JP6446799B2 - 医療情報提供装置、医療情報提供方法、およびプログラム - Google Patents
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Description
本発明の発明者は、患者への通知以前に、製薬会社から配信された適切使用情報を、対象の医療機関に迅速かつ正確かつ適切に通知することの重要性を見出した。
医薬品の処方実績情報と、前記処方実績情報に関係する医療従事者情報を紐付けて含む処方履歴情報を取得して保持する処方履歴保持手段と、
医薬品に関する通知情報を取得する通知情報取得手段と、
前記処方履歴情報の中から前記通知情報に関連する医薬品の処方実績情報を抽出し、抽出された前記処方実績情報に紐付けられた医療従事者を、通知対象として特定する通知対象特定手段と、
特定された前記医療従事者を対象として前記通知情報を提供する提供手段と、
を備え、
前記処方履歴保持手段は、複数の医療機関の電子カルテシステムから、患者を特定できる情報を除いて前記処方履歴情報を取得して保持し、
前記通知情報取得手段は、複数の製薬会社から配信される前記医薬品に関する通知情報を取得する。
本発明の第2の医療情報提供装置は、
医薬品の処方実績情報と、前記処方実績情報に関係する医療従事者情報を紐付けて含む処方履歴情報を取得して保持する処方履歴保持手段と、
医薬品に関する通知情報を取得する通知情報取得手段と、
前記処方履歴情報の中から前記通知情報に関連する医薬品の処方実績情報を抽出し、抽出された前記処方実績情報に紐付けられた医療従事者を、通知対象として特定する通知対象特定手段と、
特定された前記医療従事者を対象として前記通知情報を提供する提供手段と、
前記通知情報取得手段により取得される前記通知情報の、通知条件の指定を取得する通知条件取得手段と、を備え、
前記通知対象特定手段は、前記抽出された処方実績情報に紐付けられた医療従事者の中から、前記通知情報の前記通知条件に従って、当該通知情報の前記通知対象の前記医療従事者を特定し、
前記処方実績情報は、前記医薬品の処方日および処方期間の少なくともいずれか一方を含み、
前記通知条件取得手段により取得される前記通知条件として、前記通知情報に関連する前記医薬品を処方中の医療従事者が前記通知対象に指定される場合、前記通知対象特定手段は、前記抽出された処方実績情報に紐付けられた医療従事者の中から、前記通知情報の日付情報と、前記処方実績情報の前記処方日および前記処方期間の少なくともいずれか一方に基づき、前記通知情報に関連する前記医薬品を処方中の医療従事者を前記通知対象として特定する。
医療情報提供装置が、
医薬品の処方実績情報と、前記処方実績情報に関係する医療従事者情報を紐付けて含む処方履歴情報を取得して処方履歴情報記憶装置に保持し、
医薬品に関する通知情報を取得し、
前記処方履歴情報の中から前記通知情報に関連する医薬品の処方実績情報を抽出し、抽出された前記処方実績情報に紐付けられた医療従事者を、通知対象として特定し、
特定された前記医療従事者を対象として前記通知情報を提供し、
複数の医療機関の電子カルテシステムから、患者を特定できる情報を除いて前記処方履歴情報を取得して前記処方履歴情報記憶装置に保持し、
複数の製薬会社から配信される前記医薬品に関する通知情報を取得する。
本発明の第2の医療情報提供方法は、
医療情報提供装置が、
医薬品の処方実績情報と、前記処方実績情報に関係する医療従事者情報を紐付けて含む処方履歴情報を取得して処方履歴情報記憶装置に保持し、
医薬品に関する通知情報を取得し、
前記処方履歴情報の中から前記通知情報に関連する医薬品の処方実績情報を抽出し、抽出された前記処方実績情報に紐付けられた医療従事者を、通知対象として特定し、
特定された前記医療従事者を対象として前記通知情報を提供し、
取得される前記通知情報の、通知条件の指定を取得し、
前記抽出された処方実績情報に紐付けられた医療従事者の中から、前記通知情報の前記通知条件に従って、当該通知情報の前記通知対象の前記医療従事者を特定し、
前記処方実績情報は、前記医薬品の処方日および処方期間の少なくともいずれか一方を含み、
取得される前記通知条件として、前記通知情報に関連する前記医薬品を処方中の医療従事者が前記通知対象に指定される場合、前記抽出された処方実績情報に紐付けられた医療従事者の中から、前記通知情報の日付情報と、前記処方実績情報の前記処方日および前記処方期間の少なくともいずれか一方に基づき、前記通知情報に関連する前記医薬品を処方中の医療従事者を前記通知対象として特定する。
処方履歴情報記憶装置を有するコンピュータに、
医薬品の処方実績情報と、前記処方実績情報に関係する医療従事者情報を紐付けて含む処方履歴情報を取得して前記処方履歴情報記憶装置に保持する手順、
医薬品に関する通知情報を取得する手順、
前記処方履歴情報の中から前記通知情報に関連する医薬品の処方実績情報を抽出し、抽出された前記処方実績情報に紐付けられた医療従事者を、通知対象として特定する手順、
特定された前記医療従事者を対象として前記通知情報を提供する手順、
複数の医療機関の電子カルテシステムから、患者を特定できる情報を除いて前記処方履歴情報を取得して前記処方履歴情報記憶装置に保持する手順、
複数の製薬会社から配信される前記医薬品に関する通知情報を取得する手順、を実行させるためのプログラムである。
本発明の第2のコンピュータプログラムは、
処方履歴情報記憶装置を有するコンピュータに、
医薬品の処方実績情報と、前記処方実績情報に関係する医療従事者情報を紐付けて含む処方履歴情報を取得して前記処方履歴情報記憶装置に保持する手順、
医薬品に関する通知情報を取得する手順、
前記処方履歴情報の中から前記通知情報に関連する医薬品の処方実績情報を抽出し、抽出された前記処方実績情報に紐付けられた医療従事者を、通知対象として特定する手順、
特定された前記医療従事者を対象として前記通知情報を提供する手順、
前記通知情報を取得する手順において取得される前記通知情報の、通知条件の指定を取得する手順、
前記抽出された処方実績情報に紐付けられた医療従事者の中から、前記通知情報の前記通知条件に従って、当該通知情報の前記通知対象の前記医療従事者を特定する手順、
前記処方実績情報は、前記医薬品の処方日および処方期間の少なくともいずれか一方を含み、
前記通知対象を特定する手順において、
取得される前記通知条件として、前記通知情報に関連する前記医薬品を処方中の医療従事者が前記通知対象に指定される場合、前記抽出された処方実績情報に紐付けられた医療従事者の中から、前記通知情報の日付情報と、前記処方実績情報の前記処方日および前記処方期間の少なくともいずれか一方に基づき、前記通知情報に関連する前記医薬品を処方中の医療従事者を前記通知対象として特定する手順、を実行させるためのプログラムである。
図1は、本発明の実施の形態に係る医療情報提供装置100の論理的な構成を示す機能ブロック図である。
本発明の実施の形態に係る医療情報提供装置100は、医薬品の処方実績情報と、処方実績情報に関係する医療従事者情報を紐付けて含む処方履歴情報を取得して保持する処方履歴保持部(処方履歴データベース102)と、医薬品に関する通知情報を取得する通知情報取得部104と、処方履歴情報の中から通知情報に関連する医薬品の処方実績情報を抽出し、抽出された処方実績情報に紐付けられた医療従事者を、通知対象として特定する通知対象特定部106と、特定された医療従事者を対象として通知情報を提供する提供部108と、を備える。
本実施形態において、図1の医療情報提供装置100の各構成要素は、図2に示される、CPU(Central Processing Unit)62、メモリ64、メモリ64にロードされた本図の構成要素を実現するプログラム80、そのプログラム80を格納するハードディスクなどの記憶ユニット(ストレージ66:補助記憶装置)、ネットワーク接続用インタフェース(通信I/F(InterFace:インタフェース)70)を備える任意のコンピュータ60のハードウェアとソフトウェアの任意の組合せによって実現される。そして、その実現方法、装置にはいろいろな変形例があることは、当業者には理解されるところである。図1および以下に説明する各実施形態の機能ブロック図は、ハードウェア単位の構成ではなく、論理的な機能単位のブロックを示している。
また、以下の各図において、本発明の本質に関わらない部分の構成については省略してあり、図示されていない。
医薬品の通知情報とは、医薬品を適正に使用するために提供される情報である適正使用情報(緊急安全性速報、副作用情報、併用に関する情報、使用上の注意事項等)、医薬品の製品情報、および広告情報の少なくともいずれか1つを含む。
(a1)電子文書ファイル、テキストファイル、または、電子メール等の電子情報が製薬会社の端末から送信され、ネットワーク3を介して受信して取得する。
(a2)ファクシミリ受信した通知情報を、紙媒体からOCR(Optical Character Reader)で読み込んで電子ファイル化して取得する。
(a3)医療情報提供装置100にて、製薬会社からの指示を受けて、通知情報の登録フォームにコンピュータ60の入力装置72を用いて入力し、入力された情報を通知情報として取得する。
(a4)製薬会社の端末から、医療情報提供装置100が提供するウェブサーバ(不図示)にアクセスし、登録フォームにMRが入力を行い、入力されたフォームの情報をウェブサーバ(不図示)にアップロードし、アップロードされた情報を取得する。
(a5)医療情報提供装置100が製薬会社のサーバにアクセスして、通知情報をダウンロードする。
(a6)製薬会社から配布された記録媒体に記録された通知情報を医療情報提供装置100に読み込んで取得する。
上記(a1)〜(a6)の少なくともいずれか、または組み合わせとすることができる。
(b1)「速報」であることを示す情報
(b2)対象となる医薬品の情報(商品名、一般名称、医薬品識別情報等)
(b3)重要度(緊急性の度合い、または副作用の重篤度)
(b4)医薬品に関連する報告すべき事例の内容(副作用による症例の内容(患者の性別、年代、副作用名、重篤性、投与量、副作用発現までの日数、経過情報、転帰情報(回復、死亡、後遺症)等))
(b5)対応すべき措置の内容(使用(併用)禁忌、使用(併用)中止の検討、使用(併用)上の注意)
(b6)問合せ先の情報
通知情報には、上記(b1)〜(b6)の情報の少なくともいずれか、またはこれらの組み合わせが含まれる。
このようにして、医薬品に関連する通知情報を、その医薬品の処方実績に関連のある医療従事者に配信することができる。
図5は、本発明の実施の形態に係る医療情報提供装置200の論理的に構成を示す機能ブロック図である。
本発明の実施の形態に係る医療情報提供装置200は、上記実施の形態とは、各種の通知条件に従って通知情報の通知対象の医療従事者を特定する点で相違する。
本実施形態の医療情報提供装置200は、図1の上記実施形態の医療情報提供装置100と同様な通知情報取得部104と、提供部108と、を備えるとともに、さらに、処方履歴データベース202と、通知対象特定部206と、通知条件取得部212と、を備える。さらに、医療情報提供装置200は、通知情報取得部104が取得した通知情報を保持する通知情報データベース210を備える。
通知対象特定部206は、抽出された処方実績情報に紐付けられた医療従事者の中から、通知情報の通知条件に従って、当該通知情報の通知対象の医療従事者を特定する。
通知情報データベース210は、通知情報取得部104が取得した通知情報の情報を保持するとともに、通知情報のコンテンツが電子ファイルであれば、所定の格納場所に格納し、その格納場所の情報も保持する。あるいは、通知情報が医薬品の製品情報の場合には、各製薬企業のウェブサイト上のページにて提供されるコンテンツに対応する製品情報があるため、サイトのURL(Uniform Resource Locator)アドレスの情報等を保持してもよい。
本実施形態において、医療情報提供システム220は、医薬品情報データベース222およびユーザマスタ224を備え、ネットワーク3を介して病院Aのサーバ232と接続される。ここで、医薬品情報データベース222には、図5の処方履歴データベース202および通知情報データベース210が少なくとも含まれる。
さらに、医療情報提供装置200は、インターネット5を介してウェブサーバ260に接続される。医療情報提供システム220では、ウェブサーバ260に各医療機関230(A病院、B病院、C薬局)の端末236(A病院のHIS端末AとHIS端末B、B病院とC薬局には図示していない)に提供するポータルサイトがユーザ毎に準備される。ここでいう、「ユーザ」とは、医療機関230にて、本実施形態の医療情報提供システム220が提供するサービスを利用する者を指し、予めサービス利用登録を行っているものとする。
本実施形態では、電子カルテシステムは、診察内容の記録以外に、患者に出す薬の処方の指示を受け付ける機能も有し、医師は、端末236を用いて、処方指示を入力することができる。処方指示の情報は、サーバ232が電子カルテデータベース234に記録する。
また、端末236は、インターネット5への接続する際、セキュリティを確保するための工夫を行う。たとえば、端末236は、直接、インターネット5上のウェブサイトにアクセスするのではなく、医療情報提供装置200にログインし、医療情報提供装置200上で実行される仮想ブラウザを利用して、ウェブサーバ260の専用のポータルサイトにアクセスする構成などとすることができる。これらの構成については、本発明の本質には関わらないので、詳細な説明は省略する。
図8は、本実施形態の医療情報提供システム220のユーザマスタ224の構造の一例を示す図である。
ユーザマスタ224は、ユーザID、ユーザの職制を示す職制コード、ユーザが担当する診療科を示す診療科コード、およびユーザが所属する医療機関を示す施設コードを有する。さらに、図示していないが、ユーザマスタ224は、ユーザの名前、連絡先(住所、電話番号、メールアドレス等)、パスワード等の情報を含んでもよい。職制コード、診療科コード、および施設コードは、さらに別のマスタテーブルにより、それぞれ定義されており、これらのマスタを参照することで、コードからユーザの職制、診療科、および施設等の情報が全て取得できる。
通知条件としては、たとえば、処方者(職制、診療科)、処方日(過去何ヶ月の間)、処方期間(処方された医薬品を担当患者が現在服用期間中等)、処方量(頻度)、緊急度、重要度(副作用の重篤度)、および併用条件等の少なくともいずれか1つを指定することができる。
さらに、これらの条件を複数組み合わせて、論理演算式(AND、OR、NOT、NAND等)やIF/ELSE文等の条件式を用いた形式で指定してもよい。たとえば、「処方された医薬品を担当患者が現在服用期間中(処方期間)の診療科が循環器系の医師(処方者の職制)で、処方日が過去3ヶ月以内」等が指定できる。
(c1)処方者(職制、診療科)
通知対象を絞り込む条件として、職制が医師、看護師、および薬剤師の少なくともいずれかを指定することができる。あるいは、薬剤師は除く等の除外する職制の指定もできてもよい。また、特定の診療科および病棟の少なくともいずれかを指定することもできる。特定の診療科は除く等の除外する診療科や施設の指定もできてもよい。以下の他の通知条件も同様で、絞り込む対象と、除外する対象の少なくともいずれかを指定できてもよいし、または組み合わせて指定できてもよい。
通知対象を絞り込む条件として、処方日がいつであるかを期間(または日付)で指定することができ、その期間に処方日が含まれるものを特定できてもよい。処方日は、医師による処方箋が患者に発行された日を指すが、調剤日、服薬日、または、投与開始日(注射の場合)などでもよい。期間は、開始日と終了日で指定してもよいし、開始日と、開始日からの日数で指定してもよいし、終了日と終了日から過去に遡る日数で指定してもよい。日数や日付は、日単位で指定してもよいし、週、月、または年単位で指定してもよい。
通知対象を絞り込む条件として、処方期間で指定することができる。処方期間は、処方された医薬品を患者が服用または投与を開始した開始日と服用または投与の終了日で指定してもよいし、開始日と、開始日からの日数で指定してもよいし、終了日と終了日から過去に遡る日数で指定してもよい。日数や日付は、日単位で指定してもよいし、週、月、または年単位で指定しもよい。
通知条件取得部212により取得される通知条件として、通知情報に関連する医薬品を処方中の医療従事者が通知対象に指定される場合、通知対象特定部206は、抽出された処方実績情報に紐付けられた医療従事者の中から、通知情報の日付情報と、処方実績情報の処方日および処方期間の少なくともいずれか一方に基づき、通知情報に関連する医薬品を処方中の医療従事者を通知対象として特定する。
なお、ここで、「処方中の医療従事者」とは、服薬期間中の患者を診ている医師、投薬期間中の患者を担当している看護師、または、調合された薬剤を服薬期間中の患者を担当している薬剤師を指す。
また、通知対象を絞り込む条件として、処方量(頻度)と条件を指定することができる。処方量は、期間と数量(回数)で指定でき、指定された期間内に処方された医薬品の総量(または処方回数)が、指定された数量(回数)以上(または未満)の医療従事者を絞り込んでもよい。このとき、通知対象特定部206は、処方履歴情報から、該当する医薬品の処方実績を処方ユーザ毎に抽出して、処方量を算出して求めることができる。
通知対象を絞り込む条件として、緊急度、または重要度(副作用の重篤度)を指定することができる。緊急度とは、通知情報が速報であり一刻を争うものなのか、通常の通知であるのか等の別を示す。重要度は、通知情報が副作用の情報を示す場合に、副作用の重篤度のレベルを示す。重篤度のレベルは予め数段階に設定しておき、レベルと、指定されたレベルより上か下かを指定し、指定された条件を満たす通知対象を絞り込む。
ここでは、たとえば、緊急度が高い通知情報の場合、処方実績のある医師だけでなく、投与実績のある看護師、および調合実績のある薬剤師を含む医療従事者を通知対象とする等の指定ができる。
通知対象を絞り込む条件として、併用条件を指定できてもよい。この構成については、後述する実施形態で詳細に説明する
(d1)本実施形態の医療情報提供装置200の機能を実現するアプリケーションプログラムの設定ファイルで指定された通知条件を、設定ファイルを参照して取得する。
(d2)医療情報提供装置200にて、製薬会社250からの指示を受けて、通知条件の指定フォームにコンピュータ60の入力装置72を用いて入力し、入力された通知条件を取得する。
(d3)製薬会社250の端末252から、医療情報提供システム220が提供するウェブサーバ260にアクセスし、通知条件の指定フォームにMRが入力を行い、入力されたフォームの情報をウェブサーバ260にアップロードし、アップロードされた通知条件の情報を取得する。
(d4)通知情報毎に通知条件を取得する。
上記(d1)〜(d4)のいずれか、または組み合わせとすることができる。
図10は、本発明の実施の形態に係る医療情報提供装置300の論理的に構成を示す機能ブロック図である。
本発明の実施の形態に係る医療情報提供装置300は、上記実施形態とは、通知対象に基づいて、通知の重要度を決定し、重要度に応じた報知レベルに従い、通知情報を提供する点で相違する。
本実施形態の医療情報提供装置300は、図2の上記実施形態の医療情報提供装置200と同様な、通知情報取得部104と、通知対象特定部206と、通知条件取得部212と、を少なくとも備えるとともに、さらに、処方履歴データベース302と、提供部308と、重要度決定322と、を備える。
なお、図10では、第2実施形態の構成に、本実施形態の構成要素を含めた構成としているが、第1実施形態の構成に本実施形態の構成要素を含めた構成としてもよい。
提供部308は、重要度に応じた報知レベルに従い、通知情報を提供する。
医療ポータルサイト262には、様々な情報が提供されるが、特に重要度の高い通知情報は、たとえば、医療ポータルサイト262のトップページの上部の中央付近の表示エリア342に、最も目立つように、表示されてもよい。提供部308は、報知レベルが高い程、通知情報の視認性がよくなるように通知情報を提示する。
(e1)重要度に応じて、視認性(表示エリア)を変える。
たとえば、重要度毎に、医療ポータルサイト262における表示エリアを決める。または各表示エリアの優先順位を定め、重要度の高い順に、優先順位の高い表示エリアに通知情報を表示する。例として、図9(b)の医療ポータルサイト262において、表示エリア342、344、346の順に優先順位を付けるとする。そして、優先順位に従い、重要度が最も高い場合には、表示エリア342に表示し、重要度が低い通知情報の場合には、表示エリア346等に通知情報を表示させてもよい。
たとえば、重要度が高い程は、通知情報を表示する文字フォントを、より太く、より大きくしたり、より目立つ配色に変えたり、より強調される表示(ハイライト)したり、ブリンクの点滅速度を速くしたり、明度を明るくしたりする。
(e3)重要度に応じて、視認性(アイコン)を変える。
たとえば、報知レベル毎にアイコンを変えたり、アニメーション表示したりする。
たとえば、重要度がそれほど高くない場合は、医療ポータルサイト262への表示のみとし、重要度が高い場合は、医療ポータルサイト262への表示とともに、さらに、特定された医療従事者に対し、予めユーザ登録されているメールアドレスにメールを配信したり、医療ポータルサイト262にアクセス中であれば、ポップアップウインドウで表示する。
たとえば、重要度が高い通知情報については、ユーザが通知情報を閲覧したことを確認できる構成を設ける。この構成について、以下に説明する。
(f1)通知対象となる医療従事者のうち、服薬期間中の患者を診ている医師、投薬期間中の患者を担当している看護師、または、調合された薬剤を服薬期間中の患者を担当している薬剤師への通知の重要度を高く設定する。
(f2)通知対象となる医療従事者のうち、処方量、処方回数、処方頻度が多い者への通知の重要度を高く設定する。
(f3)通知情報の重要度が高いものは、通知の重要度を高く設定する。例として、重要度が高い順にL1〜L5まで設定されている場合に、死亡事例有り等の緊急安全性速報等、使用禁忌の通知は最も高い重要度L1を設定する。副作用などによる使用上の注意の通知は、重要度を2番目のL2に設定する。製品情報等の通知は、重要度をL5に設定する。
(f4)特定の診療科、または医療機関の重要度を高く、または低く設定する。
重要度の決定方法は、上記(f1)〜(f4)の少なくともいずれか、または組み合わせてもよい。
図12は、本発明の実施の形態に係る医療情報提供装置400の論理的な構成を示す機能ブロック図である。
本発明の実施の形態に係る医療情報提供装置400は、上記実施形態とは、通知情報が医薬品の併用に関するものである場合に、対象となる医薬品を併用して使用している医療従事者を特定する点で相違する。
本発明の実施の形態に係る医療情報提供装置400は、図5の上記実施形態の医療情報提供装置300と同様な通知情報取得部104と、提供部308と、通知条件取得部212と、重要度決定322と、閲覧記録部326と、を少なくとも有するとともに、さらに、併用薬特定部432と、処方履歴データベース402と、通知対象特定部406と、を備える。
医療情報提供装置400は、さらに、処方実績情報の医薬品の処方日時および医療従事者を元に、併用使用される複数の医薬品を特定してグルーピングし、併用グループとして処方履歴情報に登録する併用薬特定部432を備える。
さらに、通知情報は、少なくとも2つの医薬品の併用に関する情報を含む。
通知対象特定部406は、通知情報の併用に関連する少なくとも2つの医薬品の処方実績情報を抽出し、抽出された処方実績情報に紐付けられた医療従事者を、通知対象として特定する。
本実施形態において、処方履歴データベース402は、少なくとも医薬品の識別情報と、処方者IDと、処方日時とを互いに紐付けて保持する。さらに、処方履歴データベース402には、併用使用される医薬品をグルーピングし、併用グループとして登録される。図13では、同じグループの医薬品には、同じIDを付与する構成を例示しているが、これに限定されず、併用される医薬品であることが識別できる構成であればよい。
図の例では、電子カルテデータベース234に登録される診察情報のうち、特に、処方指示に関する情報のみを示している。処方指示に関連する情報は、たとえば、処方日時と、患者IDと、処方された医薬品の識別情報と、処方量情報(数量、1日の服用回数、処方日数)、受診科コード、処方医師宛と、施設コードと、を1レコードに含んでいる。
また、上述したように、通知情報は、対象となる医薬品が、製品名で通知される場合と、一般名称で通知される場合等が考えられる。一般名称で通知される場合には、通知対象特定部406は、対象となる医薬品を特定する処理を行う。
そして、通知対象特定部(106、206、および406の少なくともいずれか)は、通知情報に関連する当該同種同効薬を含む全ての医薬品の処方実績情報を抽出し、抽出された処方実績情報に紐付けられた医療従事者を、通知対象として特定する。
現在、通知対象の医薬品を処方していなくても、同種同効薬を処方したことのある医療従事者は、将来的に通知対象の医薬品を処方する可能性がある。そのため、同種同効薬を処方したことのある医療従事者にも、事前に予備知識として、通知情報を提供しておくことには大いに意義がある。
この構成によれば、通知対象の医薬品だけでなく、同種同効薬を処方したことのある医療従事者に通知情報を提供できるので、将来的に通知対象の医薬品を処方する可能性のある医療従事者に対しても、事前に予備知識として、通知情報を提供しておくことができる。
また、図10の第3実施形態の医療情報提供装置300が、さらに、未閲覧の通知情報について、通知対象の医療従事者に未閲覧であることを報知し、閲覧させる構成としてもよい。
医療情報提供装置300は、医療従事者による医薬品の処方を受け付ける端末装置(端末236)に接続され、端末236における、医薬品の処方の受け付けに呼応して、閲覧記録(閲覧記録部326)を参照し、当該医薬品に関連する通知情報を抽出し、抽出された通知情報が閲覧済みか否かを判別する判別部(不図示)と、未閲覧の通知情報がある場合、端末236に、未閲覧の通知情報があることを報知する報知部(不図示)と、をさらに備えてもよい。
さらに、上記実施形態では、医薬品に関連する通知情報を、医薬品の処方に関係した医療従事者に対して提供する構成としていたが、他の実施形態では、医療従事者は、対象となる医薬品の処方に関係していなくても、医薬品の処方に関係する診療科に所属する医療従事者を通知対象としてもよい。
さらに、上記実施形態では、医薬品に関連する通知情報を、医薬品の処方に関係した医療従事者に対して提供する構成としていたが、他の実施形態では、対象となる医薬品の処方に関係したことのない医療従事者に対して通知情報を提供する構成としてもよい。
なお、本発明において利用者に関する情報を取得、利用する場合は、これを適法に行うものとする。
1. 医療情報提供装置が、
医薬品の処方実績情報と、前記処方実績情報に関係する医療従事者情報を紐付けて含む処方履歴情報を取得して処方履歴情報記憶装置に保持し、
医薬品に関する通知情報を取得し、
前記処方履歴情報の中から前記通知情報に関連する医薬品の処方実績情報を抽出し、抽出された前記処方実績情報に紐付けられた医療従事者を、通知対象として特定し、
特定された前記医療従事者を対象として前記通知情報を提供する医療情報提供方法。
2. 1.に記載の医療情報提供方法において、
前記医療情報提供装置が、さらに、
取得される前記通知情報の、通知条件の指定を取得し、
前記抽出された処方実績情報に紐付けられた医療従事者の中から、前記通知情報の前記通知条件に従って、当該通知情報の前記通知対象の前記医療従事者を特定する、
医療情報提供方法。
3. 2.に記載の医療情報提供方法において、
前記処方実績情報は、前記医薬品の処方日および処方期間の少なくともいずれか一方を含み、
前記医療情報提供装置が、さらに、
取得される前記通知条件として、前記通知情報に関連する前記医薬品を処方中の医療従事者が前記通知対象に指定される場合、前記抽出された処方実績情報に紐付けられた医療従事者の中から、前記通知情報の日付情報と、前記処方実績情報の前記処方日および前記処方期間の少なくともいずれか一方に基づき、前記通知情報に関連する前記医薬品を処方中の医療従事者を前記通知対象として特定する、
医療情報提供方法。
4. 1.乃至3.いずれか1つに記載の医療情報提供方法において、
前記医療情報提供装置が、さらに、
前記通知対象として特定される前記医療従事者の前記処方実績情報に基づいて、前記通知情報の通知の重要度を決定し、
前記重要度に応じた報知レベルに従い、前記通知情報を提供する、
医療情報提供方法。
5. 1.乃至4.いずれか1つに記載の医療情報提供方法において、
前記処方実績情報は、前記医薬品の処方毎の処方日時および処方に関連する医療従事者の情報を含み、
前記通知情報は、少なくとも2つの前記医薬品の併用に関する情報を含み、
前記医療情報提供装置が、さらに、
前記処方実績情報の前記医薬品の処方日時および前記医療従事者を元に、併用使用する複数の医薬品を特定してグルーピングし、併用グループとして前記処方履歴情報に登録し、
前記通知情報の前記併用に関連する前記少なくとも2つの医薬品の処方実績情報を抽出し、
抽出された前記処方実績情報に紐付けられた医療従事者を、前記通知対象として特定する、
医療情報提供方法。
6. 5.に記載の医療情報提供方法において、
前記医療情報提供装置が、さらに、
前記通知対象として特定される前記医療従事者の前記処方実績情報に基づいて、前記通知情報の通知の重要度を決定し、
前記通知情報の前記併用に関連する前記少なくとも2つの医薬品の両方を処方している医療従事者を特定し、
特定された前記医療従事者に対し、高い前記重要度を設定する、
医療情報提供方法。
7. 1.乃至6.いずれか1つに記載の医療情報提供方法において、
前記医療情報提供装置が、さらに、
前記通知情報に関連する前記医薬品の同種同効薬の情報を取得し、
前記通知情報に関連する当該同種同効薬を含む全ての医薬品の処方実績情報を抽出し、
抽出された前記処方実績情報に紐付けられた医療従事者を、前記通知対象として特定する、
医療情報提供方法。
8. 1.乃至7.いずれか1つに記載の医療情報提供方法において、
前記医療情報提供装置が、さらに、
前記通知情報を閲覧したことの確認を受け付け、
前記通知情報の閲覧確認を受け付けたことを、前記通知対象の医療従事者情報と紐付けて閲覧記録として記録する、
医療情報提供方法。
9. 8.に記載の医療情報提供方法において、
前記医療情報提供装置が、前記医療従事者による医薬品の処方を受け付ける端末装置に接続され、
前記医療情報提供装置が、さらに、
前記端末装置における、前記医薬品の処方の受け付けに呼応して、前記閲覧記録を参照し、当該医薬品に関連する前記通知情報を抽出し、抽出された前記通知情報が閲覧済みか否かを判別し、
未閲覧の前記通知情報がある場合、前記端末装置に、未閲覧の通知情報があることを報知する、
医療情報提供方法。
医薬品の処方実績情報と、前記処方実績情報に関係する医療従事者情報を紐付けて含む処方履歴情報を取得して前記処方履歴情報記憶装置に保持する手順、
医薬品に関する通知情報を取得する手順、
前記処方履歴情報の中から前記通知情報に関連する医薬品の処方実績情報を抽出し、抽出された前記処方実績情報に紐付けられた医療従事者を、通知対象として特定する手順、
特定された前記医療従事者を対象として前記通知情報を提供する手順、を実行させるためのプログラム。
11. 10.に記載のプログラムにおいて、
取得される前記通知情報の、通知条件の指定を取得する手順、
前記抽出された処方実績情報に紐付けられた医療従事者の中から、前記通知情報の前記通知条件に従って、当該通知情報の前記通知対象の前記医療従事者を特定する手順、
をさらにコンピュータに実行させるためのプログラム。
12. 11.に記載のプログラムにおいて、
前記処方実績情報は、前記医薬品の処方日および処方期間の少なくともいずれか一方を含み、
取得される前記通知条件として、前記通知情報に関連する前記医薬品を処方中の医療従事者が前記通知対象に指定される場合、前記抽出された処方実績情報に紐付けられた医療従事者の中から、前記通知情報の日付情報と、前記処方実績情報の前記処方日および前記処方期間の少なくともいずれか一方に基づき、前記通知情報に関連する前記医薬品を処方中の医療従事者を前記通知対象として特定する手順、
をさらにコンピュータに実行させるためのプログラム。
13. 10.乃至12.いずれか1つに記載のプログラムにおいて、
前記通知対象として特定される前記医療従事者の前記処方実績情報に基づいて、前記通知情報の通知の重要度を決定する手順、
前記重要度に応じた報知レベルに従い、前記通知情報を提供する手順、
をさらにコンピュータに実行させるためのプログラム。
14. 10.乃至13.いずれか1つに記載のプログラムにおいて、
前記処方実績情報は、前記医薬品の処方毎の処方日時および処方に関連する医療従事者の情報を含み、
前記通知情報は、少なくとも2つの前記医薬品の併用に関する情報を含み、
前記処方実績情報の前記医薬品の処方日時および前記医療従事者を元に、併用使用する複数の医薬品を特定してグルーピングし、併用グループとして前記処方履歴情報に登録する手順、
前記通知情報の前記併用に関連する前記少なくとも2つの医薬品の処方実績情報を抽出する手順、
抽出された前記処方実績情報に紐付けられた医療従事者を、前記通知対象として特定する手順、
をさらにコンピュータに実行させるためのプログラム。
15. 14.に記載のプログラムにおいて、
前記通知対象として特定される前記医療従事者の前記処方実績情報に基づいて、前記通知情報の通知の重要度を決定する手順、
前記通知情報の前記併用に関連する前記少なくとも2つの医薬品の両方を処方している医療従事者を特定する手順、
特定された前記医療従事者に対し、高い前記重要度を設定する手順、
をさらにコンピュータに実行させるためのプログラム。
16. 10.乃至15.いずれか1つに記載のプログラムにおいて、
前記通知情報に関連する前記医薬品の同種同効薬の情報を取得する手順、
前記通知情報に関連する当該同種同効薬を含む全ての医薬品の処方実績情報を抽出する手順、
抽出された前記処方実績情報に紐付けられた医療従事者を、前記通知対象として特定する手順、
をさらにコンピュータに実行させるためのプログラム。
17. 10.乃至16.いずれか1つに記載のプログラムにおいて、
前記通知情報を閲覧したことの確認を受け付ける手順、
前記通知情報の閲覧確認を受け付けたことを、前記通知対象の医療従事者情報と紐付けて閲覧記録として記録する手順、
をさらにコンピュータに実行させるためのプログラム。
18. 17.に記載のプログラムにおいて、
コンピュータは、前記医療従事者による医薬品の処方を受け付ける端末装置に接続され、
前記端末装置における、前記医薬品の処方の受け付けに呼応して、前記閲覧記録を参照し、当該医薬品に関連する前記通知情報を抽出し、抽出された前記通知情報が閲覧済みか否かを判別する手順、
未閲覧の前記通知情報がある場合、前記端末装置に、未閲覧の通知情報があることを報知する手順、
をさらにコンピュータに実行させるためのプログラム。
19. 医薬品の処方実績情報と、前記処方実績情報に関係する医療従事者情報を紐付けて含む処方履歴情報を取得して保持する処方履歴保持手段と、
医薬品に関する通知情報を取得する通知情報取得手段と、
前記処方履歴情報の中から前記通知情報に関連する医薬品の処方実績情報を抽出し、抽出された前記処方実績情報に紐付けられた医療従事者を、通知対象として特定する通知対象特定手段と、
特定された前記医療従事者を対象として前記通知情報を提供する提供手段と、
を備える医療情報提供装置。
20. 19.に記載の医療情報提供装置において、
前記通知情報取得手段により取得される前記通知情報の、通知条件の指定を取得する通知条件取得手段をさらに備え、
前記通知対象特定手段は、前記抽出された処方実績情報に紐付けられた医療従事者の中から、前記通知情報の前記通知条件に従って、当該通知情報の前記通知対象の前記医療従事者を特定する、
医療情報提供装置。
21. 20.に記載の医療情報提供装置において、
前記処方実績情報は、前記医薬品の処方日および処方期間の少なくともいずれか一方を含み、
前記通知条件取得手段により取得される前記通知条件として、前記通知情報に関連する前記医薬品を処方中の医療従事者が前記通知対象に指定される場合、前記通知対象特定手段は、前記抽出された処方実績情報に紐付けられた医療従事者の中から、前記通知情報の日付情報と、前記処方実績情報の前記処方日および前記処方期間の少なくともいずれか一方に基づき、前記通知情報に関連する前記医薬品を処方中の医療従事者を前記通知対象として特定する、
医療情報提供装置。
22. 19.乃至21.いずれか1つに記載の医療情報提供装置において、
前記通知対象特定手段により前記通知対象として特定される前記医療従事者の前記処方実績情報に基づいて、前記通知情報の通知の重要度を決定する重要度決定手段をさらに備え、
前記提供手段は、前記重要度に応じた報知レベルに従い、前記通知情報を提供する、
医療情報提供装置。
23. 19.乃至22.いずれか1つに記載の医療情報提供装置において、
前記処方実績情報は、前記医薬品の処方毎の処方日時および処方に関連する医療従事者の情報を含み、
前記処方実績情報の前記医薬品の処方日時および前記医療従事者を元に、併用使用する複数の医薬品を特定してグルーピングし、併用グループとして前記処方履歴情報に登録する併用薬特定手段をさらに備え、
前記通知情報は、少なくとも2つの前記医薬品の併用に関する情報を含み、
前記通知対象特定手段は、
前記通知情報の前記併用に関連する前記少なくとも2つの医薬品の処方実績情報を抽出し、
抽出された前記処方実績情報に紐付けられた医療従事者を、前記通知対象として特定する、
医療情報提供装置。
24. 23.に記載の医療情報提供装置において、
前記通知対象特定手段により前記通知対象として特定される前記医療従事者の前記処方実績情報に基づいて、前記通知情報の通知の重要度を決定する重要度決定手段をさらに備え、
前記通知対象特定手段は、
前記通知情報の前記併用に関連する前記少なくとも2つの医薬品の両方を処方している医療従事者を特定し、
前記重要度決定手段は、
特定された前記医療従事者に対し、高い前記重要度を設定する、
医療情報提供装置。
25. 19.乃至24.いずれか1つに記載の医療情報提供装置において、
前記通知情報に関連する前記医薬品の同種同効薬の情報を取得する同種同効薬情報取得手段をさらに備え、
前記通知対象特定手段は、
前記通知情報に関連する当該同種同効薬を含む全ての医薬品の処方実績情報を抽出し、
抽出された前記処方実績情報に紐付けられた医療従事者を、前記通知対象として特定する、
医療情報提供装置。
26. 19.乃至25.いずれか1つに記載の医療情報提供装置において、
前記通知情報を閲覧したことの確認を受け付ける確認受付手段と、
前記通知情報の閲覧確認を受け付けたことを、前記通知対象の医療従事者情報と紐付けて閲覧記録として記録する閲覧記録手段と、をさらに備える、
医療情報提供装置。
27. 26.に記載の医療情報提供装置において、
前記医療従事者による医薬品の処方を受け付ける端末装置に接続され、
前記端末装置における、前記医薬品の処方の受け付けに呼応して、前記閲覧記録を参照し、当該医薬品に関連する前記通知情報を抽出し、抽出された前記通知情報が閲覧済みか否かを判別する判別手段と、
未閲覧の前記通知情報がある場合、前記端末装置に、未閲覧の通知情報があることを報知する報知手段と、
をさらに備える、
医療情報提供装置。
5 インターネット
60 コンピュータ
64 メモリ
66 ストレージ
72 入力装置
74 表示装置
80 プログラム
100 医療情報提供装置
102 処方履歴データベース
104 通知情報取得部
106 通知対象特定部
108 提供部
200 医療情報提供装置
202 処方履歴データベース
206 通知対象特定部
210 通知情報データベース
212 通知条件取得部
220 医療情報提供システム
222 医薬品情報データベース
224 ユーザマスタ
230 医療機関
232 サーバ
234 電子カルテデータベース
236 端末
250 製薬会社
252 端末
260 ウェブサーバ
262 医療ポータルサイト
270 ログイン画面
272 ログインボタン
280 トップページ
300 医療情報提供装置
302 処方履歴データベース
308 提供部
322 重要度決定
324 確認受付部
326 閲覧記録部
330 別ウインドウ
332 確認ボタン
342 表示エリア
346 表示エリア
400 医療情報提供装置
402 処方履歴データベース
406 通知対象特定部
432 併用薬特定部
Claims (13)
- 医薬品の処方実績情報と、前記処方実績情報に関係する医療従事者情報を紐付けて含む処方履歴情報を取得して保持する処方履歴保持手段と、
医薬品に関する通知情報を取得する通知情報取得手段と、
前記処方履歴情報の中から前記通知情報に関連する医薬品の処方実績情報を抽出し、抽出された前記処方実績情報に紐付けられた医療従事者を、通知対象として特定する通知対象特定手段と、
特定された前記医療従事者を対象として前記通知情報を提供する提供手段と、
を備え、
前記処方履歴保持手段は、複数の医療機関の電子カルテシステムから、患者を特定できる情報を除いて前記処方履歴情報を取得して保持し、
前記通知情報取得手段は、複数の製薬会社から配信される前記医薬品に関する通知情報を取得する医療情報提供装置。 - 請求項1に記載の医療情報提供装置において、
前記通知情報取得手段により取得される前記通知情報の、通知条件の指定を取得する通知条件取得手段をさらに備え、
前記通知対象特定手段は、前記抽出された処方実績情報に紐付けられた医療従事者の中から、前記通知情報の前記通知条件に従って、当該通知情報の前記通知対象の前記医療従事者を特定する、
医療情報提供装置。 - 医薬品の処方実績情報と、前記処方実績情報に関係する医療従事者情報を紐付けて含む処方履歴情報を取得して保持する処方履歴保持手段と、
医薬品に関する通知情報を取得する通知情報取得手段と、
前記処方履歴情報の中から前記通知情報に関連する医薬品の処方実績情報を抽出し、抽出された前記処方実績情報に紐付けられた医療従事者を、通知対象として特定する通知対象特定手段と、
特定された前記医療従事者を対象として前記通知情報を提供する提供手段と、
前記通知情報取得手段により取得される前記通知情報の、通知条件の指定を取得する通知条件取得手段と、を備え、
前記通知対象特定手段は、前記抽出された処方実績情報に紐付けられた医療従事者の中から、前記通知情報の前記通知条件に従って、当該通知情報の前記通知対象の前記医療従事者を特定し、
前記処方実績情報は、前記医薬品の処方日および処方期間の少なくともいずれか一方を含み、
前記通知条件取得手段により取得される前記通知条件として、前記通知情報に関連する前記医薬品を処方中の医療従事者が前記通知対象に指定される場合、前記通知対象特定手段は、前記抽出された処方実績情報に紐付けられた医療従事者の中から、前記通知情報の日付情報と、前記処方実績情報の前記処方日および前記処方期間の少なくともいずれか一方に基づき、前記通知情報に関連する前記医薬品を処方中の医療従事者を前記通知対象として特定する、
医療情報提供装置。 - 請求項1乃至3いずれか1項に記載の医療情報提供装置において、
前記通知対象特定手段により前記通知対象として特定される前記医療従事者の前記処方実績情報に基づいて、前記通知情報の通知の重要度を決定する重要度決定手段をさらに備え、
前記重要度決定手段は、前記通知対象となる医療従事者のうち、以下の(a)〜(c)の少なくともいずれか、又は組み合わせて、前記通知の重要度を設定し、
(a)前記通知情報が関連する医薬品を、服用期間中、の患者を診ている医師、投薬期間中の患者を担当している看護師、又は、調合された薬剤を服薬期間中の患者を担当している薬剤師への前記通知の重要度を高く設定し、
(b)当該医薬品の処方量、処方回数、又は処方頻度が多い者への前記通知の重要度を高く設定し、
(c)特定の診療科又は医療機関に従事する者への前記通知の重要度を高く、又は低く設定し、
前記提供手段は、前記重要度に応じた報知レベルに従い、前記通知情報を提供する、
医療情報提供装置。 - 請求項1乃至4いずれか1項に記載の医療情報提供装置において、
前記処方実績情報は、前記医薬品の処方毎の処方日時および処方に関連する医療従事者の情報を含み、
前記処方実績情報の前記医薬品の処方日時および前記医療従事者を元に、併用使用する複数の医薬品を特定してグルーピングし、併用グループとして前記処方履歴情報に登録する併用薬特定手段をさらに備え、
前記通知情報は、少なくとも2つの前記医薬品の併用に関する情報を含み、
前記通知対象特定手段は、
前記通知情報の前記併用に関連する前記少なくとも2つの医薬品の処方実績情報を抽出し、
抽出された前記処方実績情報に紐付けられた医療従事者を、前記通知対象として特定する、
医療情報提供装置。 - 請求項5に記載の医療情報提供装置において、
前記通知対象特定手段により前記通知対象として特定される前記医療従事者の前記処方実績情報に基づいて、前記通知情報の通知の重要度を決定する重要度決定手段をさらに備え、
前記通知対象特定手段は、
前記通知情報の前記併用に関連する前記少なくとも2つの医薬品の両方を処方している医療従事者を特定し、
前記重要度決定手段は、
特定された前記医療従事者に対し、高い前記重要度を設定する、
医療情報提供装置。 - 請求項1乃至6いずれか1項に記載の医療情報提供装置において、
前記通知情報に関連する前記医薬品の同種同効薬の情報を取得する同種同効薬情報取得手段をさらに備え、
前記通知対象特定手段は、
前記通知情報に関連する当該同種同効薬を含む全ての医薬品の処方実績情報を抽出し、
抽出された前記処方実績情報に紐付けられた医療従事者を、前記通知対象として特定する、
医療情報提供装置。 - 請求項1乃至7いずれか1項に記載の医療情報提供装置において、
前記通知情報を閲覧したことの確認を受け付ける確認受付手段と、
前記通知情報の閲覧確認を受け付けたことを、前記通知対象の医療従事者情報と紐付けて閲覧記録として記録する閲覧記録手段と、をさらに備える、
医療情報提供装置。 - 請求項8に記載の医療情報提供装置において、
前記医療従事者による医薬品の処方を受け付ける端末装置に接続され、
前記端末装置における、前記医薬品の処方の受け付けに呼応して、前記閲覧記録を参照し、当該医薬品に関連する前記通知情報を抽出し、抽出された前記通知情報が閲覧済みか否かを判別する判別手段と、
未閲覧の前記通知情報がある場合、前記端末装置に、未閲覧の通知情報があることを報知する報知手段と、
をさらに備える、
医療情報提供装置。 - 医療情報提供装置が、
医薬品の処方実績情報と、前記処方実績情報に関係する医療従事者情報を紐付けて含む処方履歴情報を取得して処方履歴情報記憶装置に保持し、
医薬品に関する通知情報を取得し、
前記処方履歴情報の中から前記通知情報に関連する医薬品の処方実績情報を抽出し、抽出された前記処方実績情報に紐付けられた医療従事者を、通知対象として特定し、
特定された前記医療従事者を対象として前記通知情報を提供し、
複数の医療機関の電子カルテシステムから、患者を特定できる情報を除いて前記処方履歴情報を取得して前記処方履歴情報記憶装置に保持し、
複数の製薬会社から配信される前記医薬品に関する通知情報を取得する医療情報提供方法。 - 医療情報提供装置が、
医薬品の処方実績情報と、前記処方実績情報に関係する医療従事者情報を紐付けて含む処方履歴情報を取得して処方履歴情報記憶装置に保持し、
医薬品に関する通知情報を取得し、
前記処方履歴情報の中から前記通知情報に関連する医薬品の処方実績情報を抽出し、抽出された前記処方実績情報に紐付けられた医療従事者を、通知対象として特定し、
特定された前記医療従事者を対象として前記通知情報を提供し、
取得される前記通知情報の、通知条件の指定を取得し、
前記抽出された処方実績情報に紐付けられた医療従事者の中から、前記通知情報の前記通知条件に従って、当該通知情報の前記通知対象の前記医療従事者を特定し、
前記処方実績情報は、前記医薬品の処方日および処方期間の少なくともいずれか一方を含み、
取得される前記通知条件として、前記通知情報に関連する前記医薬品を処方中の医療従事者が前記通知対象に指定される場合、前記抽出された処方実績情報に紐付けられた医療従事者の中から、前記通知情報の日付情報と、前記処方実績情報の前記処方日および前記処方期間の少なくともいずれか一方に基づき、前記通知情報に関連する前記医薬品を処方中の医療従事者を前記通知対象として特定する医療情報提供方法。 - 処方履歴情報記憶装置を有するコンピュータに、
医薬品の処方実績情報と、前記処方実績情報に関係する医療従事者情報を紐付けて含む処方履歴情報を取得して前記処方履歴情報記憶装置に保持する手順、
医薬品に関する通知情報を取得する手順、
前記処方履歴情報の中から前記通知情報に関連する医薬品の処方実績情報を抽出し、抽出された前記処方実績情報に紐付けられた医療従事者を、通知対象として特定する手順、
特定された前記医療従事者を対象として前記通知情報を提供する手順、
複数の医療機関の電子カルテシステムから、患者を特定できる情報を除いて前記処方履歴情報を取得して前記処方履歴情報記憶装置に保持する手順、
複数の製薬会社から配信される前記医薬品に関する通知情報を取得する手順、を実行させるためのプログラム。 - 処方履歴情報記憶装置を有するコンピュータに、
医薬品の処方実績情報と、前記処方実績情報に関係する医療従事者情報を紐付けて含む処方履歴情報を取得して前記処方履歴情報記憶装置に保持する手順、
医薬品に関する通知情報を取得する手順、
前記処方履歴情報の中から前記通知情報に関連する医薬品の処方実績情報を抽出し、抽出された前記処方実績情報に紐付けられた医療従事者を、通知対象として特定する手順、
特定された前記医療従事者を対象として前記通知情報を提供する手順、
前記通知情報を取得する手順において取得される前記通知情報の、通知条件の指定を取得する手順、
前記抽出された処方実績情報に紐付けられた医療従事者の中から、前記通知情報の前記通知条件に従って、当該通知情報の前記通知対象の前記医療従事者を特定する手順、
前記処方実績情報は、前記医薬品の処方日および処方期間の少なくともいずれか一方を含み、
前記通知対象を特定する手順において、
取得される前記通知条件として、前記通知情報に関連する前記医薬品を処方中の医療従事者が前記通知対象に指定される場合、前記抽出された処方実績情報に紐付けられた医療従事者の中から、前記通知情報の日付情報と、前記処方実績情報の前記処方日および前記処方期間の少なくともいずれか一方に基づき、前記通知情報に関連する前記医薬品を処方中の医療従事者を前記通知対象として特定する手順、
を実行させるためのプログラム。
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