JP3813850B2 - 検索方法および検索装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ユーザからの問い合わせに回答可能なユーザを検索するための検索方法およびそれを用いた検索装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
コンピューターネットワーク上でユーザが作成した文書をデータベースに蓄積し、そのデータベースを複数ユーザが共有するシステムにおいて、単に文書を検索するだけではなく、その文書を提供したユーザと直接コミュニケーションを取ることにより、有益な情報を得たいという要求がある。これは、ユーザそれぞれが持つ知識のすべてを文書として記述し、データベースに蓄積することが困難だからである。
【0003】
これまでに、特開2001−117940号公報や特開2000−194707号公報などのように、データベースに蓄積された情報から人に関する情報を抽出して、ユーザが検索要求に対して有する専門性でユーザをスコアリングし、ユーザの一覧を出力する方法が提案されてきた。
【0004】
また、ネットワーク上でのユーザ間のコミュニケーション履歴から人脈を抽出し、コミュニケーション可能なユーザ同士の仲介を行うことで、ユーザ同士のコミュニケーションを支援する方法も提案されている(特開2000−76304号公報、特開2000−259529号公報)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、ある検索要求に対して専門性の高いユーザをスコアリングする方法では、検索要求者にとっては、同じ程度のスコアを与えられたユーザのうちどちらとコミュニケーションを取る方がよいのかを判断するのが難しい。ユーザの社会的な地位、年齢、性別などのプロファイル情報を補助的に提示することで解決できる部分もあるが、「このユーザに問い合わせた場合に回答がすぐに得られるのか」といった情報は、蓄積された情報から人に関する情報を抽出する方法で取り出すことは困難である。
【0006】
また、コミュニケーション履歴(通信履歴)から人脈を抽出する方法では、過去に通信を行った頻度に応じて人脈上の距離が決まるために、直接コミュニケーションをとったことのないユーザは人脈上では遠い位置に置かれる。このため、専門性が高いユーザが問い合わせの対象として提示されない可能性がある。
【0007】
また、蓄積されたデータや過去の通信履歴などの静的な情報からのみ抽出されたユーザの一覧では、例えばある情報に詳しいユーザに至急連絡を取らなければならない場合などには役に立たないこともある。
【0008】
このように、従来のユーザの検索手法は、ユーザの専門分野、通信による検索要求者との交流の度合いの一方のみに基づき検索するだけであり、問い合わせに確実に回答可能であるとい観点からの検索を行うものはなかった。
【0009】
そこで本発明は、上記問題点に鑑み、ユーザの専門分野、通信による検索要求者との交流の度合いの他、さらに、ユーザの現在の状況を加味して、問い合わせに確実に回答可能なユーザを検索することが可能な検索方法および検索装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明は、ユーザからの問い合わせに回答可能なユーザを検索するための検索要求を受け付けて、ネットワークに接続された複数の端末装置のそれぞれのユーザの中から、前記検索要求に基づきユーザを検索するものであって、前記問い合わせの内容に対応する分野に対する前記複数のユーザのそれぞれの専門性と、前記複数のユーザのそれぞれの現在の状況とに基づきユーザを選択して、前記検索要求元のユーザに提示することを特徴とする。
【0011】
また、本発明は、ユーザからの問い合わせに回答可能なユーザを検索するための検索要求を受け付けて、ネットワークに接続された複数の端末装置のそれぞれのユーザの中から、前記検索要求に基づきユーザを検索するものであって、前記ネットワークを介して通信を行った際の通信履歴を解析した結果推定される前記検索要求元のユーザとの交流の度合いと、前記複数のユーザのそれぞれの現在の状況とに基づきユーザを選択して、前記検索要求元のユーザに提示することを特徴とする。
【0012】
本発明によれば、ユーザの専門分野にユーザの現在の状況を加味することにより、あるいは、通信による検索要求者との交流の度合いにユーザの現在の状況を加味することにより、問い合わせに確実に回答可能なユーザを検索することが可能となる。
【0013】
本発明は、ユーザからの問い合わせに回答可能なユーザを検索するための検索要求を受け付けて、ネットワークに接続された複数の端末装置のそれぞれのユーザの中から、前記検索要求に基づきユーザを検索するものであって、前記問い合わせの内容に対応する分野に対する前記複数のユーザのそれぞれの専門性と、前記ネットワークを介して通信を行った際の通信履歴を解析した結果推定される前記検索要求元のユーザとの交流の度合いと、前記複数のユーザのそれぞれの現在の状況とに基づきユーザを選択して、前記検索要求元のユーザに提示することを特徴とする。
【0014】
本発明によれば、ユーザの専門分野、通信による検索要求者との交流の度合いの他、さらに、ユーザの現在の状況を加味することにより、問い合わせに確実に回答可能なユーザを検索することが可能となる。
【0015】
本発明は、ユーザからの問い合わせに回答可能なユーザを検索するための検索要求を受け付けて、ネットワークに接続された複数の端末装置のそれぞれのユーザの中から、前記検索要求に基づきユーザを検索するものであって、前記複数のユーザの共有文書と、前記複数のユーザの少なくとも専門分野を含むプロファイル情報とを基に、前記問い合わせの内容に対応する分野に関連するユーザを抽出し、少なくとも前記ネットワークを介して通信を行った際の通信履歴を解析した結果推定される前記抽出されたユーザのそれぞれの前記検索要求元のユーザとの交流の度合いと、前記抽出されたユーザのそれぞれの現在の状況とに基づき、前記抽出されたユーザのそれぞれに対し前記検索要求との適合度(得点)を求め、この適合度に基づき選択されたユーザを前記検索要求元のユーザに提示することを特徴とする。
【0016】
本発明によれば、ユーザの専門分野、通信による検索要求者との交流の度合いの他、さらに、ユーザの現在の状況を加味することにより、問い合わせに確実に回答可能なユーザを検索することが可能となる。
【0017】
また、前記抽出されたユーザを、該ユーザの属する任意のカテゴリに基づきグループ分けし、各グループから前記適合度に基づき選択されたユーザを前記検索要求元のユーザに提示することにより、検索結果をユーザにわかりやすく提示できるとともに、その中から所望のユーザが選択しやすくなる。
【0018】
また、前記プロファイル情報は、さらに、前記複数のユーザのそれぞれの社会的な地位に関する情報を含み、前記交流の度合いと前記現在の状況と前記社会的地位に関する情報とに基づき前記抽出されたユーザのそれぞれに対し前記検索要求との適合度を求め、この適合度に基づき選択されたユーザを前記検索要求元のユーザに提示することにより、ユーザの会社などの組織内における立場に適したユーザの選択が可能となる。
【0019】
好ましくは、前記抽出されたユーザのそれぞれのスケジュール情報と現在の所在と前記端末装置の操作状況とのうちの少なくとも2つに基づき前記抽出されたユーザのそれぞれの現在の状況を推定する。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
【0021】
図1は、本実施形態にかかる情報共有システムの全体の構成例であり、1つのサーバ装置1と、サーバ装置1と通信可能に接続された複数(ここでは例えば3つ)のクライアント端末2から構成されている。サーバ装置1とクライアント端末2とは、無線通信ネットワーク、インターネット、LAN、その他どのような通信形態、通信方式により接続されてもよく、特に限定するものではない。
【0022】
図2は、サーバ装置1の構成例を示したもので、主に、受信部11,送信部12,検索部13,メール処理部14,登録部15,プロファイル抽出部16、ユーザ監視部17,データベース18から構成例されている。
【0023】
データベース18は、クライアント端末2のユーザにより作成された文書であって、情報共有システムを(クライアント端末2を用いて)利用する全てのユーザにより閲覧・利用が可能な共有文書を格納する文書格納部21と、情報共有システムを(クライアント端末2を用いて)利用する全てのユーザのプロファイル情報を格納するプロファイル格納部22と、情報共有システムを(クライアント端末2を用いて)利用する全てのユーザのスケジュール情報を格納するスケジュール格納部23と、情報共有システムを(クライアント端末2を用いて)利用するユーザ間のメール送受信や情報共有システムへのアクセス履歴などの通信履歴を格納する通信履歴格納部24からなる。
【0024】
共有文書は、例えば、テキスト、画像、音声により表現された文書であって、業務上作成された報告書、会議の議事録などである。
【0025】
通信履歴格納部24には、例えば、図13に示すような通信履歴が格納されている。ここでは、主に、メールに関する通信履歴を示していて、各メールの送信日時、送信者、宛先、cc(メールの写しの配布先)、bcc(宛先人には知らせずにメールの写しを配布する先)なども記録されている。メールの宛先は、個人のアドレスでもメーリングリストのアドレスであってもよい。
【0026】
プロファイル格納部22には、例えば、図14に示すような各ユーザのプロファイルデータが格納されている。各ユーザのプロファイルデータには、ユーザ名、役職、所属、入社年月日、専門分野などが記録されている。
【0027】
スケジュール格納部23には、図15に示すような各ユーザのスケジュールデータが格納されている。
【0028】
受信部11は、クライアント端末2から送信されてくる各種要求文や、メールなどを受信する。
【0029】
送信部12は、クライアント端末2へ検索結果やメールなどを送信するためのものである。
【0030】
検索部13は、クライアント端末2から送信されてきた検索要求文を処理するためのものである。
【0031】
メール処理部14は、クライアント端末2から送信されてきたメールを処理するためのものである。受け取ったメールをその宛先のユーザに送信するなどの処理を行い、その際、その履歴を図13に示すように、通信履歴格納部24に格納する。
【0032】
登録部15は、クライアント端末2からの共有文書の登録要求、スケジュール情報の登録要求などに応じて、クライアント端末2から送信されてきた共有文書やスケジュール情報を文書格納部21とスケジュール格納部23にそれぞれ登録する。
【0033】
プロファイル抽出部16は、文書格納部21に格納されている共有文書を基に、各ユーザの専門分野などのプロファイル情報を抽出するものである。文書の内容から、その文書の作者であるユーザの専門分野を推定する手法の一例を簡単に説明する。例えばプロファイル抽出部16は、抽出すべき分野毎に、その分野でよく用いられる用語(専門用語(terminology)など)を予め記憶しておく。そして、文書格納部21に格納されている各文書中の出現頻度の高い用語や特殊な専門用語などを抽出して、それらが最も多く属している分野を特定する。この特定された分野を、当該文書の作者であるユーザの専門分野と推定する。このようにして、推定された専門分野は、プロファイル格納部22に格納される。
【0034】
なお、プロファイル格納部22に格納されている各ユーザのプロファイルデータ中の専門分野については、ユーザにより登録されているものであってもよいし、上記プロファイル抽出部16で抽出した結果が登録されていてもよい。
【0035】
ユーザ監視部17は、例えば、各ユーザのクライアント端末2の操作状況や、所在を監視するためのものである。クライアント端末2はサーバ装置1と常時接続されているとすると、ユーザがクライアント端末2を電源オンにしてからキーボードや、マウスなどの入力指示デバイスを用いてクライアント端末2に対し所定時間何ら操作を行っていないと、クライアント端末2は、サーバ装置1に対し、その旨(例えば、「未使用」)を通知する。この通知のメッセージを受信部11を介してユーザ監視部17が受け取り、当該ユーザの現在の状況を示した情報(現況情報)としてユーザ監視テーブル30に、図16に示したように登録する。クライアント端末2は、ユーザがキーボードや、マウスなどの入力指示デバイスを用いてクライアント端末2に対し操作を行っているときも定期的に、その旨(例えば、「使用中」)をサーバ装置1に通知することにより、ユーザ監視テーブル30には、図16に示したように登録される。サーバ装置1は、クライアント端末2からの操作状況を通知するメッセージを受信しないときは、当該クライアント端末2は電源がオフされていると判断し、その旨(例えば「電源オフ」)をユーザ監視テーブル30に、図16に示したように登録する。なお、ユーザがクライアント端末2を利用する際(ログイン時)には、通常、そのユーザの識別情報がサーバ装置1に入力される。
【0036】
各ユーザにはPHS(Personal Handy−phone System)3(図1参照)を持たせ、各ユーザの位置情報を位置情報取得装置4(図1参照)で取得する度に、ユーザ監視部17に送られるようになっている。このようにして得られた各ユーザの位置情報も当該ユーザの現況情報として、ユーザ監視テーブル30に図16に示したように登録される。位置情報をそのまま登録するようにしてもよいが、位置情報に対応する場所(例えば、社内、事業所など)を特定して、その場所の名称(所在地)を登録することが望ましい。
【0037】
ユーザ監視部17は、上記のように、各ユーザのクライアント端末2の操作状況や所在などの現況情報を受け取る度にユーザ監視テーブル30を更新するので、ユーザ監視テーブル30は、常に、各ユーザの最新の現況情報が登録されていることになる。
【0038】
図3は、図2の検索部13の機能構成例を示したもので、検索要求受付部51と、検索結果作成部52と、文書検索部53と、プロファイル検索部54と、通信履歴解析部55と、ユーザ監視テーブル参照部56と、スケジュール検索部57とからなる。
【0039】
以下、図4に示すフローチャートを参照して、図3の検索部13の各部とその処理動作について説明する。
【0040】
まず、クライアント端末2から検索要求が入力される。その際、クライアント端末2のディスプレイには、図5に示すような検索要求入力画面が表示される。この画面上に、問い合わせる内容を表した文、あるいは問い合わせ内容にかかる1つまたは複数のキーワードなどを「検索式」の入力領域B1に入力する。なお、検索式の記述方法としては、キーワードの論理式で記述する方法、自然言語の質問文を入力する方法などが考えられるが、本発明では、特にこれを限定するものではない。さらに、図5に示した検索要求入力画面上で、所望の検索条件を入力する。なお、図5では、検索条件入力領域B3には、選択可能な複数の検索条件が表示され、その中から所望のものを選択する方式となっているが、本発明は、これに限定するものではない。検索式、検索条件の入力後、「人を検索」と書かれた検索ボタンB2をマウス等で選択することにより、入力された検索式と検索条件を含む検索要求Qが、クライアント端末2からサーバ装置1へ送信される。
【0041】
検索条件とは、サーバ1に検索してもらいたいユーザに対する条件であり、検索条件として用いられるものとしては、例えば、すぐ回答が得られること、メールで返答してくれること、直接アクセス可能であること、などがある。さらに、会社などの組織内で、本実施形態にかかる情報共有システムを用いている場合には、役職者であるユーザ、実務担当のユーザ、検索要求元のユーザと同期のユーザ、検索要求元のユーザと同じ部署内のユーザ、などといった社会的な地位に関するものであってもよい。社会的地位を検索条件に含ませる理由は、例えば、会社などの組織内においては、役職者に聞けば全て解決してしまうような問い合わせもあれば、検索要求者のユーザにとって、自分と同じ立場の人間の方が問い合わせをし易い場合もあるからである。しかし、本発明の検索方法および装置を会社内といったある1つの組織で用いるのでないならば、特に、社会的地位を検索条件に含ませる必要もないであろう。
【0042】
サーバ装置1の受信部11で、上記検索要求Qが受信されると、それは検索部13へ渡される。検索要求Qは、検索部13の検索要求受付部51に入力し(ステップS1)、検索処理が開始される。
【0043】
まず、文書検索部53は、文書格納部21に格納されている共有文書の中から、その内容が検索要求Qに含まれている検索式に適合する共有文書を検索する(ステップS2)。なお、文書の検索方法は、公知技術を用いればよく、本発明の要旨ではないので、ここでは説明を省略する。文書検索部53での文書検索の結果、検索式にマッチする各文書を作成したユーザ名のリストU1が得られる(ステップS3)。文書格納部21には、共有文書そのものと、それを作成したユーザ名などの情報も、各共有文書のインデックスとして格納されているのであれば、検索結果として、検索式に適合する共有文書の検索と、その検索された共有文書を作成したユーザのリストU1を作成することは同時に行える。
【0044】
次に、プロファイル検索部54は、プロファイル格納部22に格納されているプロファイルデータを参照して、リストU1に載っている各ユーザの専門分野と同じかあるいは類似する(例えば、上位概念的な)専門分野をもつユーザを抽出する(ステップS4)。このようにして抽出されたユーザのリストをU2とする(ステップS5)。
【0045】
検索結果作成部52は、リストU1とU2を結合して(双方のリストの論理和をとる)、ユーザリストUを作成する(ステップS6)。そして、このユーザリストU上の各ユーザに対する得点を、検索要求に含まれる検索条件に応じて算出する(ステップS7)。その際、通信履歴や、スケジュールデータ、ユーザ監視テーブルに登録されている各ユーザの現況情報、さらには、プロファイルデータを参照する。
【0046】
ここで、図6を参照して、ユーザリストUの各ユーザについて得点を算出するステップS7の手順の概略を説明する。
【0047】
検索結果作成部52は、ユーザリストUから、そこにリストアップされているユーザを1つずつ取り出し、それをユーザuとする(ステップS21)。以下、このユーザuについて、得点を求めていくわけであるが、まず、ユーザuと検索要求元のユーザとに関する通信履歴を1つずつチェックして、この2人の間にどの程度交流があるのかを、ユーザuと検索要求元のユーザとの間の通信頻度などを基に数値に換算した値をユーザuの得点とする(ステップS22)。
【0048】
通信履歴解析部55は、通信履歴格納部24に格納されているユーザuと検索要求元のユーザとに関わる通信履歴を基に、ユーザuについて、検索要求元のユーザとの人間関係に基づく得点を算出するためのものである。
【0049】
次に、スケジュール検索部57は、スケジュール格納部23を検索して、ユーザuの現時点のスケジュールデータを取得し(ステップS23)、ユーザ監視テーブル参照部56は、ユーザ監視テーブル30に登録されている、ユーザuの現況情報(操作状況、所在地)を取得する(ステップS24)。そして、検索結果作成部52は、ユーザuのスケジュールと現況情報とから、ユーザuの現在の状況を推定する(ステップS25)。現在の状況としては、例えば、ユーザuは、社内にいてしかもクライアント端末2の操作中である(在席している)、社内にはいるものの、クライアント端末2は未使用である(会議などで一時的に席を離れているだけである)、外出あるいは出張中である、などが挙げられる。
【0050】
現在の状況の推定方法としては、例えば、スケジュールデータによれば、外出・出張という予定はなく、しかも所在地は社内であり、クライアント端末2の操作状況が「使用中」であるときは、ユーザuは在席していると推定する。また、スケジュールデータによれば、外出・出張という予定はなく、しかも所在地から社内にいることになってはいるが、操作状況が「未使用」であるときは、(例えば会議などで)一時的に席を外していると推定する。また、スケジュールデータによれば、外出・出張という予定になっていて、操作状況は「電源オフ」、所在地も社内でないことから、ユーザuは不在(外出・出張中)であると推定する。さらに、スケジュールデータから、ユーザuは休暇中(在宅)であるどうかもチェックすることができる。
【0051】
このようなユーザuの現在の状況の推定結果と指定された検索条件とに基づき、ユーザuの得点を求める(ステップS26)。
【0052】
さらに、検索条件として、社会的地位に関する検索条件が含まれている場合には(ステップS27)、プロファイル検索部54は、プロファイル格納部22に格納されているユーザリストUの各ユーザのプロファイルデータ、および検索要求元のユーザのプロファイルデータを検索する。そして、この検索されたプロファイルデータに含まれる社会的地位を表した情報(例えば、「役職」「所属」「入社年月日」など)と、指定された検索条件とを基に、ユーザリストUの各ユーザについて得点を求める(ステップS28〜ステップS29)。
【0053】
最終的に、ユーザリストUの各ユーザの得点は、そのユーザの現在の状況と、検索要求元のユーザとの通信を介しての交流の度合いと(社会的地位に関する検索条件が指定されている場合には、さらに、社会的地位と)を総合した、検索条件との適合度を表したものである。
【0054】
以上のようにして、ユーザリストUの全てのユーザに対し、得点を求めていく(ステップS30)。
【0055】
図4の説明に戻る。検索結果作成部52は、ユーザリストUにリストアップされている各ユーザに対し得点を算出した後、次に、ユーザリストUにリストアップされている各ユーザを複数のグループに分類(グルーピング)する(ステップS8)。
【0056】
どのように基準でグループ分けするかは特に限定するものではない。例えば、会社内であれば、同じ部署に所属するユーザを1つのグループとしてグループ分けしてもよいし、同じメーリングリストに登録されているユーザを1つのグループとしてグループ分けしてもよいし、複数のユーザが共同で作成した共有文書が存在するならば、当該複数のユーザを1つのグループとしてもよい。このグループ分けに際し、1つの基準でのみグループ分けしてもよいし、また、複数の基準を用いて、各基準毎にグループ分けを行ってもよい。従って、1人のユーザは、複数のグループに属していてもよい。
【0057】
次に、各グループから、そのグループに属する各ユーザの得点を基に、代表ユーザを選択し(ステップS9)、各グループの代表ユーザの一覧、すなわち、リストRを作成する(ステップS10)。代表ユーザは、そのグループの中で最も得点の高いユーザである。
【0058】
このリストRを検索結果として、送信部12を介して検索要求元のクライアント端末2へ送信する(ステップS11)。
【0059】
なお、図4において、ステップS8〜ステップS10のグループ分けを行って、各グループから代表ユーザを選択する処理を省略し、ユーザリストUの各ユーザについて求められた得点の高いものから順に並べて上位数人を検索結果として送信するようにしてもよい。
【0060】
グループ分けを行う目的は、検索結果をユーザにわかりやすく提示し、しかもその中から所望のユーザを選択しやすくすることにある。
【0061】
次に、図7に示すフローチャートを参照して、図6のステップS22の処理手順をより詳細に説明する。
【0062】
ここでは、検索要求元のユーザをユーザA、図6のステップS21でユーザリストUから取り出されたユーザuをユーザBとする。
【0063】
まず、通信履歴解析部55は、通信履歴格納部24を検索して、ユーザA、ユーザBが送信者、宛先になっている(宛先がユーザA、Bが登録されているメーリングリストのアドレスである場合、ユーザA、ユーザBを宛先としてではなく、写しの送付先(cc、bcc)となっている場合も含む)メールの履歴データの一覧LOGABを作成し(ステップS31、ステップS32)、ステップS33へ進む。なお、このようなユーザA、B間で直接送受信されているメールによる通信履歴が存在しないときは、ステップS35へ進む。
【0064】
ステップS33では、メールの種類(例えば、メーリングリスト、cc、bcc)に応じて、一覧LOGAB上の各履歴データに対し、例えば、図8に示すような、予め定められた得点テーブルを用いて得点を与える。なお、図8の得点テーブルは、予め記憶されているものとする。図8に示した得点テーブルでは、宛先として、ユーザA、ユーザBを指定しているメールに対しては最も高い得点を与えるようになっている。
【0065】
ユーザBの得点は、一覧LOGAB上の全ての履歴データの上記得点の合計とする(ステップS34)。
【0066】
一方、ステップS35では、ユーザAとユーザBの両方とメールのやりとりをしたことのある他のユーザCi(i=1,2,…)が存在するときは、このようなユーザCiとユーザAあるいはユーザBが送信者、宛先になっているメールの履歴データの一覧LOGCiをユーザCi毎に作成する(ステップS36)。
【0067】
一覧LOGCi毎に、上記ステップS33、ステップS34と同様にして、ユーザCiの得点を求める(ステップS37)。この得点が最大のユーザCiを選択して(ステップS38)、そのユーザCiの得点の1/2をユーザBの得点とする(ステップS39)。
【0068】
図7に示した手順に従えば、ユーザA、すなわち、検索要求元のユーザとのメール交換の回数が多いユーザほど、しかも、宛先に互いのアドレスを指定したメールの交換が多いユーザほど得点が高くなる。少なくともメールのやりとりからみて、得点が高いユーザほど、そのようなユーザと検索要求元のユーザとは交流の度合い、すなわち、親しい関係であるとみなせる。検索要求元のユーザと親しい関係にあるユーザとは、すなわち、検索要求元のユーザの問い合わせに対する回答を得やすいユーザである。
【0069】
なお、ユーザAとメールのやりとりをしたこともなく、しかも、ユーザAとメール交換をしたことのあるユーザともメール交換をしたことのないユーザBについては、その後の処理の便宜をはかるため、最低の得点、例えば、ここでは「1」を与えるものとする。
【0070】
さて、図6のステップS26のユーザリストU上のユーザuについて、推定された現在の状況と検索条件とに基づき得点を求める際には、例えば、図9に示したような予め定められた得点テーブルを参照する。なお、図9の得点テーブルは、予め記憶されているものとする。
【0071】
図9の得点テーブルでは、検索要求Qに含まれる検索条件(例えば、「回答を急ぐ」「メールで返答希望」「直接アクセス希望」)のそれぞれについて、推定された現在の状況(例えば、「在席」「外出・出張」「一時離席」)に応じた重み値が設定されている。例えば、検索条件として「回答を急ぐ」が指定されているときは、在席しているユーザほど得点が高くなるように、重み付けを行っている。例えば、ここでは、現在の得点に「2」を乗算するよう設定されている。検索条件として「メールで返答希望」が指定されているときは、通常、どこにいても回答はできるので、全ての状況において、同じ重み付けがなされている。例えば、ここでは、ユーザuの現在の状況に関わらず、現在の得点に「1」を乗算するよう設定されている。検索条件として「直接アクセス希望」が指定されているときは、在席しているユーザほど得点が高くなるように、重み付けを行っている。例えば、ここでは、現在の得点に「1.5」を乗算するよう設定されている。
【0072】
図6のステップS29のユーザリストU上のユーザuについて、ユーザu自身の社会的地位(ここでは例えば、会社内の地位で、部長、課長、役職なし)と検索条件として指定されている社会的地位とに基づき得点を求める際には、例えば、図10に示したような予め定められた得点テーブルを参照する。
【0073】
図10の得点テーブルでは、検索要求Qに含まれる検索条件(例えば、「役職者優先」「同じ部署内」「実務担当者」)のそれぞれについて、ユーザの役職(部長、課長、役職なし)に応じた重み値が設定されている。例えば、検索条件として「役職者優先」が指定されているときは、部長ほど得点が高くなるように、重み付けを行っている。例えば、ここでは、現在の得点に「2」を乗算するよう設定されている。検索条件として「同じ部署から」が指定されているときは、通常、役職の有無は関係ないので、全ての役職において、同じ重み付けがなされている。例えば、ここでは、ユーザuの役職に関わらず、現在の得点に「1」を乗算するよう設定されている。検索条件として「実務担当者」が指定されているときは、課長ほど得点が高くなるように、重み付けを行っている。例えば、ここでは、現在の得点に「2」を乗算するよう設定されている。
【0074】
以上のようにして、ユーザリストUにリストアップされた各ユーザuついて、検索要求元のユーザとの現在までの通信を介した交流の度合いと、ユーザuの現在の状況(所在とクライアント端末の操作状況)と、(検索条件にて指定されているときには)ユーザuの社会的地位とに基づき得点を算出することができた。
【0075】
ユーザリストUにリストアップされている各ユーザに対し得点を算出した後、次に、ユーザリストUにリストアップされている各ユーザを複数のグループに分類し、各グループから、そのグループに属する各ユーザの得点を基に、代表ユーザを選択して、各グループの代表ユーザからなるリストRを作成する。
【0076】
このリストRが検索結果として、要求元のクライアント端末2へ送信されてディスプレイに表示される。
【0077】
図11は、検索結果の表示例である。図11に示すように、検索結果には、3つのグループがあり、その各グループの代表ユーザの名前の他、顔写真、所属、属するグループの情報も提示されている。
【0078】
図12は、検索結果の他の表示例である。ここでは、各グループの代表ユーザの推定された現在の状況(例えば、「在席中」「出張中」など)を示すアイコン1001が表示されている。また、検索結果として得られたユーザが、検索要求元のユーザがメールの交換を行ったことのないユーザの場合、検索要求元のユーザにはアクセスしずらいことを考慮して、例えば、当該ユーザへアクセス仲介者を紹介するようにしてもよい。ここでは、例えば、図7のステップS35以降の処理で抽出されたユーザCiの名前を仲介者として表示している。
【0079】
以上説明したように、上記実施形態によれば、ネットワークに接続された複数の端末装置のそれぞれのユーザの専門性と、ネットワークを介して通信を行った際の通信履歴を解析した結果推定される検索要求元のユーザとの交流の度合いと、複数のユーザのそれぞれの現在の状況とに基づきユーザを選択することにより、問い合わせに確実に回答可能なユーザを検索することができる。
【0080】
なお、上記実施形態では、ユーザの現在の状況を推定する際に、ユーザのスケジュールデータと、現在の所在と、クライアント端末の操作状況の3つを用いていたが、この場合に限らず、そのうちの少なくとも2つを用いればよく、その結果得られる効果も上記同様である。例えば、スケジュールデータと現在の所在、スケジュールデータとクライアント端末の操作状況、現在の所在とクライアント端末の操作状況など、システムの仕様、構成に応じて、適宜変更可能である。
【0081】
また、検索条件として社会的地位に関する検索条件として、検索要求元のユーザと同期のユーザであることを検索条件として指定されているときは、検索要求元のユーザと入社年月日が同じユーザほど得点が高くなるように重み付けを行う情報が、例えば図10に示す得点テーブルに追加されていればよい。
【0082】
また、上記実施形態では、ユーザリストUにリストアップされた各ユーザについて、通信履歴から検索要求元のユーザとの交流の度合いを求めるようになっているが、さらに、通信履歴を解析することにより推定できる、各ユーザの通信を行う上での行動パターンを、そのユーザの得点に反映させてもよい。各ユーザの通信を行う上での行動パターンとしては、例えば、メールを受信したときには必ず返事を返す、返事を返す確率が所定値以上である、メールを受信しても返事を返す確率は所定値以下である、などが挙げられる。このような行動パターンは、図13に示したような通信履歴やメールの内容を基に容易に判定可能である。メールを受信したときに返事を返す確率が高いユーザからは、検索要求元のユーザからの問い合わせに対する回答は得やすいと判断できるので、そのようなユーザに対する得点は、高くなるように重み付けを行えばよい。
【0083】
また、上記実施形態では、ネットワーク上での人間関係を抽出するのに、メールによる通信履歴を用いたが、この他にも、個人のwebページへリンクを貼っている、あるいはブックマークに入れている、ネットニュース上の記事へのフォローを行っている、などのデータを用いて人間関係を抽出することも考えられる。
【0084】
また、上記実施形態では、情報共有システムが電子メールシステムを兼ねた構成となっていて、情報共有システムが通信履歴を管理するようになっているが、この場合に限らず、例えば、メールサーバとして機能するコンピュータが別に存在し、このコンピュータと情報共有システムが所定のネットワークにて接続され、情報共有システムは、このコンピュータに格納されている通信履歴を、必要に応じて読み出す(検索する)ようにしてもよい。
【0085】
さらに、プロファイル格納部22,スケジュール格納部23も同様に、これらを有したコンピュータが別に存在し、これらコンピュータに情報共有システムが必要に応じて接続して、プロファイルデータやスケジュールデータを読み出す(検索する)ようにしてもよい。
【0086】
本発明の実施の形態に記載した本発明の手法は、コンピュータに実行させることのできるプログラムとして、磁気ディスク(フロッピーディスク、ハードディスクなど)、光ディスク(CD−ROM、DVDなど)、半導体メモリなどの記録媒体に格納して頒布することもできる。
【0087】
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。さらに、上記実施形態には種々の段階の発明は含まれており、開示される複数の構成用件における適宜な組み合わせにより、種々の発明が抽出され得る。例えば、実施形態に示される全構成要件から幾つかの構成要件が削除されても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題(の少なくとも1つ)が解決でき、発明の効果の欄で述べられている効果(のなくとも1つ)が得られる場合には、この構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。
【0088】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、ユーザの専門分野、通信による検索要求者との交流の度合い、ユーザの現在の状況を加味して、問い合わせに確実に回答可能なユーザを検索することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態にかかる情報共有システムの全体の構成例を示した図。
【図2】図1の情報共有システムのサーバ装置の機能構成例を示した図。
【図3】図2のサーバ装置の検索部の機能構成例を示した図。
【図4】図3の検索部の処理動作について説明するためのフローチャート。
【図5】検索要求入力画面の一例を示した図。
【図6】ユーザリストUの各ユーザについて得点を算出する図5のステップS7の手順の概略を説明するためのフローチャート。
【図7】図6のステップS22の処理手順をより詳細に説明するためのフローチャート。
【図8】通信履歴を基に検索要求者との通信による交流の度合いに応じた得点を算出するために用いる得点テーブルの一例を示した図。
【図9】ユーザの現在の状況の推定結果と指定された検索条件とに基づく得点を求めるために用いる得点テーブルの一例を示した図。
【図10】ユーザの社会的地位と指定された検索条件とに基づく得点を求めるための得点テーブルの一例を示した図。
【図11】検索結果の表示例を示した図。
【図12】検索結果の他の表示例を示した図。
【図13】通信履歴格納部に格納されている通信履歴の一例を示した図。
【図14】プロファイル格納部に格納されているプロファイルデータを説明するための図。
【図15】スケジュール格納部に格納されているスケジュールデータを説明するための図。
【図16】ユーザ監視テーブルに登録される各ユーザの現況情報を説明するための図。
【符号の説明】
1…サーバ装置
2…クライアント端末
3…PHS
4…位置情報取得装置
11…受信部
12…送信部
13…検索部
14…メール処理部
15…登録部
16…プロファイル抽出部
17…ユーザ監視部
18…データベース
21…文書格納部
22…プロファイル格納部
23…スケジュール格納部
24…通信履歴格納部
30…ユーザ監視テーブル
51…検索要求受付部
52…検索結果作成部
53…文書検索部
54…プロファイル検索部
55…通信履歴解析部
56…ユーザ監視テーブル参照部
57…スケジュール検索部
Claims (4)
- ユーザからの問い合わせに回答可能なユーザを検索するための検索要求を受け付けて、ネットワークに接続された複数の端末装置のそれぞれのユーザの中から、前記検索要求に基づきユーザを検索する検索方法であって、
前記複数のユーザの共有文書と、前記複数のユーザの少なくとも専門分野を含むプロファイル情報とを基に、前記問い合わせの内容に対応する分野に関連するユーザを抽出するステップと、
前記抽出されたユーザのそれぞれについて、前記検索要求元のユーザとのメール通信履歴に含まれる、当該抽出されたユーザあるいは当該検索要求元のユーザを宛先として指定している第1の種別のメール及び当該抽出されたユーザあるいは当該検索要求元のユーザを写しの配布先として指定している第2の種別のメールの履歴データと、前記第1の種別のメールの1つ当たりの得点が前記第2の種別のメールの1つ当たりの得点よりも大きい値に定めた、予め記憶されたテーブルとを用いて、当該履歴データの数及び前記第1の種別のメールの数が多いほど高い値となる、前記検索要求元のユーザとの交流の度合いを示す適合度を算出する第1の算出ステップと、
前記抽出されたユーザのそれぞれについて、当該ユーザの前記端末装置の操作状況と、当該ユーザのスケジュール情報から得られる当該ユーザの現在の所在地とから、当該ユーザの現在の状況は、「在席」「一時離席」「不在」のうちのいずれであるかを決定するステップと、
前記検索要求に「すぐ回答が得られること」あるいは「直接アクセス可能」が検索条件として含まれている場合には、前記現在の状況が「在席」のユーザの前記適合度には最も高い重み値を乗算し、前記現在の状況が「一時離席」のユーザの前記適合度には次に高い重み値を乗算することにより、前記抽出されたユーザの前記適合度に第1の重み付けを行うステップと、
前記検索要求に「役職者優先」が検索条件として含まれている場合には、前記プロファイル情報中の役職を示す情報が「部長」、「課長」及び「役職なし」のうち「部長」であるユーザの前記適合度には最も高い重み値を乗算し、「課長」であるユーザの前記適合度には次ぎに高い重み値を乗算することにより、前記抽出されたユーザの前記適合度に第2の重み付けを行うステップと、
前記検索要求に「実務担当者」が検索条件として含まれている場合には、前記役職を示す情報が「課長」であるユーザの前記適合度には最も高い重み値を乗算し、「役職なし」であるユーザの前記適合度には次に高い重み値を乗算することにより、前記抽出されたユーザの前記適合度に第3の重み付けを行うステップと、
前記抽出されたユーザのそれぞれの重み付け後の前記適合度に基づき選択されたユーザを前記検索要求元のユーザに提示する提示ステップと、
を含む検索方法。 - 前記提示ステップは、
前記抽出されたユーザを、該ユーザの属する任意のカテゴリに基づきグループ分けし、各グループから前記重み付け後の適合度に基づき選択されたユーザを前記検索要求元のユーザに提示することを特徴とする請求項1記載の検索方法。 - ユーザからの問い合わせに回答可能なユーザを検索するための検索要求を受け付けて、ネットワークに接続された複数の端末装置のそれぞれのユーザの中から、前記検索要求に基づきユーザを検索する検索装置であって、
前記複数のユーザの共有文書と、前記複数のユーザの少なくとも専門分野を含むプロファイル情報とを基に、前記問い合わせの内容に対応する分野に関連するユーザを抽出する抽出手段と、
前記抽出されたユーザのそれぞれについて、前記検索要求元のユーザとのメール通信履 歴に含まれる、当該抽出されたユーザあるいは当該検索要求元のユーザを宛先として指定している第1の種別のメール及び当該抽出されたユーザあるいは当該検索要求元のユーザを写しの配布先として指定している第2の種別のメールの履歴データと、前記第1の種別のメールの1つ当たりの得点が前記第2の種別のメールの1つ当たりの得点よりも大きい値に定めた、予め記憶されたテーブルとを用いて、当該履歴データの数及び前記第1の種別のメールの数が多いほど高い値となる、前記検索要求元のユーザとの交流の度合いを示す適合度を算出する第1の算出手段と、
前記抽出されたユーザのそれぞれについて、当該ユーザの前記端末装置の操作状況と、当該ユーザのスケジュール情報から得られる当該ユーザの現在の所在地とから、当該ユーザの現在の状況は、「在席」「一時離席」「不在」のうちのいずれであるかを決定する手段と、
前記検索要求に「すぐ回答が得られること」あるいは「直接アクセス可能」が検索条件として含まれている場合には、前記現在の状況が「在席」のユーザの前記適合度には最も高い重み値を乗算し、前記現在の状況が「一時離席」のユーザの前記適合度には次に高い重み値を乗算することにより、前記抽出されたユーザの前記適合度に第1の重み付けを行う手段と、
前記検索要求に「役職者優先」が検索条件として含まれている場合には、前記プロファイル情報中の役職を示す情報が「部長」、「課長」及び「役職なし」のうち「部長」であるユーザの前記適合度には最も高い重み値を乗算し、「課長」であるユーザの前記適合度には次ぎに高い重み値を乗算することにより、前記抽出されたユーザの前記適合度に第2の重み付けを行う手段と、
前記検索要求に「実務担当者」が検索条件として含まれている場合には、前記役職を示す情報が「課長」であるユーザの前記適合度には最も高い重み値を乗算し、「役職なし」であるユーザの前記適合度には次に高い重み値を乗算することにより、前記抽出されたユーザの前記適合度に第3の重み付けを行う手段と、
前記抽出されたユーザのそれぞれの重み付け後の前記適合度に基づき選択されたユーザを前記検索要求元のユーザに提示する提示手段と、
を具備したことを特徴とする検索装置。 - 前記提示手段は、前記抽出されたユーザを、該ユーザの属する任意のカテゴリに基づきグループ分けし、各グループから前記重み付け後の適合度に基づき選択されたユーザを前記検索要求元のユーザに提示することを特徴とする請求項3記載の検索装置。
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