JP2006190108A - 医薬ビジネス情報共有システム - Google Patents

医薬ビジネス情報共有システム Download PDF

Info

Publication number
JP2006190108A
JP2006190108A JP2005001784A JP2005001784A JP2006190108A JP 2006190108 A JP2006190108 A JP 2006190108A JP 2005001784 A JP2005001784 A JP 2005001784A JP 2005001784 A JP2005001784 A JP 2005001784A JP 2006190108 A JP2006190108 A JP 2006190108A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
entity
wholesale
pharmaceutical
promotion
master
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2005001784A
Other languages
English (en)
Inventor
Modde Jean-Paul
ジャン・ポールモッド
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
DENDRITE JAPAN CORP
Original Assignee
DENDRITE JAPAN CORP
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by DENDRITE JAPAN CORP filed Critical DENDRITE JAPAN CORP
Priority to JP2005001784A priority Critical patent/JP2006190108A/ja
Publication of JP2006190108A publication Critical patent/JP2006190108A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P90/00Enabling technologies with a potential contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
    • Y02P90/30Computing systems specially adapted for manufacturing

Landscapes

  • Information Retrieval, Db Structures And Fs Structures Therefor (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
  • Medical Treatment And Welfare Office Work (AREA)

Abstract

【課題】 多数の製薬会社と多数の卸会社とが、多数のターゲットに関して、情報を共有すること。
【解決手段】 製薬会社のユーザは、エディタを用いてプロモーションの依頼を作成する。作成されたプロモーションの依頼は、クライアント機1からWEBサーバ200を介してデータベース110に保存される。このデータベース110に予め登録されている卸会社を作成したプロモーションの依頼に対し、1:多で関連づける。関連づけられた卸会社は、依頼のあったプロモーションを実施し、その結果をデータベース110に登録する。製薬会社は、登録された回答結果をデータで受けることができる。
【選択図】 図5

Description

本発明は医薬ビジネス情報共有システムに関する。
医薬業界においては、製薬会社が複数の卸会社と取引して、種々の営業活動を行っている。そのような営業活動においては、対象となるターゲット(病院、クリニック、或いは個人の医師)に対する市場調査、製品の販促活動等のプロモーション活動や、上記ターゲット施設そのものの情報の共有化が含まれている。
従来、製薬会社と卸会社との間で行われるプロモーション等の営業活動や情報の交換は、それぞれの製薬会社が個別に卸会社と契約して、プロモーション活動を紙媒体で行ない、その結果を紙媒体、個人間の電子メール、卸会社固有の形式でのデータ交換、または口頭で行なっているに過ぎなかった。そのため、いわゆるWeb−EDI(Web − Electronic Data Interchange:電子データ交換)を実現し、データの二次加工や様式の標準化、共通化を図ることが望まれている。
医薬に関する販促情報を電子データ交換するためには、製薬会社と卸会社との間で情報のフォーマットを標準化し、共通化されたフォーマットを管理運営していかなければならない。
しかし、図1に示すように、製薬会社と卸会社とは、それぞれが50以上の多:多の関係で取引をしている。
さらに図2に示すように、製薬会社と卸会社とは、それぞれが数千、数万の多数のターゲットと多:多の関係で取引や販促活動を行っている。
加えて、図2に示すように、各製薬会社と卸会社は、それぞれが、本店、支店、営業所、課を有し、各会社の担当者毎にターゲットが決められている。また、製薬会社の担当者においては、いわゆるMR(医薬情報提供者:Medical Representative)や、その上司(上長)、卸会社にあっては、いわゆるMS(マーケッティングスペシャリスト)や、その上司(上長)が含まれる。
そのため、製薬会社が個々のプロモーション結果をMRに通知したり、集計や分析を行なうことは、負担が大きく、現状では行われていなかった。また、卸会社にとっても、製薬会社毎にフォームの異なる紙媒体で対応することが通常は必要になり、MSの活動効率に支障を来したり、活動品質の低下を招く等の問題に繋がっていた。
本発明は上記不具合に鑑みてなされたものであり、多数の製薬会社と多数の卸会社とが、多数のターゲットに関して、情報を共有することのできる医薬ビジネス情報共有システムを提供することを課題としている。
上記課題を解決するために、本発明は、製薬会社を一元的に管理するための属性を有する製薬マスタエンティティ、製薬マスタエンティティに対して1:多のカーディナリティで関連可能な外部キー属性を有し、製薬会社の担当者を一元的に管理するための属性を有する製薬ユーザエンティティ、卸会社を一元的に管理するための属性を有する卸マスタエンティティ、卸マスタエンティティに対して1:多のカーディナリティで関連可能な外部キー属性を有し、卸会社の担当者を一元的に管理するための属性を有する卸ユーザエンティティ、製薬会社と卸会社との間で情報共有の対象となるターゲットを一元的に管理するための属性を有するターゲットマスタエンティティ、製薬会社と卸会社の何れかの担当者が発信する依頼情報を記録する属性を有する発信マスタエンティティ、発信マスタエンティティと1:多のカーディナリティで関連可能な外部キー属性を有し、発信された依頼情報に対する回答を記憶する属性を有する回答用のエンティティとを記憶するデータベースと、このデータベースのエンティティを管理するデータベースマネジメントシステムと、このデータベースとクライアント機との間でトランザクションを実行するサーバシステムとを備えた医薬ビジネス情報共有システムであって、上記データベースは、製薬マスタエンティティと卸マスタエンティティとを多:多のカーディナリティで関連づける属性を主キーとする製薬/卸連関エンティティと、卸ユーザエンティティとターゲットエンティティとを多:多のカーディナリティで関連づける属性を主キーとするターゲット/ユーザ連関エンティティと、ターゲットエンティティと発信マスタエンティティとを多:多のカーディナリティで関連づける属性を主キーとする対象ターゲット管理連関エンティティと、発信マスタエンティティと卸マスタエンティティとを多:多で関連づける属性を主キーとする依頼先登録マスタテーブル連関エンティティとを記憶していることを特徴とする医薬ビジネス情報共有システムである。
この態様では、製薬マスタエンティティに製薬会社の情報が、製薬ユーザエンティティに製薬会社の担当者の情報が、卸マスタエンティティに卸会社の情報が、卸ユーザエンティティに卸会社の担当者の情報が、ターゲットエンティティにターゲットの情報が、発信マスタエンティティに依頼情報が、それぞれ記憶される。
加えて、製薬/卸連関エンティティによって、製薬マスタエンティティに管理される製薬会社の情報が卸マスタエンティティに管理される卸会社の情報と多:多で関連づけられ、ターゲット/ユーザ連関エンティティによって、卸会社の担当者とターゲットとが多:多で関連づけられ、対象ターゲット管理連関エンティティによって、ターゲットと依頼情報とが多:多で関連づけられ、依頼先登録マスタテーブル連関エンティティによって、依頼情報と依頼先となる卸会社とが多:多で関連づけられる。この結果、ある特定の依頼情報について、複数のターゲットと、複数の卸会社または卸会社の担当者とを任意に組み合わせて関連づけて、管理することができる。従って、例えば、依頼情報として、製薬会社がプロモーション依頼を作成した場合、このプロモーション依頼に対して、複数の卸会社を指定することができるとともに、卸会社は、自分が指定されたプロモーション依頼に対し、複数のターゲットを関連づけて、プロモーションを実施することが可能になる。また、このプロモーション依頼に対して、卸会社の担当者は、依頼元の製薬会社に対し、回答情報を関連づけて返信することが可能になる。なお、「エンティティ」とは、いわゆるコッド(Codd)が1970年に提案したリレーショナルデータベースモデル理論にいうリレーションを実装したデータ群をいい、具体的には、二次元のデータ構造で表される有限部分集合である。「タプル」とは、同理論における二次元のデータ構造の行を意図している。「属性」とは、同理論におけるアトリビュートのことをいい、タプルを構成する列を意図している。さらに、「カーディナリティ」とは、同理論に基づく、ERモデルにおいて、あるエンティティと別のエンティティとが相互に関連する関係をいい、1:1、1:多、多:1、多:多がある。「連関エンティティ」とは、二つのエンティティを多:多のカーディナリティで関連づけるために、両エンティティからそれぞれ1:多の関係で関連づけられるエンティティをいう。
また、回答用のエンティティとしては、正規化理論に基づき、複数のエンティティ(スキーマ)に分割された構成であってもよい。また、担当者は、製薬会社にあっては、いわゆるMR(医薬情報提供者:Medical Representative)や、その上司(上長)、卸会社にあっては、いわゆるMS(マーケッティングスペシャリスト)が含まれる概念である。
本発明の別の態様において、上記発信マスタエンティティは、製薬会社用と卸会社用とに独立して記憶されている。この態様では、製薬会社用の発信マスタエンティティと依頼先登録エンティティとを用いて、製薬会社が卸会社との間で情報の共有化を図ることができるとともに、卸会社も卸会社用の発信マスタエンティティと卸登録エンティティとを用いて、特定の企業と特定の情報を共有することが可能になる。
本発明のさらに別の態様において、上記データベースは、卸マスタエンティティを親として直系の1:多のカーディナリティで関連づけられ、卸会社の組織を特定する属性を有する複数の卸組織エンティティを有し、上記卸登録マスタエンティティは、卸マスタエンティティ、各卸組織エンティティ、並びに卸ユーザエンティティとそれぞれ1:多のカーディナリティで関連づけられる外部キーを有している。この態様では、依頼情報と依頼先とを関連づける場合、依頼情報を必要に応じて、卸組織エンティティに特定される組織または卸ユーザエンティティに特定される個人とを関連づけることが可能になる。卸組織エンティティとしては、卸会社の本店を特定する卸本店エンティティ、支店を特定する卸支店エンティティ、営業所を特定する卸営業所エンティティ、課を特定する卸課エンティティが例示される。また、直系の1:多のカーディナリティとは、卸エンティティに対して卸本店エンティティが1:多、卸本店エンティティに対して卸支店エンティティが1:多、・・・であることを意味している。
本発明のさらに別の態様において、上記データベースは、上記製薬ユーザエンティティに対し、1:多のカーディナリティで関連可能な外部キー属性を有する製薬ユーザ担当ターゲットエンティティと、この製薬ユーザ担当ターゲットエンティティと上記ターゲットマスタテーブルとを多:多のカーディナリティで関連づける属性を主キーとする担当ターゲット/ターゲットリンク連関エンティティとを記憶している。この態様では、製薬会社の担当者が、商品説明や販促等で担当しているターゲットを有している場合において、担当者毎に、複数の担当ターゲットを設定できるとともに、設定された担当ターゲットの情報と依頼情報とを、ターゲットマスタエンティティ及び対象ターゲット管理連関エンティティに基づいて、多:多のカーディナリティで関連づけることができる。この結果、例えば、製薬会社から依頼されたプロモーションの回答を卸会社が行う際に、当該プロモーションに係るターゲットを担当する製薬会社の担当者を担当ターゲット/ターゲットリンク連関エンティティから特定し、この担当者に対して情報を提供する等のサービスを行うことが可能になる。
本発明のさらに別の態様において、上記データベースは、発信マスタエンティティに対して1:多のカーディナリティで関連可能な外部キー属性を有し、依頼情報として発信マスタエンティティに登録される依頼情報の意思表示項目を生成するための属性を有する意思表示マスタエンティティと、この意思表示マスタエンティティに対して1:多のカーディナリティで関連可能な外部キー属性を有し、当該意思表示マスタエンティティの意思表示項目に対する回答を生成するための属性を有する回答用のエンティティとを有している。この態様では、依頼情報の依頼フォームを生成する場合、依頼情報毎に、種々の意思表示項目と、各意思表示項目に対する複数の回答とを設定して、多様な依頼フォームを生成することが可能になる。例えば、一つの意思表示項目に対し、YES/NO型の回答、自由書式の回答、トグルボタンでの回答等を設定し、多様な様式のプロモーション依頼フォームを生成し、依頼情報の作成エディタとしてクライアント機に提供することが可能になる。上記「意思表示項目」は、主として、質問項目を意図しているが、それに限らず、例えば、依頼元の担当者が依頼先に対する指示や注意事項の表示を含む概念である。
本発明のさらに別の態様において、上記データベースマネジメントシステムは、上記発信マスタエンティティと卸登録マスタエンティティとをユニオン結合したメインテーブルと、上記意思表示マスタエンティティと卸登録マスタエンティティとをユニオン結合した意思表示テーブルと、上記回答用のエンティティと卸登録マスタエンティティとをユニオン結合した回答テーブルとを生成するものであり、上記回答マスタテーブルは、上記メインテーブルに対して1:多で関連づけられているものである。この態様では、発信マスタエンティティ、意思表示マスタエンティティ、回答用のエンティティについて、それぞれ卸登録マスタエンティティとユニオン結合されたテーブルが生成されることにより、回答用のエンティティの処理速度が速くなる。
本発明のさらに別の態様において、上記データベースマネジメントシステムは、回答用のエンティティに記録された履歴回数をカウントしたサマリテーブルを生成するものである。この態様では、サマリテーブルにアクセスすることにより、共有されるべき情報毎に各情報の履歴や頻度を集計し、課金管理等に供することが可能になる。
本発明のさらに別の態様において、上記サーバシステムは、依頼元からの依頼情報と依頼先とを関連づける依頼情報/依頼先関連情報の入力手段を含み、製薬会社と卸会社のうち何れかの依頼元に対して、依頼情報の作成または修正用のエディタを、認証を受けたアカウントを有するクライアント機に提供する作成編集エディタ提供手段と、提供された作成編集エディタによって生成された依頼情報を発信マスタエンティティに記録するとともに、上記入力情報によって入力された依頼情報/依頼先関連情報を依頼先登録マスタテーブル連関エンティティに記録する発信情報記録手段とを備えている。この態様では、依頼元となる製薬会社または卸会社に対して、プロモーション等の依頼情報の作成編集エディタが提供され、依頼元のオペレータは、クライアント機に提供された作成編集エディタに基づいて、フォーマットの標準化された依頼情報を作成または編集することが可能になる。さらに、作成編集エディタの入力手段によって、依頼情報/依頼先関連情報を依頼先登録マスタテーブル連関エンティティに登録することができるので、作成または編集された依頼情報と依頼先とを多:多で関連づけることができる。
上記サーバシステムは、発信マスタエンティティに記録された依頼情報を依頼先となる会社に提供する依頼情報提供手段と、提供された依頼情報に対する回答を入力するための回答エディタを、認証を受けたアカウントを有するクライアント機に提供する回答エディタ提供手段と、提供された回答エディタによって入力された回答情報を回答用のエンティティに記録する回答情報記録手段と、回答された情報を依頼先に提供する回答提供手段とを備えている。この態様では、依頼先には、プロモーション依頼情報提供手段によって、作成された依頼情報が提供されるので、依頼先の担当者は、提供された依頼情報を出力し、必要な対応を行なうことができる。例えば、依頼情報がプロモーションの実施依頼である場合、これをプリントアウトする等して出力し、取引先のターゲットに対してプロモーションを行ない、その結果を回答エディタ提供手段を用いて入力することが可能になる。そして、この回答情報は、回答提供手段によって、依頼先に提供されるので、依頼者は、何ら、プロモーションの書式について、各社毎に取り決めを行なうことなく、標準化された回答情報を得ることが可能になる。
本発明のさらに別の態様において、上記回答用のエンティティは、保存される回答情報に対して、当該回答情報者の上司が付加する上長情報を保存する属性を有し、上記サーバシステムは、回答情報者の上司に対し、保存される回答情報に対して上記上長情報を付加する上長確認入力エディタを提供する情報付加エディタ提供手段を有している。この態様では、担当者の回答に対し、上司がコメントや承認等の情報を上長情報として付加することができるとともに、上長が付加した情報を含めて、依頼元に提示することもできる。
本発明のさらに別の態様において、上記回答用のエンティティは、依頼元の担当者に回答を提供するための条件となる値をフラグとして保存する属性を有し、上記回答提供手段は、上記回答用エンティティの上記条件となる値に基づき、許可された回答のみを依頼先に提供するものであるするものである。この態様では、回答を提供するための条件となる値をフラグとして、依頼元と依頼先とが交わした契約内容に基づき設定することができる。上記「回答を提供するための条件となる値」は、単数であってもよく、複数であってもよい。また、「値」とは、数値に限らず、文字列を含む概念である。依頼先から依頼元に回答を送る場合、この「回答」は、通常は、依頼先が依頼元に課金する有料コンテンツである。従って、依頼先、依頼元の双方において、この有料コンテンツとしての「回答」が、契約通りの条件で提供されることが必要になる。本態様では、回答用のエンティティによって、課金対象となる「回答」の提供を契約内容に基づいて管理されるので、回答の課金管理が確実となり、取引が安全に行なわれることになる。
本発明のさらに別の態様において、上記回答エディタ提供手段は、依頼先が一時的にデータを保存するための一時保存フラグを入力する手段を有し、上記回答用のエンティティは、上記一時保存フラグを保存するための属性を有し、上記回答用のエンティティは、上記条件となる値として、一時保存フラグを保存するための属性を有するものである。
この態様では、依頼先が回答情報を入力するに当たり、一時的にデータベースに回答を保存しておくことによって、回答先を依頼先に提出することを留保することができる。
さらに別の具体的な態様において、上記回答用のエンティティは、上記条件となる値として、上長の承認を保存する属性を有している。その場合には、上長の承認の有無に基づき、例えば、上長の承認があった場合にのみ回答を依頼先に提供する、といった設定が可能になる。
本発明のさらに別の態様において、上記データベースは、上記製薬ユーザエンティティに対し、1:多のカーディナリティで関連可能な外部キー属性を有する製薬ユーザ担当ターゲットエンティティと、この製薬ユーザ担当ターゲットエンティティと上記ターゲットマスタテーブルとを多:多のカーディナリティで関連づける属性を主キーとする担当ターゲット/ターゲットリンク連関エンティティとを記憶し、上記回答提供手段は、担当ターゲット/ターゲットリンク連関エンティティによって特定される依頼元のユーザが存在する場合に、当該依頼元のユーザのメールアドレスに回答が更新された旨を報知する電子メールを自動送信するものである。この態様では、依頼先に対して回答が提供されるタイミングで、電子メールにより、担当者に報知することが可能になる。従って、担当者は、可及的に速やかに、依頼情報に対する回答があったことを知ることができる。
本発明のさらに別の態様において、上記データベースは、ユーザエンティティに対して1:多のカーディナリティで関連づけられる外部キー属性を有し、ユーザ毎に種類の異なる報告情報を特定する属性を含むアラートエンティティを記憶し、上記回答提供手段は、担当ターゲット/ターゲットリンク連関エンティティによって特定される依頼元のユーザが存在しない場合に、アラートエンティティによって特定されるユーザに対して回答が更新された旨を報知する電子メールを自動送信するものである。この態様では、ターゲットを直接担当する担当者がいない場合や、ターゲットや担当者登録に漏れがあった場合でも、予めアラートエンティティに設定されたユーザに対して報知用の電子メールを自動配信することが可能になる。
以上説明したように、本発明によれば、多数の製薬会社と多数の卸会社とが標準化された依頼情報や依頼情報に基づく回答を交換し、多数のターゲットに対して営業情報を共有化することができるという顕著な効果を奏する。
以下、添付図面を参照しながら、本発明の好ましい実施形態について詳述する。
図3、図4は、本発明の実施の一形態に係る情報共有システム10の概略構成を示す構成図である。
これらの図を参照して、情報共有システム10は、データベースサーバ100と、WEBサーバ200と、FTPサーバ300と、メールサーバ400とを備えたシステムである。
クライアント機1〜3は、TCP/IPプロトコルによって、インターネットに接続可能な環境と、インターネット経由で配信されるHTMLテキストをGUIで表示するブラウザBとを有している種々の情報処理装置によって具体化することが可能であり、図示の例では、パーソナルコンピュータ1、PDA(Personal Digital(Data) Assistants )2、携帯電話3が採用される。
データベースサーバ100は、多数のテーブルをエンティティとして有するデータベース110と、このデータベース110を管理するデータベースマネジメントシステム115とを有している。
また、WEBサーバ200、FTPサーバ300、メールサーバ400は、一台または複数台のサーバ用オペレーティングシステムがインストールされたサーバシステム500によって実現されているものである。
WEBサーバ200は、例えばマイクロソフト社製のIIS(Internet Information Server)等のミドルウェア201と、このミドルウェア201上で機能し、例えばTCP/IPプロトコルによって、クライアント機1〜3とHTMLの送受信を行なう通信機能やHTMLを生成する機能を有するサーバスクリブティングプログラム(例えばマイクロソフト社製のASP(Active Server Pages))202と、サーバスクリブティングプログラム202に対して、分散オブジェクトプログラムの仕様でプログラム部品を提供する多数のコンポーネントオブジェクト(例えばマイクロソフト社製のCOM+)203と、各コンポーネントオブジェクト203と接続されるデータアクセスコンポーネント(例えばマイクロソフト社製のADO OLE DB(Active X Data Object))204と、このデータアクセスコンポーネント204とデータベースサーバ100のデータベースマネジメントシステム115との間でインターフェースプログラム(例えばマイクロソフト社製のODBC(Open Database Connectivity))205とを機能的に備えており、これらのプログラム機能を用いて、後述するフローに基づき、クライアント機1、2、3と通信し、所定の条件でデータベースサーバ100のデータベース110に接続して、データの送受信を行なうとともに、トグルボタンやリストボタン等、種々のGUIオブジェクトを利用可能な画面をHTMLで生成するものである。また、WEBサーバ200は、クッキー(Cookie)によって、クライアント機1〜3のユーザ情報を交換可能にしている。図示の実施形態では、データベースサーバ100とWEBサーバ200とは、いわゆる2層型のサーバシステムを構築しているが、WEBサーバ200からビジネスファンクション層を分離させた3層型のサーバシステムを採用してもよい。
FTPサーバ300は、クライアント機1〜3とデータベースサーバ100との間でトランザクションを処理するためのものであり、後述するフローチャートに基づいて、データの送受信をクライアント機1〜3とデータベースサーバ100との間で行っている。このFTPサーバ300には、登録されている会社毎に共有フォルダ301が形成されており、ファイルの交換は、FTPサーバ300の共有フォルダ301を介してクライアント機1〜3とデータベースサーバ100との間で行われることになる。FTPサーバ300は、WEBサーバ200が構築されているサーバ機にインストールされて、FTPデーモン302を常駐させている。
メールサーバ400は、SMTPサーバ401とPOPサーバ402とを機能的に有する周知の構成のものである。
図5は、情報共有システム10を利用したワークフローを示す説明図である。
次に、同図を参照して、標準的なフローにおいて、依頼元となる製薬会社は、クライアント機1からWEBサーバ200にアクセスし、依頼情報としてのプロモーションの依頼をアップロードする。この依頼情報は、ユーザの要望によって、直接または、FTPサーバ300を介してデータベース110のプロモーションテーブル群160にアップロードされる。他方、依頼先となる卸会社は、アップロードされたプロモーション依頼を出力し、プロモーションを実施する。この実施結果は、再度、プロモーション結果入力/編集画面740(図42参照)によって、データベース110に入力される。この際、卸会社の上司は、上長確認入力エディタ810(図52参照)を用いて、上長情報(確認または承認、或いはコメント等)をプロモーションの回答に対して付与することが可能である。この回答は、一定の条件で依頼元となる製薬会社に提示され、製薬会社は、FTPサーバ300によって、CSV形式で回答をダウンロードすることができるようになっている。
図示の実施形態において、情報共有システム10は、サードパーティによって、構築運用されている。従って、製薬会社も卸会社もプロモーションやその回答をやり取りするためのデータベースを構築する必要がない。
次に、情報共有システム10のデータベースについて、図6〜図8を参照しながら、説明する。
まず、図6を参照して、データベースサーバ100のデータベース110には、製薬会社に関係する製薬会社テーブル群120と、卸会社に関係する卸会社テーブル群130と、ターゲットに関係するターゲットテーブル群140とが概念的に形成されている。
製薬会社テーブル群120には、製薬会社自身に関する属性(例えばIDコード、会社名、カナ名等)からなる製薬マスタテーブル121と、この製薬マスタテーブル121を親として直系の1:多のカーディナリティで関連づけられ、製薬会社の組織を特定する属性を有する複数の製薬組織テーブル122〜125と、上記製薬マスタテーブル121に対して1:多のカーディナリティを有し、当該製薬会社に所属するユーザに関する属性(例えば、所属部署コード、ユーザID、役職コード、ロックカウント、最終ログイン時刻、アクセス元IPアドレス、機能フラグ、e−mailアドレス等)からなる製薬ユーザテーブル126と、情報共有システム10のWEBサーバ200が生成するHTMLページに掲載される情報を保存する属性からなる製薬システムアナウンステーブル127と、情報共有システム10から特定の報知情報がある場合に、その情報と送信先(e−mailアドレス)とを特定するための属性を有する製薬アラート送信先テーブル128とを有している。さらに図示の実施形態では、製薬ユーザテーブル126に対して1:多のカーディナリティで関連可能な外部キーを有する製薬ユーザ担当ターゲットテーブル129が設けられている。この製薬ユーザ担当ターゲットテーブル129は、製薬ユーザが担当するターゲットをそれぞれのIDで管理するためのものである。また、図示の実施形態において、製薬ユーザテーブル126は、製薬組織テーブル122〜125のそれぞれと1:多のカーディナリティで関連づける外部キーを有している。この結果、個々のユーザについて、勤務している本店、支店、営業所、課を特定できるようになっている。
次に、卸会社テーブル群130には、製薬会社テーブル群120と同様に、卸会社自身に関する属性(例えばIDコード、会社名、カナ名等)からなる卸マスタテーブル131と、この卸マスタテーブル131を親として直系の1:多のカーディナリティで関連づけられ、卸会社の組織を特定する属性を有する複数の卸組織テーブル132〜135と、上記卸マスタテーブル131に対して1:多のカーディナリティを有し、当該卸会社に所属するユーザに関する属性(例えば、所属部署コード、ユーザID、役職コード、ロックカウント、最終ログイン時刻、アクセス元IPアドレス、機能フラグ、e−mailアドレス、TEL番号、FAX番号等)からなる卸ユーザテーブル136と、情報共有システム10のWEBサーバ200が生成するHTMLページに掲載される情報を保存する属性からなる卸システムアナウンステーブル137と、情報共有システム10から特定の報知情報がある場合に、その情報と送信先(e−mailアドレス)とを特定するための属性を有する卸アラート送信先テーブル138とを有している。また、図示の実施形態において、卸ユーザテーブル136は、卸組織テーブル132〜135のそれぞれと1:多のカーディナリティで関連づける外部キーを有している。この結果、卸ユーザについても、個々のユーザについて、勤務している本店、支店、営業所、課を特定できるようになっている。
さらに、ターゲットテーブル群140には、ターゲットとなる施設、医院、クリニック、或いは個人医師、教授等に関する属性(例えば、施設コード、施設略式名称、施設カナ名、都道府県コード、施設住所等)からなるターゲットマスタテーブル141が設けられている。
ここで、製薬マスタテーブル121と卸マスタテーブル131とは、連関エンティティである製薬/卸リンクテーブル151によって、多:多のカーディナリティで関連づけられている。従って、この連関エンティティ151により、複数の製薬会社と、複数の卸会社とを関連づけることが可能になる。さらに、製薬ユーザテーブル126と卸マスタテーブル131とは、連関エンティティである製薬ユーザ/卸リンクテーブル152によって、多:多のカーディナリティで関連づけられている。従って、この連関エンティティ152によって、製薬会社の複数のユーザと複数の卸会社とを関連づけることが可能になる。
さらに図示の実施形態においては、卸ユーザテーブル136とターゲットマスタテーブル141とが、連関エンティティであるターゲット/ユーザリンクテーブル153によって、多:多のカーディナリティで関連づけられている。従って、この連関エンティティ153によって、卸会社に勤務する複数のユーザと複数のターゲットとを関連づけることが可能になる。
さらに図示の実施形態では、製薬ユーザ担当ターゲットテーブル129とターゲットマスタテーブル141とが、連関エンティティである担当ターゲット/ターゲットリンクテーブル154によって多:多のカーディナリティで関連づけられている。従って、この連関エンティティ154により、複数のターゲットと、複数の製薬ユーザとを関連づけることが可能になっている。
この情報共有システム10を運用するに際しては、まず、情報の共有に関する契約(主としてプロモーションの実施契約)を行った製薬会社と卸会社から必要な情報を得て、対応するテーブルにデータを登録する。
製薬会社も卸会社も新規の場合には、製薬マスタテーブル121、製薬組織テーブル122〜125、製薬ユーザテーブル126、製薬ユーザ担当ターゲットテーブル129、製薬/卸リンクテーブル151、製薬ユーザ/卸リンクテーブル152、担当ターゲット/ターゲットリンクテーブル154、卸マスタテーブル131、卸組織テーブル132〜135、卸ユーザテーブル136が、それぞれ更新される。
製薬会社が既メンバで、卸会社が新規の場合には、製薬/卸リンクテーブル151、製薬ユーザ/卸リンクテーブル152、卸マスタテーブル131、卸組織テーブル132〜135、卸ユーザテーブル136が更新される。
他方、製薬会社が新規で、卸会社が既メンバの場合には、製薬マスタテーブル121、製薬組織テーブル122〜125、製薬ユーザテーブル126、製薬/卸リンクテーブル151、製薬ユーザ/担当ターゲットテーブル129、担当ターゲット/ターゲットリンクテーブル154が更新される。
また、ターゲットの情報については、登録されたメンバ(主として製薬会社)からデータが提出され、このデータが名寄せされた状態でターゲットマスタテーブル141に登録され、指示のあった製薬会社、卸会社に対して、それぞれ連関エンティティ153、154で関連づけられるようになっている。
次に、図7を参照して、図示の実施形態におけるデータベース110には、製薬会社が卸会社に対してプロモーションを依頼するために使用される製薬会社側プロモーションテーブル群160が概念的に形成されている。このテーブル群160には、プロモーションの依頼を依頼情報として保存するプロモーションマスタテーブル161が含まれている。プロモーションマスタテーブル161は、後述するプロモーション作成/編集エディタを生成する際に、当該プロモーションの基本情報(プロモーション開始日、プロモーション終了日、プロモーション入力開始日、プロモーション入力終了日、タイトル、タイトル略称、表示順、入力方法、プロモーションのカテゴリ等)を保存するためのものである。このプロモーションマスタテーブル161には、1:多のカーディナリティでプロモーションカテゴリマスタテーブル162が関連づけられている。プロモーションカテゴリマスタテーブル162は、後述するプロモーション作成/編集エディタを生成する際に、当該プロモーションのカテゴリを保存するための情報を記録する属性を有している。
また、プロモーションマスタテーブル161には、1:多のカーディナリティで関連づけられるプロモーション意思表示マスタテーブル163が記憶されている。このプロモーション意思表示マスタテーブル163は、後述するプロモーション作成/編集エディタを生成する際に、作成者にプロモーションの意思表示項目を提供するための情報を記録する属性を有している。さらに、このプロモーション意思表示マスタテーブル163には、1:多のカーディナリティで関連づけられるプロモーション回答マスタテーブル164が記憶されている。このプロモーション回答マスタテーブル164は、後述するプロモーション作成/編集エディタを生成する際に、作成者に対し、各質問毎にプロモーションの回答項目を提供するための情報を記録する属性を有している。
図示の実施形態においては、卸会社が自社内でプロモーションを実施するための卸会社側プロモーションテーブル群170が設けられている。この卸会社側プロモーションテーブル群170は、製薬会社側プロモーションテーブル群160と同様なプロモーションマスタテーブル161、プロモーションカテゴリマスタテーブル162、プロモーション意思表示マスタテーブル163、プロモーション回答マスタテーブル174が記憶されている。
図示の実施形態において、各プロモーションマスタテーブル161、171と、ターゲットマスタテーブル141とが、連関エンティティである対象ターゲット管理テーブル155によって、多:多のカーディナリティで関連づけられている。この結果、作成された各プロモーションに対して、多数のターゲットを関連づけることが可能になるとともに、各ターゲットに対して、複数のプロモーションを関連づけることが可能になる。
また、各プロモーションマスタテーブル161、171と、卸マスタテーブル131並びに卸組織テーブル132〜135とは、連関エンティティである卸登録マスタテーブル156によって、多:多のカーディナリティで関連づけられている。従って、後述するように、各プロモーションに対して、複数の卸会社またはその所属組織或いは担当者を関連づけることができるとともに、各卸会社や所属組織毎に複数のプロモーションを関連づけて提示することが可能になる。さらに図示の実施形態において、卸登録マスタテーブル156は、プロモーションマスタテーブル161、171の非キー属性と同じ非キー属性を有しており、WEBサーバ200にプログラムされたSQLによって、卸会社が登録された時点で当該プロモーションの情報が卸登録マスタテーブル156にもコピーされるようになっている。
次に、図8を参照して、データベース110には、プロモーション結果管理テーブル群180が概念的に形成されている。このテーブル群180には、卸会社が登録されたプロモーションを保存する属性を有するプロモーションメインテーブル181と、このプロモーションメインテーブル181に対して1:多のカーディナリティで関連づけられ、当該プロモーションの意思表示項目を記憶する属性を有するプロモーション意思表示テーブル182と、このプロモーション意思表示テーブル182に対して1:多のカーディナリティで関連づけられ、意思表示項目に対する回答を記憶する属性を有するプロモーション回答テーブル183とを有している。これらは、プロモーションをリレーショナルデータベースで管理するに当たり、いわゆる正規化の要請によって3つのテーブルに分割されたエンティティである。
各テーブル181〜183は、上記SQLによって、卸登録マスタテーブル156の主キー属性の値と、対応するプロモーションテーブル群の全属性の内容がユニオン結合でコピーされる非正規形のテーブルである。本実施形態では、このような非キー属性のテーブルを生成することによって、検索速度を高めるようにしている。
プロモーションメインテーブルは候補キーとして、{卸コード、プロモーションコード}を含んでいる。従って、卸組織とプロモーションとが特定されることにより、非キー属性を一意に特定することが可能になっている。
次に、データベース110には、プロモーションに対する回答等を管理するための活動履歴管理テーブル群190が概念的に形成されている。
この活動履歴管理テーブル群190には、上記プロモーションメインテーブル181に対して1:多のカーディナリティで関連づけられるプロモーションユーザ回答メインテーブル191が設けられている。プロモーションユーザ回答メインテーブル191の属性としては、主キーとして、{製薬コード、卸コード、プロモーションコード、施設コード}を有しており、各プロモーションマスタテーブル161、171に登録されたプロモーションに対して、実質的に1:多のカーディナリティで関連づけ可能になっている。また、非キー属性としては、{プロモーション実施日、プロモーション入力日、メールアドレス、コメント、送信フラグ、送信日付、ユーザ名、施設略式名称、承認フラグ、承認日付、マネージャーコメント、マネージャーコメント更新日付、コメント更新マネージャー名、承認マネージャー名}を有しており、後述するプログラムによって、卸会社からの回答が保存されるようになっている。さらに外部キーとして、{卸本店コード、卸支店コード、卸営業所コード、卸課コード、ユーザコード、コメント更新マネージャーコード、承認マネージャーコード}を有しており、後述するように、回答者や回答者の所属組織、或いは上長情報の登録者等を保存できるようになっている。加えて、プロモーションユーザ回答メインテーブル191は、対象ターゲット管理に対し、1:多のカーディナリティで関連づけられている。この結果、プロモーションユーザ回答メインテーブル191は、プロモーション依頼とターゲットとを多:多のカーディナリティで関連づける連関エンティティとして機能する。このプロモーションユーザ回答メインテーブル191の属性のうち、属性{送信フラグ、承認フラグ}は、依頼元に対して回答を送信するための条件となる値を入力するためのフラグであり、これらの組み合わせによって、作成した回答の送付可否を契約に基づいて決定できるようになっている。さらに、送信フラグの値としては、送信が完了した場合:1、未送信の場合:0、一時保存中:2、という設定になっており、後述するプロモーション結果入力/編集画面740におけるデータ保存時に、クリックされたボタン744、745によって値が変更されるようになっている(図44参照)。また、承認フラグの値としては、上長の承認がない場合:0、ある場合:1が設定されており、契約内容によっては、上長の承認がなければ、データを依頼元に提供するのを規制できるようになっている。
次に、活動履歴管理テーブル群190には、プロモーションユーザ回答メインテーブル191に対し、1:1のカーディナリティで関連するプロモーションユーザ回答詳細テーブル192が含まれている。このプロモーションユーザ回答詳細テーブル192は、主としてユーザの回答したコメントを保存するためのテーブルである。
次に、活動履歴管理テーブル群190には、製薬向けサマリテーブル193と、卸向けサマリテーブル194とを有している。各テーブル193、194は、それぞれ製薬会社、卸会社毎に担当したプロモーションの履歴回数を集計するものである。
各サマリテーブル193、194の属性は、
{製薬コード、卸コード、プロモーションコード、施設コード、ユーザコード、プロモーションタイトル略称、卸本店コード、卸支店コード、卸営業所コード、卸課コード、卸本店名、卸支店名、卸営業所名、卸課名、ユーザ名、ユーザカナ名、施設略式名称、施設カナ名、プロモーション回数、プロモーション回数、プロモーション回数、プロモーション回数}
であり、主キーとして、それぞれ
{製薬コード、卸コード、プロモーションコード、施設コード}
を有している。従って、製薬会社及び卸会社は、製薬会社がプロモーション依頼に登録した卸会社毎に、施設毎のプロモーション回数を集計することが可能になる。また、外部キーとして、{卸本店コード、卸支店コード、卸営業所コード、卸課コード}を有しているので、主キー属性である「卸会社」毎に各組織毎の集計を得ることが可能になる。
また、活動履歴管理テーブル群190には、コミュニケーションメッセージテーブル195が含まれている。このコミュニケーションメッセージテーブル195は、候補キーとして、{製薬会社、プロモーション、ターゲット、メッセージId}、{卸会社、プロモーション、ターゲット、メッセージId}を有しており、製薬会社と卸会社との間で、特定のプロモーション、特定のターゲットについて、相互に通信できるようになっている。
さらに図示の実施形態におけるデータベース110には、主として、製薬会社が卸会社に対してプロモーションの実施依頼を支援するためのメタデータテーブル群が概念的に形成されている。メタデータテーブル群には、意思表示項目をプログラムに提供するためのヘルプアイテムテーブル、説明事項を提供するためのヘルプメッセージテーブル、エラー画面を生成するためのエラーデータテーブルが含まれている。
次に、本実施形態のWEBサーバ200によって実現されるプログラムについて説明する。
図9〜図11は、情報共有システム10を利用するユーザが用いる画面遷移図である。
なお、各図とも、一部の画面を省略している。
各図を参照して、製薬会社、卸会社のユーザ(管理者を含む)は、それぞれクライアント機1〜3のブラウザBに予め指定された情報共有システム10のURLを入力することにより、ログイン画面600を閲覧することができる。なお図示の実施形態では、各画面のタイトルバーに上流側の遷移画面を示すボタン610aが表示されるようになっており(例えば図16参照)、このボタン610aをクリックすることによって、各図の遷移画面に移動することができるようになっている。
図12は、各ユーザに共通するログイン画面600を示すものであり、図13は、このログイン画面によって操作されたデータのフローを示すフローチャートである。
これらの図を参照して、各ユーザは、ログイン画面600の入力項目601に必要事項を入力し、ログインボタン602をクリックする。これにより、図13のステップS1で示すように、ログイン要求がクライアント機1(〜3)からWEBサーバ200に送信される。WEBサーバ200は、クライアント機1〜3からのログイン要求を受信し(ステップS2)、送信されたコードやパスワード等の情報に基づいて、メニュー表示サブルーチン処理を行ない(ステップS3)、データを送信する(ステップS4)。
他方、クライアント機1〜3では、WEBサーバ200からの応答を待ち(ステップS5)、応答があった場合には、送信されたHTML文書を表示する(ステップS6)。
図14は、図13のメニュー表示サブルーチン処理の詳細である。
同図を参照して、ログイン要求があると、WEBサーバ200は、ログインしたユーザに対応するテーブル(製薬会社の関係者の場合には製薬ユーザテーブル126、卸会社の関係者の場合には卸ユーザテーブル136に接続し、該当するユーザのデータを検索する(ステップS31)。入力された会社コード、パスワード、ユーザIDが一致しない場合、WEBサーバ200は、エラーデータテーブル、メッセージテーブルに接続し、エラーHTMLを作成し、例えば、図15に示すエラー画面を送信する。本実施形態では、エラー回数をカウントし、ユーザテーブル126、136の属性「ロックカウント」に値を更新し、所定回数エラーが続いた場合には、アクセスを禁止するロックアウト処理を行なうようになっており、ロックアウト処理が実行された場合には、それ以降は、正規の会社コード、パスワード、ユーザIDが入力されても、ログインできないようになっている。
ステップS32において、会社コード、パスワード、ユーザIDが一致し、且つロックアウトされていない場合、WEBサーバ200は、ユーザテーブル126、136の役職コード属性から、ログインしたユーザが管理者であるか否かを判別する(ステップS35)。役職コードが一般ユーザのものである場合には、WEBサーバ200は、一般ユーザ用のHTMLを生成し、クライアント機1〜3に送信する(ステップS36)。また、管理職である場合には管理者用HTMLを生成し、クライアント機1〜3に送信する(ステップS37)。各ユーザ向けのHTMLを作成するに際し、WEBサーバ200は、ログインしたユーザの最終ログイン時刻を表示する。
次に製薬会社がログインした場合のフローについて、図16以下を参照しながら説明する。なお、一般ユーザがアクセス可能な画面は、管理者ユーザがアクセス可能な画面に含まれていることから、以下の説明では、管理者のアクセス画面について説明し、一般ユーザのアクセス画面については説明を省略する。また、クライアント機1は、パーソナルコンピュータで具体化されたものとする。
図16は、製薬会社のユーザがログインした場合のメニュー画面610を示す図である。
同図を参照して、メニュー画面610には、プロモーションの依頼を行なうためのプロモーションマスタテーブル作成ボタン611と、既作成のプロモーションの集計情報を表示するためのサマリ表示ボタン612とが設けられている。さらに、これらボタン611、612の下側には、図14のステップS37(S36)の作成時に、読取られた最終ログイン時刻が「前回のログイン時刻」として表示される。
次に、メニュー画面610からプロモーションマスタテーブル作成ボタン611をクリックした場合の動作について、図17、図18を参照しながら説明する。図17はプロモーションの一覧要求があった場合のフローチャートであり、図18は図17の処理によって生成された画面を示す図である。
図17を参照して、ユーザがプロモーションマスタテーブル作成ボタン611をクリックすると、クライアント機1から、プロモーション一覧要求がWEBサーバ200に送信される(ステップS171)。この一覧要求を受信すると(ステップS172)、WEBサーバ200は、製薬会社側プロモーションテーブル群160の各テーブルに接続し(ステップS173)、一覧データを作成する(ステップS174)。この一覧データを作成した後、WEBサーバ200は、一覧データを送信する(ステップS175)。
他方、クライアント機1では、プロモーションマスタテーブル作成ボタン611をクリックした後、受信を待機し(ステップS176)、タイムアウトの場合、または受信不良には、エラー画面を表示し(ステップS177、S178)、受信できた場合には、データを展開して一覧画面620を表示する(ステップS179)。
図18を参照して、生成されたプロモーション一覧画面620は、ログインしたユーザの情報に基づいて、プロモーションを検索するための検索フレーム621と、この検索フレーム621の下段に設けられて、プロモーションをリストアップする一覧フレーム622とが設けられている。
検索フレーム621には、検索用の入力ボックス621a〜621fと、検索ボタン621g、全入力ボックス621a〜621fをNullにするリセットボタン621hが設けられており、入力ボックス621a〜621fに選択的に入力された文字列に基づいて、検索ボタン621gをクリックすることにより、一覧フレーム622に表示されているプロモーションの絞り込み検索を行なうことができるようになっている。
一覧フレーム622には、プロモーションマスタテーブル161の属性に基づき、製薬会社名、プロモーションのタイトル、コード、プロモーションの開始日、同終了日、プロモーションの実施状況、カテゴリ、作成者、作成者の所属先、卸登録が項目として設けられ、プロモーションマスタテーブル161に記録されているプロモーションのタプルが、ログインしたユーザのアカウントに基づいて絞り込まれた状態でリストアップされている。各表ヘッダ622a〜622kは、周知のGUI技術によって、タプルを並び替えるボタンを兼ねている。
各タプルは、プロモーションマスタテーブル161の属性「状況」の値に基づいて、プロモーションがまだ実施されていない未着手タプル1と、実施中の着手タプルと、終了したタプルとに識別されており、未着手タプル1のみを編集することができるようになっている。未着手タプルについては、「[プレビュー]」という文字列が、プロモーションマスタテーブル161の属性「タイトル」に登録された値に付加されて表示されている。この文字列は、ハイパーリンクが設定されており、この文字列をクリックすることによって、当該タプルの編集作業を行うことができるようになっている。また、後述するように、編集可能な未着手タプルについては、当該プロモーションに対して卸会社を登録することも可能である。編集のできない残余のタプルについては、「[編集不可]」という文字列が、プロモーションマスタテーブル161の属性「タイトル」に登録された値に付加されて表示されている。
次に、一覧フレーム622の上方には、新たなタプル(プロモーション依頼)を追加するための新規作成ボタン624aと、削除ボタン624bとが設けられている。そして、新規作成ボタン624aをクリックすることにより、次に説明するプロモーションの作成編集エディタが生成され、画面が遷移する。また、削除可能な未着手タプルについては、左端にチェックボックスが表示されており、このチェックボックスにマークを付けて削除ボタンをクリックすることにより、当該未着手タプルが削除されるようになっている。
次に、図19〜図23を参照して、プロモーションの作成、編集、登録処理について説明する。図19は、プロモーションを作成してから登録するまでの処理全体を示すフローチャート、図20は、図19のプロモーション作成/編集データ処理のサブルーチンを示すフローチャートである。
図18及び図19を参照して、図18の新規作成ボタン624aまたは、未着手タプルのタイトル列に表示された文字列「[プレビュー]」をクリックすることにより、クライアント機1は、プロモーションの作成/編集要求をWEBサーバ200に送信する(ステップS191)。クライアント機1からの要求を受信すると(ステップS192)、WEBサーバ200は、メタデータテーブル群に接続し、HTMLで具体化されるプロモーションの作成編集エディタの生成に必要なデータを取得する(ステップS193)。さらに、プロモーション作成/編集データ処理サブルーチンに移行して、プロモーションの作成編集エディタを生成する(ステップS194)。次いで、生成されたデータをクライアント機1に送信する(ステップS195)。
他方、クライアント機1では、プロモーションの作成/編集要求(ステップS191)をWEBサーバ200に送信した後、受信を待機し(ステップS196)、タイムアウトの場合、または受信不良には、エラー画面を表示し(ステップS197、S198)、受信できた場合には、データを展開して一覧データ作成処理サブルーチンS199に移行する。
次に、図20を参照して、ステップS194におけるプロモーション作成/編集データ処理サブルーチンにおいては、クライアント機1からの要求が新規作成であるか、編集要求であるかが、それぞれの出力に基づいて判別され(ステップS1941)、新規作成の場合には、新規のIDコードが付与された空配列HTMLが生成される(ステップS1942)。他方、編集要求である場合には、再度、プロモーションマスタテーブル161、プロモーションカテゴリマスタテーブル162、プロモーション意思表示マスタテーブル163、プロモーション回答マスタテーブル164に接続し(ステップS1943)、対応するタプルを取り出して、既存データ作成用配列HTMLを作成する(ステップS1944)。
図21は、新規のプロモーション依頼を作成するための画面(作成編集エディタ)630を示す図である。
同図を参照して、生成されたHTMLにより具体化される作成編集エディタ630は、プロモーションテーブル群160のマスタテーブル161、カテゴリマスタテーブル162の各属性をいわゆる単票形式で並べたプロパティフレーム631と、このプロパティフレーム631の下に形成されるプロモーションフレーム632とを有している。
プロパティフレーム631の項目としては、プロジェクトの「正式名称」631a、「略式名称」631b、プロジェクトの目的を表す「サブジェクト1」631c、テーマを表す「サブジェクト2」631d、実施予定の「日付の範囲」631e、実施されたプロモーションの「実績日付」631f、プロモーションの「カテゴリ」631g、「入力形式」631h等が設けられている。生成されるプロモーションは、上述したプロモーションテーブル群160の論理構造により、このプロパティフレーム631を共通項目として、複数の意思表示項目(ここでは主として質問項目)を有し、且つ各意思表示項目に対して複数の回答項目を設定することができるようになっている。このプロパティフレーム631には、作成したプロモーションのプレビュー画面(卸会社が閲覧する画面)を表示するプレビューボタン631iが設けられている。なお、意思表示項目としては、上記質問項目の他、製薬会社が卸会社に対する注意事項や指示を含めることが可能になっている。
プロモーションフレーム632は、いわゆる連票形式で、多数の意思表示項目を設定可能な構成になっている。プロモーションフレーム632に表示される意思表示項目毎の欄632aには、プロモーション意思表示マスタテーブル163の属性とプロモーション回答マスタテーブル164の属性に記録されるデータ入力ボックス632bが形成される。各データ入力ボックス632bには、回答の種類を入力するトグルボックス632cが設けられており、メタデータテーブル群から読み出された回答種類のデータがトグルリストとして表示されるようになっている。
プロモーションフレーム632とプロパティフレーム631との間には、設問を追加するための設問追加ボタン630aと、プロモーションを保存する保存ボタン630bと、保存して続けるための保存続行ボタン630cとが設けられており、この追加ボタン630aをクリックするたびに、プロモーションフレーム632のソースとなっているプロモーションマスタテーブル161のプロモーションIdに対応する外部キーを付加しながら、プロモーション意思表示マスタテーブル163に新しいタプルが追加されるようになっている。
また、各欄632aには、回答追加ボタン632dが生成される。この回答追加ボタン632dをクリックすることにより、当該欄632aのソースとなっているプロモーション意思表示マスタテーブル163の質問Idに対応する外部キーを付加しながら、プロモーション回答マスタテーブル164に新しいタプルが追加され、一の意思表示項目に対して複数の回答項目を追加できるようになっている。
図22は、プロモーションが入力された画面(作成編集エディタ)630を示す図である。
同図を参照して、プロモーションを作成し続けた場合や、上述した図20のフローにおいて、ステップS1944の既存データのHTMLが生成された場合には、各図に例示するように、意思表示項目の欄632a毎に、種々のGUIオブジェクトOJ1〜OJ5を用いて、項目が設定されることになる。例えば、OJ1は、項目の順番を繰り上げるコマンドを要求するオブジェクト、OJ2は、項目の順番を繰り下げるコマンドを要求するオブジェクト、OJ3は、項目を削除するコマンドを要求するオブジェクト、OJ4は、後続する設問を設定するためのコンボボックス、OJ5は、フリーテキストを選択するためのチェックボックスである。これらには、イベントプロシージャが実装されており、WEBサーバ200に実装されたサーバスクリブティングプログラム202とコンポーネントオブジェクト203とによって、これらのオブジェクトOJ1〜OJ5を含めた画面を生成し、欄632a内での並び替えやデータの追加、削除ができるようになっている。
図23及び図24は、クライアント機1において、プロモーションを作成する時のプロモーション作成処理サブルーチンを示すフローチャートである。
図19から図24を参照して、作成編集エディタ630がクライアント機1に表示されると、ハートビート処理が実行される(ステップS1990)。
図25は、ハートビート処理の詳細を示すフローチャートである。
同図を参照して、ハートビート処理は、Java(登録商標)スクリプトによって具体化されるものであり、操作フラグを宣言して、セッションの管理を行うものである。ハートビート処理が開始されると、クライアント機1は、定期的にハートビート要求を出力する(ステップS251)。次いで、クライアント機1は、上記操作フラグが更新されているか否かを判断し(ステップS252)、更新されていれば、WEBサーバ200にダミーページの送信を要求するとともに(ステップS253)、ステップS251において、操作フラグが更新されていない場合には、セッションを遮断して処理を終了するものである(ステップS254)。これにより、ユーザは、プロモーションの作成に相当の時間をかけていても、継続的にセッションを維持しておくことが可能になる。
図23に戻って、上記ハートビート処理と同時に、クライアント機1には、図21(及びまたは図22)の画面が表示される(ステップS1991)。さらに、上記ハートビート処理のために、何らかの操作があった場合には、Java(登録商標)アプレットにおいて宣言されている操作フラグを更新する(ステップS1992)。
上述したように、ユーザは、図21に示す設問追加ボタン630aによって、設問の追加要求を命令し(ステップS1993)、オブジェクトOJ1〜OJ5によって、設問の削除要求を命令し(ステップS1994)、回答追加ボタン632dによって、回答の追加要求を命令し(ステップS1995)、オブジェクトOJ1〜OJ5によって、回答の削除要求を命令することができる(ステップS1996)。
これらの要求があると、クライアント機1は、タイムアウトしているか否か(セッションが遮断されているか否か)判別し(ステップS1998)、セッションが遮断されている場合には、タイムアウト画面を表示する(ステップS1999)とともに、セッションが接続されている場合には、ソート処理要求をWEBサーバ200に出力し(ステップS199A)、作成画面表示のステップS1991に制御を戻す。
図26は、プレビュー画面640を示す図である。
図21、図22及び図26を参照して、プロパティフレーム631にあるプレビューボタン631iをクリックすると、確認メッセージボックス(図示せず)が表示された後、図26に示すプレビュー画面640が表示される。
図26では、後述するプロモーション回答作業時に、依頼先となる卸会社の担当者が実際に入力する画面と同じものをプレビューさせて、作成者にプロモーションの依頼のチェックをさせるための機能である。このプレビュー画面640は、一種のダミー画面であり、データの入力自体は許容されるが、入力されたデータがデータベースのテーブルに登録されることはない。
次に図19を参照して、ユーザが作成編集エディタ(図21、図22)630の作成を行っている間、WEBサーバ200は、セッションが接続されている間、クライアント機1からの保存要求を待機する(ステップS200)。この過程で、ユーザが、図24のステップS199Hに示すプロモーション依頼の保存処理を行った場合、この保存要求が送信されてWEBサーバ200に受信される(図19のステップS201)。この保存要求処理が保存要求では、WEBサーバ200は、図27に示す処理を行う。
図27は、クライアント機から要求されたプロモーション依頼の保存処理を示すフローチャートである。
同図を参照して、保存処理サブルーチンS201では、まず、WEBサーバ200は、製薬会社側プロモーションテーブル群160(図7参照)に接続し(ステップS2011)、送信されたデータの有無を確認する(ステップS2012)。仮にデータが既存のプロモーション依頼の更新であった場合、WEBサーバ200は、プロモーションマスタテーブル161内の該当データを削除する(ステップS2013)。次いで、削除の良否が判別され(ステップS2015)、削除が仮に不成功だった場合、WEBサーバ200は、データベースマネジメントシステム115からその情報を取得し、エラーメッセージ用のHTMLを作成する(ステップS2016)。
他方、ステップS2012において、送信されたデータが新規である場合、またはステップS2014において削除が成功した場合、WEBサーバ200は、再度、プロモーションテーブル群2001に接続して、データの更新を行う(ステップS2016)。
この処理が成功した場合には、コミット終了のHTMLを作成する(ステップS2017、S2018)。他方、ステップS2016において、データの更新に失敗した場合には、ステップS2014の場合と同様に、エラーメッセージ用のHTMLを作成する(ステップS2015)。そして、何れの場合にも、作成されたHTMLがクライアント機1に送信され、処理が終了する(ステップS2019)。
図24を参照して、クライアント機1は、図27の処理により送信されたデータの受信を待ち受ける(ステップS199J)。送信されたデータがエラーメッセージ用のHTMLであった場合、この画面が表示されて処理が終了する(ステップS199K)。他方、コミット完了のHTMLであった場合、処理を終了すべきか否かが判別され(ステップS199L)、終了しない場合には、図19のステップS191に戻って、新たなプロモーション依頼の作成を行う(ステップS199L)。
図24のステップS199Lの判別は、保存要求が作成編集エディタ630の保存ボタン630bによるものか、保存続行ボタン630cによるものかによって識別される。
次に、作成されたプロモーション依頼に対して、依頼先となる卸会社を関連づける処理について説明する。
図28は、卸登録処理をするためのアイコンを示す図であり、図29は、卸会社を登録する場合の処理全体を示すフローチャート、図30は図29における卸登録データ作成処理のサブルーチンを示すフローチャート、図31は、図30のサブルーチンによって生成された画面を示す図である。
まず、図18を参照して、各タプルの卸登録項目には、卸登録アイコン622Lが表示されている。この卸登録アイコン622Lは、プロモーション依頼の態様によって、図28に示すように、卸会社が未登録の態様(図28(A)参照)、登録済の態様(図28(B)参照)、登録できない態様(図28(C)参照)の3種類の状態に遷移するようにプログラムされており、ユーザは、未登録のアイコン(図28(A))をクリックすることによって、WEBサーバ200に対し、卸登録要求を送信することが可能になっている。
図29を参照して、卸登録要求(ステップS281)がクライアント機1からあると、WEBサーバ200は、この要求を受信し(ステップS282)、卸登録データ作成処理サブルーチンを実行する(ステップS283)。このサブルーチンを実行した後、生成されたデータをクライアント機1に送信する(ステップS284)。
他方、クライアント機1では、卸登録要求(ステップS281)をWEBサーバ200に送信した後、受信を待機し(ステップS285)、タイムアウトの場合、または受信不良には、エラー画面を表示し(ステップS286、S287)、受信できた場合には、データを展開して卸登録処理サブルーチンS288に移行する。
図31を参照して、WEBサーバ200での卸登録データ作成処理サブルーチンが実行されることによりクライアント機1に表示される卸登録画面650は、卸会社の組織をツリー構造で表示する卸組織フレーム651と、登録されるべき卸会社をリスト形式で一覧する卸一覧フレーム652とを有している。
卸組織フレーム651と卸一覧フレーム652との間には、移動ボタン650a、650bが上下に配列されている。上側の移動ボタン650aは、卸組織フレーム652で選択された組織を卸一覧フレーム652に移動する要求を命令するためのものであり、下側の移動ボタン650aは、卸一覧フレーム652の登録を解除する要求を命令するためのものである。
図30を参照して、卸登録画面650の全体を構成するHTMLを生成するために、まず、WEBサーバ200は、製薬/卸リンクテーブル151、卸マスタテーブル131、卸本店テーブル132、卸支店テーブル133、卸営業所テーブル134、卸課テーブル135、並びに卸登録マスタテーブル156に接続する(ステップS2931〜S2937)。次いで、静的SQLにより、製薬会社と、卸会社の各組織(卸マスタテーブル131、卸本店テーブル132、卸支店テーブル133、卸営業所テーブル134、卸課テーブル135によって特定される組織)の組み合わせから、卸登録マスタテーブル156に登録されていないデータを抽出する(ステップS2938)。そして、取り出されたデータに基づいて、ツリー構造のHTMLを生成する(ステップS2939)。
これらのステップS2931〜S2939により、製薬/卸リンクテーブル151から依頼元の製薬会社が取引先としている卸会社が絞り込まれ、図31に示すように、絞り込まれた卸会社の組織が、ツリー構造で卸組織フレーム651に表示されることになる。
次に、卸登録画面650の操作におけるデータ処理について、図32〜図34を参照しながら説明する。
図32及び図33は、クライアント機1における卸登録処理サブルーチン(図29のステップS298)を示すフローチャートであり、図34は、卸登録処理サブルーチンにおいて、卸一覧フレーム652を更新する場合の処理を示すフローチャートである。
まず、図32並びに図31を参照して、クライアント機1においては、卸登録画面650の卸組織フレーム651を参照しながら、ユーザがプロモーションを実施させたい卸会社の組織を選択する。この作業では、図30のフローによって生成された卸登録画面650が表示され(ステップS321)、ユーザが卸組織フレーム651に表示されているツリーを展開することによって、所望の組織が選択される(ステップS322〜S325)。ユーザがツリーを操作することによって、卸組織フレーム651のソート要求がクライアント機1に命令される。この命令がなされると、ソート要求がWEBサーバ200に送信される(ステップS326)。
ソート要求がなされると、処理は、図29で説明した卸登録要求のフロー(ステップS291)に戻り、再度、卸組織フレーム651が再構築されて表示されることになる。
次に、図31、図33を参照して、卸会社(組織)を登録する場合、ユーザは、卸組織フレーム651で登録したい会社をハイライトさせ、移動ボタン620aをクリックする。
この操作により、クライアント機1においては、登録ステップが開始される(ステップS330)。このフローでは、まず、卸組織フレーム651で卸会社(組織)が選択されているか否かが判別され(ステップS331)、仮に何れの組織も選択されていない(ハイライトされていない)場合には、メタデータテーブル群(このテーブル群のデータは、卸登録画面650が送信されてきた時にクライアント機1に格納されている)からワーニングメッセージを選択して、ワーニングメッセージを表示する(ステップS332)。
他方、卸組織が選択されている場合には、WEBサーバ200に登録保存要求を送信する(ステップS333)。クライアント機1では、その後、WEBサーバ200の応答を待ち、その結果を表示する(ステップS334、S335)。
ここで、登録保存要求を受けたWEBサーバ200は、図27で説明した保存処理と同様のプロセスで卸登録マスタテーブル156に接続し、選択された卸組織のIDとプロモーション依頼のIDとを関連づけて登録し、応答データをクライアント機1に送信する。ここで、図示の実施形態では、卸登録マスタテーブル156へのデータ登録コミットが成功した時点で、図34の処理を実行して、卸一覧フレーム652の画面を更新する。
図34を参照して、卸登録コミットがなされると、WEBサーバ200は、動的SQLによるデータ作成作業を開始する。この動的SQLでは、改めて卸登録マスタテーブル156に接続する(ステップS341)。次いで、卸組織フレーム651に選択された卸組織に基づいて、プロモーションマスタテーブル161を絞り込み、卸組織が登録されたタプルを取得する(ステップS342)。さらに、動的SQLを実行して卸一覧フレーム652を表示するHTMLを生成する(ステップS343)。クライアント機1には、このHTMLが完了応答とともにWEBサーバ200から送信される。
図35は、卸組織が登録されている卸登録画面650を示す図である。
同図を参照して、図示の例では、一つの卸組織を選択した例である。図35に示すように、卸組織が選択されると、卸一覧フレーム652には、卸登録マスタテーブル156の項目に基づいて、卸名、第1階層〜第4階層までの項目が設けられ、卸会社名、卸本店名、卸支店名、卸営業所名、卸課名が表示可能になっている。また、登録した卸組織を削除するために、卸一覧フレーム652にタプルが表示される場合には、その左端に削除を指定するためのチェックボックス652bが形成されるようになっている。
ここで、卸登録マスタテーブル156は、連関エンティティであるため、これら卸組織の情報は、主キー属性に持たせている。他方、ユーザが選択する卸組織は、下位の組織がブランクである場合もある。そのため、図示の実施形態では、図33のステップS333において、卸登録マスタテーブル156に情報を追加する場合、ブランクの組織部分については、ワイルドカードを当てて全ての組織を指定させている。図35に示す例では、支店までが指定されており、それ以降は、指定されていないので、テーブル上では、ワイルドカードで全ての支店が指定され、表示では、「全て」という文字列を用いている。
さらに、上記ステップS333における登録保存要求がWEBサーバ200で実行されると、卸登録マスタテーブル156と同時に、プロモーションメインテーブル181、プロモーション意思表示テーブル182、プロモーション回答テーブル183に、対応するプロモーションテーブル群160のデータがコピーされる。これにより、正規化されたプロモーション依頼の情報と卸登録情報とを結合させることができるので、演算処理が早くなる。
登録した卸組織を解除する場合、ユーザは、削除対象となるタプルのチェックボックス652bにチェックマークを入れ、移動ボタン620bをクリックして、削除要求を命令する。
図33に戻って、移動ボタン620bがクリックされると(ステップS336)、クライアント機1は、チェックボックス652bにチェックされたタプルをソートする(ステップS337)。仮にチェックされたタプルが全く存在しない場合には、ステップS332に移行して、ワーニングメッセージを表示する。
他方、チェックされたタプルが検出された場合には、当該卸組織を登録解除する解除保存要求をWEBサーバ200に出力する(ステップS338)。その後、クライアント機1は、WEBサーバ200から完了応答を待ち、エラーの場合には、ステップS335に移動し、成功した場合には、卸登録画面650表示(ステップS321)に制御を移す。
解除保存要求を受けると、WEBサーバ200は、登録保存要求の場合と同様に、卸登録マスタテーブル156、プロモーションメインテーブル181、プロモーション意思表示テーブル182、プロモーション回答テーブル183に接続し、削除対象となっているタプルを削除する。
なお、本実施形態においては、卸一覧フレーム652に表示されている卸名の表ヘッダ652aに表示されている文字列をクリックすると、プロパティ編集画面660(図9参照)が表示され、登録された卸組織毎に実施期間や入力方式等のプロパティを設定できるようになっている。このプロパティ情報は、プロモーションマスタテーブル161の属性として、所要の項目を登録しておくことにより、それらの属性を用いて設定できるようになっている。なお上述したように、各プロモーション依頼は、プロモーションマスタテーブル161に登録されているとともに、卸登録マスタテーブル156によって、卸組織のテーブルに対して多:多のカーディナリティで関連づけられているとともに、このプロパティ設定は、上記卸登録テーブル156を修正するものであることから、一のプロモーションに対するプロパティを変更すると、全ての卸組織のプロモーションも変更される。
次に、作成されたプロモーション依頼を依頼先の卸会社が出力する作業について説明する。
図36は、卸会社の一般ユーザのメニュー画面700を示している。
図9及び図36を参照して、メニュー画面700には、依頼されたプロモーションに対してターゲットを関連づけるためのターゲット選択ボタン701と、既作成のプロモーションの集計情報を表示するためのサマリ表示ボタン702と、ユーザ(卸会社のユーザ)が担当するターゲットの登録/解除を行なうための担当ターゲット登録ボタン703とが設けられている。さらに、これらのボタン701〜703の下側には、卸システムアナウンステーブル137に登録されたヘッドオフィスメッセージを表示する欄704と、コミュニケーションメッセージテーブル195に登録された情報に基づくメッセージを表示する欄705と、WEBサーバ200が送信する情報欄706とが設けられている。
図37はターゲットの一覧要求があった場合のフローチャートである。
図37を参照して、メニュー画面700からターゲット選択ボタン701をクリックすると、クライアント機1から、ターゲット一覧要求がWEBサーバ200に送信される(ステップS361)。この一覧要求を受信すると(ステップS362)、WEBサーバ200は、ターゲットユーザリンクテーブルテーブル153、ターゲットマスタテーブル141、対象ターゲット管理テーブル155、プロモーションメインテーブル181、及びプロモーションユーザ回答メインテーブル191に接続し(ステップS363)、一覧データを作成する(ステップS364)。この一覧データを作成した後、WEBサーバ200は、一覧データを送信する(ステップS365)。
他方、クライアント機1では、ユーザがターゲット選択ボタン701をクリックした後、受信を待機し(ステップS366)、タイムアウトの場合、または受信不良には、エラー画面を表示し(ステップS367、S368)、受信できた場合には、データを展開して一覧画面620を表示する(ステップS369)。
図38を参照して、生成されたターゲット選択画面710は、ログインしたユーザの情報に基づいて、プロモーションを検索するための検索フレーム711と、この検索フレーム711の下段に設けられて、プロモーションをリストアップする一覧フレーム712とが設けられている。
検索フレーム711には、検索用の入力ボックス711a〜711hと、検索ボタン711i、全入力ボックス711a〜711hをNullにするリセットボタン711jが設けられており、入力ボックス711a〜711hに選択的に入力された文字列に基づいて、検索ボタンをクリックすることにより、一覧フレーム712に表示されているプロモーションの絞り込み検索を行なうことができるようになっている。
一覧フレーム712には、ターゲットユーザリンクテーブル153、ターゲットマスタテーブル141、対象ターゲット管理テーブル155、プロモーションメイン181、プロモーションユーザ回答メインテーブル191の属性に基づき、施設名、製薬会社名、選択ボックス、プロモーションのタイトル、予定期限、実施期限、プロモーションの実施日時、実施状況、確認者名、上長確認日等が項目として設けられ、プロモーションユーザ回答メインテーブル191に記録されているターゲットのタプルが、ログインしたユーザのアカウントに基づいて、動的SQLにより絞り込まれた状態でリストアップされている。各表ヘッダ712a〜712kは、周知のGUI技術によって、タプルを並び替えるボタンを兼ねており、これらのボタンをクリックすることによって、動的SQLにより、並び替え作業をWEBサーバ200に実行させて、ソートされた画面を受信できるようになっている。
上述したように、プロモーションユーザ回答メインテーブル191は、プロモーション依頼とターゲットとを多:多のカーディナリティで関連づける連関エンティティでもあるので、自社に関連する全てのプロモーションについて、複数のターゲットを指定することが可能になる。
また、ターゲット/ユーザリンクテーブル153を用いて、当該卸会社に関連するターゲットを取り出すことができるので、通常、卸会社のユーザは、自動的に自分に関連するターゲットのリストを得ることが可能になる。
次に、一覧フレーム712の上方には、タプル(プロモーション依頼)を印刷するための印刷ボタン724aと、タプルを削除するための削除ボタン724bとが設けられている。そして、印刷ボタン724aをクリックすることにより、プロモーションの内容を表示するHTMLが生成され、登録確認画面730に遷移する。
図39は、遷移した登録確認画面730、図40は、印刷されたサンプルを示す図である。ユーザは、登録確認画面730を表示するブラウザBの機能を用いてターゲット毎にプロモーションを印刷することが可能になる(図40参照)。
また、削除可能なタプルについては、左端にチェックボックスが表示されており、このチェックボックスにマークを付けて削除ボタンをクリックすることにより、選択された回答結果を削除することができるようになっている。
図5を参照して、卸会社は、予め製薬会社との契約内容に基づき、印刷されたプロモーションを各ターゲット毎に実施する。
そして、実施されたプロモーションは、図38に示すターゲット選択画面710から、該当するタプルのプロモーションタイトルをクリックすることによって開始される。
図41は、プロモーション結果作成処理の全体フローを示すフローチャートである。
図41を参照して、ユーザがタプルのプロモーションタイトルをクリックした場合、クライアント機1は、WEBサーバ200に対して、プロモーション結果作成要求を送信する(ステップS411)。
WEBサーバ200は、クライアント機1からの要求を受信すると(ステップS412)、メタデータテーブル群に接続し、HTMLで具体化されるプロモーション結果の作成編集エディタの生成に必要なデータを取得する(ステップS413)。さらに、プロモーション作成/編集データ処理サブルーチンに移行して、プロモーションの作成編集エディタを生成する(ステップS414)。次いで、生成されたデータをクライアント機1に送信する(ステップS415)。
他方、クライアント機1では、プロモーションの作成/編集要求(ステップS411)をWEBサーバ200に送信した後、受信を待機し(ステップS416)、タイムアウトの場合、または受信不良には、エラー画面を表示し(ステップS417、S418)、受信できた場合には、データを展開してプロモーション結果作成処理サブルーチンS419に移行する。
図42〜図44は、図41のフローにより生成されたHTMLに基づく画面を示す図であり、図45は、プロモーション結果入力/編集画面740におけるクライアント機1の制御フローを示すフローチャートである。
まず、図42〜図43を参照して、プロモーション結果入力/編集画面740には、製薬会社が作成したプロモーションに対するアンケートが連票形式で表示されている。
図42を参照して、プロモーション結果入力/編集画面740には、カレンダボタン740aが設けられている。このカレンダボタン740aをクリックすると、カレンダ画面CL(図42に仮想線でのみ図示)がポップアップし、プロモーションの実施日を入力することができる。
アンケートの最後には、図43に示すように、リセットボタン741と、次ページに遷移するための保存ボタン744とが形成されており、リセットボタン741を押すと、それまで入力した事項が全てリセット(Nullに更新)される一方、保存ボタン744をクリックすることによって、次のページに遷移するようになっている。
プロモーション結果入力/編集画面740の最終ページの最下部には、保存ボタン745、一時保存ボタン744、保存ボタン745が形成されている。保存ボタン745をクリックすると、プロモーション結果入力/編集画面740の最初のページ(図42参照)に遷移する。また、一時保存ボタン745をクリックすると、入力されたデータがプロモーションユーザ回答メイン191に登録される。さらに、移動ボタン744をクリックすると、入力されたデータがプロモーションユーザ回答メイン191に登録されるとともに、画面がターゲット選択画面720に遷移する。
次に、クライアント機1におけるこれらの制御について、図45を参照しながら説明する。
まず、WEBサーバ200からデータが送信されると、クライアント機1は、プロモーション結果入力/編集画面740を表示し(ステップS419)、プレビュー命令を待機する(ステップS4192)。仮に、図43の保存ボタン744がクリックされると、クライアント機1にプレビューが命令され、クライアント機1は、図44に示す登録確認画面S4193を表示し(ステップS4193)、保存命令を待機する(ステップS4194)。なお、このフローチャートでは、省略されているが、登録確認画面730が表示されて後、保存ボタン745がクリックされた場合には、処理を終了して画面をプロモーション結果入力/編集画面740に遷移させることはいうまでもない。
一時保存ボタン744または保存ボタン745がクリックされると、クライアント機1は、回答の整合性チェックサブルーチンを実行する(ステップS4195)。
図46は、整合性チェックの詳細を示すフローチャートである。
図46を参照して、クライアント機1は、まず、チェック対象となる設問番号を初期化する(ステップS461)。次いで、初期化された設問番号に該当する設問に対する回答状況を取得する(ステップS462)。次いで、設問のタイプが検討され、リストボックス形式の質問またはチェックボックス形式の回答形式である場合、回答が一つ以上選択されているか否かが検出される(ステップS463〜S465)。仮に、回答が全く選択されていない場合(値がNullである場合)には、整合性が不合格と認定され、回答が正しくない旨のワーニングメッセージを表示して(ステップS466)、回答が正しくなかった設問部分を画面上部に自動スクロールし、ユーザに再入力を促して処理を終了する(ステップS467)。他方、回答が選択されている場合には、設問番号を更新し(ステップS468)、次の設問の整合性をチェックする(ステップS469)。仮に全ての設問のチェックが終了している場合には、整合性合格と認定して、処理を終了する。他方、未チェックの設問がある場合には、ステップS462に制御を戻して、チェックを続ける。
この実施形態では、設問回答形式として、上記リストボックス、チェックボックスの他にラジオボタンやフリーテキスト形式のものが含まれている。しかし、ラジオボタンについては、必ず回答が選択された状態になるので、整合性チェックの対象とはされない。また、フリーテキスト形式のものについても、任意回答であるので、整合性チェックの対象とはされない。
図45に戻って、整合性チェックが終了した後、クライアント機1は、保存のタイプによって、保存態様を変更する(ステップS4196〜S4198)。
まず、保存命令が一時保存である場合、すなわち、一時保存ボタン744をクリックしたことによる保存命令である場合、クライアント機1は、プロモーションユーザ回答メインテーブル191の属性「送信フラグ」に一時保存を意味するデータを付して保存する。他方、保存命令が、保存ボタン745をクリックしたことによる保存命令である場合、クライアント機1は、プロモーションユーザ回答メインテーブル191の属性「送信フラグ」に保存を意味するデータを付して保存する。この結果、後述するように、属性「送信フラグ」を参照することによって、爾後の処理を分岐させることが可能になる。ここで、卸会社から製薬会社に回答を送る場合、この「回答」は、通常は、卸会社が製薬会社に課金する有料コンテンツである。従って、依頼先、依頼元の双方において、この有料コンテンツとしての「回答」が、契約通りの条件で提供されることが必要になる。本実施形態では、プロモーションユーザ回答メインテーブル191に属性{送信フラグ、承認フラグ}によって、課金対象となる「回答」の提供を契約内容に基づいて管理されるので、回答の課金管理が確実となり、取引が安全に行なわれることになる。
保存要求を出力すると、WEBサーバ200では、後述する図47のフローで、プロモーションユーザ回答メインテーブル191、プロモーションユーザ回答詳細テーブル192に接続し、タプルを更新する。このコミットが完了すると、WEBサーバ200は、完了応答を送信する。
保存要求を出力した後、クライアント機1は、WEBサーバ200からの完了応答を待機する(ステップS4199)。完了応答が得られず、セッションが遮断した場合には、エラー画面を表示し、処理を終了する(ステップS419A)。
完了応答があった場合には、処理を図37で示したステップS379に戻して、画面をターゲット選択画面710に遷移させ(ステップS419B)、メインルーチンに戻る。
次に、図47を参照しながら、プロモーション結果の保存処理について詳述する。
図47は、プロモーション結果の保存処理サブルーチンS421を示すフローチャートである。
同図を参照して、クライアント機1からデータの保存要求があると、WEBサーバ200は、プロモーションユーザ回答メインテーブル191、プロモーションユーザ回答詳細テーブル192に接続し(ステップS4211、S4212)、送信されたデータの有無を確認する(ステップS4213)。仮にデータが既存のプロモーション結果の更新であった場合、WEBサーバ200は、各テーブル191、192内の該当データを削除する(ステップS4214)。次いで、削除の良否が判別され(ステップS4215)、削除が仮に不成功だった場合、WEBサーバ200は、データベースマネジメントシステム115からその情報を取得し、エラーメッセージ用のHTMLを作成する(ステップS4216)。
他方、ステップS4213において、送信されたデータが新規である場合、またはステップS4215において削除が成功した場合、WEBサーバ200は、再度、プロモーションユーザ回答メインテーブル191、プロモーションユーザ回答詳細テーブル192に接続して、データの更新を行う(ステップS4217)。
この処理が成功した場合には、コミット終了のHTMLを作成する(ステップS4218、S4219)。他方、ステップS4218において、データの更新に失敗した場合には、ステップS4215の場合と同様に、エラーメッセージ用のHTMLを作成する(ステップS4216)。
次に、登録されたプロモーション結果の入力について、製薬会社に対して自動送信が設定されているか否かが判別される(ステップS4219)。この判別は、具体的には、プロモーションユーザ回答メインテーブル191の属性「送信フラグ」の値によって、会社毎に設定されているものである。仮に、自動報告設定がなされている場合、処理はターゲット共通自動報告サブルーチンに移行する(ステップS421A)。
他方、自動送信が設定されていない場合には、登録完了情報または生成されたエラーHTMLをクライアント機1に送信して、処理を終了する。
次に図48を参照して、ターゲット共通自動報告サブルーチンについて説明する。
このサブルーチンが実行されると、WEBサーバ200は、担当ターゲット/ターゲットリンクテーブルに接続し(ステップS481)、ターゲットのIdが共通する製薬会社のユーザを検索する(ステップS482)。ここで、ユーザの有無が判別され(ステップS483)、ユーザが見つかった場合には、製薬ユーザテーブル126に接続して(ステップS484)、検索された製薬会社のユーザのメールアドレスを検索する。メールアドレスの有無が判別され(ステップS485)、アドレスが見つかった場合には、そのアドレスを用いてプロモーション結果が入力された旨のメールを送信する。
他方、ステップS483でユーザが存在しない場合、またはステップS486でユーザのメールアドレスが登録されていない場合、WEBサーバ200は、製薬アラート送信先テーブル120Aに接続し(ステップS488)、送信先のメールアドレスを検索する(ステップS489)。ここで、メールアドレスの有無が判別され(ステップS489)、メールアドレスが検索された場合には、登録された製薬ユーザにメールが送信されるとともに(ステップS480A)、検索されなかった場合には、アラームメールをシステム管理者に送信する(ステップS480B)。
このように、本実施形態では、担当ターゲット/ターゲットリンクテーブルによって、複数の担当と複数のターゲットとを関連づけることができるので、上述したような自動送信機能を持たせることも可能になる。
図49は、登録によりプロモーション回答の状態遷移を示すアイコンを示す図である。
図38及び図49を参照して、プロモーション結果が登録されると、ターゲット選択画面710のステータス欄には、アイコン715が表示される。アイコン715は、図49に示すように、例えば4つのステータス毎に変更されるものであり、(A)は一時保存、(B)は保存後、上長の確認待ち、(C)は製薬会社への送信待ち、(D)は製薬会社へ送信済をそれぞれ表している。
これらのステータスは、プロモーションユーザ回答メインテーブル191の属性{送信フラグ、承認フラグ}に入力された値の組み合わせによって決定され、表示されるようになっている。各フラグへの値の入力は、上述した保存処理や後述する上長確認処理によって行われる。但し、上長が確認したプロモーション結果のみを製薬会社に送信する、上長が確認しなくても、製薬会社に送信する、といった運用は、企業毎に決定され、WEBサーバ200にその条件付けがなされている。WEBサーバ200は、上記条件に基づいて、夜間のバッチ処理により、FTPサーバ300を作動させ、対応する製薬会社の共有フォルダ301に更新されたデータをアップロードする。
次に、卸会社のメニュー画面(図36参照)700から担当ターゲット登録ボタン703をクリックしたときの処理について説明する。
上述したように、通常、卸会社がシステムに登録される際、当該卸会社が担当するターゲットは、名寄せがされた状態でターゲットマスタテーブル141に登録され、ターゲット/ユーザリンクテーブル153によって管理される。
次に、卸会社の監督者が利用できる機能について説明する。
図50は、卸会社の監督者用メニュー画面800を示す図である。
同図を参照して、監督者用メニュー画面800には、プロモーション結果に対する確認やコメントを入力するためのプロモーション確認コメント入力ボタン801と、自社内でプロモーションを実施するためのプロモーションマスタテーブル作成ボタン802と、本社メッセージを登録、編集するための本社メッセージ編集ボタン803と、ログインに失敗してロックアウトした社員のロックを解除するロックアウト解除ボタン804と、担当施設を参照する担当施設参照ボタン805と、入力されたプロモーションのサマリを表示するためのサマリ表示ボタン806とが設けられている。
さらに、これらのボタン801〜806の下側には、卸システムアナウンステーブル137に登録されたヘッドオフィスメッセージを表示する欄800aと、WEBサーバ200が送信する情報欄800bとが設けられている。
まず、登録されたプロモーション結果に対する上長の確認処理について説明する。
図50を参照して、上記情報欄800bには、卸会社の担当者が回答したプロモーションのうち、上長が未確認のものが集計されて表示されている。このリンクまたは、プロモーション確認コメント入力ボタン801をクリックすることにより、上長確認入力要求がクライアント機1からWEBサーバ200に対して送信される。
図51は、上長確認入力処理の全体フローを示すフローチャートである。
図51を参照して、クライアント機1は、WEBサーバ200に対して、プロモーション結果作成要求を送信する(ステップS511)。
WEBサーバ200は、クライアント機1からの要求を受信すると(ステップS512)、メタデータテーブル群に接続し、HTMLで具体化されるプロモーション結果の上長確認入力エディタの生成に必要なデータを取得する(ステップS513)。さらに、上長確認入力データ処理サブルーチンに移行して、上長確認入力エディタ810を生成する(ステップS514)。次いで、生成されたデータをクライアント機1に送信する(ステップS515)。
他方、クライアント機1では、プロモーションの作成/編集要求(ステップS511)をWEBサーバ200に送信した後、受信を待機し(ステップS516)、タイムアウトの場合、または受信不良には、エラー画面を表示し(ステップS517、S518)、受信できた場合には、データを展開して上長確認入力処理サブルーチンS519に移行する。
図52は、図51の処理によって生成された上長確認入力エディタ(画面)820を示す図である。
同図を参照して、上長確認入力エディタ810は、検索フレーム811と、組織フレーム812及びプロモーションフレーム813とを有し、これらに囲まれた一覧フレーム814内にプロモーション結果が一覧形式でリストアップされている。
検索フレーム811には、検索用の入力ボックス811a〜811eと、検索ボタン821fと、全入力ボックス811a〜811eをNullにするリセットボタン811jが設けられており、入力ボックス811a〜811eに選択的に入力された文字列に基づいて、検索ボタンをクリックすることにより、一覧フレーム814に表示されているプロモーションの絞り込み検索を行なうことができるようになっている。
組織フレーム812は、自社の組織(本店、支店等)を卸会社テーブル群130のテーブル131〜135に基づいて、ツリー状に表示するものである。
プロモーションフレーム813は、プロモーションメインテーブル181とプロモーションユーザ回答メインテーブル191とのデータに基づき、自社に関連するプロモーションをツリー状に表示するものである。
一覧フレーム814は、検索フレーム811での検索結果に基づいて、プロモーションユーザ回答メインテーブル191のタプルをプロモーションの回答結果としてリストアップしたものであり、担当者名、施設名、製薬会社名、チェックボックス、ステータス、プロモーションタイトル、実施日時、期限、入力期限等が項目として設定されている。
上記ステータスの欄には、図49で説明したアイコン715が表示されている。これらのプロモーション回答結果のうち、アイコン715が確認待ち(図49(B)の状態)になっているものが、上長の確認対象となっている。なお、図示の実施形態では、図50のメニュー画面から情報欄800bのリンクをクリックした場合、この一覧フレーム814には、確認対象となっているタプルのみが動的SQLによって絞り込まれた状態で表示されるようになっている。
さらに、上長確認入力エディタ810のフレーム部分には、プロモーション結果に対する確認を承認する確認ボタン810dと、未確認状態を表示する未確認ボタン810eとが設けられている。そして、タプルのチェックボックスにマークを入れ、何れかのボタン810d、810eをクリックすることにより、プロモーションユーザ回答メインテーブル191の承認フラグの値が更新される。この値の更新により、プロモーション回答毎にステータスが決定され、上記ステータス欄のアイコンが変化する。
上長確認入力エディタ810のユーザは、一覧フレーム814のタプルのうち、プロモーションタイトル欄の値をクリックすることにより、当該プロモーション結果の詳細を閲覧することが可能になっている。
図53は、上長確認入力エディタ810から遷移したプレビュー画面820を示す図である。
同図を参照して、ユーザがプロモーションタイトル欄の値をクリックすることにより、WEBサーバ200は、プロモーション結果管理テーブル群180の各テーブル181〜183、並びにプロモーション回答メインテーブル191及びプロモーションユーザ回答詳細テーブル192からプロモーション結果回答のプレビュー画面820を表示する。
このプレビュー画面820では、最終項目に上長がコメントを入力するための入力ボックス821が形成され、上長は、この入力ボックス821に文字列を入力することが可能になっている。
さらに、プレビュー画面820には、保存ボタン822、確認ボタン823、前ページに移動する移動ボタン824が設けられ、保存ボタン822または確認ボタン823をクリックすることにより、プロモーションユーザ回答メインテーブル191の承認フラグの値を更新しながら、上長確認入力エディタ810に遷移するようになっている。また、この際、上長は、この入力ボックス821にコメントを入力した場合には、その値が、プロモーションユーザ回答詳細テーブル192に保存されるようになっている。
図54及び図55は、プロモーション確認入力処理のサブルーチンを示すフローチャートである。
これらの図並びに図52、図53を参照して、図51のフローにおいて、WEBサーバ200からデータを受信(ステップS516)すると、クライアント機1は、図52で示した上長確認入力エディタ810を表示する(ステップS541)。次いで、クライアント機1は、ユーザの入力を待機する(ステップS542、ステップS543、ステップS548)。
ユーザが一覧フレーム814の表ヘッダ824a〜824jをクリックすると、クライアント機1は、クリックされた属性をキーにして、プロモーション一覧画面のソート処理要求をWEBサーバ200に送信する(ステップS542、S544)。
ユーザが組織フレーム812またはプロモーションフレーム813のツリーを操作し、特定の組織またはプロモーションをハイライトさせた場合(ステップS545、ステップS546)、クライアント機1は、ハイライトされた属性をキーにして、一覧フレーム814のタプルを絞り込むフィルタ処理要求をWEBサーバ200に出力する(ステップS547)。
そして、これらの操作により、WEBサーバ200は、動的SQLによって、一覧フレーム814のタプルのソートまたはフィルタ処理を行ない、HTMLを生成して、クライアント機1に返信する。
次に、ユーザが組織フレーム824から特定のプロモーション名をクリックすると、当該タプルに係るプレビュー画面820(図53参照)が表示される。クライアント機1は、このプレビュー画面820でユーザがコメントを入力するのを待機しており(ステップS540A)、図53のボタン832、833がユーザによってクリックされることによって、保存要求(ステップS540B)を出力する。これにより、上述したようにデータがWEBサーバ200に送信され、プロモーション回答メインテーブル191及びプロモーションユーザ回答詳細テーブル192が更新される。その後は、制御がステップS541に移行することにより、プレビュー画面820が上長確認入力エディタ810に遷移する。
図55を参照して、プレビュー画面820の確認ボタン823がクリックされた場合、クライアント機1は、チェックボックス表ヘッダ824dの属性にチェックが入っているか否かを判別し(ステップS551、ステップS552)、何れのタプルにもチェックが入っていない場合にはワーニングメッセージを表示する(ステップS544)。他方、チェックが入っているタプルがある場合には、そのタプルについて、確認要求がWEBサーバ200に送信される。この要求を受けて、WEBサーバ200は、プロモーションユーザ回答メインテーブル191の承認フラグの値を更新し、完了応答をクライアント機1に送信する。クライアント機1では、確認要求を行った後、完了応答を待機しており(ステップS555)、完了応答があった場合には、フローを図54のステップS541に戻すとともに、セッションが遮断した場合には、エラー画面を表示して処理を終了する(ステップS556)。
上長確認入力エディタ810の未確認ボタン834がクリックされた場合も同様に、クライアント機1は、チェックボックス表ヘッダ824dの属性にチェックが入っているか否かを判別し(ステップS557、ステップS558)、何れのタプルにもチェックが入っていない場合にはワーニングメッセージを表示する(ステップS544)。他方、チェックが入っているタプルがある場合には、そのタプルについて、確認要求がWEBサーバ200に送信される。この要求を受けて、WEBサーバ200は、プロモーションユーザ回答メインテーブル191の承認フラグの値をNULLに更新し、完了応答をクライアント機1に送信する。クライアント機1では、確認要求を行った後、完了応答を待機しており(ステップS550A)、完了応答があった場合には、フローを図54のステップS541に戻すとともに、セッションが遮断した場合には、エラー画面を表示して処理を終了する(ステップS556)。
次に、上長確認入力処理のサーバ側の保存処理について、説明する。
図56は、図51における上長確認保存処理サブルーチンのフローチャートである。
同図を参照して、WEBサーバ200がクライアント機1から保存要求を受けると、その種別が判別され(ステップS561)、コメントの保存である場合には、プロモーションユーザ回答メインテーブル191及びプロモーションユーザ回答詳細テーブル192に接続して(ステップS562)、プロモーションユーザ回答詳細テーブル192にデータを保存する(ステップS563)。一方、確認登録の場合には、プロモーションユーザ回答メインテーブル191に接続し(ステップS564)、プロモーションユーザ回答メインテーブル191から承認フラグの既存のデータを取得する(ステップS565)。そして、確認ボタン810dと未確認ボタン810eの何れのボタンによって登録要求がなされたかが識別され(ステップS566)、確認要求の場合には、確認状態に承認フラグの値を更新し(ステップS567)、未確認要求の場合には、未確認状態(NULL)に承認フラグの値を更新する(ステップS568)。
ステップS563、ステップS567、ステップS568の処理の後、コミットが成功したか否かが確認され(ステップS569)、成功した場合には、コミットが完了した旨のHTMLを生成し(ステップS560A)、仮に未成功の場合には、エラーHTMLを生成する(ステップS560B)。そして、生成後のデータをクライアント機1に送信して処理を終了する(ステップS560C)。
なお、卸会社の監督者用メニュー画面からは、プロモーションマスタテーブル作成ボタン802をクリックすることにより、自社向けのプロモーション依頼を作成し、社内で実施することが可能である。これは、上述した製薬会社のプロモーション依頼の手順において、製薬会社側プロモーションテーブル群160に代えて卸会社側プロモーションテーブル群170を用いることにより、実現される。
また、本社メッセージ編集ボタン803をクリックして、システムアナウンステーブル137を編集する画面を利用することにより、関係者が利用するメニュー画面にメッセージを表示することが可能である。
また、ロックアウト解除ボタン804をクリックして、卸ユーザテーブル136を編集する画面を利用することにより、ログインに失敗してロックアウトした社員のロックを解除することが可能である。
さらに、担当施設参照ボタン805をクリックして、卸ユーザテーブル136ターゲット/ユーザリンクテーブル153を編集する画面を利用することにより、各担当者の担当ターゲットを参照することが可能である。
なお、本実施形態では、省略されているが、製薬会社においても、管理者用のメニュー画面を設け、ロックアウト解除やメッセージ編集等を行なうことができることはいうまでもない。
次に各ユーザに共通の機能について説明する。
図16、図36、図50を参照して、各ユーザのメニュー画面には、サマリ表示ボタン602、702、806が設けられており、これらのボタンをクリックすると、WEBサーバ200にサマリ表示要求が送信される。
図57はサマリ表示要求処理の全体フローを示すフローチャートである。
図57を参照して、サマリ表示要求(ステップS571)が送信され、WEBサーバ200がクライアント機1からの要求を受信すると(ステップS572)、WEBサーバ200は、組織ツリー作成処理サブルーチン(ステップS573)、プロモーションツリー作成処理サブルーチン(ステップS574)、及びサマリデータ処理サブルーチン(ステップS575)に移行して、サマリ画面900を生成する。次いで、生成されたデータをクライアント機1に送信する(ステップS576)。
他方、クライアント機1では、サマリ表示要求(ステップS571)をWEBサーバ200に送信した後、受信を待機し(ステップS577)、タイムアウトの場合、または受信不良には、エラー画面を表示し(ステップS578、S579)、受信できた場合には、データを展開してサマリ画面を表示し、サマリ操作サブルーチンに移行する(ステップS570A)。
図58は、図57の処理によって生成されたサマリ画面900を示す図である。
図58を参照して、サマリ画面900は、集計リストを表示するリストフレーム901と、リストフレーム901の左上側に設けられ、卸組織をツリー構造で表示する組織フレーム902と、組織フレーム902の下側に設けられ、プロモーションをツリー構造で表示するプロモーションフレーム903とを有している。
図59は、図58の画面を生成する際のプロモーションツリー作成処理サブルーチンを示すフローチャート、図60は同画面を生成する際の組織ツリー作成処理サブルーチンを示すフローチャート、図61は、同画面を生成する際の組織ツリー作成処理サブルーチンを示すフローチャートである。
図59を参照して、卸組織フレーム903(図58参照)は、卸組織ツリー作成処理サブルーチン(ステップS573)によって生成される。このサブルーチンでは、WEBサーバ200は、卸マスタテーブル131、卸本店テーブル132、卸支店テーブル133、卸営業所テーブル134、卸課テーブル135、及び卸ユーザマスタテーブル136に接続し(ステップS573〜S576)、静的SQLによって、卸組織情報とユーザの組み合わせ全てを取り出すクエリーを発行する(ステップS577)。次いで、WEBサーバ200は、卸組織ツリーHTMLを作成する(ステップS578)。このHTMLがクライアント機1に送信されることにより、卸組織フレーム903(図58参照)が表示される。
次に、図60を参照して、組織フレーム902(図58参照)は、プロモーションツリー作成処理サブルーチン(ステップS573)によって生成される。このサブルーチンでは、動的SQLが作成開始し、WEBサーバ200は、プロモーションメインテーブル181に接続し、プロモーション履歴参照可能期間内に実施されていたプロモーション情報を取得するSQLを作成する(ステップS5731)。次いで、このSQLが実行され、プロモーションツリーHTMLが生成される(ステップS5732)。このHTMLがクライアント機1に送信されることにより、プロモーション組織フレーム904(図58参照)が表示される。
次に、図61を参照して、サマリデータ処理サブルーチン(ステップS575)について説明する。
このサブルーチンでは、まず、アクセスしたユーザが製薬会社のユーザであるか否かがアカウントIDに基づいて判別される(ステップS5751)。そして、判別されたユーザ毎に下記の通り動的SQLが作成開始される。
ユーザが製薬会社に所属する場合、WEBサーバ200は、製薬会社向けサマリテーブル194に接続し(ステップS5752)、卸会社に所属する場合には、卸会社向けサマリテーブル193に接続する(ステップS5753)。ここで、卸会社向けサマリテーブル193に接続した場合には、直ちに当該卸会社に基づいて、プロモーションメインテーブル181の絞り込みが行われる(ステップS5754)。他方、製薬会社向けサマリテーブル194に接続された場合には、卸会社が図58のサマリ画面900からユーザが選択した後、卸会社に基づいて、プロモーションメインテーブル181の絞り込みが行われる(ステップS5755)。
次いで、図58で示した組織フレーム902において、何れの組織または担当者が選択されているかが判別され(ステップS5756〜5750A)、選択されている組織または担当者毎にプロモーションメインテーブル181が絞り込まれる(ステップS5750B〜S5750F)。さらに、図58で示したプロモーションフレーム903において、プロモーションの選択が判別され(ステップS5750G)、プロモーションが選択されている場合には、当該プロモーションに基づいてプロモーションメインテーブル181が絞り込まれる(ステップS5750H)。これにより、動的SQLが生成される。
次いで、生成された動的SQLが実行され、サマリ画面HTMLが生成される(ステップS5750I)。これにより、上記動的SQLで選択されたプロモーションメインテーブル181のタプルが図58のリストフレーム901に表示されることになる。
図62は、サマリ画面の各フレーム902、903を操作することによって、リストボックスに表示されるタプルの処理を示すフローチャートである。
図58、図62を参照して、サマリ画面900が表示されると(ステップS621)、クライアント機1は、ユーザから組織フレーム902及びプロモーション903の中から特定の組織と特定のプロモーションが選択されるのを待機している(ステップS622、S623)。そして、両者が選択された場合に、それらをキーにして、サマリ条件変更要求を出力する(ステップS626)。WEBサーバ200は、この要求を受けると、選択された卸組織とプロモーションとをキーにしてプロモーションメインテーブル181を図61の動的SQLで絞り込み、生成された動的SQLを実行して、実行結果をクライアント機1に送信する。これにより、図63で示すように、サマリ画面900のリストフレーム901内に、プロモーションメインテーブル181のタプルが表示される。
図63を参照して、生成されたHTMLは、リストフレーム901内に、施設名表ヘッダ901a、月次表ヘッダ901b、階層変更ボタン901c、CSV出力ボタン901dを有している。
表ヘッダ901a〜901bは、各画面と同様に、表示されているタプルの並び替えを命令するボタンを兼ねている。また、階層変更ボタン901cは、表示されている施設の階層レベルを変更するためのものであり、このボタン901cを操作することにより、例えば、図64のように、ターゲットの下位の組織を属性として追加することができるようになっている。また、CSVボタン901dは、表示されているタプルをCSV形式でダウンロードするためのものである。
図65は、リストフレーム901が表示されたサマリ画面の操作処理を示すフローチャートである。
まず、サマリ画面900が表示されると(ステップS651)、クライアント機1は、ユーザが表ヘッダ901a、901bを操作するか否か判別し(ステップS652、ステップS653)、操作された場合には、ソート処理要求をWEBサーバ200に出力する(ステップS654)。この要求が出力されると、WEBサーバ200は、クリックされた表ヘッダ901a、901bの属性に基づいて、ASCまたはDISCのソート処理を行なってHTMLを生成し、クライアント機1にデータを送信する。
また、階層変更ボタン901cがクリックされた場合(ステップS657)、クライアント機1は、サマリレベル変更処理要求をWEBサーバ200に送信する(ステップS658)。この要求を受信すると、WEBサーバ200は、列属性を一階層分追加する動的SQLを生成して実行させ、生成されたHTMLをクライアント機1に送信する。図63に示すように、生成されたHTMLには、さらに下位の組織やユーザのリンク901eが形成されており、これらをクリックすることによって、さらに、階層を変更することができるようになっている。
また、組織フレーム902やプロモーションフレーム903に変更があった場合には(ステップS657、ステップS658)、クライアント機1は、サマリ条件変更処理要求をWEBサーバ200に送信する(ステップS659)。この要求を受信すると、WEBサーバ200は、図61のサブルーチンを再度実行する。
次に、CSVボタン901dがクリックされた場合(ステップS650A)、クライアント機1は、CSV出力要求をFTPサーバ300に送信する。この送信を受けると、WEBサーバ200は、表示されているタプルをCSV形式に変換し、変換されたデータをFTPサーバ300によって、クライアント機1にダウンロードさせる。
最後に処理が終了したか否かが判別され(ステップS650C)、終了していなければステップS652に処理を戻す。
次に、プロモーション履歴管理機能について説明する。
サマリ画面900の各タプルの施設欄には、リンクが形成されており、このリンクをクリックすることによって、WEBサーバ200に対し、該当するタプル毎の履歴を表示する要求が送信されるようになっている。
図66は、履歴表示処理の全体フローを示すフローチャートである。
図66を参照して、クライアント機1は、WEBサーバ200に対して、履歴表示要求を送信する(ステップS661)。
WEBサーバ200は、クライアント機1からの要求を受信すると(ステップS662)、プロモーションメインテーブル181に接続し、履歴表示画面の生成に必要なデータを取得する(ステップS663)。さらに、履歴表示画面処理サブルーチンに移行して、履歴一覧画面1000を生成する(ステップS664)。次いで、生成されたデータをクライアント機1に送信する(ステップS665)。
他方、クライアント機1では、プロモーションの作成/編集要求(ステップS661)をWEBサーバ200に送信した後、受信を待機し(ステップS666)、タイムアウトの場合、または受信不良には、エラー画面を表示し(ステップS667、S668)、受信できた場合には、データを展開して履歴画面操作サブルーチンS669に移行する。
図67は、生成された履歴一覧画面1000を示す図である。
図67を参照して、生成された履歴一覧画面1000は、クリックされたプロモーションマスタテーブルのタプル(図63参照)の情報に基づいて、プロモーションを検索するための検索フレーム1001と、この検索フレーム1001の下段に設けられて、プロモーションをリストアップする一覧フレーム1002とが設けられている。
検索フレーム1001には、検索用の入力ボックス1001a〜1001dと、検索ボタン1001e、全入力ボックス1001a〜1001dをNullにするリセットボタン1001fとが設けられており、入力ボックス1001a〜1001dに選択的に入力された文字列に基づいて、検索ボタン1001fをクリックすることにより、一覧フレーム1002に表示されているプロモーションの絞り込み検索を行なうことができるようになっている。
一覧フレーム1002に表示された各タプルには、各プロモーションの詳細表示を開閉するための表示ボタン1002aと、タプルを移動するための移動ボタン1002bとが設けられている。
図68は、図67の履歴一覧画面1000において、表示ボタン1002aが操作されたときの要求に対するWEBサーバの処理を示すフローチャートである。
図68を参照して、WEBサーバ200は、動的SQLを実行し、プロモーションユーザ回答テーブル191、プロモーションユーザ回答詳細テーブル192にそれぞれ接続する(ステップS681、ステップS682)。
次いで、これらテーブルの絞り込み条件として、製薬会社が選択されているか否かが判別され(ステップS683)、選択されている場合(サマリ画面900からクリックした場合には、未選択状態となっている)には、製薬会社をキーにして、プロモーションメインテーブル181に絞り込みが追加される(ステップS684)。さらに、製薬会社が選択されている場合には、カテゴリ(入力ボックス1001cで選択されるプロモーションの分類)が選択されているか否かが判別され(ステップS685)、選択されている場合には、そのカテゴリでプロモーションメインテーブル181が絞り込まれる(ステップS686)。さらに、プロモーションが選択されているか否かが判別され(ステップS687)、選択されている場合には、選択されたプロモーションをキーにして、プロモーションメインテーブル181が絞り込まれる(ステップS688)。
また、日付の範囲(入力ボックス1001d)が選択されているか否かが判別され(ステップS689)、選択されている場合には、日付についてもプロモーションメインテーブル181が絞り込まれる(ステップS680A)。
そして、生成された動的SQLに基づいて、サマリ画面HTMLが接続されたテーブル191、192から生成され(ステップS680B)、クライアント機1に送信される(ステップS680C)。これにより、履歴一覧画面1000が図69で示すように遷移する。
上述した実施形態は本発明の好ましい態様を例示したものに過ぎず、本発明は上述した実施形態に限定されない。本発明の特許請求の範囲内で種々の変更が可能であることはいうまでもない。
医薬業界における製薬会社と卸会社の関係を示す説明図である。 医薬業界における製薬会社、卸会社、ターゲット(施設)の関係を示す説明図である。 本発明の実施の一形態に係る医薬ビジネス情報共有システムの概略構成を示す図である。 本発明の実施の一形態に係る医薬ビジネス情報共有システムの概略構成を示す構成図である。 本発明の実施の一形態に係る医薬ビジネス情報共有システムを利用したワークフローを示す説明図である。 本発明の実施形態に係るデータベースのER図である。 本発明の実施形態に係るデータベースのER図である。 本発明の実施形態に係るデータベースのER図である。 本発明の実施形態に係る情報共有システムを利用するユーザが用いる画面遷移図である。 本発明の実施形態に係る情報共有システムを利用するユーザが用いる画面遷移図である。 本発明の実施形態に係る情報共有システムを利用するユーザが用いる画面遷移図である。 各ユーザに共通するログイン画面を示すものである。 同ログイン画面によって操作されたデータのフローを示すフローチャートである。 図13のメニュー表示サブルーチン処理の詳細である。 エラー画面を示す図である。 製薬会社のユーザがログインした場合のメニュー画面情報共有システム10を示す図である。 プロモーションの一覧要求があった場合のフローチャートである。 図17の処理によって生成された画面を示す図である。 プロモーションを作成してから登録するまでの処理全体を示すフローチャートである。 図19のプロモーション作成/編集データ処理のサブルーチンを示すフローチャートである。 新規のプロモーションを作成するための画面(作成編集エディタ)を示す図である。 プロモーションが入力された画面(作成編集エディタ)を示す図である。 クライアント機において、プロモーションを作成する時のプロモーション作成処理サブルーチンを示すフローチャートである。 クライアント機において、プロモーションを作成する時のプロモーション作成処理サブルーチンを示すフローチャートである。 ハートビート処理の詳細を示すフローチャートである。 プレビュー画面を示す図である。 クライアント機から要求されたプロモーション依頼の保存処理を示すフローチャートである。 卸登録処理をするためのアイコンを示す図である。 卸会社を登録する場合の処理全体を示すフローチャートである。 図29における卸登録データ作成処理のサブルーチンを示すフローチャートである。 図30のサブルーチンによって生成された画面を示す図である。 クライアント機における卸登録処理サブルーチンを示すフローチャートである。 クライアント機における卸登録処理サブルーチンを示すフローチャートである。 卸登録処理サブルーチンにおいて、卸一覧フレームを更新する場合の処理を示すフローチャートである。 卸組織が登録されている卸登録画面を示す図である。 卸会社の一般ユーザのメニュー画面を示している。 ターゲットの一覧要求があった場合のフローチャートである。 施設選択画面を示す図である。 遷移した登録確認画面である。 印刷されたサンプルを示す図である。 プロモーション結果作成処理の全体フローを示すフローチャートである。 図41のフローにより生成されたHTMLに基づく画面を示す図である。 図41のフローにより生成されたHTMLに基づく画面を示す図である。 図41のフローにより生成されたHTMLに基づく画面を示す図である。 プロモーション結果入力/編集画面におけるクライアント機の制御フローを示すフローチャートである。 整合性チェックの詳細を示すフローチャートである。 プロモーション結果の保存処理サブルーチンを示すフローチャートである。 ターゲット共通自動報告サブルーチンを示すフローチャートである。 登録によりプロモーション回答の状態遷移を示すアイコンを示す図である。 卸会社の監督者用メニュー画面を示す図である。 上長確認入力処理の全体フローを示すフローチャートである。 図51の処理によって生成された上長確認入力エディタ(画面)を示す図である。 確認入力エディタから遷移した登録確認画面を示す図である。 プロモーション確認入力処理のサブルーチンを示すフローチャートである。 プロモーション確認入力処理のサブルーチンを示すフローチャートである。 図51における上長確認保存処理サブルーチンのフローチャートである。 サマリ表示要求処理の全体フローを示すフローチャートである。 図57の処理によって生成されたサマリ画面を示す図である。 図58の画面を生成する際のプロモーションツリー作成処理サブルーチンを示すフローチャートである。 同画面を生成する際の組織ツリー作成処理サブルーチンを示すフローチャートである。 同画面を生成する際の組織ツリー作成処理サブルーチンを示すフローチャートである。 サマリ画面の各フレームを操作することによって、リストフレームに表示されるタプルの処理を示すフローチャートである。 図62の処理によって生成されたサマリ画面を示す図である。 図62の処理によって生成されたサマリ画面を示す図である。 リストフレームが表示されたサマリ画面の操作処理を示すフローチャートである。 履歴表示処理の全体フローを示すフローチャートである。 図66の処理によって生成された履歴画面を示す図である。 図67の履歴画面において、表示ボタンが操作されたときの要求に対するWEBサーバの処理を示すフローチャートである。 図68の処理によって生成された画面である。
符号の説明
1 パーソナルコンピュータ(クライアント機の一例)
2 PDA(クライアント機の一例)
3 携帯電話(クライアント機の一例)
10 情報共有システム
100 データベースサーバ
115 データベースマネジメントシステム
121 製薬マスタテーブル(製薬マスタテーブルエンティティの一例)
126 製薬ユーザテーブル(製薬ユーザエンティティの一例)
129 担当ターゲットテーブル(担当ターゲット/ターゲットリンク連関エンティティの一例)
129 製薬ユーザ担当ターゲットテーブル(製薬ユーザ担当ターゲットエンティティの一例)
130 卸会社テーブル群
131 卸マスタテーブル(卸マスタテーブルエンティティの一例)
132 卸本店テーブル
133 卸支店テーブル
134 卸営業所テーブル
135 卸課テーブル
136 卸ユーザマスタテーブル(卸ユーザエンティティの一例)
137 卸システムアナウンステーブル
138 卸アラート送信先テーブル
141 ターゲットマスタテーブル(ターゲットマスタテーブルエンティティの一例)
151 製薬/卸リンクテーブル(製薬/卸連関エンティティの一例)
152 製薬ユーザ/卸リンクテーブル
153 ターゲットユーザリンクテーブルテーブル(ターゲット/ユーザ連関エンティティの一例)
153 ユーザリンクテーブル
154 ターゲットリンクテーブル
155 対象ターゲット管理テーブル(対象ターゲット管理連関エンティティの一例)
156 卸登録マスタテーブル(依頼先登録マスタテーブル連関エンティティの一例)
161 プロモーションマスタテーブル(発信マスタテーブルエンティティの一例)
162 プロモーションカテゴリマスタテーブル
163 プロモーション意思表示マスタテーブル(意思表示マスタテーブルエンティティの一例)
164 プロモーション回答マスタテーブル(回答マスタテーブルエンティティの一例)
174 プロモーション回答マスタテーブル
180 プロモーション結果管理テーブル群
181 プロモーションマスタテーブル
181 プロモーションメインテーブル
182 プロモーション意思表示テーブル
183 プロモーション回答テーブル
191 プロモーションメインテーブル
191 プロモーションユーザ回答テーブル
191 プロモーションユーザ回答メイン
191 プロモーションユーザ回答メインテーブル
191 プロモーション回答メインテーブル
192 プロモーションユーザ回答詳細テーブル
193 サマリテーブル
194 サマリテーブル
200 WEBサーバ(作成編集エディタ提供手段、発信情報記録手段、依頼情報提供手段、回答エディタ提供手段、回答情報記録手段、回答提供手段の一例)
300 FTPサーバ
400 メールサーバ
500 サーバシステム
600 メニュー画面
600 ログイン画面
620 プロモーション一覧画面
630 プロモーション作成/編集エディタ
640 プレビュー画面
650 卸登録画面
660 プロパティ編集画面
700 メニュー画面
710 ターゲット選択画面
730 登録確認画面
740 プロモーション結果入力/編集画面
800 監督者用メニュー画面
810 上長確認入力エディタ
820 プレビュー画面
900 サマリ画面
1000 履歴一覧画面

Claims (15)

  1. 製薬会社を一元的に管理するための属性を有する製薬マスタエンティティ、製薬マスタエンティティに対して1:多のカーディナリティで関連可能な外部キー属性を有し、製薬会社の担当者を一元的に管理するための属性を有する製薬ユーザエンティティ、卸会社を一元的に管理するための属性を有する卸マスタエンティティ、卸マスタエンティティに対して1:多のカーディナリティで関連可能な外部キー属性を有し、卸会社の担当者を一元的に管理するための属性を有する卸ユーザエンティティ、製薬会社と卸会社との間で情報共有の対象となるターゲットを一元的に管理するための属性を有するターゲットマスタエンティティ、製薬会社と卸会社の何れかの担当者が発信する依頼情報を記録する属性を有する発信マスタエンティティ、発信マスタエンティティと1:多のカーディナリティで関連可能な外部キー属性を有し、発信された依頼情報に対する回答を記憶する属性を有する回答用のエンティティとを記憶するデータベースと、
    このデータベースのエンティティを管理するデータベースマネジメントシステムと、
    このデータベースとクライアント機との間でトランザクションを実行するサーバシステムと
    を備えた医薬ビジネス情報共有システムであって、
    上記データベースは、
    製薬マスタエンティティと卸マスタエンティティとを多:多のカーディナリティで関連づける属性を主キーとする製薬/卸連関エンティティと、
    卸ユーザエンティティとターゲットエンティティとを多:多のカーディナリティで関連づける属性を主キーとするターゲット/ユーザ連関エンティティと、
    ターゲットエンティティと発信マスタエンティティとを多:多のカーディナリティで関連づける属性を主キーとする対象ターゲット管理連関エンティティと、
    発信マスタエンティティと卸マスタエンティティとを多:多で関連づける属性を主キーとする依頼先登録マスタテーブル連関エンティティと
    を記憶していることを特徴とする医薬ビジネス情報共有システム。
  2. 請求項1記載の医薬ビジネス情報共有システムにおいて、
    上記発信マスタエンティティは、製薬会社用と卸会社用とに独立して記憶されていることを特徴とする医薬ビジネス情報共有システム。
  3. 請求項1または2記載の医薬ビジネス情報共有システムにおいて、
    上記データベースは、
    卸マスタエンティティを親として直系の1:多のカーディナリティで関連づけられ、卸会社の組織を特定する属性を有する複数の卸組織エンティティを有し、上記卸登録マスタエンティティは、卸マスタエンティティ、各卸組織エンティティ、並びに卸ユーザエンティティとそれぞれ1:多のカーディナリティで関連づけられる外部キーを有していることを特徴とする医薬ビジネス情報共有システム。
  4. 請求項1、2、または3記載の医薬ビジネス情報共有システムにおいて、
    上記データベースは、
    上記製薬ユーザエンティティに対し、1:多のカーディナリティで関連可能な外部キー属性を有する製薬ユーザ担当ターゲットエンティティと、
    この製薬ユーザ担当ターゲットエンティティと上記ターゲットマスタテーブルとを多:多のカーディナリティで関連づける属性を主キーとする担当ターゲット/ターゲットリンク連関エンティティとを記憶していることを特徴とする医薬ビジネス情報共有システム。
  5. 請求項1から4の何れか1に記載の医薬ビジネス情報共有システムにおいて、
    上記データベースは、
    発信マスタエンティティに対して1:多のカーディナリティで関連可能な外部キー属性を有し、依頼情報として発信マスタエンティティに登録される依頼情報の意思表示項目を生成するための属性を有する意思表示マスタエンティティと、この意思表示マスタエンティティに対して1:多のカーディナリティで関連可能な外部キー属性を有し、当該意思表示マスタエンティティの意思表示項目に対する回答を生成するための属性を有する回答マスタエンティティとを有していることを特徴とする医薬ビジネス情報共有システム。
  6. 請求項5記載の医療ビジネス情報共有システムにおいて、
    上記データベースマネジメントシステムは、
    上記発信マスタエンティティと卸登録マスタエンティティとをユニオン結合したメインテーブルと、
    上記意思表示マスタエンティティと卸登録マスタエンティティとをユニオン結合した意思表示テーブルと、
    上記回答マスタエンティティと卸登録マスタエンティティとをユニオン結合した回答テーブルとを生成するものであり、
    上記回答マスタテーブルは、上記メインテーブルに対して1:多で関連づけられているものであることを特徴とする医薬ビジネス情報共有システム。
  7. 請求項1から6の何れか1記載の医薬ビジネス情報共有システムにおいて、
    上記データベースマネジメントシステムは、回答用のエンティティに記録された履歴回数をカウントしたサマリテーブルを生成するものであることを特徴とする医薬ビジネス情報共有システム。
  8. 請求項1から7の何れか1記載の医薬ビジネス情報共有システムにおいて、
    上記サーバシステムは、
    依頼元からの依頼情報と依頼先とを関連づける依頼情報/依頼先関連情報の入力手段を含み、製薬会社と卸会社のうち何れかの依頼元に対して、依頼情報の作成または修正用のエディタを、認証を受けたアカウントを有するクライアント機に提供する作成編集エディタ提供手段と、
    提供された作成編集エディタによって生成された依頼情報を発信マスタエンティティに記録するとともに、上記入力情報によって入力された依頼情報/依頼先関連情報を依頼先登録マスタテーブル連関エンティティに記録する発信情報記録手段と
    を備えていることを特徴とする医薬ビジネス情報共有システム。
  9. 請求項8記載の医薬ビジネス情報共有システムにおいて、
    上記サーバシステムは、
    発信マスタエンティティに記録された依頼情報を依頼先となる会社に提供する依頼情報提供手段と、
    提供された依頼情報に対する回答を入力するための回答エディタを、認証を受けたアカウントを有するクライアント機に提供する回答エディタ提供手段と、
    提供された回答エディタによって入力された回答情報を回答用のエンティティに記録する回答情報記録手段と、
    回答された情報を依頼先に提供する回答提供手段と
    を備えていることを特徴とする医薬ビジネス情報共有システム。
  10. 請求項8または9記載の医薬ビジネス情報共有システムにおいて、
    上記回答用のエンティティは、保存される回答情報に対して、当該回答情報者の上司が付加する上長情報を保存する属性を有し、
    上記サーバシステムは、回答情報者の上司に対し、保存される回答情報に対して上記上長情報を付加する上長確認入力エディタを提供する情報付加エディタ提供手段を有していることを特徴とする医薬ビジネス情報共有システム。
  11. 請求項8から10の何れか1記載の医薬ビジネス情報共有システムにおいて、
    上記回答用のエンティティは、依頼元の担当者に回答を提供するための条件となる値をフラグとして保存する属性を有し、
    上記回答提供手段は、上記回答用エンティティの上記条件となる値に基づき、許可された回答のみを依頼先に提供するものであるするものであることを特徴とする医薬ビジネス情報共有システム。
  12. 請求項11記載の医薬ビジネス情報共有システムにおいて、
    上記回答エディタ提供手段は、依頼先が一時的にデータを保存するための一時保存フラグを入力する手段を有し、上記回答用のエンティティは、上記条件となる値として、一時保存フラグを保存するための属性を有するものであることを特徴とする医薬ビジネス情報共有システム。
  13. 請求項11または12記載の医薬ビジネス情報共有システムにおいて、
    上記回答用のエンティティは、上記条件となる値として、上長の承認を保存する属性を有していることを特徴とする医薬ビジネス情報共有システム。
  14. 請求項8から13の何れか1記載の医薬ビジネス情報共有システムにおいて、
    上記データベースは、
    上記製薬ユーザエンティティに対し、1:多のカーディナリティで関連可能な外部キー属性を有する製薬ユーザ担当ターゲットエンティティと、
    この製薬ユーザ担当ターゲットエンティティと上記ターゲットマスタテーブルとを多:多のカーディナリティで関連づける属性を主キーとする担当ターゲット/ターゲットリンク連関エンティティとを記憶し、
    上記回答提供手段は、
    担当ターゲット/ターゲットリンク連関エンティティによって特定される依頼元のユーザが存在する場合に、当該依頼元のユーザのメールアドレスに回答が更新された旨を報知する電子メールを自動送信するものであることを特徴とする医薬ビジネス情報共有システム。
  15. 請求項8から14の何れか1記載の医薬ビジネス情報共有システムにおいて、
    上記データベースは、
    ユーザエンティティに対して1:多のカーディナリティで関連づけられる外部キー属性を有し、ユーザ毎に種類の異なる報告情報を特定する属性を含むアラートエンティティを記憶し、
    上記回答提供手段は、担当ターゲット/ターゲットリンク連関エンティティによって特定される依頼元のユーザが存在しない場合に、アラートエンティティによって特定されるユーザに対して回答が更新された旨を報知する電子メールを自動送信するものであることを特徴とする医薬ビジネス情報共有システム。
JP2005001784A 2005-01-06 2005-01-06 医薬ビジネス情報共有システム Pending JP2006190108A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005001784A JP2006190108A (ja) 2005-01-06 2005-01-06 医薬ビジネス情報共有システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005001784A JP2006190108A (ja) 2005-01-06 2005-01-06 医薬ビジネス情報共有システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2006190108A true JP2006190108A (ja) 2006-07-20

Family

ID=36797252

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005001784A Pending JP2006190108A (ja) 2005-01-06 2005-01-06 医薬ビジネス情報共有システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2006190108A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010079358A (ja) * 2008-09-24 2010-04-08 Japan Research Institute Ltd 販売実績データ処理システム及び販売実績データ処理プログラム

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001155082A (ja) * 1999-11-30 2001-06-08 Hitachi Ltd プロモーション管理方法
JP2003141252A (ja) * 2001-10-30 2003-05-16 Hitachi Ltd 医薬品の処方情報を処理するサーバ、処理方法、及び、薬局に備えられる端末装置、並びに、プログラム、及び、プログラムの記録媒体

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001155082A (ja) * 1999-11-30 2001-06-08 Hitachi Ltd プロモーション管理方法
JP2003141252A (ja) * 2001-10-30 2003-05-16 Hitachi Ltd 医薬品の処方情報を処理するサーバ、処理方法、及び、薬局に備えられる端末装置、並びに、プログラム、及び、プログラムの記録媒体

Non-Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
松本 昭彦: "ノーツか専用パッケージか戦略的SFAへの最短距離", ネットワークコンピューティング 第11巻 第5号 NETWORK COMPUTING, vol. 第11巻, JPN6007001286, 1 May 1999 (1999-05-01), JP, pages 24 - 37, ISSN: 0000908656 *

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010079358A (ja) * 2008-09-24 2010-04-08 Japan Research Institute Ltd 販売実績データ処理システム及び販売実績データ処理プログラム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10949565B2 (en) Data processing systems for generating and populating a data inventory
US10997318B2 (en) Data processing systems for generating and populating a data inventory for processing data access requests
US10438020B2 (en) Data processing systems for generating and populating a data inventory for processing data access requests
JP4559710B2 (ja) 連絡先ユーザ・インターフェース
US5721911A (en) Mechanism for metadata for an information catalog system
US6067548A (en) Dynamic organization model and management computing system and method therefor
US20020184210A1 (en) Universal information warehouse system and method
US20050131777A1 (en) Process for organizing business and other contacts for multiple users
JP2004199646A (ja) コンタクトスキーマ
JP2005522755A (ja) 承認の要求のための承認処理の定義(definition)
JPWO2006046395A1 (ja) 連絡情報管理システム
US11222309B2 (en) Data processing systems for generating and populating a data inventory
JP4207417B2 (ja) 文書管理装置
JP2006190108A (ja) 医薬ビジネス情報共有システム
JP6167138B2 (ja) ワークフロー情報管理装置及びそのプログラム
JP4423164B2 (ja) 知識共有システム及び情報公開制御方法
JP2012108813A (ja) 名刺管理システム及びその管理サーバ
JP2009059026A (ja) ファイル検索装置及びファイル検索プログラム
JP2006243960A (ja) 情報共有システム及びその方法
CN108023948A (zh) 一种处理第三方系统信息的系统及方法
CN114283907A (zh) 随访数据共享方法和系统
US9001992B1 (en) System and method to connect a call
JP5486649B2 (ja) データ参照システム、ドキュメント表示システムおよび医療情報システム
US20200201829A1 (en) Systems and methods for compiling a database
JP2005196498A (ja) 求人情報提供サーバおよび求人情報提供方法ならびにプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20071023

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20080304