JPWO2006004111A1 - フィルタロッドの製造機 - Google Patents

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Abstract

フィルタロッドの製造機は、フィルタ要素(fA又はfC)を間欠的に供給する複数の送出ホイール(50)と、これら送出ホイール(50)からフィルタ要素(fA又はfC)を受取り、フィルタ要素(fA)及びフィルタ要素(fC)が交互に並ぶ要素ストリームを形成するコンベア(18)と、要素ストリーム中の個々のフィルタ要素(fA又はfC)が互いに密着した複合要素コラム(CE)に形成し、この後、複合要素コラム(CE)をペーパウエブ(W)に包み込んで複合要素ロッド(ER)に成形するラッピング装置(62)と、複合要素ロッド(ER)を個々のフィルタロッド(FR)に切断する切断装置(92)と、フィルタロッド(FR)の切断の切断結果に基づき、送出ホイール(50)の回転位相を調整する位相可変装置(112)とを備える。

Description

本発明は、フィルタシガレットの製造のために、デュアルフィルタ等の複合フィルタが連続したフィルタロッドを製造する製造機に係わり、特にフィルタロッドのための製造トラックが二重化された製造機に関する。
この種のフィルタロッドの製造機は、例えば特開2003-24035号公報に開示されている。この公報の製造機は円筒状のフィルタ要素のためのコンベアを備えており、このコンベア上に2種類のフィルタ要素が供給される。コンベア上の2種類のフィルタ要素はコンベアの搬送方向に交互に並び、コンベアにより一方向に搬送される。コンベアの終端領域にて、隣接するフィルタ要素は互いに密着して複合要素コラムを形成し、形成された複合要素コラムはコンベアからラッピング装置に供給される。ラッピング装置は複合要素コラムを成形紙に包み込んで複合要素ロッドを成形し、成形された複合要素ロッドを切断装置に向けて送出する。切断装置は複合要素ロッドを所定の間隔毎に切断し、個々のフィルタロッドを形成する。
この後、フィルタロッドは、フィルタシガレットの製造機、いわゆるフィルタアタッチメント機に供給される。フィルタアタッチメント機は、フィルタロッドを個々のフィルタプラグに切断し、フィルタプラグの両端に2本のシガレットを配置し、これらフィルタプラグ及びシガレットをチップペーパの巻付けにより互いに接続してダブルフィルタシガレットを成形し、そして、ダブルフィルタシガレットをフィルプラグの中央から切断し、個々のフィルタシガレットを形成する。
より詳しくは、フィルタロッドはフィルタプラグの整数倍の長さを有し、フィルタプラグはフィルタシガレットにおけるフィルタの2個分に相当する長さを有する。フィルタがチャコール型のデュアルフィルタである場合、フィルタプラグは中央に位置付けられたプレーンフィルタ要素と、このプレーンフィルタ要素の両端に隣接したチャコールフィルタ要素の半体とを含み、このような半体は、複合要素ロッド及びフィルタロッドがチャコールフィルタ要素の中央から切断されることにより形成される。
フィルタロッドの製造機の生産能力を向上するためには、複合要素コラム、つまり、複合要素ロッドの走行速度を速める必要がある。しかしながら、前述したように複合要素コラムは、異なる種類のフィルタ要素をコンベア上に交互に配置して形成されるため、複合要素コラムの形成速度、即ち、複合要素ロッドの走行速度を所望通りに高速化することは困難である。
一方、上述したコンベアが互いに平行に配置され、そして、これらコンベアの下流にラッピング装置がそれぞれ配置されていれば、2本の複合要素ロッドが同時に成形される。この場合、複合要素コラムの形成速度(複合要素ロッドの走行速度)を高速化することなく、製造機の生産能力を高めることができる。この場合、前述した切断装置は両方のラッピング装置に共用されているのが好ましく、切断装置は各ラッピング装置から送出される複合要素ロッドをそれぞれ実質的に同一のタイミングで切断し、フィルタロッドを形成する。このように両方のラッピング装置に切断装置が共用されれば、製造機の複雑化や大形化が避けられる。
上述したように複合要素ロッドの製造トラックが二重化された製造機の場合、一方の製造トラック上における複合要素ロッドの切断、即ち、フィルタロッドの切断位置にずれが発生しても、このずれを、切断装置自身の切断タイミングを調整することにより解消することはできない。つまり、一方の製造トラック側でのフィルタロッドの切断位置を調整したとき、他方の製造トラック側でのフィルタロッドの切断位置がずれてしまうことになる。
本発明の目的は、切断装置による複合要素ロッドの切断タイミングを変更することなく、フィルタロッドの切断位置を調整することができるフィルタロッドの製造機を提供することにある。
上記の目的を達成するため、本発明のフィルタロッドの製造機は、
異なる種類のフィルタ要素を供給するホッパ装置であって、各フィルタ要素を形成するための多数の出発ロッドをそれぞれ蓄えた複数のホッパと、これらホッパから出発ロッドを1本ずつ取出し、取出した出発ロッドを切断してフィルタ要素に形成し、形成したフィルタ要素を間欠的に移送する複数の要素フィーダとを含む、ホッパ装置と、
ホッパ装置の要素フィーダからフィルタ要素をそれぞれ受取り、受取ったフィルタ要素を一方向に移送させる要素コンベアであって、要素コンベア上にて、異なる種類のフィルタ要素がその移送方向に所定の順序で並ぶ要素ストリームを連続的に形成する、要素コンベアと、
要素コンベアから要素ストリームを受取り、受取った要素ストリームから個々のフィルタ要素が互いに密着した複合要素コラムを形成し、この複合要素コラムをペーパウエブにより連続的に包み込んで複合要素ロッドを成形し、成形した複合要素ロッドを送出するラッピング装置と、
複合要素ロッドの送出方向でみてラッピング装置の下流に配置され、複合要素ロッドを一定長さ毎のフィルタロッドに切断するための切断装置であって、フィルタロッドは、その両端に同一種類のフィルタ要素を等分に切断して得た要素半体を有する、切断装置と、
複合要素ロッドを同一の種類で且つ所定の間隔毎に離間した切断対象となるフィルタ素材にて切断し、これにより、両端に切断対象のフィルタ素材の半体を有する個々のフィルタロッドを形成する切断装置と、
成形されたフィルタロッドの要素半体の長さを検出し、この検出結果を出力する検査装置と、
各ホッパからラッピング装置に至るフィルタ要素の搬送経路に設けられ、検査装置からの検査結果に基づき、複合要素コラム搬送位相を可変する可変装置と
を具備する。
上述したフィルタロッドの製造機によれば、検査装置は、複合要素ロッドの送出方向でみて、例えばフィルタロッドの先頭に位置する要素半体の長さを検出する。検出した要素半体の長さが規定値よりも短い場合、可変装置は複合要素コラムの搬送位相を遅らせる。これに対し、検出した要素半体の長さが規定値よりも長い場合、可変装置は複合要素コラムの搬送位相を進める。この結果、フィルタロッドにおける要素半体の長さが規定範囲から外れたとしても、この後、フィルタロッドが製造される過程にて、フィルタロッドの要素半体の長さは切断装置での複合要素ロッドの切断タイミングを変更することなく、規定範囲内に自動的に復帰される。
具体的には、前記ラッピング装置は、
要素ストリームの移送方向に走行し、ペーパウエブとともに要素ストリームの個々のフィルタ要素を走行させる無端状のガニチャテープと、
ペーパウエブ及び要素ストリームの通過を許容するトングであって、
ペーパウエブ及び要素ストリームがトングを通過する際、要素ストリームの個々のフィルタ要素を制動して、複合要素コラムを形成し、形成された複合要素コラムをガニチャテープの走行方向に移送させる、トングと、及び
トングから複合要素コラムのフィルタ要素が抜け出ようとするとき、そのフィルタ要素に更なる制動力を与える制動手段と含み、制動手段は、トングから抜け出したフィルタ要素と後続のフィルタ要素との間には複合要素コラムの移送方向に所定の間隙を形成する。
この場合、ラッピング装置は、複合要素コラムの移送方向でみてトングの下流に配置され、ペーパウエブ及び複合要素コラムの通過を許容するリアトングを更に含んでいるのが好ましく、ペーパウエブ及び複合要素コラムがリアトングを通過する際、リアトングは、複合要素コラムの個々のフィルタ要素を更に制動し、前述した間隙を無くすべく個々のフィルタ要素を互いに密着させる。
一方、要素フィーダは、要素コンベアの近傍に回転可能に配置された送出ホイールを含み、この送出ホイールはその外周面に送出ホイールの周方向に等間隔を存して配置された複数の送り爪を有し、これら送り爪は、個々のフィルタ要素を要素コンベア上に間欠的に送り込む。
この場合、可変装置は、送出ホイールの回転位相を変更可能な差動歯車機構と、検出装置からの検出結果に基づき、差動歯車機構を作動させるステップモータとを含むことができる。
送出ホイールの回転位相が可変装置により変化されたとき、前述した間隙が増加又は減少され、この結果、複合要素コラムの搬送位相が調整される。
製造機は、要素コンベアと同様な第2要素コンベアを更に備えることができ、この場合、ラッピング装置は、各要素コンベアが供給する要素ストリームから複合要素ロッドをそれぞれ成形し、切断装置は、ラッピング装置から送出される複合要素ロッドの切断に共用されている。
上述した製造機は、2本の複合要素ロッドを同時に成形でき、フィルタロッドの生産性が高められる。また、各複合要素ロッドを成形するための複合要素コラムの搬送位相は互いに独立して変化されるので、切断装置が各複合要素ロッドに共用されているにも拘わらず、切断装置は、各複合要素ロッドを正確な位置にて切断することができる。
例えば、複合要素コラムは、フィルタ繊維の束が成形紙により包み込まれたプレーン要素と、活性炭の粒子を含んだフィルタ繊維の束が成形紙により包み込まれたチャコール要素とを有する。この場合、切断装置は、複合要素ロッドをチャコール要素の中央から切断する。それ故、フィルタロッドはその両端にチャコール要素から得られた要素半体をそれぞれ有し、要素半体と前記プレーン要素とはペーパウエブの被覆に拘わらず、視覚的に識別可能である。
上述したフィルタロッドの場合、検査装置は、フィルタロッドを撮像するカメラと、カメラからのフィルタロッドの画像に基づき、フィルタロッドにおける要素半体の長さを検出する検査回路とを含むことができ、検査回路は、記要素半体の画像濃度とプレーン要素の画像濃度との差に基づき、要素半体とプレーン要素との間の境界を識別することができる。
一実施例に係るフィルタロッドの製造機の上流セクションを示した概略図である。 フィルタ要素のための要素フィーダを概略的に示した側面図である。 図2の要素フィーダにおいて、取出しドラムからの出発ロッドの取出しを説明するための図である。 出発ロッドから個々の要素フィルタの分離を説明するための図である。 図2の要素フィーダの平面図である。 製造機の下流セクションを示した概略図である。 下流セクションのラッピング装置を示した正面図である。 複合要素ロッドから切断して得られるフィルタロッドを示し、(I)は良品のフィルタロッド、(II),(III)は不良のフィルタロッドを示す。 位相可変装置の一部を破断して示した図である。 送出ホイールの回転位相が複合要素コラムの搬送位相に変換される原理を説明するための図である。
図1は、フィルタロッドのためのダブルトラック型製造機の上流セクション10を示す。
上流セクション10はホッパ装置12を備え、このホッパ装置12は例えば4つのホッパ16a〜16dを含む。これらホッパ16は水平方向に隣接して配置され、多数の出発ロッド(departing rods)を蓄えている。具体的には、図1でみて、左側から1番目及び3番目のホッパ16a,16c内には、出発ロッドとしてのプレーンロッドFが蓄えられており、これに対し、ホッパ16b,16d内には出発ロッドとしてプレーンロッドFとは異なる種類のチャコールロッドFが蓄えられている。
プレーンロッドFはアセテート繊維からなる束と、この繊維束をロッド状に包み込んだラッピング紙とを有する。チャコールロッドFは、前述したプレーンロッドに活性炭の粒子を含ませることで得られ、これら活性炭の粒子は繊維束中に一様に分布されている。
更に、上流セクション10は、フロントコンベア18f及びリアコンベア18rを更に備え、これらコンベア18はホッパ16a〜16dの列と平行に配置されている。フロントコンベア18fはホッパ16aからホッパ16dまで延びている。一方、リアコンベア18rはフロントコンベア18fとホッパ16の列との間に配置され、ホッパ16aからホッパ16bまで延びている。
フロント及びリアコンベア18f,18rは無端状のサクションベルト22f,22rをそれぞれ有する。これらサクションベルト22f,22rは駆動ローラ24にそれぞれ掛け回されており、これら駆動ローラ24はフロント及びリアコンベア18f,18rの終端に位置付けられている。これら駆動ローラ24が回転されたとき、サクションベルト22f,22rは同一の方向に且つ同一の速度で走行する。フロント及びリアコンベア18f,18r内にはサクションチャンバ(図示しない)がそれぞれ配置され、これらサクションチャンバはサクションベルト22f,22rに所定のサクション圧を供給する。
ホッパ装置12は、リアコンベア18rに向けてホッパ16a,16b内のプレーン及びチャコールロッドF,Fをそれぞれ供給する要素フィーダ26a,26bと、フロントコンベア18fに向けてホッパ16c,16d内のプレーン及びチャコールロッドF,Fをそれぞれ供給する要素フィーダ26c,26dとを更に含む。これら要素フィーダ26a〜26dもまたホッパ16a〜16dの配列方向に配置されている。
要素フィーダ26a〜26dは実質的に同一の構造を有する。それ故、要素フィーダ26aの構造のみを以下に説明し、他の要素フィーダ26b〜26dについては、図1中、要素フィーダ26aと同一の部位及び部材に同一の参照符号を付し、それらの説明を省略する。
要素フィーダ26aは取出しドラム28を含み、この取出しドラム28はホッパ16aの直下に配置され、ホッパ16aの出口をその外周面により下方から覆っている。取出しドラム28の外周面には多数の溝(図示しない)が形成され、これら溝は取出しドラム28の周方向に等間隔を存して配置されている。取出しドラム28の溝がホッパ16aの出口にあるとき、これら溝はホッパ16a内のプレーンロッドFを1本ずつ受け取り、そして、受け取られたプレーンロッドFはその溝内にサクションにより保持される。それ故、取出しドラム28が回転されたとき、プレーンロッドFは取出しドラム28の溝内に保持された状態で、ホッパ16aから1本ずつ取り出され、そして、取出しドラム28の外周面に沿って移送される。
取出しドラム28はその外周面に複数のロータリナイフ30を更に備えている。プレーンロッドFの移送中、プレーンロッドFがロータリナイフ30を順次通過するとき、これらロータリナイフ30はプレーンロッドFを切断し、プレーンロッドFはその溝内にて、複数のフィルタ要素fに分割される。
図2に示されているように、取出しドラム28の直下には溝状の案内経路32が配置されており、この案内経路32はリアコンベア18rに向けて延び、リアコンベア18rの近傍に終端を有する。案内経路32の下側には、案内経路32に沿って無端状のプッシャチェーン34が配置されており、プッシャチェーン34は駆動及び従動スプロケット36,38にそれぞれ掛け回されている。駆動スプロケット38は案内経路32の始端側に配置され、従動スプロケット38は案内経路32の下流に配置されている。従って、図2から明らかなように取出しドラム28は駆動スプロケット36と従動スプロケット38との間に配置されている。更に、案内経路32の下方には2つのプーリが配置されており、これらプーリはプッシャチェーン34の走行を案内し、そして、これらプーリの1つはプッシャチェーン34に所定の張力を付与するテンションプーリとして機能する。駆動スプロケット36が回転されたとき、プッシャチェーン34の上部は案内経路32に沿って走行する。
プッシャチェーン34は複数のプッシャ40を備えている。これらプッシャ40は爪状をなし、プッシャチェーン34の長手方向に所定の間隔を存して配置されている。プッシャチェーン34が走行されているとき、各プッシャ40は案内経路32内を周期的に通過する。このため、案内経路32はその底にプッシャ40の通過を許容するスリット(図示しない)を有する。
取出しドラム28の各溝が案内経路32の直上に順次到達したとき、これら溝内をプッシャチェーン33のプッシャ40が順次通過する。従って、図4に示されるように、取出しドラム28の溝内にプレーンロッドFが受け取られているとき、プッシャ40は取出しドラム28の各溝からプレーンロッドFをそれぞれ押出し、押出されたプレーンロッドFは案内経路32に受け取られる。この後、これらプレーンロッドFはプッシャ40により押されながら案内経路32に沿って移送される。
プッシャ40が取出しドラム28からプレーンロッドFを押し出す直前にて、溝内にプレーンロッドFを保持するサクションは解除され、プレーンロッドFは取出しドラム28からプッシャ40により円滑に押出される。
図2から明らかなように、案内経路32はその途中に登坂部32aを有しており、この登坂部32aは従動スプロケット38の上方に位置付けられている。それ故、案内経路32上を移送されるプレーンロッドFAはプッシャ40により押されながら、登坂路32aに乗り上げ、この後、プッシャ40は登坂部32a、即ち、案内経路32の下方に沈み込む。この後、次のプッシャ40が後続のプレーンロッドFを登坂路32aに乗り上げさせたとき、後続のプレーンロッドFは、登坂路32a上に既に乗り上げている先頭のプレーンロッドFに当接し、この先頭のプレーンロッドFを更に押し出す。この結果、先頭のプレーンロッドFは後続のプレーンロッドFに押されながら登坂路32a上を進行する。
一方、登坂部32aの上方には無端状の加速ベルト42が配置されており、この加速ベルト42は登坂路32aとの間にてプレーンロッドFを挟み付けることができる。加速ベルト42の走行速度はプッシャチェーン34の走行速度よりも速く、しかも、前述したように、取出しドラム28から押出されたプレーンロッドFは個々のフィルタ要素fに分断された状態にある。それ故、プレーンロッドFが登坂路32aを進行し、そして、プレーンロッドFの先頭のフィルタ要素fが加速ベルト42と登坂路32aとの間に挟み込まれたとき、先頭のフィルタ要素fは加速ベルト42により加速され、図4に示されるように後続のフィルタ要素fから分離される。この結果、プレーンロッドFの個々のフィルタ要素fが加速ベルト42を通過した後、これらフィルタ要素fは互いに分離され、そして、フィルタ要素f間に所定の間隔が確保される。
図2から明らかなように、加速ベルト42はプーリ42a,42b間に掛け回されており、プーリ42aの軸には歯付きプーリ44が取り付けられている。一方、従動スプロケット38の軸にも歯付きプーリ48が取り付けられており、これら歯付きプーリ44,48は歯付きベルト46を介して互いに接続されている。従って、プッシャチェーン34が走行されたとき、加速ベルト42はプッシャチェーン34とともに走行する。
図5に示されているように、案内経路32はその下流部分に円弧路32bを有し、この円弧路32bは登坂路32aとリアコンベア18rとを接続する。円弧路32bの近傍には送出ホイール50が回転可能に配置されている。この送出ホイール50の外周面は円弧路32bに沿って延びている。送出ホイール50はその外周面に複数の送出爪52を有する。これら送出爪52は送出ホイール50の径方向外側に突出し、送出ホイール50の周方向に等間隔を存して配置されている。
更に、送出ホイール50の軸には歯付きプーリ54が取付けられている。一方、送出ホイール50から離れた位置には歯付きプーリ56が配置され、これら歯付きプーリ54,56は無端状の歯付きベルト58を介して互いに接続されている。更に、歯付きベルト58は複数のガイドプーリ60を通過し、これらガイドプーリ60は歯付きベルト58に所定のテンションを与える。歯付きプーリ56が回転されたとき、歯付きプーリ56の回転は歯付きベルト58を介して歯付きプーリ54,即ち、送出ホイール50に伝達され、送出ホイール50を歯付きプーリ56とともに回転させる。
送出ホイール50の回転中、送出ホイール50の各送出爪52は円弧路32bに周期的に進入し、円弧路32bに沿って移動する。より詳しくは、1つの送出爪52が円弧路32bに進入したとき、図4に示されるように、その送出爪52は、加速ベルト42によりプレーンロッドFから分離されたフィルタ要素fと後続のフィルタ要素fとの間に位置付けられる。この後、送出爪52は分離されたフィルタ要素fを押出し、円弧路32bに沿って移動させる。それ故、個々のフィルタ要素fは円弧路32bからリアコンベア18r、即ち、サクションベルト22r上に間欠的に供給され、そして、サクションベルト22rに吸着される。この後、これらフィルタ要素fはサクションベルト22rの走行方向に所定の間隔を存して状態で、サクションベルト22rにより移送される。
図1から明らかなように、要素フィーダ26bは要素フィーダ26aでの場合と同様に、ホッパ16bから1本ずつチャコールロッドFを取出し、そして、このチャコールロッドFから分割されたフィルタ要素fをリアコンベア18r上に間欠的に供給する。要素フィーダ26bからリアコンベア18rに供給されるフィルタ要素fの供給位置は、要素フィーダ26aからリアコンベア18rに供給されるフィルタ要素fの供給位置よりも上流に位置付けられており、要素フィーダ26aはフィルタ要素fがフィルタ要素f間に位置するように、フィルタ要素fをリアコンベア18r上に供給する。従って、フィルタ要素f,fはリアコンベア18rの走行方向に交互に並んだ状態で移送され、リアコンベア18r上に要素ストリームを形成する。
一方、要素フィーダ26a,26dはフロントコンベア18f上にフィルタ素材f,fをそれぞれ供給し、これらフィルタ素材f,fはリアコンベア18r上の要素ストリームと同様な要素ストリームをフロントコンベア18f上に形成する。
フロント及びリアコンベア18f,18rの終端は製造機の下流セクション10に接続されている。
下流セクション10は、フロント及びリアコンベア18f,18rの終端から延びるフロント及びリア成形経路64f,64rをそれぞれ有する。これら成形経路64は対応するコンベア18と同一線上に配置され、そのコンベア18から要素ストリームを受取ることができる。
成形経路64の始端にはラッピング装置62が配置されており、このラッピング装置62は図6に概略的に示されている。ラッピング装置62は、要素ストリームが成形経路64に沿ってそれぞれ移送されるとき、各要素ストリームから複合要素ロッドを成形する。
複合要素ロッドを成形するため、ラッピング装置62はフロント及びリア成形経路64f,64rに対して同様な成形構造をそれぞれ備えている。それ故、一方の成形構造のみについて以下に説明する。
成形構造は成形ベッド(図示しない)を含み、この成形ベッドは成形経路64に沿って延びている。成形ベッドは成形経路64上に成形溝(図示しない)を有し、この成形溝は無端状のガニチャテープ66の走行を案内する。図6から明らかなように、ガニチャテープ66は駆動ドラム68に掛け回されており、この駆動ドラム68は成形経路64f,64rに共用されている。
駆動ドラム68が回転されたとき、ガニチャテープ66は成形溝内を走行し、この走行方向は対応するコンベア18の走行方向と同一である。しかしながら、ガニチャテープ66の走行速度Vはコンベア18、即ち、サクションベルト22の走行速度Vよりも遅く、例えば、速度V,Vは、次式の関係を有する。
=1.4 x V
ガニチャテープ66上にはペーパウエブWが導かれており、このペーパウエブWはウエブロール(図示しない)から巻き出される。対応するコンベア18から成形経路64に前述した要素ストリームが供給されたとき、要素ストリームのフィルタ要素f,fはペーパウエブWに乗り移り、この後、ガニチャテープ66によりペーパウエブWとともに走行される。
より詳しくは、成形構造は、成形ベッドの成形溝とコンベア18とを接続するための整列路(図示しない)を含み、要素ストリームはコンベア18から整列路を経てペーパウエブW上に供給される。
ガニチャテープ66、即ち、ペーパウエブWの走行速度Vはコンベア18の走行速度Vよりも遅く、且つ、成形ベッドとコンベア18との間に整列路が配置されているので、要素ストリームのフィルタ要素f,fは整列路上にて玉突き衝突し、フィルタ要素f,fが交互に隣接した複合要素コラムCを形成し、このような複合要素コラムCは整列路からコンベア18の終端部に亘って延びる。従って、ペーパウエブW上には複合要素コラムCが連続して供給される。
ペーパウエブWがガニチャテープ66上に向けて供給される過程にて、ペーパウエブWの幅方向中央には塗布器(図示しない)により糊がレール状に塗布される。ペーパウエブW上に複合要素コラムCが供給されたとき、ペーパウエブW上のレール糊は、複合要素コラムCとペーパウエブWとを互いに接着させ、これにより、複合要素コラムCはペーパウエブWとともに走行する。
この後、複合要素コラムCはペーパウエブWに連続的に包み込まれて、複合要素ロッドERに成形され、この複合要素ロッドERはラッピング装置62から送出される。図6中、複合要素ロッドERはペーパウエブWを取り除いた状態、即ち、複合要素コラムCの状態で示されている。
複合要素ロッドERを成形するため、図7に示されているように成形構造はフロントトング(tongue)70、リアトング72、ショートホルダ74、ロングホルダ76及び水冷タイプのクーラ78を含み、これらは成形経路64の上流端側から順次配置されている。更に、成形構造はエアブローノズル80,82を更に含む。エアブローノズル80は、フロントトング70とリアトング72との間に配置され、エアブローノズル82はリアトング72とショートホルダ74との間に配置されている。なお、エアブローノズル82は必要不可欠なものではない。
フロントトング70及びリアトング72は成形ベッドの成形溝と協働して、複合要素コラムCのためのトンネルをそれぞれ形成する。複合要素コラムCがトング70,72を通過するとき、ペーパウエブWは成形溝により、断面でみてU字形に曲げられ、複合要素コラムCの下側半分を包み込む。
エアブローノズル80はフロントトング70の下流端に向けて圧縮空気を噴出する。圧縮空気はフロントトング70を通過した複合要素コラムCに吹き付けられ、複合要素コラムCを所定の力で制動する。より詳しくは、この時点では未だ、前述したレール糊は複合要素コラムCとペーパウエブWとを完全に接着しておらず、ペーパウエブWに対して、ペーパウエブWの走行方向への複合要素コラムCの変位は許容された状態にある。
複合要素コラムCの制動力はフロントトング70とリアトング72との間の領域にて、ペーパウエブWに対するフィルタ要素f,fの相対位置、即ち、複合要素コラムCの位相を決定する。なお、この点に関しては後述する。
複合要素コラムCがリアトング72を通過したとき、複合要素コラムCは必要に応じて、エアブローノズル82からの圧縮空気により更に制動され、そして、ペーパウエブWとともにショートホルダ74及びロングホルダ76を順次通過する。
ショートホルダ74及びロングホルダ76はヒータ(図示しない)をそれぞれ内蔵し、シガレット製造機の対応するショート及びロングホルダと同様な機能を発揮する。即ち、ショートホルダ74及びロングホルダ76はペーパウエブWの両側縁部を複合要素コラムCの上側半分に沿って順次曲げ、これにより、ペーパウエブWの両側縁は複合要素コラムC上にて互いに重ね合わされる。ペーパウエブWの両側縁はラップ糊を介して互いに接着され、この時点で、複合要素コラムCはペーパウエブWにより完全に包み込まれ、複合要素ロッドERが成形される。成形された複合要素ロッドERはロングホルダ76から成形経路64に沿って送出される。
ペーパウエブWにラップ糊を形成するため、ショートホルダ74の近傍には塗布ノズル(図示しない)が配置されている。ペーパウエブWの一側縁部がショートホルダ74により曲げられる過程で、塗布ノズルはペーパウエブWの他側縁に糊を連続的に塗布し、ラップ糊を形成する。
ロングホルダ76から送出された複合要素ロッドERはクーラ78を通過する。クーラ78は複合要素ロッドERを上下から冷却し、ラップ糊及びレール糊の固化を促進させる。
更に、図7は、ガニチャテープ66の取外し機構84もまた示している。
取外し機構84はV字形リンク86を含む。このリンク86の基端は回動自在に支持され、一対のリンクアームを有する。一方のリンクアームの先端にはテンションローラ88が回動自在に支持され、このテンションローラ88はガニチャテープ66の走行を案内し、且つ、ガニチャテープ66に所定のテンションを与える。他方のリンクアームの先端には、エアシリンダ90におけるピストンロッドの先端が接続されている。エアシリンダ90が図示の状態から収縮されたとき、V字形リング86は図7でみて時計方向に回転され、テンションローラ88を上方に移動させる。それ故、ガニチャテープ66のテンションが解放され、ガニチャテープ66は駆動ドラム68及び多数のガイドローラから容易に取り外すことができる。
複合要素ロッドERがラッピング装置62から送出された後、複合要素ロッドERは切断装置92を通過する。切断装置92は複合要素ロッドERは所定の長さ毎に切断し、個々のフィルタロッドFRを形成する。
より詳しくは、図6に示されるように切断装置92は切断ディスク94を含む。この切断ディスク94は一方向に回転可能であり、複合要素ロッドERの成形経路64の下方に配置されている。切断ディスク94はその外周面には複数のナイフ96を有し、これらナイフ96は切断ディスク94の周方向に等間隔を存して配置されている。複合要素ロッドERが切断ディスク94の直上を通過するとき、切断ディスク94のナイフ96は複合要素ロッドERを周期的に切断し、複合要素ロッドERから個々のフィルタロッドFRを形成する。これらフィルタロッドFRは一定の長さを有する。
図6から明らかなように、切断装置92の切断ディスク94はフロント及びリア成形経路64f,64rに共用され、切断ディスク94のナイフ96が成形経路64f,64rに沿って送出される複合要素ロッドERをそれぞれ切断することに留意すべきである。
付け加えれば、切断装置92は一対のスプリットスリーブ98を含む。これらスプリットスリーブ98は切断ディスク94の直上位置にて、フロント及びリア成形経路64f,64r上にそれぞれ配置されている。スプリットスリーブ98は対応する複合要素ロッドERの走行を案内し、且つ、ナイフ96の通過を許容する。更に、フロント及びリア成形経路64f,64rは溝形状の移送ガイド(図示しない)をそれぞれ有し、これら移送ガイドは切断ディスク94から対応する成形経路64の終端近傍まで延びている。移送ガイドは切断装置92から送出されるフィルタロッドFRの走行を案内し、これらフィルタロッドFRは互いに密着した状態にある。
図8は、複合要素ロッドERから得られるフィルタロッドFRを具体的に示す。なお、図8においても、複合要素ロッドER及びフィルタロッドFRはペーパウエブWによる被覆を省略して示されている。
図8中、(I)のフィルタロッドFRは、その中央に位置付けられたフィルタ要素fと、このフィルタ要素fの前後にそれぞれ位置付けられたフィルタ要素fと、これらフィルタ要素fの端にそれぞれ隣接した要素半体fCHとを含み、これら要素半体fCHはフィルタ要素fを等分に切断して得られる。即ち、フィルタロッドFRは、複合要素ロッドERを1つ置きのフィルタ要素fの中央から切断して得られる。
このようなフィルタロッドFRを得るため、切断装置92における切断ディスク94の周速、即ち、ナイフ96の切断タイミングは、ガニチャテープ66の走行速度(駆動ドラム68の周速)、即ち、複合要素ロッドERの走行速度に基づいて決定され、一方、対応するコンベア18への個々のフィルタ素材f,fの供給タイミング(2つの送出ホイール50の周速)は、切断ディスク94の回転速度に基づいて設定されている。
より詳しくは、駆動ドラム68及び切断ディスク94は動力伝達経路(図示しない)を介して互いに接続され、そして、送出ホイール50の周速を決定する歯付きプーリ56(図5参照)及び切断ディスク94もまた動力伝達経路(図示しない)介して互いに接続されている。
成形経路64はその終端にキッカーローラ100を備えており、このキッカーローラ100は成形経路64の直上にて、回転可能に配置されている。成形経路64上の先頭のフィルタロッドFRがキッカーローラ100に到達したとき、キッカーローラ100は先頭のフィルタロッドFRを加速し、成形経路64の下流に蹴り出す。それ故、成形経路64の終端からはフィルタロッドFRが間欠的に送出される。
フロント及びリア成形経路64f,64rの直下流にはドラム列102が配置され、このドラム列102は成形経路64f,64rの終端から成形経路64に対して直交する水平方向に延びている。この実施例の場合、ドラム列102はその始端に位置付けられた受取りドラム104と、この受取りドラム104に順次隣接する検査/排除ドラム105及び出力ドラム106とを含む。これらドラム104,105,106はその外周面に多数の受取り溝(図示しない)をそれぞれ有し、これら受取り溝は対応するドラムの周方向に等間隔を存して配置されている。
受取りドラム104が回転されたとき、受取りドラム104の周方向に隣接する2つの受取り溝は、フロント及びリア成形経路64f,64rの終端からフィルタロッドFRがキッカーローラ100により蹴り出されるタイミングにて、対応する成形経路64の終端に合致し、これら成形経路64から蹴り出されたフィルタロッドFRをそれぞれ受け取ることができる。受取り溝がフィルタロッドFRを確実に受取りため、キッカーローラ100はフィルタロッドFRの蹴り出し方向を受取りドラム104の回転方向に偏向させる。
この後、受取り溝内のフィルタロッドFRは受取りドラム104の周方向に移送され、そして、受取りドラム104から検査/排除ドラム105及び出力ドラム106の受取り溝に順次受け取られながら更に移送され、そして、出力ドラム106から送出される。出力ドラム106から送出されたフィルタロッドFRはベルトコンベアに受け取られ、このベルトコンベアはフィルタロッドFRを箱詰め機に向けて搬送する。
前述の説明から明らかなように、フロント及びリア成形経路64f,64fからそれぞれ蹴り出されたフィルタロッドFRはドラム列102上にて交互に並んで移送される。それ故、ドラム列102に出力ドラム106に隣接する別の出力ドラムが付加されている場合、これら出力ドラムはフロント及びリア成形経路64f,64rから供給されたフィルタロッドFRf,FRrをそれぞれ分離して送出することができる。
前述した検査/排除りドラム105の上方には検査カメラ108が配置されている。この検査カメラ108は検査/排除ドラム105上を移送されるフィルタロッドFRf,FRrを撮像し、これらフィルタロッドFRの画像を画像データDf,Drとして検査回路110に送信する。
検査回路110は、画像データDf,Drに基づいてフィルタロッドFRf,FRrが良品であるか否かを検査し、この検査結果に基づいて位相可変装置112に制御信号Sf,Srを出力する。位相可変装置112は制御信号Sf,Srに基づき、フロント及びリア成形経路64f,64rに対する複合要素コラムCEf,CErの供給位相、即ち、フロント及びリアコンベア18f,18r上でフィルタ要素f,fの搬送位相を変更することができる。位相可変装置112の詳細は後述する。
次に、検査回路110の機能を具体的に説明する。
検査カメラ108から検査回路110に供給された画像データDが図8の(I)に示される正常なフィルタロッドFRから得られたとき、フィルタロッドFRの両端にそれぞれ位置付けられた要素半体fCHはフィルタ要素fの半分に等しい。この場合、検査回路110は、図8の(I)のフィルタロッドFRを良品として判定し、制御信号Sを出力しない。
フィルタ要素fはその内部に活性炭の粒子を含んでいるので、フィルタロッドFRがペーパウエブWによる被覆を有するといえども、フィルタロッドFRの画像には濃淡が生じる。即ち、フィルタ要素fを示す領域の画像濃度はフィルタ要素fを示す領域の画像濃度に比べて濃く、要素半体fCHとフィルタ要素fとの間には画像濃度の差に起因して明瞭な境界が発生する。それ故、検査回路110は、フィルタロッドFRの一端から前記境界までの距離を測定することにより、要素半体fCHの長さLを検出することができる。
なお、フィルタロッドFRの一端は、成形経路64上でのフィルタロッドFRの移送方向でみて、フィルタロッドFRの先端であるのが好ましい。
前述したように切断装置92の切断タイミングはガニチャテープ64の走行速度に基づいて一義的に決定されているので、フィルタロッドFRの先端に位置する要素半体fCHの長さLがフィルタ要素fの半分の長さLに等しい場合、フィルタロッドFRの後端に位置する要素半体fCHの長さLもまた、長さLに等しい。
しかしながら、複合要素ロッドERがラッピング装置62により成形されるとき、複合要素ロッドERの成形が何らかの理由により悪影響を受け、図8の(II),(III)に示されるようなフィルタロッドFRがそれぞれ形成されることがある。(II)の場合、フィルタロッドFRにおける先端の要素半体fCHの長さLは長さLよりも短く、これに対し、その後端の要素半体fCHの長さは長さLよりも長い。このような状況は、複合要素コラムEの搬送位相に進みaが発生していることを示す。この場合、検査回路110はフィルタロッドFRを不良品として判定し、長さLと要素半体fCHの長さLとの間の偏差ΔL(=L−L)に基づき、複合要素コラムCの搬送位相を進ませる制御信号Sを位相可変装置112に供給する。一方、(III)の場合、フィルタロッドFRの先端に位置した要素半体fCHの長さLは長さLよりも長く、これに対し、その後端の要素半体fCHの長さは長さLよりも短い。このような状況は、複合要素コラムEの搬送位相に遅れdが発生していることを示す。この場合、検査回路110は偏差ΔLに基づき、複合要素コラムCの搬送位相を遅らせる制御信号Sを位相可変装置112に供給する。
前述した位相可変装置112の一例は図9に示されている。
位相可変装置112は、要素フィーダ26a〜26dそれぞれの歯付きプーリ56と切断装置92の切断ディスク94とを接続する動力伝達経路にそれぞれ介挿されている。より詳しくは、位相可変装置112は3軸の差動歯車機構116を備え、この差動歯車機構116は歯付きプーリ56と動力伝達経路の終端に位置付けられた出力ギヤ114とを接続する。
差動歯車機構116はギヤケーシング118を含み、このギヤケーシング118は入力軸120及び出力軸122を有する。これら入力軸120及び出力軸122は互いに同軸上に配置され、ギヤケーンシグ118にそれぞれ軸受124を介して回転自在に支持されている。出力ギヤ114は入力軸120に取り付けられ、歯付きプーリ56は出力軸122に取り付けられている。
入力軸120及び出力軸122は、ハーモニックドライブ(Harmonic Drive)(登録商標)126を介して互いに連結されている。ハーモニックドライブ126はその中心側からウエーブジェネレータ128、フレックススプライン130及びサーキュラスプライン131を順次有する。ウェーブジェネレータ128は補正軸132に取付けられており、この補正軸132は入力軸120内に同軸的に配置され、入力軸120から突出した一端を有する。
補正軸132の一端にはステップモータ134の出力軸136が連結され、ステップモータ134は前述した検査回路110からの制御信号Sに基づいて作動される。
ステップモータ134が停止されているとき、入力軸120の回転は、ハーモニックドライブ126を介して出力軸122に伝達され、出力軸122は入力軸120と同一の回転位相にて回転される。従って、出力軸122の歯付きプーリ56により回転される送出ホイール50は入力軸120の回転位相に応じた位相により回転され、フィルタ要素fをコンベア18上に供給する。換言すれば、コンベア18上へのフィルタ要素fの供給位相は、入力軸120の回転位相により決定される複合要素ロッドERの切断タイミングと一定の関係を有する。
しかしながら、検査回路110からステップモータ134に制御信号Sが供給されたとき、ステップモータ134は制御信号Sに従い、補正軸132を一方向に回転させる。このような補正軸132の回転はハーモニックドライブ126を作動させ、複合要素ロッドERの切断タイミング(入力軸120の回転位相)に対して、送出ホイール50(出力軸122)の回転位相を進角又は遅角させる。それ故、送出ホイール50からコンベア18上へのフィルタ要素f,fの送り込みタイミング、即ち、コンベア18上でのフィルタ要素f,fの搬送位相が変化する。
この結果、コンベア18から成形経路64への複合要素コラムCの供給位相、即ち、成形経路64上での複合要素コラムCの搬送位相は進められるか又は遅らされるので、この後に形成されるフィルタロッドFRは、図8の(I)に示されるような良品に復帰する。
なお、上述した搬送位相の補正制御は、フロント及びリアコンベア18f,18r毎に独立して実行される。この場合、各コンベア18と組をなす2つの送出ホイール50の回転位相は同一の制御信号Sに基づき、一緒に進角又は遅角される。また、図8の(II)又は(II)に示されるような不良のフィルタロッドFRは、検査/排除ドラム105から排除される。
次に、図9を参照しながら、複合要素コラムCの搬送位相が変化する原理を説明する。
送出爪52によりコンベア18に送り込まれたフィルタ要素f(f,f)はサクションベルト22に吸着されるので、フィルタ要素fの初期速度Vf1はサクションベルト22の走行速度Vに一致する。
前述したようにガニチャテープ66の走行速度Vは走行速度Vよりも遅く、そして、成形経路64のフロントトング70から延びる複合要素コラムCはコンベア18の終端部まで達しているので、コンベア18は複合要素コラムCに対して摺接しながら走行する。それ故、コンベア18上に新たに送り込まれたフィルタ要素fが複合要素コラムCの後端に突き当たったとき、そのフィルタ要素fの走行速度Vf2は、初期速度Vf1から複合要素コラムCの走行速度、即ち、ガニチャテープ66の走行速度Vまで減速される。
一方、コンベア18上の複合要素コラムCには押出し力F及が付加され、そして、ガニチャテープ66上の複合要素コラムCには僅かな引き摺り力Fが複合要素コラムCの進行方向に付加され、これらの合力、即ち、複合要素コラムCの進行力Fは次式により表される。
=F+F
押出し力Fは、複合要素コラムCとサクションベルト22との間の摩擦力と複合要素コラムCに対する整列路の走行抵抗とに基づいて決定され、引き摺り力Fは、複合要素コラムCとガニチャテープ66との間の摩擦に基づいて決定される。
上述した進行力Fに対して、複合要素コラムCには制動力Fもまた加えられ、この制動力Fは、前述したエアブローノズル80から複合要素コラムCに吹き付けられる圧縮空気に起因した走行抵抗と複合要素コラムCに対するフロントトング70の走行抵抗とに基づいて決定される。
複合要素コラムCのフィルタ要素fがフロントトング70から抜け出し、且つ、エアブローノズル80からの圧縮空気の吹き付けを受けない位置まで前進されたとき、フィルタ要素fは制動力Fから解放され、進行力Fのみを受ける。
それ故、図10に示されるように、フロントトング70の直下流の複合要素コラムCに関しては、フィルタ要素fと後続のフィルタ要素fとの間に微少な隙間Xが発生する。しかしながら、このような間隙Xは、複合要素コラムCがリアトング72を通過するとき、フィルタ要素fに対するリアトング72の走行抵抗や、エアブローユニット82からの圧縮空気の吹き付けに起因したフィルタ要素fの制動力により解消される。この結果、複合要素コラムCがリアトング72を通過した後、複合要素コラムCの個々のフィルタ要素fは互いに密着することができる。
前述した進行力Fが一定であるとき、間隙Xは一定に維持される。しかしながら、進行力Fが増加されたとき間隙Xは増大し、これに対して、進行力Fが減少されたとき、間隙Xは減少する。
一方、前述した送出ホイール50の回転位相が進角されたとき、進行力Fは増加され、これに対し、送出ホイール50の回転位相が遅角されたとき、進行力Fは減少される傾向にある。このような進行力Fの増減は、送出ホイール50の回転位相が変化されたとき、送出ホイール50とフロントトング70との間の経路上に形成される複合要素コラムCの長さ、換言すれば、複合要素コラムCとサクションベルト22との間に働く摩擦力が増減されることに起因して発生するものと考えられる。
それ故、前述したように送出ホイール50の回転位相が制御信号Sに基づいて制御されることにより、前述した間隙Xを変化させることが可能となる。間隙Xの変化は、リアトング72とショートホルダ74の間の複合要素コラムCの搬送位相を進ませるか、又は遅らせることになるので、切断装置92はその切断タイミングを変更することなく、複合要素ロッドERに対する切断位置を変化させることができる。
本発明は上述した一実施例に制約されるものではなく、種々の変形が可能である。
例えば、位相可変装置112はハーモニックドライブ126の代わりに、種々のタイプの差動歯車機構やサーボ機構を使用することができる。
フロント及びリアコンベアトラック18f,18rはそれらの終端に回転可能な整列ドラムを備えることができ、これら整列ドラムはその外周面に複数の螺旋溝を有する。整列ドラムは、対応するコンベア18から所定個数のフィルタ要素fを螺旋溝内に受取り、螺旋溝により、これらフィルタ要素fを互いに密着させた状態で、成形経路64に間欠的に送り込む。この場合、位相可変装置112は制御信号Sに基づき、整列ドラムの回転位相を進角又は遅角させることにより、成形経路64上での複合要素コラムCの搬送位相を可変することができる。
更に、フィルタロッドFRを構成するフィルタ要素fの組合せやその個数は前述の実施例に限定されず、種々に変更可能である。

Claims (14)

  1. フィルタロッドの製造機は、
    異なる種類のフィルタ要素を供給するホッパ装置であって、前記各フィルタ要素を形成するための多数の出発ロッドをそれぞれ蓄えた複数のホッパと、これらホッパから前記出発ロッドを1本ずつ取出し、取出した前記出発ロッドを切断して前記フィルタ要素に形成し、形成したフィルタ要素を間欠的に移送する複数の要素フィーダとを含む、ホッパ装置と、
    前記ホッパ装置の前記要素フィーダから前記フィルタ要素をそれぞれ受け取り、受取ったフィルタ要素を一方向に移送させる要素コンベアであって、前記要素コンベア上にて、異なる種類の前記フィルタ要素がその移送方向に所定の順序で並ぶ要素ストリームを連続的に形成する、要素コンベアと、
    前記要素コンベアから前記要素ストリームを受取り、受取った要素ストリームから個々のフィルタ要素が互いに密着した複合要素コラムを形成し、この複合要素コラムをペーパウエブにより連続的に包み込んで複合要素ロッドを成形し、成形した複合要素ロッドを送出するラッピング装置と、
    前記複合要素ロッドの送出方向でみて前記ラッピング装置の下流に配置され、前記複合要素ロッドを一定長さ毎のフィルタロッドに切断するための切断装置であって、前記フィルタロッドは、その両端に同一種類のフィルタ要素を等分に切断して得た要素半体を有する、切断装置と、
    前記複合要素ロッドを同一の種類で且つ所定の間隔毎に離間した切断対象となるフィルタ素材にて切断し、これにより、両端に切断対象のフィルタ素材の半体を有する個々のフィルタロッドを形成する切断装置と、
    成形された前記フィルタロッドの前記要素半体の長さを検出し、この検出結果を出力する検査装置と、
    前記各ホッパから前記ラッピング装置に至る前記フィルタ要素の搬送経路に設けられ、前記検査装置からの前記検査結果に基づき、前記複合要素コラム搬送位相を可変する可変装置と
    を具備する。
  2. 請求項1の製造機において、
    前記ラッピング装置は、
    前記要素ストリームの移送方向に走行し、前記ペーパウエブとともに前記要素ストリームの個々のフィルタ要素を走行させる無端状のガニチャテープと、
    前記ペーパウエブ及び前記要素ストリームの通過を許容するトングであって、
    前記ペーパウエブ及び要素ストリームが前記トングを通過する際、前記要素ストリームの個々のフィルタ要素を制動して、前記複合要素コラムを形成し、形成された前記複合要素コラムを前記ガニチャテープの走行方向に移送させる、トングと、及び
    前記トングから前記複合要素コラムの前記フィルタ要素が前記抜け出ようとするとき、そのフィルタ要素に更なる制動力を与える制動手段と含み、前記制動手段は、前記トングから抜け出したフィルタ要素と後続のフィルタ要素との間には前記複合要素コラムの移送方向に所定の間隙を形成する。
  3. 請求項2の製造機において、
    前記ラッピング装置は、前記複合要素コラムの移送方向でみて前記トングの下流に配置され、前記ペーパウエブ及び前記複合要素コラムの通過を許容するリアトングを更に含み、
    前記ペーパウエブ及び前記複合要素コラムが前記リアトングを通過する際、前記リアトングは、前記複合要素コラムの個々のフィルタ要素を更に制動し、前記間隙を無くすべく個々のフィルタ要素を互いに密着させる。
  4. 請求項2の製造機において、
    前記要素フィーダは、前記要素コンベアの近傍に回転可能に配置された送出ホイールを含み、この送出ホイールはその外周面に前記送出ホイールの周方向に等間隔を存して配置された複数の送り爪を有し、これら送り爪は、個々のフィルタ要素を前記要素コンベア上に間欠的に送り込む。
  5. 請求項4の製造機において、
    前記可変装置は、前記送出ホイールの回転位相を変更可能な差動歯車機構と、前記検出装置からの前記検出結果に基づき、前記差動歯車機構を作動させるステップモータとを含む。
  6. 請求項2の製造機において、
    前記要素フィーダは、前記要素コンベアの近傍に回転可能に配置された送出ホイールを含み、この送出ホイールはその外周面に前記送出ホイールの周方向に等間隔を存して配置された複数の送り爪を有し、これら送り爪は、個々のフィルタ要素を前記要素コンベア上に間欠的に送り込む。
  7. 請求項6の製造機において、
    前記可変装置は、前記送出ホイールの回転位相を変更可能な差動歯車機構と、前記検出装置からの前記検出結果に基づき、前記差動歯車機構を作動させるステップモータとを含む。
  8. 請求項2の製造機において、
    前記製造機は、前記要素コンベアと同様な第2要素コンベアを更に具備し、
    前記ラッピング装置は、前記各要素コンベアが供給する要素ストリームから前記複合要素ロッドをそれぞれ成形し、
    前記切断装置は、前記ラッピング装置から送出される前記複合要素ロッドの切断に共用されている。
  9. 請求項8の製造機において、
    前記要素フィーダは、前記要素コンベアの近傍に回転可能に配置された送出ホイールを含み、この送出ホイールはその外周面に前記送出ホイールの周方向に等間隔を存して配置された複数の送り爪を有し、これら送り爪は、個々のフィルタ要素を前記要素コンベア上に間欠的に送り込む。
  10. 請求項9の製造機において、
    前記可変装置は、前記送出ホイールの回転位相を変更可能な差動歯車機構と、前記検出装置からの前記検出結果に基づき、前記差動歯車機構を作動させるステップモータとを含む。
  11. 請求項2の製造機において、
    前記複合要素コラムは、フィルタ繊維の束が成形紙により包み込まれたプレーン要素と、活性炭の粒子を含んだフィルタ繊維の束が成形紙により包み込まれたチャコール要素とを有し、
    前記切断装置は、前記複合要素ロッドを前記チャコール要素の中央から切断し、
    前記フィルタロッドはその両端に前記チャコール要素から得られた要素半体をそれぞれ有し、要素半体と前記プレーン要素とは前記ペーパウエブの被覆に拘わらず、視覚的に識別可能である。
  12. 請求項11の製造機において、
    前記要素フィーダは、前記要素コンベアの近傍に回転可能に配置された送出ホイールを含み、この送出ホイールはその外周面に前記送出ホイールの周方向に等間隔を存して配置された複数の送り爪を有し、これら送り爪は、個々のフィルタ要素を前記要素コンベア上に間欠的に送り込む。
  13. 請求項12の製造機において、
    前記可変装置は、前記送出ホイールの回転位相を変更するための差動歯車機構と、前記検出装置からの前記検出結果に基づき、前記差動歯車機構を作動させるステップモータとを含む。
  14. 請求項11の製造機において、
    前記検査装置は、前記フィルタロッドを撮像するカメラと、前記カメラからの前記フィルタロッドの画像に基づき、前記フィルタロッドにおける前記要素半体の長さを検出する検査回路とを含み、前記検査回路は、前記要素半体の画像濃度と前記プレーン要素の画像濃度との差に基づき、前記要素半体と前記プレーン要素との間の境界を識別する。
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