JPWO2006103978A1 - 基板処理装置および半導体装置の製造方法 - Google Patents

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Abstract

基板を基板保持具により保持しつつ熱処理する処理室と、前記処理室に隣接して設けられる予備室と、前記予備室の壁面より内側に前記予備室内の雰囲気と隔離した空間を有し、該空間に冷媒を流通して前記処理室から前記予備室に搬出される熱処理後の基板を前記基板保持具により保持しつつ冷却する冷却機構とを備える。

Description

本発明は、基板処理装置および半導体装置の製造方法に係り、特に熱処理後の基板冷却に関するものである。
従来の縦型熱処理装置における熱処理後のウェハ冷却方法について図11を用いて説明する。図11に示すように、ウェハ冷却方法を実施するための縦型熱処理装置は、ウェハ39を移載するための移載室6内に、ボートエレベータ34により処理炉(図示略)より搬出した熱処理後のウェハ39を支持したボート35と、ウェハ39をボート35に搬送するためのウェハ移載機4とを備える。移載室6内のボート35とウェハ移載機4との両側方に、空気もしくは窒素ガス(Nガス)を吹き出すクーリングユニット5、5が設置されている。ウェハ39の冷却は、ボート35に支持された熱処理後の高温のウェハ39に対し、主にボート35側方に設置した一方のクーリングユニット5から空気やNガスを吹きかけることで対流を発生させ、その対流による熱伝達により実施している。
また図12に示すように、処理炉(図示せず)の下部にロードロックチャンバ8により構成される減圧可能なロードロック室7を有する縦型熱処理装置の場合、ロードロック室7内にNガスなどの不活性ガスを導入するためのガス供給ポート10がロードロック室7に数ケ所設けられており、そのガス供給ポート10からNガスをウェハ39に吹きかけることにより、ボート35に支持された熱処理後の高温のウェハ39を冷却している。このロードロック室7内には、処理炉に対してボート35を搬送するボートエレベータ34が設けられ、ロードロック室7に隣接してウェハ39を移載するための移載室6が設けられている。移載室6にはウェハ39をボート35に搬送するためのウェハ移載機4が設けられ、また、ロードロック室7には移載室6とロードロック室7との間を開閉するゲートバルブ25が設けられている。
図11、図12に示す従来のウェハ冷却方法を用いた場合、ウェハ冷却のために吹きかけられた空気やNガスは高温となり、その高温となったガスが伝播して、移載室6やロードロック室7内にある搬送機構部、例えばボートエレベータ34やウェハ移載機4、またセンサ類やケーブル類などの樹脂製品と接触し、それらの部品も高温に加熱されてしまう。この高温に加熱されることにより、搬送機構部の潤滑剤や、その他の樹脂部材から有機物が発生し、この有機物がウェハ39を汚染するが、このウェハ39への有機汚染が、今後の半導体技術の微細化に伴う問題点として挙げられている。また装置内に空気やNガスを吹出すことは、装置内の塵埃を舞い上げてしまい、この塵埃がウェハ39にダメージを与えるという問題もある。さらに、熱処理後の高温のウェハ39に空気やNガスを吹きかけて冷却するウェハ冷却方法では、冷却速度が遅いという問題もある。
そこで、熱処理後の高温のウェハを高速に冷却するウェハ冷却装置が考えられている(例えば、特許文献1参照)。この装置について図13を用いて説明する。この装置では、処理室100の下部に冷却室21が直結して配置されている。この冷却室21は、冷却室チャンバ20により構成されており、ボート35を収容できる程度の最小の大きさに設定されている。冷却室チャンバ20の外壁には、冷却室配管22が巻きつけてあり、ウェハ39からの熱輻射により冷却室チャンバ20の表面が温度上昇するのを防止している。また冷却室21内に不活性ガスを導入するガス供給配管23が設置されている場合もある。
この装置にて、ウェハ39を冷却する場合、熱処理の終了したウェハ39を保持したボート35は、ボートエレベータ34により、処理室100から冷却室21に搬出される。冷却室21にボート35が搬出されると、ウェハ39から冷却室チャンバ20への熱輻射によりウェハ39は冷却される。この時、冷却室チャンバ20には、冷却室配管22が巻きつけられているので、冷却室チャンバ20の温度上昇が抑制される。また冷却室21内に不活性ガスを導入するガス供給配管23が接続されている場合は、ガス供給配管23からのガスの流れによるウェハ39の強制冷却も実施される。
しかし、上述した特許文献1記載の技術では、次に述べるような問題がある。
(1)構造的な面では、処理室100の下部にウェハ冷却のための冷却室21を設けているため、冷却室21の高さ分、装置の高さが高くなる。ボート35の動作範囲を考えると、ボート35は熱処理が実施される処理室100から、ウェハ39の搬送が実施される移載室6の間を移動する必要がある。ここで処理室100と移載室6の間に冷却室21が設置されることで、ボート35の動作範囲も大きくなり、ボート35を上下動させるボートエレベータ34もその分大きくする必要がある。ボート35の動作範囲の増加分、すなわち冷却室21の大きさ分だけボートエレベータ34は大きくなる。ボートエレベータ34が大きくなれば、それを配置している移載室6も大きくなることになり、最終的な装置高さは冷却室21のおよそ2倍分高くなる。
(2)方法的な面では、冷却室チャンバ20への熱輻射によるウェハ冷却の場合、本来冷却すべきなのは、ウェハ39であるのに、冷却室チャンバ20全体を冷却しなければならないため、その冷却効率が悪い。また、冷却室21内に不活性ガスを導入する場合、塵埃を舞い上げるため、この塵埃がウェハにダメージを与える。また、後述する壁面での輻射熱伝達熱抵抗の式(1)より、冷却速度を高めるためには、壁面材質の輻射率が大きく、壁面の表面積が大きい方が良い。しかし、冷却室チャンバ20は、上部にヒータユニット107を載せる構造のため、アルミニウムやステンレス等の金属部材で製作する必要があるが、それらの金属材料は輻射率が小さく、熱輻射による冷却には適していない。一方、冷却室チャンバ壁面に処理を施すことにより輻射率を大きくする方法もあるが、この方法では、冷却室チャンバ壁面の有機汚染や水分吸着などをもたらし、結果的にはウェハへのダメージにつながることになる。また、壁面の表面粗さを粗くすることにより冷却室チャンバ壁面の表面積を大きくする方法もあるが、これも同様に有機汚染や水分吸着などがウェハにダメージを与えることとなり、単に冷却効率をあげることのみを考慮して実用することは困難である。
特開2001−68425号公報
上述した特許文献1の技術では、容器自体の壁面を冷却するようになっているため、基板が汚染される等の問題があった。また、容器全体を冷却しなければならないので、冷却が非効率的であり、基板の高速冷却が困難であった。
本発明の目的は、上述した従来技術の問題点を解消して、基板の汚染を低減しつつ基板を高速冷却することが可能な基板処理装置および半導体装置の製造方法を提供することにある。
本発明によれば、基板を基板保持具により保持しつつ熱処理する処理室と、前記処理室に隣接して設けられる予備室と、前記予備室の壁面より内側に前記予備室内の雰囲気と隔離した空間を有し、該空間に冷媒を流通して前記処理室から前記予備室に搬出される熱処理後の基板を前記基板保持具により保持しつつ冷却する冷却機構とを備えた基板処理装置が提供される。
本発明によれば、基板の汚染を低減しつつ基板を高速冷却することができる。
以下に本発明の実施の形態を説明する。本実施の形態では基板処理装置を、複数のウェハを一括して処理する縦型熱処理装置に適用した場合について述べる。
[第1の実施の形態]
図1は縦型熱処理装置の内部構成を示す側面図、図2は同平面図である。図1、図2において、予備室として密閉可能な移載室6が筐体40により構成されている。移載室6では大気圧下でウェハ39を移載されるようになっている。筐体40を構成する材質は、例えばアルミニウムやステンレスである。
移載室6の一側の筐体40の上部に、移載室6と隣接して、多数のウェハ39を熱処理する処理炉32が垂直方向に設けられる。処理炉32は、処理室100を形成する石英チューブ120と、石英チューブ120の外周を覆うヒータユニット107とで構成される。処理炉32の炉口部は、筐体40に設けた炉口シャッタ33により開閉自在となっている。
移載室6内の処理炉32の下方には、多数のウェハ39を多段に保持する基板保持具としてのボート35と、ボート35の昇降手段であるボートエレベータ34とが設けられる。ボートエレベータ34にはエレベータアーム67が設けられる。エレベータアーム67には、処理炉32の炉口部を気密に閉塞することが可能な炉口蓋71が設けられる。炉口蓋71はボート35を支持する機能を有し、炉口蓋71上にボート35が着脱可能に支持される。ボートエレベータ34はボート35を昇降して処理炉32内に対して搬入(ローディング)/搬出(アンローディング)することが可能となっている。
上述したボート35は、例えば全体形状が略円柱状をなし、上下に伸びる複数本の柱36を構成要素として有し、各柱36には多数枚のウェハ39を水平姿勢で多段に保持するための溝が多数個設けられている。多数枚のウェハ39はボート35に保持された状態で処理炉32内にローディングされ、所要の熱処理がなされる。
移載室6内の他側には、ウェハ39を移載するウェハ移載機4と、ウェハ移載機4を昇降する移載機エレベータ31とが設けられる。ウェハ移載機4は、移載室6の外部に設けたカセット(図示せず)からウェハ39を取り出してボート35に移載したり、ボート35からウェハ39を取り出してカセットに移載したりする。移載室6の両側に排気口41、排気口42が設けられ、移載室6内のウェハ移載機4側に設けられたクーリングユニット5により、移載室6内に清浄空気又は窒素(N)の流れが形成できるようになっている。
移載室6内の処理室100の下方に冷却機構50が設けられる。冷却機構50は、処理炉32から搬出した熱処理後のウェハ39をボート35に保持したまま冷却する。冷却機構50は、移載室6の壁面26より内側に配設される。また、冷却機構50は、移載室6内の雰囲気と隔離した空間を内部に形成する冷却壁51を有し、その冷却壁51の内部に形成された空間に冷媒を流通するように構成される。冷却壁51は、ボート35及びウェハ39とは非接触で、ボート35の外形に沿った略円筒形をしている。
略円筒形の冷却壁51のうち、ウェハ移載機4によるウェハ39の出入側面38と、ボートエレベータ34のエレベータアーム67の取付側面とに対応する領域には冷却壁51は設けられていない。略円筒形の冷却機構50は、上下に開口を有し、移載室6の上部の処理室100と軸心を略一致させてある。冷却機構50の容積は、ボート35を収納することができる程度の大きさに設定する。冷却機構50を構成する材質は、アルミニウムやステンレスとした移載室6の壁面26よりも輻射率の高い材質とするのがよい。
図10により上述した処理炉32を具体的に説明する。前記移載室6の筐体40上部の開口部に炉口フランジ101が設けられ、炉口フランジ101の上端に有天筒状の外管102が立設され、外管102と同心に処理室100を画成する内管103が配設され、内管103は上端が開放され、下端が炉口フランジ101に支持されている。上記した外管102と内管103とから石英チューブ120を構成する。
内管103の下方には、処理ガス導入ノズル104が連通され、処理ガス導入ノズル104はガス供給ライン105を介して処理ガス供給源(図示せず)、或は窒素ガス等不活性ガス供給源(図示せず)に接続されている。又、炉口フランジ101の内管103の下端より上方に排気管106が連通されている。排気管106は排気ライン122を介して図示しない排気装置に接続され、排気ライン122には圧力制御弁123が設けられている。
外管102と同心に筒状のヒータユニット107が配設され、ヒータユニット107はヒータベース108に立設されている。
前述したようにエレベータアーム67には炉口蓋71が設けられ、炉口蓋71は炉口フランジ101の下端開口部(炉口部)を気密に閉塞する。炉口蓋71の下面にはボート回転装置109が設けられ、ボート回転装置109の回転軸111が炉口蓋71を気密に貫通している。回転軸111の上端に設けられたボート受台112にボート35が載置され、ボート35を内管103内で回転できるようになっている。
処理炉32で熱処理されるウェハ39の処理状態は、主制御部113によって制御される。主制御部113は、炉内の温度を制御する温度制御部114、処理ガス等の流量を制御するガス流量制御部115、外管102内の圧力を制御する圧力制御部116、ボート回転装置109等を制御する駆動制御部117を備えている。
内管103と外管102との間には温度検出器118が設けられ、温度検出器118により検出された温度信号は温度制御部114に入力され、温度制御部114はヒータユニット107を制御して内管103内の温度の制御を行う。ガス供給ライン105にガス流量制御器119が設けられ、ガス流量制御部115により制御された所要のガス流量が内管103内に供給される。排気管106には圧力検出器121が設けられ、圧力検出器121により検出された排気圧力の圧力検出信号は圧力制御部116に入力され、圧力制御部116は圧力制御弁123を制御して外管102内の圧力の制御を行う。
以下、上述した処理炉32を備えた第1の実施の形態の縦型熱処理装置の作用について説明する。
移載室6内は、大気圧に維持され、エアフロー又はNフローにより清浄化されている。ボートエレベータ34には、処理炉32からアンローディングされた状態の空のボート35が載置されている。ウェハ移載機4により、移載室6外の図示しないカセットから複数枚のウェハ39、例えば5枚のウェハを一括して取り出し、移載室6内の待機位置にあるボート35に移載し、この移載を繰り返す(チャージ)。
炉口シャッタ33により炉口部を閉じられている処理炉32では、図10に示す温度検出器118からの検出結果に基づき温度制御部114がヒータユニット107を制御することで、石英チューブ120内の温度が予備加熱される。
予定したバッチ枚数のウェハ39がボート35に移載されたら、炉口シャッタ33が開放され、ボートエレベータ34によりボート35が処理炉32内に搬入され(ローディング)、炉口シャッタ33に代わって炉口蓋71によって処理炉32の炉口部が気密に閉塞される。
処理炉32を閉塞後、排気装置により排気ライン122を介して石英チューブ120内を真空引きする。ボート回転装置109により回転軸111を介してボート35が回転する。また、温度制御部114によりヒータユニット107を制御して石英チューブ120内のウェハ温度を目標の処理温度にする。ウェハ39の温度が安定した状態で、ガス供給ライン105からガス流量制御器119により供給量を制御された処理ガスが、処理ガス導入ノズル104を介して内管103内に導入される。処理ガスは、内管103内を上昇し、ウェハ39に対して均一に供給され、ウェハ39に所要の熱処理がなされる。熱処理中の内管103内は、圧力制御部116により圧力制御弁123を制御することにより、所定処理圧に維持される。
ウェハ39の熱処理が完了すると、石英チューブ120内にガス供給ライン105を介して不活性ガスを供給して、石英チューブ120内を移載室6内と同じ大気圧とする。その後、ボートエレベータ34によりボート35を処理炉32から移載室6に搬出する(アンローディング)。搬出後、炉口シャッタ33をスライドして処理炉32の炉口部を閉じる。
ボート35を処理炉32から移載室6へ搬出すると、搬出されたボート35の周囲には、冷却機構50が配置されている。この冷却機構50を構成する冷却壁51は、熱処理前ないし熱処理中に、所定温度に冷却しておく。すなわち、冷却壁51により構成される空間に冷媒を流して冷却壁面を30℃近くに設定しておく。搬出されたボート35に保持された多数のウェハ39が持つ熱量は、熱輻射(矢印で示す)により冷却壁51に移動し、冷却壁51内の冷媒の流れにより、外部へ持ち出される。これにより、熱処理後のウェハ39が所定温度まで冷却される。このとき、処理炉32の炉口部を閉じた炉口シャッタ33は、処理室100内からの熱の遮断を行っているので、処理室100内からの熱によって、ウェハ39の冷却が妨げられることがない。また、ウェハ39は処理室100に隣接した移載室6で冷却されるので、隣接していない他の室、例えばクーリング室等で冷却される場合と比べて、冷却に要する移動距離が短くなり冷却時間が短縮し、スループットが向上する。また、熱処理後のウェハ39はボート35により保持されたまま冷却されるので冷却が容易となる。
熱処理後のウェハ39が所定温度まで冷却されると、ウェハ移載機4によりボート35から空のカセットに熱処理後のウェハ39が5枚一括で移載され、ウェハ39の移載が繰返され、ボート35に保持された多数のウェハ39の全てをカセットに移載する(ディスチャージ)。
このようにして、カセットからボート35へのウェハ39のチャージ、処理炉32へのボート35のローディング、処理炉32での熱処理、処理炉32からのボート35のアンローディング、ボート35からカセットへのウェハ39のディスチャージが繰り返され、ウェハ39の処理が繰返される。
上述したように第1の実施の形態は、熱処理後の高温のウェハ39を保持したボート35の周囲に、内部に冷媒が流通する冷却壁51を配置し、ウェハ39から冷却壁51への熱輻射により熱処理後の高温のウェハ39を冷却するようにしたものである。したがって、ボートエレベータ34やウェハ移載機4、またセンサ類やケーブル類などの樹脂製品が高温に加熱されることがなくなり、搬送機構部の潤滑剤や、その他の樹脂部材から発生する有機物の汚染を大幅に低減できる。また、冷却壁51でボート35が囲まれているので、ボート35ないしウェハ39から熱が移載室6内に伝播しにくく、この点からもウェハ汚染を低減できる。多数のウェハ39を一括処理する縦型熱処理装置の場合に、特に搬送機構部等が大掛かりとなるので汚染の問題が生じやすいが、本実施の形態によれば、このような問題を解決できる。
また、実施の形態の冷却壁51は、移載室6の壁面26や壁中に設けられているのではなく、移載室6の内側に移載室6とは独立して設けられているため、冷却壁51から熱伝導により移載室6に奪われる冷熱エネルギーが大幅に低減し、冷却壁51への熱輻射によるウェハ冷却の効率が上がるため、ウェハ39を高速冷却できる。縦型熱処理装置の場合に、特に移載室6が大きくなるので移載室6に奪われる熱エネルギーが大きく、ウェハ冷却の効率が大幅に低下するという問題が生じやすいが、本実施の形態によれば、このような問題も解決できる。
また実施の形態の冷却壁51は、移載室6の壁面26自体から構成されるのではなく、移載室6の内側に独立して配置されたものであるため、その形状や材質はウェハ39への汚染などのダメージを与えない限り、自由に選定することができる。したがって、冷却壁51は、アルミニウムやステンレスからなる移載室6の壁面26よりも輻射率の高い材質で構成することができる。
また、冷却機構50がボート35及びウェハ39とは非接触であるため、接触によるパーティクルの発生を低減することができ、ウェハ39のパーティクル汚染を低減できる。
なお、図2に示すように、第1の実施の形態では、ボート35の外形に沿った形で冷却壁51が配置されているが、この冷却壁51は図3に示すようにボート35の周囲の移載室6の壁面26の内側に沿って配置することも可能である。すなわち、移載室6を平面視したとき、ボート35の半周を取り囲むように、冷却壁51が移載室6のボート側の内側面に沿って略L字形となるように配置することができる。
[第2の実施の形態]
第2の実施の形態は、図4に示すように、本発明をロードロック室7を備えた縦型熱処理装置に適用したものであり、第1の実施の形態と異なる点は、予備室としてのロードロック室7に冷却壁51を配置するようにした点である。
筐体40には、移載室6とロードロック室7とが隣接して設けられる。移載室6は、ゲートバルブ25を介してロードロック室7と開閉自在に連通される。ロードロック室7は、減圧および真空状態を維持可能なロードロックチャンバ8により構成される。ロードロック室7の上面には、処理炉32が立設され、処理炉32は炉口シャッタ33を介してロードロック室7と連通している。ロードロック室7には、Nガス等の不活性ガスの供給源(図示せず)と連通するガス供給ポート10が設けられる。また、ロードロック室7には、排気ポンプ(図示せず)に通じる排気口43が設けられる。ロードロック室7の内部には、処理炉32の下方にボートエレベータ34が設けられ、ボートエレベータ34はボート35を昇降して処理炉32に対してローディング/アンローディングすることが可能となっている。
炉口シャッタ33を閉めて処理炉32との連通を断った状態で、ロードロック室7内にガス供給ポート10からNガスを導入し、ロードロック室7内をパージして大気圧と同圧化する。ゲートバルブ25を開けて、ウェハ移載機4によりボート35にウェハ39をチャージする。ボート35に所要枚数のウェハ39がチャージされると、ゲートバルブ25が閉じられ、ロードロック室7内が排気口43を介して排気され真空状態にされる。一方、処理炉32内を排気装置により真空引きして、処理炉32内の圧力がロードロック室7内と同じ真空状態になったら、炉口シャッタ33が開放され、ボートエレベータ34により多数枚のウェハ39が多段に保持されたボート35が石英チューブ120内にローディングされる。そして、所定温度、所定圧力の処理炉32内で多数枚のウェハ39を一括して熱処理する。ウェハ39の熱処理中、ロードロック室7内は真空排気された状態を維持する。
処理炉32でウェハ39の熱処理が完了すると、石英チューブ120内が真空排気され、ロードロック室7内と同圧化される。同圧化されると、熱処理後のウェハ39はボートエレベータ34により、処理炉32から真空雰囲気に保たれたロードロック室7にアンローディングされる。アンローディング時にはロードロック室7は真空状態にあるので、熱処理直後の高温となった熱処理後のウェハ39が酸化されたり、或はパーティクルに汚染されたりするのが大幅に低減される。
アンローディング後、第1の実施の形態と同様に、ボート35の周囲に配置された冷却壁51に対するウェハ39からの熱輻射によりウェハ39が冷却される。ここで、ウェハ39の冷却は、熱対流ではなく、熱輻射(矢印)により行われるため、ロードロック室7内が真空雰囲気であっても、その影響を受けることなく、ウェハ39を冷却することができる。また冷却壁51をロードロック室7の内部に独立して配置してあるため、ロードロック室7自体を冷却する構造に比べて、冷却効率をあげることができ、ウェハ39を高速冷却できる。
ウェハ39の冷却後、ロードロック室7内にガス供給ポート10からNガスを導入して、ロードロック室7を大気圧に復帰させる。ロードロック室7の大気圧復帰が完了すると、ゲートバルブ25が開放され、ウェハ移載機4によりボート35からウェハ39がディスチャージされ、カセットに搬送される。
このように第2の実施の形態によれば、冷却壁51をロードロック室7の内部に独立して配置しているので、ロードロック室7自体を冷却するものと比べて冷却効率をあげることができ、ウェハ39を高速冷却することができる。また、熱処理後の高温のウェハ39は高清浄な真空雰囲気に滞在させたまま冷却されることになるので、ウェハ39の汚染を一層低減できる。
[第3の実施の形態]
第3の実施の形態は図5に示すように、移載室6内に設けた複数ボートシステムに前記冷却壁51を配置した縦型熱処理装置である。ここで、2ボートシステムとは、ウェハ冷却及びウェハ搬送処理を次バッチの熱処理と並列に実施するものである。
図5では、2つのボート35(第1ボート35A、第2ボート35B)を搭載した2ボートシステムの簡略図を示している。本構造の場合、熱処理後のウェハ39を保持したボート35(これを第1ボート35Aという)は、ボートエレベータ34により処理室100から移載室6にアンロードされた後、移動手段としてのボート交換機構14の第1ボート交換アーム15の旋回動作により、第1の位置としてのロードポジション19から第2の位置としてのウェハ冷却ポジション17に運ばれる。ウェハ冷却ポジション17には、前述した冷却壁51が設置されている。また、ウェハ搬送ポジション18にある第2ボート35Bには、第1ボート35Aの熱処理中に、ウェハ移載機4の動作により、次バッチのウェハ39がチャージされている。
第1ボート35Aがウェハ冷却ポジション17に運ばれ、所望の枚数のウェハ39をチャージし終えた後、第2ボート35Bはボート交換機構14の第2ボート交換アーム16の旋回動作により、処理室100直下にあるロードポジション19に運ばれる。その後、ボートエレベータ34の上昇動作により処理室100にロードされ、所定の熱処理が実施される。
ウェハ冷却ポジション17に移動した第1ボート35A上の熱処理後のウェハ39は、その周囲に配置された冷却壁51へのウェハ39からの熱輻射により冷却される。ウェハ39が所定の温度まで冷却がされたら、ボート交換機構14の第1ボート交換アーム15の動作により、第1ボート35Aはウェハ搬送ポジション18に運ばれる。ウェハ39は、ウェハ移載機4の動作により第1ボート35Aからディスチャージされ、装置外に搬出される。また、熱処理後のウェハ39が第1ボート35Aからディスチャージされたら、新しい処理待ちウェハ39が第1ボート35Aにチャージされ、第2ボート35Bの熱処理が終了するまで待機することになる。
このように第3の実施の形態によれば、冷却壁51が処理室100直下のロードポジション19とは別の位置であるウェハ冷却ポジション17に配置されており、熱処理後のボート35に保持したウェハ39は、ウェハ冷却ポジション17に移動した後に冷却される。その間に、別のウェハ39を保持した別のボート35を移載室6のロードポジション19から処理室100に搬入することにより、処理室100で別のウェハ39を熱処理することができるので、スループットが一層向上する。
なお、第3の実施の形態は、移載室型2ボートシステムの縦型熱処理装置について説明したが、ロードロック室7の内部にボート交換機構14を有するロードロック室型2ボートシステムの縦型熱処理装置にも適用可能である。
[第4の実施の形態]
第4の実施の形態は、第1〜第3の実施の形態の冷却壁51の材質を輻射率の高い石英ガラスを用いた縦型熱処理装置である。熱処理装置の生産性確保のためには、熱処理の終了後、次バッチの処理をできるだけ早く開始した方が良い。そのためウェハ39の冷却速度は早く、冷却時間はできるだけ短い方が良い。
前述した冷却壁51を用いて熱輻射によりウェハ39を冷却する場合に、ウェハ冷却速度を早くするためには、熱の移動がしやすい構造、すなわち熱抵抗を小さくする必要がある。そこで冷却壁表面における輻射熱伝達熱抵抗Rradを検討すると、Rradは下記の式で表される。
Rrad=1/(ε×A×hrad) (1)
ただし、ε:冷却壁の輻射率、A:冷却壁表面積、hrad:輻射熱伝達率
式(1)からわかるように、輻射熱伝達熱抵抗Rradを小さくするためには、冷却壁51の輻射率εを大きくすれば良いことがわかる。第1の実施の形態や第2の実施の形態で述べたように、冷却壁51は移載室6やロードロック室7である予備室(チャンバ)などの構造体とは別に、単独の機能を有する要素であるため、ウェハ39へのダメージを与えない限り自由な材質を選定できる。そこで冷却壁51の材質には、輻射率が大きい石英ガラスを用いる。石英ガラスの放射率は、ステンレスなどの研磨面に比べ、10倍以上の値となっている。また石英ガラスは高温に対する特性や、ウェハ39への汚染という観点からも、本発明の冷却壁材質に適している。
このように第4の実施の形態によれば、冷却壁51の材質に石英ガラスを用いることで、輻射熱伝達熱抵抗Rradの小さい、すなわちウェハ39からの熱が移動しやすい冷却壁51を構成することができ、それによりウェハ39を一層高速冷却できる。また、冷却壁51を石英ガラスで構成すれば、ウェハ39にダメージを与えることもない。
[第5の実施の形態]
第5の実施の形態は、第1〜第4の実施の形態の冷却壁51を複数の配管として、複数の細管55により主に構成し、冷却壁表面積を増加するようにした縦型熱処理装置である。式(1)から、輻射熱伝達熱抵抗Rradを小さくするためには、冷却壁51の表面積Aを大きくしても良いことがわかる。
一般に板状体の表面積Aを増加させる方法として種々の方法があるが、本発明の冷却壁51では、ウェハ39から移動した熱量を装置外部に持ち出す必要上、冷却壁51の内部に冷媒を流通させる空間としての経路が必要となってくる。そこで第5の実施の形態では、冷却壁51自体を、冷媒が流れる複数の中空細管により構成している。図6に本構造の概略図を示す。
冷却壁51は、冷媒例えば水が流通する冷媒管52を、ボート35の外周に構築することにより構成される。冷媒管52は、冷媒の導入口となる供給配管53と、冷媒の導出口となる排出配管54と、供給配管53と排出配管54とを連通する多数の細管55とから構成される。供給配管53と排出配管54とは、ボート35下部のボート底板37の略半周を囲むように、略半円状で同心円状に配設される。この場合、供給配管53を外側に排出配管54を内側に配置するようにしても、供給配管53を内側に排出配管54を外側に配置してもよい。また、供給配管53と排出配管54の形状を略半円状としたが、第1〜第2の実施の形態のようなボート35の外形に沿った形状としても良い。
細管55は、U字形に曲げ加工されている。U字形の細管55は、折返し部を上向きにして、供給配管53及び排出配管54上に立設される。多数の細管55は、ボート35の周りに冷却壁51を構成するために、供給配管53及び排出配管54の配管長に沿って略隙間なく立設される。これらの細管55は、例えば溶接等で供給配管53及び排出配管54に接続される。折返し部を上向きにしたU字形(以下、逆U字形という)の細管55の折返し部の高さは、ボート35の頂部まで囲むように、ボート35の高さよりも高くする。そして、多数の細管55でボート35の略半周を半円筒状に取り囲むようにする。なお、図示例において、ボート底板37より下部に冷媒管52を存在させないよう配置することが好ましい(後述する図7および図8においても同じ)。
冷媒管52を構成する供給配管53の上流側は工場用水槽(図示せず)に接続され、途中に設けた加熱手段によって水温を室温以上、例えば25℃〜30℃に制御する。
このように第5の実施の形態によれば、冷却壁51を、多数の細管55を立設することにより構成して、冷却壁51の表面積Aの増加を図るようにしたので、ウェハ39を一層高速冷却できる。
[第6の実施の形態]
第6の実施の形態は、第5の実施の形態の冷却壁51を複数の区画に分割する構成とした縦型熱処理装置である。図7に本構造の概略図を示す。第6の実施の形態では、冷却壁51は一体構造とせずに、複数に分割するようにした構成としている。
図7に示すように、冷却機構50は、ボート35の略半周方向に沿って複数の区画、図示例では6区画に分割し、各区画を冷却壁部51Aとする。各区画の冷却壁部51Aは、導入配管部56A、この導入配管部56Aに接続される供給配管部53A、排出配管部54A、この排出配管部54Aに接続される導出配管部57A、前記供給配管部53Aと前記排出配管部54Aとを連結する細管部55Aを独立に備え、区画された各々が独立して冷却制御されるように構成される。なお、導入配管部56Aと導出配管部57Aとは、隣の区画の導入配管部56Aと導出配管部57Aとの干渉をを回避するために、供給配管部53A及び排出配管部54Aのように水平方向ではなく、上下方向に配置してある。
このように第6の本実施の形態によれば、冷却壁51は、複数の区画に分割した冷却壁部51Aを並べて配置する構成としたので、冷却壁51内に流れる冷媒流量の適正化が図れる。また、冷却壁51の製作性や作業性の向上を図ることができる。また、仮に冷却壁51が破損した場合でも、冷却壁51全部でなく、破損した一部の冷却壁部51Aの交換のみで復旧させることができる。
[第7の実施の形態]
第7の実施の形態は、冷却壁51を複数の冷却壁部51Aに分割した第6の実施の形態において、冷媒の導入方向を反対にした冷却壁部51Aを交互にならべて、冷媒の流れる方向が互い違いになるよう配置するようにしたものである。
本構造の冷却壁51の簡略図を図8に示す。図8(a)に示す冷却壁部51Aでは、ボート35寄りに供給配管部53Aを配置し、供給配管部53Aを挟んでボート35と反対側に排出配管部54Aを配置し、これらの供給配管部53Aと排出配管部54Aとを細管部55Aで連結している。これによりボート35側に配置した供給配管部53Aから細管部55Aに冷媒を導入して排出配管部54Aから排出するようになっている。また、図8(b)に示す冷却壁部51Bでは、ボート35寄りに排出配管部54Bを配置し、この排出配管部54Bを挟んでボート35と反対側に供給配管部53Bを配置し、これらの供給配管部53Bと排出配管部54Bとを細管部55Bで連結している。これによりボート35と反対側の供給配管部53Bから細管部55Bに冷媒を導入して排出配管部54Bから排出するようになっている。
本実施の形態では、ボート35の周りに冷却壁51を配置する場合に、図7に示すように、冷媒の導入方向が全て同じ方向になっている冷却壁部51Aを配置する構成に代えて、図8(a)、(b)に示す冷媒の導入方向を反対にした冷却壁部51Aと冷却壁部51Bとを交互に配置する構成とする。この場合、図8(a)の冷却壁部51Aが配置された区画では、ボート35の下側に配置されたウェハ39から順に冷却されやすくなる。また、図8(b)の冷却壁部51Bが配置された区画ではボート35の上側に配置されたウェハ39から順に冷却されやすくなる。
このように第7の実施の形態によれば、冷媒の導入方向を反対にした冷却壁部51A、51Bを交互に並べて配置するようにしたので、ボート35上に多段に保持されたウェハ39の上下間での冷却速度の均一化を図ることができ、ボート35上に多段に保持された全てのウェハ39を所定の温度まで冷却する場合、全体のウェハ冷却時間の短縮が図れ、ウェハ39を一層高速冷却できる。
[第8の実施の形態]
第8の実施の形態は、第1〜第7の実施の形態の冷却壁51によるウェハ39の冷却を、ボート35を回転させながら行うようにしたものである。
ボート35に対してウェハ39をチャージ/ディスチャージし、処理炉32に対してボート35をロード/アンロードするタイプの縦型熱処理装置では、ボート35の待機位置でボート35の全周を冷却壁51で囲むことは困難である。すなわち図2〜図4に示す構造の縦型熱処理装置の場合は、前述したようにボート35の全周のうち、ウェハ39の出入側面38、及びエレベータアーム67の取付側面には、冷却壁51を常設することはできない。また図5に示す2ボートシステムの縦型熱処理装置の場合は、ボート35が旋回してくる旋回側面44に冷却壁51を常設することはできない。
そこで、第8の実施の形態では、熱輻射によるウェハ39の冷却は、ボート35を回転させながら行うようにしている。
具体的には、図2〜図4に示す構造の縦型熱処理装置では、ウェハ冷却ポジション17にボート回転装置を設け、既に図10で説明したように、ボート35は、炉口蓋71の下面に設けたボート回転装置109により、回転軸111を介して回転可能に支持されている。従って、冷却壁51でウェハ冷却するときも、このボート回転装置109を用いて、図6及び図7の矢印に示すように、ボート35を回転させるようにする。また、図5に示す構造の縦型熱処理装置では、ウェハ冷却ポジション17にボート回転装置を設け、同様に、冷却壁51でウェハ冷却するときに、このボート回転装置を用いてボート35Aを回転させるようにする。
既述したように縦型熱処理装置においては、その構造上、ボート35の全周を冷却壁51で完全に囲むことができず、ボート35の外周から放射状に出る輻射線を冷却壁51で均等に吸収できない場合、特に第8の実施の形態によれば、冷却壁51への熱輻射によるウェハ冷却を、ボート35を回転させながら実施するようにしているので、輻射線吸収の不均一をウェハ回転がカバーすることとなり、冷却速度のボート面内偏差を解消できる。したがって、ボート面内ないしウェハ39面内での冷却速度の均一化を図ることができ、ひいてはウェハ39を高速冷却できる。
[第9の実施の形態]
第9の実施の形態は、第1〜第8の実施の形態の冷却壁51の内部に流通する冷媒を、熱交換器を介して循環させて再利用する構成とした縦型熱処理装置である。なお、熱交換器に代えて空気圧縮機としてもよい。
冷却壁51の内部に流す冷媒に、水などの液体やNガス等の不活性ガスなどを使用した場合、冷媒はウェハ39を冷却している間は常に流す必要があり、その使用量は膨大になる。
そこでウェハ冷却のために冷却壁51の内部に流した冷媒は、循環させて再利用する構造とする。一度、冷却壁51に流れた冷謀は、ウェハ39からの熱を吸収して高温になっているため、装置の外部に熱交換器からなる冷却サイクルを流通させることで所定の温度とし、再度装置内に設置された冷却壁51に導入する構造とする。例えば、図6において、供給配管53と排出配管54とをループ状に接続して、冷却壁51内を通過後排出された冷媒を再び冷却壁51内に戻せるように、循環経路を構成し、循環経路内に熱交換器(図示せず)を設けるようにする。
このように第9の実施の形態によれば、冷却壁内部に流通する冷媒は、熱交換器を介して循環させて再利用する構成としたので、Nガスなどの冷媒使用量を大幅に低減でき、省資源化を図ることができる。
なお、上述した冷却壁51の構造については、図6及び図7に示すように細管55、細管部55Aを逆U字形の向きになるように使用した場合について説明してきたが、図9(a)のように、細管部55Aを、その折返し部が下向きになるようにしてU字形として使用することも可能である。この場合、上部にこのU字形の細管部55Aとそれぞれ連通する供給配管部53A及び導出配管部57Aを平行に配置し、これらの供給配管部53A及び導出配管部57Aに、それぞれ導入配管部56A及び導出配管部57Aを上下方向に接続して、上方から下方にむかって冷媒を流して上方に戻す構造とする。さらに図9(b)に示すように、直管状すなわちI字形の細管部55Cを使用することも可能である。この場合、下部にこのI字形の細管部55Cの下端と連通する供給配管部53A、及びこの供給配管部53Aに接続される導入配管部56Aを設け、上部にI字形の細管部55Cの上端と接続される排出配管部54A及びこの排出配管部54Aに接続される導出配管部57Aを設けて、下方から上方に向けて冷媒を流す構造とすることもできる。
なお、上述した実施の形態では、複数の基板を一括して処理する縦型熱処理装置について述べたが、本発明は、単数の基板を処理する枚葉式熱処理装置にも適用可能である。
本発明の好ましい形態を付記すると下記の通りである。
第1の発明は、基板を基板保持具により保持しつつ熱処理する処理室と、前記処理室に隣接して設けられる予備室と、前記予備室の壁面より内側に前記予備室内の雰囲気と隔離した空間を有し、該空間に冷媒を流通して前記処理室から前記予備室に搬出される熱処理後の基板を前記基板保持具により保持しつつ冷却する冷却機構とを備えた基板処理装置である。
処理室で熱処理された基板は基板保持具により保持されたまま、処理室から処理室に隣接した予備室に搬出される。予備室に搬出された基板は、基板保持具に保持されたまま、予備室の壁面より内側に設けた冷却機構によって冷却される。基板は処理室に隣接した予備室で冷却されるので、隣接していない他の室で冷却される場合と比べて、冷却に要する移動距離が短くなる。また、熱処理後の基板は基板保持具により保持されたまま冷却されるので冷却が容易となる。また、冷却機構は、予備室の壁面より内側に設けられるので、予備室壁面の形状や材質の制約を受けない。
本発明によれば、冷却機構を予備室内の雰囲気と隔離して設け、冷却機構を予備室の壁面より内側に設けているので、冷却機構から熱伝導により予備室壁面等に奪われる冷熱エネルギーが低減し、冷却機構への熱輻射による基板冷却の効率が上がるため、基板を高速冷却できる。
第2の発明は、複数の基板を多段に基板保持具により保持しつつ熱処理する処理室と、前記処理室に隣接して設けられる予備室と、前記予備室の壁面より内側に前記基板保持具及び前記基板とは非接触で前記基板を囲むように配置され、内部に冷媒を流通して前記処理室から前記予備室に搬出される熱処理後の基板を前記基板保持具により多段に保持しつつ冷却する冷却機構とを備えた基板処理装置である。
処理室で熱処理された複数の基板は基板保持具により多段に保持されたまま、処理室から処理室に隣接した予備室に搬出される。予備室に搬出された複数の基板は、基板保持具に保持されたまま、予備室の壁面より内側に設けた冷却機構によって冷却される。複数の基板は処理室に隣接した予備室で冷却されるので、隣接していない他の室で冷却される場合と比べて、冷却に要する移動距離が短くなる。また、熱処理後の複数の基板は基板保持具により多段に保持されたまま冷却されるので冷却が容易となる。また、冷却機構は、予備室の壁面より内側に設けられるので、予備室壁面の形状や材質の制約を受けない。また、基板保持具に複数の基板を多段に保持したまま冷却するので、単数の基板を保持するものと比べて、複数の基板が一括して冷却されるので、スループットが向上する。
本発明によれば、冷却機構を予備室の壁面より内側に設け、冷却機構の内部に冷媒を流通するので、冷却機構から熱伝導により予備室壁面等に奪われる冷熱エネルギーが低減し、冷却機構への熱輻射による基板冷却の効率が上がるため、基板を高速冷却できる。特に、冷却機構が基板を囲むように配置されているので、冷却機構への熱輻射による基板冷却の効率がより上がり、複数の基板を一層高速冷却できる。また、冷却機構が基板保持具及び基板とは非接触なので、接触による基板の汚染が生じない。
第3の発明は、第1、第2の発明において、前記予備室は減圧可能な気密構造に構成され、前記熱処理後の基板は前記予備室内を減圧状態にして冷却されることを特徴とする基板処理装置である。
予備室は減圧可能な気密構造になっているので、予備室を高清浄な真空雰囲気にすることができる。また、熱処理後の基板を、減圧状態にした予備室内で冷却すると、予備室内に空気や不活性ガスを吹出すものと異なり、基板の熱がガスを介して予備室内に伝播されることに起因する汚染を低減できるので、熱処理後の基板を高清浄な真空雰囲気内で冷却を行うことができ、基板の汚染を一層低減できる。特に、真空雰囲気(1330Pa(10Torr)以下)にすると、より一層冷却の際の基板の汚染を低減できる。
第4の発明は、第1ないし第3発明において、前記予備室内には、前記処理室から基板保持具を搬出した前記予備室の第1の位置から、第1の位置とは異なる第2の位置に基板保持具を移動させる移動手段が備えられ、前記冷却機構は、第2の位置にある前記基板保持具を囲むように配置されていることを特徴とする基板処理装置である。移動手段により、第1の位置から第2の位置に移動した基板保持具に保持された熱処理後の基板は、第2の位置で、基板保持具を囲むように配置された冷却機構により高速冷却される。
本発明によれば、基板保持具に保持した基板を第2の位置で冷却している間に、別の基板を保持した別の基板保持具を予備室の第1の位置から処理室に搬入して熱処理することができるので、スループットが一層向上する。
第5の発明は、第1ないし第4の発明において、前記冷却機構は、前記予備室の壁面より輻射率の高い材質で構成されていることを特徴とする基板処理装置である。
冷却機構を用いる場合に、特に冷却機構の輻射率が問題となるが、本発明によれば、冷却機構は予備室の壁面より輻射率の高い材質で構成されているので、基板を一層高速冷却できる。
第6の発明は、第1ないし第5の発明において、前記冷却機構は石英材からなることを特徴とする基板処理装置である。
冷却機構が輻射率の高い石英材からなるので、基板を一層高速冷却できる。
第7の発明は、第1ないし第6の発明において、前記冷却機構は、複数の配管で構成されていることを特徴とする基板処理装置である。
冷却機構を複数の配管で構成することで、冷却機構の表面積を増加できるので、基板を一層高速冷却できる。
第8の発明は、第1ないし第7の発明において、前記冷却機構は、複数の区画に分割し、区画された各々が独立して冷却制御することができるように構成されていることを特徴とする基板処理装置である。
冷却機構を複数の区画に分割して、各区画を独立に冷却制御できるように構成すると、各区画内に流れる冷媒流量の適正化が図れるとともに、冷却機構の製作性や作業性の向上を図ることができる。また冷却機構が破損した場合でも、破損した一部の区画の交換のみで冷却機構を復旧させることができる。
第9の発明は、第1ないし第8の発明において、前記冷却機構は、隣り合う区画では、冷媒の流れる方向が互い違いになるようにすることを特徴とする基板処理装置である。
冷却機構の隣り合う区画で冷媒の流れる方向を互い違いにすると、基板保持具に保持された基板の基板面内または基板面間での冷却速度を均一化できる。したがって、基板冷却時間の短縮が可能となり、基板を一層高速冷却できる。
第10の発明は、第1ないし第9の発明において、前記熱処理後の基板を回転させ、回転する熱処理後の基板を前記冷却機構により冷却するようにしたことを特徴とする基板処理装置である。
基板を回転させながら冷却すると、基板から冷却機構への熱輻射の不均一に起因する基板面内偏差を解消し、基板面内の冷却速度の均一化を図ることができ、基板を一層高速冷却できる。
第11の発明は、第1ないし第10の発明において、前記冷却機構は、該冷却機構内に流通後排出された冷媒を、再び前記冷却機構内に流通させるよう循環経路を設け、該循環経路内に熱交換手段を備えることを特徴とする基板処理装置である。
冷媒を用いて冷却する場合に、特に資源の有効利用が問題となるが、本発明によれば、熱交手段を介して冷媒を循環させて再利用するので、資源の有効利用が図れる。
第12の発明は、処理室で基板保持具により基板を保持しつつ熱処理する工程と、前記基板保持具により保持しつつ前記熱処理後の基板を前記処理室に隣接した予備室に搬出する工程と、前記予備室の壁面より内側で前記予備室内の雰囲気と隔離した空間に冷媒を流す工程と、前記搬出した熱処理後の基板から前記隔離した空間への熱輻射により前記基板を冷却する工程とを備えた半導体装置の製造方法である。
本発明によれば、冷媒は、予備室内の雰囲気と隔離して設けられた空間に流れるようになっているので、隔離した空間から熱伝導により予備室に奪われる冷熱エネルギーが低減し、空間への熱輻射による基板冷却の効率が上がるため、基板を高速冷却できる。
第13の発明は、処理室で基板保持具により保持しつつ基板を熱処理する工程と、前記基板保持具により保持しつつ前記熱処理後の基板を前記処理室に隣接し減圧状態の予備室に搬出する工程と、前記予備室の壁面より内側で前記予備室内の雰囲気と隔離した空間に冷媒を流す工程と、前記搬出した熱処理後の基板から前記隔離した空間への熱輻射により前記基板を冷却する工程とを備えた半導体装置の製造方法である。
本発明によれば、冷媒は、予備室内の雰囲気と隔離して設けられた空間に流れるようになっているので、予備室内に空気や不活性ガスを吹き出すものと異なり、基板の熱がガスを介して予備室内に伝播されることに起因する汚染を低減できる。また、隔離した空間から熱伝導により予備室に奪われる冷熱エネルギーが低減し、空間への熱輻射による基板冷却の効率が上がるため、基板を高速冷却できる。また、減圧状態の予備室で基板を冷却するので、高清浄な真空雰囲気内で基板を冷却することができ、基板の汚染を一層低減できる。
第1の実施の形態の縦型熱処理装置の内部構成を示す側面図。 第1の実施の形態の縦型熱処理装置の内部構成を示す平面図。 図2の変形例を示す縦型熱処理装置の内部構成の平面図。 第2の実施の形態における縦型熱処理装置の内部構成を示す平面図。 第3の実施の形態における縦型熱処理装置の内部構成を示す平面図。 第5、第8、第9の実施の形態に共通する冷却機構の斜視図。 第6、第8、第9の実施の形態に共通する冷却機構の斜視図。 第7の実施の形態におる冷却壁への冷媒導入方法を示す説明図。 図6、図7の実施の形態の変形例を示す冷却壁部の斜視図。 各実施の形態に共通する処理炉の側断面図。 従来例における縦型熱処理装置の内部構成を示す平面図。 従来例における縦型熱処理装置の内部構成を示す平面図。 従来例における縦型熱処理装置の内部構成を示す側面図。
符号の説明
6 移載室(予備室)
26 移載室の壁面(予備室の壁面)
39 ウェハ(基板)
35 ボート(基板保持具)
50 冷却機構
51 冷却壁
55 細管(空間)
100 処理室

Claims (12)

  1. 基板を基板保持具により保持しつつ熱処理する処理室と、
    前記処理室に隣接して設けられる予備室と、
    前記予備室の壁面より内側に前記予備室内の雰囲気と隔離した空間を有し、該空間に冷媒を流通して前記処理室から前記予備室に搬出される熱処理後の基板を前記基板保持具により保持しつつ冷却する冷却機構と
    を備えた基板処理装置。
  2. 複数の基板を多段に基板保持具により保持しつつ熱処理する処理室と、
    前記処理室に隣接して設けられる予備室と、
    前記予備室の壁面より内側に前記基板保持具及び前記基板とは非接触で前記基板を囲むように配置され、内部に冷媒を流通して前記処理室から前記予備室に搬出される熱処理後の基板を前記基板保持具により多段に保持しつつ冷却する冷却機構と
    を備えた基板処理装置。
  3. 前記予備室は減圧可能な気密構造に構成され、前記熱処理後の基板は前記予備室内を減圧状態にして冷却されることを特徴とする請求項1又は2に記載の基板処理装置。
  4. 前記予備室内には、前記処理室から基板保持具を搬出した前記予備室の第1の位置から、第1の位置とは異なる第2の位置に基板保持具を移動させる移動手段が備えられ、前記冷却機構は、第2の位置にある前記基板保持具を囲むように配置されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の基板処理装置。
  5. 前記冷却機構は、前記予備室の壁面より輻射率の高い材質で構成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の基板処理装置。
  6. 前記冷却機構は石英材からなることを特徴とする請求項1又は2に記載の基板処理装置。
  7. 前記冷却機構は、複数の配管で構成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の基板処理装置。
  8. 前記冷却機構は、複数の区画に分割し、区画された各々が独立して冷却制御することができるように構成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の基板処理装置。
  9. 前記冷却機構は、隣り合う区画では、冷媒の流れる方向が互い違いになるようにすることを特徴とする請求項8に記載の基板処理装置。
  10. 前記熱処理後の基板を回転させ、回転する熱処理後の基板を前記冷却機構により冷却するようにしたことを特徴とする請求項1又は2に記載の基板処理装置。
  11. 前記冷却機構は、該冷却機構内に流通後排出された冷媒を、再び前記冷却機構内に流通させるよう循環経路を設け、該循環経路内に熱交換手段を備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の基板処理装置。
  12. 処理室で基板保持具により基板を保持しつつ熱処理する工程と、
    前記基板保持具により保持しつつ前記熱処理後の基板を前記処理室に隣接した予備室に搬出する工程と、
    前記予備室の壁面より内側で前記予備室内の雰囲気と隔離した空間に冷媒を流す工程と、
    前記搬出した熱処理後の基板から前記隔離した空間への熱輻射により前記基板を冷却する工程と
    を備えた半導体装置の製造方法。
JP2007510414A 2005-03-28 2006-03-20 基板処理装置および半導体装置の製造方法 Pending JPWO2006103978A1 (ja)

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