JPWO2006011302A1 - 超電導線材の製造方法 - Google Patents

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浩平 山崎
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Abstract

本発明の超電導線材の製造方法は、Bi2223相を含むフィラメント部(2)とそれを被覆するシース部(3)とを有する超電導線材(1)の製造方法であって、この製造方法は、充填工程、伸線工程、圧延工程および焼結工程を含み、上記フィラメント部は、上記焼結工程前の組成においてBi2223相を含まないことを特徴としている。

Description

本発明は、酸化物超電導線材の製造方法に関し、より詳細にはBi2223相を含むフィラメント部とそれを被覆するシース部とからなる超電導線材の製造方法に関する。
従来から、Bi2223相を含むフィラメント部とそれを被覆するシース部とからなる超電導線材の製造方法として、超電導体の原材料粉末を金属管に充填した後、伸線加工や圧延加工を金属管に施すことによって得られた線材を焼結処理することにより、超電導体の原材料粉末を焼結し、酸化物超電導線材を得る方法が知られている(たとえば特許文献1〜3)。
これらの方法においては、臨界電流(Ic)を向上させることを目的として、超電導体の原材料粉末の組成を調整したり(特開平04−212215号公報(特許文献2))、前処理を行なったり(特開平04−094019号公報(特許文献1))、熱処理の条件を調節したりして(特開2003−203532号公報(特許文献3))超電導線材が製造されていた。
しかしながら、このような方法によって得られた超電導線材は、ある程度の臨界電流(Ic)の向上を達成できるものの、超電導線材の用途の拡大等によりさらに臨界電流(Ic)の向上が求められていた。
特開平04−094019号公報 特開平04−212215号公報 特開2003−203532号公報
本発明は、このような現状に鑑みなされたものであって、その目的とするところは、臨界電流(Ic)を向上させることができる超電導線材を製造するための方法を提供することにある。
本発明者は、上記課題を解決するために鋭意検討を重ねたところ、Bi2223相を含むフィラメント部とそれを被覆するシース部とからなる超電導線材の臨界電流(Ic)を向上させるためにはフィラメント部のBi2223相を単相化させ、かつ配向性を向上させるとともにBi2223相の結晶の厚みを厚くし結晶粒同士の接合度を向上させるという基本的条件の達成が重要であり、この基本的条件を達成させるためには焼結工程前のフィラメント部の組成を調節することが最も効果的であるという知見を得、この知見に基づきさらに検討を重ねることによりついに本発明を完成させるに至ったものである。
すなわち、本発明の超電導線材の製造方法は、Bi2223相を含むフィラメント部とそれを被覆するシース部とを有する超電導線材の製造方法であって、この製造方法は、充填工程、伸線工程、圧延工程および焼結工程を含み、上記フィラメント部は、上記焼結工程前の組成においてBi2223相を含まないことを特徴としている。
なお、本発明におけるBi2223相とは、ビスマスと鉛とストロンチウムとカルシウムと銅と酸素とを含み、その原子比(酸素を除く)として(ビスマスと鉛):ストロンチウム:カルシウム:銅が2:2:2:3と近似して表されるBi−Sr−Ca−Cu−O系の酸化物超電導相のことである((Bi、Pb)2223相と記すこともある)。より具体的には、(BiPb)2Sr2Ca2Cu310+Zという化学式で示されるものが含まれる。なお、式中zは、酸素含有量を示し、zが変化することで臨界温度(Tc)や臨界電流(Ic)が変化することが知られている。
また、本発明における上記超電導線材の製造方法の上記焼結工程は、酸素分圧が0.03atm以上0.21atm以下、焼結温度が810℃以上850℃以下および焼結時間が20時間以上100時間以下の条件下で実行されることが好ましい。
さらに、上記フィラメント部は、上記焼結工程前の組成においてBiとPbの組成比がPb/(Bi+Pb)で示される原子比として0.14以上0.18以下となることが好ましい。
また、上記製造方法は、上記焼結工程が2回以上行なわれ、上記フィラメント部は、2回以上行なわれる焼結工程のうち最初の焼結工程前の組成においてBi2223相を含まないことが好ましい。
また、本発明は、上記の超電導線材の製造方法により製造された超電導線材に関するとともに、その超電導線材を用いたことを特徴とする超電導機器に関する。
本発明の上記製造方法によって得られる超電導線材は、高い臨界電流(Ic)を示す。このため、本発明の超電導線材は、たとえば、ケーブル、マグネット、変圧器、電流リード、限流器、電力貯蔵装置等の用途に利用することができる。
超電導線材の概念的な部分断面斜視図である。 多数のBi2223相の結晶が超電導線材の表面の長手方向に対して平行に生成している状態を示す概念図である。 Bi2223相の結晶が超電導線材の表面の長手方向に対して配向にズレを生じて生成することにより、多数の空隙が生じた状態を示す概念図である。 超電導線材の製造方法の一例を示す工程図である。
符号の説明
1 超電導線材、2 フィラメント部、3 シース部、4 Bi2223相の結晶、5 表面、6 空隙。
以下、本発明についてさらに詳細に説明する。なお、以下の実施の形態の説明では、図面を用いて説明しているが、本願の図面において同一の参照符号を付したものは、同一部分または相当部分を示している。
<超電導線材>
本発明の超電導線材は、Bi2223相を含むフィラメント部とそれを被覆するシース部とを有する構造を有するものである。図1は、その構造を概念的に示した部分断面斜視図である。すなわち、本発明の超電導線材1は、長手方向に延びるBi2223相を含むフィラメント部2とシース部3とを有している。
このようなBi2223相は、結晶軸c軸よりもa軸、b軸方向に結晶の成長が非常に早いという特性を有するため、薄い板状結晶で構成されab面が揃った配向組織を有しやすいという特徴を有している。
よって、本発明の超電導線材を流れる超電導電流は、上記のようなab面(a軸とb軸とを含む平面)の揃った板状結晶内およびそれらの結晶間を流れることとなるので、Bi2223相を単相化し、板状結晶の配向性を高め、各結晶粒の厚みを厚くするとともに各結晶粒間を密に結合させる(結晶粒同士の接合度を向上させる)ことにより、超電導特性、すなわち臨界電流(Ic)を向上させることができる。
ここで、Bi2223相の板状結晶の配向性を高めるとは、その概念図である図2Aに示されているように、多数のBi2223相の結晶4が超電導線材1の表面5の長手方向に対して平行に生成している状態をいう。
これに対して、図2Bに示されているように、その配向性が劣ると多数の空隙6が生じ、結果的に超電導電流は流れにくくなり、低い臨界電流しか得られなくなる。
なお、このような結晶の配向性の優劣を判断する指標としては、配向のズレ(Bi2223相の結晶のab面と超電導線材の長手方向との間の角度、すなわち図2Bのθで示される角度)を用いて表すことができる。すなわち、配向のズレとして表される角度(deg)が小さくなればなる程、結晶の配向性は高くなる。このような配向性のズレは、X線回折によるロッキングカーブを測定することにより統計的に求めることができる。
一方、シース部は、鞘部とも呼ばれるものであり、上記のフィラメント部を保護担持する作用を有するものである。このようなシース部は、金属または合金で構成されるものであり、好ましくは銀、銀合金、金、金合金等を用いることができる。
なお、図1は、複数本のBi2223相を含むフィラメント部2がシース部3により被覆された多芯線構造のものが示されているが、そのフィラメント部の本数は特に限定されるものではなく、1本のフィラメント部がシース部により被覆される単芯線構造のものも含まれる。
また、上記フィラメント部は、Bi2223相を主成分として含むものであるが、微量の他の成分が含まれていても良い。このような他の成分としては、たとえば、Bi2212相等を挙げることができる。Bi2212相とは、ビスマスと鉛とストロンチウムとカルシウムと銅と酸素とを含み、その原子比(酸素を除く)として(ビスマスと鉛):ストロンチウム:カルシウム:銅が2:2:1:2と近似して表されるBi−Sr−Ca−Cu−O系の酸化物超電導相のことである((Bi、Pb)2212相と記すこともある)。より具体的には、(BiPb)2Sr2Ca1Cu28+Zという化学式で示されるものが含まれる。なお、式中zは、酸素含有量を示し、zが変化することで臨界温度(Tc)や臨界電流(Ic)が変化することが知られている。
このような他の成分は、フィラメント部を流れる超電導電流を減少させるため、その存在量は僅少であればある程好ましく、以ってBi2223相の単相化が望まれる所以である。
なお、本発明の超電導線材の形状は、特に限定されるものではないが、その一例を示すと、略長方形の断面形状を有するテープ状のものが挙げられる。
より具体的には、幅3.5〜5.0mm、厚み0.2〜0.3mmであって、長さ数mまでの短尺線材や、これと同じ幅、厚みを有し長さ100m〜数kmに及ぶ長尺線材を挙げることができる。
<超電導線材の製造方法>
本発明の超電導線材の製造方法は、Bi2223相を含むフィラメント部とそれを被覆するシース部とを有する超電導線材の製造方法であって、この製造方法は、充填工程、伸線工程、圧延工程および焼結工程を含み、上記フィラメント部は、上記焼結工程前の組成においてBi2223相を含まないことを特徴としている。なお、この充填工程、伸線工程、圧延工程および焼結工程の4工程は、この順で実行されることが好ましい。
また、本発明における上記超電導線材の製造方法の上記焼結工程は、酸素分圧が0.03atm以上0.21atm以下、焼結温度が810℃以上850℃以下および焼結時間が20時間以上100時間以下の条件下で実行されることが好ましい。
このように本発明の超電導線材の製造方法は、上記の4工程、すなわち充填工程、伸線工程、圧延工程および焼結工程を含んでいる限り、他の工程が含まれていても差し支えない。たとえば、図3においてその一例を示したように、本発明の超電導線材の製造方法は、圧延工程および焼結工程を2回またはそれ以上含むことができる。
ただし、このように焼結工程が2回以上行なわれる場合は、最初(1回目)の焼結工程前において該フィラメント部がBi2223相を含まないものとし、この最初(1回目)の焼結工程後においては該フィラメント部はBi2223相を含むことになる。また、上記した焼結工程の好適な条件はこの最初(1回目)の焼結工程における条件であって、2回目以降の焼結工程時においては必ずしも上記の条件が採用される必要はない。
以下、図3を用いて、本発明の超電導線材の製造方法についてさらに説明する。なお、本発明の超電導線材の製造方法は、この種の超電導線材の製造用の装置として知られる従来公知の装置を、特に制限なく使用することができる。
まず、充填工程(ステップS1)は、Bi2223相を含むフィラメント部を構成することになる原材料粉末(たとえば各構成金属の酸化物粉末)を、シース部を構成することになる金属管に充填する工程である。その充填の方法により、多芯線構造のものや単芯線構造のものとすることができる。
なお、上記原材料粉末は、上記金属管に充填される前において、種々の酸素分圧濃度雰囲気下で熱処理される等の前処理を行なうことができる。
次いで、伸線工程(ステップS2)は、原材料粉末を充填した金属管を伸線加工により所望の直径や形状を有する線材を形成する工程である。これにより、上記原材料粉末からなるフィラメント部を金属で被覆した形態を有する線材が得られる。
続く圧延工程(ステップS3)は、上記の伸線工程で形成された線材を圧延加工することにより所望のテープ状の形状を有する線材とする工程である。
そして、この圧延工程に引き続き行なわれる焼結工程(ステップS4)により、本発明の超電導線材が製造されることになる。なお、焼結工程(ステップS4)の詳細は後述する。
また、これらの圧延工程および焼結工程は、図3に示されているように2回(ステップS5〜S6)、あるいはそれ以上繰り返して行なうことができる。これらの工程を繰り返して行なうことにより、Bi2223相の配向性をさらに高め、またBi2223相の結晶粒同士の接合度をさらに向上させることができる。
<焼結工程前のフィラメント部の組成>
本発明の超電導線材に含まれるフィラメント部は、焼結工程前の組成においてBi2223相を含まないことを特徴としている。このように焼結工程前の組成においてBi2223相を含まないことにより、焼結工程においてBi2223相の結晶を大きく(厚みを厚く)しかも配向性高く成長させることができるとともに、これにより同時にBi2223相の単相化を促進させることができる。したがって、超電導線材の臨界電流(Ic)を向上させる基本的条件である、フィラメント部のBi2223相を単相化させ、かつ配向性を向上させるとともにBi2223相の結晶の厚みを厚くし結晶粒同士の接合度を向上させるという条件を同時に達成することが可能となる。
このように焼結工程前の組成においてBi2223相を含まないことによりどのようにしてこの優れた効果がもたらされるのか、その詳細なメカニズムは未だ十分に解明されていないものの、本発明者は、焼結工程前の組成においてBi2223相を含まないことにより、Bi2223相の結晶成長の核となる種結晶の数を焼結工程前の段階においてできる限り減少させ、これにより焼結工程においてそのような種結晶を起点とする複数の結晶の成長による相互干渉を低減させ、結果的に極めて少数の種結晶を起点とするBi2223相の結晶成長が十分に進行し厚みの厚い結晶が極めて大きく生成するのではないかと考えている。
本発明の超電導線材に含まれるフィラメント部は、このように焼結工程前の組成においてBi2223相を含まないことを特徴とするものであるが、このフィラメント部は後述の焼結工程を実行することによりBi2223相の結晶の成長が進行し、これにより超電導特性が示されるようになる。
なお、焼結工程前のフィラメント部の組成は、このようにBi2223相を含まない限り特に限定されることはなく、通常Bi2223相を構成することになる酸化物原材料粉末や上述のBi2212相により構成される。ここで、このように焼結工程前のフィラメント部の組成においてBi2223相を含まないことは、X線回折やSQUID(超電導量子干渉素子)磁束計により測定することができる。
またなお、上記焼結工程前のフィラメント部の組成は、BiとPbの組成比がPb/(Bi+Pb)で示される原子比として0.14以上0.18以下となることが好ましい。その理由は、焼結工程においてBi2223相(より正確には(Bi、Pb)2223相)を生成するためには、PbがBi2212相に入り込んだ(Bi、Pb)2212相を生成させる必要があり、これを生成させるためには前記原子比が0.14以上0.18以下となることが最適であるためである。このため、その原子比が0.14未満の場合、Pbが少ないために(Bi、Pb)2212相が生成されにくく、延いては(Bi、Pb)2223相が生成されにくくなり、その原子比が0.18を超えると、Pbが多いため(Bi、Pb)2223相は生成されやすいものの、逆に非超電導層であるPb化合物が熱処理後に残存し超電導特性を害することになる。
なお、このようなBiとPbの組成比は、ICP発光分光分析装置にて定量分析することにより測定することができる。
<焼結工程>
本発明の焼結工程は、上記圧延工程を経た線材を熱処理することにより、上記フィラメント部に含まれる酸化物原材料粉末やBi2212相を焼結させ、Bi2223相の結晶を成長させる工程である。
このような焼結工程は、酸素分圧が0.03atm以上0.21atm以下、焼結温度が810℃以上850℃以下および焼結時間が20時間以上100時間以下の条件下で実行することができる。
まず酸素分圧は、0.03atm以上0.21atm以下とすることが好ましい。より好ましくは、その上限が0.21atm、その下限が0.08atm、さらに好ましくはその下限が0.15atmである。
このような範囲の酸素分圧を採用するのは、0.03atm未満ではBi2223相の結晶成長が速くなりすぎ配向性の良い分厚い結晶が得られない場合があり、一方0.21atmを超えると(Bi、Pb)2212相が生成されにくくなり、延いては(Bi、Pb)2223相が生成されにくくなる場合があるからである。
また、このような酸素分圧を提供する雰囲気における酸素以外のガス成分は、酸素分圧が上記の範囲のものとなる限り、特に限定されるものではないが、窒素(N2)ガスや、アルゴン(Ar)等の不活性ガスを用いることが好ましい。
次に、焼結温度は810℃以上850℃以下とすることが好ましい。より好ましくは、その上限が845℃、さらに好ましくは840℃、その下限が820℃、さらに好ましくは830℃である。
このような範囲の焼結温度を採用するのは、810℃未満ではBi2223相の相形成が十分に進行しない場合があり、一方850℃を超えるとフィラメント部の内部が溶けてしまうとともにシース部も溶けてしまう場合があるからである。
さらに、焼結時間は、20時間以上100時間以下とすることが好ましい。より好ましくは、その上限が80時間、さらに好ましくは70時間、その下限が30時間、さらに好ましくは40時間、特に好ましくは50時間である。
このように焼結時間を従来のものより長時間化することにより、Bi2223相の結晶の成長を低速度ではあるが十分に進行させることができ、さらに厚みの厚い結晶を配向性高く密に生成させることができる。この焼結時間が、20時間未満では結晶の成長が十分には進行せず、厚みの厚い結晶を得ることが困難となるため、その結果として高い臨界電流(Ic)を得ることができなくなる。また、焼結時間が100時間を超えると、結晶の成長が頭打ちとなり、以って臨界電流のさらなる向上を望むことができないにもかかわらず、多量のエネルギーを消費することになるため却って経済的に不利となる。
なお、このような焼結時間には、上記の焼結温度まで昇温させるのに要する時間は含まれず、また次工程が行なわれる温度まで降温させるのに要する時間も含まれない。
<超電導機器>
本発明は、上記の超電導線材の製造方法により製造された超電導線材に関するとともに、その超電導線材を用いたことを特徴とする超電導機器に関する。このような超電導機器としては、たとえば、ケーブル、マグネット、変圧器、電流リード、限流器、電力貯蔵装置等を挙げることができ、いずれも優れた超電導特性が示される。なお、このような超電導線材の超電導機器への適用方法は特に限定されず、通常の適用方法を利用することができる。
以下、実施例を挙げて本発明をより詳細に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
<実施例1〜3および比較例1〜4>
まず、銀比が1.5であり、シース部にBi2223相を含むフィラメント部が55芯含まれるように、Bi2223相を構成することになる原材料粉末(Bi23、PbO、SrCO3、CaCO3、CuOの各粉末を1.81:0.4:1.98:2.20:3.01の割合(質量比)で配合したもの)をシース部を構成することになる銀管に充填する充填工程を行なった。
なお、銀比とは、焼結工程前の線材の横断面におけるフィラメント部の総面積に対する、銀で構成されるシース部の総面積の比を示す。
次いで、このような充填工程を経た線材を、長さ100mm、幅4.1mm、厚さ0.23mmの短尺形状の線材となるように、常法に従って伸線工程および圧延工程を行なうことにより、銀比が1.5であり、55芯の長さ100mm、幅4.1mm、厚さ0.23mmの短尺形状の線材を得た。
なお、この焼結工程前の線材におけるフィラメント部の組成は、Bi2223相を含まず、BiとPbの組成比がPb/(Bi+Pb)で示される原子比として0.177であった。
続いて、このようにして得られた線材について、以下の表1に記載した条件下で焼結工程(ただし、酸素以外のガス成分は窒素とした)を実行することによって、本発明の超電導線材を製造した。
そして、このようにして製造された超電導線材について臨界電流(Ic)を測定した。その結果を以下の表1に示す。なお、臨界電流(Ic)は、液体窒素(77K)中、4端子法により測定した。
なお、比較例1〜4として、上記の実施例において予め熱処理を施した原材料粉末を用いることにより焼結工程前の線材におけるフィラメント部の組成としてBi2223相を以下の表1に記載した量(質量%)含み、かつ焼結工程の条件として以下の表1に記載した条件を採用することを除き、他は全て上記の実施例と同様にして超電導線材を製造した。そして、このようにして製造された超電導線材について、臨界電流(Ic)を測定した結果を同じく以下の表1に示す。
Figure 2006011302
表1より明らかなように、実施例1〜3の超電導線材は、いずれも比較例1〜4の超電導線材に比し臨界電流(Ic)が向上(比較例1〜4が16〜22Aであるのに対して実施例1〜3は30〜38A)していた。
一方、実施例1〜3の超電導線材と比較例1〜4の超電導線材についてBi2223相の結晶の配向性をX線回折によるロッキングカーブを測定することにより調べたところ、その半価幅は上記の表1の通りであった。この半価幅は数値が小さいもの程配向性が高くなることを示しているため、実施例1〜3の超電導線材は明らかに比較例1〜4のものに比しBi2223相の結晶の配向性が向上していることを示している。
これらの結果は、いずれも上記フィラメント部が焼結工程前の組成においてBi2223相を含まないことにより超電導特性に優れた超電導線材が得られることを示している。
<実施例4〜5および比較例5〜6>
上記の実施例1〜3において、原材料粉末の配合を調整(Bi23、PbO、SrCO3、CaCO3、CuOの各粉末を1.81:0.33:1.90:2.00:3.00の割合(質量比)で配合)することにより焼結工程前の線材におけるフィラメント部の組成におけるBiとPbの組成比がPb/(Bi+Pb)で示される原子比として0.155であることを除き、他は全て実施例1〜3と同様にして本発明の超電導線材を製造した。なお、焼結工程の諸条件は以下の表2に記載したものを採用した。
このようにして製造された超電導線材について、実施例1〜3と同様に臨界電流(Ic)を測定した。その結果を以下の表2に示す。
なお、比較例5〜6として、上記の実施例において予め熱処理を施した原材料粉末を用いることにより焼結工程前の線材におけるフィラメント部の組成としてBi2223相を以下の表2に記載した量(質量%)含み、かつ焼結工程の条件として以下の表2に記載した条件を採用することを除き、他は全て上記の実施例と同様にして超電導線材を製造した。そして、このようにして製造された超電導線材について、臨界電流(Ic)を測定した結果を同じく以下の表2に示す。
Figure 2006011302
表2より明らかなように、実施例4〜5の超電導線材は、いずれも比較例5〜6の超電導線材に比し臨界電流(Ic)が向上(比較例5〜6が18〜20Aであるのに対して実施例4〜5は27〜36A)していた。
一方、実施例4〜5の超電導線材と比較例5〜6の超電導線材についてBi2223相の結晶の配向性をX線回折によるロッキングカーブを測定することにより調べたところ、その半価幅は上記の表2の通りであった。この半価幅は数値が小さいもの程配向性が高くなることを示しているため、実施例4〜5の超電導線材は明らかに比較例5〜6のものに比しBi2223相の結晶の配向性が向上していることを示している。
これらの結果は、いずれも上記フィラメント部が焼結工程前の組成においてBi2223相を含まないことにより超電導特性に優れた超電導線材が得られることを示している。
<実施例6〜7および比較例7〜8>
上記の実施例2、実施例4、比較例3および比較例5で製造された各超電導線材に対して、さらに2回目の圧延工程を行なった後、以下の表3に記載した条件の2回目の焼結工程を行なった。そして、このような工程を経て製造された超電導線材について、上記と同様にして臨界電流(Ic)を測定した結果を同じく以下の表3に示す。
また、これらの各超電導線材についてBi2223相の結晶の配向性を上記と同様にしてX線回折によるロッキングカーブを測定することにより求め、その半価幅を同じく以下の表3に示す。
Figure 2006011302
なお、表3中、実施例6、実施例7、比較例7および比較例8は、それぞれ実施例2、実施例4、比較例3および比較例5で製造された各超電導線材を用いたものに対応する。
表3より明らかなように、実施例6〜7の超電導線材は、いずれも比較例7〜8の超電導線材に比し臨界電流(Ic)が向上(比較例7〜8が82〜83Aであるのに対して実施例6〜7は95〜98A)していた。
また、この半価幅の数値より、実施例6〜7の超電導線材は明らかに比較例7〜8のものに比しBi2223相の結晶の配向性が向上していることを示している。
これらの結果は、いずれも上記フィラメント部が1回目の焼結工程前の組成においてBi2223相を含まないことにより、2回目の圧延工程および2回目の焼結工程を行なった後においてもさらに超電導特性に優れた超電導線材が得られることを示している。
<実施例8〜9>
上記の実施例6および実施例7の超電導線材の製造方法において、1回目の焼結工程における焼結時間70時間という条件を、より短時間である50時間という条件に置き換えることを除き、他は全て同様にして超電導線材を製造した(実施例6の超電導線材に対応するものが実施例8の超電導線材であり、実施例7の超電導線材に対応するものが実施例9の超電導線材である)。
そして、これらの超電導線材について上記と同様にして臨界電流(Ic)を測定したところ、実施例8の超電導線材は98Aであり実施例9の超電導線材は118Aであって、実施例6および実施例7の超電導線材よりさらに優れた超電導特性を示すものであった。
また、半価幅も同様にして測定したところ、実施例8の超電導線材は16.6であり実施例9の超電導線材は16.5であって、実施例6および実施例7の超電導線材よりBi2223相の結晶の配向性がさらに向上していることを示していた。
今回開示された実施の形態および実施例はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて請求の範囲によって示され、請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。

Claims (6)

  1. Bi2223相を含むフィラメント部(2)とそれを被覆するシース部(3)とを有する超電導線材(1)の製造方法であって、
    前記製造方法は、充填工程、伸線工程、圧延工程および焼結工程を含み、
    前記フィラメント部(2)は、前記焼結工程前の組成においてBi2223相を含まないことを特徴とする超電導線材の製造方法。
  2. 前記焼結工程は、酸素分圧が0.03atm以上0.21atm以下、焼結温度が810℃以上850℃以下および焼結時間が20時間以上100時間以下の条件下で実行されることを特徴とする請求項1記載の超電導線材の製造方法。
  3. 前記フィラメント部(2)は、前記焼結工程前の組成においてBiとPbの組成比がPb/(Bi+Pb)で示される原子比として0.14以上0.18以下となることを特徴とする請求項1記載の超電導線材の製造方法。
  4. 前記製造方法は、前記焼結工程が2回以上行なわれ、
    前記フィラメント部(2)は、2回以上行なわれる前記焼結工程のうち最初の焼結工程前の組成においてBi2223相を含まないことを特徴とする請求項1記載の超電導線材の製造方法。
  5. 請求項1記載の超電導線材の製造方法により製造された超電導線材(1)。
  6. 請求項5記載の超電導線材(1)を用いたことを特徴とする超電導機器。
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