JPWO2006126556A1 - 薬歴情報管理装置 - Google Patents

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Abstract

本発明の薬歴情報管理装置100は、薬局向け薬歴情報データベース140と、薬局支援サーバ110とを備える薬歴情報管理装置において、複数の患者ファイルについて患者毎にパスワードの設定が可能に構成された患者向け薬歴情報データベース170と、患者からの求めに応じて薬歴情報を患者に対して送信する機能を有する患者支援サーバ160とをさらに備え、薬局支援サーバ110が受信した薬歴情報を患者特定情報に基づいて該当する患者ファイルに書き込む機能を有することを特徴とする。このため、患者に患者自身の薬歴情報を利用させる場合に、十分なセキュリティを確保することが可能で、薬局に対する業務支援サービスに支障をきたしたり多くの患者に対して薬歴情報を迅速に提供することが困難となったりすることがなく、かつ、低コストで十分な量及び質の薬歴情報を提供することが可能となる。

Description

本発明は、薬歴情報管理装置に関する。
従来より、薬歴情報の管理を薬局に代行して行うことにより薬局の業務を支援する薬歴情報管理装置が知られている(例えば、非特許文献1、2及び3参照。)。
図32は、そのような従来の薬歴情報管理装置900を説明するために示す図である。
従来の薬歴情報管理装置900は、図32に示すように、薬局支援サーバ910と、薬局データベース920と、患者データベース930と、薬局向け薬歴情報データベース940と、薬剤情報データベースその他のデータベース950とを備える。
薬局支援サーバ910は、薬局1〜4の端末210,220からの薬局特定情報及び患者特定情報を含む薬歴情報を受信するとともに、薬局1〜4の端末210,220及び薬局1の携帯端末210aからの求めに応じて薬局1〜4の端末210,220や薬局1の携帯端末210aに対して薬局1〜4自身が提供した薬歴情報の全部又は一部を様々な態様で送信する機能を有する。
なお、薬局が薬局チェーンに属する薬局3,4である場合には、薬局チェーンの本部1の端末230が各薬局3,4で発生した薬歴情報を薬局3,4に代わって薬局支援サーバ910に送信することもある。このような場合には、薬局支援サーバ910は、薬局チェーンの本部1の端末230からの薬歴情報を受信する。
また、薬局が薬局チェーンに属する薬局3,4である場合には、薬局チェーンの本部1の端末230が薬局支援サーバ910に対して薬歴情報の提供を求めることもある。このような場合には、薬局支援サーバ910は、薬局チェーンの本部1の端末230に対して薬局チェーンの本部1又は薬局チェーンに属する薬局3,4が提供した薬歴情報の全部又は一部を送信する。
また、薬局が薬局チェーンに属する薬局3,4である場合には、薬局支援サーバ910は、薬局3,4の端末220からの求めに応じて、薬局チェーンに属するすべての薬局3,4の端末220や薬局チェーンの本部1の端末230が提供した薬歴情報の全部又は一部を送信することとすることもできる。
すなわち、この明細書においては、「薬局」という用語は、単一店舗からなる薬局のみならず、薬局チェーンに属する薬局及び薬局チェーンの本部をも含む概念で用いている。
なお、図32においては、端末210は単一店舗からなる薬局1,2における端末であり、端末210aは単一店舗からなる薬局1における携帯端末であり、端末220は薬局チェーンに属する薬局3,4における端末であり、端末230は薬局チェーンの本部1における端末である。
薬局特定情報は、薬局を特定するために用いる情報であって、例えば、薬歴情報管理装置900の管理者における薬局の識別番号、薬局の名称などである。
患者特定情報は、患者を特定するために用いる情報であって、例えば、薬歴情報管理装置900の管理者における患者の識別番号、薬局における患者の識別番号、患者の氏名、患者の生年月日、患者の健康保険被保険者証番号(健康保険の種別、保険者の番号並びに健康保険被保険者証の記号及び番号)などである。
薬歴情報とは、薬局特定情報及び患者特定情報並びに処方箋に記載された情報の全部又は一部を含む情報であって、例えば、薬歴情報管理装置900の管理者における薬歴情報番号、薬局の識別番号及び患者の識別番号、薬局における薬歴情報番号及び患者の識別番号、薬局の名称、患者の氏名(フリガナを含む。)、患者の生年月日、患者の健康保険被保険者証番号、処方箋の発行日、処方箋を発行した病院の名称(及び識別番号)、処方箋を作成した医師の氏名(及び識別番号)、患者の来局日、薬剤の引渡し日、引き渡した薬剤の名称及び分量、保険点数、服薬指導の内容、その他の情報(患者の体質(例えば、アトピー体質、アレルギー体質など。)、患者の持病情報、患者の併用薬情報、患者の副作用情報、患者の職業、患者の家族構成、患者の遺伝学的情報など。)などである。
薬局支援サーバ910は、薬局の端末210,220,230からの薬歴情報の受信を、例えば1日に1回定期的に行うようにしてもよいし(例えば、非特許文献1参照。)、ASP(Application Service Provider)サービスを利用して薬局の端末210,220で処方箋を処理するたびに行うようにしてもよい(例えば、非特許文献2及び3参照。)。
薬局データベース920には、薬局特定情報を含む薬局の情報、例えば、薬歴情報管理装置900の管理者における薬局の識別番号、薬局の名称、薬局の住所、薬局の電話番号、薬局のファクシミリ番号、薬局のメールアドレス、薬局の代表者氏名、薬局に所属する薬剤師の人数及び氏名、薬局の種別(単一店舗からなる薬局、薬局チェーンに属する薬局又は薬局チェーンの本部)などが記録されている。
患者データベース930には、患者特定情報を含む患者の情報、例えば、薬歴情報管理装置900の管理者における患者の識別番号、薬局における患者の識別番号、患者の氏名(フリガナを含む。)、患者の生年月日、患者の健康保険被保険者証番号、患者の性別、患者の住所、患者の電話番号、患者のファクシミリ番号、患者のメールアドレス、各薬局への来局歴、患者の体質、患者の持病情報、患者の副作用情報、患者の職業、患者の家族構成、患者の遺伝学的情報などが記録されている。
薬局向け薬歴情報データベース940は、薬局毎に薬歴情報が記録された複数の薬局ファイルを含み、複数の薬局ファイルのそれぞれには薬局毎にパスワードが設定されている。この場合、薬局が薬局チェーンに属する薬局である場合には、薬局チェーンに属する薬局すべての薬歴情報が一の薬局ファイルに記録されていてもよいし、薬局チェーンに属する各薬局の薬歴情報が複数の薬局ファイルのそれぞれに記録されていてもよい。
薬剤情報データベースその他のデータベース950には、薬剤の名称、特徴、使用法、注意点、副作用などに関する薬剤情報が記録された薬剤情報データベース、薬剤同士の相互作用の有無、程度などに関する薬剤相互作用情報が記録された薬剤相互作用情報データベース、病院や医師の情報が記録された医療機関情報データベースが含まれる他、薬局チェーンにおける患者共有情報データベース、医療機関共有情報データベース、在庫共有情報データベース、本部統括情報データベースなども含まれる。
なお、薬剤情報データベースには、薬価原本データも記録されている。
上記のように構成された薬歴情報管理装置900によれば、薬局支援サーバ910により受信された薬歴情報は、薬局向け薬歴情報データベース940内で薬局毎に記録されるため、薬局からの薬歴情報の求めがあれば、その求めに応じて当該薬局に対して当該薬局自身が提供した薬歴情報の全部又は一部を様々な態様で、即座にかつ確実に送信することが可能となる。その結果、薬歴情報の管理を薬局に代行して円滑に行うことで薬局の業務を支援することが可能となる。
ところで、近年、健康に対する意識が高まるにつれて、患者の薬歴情報を患者自身が知りたいという要求が生じてきている。薬歴情報を知ることにより自分の過去の罹病歴や体質が確認できると、これらの情報を参考にして、自分が罹り易い病気の傾向を分析して未病対策(食事、運動、健康食品など)を行い、発病を未然に防止したり発病を遅らせたりすることができるからである。
そこで、このような患者の薬歴情報が記録された薬歴情報管理装置900を用いれば、患者に患者自身の薬歴情報を利用させることができると考えられる。しかしながら、薬歴情報管理装置900(特に薬局向け薬歴情報データベース940)には、当該患者以外の患者の薬歴情報(極めて重要度の高い個人情報である。)や、薬局の薬歴情報(極めて重要度の高い経営情報である。)も記録されているため、患者に患者自身の薬歴情報を利用させる際には十分に高度なセキュリティを確保することが必要になるが、従来の薬歴情報管理装置900は薬局の業務を支援することを目的として構築された薬歴情報管理装置であるため、これをそのまま用いて患者に患者自身の薬歴情報を利用させる場合に、十分なセキュリティを確保することが困難であるという問題がある。
一方、患者に患者自身の薬歴情報を利用させることができる薬剤師業務支援システムや薬歴管理システムが知られている(特許文献1及び2参照。)。
従って、これらの薬剤師業務支援システムや薬歴管理システムを用いることによっても、患者に患者自身の薬歴情報を利用させることができるようになる。
しかしながら、特許文献1に記載された薬剤師業務支援システムにおいても、患者に患者自身の薬歴情報を利用させる場合に十分なセキュリティを確保することが困難であるという問題がある。すなわち、特許文献1に記載された薬剤師業務支援システムは薬剤師の業務を支援することを目的として構築された薬剤師業務支援システムであるため、これをそのまま用いて患者に患者自身の薬歴情報を利用させることとしたのでは、当該患者以外の患者の薬歴情報や薬局の薬歴情報に対して十分なセキュリティを確保することが困難となるのである。
また、特許文献1に記載された薬剤師業務支援システムにおいては、患者に患者自身の薬歴情報を利用させる場合に、薬局に対する業務支援サービスに支障をきたしたり多くの患者に対して薬歴情報を迅速に提供することが困難となったりする場合があるという問題もある。すなわち、特許文献1に記載された薬剤師業務支援システムは薬剤師の業務を支援することを目的として構築された薬剤師業務支援システムであるため、これをそのまま用いて患者に患者自身の薬歴情報を利用させることとしたのでは、患者からのアクセスと薬局からのアクセスとが競合したとき、薬局に対する業務支援サービスに支障をきたしたり(例えば、多くの患者に対して様々な薬歴情報を提供しているときには薬局に対するASPサービスや薬局からの薬歴情報の受付処理のスピードが低下する。)、多くの患者に対して薬歴情報を迅速に提供することが困難となったり(例えば、1又は複数の薬局からの様々な薬歴情報の受付処理を行っているときには多くの患者に対して薬歴情報を迅速に提供することができなくなる。)する場合があるのである。
一方、特許文献2に記載された薬歴管理システムにおいては、患者に患者自身の薬歴情報を利用させる場合に十分な量及び質の薬歴情報を提供することが困難であるという問題がある。すなわち、未病対策を行うためにはできるだけたくさんの薬歴情報に基づいて自分の罹り易い病気の傾向を分析することが必要であるが、特許文献2に記載された薬歴管理システムは自分が服用している薬剤の処方チェックを行うことを目的として構築された薬歴管理システムであるため、低コストで十分な量及び質の薬歴情報を収集するのは容易ではなく、これをそのまま用いて患者に患者自身の薬歴情報を利用させることとしたのでは、低コストで十分な量及び質の薬歴情報を提供することが困難となるのである。
株式会社イーエムシステムズの製品(NET−α)紹介のホームページ(http://www.emsystems.co.jp/products/net-alpha.html) 株式会社イーエムシステムズの製品(NET Recepty(Receptyは株式会社イーエムシステムズの登録商標))紹介のホームページ(http://www.emsystems.co.jp/netrecepty/main.html) 株式会社イーエムシステムズの製品(Mobility)紹介のホームページ(http://www.emsystems.co.jp/products/mobility.html) 特開2002−197184号(図13) 特開2003−196392号(図1)
そこで、本発明は、上記のような問題を解決するためになされたもので、患者に患者自身の薬歴情報を利用させる場合に、a)十分なセキュリティを確保することが可能で、b)薬局に対する業務支援サービスに支障をきたしたり多くの患者に対して薬歴情報を迅速に提供することが困難となったりすることがなく、かつ、c)低コストで十分な量及び質の薬歴情報を提供することが可能な薬歴情報管理装置を提供することを目的とする。
(1)本発明の薬歴情報管理装置は、薬局特定情報及び患者特定情報を含む薬歴情報が記録された複数の薬局ファイルを含み、前記複数の薬局ファイルについて薬局毎にパスワードの設定が可能に構成された薬局向け薬歴情報データベースと、薬局から前記薬歴情報を受信したときには前記薬局特定情報に基づいて前記薬歴情報を前記薬局毎に前記薬局向け薬歴情報データベースに書き込む機能及び薬局からの求めがあったときにはその求めに応じて前記薬局向け薬歴情報データベースに記録された前記薬歴情報のうち前記薬局自身が提供した薬歴情報の全部又は一部を前記薬局に対して送信する機能を有する薬局支援サーバとを備える薬歴情報管理装置において、患者毎の薬局間にわたる前記薬歴情報が記録された複数の患者ファイルを含み、前記複数の患者ファイルについて前記患者毎にパスワードの設定が可能に構成された患者向け薬歴情報データベースと、患者からの求めがあったときには、その求めに応じて前記患者向け薬歴情報データベースにおける該当する患者ファイルに記録された薬歴情報の全部又は一部を前記患者に対して送信する機能を有する患者支援サーバとをさらに備え、前記薬歴情報管理装置は、前記薬局支援サーバが受信した前記薬歴情報の全部又は一部を前記患者特定情報に基づいて前記患者向け薬歴情報データベースにおける該当する患者ファイルに書き込む機能を有することを特徴とする。
このため、本発明の薬歴情報管理装置によれば、薬局向け薬歴情報データベースとは別に、患者毎に薬歴情報が記録された複数の患者ファイルを含む患者向け薬歴情報データベースを備えるため、患者に患者自身の薬歴情報を利用させることが可能となる。
また、本発明の薬歴情報管理装置によれば、複数の患者ファイルは患者毎にパスワードの設定が可能であるため、患者により正しいパスワードが入力されない限り患者ファイルを利用できないようにすることが可能となる。また、複数の薬局ファイルは薬局毎にパスワードの設定が可能であるため、患者が薬局ファイルを利用することはできない。このため、患者に患者自身の薬歴情報を利用させる場合に、当該患者以外の患者の薬歴情報や薬局の薬歴情報に対して十分なセキュリティを確保することが可能となる。
また、本発明の薬歴情報管理装置によれば、薬局向け薬歴情報データベースとは別に患者向け薬歴情報データベースを備え、また、薬局支援サーバとは別に患者支援サーバを備えるため、患者からのアクセスと薬局からのアクセスとが競合したときにも、当該患者に対する薬歴情報の提供サービスと薬局に対する薬局業務支援サービスとをともに円滑に行うことが可能となる。このため、患者に患者自身の薬歴情報を利用させる場合に薬局に対する薬局業務支援サービスに支障をきたしたり多くの患者に対して薬歴情報を迅速に提供することが困難となったりすることがない。
また、本発明の薬歴情報管理装置によれば、薬局支援サーバが受信した薬歴情報の全部又は一部を患者特定情報に基づいて患者向け薬歴情報データベースにおける該当する患者ファイルに書き込む機能を有するため、薬局からの薬歴情報は、薬局特定情報に基づいて薬局毎に薬局向け薬歴情報データベースにおける複数の薬局ファイルのそれぞれに記録されるのに加えて、患者特定情報に基づいて患者向け薬歴情報データベースにおける複数の患者ファイルのそれぞれに記録されるようになる。このため、薬局の業務を支援するために薬歴情報管理装置を日々運用する過程で自然に、薬局向け薬歴情報データベースはもちろん、患者向け薬歴情報データベースをも常に最新の状態に保つことが可能となるため、低コストで十分な量及び質の薬歴情報を収集することが容易になり、患者に患者の薬歴情報を利用させる場合に低コストで十分な量及び質の薬歴情報を提供することが可能な薬歴情報管理装置となる。
その結果、本発明の薬歴情報管理装置は、患者に患者自身の薬歴情報を利用させる場合に、a)十分なセキュリティを確保することが可能で、b)薬局に対する業務支援サービスに支障をきたしたり多くの患者に対して薬歴情報を迅速に提供することが困難となったりすることがなく、かつ、c)低コストで十分な量及び質の薬歴情報を提供することが可能な薬歴情報管理装置となる。
ところで、従来の薬歴情報管理装置においては、患者の薬歴情報は薬局向け薬歴情報データベース内で薬局毎に分散して記録されている。このため、患者の薬歴情報を取り出すためには薬局向け薬歴情報データベース内をくまなく検索する必要があるため、患者の薬歴情報を即座に取り出すことが容易ではないという問題がある。
これに対して、本発明の薬歴情報管理装置によれば、従来の薬歴情報管理装置の場合とは異なり、患者の薬歴情報は患者向け薬歴情報データベース内で患者毎にまとめて記録されているため、患者からの薬歴情報の求めがあれば、その求めに応じて当該患者に対して当該患者自身の薬歴情報を即座に送信することが可能となる。
なお、本発明の薬歴情報管理装置においては、従来の薬歴情報管理装置の場合と同様に、薬局支援サーバにより受信された薬歴情報は、薬局向け薬歴情報データベース内で薬局毎に記録されるため、薬局からの薬歴情報の求めがあれば、その求めに応じて当該薬局に対して当該薬局自身が提供した薬歴情報の全部又は一部を様々な態様で、即座にかつ確実に送信することが可能である。その結果、本発明の薬歴情報管理装置によれば、従来の薬歴情報管理装置の場合と同様に、薬歴情報の管理を薬局に代行して円滑に行うことで薬局の業務を支援することが可能である。
なお、データベースには、階層型データベース、ネットワーク型データベース、 リレーショナルデータベース、その他さまざまな種類のデータベースがあるが、本発明の薬歴情報管理装置においては、薬局向け薬歴情報データベース又は患者向け薬歴情報データベースとして、これらのうち例えばリレーショナルデータベースを好ましく用いることができる。
なお、この明細書において「患者」とは、処方箋に基づいて薬剤を処方してもらったことのある人のことをいい、現在病気に罹っていない健常人も含む意味で用いている。
(2)本発明の薬歴情報管理装置においては、前記薬局支援サーバは、前記薬局から前記薬歴情報を受信したときには、前記薬歴情報の全部又は一部を前記患者特定情報に基づいて前記患者向け薬歴情報データベースにおける該当する患者ファイルに書き込む機能をさらに有することが好ましい。
このように構成することにより、薬局からの薬歴情報は、薬局特定情報に基づいて薬局毎に薬局向け薬歴情報データベースに記録されるのに加えて、患者特定情報に基づいて患者向け薬歴情報データベースにおける患者ファイルのそれぞれに記録されるようになる。このため、薬局の業務を支援するために薬歴情報管理装置を日々運用する過程で自然に、薬局向け薬歴情報データベースはもちろん、患者向け薬歴情報データベースをも常に最新の状態に保つことが可能となる。
(3)本発明の薬歴情報管理装置においては、前記薬局向け薬歴情報データベースに記録された前記薬歴情報を読み出して、前記薬歴情報の全部又は一部を前記患者特定情報に基づいて前記患者向け薬歴情報データベースにおける該当する患者ファイルに書き込む機能を有する薬歴情報変換部をさらに備えることも好ましい。
このように構成することにより、薬局向け薬歴情報データベースに記録された薬歴情報は、薬歴情報変換部によって、患者向け薬歴情報データベースにおける患者ファイルのそれぞれに記録されるようになる。このため、薬局の業務を支援するために薬歴情報管理装置を日々運用する過程で自然に、薬局向け薬歴情報データベースはもちろん、患者向け薬歴情報データベースをも常に最新の状態に保つことが可能となる。
(4)本発明の薬歴情報管理装置においては、前記患者支援サーバは、患者からの追記情報を受け付けるとともに前記追記情報を前記患者向け薬歴情報データベースにおける該当する患者ファイルに書き込む機能をさらに有することが好ましい。
このように構成することにより、患者による適切な追記事項の書き込みにより、患者向け薬歴情報データベースに記録される薬歴情報の利用価値をさらに高めることが可能となる。
追記情報には、患者のコメント、患者の服用履歴、患者の検査情報(体温、心拍数、血圧、血糖値、ヘマトクリット値、中性脂肪の値、尿酸値、視力、聴力、アレルギー検査結果など)、患者の生活習慣に関する情報(患者の食事、運動及び睡眠並びに飲酒又は喫煙の有無、頻度、1日当たりの摂取量その他の生活習慣に関する情報)、患者が薬局で購入した大衆薬(一般用医薬品)の情報などがある。
例えば、患者が糖尿病の患者である場合には、患者の現在又は過去の生活習慣の情報、患者の現在又は過去の血糖値、患者の服用履歴などに関する情報を総合的に検討することにより、患者にとってより適切な未病対策を行うことが可能となる。
(5)本発明の薬歴情報管理装置においては、前記患者支援サーバは、前記追記情報を前記薬局向け薬歴情報データベースに書き込む機能をさらに有することが好ましい。
このように構成することにより、薬局が追記情報を利用することも可能となり、薬局向け薬歴情報データベースに記録される薬歴情報の利用価値をさらに高めることが可能となる。
(6)本発明の薬歴情報管理装置においては、前記患者支援サーバは、患者からのアクセスがあったときには、少なくとも前記患者の識別番号及び前記患者のパスワードを入力するための画面を前記患者に向けて送信するように構成され、前記複数の患者ファイルのそれぞれは、少なくとも前記患者の識別番号及び前記患者のパスワードの入力が確認されない限り閲覧が許可されないように構成されていることが好ましい。
このように構成することにより、当該患者以外の者が患者の薬歴情報にアクセスすることが困難になるため、患者に患者自身の薬歴情報を利用させる場合に十分なセキュリティを確保することが可能となる。
なお、前記患者支援サーバは、前記患者からのアクセスがあったときには前記患者に向けて生体認証の入力を促がすメッセージをさらに送信するように構成され、前記複数の患者ファイルのそれぞれは、前記患者の生体認証の入力が確認されない限り閲覧が許可されないように構成されていることがさらに好ましい。
このように構成することにより、当該患者以外の者が患者の薬歴情報にアクセスすることがさらに困難になるため、患者に患者自身の薬歴情報を利用させる場合にさらに十分なセキュリティを確保することが可能となる。
(7)本発明の薬歴情報管理装置においては、前記複数の患者ファイルのそれぞれは、患者の代理人に対してもパスワードの設定が可能に構成され、前記患者支援サーバは、患者の代理人からの求めがあったときには、その求めに応じて前記患者向け薬歴情報データベースにおける該当する患者ファイルに記録された前記患者の薬歴情報の全部又は一部を前記患者の代理人に対して送信する機能をさらに有することが好ましい。
ところで、患者の薬歴情報を患者の主治医が知りたいという要求も生じてきている。薬歴情報を知ることにより患者の過去の罹病歴や体質が確認できると、これらの情報を参考にしてより適切な治療を行うことができるからである。
また、患者の薬歴情報を薬剤師が知りたいという要求も生じてきている。薬歴情報を知ることにより患者の過去の罹病歴や体質が確認できると、これらの情報を参考にしてより適切な服薬指導を行うことができるからである。
さらにまた、患者が未成年である場合や患者が成年被後見人である場合には患者の法定代理人(親権者又は後見人)が、患者の薬歴情報を入手したいという要求も生じてきている。薬歴情報を知ることにより患者の過去の罹病歴や体質が確認できると、これらの情報を患者の主治医や薬剤師に伝えることによって、より適切な治療や助言を受けることが期待できるからである。
このような場合に、上記のように構成することにより、患者の主治医、患者の薬剤を調合する薬剤師又は患者が未成年者や成年被後見人である場合の患者の法定代理人(以下、患者の代理人という。)にも、患者の薬歴情報を利用させることができるようになる。また、この場合においても、患者の代理人により正しいパスワードが入力されない限り患者ファイルを利用することができなくなるため、患者の代理人に患者の薬歴情報を利用させる場合に十分なセキュリティを確保することが可能となる。
患者の代理人には、患者の主治医、患者の薬剤を調合する薬剤師、患者が未成年者や成年被後見人である場合の患者の法定代理人の他に、患者の同意を得た医療関係者などが含まれていてもよい。患者の代理人に対しても患者の薬歴情報を送信することとしたのは、患者の代理人が患者のために患者に代わって患者の薬歴情報を取得する必要がある場合があるからである。
(8)本発明の薬歴情報管理装置においては、前記薬局支援サーバは、前記患者の代理人としての薬剤師からの求めがあったときには、その求めに応じて前記患者向け薬歴情報データベースにおける該当する患者ファイルに記録された前記患者の薬歴情報の全部又は一部を前記薬剤師に対して送信する機能をさらに有することが好ましい。
通常、薬局は患者ファイルを閲覧することはできないのであるが、上記のように構成することにより、薬剤師が自己の薬局の端末を用いて患者ファイルに記録された患者の薬歴情報を得ることが可能となるため、利便性が高まる。
(9)本発明の薬歴情報管理装置においては、前記複数の患者ファイルのそれぞれは、少なくとも前記患者の代理人の識別番号、前記患者の識別番号及び前記患者毎に設定される前記患者の代理人のパスワードの入力が確認されれば閲覧が許可されるように構成されていることが好ましい。
このように構成することにより、患者の代理人にも患者の薬歴情報を利用させることができるようになる
この場合、患者支援サーバは、患者の代理人からのアクセスがあったときには、少なくとも患者の代理人の識別番号、患者の識別番号及び患者毎に設定される患者の代理人のパスワードを入力するための画面を患者の代理人に向けて送信するように構成されていることが好ましい。
また、薬局支援サーバは、薬局の端末を利用している、患者の代理人としての薬剤師から患者の薬歴情報の提供を受けたい旨の求めがあったときには、少なくとも患者の識別番号及び患者毎に設定される患者の代理人のパスワードを入力するための画面を患者の代理人としての薬剤師に向けて送信するように構成されていることが好ましい。
これらの場合、患者の代理人(又は薬剤師)に、患者の識別番号及び患者毎に設定される患者の代理人のパスワードを入力させることにしたのは、患者の代理人に当該患者以外の患者の薬歴情報にアクセスさせる必要はないからであり、患者の代理人に患者の薬歴情報を利用させる場合に十分なセキュリティを確保するためである。
なお、前記患者支援サーバは、前記患者の代理人からのアクセスがあったときには前記患者の代理人に向けて生体認証の入力を促がすメッセージをさらに送信するように構成され、前記複数の患者ファイルのそれぞれは、前記患者の代理人の生体認証の入力が確認されない限り閲覧が許可されないように構成されていることがさらに好ましい。
このように構成することにより、患者の代理人以外の者が患者の薬歴情報にアクセスすることがさらに困難になるため、患者の代理人に患者の薬歴情報を利用させる場合にさらに十分なセキュリティを確保することが可能となる。
また、本発明の薬歴情報管理装置においては、前記患者支援サーバは、前記患者の代理人からの追記情報を受け付ける機能を有することがさらに好ましい。
このように構成することにより、患者の主治医にとってはより適切な治療を行うことが可能となり、患者のために調剤を行う薬剤師にとってはより適切な服薬指導を行うことが可能となり、患者の法定代理人にとっては、患者の主治医や患者のために調剤を行う薬剤師に対してより適切な情報を伝えることが可能となる。
例えば、患者の主治医が患者の過去の服薬情報と患者の検査結果との間に相関関係があることを見出した場合(例えば、病院で処方された薬剤A及び薬局で購入した大衆薬Bを同時期に服薬していたときに血圧が高くなることを見出した場合)には、当該患者の主治医は、当該患者に対して薬剤Aと大衆薬Bとを同時期に服薬しないように注意することが可能となる。
なお、本発明の薬歴情報管理装置においては、患者や患者の代理人からの薬歴情報の提供を受けたい旨の求めがあるまでの期間は、患者や患者の代理人に対してパスワードの発行をしない運用とするのが好ましい。その期間は、患者ファイルは原則として誰にも閲覧ができないこととなり、十分なセキュリティを確保することが可能となる。
(10)本発明の薬歴情報管理装置においては、前記患者特定情報は、少なくとも患者の氏名、患者の生年月日及び患者の健康保険被保険者証番号を含むことが好ましい。
このように構成することにより、患者の特定を確実に行うことが可能となり、信頼性の高い薬歴情報管理を行うことが可能となる。
この場合、患者の健康保険被保険者証番号には、健康保険の種別、保険者の番号並びに健康保険被保険者証の記号及び番号が含まれる。
(11)本発明の薬歴情報管理装置においては、前記薬局特定情報を含む前記薬局の情報が記録された薬局データベースと、前記患者特定情報を含む前記患者の情報が記録された患者データベースとをさらに備えることが好ましい。
このように構成することにより、薬局支援サーバが薬歴情報を薬局向け薬歴情報データベースにおける複数の薬局ファイルのそれぞれに書き込むときや、患者向け薬歴情報データベースにおける複数の患者ファイルのそれぞれに書き込むときに、また、薬歴情報変換部が薬歴情報を患者向け薬歴情報データベースにおける複数の患者ファイルのそれぞれに書き込むときに、これらの薬局データベース及び患者データベースを参照して薬局や患者の特定をすることにより、迅速かつ確実にこれらの書き込み作業を行うことが可能となる。
前記薬局の情報には、前記薬局のパスワード情報が含まれていることが好ましく、前記患者の情報には前記患者のパスワード情報が含まれていることが好ましい。
このように構成することにより、薬局支援サーバに対して薬局からアクセスがあったときに、薬局からのアクセスが本当の薬局からの正規のアクセスかどうかを容易に確認することができ、薬局に薬局自身が提供した薬歴情報を利用させる場合に十分なセキュリティを確保することが可能となる。また、患者支援サーバに対して患者からアクセスがあったときに、患者からのアクセスが本当の患者からの正規のアクセスかどうかを容易に確認することができ、患者等に患者自身の薬歴情報を利用させる場合に十分なセキュリティを確保することが可能となる。
患者データベースには、患者の代理人の情報(患者の代理人の識別番号、患者毎に設定される患者の代理人のパスワードを含む。)が含まれていることが好ましい。
このように構成することにより、患者支援サーバに対して患者の代理人からアクセスがあったときに、患者の代理人からのアクセスが本当の患者の代理人からの正規のアクセスかどうかを容易に確認することができ、患者の代理人に患者の薬歴情報を利用させる場合に十分なセキュリティを確保することが可能となる。
本発明の薬歴情報管理装置においては、患者データベースとは別に患者の代理人データベースを設け、患者の代理人の情報を患者の代理人データベースに記録するようにしてもよい。
(12)本発明の薬歴情報管理装置においては、薬剤情報が記録された薬剤情報データベースと、薬剤相互作用情報が記録された薬剤相互作用情報データベースとをさらに備え、前記薬局支援サーバは、薬局からの求めがあったときには、その求めに応じて前記薬剤情報データベースに記録された前記薬剤情報及び/又は前記薬剤相互作用情報データベースに記録された前記薬剤相互作用情報を前記薬局に対して送信する機能をさらに有し、前記患者支援サーバは、患者からの求めがあったときには、その求めに応じて前記薬剤情報データベースに記録された前記薬剤情報及び/又は前記薬剤相互作用情報データベースに記録された前記薬剤相互作用情報を前記患者に対して送信する機能をさらに有することが好ましい。
このように構成することにより、薬局や患者は、薬歴情報に加えて薬剤の名称、特徴、使用法、注意点、副作用などに関する薬剤情報及び/又は薬剤同士の相互作用の有無、程度などに関する薬剤相互作用情報を利用することができるため、薬歴情報の利用価値をさらに高めることが可能となる。
(13)本発明の薬歴情報管理装置においては、前記薬歴情報は、薬局特定情報及び患者特定情報に加えて製薬会社特定情報をさらに含み、製薬会社毎に当該製薬会社に関連する薬歴情報が記録された複数の製薬会社ファイルを含み、前記複数の製薬会社ファイルについて前記製薬会社毎にパスワードの設定が可能に構成された製薬会社向け薬歴情報データベースと、前記製薬会社からの求めがあったときには、その求めに応じて前記製薬会社向け薬歴情報データベースに記録された前記薬歴情報のうち前記製薬会社に関連する薬歴情報の全部又は一部を前記製薬会社に対して送信する機能を有する製薬会社支援サーバとをさらに備えることが好ましい。
このように構成することにより、製薬会社毎に当該製薬会社に関連する薬歴情報が記録された複数の製薬会社ファイルを含む製薬会社向け薬歴情報データベースを備えるため、製薬会社に製薬会社に関連する薬歴情報を利用させることが可能となる。
また、複数の製薬会社ファイルは製薬会社毎にパスワードの設定が可能であるため、製薬会社により正しいパスワードが入力されない限り製薬会社ファイルを利用できないようにすることが可能となる。このため、製薬会社に当該製薬会社に関連する薬歴情報を利用させる場合に、当該製薬会社以外の製薬会社の薬歴情報に対して十分なセキュリティを確保することが可能となる。
製薬会社に関連する薬歴情報には、薬剤の売上状況(月度毎、地域別、病院別、患者年齢別など)、薬剤の服用状況(月度毎、地域別、病院別、患者年齢別など)、薬剤に関する追記情報(薬剤の飲み易さ、価格が高いか安いか、他の薬剤との相互作用の有無など)などがある。
本発明の薬歴情報管理装置においては、前記製薬会社支援サーバは、前記薬局から前記薬歴情報を受信したときには、前記薬歴情報の全部又は一部を前記製薬会社特定情報に基づいて前記製薬会社向け薬歴情報データベースにおける該当する製薬会社ファイルに書き込む機能をさらに有することが好ましい。
このように構成することにより、薬局からの薬歴情報は、薬局特定情報に基づいて薬局毎に薬局向け薬歴情報データベースにおける薬局ファイルのそれぞれに記録されたり、患者特定情報に基づいて患者向け薬歴情報データベースにおける患者ファイルのそれぞれに記録されるようになるのに加えて、製薬会社特定情報に基づいて製薬会社向け薬歴情報データベースにおける製薬会社ファイルのそれぞれに記録されるようになる。このため、薬局の業務を支援するために薬歴情報管理装置を日々運用する過程で自然に、薬局向け薬歴情報データベースや患者向け薬歴情報データベースはもちろんのこと、製薬会社向け薬歴情報データベースをも常に最新の状態に保つことが可能となる。
本発明の薬歴情報管理装置においては、前記薬局向け薬歴情報データベースに記録された前記薬歴情報を読み出して、前記薬歴情報の全部又は一部を前記製薬会社特定情報に基づいて前記製薬会社向け薬歴情報データベースにおける該当する製薬会社ファイルに書き込む機能を有する薬歴情報変換部をさらに備えることも好ましい。
このように構成することにより、薬局向け薬歴情報データベースに記録された薬歴情報は、薬歴情報変換部によって、製薬会社向け薬歴情報データベースにおける複数の製薬会社ファイルのそれぞれに記録されるようになる。このため、薬局の業務を支援するために薬歴情報管理装置を日々運用する過程で自然に、薬局向け薬歴情報データベースはもちろんのこと、製薬会社向け薬歴情報データベースをも常に最新の状態に保つことが可能となる。
(14)本発明の薬歴情報管理装置においては、前記製薬会社特定情報を含む前記製薬会社の情報が記録された製薬会社データベースをさらに備えることが好ましい。
このように構成することにより、薬局支援サーバが薬歴情報を製薬会社向け薬歴情報データベースにおける製薬会社ファイルのそれぞれに書き込むときに、また、薬歴情報変換部が薬歴情報を製薬会社向け薬歴情報データベースにおける製薬会社ファイルのそれぞれに書き込むときに、上記製薬会社データベースを参照して製薬会社の特定をすることにより、迅速かつ確実にこれらの書き込み作業を行うことが可能となる。
(15)本発明の薬歴情報管理装置においては、前記患者支援サーバは、調剤が完了した旨の前記薬局からの通知を前記薬局支援サーバが受けたときには、当該調剤が完了した旨の電子メールを該当する患者に向けて送信する機能をさらに有することが好ましい。
このように構成することにより、調剤が完了した旨の電子メールを受けた患者は、待ち時間なしで調剤された薬剤を受け取ることが可能となり、利便性が高まる。
一方、薬局は、調剤が完了したときには、普段使っている薬局の端末を用いて調剤が完了した旨の通知を送信することができる。従って、薬局にとって手間が増えることもない。
この場合、患者のメールアドレスは、予め薬歴情報管理装置に登録されていることが好ましい。これにより、患者は、PC端末又は携帯端末を利用して自己宛ての電子メールを読むことができる。
なお、患者の登録は、この調剤完了通知サービスを受けるためだけの登録としてもよいが、上記した薬歴情報提供サービスを受けるための登録と兼ねるようにしてもよい。
(16)本発明の薬歴情報管理装置においては、前記患者支援サーバは、服用時間を確認するための電子メールを該当する患者に向けて送信する機能をさらに有することが好ましい。
このように構成することにより、服用時間を確認するための電子メールを受けた患者は、服用タイミングを逸することなく薬剤をきちんと服用することが可能となり、治療効果が高まる。
この場合、患者支援サーバは、服用時間が近づいたとき、服用時間になったとき、又は服用時間が過ぎて一定時間経過したときなどに、服用時間を確認するための電子メールを患者に向けて送信することができる。
(17)本発明の薬歴情報管理装置においては、前記服用時間を確認するための電子メールには、服用状況を入力するためのホームページへのリンクが埋め込まれていることが好ましい。
このように構成することにより、患者は、上記したリンクをクリックすることにより自己の服用状況を患者支援サーバを介して患者向け薬歴情報データベースなどに書き込むことが可能となる。その結果、薬歴情報管理装置に患者の服用履歴が蓄積され、薬歴情報管理装置の利用価値が高まる。
(18)本発明の薬歴情報管理装置においては、前記患者支援サーバは、服用期間の終了時期を知らせる旨の電子メールを該当する患者に向けて送信する機能をさらに有することが好ましい。
このように構成することにより、服用期間の終了時期を知らせる旨の電子メールを受けた患者は、必要がある場合には服用期間が終了する前に、病院や薬局に出向くことで、必要な薬剤を途切れることなく服用し続けることができる。
(19)本発明の薬歴情報管理装置においては、前記患者支援サーバは、特定の薬剤に関して緊急安全性情報を得たときには、現在又は過去に前記薬剤を服用している患者を検索し、当該緊急安全性情報に関する電子メールを該当する患者に向けて送信する機能をさらに有することが好ましい。
このように構成することにより、緊急連絡をすることが必要な患者又は緊急連絡をすることが好ましい患者に対して、必要な情報をタイムリーに伝えることが可能となる。
(20)本発明の薬歴情報管理装置においては、前記患者支援サーバは、前記薬局から前記患者に送信したいお知らせを前記薬局支援サーバが受けたときには、前記お知らせを含む電子メールを前記薬局に関連付けられている患者の全部又は一部に向けて送信する機能をさらに有することが好ましい。
このように構成することにより、薬局はこの薬歴情報管理装置を利用して、お知らせを患者に対して送信することが可能となる。
患者に送信したいお知らせには、例えば、患者の罹病歴、体質、生活習慣などに対応した新製品情報、薬局の特売品情報、薬局のお休み情報、患者の住所に対応したチェーン店のオープン情報などがある。
実施形態1に係る薬歴情報管理装置100の構成を説明するために示す図である。 実施形態1に係る薬歴情報管理装置100の機能を説明するために示す図である。 実施形態1に係る薬歴情報管理装置100の機能を説明するために示す図である。 実施形態1に係る薬歴情報管理装置100の機能を説明するために示す図である。 薬局データベース120の構造を説明するために示す図である。 患者データベース130の構造を説明するために示す図である。 薬局向け薬歴情報データベース140の構造を説明するために示す図である。 BBB薬局に設定された薬局等ファイルに格納されたテーブルの構造を示す図である。 薬剤情報データベースその他のデータベース150の構造を説明するために示す図である。 実施形態1に係る薬歴情報管理装置100の機能を説明するために示す図である。 患者向け薬歴情報データベース170の構造を説明するために示す図である。 患者EN太郎に設定された患者ファイルに格納されたテーブルの構造を示す図である。 薬局が薬歴情報管理装置100に薬歴情報を日次データとして送信する場合の画面を説明するために示す図である。 薬局が薬歴情報管理装置100にASPサービスを利用して薬局業務を行いながら薬歴情報を送信する場合の画面を説明するために示す図である。 薬局が薬歴情報管理装置100にログインする場合のログイン画面を説明するために示す図である。 患者が薬歴情報管理装置100にログインする場合のログイン画面を説明するために示す図である。 患者が薬歴情報管理装置100にログインした後の薬歴一覧画面を説明するために示す図である。 実施形態2に係る薬歴情報管理装置100aの構成及び機能を説明するために示す図である。 患者の代理人が薬歴情報管理装置100aにログインする場合のログイン画面を説明するために示す図である。 患者の代理人が薬歴情報管理装置100aにログインした後の薬歴一覧画面を説明するために示す図である。 実施形態3に係る薬歴情報管理装置100bの構成を説明するために示す図である。 実施形態4に係る薬歴情報管理装置100cの構成を説明するために示す図である。 実施形態5に係る薬歴情報管理装置100dの機能(調剤完了通知機能)を説明するために示す図である。 実施形態5に係る薬歴情報管理装置100dから患者に送信される電子メールの一例を示す図である。 実施形態5に係る薬歴情報管理装置100dの機能(服用時間通知機能)を説明するために示す図である。 実施形態5に係る薬歴情報管理装置100dから患者に送信される電子メールの一例を示す図である。 実施形態5に係る薬歴情報管理装置100dにおいて患者に服用状況を入力させる画面の一例を示す図である。 実施形態5に係る薬歴情報管理装置100dの機能(服用履歴閲覧機能)を説明するために示す図である。 実施形態5に係る薬歴情報管理装置100dにおいて患者又は薬局が服用履歴を確認するための画面の一例を示す図である。 実施形態5に係る薬歴情報管理装置100dの機能(服用期間終了通知機能)を説明するために示す図である。 実施形態5に係る薬歴情報管理装置100dの機能(薬局からのお知らせ通知機能)を説明するために示す図である。 従来の薬歴情報管理装置900を説明するために示す図である。
以下、本発明の薬歴情報管理装置について、図に示す実施の形態に基づいて説明する。
[実施形態1]
図1は、実施形態1に係る薬歴情報管理装置100の構成を説明するために示す図である。図2〜4は、実施形態1に係る薬歴情報管理装置100の機能を説明するために示す図である。図2は、薬局が薬歴情報管理装置100に薬歴情報を日次データとして送信する場合の機能を説明するために示す図であり、図3は、薬局が薬歴情報管理装置100にASPサービスを利用して薬局業務を行いながら薬歴情報を送信する場合の機能を説明するために示す図であり、図4は、薬局からの求めに応じて薬局自身が提供した薬歴情報を薬局に対して送信する場合の機能を説明するために示す図である。
図5は、薬局データベース120の構造を説明するために示す図である。図5(a)は薬局データベース120におけるテーブルの一例であり、図5(b)は当該テーブルに記載される項目の一例である。図6は、患者データベース130の構造を説明するために示す図である。図6(a)は患者データベース130におけるテーブルの一例であり、図6(b)は当該テーブルに記載される項目の一例である。
図7は、薬局向け薬歴情報データベース140の構造を説明するために示す図である。図8は、BBB薬局に設定された薬局等ファイルに格納されたテーブルの構造を示す図である。図8(a)は当該テーブルの一例であり、図8(b)は当該テーブルに記載される項目の一例である。図9は、薬剤情報データベースその他のデータベース150の構造を説明するために示す図である。
図10は、実施形態1に係る薬歴情報管理装置100の機能を説明するために示す図であり、患者からの求めに応じて患者自身の薬歴情報を患者に対して送信する場合の機能を説明するために示す図である。図11は、患者向け薬歴情報データベース170の構造を説明するために示す図である。図12は、患者EN太郎に設定された患者ファイルに格納されたテーブルの構造を示す図である。図12(a)は当該テーブルの一例であり、図12(b)は当該テーブルに記載される項目の一例である。
実施形態1に係る薬歴情報管理装置100は、図1に示すように、薬局支援サーバ110と、薬局データベース120と、患者データベース130と、薬局向け薬歴情報データベース140と、薬剤情報データベースその他のデータベース150と、患者支援サーバ160と、患者向け薬歴情報データベース170とを備える。
薬局支援サーバ110は、薬局(薬局1〜4の端末210,220又は薬局チェーンの本部1の端末230)からの薬局特定情報及び患者特定情報を含む薬歴情報A,B(図2及び図3参照。)を受信するとともに、薬局(薬局1〜4の端末210,220、薬局1の携帯端末210a又は薬局チェーンの本部1の端末230)からの求めC(図4参照。)に応じて薬局(薬局1〜4の端末210,220、薬局1の携帯端末210a又は薬局チェーンの本部1の端末230)に対して薬局(薬局1〜4の端末の210,220又は薬局チェーンの本部1の端末230)自身が提供した薬歴情報C(図4参照。)を送信する機能を有する。
薬局データベース120には、図5に示すように、薬局特定情報を含む薬局の情報、例えば、薬歴情報管理装置100の管理者における薬局の識別番号、薬局の名称、薬局の住所、薬局の電話番号、薬局のファクシミリ番号、薬局のメールアドレス、薬局の代表者氏名、薬局に所属する薬剤師の人数及び氏名、薬局の種別(単一店舗からなる薬局、薬局チェーンに属する薬局又は薬局チェーンの本部)などが記録されている。
患者データベース130には、図6に示すように、患者特定情報を含む患者の情報、例えば、薬歴情報管理装置100の管理者における患者の識別番号、薬局における患者の識別番号、患者の氏名(フリガナを含む。)、患者の生年月日、患者の性別、患者の健康保険被保険者証番号、患者の住所、患者の電話番号、患者のファクシミリ番号、患者のメールアドレス、各薬局への来局歴、患者の体質、患者の持病情報、患者の職業、患者の家族構成、患者の遺伝学的情報などが記録されている。また、患者データベース130には、患者の代理人の情報や患者等(患者及び/又は患者の代理人)のパスワード情報も含まれている。
なお、実施形態1に係る薬歴情報管理装置100においては、患者特定情報として、少なくとも患者の氏名、患者の生年月日及び患者の健康保険被保険者証番号を含ませることとしている。このように構成することにより、患者の特定を確実に行うことが可能となり、信頼性の高い患者の薬歴情報管理を行うことが可能となる。この場合、患者の健康保険被保険者証番号には、健康保険の種別、保険者の番号並びに健康保険被保険者証の記号及び番号が含まれる。
薬局向け薬歴情報データベース140には、図7及び図8に示すように、薬局毎にパスワードが設定される複数の薬局ファイル142,142,・・・のそれぞれに、薬歴情報(例えば、薬歴情報管理装置100の管理者における薬歴情報番号、薬局の識別番号及び患者の識別番号、薬局における薬歴情報番号及び患者の識別番号、薬局の名称、患者の氏名(フリガナを含む。)、患者の生年月日、患者の健康保険被保険者証番号(健康保険の種別、保険者番号、被保険者証の記号、被保険者証の番号)、処方箋の発行日、処方箋を発行した病院の名称(及び識別番号)、処方箋を作成した医師の氏名(及び識別番号)、患者の来局日、薬剤の引渡し日、引き渡した薬剤の名称及び分量、保険点数、服薬指導の内容、その他の情報(患者の体質(例えば、アトピー体質、アレルギー体質など。)、患者の持病情報、患者の併用薬情報、患者の副作用情報、患者の職業、患者の家族構成、患者の遺伝学的情報など。)が記録されている。複数の薬局ファイル142,142,・・・は薬局毎にパスワードの設定が可能に構成されている。
薬剤情報データベースその他のデータベース150には、薬剤の名称、特徴、使用法、注意点、副作用などに関する薬剤情報が記録された薬剤情報データベース、薬剤同士の相互作用の有無、程度などに関する薬剤相互作用情報が記録された薬剤相互作用情報データベース及び病院や医師の情報が記録された医療機関情報データベースが含まれているほか、薬局チェーンにおける患者共有情報データベース、医療機関共有情報データベース、在庫共有情報データベース及び本部統括情報データベースなどが含まれている。薬剤情報データベースには、薬価原本データも記録されている。
なお、薬剤情報データベースには、図9に示すように、薬剤毎に設定された複数の薬剤ファイル152,152,・・・のそれぞれに、薬剤の名称、特徴、使用法、注意点、副作用などに関する薬剤情報が記録されている。
患者支援サーバ160は、図10に示すように、患者1〜5の端末310又は患者1の携帯端末310aからの求めDに応じて患者(患者1〜5の端末310又は患者1の携帯端末310a)に対して患者自身の薬歴情報Dを送信する機能を有する。
患者向け薬歴情報データベース170は、図11及び図12に示すように、複数の患者ファイル172,172,・・・のそれぞれに薬歴情報(例えば、薬歴情報管理装置100の管理者における薬歴情報番号、薬局の識別番号及び患者の識別番号、薬局における薬歴情報番号及び患者の識別番号、薬局の名称、患者の氏名(フリガナを含む。)、患者の生年月日、患者の健康保険被保険者証番号(健康保険の種別、保険者番号、被保険者証の記号、被保険者証の番号)、処方箋の発行日、処方箋を発行した病院の名称(及び識別番号)、処方箋を作成した医師の氏名(及び識別番号)、患者の来局日、薬剤の引渡し日、引き渡した薬剤の名称及び分量、保険点数、服薬指導の内容、その他の情報(患者の体質(例えば、アトピー体質、アレルギー体質など。)、患者の持病情報、患者の併用薬情報、患者の副作用情報、患者の職業、患者の家族構成、患者の遺伝学的情報など。)がそれぞれ記録されている。複数の患者ファイル172,172,・・・は患者毎にパスワードの設定が可能に構成されている。
このため、実施形態1に係る薬歴情報管理装置100によれば、薬局向け薬歴情報データベース140とは別に、患者毎に薬歴情報が記録された複数の患者ファイル172,172,・・・を含む患者向け薬歴情報データベース170を備えるため、患者に患者自身の薬歴情報を利用させることが可能となる。
また、実施形態1に係る薬歴情報管理装置100によれば、複数の患者ファイル172,172,・・・は患者毎にパスワードの設定が可能であるため、患者により正しいパスワードが入力されない限り患者ファイルを利用できないようにすることが可能となる。また、複数の薬局ファイル142,142,・・・は薬局毎にパスワードの設定が可能であるため、患者が薬局ファイルを利用することはできない。このため、患者に患者自身の薬歴情報を利用させる場合に、当該患者以外の患者の薬歴情報や薬局の薬歴情報に対して十分なセキュリティを確保することが可能となる。
また、実施形態1に係る薬歴情報管理装置100によれば、薬局向け薬歴情報データベース140とは別に患者向け薬歴情報データベース170を備え、また、薬局支援サーバ110とは別に患者支援サーバ160を備えるため、患者からのアクセスと薬局からのアクセスとが競合したときにも、当該患者に対する薬歴情報の提供サービスと薬局に対する薬局業務支援サービスとをともに円滑に行うことが可能となる。このため、患者に患者自身の薬歴情報を利用させる場合に薬局に対する薬局業務支援サービスに支障をきたしたり多くの患者に対して薬歴情報を迅速に提供することが困難となったりすることがない。
また、実施形態1に係る薬歴情報管理装置100によれば、薬局支援サーバ110が受信した薬歴情報の全部又は一部を患者特定情報に基づいて患者向け薬歴情報データベース170における該当する患者ファイル172に書き込む機能を有するため、薬局からの薬歴情報は、薬局特定情報に基づいて薬局毎に薬局向け薬歴情報データベース140に記録されるのに加えて、患者特定情報に基づいて患者向け薬歴情報データベース170における複数の患者ファイル172,172,・・・のそれぞれに記録されるようになる。このため、薬局の業務を支援するために薬歴情報管理装置100を日々運用する過程で自然に、薬局向け薬歴情報データベース140はもちろん、患者向け薬歴情報データベース170をも常に最新の状態に保つことが可能となるため、低コストで十分な量及び質の薬歴情報を収集することが容易になり、患者に患者の薬歴情報を利用させる場合に低コストで十分な量及び質の薬歴情報を提供することが可能な薬歴情報管理装置となる。
その結果、実施形態1に係る薬歴情報管理装置100は、患者に患者自身の薬歴情報を利用させる場合に、a)十分なセキュリティを確保することが可能で、b)薬局に対する業務支援サービスに支障をきたしたり多くの患者に対して薬歴情報を迅速に提供することが困難となったりすることがなく、かつ、c)低コストで十分な量及び質の薬歴情報を提供することが可能な薬歴情報管理装置となる。
また、実施形態1に係る薬歴情報管理装置100によれば、従来の薬歴情報管理装置900の場合とは異なり、患者の薬歴情報は患者向け薬歴情報データベース170内で患者毎にまとめて記録されているため、患者からの薬歴情報の求めがあれば、その求めに応じて当該患者に対して当該患者自身の薬歴情報を即座に送信することが可能となる。
なお、実施形態1に係る薬歴情報管理装置100においては、従来の薬歴情報管理装置900の場合と同様に、薬局支援サーバ120により受信された薬歴情報は、薬局向け薬歴情報データベース140内で薬局毎にまとめて記録されるため、薬局からの薬歴情報の求めがあれば、その求めに応じて当該薬局に対して当該薬局自身が提供した薬歴情報の全部又は一部を様々な態様で即座にかつ確実に送信することが可能である。その結果、実施形態1に係る薬歴情報管理装置100によれば、従来の薬歴情報管理装置900の場合と同様に、薬歴情報の管理を薬局に代行して円滑に行うことで薬局の業務を支援することが可能である。
図13は、薬局が薬歴情報管理装置100に薬歴情報を日次データとして送信する場合の画面を説明するために示す図である。図14は、薬局が薬歴情報管理装置100にASPサービスを利用して薬局業務を行いながら薬歴情報を送信する場合の画面を説明するために示す図である。
薬局が薬局自らの端末を用いて処方箋の処理業務を行っている場合には、1日の業務が終了したときには1日分の薬歴情報が薬局自らの端末の記録装置に記録されている。そこで、1日の業務が終了したときに、図13に示すようにして、薬歴情報管理装置100に対して薬歴情報を日次データとして送信するアップロード処理を行うことができる。
なお、薬局自らの端末にアップロード処理を自動で行うようなプログラムを読み込ませてアップロード処理を自動で行うようにしてもよいことはいうまでもない。
一方、薬局がASPサービスを利用して処方箋の処理業務を行っている場合には、処方箋の処理業務を行う度に、必要な薬歴情報が薬歴情報管理装置100に対して送信されることになる。この場合には、セキュリティ上、ASPサービスの利用を開始する際に、図14に示すようにして、薬局の端末に正規にログインさせるようにする。
図15は、薬局が薬歴情報管理装置100にログインする場合のログイン画面を説明するために示す図である。
薬局が薬局自身が提供した薬歴情報を薬歴情報管理装置100から送信してもらうには、図15に示すように、薬局が薬歴情報管理装置100にログインしてから行う。
図16は、患者が薬歴情報管理装置100にログインする場合のログイン画面を説明するために示す図である。
患者が患者自身の薬歴情報を薬歴情報管理装置100から送信してもらうには、図16に示すように、患者が薬歴情報管理装置100にログインしてから行う。
実施形態1に係る薬歴情報管理装置100においては、患者支援サーバ160は、患者からのアクセスがあったときには患者に向けて患者の識別番号及び患者のパスワードを入力するための画面を送信する。患者ファイル172は、患者の識別番号及び患者のパスワードの入力が確認されない限り閲覧が許可されないように構成されている。
このため、実施形態1に係る薬歴情報管理装置100によれば、当該患者以外の者が患者の薬歴情報にアクセスすることが困難になるため、患者に患者自身の薬歴情報を利用させる場合に十分なセキュリティを確保することが可能となる。
図17は、患者が薬歴情報管理装置100にログインした後の薬歴一覧画面を説明するために示す図である。
実施形態1に係る薬歴情報管理装置100は、患者に対して、図17に示す一覧画面のほか、患者の薬歴情報を様々な態様で提供することができる。
なお、実施形態1に係る薬歴情報管理装置100においては、薬局支援サーバ110は、薬局からの薬歴情報を受信したときには、薬局特定情報に基づいて薬歴情報を薬局毎に薬局向け薬歴情報データベース140における複数の薬局ファイル142,142,・・・のそれぞれにに書き込むとともに、患者特定情報に基づいて薬歴情報を患者向け薬歴情報データベース170における複数の患者ファイル172,172,・・・のそれぞれに書き込む機能を有する。
このため、薬局からの薬歴情報は、薬局特定情報に基づいて薬局毎に薬局向け薬歴情報データベース140における複数の薬局ファイル142,142,・・・のそれぞれに記録されるのに加えて、患者特定情報に基づいて患者向け薬歴情報データベース170における複数の患者ファイル172,172,・・・のそれぞれに記録されるようになる。このため、薬局の業務を支援するために薬歴情報管理装置100を日々運用する過程で自然に、薬局向け薬歴情報データベース140はもちろん、患者向け薬歴情報データベース170をも常に最新の状態に保つことが可能となる。
また、上記したように、実施形態1に係る薬歴情報管理装置100は、薬局特定情報を含む薬局の情報が記録された薬局データベース120と、患者特定情報を含む患者の情報が記録された患者データベース130とをさらに備える。
このため、薬局支援サーバ110が薬歴情報を薬局向け薬歴情報データベース140における複数の薬局ファイル142,142,・・・のそれぞれに書き込むときや患者向け薬歴情報データベース170における複数の患者ファイル172,172・・・のそれぞれに書き込むときに、これら薬局データベース120及び患者データベース130を参照して薬局や患者の特定をすることにより、迅速かつ確実にこれらの書き込み作業を行うことが可能となる。
実施形態1に係る薬歴情報管理装置100においては、薬局データベース120に記録される薬局の情報には、薬局のパスワード情報が含まれている。また、患者データベース130に記録される患者の情報には、患者のパスワード情報が含まれている。
このため、実施形態1に係る薬歴情報管理装置100によれば、薬局支援サーバ110に対して薬局からアクセスがあったときに、薬局からのアクセスが本当の薬局からの正規のアクセスかどうかを容易に確認することができ、薬局に薬局自身が提供した薬歴情報を利用させる場合に十分なセキュリティを確保することが可能となる。また、患者支援サーバ160に対して患者からアクセスがあったときに、患者からのアクセスが本当の患者からの正規のアクセスかどうかを容易に確認することができ、患者に患者の薬歴情報を利用させる場合に十分なセキュリティを確保することが可能となる。
また、実施形態1に係る薬歴情報管理装置100においては、患者支援サーバ160は、患者からの追記情報を受け付けるとともに追記情報を患者向け薬歴情報データベース170及び/又は患者データベース130に書き込む機能をさらに有する。
このため、実施形態1に係る薬歴情報管理装置100によれば、患者による適切な追記事項の書き込みにより、患者向け薬歴情報データベース170に記録される薬歴情報の利用価値をさらに高めることが可能となる。
また、実施形態1に係る薬歴情報管理装置100においては、上述したように、薬剤情報が記録された薬剤情報データベースと、薬剤相互作用情報が記録された薬剤相互作用情報データベースとをさらに備える。そして、薬局支援サーバ110は、薬局の求めに応じて薬剤情報及び/又は薬剤相互作用情報を薬局に対して送信する機能をさらに有し、患者支援サーバ160は、患者の求めに応じて薬剤情報及び/又は薬剤相互作用情報を患者に対して送信する機能をさらに有する。
このため、実施形態1に係る薬歴情報管理装置100によれば、薬局や患者は、患者の薬歴情報に加えて薬剤の名称、特徴、使用法、注意点、副作用などに関する薬剤情報及び/又は薬剤同士の相互作用の有無、程度などに関する薬剤相互作用情報を利用することができるため、薬歴情報の利用価値をさらに高めることが可能となる。
[実施形態2]
次に、実施形態2に係る薬歴情報管理装置について、図18〜20を用いて説明する。
図18は、実施形態2に係る薬歴情報管理装置100aの構成及び機能を説明するために示す図である。図19は、患者の代理人が薬歴情報管理装置100aにログインする場合のログイン画面を説明するために示す図である。図20は、患者の代理人が薬歴情報管理装置100aにログインした後の薬歴一覧画面を説明するために示す図である。
実施形態2に係る薬歴情報管理装置100aは、基本的には実施形態1に係る薬歴情報管理装置100とほぼ同様の構成を有するが、患者向け薬歴情報データベースにおける患者ファイルの構成及び患者支援サーバの機能が実施形態1に係る薬歴情報管理装置100の場合とは異なる。すなわち、実施形態2に係る薬歴情報管理装置100aにおいては、患者向け薬歴情報データベース170aにおける患者ファイル172a(図示せず。)は、患者の代理人に対してもパスワードの設定が可能に構成され、患者支援サーバ160aは、患者の代理人からの求めがあったときには、その求めに応じて患者の代理人に対して患者の薬歴情報を送信する機能をさらに有する。
このため、実施形態2に係る薬歴情報管理装置100aによれば、患者の代理人にも、患者の薬歴情報を利用させることができるようになる。また、この場合においても、患者の代理人により正しいパスワードが入力されない限り患者ファイルを利用することができなくなるため、患者の代理人に患者の薬歴情報を利用させる場合に十分なセキュリティを確保することが可能となる。
なお、実施形態2に係る薬歴情報管理装置100aは、患者向け薬歴情報データベースにおける患者ファイルの構成及び患者支援サーバの機能以外の点では実施形態1に係る薬歴情報管理装置100の場合と同様の構成を備えるため、実施形態1に係る薬歴情報管理装置100が有する効果のうち該当する効果を有する。
なお、患者の代理人が薬歴情報管理装置100aから患者の薬歴情報を送信してもらうためには、薬歴情報管理装置100aにログインすることが必要である。
すなわち、図19に示すように、患者支援サーバ160aは、患者の代理人からのアクセスがあったときには患者の代理人に向けて患者の代理人の識別番号、患者の識別番号及び患者毎に設定される患者の代理人のパスワードを入力するための画面を送信する。患者ファイル172aは、患者の代理人の識別番号、患者の識別番号及び患者毎に設定される患者の代理人のパスワードの入力が確認されれば閲覧が許可されるように構成されている。
実施形態2に係る薬歴情報管理装置100aは、患者の代理人に対して、図20に示す一覧画面のほか、患者の薬歴情報を様々な態様で提供することができる。
[実施形態3]
次に、実施形態3に係る薬歴情報管理装置について、図21を用いて説明する。
図21は、実施形態3に係る薬歴情報管理装置100bの構成を説明するために示す図である。
実施形態3に係る薬歴情報管理装置100bは、基本的には実施形態2に係る薬歴情報管理装置100aとほぼ同様の構成を有するが、図21に示すように、薬局向け薬歴情報データベース140に記録された薬歴情報を読み出して、この薬歴情報を患者向け薬歴情報データベース170における複数の患者ファイル172a,172a・・・(図示せず。)のそれぞれに書き込む機能を有する薬歴情報変換部180をさらに備える点で、実施形態2に係る薬歴情報管理装置100aとは異なる。
このため、実施形態3に係る薬歴情報管理装置100bによれば、薬局向け薬歴情報データベース140に記録された薬歴情報は、薬歴情報変換部180によって、患者向け薬歴情報データベース170aにおける複数の患者ファイル172a,172a・・・のそれぞれに記録されるようになる。その結果、実施形態2に係る薬歴情報管理装置100aの場合と同様に、薬局の業務を支援するために薬歴情報管理装置100bを日々運用する過程で自然に、薬局向け薬歴情報データベース140はもちろん、患者向け薬歴情報データベース170aをも常に最新の状態に保つことが可能となる。
なお、実施形態3に係る薬歴情報管理装置100bは、薬歴情報変換部180をさらに備える点以外の点では実施形態2に係る薬歴情報管理装置100aの場合と同様の構成を備えるため、実施形態2に係る薬歴情報管理装置100aが有する効果のうち該当する効果を有する。
[実施形態4]
次に、実施形態4に係る薬歴情報管理装置について、図22を用いて説明する。
図22は、実施形態4に係る薬歴情報管理装置100cの構成を説明するために示す図である。
実施形態4に係る薬歴情報管理装置100cは、基本的には実施形態1に係る薬歴情報管理装置100とほぼ同様の構成を有するが、図22に示すように、製薬会社支援サーバ180、製薬会社向け薬歴情報データベース190及び製薬会社データベース200をさらに備える点で、実施形態1に係る薬歴情報管理装置100とは異なる。
製薬会社向け薬歴情報データベース190は、製薬会社毎に当該製薬会社に関連する薬歴情報が記録された複数の製薬会社ファイル(図示せず。)を含み、複数の製薬会社ファイルについて製薬会社毎にパスワードの設定が可能に構成されている。
製薬会社支援サーバ180は、製薬会社からの求めがあったときには、その求めに応じて製薬会社向け薬歴情報データベース190に記録された薬歴情報のうち製薬会社に関連する薬歴情報の全部又は一部を製薬会社に対して送信する機能を有する。製薬会社に関連する薬歴情報としては、薬剤の売上状況(月度毎、地域別、患者年齢別など)、薬剤の服用状況(月度毎、地域別、患者年齢別など)、薬剤に関する追記情報(薬剤の飲み易さ、価格が高いか安いか、他の薬剤との相互作用の有無など)などがある。
製薬会社データベース200は、製薬会社特定情報を含む製薬会社の情報が記録されたデータベースである。
薬局支援サーバ110は、薬局の端末210,220,230から受信した薬歴情報の全部又は一部を製薬会社特定情報に基づいて製薬会社向け薬歴情報データベース190における該当する製薬会社ファイルに書き込む機能を有する。
このため、実施形態4に係る薬歴情報管理装置100cによれば、薬局向け薬歴情報データベース140とは別に、製薬会社毎に当該製薬会社に関連する薬歴情報が記録された複数の製薬会社ファイルを含む製薬会社向け薬歴情報データベース190を備えるため、製薬会社に関連する薬歴情報を製薬会社に利用させることが可能となる。
また、実施形態4に係る薬歴情報管理装置100cによれば、複数の製薬会社ファイルは製薬会社毎にパスワードの設定が可能であるため、製薬会社により正しいパスワードが入力されない限り製薬会社ファイルを利用できないようにすることが可能となる。このため、製薬会社に当該製薬会社に関連する薬歴情報を利用させる場合に、当該製薬会社以外の製薬会社の薬歴情報に対して十分なセキュリティを確保することが可能となる。
また、実施形態4に係る薬歴情報管理装置100cによれば、薬局向け薬歴情報データベース140とは別に製薬会社向け薬歴情報データベース190を備え、また、薬局支援サーバ110とは別に製薬会社支援サーバ180を備えるため、製薬会社からのアクセスと薬局からのアクセスとが競合したときにも、当該製薬会社に対する薬歴情報の提供サービスと薬局に対する薬局業務支援サービスとをともに円滑に行うことが可能となるため、製薬会社に当該製薬会社に関連する薬歴情報を利用させる場合に薬局に対する薬局業務支援サービスに支障をきたしたり製薬会社に対して薬歴情報を迅速に提供することが困難となったりすることがない。
また、実施形態4に係る薬歴情報管理装置100cによれば、薬局支援サーバ110が受信した薬歴情報の全部又は一部を製薬会社特定情報に基づいて製薬会社向け薬歴情報データベース190における該当する製薬会社ファイルに書き込む機能を有するため、薬局からの薬歴情報は、薬局特定情報に基づいて薬局毎に薬局向け薬歴情報データベース140に記録されたり、患者特定情報に基づいて患者毎に患者向け薬歴情報データベース170に記録されたりするのに加えて、製薬会社特定情報に基づいて製薬会社向け薬歴情報データベース190における複数の製薬会社ファイルのそれぞれに記録されるようになる。このため、薬局の業務を支援するために薬歴情報管理装置100cを日々運用する過程で自然に、薬局向け薬歴情報データベース140及び患者向け薬歴情報データベース170はもちろんのこと、製薬会社向け薬歴情報データベース190をも常に最新の状態に保つことが可能となるため、低コストで十分な量及び質の薬歴情報を収集することが容易になり、製薬会社に当該製薬会社に関連する薬歴情報を利用させる場合に低コストで十分な量及び質の薬歴情報を提供することが可能な薬歴情報管理装置となる。
その結果、実施形態4に係る薬歴情報管理装置100cは、製薬会社に当該製薬会社に関連する薬歴情報を利用させる場合に、a)十分なセキュリティを確保することが可能で、b)薬局に対する業務支援サービスに支障をきたしたり製薬会社に対して薬歴情報を迅速に提供することが困難となったりすることがなく、かつ、c)低コストで十分な量及び質の薬歴情報を製薬会社に提供することが可能な薬歴情報管理装置となる。
また、実施形態4に係る薬歴情報管理装置100cによれば、製薬会社特定情報を含む製薬会社の情報が記録された製薬会社データベース200をさらに備えるため、薬局支援サーバ110が薬歴情報を製薬会社向け薬歴情報データベース190における複数の製薬会社ファイルのそれぞれに書き込むときに、製薬会社データベース200を参照して製薬会社の特定をすることにより、迅速かつ確実にこれらの書き込み作業を行うことが可能となる。
なお、実施形態4に係る薬歴情報管理装置100cは、製薬会社支援サーバ180、製薬会社向け薬歴情報データベース190及び製薬会社データベース200をさらに備える点以外の点では実施形態1に係る薬歴情報管理装置100の場合と同様の構成を備えるため、実施形態1に係る薬歴情報管理装置100が有する効果のうち該当する効果を有する。
[実施形態5]
次に、実施形態5に係る薬歴情報管理装置について、図23〜図31を用いて説明する。
図23は、実施形態5に係る薬歴情報管理装置100dの機能(調剤完了通知機能)を説明するために示す図である。図24は、実施形態5に係る薬歴情報管理装置100dから患者に送信される電子メールの一例を示す図である。
図25は、実施形態5に係る薬歴情報管理装置100dの機能(服用時間通知機能)を説明するために示す図である。図26は、実施形態5に係る薬歴情報管理装置100dから患者に送信される電子メールの一例を示す図である。図27は、実施形態5に係る薬歴情報管理装置100dにおいて患者に服用状況を入力させる画面の一例を示す図である。図27(a)は薬剤毎に服用状況を入力させる画面の一例を示す図であり、図27(b)は服用しなかった場合の理由を入力させる画面の一例を示す図である。
図28は、実施形態5に係る薬歴情報管理装置100dの機能(服用履歴閲覧機能)を説明するために示す図である。図29は、実施形態5に係る薬歴情報管理装置100dにおいて患者又は薬局が服用履歴を確認するための画面の一例を示す図である。
図30は、実施形態5に係る薬歴情報管理装置100dの機能(服用期間終了通知機能)を説明するために示す図である。図31は、実施形態5に係る薬歴情報管理装置100dの機能(薬局からのお知らせ通知機能)を説明するために示す図である。
実施形態5に係る薬歴情報管理装置100dは、基本的には実施形態1に係る薬歴情報管理装置100とほぼ同様の構成を有するが、図23〜図31に示すように、患者支援サーバの機能などの点で実施形態1に係る薬歴情報管理装置100とは異なる。
患者支援サーバ160は、図23に示すように、調剤が完了した旨の薬局(例えば薬局1の端末210)からの通知Fを薬局支援サーバ110が受けたときには、当該調剤が完了した旨の電子メールF(図24参照。)を、該当する患者(例えば患者1の携帯端末310a)に向けて送信する機能(調剤完了通知機能)をさらに有する。
また、患者支援サーバ160は、服用時間が近づいたとき、服用時間になったとき、又は服用時間が過ぎて一定時間経過したときなどには、図25に示すように、服用時間を確認するための電子メールG(図26参照。)を該当する患者(例えば患者1の携帯端末310a)に向けて送信する機能(服用時間通知機能)をさらに有する。
服用時間を確認するための電子メールGには、服用状況を入力するためのホームページへのリンク(図26参照。)が埋め込まれている。患者がこのリンクをクリックすると、患者の端末には患者に服用状況を入力させる画面が表示され(図27参照。)、これによって、患者は、自己の服用状況を患者支援サーバ160を介して患者向け薬歴情報データベース170などに書き込む(図25の符号G参照。)ことが可能となる。
薬歴情報管理装置100dは、このようにして患者向け薬歴情報データベース170などに書き込まれた患者の服用履歴を、薬局又は患者に閲覧させる服用履歴閲覧機能を有する。これにより、図28に示すように、薬局は薬局支援サーバ110にログイン(符号H参照。)することにより、また、患者は患者支援サーバ160にログイン(符号I参照。)することにより、患者の服用履歴を確認(符号H及びI参照。)することが可能となる(図29参照。)。
また、患者支援サーバ160は、図30に示すように、患者向け薬歴情報データベース170に記録された薬歴情報に基づいて、服用期間の終了時期が近づいたら、服用期間の終了時期を知らせる旨の電子メールJを該当する患者(例えば患者1の携帯端末310a)に向けて送信する機能(服用期間終了通知機能)をさらに有する。
また、患者支援サーバ160は、特定の薬剤に関して緊急安全性情報を得たときには、現在又は過去に薬剤を服用している患者を検索し、当該緊急安全性情報に関する電子メール(図26参照。)を該当する患者に向けて送信する機能をさらに有する。図26においては、服用時間を確認するための電子メールGを用いて当該緊急安全性情報を送信することとしている。
また、患者支援サーバ160は、図31に示すように、薬局から患者に送信したいお知らせKを薬局支援サーバ110が受けたときには、お知らせを含む電子メールKを薬局に関連付けられている患者の全部又は一部(例えば、患者1の端末310及び携帯端末310a並びに患者3の端末310)に向けて送信する機能(薬局からのお知らせ通知機能)をさらに有する。
実施形態5に係る薬歴情報管理装置100dにおいては、患者支援サーバ160が上記した機能を有することにより、以下のような効果を有する。
調剤が完了した旨の電子メールFを受けた患者は、待ち時間なしで調剤された薬剤を受け取ることが可能となり、利便性が高まる。
一方、薬局は、調剤が完了したときには、普段使っている薬局の端末を用いて調剤が完了した旨の通知Fを送信することができる。従って、薬局にとって手間が増えることもない。
患者のメールアドレスは、予め薬歴情報管理装置に登録しておく。患者はPC端末又は携帯端末を利用して自己宛ての電子メールを読むことができる。
服用時間を確認するための電子メールGを受けた患者は、服用タイミングを逸することなく薬剤をきちんと服用することが可能となり、治療効果が高まる。
患者は、服用時間を確認するための電子メールGに埋め込まれたリンクをクリックすることにより自己の服用状況を患者支援サーバ160を介して患者向け薬歴情報データベース170などに書き込むことが可能となる。その結果、薬歴情報管理装置100dに患者の服用履歴が蓄積され、薬局や患者は患者の服用履歴を確認することも可能となり、薬歴情報管理装置100dの利用価値が高まる。
服用期間の終了時期を知らせる旨の電子メールJを受けた患者は、必要がある場合には服用期間が終了する前に、病院や薬局に出向くことで、必要な薬剤を途切れることなく服用し続けることができる。
緊急連絡をすることが必要な患者又は緊急連絡をすることが好ましい患者に対して、必要な情報をタイムリーに伝えることが可能となる。
薬局はこの薬歴情報管理装置100dを利用して、薬局からのお知らせを含む電子メールKを患者に対して送信することが可能となり、薬局にとって利便性が高まる。
なお、実施形態5に係る薬歴情報管理装置100dは、上記したように、患者支援サーバの機能などの点以外の点では実施形態1に係る薬歴情報管理装置100の場合と同様の構成を備えるため、実施形態1に係る薬歴情報管理装置100が有する効果のうち該当する効果を有する。
以上、本発明の薬歴情報管理装置を上記の実施形態に基づいて説明したが、本発明は上記の実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、例えば次のような変形も可能である。
(1)上記各実施形態に係る薬歴情報管理装置においては、患者支援サーバは、患者からのアクセスがあったときには、患者の識別番号及び患者のパスワードを入力するための画面を患者に向けて送信するように構成されているが、本発明はこれに限定されるものではない。患者支援サーバは、患者からのアクセスがあったときには、さらに生体認証の入力を促がすメッセージを患者に向けて送信するように構成されていてもよい。この場合、患者向け薬歴情報データベースにおける各患者ファイルは、患者の生体認証の入力が確認されない限り閲覧が許可されないように構成されることになる。
(2)上記各実施形態に係る薬歴情報管理装置においては、患者支援サーバは、患者の代理人からのアクセスがあったときには、患者の代理人の識別番号、患者の識別番号及び患者毎に設定される患者の代理人のパスワードを入力するための画面を患者の代理人に向けて送信するように構成されているが、本発明はこれに限定されるものではない。患者支援サーバは、患者の代理人からのアクセスがあったときには、さらに生体認証の入力を促がすメッセージを患者の代理人に向けて送信するように構成されていてもよい。この場合、患者向け薬歴情報データベースにおける各患者ファイルは、患者の代理人の生体認証の入力が確認されない限り閲覧が許可されないように構成されることになる。
(3)上記各実施形態に係る薬歴情報管理装置は、患者の薬歴情報や患者等による追記情報が記録された患者向け薬歴情報データベースを備えるものであるが、本発明はこれに限定されるものではない。患者の薬歴情報や患者等による追記情報に加えて医師による診断結果や治療内容に関する情報が記録された患者向け薬歴情報データベースを備えるものであってもよい。
このように構成することにより、患者がこれらの情報を参考にしてより適切な未病対策を行ったり、患者の主治医がこれらの情報を参考にしてより適切な治療を行ったり、薬剤師がこれらの情報を参考にして適切な服薬指導を行ったり、患者の法定代理人がこれらの情報を患者の主治医や薬剤師に伝えることによってより適切な治療や助言を受けたりすることが可能となる。
(4)上記各実施形態に係る薬歴情報管理装置は、医師による診断結果や治療内容に関する情報が記録されたいわゆる電子カルテ情報データベースをさらに備えるものであってもよい。また、医師による診断結果や治療内容に関する情報が記録されたいわゆる電子カルテ情報データベースとの情報のやり取りが可能なインタフェースをさらに備えるものであってもよい。
このように構成することによっても、患者がこれらの情報を参考にしてより適切な未病対策を行ったり、患者の主治医がこれらの情報を参考にしてより適切な治療を行ったり、薬剤師がこれらの情報を参考にして適切な服薬指導を行ったり、患者の法定代理人がこれらの情報を患者の主治医や薬剤師に伝えることによってより適切な治療や助言を受けたりすることが可能となる。
(5)上記実施形態2又は3においては、患者の代理人としての薬剤師が患者支援サーバ160aにアクセスすることによって患者の薬歴情報を得ているが、本発明はこれに限定されるものではない。患者の代理人としての薬剤師は、薬局支援サーバ110にアクセスすることによって患者の薬歴情報を得ることもできる。

Claims (20)

  1. 薬局特定情報及び患者特定情報を含む薬歴情報が記録された複数の薬局ファイルを含み、前記複数の薬局ファイルについて薬局毎にパスワードの設定が可能に構成された薬局向け薬歴情報データベースと、
    薬局から前記薬歴情報を受信したときには前記薬局特定情報に基づいて前記薬歴情報を前記薬局毎に前記薬局向け薬歴情報データベースに書き込む機能及び薬局からの求めがあったときにはその求めに応じて前記薬局向け薬歴情報データベースに記録された前記薬歴情報のうち前記薬局自身が提供した薬歴情報の全部又は一部を前記薬局に対して送信する機能を有する薬局支援サーバとを備える薬歴情報管理装置において、
    患者毎の薬局間にわたる前記薬歴情報が記録された複数の患者ファイルを含み、前記複数の患者ファイルについて前記患者毎にパスワードの設定が可能に構成された患者向け薬歴情報データベースと、
    患者からの求めがあったときには、その求めに応じて前記患者向け薬歴情報データベースにおける該当する患者ファイルに記録された薬歴情報の全部又は一部を前記患者に対して送信する機能を有する患者支援サーバとをさらに備え、
    前記薬歴情報管理装置は、前記薬局支援サーバが受信した前記薬歴情報の全部又は一部を前記患者特定情報に基づいて前記患者向け薬歴情報データベースにおける該当する患者ファイルに書き込む機能を有することを特徴とする薬歴情報管理装置。
  2. 請求項1に記載の薬歴情報管理装置において、
    前記薬局支援サーバは、前記薬局から前記薬歴情報を受信したときには、前記薬歴情報の全部又は一部を前記患者特定情報に基づいて前記患者向け薬歴情報データベースにおける該当する患者ファイルに書き込む機能をさらに有することを特徴とする薬歴情報管理装置。
  3. 請求項1に記載の薬歴情報管理装置において、
    前記薬局向け薬歴情報データベースに記録された前記薬歴情報を読み出して、前記薬歴情報の全部又は一部を前記患者特定情報に基づいて前記患者向け薬歴情報データベースにおける該当する患者ファイルに書き込む機能を有する薬歴情報変換部をさらに備えることを特徴とする薬歴情報管理装置。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載の薬歴情報管理装置において、
    前記患者支援サーバは、患者からの追記情報を受け付けるとともに前記追記情報を前記患者向け薬歴情報データベースにおける該当する患者ファイルに書き込む機能をさらに有することを特徴とする薬歴情報管理装置。
  5. 請求項4に記載の薬歴情報管理装置において、
    前記患者支援サーバは、前記追記情報を前記薬局向け薬歴情報データベースに書き込む機能をさらに有することを特徴とする薬歴情報管理装置。
  6. 請求項1〜5のいずれかに記載の薬歴情報管理装置において、
    前記患者支援サーバは、患者からのアクセスがあったときには、少なくとも前記患者の識別番号及び前記患者のパスワードを入力するための画面を前記患者に向けて送信するように構成され、
    前記複数の患者ファイルのそれぞれは、少なくとも前記患者の識別番号及び前記患者のパスワードの入力が確認されない限り閲覧が許可されないように構成されていることを特徴とする薬歴情報管理装置。
  7. 請求項1〜6のいずれかに記載の薬歴情報管理装置において、
    前記複数の患者ファイルのそれぞれは、患者の代理人に対してもパスワードの設定が可能に構成され、
    前記患者支援サーバは、患者の代理人からの求めがあったときには、その求めに応じて前記患者向け薬歴情報データベースにおける該当する患者ファイルに記録された前記患者の薬歴情報の全部又は一部を前記患者の代理人に対して送信する機能をさらに有することを特徴とする薬歴情報管理装置。
  8. 請求項7に記載の薬歴情報管理装置において、
    前記薬局支援サーバは、前記患者の代理人としての薬剤師からの求めがあったときには、その求めに応じて前記患者向け薬歴情報データベースにおける該当する患者ファイルに記録された前記患者の薬歴情報の全部又は一部を前記薬剤師に対して送信する機能をさらに有することを特徴とする薬歴情報管理装置。
  9. 請求項7又は8に記載の薬歴情報管理装置において、
    前記複数の患者ファイルのそれぞれは、少なくとも前記患者の代理人の識別番号、前記患者の識別番号及び前記患者毎に設定される前記患者の代理人のパスワードの入力が確認されれば閲覧が許可されるように構成されていることを特徴とする薬歴情報管理装置。
  10. 請求項1〜9のいずれかに記載の薬歴情報管理装置において、
    前記患者特定情報は、少なくとも患者の氏名、患者の生年月日及び患者の健康保険被保険者証番号を含むことを特徴とする薬歴情報管理装置。
  11. 請求項1〜10のいずれかに記載の薬歴情報管理装置において、
    前記薬局特定情報を含む前記薬局の情報が記録された薬局データベースと、
    前記患者特定情報を含む前記患者の情報が記録された患者データベースとをさらに備えることを特徴とする薬歴情報管理装置。
  12. 請求項1〜11のいずれかに記載の薬歴情報管理装置において、
    薬剤情報が記録された薬剤情報データベースと、
    薬剤相互作用情報が記録された薬剤相互作用情報データベースとをさらに備え、
    前記薬局支援サーバは、薬局からの求めがあったときには、その求めに応じて前記薬剤情報データベースに記録された前記薬剤情報及び/又は前記薬剤相互作用情報データベースに記録された前記薬剤相互作用情報を前記薬局に対して送信する機能をさらに有し、
    前記患者支援サーバは、患者からの求めがあったときには、その求めに応じて前記薬剤情報データベースに記録された前記薬剤情報及び/又は前記薬剤相互作用情報データベースに記録された前記薬剤相互作用情報を前記患者に対して送信する機能をさらに有することを特徴とする薬歴情報管理装置。
  13. 請求項1〜12のいずれかに記載の薬歴情報管理装置において、
    前記薬歴情報は、薬局特定情報及び患者特定情報に加えて製薬会社特定情報をさらに含み、
    製薬会社毎に当該製薬会社に関連する薬歴情報が記録された複数の製薬会社ファイルを含み、前記複数の製薬会社ファイルについて前記製薬会社毎にパスワードの設定が可能に構成された製薬会社向け薬歴情報データベースと、
    前記製薬会社からの求めがあったときには、その求めに応じて前記製薬会社向け薬歴情報データベースに記録された前記薬歴情報のうち前記製薬会社に関連する薬歴情報の全部又は一部を前記製薬会社に対して送信する機能を有する製薬会社支援サーバとをさらに備えることを特徴とする薬歴情報管理装置。
  14. 請求項13に記載の薬歴情報管理装置において、
    前記製薬会社特定情報を含む前記製薬会社の情報が記録された製薬会社データベースをさらに備えることを特徴とする薬歴情報管理装置。
  15. 請求項1〜14のいずれかに記載の薬歴情報管理装置において、
    前記患者支援サーバは、調剤が完了した旨の前記薬局からの通知を前記薬局支援サーバが受けたときには、当該調剤が完了した旨の電子メールを該当する患者に向けて送信する機能をさらに有することを特徴とする薬歴情報管理装置。
  16. 請求項1〜15のいずれかに記載の薬歴情報管理装置において、
    前記患者支援サーバは、服用時間を確認するための電子メールを該当する患者の端末に向けて送信する機能をさらに有することを特徴とする薬歴情報管理装置。
  17. 請求項16に記載の薬歴情報管理装置において、
    前記服用時間を確認するための電子メールには、服用状況を入力するためのホームページへのリンクが埋め込まれていることを特徴とする薬歴情報管理装置。
  18. 請求項1〜17のいずれかに記載の薬歴情報管理装置において、
    前記患者支援サーバは、服用期間の終了時期を知らせる旨の服用期間終了電子メールを該当する患者の端末に向けて送信する機能をさらに有することを特徴とする薬歴情報管理装置。
  19. 請求項16〜18のいずれかに記載の薬歴情報管理装置において、
    前記患者支援サーバは、特定の薬剤に関して緊急安全性情報を得たときには、現在又は過去に前記薬剤を服用している患者を検索し、当該緊急安全性情報に関する電子メールを該当する患者に向けて送信する機能をさらに有することを特徴とする薬歴情報管理装置。
  20. 請求項1〜19のいずれかに記載の薬歴情報管理装置において、
    前記患者支援サーバは、前記薬局から前記患者に送信したいお知らせを前記薬局支援サーバが受けたときには、前記お知らせを含む電子メールを前記薬局に関連付けられている患者の全部又は一部に向けて送信する機能をさらに有することを特徴とする薬歴情報管理装置。
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