JP2003173373A - 調剤薬局向け待ち情報通知システム - Google Patents

調剤薬局向け待ち情報通知システム

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JP2003173373A
JP2003173373A JP2002067908A JP2002067908A JP2003173373A JP 2003173373 A JP2003173373 A JP 2003173373A JP 2002067908 A JP2002067908 A JP 2002067908A JP 2002067908 A JP2002067908 A JP 2002067908A JP 2003173373 A JP2003173373 A JP 2003173373A
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JP2002067908A
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Tatsuo Nishimura
達夫 西村
Makoto Okura
真 大倉
Kiyoshi Arima
潔 有馬
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Mitsubishi Electric Information Technology Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 調剤薬局において薬の準備ができたことを薬
待ちの顧客に通知する。 【解決手段】 薬の準備ができたにもかかわらず薬を受
け取っていない未受取顧客の管理番号と薬の準備ができ
てからの経過時間とが対応付けして登録される未受取顧
客通知用テーブル12と、薬の準備ができた時点で当該
顧客に関するレコードを未受取顧客通知用テーブル12
に登録する未受取顧客登録処理部15と、未受取顧客が
薬を受け取ったときに当該顧客のレコードを未受取顧客
通知用テーブル12から削除する未受取顧客削除処理部
16と、未受取顧客通知用テーブル12に登録された各
レコードの経過時間を更新する経過時間更新部14とを
有する。メール送信部13は、定期的に未受取顧客通知
用テーブル12をチェックし、経過時間が所定時間以上
経過した顧客に対し、薬の準備ができた旨をメール送信
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は調剤薬局向け待ち情
報通知システム、特に処方箋に従い調合を行う調剤薬局
において、薬の準備ができたことを顧客に通知する一手
段の提供に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、診療を受けた患者に対して、処方
した薬を直接窓口で渡すのではなく、処方箋を発行する
ようにしている医療機関は少なくない。処方箋をもらっ
た患者は、それを調剤薬局まで持っていき、その処方箋
に従い調合してもらうことによって薬を受け取ることが
できる。
【0003】調剤薬局では、顧客から受け取った処方箋
に従い薬の調合をし、その顧客用の薬の準備ができる
と、その顧客を呼び出す。しかし、人に伝染する可能性
のある病気にかかっている顧客や小さな子供連れの顧客
の場合には、調剤薬局の待合室で長い間待っていられる
とは限らない。もし、呼ばれたときに待合室にいなかっ
たときには、薬の準備ができたかどうかを知るためには
いちいち窓口にて尋ねなければならない。そこで、調剤
薬局によっては、薬の準備ができた顧客の引渡し番号を
調剤薬局の待合室に設置したディスプレイに表示して、
薬の調合が完了していることを知らせるようにしている
ところもある。顧客は、自分が呼ばれたときに待合室に
いなくてもディスプレイを見て薬の準備ができているこ
とを確認することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、薬の準
備ができているかどうかを確認するためには、ディスプ
レイの表示を見に調剤薬局の待合室まで戻らなくてはな
らなかった。調剤薬局が混んでいるなどの理由で薬の準
備に多くの時間を要するような場合には、確認のために
何度も調剤薬局の待合室まで戻ることになる場合があっ
た。
【0005】このような手間を省くために、例えば、特
開2000−270354号公報には、自分の順番とな
る時刻を予測し、その予測時刻の所定時間前に登録され
た顧客の電話番号へ電話するという待ち行列管理呼出装
置が記載されている。しかしながら、この従来例におい
ては、薬の準備ができているというような実際の事象と
は別個に、計算により求められた予測時刻に基づきその
所定時間前に患者を呼び出している。すなわち、呼ばれ
て待合室に戻っても薬の準備が必ず完了しているとは限
らず、結局待つことになる可能性があった。
【0006】本発明は以上のような問題を解決するため
になされたものであり、その目的は、調剤薬局において
薬の準備ができたことを薬待ちの顧客に通知する調剤薬
局向け待ち情報通知システムを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】以上のような目的を達成
するために、本発明に係る調剤薬局向け待ち情報通知シ
ステムは、処方箋に従い調合を行う調剤薬局において、
薬の準備ができたことを画面表示して通知する手段を有
する調剤薬局向け待ち情報通知システムにおいて、薬の
準備ができたにもかかわらず薬を受け取っていない顧客
の識別情報と、薬の準備ができてからの経過時間を計測
するための経過情報とが対応付けして登録される未受取
顧客通知用テーブルと、薬の準備ができたにもかかわら
ず薬を受け取っていない顧客の識別情報を前記未受取顧
客通知用テーブルに登録する未受取顧客登録処理手段
と、薬を受け取った顧客の識別情報を前記未受取顧客通
知用テーブルから削除する未受取顧客削除処理手段と、
前記未受取顧客通知用テーブルの経過情報を定期的に更
新する経過時間更新手段と、前記未受取顧客通知用テー
ブルの経過情報に基づき得られる前記経過時間が所定時
間経過している顧客に対して、薬の準備ができているこ
とを通知する通知手段とを有し、前記通知手段は、予め
登録されている当該顧客の携帯通信機器呼出情報を指定
して薬の準備ができている通知情報を送信するものであ
る。
【0008】また、顧客の携帯通信機器呼出情報が予め
登録されている通知先データベースを有し、前記未受取
顧客登録処理手段は、前記通知先データベースに携帯通
信機器呼出情報が登録されている顧客の識別情報のみを
前記未受取顧客通知用テーブルに登録するものである。
【0009】また、前記携帯通信機器呼出情報は、携帯
通信機器に割り当てられているメールアドレスであるも
のとする。
【0010】また、各顧客に対応付けして生成される媒
体に印刷された顧客の識別情報を読み取る情報読取手段
を有し、前記未受取顧客登録処理手段は、前記情報読取
手段により顧客の識別情報が読み取られたとき、その顧
客の識別情報が前記未受取顧客通知用テーブルに登録さ
れていない場合にその顧客の識別情報を前記未受取顧客
通知用テーブルに登録し、前記未受取顧客削除処理手段
は、前記情報読取手段により顧客の識別情報が読み取ら
れたとき、その顧客の識別情報が前記未受取顧客通知用
テーブルに登録されている場合にその顧客の識別情報を
前記未受取顧客通知用テーブルから削除するものであ
る。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて、本発明の
好適な実施の形態について説明する。
【0012】図1は、本発明に係る調剤薬局向け待ち情
報通知システムの一実施の形態を示したブロック構成図
である。本実施の形態における調剤薬局向け待ち情報通
知システム(以下、単に「待ち情報通知システム」)
は、調剤薬局内に設置されており、薬の準備ができたこ
とを画面表示して通知するために従来から存在する待ち
情報表示機能に、薬の準備ができたことをメール送信に
て通知する本実施の形態において特徴的な待ち情報通知
機能を付加して形成される。待ち情報通知システム1
は、汎用的なパーソナルコンピュータ(PC)に本シス
テムのアプリケーションを搭載することで実現され、後
述する待ち情報通知サービスを提供する。図1に示した
ように、PCには、バーコードリーダ2、キーボード
3、マウス4が入力機器として接続され、また、ディス
プレイ5が待ち情報を表示するための出力機器として接
続されている。ディスプレイ5は、便宜的に1台のみ図
示するが、待合室の広さに応じて同じ情報あるいはテロ
ップ、環境画面等の異なる情報を表示するために複数台
接続することができる。
【0013】なお、本システムにおいて複数台のディス
プレイ5を接続した場合、薬局の繁盛状況に合わせて待
ち情報表示画面数を動的に変更することができる。例え
ば、薬局が比較的暇なときには4画面のうち1画面のみ
に待ち情報を表示し、残りの3画面で環境映像を表示す
る。一方、薬局が忙しくなると、4画面のうち3画面に
待ち情報を表示し、残りの1画面で環境映像を表示する
というように表示の制御を行うことが可能になってい
る。
【0014】図1において、薬の準備ができたことを画
面表示する従来からの待ち情報表示システムは、バーコ
ードリーダ2等の入力機器からの情報を入力する入力処
理部6、薬の準備ができたにもかかわらず薬を受け取っ
ていない顧客の識別情報を未受取顧客表示用テーブル7
に登録し、また、薬を受け取った顧客の識別情報を未受
取顧客表示用テーブル7から削除すると共に、未受取顧
客のディスプレイ5への表示制御を行う表示制御処理部
8及び顧客情報を顧客情報データベース(DB)9に登
録する顧客情報管理部10で構成されている。本実施の
形態においては、この構成に対して、本実施の形態が提
供する待ち情報通知サービスに対応できるような機能処
理を追加し、そして、通知情報制御処理部11、未受取
顧客通知用テーブル12、メール送信部13及び経過時
間更新部14を新たに設けることによって待ち情報通知
システム1を構築している。
【0015】本実施の形態における顧客情報データベー
ス9には、保険者番号や薬局独自の顧客管理番号等の各
顧客を識別するための情報、顧客の氏名等の顧客に関す
る個人情報が蓄積されている。そして、本実施の形態に
おいて必要とする顧客の携帯通信機器呼出情報として、
顧客が携帯するインターネット機能付きの携帯電話に割
り当てられているメールアドレスが登録される。その他
にも各顧客の薬歴や住所等の情報も登録されているが、
本実施の形態の説明には必要のない情報なので省略す
る。また、未受取顧客通知用テーブル12には、薬の準
備ができたにもかかわらず薬を受け取っていない顧客の
識別情報と、薬の準備ができてからの経過時間を計測す
るための経過情報とが対応付けして登録される。本実施
の形態では、顧客の識別情報として顧客管理番号を用い
る。また、経過情報として、薬の準備ができたことによ
り該当する顧客名をディスプレイ5に表示した時点から
の経過時間が登録される。
【0016】通知情報制御処理部11は、薬の準備がで
きたにもかかわらず薬を受け取っていない顧客(以下、
「未受取顧客」ともいう)の顧客管理番号を未受取顧客
通知用テーブル12に登録する未受取顧客登録処理部1
5と、未受取顧客通知用テーブル12に登録された未受
取顧客が薬を受け取ったときに該当する顧客管理番号の
レコードを未受取顧客通知用テーブル12から削除する
未受取顧客削除処理部16とを有している。また、経過
時間更新部14は、未受取顧客通知用テーブル12の経
過時間を定期的に更新する。経過時間更新部14におけ
る機能処理は、メモリ常駐のアプリケーションにより、
あるいは定期的に通知情報制御処理部11により起動さ
れるアプリケーションにより実現できる。メール送信部
13は、未受取顧客通知用テーブル12に登録されてい
る経過時間が所定時間経過しているレコードに対応する
顧客に対して、薬の準備ができている旨を通知情報とし
てメールにて通知する。未受取顧客を特定する待ち情報
は、メール送信部13ではその旨を示す通知情報、表示
制御処理部8では顧客名により表される表示情報とな
る。本実施の形態におけるメール送信部13は、経過時
間更新部14における経過時間更新後に、経過時間更新
部14により起動されることによって動作する。
【0017】本実施の形態において特徴的なことは、薬
の準備ができたにもかかわらず薬を受け取っていない顧
客であって本実施の形態が提供する待ち情報通知サービ
スの提供を受けるためにメールアドレスを登録した顧客
に対して、薬ができている旨のメールを薬の準備ができ
た後に送信するようにしたことである。すなわち、本実
施の形態においては、薬の準備が実際にできた後にメー
ルを送信するようにしたので、この通知サービスの提供
を受ける顧客は、調剤薬局で待ち続けている必要もな
く、また、薬の準備ができたことを確認するためにディ
スプレイ5の表示を見に調剤薬局まで戻る必要がない。
そして、メール受信後に調剤薬局に戻った際には、薬の
準備ができるのを待つことなく受け取ることができる。
【0018】次に、本実施の形態における表示制御処理
部8及び通知情報制御処理部11が行う各テーブル7,
12の更新処理について図2に示したフローチャートを
用いて説明する。
【0019】調剤薬局に訪れた顧客が新規の場合、顧客
情報管理部10は、図示しない登録画面から入力された
顧客情報を顧客情報データベース9に登録する。このと
き、本実施の形態において特徴とする待ち情報通知サー
ビスを利用したい顧客は、通知情報を受信するメールア
ドレスを入力指定する。このメールアドレスは、顧客情
報の一部として顧客情報データベース9に登録される。
指定するメールアドレスは、顧客が現在携帯しているイ
ンターネット機能付きの携帯電話17に割り当てられて
いるメールアドレスとすることが望ましい。なお、本実
施の形態においては、新規登録時に待ち情報通知サービ
スの利用の是非について登録するが、調剤薬局来訪の度
にサービスの利用の是非について設定できるようにして
もよい。顧客は、処方箋を調剤薬局に対して提出する
と、調剤薬局の待合室で薬の準備ができるまで待合室で
待ってもよいが、ここでは、待ち情報通知サービスを利
用するため調剤薬局において待たないものとする。
【0020】調剤薬局では、顧客が持ってきた処方箋に
従い調合をし、薬の準備をする。顧客へ渡す処方薬に
は、処方に関する情報等が印刷された薬袋が添付される
が、この薬袋には顧客情報の一部を含むバーコードが共
に印刷されている。本実施の形態では、顧客管理番号を
バーコードデータとして含ませるようにするが、顧客名
やメールアドレスを含ませるようにしてもよい。ただ、
この場合は2次元バーコードを用いることになる。な
お、バーコードの読取操作は、調剤薬局の担当者により
薬の準備ができた時又は受け取りに来た顧客に薬を渡す
時に行われる。
【0021】調剤薬局の担当者は、薬の準備ができた時
点でバーコードリーダ2により薬袋に印刷されたバーコ
ードを読み取る。この読取操作により顧客管理番号が読
み取られると(ステップ101)、表示制御処理部8
は、入力処理部6を介して受け取ったその顧客管理番号
が未受取顧客表示用テーブル7に登録されているかどう
かを確認する(ステップ102)。もし、登録されてい
なければ、その顧客管理番号を未受取顧客表示用テーブ
ル7に登録する(ステップ103)。後述する説明から
も明らかになるが、当該顧客管理番号が未受取顧客表示
用テーブル7に登録されていなかったということは、そ
の読取操作は薬の準備ができた際に行われたと判断する
ことができる。
【0022】一方、登録されていれば、その読み取られ
た顧客管理番号のレコードを未受取顧客表示用テーブル
7から削除する(ステップ106)。当該顧客管理番号
が未受取顧客表示用テーブル7に登録されていたという
ことは、上記ステップ103において薬の準備ができた
際に登録されたものであり、その読取操作は顧客が薬を
受け取りに来た際に行われたものと判断できる。
【0023】表示制御処理部8は、未受取顧客表示用テ
ーブル7に顧客管理番号が登録された時点で対応する顧
客名を顧客情報データベース9から取り出し、ディスプ
レイ5に表示する(ステップ108)。一方、表示制御
処理部8は、未受取顧客表示用テーブル7から顧客管理
番号が削除された時点で対応する顧客名をディスプレイ
5から消去する(ステップ108)。すなわち、未受取
顧客表示用テーブル7に登録されている顧客管理番号に
対応する顧客名がディスプレイ5に表示されることにな
るが、このディスプレイ5の表示内容は、表示制御処理
部8によってリアルタイムに更新される。このディスプ
レイ5への表示例を図4に示す。なお、バーコード情報
に顧客名が含まれているときには、顧客情報データベー
ス9へアクセスする必要はない。本実施の形態において
は、氏名を表示することで、自分に割り当てられている
番号を覚えていない顧客でも即座に確認することができ
るようにしたが、氏名だけでなく顧客管理番号を併せて
表示するようにしてもよい。
【0024】また、ステップ102,103において、
読み取られた顧客管理番号が未受取顧客表示用テーブル
7に新たに登録されたことにより薬の準備ができたと判
断されたとき、未受取顧客登録処理部15は、当該顧客
のメールアドレスが顧客情報データベース9に登録され
ていることにより本サービスを利用する顧客であると確
認した後に、未受取顧客通知用テーブル12にその顧客
管理番号を登録する(ステップ104,105)。この
際、対応する経過時間をゼロに初期化する。
【0025】一方、ステップ102,106において、
読み取られた顧客管理番号が未受取顧客表示用テーブル
7にないことにより顧客が薬を受け取ったと判断された
とき、未受取顧客削除処理部16は、その顧客管理番号
に対応するレコードを未受取顧客通知用テーブル12か
ら削除する(ステップ107)。
【0026】以上のようにして、各テーブル7,12は
表示制御処理部8によって更新される。なお、本実施の
形態においては、未受取顧客表示用テーブル7をディス
プレイ5への表示用に、未受取顧客通知用テーブル12
を顧客へのメール送信用にそれぞれ対応させて設けた
が、各テーブル7,12における各レコードは、顧客
毎、より正確には処方箋毎に生成されることになるの
で、顧客管理番号等をキーにして同一テーブルとして形
成することができる。
【0027】次に、経過時間更新部14における経過時
間更新処理について図4に示したフローチャートを用い
て説明する。
【0028】経過時間更新部14は、前述したように定
期的に動作する。所定時間、例えば1分毎に動作する場
合、1分経過するまで待った後(ステップ201)、未
受取顧客表示用テーブル7に登録されている全レコード
の経過時間に対して経過時間を加算する(ステップ20
2)。本実施の形態においては、1分ごとに動作するの
で、各レコードの経過時間に1ずつ加算する。1ずつ加
算することで、経過時間をカウンタ値のように扱うこと
ができる。そして、メール送信処理を起動する(ステッ
プ203)。
【0029】続いて、メール送信部13が行うメール送
信処理について図5に示したフローチャートを用いて説
明する。
【0030】メール送信部13は、上記の通り経過時間
更新部14により起動される。もちろん、経過時間更新
部14により起動されなくても通知情報制御処理部11
若しくは自律的に起動するようにしてもよいが、経過時
間更新部14と同じ周期で動作させるべきである。メー
ル送信部13は、起動後、未受取顧客表示用テーブル7
から、起動後に未処理であるレコードを先頭から順次読
み出し、以下の処理を未処理のレコードがなくなるまで
繰り返し行う(ステップ301,302)。
【0031】まず、読み出したレコードに含まれている
経過時間が所定時間に達しているかを判定する(ステッ
プ303)。この所定時間を5分とした場合、メール送
信部13は、読み出したレコードの経過時間が5分以上
の場合、そのレコードに指定されている顧客管理番号に
対応するメールアドレスを顧客情報データベース9から
取り出して、そのメールアドレス宛に薬の準備ができて
いる旨を通知情報として送信する(ステップ304)。
メッセージの内容は、「○○様の薬の準備ができまし
た。××薬局まで取りに来てください。」などでよい。
【0032】調剤薬局の外にいる顧客は、携帯している
携帯電話17にインターネット18経由で通知情報が送
られてきたことにより、薬の準備ができたことを認識す
ると、調剤薬局まで薬を取りに行くことになる。本実施
の形態においては、薬の準備ができた後に通知情報をメ
ール送信するので、顧客が調剤薬局に戻ったときには薬
の準備が確実に終了している。調剤薬局の窓口では、顧
客が薬を受け取りに来たことにより、その薬に添付され
た薬袋のバーコードを読み取る。この読取操作によっ
て、前述したように、表示制御処理部8は、未受取顧客
表示用テーブル7から該当する顧客管理番号を削除し、
未受取顧客削除処理部16は、未受取顧客表示用テーブ
ル7から該当するレコードを削除することになる(ステ
ップ106,107)。
【0033】本実施の形態によれば、顧客は通知情報が
メール送信されてくるのを待っていれば薬の準備ができ
たことを知ることができるので、ディスプレイ5を見に
調剤薬局まで戻る必要がなくなる。
【0034】本実施の形態では、以上のようにして顧客
に対して待ち情報を自動的に通知することができるが、
同一顧客が複数枚の処方箋を持ってきたり、メール送信
したものの正常に届かなかったりする場合も想定でき
る。また、何らかの異常が発生する場合にあり得る。そ
こで、本実施の形態においては、図6に示したような管
理画面を設けて、未受取顧客表示用テーブル7へ顧客を
手動により追加/削除することによってディスプレイ5
への表示/消去をできるようにし、また、未受取顧客通
知用テーブル12に設定されている経過時間の値に関係
なく手動により選択した1人乃至全員に対してメールを
送信できるようにした。
【0035】また、営業時間終了時点でも薬を取りに来
ない顧客に対しては、未受取顧客通知用テーブル12に
レコードが登録されている限りは、上記と同様にメール
が送信され続けることになるので、この場合は、該当す
るデータを未受取顧客通知用テーブル12から翌日以降
への持ち越し分用の別ファイル(図示せず)に移動して
保持管理する。持ち越した分は、別途連絡を取るように
する。また、別ファイルに移動したデータを未受取顧客
通知用テーブル12に復帰させることで処方箋受付日と
同様に扱うこともできる。
【0036】なお、本実施の形態においては、未受取顧
客通知用テーブル12に、経過時間を計測するための情
報として経過時間そのものを設定するようにしたが、経
過時間を求めることができる情報であれば、他の情報で
もよい。例えば、未受取顧客通知用テーブル12へのレ
コード登録時刻を記録し、メール送信部13による時間
経過の判断時に、その現在時刻と記録した登録時刻との
差によっても経過時間を求めることができる。また、時
間の経過を知る上でカウンタ値を用いるようにしてもよ
い。
【0037】また、本実施の形態では、顧客への通知先
に関する情報、すなわちメールアドレスを顧客情報デー
タベース9に登録するようにしたが、未受取顧客通知用
テーブル12にその都度登録するようにしてもよい。こ
のようにすれば、メール送信部13は、顧客情報データ
ベース9へアクセスする必要がなくなる。
【0038】また、本実施の形態では、メール送信を行
う所定時間を5分として説明したが、当然ながらこの時
間以外に設定してもよい。そして、説明を簡略化するた
めに、所定時間経過後の1回のみメール送信をするよう
にしたが、薬を受け取りに来るまで5分毎になど複数回
送信するようにしてもよい。また、再送信する時間間隔
も5分などと一定する必要はなく、例えば、1回目は薬
の準備ができてから10分経過後、2回目以降は更に5
分経過毎に送信するなどの詳細な設定をするようにして
もよい。この送信タイミングは、メール送信部13、ま
た必要に応じて経過時間更新部14に変更を加えること
で容易に対応することができる。また、本実施の形態に
おいては、薬の準備が実際にできた後に通知することを
特徴としているので、準備ができた時点でメール送信を
行うように所定時間を0分と設定してもよい。更に、顧
客の要望を受け入れるように改良することも可能であ
る。
【0039】また、本実施の形態では、顧客が携帯する
通信機器としてインターネット機能付き携帯電話機を例
にした。これは、携帯電話の普及率、また、薬局の外部
にいるので使用の制限を特にする必要がないので、メー
ル送信により通知することが現在においては最も適して
いると考えられるからである。しかしながら、携帯電話
に使用を制限する必要はなく、PHS等の他の通信機器
でもよい。また、通信機器の種別まで登録して通信手段
を選択できるように対応することもできる。また、通信
機器を携帯していない顧客に対しては、ページャ等を貸
し出すようにしてもよく、また、貸し出した通信機器を
用いた場合でも本実施の形態を適用することができる。
【0040】また、本実施の形態では、処方に関する顧
客情報をバーコードデータとして薬袋という媒体に印刷
し、バーコードリーダ2で読み取るようにした。これ
は、処方薬に薬袋を添付して顧客に渡すからである。つ
まり、顧客と薬袋とは1対1に対応付けられるので、本
実施の形態では、薬袋に顧客個人の情報を印刷するよう
にした。従って、このような観点からいうと、顧客情報
をバーコード印刷するのは、必ずしも薬袋とする必要は
なく他の印刷可能な媒体であってもよい。また、1対1
に対応付けできていれば、渡さずに保管する媒体でもよ
い。例えば、調剤録、領収書、薬歴情報リスト、薬歴
簿、薬剤情報リスト、調剤指示書、ピッキングシート、
監査指示書、薬袋ラベル及びお薬手帳などが考えられ
る。いずれにバーコードを印刷するかは、病院の業務フ
ローに適した媒体を選択すればよい。
【0041】また、本発明は、調剤薬局向けのものであ
るが、顧客からの要求に応じてその順番に何らかの処理
を行い、各顧客にはそれぞれの順番が回ってくるまで待
たせるような業務であれば、前述した本発明を適用する
ことは可能である。
【0042】また、本実施の形態では、本発明に係る調
剤薬局向け待ち情報通知システムを1台のPCで実現す
るように説明したが、図1に示した各構成要素6〜16
を分散配置して、いわゆるクライアントサーバシステム
により実現するようにしてもよい。
【0043】
【発明の効果】本発明によれば、薬の準備が実際にでき
た後にその旨を知らせる通知情報を顧客へ送信するよう
にしたので、顧客は、調剤薬局で待ち続けている必要も
なく、また、薬の準備ができたことを確認するために調
剤薬局まで戻る必要がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る調剤薬局向け待ち情報通知シス
テムの一実施の形態を示したブロック構成図である。
【図2】 本実施の形態において未受取顧客の表示及び
未受取顧客への通知に用いる各テーブル更新処理を示し
たフローチャートである。
【図3】 本実施の形態におけるディスプレイへの表示
例を示した図である。
【図4】 本実施の形態における経過時間更新処理を示
したフローチャートである。
【図5】 本実施の形態におけるメール送信処理を示し
たフローチャートである。
【図6】 本実施の形態において手動により未受取顧客
の表示及び未受取顧客への通知を行うための管理画面の
例を示した図である。
【符号の説明】
1 待ち情報通知システム、2 バーコードリーダ、3
キーボード、4 マウス、5 ディスプレイ、6 入
力処理部、7 未受取顧客表示用テーブル、8表示制御
処理部、9 顧客情報データベース(DB)、10 顧
客情報管理部、11 通知情報制御処理部、12 未受
取顧客通知用テーブル、13 メール送信部、14 経
過時間更新部、15 未受取顧客登録処理部、16 未
受取顧客削除処理部、17 携帯電話、18 インター
ネット。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大倉 真 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機インフォメーションテクノロジー株 式会社内 (72)発明者 有馬 潔 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機インフォメーションテクノロジー株 式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 処方箋に従い調合を行う調剤薬局におい
    て、薬の準備ができたことを画面表示して通知する手段
    を有する調剤薬局向け待ち情報通知システムにおいて、 薬の準備ができたにもかかわらず薬を受け取っていない
    顧客の識別情報と、薬の準備ができてからの経過時間を
    計測するための経過情報とが対応付けして登録される未
    受取顧客通知用テーブルと、 薬の準備ができたにもかかわらず薬を受け取っていない
    顧客の識別情報を前記未受取顧客通知用テーブルに登録
    する未受取顧客登録処理手段と、 薬を受け取った顧客の識別情報を前記未受取顧客通知用
    テーブルから削除する未受取顧客削除処理手段と、 前記未受取顧客通知用テーブルの経過情報を定期的に更
    新する経過時間更新手段と、 前記未受取顧客通知用テーブルの経過情報に基づき得ら
    れる前記経過時間が所定時間経過している顧客に対し
    て、薬の準備ができていることを通知する通知手段と、 を有し、 前記通知手段は、予め登録されている当該顧客の携帯通
    信機器呼出情報を指定して薬の準備ができている通知情
    報を送信することを特徴とする調剤薬局向け待ち情報通
    知システム。
  2. 【請求項2】 顧客の携帯通信機器呼出情報が予め登録
    されている通知先データベースを有し、 前記未受取顧客登録処理手段は、前記通知先データベー
    スに携帯通信機器呼出情報が登録されている顧客の識別
    情報のみを前記未受取顧客通知用テーブルに登録するこ
    とを特徴とする請求項1記載の調剤薬局向け待ち情報通
    知システム。
  3. 【請求項3】 前記携帯通信機器呼出情報は、携帯通信
    機器に割り当てられているメールアドレスであることを
    特徴とする請求項1記載の調剤薬局向け待ち情報通知シ
    ステム。
  4. 【請求項4】 各顧客に対応付けして生成される媒体に
    印刷された顧客の識別情報を読み取る情報読取手段を有
    し、 前記未受取顧客登録処理手段は、前記情報読取手段によ
    り顧客の識別情報が読み取られたとき、その顧客の識別
    情報が前記未受取顧客通知用テーブルに登録されていな
    い場合にその顧客の識別情報を前記未受取顧客通知用テ
    ーブルに登録し、 前記未受取顧客削除処理手段は、前記情報読取手段によ
    り顧客の識別情報が読み取られたとき、その顧客の識別
    情報が前記未受取顧客通知用テーブルに登録されている
    場合にその顧客の識別情報を前記未受取顧客通知用テー
    ブルから削除することを特徴とする請求項1記載の調剤
    薬局向け待ち情報通知システム。
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