JPWO2006028118A1 - 半導体発光素子 - Google Patents

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謙太郎 田村
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Abstract

LEDの発光効率を向上する。発光素子11は、n型GaN系半導体層17とp型GaN系半導体層15とで挟まれたGaN系半導体からなる発光層16を含んでおり、さらに、ZnO系またはITOからなる透明電極層14を備えている。透明電極層14の厚さをt、発光素子11の発光面積をAで表した場合に、3t/(A/π)1/2−3(t/(A/π)1/2)2+(t/(A/π)1/2)3で表される式の値が0.1以上である。発光面積に対して最適な厚さの透明電極層14を用いて、発光効率を向上させた。

Description

本発明は、GaN系半導体層で構成されるGaN系の半導体発光素子に関する。特に、発光効率、発光出力に優れたGaN系半導体発光素子に関する。
GaN系半導体層で構成されるGaN系半導体発光素子は、蛍光灯に替わる次世代の照明用光源として検討されている。GaN系半導体発光素子は、発光層をn型GaN系半導体層とp型GaN系半導体層とで挟んだpn接合ダイオードを基本構成とする。発光層に対して、n型GaN系半導体層から電子が、p型GaN系半導体層から正孔が注入され、発光層で再結合して発光する。
従来、赤、橙又は黄色のLEDにおいて、各々LEDの波長に対して透明な(その波長の光を透過させることを意味する、以下同じ)材料であるGaP、GaAsP、AlGaAsのいずれか一種からなる半導体電流拡散層を厚く堆積することでLEDの発光層からの光を効率良く取り出す技術がある。一方、緑、青、紫色又は紫外線を発光するGaN系材料からなるLEDでは、上述の材料では発光波長に対して不透明であり、透明な電流拡散層として適切でないという問題点がある。
緑、青、紫色又は紫外線を発光するGaN系のLEDに対しては、n型GaN系半導体層又はp型GaN系半導体層が透明であり、n型GaN系半導体層は電流拡散層としても機能しているが、p型GaN系半導体層は高抵抗であるために通常は0.3μm以下の厚さであり、これ以上に厚くすることで素子抵抗が増加してしまい、好ましくない。したがって素子全体に効果的に電流を流す電流拡散層として使用するには不適切である。
そこでGaN系のLEDでは、p型GaN系半導体層の上面に、ほぼ全面を覆うように電極層が形成されている。一般的にはNi又はAu等の金属電極が用いられ、0.1μm以下と非常に薄く形成することで、半透明ではあるが、透明性を持たせているため、発光層からの光を取り出し可能にしているが、光の取り出しの効率は悪い。
そのためITO(インジウムスズ酸化物)やZnO系(Znを含む酸化物を意味し、具体例としては、ZnOの他、ZnとII族元素及び/又は、IIB族元素との酸化物)などの透明かつ導電性を有する材料を電極として用いることで、光の取り出し効率を向上する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。また我々は、非特許文献1において、GaをドープしたZnO透明電極層を使用することでGaN系半導体発光素子の発光効率が向上する技術を実際に示した。しかしながらLEDを照明用途に実用するには、白色光源として利用されるGaN系LEDの発光効率は、高いほど好ましいが、現状では蛍光灯の発光効率に劣り、実用にはGaN系LEDの発光効率をさらに高めるような技術が必要である。
上記の透明電極層を利用する技術では、透明電極層の厚さが数μm以下であるために、GaN系半導体発光層で発生した光は、各発光点から発光層に対して鉛直方向の光の成分は素子外部に取り出されるが、鉛直方向から傾くにつれて素子外部に取り出され難くなり、側面方向の光の成分はほとんど素子内部に捕らわれてしまい、素子外部に取り出せていないという問題点がある。
特開2002-164570号公報 Japanese Journal of Applied Physics Vol.43,No.2A,2004,pp.L180-L182.
本発明は、上記従来技術の有する問題を解決するために、透明電極を備えるGaN系半導体発光素子において、透明電極層の厚さ、又は透明電極層の上面の一部又は側面の一部に接するように形成された絶縁層の厚さを、最適な厚さにすることで、GaN系半導体発光素子の発光効率及び発光出力を向上させることを目的とする。
前述した目的を達成するために、本発明者らは鋭意検討を重ねた結果、次の事実を見出し、本発明を完成した。ZnO透明電極層を備えるGaN系半導体発光素子において、ZnO透明電極層の厚さが0.2μm、0.45μm、0.9μm、5μm、20μm、50μm、162μmと異なる素子を形成すると、透明電極層の厚さの増加に伴って、外部量子効率が23.0%から50.4%にまで増加する(外部量子効率を示す図9(b)参照)。これは膜厚の増加により光取り出し効率が改善されていることを意味しており、透明電極層の厚さと光取り出し効率の相関を次の式によって表されることを導き出した。すなわち、透明電極層の厚さがt、発光面積がAで表される素子に対して、R=3t/(A/π)1/2−3(t/(A/π)1/2+(t/(A/π)1/2で表されるRがR=0.1になるような膜厚tにすると、発光出力が、透明電極層の厚さが薄いときに比べて10%以上増加する。なお、この式においてRは発光出力の増加率を表している。透明電極層の厚さtと発光面積Aで表されるt/(A/π)1/2が小さいとき、つまり透明電極層の厚さtが薄く発光面積Aによって表される(A/π)1/2に対して充分小さいときは、透明電極層の厚さtの増加に対して発光出力の増加率Rはほぼ線形に増加する。そして透明電極層の厚さtが(A/π)1/2の半分程度になると増加率Rは、厚さtの変化に対して鈍くなる。さらに厚さtが増加して(A/π)1/2が同じ値になるにつれて、増加率Rはほとんど変化しなくなる。これら一連の変化を上記の式は表している。したがって素子の発光面積Aが大きいほど、透明電極層の厚さtを厚くすると発光出力の増加に効果的である。
具体的に説明すると、図11(a)(b)(c)は、それぞれ発光素子の上面図の一例を示すものである。各図において、透明電極層の占める面積が発光面積Aに相当する。図11(a)の場合、透明電極層の占める面積は、320μm×320μm=102,400μm2となる。例えば素子の発光面積AがA=102,400μm2のときに、t=6.5μmにするとR=0.104となり、透明電極層の厚さが1μm以下であるような薄いときに比べて発光出力がR=0.104の割合で、つまり約10%も増加する。ここでR≧0.9になると透明電極層の厚さの増加に対する発光出力の増加が、R≦0.9の場合に比べて鈍くなるため、生産性が悪くなってしまう。そのため0.1≦R≦0.9の範囲が実用上は好ましい(発光出力の増加率を示す図9(a)参照)。さらに透明電極層の厚さt=10μmになると、R=0.157となり、t=20μmになると、R=0.297となる。そして透明電極層の厚さt=30μmになると、R=0.420となり、発光出力の増加率が鈍くなってしまうため、R≦0.3であるような条件が好ましい。透明電極の厚さが、7μm≦t≦13μmであると、0.112≦R≦0.200となりより好ましい条件となる。
透明電極層に限らず、透明電極層の表面の一部または側面の一部に接する透明絶縁層の厚さを増すことでも同様に発光効率が改善される。従来、透明絶縁層の厚さは数百nm程度であるが、上記の式のtをtとし、R≧0.1となるような絶縁層の膜厚t=tを用いると、前述の透明電極層と同様にGaN系半導体発光素子の発光効率は増加する。この場合も透明電極層の厚さのときと同様に、絶縁層の厚さが、ti≧1μmになると、ti<1μmのときに比べて発光出力は数%以上増加する。さらにti≧5μmになると好ましく、ti≧10μmになるとより好ましい。透明絶縁層として、例えば、SiOu(u≧0)、SiOuv(u≧0、v≧0)、Al23、AlN、MgxZn1-xO(0≦x≦1)またはZrO2等を用いることができ、透明電極層の屈折率に比べて、絶縁層の屈折率は小さい方が、発光素子内で発生した光が、透明電極層から絶縁層へ入射する際に、その入射角が小さいときの反射光の成分が抑制できるので好ましい。
従来、Ni/Au等の金属から構成されている半透明電極層は、電極層の厚さを0.1μm以下にすることで透明性を得て、GaN系半導体発光素子に使用されているが、このような厚くすることが困難な透明電極層を使用する場合でも、透明電極層の表面の一部又は側面の一部に接する絶縁層を形成し、絶縁層の厚さt=tを、上記の式のRの値が、R>0.1となるようにすると、GaN系半導体発光素子の発光効率及び発光出力を増加することが可能になる。またこのような場合、絶縁層はGaN系半導体発光素子の側面にも接するように形成し、透明電極層又はGaN系半導体層の屈折率に比べて、絶縁層の屈折率が大きい方が、絶縁層との境界面で全反射角が存在しなくなるために好ましい。例えば、Ni/Au半透明電極の場合、膜厚が厚いとそれだけ電極層を通過する光の成分が吸収されてしまい効率が悪くなってしまうが、電極層の膜厚を薄くすると吸収される光の成分が少なくなり、できるだけ多くの光を厚い絶縁層へ導くことで、光の取り出し効率が増加する。
本願第一の発明は、n型GaN系半導体層とp型GaN系半導体層とで挟まれたGaN系半導体からなる発光層を含む半導体発光素子であって、素子の発光波長に対して透明な電極層を備え、該透明電極層の厚さがt、発光面積がAで表される素子に対して、3t/(A/π)1/2−3(t/(A/π)1/2+(t/(A/π)1/2で表される式の値が0.1以上であるような半導体発光素子である。
すなわち、従来の厚さが数百nm以下であるような薄い透明電極層の場合には、GaN系半導体発光層からの光は透明電極層の上面からしか取り出されず、素子側面から光はほとんど取り出せていなかったが、本願第一の発明により、発光層から発生した光の一部は、透明電極層の側面部分を経て素子側面からも光を取り出せるようになり、発光効率が増加し、それにより素子全体の発光出力を増加させることができる。
本願では、GaN系半導体発光層とは、AlGa1−p−qInN(0≦p+q≦1、p≧0、q≧0)を少なくとも1層含む半導体層をいう。
本願第二の発明は、n型GaN系半導体層とp型GaN系半導体層とで挟まれたGaN系半導体からなる発光層を含む半導体発光素子であって、素子の発光波長に対して透明な電極層を備え、該透明電極層の表面の一部または側面の一部に接するように形成された透明な絶縁層を備え、該絶縁層の厚さがt、発光面積がAであるような素子に対して、3t/(A/π)1/2−3(t/(A/π)1/2+(t/(A/π)1/2で表される式の値が0.1以上であるような半導体発光素子である。
本願第二の発明により、発光層から発生した光の一部は、絶縁層の側面部分を経て素子側面からも光を取り出せるようになり、発光効率が増加し、それにより素子全体の発光出力を増加させることができる。
本願第三の発明は、本願第一の発明において、前記透明電極層の表面の一部または側面の一部に接するように形成された絶縁層を備えることを特徴とする半導体発光素子である。
本願第三の発明により、発光層から発生した光は素子の表面又は側面において、透過して素子外部へ取り出される光の成分と、素子内部へ反射される光の成分があるが、絶縁層を形成することで、素子内部への反射光の成分の割合を減少させることが可能になり、それにより透過光の成分が増加し、発光効率に優れたGaN系半導体発光素子が得られる。
本願第四の発明は、本願第一の発明において、前記透明電極層の表面の一部または側面の一部に接するように形成された透明な絶縁層を備え、該絶縁層の厚さがt、発光面積がAであるような素子に対して、3t/(A/π)1/2−3(t/(A/π)1/2+(t/(A/π)1/2で表される式の値が0.1以上であることを特徴とする半導体発光素子である。
本願第四の発明により、発光層から発生した光の一部は、透明電極層の側面部分又は絶縁層の側面部分を経て素子側面からも光を取り出せるようになり、発光効率が増加し、それにより素子全体の発光出力を増加させることができる。
本願第五の発明は、本願第一又は第二の発明において、前記n型GaN系半導体層又は前記p型GaN系半導体層に電流を供給する金属電極を備え、前記透明電極層は前記n型GaN系半導体層又は前記p型GaN半導体層と該金属電極との間に形成されていることを特徴とする半導体発光素子である。
本願第五の発明により、透明電極層への電流供給が容易になり、かつ発光効率に優れたGaN系半導体発光素子が得られる。
本願第六の発明は、本願第一又は第二の発明において、前記n型GaN系半導体層又は前記p型GaN系半導体層に電流を供給する金属電極を備え、該金属電極と前記透明電極層とは隣接し、かつ該金属電極及び前記透明電極層は前記n型GaN系半導体層又は前記p型GaN系半導体層の面に接するように形成されていることを特徴とする半導体発光素子である。
本願第六の発明により、透明電極層への電流供給を容易にし、かつ金属電極とn型GaN系半導体層またはp型GaN系半導体層との電気的接触がショットキー接触となるような金属材料を選択することで、電力効率の良い発光をすることができ、発光効率に優れたGaN系半導体発光素子が得られる。
本願第七の発明は、本願第一又は第二の発明において、前記透明電極層がマグネシウム(Mg)、アルミニウム(Al)、ニッケル(Ni)、銅(Cu)、亜鉛(Zn)、ガリウム(Ga)、インジウム(In)、ルテニウム(Ru)又はスズ(Sn)よりなる群から選択される少なくとも一種を含み、かつ酸素(O)を含む化合物よりなることを特徴とする半導体発光素子である。これらの化合物は、例えば、MgIn、CuAlO、NiO、CuO、SrCu、LaCuOS、ZnO、Ga、In、ITO、RuO、SnO等である。
本願第七の発明により、導電性、透明性に優れる透明電極層を備え、かつ発光効率に優れたGaN系半導体発光素子が得られる。
本願第八の発明は、本願第七の発明において、前記透明電極層がガリウム(Ga)またはホウ素(B)がドープされたMgZn1−xO(0≦x≦1)からなることを特徴とする半導体発光素子である。
本願第八の発明により、導電性、透明性に優れ、さらにn型GaN系半導体層又はp型GaN系半導体層への電気的接触特性に優れ、特にp型GaN系半導体層へのオーミック特性が良好な透明電極層を備え、発光効率に優れたGaN系半導体発光素子が得られる。
本願第九の発明は、本願第七の発明において、前記透明電極層がアルミニウム(Al)がドープされたMgZn1−xO(0≦x≦1)からなることを特徴とする半導体発光素子である。
本願第九の発明により、導電性、透明性に優れ、さらにn型GaN系半導体層又はp型GaN系半導体層への電気的接触特性に優れ、かつ安価な元素材料から構成されるため産業的に安価な透明電極層を備え、発光効率に優れたGaN系半導体発光素子が得られる。
本願第十の発明は、本願第二又は第三の発明において、前記絶縁層がII族元素よりなる第一元素群から選択される少なくとも一種を含み、かつ酸素(O)、フッ素(F)又は硫黄(S)よりなる第二元素群から選択される少なくとも一種を含むような化合物であることを特徴とする半導体発光素子である。II族元素としては、例えばマグネシウム(Mg)、カルシウム(Ca)、亜鉛(Zn)、ストロンチウム(Sr)又はバリウム(Ba)を用いることができる。これらの化合物は例えば、MgO、MgS、MgZnS、MgF、CaF、CaCO、CaWO、CaHfO、CaAl、ZnO、ZnS、ZnWO、MgZnO、SrO、SrS、SrTiO、BaF、BaB、BaTiO等である。
本願第十の発明により、絶縁性及び透光性に優れる絶縁体を備え、発光効率に優れたGaN系半導体発光素子が得られる。
本願第十一の発明は、本願第二又は第三の発明において、前記絶縁層がIII族元素よりなる第一元素群から選択される少なくとも一種を含み、かつ酸素(O)又は窒素(N)よりなる第二元素群から選択される少なくとも一種を含むような化合物であることを特徴とする半導体発光素子である。III族元素としては、例えばホウ素(B)、アルミニウム(Al)、スカンジウム(Sc)、ガリウム(Ga)、イットリウム(Y)又はインジウム(In)を用いることができる。これらの化合物は例えば、BN、AlN、Al、LaAlO、Sc、ScAlMgO、Ga、Y、YAlO、LaAlO、In、InZnGaO等である。
本願第十一の発明により、絶縁性及び透光性に優れ、また硬度の大きい絶縁層を備え、発光効率に優れたGaN系半導体発光素子が得られる。
本願第十二の発明は、本願第二又は第三の発明において、前記絶縁層がIV元素よりなる第一元素群から選択される少なくとも一種を含み、かつ酸素(O)又は窒素(N)よりなる第二元素群から選択される少なくとも一種を含むような化合物であることを特徴とする半導体発光素子である。IV族元素としては、例えば珪素(Si)、チタン(Ti)、ゲルマニウム(Ge)、ジルコニア(Zr)、スズ(Sn)又はハフニウム(Hf)を用いることができる。これらの化合物は例えば、SiO、Si、TiO、KTiPO、GeO、BiGe12、ZrO、SnO、HfO等である。
本願第十二の発明により、絶縁性及び透光性に優れ、また加工特性の良い絶縁層を備え、発光効率に優れたGaN系半導体発光素子が得られる。
本題第十三の発明は、本願第二又は第三の発明において、前記絶縁層がMgZn1−xO(0≦x≦1)からなることを特徴とする半導体発光素子である。MgZn1−xO(0≦x≦1)はホウ素、ガリウム又はアルミニウム等のIII族元素をドープすることで透明電極層へ適用可能であるが、ホウ素、ガリウム又はアルミニウム等のIII族元素をドープしなければ、絶縁層としても適用可能になり、絶縁層に窒素等のV族元素をドープしても良い。
本願第十三の発明により、絶縁性及び透光性に優れ、特に透明電極層にホウ素、ガリウム又はアルミニウム等のIII族元素をドープしたMgZn1−xO(0≦x≦1)を用いた場合に、透明電極層への応力が少ない絶縁層を備え、発光効率に優れたGaN系半導体発光素子が得られる。
本願第十四の発明は、本願第二又は第三の発明において、前記絶縁層がBAl1−y−zGaN(0≦y+z≦1、0≦y、0≦z)からなることを特徴とする半導体発光素子である。
本願第十四の発明により、絶縁性、透光性及び熱伝導性に優れ、特にGaN系半導体発光素子に対して応力を与えることのない絶縁層を備え、発光効率に優れたGaN系半導体発光素子が得られる。
本願第十五の発明は、本願第二又は第三の発明において、前記絶縁層がSiO(0≦u、0≦v)からなることを特徴とする半導体発光素子である。
本願第十五の発明により、絶縁性、透光性及び加工特性に優れ、特に酸素と窒素の割合を調節することにより所望の屈折率が得られる絶縁層を備え、発光効率に優れたGaN系半導体発光素子が得られる。
本願第十六の発明は、本願第二又は第三の発明において、前記絶縁層の屈折率nが、前記透明電極層の屈折率n以下であり、n≦nであることを特徴とする半導体発光素子である。
本願第十六の発明により、絶縁層の屈折率が透明電極層の屈折率より小さいために、素子表面方向へ向かう光の成分は、透明電極層及び絶縁層の界面での反射を減らすことができるため、効率良く半導体層から透明電極層及び絶縁層を経て、素子外部へ取り出され、素子側面方向だけでなく素子表面方向も光取り出し効率に優れたGaN系半導体発光素子が得られる。
本願第十七の発明は、本願第第二又は第三の発明において、前記絶縁層の屈折率nが、前記透明電極層の屈折率nより大きく、n>nであり、該透明電極層の厚さtが、t≦1μmであることを特徴とする半導体発光素子である。
本願第十七の発明により、絶縁層の屈折率が透明電極層の屈折率より大きいために、透明電極層と絶縁層との界面における光の全反射角が存在しないようになり、透明電極層を薄くしても、光取り出し効率に優れたGaN系半導体発光素子が得られる。つまり透明電極層を厚く堆積することが難しい、例えばNi/Au半透明電極層を使用する場合にも、光取り出し効率に優れたGaN系半導体発光素子が得られる。
なお、これらの各構成は、可能な限り組み合わせることができる。
以上のように、本発明によれば透明電極層または絶縁層を最適な厚さに堆積することにより、GaN系半導体発光素子は、透明電極層や絶縁層の側面から有効に光を取り出すことができるため、発光効率に優れ、発光出力の大きい半導体発光素子を得ることができる。
図1は、本発明の一実施形態の発光素子の断面図である。 図2は、本発明の他の一実施形態の発光素子の断面図である。 図3は、本発明のさらに他の一実施形態の発光素子の断面図である。 図4は、本発明のさらに他の一実施形態の発光素子の断面図である。 図5は、本発明のさらに他の一実施形態の発光素子の断面図である。 図6は、本発明のさらに他の一実施形態の発光素子の断面図である。 図7は、本発明のさらに他の一実施形態の発光素子の断面図である。 図8は、本発明のさらに他の一実施形態の発光素子の断面図である。 図9(a)および(b)は、上記発光素子における光取り出し効率を説明するためのグラフである。 図10(a)および(b)は、発光素子における光取り出し効率を説明するための概略の断面図の一例である。 図11(a)〜(c)は、発光素子の上面図の例である。
符号の説明
11、21、31、41、51、61、71、81 発光素子(半導体発光素子)
12、22、32、42、52、62、72、82 金属電極
13、23、33、43、53、63、73、83 絶縁層
14、24、34、44、54、64、74、84 透明電極層
15、25、35、45、55、65、75、85 p型GaN系半導体層
16、26、36、46、56、66、76、86 GaN系半導体発光層
17、27、37、47、57、67、77、87 n型GaN系半導体層
18、28、48、68、78 導電性基板
19、69、79 第二金属電極層(反射電極層)
29 パターン電極層
20 第二絶縁層
30、50、60 反射電極層
39、89 反射金属層
38、88 非導電性基板(絶縁基板)
40、49、59、90 第二金属電極
以下、本願の実施の形態について、添付の図面を参照して説明する。本発明の第一の実施形態を図1に示す。図1に示すように、GaN系半導体発光素子である発光素子(半導体発光素子)11は、金属電極12、絶縁層13、透明電極層14、p型GaN系半導体層15、GaN系半導体発光層16、n型GaN系半導体層17、導電性基板18および第二金属電極層19を含んでいる。本実施形態の第二金属電極層19は反射電極層として機能してもよい。
このようなGaN系半導体発光素子は、有機金属気相成長法(MOCVD)を用いて形成することが好適であり、他に分子線エピタキシー法(MBE)、HVPE法なども好適である。まず、導電性基板18の上面にこれらの手法を用いて、n型GaN系半導体層17を形成する。導電性基板18は炭化珪素(SiC)であることが好適であり、他にZnO、GaN、Si、ZrBも好適である。n型GaN系半導体層17はSiをドープしたn型GaNとSiをドープしたn型AlGa1−pN(0≦p≦1)緩衝層で構成することが好適である。
n型GaN系半導体層17の上面にGaN系半導体発光層16を形成する。GaN系半導体発光層16はAlGa1−p−qInN(0≦p+q≦1、0≦p、0≦q)からなり、上記のAlまたはInの少なくともどちらかの比率を調整したAlGa1−p−qInN/AlGa1−r−sInN(0≦p+q≦1、0≦p、0≦q、0≦r+s≦1、0≦r、0≦s)ダブルへテロ構造または多重量子井戸構造とすることが好適であり、Siがドープされていても良い。GaN系半導体発光層16とn型GaN系半導体層17の間には、AlまたはInの少なくともどちらかの比率を調整したAlGa1−p−qInN/AlGa1−r−sInN(0≦p+q≦1、0≦p、0≦q、0≦r+s≦1、0≦r、0≦s)からなる超格子構造層を設けてもよい。
GaN系半導体発光層16の上面にMgまたはZnをドープしたp型GaN系半導体層15を形成する。GaN系半導体発光層16とp型GaN系半導体層15の間に、MgまたはZnをドープしたAlGa1−pN(0≦p≦1)からなる層を設けてもよい。
p型GaN系半導体層15の上面に、GaがドープされたMgZn1−xO(0≦x≦1)からなる透明電極層14を形成する。MgZn1−xO(0≦x≦1)透明電極層14には、Gaの代わりにB、Al又はInがドープされていても良い。MgZn1−xO(0≦x≦1)透明電極層14の厚さtは、t=50μmであるときが発光効率及び生産性を考慮すると好適であり、発光面積A=102,400μmである素子に対して、t=50μmのとき、R=3t/(A/π)1/2−3(t/(A/π)1/2+(t/(A/π)1/2で表される式(1)の値は、R=0.622となり、透明電極層の厚さが1μm以下であるときに比べて、発光出力が62%増加する(発光出力の増加率を示す図9(a)参照)。MgZn1−xO(0≦x≦1)透明電極層14の厚さtは、R≧0.1となるような厚さにすることで、10%以上の発光出力の増加が見込まれ、発光面積A=102,400μmである素子に対しては、t≧6.5μmであることが好ましい。さらに透明電極層の厚さt=10μmになると、R=0.157となり、t=20μmになると、R=0.297となる。そして透明電極層の厚さt=30μmになると、R=0.420となり、発光出力の増加率が鈍くなってしまうため、R≦0.3であるような条件が好ましい。透明電極の厚さが、7μm≦t≦13μmであると、0.112≦R≦0.200となりより好ましい条件となる。図9(b)はZnO透明電極層14の厚さに対するGaN系半導体発光素子11の外部量子効率の変化を表しており、ZnO透明電極層14の厚さの増加に伴い、外部量子効率が増加している。したがってZnO透明電極層14の厚さを増加することでGaN系半導体発光素子11の発光効率の増加及び発光出力の増加が可能である。
透明電極層を厚くすることで、発光効率が増加する原理について、図10(a)〜(b)に基づいて説明する。図10(a)〜(b)では、p型GaN系半導体層上には簡単のためZnO透明電極層だけが形成されているものとし、さらにその上をエポキシ樹脂が覆っているものとする。ZnO透明電極層の厚さtが薄いときに、図10(a)中の左下の発光点から発光した光はp型GaN系半導体層中を通り抜けZnO透明電極層に透過する。ZnO透明電極層と発光素子外部であるエポキシ樹脂層の境界へ入射する角度が臨界角θ以上であると、光はエポキシ樹脂層へ透過することなくZnO電極の中へ全て反射される(図10(a)中の光線D3。)。反射された光は再びp型GaN系半導体層へ戻り、その下にある発光層で吸収されてしまう。したがって発光点からLED発光素子表面方向の光の成分(図10(a)中に示すD1やD2のような光線成分)しか取り出せない。臨界角θはスネルの法則、nsinθ=nsinθ、から決まり、光が媒質1(屈折率n)から媒質2(屈折率n)へ進むときの、入射角θと屈折角θの関係を表している。屈折角θが90°以上になると全反射が生じ、その入射角が臨界角θである。次に、ZnO透明電極層が厚い場合には、光は表面にあるエポキシ樹脂層との境界で反射されるより前に、素子の端面からエポキシ樹脂層へ透過するようになるため、光の取り出し効率が向上する(図10(b)の光線D6)。但し、この場合に端面において光の入射角は臨界角θ以内であることが必要である。
図1に戻ると、MgZn1−xO(0≦x≦1)透明電極層14の形成には、金属Zn、金属Mg及びドーピング用の金属Gaをヒーターで加熱し、酸素をRFラジカルセルで供給する分子線エピタキシー法(MBE)が好適であるが、これに似た蒸着法でも形成することができる。厚いMgZn1−xO(0≦x≦1)透明電極層14を形成するには、堆積速度の点から、ZnO、MgO及びGaの粉末を混合して、焼結したターゲットを原料に用いるイオンプレーティング法、反応性プラズマ蒸着法(RPD)が好ましい。他にもマグネトロンスパッタリング法、対向ターゲット式スパッタリング法、パルスレーザー堆積法(PLD)(またはレーザーアブレーション法)、蒸着法、ゾルゲル法、スプレーパイロリシス法、無電界めっき法、ディップコート法、塗布法、化学気相成長法(CVD)、有機金属気相成長法(MOCVD)なども好適である。
透明電極層14には、他にもMgIn、CuAlO、NiO、CuO、SrCu、LaCuOS、Ga、In、ITO、RuO、SnO等、Mg、Al、Ni、Cu、Zn、Ga、In、Ru、及びSnよりなる群れから選ばれる少なくとも一種の元素と酸素を含む化合物も好適であり、また、Ga、B又はAlがドープされたMgZn1−xO(0≦x≦1)又は上記の透明電極から選択される2層以上の積層構造となっていても良い。
MgZn1−xO(0≦x≦1)透明電極層14形成後、MgZn1−xO(0≦x≦1)透明電極層14の一部を、希釈塩酸を用いてウェットエッチングにより除去するが、ドライエッチングにより除去することも可能である。続いて、p型GaN系半導体層15、GaN系半導体発光層16及びn型GaN系半導体層17の一部をドライエッチングにより除去する。MgZn1−xO(0≦x≦1)透明電極層14の上面の一部にチタン(Ti)及び金(Au)からなる金属電極12を蒸着法又はスパッタ法で形成するが、金属電極12の材料はこれに限らず選択可能である。金属電極12の形成にはリフトオフ法を用いることで、透明電極層14の上面の一部に形成可能である。
導電性基板18の下面側に第二金属電極層19を蒸着法又はスパッタ法で形成する。導電性基板18がSiC基板である場合は、ニッケル(Ni)を形成後、1000℃、5秒間のアニール処理により、Niシリサイド層を形成することが好ましい。Niシリサイド層形成後、TiとAuを積層する。導電性基板18下側面の第二金属電極層19を反射率の大きい反射電極層とすることで、発光出力の増加が可能である。
絶縁層13には、SiO(0≦u)又はSiO(0≦u、0≦v)が好適であり、他にもMgZn1−xO(0≦x≦1)、BAl1−y−zGaN(0≦y+z≦1、0≦y、0≦z)も好適である。さらにII族、III族又はIV族元素の少なくとも何れか一種を選択し、酸素、窒素、フッ素又は硫黄の少なくとも何れか一種との化合物であり、かつ絶縁性、透明性に優れる材料であれば絶縁層13へ適用可能である。絶縁層13は上記の絶縁層からなる2層以上の積層構造となっていてもよい。
絶縁層13の屈折率は透明電極層14の屈折率より小さい方が好ましく、透明電極層14又は絶縁層13を積層する場合は、素子上面へ向かって、屈折率が徐々に小さくなる方が好ましい。発光素子から最終的に出る空気層の屈折率に徐々に近づき、全反射を少なくすることができるからである。
絶縁層13は、透明電極層14上の金属電極12、透明電極14の上面及びエッチングにより露出した側面部分、p型GaN系半導体層15、GaN系半導体発光層16、n型GaN系半導体層17のエッチングにより露出した部分を覆うように形成する。SiO(0≦u、0≦v)絶縁層を形成する場合は、プラズマCVD法が好適である。他にも、マグネトロンスパッタリング法、対向ターゲット式スパッタリング法、パルスレーザー堆積法(PLD)(またはレーザーアブレーション法)、蒸着法、イオンプレーティング法、反応性プラズマ蒸着法(RPD)、分子線エピタキシー法(MBE)、ゾルゲル法、スプレーパイロリシス法、無電界めっき法、ディップコート法、塗布法も絶縁層13の形成が可能である。
絶縁層13を30〜40μmの厚さに形成すると発光出力の増加に好適であるが、1μm以下と薄くても良い。素子の発光面積A、絶縁層の厚さtのときにR=3t/(A/π)1/2−3(t/(A/π)1/2+(t/(A/π)1/2で表される式(2)の値が、R≧0.1となるような値にすると発光出力の増加に効果的である。さらにこの場合も透明電極層の厚さのときと同様に、絶縁層の厚さが、t1≧1μmになると、t1<1μmのときに比べて発光出力は数%以上増加する。さらにt1≧5μmになると好ましく、t1≧10μmになるとより好ましい。また絶縁層の厚さがR≧0.1であるような場合は、透明電極層14の厚さが1μm以下でもGaN系半導体発光素子11の発光出力の増加が可能である。なお、この場合も図9(a)の横軸を透明電極層の厚さにすれば、ほぼ同様のグラフになる。
絶縁層13形成後、透明電極層14上の金属電極12の上面を露出するために、絶縁層13の一部をエッチングにより除去する。絶縁層13がSiO(0≦u、0≦v)である場合は、ドライエッチング法が好適であるが、ウェットエッチング法も適用可能である。
以上、上記の方法により、本発明の第一の実施形態を形成可能であり、透明電極層14の厚さt又は絶縁層13の厚さtを上記の式の値RがR≧0.1、好ましくはt≧6.5μm、さらに好ましくはt≧10μmとなるような厚さにすることで発光効率及び発光出力に優れる半導体発光素子11が得られた。
本発明の第二の実施形態を図2に示す。図2に示すように、発光素子(半導体発光素子)21は、金属電極22、絶縁層23、透明電極層24、p型GaN系半導体層25、GaN系半導体発光層26、n型GaN系半導体層27、導電性基板28、パターン電極層29、第二絶縁層20および反射電極層30を含んでいる。
第一の実施形態との差は、導電性基板の下側面を反射率の高い構造に変更するために、パターン電極層29、第二絶縁層20、反射電極層30が形成されている点である。
第二の実施形態の発光素子21の形成は、透明電極層24上の金属電極22の形成までは、第一の実施形態における透明電極層14上の金属電極12の形成までと同様の製造工程である。透明電極層24の上面の一部に金属電極22形成後、パターン電極29を導電性基板28の下面の一部に形成する。導電性基板28がSiCである場合は、パターン電極層29は、蒸着法またはスパッタ法により、Ni膜を形成後、1000℃、5秒間のアニール処理を施し、Niシリサイド層を形成する。続いて、蒸着法またはスパッタ法により、Ti及びAuを積層し、Ni/Ti/Auの積層構造が形成される。またTi及びAu蒸着後、500℃、1分間のシンター処理を行うことで、良好な電極構造が得られる。リフトオフ法を用いることにより、導電性基板28の下面の一部にパターン電極層29を形成することが可能である。
第二絶縁層20には、第一の実施形態で使用されている絶縁層13と同じ材料を適用可能である。絶縁層が、SiO(0≦u、0≦v)である場合は、プラズマCVD法によりパターン電極層29下側面及び露出している導電性基板28の下側面を覆うように形成し、エッチングにより、パターン電極層29下側に形成された第二絶縁層20の一部を除去する。続いて、露出したパターン電極層29下側及び第二絶縁層20の下側に反射電極層30を蒸着法またはスパッタ法により形成する。反射電極層30には反射率の高いアルミニウム(Al)が好適であるが、他にも半導体発光素子21の波長に対して反射率が高く、かつ導電性が得られる材料であれば適用可能である。
反射電極層30形成後、第一の実施形態と同様の製造工程により、透明電極層24の上面の一部及び側面を覆う絶縁層23を形成可能であり、金属電極層22の露出もまた同様である。
以上の方法により、第二の実施形態のGaN系半導体発光素子21を形成可能であり、導電性基板28の下面側の構造により、GaN系半導体発光層26から下側へ発光した光が効果的に反射されるようになり、発光効率の増加に寄与し、さらに発光出力に優れる発光素子が得られる。
本発明の第三の実施形態を図3に示す。図3に示すように、発光素子(半導体発光素子)31は、金属電極32、絶縁層33、透明電極層34、p型GaN系半導体層35、GaN系半導体発光層36、n型GaN系半導体層37、非導電性基板(絶縁基板)38、反射金属層39および第二金属電極40を含んでいる。
第一の実施形態との違いは、基板38が非導電性であることと、それによりn型GaN系半導体37の上面の一部に第二金属電極40が形成され、非導電性基板38の下面に反射金属層39が形成されている点である。非導電性基板38にはサファイア(Al)が好適である。
第三の実施形態の発光素子31を形成するには、透明電極層34上の金属電極32形成までは、第一の実施形態における透明電極層14上の金属電極12の形成までと同様の製造工程であり、n型GaN系半導体層37とサファイア基板38の間に、GaN緩衝層を形成してもよく、GaN緩衝層は600℃以下の低温で形成するのが好適である。第二金属電極40は、エッチングにより露出したn型GaN系半導体層37の上面の一部に、蒸着法により形成する。第二金属電極40は、金属の積層構造であることが好ましく、Ti/Al/Ti/Auが好適である。リフトオフ法を用いることで第二金属電極40はn型GaN系半導体層37の上面の一部に形成可能である。絶縁層33の形成は第一の実施形態の製造工程と同様であり、反射金属層39は蒸着法により形成し、アルミニウム(Al)が好適である。
本発明の第四の実施形態を図4に示す。図4に示すように、発光素子(半導体発光素子)41は、第二金属電極49、導電性基板48、n型GaN系半導体層47、GaN系半導体発光層46、p型GaN系半導体層45、透明電極層44、絶縁層43、金属電極42、および反射電極層50を含んでいる。第一の実施形態では、発光素子11の主発光面が透明電極14側であるが、第四の実施形態では、主発光面は導電性基板48側である。発光素子41をリードフレーム等に実装する際に、透明電極44側をリードフレームと接するように実装することで、導電性基板48側を主発光面とする発光素子41が得られる。このような構造の発光素子をフリップチップ型LEDとも言う。
第四の実施形態の発光素子41を形成するには、透明電極層44の下面の一部に形成する金属電極層42の製造工程までは、第一の実施形態における透明電極層14上の金属電極12の形成までと同様の製造工程である。続いて、絶縁層43を形成するが、第一の実施形態における絶縁層13の形成と同様の工程である。反射電極層50の形成は、蒸着法、スパッタ法、CVD法を用い、反射率の高いアルミニウムが好適である。また金属電極42と反射電極層50の接続面には、CVD法によりタングステン(W)を形成しても良い。
導電性基板48は第一の実施形態と同様にSiCが好適であり、金属電極49の形成には第一の実施形態における第二金属電極層19の形成と同様の工程を適用可能である。導電性基板48上の表面の一部に、透明電極層44の下面と同様に絶縁層43を形成してもよく、絶縁層43の厚さtは、上記の式(2)の値RがR≧0.1であるような厚さtであると、発光効率が上がるために好ましい。
本発明の第五の実施形態を図5に示す。図5に示すように、発光素子(半導体発光素子)51は、第二金属電極59、n型GaN系半導体層57、GaN系半導体発光層56、p型GaN系半導体層55、透明電極層54、絶縁層53、金属電極52および反射電極層60を含んでいる。第四の実施形態との差は、導電性基板48がないことである。
第五の実施形態の形成方法は、非導電性基板38上にGaN系半導体発光素子31を形成する第三の実施形態において、透明電極層34上の金属電極32(透明電極層54に接する金属電極52)の形成までは、同様の製造工程が適用可能である。非導電性基板として、サファイアが好適である。金属電極52形成後、絶縁層53を第一の実施形態における絶縁層13の形成と同様の手法で、反射電極層60は第四の実施形態における反射金属層50の形成と同様の手法で形成する。
図示しない非導電性基板は、レーザーリフトオフ法(LLO)により除去可能である。レーザーリフトオフ法は、KrFエキシマーレーザー(波長248nm)、YAGレーザーの第三高調波(波長355nm)又はYAGレーザーの第四高調波(波長266nm)を用いて、非導電性基板のn型GaN系半導体層57に接していない側から、レーザー光を照射し、非導電性基板を透過したレーザー光が、非導電性基板とn型GaN系半導体層57との境界面で吸収され反応することで、境界面から基板が除去される手法である。この手法を用いるには、レーザー光が透過するような基板であれば、導電性、非導電性に関わらず適用可能であり、n型GaN系半導体層57が吸収する波長を発振するレーザーであれば選択可能である。
基板除去後、n型GaN系半導体層57の基板と接していた側に、第二金属電極59を、第三の実施形態における第二金属電極40の形成と同様の工程により、形成可能である。n型GaN系半導体層57の上面又は上面の一部に、p型GaN系半導体層55の下面と同様な透明電極層を形成してもよく、更に透明電極層の上面には絶縁層を形成してもよい。n型GaN系半導体層57の上面に透明電極層を形成した場合は、第二金属電極59をn型GaN系半導体層57の上面に形成した透明電極層の上面の一部に形成してもよい。またこれら透明電極層又は絶縁層の厚さは、上記の式(1)及び(2)のRの値が、R≧0.1となるような厚さt又は厚さtとするとよい。
本発明の第六の実施形態を図6に示す。図6に示すように、発光素子(半導体発光素子)61は、金属電極62、絶縁層63、透明電極層64、p型GaN系半導体層65、GaN系半導体発光層66、n型GaN系半導体層67、導電性基板68および第二金属電極層69を含んでいる。第二金属電極層69は、反射電極層として機能してもよい。p型GaN系半導体層65に接するように、金属電極62が形成されている点が、第一の実施形態と異なる点である。
第六の実施形態の発光素子61を形成するには、透明電極層64、p型GaN系半導体層65、GaN系半導体発光層66、n型GaN系半導体層67の一部をエッチングにより除去するまでは、第一の実施形態における透明電極層14、p型GaN系半導体層15、GaN系半導体発光層16、n型GaN系半導体層17の一部をエッチングにより除去するまでと、同様の工程で製造可能である。続いて、透明電極層64の一部をエッチングにより除去し、露出したp型GaN系半導体層65の上面及び透明電極層64の側面及び上面の一部に接するように金属電極62を形成する。金属電極62は、蒸着法又はスパッタ法を用いて形成後、リフトオフ法を用いて、不要な部分の金属電極62を除去する。絶縁層63は第一の実施形態における絶縁層13の形成と同様の手法を用いて形成される。
この例のように、金属電極62がp型GaN系半導体層65に接するように設けられることにより、透明電極層64の側面とも金属電極62が接触して電流を流しやすくすると共に、金属電極62にp型GaN系半導体層62とショットキー接合するような材料を選択することにより、発光層で発光した光を透過させることができない金属電極62の下側への電流を抑制することができて、無駄な発光を抑制することができるため、より外部量子効率を向上させることができる。
本発明の第七の実施形態を図7に示す。図7に示すように、発光素子(半導体発光素子)71は、金属電極72、絶縁層73、透明電極層74、p型GaN系半導体層75、GaN系半導体発光層76、n型GaN系半導体層77、導電性基板78および第二金属電極層79を含んでいる。第二金属電極層79は、反射電極層として機能してもよい。透明電極層74、p型GaN系半導体層75、GaN系半導体発光層76及びn型GaN系半導体発光層77の側面部分に絶縁層73が接していない点が、第一の実施形態との差である。
第七の実施形態の形成は、第一の実施形態における透明電極層14(透明電極層74)の形成までは同様の製造工程で可能であるが、透明電極層74、p型GaN系半導体層75、GaN系半導体発光層76及びn型GaN系半導体発光層77のエッチング工程が不要であるため、製造工程の簡略化が可能である。金属電極層72、絶縁層73及び第二金属電極層79の形成は、第一の実施形態における金属電極層12、絶縁層13及び第二金属電極層19の形成と同様である。
この例のように、側面に絶縁膜が形成されていなくても、表面側に透明電極層74及び絶縁層73が合計の厚さをtとして積層され、式(1)のRが0.1以上になるように設けられることにより、外部量子効率を向上させることができる。
本発明の第八の実施形態を図8に示す。図8に示すように、発光素子(半導体発光素子)81は、金属電極82、絶縁層83、透明電極層84、p型GaN系半導体層85、GaN系半導体発光層86、n型GaN系半導体層87、非導電性基板88、反射金属層89および第二金属電極90を含んでいる。透明電極層84が1μm以下と薄いのが第三の実施形態と異なる点である。
第八の実施形態の形成は、第三の実施形態と同様である。絶縁層83だけを厚くすることでも、発光素子81の発光出力の増加が可能である。そのため、Ni/Au半透明電極のように透明電極層84の厚さを増加することで、透光性が悪くなるような透明電極層84を使用する場合にも、適用可能な形態であり、透明電極層84は薄いまま、絶縁層83を厚くすることだけでも発光効率は増加する。また逆に、透明電極層84を厚く、絶縁層83が薄くても、発光効率の増加は可能である。要は、透明電極層と絶縁層との厚さの和tが前述の式(1)でRが0.1以上になるように設けられればよい。
上記の実施形態はp型GaN系半導体層に透明電極層が接する場合を中心に説明したが、これらに限らず、n型GaN系半導体層に透明電極層が接する場合も可能である。また各実施形態の特徴を組み合わせることも可能である。
以上に説明したように、LEDによる固体素子照明の実用にはLEDの発光効率の改善が必要であり、従来の赤、橙、黄色LEDでは各々のLEDの発光波長に対して透明な半導体電流拡散層の厚膜化による発光効率の改善が行われている。一方、緑、青、紫色、紫外線を発光するGaN系LEDでは、透明な半導体電流拡散層となる適切な材料がないために、Ni/Au等による半透明金属電極の替わりにITOやZnO系による透明電極を使用することで発光効率の改善が行われている。しかし現状ではGaN系LEDの発光効率は蛍光灯の発光効率には及ばないために、LEDによる照明を本格的に実用化するには、さらなる発光効率の改善が必要であり、本発明は透明電極層を用いるLEDにおいて、従来、数μm以下の厚さである薄い透明電極層又は透明絶縁層を厚くし、LED素子の発光面積に対して最適な厚さの透明電極層又は透明絶縁層を用いることで、LEDの発光効率を向上することを目的とする。上記の目的を達成するために、本発明は、n型GaN系半導体層とp型GaN系半導体層とで挟まれたGaN系半導体からなる発光層を含む半導体発光素子であって、ZnO系またはITO透明電極層を備え、該透明電極層の厚さがt、発光面積がAで表される素子に対して、3t/(A/π)1/2−3(t/(A/π)1/2+(t/(A/π)1/2で表される式の値が0.1以上であるような半導体発光素子である。
本発明は、液晶表示装置などのバックライト、白色や青色系などの各種発光素子、照明装置など、幅広い分野で光源として用いることができる。

Claims (17)

  1. n型GaN系半導体層とp型GaN系半導体層とで挟まれたGaN系半導体からなる発光層を含む半導体発光素子であって、素子の発光波長に対して透明な電極層を備え、該透明電極層の厚さがt、発光面積がAであるような素子に対して、3t/(A/π)1/2−3(t/(A/π)1/2+(t/(A/π)1/2で表される式の値が0.1以上であるような半導体発光素子。
  2. n型GaN系半導体層とp型GaN系半導体層とで挟まれたGaN系半導体からなる発光層を含む半導体発光素子であって、素子の発光波長に対して透明な電極層を備え、該透明電極層の表面の一部または側面の一部に接するように形成された透明な絶縁層を備え、該絶縁層の厚さがt、発光面積がAであるような素子に対して、3t/(A/π)1/2−3(t/(A/π)1/2+(t/(A/π)1/2で表される式の値が0.1以上であるような半導体発光素子。
  3. 前記透明電極層の表面の一部または側面の一部に接するように形成された絶縁層を備えることを特徴とする請求項1に記載の半導体発光素子。
  4. 前記透明電極層の表面の一部または側面の一部に接するように形成された透明な絶縁層を備え、該絶縁層の厚さがt、発光面積がAであるような素子に対して、3t/(A/π)1/2−3(t/(A/π)1/2+(t/(A/π)1/2で表される式の値が0.1以上であることを特徴とする請求項1に記載の半導体発光素子。
  5. 前記n型GaN系半導体層又は前記p型GaN系半導体層に電流を供給する金属電極を備え、前記透明電極層は前記n型GaN系半導体層又は前記p型GaN系半導体層と該金属電極との間に形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の半導体発光素子。
  6. 前記n型GaN系半導体層又は前記p型GaN系半導体層に電流を供給する金属電極を備え、該金属電極と前記透明電極層とは隣接し、かつ該金属電極及び前記透明電極層は前記n型GaN系半導体層又は前記p型GaN系半導体層の面に接するように形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の半導体発光素子。
  7. 前記透明電極層がマグネシウム(Mg)、アルミニウム(Al)、ニッケル(Ni)、銅(Cu)、亜鉛(Zn)、ガリウム(Ga)、インジウム(In)、ルテニウム(Ru)又はスズ(Sn)よりなる群から選択される少なくとも一種を含み、かつ酸素(O)を含む化合物よりなることを特徴とする請求項1又は2に記載の半導体発光素子。
  8. 前記透明電極層がガリウム(Ga)またはホウ素(B)がドープされたMgZn1−xO(0≦x≦1)からなることを特徴とする請求項7に記載の半導体発光素子。
  9. 前記透明電極層がアルミニウム(Al)がドープされたMgZn1−xO(0≦x≦1)からなることを特徴とする請求項7に記載の半導体発光素子。
  10. 前記絶縁層がII族元素よりなる第一元素群から選択される少なくとも一種を含み、かつ酸素(O)、フッ素(F)又は硫黄(S)よりなる第二元素群から選択される少なくとも一種を含むような化合物であることを特徴とする請求項2又は3に記載の半導体発光素子。
  11. 前記絶縁層がIII族元素よりなる第一元素群から選択される少なくとも一種を含み、かつ酸素(O)又は窒素(N)よりなる第二元素群から選択される少なくとも一種を含むような化合物であることを特徴とする請求項2又は3に記載の半導体発光素子。
  12. 前記絶縁層がIV族元素よりなる第一元素群から選択される少なくとも一種を含み、かつ酸素(O)又は窒素(N)よりなる第二元素群から選択される少なくとも一種を含むような化合物であることを特徴とする請求項2又は3に記載の半導体発光素子。
  13. 前記絶縁層がMgZn1−xO(0≦x≦1)からなることを特徴とする請求項2又は3に記載の半導体発光素子。
  14. 前記絶縁層がBAl1−y−zGaN(0≦y+z≦1、0≦y、0≦z)からなることを特徴とする請求項2又は3に記載の半導体発光素子。
  15. 前記絶縁層がSiO(0≦u、0≦v)からなることを特徴とする請求項2又は3に記載の半導体発光素子。
  16. 前記絶縁層の屈折率nが、前記透明電極層の屈折率n以下(n≦n)であることを特徴とする請求項2又は3に記載の半導体発光素子。
  17. 前記絶縁層の屈折率nが、前記透明電極層の屈折率nより大きく(n>n)、該透明電極層の厚さtが、t≦1μmであることを特徴とする請求項2又は3に記載の半導体発光素子。
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