜4.0%、残部がCu及びそれ
に付随する不可避的不純物からなる耐食性、被削性、熱
間加工性に優れた黄銅合金。 - 【請求項5】 重量%で、Zn:5〜35%、Si:
0.5〜7%、Sn:0.2〜4%、P:0.001〜
0.5%、Al,Ni,Mg,Sbのうちから一種以
上:0.05〜2.0%、残部がCu及びそれに付随す
る不可避的不純物からなる耐食性、被削性、熱間加工性
に優れた黄銅合金。 - 【請求項6】 重量%で、Zn:5〜35%、Si:
0.5〜7%、Sn:0.2〜4%、P:0.001〜
0.5%、Pb,Biのうちから一種以上:0.1〜
4.0%、残部がCu及びそれに付随する不可避的不純
物からなる耐食性、被削性、熱間加工性に優れた黄銅合
金。 - 【請求項7】 重量%で、Zn:5〜35%、Si:
0.5〜7%、Sn:0.2〜4%、Al,Ni,M
g,Sbのうちから一種以上:0.05〜2.0%、P
b,Biのうちから一種以上:0.1〜4.0%、残部
がCu及びそれに付随する不可避的不純物からなる耐食
性、被削性、熱間加工性に優れた黄銅合金。 - 【請求項8】 重量%で、Zn:10〜18%、Si:
1〜4%、Sn:0.5〜2%、P:0.01〜0.3
%、残部がCu及びそれに付随する不可避的不純物から
なる耐食性、被削性、熱間加工性に優れた黄銅合金。 - 【請求項9】 重量%で、Zn:10〜18%、Si:
1〜4%、Sn:0.5〜2%、P:0.01〜0.3
%、Pb,Biのうちから一種以上:0.1〜3%、残
部がCu及びそれに付随する不可避的不純物からなる耐
食性、被削性、熱間加工性に優れた黄銅合金。 - 【請求項10】 重量%で、Zn:10〜18%、S
i:1〜4%、Sn:0.5〜2%、P:0.01〜
0.3%、Al,Ni,Mg,Sbのうちから一種以
上:0.1〜2%、残部がCu及びそれに付随する不可
避的不純物からなる耐食性、被削性、熱間加工性に優れ
た黄銅合金。 - 【請求項11】 重量%で、Zn:10〜18%、S
i:1〜4%、Sn:0.5〜2%、P:0.01〜
0.3%、Al,Ni,Mg,Sbのうちから一種以
上:0.1〜2%、Pb,Biのうちから一種以上:
0.1〜3%、残部がCu及びそれに付随する不可避的
不純物からなる耐食性、被削性、熱間加工性に優れた黄
銅合金。
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