JPH10184934A - 回転弁の駆動装置 - Google Patents

回転弁の駆動装置

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JPH10184934A
JPH10184934A JP33862196A JP33862196A JPH10184934A JP H10184934 A JPH10184934 A JP H10184934A JP 33862196 A JP33862196 A JP 33862196A JP 33862196 A JP33862196 A JP 33862196A JP H10184934 A JPH10184934 A JP H10184934A
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worm
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 回転弁を配管後において、駆動装置を分解す
ることなく操作ハンドルの位置を任意に変更可能にする
と共に、位置の変更後も操作ハンドルの回転方向が変ら
ないようにする。 【解決手段】 回転弁本体の取付フランジ面に複数のボ
ルト孔を形成し、該ボルト孔と係脱可能に嵌合して回転
弁の弁棒の回動方向に位置決め係合作用を行なう凸部8
を有する同一寸法・形状の取付面3a,3bを、駆動装
置1の上下両面に形成し、該取付面の中心にウォームギ
ヤ軸部孔9を形成し、それに軸支して駆動装置内に配置
したウォームギヤ17に、弁棒連結孔19を上下に貫通
して穿設し、該ウォームギヤ17と噛合するウォーム1
8の軸14を、駆動装置1外に延出してその端部に操作
ハンドルを取付けると共に、弁棒連結孔19に回転弁の
弁棒を一体にして回動できるように挿脱可能に嵌合させ
たものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回転弁の駆動装置
に関し、特に配管後においてウォームギヤ式駆動装置の
操作ハンドルの位置を任意に変更可能とすると共に、操
作ハンドルの回転方向が変らない駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】弁体の回転中心に弁棒を配した回転弁は
従来公知であり、種々の流体の制御に広く用いられてい
る。かかる回転弁の開閉をもたらす弁体の回動は、弁体
を軸支する弁棒の一端を弁本体の外部に延出させて、該
弁棒の延出端にウォームギヤを連結し、該ウォームギヤ
と噛合するウォームのウォーム軸にハンドルを取り付け
て駆動する方式が手動操作の手段としては最も一般的で
ある。
【0003】このような手動操作方式の駆動装置を備え
た回転弁を比較的余裕のあるスペース内において配管系
統に配設する場合は、操作上特に大きな問題は生じな
い。しかしながら、船舶の機関室のように狭隘で且種々
の機器が輻輳して配設されているスペースや、プラント
のように多数のパイプラインに複数の回転弁が配設さ
れ、回転弁毎に開閉操作が必要とされる場合は、弁の配
設位置、操作ハンドルの位置および回転方向等によって
作業能率に大きな差異が生じて来る。
【0004】今、複数のパイプラインが水平面に平行に
配管され、各パイプラインに駆動装置を備えた回転弁が
取り付けられ、各パイプラインの間に操作のための作業
者が出入する通路がある場合、各回転弁の駆動装置には
同一方向に操作ハンドルが伸びており、複数のパイプラ
インには、複数の通路が必要になり、作業能率及びスペ
ースの点で問題があった。
【0005】そこで、上記のような問題を解決するため
に、本出願人は、実公昭61− 46309号公報に開示された
一つの提案を行なった。このものは、弁軸に取付けるウ
ォームギヤとかみ合うウォームの軸を、駆動装置のケー
シングから左右方向に延出させ、操作ハンドルを該ウォ
ーム軸の両端に選択的に取付けるようにすることによ
り、作業能率やスペースを改善したものである。
【0006】しかしながら、当該弁の駆動装置を隣接し
て配管した場合に、開閉操作方向が逆になるため操作方
向を誤るおそれがあり、作業能率及び緊急時における迅
速性、安全性の点から好ましくなかった。なお、通常弁
の操作ハンドルの回転方向は、日本工業規格により操作
ハンドルを反時計方向に回転したとき開弁し、時計方向
に回転したとき閉弁することが規定されている。
【0007】更に、駆動装置のケーシングと回転弁とを
複数(通常4本)の六角ボルトを介して結合した場合、
弁開閉時、操作ハンドルの回転によりウォーム及びウォ
ームギヤを介して弁棒に連結された弁体の周縁部が弁本
体内面に装着されたシートリングに喰い込むのに伴い、
弁体と共に弁本体も回動(旋回)しようとするため、上
記トルクにより駆動装置のケーシングに設けられた取付
面と、回転弁側に設けられた取付フランジ面の間に、六
角ボルトと、取付フランジ面のキリ孔状のボルト孔との
間に存在する僅かな隙間によって生じる回転方向のズレ
が発生し、弁の開閉位置に狂いが生じて流体の漏洩の原
因となっていた。
【0008】また、操作ハンドルの位置を変更すると、
弁体の回転方向が逆になり、これに伴って弁の開閉表示
手段も交換する必要性があり、これらの表示手段を新設
する必要性があった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本出願人は、先に提案
した上記従来例の問題点を解決するために、更に実公平
7− 12786号公報に開示される新たな提案を行なった。
このものは、弁軸に取付けるウォームギヤ中心部の弁軸
を装着するための弁軸貫通孔内周面に、弁軸側のキーと
何れかが対向しうるように互いに90°隔てて4個のキ
ー溝を貫通して形成し、ウォームギヤと噛み合うウォー
ムの軸を、これらウォームギヤとウォームを配設したケ
ーシングの両端開口の何れの側からも装着できるように
したものである。
【0010】しかしこのものは、弁体を弁軸を介して駆
動する駆動装置が、ウォームギヤとウォームを内部に配
設するケーシングとその蓋とから構成され、これらを結
合して一体化しているが、これらのケーシングと蓋は、
その形状、寸法が互いに異なっており(第6図)、それ
ぞれ別個の金型で成形し、機械加工して結合されてい
る。このため、操作ハンドルの位置を逆方向に変更する
場合には、ケーシングと蓋を分離し、内部のウォームギ
ヤ及びウォーム軸を一旦取り出して所定の方向に組み替
えなければならず、そのため作業工数及び緊急時におけ
る迅速性の点から好ましくないという問題点があった。
そしてまた、かかる従来の駆動装置は、主として鋳鉄等
の鋳造品が多く、ケーシング及び蓋の形状により作業能
率、外観(鋳肌)が好ましくなく、結合部、摺動部、ボ
ルト孔等を全て機械加工で形成する必要があった。
【0011】本発明は、狭隘なスペース或は配管、機器
が輻輳している個所においても当該回転弁並びに駆動装
置を整然と配置可能にすると共に、操作ハンドルの方向
性を整列させて操作時における無駄な動きをなくして作
業性を向上させるようにし、且弁開閉のための操作ハン
ドルの回転方向を一致させて操作ミスをなくして緊急時
の迅速性及び安全性を高く出来る回転弁の駆動装置を提
供することを課題としている。
【0012】また、駆動装置の製造時に量産が可能で、
工数の削減、品質が安定し、外観が美麗で、作業環境が
良い等の目的を達成することができ、従来ケーシングと
蓋の2面の金型が必要であったものを、1面の金型でケ
ーシングと蓋の成形を可能として、金型費用の削減を図
りうると共に、浅い皿状に形成して成形方法を容易に
し、成形費用の削減を図ることができ、しかも上下兼用
のケーシングをほとんど後加工する必要のないものを提
供することを課題としている。
【0013】また、駆動装置と回転弁の結合部のズレに
よる流体の漏洩を防止すると共に、配管後において回転
弁の開閉方向が遠方から確認できる開閉表示板を備える
ことを課題としている。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明の採った手段は、回転弁に設けられた駆動
装置を取付ける取付フランジ面に複数のボルト孔を形成
し、該ボルト孔と係脱可能に嵌合して回転弁の弁棒の回
動方向に位置決め係合作用を行なう凸部を有する同一寸
法、同一形状の取付面を、駆動装置の上下両面に形成
し、該取付面の中心にウォームギヤ軸部孔を形成し、該
ウォームギヤ軸部孔に軸支して駆動装置内に配置したウ
ォームギヤに弁棒連結孔を上下に貫通して穿孔し、該ウ
ォームギヤと噛合するウォームのウォーム軸を駆動装置
外に延出してその延出端に操作ハンドルを取り付けると
共に、前記弁棒連結孔に回転弁の弁棒を一体にして回動
できるように挿脱可能に嵌合させたことを特徴としてい
る。
【0015】また、駆動装置を、ウォーム軸の軸心中央
部分において上部ケーシングと下部ケーシングに2分割
し、且つこれらの2分割された各ケーシングを同一形
状、同一寸法を有する浅い皿状の成形体により構成し、
接合して箱状の駆動装置を構成したことを特徴としてい
る。
【0016】また、駆動装置の取付面に形成される凸部
を、弁棒連結孔を中心とする対称位置に複数個配設し、
該凸部を、回転弁に設けた取付フランジ面に穿設された
複数個のボルト孔に嵌合し、該取付フランジ面に対する
駆動装置の取付位置を選択可能にして操作ハンドルの位
置を変更できるように構成したことを特徴としている。
【0017】また、駆動装置頂部に取着する開閉表示板
を、弁棒連結孔に係合状態に挿着して回転弁の開閉方向
と同一にすると共に、赤色からなる合成樹脂等の非金属
製材料によって構成したことを特徴としている。
【0018】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を図面
に記載した実施例を用いて説明する。図1は、本発明の
回転弁の駆動装置の平面図で、赤色を施こした開閉表示
板(図4(b))を取り除いた状態を示し、また、図2
は図1の底面図である。
【0019】これらの図1及び図2において、駆動装置
1は、図4(a)に示すように、中央部で上下に2分さ
れた上部ケーシング2aと下部ケーシング2bとからな
るケーシング2を有し、両ケーシング2a,2bの各端
面には、それぞれ同一形状・寸法の構造の取付面3aと
3bが形成され、これらの両取付面3a,3bの何れか
が、図5に示す弁本体4の弁軸筒5の上部に一体に形成
された弁本体の取付フランジ面6に、取付けられるよう
に、これらの両取付面3a,3bには、中心に対して対
称位置に等間隔に2ケ所のボルト孔(タップ孔)7と、
2ケ所の凸部8とが設けられており、また中心部には、
ウォームギヤ軸部孔9が設けられている。上記のボルト
孔7と凸部8は、組立て時、2個所に設けられたボルト
孔7は、弁本体取付フランジ面6(図5)の2個のボル
ト孔(キリ孔)10と整合させ、且つ2個の凸部8は、
他の2個のボルト孔10と嵌合させることによって、周
方向のズレが皆無の状態において2個のボルト10A
(図5)により締結して、駆動装置1と弁本体の取付フ
ランジ面6とが強固に固定されるようになっている。
【0020】図3は、図1の内部機構の平面図であり、
図4(a)は、図3のIV−IV線断面図である。図3にお
いて、ケーシング2の一側面(図において右側)に操作
ハンドル11が位置付けられているが、反対側(同左
側)にも位置付けられるように、ケーシング2は左右対
称形状をなしており、反対位置には、パッキン12を介
してプラグ13により固着し、内部の潤滑油(グリース
等)の外部漏洩を防止している。
【0021】ケーシング2は、前記したように中央部分
(ウォーム軸14の中央部分)から上部ケーシング2a
と下部ケーシング2bに2分割されており、これらの両
ケーシング2a,2bは、同一形状・寸法の浅い皿状の
軽合金或いは合成樹脂成形体によって構成され、ガスケ
ット15を介してボルト16により、上・下のケーシン
グが接合され、1個の箱状のケーシング2を構成してい
る。
【0022】また、上記したように、ケーシング2の上
下両面には、同一形状・寸法の構造を有する取付面3
a,3bが形成されており、各々の中央に、それぞれウ
ォームギヤ軸部孔9が形成され、該軸部孔9に、図3に
示すように扇形をしたウォームギヤ17の軸部が嵌合支
持され、該ウォームギヤ17と噛合うウォーム18のウ
ォーム軸14は、上記ウォームギヤ軸部孔9と直角方向
に該ケーシング2から突出して設けられている。
【0023】上記ウォームギヤ17の中心部には、90
°ずつ等間隔に設けられたキー溝19aを有する弁棒連
結孔19が穿設されており、該弁棒連結孔19には、図
5に示すように弁棒21が、植込キー21aとキー溝1
9aとを介して係合するようにして嵌合支持され、また
該弁棒連結孔19の上端部には、上面に赤色を施こした
直径方向の表示突条20aを形成した開閉表示板20
が、下部の脚部20bの下端面が弁棒20上端面に形成
された弁体の方向と一致するスリット21bと嵌合する
ようにして挿入支持されている。
【0024】上記のようにキー溝19aが4ケ所に形成
されているので、当該駆動装置1は90°ずつ変位し、
4種類の角度変位が可能になり、また、ケーシング2の
裏返えしにより合計8種類となる。なお、弁棒21先端
を4面角にしても同様の効果が得られる。なお、図3に
おいて、22は、上下の両ケーシング2a,2bを接合
するボルト孔であり、23は、ウォームギヤ17がウォ
ーム18によって90°回転して、図示しない弁体を全
開又は全閉させるときの停止位置に、扇形をしたウォー
ムギヤ17の直角方向の両端面に当接する当接部23a
を端部に有する凸部ボスである。また、図4において、
24は、ウォームギヤ軸部孔9の上下に挿嵌されたパッ
キンで、内部の潤滑油(グリース等)の外部漏洩を防止
している。
【0025】図6は、操作ハンドル11がパイプライン
の右側に位置するようにして駆動装置1を取付けた状態
を示す平面図であり、図7は、図6の駆動装置1のみ
を、締結ボルト10A(図5)を抜き取り、上方、つま
り紙面の手前に引き抜き、180°回転して裏返えし、
再び弁棒21に挿入することにより、操作ハンドル11
がパイプラインの左側に位置するようにして取付けた状
態を示す平面図である。
【0026】以上のように構成したことにより、次のよ
うな作用・効果が奏される。即ち、 (i)従来技術によるケーシング材質は鋳鉄製等のため
内部形状も一定せず、そのため、ケーシング2の外部が
調整できるストッパーボルト(開・閉2本)が必要であ
った。しかし、最近の鋳造、成型技術の進歩で形状も一
定し、且つ精度も向上したことによりストッパーボルト
を不要とし、且つ、ウォームギヤの開・閉当接面の直角
度及びキー溝との関係等から部品点数の削減が可能にな
った。
【0027】(ii)弁本体4に形成された取付フランジ
面6とケーシング2の上下両面に形成された取付面3
a,3bとを、ボルト孔(キリ孔)7と凸部8との挿嵌
により弁棒21の回動方向に位置決め係合させて、ボル
ト10Aを締付固定しているため、ボルト10Aのみで
はなく、凸部8とボルト孔(キリ孔)7にも弁の開閉に
伴なう操作反力を負担させることができる。なお、凸部
8とボルト孔7はガタのない挿嵌が重要である。
【0028】また、弁棒連結孔19を中心に対称位置に
凸部8を配設し、該凸部8が挿嵌し得る複数組のボルト
孔(キリ孔)7を異なる位相位置に設けているため、凸
部8とボルト孔7の挿嵌の組合せを選択して、取付フラ
ンジ面6におけるケーシング2の取付位置を変更するこ
とができる。
【0029】(iii) 通常のパイプラインへの回転弁の配
設はパイプラインに向ってハンドル操作ができることを
基本(操作しやすい意味)にしているが、配管が輻輳し
ている個所においては上記方向のみならず、パイプライ
ンと平行な位置に操作ハンドルが来る場合が多々ある。
従って本発明のように、現場においてその状況に応じて
操作ハンドルの位置を最適位置に選定することができ
る。なお、通常(JIS規定)は操作ハンドル11を反
時計方向に回転した場合に弁体は開方向に作動し、又逆
に時計方向に回転した場合に弁体は閉方向に作動する。
従って駆動装置1を天地反転(裏返し)させた場合は、
操作ハンドル11の回転方向は同じであるが、弁体の開
閉方向は逆になる。しかし本発明の回転弁では、360
°回転する弁、例えば、実施例として上述した中心形バ
タフライ弁の外、ボール弁等でも何ら問題はない。即
ち、この種弁類は、弁体が逆方向に回動しても所期の開
閉動作を行なうため、駆動装置1の取り付け方向を変更
しても操作ハンドル11の操作性の整合性を損なわれる
恐れはない。
【0030】(iv)本発明の駆動装置を軽合金又合成樹
脂等の成形体とすることにより、品質が安定し、外観が
美麗で軽量化が可能であるため、女子従業員にも取扱い
ができる利点がある外、パイプラインへの取付けも軽量
化のため補強の必要性がない。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
回転弁に設けられた駆動装置を取付ける取付フランジ面
に複数のボルト孔を形成し、該ボルト孔と係脱可能に嵌
合して回転弁の弁棒の回動方向に位置決め係合作用を行
なう凸部を有する同一寸法、同一形状の取付面を、駆動
装置の上下両面に形成し、該取付面の中心にウォームギ
ヤ軸部孔を形成し、該ウォームギヤ軸部孔に軸支して駆
動装置内に配置したウォームギヤに弁棒連結孔を上下に
貫通して穿孔し、該ウォームギヤと噛合するウォームの
ウォーム軸を駆動装置外に延出してその延出端に操作ハ
ンドルを取り付けると共に、前記弁棒連結孔に回転弁の
弁棒を一体にして回動できるように挿脱可能に嵌合させ
たことにより、次のような効果を奏することができる。
【0032】(i)駆動装置のケーシングの上下両面に
同一形状、同一寸法の取付面を形成して回転弁の配管設
置後においても現場の状況に応じて駆動装置を90°づ
つ位相を変更又天地反転させて取付け、操作ハンドルの
位置を変更できるため、操作ハンドルの回転方向を統一
することができ、弁の開閉操作性の向上と共に緊急時の
迅速性、安全性を高めることができる。
【0033】(ii)回転弁の弁本体に設けた取付フラン
ジ面と、駆動装置のケーシングに設けた取付面のボルト
孔と凸部との挿嵌により、弁棒の回動方向に位置決め係
合させているため、両者のズレを回避でき、弁の開閉位
置の誤差による流体の漏洩を防止することができる。
【0034】また、駆動装置を、ウォーム軸の軸心中央
部分において上部ケーシングと下部ケーシングに2分割
し、且つこれらの2分割された各ケーシングを同一形
状、同一寸法を有する浅い皿状の成形体により構成し、
接合して箱状の駆動装置を構成したことにより、上下の
ケーシングの形状、寸法が同一であるので、成型用金型
が1面で済み、かつ比較的浅い皿状に形成されているの
で成形方法が容易であり金型費用を削減できる。また、
上下ケーシングが同一であるので量産ができ、金型の準
備、取付、保管等の工数削減ができる。
【0035】また、駆動装置頂部に取着する開閉表示板
を、弁棒連結孔に係合状態に挿着して回転弁の開閉方向
と同一にすると共に、赤色からなる合成樹脂等の非金属
製材料によって構成したことにより、開閉表示板は弁棒
先端のスリットにより弁体方向が確認でき、ウォームギ
ヤ軸部孔の4ケ所キー溝に挿着でき、赤色で一体化成形
されているので脱落、脱色等の危険性はなく、遠方か
ら、視認できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の駆動装置の一実施形態(実施例)を示
す平面図である。
【図2】本発明の駆動装置の一実施形態(実施例)を示
す底面図である。
【図3】図1の内部機構を示す平面図である。
【図4】(a)は図3のIV−IV線断面図、(b)は開閉
表示板の斜視図である。
【図5】回転弁の弁本体取付フランジ面を示す斜視図で
ある。
【図6】パイプラインへの取付態様を示す平面図であ
る。
【図7】パイプラインへの異なる取付態様を示す平面図
である。
【符号の説明】
1 駆動装置 2 ケーシング 2a 上部ケーシング 2b 下部ケーシング 3a,3b 取付面 4 弁本体 5 弁軸筒 6 弁本体取付フランジ面 7 ボルト孔(タップ孔) 8 凸部 9 ウォームギヤ軸部孔 10 ボルト孔(キリ孔) 10A ボルト 11 操作ハンドル 12 パッキン 13 プラグ 14 ウォーム軸 15 ガスケット 16 ボルト 17 ウォームギヤ 18 ウォーム 19 弁棒連結孔 19a キー溝 20 開閉表示板 20a 表示突条 20b 脚部 21 弁棒 21a 植込キー 21b 開度表示スリット 22 接合ボルト孔 23 凸部ボス 23a ウォームギヤ当接凸部 24 パッキン

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転弁に設けられた駆動装置を取付ける
    取付フランジ面に複数のボルト孔を形成し、該ボルト孔
    と係脱可能に嵌合して回転弁の弁棒の回動方向に位置決
    め係合作用を行なう凸部を有する同一寸法、同一形状の
    取付面を、駆動装置の上下両面に形成し、該取付面の中
    心にウォームギヤ軸部孔を形成し、該ウォームギヤ軸部
    孔に軸支して駆動装置内に配置したウォームギヤに弁棒
    連結孔を上下に貫通して穿孔し、該ウォームギヤと噛合
    するウォームのウォーム軸を駆動装置外に延出してその
    延出端に操作ハンドルを取り付けると共に、前記弁棒連
    結孔に回転弁の弁棒を一体にして回動できるように挿脱
    可能に嵌合させたことを特徴とする回転弁の駆動装置。
  2. 【請求項2】 駆動装置を、ウォーム軸の軸心中央部分
    において上部ケーシングと下部ケーシングに2分割し、
    且つこれらの2分割された各ケーシングを同一形状、同
    一寸法を有する浅い皿状の成形体により構成し、接合し
    て箱状の駆動装置を構成したことを特徴とする請求項1
    記載の回転弁の駆動装置。
  3. 【請求項3】 駆動装置の取付面に形成される凸部を、
    弁棒連結孔を中心とする対称位置に複数個配設し、該凸
    部を、回転弁に設けた取付フランジ面に穿設された複数
    個のボルト孔に嵌合し、該取付フランジ面に対する駆動
    装置の取付位置を選択可能にして操作ハンドルの位置を
    変更できるように構成したことを特徴とする請求項1又
    は2記載の回転弁の駆動装置。
  4. 【請求項4】 駆動装置頂部に取着する開閉表示板を、
    弁棒連結孔に係合状態に挿着し回転弁の開閉方向と同一
    にすると共に、赤色からなる合成樹脂等の非金属製材料
    によって構成したことを特徴とする請求項1,2又は3
    記載の回転弁の駆動装置。
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JPWO2004092625A1 (ja) * 2003-04-10 2006-07-06 旭有機材工業株式会社 バタフライ弁
JP2007113695A (ja) * 2005-10-20 2007-05-10 Cosmo Koki Co Ltd 流体弁の回動方向切替装置
JP2019210962A (ja) * 2018-05-31 2019-12-12 前澤工業株式会社 バタフライ弁、バタフライ弁が有する弁棒の制動方法、及び嵌入部材

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