JP6926175B2 - 表示支援装置、方法およびプログラム - Google Patents

表示支援装置、方法およびプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP6926175B2
JP6926175B2 JP2019215343A JP2019215343A JP6926175B2 JP 6926175 B2 JP6926175 B2 JP 6926175B2 JP 2019215343 A JP2019215343 A JP 2019215343A JP 2019215343 A JP2019215343 A JP 2019215343A JP 6926175 B2 JP6926175 B2 JP 6926175B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
unit
character string
divided character
role
label
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2019215343A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2020057401A (ja
Inventor
明子 坂本
明子 坂本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority claimed from JP2016052394A external-priority patent/JP2017167805A/ja
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2019215343A priority Critical patent/JP6926175B2/ja
Publication of JP2020057401A publication Critical patent/JP2020057401A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6926175B2 publication Critical patent/JP6926175B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明の実施形態は、表示支援装置、方法およびプログラムに関する。
音声認識結果を字幕表示する場面としては、例えば、会議において音声を聞き取ることができず内容の理解が難しい会議参加者に対し、情報保証を目的として音声認識結果を字幕表示する場面がある。また、翻訳結果を字幕表示する場面としては、異なる言語を母語とする参加者が集う会議で用いられる会議システムなどにおいて、異なる言語間での機械翻訳結果または人手による翻訳結果を字幕表示する場面がある。
上述のように字幕表示する際に、内容の進行とともに字幕が順次切り替わったり、既に表示されている古い字幕が新たに表示される字幕によって少しずつ画面外へ押し出されたりするような表示を行う場合、利用者が字幕を見ることができる時間は限られる。そのため、字幕の内容を明確にしたり翻訳の質を高めたりするために、字幕表示される音声認識結果または翻訳結果の文を分割する技術がある。
特開2007−18098号公報
しかし、実際の運用において、分割された音声認識結果または翻訳結果の文をそのまま表示しただけでは、字幕の構成要素間の区切りがわかりにくい。さらに、文構造を解析しきれないために、字幕の内容を参照するユーザの理解が追いつかず、情報伝達に支障が生じる場合がある。
本開示は、上述の課題を解決するためになされたものであり、内容の理解を支援することができる表示支援装置、方法およびプログラムを提供することを目的とする。
本実施形態に係る表示支援装置は、取得部、第1処理部、第2処理部および表現制御部を含む。取得部は、文字列を取得する。第1処理部は、前記文字列を意味のまとまりを表す単位である第1単位で分割し、複数の分割文字列を生成する。第2処理部は、前記文字列について前記第1単位よりも大きい単位である第2単位を検出する。表示制御部は、前記複数の分割文字列を表示させる場合に前記第1単位および前記第2単位を区別する表示制御を行う。
第1の実施形態に係る表示支援装置を示すブロック図。 第1処理部が参照するテーブルの一例を示す図。 第1処理部の処理結果の一例を示す図。 第2処理部が参照するテーブルの一例を示す図。 第2処理部の処理結果の一例を示す図。 第1の実施形態に係る表示制御部の動作を示すフローチャート。 第1の実施形態に係る表示制御部に係る表示制御の具体例を示す図。 表示制御部における表示制御の第1の別例を示す図。 表示制御部における表示制御の第2の別例を示す図。 第2の実施形態に係る表示支援装置を示すブロック図。 表現変換部で参照される変換パターンの一例を示す図。 表現変換部の処理結果の一例を示す図。 第2の実施形態に係る表示制御部による表示制御の具体例を示す図。 第3の実施形態に係る表示支援装置を示すブロック図。 翻訳部の処理結果の一例を示す図。 第3の実施形態に係る表示制御部による表示制御の具体例を示す図。 第1言語の分割文字列の区切り位置が変わる第1例に関する日英翻訳の場合の機械翻訳例を示す図。 第1言語の分割文字列の区切り位置が変わる第1例に関する日中翻訳の場合の機械翻訳例を示す図。 第1言語の分割文字列の区切り位置が変わる第2例に関する日中翻訳の場合の機械翻訳例を示す図。 第1言語の分割文字列の区切り位置が変わる第2例に関する日英翻訳の場合の機械翻訳例を示す図。 日英翻訳の場合における翻訳部の処理結果の別例を示す図。 日中翻訳の場合における翻訳部の処理結果の別例を示す図。 第4の実施形態に係る表示支援装置を示すブロック図。 語順決定部で参照する語順決定規則の第1例を示す図。 語順決定部の処理結果の一例を示す図。 第4の実施形態に係る表示制御部による表示制御の具体例を示す図。 第5の実施形態に係る第1処理部の処理結果の一例を示す図。 第5の実施形態に係る表示制御部の動作を示すフローチャート。 第5の実施形態に係る表示制御部による表示制御の具体例を示す図。 第5の実施形態の第1の変形例に係る表示制御部の動作を示すフローチャート。 第5の実施形態の第1の変形例に係る表示制御部による表示制御の具体例を示す図。 第5の実施形態の第2の変形例に係る表示制御部の動作を示すフローチャート。 第5の実施形態の第2の変形例に係る表示制御部による表示制御の具体例を示す図。 表現変換部により表現が変換された場合の処理の別例を示す図。 図30に示す処理についての表示制御の具体例を示す図。
以下、図面を参照しながら本実施形態に係る表示支援装置、方法およびプログラムについて詳細に説明する。なお、以下の実施形態では、同一の参照符号を付した部分は同様の動作を行うものとして、重複する説明を適宜省略する。
(第1の実施形態)
第1の実施形態に係る表示支援装置について図1のブロック図を参照して説明する。 第1の実施形態に係る表示支援装置100は、取得部101、第1処理部102、第2処理部103および表示制御部104を含む。
取得部101は、ユーザからの入力に基づいて入力文字列を取得する。ユーザからの入力としては、キーボード入力、手書き文字認識および音声を受け付けるマイク入力など、一般的に用いられる様々な方法が適用できる。
ユーザからの入力が音声による場合、取得部101は、音声の音声認識結果の文字列を入力文字列として取得し、さらにポーズ情報も併せて取得する。取得部101は、音声中の無音期間が一定時間以上続く状態をポーズ情報として取得すればよい。また、取得部101は、マイク入力の際にボタンを押下してから音声の入力を開始するような設定の場合、ボタンのオンオフなどを検出することによりポーズ情報を取得してもよい。
また、ユーザからの入力がキーボード入力や手書き文字認識処理などのテキスト入力による場合、取得部101は、確定情報を入力文字列と併せて取得する。取得部101は、エンターキーの押下、または、句点およびピリオドなどの入力を確定情報として取得すればよい。また、取得部101は、ユーザインタフェースに入力確定ボタンなど入力の確定を行う画面表示があれば、当該表示をタッチしたことまたはマウスなどでクリックしたことを確定情報として取得してもよい。
第1処理部102は、取得部101から入力文字列とポーズ情報または確定情報とを受け取る。第1処理部102は、入力文字列に対して形態素解析を行い、ポーズ情報または確定情報に基づいて、形態素解析した入力文字列を意味のまとまりを表す言語単位である第1言語単位(単に第1単位ともいう)で分割し、複数の分割文字列を生成する。
形態素解析には、CKY法や最長一致法といった一般的なあらゆる形態素解析の技術を用いることができる。なお、取得部101で取得した入力文字列に既に形態素解析結果に関する情報が付与されている場合には、第1処理部102は形態素解析を行わなくともよい。
第1処理部102は、それぞれの分割文字列に役割ラベルを付与する。役割ラベルには、例えば、格要素となる句を用いる場合の格の種別を示すラベル、単文であることを示すラベル、文末とされる時制のついた動詞句を用いる場合の文末に位置する句を示すラベル、文の構成や前後関係を示す接続詞、副詞またこれらに相当する表現を用いる場合の前後関係を示すラベル、並列の要素を用いる場合に並列の要素であることを示すラベル、ポーズを1つの第1言語単位として用いる場合のポーズを示すラベルが挙げられる。
第2処理部103は、第1処理部102から役割ラベルが付与された複数の分割文字列を受け取る。第2処理部103は、分割文字列から第1言語単位よりも大きい言語単位である第2言語単位(単に第2単位ともいう)を検出する。第2処理部103は、第2言語単位の末尾となる分割文字列に対し、末尾ラベルを付与する。末尾ラベルは、例えば、文節の末尾(節末ともいう)または文の末尾(文末ともいう)であることを示すラベル、重文であることを示すラベルが挙げられる。第2処理部103は、入力される分割文字列に付与された第1言語単位のラベルおよびポーズの並びを検出して、節末および文末などを判定し、該当する分割文字列に末尾ラベルを付与すればよい。
表示制御部104は、第2処理部103から役割ラベル(および末尾ラベル)が付与された複数の分割文字列を受け取る。表示制御部104は、役割ラベルおよび末尾ラベルに基づいて、複数の分割文字列を表示させる場合に、第1言語単位および第2言語単位を区別する表示制御を行う。表示制御は、複数の分割文字列間の関係が区別でき、ユーザにとってわかりやすくなるように表示させる制御であれば何でもよい。例えば、ディスプレイなどに複数の分割文字列を表示する際に、第1言語単位を区別するためにインデント(字下げ)表示したり、フォントの色を変更したり、下線を引くまたは斜体にするなどの装飾を施したり、第2言語単位の末尾となる分割文字列を表示した後に空行を入れたりまたは区切り線を引いたり、表示した第1言語単位を囲むようないわゆる吹き出しなどの図形を描画したりすることが挙げられる。表示制御の詳細については後述する。
次に、第1処理部102が参照するテーブルの一例について図2に示す。
図2に示すテーブル200には、第1言語単位検出パターン201と役割ラベル202とがそれぞれ対応付けられて格納される。
第1言語単位検出パターン201は、入力文字列を第1言語単位で分割するためのパターンであり、ここでは、入力文字列が句として区切られるときに文頭に出現する文字列のパターン、および、入力文字列が句として区切られるときに末尾に出現する文字列のパターンを示す。役割ラベル202は、第1言語単位検出パターン201の特徴を表すラベルを示し、ここでは格の種別を示すラベルである。第1処理部102は、入力文字列の形態素解析結果となる文字列である形態素列が、第1言語単位検出パターン201と一致するかどうかを判定する。形態素列が第1言語単位検出パターン201と一致すると判定される場合、第1処理部102は、形態素列の末尾を区切り位置とすることで分割文字列を生成し、一致した第1言語単位検出パターン201に対応する役割ラベル202を付与する。
具体的には、例えば、第1言語単位検出パターン201「文頭/最初/に」と役割ラベル202「[sentence adverb]」とが対応付けられる。なお、図2において、第1言語単位検出パターン201における「文頭」は、ポーズ情報または確定情報の直後を参照すればよく、「内容語」は、入力文字列に出現する文字列を示す。
なお、分割文字列の末尾に位置する形態素の直後にポーズ情報または確定情報がある場合、その情報を役割ラベルとして分割文字列に付与してもよい。
次に、第1処理部102の処理結果の一例について図3に示す。
第1処理部102により、図3に示すような分割文字列301から分割文字列310までと、それぞれに付与される役割ラベル202との処理結果を得ることができる。具体的には、分割文字列301「えー/まず/最初/に」は、テーブル200を参照することにより第1言語単位検出パターン201「文頭/最初/に」に一致しているので、分割文字列301には対応する役割ラベル202「[sentence adverb]」が付与される。
次に、第2処理部103が参照するテーブルの一例について図4に示す。
図4に示すテーブル400には、第2言語単位検出パターン401と末尾ラベル402とがそれぞれ対応付けられて格納される。
第2言語単位検出パターン401は、ここでは、文法上、句よりも大きい言語単位である節末および文末に出現する文字列のパターンを示す。末尾ラベル402は、節末または文末を示すラベルである。具体的には、第2言語単位検出パターン401「ます/けれど/も」と末尾ラベル402「<<節末>>」とが対応付けられる。
第2処理部103は、分割文字列が、第2言語単位検出パターン401と一致するかどうかを判定する。分割文字列が第2言語単位検出パターン401と一致すると判定される場合、第2処理部103は、分割文字列に対して、一致した第2言語単位検出パターンに対応する末尾ラベル402を付与する。
次に、第2処理部103の処理結果の一例について図5を参照して説明する。
第2処理部103により、図5に示すような分割文字列501から分割文字列510までと、それぞれに付与される役割ラベル202と、末尾ラベル402との処理結果を得ることができる。
具体的には、分割文字列503「・・・/ます/けれど/も」は、テーブル400を参照することにより第2言語単位検出パターン401「ます/けれど/も」に一致しているので、分割文字列503には対応する末尾ラベル402「<<節末>>」が付与される。同様に、分割文字列510「で/いる/訳/です」は、テーブル400を参照することにより第2言語単位検出パターン401「で/いる/訳/です」に一致しているので、分割文字列510には対応する末尾ラベル402「<<文末>>」が付与される。
次に、表示制御部104の動作について図6のフローチャートを参照して説明する。なお、図6の説明において「表示させる」とは、表示制御部104が、外部のディスプレイなどの表示装置(図示せず)に文字列や図形を表示させるように制御することをいい、例えば字幕やテロップとして表示させることをいう。また、表示制御部104は、分割文字列を表示する際のインデント数に関する変数を保持するとする。
ステップS601では、表示制御部104が、インデント数をゼロに設定する。
ステップS602では、表示制御部104が、表示における冒頭の区切り線を表示させる。
ステップS603は、表示制御部104が、設定されたインデントを行い、分割文字列を表示する。なお、初回の処理ではインデント数がゼロであるため、表示制御部104は分割文字列を行頭から表示させればよい。
ステップS604では、表示制御部104が、ステップS603で表示された分割文字列が文末であるかどうか、すなわち分割文字列に文末ラベルが付与されているかどうかを判定する。文末ラベルが付与されている場合、ステップS608に進み、文末ラベルが付与されていない場合、ステップS605に進む。
ステップS605では、表示制御部104が、ステップS603で表示された分割文字列が節末であるかどうか、すなわち節末ラベルが付与されているかどうかを判定する。節末ラベルが付与されている場合、ステップS609に進み、節末ラベルが付与されていない場合、ステップS606に進む。
ステップS606では、表示制御部104が、設定中のインデント数を1つインクリメントする。
ステップS607では、表示制御部104が、次の分割文字列があるかどうかを判定する。次の分割文字列がある場合は、ステップS603に戻り、同様の処理を繰り返す。次の分割文字列がない場合は、ステップS610に進む。
ステップS608では、文末ラベルにより文が終了したことが分かるので、表示制御部104が、区切り線を表示させ、インデント数をゼロに設定する。その後ステップS603に戻り、同様の処理を繰り返す。
ステップS609では、節末ラベルにより節が終了したことが分かるので、表示制御部104が、空行を表示させ、インデント数をゼロに設定する。その後ステップS603に戻り、同様の処理を繰り返す。
ステップS610では、表示制御部104が、区切り線を表示させる。以上で表示制御部104の動作を終了する。
第1の実施形態に係る表示制御部104に係る表示制御の具体例について図7を参照して説明する。
ここでは、図5に示す第2処理部103の処理結果について表示制御が行われ、ディスプレイやスクリーンに字幕として表示される例を示す。分割文字列501については、最初の分割文字列であり、インデント数がゼロであるので、冒頭の区切り線700が表示された後に、分割文字列501が表示される(表示701)。分割文字列501は文末ラベルでも節末ラベルでもないので、ステップS606においてインデント数が1つインクリメントされ、インデント数が1となる。
次の分割文字列502については、インデント数が1なので、分割文字列502の表示開始位置が、インデントとして規定される間隔の1つ分(インデント1つ分という)、右側に移動して表示される(表示702)。なお、図7の例は横書きの日本語なので、右側にインデントを行う表示であるが、縦書きの場合は下方向にインデントを行えばよく、アラビア語など右から左に記載する言語の場合は左側にインデントを行えばよい。
分割文字列501と同様に、分割文字列502は文末ラベルでも節末ラベルでもないので、インデント数が1つインクリメントされ、インデント数が2となる。
次の分割文字列503については、インデント数が2なので、分割文字列503は、インデント2つ分右側に移動した位置から表示される(表示703)。
ここで、分割文字列503は、節末ラベルが付与されているので、ステップS609における処理により、表示703の後に空行704が表示され、インデント数がゼロにリセットされる。
同様の処理を、分割文字列504から分割文字列509に対して行った場合、表示705から表示708、空行709および表示710から表示712が表示される。
なお、最後の分割文字列510について処理する場合、分割文字列510は文末ラベルが付与されているので、表示712が表示された後、ステップS610における処理により、末尾の区切り線713が表示される。
なお、節末ラベルが付与された分割文字列の表示後は、空行ではなく、冒頭および文末の区切り線と区別がつくような区切り線によって区切ってもよい。つまり、節末であるか文末であるかを区別できる表示形式であれば何でもよい。
次に、表示制御部104における表示制御の別例について図8Aおよび図8Bを参照して説明する。
ここでは、説明の便宜上、図5に示す分割文字列501から分割文字列510までが1つの文節を形成すると仮定する。
1つの節末に至るまでの文字列が長い場合、図7に示すフローチャートに従って処理した場合にはインデント数が多くなり、ディスプレイなどの表示面に収まらないような場合もあり得る。このような場合、例えば第1の別例として図8Aに示すように、インデント数が閾値に達したときにそれ以上インデント数を変更せずに表示してもよい。例えば、インデント数の閾値が5であれば、インデント数を6以上に増やさず、インデント数を5のまま後続の分割文字列を表示させればよい。また、同じインデント数で表示される分割文字列については、フォントサイズを小さくしたりフォントの色を変えたりするなどのユーザの視認性をさらに高める処理を行ってもよい。
第2の別例として、図8Bに示すように、インデント数が閾値に達したときにインデント数をゼロにリセットして、再度インデント数が閾値に達するまで表示を繰り返してもよい。
以上に示した第1の実施形態によれば、分割文字列を表示させる場合に、第1言語単位および第2言語単位を区別する表示制御を行うことで、例えば、句単位、節単位または文単位という異なる単位について違いが分かるように表示することができる。これによって、字幕やテロップとして表示される文字列の視認性を高めることができ、ユーザが内容を理解することを支援することができる。
(第2の実施形態)
第2の実施形態に係る表示支援装置について図9のブロック図を参照して説明する。 第2の実施形態に係る表示支援装置900は、取得部101、第1処理部102、第2処理部103、表示制御部104および表現変換部901を含む。
取得部101、第1処理部102および第2処理部103の動作は第1の実施形態と同様であるので、ここでの説明を省略する。
表現変換部901は、第2処理部103から役割ラベル(および末尾ラベル)が付与された分割文字列を受け取り、変換規則に基づいて、変換規則に該当する分割文字列の表現を別の表現に変換する。なお、表現変換部901は、第2処理部103で処理された分割文字列ではなく、第1処理部102から形態素解析された文字列を受け取り、変換規則に基づいて、形態素解析された入力文字列の表現を変換してもよい。このとき第1処理部102は、変換された入力文字列を第2処理部103に送ればよい。
表示制御部104は、変換された分割文字列について表示制御を行う。
次に、表現変換部901で参照される変換パターンの一例について図10を参照して説明する。
図10に示すテーブル1000には、変換対象パターン1001と変換パターン1002とが対応付けられて格納される。変換対象パターン1001は、変換対象となる文字列のパターンを示す。変換パターン1002は、変換対象パターン1001をどのように変換するかを示すパターンである。図10の例では、言い淀み、言い直し、言い誤り、およびフィラーなどを除去するためのパターンを変換パターン1002として用いる。
具体的には、変換対象パターン1001「えー」と変換パターン1002「(空白)」とが対応付けられる。つまり、「えー」というフィラーであれば「えー」を削除する。
なお、図10の例では、フィラーなどを除去する、いわゆる整文の処理を想定するが、これに限らず、話し言葉から書き言葉への変換またはこの逆の変換、方言から標準語への変換またはこの逆の変換、一地方の方言から別の地方の方言への変換、標準語からキャラクターが話すようないわゆるキャラ語への変換など、さまざまな表現の変換を行ってもよい。
次に、表現変換部901の処理結果の一例について図11に示す。
図11は、図5に示す第2処理部103の処理結果に対して、表現変換部901により分割文字列の表現が変換された例である。
例えば、分割文字列1101に関して、図5の例では、分割文字列501「えー/まず/最初/に」であったが、表現変換部901の処理により、フィラーが除去され「最初/に」に変換される。
また、分割文字列1107に関して、図5の例では、分割文字列507「まー/この/2/つ/の/方式/を/用い/て/おり/まし/て」であり、節末ラベルが付与されていたが、表現変換部901の処理により、「2/つ/の/方式/を/用い/て/い/ます」と変換され、節末ラベルから文末ラベルに変換される。
次に、第2の実施形態に係る表示制御部104による表示制御の具体例について図12に示す。図12に示すように、図7で表示されていたフィラーなどの冗長語が削除された表示が行われる。さらに、節末ラベルから文末ラベルに変換された分割文字列の表示1208の下の行には区切り線1209が表示される。これによって、ユーザにとってより字幕の内容を理解しやすい表示となる。
以上に示した第2の実施形態によれば、整文の処理を行うべく表現変換部が分割文字列の表現を変換することで、ユーザにとってより読みやすい字幕表示を行うことができ、ユーザが内容を理解することを支援できる。また、表現を方言などの別の表現に変換する場合には、字幕表示のバリエーションを広げることができる。
(第3の実施形態)
第3の実施形態に係る表示支援装置について図13のブロック図を参照して説明する。 第3の実施形態に係る表示支援装置1300は、取得部101、第1処理部102、第2処理部103、表示制御部104、表現変換部901および翻訳部1301を含む。 取得部101、第1処理部102、第2処理部103および表現変換部901の動作は第2の実施形態と同様であるので、ここでの説明を省略する。
翻訳部1301は、表現変換部901から必要に応じて変換された複数の分割文字列を受け取り、複数の分割文字列を第1言語から第2言語に機械翻訳する。機械翻訳の手法は、規則ベース機械翻訳エンジン、用例ベース機械翻訳エンジンまたは統計ベース機械翻訳エンジンなど、一般的に用いられているあらゆる翻訳エンジンを用いることができる。 表示制御部104は、機械翻訳された複数の分割文字列について表示制御を行う。
次に、翻訳部1301の処理結果の一例について図14を参照して説明する。
図14は、図11に示す表現変換部901により表現が変換された分割文字列1101から分割文字列1110までに対して、機械翻訳処理が行われた例であり、ここでは、第1言語の日本語から第2言語の英語に翻訳する場合(日英翻訳という)を示す。分割文字列1401から分割1410までに示すように、分割文字列ごとに翻訳が可能となる。なお、既に付与されているラベルは、そのまま保持される。
第3の実施形態に係る表示制御部104による表示制御の具体例について図15を参照して説明する。図15のように翻訳した内容が字幕表示されることで、第2言語を理解できるユーザにとっても内容を把握しやすくなる。
なお、第1言語から第2言語に翻訳する際に、第2言語の種類によっては翻訳単位となる分割文字列の長さを変更するほうが望ましい場合もある。例えば、日英翻訳と、日本語から中国語に翻訳する場合(日中翻訳という)とでは、翻訳単位をそれぞれの言語にあわせて設定するため、分割文字列として入力文字列を区切る位置(分割文字列の区切り位置)を変更するのが望ましい。
ここで、第2言語の種類に応じた文法の違いにより、第1言語の分割文字列の区切り位置が変わる第1例について図16Aおよび図16Bを参照して説明する。
図16Aは、日英翻訳の場合の機械翻訳例を示す。図16Bは、日中翻訳の場合の機械翻訳例を示す。
図16Aに示す日英翻訳の場合、日本語では、分割文字列1601「それから最後に」と分割文字列1602「会議音声の活用システムということで」とに分割されるが、図16Bに示す日中翻訳の場合、日本語では、分割文字列1603「それから最後に会議音声の活用システムということで」と1つにまとめられる。
反対に、図16Aの日英翻訳の場合、分割文字列1604「音声を文字に起こしたり、翻訳をするといったところを実は我々の中で使ってみましょうということでトライアルの開始をしようとしてまして」と1つの分割文字列が、図16Bの日中翻訳において分割文字列1605「音声を文字に起こしたり、翻訳をするといったところを」、分割文字列1606「実は我々の中で使ってみましょうということで」および分割文字列1607の一部「トライアルの開始をしようとしてまして・・・」と分割される。
上述のような翻訳単位の決定は、翻訳部1301が、第2言語の種類に関する情報(目的言語情報ともいう)を受け取り、予め設定される言語の翻訳単位規則に基づいて、第2言語単位内の分割文字列を結合または分割する。目的言語情報は、ユーザから指定により取得してもよい。また、予め第2言語が決定していれば、分割文字列が生成される段階で、第1処理部102が翻訳単位規則を参照して分割文字列を生成してもよい。
次に、第2言語の文法の違いにより、第1言語の分割文字列の区切り位置が変わる第2例について図17Aおよび図17Bを参照して説明する。
図17Aは、日中翻訳の場合の機械翻訳例を示す。図17Bは、日英翻訳の場合の機械翻訳例を示す。
一般的に日中翻訳の場合は、中国語は日本語よりも文字数が少なくなることが多いので、日本語の内容に対応する中国語は字幕表示できる。一方、日英翻訳の場合は、日本語よりも文字数が多くなることがある。よって、字幕の表示スペースから文字がはみ出さないように、必須ではない内容を翻訳しないようにしてもよい。
図17Aに示す日中翻訳では、分割文字列1701「宜しく願いします」に対応する
Figure 0006926175
が翻訳されるが、図17Bに示す日英翻訳では、文字数を減らすべく、さらに対応する内容を表す翻訳も存在しないので、分割文字列1701「宜しく願いします」の翻訳が省略される。
翻訳部1301は、翻訳単位規則として翻訳文へ訳出しないキーワードを予め定めておき、図17Aおよび図17Bに示すような翻訳処理を行えばよい。
翻訳部1301の処理の別例について図18Aおよび図18Bを参照して説明する。 図18Aは、日英翻訳の場合の機械翻訳例を示す。図18Bは、日中翻訳の場合の機械翻訳例を示す。
第2言語の種類によっては、ある1つの分割文字列に対応する翻訳として、2つの分割文字列の翻訳文にわたって翻訳結果が反映したほうが自然な文となる場合がある。例えば、図18Aに示すように、翻訳部1301は、日本語の分割文字列1801「音声認識を我々はやってますので」を英語「as we are working on the speech recognition」に翻訳する。ここで、「ので」に対応する「as」は、対応する分割文字列の翻訳文として翻訳されればよい。
一方、図18Bに示すように、翻訳部1301は、日本語の分割文字列1801の「ので」を中国語に翻訳する場合は、
Figure 0006926175
との2つの分割文字列の翻訳文に出現するように翻訳する。翻訳部1301は、翻訳単位規則として、2つの分割文字列の翻訳文に出現させるべきキーワードを予め定めておき、図18Aおよび図18Bに示すような翻訳処理を行えばよい。
以上に示した第3の実施形態によれば、第1言語から第2言語に翻訳した内容を表示させることで、第2言語を理解できるユーザにとっても内容を把握しやすくなり、ユーザが内容を理解することを支援することができる。
(第4の実施形態)
第4の実施形態に係る表示支援装置について図19のブロック図を参照して説明する。 第4の実施形態に係る表示支援装置1900は、取得部101、第1処理部102、第2処理部103、表示制御部104、表現変換部901、翻訳部1301および語順決定部1901を含む。
取得部101、第1処理部102、第2処理部103、表現変換部901および翻訳部1301の動作は第3の実施形態と同様であるので、ここでの説明を省略する。
語順決定部1901は、翻訳部1301から翻訳処理された分割文字列を受け取り、第2言語の語順決定規則に基づき、複数の分割文字列の表示順序を決定する。つまり、第2言語の文法順に沿って自然な順序となるように複数の分割文字列を並び替える。また、語順決定部1901は、必要に応じて末尾ラベルを付与し直す。なお、語順決定部1901は、第1言語の段階で倒置など順序が不自然な状態があれば、複数の分割文字列を並び替えてもよい。
表示制御部104は、並び替えられた分割文字列について表示制御を行う。
次に、語順決定部1901で参照する語順決定規則の第1例について図20を参照して説明する。
図20に示す語順決定規則のテーブル2000は、第1言語の語順パターン2001と第2言語の語順パターン2002とを対応付けて格納する。図20の例では、第1言語が日本語であり、第2言語が英語である例を示す。ここでは、分割文字列に付与される役割ラベルの順序が英語の語順として自然な順序となるような役割ラベルの順序で決定される。
具体的には、例えば、日本語の語順パターン2001が「[sentence adverb]→[object]→[predicate]」と、英語の語順パターン2002が「[sentence adverb]→[predicate]→[object]」とが対応付けられる。
次に、語順決定部1901の処理結果の一例について図21を参照して説明する。
語順を並び替える前の上述した図14の例では、第2言語単位中の分割文字列1401から分割文字列1403の順序が、「first[sentence adverb]」、「about machine translation [object]」、「we will introduce[predicate]<<節末>>」である。
語順決定部1901は、語順決定規則に基づき、[sentence adverb]→[predicate]→[object]の順に分割文字列1401から分割文字列1403を並び替える。さらに語順決定部1901は、第2言語単位の最後の分割文字列に末尾ラベルを付与し直す。結果として、分割文字列2101から分割文字列2103までが、「first[sentence adverb]」「we will introduce[predicate]」「about machine translation[object]<<節末>>」の並びとなる。なお、末尾ラベルの付与し直しは、第2処理部103が行ってもよい。
次に、第4の実施形態に係る表示制御部104による表示制御の具体例について図22を参照して説明する。
図22に示すように語順を変更した後は、翻訳文の表示順序が[first][we will introduce][about machine translation]の語順となるので、第2言語の文法として自然な順序で翻訳文が表示される。
以上に示した第4の実施形態によれば、語順決定部が第2言語の文法順に沿って自然な順序となるように複数の分割文字列を並び替えることで、第2言語を利用するユーザにより自然な字幕を表示させることができ、ユーザが内容を理解することを支援できる。
(第5の実施形態)
第5の実施形態では、第1言語の話者が複数である場合を想定する。
第5の実施形態に係る表示支援装置は、上述の実施形態のいずれか1つに示す表示支援装置を用いて実現される。
第5の実施形態に係る取得部101は、入力文字列に加えて、入力文字列を入力(発話)した話者を識別するための話者ごとに固有の話者情報を取得する。話者情報を取得する方法は、例えば、取得部101に接続されるマイクを話者ごとに用意することにより取得してもよいし、ビームフォーミングや音声特徴量を使った一般的な話者識別技術を用いて話者を識別し、話者情報を取得してもよい。
また、第1処理部102は、取得部101から入力文字列および話者情報を受け取り、上述の実施形態と同様にして得られた複数の分割文字列に対して、話者情報に基づいて話者ごとに分類するための話者ラベルを付与する。
表示制御部104は、第2処理部103から話者ラベルが付与された複数の分割文字列を受け取り、複数の分割文字列を表示させる場合に、話者ラベルに基づいて、話者ごとに区別しつつ、第1言語単位および第2言語単位を区別する表示制御を行う。
第5の実施形態に係る第1処理部102の処理結果の一例について図23に示す。
図23に示すように、役割ラベル202、末尾ラベル402に加えて、話者ラベル2300が付与される。
話者ラベルの決定方法は、例えば取得部101が取得した話者情報に基づいて、予めユーザの識別情報(IPアドレスや、ユーザIDが含まれるユーザの識別情報など)が得られる場合は、識別情報に従って識別してもよいし、話者A、話者Bなど、異なる話者情報であることが区別できるラベルを付与してもよい。
次に、第5の実施形態に係る表示制御部104の動作について図24のフローチャートを参照して説明する。
ステップS601、ステップS603からステップS607まで、およびステップS609の処理は、上述の実施形態と同様であるので、説明を省略する。
ステップS2401では、表示制御部104が、新しい吹き出しを用意する。
ステップS2402では、表示制御部104が、分割文字列に文末ラベルが付与されているので、現在の吹き出しを終了し、インデント数をゼロに設定する。また、ステップS2401に戻り、同様の処理を繰り返す。これにより、1つの文が、1つの吹き出しで表現されることになる。
ステップS2403では、全ての分割文字列について処理が終了したので、吹き出しを終了する。また、ステップS2401に戻り、同様の処理を繰り返す。
なお、話者ごとに吹き出しの枠線および枠線の色を変更するなど、話者の区別を明確にする処理を行ってもよい。また、第5の実施形態では、話者の区別に吹き出しを想定しているが、話者ごとに区別できればどのような表示でもよい。
次に、第5の実施形態に係る表示制御部104による表示制御の具体例について図25に示す。
図25は、図23に示す第2処理部103の処理結果に対して表示制御を行った例である。話者Aの発言については吹き出し2501、話者Bの発言については吹き出し2502、話者Cの発言については吹き出し2503といったように、話者ごと、さらに文ごとに吹き出しが表示されることとなり、字幕の視認性を向上させることができる。
(第5の実施形態の第1の変形例)
第5の実施形態の第1の変形例に係る表示制御部104の動作について図26のフローチャートを参照して説明する。
ステップS604、ステップS605、ステップS607、ステップS2401およびステップS2403の処理は、上述の実施形態と同様であるので説明を省略する。
ステップS2601では、表示制御部104が、分割文字列の内容を、吹き出しより小さい囲みで、吹き出しに収まるサイズの囲み内に表示する。
ステップS2602では、表示制御部104が、現在の吹き出しを終了し、ステップS2401に戻り同様の処理を繰り返す。
ステップS2603では、表示制御部104が、空行を表示し、ステップS2601に戻り同様の処理を繰り返す。
次に、第5の実施形態の第1の変形例に係る表示制御部104による表示制御の具体例について図27に示す。
図27に示すように、吹き出し内において分割文字列が囲み2701で表示されるので、字幕の視認性を向上させることができる。
(第5の実施形態の第2の変形例)
第5の実施形態の第2の変形例について図28のフローチャートを参照して説明する。 ステップS603からステップS605まで、ステップS607、ステップS2401、ステップS2403およびステップS2603の処理は、上述の実施形態と同様であるので説明を省略する。
ステップS2801では、表示制御部104が、節末ラベルまたは文末ラベルが付与されていない場合、分割文字列の末尾に句点を表示する。
ステップS2802では、表示制御部104が、分割文字列の末尾に読点を表示し、現在の吹き出しを終了したのち、ステップS2401に戻り同様の処理を繰り返す。
次に、第5の実施形態の第2の変形例に係る表示例について図29に示す。
図29においても、図27と同様に、吹き出し内において分割文字列が句読点で表示されるので、字幕の視認性を向上させることができる。
次に、表現変換部901により表現が変換された場合の表示制御の別例について図30に示す。
図30は、図23の分割文字列2309が、表現変換部901により変換され、併せて付与されていたラベルが節末ラベルから文末ラベルに付け替えられた場合である。表示制御部104は、分割文字列3001の文字列の色を変更する。
次に、表現変換部901により表現が変換された場合の表示の別例について図31に示す。このように、変換された箇所の色を変更することで、ユーザは変更があった箇所を容易に把握することができる。なお、色を変更することに限らず、下線を引いたり、斜体にしたりしてもよい。
以上に示した第5の実施形態によれば、複数のユーザからの入力に対して、吹き出しを用いて話者ごとに発言を分離し、さらに吹き出し内において分割文字列について上述の実施形態のような表示制御を行うことで、話者ごとの区別が容易となり、ユーザが内容を理解することを支援できる。
上述の実施形態の中で示した処理手順に示された指示は、ソフトウェアであるプログラムに基づいて実行されることが可能である。汎用の計算機システムが、このプログラムを予め記憶しておき、このプログラムを読み込むことにより、上述した表示支援装置による効果と同様な効果を得ることも可能である。上述の実施形態で記述された指示は、コンピュータに実行させることのできるプログラムとして、磁気ディスク(フレキシブルディスク、ハードディスクなど)、光ディスク(CD−ROM、CD−R、CD−RW、DVD−ROM、DVD±R、DVD±RW、Blu−ray(登録商標)Discなど)、半導体メモリ、又はこれに類する記録媒体に記録される。コンピュータまたは組み込みシステムが読み取り可能な記録媒体であれば、その記憶形式は何れの形態であってもよい。コンピュータは、この記録媒体からプログラムを読み込み、このプログラムに基づいてプログラムに記述されている指示をCPUで実行させれば、上述した実施形態の表示支援装置と同様な動作を実現することができる。もちろん、コンピュータがプログラムを取得する場合又は読み込む場合はネットワークを通じて取得又は読み込んでもよい。
また、記録媒体からコンピュータや組み込みシステムにインストールされたプログラムの指示に基づきコンピュータ上で稼働しているOS(オペレーティングシステム)や、データベース管理ソフト、ネットワーク等のMW(ミドルウェア)等が本実施形態を実現するための各処理の一部を実行してもよい。
さらに、本実施形態における記録媒体は、コンピュータあるいは組み込みシステムと独立した媒体に限らず、LANやインターネット等により伝達されたプログラムをダウンロードして記憶または一時記憶した記録媒体も含まれる。
また、記録媒体は1つに限られず、複数の媒体から本実施形態における処理が実行される場合も、本実施形態における記録媒体に含まれ、媒体の構成は何れの構成であってもよい。
なお、本実施形態におけるコンピュータまたは組み込みシステムは、記録媒体に記憶されたプログラムに基づき、本実施形態における各処理を実行するためのものであって、パソコン、マイコン等の1つからなる装置、複数の装置がネットワーク接続されたシステム等の何れの構成であってもよい。
また、本実施形態におけるコンピュータとは、パソコンに限らず、情報処理機器に含まれる演算処理装置、マイコン等も含み、プログラムによって本実施形態における機能を実現することが可能な機器、装置を総称している。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行なうことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
100,900,1300,1900・・・表示支援装置、101・・・取得部、102・・・第1処理部、103・・・第2処理部、104・・・表示制御部、200,400,1000,2000・・・テーブル、201・・・第1言語単位検出パターン、202・・・役割ラベル、301〜310,501〜510,1101〜1110,1401〜1410,1601〜1607,1701,1801,2101〜2110,2301〜2312,3001・・・分割文字列、401・・・第2言語単位検出パターン、402・・・末尾ラベル、701〜703,705〜708,710〜712,1201〜1203,1205〜1208,1210〜1212,1501〜1503,1505〜1508,1510〜1512,2201〜2203,2205〜2208,2210〜2212・・・表示、704,709,1204,1504,2204・・・空行、700,713,1200,1209,1213,1500,1509,1513,2200,2209,2213・・・区切り線、901・・・表現変換部、1001・・・変換対象パターン、1002・・・変換パターン、1301・・・翻訳部、1802,1803・・・翻訳文、1901・・・語順決定部、2001・・・第1言語の語順パターン、2002・・・第2言語の語順パターン、2300・・・話者ラベル、2501,2502,2503・・・吹き出し、2701・・・囲み。

Claims (11)

  1. 文字列を取得する取得部と、
    前記文字列を意味のまとまりを表す単位である第1単位で分割し、複数の分割文字列を生成する第1処理部と、
    前記複数の分割文字列のうちの第1分割文字列にそれぞれ、分割文字列の前記文字列における役割を示す役割ラベルを付与する第1付与部と、
    前記文字列について前記第1単位よりも大きい単位である第2単位を検出する第2処理部と、
    前記複数の分割文字列のうちの、前記第2単位の末尾にある第2分割文字列に末尾ラベルを付与する第2付与部と、
    前記複数の分割文字列を表示させる場合に、分割文字列ごとに前記末尾ラベルが付与されているかどうかと、前記役割ラベルが示す前記文字列における役割とに基づいて前記第1単位および前記第2単位を区別し、かつ分割文字列間の関係を区別する表示制御を行う表示制御部と、を具備し、
    前記役割ラベルは前記第1分割文字列の役割を表現し、前記役割は、第1単位のうちの1つとして使用されるポーズ情報と、第1単位のうちの1つとして使用される確定情報と、を含み、
    前記第2処理部は、前記役割ラベルと、前記ポーズ情報または前記確定情報との並びを検出し、節末と文末のうちの1つを決定する表示支援装置。
  2. 変換規則に基づいて、前記分割文字列の表現を別の表現に変換する変換部をさらに具備し、
    前記表示制御部は、変換された前記分割文字列について表示制御を行う請求項1に記載の表示支援装置。
  3. 前記表示制御部は、前記複数の分割文字列を表示させる場合に、ある分割文字列に続く次の分割文字列をインデントして表示させる処理を行い、該次の分割文字列が前記第2単位の末尾に位置する場合、該次の分割文字列を表示させた後に空行を表示させる処理を行う請求項1または請求項2に記載の表示支援装置。
  4. 前記複数の分割文字列を第1言語から第2言語に機械翻訳する翻訳部をさらに具備し、
    前記表示制御部は、機械翻訳された分割文字列について表示制御を行う請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の表示支援装置。
  5. 前記第2言語の語順決定規則に基づいて、翻訳処理された前記複数の分割文字列の表示順序を決定する決定部をさらに具備し、
    前記表示制御部は、前記表示順序が決定された分割文字列について表示制御を行う請求項4に記載の表示支援装置。
  6. 前記文字列は、音声認識結果の文字列である請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の表示支援装置。
  7. 前記第1単位は句であり、前記第2単位は節または文である請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の表示支援装置。
  8. 前記第1単位は単文であり、前記第2単位は重文である請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の表示支援装置。
  9. 前記取得部は、話者ごとの話者情報をさらに取得し、
    前記表示制御部は、前記話者ごとに区別して表示制御を行う請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の表示支援装置。
  10. 取得部が、文字列を取得し、
    第1処理部が、前記文字列を意味のまとまりを表す単位である第1単位で分割し、複数の分割文字列を生成し、
    第1付与部が、前記複数の分割文字列のうちの第1分割文字列にそれぞれ、分割文字列の前記文字列における役割を示す役割ラベルを付与し、
    第2処理部が、前記文字列について前記第1単位よりも大きい単位である第2単位を検出し、
    第2付与部が、前記複数の分割文字列のうちの、前記第2単位の末尾にある第2分割文字列に末尾ラベルを付与し、
    表示制御部が、前記複数の分割文字列を表示させる場合に、分割文字列ごとに前記末尾ラベルが付与されているかどうかと、前記役割ラベルが示す前記文字列における役割とに基づいて前記第1単位および前記第2単位を区別し、かつ分割文字列間の関係を区別する表示制御を行い、
    前記役割ラベルは前記第1文字列の役割を表現し、前記役割は、第1単位のうちの1つとして使用されるポーズ情報と、第1単位のうちの1つとして使用される確定情報と、を含み、
    前記第2単位を検出することは、前記役割ラベルと、前記ポーズ情報または前記確定情報との並びを検出し、節末と文末のうちの1つを決定する表示支援方法。
  11. コンピュータを、
    文字列を取得する取得手段と、
    前記文字列を意味のまとまりを表す単位である第1単位で分割し、複数の分割文字列を生成する第1処理手段と、
    前記複数の分割文字列のうちの第1分割文字列にそれぞれ、分割文字列の前記文字列における役割を示す役割ラベルを付与する第1付与手段と、
    前記文字列について前記第1単位よりも大きい単位である第2単位を検出する第2処理手段と、
    前記複数の分割文字列のうちの、前記第2単位の末尾にある第2分割文字列に末尾ラベルを付与する第2付与手段と、
    前記複数の分割文字列を表示させる場合に、分割文字列ごとに前記末尾ラベルが付与されているかどうかと、前記役割ラベルが示す前記文字列における役割とに基づいて前記第1単位および前記第2単位を区別し、かつ分割文字列間の関係を区別する表示制御を行う表示制御手段として機能させるためのプログラムであって、
    前記役割ラベルは前記第1文字列の役割を表現し、前記役割は、第1単位のうちの1つとして使用されるポーズ情報と、第1単位のうちの1つとして使用される確定情報と、を含み、
    前記第2処理手段は、前記役割ラベルと、前記ポーズ情報または前記確定情報との並びを検出し、節末と文末のうちの1つを決定する表示支援プログラム。
JP2019215343A 2016-03-16 2019-11-28 表示支援装置、方法およびプログラム Active JP6926175B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019215343A JP6926175B2 (ja) 2016-03-16 2019-11-28 表示支援装置、方法およびプログラム

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016052394A JP2017167805A (ja) 2016-03-16 2016-03-16 表示支援装置、方法およびプログラム
JP2019215343A JP6926175B2 (ja) 2016-03-16 2019-11-28 表示支援装置、方法およびプログラム

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016052394A Division JP2017167805A (ja) 2016-03-16 2016-03-16 表示支援装置、方法およびプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020057401A JP2020057401A (ja) 2020-04-09
JP6926175B2 true JP6926175B2 (ja) 2021-08-25

Family

ID=70107462

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019215343A Active JP6926175B2 (ja) 2016-03-16 2019-11-28 表示支援装置、方法およびプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6926175B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2022030754A (ja) * 2020-08-07 2022-02-18 株式会社東芝 入力支援システム、入力支援方法およびプログラム

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05151256A (ja) * 1991-11-29 1993-06-18 Hitachi Ltd 機械翻訳方法および機械翻訳装置
JPH05189480A (ja) * 1992-01-14 1993-07-30 Nec Corp 発話データ処理装置
JPH09106399A (ja) * 1995-08-08 1997-04-22 Matsushita Electric Ind Co Ltd 機械翻訳装置及び機械翻訳方法
JPH10307823A (ja) * 1997-05-09 1998-11-17 Yuuna:Kk 翻訳方法、翻訳装置及び翻訳プログラムを格納した 記録媒体
JP2001075957A (ja) * 1999-08-24 2001-03-23 Internatl Business Mach Corp <Ibm> 自然言語構造の表示方法及び装置
JP2007018098A (ja) * 2005-07-05 2007-01-25 Advanced Telecommunication Research Institute International テキスト分割処理装置及びコンピュータプログラム
US20100128042A1 (en) * 2008-07-10 2010-05-27 Anthony Confrey System and method for creating and displaying an animated flow of text and other media from an input of conventional text
JP5621438B2 (ja) * 2010-09-13 2014-11-12 株式会社リコー 文書分割装置、文書処理システム、プログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2020057401A (ja) 2020-04-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Pedersen The FAR model: assessing quality in interlingual subtitling
KR101990023B1 (ko) 외국어학습을 위한 청크단위 분리 규칙과 핵심어 자동 강세 표시 구현 방법 및 시스템
US8214197B2 (en) Apparatus, system, method, and computer program product for resolving ambiguities in translations
US8954333B2 (en) Apparatus, method, and computer program product for processing input speech
WO2003065245A1 (fr) Procede de traduction, procede de production de phrase traduite, support d&#39;enregistrement, programme et ordinateur
JP2006277677A (ja) コミュニケーション支援装置、コミュニケーション支援方法およびコミュニケーション支援プログラム
US9588967B2 (en) Interpretation apparatus and method
JPWO2004081813A1 (ja) 翻訳支援装置
CN110740275A (zh) 一种非线性编辑系统
Álvarez et al. Towards customized automatic segmentation of subtitles
JP6926175B2 (ja) 表示支援装置、方法およびプログラム
JP2007018098A (ja) テキスト分割処理装置及びコンピュータプログラム
US20230069113A1 (en) Text Summarization Method and Text Summarization System
Pietikäinen Analysing multilingual/lingua franca interactions using conversation analysis: Notes on transcription and representability 1
JP2008009507A (ja) 外国語の発音のカタカナ表記方法
JP2017167805A (ja) 表示支援装置、方法およびプログラム
Tardel et al. Post-editing job profiles for subtitlers
KR20170050486A (ko) 중국어 학습방법 및 그 기록매체
JP4035111B2 (ja) 対訳語抽出装置、及び対訳語抽出プログラム
WO2009144890A1 (ja) 翻訳前換言規則生成システム
Nugroho et al. Translation course 4.0 redefined: enhancing work efficiency and meaning accuracy using AEGISUB 3.2. 2 subtitling software
JP2002123281A (ja) 音声合成装置
JP2008269122A (ja) 処理単位分割装置、処理単位分割方法、及びプログラム
WO2023047623A1 (ja) 情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラム
Novitasari et al. Construction of English-French Multimodal Affective Conversational Corpus from TV Dramas

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20191128

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210105

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210305

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210706

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210804

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6926175

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151