JP2003024035A - シガレット用フィルタロッドの製造機 - Google Patents

シガレット用フィルタロッドの製造機

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JP2003024035A
JP2003024035A JP2001218260A JP2001218260A JP2003024035A JP 2003024035 A JP2003024035 A JP 2003024035A JP 2001218260 A JP2001218260 A JP 2001218260A JP 2001218260 A JP2001218260 A JP 2001218260A JP 2003024035 A JP2003024035 A JP 2003024035A
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filter rod
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JP2001218260A
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Nanao Tani
七生 谷
Toshiaki Okuzawa
利明 奥沢
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Japan Tobacco Inc
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Japan Tobacco Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 3種以上のプラグ要素からなるシガレット用
フィルタロッドを製造する場合でも、フィルタロッドの
通気度の制御が容易となり、しかも、生産性および品質
の向上をともに図ることができるフィルタロッドの製造
機を提供する。 【解決手段】 シガレット用フィルタロッドの製造機
は、巻上セクション20の上流にサクションコンベア2
を備え、このサクションコンベア2は第1〜第3プラグ
要素供給ユニット4〜8から互いに異なる種類のプラグ
要素の供給を受けて、これらプラグ要素はサクションコ
ンベア2上にて互いに密着した複合棒状体となり、この
複合棒状体は巻上セクション20を通過する過程で、成
形紙Wにより包み込まれて複合フィルタ棒材となり、こ
の複合フィルタ棒材は切断セクション40にて切断さ
れ、個々のトリプルフィルタロッドに形成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、3種以上のプラグ
要素からなるフィルタを得るためのシガレット用フィル
タロッドを製造する製造機に関する。
【0002】
【従来の技術】一般的に、フィルタロッドのロッド製造
機は、シガレットの製造機、いわゆる巻上機と同様に、
その巻上セクションにて、巻取紙によりフィルタ材を連
続的に包み込んでフィルタ棒材を成形し、この後、フィ
ルタ棒材を所定の長さ毎に切断してフィルタロッドを形
成する。
【0003】上述のフィルタロッドはそのフィルタ材の
みを単に巻取紙により包み込んだものであるので、プレ
ーンフィルタロッドであり、これに対し、フィルタ棒材
の過程にて、そのフィルタ材中に活性炭の粒子が分布さ
れれば、そのフィルタロッドからチャコールフィルタロ
ッドとなる。一方、デュアルフィルタは、プレーンフィ
−ルタロッドおよびチャコールフィルタロッドをそれぞ
れ切断して得られるプレーンプラグ要素およびチャコー
ルプラグ要素を密着させて、これらプラグ要素を成形紙
の巻付けにより接続したものであり、このようなデュア
ルフィルタもまた、巻上セクションにプレーンプラグ要
素およびチャコールプラグ要素が交互に密着して並ぶ複
合棒状体を供給し、そして、この複合棒状体を成形紙に
より連続的に包み込んでデュアルフィルタロッドに成形
した後、このデュアルフィルタロッドを所定の位置から
切断して得ることができる。
【0004】すなわち、上述のデュアルフィルタロッド
のロッド製造機は、その巻上セクションの上流側に前記
複合棒状体を形成する棒状体成形セクションを備え、こ
の連続体形成セクションは、プレーンプラグ要素および
チャコールプラグ要素をそれぞれ供給する2つのプラグ
要素供給ユニットを備えている。さらに、上述したデュ
アルフィルタロッドのロッド製造機と同様なロッド製造
機を使用し、デュアルフィルタロッドを切断して得たデ
ュアルプラグ要素とプレーンおよびチャコール以外の種
類からなる別種のプラグ要素とからなる複合棒状体を形
成し、これを成形紙により包み込めばトリプルフィルタ
ロッドが成形され、このトリプルフィルタロッドからト
リプルフィルタを得ることもできる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
トリプルフィルタはそのフィルタ材が巻取紙と2枚の成
形紙とからなる3枚の包材により包み込まれているの
で、通気度の制御が困難になるばかりでなく、コスト高
となる。また、トリプルフィルタロッドの製造には上述
のロッド製造機を2台使用することになるので、トリプ
ルフィルタを連続して製造できず、その生産性の向上や
品質の安定化が困難となる。
【0006】本発明は上述の事情に基づいてなされたも
ので、その目的とするところは、3種以上のプラグ要素
からなるシガレット用フィルタロッドであっても、その
通気度の制御が容易となり、生産性の向上および品質の
安定化をともに図ることができるシガレット用フィルタ
ロッドの製造機を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の製造機(請求項1)は、一方向に走行する
集合コンベアと、集合コンベア上に第1種プラグ要素を
所定の間隔を存して供給する第1種プラグ要素供給ユニ
ットと、集合コンベア上の第1種プラグ要素間に交互に
第2および第3種プラグ要素を供給する第2種および第
3プラグ要素供給ユニットと、第1〜第3プラグ要素を
複合棒状体に形成し、この複合棒状体を集合コンベアか
ら送出させる棒状体成形手段と、棒状体成形手段から複
合棒状体を受取って走行させ、この走行過程にて、複合
棒状体を成形紙により連続的に包み込んで複合フィルタ
棒材を形成する巻上セクションと、巻上セクションから
の複合フィルタ棒材を所定の長さ毎のフィルタロッドに
切断する切断手段とを備える。
【0008】上述の製造機によれば、第1〜第3プラグ
要素は1枚の成形紙により包み込まれているだけである
ので、フィルタロッドの通気度の制御が容易となる。ま
た、フィルタロッドは1つの巻上セクションにて成形さ
れるので、その生産性が向上し、品質もまた安定する。
第1種プラグ要素は、第2および第3プラグ要素よりも
短く(請求項2)、これにより、フィルタロッドを切断
して得られるフィルタが不所望に長くなることはない。
【0009】具体的には、第1種プラグ要素供給ユニッ
トは、第1種ロッド材を蓄えたロッドホッパと、ロッド
ホッパから第1種ロッド材を1本ずつ取出す取出しドラ
ムと、取出しドラム上にて、第1ロッド材を複数の第1
種プラグ要素の等分に切断し、第1種プラグ要素の集合
体を形成する切断ナイフと、取出しドラムから集合体を
移送溝内に排出し、集合コンベアに向けて所定の移送速
度で移送する移送手段と、移送溝の下流端から前記集合
体の個々の第1種プラグ要素を分離して受取り、集合コ
ンベアに移送速度よりも速い送出速度で供給する分離手
段とを備えており、そして、分離手段は、移送溝に一端
が接続され、他端が集合コンベアに接続された送出溝
と、送出溝の一端部に設けられ、移送溝の下流端に到達
した第1種プラグ要素をリフトさせながら送出溝内に導
くスロープと、送出溝の一端部上方に配置され、リフト
した第1種プラグ要素を送出溝の底との間にて挟持し、
送出速度にて走行するピンチベルトと、送出溝内にスロ
ープ側から周期的に進入して、リフトした第1プラグ要
素の後端面に当接し、送出溝内を送出速度で通過するこ
とにより、第1プラグ要素を集合コンベアに送出する分
離爪とを含んでいる(請求項3)。
【0010】上述の第1種プラグ要素供給ユニットによ
れば、第1種プラグ要素が移送溝から送出溝にスロープ
を介して乗上げた際、ピンチベルトは第1種プラグ要素
の前端を上方から押さえ込むことで、たとえ第1種プラ
グ要素の長さが短く、また、その移送速度が速くても、
移送溝から送出溝への第1種プラグ要素の乗り移りが安
定し、第1種プラグ要素の分離や集合コンベアへの送出
が安定する。
【0011】さらに、第1種プラグ要素供給ユニット
は、移送溝の上流端部を上方から覆うカバー部材をさら
に含み(請求項4)、このカバー部材はリーフスプリン
グからなるのが好ましい(請求項5)。移送溝のカバー
部材またはリーフスプリングは、取出しドラムから第1
種プラグ要素の集合体が排出される際、移送溝からの集
合体の飛び出しを防止し、集合体の安定した移送を確立
する。
【0012】
【発明の実施の形態】図1を参照すると、シガレット用
フィルタロッドの製造機は、集合コンベアとしてのサク
ションコンベア2を備え、サクションコンベア2は水平
に配置され、図1中矢印Aで示す走行方向に一定の速度
で走行する。サクションコンベア2の近傍には第1〜第
3プラグ要素供給ユニット4,6,8がサクションコン
ベア2に沿って配置されており、これら供給ユニット4
〜8は後述するようにサクションコンベア2にトリプル
フィルタロッドの構成要素となるプラグ要素をサクショ
ンコンベア2の上流、中流、そして、下流域にそれぞれ
供給する。各プラグ要素供給ユニットからサクションコ
ンベア2に供給されるプラグ要素はその種類が互いに異
なり、そして、サクションコンベア2上では所定の配列
で互いに一線上に並び、サクションコンベア2とともに
走行する。
【0013】なお、各種のプラグ要素は基本的に、その
内部のフィルタ材を巻取紙により包み込んだものであ
る。より詳しくは、図2に示されるようにサクションコ
ンベア2は、ドラム10,12間に掛け回された無端状
のサクションテープ14を有し、サクションテープ14
にはその長手方向に延びる吸引孔列が形成されている。
吸引孔列は直径2〜3mmの吸引孔からなり、これら吸引
孔は4〜5mmのピッチ間隔で分布されている。
【0014】サクションコンベア2内にはサクションボ
ックス16が配置されており、サクションボックス16
はサクションテープ14がその上面を通過する際、サク
ションテープ14に所定のサクション圧を供給する。す
なわち、サクションボックス16はサクション源(図示
しない)に接続され、サクション源からのサクション圧
の供給を常時受けている。
【0015】なお、ドラム10,12のうち、下流側の
ドラム10が駆動ドラムであり、駆動ドラム10は駆動
源(図示しない)からの駆動力を受けて回転される。図
1に示されるようにサクションコンベア2の下流端は、
棒状体成形手段としてのスペーサドラム18を介して巻
上セクション20に接続されている。スペーサドラム1
8はサクションコンベア2の下流端から送出された各種
のプラグ要素をその軸線方向に互いに密着させること
で、連続した複合棒状体に形成した後、この複合棒状体
を巻上セクション20に送り込む。より詳しくは、スペ
ーサドラム18はその外周面に螺旋状の溝を有する一
方、その周速がサクションコンベア2の走行速度よりも
遅いことで、その溝内にて複合棒状体を連続的に成形す
る。
【0016】巻上セクション20は基本的にシガレット
製造機、いわゆる巻上機の巻上セクションと同様な構成
を有する。すなわち、巻上セクション20はサクション
コンベア2の走行方向Aに沿って延びる成形ベッド(図
示しない)を備え、成形ベッド上を無端状のガニチャテ
ープ22が通過している。ガニチャテープ22は駆動ド
ラム24の回転に伴い、成形ベッドの成形溝を前記矢印
A方向に走行し、ガニチャテープ22の走行速度は前述
したサクションテープ14の走行速度よりも遅い。具体
的にはサクションテープ14の走行速度はガニチャテー
プ22の走行速度の約1.7倍である。
【0017】一方、ウエブロールRからは巻上セクショ
ン20に向けて成形紙Wが繰出され、成形紙Wは成形ベ
ッドの上流端にてガニチャテープ22上に重合わされ
る。したがって、前述したスペーサドラム18から巻上
セクション20に送り込まれるプラグ要素の複合棒状体
は成形紙Wを介してガニチャテープ22上に供給され、
この後、ガニチャテープ22とともに巻上セクション2
0内を走行する。
【0018】なお、スペーサドラム18から巻上セクシ
ョン20への複合棒状体CPの送り込みを確実になすた
め、図3に示されるように成形紙Wを巻上セクション2
0に供給する入口ローラ3とサクションコンベア2との
間や、ガニチャテープ22の入口ローラ5と入口ローラ
3との間にはガイド7,9がそれぞれ配置され、そし
て、巻上セクション20の上流端部には成形ベッドの上
方に無端状の押圧ベルト11が配置されている。押圧ベ
ルト11は成形ベッドとの間にて複合棒状体CPを挟持
し、ガニチャテープ22と同一の方向に等速で走行す
る。
【0019】成形紙Wの繰出し経路には上流側からリザ
ーバ26および糊塗布ガン28が順次配置されている。
ウエブロールRが消費されたとき、リザーパ26内には
所定量の成形紙Wが一時的に蓄えられ、これにより、成
形紙Wの繰出しを停止することなく、使用中のウエブロ
ールRから待機中のウエブロール(図示しない)への切
換えが可能となる。また、糊塗布ガン28は成形紙Wの
中央にレール糊を塗布する。したがって、成形紙W上に
複合棒状体CPが供給されたとき、複合棒状体CPはレ
ール糊を介して成形紙Wに接着される。
【0020】成形ベッドの直上にはその上流端からトン
グ30や、糊塗布ガン32を備えた成形ガイド34、ヒ
ータ36およびクーラ38が順次配置されている。トン
グ30はガニチャテープ22とともに複合棒状体CPが
成形紙Wとともに通過する際、複合棒状体CPを上方か
ら圧縮し、一方、成形ベッドの成形溝は複合棒状体CP
を下側から包み込むように成形紙Wを断面U字形に曲成
する。
【0021】この後、複合棒状体CPが成形紙Wととも
に成形ガイド34を通過する際、先ず、成形紙Wの一方
の側縁部分が複合棒状体CPに上方から被せられなが
ら、その他方の側縁に糊塗布ガン32によりラップ糊が
塗布され、この後、他方の側縁部分が複合棒状体CPに
上方から被せられることで、成形紙Wの両側縁は互いに
重合わされ、ラップ糊を介して相互に接着される。この
時点で、複合棒状体CPは成形紙Wにより完全に包み込
まれることになり、複合フィルタ棒材が連続して成形さ
れる。
【0022】そして、複合フィルタ棒材はヒータ36お
よびクーラ38を通過する際、ラップ糊の乾燥および冷
却が順次行われ、巻上セクション20から切断セクショ
ン40に進入する。切断セクション40はロータリナイ
フ(図示しない)を内蔵し、ロータリナイフの回転に伴
い、複合フィルタ棒材を所定長さのトリプルフィルタロ
ッドに切断する。この後、トリプルフィルタロッドは排
出コンベア42に排出され、排出コンベア42を通じて
ロッド供給機(図示しない)に供給される。
【0023】図4は複合フィルタ棒材FBとトリプルフ
ィルタロッドFRとの関係を示しており、複合フィルタ
棒材FB内では、第1プラグ要素供給ユニット4から供
給されるプラグ要素P1間に、第2および第3プラグ要
素供給ユニット6,8から供給されるプラグ要素P2
3が交互に位置付けられ、そして、複合フィルタ棒材
FBは1つ置きのプラグ要素P2にて、そのプラグ要素
2を等分に切断することで、個々のトリプルフィルタ
ロッドFRに切断される。
【0024】したがって、図4から明らかなようにトリ
プルフィルタロッドFR内のプラグ要素の配列はその軸
線方向中央のプラグ要素P2を中心に対称となってお
り、そして、中央のプラグ要素P2の両側ではプラグ要
素P2側からプラグ要素P1、プラグ要素P3、プラグ要
素P1、半長のプラグ要素P2Hがこの順番で配列されて
いる。
【0025】上述の説明から明らかなように、複合フィ
ルタ棒材FBはその軸線方向に並ぶプラグ要素P1間に
プラグ要素P2,P3が交互に配置される構成であること
から、サクションコンベア2へのプラグ要素P1の供給
速度はプラグ要素P2,P3の供給速度の2倍となる。前
述のロッド供給機はトリプルフィルタロッドをフィルタ
シガレット製造機、いわゆるフィルタアタッチメント
(図示しない)に供給し、フィルタアタッチメントにて
トリプルフィルタロッドおよびシガレットからフィルタ
シガレットが製造される。
【0026】より詳しくは、図5に示されるようにフィ
ルタアタッチメント内にて、トリプルフィルタロッドF
Rはその中央のプラグ要素P2から等分に切断されて、
個々の倍長トリプルプラグDPに形成される。ここで、
倍長トリプルプラグDPはプラグ要素P3を中心とし
て、その両側にプラグ要素P1および半長のプラグ要素
2Hをそれぞれ有するものとなっている。
【0027】この後、倍長トリプルプラグDPの両側に
シガレットCがそれぞれ配置され、これらがチップペー
パ片Tの巻付けにより相互に接続されて倍長フィルタシ
ガレットとなり、そして、倍長フィルタシガレットはそ
の倍長トリプルプラグDPの中央、つまり、プラグ要素
3の中央から切断されることで、個々のフィルタシガ
レットFCとなる。
【0028】したがって、フィルタシガレットFCのフ
ィルタチップはその吸い口端側から半長のプラグ要素P
3H、プラグ要素P1および半長のプラグ要素P2Hを配列
したトリプルフィルタチップであり、個々の長さはたと
えば、P3H=7mm、P1=13mm、P2H=10mmに設定
されている。前記トリプルフィルタチップはその半長の
プラグ要素P3H、プラグ要素P1および半長のプラグ要
素P2Hが1枚の成形紙Wにより一体化されているから、
従来のデュアルフィルタチップと同様に、そのフィルタ
材の包材は巻取紙および成形紙の2層構造となる。それ
ゆえ、トリプルフィルタチップの通気度を容易に制御で
き、また、トリプルフィルタチップのコスト高を招くこ
ともない。
【0029】また、前述のトリプルフィルタロッドFR
は同一のサクションコンベア2上に3種のプラグ要素を
供給することで得られるから、同一の巻上セクション2
0にてトリプルフィルタロッドFRの連続製造が可能と
なり、トリプルフィルタロッドFRの生産性や品質をと
もに向上させることができる。前述した第1〜第3プラ
グ要素供給ユニット4〜8は基本的には同様な構造を有
しており、それゆえ、以下には、第1プラグ要素供給ユ
ニット4に着目して、その説明を行い、相違点について
は必要に応じて付加する。
【0030】第1プラグ要素供給ユニット4はロッドホ
ッパ44を備え、ロッドホッパ44内に多数の第1種ロ
ッド材が蓄えられている。第1種ロッド材としては、シ
ガレット用フィルタとして使用されるプレーンフィルタ
ロッド材やチャコールフィルタロッド以外のロッド材、
たとえばそのフィルタ材中に活性炭以外の添加材を混入
し、そのフィルタ材を巻取紙により包み込んだものであ
る。
【0031】図1から明らかなように第1プラグ要素供
給ユニット4のロッドホッパ44は他の供給ユニット
6,8のロッドホッパ44に比べて容量が大きく、たと
えば2倍程度となっている。ロッドホッパ44の下端開
口は取出しドラム46の外周面の一部により閉塞されて
いる。取出しドラム46の外周面には多数の取出し溝4
8(図6参照)が設けられており、これら取出し溝48
は、取出しドラム46の周方向に等間隔を存して配置さ
れている。取出しドラム46は、図6中矢印Bで示す反
時計方向に回転し、この回転に伴い、ロッドホッパ44
の下端出口内に進入した取出し溝48はその内部に1本
の第1種ロッド材Mを受取り、そして、受取った第1種
ロッド材Mをロッドホッパ44から取出す。この後、第
1種ロッド材Mは、図6に示されるように、取出しドラ
ム46の直下に配置されたプラグ要素P1の移送セクシ
ョン66に向けて供給され、この移送セクション66は
サクションコンベア2に向けて延びている。
【0032】ここで、前述したようにプラグ要素P1
供給速度がプラグ要素P2,P3の供給速度の2倍である
ことから、第1プラグ要素供給ユニット4における取出
しドラム46の周速は他の供給ユニット6,8の取出し
ドラム46の周速の2倍、つまり、第1種ロッド材Mの
取出し速度は供給ユニット6,8での第2種および第3
種ロッド材の取出し速度の2倍となっている。
【0033】ロッドホッパ44内には取出しドラム46
の近傍にアジテータローラ50が配置されており、アジ
テータローラ50は取出しドラム46と同一の方向、つ
まり、反時計方向に回転され、積層状態にある第1種ロ
ッド材Mにブリッジ現象が発生するのを防止する。ま
た、ロッドホッパ44内には、アジテータローラ50を
覆うようにして仕切プレート52が配置され、仕切プレ
ート52は取出しドラム46の回転方向でみて、その回
転回出側のロッドホッパ44の一側壁44aから下方に
傾斜した状態で、その他側壁44bに向けて延び、その
先端と他側壁44bとの間にてロッドホッパ44内に絞
り部54を形成している。
【0034】仕切プレート52はロッドホッパ44内の
上部にて積層状態にある第1種フィルタロッドFの重量
を支え、取出しドラム46の外周近傍の第1種ロッド材
Mに上方からの過大な重量が加わるのを防止する。した
がって、取出しドラム46の周速が高速化しても、その
取出し溝48内に第1種ロッド材Mが安定して受取ら
れ、また、第1種ロッド材Mの巻取り紙に皺が生じた
り、第1種ロッド材M自体が曲がってしまうこともな
い。
【0035】さらに、仕切プレート52の先端からは簾
状の可撓性を有する規制シート56が延びており、規制
シート56はロッドホッパ44内の上部から絞り部54
を通過して取出しドラム46に向かう第1種ロッド材M
の流れを円滑にし、取出しドラム46の周速が高速化し
ても、取出し溝48による第1種ロッド材Mの受取りが
より確実なものとなる。
【0036】一方、ロッドホッパ44の一側壁44aの
下端と取出しドラム46との間には掻出しローラ58が
配置され、掻出しローラ58もまた取出しドラム46と
同一方向に回転する。掻出しローラ58は、取出しドラ
ム46の回転に引き摺られ、ロッドホッパ44の下端開
口から抜け出ようとする第1種ロッド材Mを掻上げるこ
とで、その下端出口での第1種ロッド材Mの詰まりを防
止する。
【0037】また、図7に示されているように、掻上げ
ローラ58の外周面には帯電防止シート60が張り付け
られており、帯電防止シート60は掻上げローラ58の
外周面に静電気が発生するのを防止し、これにより、掻
上げローラ58への第1種ロッド材Mの張付きが解消さ
れる。上述した仕切プレート52の延長や、規制シート
56および帯電防止シート60は、第1種ロッド材Mの
取出し速度の高速化に対処するための工夫であり、第2
および第3プラグ要素供給ユニット6,8には必ずしも
必要不可欠となるものではない。
【0038】取出しドラム46の周面近傍には5枚の丸
ナイフ62が回転可能に配置され、これら丸ナイフ62
は、取出し溝48内の第1種ロッド材Mが通過する際、
第1種ロッド材Mをその回転により6等分に切断し、前
述した個々のプラグ要素P1の集合体を形成する。具体
的には、取出しドラム46の回転方向でみて、丸ナイフ
62は最上流側にのみ1枚、その下流側には2枚ずつ配
置され、それらの刃先縁は取出しドラム46の外周面の
周溝にそれぞれ進入している。これら周溝64は図8に
示されるように各取出し溝48を横断し、その溝深さは
取出し溝48よりも十分に深い。
【0039】さらに、各周溝64の内壁面、とくに、後
述するようにプラグ要素P1の集合体が取出し溝48か
ら図8中矢印E方向に抜け出す際、その取出し溝48の
出口側となる内側壁64aは研磨加工され、取出し溝4
8と内側壁64aとの間の交差縁は滑らかに面取りされ
ている。したがって、プラグ要素P1の集合体は交差縁
にて引っ掛かることなく、その取出し溝48から円滑に
抜け出ることができる。
【0040】さらに、図6に示されているように、取出
しドラム46の外周面には、丸ナイフ62の配置領域に
丸ナイフ62を避けてアンチスピンコントロールガイド
63および渡りガイド65が順次配置されている。アン
チスピンコントロールガイド63は第1種ロッド材Mま
たはプラグ要素P1に傷を付けない程度の力でもって、
これらをその取出し溝48に向けて押圧し、取出しドラ
ム46の回転に伴う移送過程や、切断時に、取出し溝4
8内にて第1種ロッド材Mまたはプラグ要素P 1が暴れ
るのを防止し、そして、渡りガイド65は、アンチスピ
ンコントロールガイド63を通過したプラグ要素P1
集合体を案内し、これら移送セクション66に向けて供
給する。したがって、プラグ要素P1の集合体が移送セ
クション66に到達するまでの間、集合体はアンチコン
トロールガイド63および渡りガイド65により取出し
溝48から脱落することなく移送セクション66に安定
して供給される。なお、図6には示されていないが、ア
ンチスピンコントロール63の両側にはプラグコントロ
ールガイドがそれぞれ配置されており、これらプラグコ
ントロールガイドは第1種ロッド材Mまたはプラグ要素
1における集合体の両端面を案内し、切断時での軸方
向ずれを防止する。
【0041】移送セクション66に到達したプラグ要素
1の集合体は、移送セクション66にて、その取出し
溝48から排出され、サクションコンベア2に向けて移
送されることになるが、移送セクション66の詳細は図
9〜図12に示されている。移送セクション66は取出
しドラム46の直下に排出ステージ70を備え、排出ス
テージ70はその上面が取出しドラム46の周面に沿う
円弧状をなし、プラグ要素P1の集合体を円滑に案内す
ることができる。
【0042】排出ステージ70からはサクションコンベ
ア2に向けて移送ガイド72が延びており、移送ガイド
72にはプラグ要素P1の集合体を案内する移送溝74
が形成されている。そして、排出ステージ70の上面か
ら移送溝74内に亘り、無端状のコンベアチェーン7
6、つまり、その往路部分が配置されており、この往路
部分は図9中の矢印Dで示す方向に走行する。コンベア
チェーン76の走行方向Dは排出ステージ70上での取
出し溝48の移動方向Fに対し、所定の走行角αを存し
て交差している。ここでの走行角αは、取出し溝48の
移動速度、つまり、取出しドラム46の周速やコンベア
チェーン76の走行速度等により決定される。
【0043】図10に示されるようにコンベアチェーン
76は取出しドラム46側に配置された駆動スプロケッ
ト78と、サクションコンベア2側に配置された従動ス
プロケット80との間に掛け回され、図11に示される
ようにその走行方向に一定の間隔を存してプッシャ爪8
2を有している。これらプッシャ爪82間の間隔Lはプ
ラグ要素P1の集合体の長さよりも若干長く、その間隔
Lに集合体を取り込み可能となっている。なお、図10
および図11において、コンベアチェーン76はプッシ
ャ爪82の先端の走行軌跡で示されている。
【0044】プッシャ爪82の走行速度は取出しドラム
46の周速、つまり、取出し溝48の移動速度と同期し
ており、これにより、取出しドラム46が取出し溝48
のピッチ間隔だけ回転する間に、各プッシャ爪82はそ
の取出し溝48内を通過することができる。したがっ
て、コンベアチェーン76のプッシャ爪82が取出し溝
48内に進入すると、プッシャ爪82はその取出し溝4
8内のプラグ要素P1の集合体を押し出すようにして取
出し溝48から排出し、そして、排出された集合体は移
送溝74内をサクションコンベア2に向けて移送され
る。この結果、取出しドラム46の各取出し溝48から
移送溝74内にプラグ要素P1の集合体が連続的に排出
され、しかも、プッシャ爪82間の間隔Lは集合体の長
さよりも若干長いだけであるから、移送溝74内にて、
各集合体は実質的に互いに隣接した一列状態で移送され
る。
【0045】ここで、集合体の排出過程でも、その取出
し溝48の移動は継続していることから、移送溝74の
上流側の開口端部は、図9に示されるように取出し溝4
8の移動方向Fとは反対側の一側壁84がその他側壁8
6から離間方向に傾斜することで大きく拡開されてお
り、これにより、集合体の安定した排出が確保されてい
る。さらに、他側壁86にあっても、その開口端側の縁
部が斜めに切り欠かれた案内面88として形成され、集
合体の排出の際、その最後のプラグ要素P1もまた移送
溝74の他側壁86に引っ掛かることなく、移送溝74
内に安定して排出可能となる。
【0046】さらに、移送溝74の開口端部には、この
開口端部を上方から覆うようにしてカバー部材、つま
り、複数枚のリーフスプリング90(図9,図11参
照)が配置されており、プラグ要素P1の集合体が排出
される際、リーフスプリング90は移送溝74からのプ
ラグ要素P1の飛び出しを防止し、また、その弾性変形
により、プラグ要素P1の飛び出し速度が高速化して
も、プラグ要素P1を損傷させることはない。
【0047】したがって、第1プラグ要素供給ユニット
4に上述した案内面88およびリーフスプリング90が
備えられていると、プラグ要素P1の供給速度がプラグ
要素P2,P3の供給速度よりも2倍に速く、しかも、プ
ラグ要素P1の長さが短くても、プラグ要素P1の集合体
の安定した排出および移送が可能となる。それゆえ、案
内面88およびリーフスプリング90は、第2および第
3プラグ要素供給ユニット6,8にとって必ずしも必要
不可欠となるものではない。
【0048】図9に示されるように移送ガイド72、つ
まり、移送溝74の下流端には送出ガイド92が連な
り、この送出ガイド92はサクションコンベア2の直上
に位置し、そして、その近傍の送出ホイール94の外周
面と協働して円弧状の送出溝96を形成し、この送出溝
96は移送溝74とサクションコンベア2、つまり、そ
のサクションテープ14との間を接続している。
【0049】送出ホイール94の外周面からは8個の分
離爪98が突出し、これら分離爪98は送出ホイール9
4の周方向に等間隔を存して配置されている。送出ホイ
ール94は図9中の矢印G方向に回転し、これより、そ
の各分離爪98は移送溝74側から送出溝96内に順次
周期的に進入し、そして、送出溝96内をサクションコ
ンベア2に向けて移動する。
【0050】そして、図12に示されているように送出
溝96の上流端部はその底が移送溝74に向けて下方に
傾斜したスロープ100として形成され、このスロープ
100は移送溝74と送出溝96とを滑らかに接続して
いる。一方、スロープ100の上方には無端状のピンチ
ベルト102が配置され、このピンチベルト102は移
送溝74の延長方向に所定の長さN(図9参照)に亘っ
て延び、送出ホイール94の周速と同一速度で走行可能
である。
【0051】移送溝74内をコンベアチェーン76によ
り移送されるプラグ要素P1の集合体が移送溝74の下
流端に到達すると、図12から明らかなように集合体の
個々のプラグ要素P1はその先頭のものからスロープ1
00を介して送出溝96に乗上げることで、後続のプラ
グ要素P1からリフトされ、そして、リフトしたプラグ
要素P1は送出溝96の底とピンチベルト102との間
にその前端から挟持され、また、ピンチベルト102の
走行により送出溝96内に向かう加速力を受ける。
【0052】一方、送出ホイール94の回転に伴い、リ
フトされたプラグ要素P1に対しては、その直後に、プ
ラグ要素P1の後端面に分離爪98が当接し、これによ
り、プラグ要素P1は分離爪98により押し出されるな
がら送出溝96内を加速して移動し、送出溝96からサ
クションコンベア2上に供給される。ここで、送出ホイ
ール94の周速、つまり、分離爪98の移動速度は、個
々のプラグ要素P1がスロープ100を介して送出溝9
6上に乗上げるタイミングにて、各分離爪98がスロー
プ100の上方を通過すべく設定され、これにより、送
出ホイール94からサクションコンベア2に供給される
プラグ要素P1間に所定の間隔が確保される。
【0053】プラグ要素P1の集合体の移送速度はプラ
グ要素P2,P3に比べて十分に速いので、スロープ10
0のみで個々のプラグ要素P1を送出溝96までリフト
させることができる。しかも、送出溝96の上方には前
記ピンチベルト102が備えられているので、プラグ要
素P1がリフトしても、ピンチベルト102は送出溝9
6からのプラグ要素P1の飛び出しを防止し、送出溝9
6の底との間にてプラグ要素P1をしっかりと挟持した
状態で、送出溝96内に送り込むことができる。したが
って、プラグ要素P1の長さが短くても、プラグ要素P1
は安定した姿勢を維持しつつ、移送溝74から送出溝9
6内に送り込まれることになる。
【0054】それゆえ、ピンチベルト102は第1種プ
ラグ要素供給ユニット4に必要不可欠な構成となるもの
の、プラグ要素P2,P3の供給速度はプラグ要素P1
比べて遅いことから、第2および第3プラグ要素供給ユ
ニット6,8にとって、ピンチベルト102は必ずしも
必要不可欠なものではない。具体的には、第2および第
3プラグ要素供給ユニット6,8の場合、その移送溝7
4から送出溝96への送り込みには図13および図14
に示すリフト機構が採用されている。
【0055】このリフト機構はリフトホイール104
と、送出溝96の上方に配置された水平なガイドプレー
ト106とからなり、リフトホイール104はその外周
の一部が移送溝74の下流端の底からスロープ100に
亘って露出するように配置されている。より具体的に
は、リフトホイール104はその外周に12個のリフト
爪108を有しており、その回転に伴い、リフト爪10
8はスロープ100と協働してプラグ要素(P2又は
3)をリフトさせ、そして、ガイドプレート106は
そのプラグ要素の飛び出しを防止する。なお、図14か
ら明らかなように、リフト爪108はリフトホイール1
04の外周に6個ずつの2つのグループに分けて配置さ
れ、グループ間の間隔は移送溝74内でのプラグ要素
(P2又はP3)の集合体の間隔に対応する。このこと
は、第2および第3プラグ要素供給ユニット6,8の場
合、そのコンベアチェーンにおけるプッシャ爪の間隔が
そのプラグ要素の集合体の長さよりも十分に長く設定さ
れていることを示している。
【0056】第1〜第3プラグ要素供給ユニット4,
6,8は、プラグ要素P1,P2,P3をサクションコン
ベア2にそれぞれ供給するが、図15を参照すれば明ら
かなように、第2および第3プラグ要素供給ユニット
6,8はそのプラグ要素をプラグ要素P1間に交互に供
給し、これにより、前述したプラグ要素の複合棒状体が
形成される。
【0057】ここで、プラグ要素P2は第2種ロッド材
としてのチャコールフィルタロッド材を切断して得ら
れ、一方、プラグ要素P3は第3種ロッド材としてのプ
レーンフィルタロッド材を切断して得られる。そして、
図15に示されるように第2および第3プラグ要素供給
ユニット6,8の送出ホイール94は分離爪98を4個
ずつ有する。
【0058】本発明は、上述の一実施形態に制約される
ものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内にて、
その具体的な配置、また、構造や形状などを種々に変更
可能である。たとえば、一実施形態では3種のプラグ要
素からなるトリプルフィルタロッドを製造する例を示し
たが、本発明は第4種プラグ要素供給ユニットを追加す
れば、この第4種プラグ要素供給ユニットから供給され
る第4種プラグ要素が前述の第1〜第3プラグ要素と組
み合わされることで、互いに異なる4種のプラグ要素ま
たはその一部からなるフィルタロッド、つまり、カルテ
ットフィルタロッドの製造が可能となる。
【0059】
【発明の効果】以上説明したように本発明のシガレット
用フィルタロッドの製造機(請求項1,2)によれば、
互いに種類の異なる第1〜第3種プラグ要素から複合棒
状体を形成し、この複合棒状体を成形紙により包み込ん
で複合フィルタ棒材を成形し、この後、複合フィルタ棒
材をフィルタロッドに切断しているから、フィルタロッ
ドの包材はプラグ要素の巻取紙と成形紙との2枚とな
り、フィルタロッドの通気度は従来のデュアルフィルタ
ロッドと同様に容易に制御可能となる。
【0060】また、複合フィルタ棒材は同一の巻上セク
ションにて成形されるので、フィルタロッドの生産性が
向上するばかりでなく、その品質もまた安定する。第1
種プラグ要素供給ユニットは、第1種プラグ要素が移送
溝から送出溝にリフトして乗り移る際、第1種プラグ要
素の飛び出しを防止するピンチベルトを備えているので
(請求項3)、第1種プラグ要素の移送速度が速く、ま
た、その長さが短くても、集合コンベアへの第1種プラ
グ要素の供給を安定して行うことができる。
【0061】さらに、第1種プラグ要素供給ユニット
は、移送溝の上流端部にカバー部材(請求項4)を備え
ているので(請求項4)、取出しドラムから移送溝内に
第1種プラグ要素の集合体が排出される際、その排出速
度が高速化しても、カバー部材は移送溝からの第1種プ
ラグ要素の飛び出しを防止し、集合体を送出溝に向けて
安定して移送することができる。より好ましくは、カバ
ー部材がリーフスプリングからなっていると(請求項
5)、集合体の排出時、第1種プラグ要素が損傷される
こともない。
【図面の簡単な説明】
【図1】トリプルフィルタロッドを製造するロッド製造
機の概略図である。
【図2】サクションコンベアを示した斜視図である。
【図3】図1のロッド製造機にて、サクションコンベア
と巻上セクションとの間の接続域を詳細に示した図であ
る。
【図4】トリプルフィルタロッドの内部構成を示した図
である。
【図5】図4のトリプルフィルタロッドを使用してフィ
ルタシガレットを製造する手順を示した図である。
【図6】ロッドホッパの概略断面図である。
【図7】掻上げローラの拡大図である。
【図8】取出しドラムの一部を示した断面図である。
【図9】移送セクションを示した概略平面図である。
【図10】コンベアチェーンの概略図である。
【図11】コンベアチェーンの一部を示した図である。
【図12】移送溝から送出溝へのプラグ要素の乗り移り
を示した図である。
【図13】他の方式での移送溝から送出溝へのプラグ要
素の乗り移りを示した図である。
【図14】図13中のリフトホイールの詳細図である。
【図15】各供給ユニットからサクションコンベアに各
種のプラグ要素が供給される様子を示した図である。
【符号の説明】
2 サクションコンベア(集合コンベア) 4 第1プラグ要素供給ユニット 6 第2プラグ要素供給ユニット 8 第3プラグ要素供給ユニット 20 巻上セクション 40 切断セクション 44 ロッドホッパ 46 取出しドラム 48 取出し溝 70 排出ステージ 74 移送溝 76 コンベアチェーン 82 プッシャ爪 90 リーフスプリング(カバー部材) 94 送出ホイール 96 送出溝 98 分離爪 100 スロープ 102 ピンチベルト

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一方向に走行する集合コンベアと、 前記集合コンベア上に第1種プラグ要素を所定の間隔を
    存して供給する第1種プラグ要素供給ユニットと、 前記集合コンベア上の前記第1種プラグ要素間に交互に
    第2および第3種プラグ要素を供給する第2種および第
    3プラグ要素供給ユニットと、 前記第1〜第3プラグ要素を複合棒状体に形成し、この
    複合棒状体を前記集合コンベアから送出させる棒状体成
    形手段と、 前記棒状体成形手段から前記複合棒状体を受取って走行
    させ、この走行過程にて、前記複合棒状体を成形紙によ
    り連続的に包み込んで複合フィルタ棒材を形成する巻上
    セクションと、 前記巻上セクションからの前記複合フィルタ棒材を所定
    の長さ毎のフィルタロッドに切断する切断手段とを具備
    したことを特徴とするシガレット用フィルタロッドの製
    造機。
  2. 【請求項2】 前記第1種プラグ要素は、前記第2およ
    び第3プラグ要素よりも短いことを特徴とする請求項1
    に記載のシガレット用フィルタロッドの製造機。
  3. 【請求項3】 前記第1種プラグ要素供給ユニットは、 第1種ロッド材を蓄えたロッドホッパと、 前記ロッドホッパから第1種ロッド材を1本ずつ取出す
    取出しドラムと、 前記取出しドラム上にて、前記第1ロッド材を複数の第
    1種プラグ要素の等分に切断し、第1種プラグ要素の集
    合体を形成する切断ナイフと、 前記取出しドラムから前記集合体を移送溝内に排出し、
    前記集合コンベアに向けて所定の移送速度で移送する移
    送手段と、 前記移送溝の下流端から前記集合体の個々の前記第1種
    プラグ要素を分離して受取り、前記集合コンベアに前記
    移送速度よりも速い送出速度で供給する分離手段とを備
    え、 前記分離手段は、 前記移送溝に一端が接続され、他端が前記集合コンベア
    に接続された送出溝と、 前記送出溝の一端部に設けられ、前記移送溝の下流端に
    到達した前記第1種プラグ要素をリフトさせながら前記
    送出溝内に導くスロープと、 前記送出溝の一端部上方に配置され、前記リフトした第
    1種プラグ要素を前記送出溝の底との間にて挟持し、前
    記送出速度にて走行するピンチベルトと、 前記送出溝内に前記スロープ側から周期的に進入して前
    記リフトした第1プラグ要素の後端面に当接し、前記送
    出溝内を前記送出速度で通過することにより、前記第1
    プラグ要素を前記集合コンベアに送出する分離爪とを含
    むことを特徴とする請求項2に記載のシガレット用フィ
    ルタロッドの製造機。
  4. 【請求項4】 前記移送溝の上流端部を上方から覆うカ
    バー部材をさらに含むことを特徴とする請求項3に記載
    のシガレット用フィルタロッドの製造機。
  5. 【請求項5】 前記カバー部材はリーフスプリングから
    なることを特徴とする請求項4に記載のシガレット用フ
    ィルタロッドの製造機。
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