JPWO2005119105A1 - 摺動シール及び直線運動案内装置 - Google Patents

摺動シール及び直線運動案内装置

Info

Publication number
JPWO2005119105A1
JPWO2005119105A1 JP2006514089A JP2006514089A JPWO2005119105A1 JP WO2005119105 A1 JPWO2005119105 A1 JP WO2005119105A1 JP 2006514089 A JP2006514089 A JP 2006514089A JP 2006514089 A JP2006514089 A JP 2006514089A JP WO2005119105 A1 JPWO2005119105 A1 JP WO2005119105A1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bleed
sliding
lubricant
sliding seal
acid amide
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2006514089A
Other languages
English (en)
Inventor
道岡 英一
英一 道岡
秀済 的場
秀済 的場
広幸 岡本
広幸 岡本
祐司 中川
祐司 中川
八代 大輔
大輔 八代
圭昭 齋藤
圭昭 齋藤
隆 鰐淵
隆 鰐淵
忠生 柳沼
忠生 柳沼
康一 有田
康一 有田
一之 大舘
一之 大舘
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fukoku Co Ltd
THK Co Ltd
Original Assignee
Fukoku Co Ltd
THK Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fukoku Co Ltd, THK Co Ltd filed Critical Fukoku Co Ltd
Publication of JPWO2005119105A1 publication Critical patent/JPWO2005119105A1/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C29/00Bearings for parts moving only linearly
    • F16C29/08Arrangements for covering or protecting the ways
    • F16C29/084Arrangements for covering or protecting the ways fixed to the carriage or bearing body movable along the guide rail or track
    • F16C29/088Seals extending in the longitudinal direction of the carriage or bearing body
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C29/00Bearings for parts moving only linearly
    • F16C29/04Ball or roller bearings
    • F16C29/06Ball or roller bearings in which the rolling bodies circulate partly without carrying load
    • F16C29/0602Details of the bearing body or carriage or parts thereof, e.g. methods for manufacturing or assembly
    • F16C29/0604Details of the bearing body or carriage or parts thereof, e.g. methods for manufacturing or assembly of the load bearing section
    • F16C29/0607Details of the bearing body or carriage or parts thereof, e.g. methods for manufacturing or assembly of the load bearing section of parts or members for retaining the rolling elements, i.e. members to prevent the rolling elements from falling out of the bearing body or carriage
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C29/00Bearings for parts moving only linearly
    • F16C29/04Ball or roller bearings
    • F16C29/06Ball or roller bearings in which the rolling bodies circulate partly without carrying load
    • F16C29/0633Ball or roller bearings in which the rolling bodies circulate partly without carrying load with a bearing body defining a U-shaped carriage, i.e. surrounding a guide rail or track on three sides
    • F16C29/0652Ball or roller bearings in which the rolling bodies circulate partly without carrying load with a bearing body defining a U-shaped carriage, i.e. surrounding a guide rail or track on three sides whereby the return paths are at least partly defined by separate parts, e.g. covers attached to the legs of the main body of the U-shaped carriage
    • F16C29/0654Ball or roller bearings in which the rolling bodies circulate partly without carrying load with a bearing body defining a U-shaped carriage, i.e. surrounding a guide rail or track on three sides whereby the return paths are at least partly defined by separate parts, e.g. covers attached to the legs of the main body of the U-shaped carriage with balls
    • F16C29/0659Ball or roller bearings in which the rolling bodies circulate partly without carrying load with a bearing body defining a U-shaped carriage, i.e. surrounding a guide rail or track on three sides whereby the return paths are at least partly defined by separate parts, e.g. covers attached to the legs of the main body of the U-shaped carriage with balls with four rows of balls

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Lubricants (AREA)
  • Bearings For Parts Moving Linearly (AREA)
  • Sealing Of Bearings (AREA)
  • Sealing Devices (AREA)

Abstract

ベースゴムにブリード性潤滑剤が配合されて成形された摺動シールであって、ブリード性潤滑剤として、第1の最適ブリード温度領域を有する第1のブリード性潤滑剤と、第1の最適ブリード温度領域より高い第2の最適ブリード温度領域を有する第2のブリード性潤滑剤とを含有させた。

Description

この発明は、軌道レールに案内されて往復動する摺動台のエンドシールやサイドシールなど、摺動面に接して摺動する摺動シールに係り、特に、ベースゴムにブリード性潤滑剤が配合されて成形された摺動シール及び直線運動案内装置に関する。
従来、直線状の軌道レールと、この軌道レールに案内されて往復動する摺動台とを備えた直線運動案内装置等が、工作機械や他の各種の機械に用いられている。この直線運動案内装置では、摺動台に多数のボールベアリングが収容配置され、このボールベアリングを介して、摺動台が軌道レールに装着されている。
摺動台のボールベアリングの周囲には、通常、グリス等の潤滑剤が封入されており、この封入されたグリス等の潤滑剤を密封状態に維持したり、摺動台内へのダスト等の異物の侵入を防止するために、エンドシールやサイドシール等の摺動シールが、摺動台と軌道レールとの間に設けられている。
このような摺動シールとしては、工作機械等では冷却油に対する耐油性、耐熱性、機械的強度などを考慮して、ベースゴムとして、水素化アクリルニトリル−ブタジエンゴム(H−NBR)を用いたものが知られている。
また、石膏研磨用の工作機械等のように、石膏紛等の異物が生じ易い工作機械では、その掻き出し性も要求されるため、ベースゴムとして、耐磨耗性や機械的強度等を考慮して、ウレタンゴムを用いたものが知られている。
特開2000−240805号公報。
しかしながら、上述した従来の摺動シールを用いた直線運動案内装置等では、直線運動案内装置等が装着された機械を長時間停止させて、レール軌道上に摺動台を長時間停止させ、その後、機械を再起動させると、短時間停止させた後に再起動させる場合と比較して起動時の抵抗が若干増加することがあり、レール軌道上に摺動台を長時間停止した後であっても、起動時の摺動抵抗を小さく抑えることができる摺動シールの出現が望まれていた。
また、このような直線運動案内装置等では、再起動時のみならず、長時間にわたり連続運転を行なった場合でも、摺動シールの摺動抵抗が小さいことが望ましく、長時間にわたる連続運転の結果、摺動シールが昇温した場合であっても、摺動抵抗を小さく抑えることができる摺動シールの出現が望まれていた。
さらに、直線運動案内装置等の摺動台内にグリス等の潤滑剤が封入されている場合、機械運転時に潤滑剤が軌道レールに残留すると、ほこり等の異物が付着し易く、特に、石膏研磨用の工作機械等のように、石膏紛等の異物が生じ易い機械では、これらの異物が軌道レールに付着し易くなる。そのため、摺動台内にグリス等を封入しない場合もあり、そのような場合であっても、長時間停止後に再度摺動させる場合の起動時の摺動抵抗を小さく抑えることができ、かつ、機械を長時間にわたり連続運転した場合であっても、摺動抵抗を小さく抑えることができる摺動シールの出現が望まれていた。
そこで、この発明では、摺動シールが摺動面上で長時間停止した後、再度摺動させる場合であっても、起動時の摺動抵抗を小さく抑えることができると同時に、長時間の連続運転により昇温しても、摺動抵抗を小さく抑えることができ、さらに好ましくは、摺動面に他の潤滑剤が存在しない場合であっても、長時間停止後に再度摺動させる場合の起動時の摺動抵抗を小さく抑えることができ、かつ、機械を長時間にわたり連続運転した場合であっても、摺動抵抗を小さく抑えることができる摺動シール及び直線運動案内装置を提供することを課題とする。
上記課題を解決するため請求項1に記載の発明は、ベースゴムにブリード性潤滑剤が配合されて成形された摺動シールであって、前記ブリード性潤滑剤が、第1の最適ブリード温度領域を有する第1のブリード性潤滑剤と、前記第1の最適ブリード温度領域より高い第2の最適ブリード温度領域を有する第2のブリード性潤滑剤とを含有することを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記第1の最適ブリード温度領域は、使用環境の雰囲気温度を含み、前記第2の最適ブリード温度領域は、摺動によって上昇する摺動部の温度を含むことを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の発明において、前記摺動部の温度が、摺動により生じる最高温度であることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記第1のブリード性潤滑剤及び前記第2のブリード性潤滑剤が、脂肪酸アミドであることを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の発明において、前記第1のブリード性潤滑剤が、オレイン酸アミド、エルカ酸アミド、及びラウリン酸アミドからなる群から選ばれる1種又は2種以上の脂肪酸アミドであることを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項4又は5に記載の発明において、前記第2のブリード性潤滑剤が、パルミチン酸アミド又はステアリン酸アミドからなることを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記ベースゴムが、アクリロニトリル−ブタジエンゴムであることを特徴とする。
請求項8に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記ベースゴムが、水素化アクリロニトリル−ブタジエンゴムであることを特徴とする。
請求項9に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記ベースゴムが、ウレタンゴムであることを特徴とする。
請求項10に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記第1のブリード性潤滑剤及び前記第2のブリード性潤滑剤として脂肪酸アミドを用い、前記ベースゴムとして、アクリロニトリル−ブタジエンゴム、水素化アクリロニトリル−ブタジエンゴムの何れかを用い、前記第1のブリード性潤滑剤及び前記第2のブリード性潤滑剤の和が、前記ベースゴム100重量部に対して、0.5重量部〜20重量部となるように配合したことを特徴とする。
請求項11に記載の発明は、軌道レールに摺動台が往復運動可能に装着された直線運動案内装置において、前記請求項1乃至10の何れか一つに記載の摺動シールが前記摺動台に配設され、該摺動シールの一部が前記軌道レールに摺接している直線運動案内装置としたことを特徴とする。
請求項1乃至10に記載の発明によれば、第1の最適ブリード温度領域を有する第1のブリード性潤滑剤と、第1の最適ブリード温度領域より高い第2の最適ブリード温度領域を有する第2のブリード性潤滑剤とがベースゴムに配合されているので、摺動シールが装着された機械等が長時間停止した場合には、第1のブリード性潤滑剤の自己潤滑性により、摺動抵抗、特に、摺動シールが再度摺動を開始する時点での摺動抵抗を小さく抑えることができる。
また、摺動シールが装着された機械等が長時間連続運転される等により、摺動シールの摺動部の温度が上昇した場合であっても、第2のブリード性潤滑剤の自己潤滑性により、摺動抵抗を小さく抑えることができる。
さらに、第1のブリード性潤滑剤として、オレイン酸アミド、エルカ酸アミド、及びラウリン酸アミドからなる群から選ばれる1種又は2種以上の脂肪酸アミドを用い、また、第2のブリード性潤滑剤として、パルミチン酸アミド又はステアリン酸アミドを用いることにより、摺動面に他の潤滑剤が存在しない状態などにおいても、摺動抵抗を小さく抑えることが可能である。
請求項11に記載の発明によれば、上記効果を有する摺動シールを直線運動案内装置に適用したため、摺動台の軌道レールに対する摺動抵抗を小さく抑えることができる。
この発明の実施の形態の摺動シールが装着された直線運動案内装置の斜視図である。 同実施の形態の直線運動案内装置の摺動台の一部を断面で示す側面図である。
以下、この発明の実施の形態を示す。
図1及び図2はこの実施の形態の摺動シールが装着された直線運動案内装置を示す。
図において、符号10は直線運動案内装置であり、断面異形形状を有する長尺の軌道レール11に摺動台13が装着された構成を有し、軌道レール11を所定箇所に敷設すると共に、摺動台13の取付面13aに往復運動させる各種の機械部品等(図示せず)を取付けて使用される。
摺動台13には、無限軌道のボール転走路15、16が設けられており、多数のベアリング17が配置されている。それぞれのボール転走路15、16は、軌道レール11に沿って対向する負荷転走部15a、16aと、この負荷転走部15a、16aの両端に連続するように摺動台13の内部に形成された無負荷転走部15b、16bとを有し、負荷転走部15aと無負荷転走部15bとにより、ベアリング17が循環するボール転走路15が構成され、また、負荷転走部16aと無負荷転走部16bとにより、ベアリング17が循環するボール転走路16が構成されて、多数のベアリング17が転走可能となっている。摺動台13は、負荷転走部15a、16aを転走するベアリング17を介して、軌道レール11に移動自在に装着されている。
さらに、この摺動台13の軌道レール11に沿う方向の両端には、図1に示すようにエンドプレート14が配設されると共に、このエンドプレート14の端面には、この端面と略同形状の摺動シールとしてのエンドシール21が配設されている。また、図2に示すように、軌道レール11の幅方向の両側面側となる位置には、摺動シールとしての一対のサイドシール23が、軌道レール11に沿って配置されている。
エンドシール21は、図1及び図2に示す摺動台13の両端部に配置されたエンドプレート14の端面の形状に略近似する略コ字状の板形状を有し、摺動部21aが軌道レール11の上面及び幅方向の両側面に摺動可能に当接した状態で装着されている。また、一対のサイドシール23は、図2に示す断面を備えた平板形状を呈して、樹脂成形部18に取り付けられ、先端部23aが軌道レール11の側面に摺動可能に当接している。
そして、これらのエンドシール21やサイドシール23等の摺動シールとして、ベースゴムにブリード性潤滑剤が配合されて成形された成形体を用いている。
まず、この発明のベースゴムとしては、従来より各種の摺動シールに使用される各種のゴム材料を使用でき、例えば、アクリロニトリルーブタジエンゴム(NBR)、水素化アクリロニトリルーブタジエンゴム(H−NBR)、ウレタンゴムなどが挙げられる。
切削用工作機械等のように切削工具や被工作物を冷却する冷却油が周囲に飛散し易い環境下にあっては、摺動シールのベースゴムとして、耐油性や機械的強度を考慮して、特に、水素化アクリロニトリルーブタジエンゴム(H−NBR)を用いるのが好適である。
また、石膏研磨用の工作機械等のように、石膏紛等の異物が生じ易い機械に装着される摺動シールの場合、特に、ウレタンゴムを用いるのが好適である。耐磨耗性や機械的強度等に優れ、石膏紛等の異物の掻き出し性に優れたものが得られるからである。
また、摺動シールが石膏紛等の異物が生じ易い機械に装着されて使用される場合には、ボール転走路15、16のベアリング17の周囲などには、グリス等の他の潤滑剤を存在させないことで使用することが好ましい。
これは、軌道レール11の表面にグリス等の他の潤滑剤が残存すると、石膏紛等の異物が付着し易くなるため、このような異物の付着を防止するためである。
一方、この発明において使用されるブリード性潤滑剤は、前記のようなベースゴムに配合されて成形されることにより、自己潤滑性を発現できる潤滑剤であればよく、このブリード性潤滑剤としては、脂肪酸アミドを用いるのが好適である。
ブリード性潤滑剤として脂肪酸アミドを用いる場合、適度な融点を有するものを選択するのが好ましい。
このような脂肪酸アミンとしては、オレイン酸アミド、エルカ酸アミド、ラウリン酸アミド、パルミチン酸アミド又はステアリン酸アミドなどが挙げられる。
この発明では、このようなブリード性潤滑剤を少なくとも2種選択し、第1の最適ブリード温度領域を有する第1のブリード性潤滑剤と、第1の最適ブリード温度領域より高い第2の最適ブリード温度領域を有する第2のブリード性潤滑剤として用いる必要がある。
ここで、最適ブリード温度領域とは、ベースゴムにブリード性潤滑剤を配合した場合に、そのブリード性潤滑剤のブリード効果が十分に発揮できて摺動シールに十分な自己潤滑性が得られる温度領域をいい、最適ブリード温度は、ブリード性潤滑剤の融点や分子量等と相関を有し、また、ベースゴムの材料等によっても変動する場合がある。
また、十分な自己潤滑性とは、ブリード性潤滑剤を配合しない場合と比較して、摺動抵抗が少なくとも25%程度低下する場合をいうが、十分な自己潤滑性の程度は、この発明の摺動シールが用いられる個々の機械に応じて適宜選択されるものである。
この発明においては、上述のようなブリード性潤滑剤を、第1のブリード性潤滑剤又は第2のブリード性潤滑剤として使用することができるが、各ブリード性潤滑剤のブリード効果に基づく自己潤滑性は、各ブリード性潤滑剤の主に融点に相関を有するものであるため、融点が相対的に低い範囲にあるオレイン酸アミド、エルカ酸アミド、又はラウリン酸アミドを第1のブリード性潤滑剤として用い、融点が相対的に高い範囲にあるパルミチン酸アミド又はステアリン酸アミドを第2のブリード性潤滑剤として用いるのが好適である。
第1又は第2のブリード性潤滑剤を選択するには、摺動シールが装着される機械の種類、使用環境の雰囲気温度、摺動によって上昇する摺動シールの摺動部或いは軌道レール等の被摺動面の温度等に応じて、選択することが可能である。
ここでは、第1の最適ブリード温度領域が、摺動シールを装着する機械の使用環境の雰囲気温度を含むのが好ましく、また、第2の最適ブリード温度領域が、摺動によって上昇する摺動部の温度、特に、摺動により生じる最高温度を含むのが好ましい。
この発明では、このようなブリード性潤滑剤のベースゴムに対する配合量は、用いるベースゴムの材料や、第1及び第2のブリード性潤滑剤に応じて設定することができる。
例えば、第1及び第2のブリード性潤滑剤として脂肪酸アミドを用いると共に、ベースゴムとしてアクリロニトリル−ブタジエンゴム(NBR)を用いる場合、NBR100重量部に対して、第1のブリード性潤滑剤と第2のブリード性潤滑剤との和が、ベースゴム100重量部に対して0.5重量部〜20重量部程度配合することが好ましい。
これは、配合量が0.5重量部未満では、十分なブリード量が得られないため、自己潤滑性が得られ難くなり、また、20重量部を超えると、機械的強度の低下や永久歪の増大を招き易くなるため、摺動シールとしての使用性能が低下するためである。
また、第1及び第2のブリード性潤滑剤として脂肪酸アミドを用いると共に、ベースゴムとして水素化アクリロニトリル−ブタジエンゴム(H−NBR)を用いる場合、H−NBR100重量部に対して、第1のブリード性潤滑剤と第2のブリード性潤滑剤との和が、ベースゴム100重量部に対して0.5重量部〜20重量部程度配合することが好ましい。
これも同様に、配合量が0.5重量部未満では、十分なブリード量が得られないため、自己潤滑性が得られ難くなり、また、20重量部を超えると、機械的強度の低下や永久歪の増大を招き易くなるため、摺動シールとしての使用性能が低下するためである。
更に、第1及び第2のブリード性潤滑剤として脂肪酸アミドを用いると共に、ベースゴムとしてウレタンゴムを用いる場合、第1のブリード性潤滑剤と第2のブリード性潤滑剤との和が、ベースゴム100重量部に対して0.5重量部〜20重量部程度配合することが好ましい。
これも同様に、配合量が0.5重量部未満では、十分なブリード量が得られないため、自己潤滑性が得られ難くなり、また、20重量部を超えると、機械的強度の低下や永久歪の増大を招き易くなるため、摺動シールとしての使用性能が低下するためである。
尚、第1のブリード性潤滑剤と第2のブリード性潤滑剤との配合割合は、適宜選択されるものである。また、第1のブリード性潤滑剤と第2のブリード性潤滑剤とを併用しても、それぞれの自己潤滑性の効果を互いに大きく阻害することがないものを選択するのが望ましい。
なお、この発明の摺動シールには、以上のような第1及び第2のブリード性潤滑剤の他、各種の成分をベースゴムに配合してもよく、例えば、イオウ、イオウ供与性化合物等の加硫剤、有機過酸化物系架橋剤、スルフェンアミド系、チウラム系等の加硫促進剤、マレイミド系、メタアクリル系、アリル系等の架橋助剤、ステアリン酸等の滑剤、カーボンブラック、シリカ等の補強剤、可塑剤、老化防止剤など、適宜配合することが可能である。更に、他のブリード性潤滑剤を含む各種の潤滑剤を配合することも可能である。
次に、このような摺動シールを製造する方法について説明する。
まず、予め摺動シールが装着される機械に応じて、ベースゴムを選択し、使用環境の雰囲気温度や、使用時の摺動によって上昇する温度、特に摺動により生じる最高温度を求め、最適ブリード温度領域にこの雰囲気温度が含まれるブリード性潤滑剤を第1のブリード性潤滑剤として選定し、次いで、最適ブリード温度領域に摺動により生じる最高温度が含まれるブリード性潤滑剤を第2のブリード性潤滑剤として選定する。
次いで、選択された第1のブリード性潤滑剤及び第2のブリード性潤滑剤のベースゴムに対する配合割合を決定する。この際に、第1のブリード性潤滑剤及び第2のブリード性潤滑剤が十分にブリードすること及び摺動シールの機械的強度の低下や永久歪の増大による使用性能の低下を招くことのないような配合割合とすることが望ましい。
そして、これらの第1のブリード性潤滑剤及び第2のブリード性潤滑剤をベースゴムに配合するとともに、その他の成分を配合して均一に混合し、所望の形状に、この実施の形態では、エンドシール21とサイドシール23との形状に成形及び加硫して、製造することができる。
以上のようなエンドシール21及びサイドシール23によれば、第1の最適ブリード温度領域を有する第1のブリード性潤滑剤と、第1の最適ブリード温度領域より高い第2の最適ブリード温度領域を有する第2のブリード性潤滑剤とがベースゴムに配合されているので、直線運動案内装置10を長時間停止させることにより、エンドシール21及びサイドシール23が軌道レール11の同じ位置に当接した状態で長時間にわたって放置された後、再起動させる場合であっても、第1のブリード性潤滑剤の自己潤滑性により、摺動シールが再度摺動を開始する時点での摺動抵抗を小さく抑えることができる。
また、直線運動案内装置10が長時間連続して使用されたり、高温下で使用されるなどにより、エンドシール21及びサイドシール23の摺動部或いは軌道レール11の温度が上昇しても、この場合には、第2のブリード性潤滑剤の自己潤滑性により、摺動抵抗を小さく抑えることができる。
さらに、第1のブリード性潤滑剤として、オレイン酸アミド、エルカ酸アミド、及びラウリン酸アミドからなる群から選ばれる1種又は2種以上の脂肪酸アミドを用い、また、第2のブリード性潤滑剤として、パルミチン酸アミド又はステアリン酸アミドを用いることにより、ボール転走路15、16にグリスが存在しない直線運動案内装置10のように、軌道レール11にグリスの残留が存在しない状態であっても、摺動抵抗を小さく抑えることも可能である。
なお、上記実施の形態では、この発明の摺動シールを直線運動案内装置10のエンドシール21及びサイドシール23の両方に適用した例について説明したが、一方だけであってもよい。
更に、この発明の摺動シールは、このようなエンドシール21及びサイドシール23に限定されるものではなく、Oリング、角リングなど、各種の形状の摺動シールであっても、この発明を適用することが可能である。
以下、この発明の実施例及び比較例について説明する。
表に示す組成により、図1及び図2に示すような実施例1乃至3及び比較例1乃至6のエンドシール21を製造した。
実施例1は、ベースゴムとして、アクリロニトリル−ブタジエンゴム(NBR)を用い、第1のブリード性潤滑剤として、一般的な室温である25℃前後で十分な自己潤滑性が発揮できるオレイン酸アミドが配合されており、また、第2のブリード性潤滑剤として、連続運転時におけるエンドシール21の摺動部の温度上昇を考慮して、60℃前後で十分な自己潤滑性が発揮できるステアリン酸アミドが配合されている。
実施例2は、ベースゴムとして、水素化アクリロニトリルーブタジエンゴム(H−NBR)を用い、第1及び第2のブリード性潤滑剤は、実施例1と同一である。
実施例3は、ベースゴムとして、ウレタンゴムを用い、第1及び第2のブリード性潤滑剤は、実施例1と同一である。
比較例1及び2は、ベースゴムとして、アクリロニトリル−ブタジエンゴム(NBR)を用い、比較例1には、第1及び第2のブリード性潤滑剤のいずれも配合されておらず、比較例2には、第1のブリード性潤滑剤として、オレイン酸アミドが配合されているが、第2のブリード性潤滑剤は配合されていない。
比較例3及び4は、ベースゴムとして、水素化アクリロニトリルーブタジエンゴム(H−NBR)を用い、比較例3には、第1及び第2のブリード性潤滑剤のいずれも配合されておらず、比較例4には、第1のブリード性潤滑剤として、オレイン酸アミドが配合されているが、第2のブリード性潤滑剤は配合されていない。
比較例5及び6は、ベースゴムとして、ウレタンゴムを用い、比較例5には、第1及び第2のブリード性潤滑剤のいずれも配合されておらず、比較例6には、第1のブリード性潤滑剤として、オレイン酸アミドが配合されているが、第2のブリード性潤滑剤は配合されていない。
製造して得られたエンドシール21を直線運動案内装置10の摺動台13に装着し、ボール転動路15、16にグリスを存在させない状態で、また、軌道レール11の表面にも、グリスを存在させない状態で、次のような再始動時抵抗及び連続運転時を想定した温度上昇時抵抗を求め、後述する判定基準に基づく評価を行った。この評価結果を表に示す。
Figure 2005119105
[再始動時抵抗]
まず、軌道レール11に装着された摺動台13にエンドシール21を装着しない状態で、この摺動台13の上面に立設した測定用治具に、軌道レール11に沿って50mm/secの速度で移動するロードセルを当接させ、摺動台13が静止状態から移動を開始する際に要する荷重(滑り出し荷重)をロードセルで測定した。
次に、軌道レール11に装着された摺動台13にエンドシール21を装着し、この状態で、摺動台13の上面に立設した測定用治具に、軌道レール11に沿って50mm/secの速度で移動するロードセルを当接させ、摺動台13が静止状態から移動を開始する際に要する荷重(滑り出し荷重)をロードセルで測定した。
尚、両荷重を測定する際の軌道レール11及びエンドシール21が設けられた雰囲気中の温度を25℃前後に維持した。
次に、エンドシール21を装着した状態での荷重(滑り出し荷重)と、エンドシール21を装着しない状態での荷重(滑り出し荷重)との差を、初期始動抵抗値として求めた。
次に、軌道レール11に装着された摺動台13にエンドシール21を装着しない状態で、雰囲気温度を25℃前後に維持しながら、摺動台13を静止したままの状態で70時間放置した。その後、この摺動台13の上面に立設した測定用治具に、軌道レール11に沿って50mm/secの速度で移動するロードセルを当接させ、摺動台13が静止状態から移動を開始する際に要する荷重(滑り出し荷重)をロードセルで測定した。ここで、摺動台13の静止時間を70時間としたのは、土曜日及び日曜日の休日による機械(ライン)の停止時間を一つの基準したためである。
次に、軌道レール11に装着した摺動台13にエンドシール21を装着した状態で、雰囲気温度を25℃前後に維持しながら、摺動台13を静止したままの状態で70時間放置した。その後、この摺動台13の上面に立設した測定用治具に、軌道レール11に沿って50mm/secの速度で移動するロードセルを当接させ、摺動台13が静止状態から移動を開始する際に要する荷重(滑り出し荷重)をロードセルで測定した。
次に、エンドシール21を装着した状態での荷重(滑り出し荷重)と、エンドシール21を装着しない状態での荷重(滑り出し荷重)との差を、放置後始動抵抗値として求めた。
そして、実施例1乃至3及び比較例1乃至6の各エンドシール21について、初期始動抵抗値と放置後始動抵抗値を求め、判定基準として、初期始動抵抗値に対して放置後始動抵抗値の上昇が5%未満のものを○、初期始動抵抗値に対して放置後始動抵抗値の上昇が5%以上のものを×として、これらを表の評価結果欄に記載した。
この評価結果から明らかなように、実施例1乃至3並びに比較例2,4及び6のように、第1のブリード性潤滑剤(オレイン酸アミド)が配合されたエンドシール21では、初期始動抵抗値に対して放置後始動抵抗値の上昇がいずれも5%未満であり、エンドシール21が装着された摺動台13が軌道レール11に装着された状態で長時間停止した場合であっても、摺動抵抗、特に、エンドシール21が再度摺動を開始する時点での摺動抵抗を小さく抑えることができた。
特に、軌道レール11の表面にグリスが存在しない場合でも、エンドシール21が再度摺動を開始する時点での摺動抵抗を小さく抑えることができることが確認された。
しかし、比較例1,3及び5のように、第1のブリード性潤滑剤(オレイン酸アミド)が配合されていないエンドシール21では、初期始動抵抗値に対して放置後始動抵抗値の上昇がいずれも5%以上となって、エンドシール21が再度摺動を開始する時点での摺動抵抗が大きくなった。
[温度上昇時抵抗]
まず、軌道レール11に装着された摺動台13にエンドシール21を装着しない状態で、この摺動台13の上面に立設した測定用治具に、軌道レール11に沿って50mm/secの速度で移動するロードセルを当接させて、ストローク300mmにわたって摺動台13を移動させ、この摺動台13が移動中の荷重(移動荷重)をロードセルで測定した。
次に、軌道レール11に装着された摺動台13に、25℃前後の雰囲気中にあるエンドシール21を装着し、この摺動台13の上面に立設した測定用治具に、軌道レール11に沿って50mm/secの速度で移動するロードセルを当接させて、ストローク300mmにわたって摺動台13を移動させ、この摺動台13が移動中の荷重(移動荷重)をロードセルで測定した。
次に、エンドシール21を装着した状態での荷重(移動荷重)と、エンドシール21を装着しない状態での荷重(移動荷重)との差を、初期移動抵抗値として求めた。
次に、再度、軌道レール11に装着された摺動台13にエンドシール21を装着しない状態で、この摺動台13の上面に立設した測定用治具に、軌道レール11に沿って50mm/secの速度で移動するロードセルを当接させて、ストローク300mmにわたって摺動台13を移動させ、この摺動台13が移動中の荷重(移動荷重)をロードセルで測定した。
次に、連続運転によるエンドシール21の摺動部の温度上昇を想定して、エンドシール21を63℃の恒温槽内で24時間放置した後、軌道レール11に装着された摺動台13に直ちに装着し、この摺動台13の上面に立設した測定用治具に、軌道レール11に沿って50mm/secの速度で移動するロードセルを当接させて、ストローク300mmにわたって摺動台13を移動させ、この摺動台13が移動中の荷重(移動荷重)をロードセルで測定した。
次に、エンドシール21を装着した状態での荷重(移動荷重)と、エンドシール21を装着しない状態での荷重(移動荷重)との差を、温度上昇時移動抵抗値として求めた。
そして、実施例1乃至3及び比較例1乃至6の各エンドシール21について、初期移動抵抗値と温度上昇時移動抵抗値を求め、判定基準として、初期移動抵抗値に対して温度上昇時移動抵抗値の上昇が5%未満のものを○、初期移動抵抗値に対して温度上昇時移動抵抗値の上昇が5%以上のものを×として、これらを表の評価結果欄に記載した。
この評価結果から明らかなように、実施例1乃至3のように、第2のブリード性潤滑剤(ステアリン酸アミド)が配合されたエンドシール21では、初期移動抵抗値に対して温度上昇時移動抵抗値の上昇がいずれも5%未満であり、エンドシール21の温度が上昇しても、エンドシール21の摺動抵抗の上昇を小さく抑えることができた。
特に、軌道レール11の表面にグリスが存在しない場合でも、温度上昇時のエンドシール21の摺動抵抗を小さく抑えることができることが確認された。
しかし、比較例1乃至6のように、第2のブリード性潤滑剤(ステアリン酸アミド)が配合されていないエンドシール21では、初期移動抵抗値に対して温度上昇時移動抵抗値の上昇がいずれも5%以上となって、エンドシール21の温度が上昇して場合には、エンドシール21の摺動抵抗が大きくなった。
そして、初期始動抵抗値に対して放置後始動抵抗値の上昇が5%未満であり、かつ、初期移動抵抗値に対して温度上昇時移動抵抗値の上昇が5%未満のものを総合評価○とし、それ以外のものを総合評価×とした。
このように、実施例1乃至3に示すように、ベースゴムに、第1のブリード性潤滑剤(オレイン酸アミド)と第2のブリード性潤滑剤(ステアリン酸アミド)が配合されたエンドシール21にあっては、軌道レール11の表面にグリスが存在しない場合でも、エンドシール21が再度摺動を開始する時点での摺動抵抗を小さく抑えることができ、また、エンドシール21の温度が上昇しても、エンドシール21の摺動抵抗の上昇を小さく抑えることができた。
尚、これらの実施例においては、摺動台13のボール転送路15、16にグリスが存在せず、また、軌道レール11の表面にグリスが存在しないものを例示したが、摺動台13のボール転送路15、16にグリスが存在し、また、軌道レール11の表面にグリスが存在するものであってもよい。
符号の説明
10 直線運動案内装置
11 軌道レール
13 摺動台
17 ベアリング
21 エンドシール(摺動シール)
23 サイドシール(摺動シール)

Claims (11)

  1. ベースゴムにブリード性潤滑剤が配合されて成形された摺動シールであって、
    前記ブリード性潤滑剤が、第1の最適ブリード温度領域を有する第1のブリード性潤滑剤と、前記第1の最適ブリード温度領域より高い第2の最適ブリード温度領域を有する第2のブリード性潤滑剤とを含有することを特徴とする摺動シール。
  2. 前記第1の最適ブリード温度領域は、使用環境の雰囲気温度を含み、前記第2の最適ブリード温度領域は、摺動によって上昇する摺動部の温度を含むことを特徴とする請求項1に記載の摺動シール。
  3. 前記摺動部の温度が、摺動により生じる最高温度であることを特徴とする請求項2に記載の摺動シール。
  4. 前記第1のブリード性潤滑剤及び前記第2のブリード性潤滑剤が、脂肪酸アミドであることを特徴とする請求項1に記載の摺動シール。
  5. 前記第1のブリード性潤滑剤が、オレイン酸アミド、エルカ酸アミド、及びラウリン酸アミドからなる群から選ばれる1種又は2種以上の脂肪酸アミドであることを特徴とする請求項4に記載の摺動シール。
  6. 前記第2のブリード性潤滑剤が、パルミチン酸アミド又はステアリン酸アミドからなることを特徴とする請求項4又は5に記載の摺動シール。
  7. 前記ベースゴムが、アクリロニトリル−ブタジエンゴムであることを特徴とする請求項1に記載の摺動シール。
  8. 前記ベースゴムが、水素化アクリロニトリル−ブタジエンゴムであることを特徴とする請求項1に記載の摺動シール。
  9. 前記ベースゴムが、ウレタンゴムであることを特徴とする請求項1に記載の摺動シール。
  10. 前記第1のブリード性潤滑剤及び前記第2のブリード性潤滑剤として脂肪酸アミドを用い、前記ベースゴムとして、アクリロニトリル−ブタジエンゴム、水素化アクリロニトリル−ブタジエンゴムの何れかを用い、前記第1のブリード性潤滑剤及び前記第2のブリード性潤滑剤の和が、前記ベースゴム100重量部に対して、0.5重量部〜20重量部となるように配合したことを特徴とする請求項1に記載の摺動シール。
  11. 軌道レールに摺動台が往復運動可能に装着された直線運動案内装置において、
    前記請求項1乃至10の何れか一つに記載の摺動シールが前記摺動台に配設され、該摺動シールの一部が前記軌道レールに摺接していることを特徴とする直線運動案内装置。
JP2006514089A 2004-06-02 2005-05-30 摺動シール及び直線運動案内装置 Pending JPWO2005119105A1 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004164898 2004-06-02
JP2004164898 2004-06-02
PCT/JP2005/009845 WO2005119105A1 (ja) 2004-06-02 2005-05-30 摺動シール及び直線運動案内装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPWO2005119105A1 true JPWO2005119105A1 (ja) 2008-04-03

Family

ID=35462988

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006514089A Pending JPWO2005119105A1 (ja) 2004-06-02 2005-05-30 摺動シール及び直線運動案内装置

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JPWO2005119105A1 (ja)
WO (1) WO2005119105A1 (ja)

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000240805A (ja) * 1999-02-25 2000-09-08 Mitsubishi Cable Ind Ltd 摺動部材
JP2002159574A (ja) * 2000-11-22 2002-06-04 Terumo Corp ガスケットおよびシリンジ
JP2003056646A (ja) * 2001-08-13 2003-02-26 Fukoku Co Ltd 自己潤滑性ダンパゴムおよびこれを用いたゴムカップリング
JP2003148628A (ja) * 2001-11-09 2003-05-21 Nsk Ltd ゴムシール装置

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002130381A (ja) * 2000-10-20 2002-05-09 Mitsuboshi Belting Ltd 丸ベルト

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000240805A (ja) * 1999-02-25 2000-09-08 Mitsubishi Cable Ind Ltd 摺動部材
JP2002159574A (ja) * 2000-11-22 2002-06-04 Terumo Corp ガスケットおよびシリンジ
JP2003056646A (ja) * 2001-08-13 2003-02-26 Fukoku Co Ltd 自己潤滑性ダンパゴムおよびこれを用いたゴムカップリング
JP2003148628A (ja) * 2001-11-09 2003-05-21 Nsk Ltd ゴムシール装置

Also Published As

Publication number Publication date
WO2005119105A1 (ja) 2005-12-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2014751B1 (en) Lubricant composition for oil retaining bearing
EP2677021A1 (en) Sliding material composition and sliding member
JP3711098B2 (ja) ゴム組成物
JP6576834B2 (ja) ワイパーおよびその製造方法
JP4848121B2 (ja) 摺動材料
DE60116288D1 (de) Herstellungsverfahren für einen elastischen dichtring sowie nach diesem verfahren hergestellter dichtring
EP2634239A1 (en) Lubricating grease composition
JP2006316850A (ja) 正逆微動回転用転がり軸受
EP1469277A3 (en) Linear guide rail with an air bearing for measuring machine
JPWO2005119105A1 (ja) 摺動シール及び直線運動案内装置
JP5209280B2 (ja) 密封装置
JP4977360B2 (ja) 潤滑グリース組成物
KR101618774B1 (ko) 마찰력 저감 구조 및 이를 구비한 공작기계
JP3908687B2 (ja) ふっ素ゴム系配合物
JP7186066B2 (ja) シール用ゴム組成物、及び、シール部材
JP6470050B2 (ja) シール材およびシール機構
JP2739304B2 (ja) ゴム組成物およびシール材
JP2002212361A (ja) シール材用ゴム組成物およびそれを用いたシール材
JP5273925B2 (ja) チェーンシール
JP2000240805A (ja) 摺動部材
JP2008189819A (ja) ゴム配合物及びゴム製自在軸継手用ブーツ
JP2012092256A (ja) シリコンインゴットスライス用含水切削液
JP2005330344A (ja) クロロプレンゴム組成物
JP2008069872A (ja) リニアガイド装置
PL85891B1 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080527

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110705

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20111115