JPWO2006095430A1 - 組立式ハウス及びその構築方法 - Google Patents

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Abstract

下地材のひび割れを防止し、各ピースの連結を強化でき、居住性を向上させる組立式ムハウス及びその構築方法を提供する。本発明による組立式ハウスの構築方法は、所定のハウス形状を分割した発泡スチロールからなる複数のピースをモルタル粉混入の接着剤によって接合することによりハウス本体を組み立てる工程と、無機質繊維で構成されたメッシュシートを少なくともピースの接合部分を覆うように貼り付ける工程と、無機質繊維及びモルタル粉を樹脂塗料に分散させた下地材をハウス本体の室外面及び室内面に所定の厚さで塗布する工程と、室外面の下地材の上に撥水性及び紫外線遮断性の外装塗料を塗布し、室内面の下地材の上に天然物由来の粘土状塗料を塗布する工程とを備える。

Description

本発明は、屋外の宿泊施設、レジャー施設、その他の施設として好適に用いることができる組立式ハウス及びその構築方法に関する。
屋外の宿泊施設等の屋外施設としては、木材を組み付けたバンガローや布材を用いたテントが知られている。しかしながら、バンガローは木材を組み付る際に、金属製のアングル材やブラケットを用いる必要があるばかりでなく、ボルトによる締め付けが必要であり、構築が面倒で手間がかかる問題を有している。また、テントは施工が簡単である反面、耐久性に劣り、しかも断熱性に劣るため居住性が悪い問題を有している。
特許文献1には、発泡スチロールからなる複数のピースを接合することによりドーム形状等の屋外施設を構築することが記載されている。発泡スチロールは軽量であり、取り扱いを容易に行うことができると共に、断熱性を有しており、良好な居住性を有しているためである。また、廃棄の際に燃やしても有害なガスが発生しないため、環境への悪影響がないメリットも有している。
国際公開番号W001/44593
発泡スチロールからなる複数のピースを接合した組立式ハウスにおいては、次のような課題がある。
発泡スチロールの表面には下地材としてモルタルが使用されるが、風などの外圧や雪や雨などの影響でひびが入る場合がある。そのため機能的には問題がなくても、外観が低下する。また。下地材を厚くして対策すると、垂直な壁面など工数と時間のかかるものとなる。
各ピースの接合部分において、接着剤がその間隙を充分埋め尽くされず、凹みなどが生じていると、下地材の厚みが一定ではなくなるから、下地材の施工時、乾く速度に差が出てひびが入る場合がある。
発泡スチロールの紫外線による劣化を防ぐため、酸化チタン粉等を混入した塗料が塗布される。しかし、これらの紫外線遮断性の塗料は、雨や雪等によって脱落し易い。そのため、修理を含めた維持費が必要となる。
ピースの接合部分に、金属梁や桟等の補強材を組み込み、ピース間の連結をより強化する工法がある。しかし、この工法は、コスト高で施工が複雑になる。
本発明の目的は、下地材のひび割れを防止し、各ピースの連結を強化でき、居住性を向上させる組立式ムハウス及びその構築方法を提供することにある。
請求項1記載の発明は、組立式ハウスの構築方法であって、所定のハウス形状を分割した発泡スチロールからなる複数のピースをモルタル粉混入の接着剤によって接合することによりハウス本体を組み立てる工程と、無機質繊維で構成されたメッシュシートを少なくとも前記ピースの接合部分を覆うように前記接着剤で貼り付ける工程と、無機質繊維及びモルタル粉を樹脂塗料に分散させた下地材を前記ハウス本体の室外面及び室内面に所定の厚さで塗布する工程と、前記室外面の下地材の上に撥水性及び紫外線遮断性の外装塗料を塗布し、前記室内面の下地材の上に天然物由来の粘土状塗料を塗布する工程とを備えることを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の組立式ハウスの構築方法であって、前記メッシュシートの貼り付け工程は、組み立てられたハウス本体の外面の略全体を覆うように貼り付けられることを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項1または2に記載の組立式ハウスの構築方法であって、前記複数のピースが土台に立設される構造とし、前記ピースの土台からの立ち上がり部分と土台の対応部分とにかけて前記メッシュシートにより覆った後、前記下地材を前記メッシュシートの覆い部分を含めたハウス本体の室外面及び室内面に塗布する工程をさらに備えていることを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項1〜3のいずれか1項に記載の組立式ハウスの構築方法であって、前記ハウス本体の室内面の下地材に対して、その上段側に前記天然物由来の粘土状塗料を塗布し、その下段側に前記外装塗料を塗布したことを特徴とする。
請求項5記載の発明は、請求項1〜4のいずれか1項に記載の組立式ハウスの構築方法であって、前記外装塗料として変性シリコーン樹脂塗料を用いることを特徴とする。
請求項6記載の発明は、請求項1〜4のいずれか1項に記載の組立式ハウスの構築方法であって、前記天然物由来の粘土状塗料として珪藻土または漆喰を用いることを特徴とする。
請求項7記載の発明は、組立式ハウスであって、所定のハウス形状を分割した発泡スチロールからなる複数のピースをモルタル粉混入の接着剤によって接合することによりハウス本体が構築されるとともに、無機質繊維で構成されたメッシュシートが少なくとも前記ピースの接合部分を覆うように貼り付けられ、無機質繊維及びモルタル粉を樹脂塗料に分散させた下地材が前記ハウス本体の室外面及び室内面に所定の厚さで塗布されるとともに、前記室外面の下地材の上に撥水性及び紫外線遮断性の外装塗料が塗布され、前記室内面の下地材の上に天然物由来の粘土状塗料が塗布されていることを特徴とする。
請求項8記載の発明は、請求項7に記載の組立式ハウスであって、前記メッシュシートは、組み立てられたハウス本体の外面の略全体を覆うように貼り付けられていることを特徴とする。
請求項9記載の発明は、請求項7または8に記載の組立式ハウスであって、前記ハウス本体の室内空気が前記ピースを通じて循環される空気循環手段と、空気循環手段によって循環される空気の流路内に設けられた空気浄化手段とを、さらに備えていることを特徴とする。
請求項10記載の発明は、請求項7または8に記載の組立式ハウスであって、前記ハウス本体の室内空気が前記ピースを通じて循環される空気循環手段と、空気循環手段によって循環される空気の流路内に設けられる空気加温手段とを、さらに備えていることを特徴とする。
請求項11記載の発明は、請求項7〜10のいずれか1項に記載の組立式ハウスであって、前記複数のピースが土台に立設され、前記メッシュシートがピースの土台からの立ち上がり部分と土台の対応部分とにかけて覆うように貼り付けられており、このメッシュシートの覆い部分を含めたハウス本体の室外面及び室内面に前記下地材が塗布されていることを特徴とする。
請求項12記載の発明は、請求項7〜11のいずれか1項に記載の組立式ハウスであって、前記ハウス本体の室内面の下地材に対して、その上段側に前記天然物由来の粘土状塗料を塗布し、その下段側に前記外装塗料を塗布したことを特徴とする。
請求項13記載の発明は、請求項7〜12のいずれか1項に記載の組立式ハウスであって、前記外装塗料は変性シリコーン樹脂塗料であることを特徴とする。
請求項14記載の発明は、請求項7〜12のいずれか1項に記載の組立式ハウスであって、前記天然物由来の粘土状塗料は珪藻土または漆喰であることを特徴とする。
請求項15記載の発明は、請求項7〜14のいずれか1項に記載の組立式ハウスであって、発泡スチロールからなる床部材がハウス本体内の床部分に敷設されていることを特徴とする。
請求項1による組立式ハウスの構築方法は、ピースの接合部分に対し、無機質繊維で構成されたメッシュシートを接着剤で貼り付けて、その上からモルタルを含む下地材を塗って固定するから、ピースの接合状態をより強固に保持することができる。これにより、組み付け後の下地材のひび割れや、ピースのずれも確実に防止することができる。強度増大のためのピース接合部に金属製の補強材を装着することも不要となる。構築工法が簡単化できる。さらに、メッシュシートは、ピースの接合部分を覆うため、例えば、凹みなどがあっても、これを平坦化するから、下地材の厚さを均一に塗れるようにする効果もある。そのため、厚さに起因する下地材のひび割れを防ぐことができる。また、下地材そのものにも、無機質繊維を混ぜたので、それ自体の強度が増しひび割れを防止できる。室外面の下地材の上に、撥水性及び紫外線遮断性の外装塗料である変性シリコーンを塗布したから、紫外線によるピースの劣化を防止することができる。撥水性があるから、雨や雪をはじくことができ、脱落も少ないからメンテナンスフリーである。室内面の下地材の上に天然物由来の粘土状塗料である珪藻土または漆喰を塗布したから、合板などから出るホルムアルデヒド等の有害ガスを吸着あるいは分解でき、居住性を向上させることができる。
請求項2による組立式ハウスの構築方法は、メッシュシートを組み立てられたハウス本体の外面全体を覆うように貼り付けるから、各ピースを全体に渡ってさらに強固に固定することができる。
請求項3による組立式ハウスの構築方法は、メッシュシートを土台とこの土台に接続されるピースの部分を覆うように貼り付けて下地材で固定するから、さらに堅固に固定にできる。
請求項4による組立式ハウスの構築方法は、ハウス本体の室内面の下地材に対して、その上段側に前記天然物由来の粘土状塗料を塗布し、その下段側に前記外装塗料を塗布したから、特に下段側の壁は、落書きに強くできる。
請求項5による組立式ハウスの構築方法は、外装塗料として変性シリコーン樹脂塗料を使用するから、安価で撥水性及び紫外線遮断性に優れるとの効果を享受できる。撥水性があるので、雨や雪によるひび割れに強い。
請求項6による組立式ハウスの構築方法は、粘土状塗料として珪藻土を使用する場合、湿度を調整する機能があるので結露せず、遮音性や脱臭性にも優れ、揮発性のホルムアルデヒドを吸着できる。粘土状塗料として漆喰を使用する場合、強アルカリ性でカビの発生を抑え、酸性気体であるホルムアルデヒドを吸収し分解できる。
請求項7による組立式ハウスは、請求項1と同様の効果を得ることができる。
請求項8による組立式ハウスは、請求項2と同様の効果を得ることができる。
請求項9による組立式ハウスは、空気循環手段と空気浄化手段を組立式ハウスの内部に組み込んだので、より快適な居住性を得ることができる。
請求項10による組立式ハウスは、空気循環手段と空気加温手段を組立式ハウスの内部に組み込んだので、より快適な居住性を得ることができる。
請求項11による組立式ハウスは、請求項3と同様の効果を得ることができる。
請求項12による組立式ハウスは、請求項4と同様の効果を得ることができる。
請求項13による組立式ハウスは、請求項5と同様の効果を得ることができる。
請求項14による組立式ハウスは、請求項6と同様の効果を得ることができる。
請求項15による組立式ハウスは、床部材に発泡スチロールを使用したので、発泡スチロールはその98%が空気であるから良好な床下の断熱性が得られる。
本発明の一実施形態でドーム形の組立式ハウスの正面図である。 組立式ハウスの平面図である。 組立式ハウスの組み立てを示す分解斜視図である。 ピースの接合を示す斜視図である。 メッシュシートを接合部に貼り付けた斜視図である。 メッシュシートをハウス全体に貼り付けた斜視図である。 ハウス本体の部分断面図である。 別の実施形態のハウス本体の部分断面図である。 ピースの接合構造の別の形態を示す断面図である。 ピースの別の形態を示す斜視図である。 床に床部材と空気循環手段と空気浄化手段を組み込んだ形態の第1例を示す断面図である。 床に床部材と空気循環手段と空気浄化手段を組み込んだ形態の第2例を示す分解斜視図である。 図12の形態における床下パイプの配置を示す平面図である。 図12の形態における床下パイプの水平断面図である。 床に床部材と空気循環手段と空気浄化手段を組み込んだ形態の第3例を示す床パイプの配置図である。 メッシュシートが土台とピースの接合部に使用される場合の断面図である。 メッシュシートが土台とピースの接合部に使用される場合の室外側から見た斜視図である。 メッシュシートが土台とピースの接合部に使用される場合の室内側から見た断面図である。 メッシュシートが土台の上に設けられた支持材とピースの接合部に使用される場合の断面図である。 各種形態の組立式ハウスを示す斜視図である。
符号の説明
1 組立式ハウス
2 ハウス本体
3 土台
3a 支持面
3b 係合段部
4 ピース
4a 係合片
4b 切欠部
4c 端面
4f 脚部
5 ブロック
6 連結プレート
7 ボルト
8 連結部材
10 ピースの接合部分
11 メッシュシート
11a、11b、11c メッシュシート
13 下地材(室内面側)
14 下地材(室外面側)
15 変性シリコーン樹脂塗料(室外面側)
17 変性シリコーン樹脂塗料(室内面側)
18 珪藻土
19 凹凸部
21a 凸部
21b 凹部
22 配索用溝
23 床部材
23a 凹部
23b 連通溝
23c 凸部
24 床パネル
24a 通気孔
25 空気浄化手段
26 パイプ
27 換気扇
28 支持材
30 組立式ハウス
31 側壁部
32 屋根部
33 側壁のピース
34 屋根のピース
60 カーペット
61 ファン
62 ヒータ
100〜900 組立式ハウスの構成例
以下、本発明を図示する最良の実施形態により具体的に説明する。
図1〜図6は、本発明の一実施形態でドーム形の組立式ハウスを示す。この実施形態の組立式ハウス1は、図1〜図3に示すように、ドーム形のハウス本体2を有し、このハウス本体2が土台3上に立設されることにより構築される。
ハウス本体2は、複数のピース4を円周線回りに接合することにより形成される。すなわちピース4は、その左右の両端面が隣接するピースと接合されることによりハウス本体2を構成するものである。ピース4は、ドーム形状となっているハウス本体2における縦方向の中心軸を中心にしてドーム形状を放射状に複数に分割した形状となっている。この場合、ピース4は中心軸を中心としてドーム形状を等分割した形状とすることが好ましい。これにより、全てのピース4が同サイズとなるため、施工がし易く、しかも発泡成形用の金型を共通に使用することができる等のメリットがある。
それぞれのピース4は発泡スチロールによって形成されるものである。このため、ピース4が軽く、取り扱いを良好に行うことができると共に、ハウス本体2の構築を容易に行うことが可能となる。この場合、ピース4の厚さ及び発泡スチロールの発泡倍率は、組立式ハウスの使用環境によって適宜選定されるものであり、例えば、断熱性や強度が要求される使用環境の場合には、発泡倍率を小さくかつピース4を厚くし、それ以外の使用環境の場合には、発泡倍率を大きく、ピース4を薄くすることができる。
それぞれのピース4は、その下端部が土台3に係合することにより土台3上に立設される。土台3は円を等分割した複数の円弧状のブロック5によって形成され、複数のブロック5を連結することにより平面から見て円環状となっている。ブロック5はコンクリートやステンレス等によって成形され、隣接するブロック5はステンレス等の耐食性金属からなる連結プレート6及びボルト7によって連結される。
土台3には、ピース4の下端面を支承する円環状の支持面3aが形成される。支持面3a上には、上方に向かって延びかつ外側にL字形に屈曲した係合段部3bが形成され、この係合段部3bと支持面3aとの間にピース4の下端部が挿入されることにより、ピース4の下端部が土台3と係合する。一方、ピース4の下端部には、内方側に屈曲した係合片4aが一体的に形成され、この係合片4aが係合段部3bと支持面3aとの間に挿入される。
それぞれのピース4の上端部は、円弧状に切り欠かれた切欠部4bがある。切欠部4bは、ピース4を接合してハウス本体2を形成したときに連結用孔部(図示省略)をハウス本体2の頂部に構成するためのものである。この連結用孔部には、連結部材8が取り付けられる。図示を省略するが、連結部材8は上述した土台3と同様に、ピース4の上端部が挿入されることによりピース4の上端部に係合する。これにより、ピース4の上端部を束ねるように作用する。なお、連結部材8としては、開閉調整可能な通気口(図示省略)を有する天窓とすることが好ましい。
次に、この実施形態におけるドーム形状の組立式ハウスの構築手順を、図4〜図6を参照して説明する。
発泡スチロールからなるピース4を接合する際には、隣接するピース4の端面4cを相互に当接させる(図4参照)。この場合、ピース4の端面4cには、モルタル粉混入の接着剤(図示省略)を塗布し、この接着剤を介して隣接するピース4を接合する。すなわち接着剤によりハウス本体2の目地部を接着するものである。図4において、符号10はハウス本体2の目地部としてのピース4の接合部分(実施形態では、接合線)である。接着剤としては、ポリアクリル酸エステルやポリメタクリル酸エステル等のアクリル樹脂が使用され、このアクリル樹脂にモルタル粉が混入して分散されている。アクリル樹脂は、発泡スチロールに対しての接着力が大きく、従って発泡スチロールからなるピース4を相互に強固に接合することができる。
ピース4の接着剤として、モルタル粉混入のアクリル樹脂を用いることにより接着剤が弾性を有した強靱性を備えるため、耐震性、耐衝撃性に優れたものとすることができる。このため、地震や振動、衝撃があってもハウス本体2の目地部にクラックが入ることがない。また、この接着剤は耐水性を有しているため、目地部からの雨水の浸入を長期間防ぐことができる。なお、隣接するピース4の接合に際しては、下端部の係合片4aを土台3の支持面3aと係合段部3bとの間に挿入しながら行うものである。
図5は、ピース4の接合によってドーム形状のハウス本体2を形成した後の工程を示し、ハウス本体2の目地部に対してメッシュシート11を貼り付けるものである。接着剤は、前記のピース4の接合に使用したモルタル粉の入ったアクリル接着剤でよい。これを接合部分を含めてメッシュシート11の形状に塗り、メッシュシート11を貼り付け、さらにその上から再度接着剤を薄く塗布する。乾燥には24h程度の時間をおく。メッシュシート11は、ハウス本体2の目地部であるピース4の接合部分10に沿って、その全長を覆うように貼り付けられる。
メッシュシート11としては、無機繊維で形成されたものが望ましい。無機繊維とは、炭素繊維、ガラス繊維、金属繊維を指す。張力のある樹脂系の繊維からなるシートでもよい。シートは網目状に編まれた形態が望ましく、本実施例では、炭素繊維で厚さ0.3〜1mm、6メッシュ(目数が1インチ当たり6個)のものを使用した。12メッシュを超えると目が細かすぎて作業しにくく、6メッシュ以下は目が粗すぎる。これにより、ハウス本体2の目地部(ピース4の接合部分10、図4参照)には、上述したモルタル粉混入のアクリル樹脂の接着力に加えて、メッシュシート11の強度や強靱性が作用し、ピース4を相互に強固に接合することができる。
この実施形態のようにメッシュシート11をピース4の接合部分10に対して貼り付けることにより接合部分10の接合力が強化される。ピース4の接着剤の塗布量が少ない接合部分10の凹部を埋め、メッシュシート11で上から覆うから、外面の凹凸をなくすことができる。外面が平坦状となると、その後にハウス本体2に塗布される下地材や外装塗料、内装用の粘土状塗料の厚みを均一とすることができる。そのため、下地材の固化を均一化することができ、これらにクラックが発生することがなくなる。
なお、図6に示すように、メッシュシート11をピース4の接合部分10も含めてハウス本体2の全面を覆うように貼り付けてもよい。
メッシュシート11の貼着の後においては、下地材をハウス本体2の室内面及び室外面の全体に所定の厚さで塗布する。下地材としては、ガラス繊維や炭素繊維等の繊維及びモルタル粉を樹脂塗料に分散させたものを使用する。樹脂塗料としては、ポリメタクリル酸エステルやポリアクリル酸エステル等のアクリル樹脂、その他の樹脂を使用することができる。下地材は、1〜3cmの範囲で、所定の厚さとしている。なお、このような下地材とすれば、従来の下地材より薄くすることが可能である。
図7において、符号13はハウス本体2(ピース4)の室内面に塗布された下地材、符号14は室外面に塗布された下地材である。このような下地材13、14として、上述の組成物を用いることによりピース4相互の接合状態を強固に保持することができる。また、下地材13、14が繊維を含有しているため、ハウス本体2への塗布後に亀裂が発生し難い。また、下地材13、14は、モルタル粉を含有しており、このため硬く強固な塗装膜となり内部の発泡スチロールからなるピース4が振動を起こしても外部に振動が伝達されることがない。
下地材13、14の塗布後には、ハウス本体2の室外面における下地材14の面に対して外装塗料を塗布すると共に、室内面における下地材13の面に対して内装用の塗料を塗布する。
外装塗料としては、撥水性及び紫外線遮断性の塗料が塗布される。このような特性を有する塗料としては、変性シリコーン樹脂塗料、その他の樹脂塗料を選択することができる。図7において、符号15は、外装塗料として室外面の下地材14に塗布された変性シリコーン樹脂塗料である。
この変性シリコーン樹脂塗料15は、シリコーン粒子を含有しているため、良好な撥水性を有しており、雨や雪をはじくことができ、しかも下地材14との結合力が大きいため脱落することがない。このためドームハウス1を屋外に設置しても、長期間使用することが可能な耐久性を付与することができる。
また、変性シリコーン樹脂塗料15は、紫外線を遮断する作用を有している。このためハウス本体2の室外面に変性シリコーン樹脂塗料15を塗布することにより、紫外線が変性シリコーン樹脂塗料15内部のピース4に到達することなく、紫外線によるピース4の劣化を抑制することができる。さらに、変性シリコーン樹脂塗料15は、表面張力が小さいため、汚れが付着し難い。このため、ハウス本体2の外面の清掃を簡単に行うことができ、保守が容易となる。以上の作用を有する変性シリコーン樹脂塗料としては、例えば、アルキド変性シリコーン樹脂塗料等を使用することができる。さらに、変性シリコーン樹脂塗料からなる外装塗料に対しては、チタン白やマイカ等の顔料を混練させてもよく、これにより、ハウス本体2の外面に対する着色を容易に行うことができる。
ハウス本体2の室内面における下地材13の面に対する内装用の塗料としては、天然物由来の粘土状塗料が使用される。天然物由来の粘土状塗料としては、珪藻土または漆喰を選択することができる。図7において、符号18は、天然物由来の粘土状塗料としての珪藻土である。この珪藻土18は、ハウス本体2の室内面における高さ方向の上段側に塗布されるものである。
この場合、室内面における高さ方向の下段側には、室外面と同じ上述した外装塗料が塗布される。符号17は室内面の高さ方法の下段側に塗布された外装塗料としての変性シリコーン樹脂塗料である。変性シリコーン樹脂塗料17をハウス本体2の高さ方向における下段側に塗布することにより、上述した特性をハウス本体2の下段側に付与することができる。また、室内面の下段側に変性シリコーン樹脂塗料17が塗布されることにより、下段側の表面張力が小さくなるため、落書きが付着しにくいと共に付着しても簡単に拭き取ることができる。このため、組立式ハウス1をレジャー施設として用いた場合など清掃が簡単である。
ハウス本体2の室内面における高さ方向の上段側に塗布された珪藻土18は、藻類からなる植物プランクトンを原料するものであり、酸化ケイ素を主成分とした粘土状となっている。酸化ケイ素を主成分とした珪藻土18は耐熱性を有し、タバコ等の軽度な火が接触しても、燃えることがなく安全である。
また、珪藻土18は、ホルムアルデヒドを吸着して除去する作用を有しているため、下地材13や外装塗料である変性シリコーン樹脂塗料17から何らかの作用によってホルムアルデヒドが発生してもこれが室内に留まることを防止することができる。さらに、珪藻土18は有害物質を吸着除去するため安全であると共に、脱臭作用を有するばかりでなく、ダニやカビの発生を防止する作用を有している。このため、ドームハウス使用者の健康を増進することができるだけでなく、ドームハウス1の室内における居住性を格段に向上させることができる。
この実施形態において、ハウス本体2の室内面における高さ方向上段側に塗布される天然物由来の粘土状塗料としては、珪藻土18に代えて漆喰を用いることができる。漆喰は土壌中の消石灰を主成分とするものであり、これに麻スサ、ぎんなん草等を混合することにより粘土状となっている。この漆喰は、珪藻土18と同様にホルムアルデヒドを吸着除去する特性を有するため、使用者の健康を害することがない。また、重ね塗りが可能なため、表面に除去し難い汚れが付着した場合であっても、その補修を簡単に行うことができる。さらに、耐火性であるため燃えにくい特性も有している。
このような実施形態のドーム形状の組立式ハウス1では、ピース4を強固に接合することができるため、組み付け後における分解を確実に防止することができる。また、強度増大のための金属製の補強材が不要となるため、組立式ハウス1の構築を簡単に行うことができるばかりでなく、組立式ハウス1、すなわちハウス本体2の構造を簡単にすることが可能となる。
図8は、本発明による別の実施形態の断面を示す。この形態においても、ハウス本体2を構成する発泡スチロールからなるピース4の接合線に沿って、無機質繊維混入のメッシュシートが貼り付けられる。また、ハウス本体2の室内面及び室外面には、樹脂及びモルタル粉をアクリル樹脂等の樹脂塗料に分散させた下地材13、14が塗布される。さらに、ハウス本体2の室外面における下地材14面には撥水性及び紫外線遮断性の外装塗料としての変性シリコーン樹脂塗料15が塗布されている。
図8の実施形態では、ハウス本体2の室内面に天然物由来の粘土状塗料としての珪藻土18が塗布されるものである。珪藻土18はハウス本体2の室内面の全体に塗布されており、これにより、図7の実施形態のような上下段での塗り分けが不要となっている。また、珪藻土18がハウス本体2の室内面の全体に塗布されることにより、ホルムアルデヒドや有害物質の吸着除去や脱臭作用、さらにはダニやカビの発生を防止する作用を室内面の全体で行うことができる。この場合、この実施形態においても、珪藻土18に代えて、漆喰を室内面の全体に塗布してもよい。
図9はピース4の接合構造部の形態を示す。同図(a)では、ピース4の対向端面に階段状の凹凸部21が形成され、この凹凸部21が相互に噛み込んでいる。また、同図(b)では、ピース4の対向端面に噛み込み凸部21a及び噛み込む凹部21bが形成されることにより相互に噛み込んだ状態となっている。これらの場合においても、ピース4の対向端面の間には、無機質繊維及びモルタル粉混入の樹脂塗料が塗布されてピース4が接合されるものである。このように相互に噛み込む構造とすることにより、ピース4の相互の接合力を増大させることができる。従って、ピース4を強固に接合させることが可能となる。なお、ピース4の端面形状は、図示する形態に限定されるものではなく、種々変形が可能である。この図9に示す構造においても、図示を省略するが、上述したメッシュシート11をピース4の接合部分を覆うように貼り付けることによりピース4を強固に接合することが可能となっている。
図10はピース4の別の形態を示し、室内面側に電気コード等の配索用溝22が形成されている。配索用溝22は、電気コテ等をピース4の室内面に沿って移動させることにより形成するものであり、ピース4が発泡スチロールからなるため、配索用溝22を簡単に形成することができる。形成された配索用溝22の内部には、電気コード、パソコン等のランケーブル、その他のケーブルを配置した後、上述した外装塗料や粘土状塗料あるいは専用の埋め込み材によって配索用溝22を封鎖する。このような配索用溝22を形成することより、電灯、冷蔵庫、テレビ、パソコンその他の電気機器への電力供給や信号の伝送を行うことができる。このため、組立式ハウス1の使用価値を向上させることができる。なお、配索用溝22は室外面に形成してもよい。
本発明において、ハウス本体における床部分に発泡スチロールからなる床部材を配置することができる。床部材を発泡スチロールによって形成することにより、ピース4によって構成される壁部分に加えて、床部分も断熱性となって、居住性が向上される。
図11は、床に床部材23と空気循環手段と空気浄化手段を組み込んだ形態の第1例を示す断面図である。床部材23は、ピース4によって構成されるハウス本体2の床部分に配置されている。この床部材23は、発泡スチロールからなるピースを接着剤によって接合して形成することができる。床部材23の上には、樹脂からなる床パネル24が敷設される。
次に、図11に示すように、空気循環手段は、床部材23の上面に適当な間隔を有して形成される凹部23aと、隣接する凹部23a間を結ぶ連通溝23bと、床パネル24の設けられた通気孔24aと、側壁内に設けられたパイプ26と、換気扇27からなる。各凹部23a内には竹炭、活性炭等からなる空気浄化手段25が配置されている。従って、ハウス本体2内の空気は、換気扇27から吸い込まれ、空気浄化手段25で埃や悪臭が除去されて、通気孔24aから再び室内に戻される。従って、ハウス本体2の室内の空気を浄化することができ、居住性をさらに向上させることができる。
図12は、床に床部材と空気循環手段と空気浄化手段を組み込んだ形態の第2例を示す分解斜視図である。図12に示す形態では、床下の空気通路の一部に金属製の床下パイプ29を使用した。その他の床パネル24、通気孔24a、発泡スチロール製の床部材23、その凸部23c、空気浄化手段25などは、図11と同じ構成である。なお、カーペット60は、通気性のある素材を使用している。
図13は、図12の形態における床下パイプ29の配置を示す平面図である。床下パイプ29は、一端がハウス本体2の側壁に連結され、他端が床の中心部方向を向いて配置される。床下パイプ29を放射状に配置してもよい。この例では、床下パイプ29を計12本使用した。このようにして、浄化された空気は、床パネル24の全面から、通気孔24aを介して、室内の上方に上昇する。また上昇した空気は、ハウス本体2の上部円周方向から満遍なく集められ循環される。
図14は、床下パイプ29の水平断面図である。図14に示すように、循環する空気を加温するため、床下パイプ29の内部には、ファン61、ヒータ62が設けられる。
図15は、床に床部材と空気循環手段と空気浄化手段を組み込んだ形態の第3例を示す床下パイプの配置図である。第3例では、ここでは、図11の形態に示すような、ピース4の側壁内に設けられたパイプ26と、換気扇27は省略される。床下パイプ29の一端の、実線の矢印で示す開口部は、床下パイプ29内のファンの回転方向によって、噴出口となる場合と吸入口になる場合がある。
図16〜図18はメッシュシートを使用する別の形態を示す。メッシュシート11は、隣接するピース4の接合部分10に対し貼り付けられるが、これに加えて、図16に示すように、ピース4と土台3の接続部分にも貼り付けられる。すなわち、図16〜図18に示すように、ハウス本体2の外周側と内周側とにメッシュシート11a、11bが貼り付けられる。
ハウス本体2の室外面側の下端部には、図17に示すように、土台3の対応部分にメッシュシート11aが貼り付けられる。メッシュシート11aは、ハウス本体2の下端外周側を連続して覆うものであり、横並びとなって隣接したピース4及び土台3にかけて連続的に貼り付けられる。ハウス本体2の室内面側に対しても同様であり、図18に示すように、ピース4の内面の下端部と、これに対応した土台3の対応部分とにかけてメッシュシート11bが連続的に貼り付けられる。なお、ピース4の内面における下端部には、室内側に延びた脚部4fが一体的に形成されており、メッシュシート11bはこの脚部4fから土台3の対応部分にかけて貼り付けられる。なお、ハウス本体2の室内面及び室外面に対しては、下地材13、14が塗布されるが、この塗布によってメッシュシート11、11a及び11bが隠蔽されるため、外観の低下を防止している。
このようにピース4の接合部分10に加えて、ピース4における土台3からの立ち上がり部分及びこれと対応する土台3の対応部分とにかけてメッシュシート11a、11bによって覆うことにより、土台3との結合強度が大きくなるため、土台3上に安定してハウス本体2を立設させることができる。
図19は、メッシュシートが、土台の上に設けられた支持材とピースの接合部に使用される場合の断面図である。この形態では、コンクリート製の土台3上に発泡スチロールからなる支持材28が固定されている。支持材28は土台3の一部を構成するものである。そして、この支持材28上に複数のピース4が立設している。ピース4における支持材28からの立ち上がり部分と、この立ち上がり部分と対応した支持材28の対応部分とにかけてメッシュシート11a、11bが貼り付けられる。メッシュシート11aは、ハウス本体2における室外面下部に貼り付けられ、メッシュシート11bは室内面下部に貼り付けられる。
図19の形態は、土台3としての支持材28上に、床部材23が敷設されるものであり、この床部材23と各ピース4とにかけてメッシュシート11cが貼り付けられる。メッシュシート11cは、各ピース4と床部材23との境界部分であるハウス本体2のコーナー部を覆うように貼り付けられる。すなわち、メッシュシート11cは、ハウス本体2における室内面のコーナー部を連続的に覆うように貼り付けられる。これにより各ピース4と床部材23との結合強度が大きくなり、ハウス本体2と床部材23とを安定して結合できる。
図20は、各種形態の組立式ハウスを示す斜視図である。それぞれは、ドーム型100、ロングドーム型200〜400、片ドーム片バイザー(visor:日よけ)型500、片ドーム片アーチ型600、両アーチ型700、片アーチ片バイザー型800、両バイザー型900である。これらのモデルでは、側壁部31及び屋根部32を有し、側壁のピース33を隣接するように接合することにより側壁部31が形成され、屋根のピース34を隣接するように接合することにより屋根部32が形成される。これらのピースは発泡スチロール製で、その接合に上述のメッシュシート11を用いる。これにより、ピース相互間の結合強度を向上させ、組立式ハウスを安定した構造とすることができる。
本発明による組立式ハウス及びその構築方法は、屋外の宿泊施設、レジャー施設、その他の施設として好適である。

Claims (15)

  1. 所定のハウス形状を分割した発泡スチロールからなる複数のピースをモルタル粉混入の接着剤によって接合することによりハウス本体を組み立てる工程と、
    無機質繊維で構成されたメッシュシートを少なくとも前記ピースの接合部分を覆うように前記接着剤で貼り付ける工程と、
    無機質繊維及びモルタル粉を樹脂塗料に分散させた下地材を前記ハウス本体の室外面及び室内面に所定の厚さで塗布する工程と、
    前記室外面の下地材の上に撥水性及び紫外線遮断性の外装塗料を塗布し、前記室内面の下地材の上に天然物由来の粘土状塗料を塗布する工程とを備えることを特徴とする組立式ハウスの構築方法。
  2. 前記メッシュシートの貼り付け工程は、組み立てられたハウス本体の外面の略全体を覆うように貼り付けられることを特徴とする請求項1に記載の組立式ハウスの構築方法。
  3. 前記複数のピースが土台に立設される構造とし、前記ピースの土台からの立ち上がり部分と土台の対応部分とにかけて前記メッシュシートにより覆った後、前記下地材を前記メッシュシートの覆い部分を含めたハウス本体の室外面及び室内面に塗布する工程をさらに備えていることを特徴とする請求項1または2に記載の組立式ハウスの構築方法。
  4. 前記ハウス本体の室内面の下地材に対して、その上段側に前記天然物由来の粘土状塗料を塗布し、その下段側に前記外装塗料を塗布したことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の組立式ハウスの構築方法。
  5. 前記外装塗料として変性シリコーン樹脂塗料を用いることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の組立式ハウスの構築方法。
  6. 前記天然物由来の粘土状塗料として珪藻土または漆喰を用いることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の組立式ハウスの構築方法。
  7. 所定のハウス形状を分割した発泡スチロールからなる複数のピースをモルタル粉混入の接着剤によって接合することによりハウス本体が構築された組立式ハウスであって、
    無機質繊維で構成されたメッシュシートが少なくとも前記ピースの接合部分を覆うように貼り付けられ、無機質繊維及びモルタル粉を樹脂塗料に分散させた下地材が前記ハウス本体の室外面及び室内面に所定の厚さで塗布されるとともに、前記室外面の下地材の上に撥水性及び紫外線遮断性の外装塗料が塗布され、前記室内面における下地材の上に天然物由来の粘土状塗料が塗布されていることを特徴とする組立式ハウス。
  8. 前記メッシュシートは、組み立てられたハウス本体の外面の略全体を覆うように貼り付けられていることを特徴とする請求項7に記載の組立式ハウス。
  9. 前記ハウス本体の室内空気が前記ピースを通じて循環される空気循環手段と、空気循環手段によって循環される空気の流路内に設けられた空気浄化手段とを、さらに備えていることを特徴とする請求項7または8に記載の組立式ハウス。
  10. 前記ハウス本体の室内空気が前記ピースを通じて循環される空気循環手段と、空気循環手段によって循環される空気の流路内に設けられる空気加温手段とを、さらに備えていることを特徴とする請求項7または8に記載の組立式ハウス。
  11. 前記複数のピースが土台に立設され、前記メッシュシートがピースの土台からの立ち上がり部分と土台の対応部分とにかけて覆うように貼り付けられており、このメッシュシートの覆い部分を含めたハウス本体の室外面及び室内面に前記下地材が塗布されていることを特徴とする請求項7〜10のいずれか1項に記載の組立式ハウス。
  12. 前記ハウス本体の室内面の下地材に対して、その上段側に前記天然物由来の粘土状塗料を塗布し、その下段側に前記外装塗料を塗布したことを特徴とする請求項7〜11のいずれか1項に記載の組立式ハウス。
  13. 前記外装塗料は変性シリコーン樹脂塗料であることを特徴とする請求項7〜12のいずれか1項に記載の組立式ハウス。
  14. 前記天然物由来の粘土状塗料は珪藻土または漆喰であることを特徴とする請求項7〜12のいずれか1項に記載の組立式ハウス。
  15. 発泡スチロールからなる床部材がハウス本体内の床部分に敷設されていることを特徴とする請求項7〜14のいずれか1項に記載の組立式ハウス。
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