JP2857987B2 - バルブの駆動機構搭載用取付フランジ構造 - Google Patents
バルブの駆動機構搭載用取付フランジ構造Info
- Publication number
- JP2857987B2 JP2857987B2 JP12734495A JP12734495A JP2857987B2 JP 2857987 B2 JP2857987 B2 JP 2857987B2 JP 12734495 A JP12734495 A JP 12734495A JP 12734495 A JP12734495 A JP 12734495A JP 2857987 B2 JP2857987 B2 JP 2857987B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- valve
- mounting
- actuator
- flange
- stem
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Valve Housings (AREA)
- Details Of Valves (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、バタフライバルブやボ
ールバルブ等のバルブの駆動機構搭載用の取付フランジ
構造に関する。
ールバルブ等のバルブの駆動機構搭載用の取付フランジ
構造に関する。
【0002】
【従来の技術】バタフライバルブやボールバルブ等の9
0°開閉式バルブのアクチュエータ取付フランジ部の上
面に、アクチュエータを嵌合するための凹部が形成され
たいわゆるインロウ構造のものが実施されている。しか
し、このインロウ部に、外部からの雨水や、グランドパ
ッキン等のシール機構から流体が漏れ、これを放置して
おくと、アクチュエータ内部にまで侵入して作動不良を
起こしたり、ステム自体を錆つかせて回動不能にしてし
まうことがあった。
0°開閉式バルブのアクチュエータ取付フランジ部の上
面に、アクチュエータを嵌合するための凹部が形成され
たいわゆるインロウ構造のものが実施されている。しか
し、このインロウ部に、外部からの雨水や、グランドパ
ッキン等のシール機構から流体が漏れ、これを放置して
おくと、アクチュエータ内部にまで侵入して作動不良を
起こしたり、ステム自体を錆つかせて回動不能にしてし
まうことがあった。
【0003】そこで、これを防止するための従来例とし
て、まず、図7に示すように、バルブのアクチュエータ
取付フランジ部101に設けられたインロウ部102
と、アクチュエータ110のバルブ取付フランジ部11
1とを嵌合させると共に、バルブのステム103と、ア
クチュエータ110のシャフト(図示省略)とを連結し
て、直接アクチュエータ110とバルブとを接続するこ
とにより、雨水等がアクチュエータ取付フランジ部10
1のインロウ部102に侵入することを防いでいた。
て、まず、図7に示すように、バルブのアクチュエータ
取付フランジ部101に設けられたインロウ部102
と、アクチュエータ110のバルブ取付フランジ部11
1とを嵌合させると共に、バルブのステム103と、ア
クチュエータ110のシャフト(図示省略)とを連結し
て、直接アクチュエータ110とバルブとを接続するこ
とにより、雨水等がアクチュエータ取付フランジ部10
1のインロウ部102に侵入することを防いでいた。
【0004】また、その他の対策として、図8に示すよ
うに、略円筒状のクローズドボンネット220の一端に
形成されたバルブ取付フランジ部221と、バルブのア
クチュエータ取付フランジ部201とを嵌合し、クロー
ズドボンネット220の他端部222を、アクチュエー
タ210に取り付け、更に、コネクター230を介し
て、バルブのステム203と、アクチュエータ210の
シャフト(図示省略)とを連結し、アクチュエータ21
0とバルブとを接続していた。この接続により、雨水等
がアクチュエータ取付フランジ部201のインロウ部2
02に侵入することを防止する方法もある。
うに、略円筒状のクローズドボンネット220の一端に
形成されたバルブ取付フランジ部221と、バルブのア
クチュエータ取付フランジ部201とを嵌合し、クロー
ズドボンネット220の他端部222を、アクチュエー
タ210に取り付け、更に、コネクター230を介し
て、バルブのステム203と、アクチュエータ210の
シャフト(図示省略)とを連結し、アクチュエータ21
0とバルブとを接続していた。この接続により、雨水等
がアクチュエータ取付フランジ部201のインロウ部2
02に侵入することを防止する方法もある。
【0005】また、他の対策として、図9に示すよう
に、上壁321および下壁322の中央部分にそれぞれ
開口部323,324が設けられ、更に、バルブのアク
チュエータ取付フランジ部301に形成されたインロウ
部302と嵌合する突部325が、下壁322の開口部
324の周縁に設けられている矩形管状のオープンボン
ネット320を介して、アクチュエータ310とバルブ
とを接続している。そして、アクチュエータ310のシ
ャフトとバルブのステム303を、上壁321と下壁3
22の開口部323,324にそれぞれ通し、コネクタ
ー330を介して連結している。この対策手段では、ア
クチュエータ取付フランジ部301のインロウ部302
への雨水等の侵入は避けられないが、この場合は、バル
ブ内の流体がステムのグランド部分より漏れると、この
部分からの流体漏れを発見することは可能であった。
に、上壁321および下壁322の中央部分にそれぞれ
開口部323,324が設けられ、更に、バルブのアク
チュエータ取付フランジ部301に形成されたインロウ
部302と嵌合する突部325が、下壁322の開口部
324の周縁に設けられている矩形管状のオープンボン
ネット320を介して、アクチュエータ310とバルブ
とを接続している。そして、アクチュエータ310のシ
ャフトとバルブのステム303を、上壁321と下壁3
22の開口部323,324にそれぞれ通し、コネクタ
ー330を介して連結している。この対策手段では、ア
クチュエータ取付フランジ部301のインロウ部302
への雨水等の侵入は避けられないが、この場合は、バル
ブ内の流体がステムのグランド部分より漏れると、この
部分からの流体漏れを発見することは可能であった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た各種の従来の対策手段もそれぞれ次のような課題を有
していた。まず、直接アクチュエータ110とバルブの
フランジ部101とを接続した場合、バルブのグランド
からの流体漏れの発見が遅れてしまうので、漏れた流体
がアクチュエータ110内部にまで侵入し、アクチュエ
ータ110が作動不良を起してしまう等の課題を有して
いた。また、クローズドボンネット220を介して、ア
クチュエータ210とバルブのフランジ部201とを接
続した場合も、直接接続する場合と同様、バルブのグラ
ンドからの流体漏れの発見が遅れてしまうため、アクチ
ュエータ210が作動不良を起すという課題を有してい
た。
た各種の従来の対策手段もそれぞれ次のような課題を有
していた。まず、直接アクチュエータ110とバルブの
フランジ部101とを接続した場合、バルブのグランド
からの流体漏れの発見が遅れてしまうので、漏れた流体
がアクチュエータ110内部にまで侵入し、アクチュエ
ータ110が作動不良を起してしまう等の課題を有して
いた。また、クローズドボンネット220を介して、ア
クチュエータ210とバルブのフランジ部201とを接
続した場合も、直接接続する場合と同様、バルブのグラ
ンドからの流体漏れの発見が遅れてしまうため、アクチ
ュエータ210が作動不良を起すという課題を有してい
た。
【0007】また、オープンボンネット320を介し
て、アクチュエータ310とバルブのフランジ部301
とを接続する場合には、ステム部分のシール機構からの
流体漏れの早期発見は可能であるが、ステム303が垂
直になるように配管した場合に、バルブのフランジ部3
01に形成したインロウ部302内に雨水等が溜り、バ
ルブのステム303を錆つかせ回動不能にしてしまう等
の課題を有していた。
て、アクチュエータ310とバルブのフランジ部301
とを接続する場合には、ステム部分のシール機構からの
流体漏れの早期発見は可能であるが、ステム303が垂
直になるように配管した場合に、バルブのフランジ部3
01に形成したインロウ部302内に雨水等が溜り、バ
ルブのステム303を錆つかせ回動不能にしてしまう等
の課題を有していた。
【0008】さらに、クローズドボンネット220やオ
ープンボンネット320を用いた場合、バルブのステム
とアクチュエータのシャフトとを連結するコネクター2
30,330等も不可欠となるため、コンパクト化に反
すると共にコストアップの要因にもなっていた。
ープンボンネット320を用いた場合、バルブのステム
とアクチュエータのシャフトとを連結するコネクター2
30,330等も不可欠となるため、コンパクト化に反
すると共にコストアップの要因にもなっていた。
【0009】本発明は、前記課題を解決するため、鋭意
研究の結果開発に至ったものであり、その目的とすると
ころは、アクチュエータの取付フランジ部の上面に形成
された凹部に流体や雨水等が溜ることを防いで、アクチ
ュエータの作動不良やステムの錆付きを防止することが
でき、また、流体漏れを早期に発見することができるバ
ルブの駆動機構搭載用の取付フランジ構造を提供するこ
とにある。
研究の結果開発に至ったものであり、その目的とすると
ころは、アクチュエータの取付フランジ部の上面に形成
された凹部に流体や雨水等が溜ることを防いで、アクチ
ュエータの作動不良やステムの錆付きを防止することが
でき、また、流体漏れを早期に発見することができるバ
ルブの駆動機構搭載用の取付フランジ構造を提供するこ
とにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明は、バルブ用ボディの軸装部に設けた駆動機
構搭載用のフランジ部のステム周囲部に凹部を形成し、
この凹部に連通する連通部をフランジ部の側面肉厚部に
設けて、凹部と外部とを連通させたものである。
め、本発明は、バルブ用ボディの軸装部に設けた駆動機
構搭載用のフランジ部のステム周囲部に凹部を形成し、
この凹部に連通する連通部をフランジ部の側面肉厚部に
設けて、凹部と外部とを連通させたものである。
【0011】さらに、連通部として、凹部の深さと同等
以上の深さの溝を放射状に4か所以上設けるのが好まし
い。そして、上記した凹部を、バタフライバルブやホー
ルバルブなどの90度開閉式のバルブ用アクチュエータ
搭載用のインロウ部としたものである。
以上の深さの溝を放射状に4か所以上設けるのが好まし
い。そして、上記した凹部を、バタフライバルブやホー
ルバルブなどの90度開閉式のバルブ用アクチュエータ
搭載用のインロウ部としたものである。
【0012】
【作用】本発明は、上記のように構成したので、バルブ
のグランドから流体が漏れても、漏れた流体がフランジ
部の外部へ排出させることができる。また、連通部は、
フランジ部の側面肉厚部に形成されているので、連通部
から流体漏れのチェックを行うことができ、更に、連通
部をフランジ部の四方に設けているので、ステムを水平
になるように配管された場合でも、凹部より漏れた流体
を確実に排出することができる。
のグランドから流体が漏れても、漏れた流体がフランジ
部の外部へ排出させることができる。また、連通部は、
フランジ部の側面肉厚部に形成されているので、連通部
から流体漏れのチェックを行うことができ、更に、連通
部をフランジ部の四方に設けているので、ステムを水平
になるように配管された場合でも、凹部より漏れた流体
を確実に排出することができる。
【0013】
【実施例】以下に本発明におけるバルブのフランジ部の
排水構造の実施例を図1〜図6に基づいて詳細に説明す
る。図1は本発明におけるバタフライバルブの一部切欠
き正面図、図2は前記バタフライバルブのフランジ部の
上面図、図3は図1の要部正面図、図4は図3の拡大断
面図である。
排水構造の実施例を図1〜図6に基づいて詳細に説明す
る。図1は本発明におけるバタフライバルブの一部切欠
き正面図、図2は前記バタフライバルブのフランジ部の
上面図、図3は図1の要部正面図、図4は図3の拡大断
面図である。
【0014】図において、1はバタフライバルブの円筒
形のボディであり、このボディ1の上部に形成した軸装
部2にステム3を軸装し、更に、このステム3と連結し
たジスク4をステム3の回動により、ボディ1内のジス
ク4を回動自在に設けている。また、軸装部2の上端に
は、アクチュエータまたはギヤ機構、ハンドル機構など
を搭載するための駆動機構搭載用のフランジ部5が設け
られ、このフランジ部5の上端からボディ1の上部にか
けて、ステム3を軸装する軸孔2aが形成され、この軸
穴2aにステム3をOリングやグランドパッキンなどを
介して軸装している。
形のボディであり、このボディ1の上部に形成した軸装
部2にステム3を軸装し、更に、このステム3と連結し
たジスク4をステム3の回動により、ボディ1内のジス
ク4を回動自在に設けている。また、軸装部2の上端に
は、アクチュエータまたはギヤ機構、ハンドル機構など
を搭載するための駆動機構搭載用のフランジ部5が設け
られ、このフランジ部5の上端からボディ1の上部にか
けて、ステム3を軸装する軸孔2aが形成され、この軸
穴2aにステム3をOリングやグランドパッキンなどを
介して軸装している。
【0015】このフランジ部5の上面中央部には、搭載
するアクチュエータ(図示省略)のバルブ取付フランジ
部に対応する例えば円柱状の凹部(インロウ部)6が形
成され、フランジ部5の角部には、ボルトを挿入するた
めの貫通孔7,7,・・が設けられている。更に、凹部6の
中心部6aの周囲部からフランジ部5の側面肉厚部にわ
たって、穴、溝などの連通部が設けられ、本例において
は、連通溝8が四方に形成され、この連通溝8の一端部
8aは、フランジ部5の側面肉厚部を切り欠いて形成さ
れている。この連通溝8は、本例において4か所設けら
れているが、この数は限定されるものではなく、実施に
応じて適宜の数を設けるものとする。
するアクチュエータ(図示省略)のバルブ取付フランジ
部に対応する例えば円柱状の凹部(インロウ部)6が形
成され、フランジ部5の角部には、ボルトを挿入するた
めの貫通孔7,7,・・が設けられている。更に、凹部6の
中心部6aの周囲部からフランジ部5の側面肉厚部にわ
たって、穴、溝などの連通部が設けられ、本例において
は、連通溝8が四方に形成され、この連通溝8の一端部
8aは、フランジ部5の側面肉厚部を切り欠いて形成さ
れている。この連通溝8は、本例において4か所設けら
れているが、この数は限定されるものではなく、実施に
応じて適宜の数を設けるものとする。
【0016】また、図5,図6に示すように、フランジ
部5の側部を90°間隔で切り欠き、凹部6の周縁部部
分からフランジ部5の外部にわたって深くなるように傾
斜状の連通溝8を設けることもできる。
部5の側部を90°間隔で切り欠き、凹部6の周縁部部
分からフランジ部5の外部にわたって深くなるように傾
斜状の連通溝8を設けることもできる。
【0017】図において、これらの連通溝8,8,・・は、
凹部6の深さと同等以上の深さの溝を放射状に、具体的
には凹部6の中心からフランジ部5の側部に向かって斜
め下方に傾斜させ、且つ、フランジ部5の側部をより深
く切り欠いて連通溝8の一端部8aを形成すれば、更に
排水効果が良好なものになる。また、用途に応じて、凹
部6と同じ深さで形成したり、連通溝8,8の断面を断
面コ字形状、円弧状やV字状等、その他の形状に形成し
ても良い。なお、本発明におけるフランジ構造は、前述
した実施例のバタフライバルブ以外のバルブ、例えば、
ボールバルブあるいはその他のバルブにも適用すること
ができる。
凹部6の深さと同等以上の深さの溝を放射状に、具体的
には凹部6の中心からフランジ部5の側部に向かって斜
め下方に傾斜させ、且つ、フランジ部5の側部をより深
く切り欠いて連通溝8の一端部8aを形成すれば、更に
排水効果が良好なものになる。また、用途に応じて、凹
部6と同じ深さで形成したり、連通溝8,8の断面を断
面コ字形状、円弧状やV字状等、その他の形状に形成し
ても良い。なお、本発明におけるフランジ構造は、前述
した実施例のバタフライバルブ以外のバルブ、例えば、
ボールバルブあるいはその他のバルブにも適用すること
ができる。
【0018】次に、上記実施例の作用を説明する。フラ
ンジ部5の上面に、例えば、アクチュエータを搭載する
場合、取付フランジ5の上面に設けられたインロウ部で
ある凹部6と図示しないアクチュエータのバルブ取付フ
ランジ部とを嵌合させ、さらに、フランジ部5の角部に
設けられた貫通孔7,7,・・に通したボルト(図示省略)
を介して、フランジ部5にアクチュエータを取り付ける
と共に、ステム3の上端とアクチュエータのシャフト
(図示省略)とを適宜の手段で連結する。そして、アク
チュエータを操作することにより、アクチュエータの出
力軸でジスク4を回動させ、バルブの開閉や流量制御を
行う。
ンジ部5の上面に、例えば、アクチュエータを搭載する
場合、取付フランジ5の上面に設けられたインロウ部で
ある凹部6と図示しないアクチュエータのバルブ取付フ
ランジ部とを嵌合させ、さらに、フランジ部5の角部に
設けられた貫通孔7,7,・・に通したボルト(図示省略)
を介して、フランジ部5にアクチュエータを取り付ける
と共に、ステム3の上端とアクチュエータのシャフト
(図示省略)とを適宜の手段で連結する。そして、アク
チュエータを操作することにより、アクチュエータの出
力軸でジスク4を回動させ、バルブの開閉や流量制御を
行う。
【0019】前述のようにアクチュエータを搭載する
と、フランジ部5の上面は塞がれてしまう。しかし、フ
ランジ部5の側部を切り欠いて続く連通溝8,8,・・が凹
部6の中心部6a若しくは凹部6から放射状に設けられ
ているので、図示しないOリングやグランドパッキン等
のステムシール機構から流体が漏れ、ステム3を軸装す
る軸孔2aを通って凹部6に漏れても、漏れた流体をフ
ランジ部5の外へ排出することができる。また、連通溝
8を傾斜させて形成した場合には、より効果的に流体の
排出を行うことができる。更に、連通溝8の一端部8a
は、フランジ部5の側部を切り欠いて形成されているの
で、連通溝8の一端部8aからインロウ部6を目視する
ことができ、流体漏れのチェックを確実に行うことがで
きる。
と、フランジ部5の上面は塞がれてしまう。しかし、フ
ランジ部5の側部を切り欠いて続く連通溝8,8,・・が凹
部6の中心部6a若しくは凹部6から放射状に設けられ
ているので、図示しないOリングやグランドパッキン等
のステムシール機構から流体が漏れ、ステム3を軸装す
る軸孔2aを通って凹部6に漏れても、漏れた流体をフ
ランジ部5の外へ排出することができる。また、連通溝
8を傾斜させて形成した場合には、より効果的に流体の
排出を行うことができる。更に、連通溝8の一端部8a
は、フランジ部5の側部を切り欠いて形成されているの
で、連通溝8の一端部8aからインロウ部6を目視する
ことができ、流体漏れのチェックを確実に行うことがで
きる。
【0020】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
よれば、バルブの駆動機構搭載用のフランジ部に形成さ
れた凹部に漏れた流体を、フランジ部の外部に排出する
ことができると共に、グランド部からの流体漏れの早期
発見が可能であり、加えて、雨水等の外部から侵入する
流体も確実に排出することができる。
よれば、バルブの駆動機構搭載用のフランジ部に形成さ
れた凹部に漏れた流体を、フランジ部の外部に排出する
ことができると共に、グランド部からの流体漏れの早期
発見が可能であり、加えて、雨水等の外部から侵入する
流体も確実に排出することができる。
【0021】更に、連通部は、凹部よりも深く形成され
かつフランジ部の側面肉厚部に放射状に形成されている
ので、バルブのステムを水平に配管した場合でも、漏れ
た流体は凹部に溜らず、連通部を通って確実に排出され
る。また、バルブのステムを垂直に配管した場合でも、
連通部が放射方向に複数、且つ、フランジ部の側部を切
り欠き、又は孔をあけて設けられているので、漏れた流
体が凹部に溜ることはない。
かつフランジ部の側面肉厚部に放射状に形成されている
ので、バルブのステムを水平に配管した場合でも、漏れ
た流体は凹部に溜らず、連通部を通って確実に排出され
る。また、バルブのステムを垂直に配管した場合でも、
連通部が放射方向に複数、且つ、フランジ部の側部を切
り欠き、又は孔をあけて設けられているので、漏れた流
体が凹部に溜ることはない。
【0022】従って、錆の発生によるステムの固着を防
止することができると共に、従来のボンネットなどが必
要なくなり経済的にも優れたコンパクトなバルブの駆動
機構搭載用の取付フランジ構造を提供することができ
る。
止することができると共に、従来のボンネットなどが必
要なくなり経済的にも優れたコンパクトなバルブの駆動
機構搭載用の取付フランジ構造を提供することができ
る。
【図1】本発明におけるのバルブの駆動機構搭載用の取
付フランジ構造を用いたバタフライバルブの正面図であ
る。
付フランジ構造を用いたバタフライバルブの正面図であ
る。
【図2】前記バタフライバルブのフランジ部の上面図で
ある。
ある。
【図3】バタフライバルブの要部正面図である。
【図4】図3の拡大断面図である。
【図5】他の実施例のフランジ部を示す上面図である。
【図6】図5の拡大縦断面図である。
【図7】従来のバルブのフランジ部を示す部分正面図で
ある。
ある。
【図8】従来の他のバルブのフランジ部を示す部分正面
図である。
図である。
【図9】従来の他のバルブのフランジ部を示す部分正面
図である。
図である。
5 フランジ部 6 凹部(インロウ部) 8 連通部(連通溝)
Claims (3)
- 【請求項1】 バルブ用ボディの軸装部に設けた駆動機
構搭載用のフランジ部のステム周囲部に凹部を形成し、
この凹部に連通する連通部をフランジ部の側面肉厚部に
設けて、凹部と外部とを連通させたことを特徴とするバ
ルブの駆動機構搭載用取付フランジ構造。 - 【請求項2】 上記した連通部は、凹部の深さと同等以
上の深さの溝を放射状に4か所以上設けた請求項1記載
のバルブの駆動機構搭載用取付フランジ構造。 - 【請求項3】 上記した凹部は、バタフライバルブやボ
ールバルブなどの90度開閉式のバルブ用アクチュエー
タ搭載用のインロウ部である請求項1または2記載のバ
ルブの駆動機構搭載用取付フランジ構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12734495A JP2857987B2 (ja) | 1995-04-28 | 1995-04-28 | バルブの駆動機構搭載用取付フランジ構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12734495A JP2857987B2 (ja) | 1995-04-28 | 1995-04-28 | バルブの駆動機構搭載用取付フランジ構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08303626A JPH08303626A (ja) | 1996-11-22 |
JP2857987B2 true JP2857987B2 (ja) | 1999-02-17 |
Family
ID=14957609
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12734495A Expired - Lifetime JP2857987B2 (ja) | 1995-04-28 | 1995-04-28 | バルブの駆動機構搭載用取付フランジ構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2857987B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPWO2004092625A1 (ja) * | 2003-04-10 | 2006-07-06 | 旭有機材工業株式会社 | バタフライ弁 |
KR102030788B1 (ko) * | 2018-04-20 | 2019-10-10 | 주식회사 대아 엠 | 버터플라이 밸브 |
-
1995
- 1995-04-28 JP JP12734495A patent/JP2857987B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08303626A (ja) | 1996-11-22 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN102498321B (zh) | 止回阀 | |
CA2782607A1 (en) | Device for work implementation without stopping flow, and method for work implementation without stopping flow | |
JP2857987B2 (ja) | バルブの駆動機構搭載用取付フランジ構造 | |
JP4642511B2 (ja) | 既設流体管の不断水仕切弁設置方法及び仕切弁設置装置 | |
JP4777074B2 (ja) | 分岐管取付装置 | |
JP4916769B2 (ja) | 分岐管接続装置と分岐管接続工法 | |
KR100572341B1 (ko) | 체크밸브 일체형 버터플라이 밸브 | |
JPH0875013A (ja) | 回転型閉止弁 | |
KR101848858B1 (ko) | 누설방지용 밸브 구동조립체 | |
KR100768529B1 (ko) | 상수도용 고무 디스크의 변형 방지 기능을 갖는 역지밸브 | |
JP4073568B2 (ja) | 吸排気装置付きマンホール蓋 | |
JP5103148B2 (ja) | 分岐管接続工法及び分岐管接続装置 | |
KR100446121B1 (ko) | 유체 제어용 밸브 | |
JPH07190274A (ja) | 管類接続構造 | |
JP2578891Y2 (ja) | キャンドモータポンプ | |
KR200257078Y1 (ko) | 버터플라이 밸브 | |
JP3317688B2 (ja) | パッキン | |
KR100328488B1 (ko) | 보일러 변환밸브 | |
JPS63171134A (ja) | 回転機軸封装置 | |
JPH07167340A (ja) | バルブの軸封装置 | |
CN218719027U (zh) | 一种可锁定全开位置的双密封长输管线止回阀 | |
JP2001304479A (ja) | 耐震型サドル分水栓 | |
KR20050038308A (ko) | 하수관 및 기타 용수관용 역지밸브 | |
JP2009256946A (ja) | 水栓装置及びこれを用いた水抜きシステム | |
KR200253342Y1 (ko) | 버터플라이 밸브 |