JP2003141252A - 医薬品の処方情報を処理するサーバ、処理方法、及び、薬局に備えられる端末装置、並びに、プログラム、及び、プログラムの記録媒体 - Google Patents

医薬品の処方情報を処理するサーバ、処理方法、及び、薬局に備えられる端末装置、並びに、プログラム、及び、プログラムの記録媒体

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JP2003141252A
JP2003141252A JP2001331768A JP2001331768A JP2003141252A JP 2003141252 A JP2003141252 A JP 2003141252A JP 2001331768 A JP2001331768 A JP 2001331768A JP 2001331768 A JP2001331768 A JP 2001331768A JP 2003141252 A JP2003141252 A JP 2003141252A
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prescription
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data
drug
patient
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JP2001331768A
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Junko Ito
順子 伊藤
Yoshikatsu Ueda
至克 上田
Kazuhide Furuhata
和秀 降旗
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 医師の処方する医薬品に関する情報を効率良
く収集し、活用できるようにすることを目的とする。 【解決手段】 薬局2に備えられた処方箋受付装置20
において、処方箋に記載された情報から患者を特定する
情報を除く情報を抽出し、処方データとして情報センタ
サーバ40に送信する。情報センタサーバ40では複数
の薬局2からの処方データからデータベースを作成し、
医薬品ごとのデータを抽出して処方実績データを作成
し、製薬会社3の処方実績取得装置30に送信する。情
報サービスセンタ4は、製薬会社3から利用料金を受け
取り、薬局2には情報提供料を支払う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、医薬品の処方情報
を処理するサーバ、処理方法、及び、薬局に備えられる
端末装置、並びに、プログラム、及び、プログラムの記
録媒体についての技術分野に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、医療機関は、医師を駐在させると
共に、院内に薬局を開設しており、病気や怪我をした患
者に対する診断は、医療機関の医師により行われ、その
診断結果に基づいた医薬品の提供(購入)は、その医療
機関の院内薬局において行われていた。このことを製薬
会社の観点からみると、製薬会社は、中卸業者を仲介さ
せつつ、実際に医薬品を消化する薬局に医薬品を納入
し、その消化量は付加価値通信網(VAN)などを活用
して入手していた。一方、医薬品の販売促進や、製品開
発に役立つ、実際の処方についての情報の入手は、医薬
品の使用決定(処方)を行う医師に直接面会して行って
いた。さらに、近年では、医師が作成した処方箋をもっ
て、患者が院内薬局、又は、市中の調剤薬局に赴き、処
方箋に則った医薬品の提供を受けるという、いわゆる医
薬分業が進んでいる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、製薬会
社は、VANなどの活用によって、薬局からは安定した
精度の高い情報を得ることが可能であるが、医師からの
情報は、人手により行われるために効率が悪く、情報量
のばらつきも大きかった。このような情報は集計にも時
間がかかるために、製薬会社の販売計画や製品開発計画
の策定に資する充分な情報とは言えなかった。特に、医
薬分業が進むと、患者に処方する医薬品を決定する医師
と、患者に医薬品を提供する薬局とが地理的、組織的に
離れてしまい、薬局における医薬品の消化量だけを情報
として取得しても、その医薬品を処方した医師や医療機
関を推定することは難しく、医師からの情報の入手や、
入手した情報と消化量との整合を図る作業が困難になる
という問題を有していた。従って、本発明は、医師の処
方する医薬品に関する情報を効率良く収集し、活用でき
るようにすることを課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記の課題を解決するた
めの手段として、本発明は、患者に医薬品を処方した医
師を特定する情報を、処方された医薬品についての情報
と共に薬局から入手し、この情報を医薬品ごとに編集し
て第三者に提供することとした。このようなサービス
は、薬局において処方箋に記載された情報を記録する端
末装置や、情報の編集を行うサーバ、或いは、コンピュ
ータを端末装置又はサーバとして機能させるプログラム
や、プログラムを記録した記録媒体により実現される。
端末装置は、診療報酬明細を作成するために入力される
医薬品や、医療機関、患者などについての情報から医師
を特定する情報を含む所定の情報を抽出する。サーバ
は、このようにして抽出された情報を複数の端末装置か
ら取得し、データベースを構築し、このデータベースか
ら医薬品ごとに情報を編集する。このようにして編集さ
れた情報は、特に製薬会社において、販売計画や製品開
発のための資料として活用される。
【0005】
【発明の実施の形態】〔第一実施形態〕本発明の第一実
施形態について図面を参照しながら詳細に説明する。図
1は処方情報サービスシステムの全体構成を示す図であ
る。図2は薬局の処方箋受付装置の構成を示し、図3は
情報サービスセンタの情報センタサーバの構成を示して
いる。さらに図4は製薬会社の処方実績取得装置の構成
を示している。
【0006】(処方情報サービスシステム)処方情報サ
ービスシステムは、医師の診断に基づいて作成された処
方箋に則り患者に提供された医薬品についての知見を得
るためのシステムであり、その全体構成が図1に示され
ている。図1に示すように、処方情報サービスシステム
1は、医師が作成した処方箋に基づいて医薬品を患者に
提供する複数の薬局2と、医薬品を製造・販売する複数
の製薬会社3と、薬局2において処方箋から抽出された
データ(処方データ)を取得し、このデータを医薬品ご
とに編集したデータ(処方実績データ)を製薬会社3の
必要に応じて提供する情報サービスセンタ4とを通信網
5を介して接続可能に構成したものである。この処方情
報サービスシステム1において、製薬会社3は処方実績
データとして情報提供を受ける医薬品を情報サービスセ
ンタ4に指定し、その情報量に応じた利用料金を情報サ
ービスセンタに支払う。また、情報サービスセンタ4は
処方データを提供してくれた薬局に対して情報提供料金
を支払う。
【0007】(薬局)薬局2は、患者が提示した処方箋
に則って所定の薬剤を提供する業務を行うものであり、
病院内に開設された院内薬局であっても良いし、市中に
独立して開設されている調剤薬局であっても良い。この
ような薬局2は、薬剤保管庫や、調剤設備、カウンタ
や、処方箋に記載された情報を電子データとして管理す
るコンピュータである処方箋受付装置20などを有して
いる。このうち、処方箋受付装置20は、健康保険の請
求のために患者の個人の情報である患者情報(患者のユ
ニークなIDや、氏名、住所など)と、処方箋を作成し
た医療機関、及び、患者に提供した医薬品に関する情報
を含む医薬品情報とからなるレセプト(診療報酬明細)
データを記録、管理するためのものであり、図2に示す
ように主制御装置21、記憶装置22、入出力装置2
3、通信制御装置24などがバスBで接続された構成を
有している。
【0008】処方箋受付装置20を構成する記憶装置2
2は、ハードディスクなどから構成され、処方箋受付装
置20を制御するプログラムなどが記録されたり、入力
したレセプトデータの集合であるレセプトDB(Data B
ase)27や、情報サービスセンタ4に提供するデータ
として、レセプトデータから抽出した処方データを記憶
した処方DB28が構築されている。入出力装置23に
は、キーボード、マウス、モニタなどがI/O装置を介
して接続されている。通信制御装置24は、TCP/I
P(Transport Control Protocol/Internet Protoco
l)に従って通信を行う機能を有し、オープンな通信回
線である通信網5(図1参照)を介して、各種データの
送受信を実現するものである。
【0009】主制御装置21は、CPU(Central Proc
essing Unit)、RAM(Random Access Memory)など
から構成され、処方箋受付装置20を統括的に制御す
る。この主制御装置21には、データ管理手段25、処
方データ抽出手段26等として機能するプログラムが展
開・起動している。データ管理手段25は、データの管
理を行う手段であり、入出力装置23から入力される患
者の健康保険書や、処方箋に記載されている各種の情報
からレセプトデータを作成し、記憶装置22のレセプト
DB27を更新したり、レセプトデータなどの出力(送
信)を制御したりする。処方データ抽出手段26は、情
報サービスセンタ4に送信する処方データを作成する手
段であり、具体的には、レセプトDB27に記憶されて
いる多数のレセプトデータから、患者情報を除いた医薬
品情報をそれぞれ抽出する。なお、処方データの作成
は、後に説明するように一定期間ごとに行われ、作成さ
れた処方データは、記憶装置22の処方DB28に記憶
される。
【0010】(情報サービスセンタ)図1に示すよう
に、情報サービスセンタ4は、処方データを、情報提供
契約を結んだ薬局2から取得し、これを編集して医薬品
ごとの処方実績データを作成し、処方実績データの提供
を契約している製薬会社3に送信する機関であり、デー
タの送受信や、処理を行うためのコンピュータである情
報センタサーバ40を備えている。図3に示すように、
情報センタサーバ40は、主制御装置41、記憶装置4
2、入出力装置43、通信制御装置44などがバスBで
接続された構成を有している。入出力装置43、及び、
通信制御装置44については、前記した処方箋受付装置
20の構成要素と同様であるので説明を省略し、ここで
は主制御装置41に展開・起動される手段、及び、記憶
装置42に記憶されるデータといった、情報センタサー
バ40において特徴的な構成要素について以下に説明す
る。
【0011】記憶装置42には、所定のプログラムなど
が記憶されると共に、入手処方DB49、提供情報DB
50、及び、登録DB51が構築されている。入手処方
DB49は、薬局2の処方箋受付装置20から送信され
てくる多数の処方データを一定の期間(例えば一月)ご
と区切ってファイルにまとめたものである。この入手処
方DB49に登録される処方データの一例を図5に示
す。患者が診療を受けた医療機関名称、及び、診療科名
称は、実名称に加えて、又は、それらの替わりにコード
番号が記入されることもある。医師コードは、実際に患
者を診察し、処方箋を作成した医師のコード番号であ
る。医師コードは、これに加えて、又は、その替わりに
医師名が記入されても良い。医薬区分は、「内服」、
「注射」などの医薬品の適用方法が記載される。用法コ
ード/名称は、「毎食後」などの医薬品の用法と、その
コードが記載される。調剤数量は、医薬区分が内服の場
合には日数が、医薬区分が注射や屯服であった場合には
回数が記載される。投与区分、及び、情報区分は補助的
なデータであり、それぞれ「通常服用」や、「隔日」、
「漸減」などの医薬品の投与にあたっての区分けや、
「保険医薬品」、「特定保険医療材料」などの医薬品の
区分けが記載される。薬品コードは、医薬品を特定する
情報であり、医薬情報研究所が付与したコードであるY
Jコードなどが記載される。用量、及び、単位名は、一
日の内服する医薬品の量や、一回に屯服する医薬品の
量、及び、その単位(グラム、ミリグラムなど)であ
る。ロット番号は、処方された医薬品に製薬会社3が付
与した製造番号であり、薬品コードと同様に医薬品を特
定する情報として活用される。処方年月日は、医薬品が
患者に提供された日付である。薬局の情報は、処方デー
タを提供した薬局2の住所や、名称、薬局2ごとに付与
された薬局IDが記載される。
【0012】提供情報DB50は、製薬会社3に送信す
る処方実績データを記憶したもので、送信障害や、製薬
会社側のトラブル等により処方実績データを再送信する
必要が発生した場合に活用される。ここで、提供情報D
B50に保存される処方実績データの一例を図6に示
す。処方実績データは、薬局ID、医療機関名称、処方
年月日、処方量、ロット番号、その他の情報が、医薬品
ごとに一つのテーブルにまとめられている。これらの情
報は、前記した処方データから薬品コードについて各デ
ータを検索した結果を抽出し、薬局IDなどキーデータ
としてソートしたものである。その他の情報としては、
図6の備考欄に記載されている併用薬の薬品コードと、
その処方量があげられる。併用薬とは、処方実績データ
を集計した医薬品の処方箋に併記されていた医薬品であ
る。処方実績データの最下欄には、この医薬品を処方し
た医療機関の総数や、処方量の総量の集計結果が表示さ
れている。
【0013】登録DB51は、契約した薬局2や、製薬
会社3の情報が登録されており、データ送受信の際のI
Pアドレスの検索を行ったり、薬局2に対する情報提供
料金の支払いや、製薬会社3に対する利用料金の課金を
行う際に参照される。ここで、契約した薬局2に関する
情報とは、薬局2を特定する薬局IDや、処方箋受付装
置20のIPアドレス、薬局2の名称、及び、住所、並
びに、契約内容からなる。また、製薬会社3に関する情
報とは、製薬会社3ごとに付与されたIDや、製薬会社
3の端末装置である処方実績取得装置30(図1参照)
のIPアドレス、製薬会社3が処方実績データの取得を
希望する医薬品の情報(名称、その医薬品に付与された
コード)などである。なお、情報提供料金を決定する情
報としては、情報センタサーバ4が受信した処方データ
の数が薬局2ごとに記録される。また、利用料金を決定
する情報として、製薬会社3に情報提供を契約した医薬
品の数(図6に示す処方実績データの送付数)や、一つ
の処方実績データに含まれデータ数(図6の最左欄の
数)が製薬会社3ごとに記録される。
【0014】主制御装置41において展開・起動される
手段(プログラム)は、データ管理手段45、処方実績
抽出手段46、登録手段47、及び、演算手段48があ
げられる。データ管理手段45は、薬局2から入手した
処方データに基づいて入手処方DB49を更新するな
ど、情報センタサーバ40に入出力されるデータの管理
を行う。処方実績抽出手段46は、入手処方DB49か
ら製薬会社3に提供する処方実績データを作成するため
のデータを検索し、抽出するための手段である。登録手
段47は、情報サービスセンタ4に情報を提供する薬局
2の登録、情報提供を受ける製薬会社4の登録や、その
ような製薬会社4が情報提供を要求する医薬品の登録を
行う際に用いられる。演算手段48は、薬局2に支払う
情報提供料金の算出や、製薬会社3に請求する利用料金
の算出を行う際に用いられる。算出は、前記した登録D
B51を参照して、所定期間内に入出した処方データの
数や、提供した処方実績データの数を取得して、それぞ
れ設定された単価を乗算することにより行われる。
【0015】(製薬会社)図1に示す製薬会社3は、医
薬品の製造計画や、新しい医薬品の開発を行ったり、製
造した医薬品を中卸業者を介して薬局2に販売すること
を業務としており、このような事業を補助する情報とし
て処方実績データの提供を定期的に受けている。本実施
形態の製薬会社3は、情報センタサーバ4に接続可能な
コンピュータからなる処方実績取得装置30を備えてい
ることを特徴としている。図4に示すように処方実績取
得装置30は、主制御装置31、記憶装置32、入出力
装置33、通信制御装置34などがバスBで接続された
構成を有しており、主制御装置31には、処方実績要求
手段35や、処方実績管理手段36といったプログラム
が展開・起動される。また、記憶装置32にはプログラ
ムが記憶されると共に、取得した処方実績データが処方
実績DB37に記憶される。
【0016】主制御装置31における処方実績要求手段
35は、処方実績データを定期的に取得したい医薬品を
情報センタサーバ40に登録するための要求データを作
成する手段である。医薬品の指定は、薬品コード、若し
くは、薬剤の名称により行われる。処方実績管理手段3
6は、取得した処方実績データを記憶装置32に記憶さ
せるための手段である。また、記憶装置32に記憶され
た処方実績データを、製薬会社3内の他のコンピュータ
に受け渡す際にも活用される。
【0017】(処方データの送信、及び、処方実績デー
タの送信)このような処方情報サービスシステム1にお
いて、薬局2の処方箋受付装置20に蓄積されたレセプ
トデータから処方データが抽出され、情報サービスセン
タ4が処方データを編集して処方実績データを作成し、
処方実績データを製薬会社3が取得するまでの流れを、
処方箋受付装置20と、情報センタサーバ40、及び、
処方実績取得装置30との間で受け渡されるデータに着
目して、図7のフローチャートを参照しながら説明す
る。なお、初期段階として、情報サービスセンタ4と薬
局2との間に処方データの収集契約が締結されており、
情報サービスセンタ4と製薬会社3との間には処方実績
データを提供する医薬品を特定したサービス利用契約が
締結されているものとする。
【0018】まず、薬局2は、患者から受け取った処方
箋から処方箋受付装置20の記憶装置22のレセプトD
B27にレセプトデータを登録する(S1)。ステップ
S1であるレセプトデータの登録が、所定期間、例えば
1ヶ月に渡って行われると(S2においてYES)、処
方データ抽出手段26が処方データを抽出する(S
3)。データ管理手段25は、処方データを処方DB2
8に記憶させると共に、抽出された処方データに情報セ
ンタサーバ40のアドレスを含むヘッダファイルを付与
し、通信制御装置24を制御して情報センタサーバ40
に処方データを送信する(S4)。
【0019】薬局2の処方箋受付装置20から送信され
た処方データは、通信網5を介して情報センタサーバ4
0に受信され、データ管理手段45によって、記憶装置
42の入手処方DB49に記録される(S5)。処方デ
ータは複数の薬局2からそれぞれ送信されてくるので、
全ての薬局2からの処方データを受信し、かつ、入手処
方DB49への記録が終了したら、情報センタサーバ4
0の処方実績抽出手段46が、所定期間内に入手した処
方データから製薬会社3に提供する処方実績データを抽
出し、図6に示すような所定の形式に編集する(S
6)。この処方実績データの抽出は、製薬会社3ごと、
予め特定された医薬品ごとに行われる。データ管理手段
45は、このようにして抽出した処方実績データに対し
て製薬会社3の処方実績取得装置30のアドレスを含む
ヘッダファイルを付与し、通信制御装置44を制御して
処方実績取得装置30に送信する(S7)。そして、処
方実績取得装置30の処方実績管理手段36は、通信網
5を介して送信されてきた処方実績データを、記録装置
32に処方実績DB37として記録する(S8)。
【0020】また、ステップS7で処方実績データを送
信(出力)し終えた情報センタサーバ40は、演算手段
48が処方データを構成する処方箋の数に応じた情報提
供料金を薬局2ごとに算出し、登録DB51に記録す
る。なお、算出された情報提供料金の額は、データ管理
手段45により該当する薬局2の処方箋受付装置20に
通知される(S9)。さらに、演算手段48は送信した
処方実績データに含まれる医薬品の数に応じた利用料金
を算出して登録DB51に記録し、データ管理手段45
は該当する処方実績取得装置30に利用料金の額を通知
する(S10)。ここにおいて、通知とは、電子メール
による通知や、郵便などのオフラインでの通知をいう。
また、利用料金や、情報提供料金は情報量によらない定
額としても良い。さらに、料金の決済は、オンラインで
決済しても良いし、オフラインで行うこともできる。
【0021】このように、本実施形態における処方情報
サービスシステム1は、薬局2ごとに保有されている保
険料請求用のデータを、情報サービスセンタ4がデータ
ベースを構築することにより、医薬品ごとに編集して製
薬会社3に提供することで製薬会社3の製造・販売計画
に役立てるものである。このようなサービスを受ける製
薬会社3は、多種多様な医薬品についての処方実績(医
師が実際に処方した医薬品の実数量)を正確に把握する
ことが可能になる。また、各データは、通信網5を介し
て送受信されるので、短い時間間隔で、かつ、時間的遅
延のほとんどないデータ収集が可能になり、短期的な製
造計画の策定などにも貢献する。さらに、このような処
方実績についてのデータからは、自社製品や、他社製品
の処方の結果や、予測が行えるので、製薬会社3が医師
にプロモーションを行う際のデータとして活用すること
が可能であり、営業活動に貢献する。また、医師の情報
と、処方された医薬品の情報とを関連付けることができ
るので、プロモーションの成果を明確にしたり、セール
スマンの評価を客観的に行うための資料とすることがで
きる。一方、薬局2にとっては、処方データの提供によ
り情報提供料金を得ることができるという利点を有して
いる。医療機関や、医師、患者にとっては、医薬品の情
報を必要とする医師に、適切な情報が適宜に提供される
ことになるので、適切な治療の促進に貢献するという利
点を有している。
【0022】なお、情報センタサーバ40から処方実績
取得装置30に送信される処方実績データには、処方デ
ータから解析した加工データ、例えば特定の医薬品を患
者が継続して使用している期間の推定値や、特定の医薬
品が同様な効果を持つ同種の医薬品全体に占めるシェア
等を加えることも可能である。この場合は、情報センタ
サーバ40は、主制御装置41のプログラムとして統計
演算手段を設け、処方データを解析、演算して使用期間
やシェアを推定するように構成する。このような場合に
おいても、情報サービスセンタ4は患者の個人情報は保
有しないので、加工データは必ずしも正確なデータでは
ないが、このような推定データは、医薬品開発やプロモ
ーションを補助する資料として活用することができる。
このような加工データの発行にあたっては、各製薬会社
3に対して中立な立場にある情報サービスセンタ4の電
子署名を添付して、加工データの信頼性を向上させるこ
とが望ましい。また、処方実績取得装置30は、製薬会
社3に据え置きのコンピュータとする替わりに、又は、
これに加えてセールス担当者の携帯用のPDA(Person
al Data Assistant)端末装置としても良い。このよう
な携帯用の端末装置に加工データを含む処方実績データ
を受信し、表示部に必要なデータを表示させることで、
医療機関でのプロモーション活動を効果的に支援するこ
とが可能になる。
【0023】〔第二実施形態〕本発明の第二実施形態に
ついて図面を参照しながら詳細に説明する。ここで、第
一実施形態と同じ構成要素については、同一の符号を付
して、その詳細な説明は省略する。なお、第二実施形態
で参照する図面のうち、図8は本実施形態における処方
箋受付装置の構成を示すブロック図である。
【0024】(処方情報サービスシステム)処方情報サ
ービスシステム1は、図1に示すように、薬局2と、情
報サービスセンタ4と、製薬会社3を通信網5で接続し
て構成されており、この点においては、前記の第一実施
形態と同様である。これに加えて本実施形態では、薬局
2から情報サービスセンタ4に送信される処方データに
患者に関するデータ(患者データ)を患者個人の匿名性
を担保しつつ、付与するための構成、及び、処理につい
て開示している。
【0025】(薬局)薬局2は、処方箋に記載されたデ
ータ、及び、患者の情報を記録、管理するためのコンピ
ュータとして、図8に示すような処方箋受付装置60を
有している。この処方箋受付装置60は、主制御装置2
1、記憶装置22、入出力装置23、通信制御装置24
などがバスBで接続された構成を有しており、以下に本
実施形態の特徴的な構成について説明する。
【0026】主制御装置21に起動・展開される手段
(プログラム)のうち、処方データ抽出手段26は、レ
セプトデータからデータを抽出する際に用いられる。本
実施形態における抽出処理は、住所・氏名、保険証番号
など個人を特定する情報(患者情報)も抽出することを
特徴としている。また、暗号化手段61は、処方データ
抽出手段26が抽出したレセプトデータのうち、患者情
報に暗号化処理を施すために用いられる。
【0027】記憶装置22に記憶される各種データのう
ち、処方DB28には、患者に処方された医薬品に関す
る情報に加えて、患者情報を暗号化したデータが記憶さ
れる。また、暗号化データ62は、暗号化処理に用いら
れるアルゴリズムが記載されたデータである。このデー
タは、処方箋受付装置60ごとにランダムに設定されて
も良いし、他の薬局2の処方箋受付装置60と共通のア
ルゴリズムであっても良い。共通のアルゴリズムが用い
られる場合には、アルゴリズムが記載されたデータは、
第三者の認証機関等で管理されることが望ましい。いず
れの場合であっても暗号化された患者情報を復号するた
めのデータは、情報サービスセンタ4では保有しない。
【0028】(処方データの作成処理)このような情報
サービスシステム1におけるデータの処理について、本
実施形態の特徴部分を中心に、図1、図3、及び、図8
を適宜参照しながら、以下に説明する。まず、薬局2の
処方箋受付装置60において、レセプトデータを一定期
間(例えば一ヶ月)、蓄積したら、処方データ抽出手段
26がレセプトデータから各データを抽出し、患者情報
に対しては暗号化手段61が暗号化データ62に記載さ
れたアルゴリズムに則って暗号化処理を施す。このよう
にして作成された処方データは、暗号化されていない医
薬品情報、及び、暗号化された患者情報から構成されて
おり、図1に示す情報センタサーバ40のアドレスが含
まれたパケットヘッダが付与されて、送信される。情報
センタサーバ40は、処方データを入手処方DB49
(図3参照)に記録すると共に、契約した製薬会社3の
処方実績取得装置30に、暗号化されていない医薬品情
報、及び、暗号化された患者情報から構成される処方実
績データを送信する。製薬会社3は、受信した処方実績
データを参考にして医薬品の製造・販売を行う。
【0029】暗号化された患者情報は、情報サービスセ
ンタ4、及び、製薬会社3において復号することはでき
ないので、患者を特定することはできない。しかしなが
ら、暗号化された患者情報についてデータをまとめる
と、一つの薬局2を継続して使用する患者の履歴を追跡
することが可能になる。これにより、患者のプライバシ
ーを保護しつつ、特定の患者が継続して特定の薬局2か
ら医薬品の提供を受けた期間を調べることが可能にな
り、病気の治癒にかかる時間や、経過時間と治癒率の関
係などを推定する、より確からしい資料が得られる。な
お、このようなデータの加工は、情報センタサーバ40
において行われることが望ましい。これは、情報センタ
サーバ40は膨大な情報を蓄積しているので、他の代替
品や、過去の実績との比較を容易に行うことができるか
らである。なお、複数の薬局2が同じアルゴリズムに則
って患者情報の暗号化を行う場合には、喩え患者が異な
る薬局2で医薬品の提供を受けた場合であっても、医薬
品の使用期間の追跡調査を行うことが可能になる。
【0030】〔第三実施形態〕本発明の第三実施形態に
ついて図面を参照しながら詳細に説明する。ここで、第
一、第二実施形態と同じ構成要素については、同一の符
号を付して、その詳細な説明は省略する。なお、第三実
施形態で参照する図のうち、図9は処方情報サービスシ
ステムの全体構成図であり、図10は情報センタサーバ
の構成図である。
【0031】(処方情報サービスシステム)図9に示す
ように、本実施形態における処方情報サービスシステム
71は、薬局2と、情報サービスセンタ4と、製薬会社
3を通信網5で接続すると共に、情報サービスセンタ4
が保有する情報のうちの一部を患者や、医師であるユー
ザが照会端末装置72を用いて閲覧可能に構成されてい
ることを特徴とする。この処方情報サービスシステム7
1における薬局2は、サービスを受ける患者の便宜を図
るために、図8に示すような暗号化手段61を備えた処
方箋受付装置60を備えていることが望ましい。
【0032】(照会端末装置)照会端末装置72は、通
信網5に接続可能なコンピュータであり、患者や、医師
といったユーザが情報センタサーバ80にアクセスして
所望の情報を取得する際に用いるものである。その構成
は、図示しないCPU等からなる主制御装置と、HDD
などの記憶装置、入出力装置、通信制御装置などからな
る。後に説明するように情報センタサーバ80から提供
される情報にはアクセスが制限されているサービスと、
閲覧自由なサービスとがあるので、アクセスが制限され
ているサービスを利用するユーザは、ユーザID及びパ
スワードを入出力装置から入力する必要がある。このユ
ーザIDは、情報センタサーバ80に記憶されているデ
ータとの整合を図るために、薬局2で作成された患者情
報を暗号化した値や、これに薬局IDを付加したものを
用いることが望ましい。パスワードは、患者がそのユー
ザIDを用いて情報サービスセンタ4のサービスを最初
に受けるときに登録する任意の文字列や数列を組み合わ
せたものである。
【0033】(情報サービスセンタ)情報サービスセン
タ4が備える情報センタサーバ80は、図10に示すよ
うに主制御装置41、記憶装置42、入出力装置43、
通信制御装置44などがバスBで接続された構成を有し
ている。主制御装置41に展開・起動する手段のうち、
照合手段81は、照会端末装置72からのアクセスを制
御するための手段であり、照会端末装置72で入力され
たユーザID及びパスワードが、記憶装置42の登録D
B51に記憶されているユーザID及びパスワードと一
致するか否かを判断するための手段である。加工データ
作成手段82は、特定のサービスを行う際に、データを
記憶装置42から取得し、必要に応じてデータの加工を
行う手段である。
【0034】記憶装置42に記憶されるデータのうち、
登録DB51には、薬局2の情報、製薬会社3の情報に
加えて、照会端末72からアクセスするユーザのユーザ
ID、パスワードといったユーザ情報が登録されてい
る。ユーザIDは、ユーザIDとして患者情報を暗号化
して得られるデータを用いる場合は、薬局2から送信さ
れてくる処方データに含まれているので、登録手段47
は処方データに含まれているユーザIDを登録DB51
に登録する。パスワードは、照会端末装置72からユー
ザIDと共に最初に送信されてきたものを登録する。さ
らに、記憶装置42には、情報センタサーバ80のウェ
ブページ(インターネットに代表される分散情報システ
ムにおいて、ハイパーテキスト形式などで記述された情
報を、コンピュータの表示画面上に表示したもの)をユ
ーザに閲覧させるためのデータが閲覧用ファイル83に
記憶されている。
【0035】ここで、閲覧用ファイル83に収容されて
いるデータにより実現され、ユーザに提供されるサービ
スには、アクセスが限定されているサービスと、アクセ
スフリーのサービスとがある。アクセスフリーのサービ
スは、製薬会社3から提供される医薬品に関するデータ
であり、ユーザが医薬品に関する情報を自由に検索する
ことができるように構成されている。一方、アクセスが
限定されているサービスは、ユーザが患者であれば、医
薬品の飲み合わせを調べたり、現在までに自分が使用し
た医薬品の履歴があげられる。「飲み合わせを調べる」
とは、特定の医薬品を常用している場合に、市販の風邪
薬を飲んでも害がないかどうかなど、複数の医薬品を同
時期に使用する場合の留意点や、禁止事項を調べること
をいう。医薬品の履歴は、過去に医薬品の使用によりア
レルギー症状が発生したことがあるユーザが、そのよう
な医薬品を過去の履歴から特定し、医師に申告するため
に用いることができる。また、ユーザが医師であれば、
特定の医薬品を患者に使用させた場合の治癒期間の目安
となるデータや、医薬品のシェア、併用薬として頻繁に
処方されている医薬品の調査などがあげられる。これら
のデータは、医師が医薬品を患者に処方する際の補助的
な資料として活用される。
【0036】(サービスの提供時の処理)ユーザが、ア
クセスが限定されているサービスの提供を受ける場合の
処理について図11のフローチャートを用いて説明す
る。なお、アクセスが限定されていないサービスの提供
を受ける場合には、ユーザの要求に従って、情報センタ
サーバ80から照会端末装置72にウェブページを構成
するHTML(Hyper Text Markup Language)ファイル
が随時送信される。また、図11において、ユーザによ
るパスワードの登録はすでに行われているものとする。
【0037】まず、ユーザは、照会端末装置72の表示
部に表示されているウェブページにユーザID、及び、
パスワードを入力し、情報センタサーバ80に対してサ
ービスの提供を要求する(S11)。情報センタサーバ
80は、サービスに関するHTMLファイルの要求命令
に対して、ユーザID、及び、パスワードの照合を行う
(S12)。照合の結果、ユーザが特定されない場合は
(S13においてNO)、処理を終了する。一方、ユー
ザが特定された場合には(S13においてYES)、加
工データ作成手段82がサービスの内容に従って利用可
能なメニューを送信する(S14)。そして、ユーザが
メニューからサービスを選択したら(S15)、そのサ
ービスについてユーザに関連する医薬品の情報を抽出
し、必要な加工を行って送信データを作成する(S1
6)。作成された送信データは、データ管理手段45に
より照会端末装置72に送信され(S17)、照会端末
装置においてユーザは、送信データを処理し、ウェブペ
ージに表示された各種データを参照する(S18)。
【0038】このように本実施形態の情報サービスシス
テム71においては、情報提供料金が得られる薬局2
や、医薬品の開発やセールスのための情報を得ることが
できる製薬会社3に加え、実際に医薬品を使用する患者
や、患者に医薬品を処方する医師にとっても有用な情報
を入手することができるという利点を有している。患者
における利点とは、自己が使用している医薬品に対する
情報を知ったり、飲み合わせによる副作用を未然に防い
だりすることで安心感を得ることがあげられる。さら
に、アレルギを引き越す可能性のある医薬品について、
医師に申告することで、そのような情報を加味した処方
を受けることが可能になるという効果も奏する。一方、
医師にとっては、医薬品に関する多種多様な情報を得る
ことができると共に、処方箋の作成時に患者からアレル
ギに関する情報を入手することが可能になり、診療の信
頼性や、効率を向上させることが可能になる。特に、診
断時に患者に対して、処方する医薬品に関する情報を提
示することにより治療や投薬に対する患者の不安感を取
り除く効果も期待できる。ここで、患者が使用する照会
端末装置72が、PDA端末や、携帯電話である場合
に、このような照会端末装置72に飲み合わせの情報
や、健康情報をダウンロードしてメモリに保存しておく
と、ユーザが事故に遭遇した場合などの緊急時に、患者
が携帯している照会端末装置72のデータを参照するこ
とで医師の対応を容易に、かつ、確実にすることができ
る。
【0039】なお、本発明は前記の各実施形態に限定さ
れずに広く応用することができる。例えば、処方箋受付
装置20において処方データを作成し、送信する目安と
なる一定期間は、一ヶ月に限定されずに、一週間単位な
ど任意の期間を設定することが可能である。また、処方
実績取得装置30が処方実績データを取得するタイミン
グは、処方データの作成時期に拘わらず、任意のタイミ
ングで行うことが可能である。さらに、処方実績データ
を取得する医薬品は、予め登録されているものに限定さ
れずに、処方実績要求手段35によりその都度、要求し
ても良い。
【0040】また、情報センタサーバ80から提供され
るサービスとしては、医療機関と、その近隣の薬局2の
マップを患者に提供することがあげられる。このマップ
は、医療機関の名称を入力すると近隣の薬局2が検索で
きる機能を付加することが望ましい。このようなマップ
は、患者の薬局2を探す手間を省略させる効果を有する
だけでなく、薬局2の営業活動にも活用できる。マップ
作成時に参照する薬局2の住所は、処方データに含まれ
るか、薬局2の登録時に通知されているものを用いる。
さらに、情報センタサーバ80は、薬局2に対して、医
薬品の情報や、医薬品の飲み合わせの情報を提供するよ
うに構成しても良い。このような情報は、薬局2におい
て、顧客サービスの一環として活用される。また、情報
センタサーバ80が提供するウェブページに薬局2や製
薬会社3のバナー広告を掲載することも可能である。
【0041】処方データの出力や、処方実績データの出
力は、通信網5を介したデータ送信に限定されずに、C
D−ROMなどの記録媒体に記録して通流経路により配
信することも可能である。また、このようにして作成さ
れた記録媒体から所定のデータを読み込むことで処方実
績データを閲覧することができる携帯型の端末装置を処
方実績取得装置30としても良い。さらに、コンピュー
タを、処方箋取得装置20、処方実績取得装置30、又
は、情報センタサーバ40として機能させるために主制
御装置21,31,41に展開・起動させるプログラム
を、所定のファイルサーバにアップロードして、必要に
応じて通信網5を介してダウンロードできるように提供
しても良い。同様に、これらのプログラムをCR−RO
Mなどの記録媒体に記録して流通させても良い。
【0042】
【発明の効果】本発明によれば、医薬品の消化に関する
情報や、その医薬品を処方した医師についての情報を一
括して入手することが可能になる。さらに、このような
情報を医薬品ごとに編集して、第三者に提供することが
可能になる。このような情報を活用することで、製薬会
社の事業計画の策定が迅速に、かつ、確実に行えるよう
になる。また、患者や、医師にとっては、治療の信頼性
や、安全性を高めることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態における処方情報サービスシ
ステムの全体構成図である。
【図2】薬局に備えられる処方箋受付装置の構成を示す
ブロック図である。
【図3】情報サービスセンタの情報センタサーバの構成
を示すブロック図である。
【図4】製薬会社の処方実績取得装置の構成を示すブロ
ック図である。
【図5】処方データの構成を示す図である。
【図6】処方実績データの構成を示す図である。
【図7】処方情報サービスシステムにおけるデータ処理
のフローチャートである。
【図8】薬局に備えられる処方箋受付装置の構成を示す
ブロック図である。
【図9】本発明の実施形態における処方情報サービスシ
ステムの全体構成図である。
【図10】情報サービスセンタの情報センタサーバの構
成を示すブロック図である。
【図11】処方情報サービスシステムで提供されるサー
ビスについての処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1,71 処方情報サービスシステム 2 薬局 3 製薬会社 4 情報サービスセンタ 20,60 処方箋受付装置 30 処方実績取得装置 40,80 情報センタサーバ 21,31,41 主制御装置 22,32,42 記憶装置 24,34,44 通信制御装置 25,45 データ管理手段 26 処方データ抽出手段 28 処方DB 46 処方実績抽出手段 48 演算手段 50 提供情報DB 51 登録DB 61 暗号化手段
フロントページの続き (72)発明者 降旗 和秀 神奈川県川崎市幸区鹿島田890番地 株式 会社日立製作所産業システム事業部内 Fターム(参考) 5B075 ND20 ND23 PQ32 UU26

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 処方箋を作成した医師を特定する情報を
    含んで構成される前記処方箋についてのデータベースを
    構築する記憶装置と、前記データベースを構成するデー
    タから特定の医薬品について、医師を特定する情報を含
    むデータを抽出する手段と、前記医薬品を特定する手段
    と、抽出した前記データを出力する手段とを備えている
    ことを特徴とする医薬品の処方情報を処理するサーバ。
  2. 【請求項2】 前記データベースを構築するデータに対
    して処方箋ごとに情報提供料金を算出する手段と、前記
    医薬品ごとに抽出されて出力されるデータに対して前記
    医薬品ごとに利用料金を算出する手段とを備えているこ
    とを特徴とする請求項1に記載の医薬品の処方情報を処
    理するサーバ。
  3. 【請求項3】 患者を特定する情報を暗号化処理して得
    られたデータを含んで前記データベースが構築されてい
    ることを特徴とする請求項1又は請求項2のいずれか一
    項に記載の医薬品の処方情報を処理するサーバ。
  4. 【請求項4】 患者に医薬品を処方した医師を特定する
    情報と、前記医薬品を特定する情報と、前記医薬品の処
    方量とを含むデータについて、薬局ごとの前記データを
    取得した後に、前記データを出力要求のあった医薬品ご
    とにまとめて出力することを特徴とする医薬品の処方情
    報の処理方法。
  5. 【請求項5】 前記データベースを構築するデータに対
    して処方箋ごとに情報提供料金を算出すると共に、前記
    医薬品ごとに抽出されて出力されるデータに対して前記
    医薬品ごとに利用料金を算出することを特徴とする請求
    項4に記載の医薬品の処方情報の処理方法。
  6. 【請求項6】 処方箋に基づいて医薬品を患者に提供す
    る薬局においてデータを管理するために用いられる端末
    装置であって、 前記処方箋に含まれる前記患者を特定する情報、前記医
    薬品の種類、及び、処方量、並びに、前記処方箋を作成
    した医療機関を特定する情報を記憶するレセプトデータ
    ベースと、前記データベースから前記患者に関する情報
    を除く情報から構成される処方データを作成する手段
    と、前記処方データを出力するための手段とを備えてい
    ることを特徴とする薬局に備えられる端末装置。
  7. 【請求項7】 処方箋に基づいて医薬品を患者に提供す
    る薬局においてデータを管理するために用いられる端末
    装置であって、 患者を特定する情報である患者情報に対して暗号化処理
    を施す手段と、暗号化された前記患者情報に前記医薬品
    の種類、及び、処方量を特定するための情報、並びに、
    前記処方箋を作成した医療機関を特定する情報を付加し
    た処方データを作成する手段と、前記処方データを出力
    するための手段とを備えていることを特徴とする薬局に
    備えられる端末装置。
  8. 【請求項8】 コンピュータを、処方箋を作成した医師
    を特定する情報を含んで構成される前記処方箋について
    のデータベースを構築する記憶装置と、前記データベー
    スを構成するデータから特定の医薬品について、医師を
    特定する情報を含むデータを抽出する手段と、前記医薬
    品を特定する手段と、抽出した前記データを出力するよ
    うに制御する手段として機能させることを特徴とするプ
    ログラム。
  9. 【請求項9】 請求項6に記載のプログラムをコンピュ
    ータに読み取り可能に記憶したことを特徴とするプログ
    ラムの記憶媒体。
  10. 【請求項10】 コンピュータを、患者を特定できる情
    報である患者情報に対して暗号化処理を施す手段と、暗
    号化された前記患者情報に前記医薬品の種類、及び、処
    方量を特定するための情報、並びに、前記処方箋を作成
    した医療機関を特定する情報を付加した処方データを作
    成する手段と、前記処方データを出力するための制御を
    行う手段として機能させることを特徴とするプログラ
    ム。
  11. 【請求項11】 請求項8に記載のプログラムをコンピ
    ュータに読み取り可能に記憶したことを特徴とするプロ
    グラムの記録媒体。
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