JPH1026367A - 室内空調壁 - Google Patents

室内空調壁

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JPH1026367A
JPH1026367A JP20285496A JP20285496A JPH1026367A JP H1026367 A JPH1026367 A JP H1026367A JP 20285496 A JP20285496 A JP 20285496A JP 20285496 A JP20285496 A JP 20285496A JP H1026367 A JPH1026367 A JP H1026367A
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JP
Japan
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air
room
surface member
tourmaline powder
indoor
Prior art date
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Pending
Application number
JP20285496A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsuyoshi Mizutani
勝義 水谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
MISAWA CERAMIC CHEMICAL KK
Misawa Ceramics Corp
Original Assignee
MISAWA CERAMIC CHEMICAL KK
Misawa Ceramics Corp
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Publication date
Application filed by MISAWA CERAMIC CHEMICAL KK, Misawa Ceramics Corp filed Critical MISAWA CERAMIC CHEMICAL KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構造でしかも効率よく室内空気を清浄
化でき、快適な室内環境を得ることのできる室内空調壁
を提供する。 【解決手段】 多孔質板21にトルマリン粉末22を分
散付着させた面材23を室内の壁面の少なくとも一部と
して設けるとともに前記面材裏側に空気循環路31を形
成し、ファン装置41を配設して前記面材を通過する室
内空気を面材裏側の空気循環路を介して室内に戻すよう
にした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、室内の空気を清
浄にするための室内空調壁の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、室内空気の消臭や脱臭のために、
芳香剤等を室内に置いたり、消臭スプレイを散布するこ
とが行われている。しかし、これらは空気を清浄化する
よりも、芳香剤等が発する強い臭いで元の臭いをごまか
すものがほとんどであり、しかも室内の狭い部分で一時
的にしか効果を示さない等の問題があった。
【0003】特に、最近では、タバコ等による臭いの問
題に加え、室内空気の汚れに起因するアレルギー等が問
題となり、室内空気の清浄化が強く求められるようにな
ってきた。また、喫煙しない人や乳幼児にとっては、室
内におけるタバコの煙は好ましいものではなかった。し
かし、前記芳香剤や、消臭スプレイ等では空気の清浄化
まで期待することはできなかった。
【0004】なお、室内の空気を吸引してエアフィルタ
ーを通過させ塵やほこり等を除去したり脱臭したりする
電気空気清浄機やエアーコンディショナー、さらにはそ
れらに芳香装置を備えた製品もあるが、それらは構造が
複雑になったり室内の作用エリアが局所的になったりす
る等の不具合がある。また、芳香装置付のものにあって
は、好ましい芳香等に個人差があり、却って不快感を与
えることもあった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そこで、この発明はこ
のような状況に鑑みなされたもので、簡単な構造でしか
も効率よく室内空気を清浄化でき、快適な室内環境を得
ることのできる室内空調壁を提供するものである。な
お、本発明において、空気の清浄とは、脱臭、殺菌、除
塵、空気の活性化(マイナスイオン生成等の作用)を総
称していうものとする。
【0006】
【課題を解決するための手段】すなわちこの発明は、多
孔質板にトルマリン粉末を分散付着させた面材を室内の
壁面の少なくとも一部として設けるとともに前記面材裏
側に空気循環路を形成し、ファン装置を配設して前記面
材を通過する室内空気を面材裏側の空気循環路を介して
室内に戻すようにしたことを特徴とする室内空調壁に係
る。
【0007】
【発明の実施の形態】以下添付の図面に従ってこの発明
を詳細に説明する。図1はこの発明の一実施例における
室内空調壁の構造を備える室内の要部概略斜視図、図2
は図1の室内空調壁をユニットとして構成した実施例の
斜視図、図3は図2の3−3線における断面図、図4は
図2の4−4線における断面図である。
【0008】図1ないし図4に示すように、この発明の
室内空調壁10は、多孔質板21にトルマリン粉末22
を分散付着させた面材23を室内の壁面51の少なくと
も一部として設けるとともに前記面材23の裏側に空気
循環路31を形成し、ファン装置を配設して前記面材2
3を通過する室内空気Aを面材23裏側の空気循環路3
1を介して室内に戻す構造からなる。
【0009】この実施例の室内空調壁10においては、
ユニット化して構成するために、前面の開口した縦長の
ケーシング35を用いている。このケーシング35の前
面開口部36の内面側に面材23が固定されるととも
に、前面上部の空気戻し用開口38にファン装置41が
配設され、また、前記面材23の裏側にはファン装置4
1を介して室内と通じる前記空気循環路31が形成され
ている。符号37は、面材23をケーシング35前面の
開口部36内面に挟持する断面L状の固定金具で、溶接
やボルト等によりケーシング35の側壁内面に固着され
ている。なお、このケーシング35は、例えば前面のフ
レーム部や裏板を脱着可能にするなど、面材23が交換
可能な構造にするのが好ましい。
【0010】前記ケーシング35は、この実施例のよう
に室内の壁面51の所定位置に埋め込まれ、あるいは、
図示しない他の例においてはケーシング35の背面側が
室内の壁面に略接するように室内に配置される。なお、
ケーシング35は、室内の壁面51に埋め込まれる場
合、ケーシングの厚み(奥行き)が建物の外壁と内壁
(仕上げ壁面51)間の間隔と等しい寸法とされるのが
好ましい。また、ケーシング35の厚みが、建物の外壁
と内壁間の間隔より大の場合には、室内空間の効率的利
用の点から、ケーシング35すなわち室内空調壁10は
室内のコーナー部位置となるように配置されるのが好ま
しい。
【0011】前記ケーシング35の前面開口部36に設
けられる面材23は、室内空気Aがこの面材23を通過
する際に、空気Aの浄化を行うためのもので、多孔質板
21にトルマリン粉末22が分散付着して形成されてい
る。この多孔質板21は、前記ケーシング35の大きさ
に合わせた寸法からなり、この図例では、ケーシング3
5の前面開口部36に、上下方向へ5枚並べて設けられ
ている。
【0012】前記多孔質板21としては、通気性に優
れ、また目詰まりを生じても洗浄により容易に目詰まり
を解消でき、しかも耐久性に優れ、加えて吸音性にも優
れるセラミック製が好ましい。このセラミック製の多孔
質板21は、磁器または無機材料を粉砕し、あるいは造
粒化した粒子を、ガラス質等の結合剤とともに混合し、
板状に焼成してなる公知のもので、前記粒子間で構成さ
れる連通孔(空隙)を有する。この連通孔によって良好
な通気性が確保されるとともに、室内空気中の塵やほこ
り等の保持(集塵)除去作用を発揮する。
【0013】前記多孔質板21の表面および内部の連通
孔に、トルマリン粉末22が分散付着している。このト
ルマリンは天然に産出される鉱石で電気石とも称され、
空気中に含まれる水分に対して電気分解作用をし、空気
のマイナスイオン生成、脱臭・消臭、殺菌等の効果を有
することが報告されている。特に、前記多孔質板21の
表面や内部の連通孔にトルマリン粉末が付着しているた
め、多孔質板21(面材22)を通過する空気とトルマ
リン粉末との接触面積がきわめて大きくなり、トルマリ
ンによる大なる空気浄化作用が得られる。なお、トルマ
リン鉱石は微粉末状に粉砕しても空気清浄化効果は変わ
らないので、多孔質板21の連通孔(空隙)に入ること
ができる程度に微粉末状にしたものが用いられる。
【0014】前記多孔質板21にトルマリン粉末22を
分散付着させた面材23の成形は、次のようにして行わ
れる。まずトルマリン粉末を無機塗料に混練し、トルマ
リン分散液を調製する。この時のトルマリン粉末の濃度
は適宜決定されるが、一例として約50%(トルマリン
分散液に対する重量比)の場合を示す。この時用いる無
機塗料は、トルマリン粉末を多孔質板21の表面および
連通孔に強固に付着固定するためのもので、商品名グラ
スカ(日本合成ゴム株式会社製)等が好適である。
【0015】次いで、前記トルマリン分散液を入れた容
器の中に、あらかじめ所定の長方形板状とした多孔質板
21を浸漬させて十分にトルマリン分散液を多孔質板2
1に含ませる。その際、トルマリン分散液は多孔質板2
1の連通孔(空隙)にも浸透し、連通孔(空隙)壁面に
付着する。
【0016】その後、多孔質板21をトルマリン分散液
から取り出し、エアーを吹き付けて余分な溶媒を除去し
た後、180℃の乾燥炉内で約20分間乾燥する。これ
により、トルマリン粉末は、前記無機塗料をバインダー
として多孔質板21の表面および内部の連通孔(空隙)
壁面に確実に付着する。そして、必要に応じて表面を加
工し、意匠性を付与することにより前記面材23が得ら
れる。
【0017】ファン装置41は、室内の空気Aをファン
装置41の下方に位置する前記面材23を通して面材2
3の裏側へ効率よく吸引し、さらに面材23裏側の空気
循環路31を介して再び室内に戻すもので、ケーシング
35の前面上部の空気戻し用開口38に空気循環ファン
42をその駆動モータとともに有する。符号43はファ
ン装置41をユニット化した場合の枠状ケースであり、
44はケーシング35の当該開口もしくは枠状ケース4
3の前面開口を覆うガラリ状の吹き出し口である。
【0018】前記構造からなる室内空調壁10は、ファ
ン装置41によって、室内の空気Aが面材23を通って
面材23裏側へ吸引される。その際、面材23に分散付
着しているトルマリン粉末22と空気Aが接触し、空気
Aの清浄化がなされる。そして、面材23の通過により
清浄化された空気は、面材裏側の空気循環路31を通っ
て、上部のファン装置41から室内に再び戻る。そし
て、この空気の循環の繰り返しにより室内空気の清浄化
が連続的になされる。
【0019】なお、前記実施例においては、多孔質板2
1にトルマリン粉末22を分散付着させた面材23をケ
ーシング35に取り付けた例を示したが、ケーシング3
5を用いることなく、室内の壁面の少なくとも一部を前
記面材23に交換し、その面材23の裏側で建物外壁と
の間に空気循環路を設けてもよい。その場合、壁面の一
部に前記空気循環路と通じる空気戻し用開口を形成し、
ファン装置を配設する。
【0020】また、前記実施例においては、トルマリン
粉末は多孔質板への後加工としてその表面および内部の
連通孔に分散付着させたものを説明したが、多孔質板の
成形時に多孔質板の主原料と共にトルマリン粉末を所要
量混入させて一体として構成してもよい。この場合にお
いても、トルマリン粉末は板表面や連通孔部分にも存在
し、内部にも存することになるので、板表面を切削加工
しても所期の効果を低減させることはない。トルマリン
の分散付着とはこの場合も含むものとする。
【0021】
【発明の効果】以上図示し説明したように、この発明の
室内空調壁は、多孔質板にトルマリン粉末を分散付着さ
せた面材で室内の壁面の少なくとも一部を構成するとと
もに、その面材裏側に空気循環路を形成し、ファン装置
を配設して前記面材を通過する室内空気を面材裏側の空
気循環路を経て室内へ戻すようにしたため、前記面材の
連通孔がフィルターとなって塵、ほこり、花粉等の空気
中の浮遊物を取り除くことが可能になる。しかも、室内
空気が面材通過時にトルマリン粉末と接触し、トルマリ
ン粉末の作用によって脱臭、消臭、殺菌やマイナスイオ
ンを生成等するため、清浄化された空気が室内に戻され
ることになる。この効果は、面材を構成する多孔質板の
連通孔にもトルマリン粉末が付着していること、および
壁面を利用していることによりトルマリン粉末と空気と
の接触面積が大きくなるので一層効率よく発揮させるこ
とができる。
【0022】さらに、面材は、塵、ほこり等で目詰まり
した時は、面材を外して水洗いしたり、掃除機で吸い取
る等によって目詰まりを解消することもでき、構造的に
簡単で取り扱いが容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例における室内空調壁を備え
る室内の要部概略斜視図である。
【図2】図1の室内空調壁をユニットとして構成した実
施例の斜視図である。
【図3】図2の3−3線における断面図である。
【図4】図2の4−4線における断面図である。
【符号の説明】
10 室内空調壁 21 多孔質板 22 トルマリン粉末 23 面材 31 空気循環路 35 ケーシング 41 ファン装置 42 空気循環ファン 44 吹き出し口

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多孔質板にトルマリン粉末を分散付着さ
    せた面材を室内の壁面の少なくとも一部として設けると
    ともに前記面材裏側に空気循環路を形成し、ファン装置
    を配設して前記面材を通過する室内空気を面材裏側の空
    気循環路を介して室内に戻すようにしたことを特徴とす
    る室内空調壁。
JP20285496A 1996-07-12 1996-07-12 室内空調壁 Pending JPH1026367A (ja)

Priority Applications (1)

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JP20285496A JPH1026367A (ja) 1996-07-12 1996-07-12 室内空調壁

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JP20285496A JPH1026367A (ja) 1996-07-12 1996-07-12 室内空調壁

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JPH1026367A true JPH1026367A (ja) 1998-01-27

Family

ID=16464301

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JP20285496A Pending JPH1026367A (ja) 1996-07-12 1996-07-12 室内空調壁

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002106076A (ja) * 2000-09-28 2002-04-10 Daiwa House Ind Co Ltd 屋内構造、クロス及び障子紙
WO2006095430A1 (ja) * 2005-03-10 2006-09-14 Yugenkaisha Japan Tsusyo 組立式ハウス及びその構築方法
JP2010048044A (ja) * 2008-08-25 2010-03-04 Panasonic Electric Works Co Ltd 調湿パネルの取付構造

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