JPWO2004081813A1 - 翻訳支援装置 - Google Patents

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Abstract

翻訳支援装置1は、原文側置換手段4、翻訳手段5及び訳文側置換手段6を備える。原文側置換手段4は、原文を構成する文字列の一部(以下、この文字列を原文側部分表現という)をその文字列を代表するより短い文字列(以下、この文字列を原文側ダミーヘッドという)に置き換えることにより、原文を縮退させて原文側骨格文を作成する。翻訳手段5は、その原文側骨格文の翻訳である訳文側骨格文及び原文側部分表現の翻訳である訳文側部分表現を取得する。続いて、訳文側置換手段6は、訳文側骨格文中の翻訳された原文側ダミーヘッドを訳文側部分表現に置き換えることにより、縮退する前の原文全体の訳文を得る。

Description

本発明は、ある言語から他の言語への文の翻訳を支援する技術に関し、特に、文章構造が比較的複雑な文の翻訳の支援に好適である。
従来、オンライン辞書装置、機械翻訳装置、対訳文を記憶する対訳文データベースから適切な対訳文を検索する翻訳メモリ装置などが、文章の翻訳作業を補助するために用いられている。
例えば、ある従来技術に係わる翻訳支援装置は、機械翻訳装置、翻訳メモリ装置、対訳文データベース、データ互換処理部及びインタフェース部を備える。ユーザは、インタフェース部を介して、翻訳対象文(以下、原文という)及び翻訳制御に関する指示を入力し、応答として翻訳支援装置から訳文の出力を受ける。機械翻訳装置は、インタフェース部を介して入力された原文を翻訳する。翻訳メモリ装置は、原文を検索入力文として対訳文データベースを検索することにより、原文の一部と一致する部分を持つ対訳文を取得する。データ互換処理部は、機械翻訳装置によって得られた訳文又はユーザが翻訳した訳文を解析し、解析結果に基づいてその訳文とその訳文に対応する原文とを関連付けて対訳文を作成し、対訳文データベースに書き込む。これにより、機械翻訳装置及び翻訳メモリ装置を連携させ、翻訳作業の効率を向上させる(特許文献1)。
日本公開特許公報、特開2002−278964
しかし、この従来技術によれば、原文の一部と一致する部分を持つ対訳文をデータベースから取得することにより、原文中の部分訳を取得することを支援するにとどまる。従って、ユーザは、原文全体の訳文を取得する事ができるわけではない。ユーザは、部分訳を原文の文章構造を考慮しながら編集し、これらの部分訳をつなぎ合わせることにより原文全体の訳文を作成することが必要であるという問題があった。この編集作業は、文章構造が複雑である原文であるほど、困難なものであった。
本発明の目的は、上記問題を解決し、ユーザが容易に、原文全体の訳文を取得する事を可能とすることである。
上記目的を達成するために、本発明の1態様によれば、ある言語の原文を他の言語へ翻訳する処理を支援する翻訳支援装置において、原文中に含まれる文字列を第1の原文側部分表現として設定する部分表現設定手段と、前記第1の原文側部分表現を代表する文字列を第1の原文側ダミーヘッドとして設定するダミーヘッド設定手段と、前記原文中の前記第1の原文側部分表現を前記第1の原文側ダミーヘッドと置換することにより、第1の原文側骨格文を作成する原文側置換手段と、翻訳された前記第1の原文側骨格文である第1の訳文側骨格文、及び翻訳された前記第1の原文側部分表現である第1の訳文側部分表現を取得する訳文取得手段と、前記第1の訳文側骨格文中の、翻訳された前記第1の原文側ダミーヘッドである第1の訳文側ダミーヘッドを、前記第1の訳文側部分表現と置換することにより、前記原文の訳文を作成する訳文側置換手段とを備える。
上記構成において、原文側置換手段は、原文を構成する部分表現をダミーヘッドに置き換えて原文を縮退させることにより原文側骨格文を作成する。訳文取得手段は、その原文側骨格文の翻訳である訳文側骨格文及び原文側部分表現の翻訳である訳文側部分表現を取得する。続いて、訳文側置換手段は、訳文側骨格文中の翻訳されたダミーヘッドを訳文側部分表現に置き換えることにより、縮退する前の原文全体の訳文を得る。これにより、ユーザは、簡便に原文全体の訳文を作成することが可能となる。ここで、前記ダミーヘッドは、前記第1の原文側部分表現を意味的或いは統語論的に代表し、且つ、前記第1の原文側部分表現よりも短い文字列であることが望ましい。これにより、機械翻訳を用いて原文側骨格文を翻訳する場合であっても、精度高く翻訳することが可能となる。
また、上記翻訳支援装置は、前記原文側部分表現を、前記原文を表示するウィンドウと異なるウィンドウに出力するように出力装置を制御する出力制御手段を更に備えることとしてもよい。これにより、ユーザインタフェースを向上させることができる。
また、上記翻訳支援装置において、原文側部分表現中にさらに原文側部分表現を設定し、再帰的に翻訳・置換処理を行う事もできる。この場合、まず、前記部分表現設定手段は、更に、前記第1の原文側部分表現内に含まれる文字列を、第2の原文側部分表現として設定する。前記ダミーヘッド設定手段は、更に、前記第2の原文側部分表現を代表する文字列を第2の原文側ダミーヘッドとして設定する。続いて、前記原文側置換手段は、更に、前記第1の原文側部分表現内の前記第2の原文側部分表現を前記第2の原文側ダミーヘッドと置換することにより、第2の原文側骨格文を作成する。前記訳文取得手段は、更に、翻訳された前記第2の原文側骨格文である第2の訳文側骨格文、及び翻訳された前記第2の原文側部分表現である第2の訳文側部分表現を取得する。前記訳文側置換手段は、更に、前記第2の訳文側骨格文中の、翻訳された前記第2の原文側ダミーヘッドである第2の訳文側ダミーヘッドを、前記第2の訳文側部分表現と置換することにより、翻訳された前記第1の原文側部分表現である第1の訳文側部分表現を作成する。このようにして作成された第1の訳文側部分表現は、さらに第1の訳文側骨格文中の第1の訳文側ダミーヘッドと置換されると、最終的に原文全体の訳文が作成される。
例えば、設定された第1の原文側部分表現の文章構造が比較的複雑なことがありうる。この場合、この第1の原文側部分表現内に更に第2の原文側部分表現及び第2の原文側ダミーヘッドを設定し、第2の原文側部分表現を第2の原文側ダミーヘッドと置換させることにより、その第1の原文側部分表現を縮退させる。続いて、第2の原文側部分表現、及び縮退された第1の原文側部分表現の翻訳を得る。最後に、縮退された第1の原文側部分表現の訳文内の翻訳された第2の原文側ダミーヘッドを第2の原文側部分表現の訳文に置換することにより、第1の原文側部分表現全体の訳文、つまり第1の訳文側部分表現を得る。上記のように、更に、第1の訳側骨格文内の第1の訳文側ダミーヘッドは、この第1の訳文側部分表現と置換される。従って、翻訳支援装置は、このような再帰的な翻訳・置換処理を経て、原文全体の訳文を作成することができる。
また、上記翻訳支援装置は、前記第1の原文側部分表現、前記第1の原文側ダミーヘッド、前記第1の訳文側部分表現及び前記第1の訳文側ダミーヘッドのそれぞれに対し、各々を識別する識別子を付与する識別子付与手段を更に備えることとしてもよい。この場合、前記第1の原文側部分表現、前記第1の原文側ダミーヘッド、前記第1の訳文側部分表現及び前記第1の訳文側ダミーヘッドは、前記識別子を用いて互いに対応付けられ、前記原文側置換手段及び前記訳文側置換手段は、前記識別子に基づいて、前記置換を行う。
これにより、翻訳支援装置は、識別子を用いて、原文側部分表現、原文側ダミーヘッド、訳文側部分表現及び訳文側ダミーヘッドの対応関係を管理し、対応するダミーヘッドと部分表現を適切に置換させることが可能となる。従って、ユーザは、これらのダミーヘッド及び部分表現の対応関係を特に意識して管理する必要が無い。
ここで、上記翻訳支援装置は、原文側部分表現が指定されるごとに、インクリメントする計数手段を更に備え、前記識別子付与手段は、前記計数手段の計数値(カウント値)に基づいて前記識別子を作成することとしてもよい。この場合、互いに対応する原文側部分表現、原文側ダミーヘッド、訳文側部分表現及び訳文側ダミーヘッドは、それぞれの識別子中に同じ計数値を有することとなる。なお、この識別子の作成方法は、一例に過ぎない。
また、上記翻訳支援装置は、原文側部分表現及びその原文側部分表現の訳文側部分表現を対応付けることにより対訳文情報を作成する対訳文作成手段と、前記対訳文情報を蓄積して格納する対訳文格納手段と、前記対訳文格納手段から第3の原文側部分表現と少なくとも一部が一致する原文側部分表現を有する対訳文情報を検索する検索手段とを更に備えることとしてもよい。この場合、前記検索された前記対訳文情報は、前記第3の原文側部分表現に対応する第3の訳文側部分表現を取得する際に使用される。これにより、ユーザが原文側部分表現を翻訳する場合に、ユーザは現在の翻訳作業に役に立つ過去の翻訳結果を容易に取得する事が可能となる。
また、上記翻訳支援装置は、前記原文側部分表現及び前記訳文側部分表現中で、前記対訳文情報に基づいて翻訳された文字列を強調させて出力させるように出力装置を制御する出力制御手段を更に備えることとしてもよい。これにより、ユーザは、部分表現中で、過去の翻訳結果に基づいて翻訳された部分を容易に識別する事が可能となる。
また、上記翻訳支援装置は、機械翻訳を行う翻訳手段を更に備えることとしてもよい。この場合、前記出力制御手段は、更に、原文側部分表現及び前記訳文側部分表現中において、前記機械翻訳に基づいて翻訳された文字列を強調させて出力させるように出力装置を制御する。これにより、ユーザは、部分表現中で、機械翻訳された部分を容易に識別する事が可能となる。
また、上記翻訳支援装置は、前記対訳文格納手段を、ネットワークを介して接続された複数の翻訳支援装置と共有する事としてもよい。これにより、同じネットワークに接続された翻訳支援装置のユーザが、別の翻訳支援装置のユーザによる翻訳作業の結果を自分の翻訳作業に利用することが可能となる。
また、上記翻訳支援装置を構成する各手段によって行われる動作を手順として含む翻訳支援方法も、上記構成を有する翻訳支援装置によって行われる処理と同様の作用・効果を得ることができるため、上記目的を達成することが可能である。
また、上記翻訳支援方法において行われる手順と同様の制御をコンピュータに行わせるプログラムも、そのプログラムをコンピュータに実行させることによって上記翻訳支援装置によって行われる処理と同様の作用・効果を得ることができるため、上記目的を達成することが可能である。さらに、上記プログラムを記録した記録媒体(記録装置)から、そのプログラムをコンピュータに読み出させて実行させることによっても、上記目的を達成することができる。
図1は、本発明に係わる翻訳支援装置の原理図である。
図2は、本発明に係わる翻訳支援装置の構成図である。
図3は、表現テーブルのデータ構造の一例を示す図である。
図4は、骨格文テーブルのデータ構造の一例を示す図である。
図5は、翻訳支援処理の手順を示すフローチャートである。
図6は、部分表現及びダミーヘッドを設定する際の画面例を示す図(その1)である。
図7は、部分表現及びダミーヘッドを設定する際の画面例を示す図(その2)である。
図8は、部分表現の設定終了後における第1エディタウィンドウの表示例を示す図である。
図9は、骨格文の翻訳終了時における第1エディタウィンドウの表示例を示す図である。
図10は、ダミーヘッド設定後の第1−1エディタウィンドウの表示例を示す図(その1)である。
図11は、ダミーヘッド設定後の第1−1エディタウィンドウの表示例を示す図(その2)である。
図12は、原文とその訳文とを対比させて表示する場合の表示例を示す図である。
図13は、コンピュータの構成図である。
図14は、コンピュータへのプログラムやデータのローディングを説明する図である。
本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。なお、同じ装置等には同じ参照番号をつけ、説明を省略する。
図1に、本発明に係わる翻訳支援装置の原理図を示す。本発明に係わる翻訳支援装置1は、文をある言語から他の言語へ翻訳する処理を支援する。図1に示すように、翻訳支援装置1は、部分表現設定手段2と、ダミーヘッド設定手段3と、原文側置換手段4と、翻訳手段5と訳文側置換手段6とを備える。
部分表現設定手段2は、原文中に含まれる文字列を原文側部分表現として設定する。この原文側部分表現は、意味的なまとまりを有することが望ましい。例えば、原文側部分表現の例として、例えば、名詞句、形容詞句等が挙げられる。ダミーヘッド設定手段3は、設定された各原文側部分表現について、その原文側部分表現を代表する、原文側部分表現よりも短い文字列(表現)を設定する。以下、原文側部分表現を代表する短い表現を原文側ダミーヘッドという。この原文側ダミーヘッドは、それに対応する原文側部分表現を意味的或いは統語論的に代表することが望ましい。
原文側置換手段4は、原文中の部分表現を、その部分表現に対応するダミーヘッドと置換することにより、原文を短縮した文を作成する。以下、原文側部分表現を原文側ダミーヘッドに置換することにより短縮された原文を原文側骨格文という。翻訳手段5は、原文側骨格文及び原文側部分表現を翻訳することにより、翻訳された原文側骨格文及び翻訳された原文側部分表現を取得する。以下、翻訳された原文側骨格文及び翻訳された原文側部分表現を、それぞれ、訳文側骨格文及び訳文側部分表現という。また、訳文側骨格文には、翻訳された原文側ダミーヘッドが含まれる。この翻訳された原文側ダミーヘッドを訳文側ダミーヘッドという。訳文側置換手段6は、訳文側骨格文中の訳文側ダミーヘッドを、訳文側部分表現と置換することにより、原文の訳文を作成する。なお、翻訳手段によって翻訳する代わりに、ユーザからの入力に基づいて訳文側骨格文及び訳文側部分表現を取得することとしても良い。この場合、翻訳手段5は、訳文取得手段に変更される。
このようにして、本発明に係わる翻訳支援装置によれば、まず、原文側置換手段4は、原文を構成する部分表現をダミーヘッドに置き換えることにより、原文を縮退させる。そして、その縮退された原文の訳文及び部分表現の訳文を取得する。続いて、訳文側置換手段6は、縮退された原文の訳文中から翻訳されたダミーヘッドを取得し、その縮退された原文の訳文中に含まれる翻訳されたダミーヘッドを、翻訳された部分表現に置き換えることにより、縮退する前の原文全体の訳文を得る。これにより、翻訳支援装置によれば、簡便に原文全体の訳文を作成することが可能となる。
次に、図2を用いて、翻訳支援装置の構成について説明する。図2に示すように、翻訳支援装置10は、原文受付部11、部分表現設定部12、ダミーヘッド設定部13、ID(Identifier:識別子)付与部14、カウンタ15、原文側置換部16、翻訳部17、訳文側置換部18、入出力制御部19、入出力部20、原文格納部21、表現テーブル22、骨格文テーブル23及び訳文格納部24を備える。
原文受付部11は、入出力制御部19及び入出力部20を介して原文を受け付け、その原文を原文格納部21に書き込む。部分表現設定部12は、原文中の文字列を原文側部分表現として設定し、その原文側部分表現を表現テーブル22に書き込む。原文側部分表現として設定するべき文字列の指定は、自動で行うこととしてもよいし、ユーザの指定に基づくこととしてもよい。なお、従来の文章構造解析技術では、意味的なまとまりを有する原文側部分表現を、精度良く指定することが困難な場合がある。この場合、自動指定を採用するよりはユーザの指定に基づいて原文側部分表現を指定するほうが望ましい。
ダミーヘッド設定部13は、設定された各原文側部分表現に対応する原文側ダミーヘッドを設定し、設定結果を表現テーブル22に書き込む。この原文側ダミーヘッドとして設定すべき表現の指定も、自動とすることとしてもよいし、ユーザの指定に基づくこととしてもよい。
ID(Identifier:識別子)付与部14は、カウンタ15のカウント値に基づいて、原文側部分表現、原文側ダミーヘッド、訳文側部分表現及び訳文側ダミーヘッドに、それぞれを識別するための識別子(以下、IDという)を付与し、付与された識別子を表現テーブル22に書き込む。以下、部分表現に付与されるIDを部分表現IDといい、ダミーヘッドに付与されるIDをダミーヘッドIDという。カウンタ15は、原文側部分表現が設定される毎に、カウント値を1インクリメントする。
原文側置換部16は、原文中の原文側部分表現を、それに対応する原文側ダミーヘッドに置換する。原文中で複数の原文側部分表現が設定されている場合、それら複数の原文側部分表現のそれぞれを原文側ダミーヘッドに置換する。これにより、原文側置換部16は原文側骨格文を作成する。原文側骨格文は、骨格文テーブル23に書き込まれる。
翻訳部17は、不図示の辞書データベースを備え、機械翻訳を行う機能を有する。翻訳部17は、原文側骨格文を翻訳することにより訳文側骨格文を作成し、原文側部分表現を翻訳することにより訳文側部分表現を作成する。作成された訳文側骨格文及び訳文側部分表現は、それぞれ、骨格文テーブル23及び表現テーブル22に書き込まれる。また、原文側骨格文には原文側ダミーヘッドが含まれるため、当然、訳文側骨格文にも翻訳された原文側ダミーヘッド(訳文側ダミーヘッド)が含まれる。翻訳部17は、翻訳によって得られた訳文側ダミーヘッドも、表現テーブル22に書き込む。なお、ユーザは、翻訳部17による翻訳結果を編集する事ができることとしてもよい。
訳文側置換部18は、訳文側骨格文中の訳文側ダミーヘッドを訳文側部分表現と置換することにより、原文全体の訳文を作成する。作成された訳文は、訳文格納部24に書き込まれる。入出力制御部19は、入出力部20への情報出力及び入出力部20を介したユーザからの情報入力を制御する。入出力部20は、ユーザからの指示や情報の入力、及び翻訳支援装置10からユーザへの問い合わせや処理結果等の出力に用いられる。
原文格納部21は、原文のID(原文名であってもよい)とともに、その原文を格納する。原文を格納する。表現テーブル22は、その部分表現を設定する際のカウント値に対応させて、原文側部分表現、原文側ダミーヘッド、訳文側部分表現及び訳文側ダミーヘッドを、それらのIDとともに格納する。図3に、表現テーブル22のデータ構造の一例を示す。
図3によれば、カウンタ15のカウント値が「1」である際に設定された原文側部分表現と、その原文側部分表現に対応する原文側ダミーヘッド、訳文側部分表現及び訳文側ダミーヘッドのIDは、それぞれ、「GBH−1」、「GDH−1」、「YBH−1」及び「YDH−1」であることが分かる。
骨格文テーブル23は、カウント値に対応させて、原文側骨格文及び訳文側骨格文を格納する。なお、受け付けられた当初の原文の骨格文である場合、カウント値は0(零)であるが、後述のように、先に設定された部分表現が複雑な文章構造を持つ場合、その部分表現中の句がさらに部分表現として選択されることがある。この場合、カウント値は、先に設定された部分表現が設定される際の値である。訳文格納部24は、原文のID(原文名であってもよい)とともに、その原文の訳文を格納する。図4に、骨格テーブル23のデータ構造の一例を示す。
以下、翻訳支援装置の動作について詳しく説明する前に、まず、本発明に係わる翻訳支援装置において採用される翻訳手法について説明する。この翻訳手法の基本は、「divide and conquer(分割して攻略する)」である。
以下、説明のために、以下の日本語の原文0を英語に翻訳すると仮定する。
原文0:「本発明により提供された統合型光送信装置は、光ビームを生成する光ヘッド・アセンブリ、及び光ビームを受光しそれに対し変調信号に応じ変調を与える光変調器によって特徴付けられる」
なお、この仮定及び翻訳手法における以下の指定又は設定は、例示に過ぎない。この説明によって、翻訳手法を適用することができる言語を限定する趣旨でもなく、原文の構造を限定する趣旨でもない。
本翻訳手法によれば、まず、原文の中から原文側部分表現を設定する。例えば、上記原文0中から以下の2つの原文側部分表現を設定することとしても良い。
原文側部分表現1:「本発明により提供された統合型光送信装置」
原文側部分表現2:「光ビームを生成する光ヘッド・アセンブリ、及び光ビームを受光しそれに対し変調信号に応じ変調を与える光変調器」
続いて、それぞれの原文部分表現について、その原文側部分表現を意味的に代表する短い表現を設定する。以下、この「原文側部分表現を意味的に代表する短い表現」を原文側ダミーヘッドという。例えば、上記原文0の場合、原文側部分表現1についての原文側ダミーヘッド1、及び原文側部分表現2についての原文側ダミーヘッド2を、それぞれ以下のように設定する。
原文側ダミーヘッド1:「本装置」
原文側ダミーヘッド2:「光変換器」
次に、原文側部分表現をそれに対応する原文側ダミーヘッドに置換することにより、原文側骨格文を作成する。例えば、上記原文0の場合、以下のような原文側骨格文を得ることができる。
原文側骨格文0:「本装置は、光変調器によって特徴付けられる。」
さらに、原文側骨格文を翻訳する事により、訳文側骨格文を得る。例えば、上記原文側骨格文0の場合、以下のような訳文側骨格文0を得ることができる。
訳文側骨格文0:「This device is characterized by an optical modulator.」
ここで、訳文側骨格文0中の「this device」は、原文側ダミーヘッド1の訳文側ダミーヘッド1に相当し、「an optical modulator」は、原文側ダミーヘッド2の訳文側ダミーヘッド2に相当する。
次に、各原文側部分表現の翻訳を行うことにより、訳文側部分表現を得る。原文側部分表現1は、比較的単純な文章構造を持ち、以下のように翻訳される。
訳文側部分表現1:「An integrated optical transmitter provided in accordance with the present invention」
原文側部分表現2は、比較的複雑な文章構造を持つため、短い句に縮退して翻訳することとしてもよい。例えば、上記原文側部分表現2中から以下の2つの原文側部分表現を更に指定することができる。
原文側部分表現2−1:「光ビームを生成する光ヘッド・アセンブリ」
原文側部分表現2−2:「光ビームを受光しそれに対し変調信号に応じ変調を与える光変調器」
続いて、上記と同様にして、原文側部分表現2−1及び2−2について原文側ダミーヘッドを設定し、原文側部分表現2の原文側骨格文(骨格表現と称する方が適切かもしれないが、用語を統一するためにこの場合も「骨格文」と称する)を作成し、その原文側骨格文を翻訳することにより翻訳側骨格文を作成する。原文側ダミーヘッド、原文側骨格文及び訳文側骨格文は、例えば、以下のようになる。
原文側ダミーヘッド2−1:「光ヘッド・アセンブリ」
原文側ダミーヘッド2−2:「光変調器」
原文側骨格文2:「光ヘッド・アセンブリ、及び光変調器」
訳文側骨格文2:「an optical head assembly and an optical modulator」
ここで、訳文側骨格文2中の「optical device」は、原文側ダミーヘッド2−1の訳文側ダミーヘッド2−1に相当し、「an optical modulator」は、原文側ダミーヘッド2−2の訳文側ダミーヘッド2−2に相当する。
次に、原文側部分表現2−1及び2−2の翻訳を行うことにより、以下のような訳文側部分表現2−1及び2−2を得る。
訳文側部分表現2−1:「an optical head assembly for generating an optical beam」
訳文側部分表現2−2:「an optical modulator which receives the optical beam and provides modulation thereto in response to modulation signals」
そして、訳文側骨格文2中の訳文側ダミーヘッド2−1及び2−2を、それぞれ、訳文側部分表現2−1及び2−2に置換することにより、以下のような原文側部分表現2の訳文、つまり訳文側部分表現2を得る。
訳文側部分表現2:「an optical head assembly for generating an optical beam and an optical modulator which receives the optical beam and provides modulation thereto in response to modulation signals」
最後に、訳文側骨格文0中の訳文側ダミーヘッド1及び2を、それぞれ、訳文側部分表現1及び2に置換することにより、原文0の訳文0を得る。
訳文0:「An integrated optical transmitter provided in accordance with the present invention is characterized by an optical head assembly for generating an optical beam and an optical modulator which receives the optical beam and provides modulation thereto in response to modulation signals.」
次に、図5から図11を用いて、上記翻訳手法を実現する翻訳支援装置の動作について説明する。なお、以下の説明において、翻訳支援装置10においてGUI(Graphic User Interface)を採用すると仮定するが、翻訳支援装置10において採用するインタフェースを限定する趣旨ではない。また、部分表現及びダミーヘッドの指定は、ユーザからの入力に基づくとして仮定して説明するが、指定が文章構造解析アルゴリズムによって自動で行われることとしてもよい。以下、理解を容易にするために、上記の説明と同じ原文を用いて動作の説明をする。
まず、原文受付部11は、入出力制御部19を介して入出力部20から原文を受け付け、受け付けた原文を原文格納部21に書き込む(ステップS1)。続いて、部分表現設定部12は、入出力部20から原文側部分表現の設定指示を受ける(ステップS2)。原文側部分表現の設定指示を受けると、カウンタ15は、カウント値を1インクリメントする。ここで、カウンタ15の初期値は、例えば、0(零)である(ステップS3)。
部分表現設定部12は、ユーザが原文側部分表現として選択した原文中の文字列を取得し、その文字列を表現テーブル22中の原文側部分表現を格納するべき領域に書き込む(ステップS4)。さらに、入出力部20から原文側ダミーヘッドの設定指示を受けると、ダミーヘッド設定部13は、原文側ダミーヘッドとしてユーザが入力した文字列を取得し、その文字列を表現テーブル22中の原文側ダミーヘッドを格納するべき領域に書き込む(ステップS5)。
次に、ID付与部14は、カウント値に基づいて、設定された原文側部分表現及び原文側ダミーヘッドに付与するべきIDを作成し、作成したIDを表現テーブル22中のIDを格納するべき領域に書き込む(ステップS6)。例えば、図3に示す表現テーブル22の場合、原文側部分表現に付与されるIDは、「GBH−(カウント値)」であり、原文側ダミーヘッドに付与されるIDは、「GDH−(カウント値)」である。
次に、原文中の原文側部分表現を、その原文側部分表現に対応する原文側ダミーヘッドと置換する(ステップS7)。なお、原文側部分表現に対応する原文側ダミーヘッドは、表現テーブル22に格納されたIDに基づいて判別する事ができる。図3に示す表現テーブル22の場合、ID中に同じカウント値を持つ原文側部分表現と原文側ダミーヘッドとは互いに対応している。
以下、図6を用いてステップS2からS6で行う原文側部分表現及び原文側ダミーヘッドの設定処理の手順についてより具体的に説明する。図6に、部分表現及びダミーヘッドを設定する際の画面例の1つを示す。図6に示すように、画面上には、範囲選択ボタンB1、第1エディタウィンドウEW1及び第1−1エディタウィンドウEW1−1が表示される。第1−1エディタウィンドウEW1−1は、第1エディタウィンドウEW1のサブウィンドウである。以下の説明において、メインウィンドウである第1エディタウィンドウEW1のサブウィンドウの名称を、第1−iエディタウィンドウEW1−i(iは自然数)と示すことにより、ウィンドウ間のメイン−サブ関係を明確にする。
範囲選択ボタンB1は、原文中の文字列を原文側部分表現として設定するためのボタンである。範囲選択ボタンB1は、原則として常に画面上に表示される。第1エディタウィンドウEW1は、原文を表示する原文表示フレームF1及び原文側骨格文を表示する原文側骨格文表示フレームF2を備える。第1−1エディタウィンドウEW1−1は、原文側部分表現を表示する原文側部分表現表示欄、その原文側部分表現に対応する原文側ダミーヘッドを入力するダミーヘッド入力欄、原文側ダミーヘッドの設定を指示するためのダミーヘッド設定指示ボタンを備える。また、図6では省略されているが、翻訳の実行を指示する翻訳実行指示ボタンもこの画面には表示される。比較的文章構造が単純な原文は、部分表現を設定する処理を行わずに、すぐに翻訳させることとしてもよい。
範囲選択ボタンB1が押下される前は、第1エディタウィンドウEW1の原文表示フレームF1には原文受付部11が受け付けた原文が表示される。原文側骨格文表示フレームF2及び第1−1エディタウィンドウEW1−1は、まだ画面上に表示されない。この画面において、ユーザは、原文表示フレームF1に表示される原文中から、原文側部分表現として設定したい文字列を選択した後、範囲選択ボタンB1を押下する。
範囲選択ボタンB1が押下されると、原文中の部分表現の設定指示が部分表現設定部12に出力される。同時に、第1エディタウィンドウEW1中に原文側骨格文表示フレームF2が作成され、その原文側骨格文表示フレームF2には原文が表示される。さらに、画面上に第1−1エディタウィンドウEW1−1が表示され、そのエディタウィンドウEW1−1内の原文側部分表現表示欄内及びダミーヘッド入力欄内に選択された文字列が表示される。ユーザは、ダミーヘッド入力欄内の文字列を編集することにより原文側ダミーヘッドを作成する。原文側ダミーヘッドが作成されると、ユーザは、ダミーヘッド設定指示ボタンを押下する。これにより、原文側ダミーヘッドの設定指示がダミーヘッド設定部13に出される。図10に、ダミーヘッドが設定された後の第1−1エディタウィンドウEW1−1の表示例を示す。図10についての説明は後述する。
ダミーヘッド設定指示ボタンB2が押下されると、原文側骨格文表示フレームF2に表示される原文の部分表現が、ダミーヘッドに置換される。ここで、原文中の部分表現やダミーヘッドと、これら以外の原文中の文字列とを区別し、且つ、部分表現とダミーヘッドの対応関係を把握しやすいように、画面上において、部分表現及びダミーヘッドの表示形式を他の文字列の表示形式と異なるようにする事としても良い。例えば、カラー表示の場合、部分表現とダミーヘッド以外の原文中に含まれる文字列の表示色が、例えば黒である場合、部分表現とダミーヘッドヘッドの表示色を黒以外の色、例えば赤等にすることとしてもよい。なお、この表示形式は例示に過ぎない。表示色を変える以外に、矩形で部分表現とダミーヘッドを囲む、部分表現とダミーヘッドの表示色を反転させる等、様々な方法が挙げられる。
以下、具体的に文例を用いて説明する。原文0「本発明により提供された統合型光送信装置は、光ビームを生成する光ヘッド・アセンブリ、及び光ビームを受光しそれに対し変調信号に応じ変調を与える光変調器によって特徴付けられる」が受け付けられると、第1エディタウィンドウEW1内の原文表示フレームF1に、この原文0が表示される。
原文0中の「本発明により提供された統合型光送信装置」が原文側部分表現1として設定され、さらにその原文側部分表現1の原文側ダミーヘッド1として「本装置」が設定されると、原文0中の原文側部分表現1がその原文側ダミーヘッド1と置換され、その結果、原文側骨格文「本装置は、光ビームを生成する光ヘッド・アセンブリ、及び光ビームを受光しそれに対し変調信号に応じ変調を与える光変調器によって特徴付けられる」が、原文側骨格文表示フレームF2に表示される。但し、部分表現の設定処理途中であるため、この骨格文は最終的に得られる骨格文ではない。
上記のステップS2からS7までの処理は、翻訳支援装置10がユーザから原文側部分表現の設定の終了指示を受けるまで繰り返される(ステップS8:No)。
以下、図7を用いて、2つ目の原文側部分表現を設定する場合について説明する。図7に、部分表現及びダミーヘッドを設定する際の画面の更なる例を示す。図7でも、図6と同様に、画面上には、範囲選択ボタンB1(図7では省略)、第1エディタウィンドウEW−1、第1−2エディタウィンドウEW1−2が表示される。先に作成された第1−1エディタウィンドウEW1−1は、図7では省略されている。なお、画面上の作業空間が不足する場合、ユーザはエディタウィンドウEW1−1を縮小或いはアイコン化することとしてもよい。
ある原文側部分表現の設定処理を終了した際、原文側骨格文表示フレームF2には、それまでの部分表現設定処理に基づいて作成された原文側骨格文が表示される。また、この際には、画面上に、第1−2エディタウィンドウEW1−2は表示されない。この画面において、ユーザは、原文表示フレームF1に表示される原文中から、新たに原文側部分表現として設定したい文字列を選択した後、範囲選択ボタンB1を押下する。
範囲選択ボタンB1が押下されると、2つ目の部分表現の設定指示が部分表現設定部12に出される。さらに、1つ目の部分表現を設定する際と同様に、画面上に第1−2エディタウィンドウEW1−2が表示される。ユーザは、そのエディタウィンドウEW1−2内のダミーヘッド入力欄内の文字列を編集することにより2つ目のダミーヘッドを作成する。ダミーヘッドが作成されると、ユーザは、ダミーヘッド設定指示ボタンを押下する。これにより、ダミーヘッドの設定指示がダミーヘッド設定部13に出される。
ダミーヘッド設定指示ボタンB2が押下されると、第1エディタウィンドウEW1内の原文側骨格文表示フレームに表示される原文中の2つ目の部分表現が、2つ目のダミーヘッドに置換される。3つ目以降の部分表現の設定処理も同様に行われる。また、上記部分表現の設定処理において、設定された部分表現内の文字列を更に、部分表現として設定することも可能である。部分表現中の文字列を更に部分表現として設定する処理は、部分表現の翻訳(後述)の際に行うこととしても良い。
ここで、部分表現とダミーヘッドの対応関係をユーザが把握しやすいように、図7に示す画面上において、互いに対応する部分表現及びダミーヘッドの表示形式を、他の部分表現及びダミーヘッドの表示形式と異なるようにする事としても良い。例えば、カラー表示の場合、部分表現でもダミーヘッドでもない文字列の表示色が例えば黒であり、1つ目の部分表現とその部分表現に対応するダミーヘッドの表示色が例えば赤である場合、2つ目の部分表現とその部分表現に対応するダミーヘッドの表示色を、黒及び赤以外の色、例えば青とする事としても良い。そして、3つ目以降の部分表現とその部分表現に対応するダミーヘッドの表示色も、まだ画面中で文字列を表示するために使用されていない色とする。なお、この表示形式は例示に過ぎない。
以下、具体的に文例を用いて説明する。1つ目の部分表現の設定処理を終了した際、第1エディタウィンドウEW1内の原文表示フレームF1及び原文側骨格文表示フレームF2には、それぞれ、原文0「本発明により・・・(省略)・・・光変調器によって特徴付けられる」及び骨格文「本装置は、光ビームを生成する光ヘッド・アセンブリ、及び光ビームを受光しそれに対し変調信号に応じ変調を与える光変調器によって特徴付けられる」が表示される。
この画面において、原文0中の「光ビームを生成する光ヘッド・アセンブリ、及び光ビームを受光しそれに対し変調信号に応じ変調を与える光変調器」が原文側部分表現2として設定され、さらにその原文側部分表現2のダミーヘッド2として「光変調器」が設定されると、それまで原文側骨格文表示フレームF2に表示されていた原文0中の原文側部分表現2がダミーヘッド2と置換され、その結果、原文側骨格文「本装置は、光変調器によって特徴付けられる」が、原文側骨格文表示フレームF2に表示される。
なお、この説明において設定された原文側部分表現2の文章構造は単純ではないため、この原文側部分表現2内の文字列を更に1以上の部分表現として設定することとしてもよい。この場合についての説明は後述する。
続いて、ユーザから部分表現の設定の終了指示を受けると(ステップS8:Yes)、部分表現を設定する処理は終了される。翻訳部17は、第1エディタウィンドウEW1中の原文側骨格文表示フレームに表示されている骨格文を、最終的な骨格文として取得し、骨格文テーブル23内の骨格文を格納する領域に書き込む(ステップS9)。
続いて、翻訳処理が開始される。翻訳処理は、骨格文及び部分表現のそれぞれについて行われる。まず、図8及び図9に示す表示例を参照しながら、骨格文の翻訳処理について説明する。図8に、部分表現の設定終了後における第1エディタウィンドウEW1の表示例を示す。図8に示すように、第1エディタウィンドウEW1内には、原文表示フレームF1、原文側骨格文表示フレームF2及び翻訳実行指示ボタンB3が表示される。図8において、点線の矢印は、互いに対応する部分表現とダミーヘッドを示す。上記のように、互いに対応する部分表現とダミーヘッドの組は、識別しやすいように、他の組を表示するために用いられている表示形式とも、部分表現でもダミーヘッドでもない文字列を表示するために用いられている表示形式とも異なる表示形式を用いて表示される。従って、ユーザは部分表現とダミーヘッドの対応関係をエディタウィンドウ上で容易に把握する事ができる。
翻訳実行指示ボタンB3が押下されると、翻訳部17は、原文側骨格文の翻訳を行うことにより、翻訳された原文側骨格文、つまり訳文側骨格文を作成する。ここで、上記のステップS2からS8までの処理によって、原文は縮退されて、単純化されているため、機械翻訳を用いて原文をそのまま翻訳する場合よりも精度良く翻訳することが可能となっている。
図9に、原文側骨格文を翻訳した後の第1エディタウィンドウEW1の表示例を示す。図9に示すように、原文側骨格文が翻訳されると、第1エディタウィンドウEW1内に訳文側骨格文を表示する訳文側骨格文表示フレームF3が表示される。図9においても、点線の矢印は、互いに対応する部分表現とダミーヘッドを示す。原文側ダミーヘッドに対応する訳文側ダミーヘッドをユーザが把握しやすいように、訳文側ダミーヘッドは、それに対応する原文側ダミーヘッドと同じ表示形式で表示されることとしても良い。
原文側骨格文には原文側ダミーヘッドが含まれるため、その訳文である訳文側骨格文には翻訳された原文側ダミーヘッド、つまり訳文側ダミーヘッドが含まれる。訳文側骨格文が得られると、翻訳部17は、その訳文側骨格文を骨格文テーブル23内の所定の領域に書き込む。さらに、翻訳部17は、訳文側ダミーヘッドを訳文側骨格文から取得し、それらの訳文側ダミーヘッドを表現テーブル22の所定の領域に書き込む。ID付与部14は、それぞれの取得された訳文側ダミーヘッドに付与するべきIDを作成し、作成したIDを表現テーブル22中のIDを格納するべき領域に書き込む。例えば、図5に示す表現テーブル22の場合、訳文側ダミーヘッドに付与されるIDは、「YDH−(カウント値)」である。カウント値は原文側ダミーヘッドのIDに含まれるため、ID付与部14は、その訳文側ダミーヘッドに対応する原文側ダミーヘッドのIDからカウント値を取得する事ができる。
以下、互いに対応する部分表現とダミーヘッドの表示形式について、具体的に文例を用いて説明する。例えば、原文側骨格文表示フレームF2には、原文側骨格文0「本装置は、光変調器によって特徴付けられる」が、表示されていると仮定する。この原文側骨格文0中には、原文側ダミーヘッド1「本装置」及び原文側ダミーヘッド2「光変調器」が含まれ、それぞれ、他の文字列と異なる表示形式を用いて表示されている。以下、ダミーヘッド1「本装置」は赤色で表示され、ダミーヘッド2「光変調器」は青色で表示されると仮定する。
この原文側骨格文0が翻訳されると、訳文側骨格文表示フレームF3には、それに対応する訳文側骨格文0「This device is characterized by an optical modulator.」が表示される。ここで、原文側ダミーヘッド1「本装置」に対応する訳文側ダミーヘッド1「This device」は、原文側ダミーヘッド1と同じ赤色で表示され、原文側ダミーヘッド2「光変調器」に対応する訳文側ダミーヘッド1「an optical modulator」は、原文側ダミーヘッド2と同じ青色で表示される。
次に、図10及び図11を用いて部分表現の翻訳処理について説明する。図10に、ダミーヘッドの設定後における第1エディタウィンドウEW1−1の表示例を示す。図10に示すように、ダミーヘッドの設定後、第1−1エディタウィンドウEW1−1内には、そのダミーヘッドに対応する原文側部分表現及び訳文入力ボタンB5が表示される。エディタウィンドウEW1−1に表示される原文側部分表現と、エディタウィンドウEW1に表示される原文側骨格文中のその原文側部分表現に対応するダミーヘッドは、同じ表示形式、例えば同じ表示色を用いて表示される。従って、ユーザは、エディタウィンドウEW1−1中の原文側部分表現が原文側骨格文中のどのダミーヘッドに対応するのか、画面中で容易に把握することができる。
訳文入力ボタンB5が押下されると、第1−1エディタウィンドウEWは、図11に示すように変化する。図11に示すように、第1−1エディタウィンドウEW1−1内に、翻訳された原文側部分表現、つまり訳文側部分表現を入力する入力欄及び翻訳完了ボタンB6が表示される。ユーザは、原文側部分表現を翻訳して、この入力欄にその翻訳結果を入力し、翻訳完了ボタンB6を押下する。
翻訳完了ボタンB6が押下されると、翻訳部17は、訳文側部分表現を第1−1エディタウィンドウEW1−1から取得し、その訳文側部分表現を表現テーブル22の所定の領域に書き込む。ID付与部14は、その訳文側部分表現に付与するべきIDを作成し、作成したIDを表現テーブル22中のIDを格納するべき領域に書き込む。例えば、図5に示す表現テーブル22の場合、訳文側部分表現に付与されるIDは、「YBH−(カウント値)」である。カウント値は原文側部分表現のIDに含まれるため、ID付与部14は、その訳文側部分表現に対応する原文側部分表現のIDからカウント値を取得する事ができる。その後、第1−1エディタウィンドウEW1−1は、画面上から消滅する。これにより、その部分表現の翻訳処理は終了する。
なお、訳文入力ボタンB5の代わりに、翻訳実行指示ボタンB3を採用することとしてもよい。この場合、翻訳実行指示ボタンB3が押下されると、翻訳部17は、原文側部分表現の翻訳を行うことにより、訳文側部分表現を作成する。ここで、部分表現は原文よりも短く、単純な文章構造をもつため、機械翻訳を用いて比較的精度良く翻訳することが可能である。
以下、具体的に文例を用いて説明する。図10に示す表示例において、例えば、原文側部分表現1「本発明により提供された統合型光送信装置」が、第1−1エディタウィンドウEW1−1に表示されていると仮定する。
図10中の訳文入力ボタンB5又は翻訳実行指示ボタンB3が押下され、この原文側部分表現1の翻訳結果が得られると、図11に示す表示例の第1−1エディタウィンドウEW1−1内に、訳文側部分表現1「An integrated optical transmitter provided in accordance with the present invention」が表示される。翻訳完了ボタンB6が押下されると、翻訳部17は、この訳文側部分表現1を取得する。
以上のようにして、訳文側骨格文及び訳文側部分表現が得られる。続いて、訳文側置換部18は、訳文側骨格文中のダミーヘッドを訳文側部分表現と置換する(ステップS11)。この置換処理は以下のようにして行われる。まず、訳文側置換部18は、取得された訳文側部分表現に対応する訳文側ダミーヘッドを表現テーブル22から取得する。例えば、訳文側置換部18は、得られた訳文側部分表現のIDと同じカウント値を有するIDを持つ訳文側ダミーヘッドを表現テーブル22から取得する。続いて、訳文側置換部は、第1エディタウィンドウEW1に表示される訳文側骨格文中に含まれる、取得された訳文側ダミーヘッドと同じ文字列を、その訳文側ダミーヘッドに対応する訳文側部分表現と置換する。
訳文側骨格文中に複数の訳文側ダミーヘッドが含まれる場合、上記の原文側部分表現の翻訳及び置換処理は、全ての原文側部分表現について処理が終了するまで繰り返される。
例えば、上記例の場合、原文0について、原文側部分表現1及び原文側部分表現2が設定されている。従って、上記の原文側部分表現の翻訳及び置換処理は、原文側部分表現1及び原文側部分表現2のそれぞれについて行われる。
ここで、原文側部分表現の文書構造が比較的複雑な場合がありうる。この場合、上記ステップS2からS8と同様の手順を行う事により、原文側部分表現2内の文字列を更に1以上の部分表現として設定することが可能である。
より具体的な手順は、以下のようになる。上記のように、画面上には、範囲指定ボタンB1が表示されている。ユーザは、図10に示すダミーヘッド設定後の第1−iエディタウィンドウEW1−iに表示される部分表現中から、更に短い部分表現として設定したい文字列を選択した後、範囲選択ボタンB1を押下する。これにより、図6を用いて説明したように画面が遷移する。画面の指示に従って、ユーザはダミーヘッドを入力し、設定する。
以下、具体的に文例を用いて説明する。図10に示す表示例において、例えば、原文側部分表現2「光ビームを生成する光ヘッド・アセンブリ、及び光ビームを受光しそれに対し変調信号に応じ変調を与える光変調器」が、第1−2エディタウィンドウEW1−2に表示されていると仮定する。ユーザは、まず、エディタウィンドウEW1−2に表示されている原文側部分表現中から、更に原文側部分表現として設定したい文字列「光ビームを生成する光ヘッド・アセンブリ」を選択した後、範囲選択ボタンB1を押下する。
範囲選択ボタンB1が押下されると、部分表現の設定指示が部分表現設定部12に出力される。第1−2エディタウィンドウEW1−2中に原文側骨格文表示フレームF2が作成され、その原文側骨格文表示フレームF2には原文側部分表現2が表示される。さらに、第1−2−1エディタウィンドウEW1−2−1が画面上に表示される(不図示)。第1−2−1エディタウィンドウEW1−2−1は、図6に示す第1−1エディタウィンドウEW1−1と同様である。以下、図6を用いて説明した場合と同様にしてダミーヘッドを設定し、さらに、原文側部分表現2中の部分表現2−1をそれに対応するダミーヘッド2−1と置換する。また、原文側部分表現2中に2以上の部分表現を設定したい場合、上記部分表現及びダミーヘッドの設定処理を繰り返すことにより、原文側部分表現2の原文側骨格文2を作成する。
このように原文0の原文側部分表現2内に、さらに原文側部分表現2−i及びそれに対応する原文側ダミーヘッド2−iを設定した場合、原文全体の訳文は、以下のような再帰的な翻訳・置換処理を経て得ることができる。
1)原文側部分表現2の原文側骨格文2の訳文である訳文側骨格文2を作成する。なお、厳密には、原文側部分表現2の原文側骨格文2は「文(sentence)」ではなく、部分表現である。
2)訳文側骨格文2中から、原文側ダミーヘッド2−iに対応する訳文側ダミーヘッド2−iを取得する。
3)原文側部分表現2−iを翻訳することにより、訳文側部分表現2−iを取得する。
4)訳文側骨格文2中の全ての訳文側ダミーヘッド2−iを、訳文側部分表現2−iと置換することにより、原文側部分表現2全体の訳文である訳文側部分表現2を取得する。
5)原文0の訳文側骨格文0中の、訳文側部分表現2に対応する訳文側ダミーヘッド2を、訳文側部分表現2と置換する。訳文側骨格文0中に他の原文側部分表現に対応する訳文側ダミーヘッドが含まれる場合は、それらの全ても、対応する訳文側部分表現2と置換する。
全ての原文側部分表現について翻訳及び置換処理が終了すると、原文全体の訳文が得られるため、処理は終了する。
以上、説明したように、翻訳支援装置10によれば、原文中の意味的にまとまりのある要素である原文側部分表現を、より短い表現である原文側ダミーヘッドに置き換えることにより、原文を縮退させる。置き換えのために、ID付与部14は、原文側部分表現とそれに対応する原文側ダミーヘッドとをIDを用いて関連付ける。続いて、縮退させた原文を翻訳し、翻訳後の縮退された原文中のダミーヘッド、つまり訳文側ダミーヘッドを取得する。さらに、個々の原文側部分表現を翻訳することにより、それぞれに対応する訳文側部分表現を取得する。その際に、ID付与部14は、原文中の原文側部分表現と、それに対応する原文側ダミーヘッド、それに対応する訳文側部分表現、それに対応する訳文側ダミーヘッドとを、IDを用いて関連付ける。最後に、それらのIDに基づいて、縮退させた原文の訳文に含まれる訳文側ダミーヘッドを、それぞれに対応する訳文側部分表現に置き換えることにより原文全体の訳文を完成させる。従って、ユーザは、各原文側部分表現の翻訳が完成した時点で自動的に原文全体の訳文が完成できることになる。
ここで、原文の縮退又は置換の過程は、翻訳支援装置10によってIDを用いて管理されるため、ユーザは、各訳文側部分表現を繋ぎ合わせて原文全体の訳文を完成させる際に、置換及び翻訳の履歴を意識する必要はない。
以下、翻訳支援装置の変形例について説明する。例えば、上記の翻訳支援装置10は、図2に示す構成に加えて、更に、対訳文データベース及び翻訳メモリ装置を備えることとしてもよい。対訳文データベース及び翻訳メモリ装置については、例えば上記の日本公開特許公報特開2002−278964等に開示されている。
上記構成を有する翻訳支援装置によれば、翻訳実行指示ボタンB3が押下されると、翻訳部17が翻訳を行う。その際に、翻訳メモリ装置は、翻訳実行指示ボタンが押下された際にエディタウィンドウ内に表示されている原文側骨格文又は原文側部分表現を取得し、取得された原文側骨格文又は原文側部分表現を検索入力文として対訳文データベースを検索することにより、検索入力文の一部と一致する部分を持つ対訳文を取得する。翻訳部17による機械翻訳の結果及び、対訳文データベースから取得された対訳文は、共に画面上に表示される。これにより、ユーザは、機械翻訳の結果と対訳文とを参照しながら適宜編集を行う事により、最終的な訳文を決定する事が可能となる。
また、上記変形例に係わる翻訳支援装置内は、さらに対訳文作成部を備えることとしてもよい。この対訳文作成部についても、例えば上記の日本公開特許公報特開2002−278964等に開示されている。対訳文作成部は、検索入力文と最終的に得られたその検索入力文の翻訳結果とを用いて対訳文を作成し、その対訳文を対訳文データベースに書き込む。この場合、対訳文は、原文側部分表現と対訳側部分表現を対比させた情報となる。これにより、対訳文作成部は、原文側部分表現の翻訳結果を対訳文データベースに蓄積させる。上記翻訳メモリ装置は、次回以降の検索の際には、このように更新される対訳文データベースから、検索入力文中の文字列と―致する文字列を含む対訳文を取得する。その対訳文中の一致した文字列に対応する部分訳は、翻訳部17による訳文中に採用される。なお、上述のように、検索入力文は、基本的に原文側骨格文又は原文側部分表現であるが、原文全体としてもよい。これにより、翻訳部17と翻訳メモリ装置を連携させ、翻訳作業の効率を向上させることが可能となる。ここで、表現テーブル22が対訳文データベースを兼ねる構成とすることとしても良い。
また、対訳文データベースの検索結果が表示される際、入出力制御部19は、検索入力文と検索された対訳文とで一致する文字列を強調して表示することとしてもよい。
さらに、翻訳部17は、検索入力文を翻訳する際に、翻訳メモリ装置による検索の結果得られた対訳文中において、検索入力文中の文字列と一致した文字列の部分訳を、その検索入力文の訳文中に自動的に挿入することとしてもよい。或いは、検索の結果、検索入力文中の文字列と一致した文字列を含む対訳文が複数取得された場合、翻訳部17は、ユーザによって選択された対訳文において用いられている翻訳表現を、訳文中に挿入することとしてもよい。
或いは、対訳文作成部は、作成した対訳文を対訳文データベースに書き込む際に、登録日時も共に書き込むこととしても良い。そして、検索の結果、検索入力文中の文字列と一致した文字列を含む対訳文が複数取得された場合、翻訳部17は、最も新しい登録日時を有する対訳文において用いられている翻訳表現を、訳文中に挿入することとしてもよい。
また、或いは、検索の結果、検索入力文中の文字列と一致した文字列を含む対訳文が複数取得された場合、翻訳部17は、それらの対訳文中に含まれる文字列の間に包含関係があるか否か判定し、包含関係がある場合、一致した文字列中の文字数が最も多い対訳文において用いられている翻訳表現を、訳文中に挿入することとしてもよい。そして、入出力制御部19は、その最も長い文字列中に含まれる文字列に対応する部分を強調して表示することとしてもよい。
また、翻訳支援装置において、原文と、最終的に得られた訳文とを対比させて表示する際に、入出力制御部19は、原文及び訳文中において、対訳文に基づいて翻訳された部分を強調して表示させることとしてもよい。なお、原文と訳文を対比させて表示する際ではなく、原文側部分表現と訳文側部分表現を対比させて表示する際に上記強調表示を採用することとしてもよい。強調表示の方式として、例えば、下線付け、及び表示色の変更等が挙げられる。
図12に、原文とその訳文とを対比させて表示する場合の表示例を示す。図12において、結果表示画面、ビュー表示画面、手編集ウィンドウ及び訳例検索結果保存画面が示されている。結果表示画面には、最終的に得られた、その原文の訳文とが対比されて表示される。手編集ウィンドウには、原文側部分表現中と、その訳文側部分表現とが対比されて表示される。ビュー表示画面には、入力された原文が含まれる文書全体が表示される。訳例検索結果保存画面には、原文側部分表現を検索入力文として翻訳メモリ装置によって対訳文データベースから取得された対訳文が常時表示される。
図12内の手編集ウィンドウにおいて、原文側部分表現中と、その訳文側部分表現中において、下線を付与することにより強調して表示されている文字列は、翻訳メモリ装置によって取得された対訳文に基づいて翻訳された部分を示す。ここで、入出力制御部19は、更に、強調して表示されている文字列に、その文字列を翻訳する際に用いられた対訳文が格納されている対訳文データベース上の位置へのリンクを埋め込むこととしてもよい。これにより、ユーザは、リンクをたどることによって、その訳文を作成する際に使用された対訳文を容易に参照することが可能となる。
また、さらに、上記構成において、入出力制御部19は、完成した訳文中で、翻訳部17によって翻訳された部分を強調して表示することとしてもよい。
また、さらに、上記構成において、入出力制御部19は、完成した訳文中で、翻訳部17によって翻訳された部分と、対訳文に基づいて翻訳された部分と、ユーザによって編集された部分とを、ユーザが識別できるように、それぞれを異なる表示方法を用いて表示することとしてもよい。
なお、上記原文側部分表現の翻訳結果を蓄積して格納する対訳文データベースを、ネットワークに接続された複数の翻訳支援装置間で共有することとしてもよい。これにより、同じネットワークに接続された翻訳支援装置のユーザが、別の翻訳支援装置のユーザによる翻訳作業の結果を利用することが可能となる。また、対訳文データベースを複数の翻訳支援装置間で共有する場合において、対訳文を対訳文データベースに書き込む際に、その対訳文の書き込み指示を出した翻訳支援装置を識別する装置識別子をその対訳文とともに書き込むこととしても良い。そして、翻訳部17は、翻訳メモリ装置による検索の結果、複数の対訳文が得られた場合、その翻訳部17が属する翻訳支援装置の識別子を有する対訳文において用いられている翻訳表現を、訳文中に優先的に採用することとしてもよい。
なお、上記翻訳支援装置において、装置識別子の代わりに装置のユーザを識別するユーザ識別子を用いることとしても良い。また、さらには、上記翻訳支援装置においてユーザを識別するユーザ識別子を用いる場合、各ユーザに優先順位を与えることとしてもよい。そして、翻訳部17は、高い優先順位を与えられたユーザのユーザ識別子を有する対訳文において用いられている翻訳表現を、訳文中に優先的に採用する。
上記において説明した翻訳支援装置10及びその変形例に係わる翻訳支援装置は、コンピュータを用いて構成することができる。以下、コンピュータの構成について、図13を用いて説明する。
図13に示すようにコンピュータ30は、CPU31、メモリ32、入力装置33、出力装置34、外部記憶装置35、媒体駆動装置36、及びネットワーク接続装置37を備え、それらはバス38により互いに接続されている。
メモリ32は、例えば、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等を含み、処理に用いられるプログラムとデータを格納する。原文格納部21、表現テーブル22、骨格文テーブル23、訳文格納部24又は対訳文データベースから読み出されたレコードは、一時的にメモリ32に格納される。また、翻訳支援装置10を構成する原文受付部11、部分表現設定部12、ダミーヘッド設定部13、ID付与部14、カウンタ15、原文側置換部16、翻訳部17及び訳文側置換部18は、コンピュータ30のメモリ32の特定のプログラムコードセグメントにプログラムとして格納される。変形例に係わる翻訳支援装置の場合、更に、対訳文作成部及び翻訳メモリ装置も、コンピュータ30のメモリ32の特定のプログラムコードセグメントにプログラムとして格納される。なお、翻訳支援装置10及びその変形例によって行われる処理は、図を用いて既に説明した。
CPU31は、メモリ32を利用して上述のプログラムを実行することにより、必要な処理を行う。
入力装置33は、例えば、キーボード、ポインティングデバイス、タッチパネル等であり、ユーザからの指示や情報の入力に用いられる。出力装置34は、例えば、ディスプレイやプリンタ等であり、コンピュータのユーザへの問い合わせ、処理結果等の出力に用いられる。入力装置33及び出力装置34は、図2の入出力部20に対応する。
外部記憶装置35は、例えば、磁気ディスク装置、光ディスク装置、光磁気ディスク装置等である。外部記憶装置35は、原文格納部21、表現テーブル22、骨格文テーブル23、訳文格納部24及び対訳文データベースを実現する。さらに、上述のプログラムをコンピュータ30の外部記憶装置35に保存しておき、必要に応じて、それらをメモリ32にロードして使用することもできる。
媒体駆動装置36は、可搬記録媒体39を駆動し、その記録内容にアクセスする。可搬記録媒体39としては、メモリカード、メモリスティック、フロッピーディスク、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)、光ディスク、光磁気ディスク、DVD(Digital Versatile Disk)等、任意のコンピュータ読み取り可能な記録媒体が用いられる。この可搬記録媒体39に上述のプログラムを格納しておき、必要に応じて、それをコンピュータ30のメモリ32にロードして使用することもできる。
ネットワーク接続装置37は、LAN、WAN等の任意のネットワーク(回線)を介して外部の装置を通信し、通信に伴うデータ変換を行う。また、必要に応じて、上述のプログラムを外部の装置から受け取り、それをコンピュータ30のメモリ32にロードして使用することもできる。
図14は、図13に示すコンピュータへのプログラム及びデータのローディングを説明している。
上述の実施形態において説明した翻訳支援装置10及びその変形例に相当する機能をコンピュータに行わせるためには、上述のプログラムを、コンピュータで読み取り可能な記録媒体39に予め記憶させておく。そして、図14に示すようにしてその記録媒体39からプログラムをコンピュータに読み出させて、そのコンピュータのメモリ32や外部記憶装置35に一旦格納させ、この格納されたプログラムをそのコンピュータの有するCPU31に読み出させて実行させるように構成すればよい。
また、サーバ40が有するDBから、ネットワークNを介して、上記のプログラムをコンピュータ30にダウンロードすることとしてもよい。この場合、例えば、サーバ40では、プログラムを表現するプログラム・データをプログラム・データ・シグナルに変換し、モデムを用いて変換されたプログラム・データ・シグナルを変調することにより伝送信号を得て、得られた伝送信号をネットワークN(伝送媒体)に出力する。プログラムを受信するコンピュータ30では、モデムを用いて受信した伝送信号を復調することにより、プログラム・データ・シグナルを得て、得られたプログラム・データ・シグナルを変換することにより、プログラム・データを得る。なお、サーバ40と受信側のコンピュータ30の間を接続する通信回線31(伝送媒体)がデジタル回線の場合、プログラム・データ・シグナルを通信することも可能である。
以上、本発明の実施形態及び変形例について説明したが、本発明は上述した実施形態及び変形例に限定されるものではなく、他の様々な変更が可能である。
以上のように、本発明に係わる翻訳支援技術は、自動翻訳装置、ネットワークを介した自動翻訳サービス等に有用である。

Claims (13)

  1. ある言語の原文を他の言語へ翻訳する処理を支援する翻訳支援装置であって、
    原文中に含まれる文字列を第1の原文側部分表現として設定する部分表現設定手段と、
    前記第1の原文側部分表現を代表する文字列を第1の原文側ダミーヘッドとして設定するダミーヘッド設定手段と、
    前記原文中の前記第1の原文側部分表現を前記第1の原文側ダミーヘッドと置換することにより、第1の原文側骨格文を作成する原文側置換手段と、
    翻訳された前記第1の原文側骨格文である第1の訳文側骨格文、及び翻訳された前記第1の原文側部分表現である第1の訳文側部分表現を取得する訳文取得手段と、
    前記第1の訳文側骨格文中の、翻訳された前記第1の原文側ダミーヘッドである第1の訳文側ダミーヘッドを、前記第1の訳文側部分表現と置換することにより、前記原文の訳文を作成する訳文側置換手段と、
    を備えることを特徴とする翻訳支援装置。
  2. 前記ダミーヘッドは、前記第1の原文側部分表現を意味的或いは統語論的に代表し、且つ、前記第1の原文側部分表現よりも短い文字列である、
    ことを特徴とする請求項1に記載の翻訳支援装置。
  3. 前記原文側部分表現は、前記原文を表示するウィンドウと異なるウィンドウに出力されるように出力装置を制御する出力制御手段を更に備える、
    ことを特徴とする請求項1に記載の翻訳支援装置。
  4. 前記部分表現設定手段は、更に、前記第1の原文側部分表現内に含まれる文字列を、第2の原文側部分表現として設定し、
    前記ダミーヘッド設定手段は、更に、前記第2の原文側部分表現を代表する文字列を第2の原文側ダミーヘッドとして設定し、
    前記原文側置換手段は、更に、前記第1の原文側部分表現内の前記第2の原文側部分表現を前記第2の原文側ダミーヘッドと置換することにより、第2の原文側骨格文を作成し、
    前記訳文取得手段は、更に、翻訳された前記第2の原文側骨格文である第2の訳文側骨格文、及び翻訳された前記第2の原文側部分表現である第2の訳文側部分表現を取得し、
    前記訳文側置換手段は、更に、前記第2の訳文側骨格文中の、翻訳された前記第2の原文側ダミーヘッドである第2の訳文側ダミーヘッドを、前記第2の訳文側部分表現と置換することにより、前記第1の訳文側部分表現を作成する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の翻訳支援装置。
  5. 前記第1の原文側部分表現、前記第1の原文側ダミーヘッド、前記第1の訳文側部分表現及び前記第1の訳文側ダミーヘッドのそれぞれに対し、各々を識別する識別子を付与する識別子付与手段を更に備え、
    前記第1の原文側部分表現、前記第1の原文側ダミーヘッド、前記第1の訳文側部分表現及び前記第1の訳文側ダミーヘッドは、前記識別子を用いて互いに対応付けられ、
    前記原文側置換手段及び前記訳文側置換手段は、前記識別子に基づいて、前記置換を行う、
    ことを特徴とする請求項1に記載の翻訳支援装置。
  6. 原文側部分表現が指定されるごとに、インクリメントする計数手段を更に備え、
    前記識別子付与手段は、前記計数手段の計数値に基づいて前記識別子を作成する、
    ことを特徴とする請求項5に記載の翻訳支援装置。
  7. 原文側部分表現及びその原文側部分表現の訳文側部分表現を対応付けることにより対訳文情報を作成する対訳文作成手段と、
    前記対訳文情報を蓄積して格納する対訳文格納手段と、
    前記対訳文格納手段から第3の原文側部分表現と少なくとも一部が一致する原文側部分表現を有する対訳文情報を検索する検索手段と、
    を更に備え、
    前記検索された前記対訳文情報は、前記第3の原文側部分表現に対応する第3の訳文側部分表現を取得する際に使用される、
    ことを特徴とする請求項1に記載の翻訳支援装置。
  8. 前記原文側部分表現及び前記訳文側部分表現において、前記対訳文情報に基づいて翻訳された文字列を強調させて出力させるように出力装置を制御する出力制御手段を更に備える、
    ことを特徴とする請求項7に記載の翻訳支援装置。
  9. 機械翻訳を行う翻訳手段を更に備え、
    前記出力制御手段は、更に、原文側部分表現及び前記訳文側部分表現中で、前記翻訳手段によって翻訳された文字列を強調させて出力させるように出力装置を制御する、
    ことを特徴とする請求項8に記載の翻訳支援装置。
  10. 前記対訳文格納手段は、ネットワークを介して接続された複数の翻訳支援装置によって共有される、
    ことを特徴とする請求項6に記載の翻訳支援装置。
  11. コンピュータに、ある言語の原文を他の言語へ翻訳する処理を支援する制御を行わせるプログラムであって、
    原文中に含まれる文字列を第1の原文側部分表現として設定し、
    前記第1の原文側部分表現を代表する文字列を第1の原文側ダミーヘッドとして設定し、
    前記原文中の前記第1の原文側部分表現を前記第1の原文側ダミーヘッドと置換することにより、第1の原文側骨格文を作成し、
    翻訳された前記第1の原文側骨格文である第1の訳文側骨格文、及び翻訳された前記第1の原文側部分表現である第1の訳文側部分表現を取得し、
    前記第1の訳文側骨格文中の、翻訳された前記第1の原文側ダミーヘッドである第1の訳文側ダミーヘッドを、前記第1の訳文側部分表現と置換することにより、前記原文の訳文を作成する、
    ことを含む処理を前記コンピュータに実行させるプログラム。
  12. コンピュータに、ある言語の原文を他の言語へ翻訳する処理を支援する制御を行わせるプログラムを記録する、前記コンピュータによって読み取り可能な記録媒体であって、
    原文中に含まれる文字列を第1の原文側部分表現として設定し、
    前記第1の原文側部分表現を代表する文字列を第1の原文側ダミーヘッドとして設定し、
    前記原文中の前記第1の原文側部分表現を前記第1の原文側ダミーヘッドと置換することにより、第1の原文側骨格文を作成し、
    翻訳された前記第1の原文側骨格文である第1の訳文側骨格文、及び翻訳された前記第1の原文側部分表現である第1の訳文側部分表現を取得し、
    前記第1の訳文側骨格文中の、翻訳された前記第1の原文側ダミーヘッドである第1の訳文側ダミーヘッドを、前記第1の訳文側部分表現と置換することにより、前記原文の訳文を作成する、
    ことを含む処理を前記コンピュータに実行させるプログラムを記録する記録媒体。
  13. コンピュータが、ある言語の原文を他の言語へ翻訳する処理を支援する翻訳支援方法であって、
    原文中に含まれる文字列を第1の原文側部分表現として設定し、
    前記第1の原文側部分表現を代表する文字列を第1の原文側ダミーヘッドとして設定し、
    前記原文中の前記第1の原文側部分表現を前記第1の原文側ダミーヘッドと置換することにより、第1の原文側骨格文を作成し、
    翻訳された前記第1の原文側骨格文である第1の訳文側骨格文、及び翻訳された前記第1の原文側部分表現である第1の訳文側部分表現を取得し、
    前記第1の訳文側骨格文中の、翻訳された前記第1の原文側ダミーヘッドである第1の訳文側ダミーヘッドを、前記第1の訳文側部分表現と置換することにより、前記原文の訳文を作成する、
    ことを含むことを特徴とする翻訳支援方法。
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