JPWO2004092625A1 - バタフライ弁 - Google Patents

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▼徳▲光 甲斐
達也 坂上
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Abstract

バタフライ弁は、内部に略円筒状の流路が形成された弁ハウジング(1)と、流路内に回動可能に設けられた円板状の弁体(4)と、弁体(4)からその外部まで延び且つ弁ハウジング(1)に回動可能に支承されたステム(3)と、ステム(3)を回動させるための駆動部(8)とを備え、ステム(3)の回動により流路内で弁体(4)を回動させ、流路の開閉を行う。駆動部(8)を装着するためのトップフランジ(2)が弁ハウジング(1)と一体成形にて設けられており、このトップフランジ(2)には、その外周縁から中心へ向かって延びる複数の切欠部(12)が形成されている。

Description

本発明は、各種産業における流体輸送配管ラインに使用されるバタフライ弁に関し、さらに、詳しくは、配管端部に使用でき、同一弁ハウジングを用いて手動式から自動式へ又は自動式から手動式への変更が配管された状態においても容易にできる構造を有するバタフライ弁に関する。
一般に、バタフライ弁は、手動式及び自動式いずれの場合においても駆動部をステムに連結し弁の開閉操作を行っている。この駆動部にはレバー式駆動部やギア式駆動部、アクチュエータ等があり、それら駆動部の取付ボルトのサイズやピッチ円直径は一様ではない。そこで駆動部の取り付け寸法とバタフライ弁のトップフランジの取り付け寸法とが異なる場合には、各々に適合するトップフランジを有した弁ハウジングを準備して目的に応じて使いわけをしたり、トップフランジに後加工を施したり、専用の中間フランジや継手を使用していた。
米国特許第5,564,461号は、その解決策の一例として、図7に示されているバタフライ弁を提案している。このバタフライ弁では、弁ハウジング36と自動式駆動部37との間に、切欠部38を設けた中間フランジ39が介挿されている。中間フランジ39の切欠部38には、自動式駆動部37にトップフランジ40を固定するために、雄ねじ部41と雌ねじ部42が設けられたセグメント43が係合される。連結の際には、自動式駆動部37にセグメント43を螺着した状態でセグメント43に中間フランジ39を係合し、中間フランジ39がトップフランジ40と自動式駆動部37との間に介挿された状態で、セグメント43が連結ボルト44によって螺合される。これにより、セグメント43の雄ねじ部41と雌ねじ部42を変更することで取り付け寸法の異なる複数種の駆動部を弁ハウジング36に連結することができるものである。
また、実公平4−24218号公報は、図8に示されているバタフライ弁を提案している。このバタフライ弁では、弁ハウジング45と自動式駆動部46との間に中間フランジ47が介挿されている。中間フランジ47には、自動式駆動部46と中間フランジ47を固定するための取付ボルト48を挿通する孔と、中間フランジ47とトップフランジ49を固定する連結ボルト50を挿通する孔とが設けられている。連結の際には、中間フランジ47に挿通した取り付けボルト48を自動式駆動部46に締着し、中間フランジ47から挿入した連結ボルト50を弁ハウジング45に締着することによって、自動式駆動部46と弁ハウジング45とを連結する。これにより、単一の中間フランジ47で複数種の弁ハウジング45と駆動部の組合せに対応できる。
上記構造のバタフライ弁を用いれば、駆動部の取り付け寸法とバタフライ弁のトップフランジの取り付け寸法が異なる場合に、各々に適合するトップフランジを有した弁ハウジングを準備して目的に応じて使いわけをしたり、トップフランジに後加工を施したり、専用の中間フランジや継手を使用する必要がなくなる。しかしながら、従来のバタフライ弁においては、依然として、次のような問題がある。
第1に、中間フランジや継手等の部品を使用することは、製品寸法を大きくするだけでなく、生産性の面からコスト高を招き、生産効率も悪化させる。さらに、継手を用いる場合には、駆動部とステムとの芯ズレや、継手と駆動部及びステムとの嵌合不良等が生じ得る。
第2に、配管ラインに装着されているバタフライ弁を手動式から自動式へ又は自動式から手動式へ変更する際に、バタフライ弁を挟持している配管フランジによって駆動部を脱着する変更スペースが制限される場合、トップフランジと駆動部とを固定しているボルトの取り外しが困難となるため、バタフライ弁を配管ラインより取り外さなければならなくなる。
第3に、トップフランジに設けられたボルト穴にボルトを通して駆動部を固定する際に、ボルトが弁ハウジングのラグ部に干渉することを避けるために、弁ハウジングとトップフランジを支承するハウジング首部及びステムの寸法を長くしなければならないので、生産性の面からコスト高を招く。さらに、ハウジング首部が長くなることで、重量の大きい駆動部をバタフライ弁に搭載することによりハウジング首部へ応力が集中し、弁ハウジングの強度に影響を及ぼし得る。また、ステムが長くなることで、バタフライ弁を配管ラインに装着し通水したときに弁体に圧力が掛かった場合、ステムの撓みが大きくなり、ステムの強度にも影響を及ぼし得る。さらに、ハウジング首部及びステムに対する影響は、弁ハウジングの変形等の原因となり、シール性能の低下や開閉時のトルク増大につながる。これは、片側配管すなわち配管ラインの末端で使用する場合に、特に顕著である。
本発明の目的は、以上のような従来技術の問題点を解消して、同一弁ハウジングを用いて手動式から自動式へ又は自動式から手動式への変更が配管時においても容易にでき、シール性能の優れた構造を有するバタフライ弁を提供することにある。
本発明によれば、上記目的を達成するために、内部に略円筒状の流路が形成された弁ハウジングと、該流路内に回動可能に設けられた円板状の弁体と、該弁体から前記弁ハウジングの外部まで延び且つ前記弁ハウジングに回動可能に支承されたステムと、前記ステムを回動させるための駆動部とを備え、前記ステムの回動により前記流路内で前記弁体を回動させ、前記流路の開閉を行うバタフライ弁において、前記駆動部を装着するためのトップフランジが前記弁ハウジングと一体成形にて設けられ、該フランジには、その外周縁から中心へ向かって延びる複数の切欠部が形成されているバタフライ弁が提供される。
上記バタフライ弁においては、前記流路の内周面と前記弁体の外周縁との間に前記流路の周方向に延びる環状のシートリングが嵌着され、前記ステムが前記シートリングを貫通して延びており、該シートリングが、本体部と、該本体部の軸線方向両端部に形成されたフランジ部とを含み、前記シートリングの前記本体部の外周が前記ステムの軸線方向を長軸とする楕円形状に形成されると共に、前記本体部の内周が円形状に形成されていることが好ましい。
また、前記トップフランジの上面に前記ステムの抜けを防止するためのスペーサーが嵌着される溝が設けられていることがさらに好ましい。
本発明のバタフライ弁では、駆動部を装着するためのトップフランジに、外周縁から中心に向かって延びる切欠部が形成されているので、駆動部とトップフランジとを連結する連結ボルトの様々なピッチ円直径に対応することが可能となる。さらに、トップフランジの外周縁から切欠部内へ連結ボルトを挿入できるので、弁ハウジングとトップフランジとの間のスペースが制限される場合でも、連結ボルトの取り外しが容易であり、駆動部の脱着も容易に行うことができる。
また、このようなトップフランジが弁ハウジングと一体成形で設けられているので、弁ハウジングと別体の中間フランジや継手等の部品は不要になると共に、駆動部とステムとの芯ズレ等が発生しにくくなる。
流路の内周面と弁体の外周縁との間に設けられた環状のシートリングの本体部に、フランジ部が設けられていれば、流路内におけるシートリングの移動を防止することが可能となる。さらに、シートリングの本体部の外周がステムの軸線方向を長軸とする楕円形状に形成されると共に、本体部の内周が円形状に形成されていれば、略円筒状の流路の内周面にシートリングが取り付けられたとき、シートリングの内周が楕円形状となり、シートリングの内周のうちステムが貫通する部分においてシートリングの内周面と弁体の外周縁との間のシール性能が向上する。
また、トップフランジの上面にスペーサが取り付けられていれば、駆動部を取り外す際にステムが抜け出すことがないので、安全に駆動部の変更を行うことができる。
なお、本発明の材質は、ポリ塩化ビニルやポリプロピレン、あるいは、ポリビニリデンフロライド等のプラスチックや金属であればよく、特に限定されるものではない。
本発明の上記の及び他の特徴と利点は、添付図面を参照した本発明の実施形態の以下の詳細な説明から明らかとなる。
図1は、本発明のバタフライ弁にレバー式駆動部を装着した縦断面図である。
図2は、レバー式駆動部を外した状態の図1のバタフライ弁の平面図である。
図3は、ギヤ式駆動部を装着した図2のバタフライ弁の正面図である
図4は、自動式駆動部を装着した図2のバタフライ弁の正面図である。
図5は、本発明のバタフライ弁に使用されるシートリングの縦断面図である。
図6は、本発明のバタフライ弁に使用されるシートリングの一部切り欠き斜視図である。
図7は、従来例のバタフライ弁と駆動部との連結を示す分解斜視図である。
図8は、従来例のバタフライ弁と駆動部との連結を示す正面図である。
以下、本発明の実施の形態について図面に基づいて説明するが、本発明が本実施態様に限定されないことは言うまでもない。
図1及び図2を参照すると、バタフライ弁は、弁ハウジング1と、ステム3と、弁体4と、シートリング5と、ステム抜け防止用スペーサ6と、ロッキングプレート7とを備える。
弁ハウジング1は、樹脂から形成されており、特に耐薬性に優れているポリ塩化ビニルやポリプロピレン、あるいは、ポリビニリデンフロライドから形成されることが好ましい。弁ハウジング1の内部には略円筒状の流路が形成されており、その外周には配管用ボルトを螺合するためのボルト挿通孔が穿孔されたラグ部9が突設されている。弁ハウジング外周の中央付近には厚肉のフランジ状の基板10が設けられている。
トップフランジ2は円板状であり、弁ハウジング1の首部11の上部に一体成形にて設けられており、レバー式駆動部8やギヤ式駆動部16(図3)、自動式駆動部18(図4)がそこに装着される。トップフランジ2には、ギヤ式駆動部16や自動式駆動部18を連結ボルト17(図3)にて固定するための4個の切欠部12がトップフランジ2の中心周りに等しい間隔で形成されている。
これら切欠部12は、トップフランジ2の上端部から下端部まで貫通しており、トップフランジ2の外周縁から中心に向かって形成され、その内端はステム貫通孔13に到達することなく終端している。さらに、トップフランジ2の上面の中心部には、ステム抜け防止用のスペーサー6が嵌着されるための溝14と、レバー式駆動部8を取り付ける際に必要なロッキングプレート7が嵌着されるための溝15とが、段差を有して設けられている。
ステム3はSUS製であり、ステム本体部19と、その上部に設けられ且つステム本体部19の外径より小さい外径を有したステム縮径部20とからなる。このステム縮径部20の上端部は、弁ハウジング1の上部に設けられたトップフランジ2の中央から突出して配置されており、スペーサー6の貫通孔32及びロッキングプレート7の貫通孔34を貫通した状態でレバー式駆動部8にボルト(図示せず)で固定されている。また、ステム3の中央部は、弁ハウジング1及びシートリング5に回動可能の状態で密着貫通されている。
弁体4は樹脂製であり、円板形状を有している。弁体4は、弁ハウジング1の内部中央に配置されており、弁ハウジング1の中央を回動可能に貫通したステム3に固定的に取り付けられている。したがって、弁体4はステム3の回動に伴って弁ハウジング1に嵌着されたシートリング5内で回動し、それによって弁体4の外周縁がシートリング5の内周27に圧接、離間されることにより、弁の開閉を行う。
シートリング5はエラストマの弾性材料から形成されており、図5及び図6に示されているように、中空筒状の本体部21と、その軸線方向両端部に設けられたフランジ部22とが一体的に形成されている。筒状の本体部21には、ステム3が貫通するための一対のステム貫通孔23が径方向に互いに対向して形成されている。また、本体部21の外周24は、2つのステム貫通口23を結ぶ線を長軸とする楕円形状に形成されている。すなわち、本体部21の外周24は、2つのステム貫通孔23を結ぶ上下方向の厚さが一番大きく、この方向と直交する水平方向の厚さが一番小さくなるように形成されている。
シートリング5の外周24の軸線方向中央部には断面矩形状の環状突起25が設けられており、この環状突起25が弁ハウジング1の内周面に設けられた嵌合用溝に嵌合され、シートリング5の軸線方向への移動を防止するようになっている。本体部21のステム貫通孔23の周辺には、SUS製のリング26が嵌着されている。また、弁体4が圧接、離間されるシートリング5の内周27は平坦な円筒面状に形成されている。さらに、ステム貫通孔23の周縁部には、弁体4に形状を合わせた球面状のボス部28が設けられ、弁座のシール性能を高めるようになっている。上記シートリング5の軸線方向両端部に一体的に設けられたフランジ部22の外周29は円形状に形成されており、またフランジ部22の外側端部に内方に突出して設けられた耳部30は弁ハウジング1の外周面に嵌合して、シートリング5の移動を防止するように作用する。
弁ハウジング1の中央に設けられた開口部31の内周が円形状である一方で、シートリング5の外周24は楕円形状であるので、シートリング5を弁ハウジング1に嵌め込んだとき、シートリング5の内周27で形成される流路はステム貫通口23を結ぶ方向であるステム軸方向を短軸とする楕円形状になる。したがって、シートリング5のステム貫通口23付近において残余の部分よりもシートリング5の内周27と弁体4の外周縁との間が密着し、ステム貫通口23を通じた弁座漏れが生じにくくなる効果を奏する。一方、ステム貫通口23付近以外の部分においては、シートリング5の内周27と弁体4の外周縁との間で適切なシール性能が維持されるので、操作トルクが必要以上に高くなることもない。
ステム抜け防止用スペーサー6は樹脂製であり、略円盤形状を有している。スペーサ6の中心には、ステム縮径部20の外径より大きく且つステム本体部19の外径より小さい円形の貫通孔32が設けられており、貫通孔32の周辺の同心円上には、トップフランジ2の溝14に固定するための固定用孔33が4箇所設けられている。スペーサー6は、トップフランジ2の中央から突出して配置されているステム縮径部20の上端部に回動可能に貫挿され、ステム本体部19の上端面を下方に押した状態でトップフランジ2の上端部に設けられた溝14にねじ等の締結具により固定される。
ロッキングプレート7は樹脂製であり、略円盤形状を有している。ロッキングプレート7の中心には円形の貫通孔34が設けられ、貫通孔34の周囲の同心円上にはトップフランジ2への固定用孔(図示せず)が4箇所設けられている。また、ロッキングプレート7の外周縁の一部には弁開度調整用のストッパー部(図示せず)が設けられている。ロッキングプレート7は、その貫通孔34にステム縮径部20を貫通させ且つスペーサー6をトップフランジ2とロッキングプレート7との間に挟持した状態で、ロッキングプレート7の固定用孔にねじを貫通させて溝15のロッキングプレート固定用のねじ孔35に螺着させることにより、トップフランジ2に固定されている。
次に、本実施態様の動作について説明する。
図1に示されているバタフライ弁が全閉の状態からレバー式駆動部8を90度回動させると、それに伴いステム3及び弁体4も回動し、バタフライ弁は全開状態となる。弁が全開の状態からレバー式駆動部8を逆方向に90度回動させると、弁体4の外周縁がシートリング5の内周面27に圧接され、バタフライ弁は全閉状態になる。
バタフライ弁を配管ラインに装着する際には、弁ハウジング1の両側を配管フランジにて挟持した状態で、配管ボルトをラグ部9に螺合する。ラグ部9には配管ボルトを螺合するための雌ネジ部が設けてあるので、片側配管すなわち配管ラインの末端でも使用することができる。
駆動部を交換する際には、切欠部12の長さの範囲内で連結ボルト17をトップフランジ半径方向に移動させることで、連結ボルト17のピッチ円直径に対応することができる。また、切欠部12の幅(すなわち、切欠部12の長さ方向と垂直な方向の寸法)は、駆動部をトップフランジ2と連結する連結ボルト17の頭部がトップフランジ2の下端部を当接支持するような寸法に設定されており、切欠部12の幅の範囲内において種々のサイズの連結ボルト17に対応できる。
連結に際しては、トップフランジ2の中心から突出したステム3を駆動部の嵌合部に嵌挿する。駆動部には連結ボルト17を挿通するボルト孔が形成されており、トップフランジ2の外周縁から切欠部12に連結ボルト17を挿し込み、駆動部のボルト孔の位置に合わせてその位置を調整した後、連結ボルト17を挿入する。挿入後連結ボルト17を締め付け、駆動部をトップフランジ2に連結する。
このように、切欠部12の長さの範囲内において連結ボルト17は駆動部のピッチ円直径に対応してトップフランジ2の半径方向に移動できると共に、切欠部12の幅の範囲内において連結ボルト17のサイズを変更することができる。さらに、切欠部12がトップフランジ2の外周縁にて外方へ開放されており、連結ボルト17をトップフランジ2の外周縁から駆動部のボルト孔へ挿入することができるので、弁ハウジング1が配管フランジに挟持され駆動部の変更スペースが制限されている状態でも容易に連結ボルト17の取り外しができ、使用目的に応じて駆動部を任意のタイプのもの、例えば手動式又は自動式のものに切り換えることができる。
図3はギヤ式駆動部16を装着した図2に示されているバタフライ弁の正面図である。ギヤ式駆動部16を装着する際には、ギヤ式駆動部16のボルト孔の位置がトップフランジ2の切欠部12と重なるように、トップフランジ2から突出したステム縮径部20をギヤ式駆動部16の嵌合部に挿通し、連結ボルト17をトップフランジ2の切欠部12に挿入して、ギヤ式駆動部16のボルト孔に螺合させる。
図4は自動式駆動部18を装着した図2に示されているバタフライ弁の正面図である。本実施態様が図3に示されている実施態様と異なる点は、ギヤ式駆動部16の代わりに、自動式駆動部18が装着されていることである。トップフランジ2の切欠部12は、自動式駆動部18のボルト孔のピッチ円半径がギヤ式駆動部16と異なる場合でも、連結ボルト17で自動式駆動部18をトップフランジ2に固定することを可能とさせる。その他の点については図3の場合と同じであるので説明を省略する。
以上説明したように本発明に従って作製されたバタフライ弁によれば、駆動部装着用の切欠部が形成されたトップフランジを弁ハウジングと一体成形することにより、次のような優れた効果が得られる。
(1)取り付け寸法が異なるアクチュエータやギヤ式駆動部を同一弁ハウジングに装着することができ、従来のようにスペーサーや継手といった余計な部品を使用する必要がなく、コンパクト且つ低コストで製品を製造できる。さらに、継手を用いることによる駆動部とステムとの芯ズレや、継手と駆動部及びステムとの嵌合不良等の心配がなくなる。
(2)バタフライ弁が配管ラインに接続された状態で、トップフランジと駆動部を固定している連結ボルトを容易に取り外すことができるため、駆動部脱着の際にバタフライ弁を配管ラインから取り外す必要が無く、使用目的に応じて自由自在に且つ容易にバタフライ弁を手動式から自動式へ又は自動式から手動式へ変更できる。さらに、弁ハウジングのトップフランジにステム抜け防止用のスペーサーが螺着されているため、駆動部を取り外す際にステムが抜け出すことがないので、安全に駆動部の変更が行える。
(3)駆動部をトップフランジに脱着する際に、駆動部を固定するボルトが弁ハウジングのラグ部に干渉せず、本体首部及びステムの寸法を短く設計することができ、低コストで製造できる。また、本体首部及びステムが短くなり、弁ハウジングの強度が向上することから、弁ハウジングの変形等が抑制されシール性能の低下や開閉時のトルク増大といった問題が軽減される。さらに、楕円形状のシートリングを使用することで操作トルクが高くなることがなく、ステム貫通孔付近での弁座漏れが起こりにくくなる。また、ステム軸直交方向付近での弁座漏れ及びステム貫通孔からの内部漏れが起こりにくくなるため、片側配管で使用する場合においても長期にわたって安定して使用できるという優れた効果が得られる。
以上、添付図面に示されている幾つかの本発明の実施形態について説明したが、これら実施形態はもっぱら説明上のものであり、制約的なものではない。本発明の範囲は、請求の範囲によって規定されるのであるから、請求の範囲から逸脱することなく上記実施形態に変更及び修正を加えることが可能である。
参照番号・事項の一覧表
1…弁ハウジング
2…トップフランジ
3…ステム
4…弁体
5…シートリング
6…スペーサー
7…ロッキングプレート
8…レバー式駆動部
9…ラグ部
10…基板
11…首部
12…切欠部
13…ステム貫通孔
14…溝
15…溝
16…ギヤ式駆動部
17…連結ボルト
18…自動式駆動部
19…ステム本体部
20…ステム縮径部
21…本体部
22…フランジ面
23…ステム貫通孔
24…外周
25…環状突起
26…リング
27…内周
28…ボス部
29…外周
30…耳部
31…開口部
32…貫通孔
33…固定用孔
34…貫通孔
35…ねじ孔
36…弁ハウジング
37…自動式駆動部
38…切欠部
39…中間フランジ
40…トップフランジ
41…雄ねじ部
42…雌ねじ部
43…セグメント
44…連結ボルト
45…弁ハウジング
46…自動式駆動部
47…中間フランジ
48…取り付けボルト
49…トップフランジ
50…連結ボルト

Claims (4)

  1. 内部に略円筒状の流路が形成された弁ハウジングと、該流路内に回動可能に設けられた円板状の弁体と、該弁体から前記弁ハウジングの外部まで延び且つ前記弁ハウジングに回動可能に支承されたステムと、前記ステムを回動させるための駆動部とを備え、前記ステムの回動により前記流路内で前記弁体を回動させ、前記流路の開閉を行うバタフライ弁において、
    前記駆動部を装着するためのトップフランジが前記弁ハウジングと一体成形にて設けられ、該フランジには、その外周縁から中心へ向かって延びる複数の切欠部が形成されていることを特徴とするバタフライ弁。
  2. 前記流路の内周面と前記弁体の外周縁との間に前記流路の周方向に延びる環状のシートリングが嵌着され、前記ステムが前記シートリングを貫通して延びており、該シートリングが、本体部と、該本体部の軸線方向両端部に形成されたフランジ部とを含み、前記シートリングの前記本体部の外周が前記ステムの軸線方向を長軸とする楕円形状に形成されると共に、前記本体部の内周が円形状に形成されている、請求項1に記載のバタフライ弁。
  3. 前記トップフランジの上面に前記ステムの抜けを防止するためのスペーサーが嵌着される溝が設けられている、請求項1に記載のバタフライ弁。
  4. 前記トップフランジの上面に前記ステムの抜けを防止するためのスペーサーが嵌着される溝が設けられている、請求項2に記載のバタフライ弁。
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