JP2005196498A - 求人情報提供サーバおよび求人情報提供方法ならびにプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】 雇用者の求人情報と雇用者が属する業界や業種の情報とを関連づけて提供することにより、求職活動を通じて求職者が業界や業種に対する視点を拡大することができるシステムを実現することを目的とする。
【解決手段】 求職者端末及び雇用者端末とネットワークを介して接続された情報提供サーバは、求職者の質問情報と前記質問情報の重要度を示す第1のパラメータとを対応付けて記憶するとともに、前記質問情報に対する雇用者の回答情報と前記回答情報の重要度を示す第2のパラメータとを対応付けて記憶する。質問情報が当該質問情報を登録した求職者と異なる求職者によって指定された場合には、指定された質問情報に対応する第1のパラメータの値を更新し、回答情報が求職者によって指定された場合には、指定された回答情報に対応する第2のパラメータの値を更新する。
【選択図】 図7
【解決手段】 求職者端末及び雇用者端末とネットワークを介して接続された情報提供サーバは、求職者の質問情報と前記質問情報の重要度を示す第1のパラメータとを対応付けて記憶するとともに、前記質問情報に対する雇用者の回答情報と前記回答情報の重要度を示す第2のパラメータとを対応付けて記憶する。質問情報が当該質問情報を登録した求職者と異なる求職者によって指定された場合には、指定された質問情報に対応する第1のパラメータの値を更新し、回答情報が求職者によって指定された場合には、指定された回答情報に対応する第2のパラメータの値を更新する。
【選択図】 図7
Description
本発明は、求職者端末に対して求人情報を提供するサーバに関し、特に、雇用者の求人情報と、雇用者が属する業界や雇用者が担う業種の情報とを関連づけて提供する求人情報提供システムに関する。
近年、インターネットなどのネットワークを介して多種多様なサービスを提供するシステムが普及している。このようなサービスを提供するシステムには、就職活動や転職活動を行う求職者および人材の採用活動を行う雇用者の相互の利便性を図るために、雇用者から提供される求人情報をデータベースに格納しておき、求職者からの要求を受け付けると、受け付けた要求に合致する情報をデータベースから検索して提供するシステムがある。例えば、特開2002−41838号公報(特許文献1)には、求人情報と求職情報に共通する仕事分類コードを付与し、求人クライアントや求職クライアントから仕事分類コードをキーとして求職情報や求人情報を検索するようにした電子求人求職情報提供方法が開示されている。
特開2002−41838号公報
ところで、一般的に、求職者は、自身が持っている業種や職種のイメージに従って求職活動を行っている。例えば、ある業界(例えば、「自動車業界」)について求職者が求職活動を行う場合、求職者は、自動車業界を構成する既知の業種(例えば、「自動車メーカー」)ついて積極的に求職活動を行うものの、未知の業種(例えば、「部品メーカー」、「メンテナンス等サービス」、「小売」、「中古車販売」)については求職活動を行わない傾向がある。
かかる場合、求職者は、自動車に関連した仕事を探しているつもりでも、実際には求職活動の対象となる業界・業種・雇用者をイメージに従って絞りこんでいるため、意図せず就業の場を狭めてしまうという問題や、実態とかけ離れた又は誤った認識に基づく求職活動になりやすいという問題がある。とはいえ、業界や業種について事前に調べ、完全な知識を把握した上で求職活動を行うことを求職者に要求することは、求職者の求職活動の負担となるため、妥当ではない。
従って、求職者が、イメージ先行で求職活動を開始したとしても、求職活動を続けるうちに業界や業種や職種に対する視点を自然に拡大させたり、イメージを実態に近づけたり、あるいは誤ったイメージを是正することができるように、求人情報と業界や業種や職種の情報とを関連づけて提供することが望ましい。
しかし、上記特開2002−41838号公報に記載したような従来のシステムは、求職者が入力した仕事分類コードに合致する求職情報を提供する構成であり、かかる点については何ら配慮されていない。
上記課題に鑑み、本発明は、雇用者の求人情報と雇用者が属する業界や業種や職種の情報とを関連づけて提供することにより、求職活動を通じて求職者が業界や業種や職種に対する視点を拡大することができるシステムを実現することを目的とする。
一方、提供される業界や業種や職種の情報が求職者にとって未知の情報である場合や求職者のイメージと異なる場合には、求職者がこれらの情報を十分に理解したり認識したりすることができないおそれがある。従って、求職者が、ある業界、ある業種、ある職種について興味を持った場合には、求職者がその業界、業種、職種ついての理解をさらに深めることができるような仕組みが望まれる。
そこで、本発明は、求職者が、ある業界、ある業種、ある職種について興味を持った場合には、その業界、業種、職種に属する特定の雇用者集団との間でコミュニケーションを図ることができるシステムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は、求職者端末及び雇用者端末とネットワークを介して接続された情報提供サーバであって、所定の雇用者集団に対する求職者の質問情報と前記質問情報の重要度を示す第1のパラメータとを対応付けて記憶するとともに、前記質問情報に対する前記所定の雇用者集団に属する雇用者の回答情報と前記回答情報の重要度を示す第2のパラメータとを対応付けて記憶する記憶手段と、前記求職者端末から送られる求職者の質問情報を受け付けて前記記憶手段に登録する質問情報登録手段と、前記各端末から送られる質問閲覧要求を受け付けると、前記記憶手段に記憶された質問情報及び第1のパラメータを前記記憶手段から検索し、検索結果を前記各端末に送信する質問情報検索手段と、前記検索結果中の質問情報が当該質問情報を登録した求職者と異なる求職者によって指定された場合に、指定された質問情報に対応する第1のパラメータの値を更新する質問情報管理手段と、前記雇用者端末から送られる前記質問情報に対する雇用者の回答情報を受け付けて前記記憶手段に登録する回答情報登録手段と、前記求職者端末から送られる回答閲覧要求を受け付けると、前記記憶手段に記憶された回答情報及び第2のパラメータを検索し、検索結果を前記求職者端末に送信する回答情報検索手段と、前記検索結果中の回答情報が求職者によって指定された場合に、指定された回答情報に対応する第2のパラメータの値を更新する回答情報管理手段と、を備えることを特徴とする。
また、雇用者から提供される求人情報を記憶する求人情報記憶手段と、前記求人情報に対する検索条件を求職者端末から受け付けると、受け付けた検索条件に合致する求人情報を前記求人情報記憶手段から検索し、検索結果を送り返す求人情報検索手段と、を備え、前記質問情報登録手段は、前記求職者端末から送られる求職者の質問情報を、前記検索条件に合致する所定の雇用者集団に対する質問情報として受け付け、受け付けた質問情報を前記検索条件と関連づけて前記記憶手段に登録し、前記回答情報登録手段は、前記検索条件に合致する所定の雇用者集団に属する雇用者の雇用者端末から、前記質問情報に対する回答情報を受け付けて、前記記憶手段に登録することを特徴とする。
また、前記雇用者が属する業界及び業種に関する業界関連情報を記憶する業界情報記憶手段をさらに備え、前記求人情報検索手段は、前記求人情報に対する検索条件を求職者端末から受け付けると、受け付けた検索条件に合致する求人情報と業界関連情報を、前記求人情報記憶手段及び業界情報記憶手段から検索し、検索結果を送り返すことを特徴とする。
また、質問情報登録手段は、質問情報を受け付けると、受け付けた質問情報の内容と類似する内容の質問情報が前記記憶手段に登録されているか否かを判断し、前記類似する内容の質問情報が登録されていると判断した場合には、所定条件下で前記受け付けた質問情報を登録しないで前記類似する質問情報に対応する第1のパラメータの値を更新するように制御することを特徴とする。
また、前記質問情報検索手段は、前記各端末から送られる質問閲覧要求を受け付けると、前記記憶手段に記憶された質問情報及び第1のパラメータを前記記憶手段から検索し、前記第1のパラメータの値に従って各質問情報が表示される際の配置を決定することを特徴とする。
上記発明は、方法の情報提供方法としても成立し、また、この情報提供方法は、コンピュータにより実施することができるが、そのためのコンピュータプログラムは、CD−ROM、磁気ディスク、半導体メモリ及び通信ネットワークなどの各種の媒体を通じてコンピュータにインストールまたはロードすることができる。また、コンピュータプログラムが、所定のカードやオプションボードに記録されて流通する場合も含まれる。
本発明によれば、求職活動を通じて求職者が業界や業種や職種に対する視点を拡大することが可能になる。
次に、本発明の実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。
[システム概要]
図1は、本実施形態に係る求人情報検索システムの概要を説明するための図である。同図に示すように、求人情報検索システム100は、求人情報や業界や業種や職種の情報を提供するためのサーバ1と、1または1以上の雇用者側の雇用者端末2、1または1以上の求職側の求職者端末3が、所定のネットワーク(LAN、インターネット、専用線、パケット通信網、それらの組み合わせ等のいずれであってもよく、有線、無線の両方を含む)を介して相互に接続されることにより構成される。
図1は、本実施形態に係る求人情報検索システムの概要を説明するための図である。同図に示すように、求人情報検索システム100は、求人情報や業界や業種や職種の情報を提供するためのサーバ1と、1または1以上の雇用者側の雇用者端末2、1または1以上の求職側の求職者端末3が、所定のネットワーク(LAN、インターネット、専用線、パケット通信網、それらの組み合わせ等のいずれであってもよく、有線、無線の両方を含む)を介して相互に接続されることにより構成される。
サーバ1は、典型的には、Webサーバやデータベースサーバとしての機能を備え、雇用者から提供される求人情報、業界や業種や職種に関する情報(以下、「業界関連情報」と呼ぶ)、および所定の雇用者集団に対する求職者からの質問情報およびこの質問情報に対する雇用者からの回答情報を各データベースに格納可能に構成されている。
サーバ1は、各端末2、3から送信される所定の要求を受け付けると、この所定の要求に応じた処理を行い、その処理結果を各端末2、3に返信する。本実施形態にかかるサーバ1は、求職者端末3から送信される検索要求を受け付けると各種データベースを検索し、検索結果(業界関連情報や求人情報)を返信する。また、本実施形態にかかるサーバ1は、所定の業界の業種を担う雇用者集団に対する求職者の質問情報と、この質問情報に対する雇用者の回答情報を受け付けてデータベースに格納する機能を備える。データベースに格納された質問情報や回答情報は各端末2、3から、所定の条件下で閲覧できるように構成されている。かかる質問情報や回答情報の登録閲覧を通じて、求職者と所定の雇用者集団間のコミュニケーションが、業界や業種や職種といった単位で実現される。
一方、求職者端末3は、Webブラウザを実装し、求職者(ユーザ)の操作に従って検索要求や質問登録要求などの所定の要求をサーバ1に対して送信することにより、所望の業界関連情報や求人情報を取得するとともに、業界や業種や職種に対する質問をサーバ1に登録する。
また、雇用者端末2も同様にWebブラウザを実装し、雇用者(ユーザ)の操作に従って質問閲覧要求や回答登録要求などの所定の要求をサーバ1に対して送信することにより、求職者からの質問を取得し、取得した質問に対する回答をサーバ1に登録する。
[サーバの構成図]
次に、図2〜図4を用いて本実施形態に係るサーバの構成を説明する。図2は、本実施形態に係るサーバのハードウェア構成を示すブロック図である。図3は、本実施形態に係るサーバの機能を示す機能構成図である。図4及び図5は、本実施形態に係るデータベースの構成の一例を示す図である。
次に、図2〜図4を用いて本実施形態に係るサーバの構成を説明する。図2は、本実施形態に係るサーバのハードウェア構成を示すブロック図である。図3は、本実施形態に係るサーバの機能を示す機能構成図である。図4及び図5は、本実施形態に係るデータベースの構成の一例を示す図である。
図2に示すようにサーバ1は、CPU、ROMおよびRAM、外部記憶装置、ユーザインタフェース、ディスプレイ、プリンタ及び通信インタフェースを備えた一般的構成の装置が該当する。CPUは、ROMまたは外部記憶装置に記憶されたプログラム等に基づいてサーバ装置全体を総括的に制御する。
図3に示すように、サーバ1は、雇用者の求人情報と雇用者が属する業界や業種の情報とを関連づけて提供するとともに、求職者が、ある業界、ある業種、ある職種について興味を持った場合には、その業界、業種、職種に属する雇用者集団との間でコミュニケーションを図ることを可能にするための各種機能実現手段を備える。
具体的には、サーバ1は、求人情報DB310に格納された求人情報や業界情報DB311に格納された業界関連情報に対する検索要求を受信すると、受信した検索要求に従って求人情報DB310や業界情報DB311を検索し、検索結果を求職者端末3に送信する業界求人情報検索手段301を備える。
また、サーバ1は、質問回答情報DB312に格納された質問情報や回答情報に対する各検索要求を受信すると、受信した各検索要求に従って質問回答情報DB312を検索し、各検索結果を求職者端末3や雇用者端末2に送信する質問回答情報検索手段302を備える。
また、サーバ1は、求職者端末3や雇用者端末2からの質問情報や回答情報の各登録要求を受信すると、受信した質問情報や回答情報を質問回答情報DB312に登録する質問回答情報登録手段303を備える。
また、サーバ1は、質問情報や回答情報を管理するための質問回答情報管理手段304を備える。ここで、求職者からの質問や雇用者からの回答は、所定の業界や業種について行われるものであるから、当該業界や業種や職種に興味を持つ他の求職者や当該業界や業種や職種に属する雇用者全員が閲覧できるように、公開されることが望ましい。一方、公開される質問や回答の情報量が多くなると、閲覧作業や回答作業に負担がかかるため、雇用者や求職者がより効果的にこれらの情報を利用することができるように当該情報を効果的に管理することが必要である。
そこで、本実施形態では、公開される質問情報や回答情報のウェイト(重要度)を判断するための指標(パラメータ)を設けるとともに、当該指標を求職者が決定することができるように構成したことを特徴とする。質問や回答のウェイトを判断するための指標は、仕様に応じたものを採用することができるが、ここでは、各指標をポイントの値(数値)によって表すものとする。
そして、質問情報のウェイトを判断するためのポイントは、当該質問の内容を聞きたいと考えている求職者の数を示すように算出される(以下、「聞きたいポイント」と呼ぶ)。一方、回答情報のウェイトを示すポイントは、当該回答の内容が役に立ったと考えている求職者の数を示すように算出される(以下、「役に立ったポイント」と呼ぶ)。
具体的には、質問回答情報管理手段304は、質問回答情報検索手段302が送信した検索結果中の所定の質問情報が当該質問情報を登録した求職者と異なる求職者によって指定された場合には、指定された質問情報に対応する聞きたいポイントの値を更新する(例えば、1を加算する)。一方、質問回答情報検索手段302が送信した検索結果中の所定の回答情報が求職者によって指定された場合には、指定された回答情報に対応する役に立ったポイントの値を更新する(例えば、1を加算する)。
なお、サーバ1は、本発明に必要な各種情報を記憶するための記憶手段として、求人情報DB(求人情報記憶手段)310、業界情報DB(業界情報記憶手段)311、質問回答情報DB(質問回答情報記憶手段)312を備える。各DBのデータ構成は後述する。
これらの各機能実現手段は、サーバ1内のROMやRAM、外部の記憶媒体等に格納されるプログラムをCPUが実行することにより機能的に実現することが可能である。なお、一部の機能を専用のハードウェアによって実現するように構成することも可能である。また、本発明に係る求人情報検索システムは、単一のコンピュータにより構成されるものであっても、ネットワーク上に分散した複数のコンピュータにより構成されるものであってもよい。
次に、図4及び図5を用いて各DBのデータ構成について説明する。
図4(A)は、求人情報記憶手段310のデータ構成の一例を示す図である。同図に示すように、求人情報記憶手段310は、求人情報に関する情報を格納するためのものであり、例えば、求人情報を提供する雇用者が属する業界の業界ID、雇用者が属する業種の業種ID、雇用者の雇用者ID(企業ID)と、求人情報の内容(職種、勤務地など)が対応付けて格納される。各求人情報は、業界ID、業種IDおよび雇用者IDの組み合わせによって一意的に識別される。なお、求人情報の各項目は、職種、勤務地などに限られず、仕様に応じたものを適宜用いることができる。
図4(B)は、業界情報記憶手段311のデータ構成の一例を示す図である。業界情報記憶手段311は、求人情報を提供する雇用者が属する業界や業種に関する情報を記憶するためのものであり、業界に関する情報を提供するための業界情報テーブルと、業種に関する情報を提供するための業種情報テーブルを備える。
図4(b1)に示すように、業界情報テーブルには、業界毎に設定される業界IDと、業界の内容を説明するための情報とが対応づけて格納される。業界の内容を説明するための情報は、テキスト、画像(動画、静止画)および音声など任意のメディアで構成され、求職者が業界の全体を容易に把握できるように構成されることが望ましい。例えば、業界の概要を解説するための解説情報と、業界における業種の相関図を示すマップ情報を利用することが考えられる。
一方、図4(b2)に示すように、業種情報テーブルには、業種毎に設定される業種IDと、業種の内容を説明するための情報とが対応づけて格納される。業種の内容を説明するための情報は、上述したように任意のメディアで構成可能であり、求職者が、業界から一方進んで業種の概要を把握できるように構成されることが望ましい。例えば、当該業種の業界の中でのポジション・役割などを解説するための解説情報を利用することが考えられる。
図5は、質問回答情報記憶手段312のデータ構成の一例を示す図である。同図に示すように、質問回答情報記憶手段312は、求職者からの質問情報と雇用者からの回答情報を記憶するためのものであり、質問に関する情報を記憶するための質問情報テーブルと、回答に関する情報を記憶するための回答情報テーブルを備える。
図5(A)に示すように、質問情報テーブルには、質問毎に設定される質問ID、当該質問が対象とする業界の業界ID、当該質問が対象とする業種の業種ID、具体的な質問の内容、当該質問についての聞きたいポイントが、対応付けて格納される。これら質問情報が登録された時点での聞きたいポイントには、例えば「1」が設定される。
一方、図5(B)に示すように、回答情報テーブルには、回答毎に設定される回答ID、当該回答が対応する質問の質問ID、当該回答を行った雇用者が属する業界の業界ID、当該回答を行った雇用者が属する業種の業種ID、当該回答を行った雇用者の企業ID、具体的な回答の内容、当該回答についての役に立ったポイント、が対応付けて格納される。これら回答情報が登録された時点での役に立ったポイントには、例えば「0」が設定される。
[業界情報・求人情報検索処理の流れ]
次に、図6〜図7を用いて本実施形態に係る業界情報・求人情報検索処理の流れを説明する。図6は、本実施形態に係る検索処理の全体の流れを示すフローチャートである。図7は、図6の処理に従う画面遷移を説明するための図である。なお、各工程(符号が付与されていない部分的な工程を含む)は処理内容に矛盾を生じない範囲で任意に順番を変更して又は並列に実行することができる。
次に、図6〜図7を用いて本実施形態に係る業界情報・求人情報検索処理の流れを説明する。図6は、本実施形態に係る検索処理の全体の流れを示すフローチャートである。図7は、図6の処理に従う画面遷移を説明するための図である。なお、各工程(符号が付与されていない部分的な工程を含む)は処理内容に矛盾を生じない範囲で任意に順番を変更して又は並列に実行することができる。
まず、求職者は、所望の求人情報を、勤務地や給与といった条件に従い検索する通常のルートとは別に、業界や業種といった切り口から求人情報を検索するルートを選択することができる。求職者が、後者のルートを選択すると、求職者端末3は、所定の要求(業界選択画面の取得要求)をサーバ1に送信する。
サーバ1の業界求人情報検索手段301は、求職者端末3から送信される業界選択画面の取得要求を受信すると(STEP101のYes)、複数の業界の業界名を含む業界選択画面を送り返す(STEP102)。
求職者端末3は、業界選択画面を受信すると、図7に示すような業界選択画面91(図7(1))を表示する。当該画面91には、複数の業界の名称が列記されており、求職者は、求職者端末3を操作して自身がイメージする業界を指定することができるように構成されている。求職者端末3は、求職者から指定された業界の業界情報(業界ID)をサーバ1に送信するとともに、所定の記憶領域に保持する。
業界求人情報検索手段301は、求職者端末3から送信される業界IDを受信すると(STEP103のYes)、業界IDに従う解説情報やマップ情報を業界情報DB311の業界情報テーブルから読み出して、これらの情報に基づく業界別画面を送り返す(STEP103)。
図7に示すように、業界別画面92(図7(2))には、指定された業界の解説記事と、当該業界を構成する業種の相関図(マップ)が表示されている。求職者は、解説記事からその業界の概要を把握するとともに、相関図から業界全体を俯瞰し各業種の関わりあいを把握することができる。求職者は、求職者端末3を操作して興味を持った業種を指定することができる。求職者端末3は、求職者から指定された業種の業種情報(業種ID)と保持している業界IDを含む業種別画面取得要求をサーバ1に送信する。
業界求人情報検索手段301は、求職者端末3から送信される業種別画面取得要求を受信すると(STEP105のYes)、業種IDに従う解説情報を業界情報DB311の業種情報テーブルから読み出す。また、業界IDと業種IDに従う求人情報を求人情報310から検索する。そして、読み出した業種の解説情報と検索した求人情報に基づく業種別画面を生成して送り返す(STEP106)。
図7に示すように、業種別画面93(図7(3))には、指定された業種の解説記事と、指定された業界及び業種に合致する求人情報の一覧が表示されている。求職者は、解説記事からその業種の業界におけるポジションや役割等を把握するとともに、一覧から具体的な求人情報(企業名など)を確認することができる。求職者は、求職者端末3を操作して興味を持った求人情報を指定することができる。求職者端末3は、求職者から指定された求人情報(企業ID)をサーバ1に送信する。なお、業種別画面93には、求職者がその業種について、当該業種に属する雇用者集団に対して質問するための質問機能が設けられている。当該質問機能については後述する。
業界求人情報検索手段301は、求職者端末3から送信される企業IDを受信すると(STEP107のYes)、企業IDに従う詳細な求人情報を求人情報310から検索し、検索結果に基づく個社情報画面を送り返す(STEP108)。
図7に示すように、個社情報画面94(図7(4))には、指定された雇用者の雇用者情報や求人情報が表示されている。また、当該雇用者が回答した回答情報の履歴へ遷移するためのリンクが設けられている。
上記構成によれば、求人情報に対する検索処理の流れの中で業界や業種に関する情報が提供されるので、求職者は、求人情報を閲覧しながら、求職者が興味を持っている業界や業種についての理解を深めることができるようになり、その結果、求職活動の際の視点を自然に拡大することができるようになる。
[質問回答処理の流れ]
次に、図8〜図11を用いて本実施形態に係る質問回答処理の流れを説明する。図8は、求職者に対する質問回答処理の全体の流れを示すフローチャートである。図9は、質問登録における重複処理の流れを示すフローチャートである。図10は、質問回答画面の一例を示す図である。図11は、雇用者に対する質問回答処理の全体の流れを示すフローチャートである。なお、各工程(符号が付与されていない部分的な工程を含む)は処理内容に矛盾を生じない範囲で任意に順番を変更して又は並列に実行することができる。
次に、図8〜図11を用いて本実施形態に係る質問回答処理の流れを説明する。図8は、求職者に対する質問回答処理の全体の流れを示すフローチャートである。図9は、質問登録における重複処理の流れを示すフローチャートである。図10は、質問回答画面の一例を示す図である。図11は、雇用者に対する質問回答処理の全体の流れを示すフローチャートである。なお、各工程(符号が付与されていない部分的な工程を含む)は処理内容に矛盾を生じない範囲で任意に順番を変更して又は並列に実行することができる。
本実施形態では、図7にて示したように、求職者は、求人情報を検索する処理の流れの中で特定された業種について、その業種に属する雇用者集団に対して質問を投げかけることができる。例えば、求職者は、図7の業種別画面にて、当該業種についてその雇用者集団(一覧に表示されている雇用者の集団)全体に対して質問をすることができるが、他の業種についての質問をこの画面からすることや、特定の雇用者に対して質問をすることはできないように構成されている。
まず、求職者が、指定した業界業種に対する質問を入力/検索する場合の処理の流れについて説明する。求職者は、求職者端末3を操作して、図7に示す業種別画面93から当該業種に対する質問の登録/閲覧を行うための質問画面の取得を指示することができる。求職者端末3は、質問画面の取得が指示されると、すでに指定された業界IDと業種IDを含む質問画面の取得要求を送信する。
サーバ1の質問回答情報検索手段302は、求職者端末3から送信される質問画面の取得要求を受信すると(STEP200のYes)、質問画面の取得要求に含まれる業界ID、業種IDに合致する質問情報と回答情報を質問回答情報DB312から検索し(STEP201)、検索結果に基づく質問画面を送り返す(STEP202)。
具体的には、質問回答情報検索手段302は、質問画面要求に含まれる業界ID、業種IDに合致する質問情報を質問情報テーブルから抽出し、抽出した質問情報を所定の基準(例えば、登録順)に従ってリスト形式に配置する。なお、各質問情報は、質問に対するウェイトを判断できるように、質問の内容と聞きたいポイントとが対応づけて配置される。また、質問回答情報検索手段302は、ポイント加算手段を質問毎に付加する。
また、質問回答情報検索手段302は、抽出した質問情報の質問IDに従い当該質問に対する回答情報を回答情報テーブルから抽出し、回答情報が存在する場合には、回答情報の件数と各回答情報のポイントの合計値を算出する。算出した回答情報の件数とポイントの合計値は、質問の内容と対応付けて表示されるように配置される。
図10(A)に示すように、質問画面には、求職者が指定した業界及び業種に対する過去の質問の一覧が表示されている。各質問情報10bは、質問の内容と当該質問に対する聞きたいポイント値(聞きたい指数)とが対応づけて表示されるとともに、当該質問に対する聞きたいポイント値を加算する指示を入力するためのポイント加算手段としての「聞きたいボタン」が表示されている。
また、質問についてすでに回答がなされている場合には、質問内容と当該質問に対する回答件数と各回答の役に立ったポイントの合計値が対応付けて表示されるとともに、当該回答を閲覧する指示を入力するための「回答見るボタン」が表示されている。また、質問画面には、求職者が、新たな質問を登録する指示を入力するためのポイント加算手段としての「質問するボタン」が用意されている。なお、回答がなされている場合に、聞きたいポイント値をあわせて表示するように構成してもよい。
求職者が、「質問するボタン」を選択すると、図示しない質問入力画面が表示され、求職者は、自分が聞きたい質問の内容を入力することができる。質問入力画面にて内容の入力を終えると、求職者端末3は、業界ID、業種IDおよび入力された質問の内容を含む質問入力要求をサーバ1に送信する。
サーバ1の質問情報登録手段303は、質問入力要求を受け付けると(STEP203のYes)、受け付けた質問の内容が登録されている質問の内容と重複するか否かを判断するための重複処理を実行する(STEP204)。重複処理については、図9を用いて説明する。
質問情報登録手段303は、質問入力要求に含まれる質問の内容が、質問情報テーブルに既に登録されている質問の内容と一致するか否かを判断する(STEP301)。質問の内容が一致しているか否かの判断は、例えば、構文解析など既知の分析手法を採用することができる。
質問情報登録手段303は、一致すると判断した場合は(STEP301のYes)、既に登録されている質問情報を質問情報テーブルから抽出し、抽出した質問情報に基づく図示しない登録確認画面を求職者端末3に送り返す(STEP302)。この登録確認画面には、求職者が入力した質問と同等の既に登録されている内容の質問が示され、求職者は、すでに登録されている質問に対する聞きたいボタンを指示するか、自ら入力した質問を登録するための登録ボタンを指示する、を選択することができるように構成されている。
求職者が、「聞きたいボタン」を選択した場合には、求職者端末3は、「聞きたいボタン」に対応づけられた質問IDを含むポイント加算要求をサーバ1に送信する。
サーバ1の質問情報管理手段304は、ポイント加算要求を受け付けると(STEP303のYes)、ポイント加算要求に含まれる質問IDに対応する質問情報を特定し、当該特定した質問情報のポイント値に1を加算して更新するとともに、更新後のポイント値が再表示されるように求職者端末3に送り返す(STEP304)。また、登録フラグにOFFを設定する。一方、求職者が、「登録」ボタンを選択した場合には、求職者端末3は、登録フラグにONを設定する。また、質問情報登録手段303は、一致しないと判断した場合は(STEP301のNo)、登録フラグにONを設定する。
重複処理の終了後、登録フラグにONが設定されている場合には、質問情報登録手段303は、入力された質問に対して質問IDを付与し、業界IDおよび業種IDと対応付けて質問回答情報DB312の質問情報テーブルに登録する(STEP205)。また、聞きたいポイントのポイント値にデフォルトとして0を設定する。
次に、求職者が、図10(A)の質問画面にて表示されている質問(例えば、質問6)に対する「聞きたいボタン」を選択すると、求職者端末3は、選択された「聞きたいボタン」に対応づけられた質問IDを含むポイント加算要求をサーバ1に送信する。
サーバ1の質問情報管理手段304は、ポイント加算要求を受け付けると(STEP206のYes)、ポイント加算要求に含まれる質問IDに対応する質問情報を特定し、ポイント加算要求を送信した求職者が当該特定した質問情報を登録した求職者と異なるか否かを判断し、異なると判断した場合に、当該特定した質問情報のポイント値に1を加算して更新するとともに、更新後のポイント値が再表示されるように求職者端末3に送り返す(STEP207)。
なお、ポイント加算要求を送信した求職者が当該特定した質問情報を登録した求職者と異なるか否かの判断は、例えば、質問情報を質問情報テーブルに登録する最に、当該質問情報を登録した求職者の求職者ID(求職者が求人情報検索システムにログインする際に入力される)と対応付けて格納しておき、ポイント加算要求に含まれる求職者IDと格納しておいた求職者IDを比較することにより行うことができる。また、求職者毎にアクセス履歴を管理している場合には、このアクセス履歴中に求職者が登録した質問情報の質問IDを格納しておき、ポイント加算要求に含まれる求職者IDとこの格納しておいた質問IDとを対比するように構成してもよい。
また、求職者が、図10(A)の質問画面にて表示されている質問(例えば、質問3)の「回答見るボタン」を選択すると、求職者端末3は、選択された「回答見る」ボタンに対応づけられた質問IDを含む回答情報閲覧要求をサーバ1に送信する。
サーバ1の質問情報検索302は、回答情報閲覧要求を受け付けると(STEP208のYes)、回答情報閲覧要求に含まれる質問IDに対応する回答情報を回答情報テーブルから特定し、当該特定した回答情報に基づく回答画面(図示しない)を求職者端末3に送り返す(STEP209)。検索した回答情報は、複数存在する場合には、所定の基準(例えば、登録順)に従ってリスト形式で配置される。なお、回答画面には、各回答を評価する指示を入力するためのポイント加算手段としての「役に立ったボタン」が、回答情報ごとに設けられている。
求職者が、図示しない回答画面にて所定の回答情報に対応する「役に立った」ボタンを選択すると、求職者端末3は、選択された「役に立ったボタン」に対応づけられた回答IDを含むポイント加算要求をサーバ1に送信する。
サーバ1の質問情報管理手段304は、ポイント加算要求を受け付けると(STEP210Yes)、ポイント加算要求に含まれる回答IDに対応する回答情報を回答情報テーブルから特定し、当該特定した回答情報のポイント値に1を加算して更新するとともに、更新後のポイント値が再表示されるように求職者端末3に送り返す(STEP211)。
次に、雇用者が、質問に対する回答を入力する場合の処理の流れについて説明する。雇用者は、雇用者端末2を操作して、図示しない所定の画面から当該雇用者が属する業界及び業種に対する質問の閲覧を行うための質問画面の取得を指示することができる。雇用者端末2は、質問画面の取得が指示されると、当該雇用者の企業IDを含む質問画面の取得要求を送信する。
サーバ1の質問回答情報検索手段302は、雇用者端末2から送信される質問画面要求を受信すると(STEP400のYes)、質問画面要求に含まれる企業IDに従い企業DBから当該雇用者が属する業界の業界ID、業種の業種IDを特定する(STEP401)。なお、企業DBとは、企業(雇用者)に関する情報を記憶するための記憶手段であり、企業IDと、当該雇用者が属する業界の業界ID、業種の業種IDおよび企業の名称や住所といった雇用者の基本情報とが対応付けて格納されている。
質問回答情報検索手段302は、業界IDと業種IDを特定すると、各IDに合致する質問情報と回答情報を質問回答情報DB312から検索し(STEP402)、検索結果に基づく質問画面を送り返す(STEP403)。
図10(B)に示すように、雇用者向けの質問一覧画面には、雇用者が属する業界及び業種に対する質問の一覧が表示されている。各質問情報10Bは、質問の内容と当該質問に対する聞きたいポイント値(または回答に対する役に立ったポイント値)とが対応づけて表示されるとともに、当該質問に対する回答を入力するための「回答ボタン」が表示されている。雇用者向けの質問一覧画面と、求職者向けの質問一覧画面とが異なる点は、質問情報に対応して「回答ボタン」が設けられている点である。上述したとおり、本実施形態にかかる雇用者向けの質問一覧画面には、雇用者が属する業界及び業種に対する質問情報のみが表示され、同じ業界であっても他の業種に対する質問情報や、同じ業種であっても他の業界に対する質問情報は表示されないので、これらの質問について回答することはできないように構成されている。
雇用者が、「回答ボタン」を選択すると、雇用者端末2は、図示しない回答入力画面を表示し、雇用者は、質問に対する回答の内容を入力することができる。回答入力画面にて内容の入力を終えると、雇用者端末2は、回答が入力された質問の質問IDおよび入力された回答の内容を含む回答入力要求をサーバ1に送信する。
質問情報登録手段303は、入力された回答内容に対して回答IDを付与し、質問ID、業界IDおよび業種IDと対応付けて質問回答情報DB312の回答情報テーブルに登録する(STEP405)。また、役に立ったポイントのポイント値にデフォルトとして0を設定する。
上記構成によれば、公開される質問や回答は、各情報のウェイトを示すためのポイント値と対応付けて表示されるので、求職者や雇用者は、これらポイント値を指標として質問情報や回答情報の閲覧順位や、回答すべき質問情報の順位を決定することができるようになる。
特に、聞きたいポイントは、質問情報に対する求職者のニーズを示し、役に立ったポイントは、回答情報に対する求職者の評価を示しているので、雇用者は、聞きたいポイントの高い質問から回答するようにしたり、求職者は、役に立ったポイントの高い回答情報のみを閲覧するようにしたりするといった利用方法が可能になる。また、雇用者は、役に立ったポイントの値を参照することで、自身の回答が求職者にどのように受け止められたのか確認することができる。
また、上記構成によれば、求職者と雇用者の1対1間におけるコミュニケーションではなく、所定の業界業種を指定した求職者の集団と、当該指定された業界業種に属する雇用者集団との間におけるコミュニケーションが実現される。その結果、求職者に対しては、質問をする際の精神的なハードルを低くすることができるとともに、雇用者に対しては、回答をする際の作業負担を軽減することができるようになる。
特に、求職者は、質問を自ら入力するだけでなく、自分が聞きたいと思っている質問がすでに登録されている場合には、当該質問の聞きたいボタンを選択することができるので、例えば、モチベーションが低い求職者であっても、実質的に質問を投げかけるというアクションをとることが可能になる。また、求職者からの質問は、雇用者単位ではなく、雇用者が属する業界や業種単位で受け付けられるので、各雇用者は、自社の都合にあわせて回答することができるようになる。
[その他の実施の形態]
なお、上記実施の形態では、各処理をシーケンシャルに説明したが、動作に矛盾が生じない限り、処理の順序を入れ替えまたは並行動作するように構成しても良い。また、本発明は上記の実施の形態に限定されるものではない。当業者は、ここに開示された内容に基づいて、本発明の範囲から外れることなしに適宜変更または改良を行うことが可能である。また、このような変更あるいは改良も本発明に含まれる。
(1)例えば、各情報のポイント値は、各情報の重要度を示す値であるから、当該ポイント値を利用して各情報を配置するように構成してもよい。質問情報の場合、聞きたいポイントのポイント値が高い順に表示されるように配置すれば、求職者および雇用者は、より多くの求職者が知りたいと思っている質問の内容から順番に閲覧し把握することができる。また、回答情報の場合、役に立ったポイントのポイント値が高い順に表示されるように配置すれば、求職者および雇用者は、より多くの求職者が役に立ったと思っている回答の内容を順番に閲覧し把握することができるようになる。また、回答情報における役に立ったポイントの値を、各雇用者の個社情報とともに表示するように構成してもよい(図7の(4))。役に立ったポイントの値が高い雇用者は、雇用者に対する好感度や理解度を上昇させることができるようになる。
(2)また、上記実施形態では、業界、業種、雇用者という順番に情報を検索する際の階層が構成されている場合に、業界別業種単位で求職者と雇用者間におけるコミュニケーションを実現すべく、求職者は、求職者が検索条件として指定した業界かつ業種に属する雇用者集団に対して質問をするとともに、当該質問に対しては、検索条件として指定された業界かつ業種に属する雇用者集団だけが回答することができる場合について説明したが、本発明はこれに限られない。
なお、上記実施の形態では、各処理をシーケンシャルに説明したが、動作に矛盾が生じない限り、処理の順序を入れ替えまたは並行動作するように構成しても良い。また、本発明は上記の実施の形態に限定されるものではない。当業者は、ここに開示された内容に基づいて、本発明の範囲から外れることなしに適宜変更または改良を行うことが可能である。また、このような変更あるいは改良も本発明に含まれる。
(1)例えば、各情報のポイント値は、各情報の重要度を示す値であるから、当該ポイント値を利用して各情報を配置するように構成してもよい。質問情報の場合、聞きたいポイントのポイント値が高い順に表示されるように配置すれば、求職者および雇用者は、より多くの求職者が知りたいと思っている質問の内容から順番に閲覧し把握することができる。また、回答情報の場合、役に立ったポイントのポイント値が高い順に表示されるように配置すれば、求職者および雇用者は、より多くの求職者が役に立ったと思っている回答の内容を順番に閲覧し把握することができるようになる。また、回答情報における役に立ったポイントの値を、各雇用者の個社情報とともに表示するように構成してもよい(図7の(4))。役に立ったポイントの値が高い雇用者は、雇用者に対する好感度や理解度を上昇させることができるようになる。
(2)また、上記実施形態では、業界、業種、雇用者という順番に情報を検索する際の階層が構成されている場合に、業界別業種単位で求職者と雇用者間におけるコミュニケーションを実現すべく、求職者は、求職者が検索条件として指定した業界かつ業種に属する雇用者集団に対して質問をするとともに、当該質問に対しては、検索条件として指定された業界かつ業種に属する雇用者集団だけが回答することができる場合について説明したが、本発明はこれに限られない。
例えば、業界が小さい場合(業界を構成する業種の数が小さい場合や、業界に含まれる雇用者集団の数が少ない場合など)には、階層を繰り上げて、業界単位で質問及び回答をするように構成してもよい(階層縦方向への移動)。かかる場合には、求職者が検索条件として指定した業界に属する雇用者集団に対して質問をすることができ、当該質問に対しては、指定された業界に属する雇用者集団が回答をすることができるようになる。
また、登録や閲覧といった処理内容に応じて階層を区別するようにしてもよい。例えば、質問や回答の登録は、質問や回答の精度が低下しないように業界別業種単位で行うが、質問や回答の閲覧は、階層を繰り上げて業界単位としたり、階層を横方向へスライドさせて業種単位としたりすることもできる。かかる場合には、求職者は、検索条件として指定した業界かつ業種に属する雇用者集団に対して質問をすることができ、当該質問に対しては、指定された業界かつ業種に属する雇用者集団が回答をすることができる一方、質問や回答の閲覧は、同一業界に属するすべての雇用者や業界が異なっても業種が同一である雇用者であれば行うことが可能になる。
(3)上記実施形態では、求人情報検索システムにおける求職者と雇用者間における質問と回答のやりとりにおいて、聞きたいポイントと役に立ったポイントを付加する場合について説明したが、本発明は、これに限られず、複数の質問と回答を一覧形式で表示する仕組みに適宜適用することが可能である。
(4)上記実施形態では、聞きたいポイントと役に立ったポイントを、数値によって表現したが、ポイントの表示態様は、仕様に応じて適宜変更可能である。例えば、数値の大きさに対応して設けられた図形によって表現したり、数値を所定のランク(AA、A、B、C、D等)によって表示するように構成してもよい。
(3)上記実施形態では、求人情報検索システムにおける求職者と雇用者間における質問と回答のやりとりにおいて、聞きたいポイントと役に立ったポイントを付加する場合について説明したが、本発明は、これに限られず、複数の質問と回答を一覧形式で表示する仕組みに適宜適用することが可能である。
(4)上記実施形態では、聞きたいポイントと役に立ったポイントを、数値によって表現したが、ポイントの表示態様は、仕様に応じて適宜変更可能である。例えば、数値の大きさに対応して設けられた図形によって表現したり、数値を所定のランク(AA、A、B、C、D等)によって表示するように構成してもよい。
1 サーバ
2 雇用者端末
3 求職者端末
100 求人情報提供システム
301 業界求人情報検索手段
302 質問回答情報検索手段
303 質問回答情報登録手段
304 質問回答情報管理手段
310 求人情報記憶手段
311 業界情報記憶手段
312 質問回答情報記憶手段
2 雇用者端末
3 求職者端末
100 求人情報提供システム
301 業界求人情報検索手段
302 質問回答情報検索手段
303 質問回答情報登録手段
304 質問回答情報管理手段
310 求人情報記憶手段
311 業界情報記憶手段
312 質問回答情報記憶手段
Claims (5)
- 求職者端末及び雇用者端末とネットワークを介して接続された情報提供サーバであって、
所定の雇用者集団に対する求職者の質問情報と前記質問情報の重要度を示す第1のパラメータとを対応付けて記憶するとともに、前記質問情報に対する前記所定の雇用者集団に属する雇用者の回答情報と前記回答情報の重要度を示す第2のパラメータとを対応付けて記憶する記憶手段と、
前記求職者端末から送られる求職者の質問情報を受け付けて前記記憶手段に登録する質問情報登録手段と、
前記各端末から送られる質問閲覧要求を受け付けると、前記記憶手段に記憶された質問情報及び第1のパラメータを前記記憶手段から検索し、検索結果を前記各端末に送信する質問情報検索手段と、
前記検索結果中の質問情報が当該質問情報を登録した求職者と異なる求職者によって指定された場合に、指定された質問情報に対応する第1のパラメータの値を更新する質問情報管理手段と、
前記雇用者端末から送られる前記質問情報に対する雇用者の回答情報を受け付けて前記記憶手段に登録する回答情報登録手段と、
前記求職者端末から送られる回答閲覧要求を受け付けると、前記記憶手段に記憶された回答情報及び第2のパラメータを検索し、検索結果を前記求職者端末に送信する回答情報検索手段と、
前記検索結果中の回答情報が求職者によって指定された場合に、指定された回答情報に対応する第2のパラメータの値を更新する回答情報管理手段と、
を備えることを特徴とする情報提供サーバ。 - 雇用者から提供される求人情報を記憶する求人情報記憶手段と、
前記求人情報に対する検索条件を求職者端末から受け付けると、受け付けた検索条件に合致する求人情報を前記求人情報記憶手段から検索し、検索結果を送り返す求人情報検索手段と、を備え、
前記質問情報登録手段は、
前記求職者端末から送られる求職者の質問情報を、前記検索条件に合致する所定の雇用者集団に対する質問情報として受け付け、受け付けた質問情報を前記検索条件と関連づけて前記記憶手段に登録し、
前記回答情報登録手段は、
前記検索条件に合致する所定の雇用者集団に属する雇用者の雇用者端末から、前記質問情報に対する回答情報を受け付けて、前記記憶手段に登録することを特徴とする請求項1記載の情報提供サーバ。 - 前記雇用者が属する業界及び業種に関する業界関連情報を記憶する業界情報記憶手段をさらに備え、
前記求人情報検索手段は、
前記求人情報に対する検索条件を求職者端末から受け付けると、受け付けた検索条件に合致する求人情報と業界関連情報を、前記求人情報記憶手段及び業界情報記憶手段から検索し、検索結果を送り返すことを特徴とする請求項1または2記載の情報提供サーバ。 - 質問情報登録手段は、
質問情報を受け付けると、受け付けた質問情報の内容と類似する内容の質問情報が前記記憶手段に登録されているか否かを判断し、前記類似する内容の質問情報が登録されていると判断した場合には、所定条件下で前記受け付けた質問情報を登録しないで前記類似する質問情報に対応する第1のパラメータの値を更新するように制御することを特徴とする請求項1乃至3いずれか記載の情報提供サーバ。 - 前記質問情報検索手段は、
前記各端末から送られる質問閲覧要求を受け付けると、前記記憶手段に記憶された質問情報及び第1のパラメータを前記記憶手段から検索し、前記第1のパラメータの値に従って各質問情報が表示される際の配置を決定することを特徴とする請求項1乃至3いずれか記載の情報提供サーバ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004002428A JP2005196498A (ja) | 2004-01-07 | 2004-01-07 | 求人情報提供サーバおよび求人情報提供方法ならびにプログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2004002428A JP2005196498A (ja) | 2004-01-07 | 2004-01-07 | 求人情報提供サーバおよび求人情報提供方法ならびにプログラム |
Publications (1)
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Family Applications (1)
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JP2004002428A Pending JP2005196498A (ja) | 2004-01-07 | 2004-01-07 | 求人情報提供サーバおよび求人情報提供方法ならびにプログラム |
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Country | Link |
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Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2008038378A1 (fr) * | 2006-09-28 | 2008-04-03 | Panasonic Corporation | Procédé d'échange de messages et système d'échange de messages |
JP2010055579A (ja) * | 2008-08-29 | 2010-03-11 | Gourmet Navigator Inc | 求人支援サービス提供システム |
JP2013186813A (ja) * | 2012-03-09 | 2013-09-19 | Red−Zone株式会社 | 求人求職情報提供装置 |
JP2023121087A (ja) * | 2022-02-18 | 2023-08-30 | ヤフー株式会社 | 情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラム |
-
2004
- 2004-01-07 JP JP2004002428A patent/JP2005196498A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2008038378A1 (fr) * | 2006-09-28 | 2008-04-03 | Panasonic Corporation | Procédé d'échange de messages et système d'échange de messages |
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JP2023121087A (ja) * | 2022-02-18 | 2023-08-30 | ヤフー株式会社 | 情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラム |
JP7372372B2 (ja) | 2022-02-18 | 2023-10-31 | ヤフー株式会社 | 情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラム |
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