JPH1181505A - 冷暖房兼換気装置 - Google Patents
冷暖房兼換気装置Info
- Publication number
- JPH1181505A JPH1181505A JP24514897A JP24514897A JPH1181505A JP H1181505 A JPH1181505 A JP H1181505A JP 24514897 A JP24514897 A JP 24514897A JP 24514897 A JP24514897 A JP 24514897A JP H1181505 A JPH1181505 A JP H1181505A
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- JP
- Japan
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- panel
- heating
- cooling
- heat medium
- hollow holes
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は冷暖房兼換気装置に関するものであ
る。 【構成】 長尺板状で内部に中空孔3を有する無機材か
らなるパネル1において、パネル1内の中空孔3に熱媒
体Cを供給させると共に、パネル1の化粧面2には複数
個の中空孔3に貫通した吸、排気口7を形成した冷暖房
兼換気装置Aである。
る。 【構成】 長尺板状で内部に中空孔3を有する無機材か
らなるパネル1において、パネル1内の中空孔3に熱媒
体Cを供給させると共に、パネル1の化粧面2には複数
個の中空孔3に貫通した吸、排気口7を形成した冷暖房
兼換気装置Aである。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は家屋内の居住空間、例え
ば居間、寝室、台所、トイレ、倉庫、小屋裏、床下、等
に形成する冷暖房兼換気装置に関するものである。
ば居間、寝室、台所、トイレ、倉庫、小屋裏、床下、等
に形成する冷暖房兼換気装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の暖房としては薪ストーブ、石炭ス
トーブ、ガスストーブ、石油ストーブ、ファンヒータ、
FF式ファンヒータ、熱媒体を管内に通過させて暖房す
る方法、冷暖房としては電気を使用したエアコン、等が
あった。
トーブ、ガスストーブ、石油ストーブ、ファンヒータ、
FF式ファンヒータ、熱媒体を管内に通過させて暖房す
る方法、冷暖房としては電気を使用したエアコン、等が
あった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、二酸
化炭素の排出のより環境が悪くなる。石油が燃焼する
際に水分を出し、結露の原因になる。火災の危険性が
ある。効率が悪い。耐久性が悪い。等の欠点があっ
た。
化炭素の排出のより環境が悪くなる。石油が燃焼する
際に水分を出し、結露の原因になる。火災の危険性が
ある。効率が悪い。耐久性が悪い。等の欠点があっ
た。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような欠点
を除去するため、長尺板状で内部に中空孔を有する無機
材からなるパネルにおいて、パネル内の中空孔に熱媒体
を供給させると共に、パネルの化粧面には複数個の中空
孔に貫通した吸、排気口を形成し、冷暖房と換気を兼ね
備えた冷暖房兼換気装置を提案するものである。
を除去するため、長尺板状で内部に中空孔を有する無機
材からなるパネルにおいて、パネル内の中空孔に熱媒体
を供給させると共に、パネルの化粧面には複数個の中空
孔に貫通した吸、排気口を形成し、冷暖房と換気を兼ね
備えた冷暖房兼換気装置を提案するものである。
【0005】
【実施例】以下に、図面を用いて本発明に係る冷暖房兼
換気装置について説明する。図1(a)、(b)は本発
明に係る冷暖房兼換気装置Aを形成する家屋aを示すも
のである。
換気装置について説明する。図1(a)、(b)は本発
明に係る冷暖房兼換気装置Aを形成する家屋aを示すも
のである。
【0006】1はパネルであり、図2(a)、(b)〜
図5(a)、(b)に示すように水平面状の化粧面2
と、内部に中空孔3を有する無機材の押出品よりなるも
のの端部に吸、排気口7を複数個形成したものである。
また、図1(a)、(b)ではパネル1を縦に形成した
ものである。なお、図2(a)、(b)〜図5(a)、
(b)は中空孔3を偶数個形成したパネル1を示すもの
である。
図5(a)、(b)に示すように水平面状の化粧面2
と、内部に中空孔3を有する無機材の押出品よりなるも
のの端部に吸、排気口7を複数個形成したものである。
また、図1(a)、(b)ではパネル1を縦に形成した
ものである。なお、図2(a)、(b)〜図5(a)、
(b)は中空孔3を偶数個形成したパネル1を示すもの
である。
【0007】パネル1の厚さは5〜100mm程度、幅
は100〜1000mm位、長さは600〜5000m
m位のものである。パネル1は例えば粘土等を押出−乾
燥−焼成したもの、あるいはセメント、石綿、混和材、
水等を原料とし、押出−養生−オートクレーブしたもの
であり、剛性が強く強度が大きいため施工性がよく経済
的なパネルとなるものである。また、完全な無機質であ
るため耐火性能に優れ、家屋a内で火災が発生しても引
火することがなく、有害ガス、煙の発生もないと共に、
遮音性に優れるものである。
は100〜1000mm位、長さは600〜5000m
m位のものである。パネル1は例えば粘土等を押出−乾
燥−焼成したもの、あるいはセメント、石綿、混和材、
水等を原料とし、押出−養生−オートクレーブしたもの
であり、剛性が強く強度が大きいため施工性がよく経済
的なパネルとなるものである。また、完全な無機質であ
るため耐火性能に優れ、家屋a内で火災が発生しても引
火することがなく、有害ガス、煙の発生もないと共に、
遮音性に優れるものである。
【0008】パネル1の素材としては陶石、長石、カオ
リナイト、ハロイサイト、メタハロイサイト、木節粘
土、蛙目粘土、信楽粘土等を打ち砕き、水を加えて練り
上げた粘土材料、あるいは、セメント系、炭酸カルシウ
ム系、珪酸カルシウム系、木片セメント系、炭酸マグネ
シウム系の素材、シージングボード、シージングインシ
ュレーションボード等、あるいはこれらにガラス繊維、
ウィスカー、アラミド繊維、スチール繊維、炭素繊維、
各種鉱物繊維、各種骨材等を混入したものを押出成形、
プレス成形、抄造法等によって成形したもの、もしくは
各種繊維をクロス状、三次元状に織り、これにセメン
ト、粘土等を含浸してパネル状に成形したものを、蒸気
養生、もしくは乾燥−焼成(1000℃以上)したもの
等からなるものである。
リナイト、ハロイサイト、メタハロイサイト、木節粘
土、蛙目粘土、信楽粘土等を打ち砕き、水を加えて練り
上げた粘土材料、あるいは、セメント系、炭酸カルシウ
ム系、珪酸カルシウム系、木片セメント系、炭酸マグネ
シウム系の素材、シージングボード、シージングインシ
ュレーションボード等、あるいはこれらにガラス繊維、
ウィスカー、アラミド繊維、スチール繊維、炭素繊維、
各種鉱物繊維、各種骨材等を混入したものを押出成形、
プレス成形、抄造法等によって成形したもの、もしくは
各種繊維をクロス状、三次元状に織り、これにセメン
ト、粘土等を含浸してパネル状に成形したものを、蒸気
養生、もしくは乾燥−焼成(1000℃以上)したもの
等からなるものである。
【0009】なお、パネル1にワイヤーを埋設したり、
針金を中空孔3を通過させることにより、万が一パネル
1が破損した際の飛散防止を強化することも出来る。
針金を中空孔3を通過させることにより、万が一パネル
1が破損した際の飛散防止を強化することも出来る。
【0010】化粧面2には、意匠性の向上、耐候性や洗
浄性の効率化を図るために釉薬を施すことも出来る。釉
薬は、例えば、鉛釉、無鉛釉、錫釉、磁器釉、マジョリ
カ釉、炉器釉、ブリストル釉、ロッキンガム釉、ゼーゲ
ル磁器釉、生釉、土釉、フリット釉、揮発釉、光沢釉、
マット釉、アベンチュリン釉、結晶釉、ラスター釉、透
明釉、不透明釉等よりなり、化粧面上に施釉するもので
あり、化粧面2の保護(コーティング)材、化粧材、耐
水材、耐久材等として機能するものである。また、施釉
の方法としては、スプレーガン、フローコーター等の一
種よりなる施釉機で上記釉薬を化粧面2上に一定厚さで
塗布し、ガス、電気、石油、赤外線ヒーター、遠赤外線
ヒーター、マイクロ波加熱機等の乾燥機によりパネル1
の焼成温度の最高加熱温度よりも低い温度で焼成し釉薬
をガラス状に硬化、定着させるものである。
浄性の効率化を図るために釉薬を施すことも出来る。釉
薬は、例えば、鉛釉、無鉛釉、錫釉、磁器釉、マジョリ
カ釉、炉器釉、ブリストル釉、ロッキンガム釉、ゼーゲ
ル磁器釉、生釉、土釉、フリット釉、揮発釉、光沢釉、
マット釉、アベンチュリン釉、結晶釉、ラスター釉、透
明釉、不透明釉等よりなり、化粧面上に施釉するもので
あり、化粧面2の保護(コーティング)材、化粧材、耐
水材、耐久材等として機能するものである。また、施釉
の方法としては、スプレーガン、フローコーター等の一
種よりなる施釉機で上記釉薬を化粧面2上に一定厚さで
塗布し、ガス、電気、石油、赤外線ヒーター、遠赤外線
ヒーター、マイクロ波加熱機等の乾燥機によりパネル1
の焼成温度の最高加熱温度よりも低い温度で焼成し釉薬
をガラス状に硬化、定着させるものである。
【0011】中空孔3は、熱媒体供給機Bから供給され
た熱媒体Dを家屋aの居住空間へ供給したり、家屋a内
の汚れた空気を換気装置Cにより家屋a外に放出する換
気機能を具備するもので、中空孔3は図6(a)〜
(f)、図7(a)〜(e)に示す図2(a)のa−a
部断面図に示すように形成するものであり、切り欠き4
を形成して中空孔3内を通過する熱媒体Dの供給、汚染
空気の排出機能をパネル1全体に行き渡らせるものであ
る。なお、図6(a)〜(f)は偶数個の中空孔3を形
成したパネル1、図7(a)〜(e)奇数個の中空孔3
を形成したパネル1を示すものである。
た熱媒体Dを家屋aの居住空間へ供給したり、家屋a内
の汚れた空気を換気装置Cにより家屋a外に放出する換
気機能を具備するもので、中空孔3は図6(a)〜
(f)、図7(a)〜(e)に示す図2(a)のa−a
部断面図に示すように形成するものであり、切り欠き4
を形成して中空孔3内を通過する熱媒体Dの供給、汚染
空気の排出機能をパネル1全体に行き渡らせるものであ
る。なお、図6(a)〜(f)は偶数個の中空孔3を形
成したパネル1、図7(a)〜(e)奇数個の中空孔3
を形成したパネル1を示すものである。
【0012】切り欠き4は、パネル1の格子5を切り欠
き、図8(a)〜(d)〜図11(a)〜(d)に示す
ようにパネル1の端部6に閉塞材Eを形成することによ
り、パネル1内に熱媒体Eを供給出するようにしたもの
であり、左右方向、上下方向の接続が可能になるもので
ある。
き、図8(a)〜(d)〜図11(a)〜(d)に示す
ようにパネル1の端部6に閉塞材Eを形成することによ
り、パネル1内に熱媒体Eを供給出するようにしたもの
であり、左右方向、上下方向の接続が可能になるもので
ある。
【0013】吸、排気口7は図2(a)、(b)〜図5
(a)、(b)に示すように、中空孔3に貫通するよう
に形成し、中空孔3に供給された冷房あるいは暖房され
た熱媒体Dを家屋a内の居住空間へ供給したり、あるい
は家屋a内の汚れた空気を家屋a外に放出する換気機能
を具備するものである。なお、図1(a)では冬季の暖
房時、図1(b)では夏期の冷房時の空気の流れを示す
ものであり、矢印で示すように供給された熱媒体Dが居
住空間に放出され、その後、換気されるものである。
(a)、(b)に示すように、中空孔3に貫通するよう
に形成し、中空孔3に供給された冷房あるいは暖房され
た熱媒体Dを家屋a内の居住空間へ供給したり、あるい
は家屋a内の汚れた空気を家屋a外に放出する換気機能
を具備するものである。なお、図1(a)では冬季の暖
房時、図1(b)では夏期の冷房時の空気の流れを示す
ものであり、矢印で示すように供給された熱媒体Dが居
住空間に放出され、その後、換気されるものである。
【0014】吸、排気口7は図に示すように普通は端部
6近傍に複数個形成するが、パネル1の中央部分にも形
成することが出来るものである。
6近傍に複数個形成するが、パネル1の中央部分にも形
成することが出来るものである。
【0015】熱媒体供給機Bはパネル1内に供給する熱
媒体Dを温めたり冷やしたりすると共に、中空孔3に熱
媒体Dを供給する機能を具備したものである。勿論、熱
媒体Dを温めたり冷やしたりする熱源は、ガス、石油、
電気等である。
媒体Dを温めたり冷やしたりすると共に、中空孔3に熱
媒体Dを供給する機能を具備したものである。勿論、熱
媒体Dを温めたり冷やしたりする熱源は、ガス、石油、
電気等である。
【0016】換気装置Cは図では小屋裏空間に形成し、
汚染された居住空間の空気を家屋a外に放出するための
ものである。勿論、熱媒体Dの供給と汚染空気の排出を
同時に行う場合には、供給するパネル1と排気するパネ
ル1は別個に形成するものである。
汚染された居住空間の空気を家屋a外に放出するための
ものである。勿論、熱媒体Dの供給と汚染空気の排出を
同時に行う場合には、供給するパネル1と排気するパネ
ル1は別個に形成するものである。
【0017】なお、熱媒体供給機B、換気装置Cは家屋
a内に設置された温度センサー、湿度センサー、煙セン
サー、炎センサー、有害化学物質検知センサー、等のセ
ンサーと接続され、各種センサーの信号により居住空間
への熱媒体Dの供給(ON−OFF、熱媒体Dの温度、
供給量等)、換気(ON−OFF、換気量等)を制御す
るものである。勿論、熱媒体供給機B、換気装置Cは家
屋aの何処に形成しても良いものであり、熱媒体供給機
B、換気装置Cに熱交換器を内蔵したものを使用するこ
とも出来る。
a内に設置された温度センサー、湿度センサー、煙セン
サー、炎センサー、有害化学物質検知センサー、等のセ
ンサーと接続され、各種センサーの信号により居住空間
への熱媒体Dの供給(ON−OFF、熱媒体Dの温度、
供給量等)、換気(ON−OFF、換気量等)を制御す
るものである。勿論、熱媒体供給機B、換気装置Cは家
屋aの何処に形成しても良いものであり、熱媒体供給機
B、換気装置Cに熱交換器を内蔵したものを使用するこ
とも出来る。
【0018】熱媒体Dは新鮮な空気であり、熱媒体供給
機Bにより温められたり、冷やされてパネル1の中空孔
3−吸、排気口7を介して家屋a内に供給されるもので
ある。
機Bにより温められたり、冷やされてパネル1の中空孔
3−吸、排気口7を介して家屋a内に供給されるもので
ある。
【0019】閉塞材Eはシート、フィルムよりなり、例
えば樹脂製では、ビニル樹脂、ポリエチレン、ポリプロ
ピレン、ポリスチレン、フェノール樹脂、ポリエステ
ル、尿素樹脂、ポリウレタン、フッ素樹脂、シリコーン
等よりなるものである。また、樹脂製の型材(射出成型
品)、金属材等でも良いものである。
えば樹脂製では、ビニル樹脂、ポリエチレン、ポリプロ
ピレン、ポリスチレン、フェノール樹脂、ポリエステ
ル、尿素樹脂、ポリウレタン、フッ素樹脂、シリコーン
等よりなるものである。また、樹脂製の型材(射出成型
品)、金属材等でも良いものである。
【0020】なお、図2〜図5の(b)は吸、排気口7
を形成しないパネル1を示すものであり、複数個のパネ
ル1を使用した場合に、冷暖房兼換気装置Aのパネル1
同士の接続部材として機能するものである。勿論、パネ
ル1同士は接着材、弾性材(ゴム、樹脂材)、シーリン
グ材等で接続し、熱媒体Dが外部に漏れないようにする
ものである。
を形成しないパネル1を示すものであり、複数個のパネ
ル1を使用した場合に、冷暖房兼換気装置Aのパネル1
同士の接続部材として機能するものである。勿論、パネ
ル1同士は接着材、弾性材(ゴム、樹脂材)、シーリン
グ材等で接続し、熱媒体Dが外部に漏れないようにする
ものである。
【0021】図12(a)〜(f)は熱媒体Dの流れる
方向を図示した概念図であり、図示しないが横方向にパ
ネル1を形成し、熱媒体Dが縦方向に流れるように形成
しても良いものである。
方向を図示した概念図であり、図示しないが横方向にパ
ネル1を形成し、熱媒体Dが縦方向に流れるように形成
しても良いものである。
【0022】なお、パネル1の形成は、取付具を介して
パネル1を取り付けたり、あるいは壁下地にプライマー
層を形成した後に接着材層を形成してその上にパネル1
を形成したりするものである。
パネル1を取り付けたり、あるいは壁下地にプライマー
層を形成した後に接着材層を形成してその上にパネル1
を形成したりするものである。
【0023】プライマー層は、壁下地表面の化粧面を形
成する範囲にプライマーを施すもので、壁下地と接着剤
層との接着力を強固にするのに有効である。プライマー
層は必須ではないが、例えば2液タイプのもので主成分
がそれぞれエポキシ樹脂と変性ポリアミドアミンである
主剤と硬化剤を混合したものを使用する。
成する範囲にプライマーを施すもので、壁下地と接着剤
層との接着力を強固にするのに有効である。プライマー
層は必須ではないが、例えば2液タイプのもので主成分
がそれぞれエポキシ樹脂と変性ポリアミドアミンである
主剤と硬化剤を混合したものを使用する。
【0024】接着剤層は、パネル1を下地に固着せしめ
るものであり、層状、線状、網状、波状に厚さ1〜30
mm位で形成し、下地にパネル1を一体に固着するもの
である。特に、接着剤層としてはセメントモルタル、エ
ポキシモルタル、その他の合成樹脂系接着剤を用いるも
のであるが、接着寸前に軟らかく、パネル1の取り付け
位置の調節を容易とし、押圧によって接着力が大きく促
進される性状のものが好ましく、水分、振動、排ガス成
分によって劣化しない成分のものが良い。接着剤層の具
体例としては、例えばエポキシ樹脂系接着剤で、2液常
温硬化型のものを使用する。
るものであり、層状、線状、網状、波状に厚さ1〜30
mm位で形成し、下地にパネル1を一体に固着するもの
である。特に、接着剤層としてはセメントモルタル、エ
ポキシモルタル、その他の合成樹脂系接着剤を用いるも
のであるが、接着寸前に軟らかく、パネル1の取り付け
位置の調節を容易とし、押圧によって接着力が大きく促
進される性状のものが好ましく、水分、振動、排ガス成
分によって劣化しない成分のものが良い。接着剤層の具
体例としては、例えばエポキシ樹脂系接着剤で、2液常
温硬化型のものを使用する。
【0025】接着剤層に用いられる接着剤は、例えば主
剤の主成分がエポキシ樹脂と無機充填剤、硬化剤の主成
分が変性ポリアミドアミンと無機充填剤とからなる2液
タイプのもので、初期硬化時間が5分〜1日、引張りせ
ん断接着強さ1、800〜2200(N/cm2 )、T
型剥離接着強さ5〜60(N/25mm)、吸水率0.
1〜3.0%程度のものを使用する。なお、接着剤層
は、パネル1の貼着直後においても、脱落したりずり落
ちたりすることが皆無であるものを使用することによ
り、施工性を大幅に向上させることが出来る。
剤の主成分がエポキシ樹脂と無機充填剤、硬化剤の主成
分が変性ポリアミドアミンと無機充填剤とからなる2液
タイプのもので、初期硬化時間が5分〜1日、引張りせ
ん断接着強さ1、800〜2200(N/cm2 )、T
型剥離接着強さ5〜60(N/25mm)、吸水率0.
1〜3.0%程度のものを使用する。なお、接着剤層
は、パネル1の貼着直後においても、脱落したりずり落
ちたりすることが皆無であるものを使用することによ
り、施工性を大幅に向上させることが出来る。
【0026】以上説明したのは、本発明に係る冷暖房兼
換気装置の一実施例にすぎず、図13(a)〜(f)、
図14(a)〜(f)に示すようにパネル1を形成する
ことが出来る。すなわち、化粧面2、中空孔3、裏面の
形状を各種変形したパネル1である。
換気装置の一実施例にすぎず、図13(a)〜(f)、
図14(a)〜(f)に示すようにパネル1を形成する
ことが出来る。すなわち、化粧面2、中空孔3、裏面の
形状を各種変形したパネル1である。
【0027】勿論、熱媒体供給機Bと換気装置Cを単独
で作動させることも可能である。
で作動させることも可能である。
【0028】
【発明の効果】上述したように、本発明に係る冷暖房兼
換気装置によれば、耐候性、耐久性に優れた長尺板状
の無機材よりなるパネルを使用することにより、施工が
容易で腐食も皆無である。環境が良い。火災に強
い。蓄熱効果があり効率が良い。耐久性が良い。
遮音性が良い。冷暖房と換気機能を具備する。等の特
徴、効果がある。
換気装置によれば、耐候性、耐久性に優れた長尺板状
の無機材よりなるパネルを使用することにより、施工が
容易で腐食も皆無である。環境が良い。火災に強
い。蓄熱効果があり効率が良い。耐久性が良い。
遮音性が良い。冷暖房と換気機能を具備する。等の特
徴、効果がある。
【図1】本発明に係る冷暖房兼換気装置を形成する家屋
を示す説明図である。
を示す説明図である。
【図2】本発明に係る冷暖房兼換気装置に使用するパネ
ルを示す斜視図である。
ルを示す斜視図である。
【図3】本発明に係る冷暖房兼換気装置に使用するパネ
ルを示す斜視図である。
ルを示す斜視図である。
【図4】本発明に係る冷暖房兼換気装置に使用するパネ
ルを示す斜視図である。
ルを示す斜視図である。
【図5】本発明に係る冷暖房兼換気装置に使用するパネ
ルを示す斜視図である。
ルを示す斜視図である。
【図6】本発明に係る冷暖房兼換気装置に使用するパネ
ルを示す断面図である。
ルを示す断面図である。
【図7】本発明に係る冷暖房兼換気装置に使用するパネ
ルを示す断面図である。
ルを示す断面図である。
【図8】本発明に係る冷暖房兼換気装置に使用するパネ
ルを示す平面図である。
ルを示す平面図である。
【図9】本発明に係る冷暖房兼換気装置に使用するパネ
ルを示す平面図である。
ルを示す平面図である。
【図10】本発明に係る冷暖房兼換気装置に使用するパ
ネルを示す平面図である。
ネルを示す平面図である。
【図11】本発明に係る冷暖房兼換気装置に使用するパ
ネルを示す平面図である。
ネルを示す平面図である。
【図12】本発明に係る冷暖房兼換気装置の熱媒体の流
れを示す説明図である。
れを示す説明図である。
【図13】本発明に係る冷暖房兼換気装置に使用するパ
ネルのその他の実施例を示す断面図である。
ネルのその他の実施例を示す断面図である。
【図14】本発明に係る冷暖房兼換気装置に使用するパ
ネルのその他の実施例を示す断面図である。
ネルのその他の実施例を示す断面図である。
A 冷暖房兼換気装置 B 熱媒体供給機 C 換気装置 D 熱媒体 E 閉塞材 a 家屋 1 パネル 2 化粧面 3 中空孔 4 切り欠き 5 格子 6 端部 7 吸、排気口
Claims (1)
- 【請求項1】 長尺板状で内部に中空孔を有する無機材
からなるパネルにおいて、該パネル内の中空孔に熱媒体
を供給させると共に、パネルの化粧面には複数個の中空
孔に貫通した吸、排気口を形成したことを特徴とする冷
暖房兼換気装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24514897A JPH1181505A (ja) | 1997-09-10 | 1997-09-10 | 冷暖房兼換気装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24514897A JPH1181505A (ja) | 1997-09-10 | 1997-09-10 | 冷暖房兼換気装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1181505A true JPH1181505A (ja) | 1999-03-26 |
Family
ID=17129344
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24514897A Pending JPH1181505A (ja) | 1997-09-10 | 1997-09-10 | 冷暖房兼換気装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1181505A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103850412A (zh) * | 2012-12-05 | 2014-06-11 | 包赟元 | 高效传温空调板 |
CZ305961B6 (cs) * | 2015-04-22 | 2016-05-18 | Vysoké Učení Technické V Brně | Dutinový panel pro vzduchotěsné větrací systémy opláštění budov |
CN106401221A (zh) * | 2016-05-05 | 2017-02-15 | 陕西新通智能科技有限公司 | 一种一体化自然风冷机房 |
-
1997
- 1997-09-10 JP JP24514897A patent/JPH1181505A/ja active Pending
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