JP2003263494A - 医療保険運用支援システムおよび方法 - Google Patents
医療保険運用支援システムおよび方法Info
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Abstract
ェックできる新たなシステムを提供する。 【解決手段】 医療保険の複数の利用者14から、利用
者が医療保険を利用して医療機関30から受け取ったサ
ービス等に関する利用者提供情報を通信ネットワーク1
2を介して受信する手段20と、前記サービス等に対応
する医療機関30から医療保険の保険者34への報酬請
求に関する請求情報を入力する手段26と、利用者提供
情報と請求情報とを照合してこれらの整合性を判断する
判断手段と、判断の結果を出力する出力手段26と、を
有する医療保険運用支援システムである。
Description
システムおよび医療保険運用支援方法に関し、特に、医
療機関から保険者への報酬請求の不適正をチェックでき
るシステムおよび方法に関する。
用者(被保険者およびその扶養家族等)が医療機関(例
えば薬局)から薬剤およびそれに付随するサービス(例
えば薬剤使用方法の説明)を受けた場合に、医療機関
は、その薬剤やサービスについて、保険者に報酬の請求
を行う。ここで保険者は、健康保険を扱う政府や健康保
険組合、市町村等である。なお、現在の日本の制度で
は、医療機関と保険者が直接やりとりする代わりに、請
求や支払いにおいて社会保険診療報酬支払基金あるいは
各都道府県の国民健康保険組合連合会(以下、「支払基
金等」という)を経由するようになってる。
利用者に実際に提供した薬剤やサービスの内容と、その
医療機関が保険者に請求する報酬金額との間で整合が取
れているか(不正請求がないか)どうかについて、保険
者、あるいは支払基金等の側では、十分なチェックでき
ないのが現状である。なお、支払基金等は診療報酬請求
の適否の点検・審査も行うことになっているが、現状で
は必ずしも十分な審査ができていない。本発明は、医療
機関から保険者への報酬請求の適否をチェックできる新
たなシステムおよび方法を提供することを目的とする。
成するものであって、請求項1の発明は、医療保険の複
数の利用者から、当該利用者が医療保険を利用して医療
機関から受け取った物品およびサービスの少なくとも一
方に関する利用者提供情報を、通信ネットワークを介し
て受信する手段と、前記物品およびサービスの少なくと
も一方に対応する前記医療機関から医療保険の保険者へ
の報酬請求に関する請求情報を入力する手段と、前記利
用者提供情報と請求情報とを照合してこれらの整合性を
判断する判断手段と、前記判断の結果を出力する出力手
段と、を有する医療保険運用支援システムである。
不正な診療報酬請求を排除・抑制することができる。す
なわち、利用者から提供される情報と医療機関からの診
療報酬請求の情報が突き合わされるので、これらに矛盾
があればそれを容易に発見できる。これにより、医療機
関からの不正請求を防止・抑制し、保険者から医療機関
に支払う医療保険の支払い額を節約することができる。
また、医療保険の保険料引き下げにもつながるので、利
用者にとってもメリットがある。
の医療保険運用支援システムにおいて、前記物品は薬剤
を含み、当該医療保険運用支援システムは、前記利用者
それぞれが過去に受け取った薬剤に関する薬歴情報を保
存する薬歴保存手段と、前記利用者それぞれに、前記保
存された薬歴情報から自己の薬歴情報を通信ネットワー
クを介して提供する薬歴提供手段と、を有すること、を
特徴とする。
の作用・効果が得られるほか、各利用者が自己の薬歴を
管理・利用することができるので、利用者にとって大き
なメリットがあり、利用者が利用者情報を積極的に提供
することが促進される。
2に記載の医療保険運用支援システムにおいて、前記物
品は薬剤を含み、当該医療保険運用支援システムは、少
なくとも前記利用者が受け取った薬剤の少なくとも使用
方法または作用に関する薬剤情報を通信ネットワークを
介して前記利用者に提供する薬剤情報提供手段を有する
こと、を特徴とする。
2の発明の作用・効果が得られるほか、利用者が、薬歴
にある薬剤に関連する種々の情報をさらに得ることがで
きる。
の医療保険運用支援システムにおいて、前記薬剤情報に
は複数種類の薬剤の相互作用に関する情報が含まれ、前
記薬剤情報提供手段は、前記利用者が複数種類の薬剤を
医療機関から受け取った場合に、これらの薬剤の相互作
用に関する情報を当該利用者に提供するものであるこ
と、を特徴とする。
の作用・効果が得られるほか、利用者が、複数種類の薬
剤の相互作用を知ることができ、利用者にとって好まし
くない組合せの薬剤の利用を防ぐことができる。
4のいずれかに記載の医療保険運用支援システムにおい
て、前記薬歴情報を、当該薬歴に対応する利用者が許諾
する条件のもとで、当該利用者以外の者に提供する手段
をさらに有すること、を特徴とする。
4のいずれかの発明の作用・効果が得られるほか、薬歴
情報を、当該利用者自身のために医療機関に提供するこ
と等によって、当該利用者自身のために有効に活用する
ことができる。
援システムが、医療保険の利用者から、当該利用者が医
療保険を利用して医療機関から受け取った物品およびサ
ービスの少なくとも一方に関する利用者提供情報を、通
信ネットワークを介して受信するステップと、前記物品
およびサービスの少なくとも一方に対応する前記医療機
関から医療保険の保険者への報酬の請求に関する請求情
報を前記医療保険運用支援システムに入力するステップ
と、前記利用者提供情報と請求情報とを照合してこれら
の整合性を判断する判断ステップと、前記判断の結果を
出力する出力ステップと、を有する医療保険運用支援方
法である。
と同様に、医療機関からの不正な診療報酬請求を排除・
抑制することができる。これにより、保険者から医療機
関に支払う医療保険の支払い額を節約することができ
る。また、医療保険の保険料引き下げにもつながるの
で、利用者にとってもメリットがある。
の医療保険運用支援方法において、前記物品は薬剤を含
み、当該医療保険運用支援方法は、前記利用者それぞれ
が過去に受け取った薬剤に関する薬歴情報を保存する薬
歴保存ステップと、前記利用者それぞれに、前記保存さ
れた薬歴情報から自己の薬歴情報を通信ネットワークを
介して提供する薬歴提供ステップと、を有すること、を
特徴とする。
の作用・効果が得られるほか、各利用者が自己の薬歴を
管理・利用することができるので、利用者にとって大き
なメリットがあり、利用者が利用者情報を積極的に提供
することが促進される。
7に記載の医療保険運用支援方法において、前記物品は
薬剤を含み、当該医療保険運用支援方法は、少なくとも
前記利用者が受け取った薬剤の少なくとも使用方法また
は作用に関する薬剤情報を、通信ネットワークを介して
前記利用者に提供する薬剤情報提供ステップを有するこ
と、を特徴とする。
7の発明の作用・効果が得られるほか、利用者が、薬歴
にある薬剤に関連する種々の情報をさらに得ることがで
きる。
を、医療保険の複数の利用者から、当該利用者が医療保
険を利用して医療機関から受け取った物品およびサービ
スの少なくとも一方に関する利用者提供情報を、通信ネ
ットワークを介して受信する手段、前記物品およびサー
ビスの少なくとも一方に対応する前記医療機関から医療
保険の保険者への報酬請求に関する請求情報を入力する
手段、前記利用者提供情報と請求情報とを照合してこれ
らの整合性を判断する判断手段、および、前記判断の結
果を出力する出力手段、として機能させるための医療保
険運用支援プログラムである。
と同様に、医療機関からの不正な診療報酬請求を排除・
抑制することができる。これにより、保険者から医療機
関に支払う医療保険の支払い額を節約することができ
る。また、医療保険の保険料引き下げにもつながるの
で、利用者にとってもメリットがある。
載の医療保険運用支援プログラムにおいて、前記物品は
薬剤を含み、当該医療保険運用支援プログラムは、コン
ピュータを、前記利用者それぞれが過去に受け取った薬
剤に関する薬歴情報を保存する薬歴保存手段、および、
前記利用者それぞれに、前記保存された薬歴情報から自
己の薬歴情報を通信ネットワークを介して提供する薬歴
提供手段、としても機能させること、を特徴とする。
明の作用・効果が得られるほか、各利用者が自己の薬歴
を管理・利用することができるので、利用者にとって大
きなメリットがあり、利用者が利用者情報を積極的に提
供することが促進される。
は10に記載の医療保険運用支援プログラムにおいて、
前記物品は薬剤を含み、当該医療保険運用支援プログラ
ムは、コンピュータを、少なくとも前記利用者が受け取
った薬剤の少なくとも使用方法または作用に関する薬剤
情報を通信ネットワークを介して前記利用者に提供する
薬剤情報提供手段としても機能させること、を特徴とす
る。
は9の発明の作用・効果が得られるほか、利用者が、薬
歴にある薬剤に関連する種々の情報をさらに得ることが
できる。
用支援システムおよび医療保険運用支援方法の実施の形
態を、図面を参照して説明する。図1において、医療保
険運用支援システム10は、例えばサービス提供者の管
理下に置かれた計算機システムである。医療保険運用支
援システム10は、インターネット12等の通信ネット
ワークを介して医療保険利用者(患者)14の端末(例
えばパソコン、PDA、携帯電話機等)16と有線また
は無線で接続されている。図では利用者14を一人だ
け、また端末16を1個だけ示すが、実際は、医療保険
利用者14は複数人であって、端末16は複数個あるも
のとする。
算部(CPU)18を有する。さらに、インターネット
12との送受信を行う送受信部20と、利用者14の個
人薬歴を保存する個人薬歴データベース22と、一般的
な薬剤情報を保存する薬剤情報データベース24と、入
出力部26とを有し、これらはCPU18を介して相互
に接続されている。
ス24を医療保険運用支援システム10の中に配置する
ものとしているが、他の例として、これを医療保険運用
支援システム10の外に配置して、例えばインターネッ
ト12等の通信回線を通じて(送受信部を経て)CPU
18からアクセスできるようにすることも可能である。
説明する。利用者14が、健康保険を利用して薬局や病
院等の医療機関30で、例えば薬剤とサービスの提供を
受ける(ステップS10)。これに対して利用者14
は、利用者負担分の支払いを医療機関30に行う(ステ
ップS12)。また、利用者14は、端末16を用いて
インターネット12を介して医療保険運用支援システム
10との間で通信を行い、必要な利用者提供情報等の入
力を行う(ステップS14)とともに、必要な情報の出
力を得る(ステップS16)。これらの入出力情報の内
容については後に詳しく説明する。
剤とサービスについて、その提供した薬剤とサービスの
内容明細を添付して支払基金等32に対して報酬請求を
行う(ステップS20)。通常、この請求手続は、例え
ば毎月1回まとめて行われる。支払基金等32はこの請
求に基づいて、薬剤とサービスの内容明細を添付して各
保険者34に対して請求を行う(ステップS22)。な
お、図1では医療機関30および保険者34がそれぞれ
一つだけ示してあるが通常はそれぞれが複数個である。
また、支払基金等32は、本発明においてはいくつあっ
てもよく、また、医療機関30と保険者34の間に支払
基金等32もしくはこれに相当する機関が存在しなくと
もよい。
送られてきた請求内容の情報を医療保険運用支援システ
ム10に送って、その内容の適否についての判断を求め
る(ステップS24)。医療保険運用支援システム10
では、この請求内容の情報と、利用者端末16を通じて
得られた利用者提供情報とを比較して請求内容の整合性
を判断する。
容と利用者情報との整合性の判断結果を保険者34に通
知する(ステップS26)。そして、これらの整合が取
れているという判断結果が得られた場合は、保険者34
から支払基金等32への支払いが行われ(ステップS2
8)、さらに、支払基金等32から医療機関30への支
払いが行われる(ステップS30)。
に疑問があると判断した場合は、その旨が、医療保険運
用支援システム10から保険者34へ通知され(ステッ
プS26)、その後、例えば事実調査等が行われる(図
示せず)。
テップS24)や医療保険運用支援システム30の判断
結果の通知(ステップS26)等は、書面によっても電
子媒体を用いてもよく、また、インターネット12等を
通じて自動で行うことも可能である。
ら医療保険運用支援システム10へ送る代わりに、支払
基金等32から直接これを医療保険運用支援システム1
0へ送るようにしてもよい。
ンターネット12を通じて医療保険運用支援システム1
0と対話形式で必要な情報の入出力をする手順を、図2
〜4を参照しながら説明する。
おける概略フローを示す。初めに、利用者14が医療保
険運用支援システム10を初めて使用する新規利用者
か、前に使用したことのある利用者かが確認される(ス
テップS30)。このとき、新規利用者かどうかは、例
えば識別番号やパスワード等で確認が行われる。また、
新規利用者に対しては新たな識別番号やパスワード等の
設定が行われる。さらに、新規利用者の場合は、利用者
個人情報の入力が行われる(ステップS32)。ここ
で、利用者個人情報には、例えば、利用者の氏名、生年
月日、性別、保険証の記号番号、住所、電話番号、メー
ルアドレス、アレルギー歴、副作用歴、体質、好きな食
べ物、摂取している健康食品等が含まれる。
有無確認が行われる(ステップS34)。新規利用者の
場合は、この時点では薬歴は存在しない。次に、薬歴が
利用者端末16に表示される(ステップS36)。この
薬歴は、利用者個人がこれまでに使用した(服用した)
薬剤が一覧できるものであって、複数の医療機関から取
得した薬剤を一元的に管理できるものである。薬歴に
は、例えば、各薬剤の服用量、服用開始日、服用日数
(回数)、服用タイミング(例えば朝食後等)、各薬剤
をどの医療機関・診療科で処方されてどこで受け取った
か、等の情報が表示される。
から提供を受けた薬剤やサービスの内容を入力するとき
は、薬歴に情報を追加する(ステップS40)。ここ
で、薬歴に情報を追加するのは利用者本人に限るものと
し、そのための本人確認は、例えばパスワードにより行
うものとする。ただし、利用者の家族や代理人を「利用
者」本人と同等に扱ってもよい。利用者本人が端末の操
作等に不慣れなこともあるからである。薬歴に情報を追
加した(ステップS40)後は、再び薬歴の表示に戻
り、新たな薬歴が利用者端末16に表示される(ステッ
プS36)。薬歴情報追加(ステップS40)の詳細に
ついては、図3を参照して後述する。
から、薬歴中の各種情報を取得する手順に移ることもで
きる(ステップS60)。この手順は必ずしも利用者自
身の操作に限られず、例えば、特定の医療機関が利用者
のために操作することも、一定条件のもとで可能であ
る。薬歴中の各種情報取得(ステップS60)の詳細に
ついては、図4を参照して後述する。
よび薬歴中の各種情報の取得(ステップS60)の後、
薬歴が再び表示され(ステップS36)、その後、サー
ビスを終了する。
ップS40)の詳細を説明する。初めに、以前の処方内
容から登録するかどうかを利用者が選択する(ステップ
S42)。
は、処方内容をすべて入力する(ステップS44)。こ
こで入力される内容は、例えば、処方日、かかった医療
機関名と医師名、薬剤をもらった医療機関名と薬剤師
名、処方された薬剤名、各薬剤の服用方法(服用開始
日、期間、タイミング、量等)である。
えば、今回受け取った薬剤が以前に受け取った薬剤と同
種類のものである場合であって、この場合は当該以前の
処方内容を選択する(ステップS46)。これによっ
て、以前の処方内容が利用者端末16の表示画面に呼び
出されるので、追加の薬剤、投与量、投与時期等の変更
部分のみを入力し編集する(ステップS48)。このよ
うにすることによって、入力の労力を一部節約すること
ができる。
導状況を入力する(ステップS50)。すなわち、薬剤
受取り時の、服薬指導を行った薬剤師の氏名のほか、薬
剤の服用方法・管理方法の説明の有無、薬剤情報提供書
の有無、副作用や食べ物についての説明の有無、いわゆ
る「お薬手帳」への記載の有無等を入力する。これらの
指導・サービスの提供は医療保険における診療報酬の対
象になりうるものである。なお、「お薬手帳」は、利用
者個人が保管・管理する手帳であって、その利用者の薬
剤の記録を経時的に行うものである。
容は、薬歴に追加される(ステップS52)。そして、
更新された新たな薬歴が利用者端末16に表示される
(ステップS36。図2も参照)。
取得(ステップS60)の詳細について説明する。ま
ず、薬歴の中の薬剤に関連する情報のうちで利用者が閲
覧したい情報を選択する(ステップS62)。そして、
選択された情報が薬剤情報データベース24から取得さ
れ、これが利用者端末16に表示される(ステップS6
4)。ここで表示される情報は、例えば、調剤報酬、薬
剤の効能・効果・副作用の情報、薬剤間の重複(同種同
効の薬剤)のチェック結果、薬剤間の相互作用チェック
結果、薬剤と飲食物の相互作用情報等である。さらに、
例えば利用者の要求により、薬剤の添付文書の内容、薬
価等の各種薬剤周辺情報を表示することもできる。
われ(ステップS66)、見たい情報が他にある場合
は、再び閲覧したい情報の選択が行われる(ステップS
62)。各種情報の取得(ステップS60)が終了する
と、薬歴表示に戻る(ステップS36。図2も参照)。
6)、および薬歴中の各種情報を取得すること(ステッ
プS60)は必ずしも利用者自身の端末16の操作の場
合に限られず、例えば、利用者の許諾または要請に応じ
て特定の医療機関が利用者のために操作することも、一
定条件のもとで可能としてもよい。そのために、例え
ば、利用者が医療機関に対して、その利用者の薬歴閲覧
専用のパスワードを必要の都度発行するようにしてもよ
い。
ば、次のような利点がある。 (1)医療機関からの不正な診療報酬請求を排除・抑制
することができる。すなわち、利用者から提供される情
報と医療機関からの診療報酬請求の情報が突き合わされ
るので、これらに矛盾があればそれを容易に発見でき
る。これにより、保険者から医療機関に支払う医療保険
の支払い額を節約することができる。また、ひいては医
療保険の保険料引き下げにもつながるので、利用者にと
ってもメリットがある。
とができる。利用者は利用者端末を通じて自己の薬歴を
見ることができ、また、この薬歴の情報をその利用者が
かかっている医療機関に見せることによって、他の医療
機関から当該利用者に投与された薬剤を含めて総合的見
地から適切な薬剤投与を行うことができる。 (3)利用者および医療機関が、薬歴にある薬剤に関連
する種々の情報を得ることができる。
請求については、保険者が強い関心を持つのは当然であ
るが、利用者にとっては、間接的に保険料に影響すると
はいえ、直接的な利用者個人の支払金額に影響しない。
しかし、上記(2)および(3)は利用者個人にとって
も直接的なメリットになる。このため、利用者は積極的
に利用者提供情報の入力を行ない、このシステムが円滑
に運用されることが期待される。
内容と利用者提供情報との整合性を医療保険運用支援シ
ステム10がチェックした結果を、保険者のみならず利
用者にも通知するようにしてもよい。さらに、医療機関
30から医療保険運用支援システム10に入力された診
療報酬の請求内容そのものを、利用者が通信ネットワー
クを介して見ることができるようにしてもよい。その場
合、利用者が直接、その請求内容をチェックすることも
可能である。
療機関からの不正な診療報酬請求を排除・抑制すること
ができ、これにより、保険者から医療機関に支払う医療
保険の支払い額を節約することができる。
施の形態を適用する場合の医療保険運用システム全体の
一例を示す模式的ブロック図。
端末の間の対話形式処理における概略手順を示すフロー
図。
する場合の手順を示すフロー図。
する薬剤情報を表示する場合の手順を示すフロー図。
ト、14…医療保険利用者、16…利用者端末、18…
中央演算部(CPU)、20…送受信部、22…個人薬
歴データベース、24…薬剤情報データベース、26…
入出力部、30…医療機関、32…支払基金等(社会保
険診療報酬支払基金または各都道府県の国民健康保険組
合連合会)、34…保険者。
Claims (11)
- 【請求項1】 医療保険の複数の利用者から、当該利用
者が医療保険を利用して医療機関から受け取った物品お
よびサービスの少なくとも一方に関する利用者提供情報
を、通信ネットワークを介して受信する手段と、 前記物品およびサービスの少なくとも一方に対応する前
記医療機関から医療保険の保険者への報酬請求に関する
請求情報を入力する手段と、 前記利用者提供情報と請求情報とを照合してこれらの整
合性を判断する判断手段と、 前記判断の結果を出力する出力手段と、 を有する医療保険運用支援システム。 - 【請求項2】 請求項1に記載の医療保険運用支援シス
テムにおいて、 前記物品は薬剤を含み、 当該医療保険運用支援システムは、 前記利用者それぞれが過去に受け取った薬剤に関する薬
歴情報を保存する薬歴保存手段と、 前記利用者それぞれに、前記保存された薬歴情報から自
己の薬歴情報を通信ネットワークを介して提供する薬歴
提供手段と、 を有すること、を特徴とする医療保険運用支援システ
ム。 - 【請求項3】 請求項1または2に記載の医療保険運用
支援システムにおいて、 前記物品は薬剤を含み、 当該医療保険運用支援システムは、少なくとも前記利用
者が受け取った薬剤の少なくとも使用方法または作用に
関する薬剤情報を通信ネットワークを介して前記利用者
に提供する薬剤情報提供手段を有すること、 を特徴とする医療保険運用支援システム。 - 【請求項4】 請求項3に記載の医療保険運用支援シス
テムにおいて、 前記薬剤情報には複数種類の薬剤の相互作用に関する情
報が含まれ、 前記薬剤情報提供手段は、前記利用者が複数種類の薬剤
を医療機関から受け取った場合に、これらの薬剤の相互
作用に関する情報を当該利用者に提供するものであるこ
と、 を特徴とする医療保険運用支援システム。 - 【請求項5】 請求項2ないし4のいずれかに記載の医
療保険運用支援システムにおいて、前記薬歴情報を、当
該薬歴に対応する利用者が許諾する条件のもとで、当該
利用者以外の者に提供する手段をさらに有すること、を
特徴とする医療保険運用支援システム。 - 【請求項6】 医療保険運用支援システムが、医療保険
の利用者から、当該利用者が医療保険を利用して医療機
関から受け取った物品およびサービスの少なくとも一方
に関する利用者提供情報を、通信ネットワークを介して
受信するステップと、 前記物品およびサービスの少なくとも一方に対応する前
記医療機関から医療保険の保険者への報酬の請求に関す
る請求情報を前記医療保険運用支援システムに入力する
ステップと、 前記利用者提供情報と請求情報とを照合してこれらの整
合性を判断する判断ステップと、 前記判断の結果を出力する出力ステップと、 を有する医療保険運用支援方法。 - 【請求項7】 請求項6に記載の医療保険運用支援方法
において、 前記物品は薬剤を含み、 当該医療保険運用支援方法は、 前記利用者それぞれが過去に受け取った薬剤に関する薬
歴情報を保存する薬歴保存ステップと、 前記利用者それぞれに、前記保存された薬歴情報から自
己の薬歴情報を通信ネットワークを介して提供する薬歴
提供ステップと、 を有すること、を特徴とする医療保険運用支援方法。 - 【請求項8】 請求項6または7に記載の医療保険運用
支援方法において、 前記物品は薬剤を含み、 当該医療保険運用支援方法は、少なくとも前記利用者が
受け取った薬剤の少なくとも使用方法または作用に関す
る薬剤情報を、通信ネットワークを介して前記利用者に
提供する薬剤情報提供ステップを有すること、 を特徴とする医療保険運用支援方法。 - 【請求項9】 コンピュータを、 医療保険の複数の利用者から、当該利用者が医療保険を
利用して医療機関から受け取った物品およびサービスの
少なくとも一方に関する利用者提供情報を、通信ネット
ワークを介して受信する手段、 前記物品およびサービスの少なくとも一方に対応する前
記医療機関から医療保険の保険者への報酬請求に関する
請求情報を入力する手段、 前記利用者提供情報と請求情報とを照合してこれらの整
合性を判断する判断手段、および前記判断の結果を出力
する出力手段、 として機能させるための医療保険運用支援プログラム。 - 【請求項10】 請求項9に記載の医療保険運用支援プ
ログラムにおいて、 前記物品は薬剤を含み、 当該医療保険運用支援プログラムは、コンピュータを、 前記利用者それぞれが過去に受け取った薬剤に関する薬
歴情報を保存する薬歴保存手段、および前記利用者それ
ぞれに、前記保存された薬歴情報から自己の薬歴情報を
通信ネットワークを介して提供する薬歴提供手段、 としても機能させること、を特徴とする医療保険運用支
援プログラム。 - 【請求項11】 請求項9または10に記載の医療保険
運用支援プログラムにおいて、 前記物品は薬剤を含み、 当該医療保険運用支援プログラムは、コンピュータを、
少なくとも前記利用者が受け取った薬剤の少なくとも使
用方法または作用に関する薬剤情報を通信ネットワーク
を介して前記利用者に提供する薬剤情報提供手段として
も機能させること、 を特徴とする医療保険運用支援プログラム。
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JP2002061323A JP4175817B2 (ja) | 2002-03-07 | 2002-03-07 | 医療保険運用支援システムおよび方法 |
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JP2002061323A JP4175817B2 (ja) | 2002-03-07 | 2002-03-07 | 医療保険運用支援システムおよび方法 |
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---|---|
JP (1) | JP4175817B2 (ja) |
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WO2006126251A1 (ja) * | 2005-05-23 | 2006-11-30 | Em Systems Co., Ltd. | 薬歴情報管理装置、薬歴情報提供装置及び薬歴情報の提供方法 |
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