JPWO2004078185A1 - 二酸化炭素の経皮経粘膜吸収方法および美容方法、並びに治療方法 - Google Patents
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Abstract
Description
また、特開平8−281087号公報には、卓上型炭酸泉製造装置が開示されており、この装置によって製造される炭酸泉がにきび等の皮膚の炎症を改善する治療効果があることを開示している。しかし、炭酸泉は製造に手間がかかること、充分な効果を得るには多量の水と炭酸ガスを必要とするなどの問題点がある。
さらに、特開2000−319187号公報には、二酸化炭素経皮・経粘膜吸収用組成物が開示されている。この公報には、二酸化炭素の経皮・経粘膜吸収が、水虫、虫さされ、アトピー性皮膚炎、貨幣状湿疹、乾皮症、脂漏性湿疹、蕁麻疹、痒疹、主婦湿疹、尋常性ざ瘡、膿痂疹、毛包炎、癰、せつ、蜂窩織炎、膿皮症、乾癬、魚鱗癬、掌蹠角化症、苔癬、粃糠疹、創傷、熱傷、き裂、びらん、凍瘡などの皮膚粘膜疾患もしくは皮膚粘膜障害に伴う痒み、褥創、創傷、熱傷、口角炎、口内炎、皮膚潰瘍、き裂、びらん、凍瘡、壊疽などの皮膚粘膜損傷;移植皮膚片、皮弁などの生着不全;歯肉炎、歯槽膿漏、義歯性潰瘍、黒色化歯肉、口内炎などの歯科疾患;閉塞性血栓血管炎、閉塞性動脈硬化症、糖尿病性末梢循環障害、下肢静脈瘤などの末梢循環障害に基づく皮膚潰瘍や冷感、しびれ感;慢性関節リウマチ、頸肩腕症候群、筋肉痛、関節痛、腰痛症などの筋骨格系疾患;神経痛、多発性神経炎、スモン病などの神経系疾患;乾癬、鶏眼、たこ、魚鱗癬、掌蹠角化症、苔癬、粃糠疹などの角化異常症;尋常性ざ瘡、膿痂疹、毛包炎、癰、せつ、蜂窩織炎、膿皮症、化膿性湿疹などの化膿性皮膚疾患;除毛後の再発毛抑制(むだ毛処理);そばかす、肌荒れ、肌のくすみ、肌の張りや肌の艶の衰え、髪の艶の衰えなどの皮膚や毛髪などの美容上の問題及び部分肥満に有効であることが開示されている。ところが、このような組成物においても、二酸化炭素の経皮経粘膜吸収量があまり多くないために、充分な美容及び治療効果を得るには長期間の連続使用が必要である。
本発明はこのような事情に鑑みなされたものであり、経皮経粘膜吸収される二酸化炭素による美容及び治療効果を簡便かつ強力に得ることができる二酸化炭素の経皮経粘膜吸収方法、およびそれを用いた美容方法、並びに治療方法の提供をその目的とする。
すなわち、本発明の二酸化炭素の経皮経粘膜吸収方法は、二酸化炭素を皮膚粘膜に投与して経皮経粘膜吸収させる方法であって、前記二酸化炭素の投与前または投与時に、二酸化炭素の経皮経粘膜吸収量を増大させる処理を行うことを特徴としている(請求項1)。
上記の構成によれば、二酸化炭素を投与する前または投与する時に、皮膚粘膜に対し二酸化炭素の経皮経粘膜吸収量を増大させる処理を行うので、炭酸泉や二酸化炭素含有外用剤を単に投与する場合と比べ、経皮経粘膜吸収される二酸化炭素による美容及び治療効果が強力に得られる。
ここで、「二酸化炭素」には、気体状二酸化炭素と、水などの溶媒に溶解した二酸化炭素とを含む。
前記処理が、水、脂質および有機溶媒からなる群より選択される少なくとも1種の二酸化炭素溶解用液を必須成分とする二酸化炭素吸収補助材を用いて皮膚粘膜を二酸化炭素溶解用液で湿らせる処理であるのが好ましい(請求項2)。
二酸化炭素は経皮経粘膜吸収されることが知られているが、一般にその吸収量はわずかである。二酸化炭素が経皮経粘膜吸収される場合、通常は最初に角質層を通過しなければならない。皮膚粘膜の最外部である角質層は元々ある程度の水分や脂質を含んでいるが、その含有量は角質層以下の細胞に比べて少なく、角質細胞は生きた細胞ではないために能動的水分量および脂質量維持機能に欠ける。二酸化炭素の経皮経粘膜吸収は、二酸化炭素の角質層への吸収が律速段階であるため、二酸化炭素の吸収を増大させて二酸化炭素の治療および美容効果を得るためには、角質層が二酸化炭素を吸収しやすい状態にする必要がある。そのためには、二酸化炭素が溶解する水、脂質および有機溶媒からなる群より選ばれる1種以上の二酸化炭素溶解用液を角質層に取り込ませればよい。具体的には、二酸化炭素の投与前または投与時に、二酸化炭素溶解用液を必須成分とする二酸化炭素吸収補助材(液状である二酸化炭素吸収補助液と所定形状に形成された二酸化炭素吸収補助体の双方を含む概念である、以下同様)を用いて皮膚粘膜を二酸化炭素溶解用液で湿らせるようにすればよい。
角質層に水を取り込ませる方法としては、特に限定されないが、例えば二酸化炭素による所望の効果を得たい部分を水中に浸漬する方法、霧吹きなどで水を吹きつける方法が用いられる。また、濡れタオルやウェットティッシュなどで覆う方法であってもよい。この方法によると、水が垂れたりせずに、より簡便であまり部位を選ばないため好ましい。さらに、水の角質層への取り込みを促進する適当な原料を使用して二酸化炭素吸収補助材を作製し、皮膚粘膜に適用するのがより好ましい。なお、皮膚粘膜に水を取り込ませる程度は、取り込ませる方法や対象者の皮膚の状態等により異なるものの、皮膚粘膜に障害等が生じない限り高い方がよい。
角質層に脂質を取り込ませる方法としては、例えば脂質を皮膚粘膜に直接塗布する方法、ガーゼなどにしみ込ませて貼付する方法が用いられる。脂質としては、脂肪酸、脂肪酸とグリセロールが結合した中性脂肪、複合脂質であるリン脂質、コレステロールなどがあげられ、これらの1種以上が使用できる。なお、脂質のうち固体のものは、水や有機溶媒に溶解させて用いられる。また、脂質の角質層への取り込みを促進する適当な原料を使用して二酸化炭素吸収補助材を作製し、皮膚粘膜に適用するのがより好ましい。なお、皮膚粘膜に脂質を取り込ませる程度は、取り込ませる方法や対象者の皮膚の状態等により異なるものの、皮膚粘膜に障害等が生じない限り高い方がよい。
角質層に有機溶媒を取り込ませる方法としては、例えば有機溶媒を皮膚粘膜に直接塗布する方法、有機溶媒を皮膚粘膜に噴霧する方法、ガーゼなどにしみ込ませて貼付する方法が用いられる。有機溶媒としては、例えばエタノールやブタノールなどのアルコール類等があげられ、これらの1種以上が使用できる。なお、適当な原料と有機溶媒を混合し、角質層への取り込みを促進してもよい。また、皮膚粘膜に有機溶媒を取り込ませる程度は、取り込ませる方法や対象者の皮膚の状態等により異なるものの、皮膚粘膜に障害等が生じない限り高い方がよい。
もちろん、水、脂質、有機溶媒は組み合わせて使用することができ、さらに必要であればその他の原料とを組み合わせて使用することもできる。
このようにして水、脂質および有機溶媒からなる群より選ばれる1種以上の二酸化炭素溶解用液を必須成分とする二酸化炭素吸収補助材を用いて湿らせた皮膚粘膜に、気体状二酸化炭素や二酸化炭素含有外用剤を用いて二酸化炭素を投与した場合、二酸化炭素が皮下組織にまで容易に吸収され、強い治療および美容効果が簡便に得られる。
前記処理が、皮膚粘膜の温度を下げる処理であるのが好ましい(請求項3)。二酸化炭素は皮膚粘膜の体液等に溶解することによって吸収され、また二酸化炭素は溶媒の温度が低いほど溶ける量が多くなる。したがって、二酸化炭素の経皮経粘膜吸収を増大させ、二酸化炭素経皮経粘膜吸収による治療および美容効果を増強するためには、皮膚粘膜温を低くすればよい。
皮膚粘膜温を下げる方法としては、特に限定されないが、例えば皮膚粘膜に氷や凍らせた保冷剤などを押しあてる方法や、冷気をあてる方法、アルコールなどの気化性物質を投与し、蒸発する際に皮膚粘膜から気化熱を奪うことにより皮膚粘膜温を下げる方法などがある。皮膚粘膜温を下げる程度は対象者の体質や室温などによって異なるものの、皮膚粘膜に障害等が生じない限り低い方がよい。
このようにして低い温度に設定された皮膚粘膜に気体状二酸化炭素や二酸化炭素含有外用剤を用いて二酸化炭素を投与した場合、二酸化炭素の経皮経粘膜吸収量が増大する。このため、単に気体状二酸化炭素や二酸化炭素含有外用剤を用いた場合と比較して、より強力な美容及び治療効果が得られる。
前記二酸化炭素吸収補助材として、皮膚粘膜よりも低い温度に設定されたものを用いるのが好ましい(請求項4)。この場合、二酸化炭素吸収補助材による二酸化炭素吸収量増大と皮膚粘膜温を下げたことによる二酸化炭素吸収量増大とが相俟って、より強力な美容及び治療効果が簡便に得られる。
前記二酸化炭素吸収補助材として、前記二酸化炭素溶解用液を含む二酸化炭素吸収補助液を用いるのが好ましい(請求項5)。この場合、少量の二酸化炭素吸収補助液で所望の効果が得られるので、コスト面で有利である。なお、二酸化炭素吸収補助液は、二酸化炭素溶解用液のみからなるものであってもよいし、その他の原料が添加された混合液であってもよい。
前記二酸化炭素吸収補助材として、前記二酸化炭素溶解用液を含んだ二酸化炭素吸収補助体を用いるのが好ましい(請求項6)。この場合、持続的に二酸化炭素溶解用液を補給できるなどの利点がある。
ここで、二酸化炭素吸収補助体は、二酸化炭素溶解用液を含浸などできる所定の形状を有する成形体に二酸化炭素溶解用液を含浸などさせたものである。例えば、含水高分子膜があげられる。含水高分子膜は取り扱いが容易であり、含浸した水が漏れにくく、皮膚粘膜に貼付するだけで角質層に持続的に水分を補給できて便利である。また、含水高分子膜自体が二酸化炭素透過膜の機能を持つため、角質層の二酸化炭素吸収性の低さを補う。含水高分子膜の含水量は多い方が好ましく、全組成物に対して15重量%以上、好ましくは30重量%以上、より好ましくは50重量%以上の水を含む。含水量の上限は、用いる高分子膜により異なるが、高分子膜の柔軟性などの物性が損なわれない範囲で多く含まれることが好ましい。また、冷却した含水高分子膜を用いる場合、皮膚粘膜を湿らせるとともに、皮膚粘膜温を下げることができてさらに強い効果が得られる。
含水高分子膜に用いられる高分子としては、膜状に成形でき、水を含むものであれば特に制限されず、天然高分子、半合成高分子、合成高分子からなる群より選ばれる1種以上が用いられる。
天然高分子としては、アミロース、アルギン酸、カラギーナン、カラヤガム、キチン、キサンタンガム、コラーゲン、ゼラチン、デキストラン、デンプン、プルランなどがあげられ、これらの1種以上が使用される。これらの中でも使用感と皮膚粘膜への親和性等からカラギーナンとゼラチンが好ましい。
半合成高分子としては、アルギン酸ナトリウム、アルギン酸プロピレングリコールエステル、カルボキシメチルセルロース、エチルセルロース、デンプン−アクリル酸共重合体、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシメチルセルロース、メチルセルロースなどがあげられ、これらの1種以上が使用される。これらの中でも使用感と皮膚粘膜への親和性等からアルギン酸ナトリウム、アルギン酸プロピレングリコールエステル、デンプン−アクリル酸共重合体が好ましい。
合成高分子としては、アクリル酸−アクリルアミド共重合体、イソブチレン−無水マレイン酸共重合体、スルホン化ポリスチレン、ポリアクリル酸塩/ポリスルホン酸塩共重合体、ポリビニルピロリドン、ポリビニルアルコール、ポリアクリルアミド、ポリアクリル酸、ポリアクリル酸ナトリウム、イソプロピルアクリルアミド−ブチルメタクリレート共重合体、ポリビニルメチルエーテル、ポリエチレングリコールなどがあげられ、これらの1種以上が使用される。これらの中でも使用感と皮膚粘膜への親和性等からポリビニルピロリドン、ポリビニルアルコール、ポリアクリルアミドが好ましい。
なお、含水高分子膜には、増粘剤水溶液もしくは懸濁液が含まれてもよいし、通常外用剤に用いられる原料、例えば香料、色素、界面活性剤、油分、保湿剤、アルコール類、防腐剤、酸化防止剤、金属イオン封鎖剤、着色防止剤、紫外線吸収・散乱剤、ビタミン類、アミノ酸類、アルブチン、コウジ酸、栄養剤、抗炎症剤、血管拡張剤、ホルモン剤、収斂剤、抗ヒスタミン剤、殺菌剤、角質剥離・溶解剤、抗脂漏剤、皮脂抑制剤、鎮痒剤などの薬剤などが含有されていてもよい。
前記二酸化炭素吸収補助材として、増粘剤をさらに含むものを用いるのが好ましい(請求項7)。二酸化炭素溶解用液としての水などは、人体組織との親和性が高く取り扱いやすいが、そのままでは皮膚粘膜上に留まるのが難しく、二酸化炭素吸収補助材として使いにくい。増粘剤を用いて水に粘性を与えることにより、皮膚粘膜に塗布したときに垂れたりせず、皮膚粘膜からの二酸化炭素吸収をより確実にできる。増粘剤は水溶液もしくは懸濁液とし、そのまま皮膚粘膜に塗布してもよいし、識布や不織布などに含浸させて貼付剤として用いても良い。増粘剤水溶液もしくは懸濁液は皮膚粘膜上に薄い皮膜を作り、角質層に水分などを補給するとともに、それ自体が二酸化炭素透過膜としての機能を持つため、角質層の二酸化炭素吸収性の低さを補う。また、増粘剤にはヒアルロン酸やアルギン酸のように保湿機能を持つものが多いため、これらを用いた場合は、持続的に皮膚粘膜を湿らせることができるだけでなく、皮膚粘膜の保護や保湿等の効果も期待できる。増粘剤の二酸化炭素吸収補助材全体に対する含量は、増粘剤により異なるが、皮膚粘膜に投与したときに直ちに垂れてこない程度の粘度を示す量であるのがよい。
前記増粘剤として、天然高分子、半合成高分子、合成高分子および無機物からなる群より選択される少なくとも1種を用いるのが好ましい(請求項8)。
増粘剤に用いる天然高分子としては、アラビアゴム、カラギーナン、ガラクタン、寒天、クインスシード、グアガム、トラガントガム、ペクチン、マンナン、ローカストビーンガム、小麦澱粉、米澱粉、トウモロコシ澱粉、馬鈴薯澱粉などの植物系高分子、カードラン、キサンタンガム、サクシノグルカン、デキストラン、ヒアルロン酸、プルランなどの微生物系高分子、アルブミン、カゼイン、コラーゲン、ゼラチン、フィブロインなどの蛋白系高分子などがあげられ、これらの1種以上が使用できる。
増粘剤に用いる半合成高分子としては、エチルセルロース、カルボキシメチルセルロース及びその塩類、カルボキシメチルエチルセルロース及びその塩類、カルボキシメチルスターチ及びその塩類、クロスカルメロース及びその塩類、結晶セルロース、酢酸セルロース、酢酸フタル酸セルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロースフタレート、粉末セルロース、メチルセルロース、メチルヒドロキシプロピルセルロースなどのセルロース系高分子、アルファー化澱粉、部分アルファー化澱粉、カルボキシメチル澱粉、デキストリン、メチル澱粉などの澱粉系高分子、アルギン酸ナトリウム、アルギン酸プロピレングリコールエステルなどのアルギン酸系高分子、コンドロイチン硫酸ナトリウム、ヒアルロン酸ナトリウムなどのその他の多糖類系高分子があげられ、これらの1種以上が使用できる。
増粘剤に用いる合成高分子としては、カルボキシビニルポリマー、ポリアクリル酸ナトリウム、ポリビニルアセタールジエチルアミノアセテート、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、メタアクリル酸−アクリル酸エチルコポリマー、メタアクリル酸−メタアクリル酸エチルコポリマー、メタアクリル酸エチル・メタアクリル酸塩化トリメチルアンモニウムエチルコポリマー、メタアクリル酸ジメチルアミノエチル・メタアクリル酸メチルコポリマーなどがあげられ、これらの1種以上が使用できる。
増粘剤に用いる無機物としては含水二酸化ケイ素、軽質無水ケイ酸、コロイダルアルミナ、ベントナイト、ラポナイトなどがあげられ、これらの1種以上が使用できる。
前記二酸化炭素の投与を、気体状二酸化炭素を皮膚粘膜に投与することにより行うのが好ましい(請求項9)。気体状二酸化炭素は、全体積の5%以上が二酸化炭素である気体をいい、取り扱いが容易であり、比較的安価である。気体状二酸化炭素は、例えば炭酸ガスボンベとして大容量ボンベはもちろんのこと、水草飼育用やビール用の小型ボンベとして容易に入手することができる。また、比較的安価かつ容易に入手できるドライアイスにより、あるいは炭酸塩と酸の反応により発生させたものであってもよい。気体状二酸化炭素は、皮膚粘膜にそのまま吹きつけても良いが、皮膚粘膜を密閉容器で覆って該容器内部を気体状二酸化炭素で満たすか、あるいは皮膚粘膜を容器等で覆い、該容器内を連続的に気体状二酸化炭素を通過させてもよい。気体状二酸化炭素の投与量はその濃度や対象者の皮膚の状態等により異なるものの投与時間とおおよそ比例し、例えば気体状二酸化炭素が二酸化炭素100%よりなる場合、投与時間は5分〜6時間、好ましくは10分〜3時間、より好ましくは15分〜1時間である。投与時間が5分より短いと十分な効果が得られず、6時間より長くしてもそれ以上の効果が得られない。
また、前記気体状二酸化炭素として、皮膚粘膜の温度よりも低く設定されたものを用いるのが好ましい(請求項10)。この場合、二酸化炭素の投与時に皮膚粘膜の温度が低くなるために二酸化炭素の経皮経粘膜吸収量が増大する。よって、より強力な二酸化炭素による所望の効果が簡便に得られる。なお、気体状二酸化炭素の温度は、皮膚粘膜に障害を与えない限り、より低い方がよい。
前記二酸化炭素の投与を、二酸化炭素含有外用剤を皮膚粘膜に投与することにより行うのが好ましい(請求項11)。
二酸化炭素含有外用剤は、気泡状であるか、溶媒に溶解しているかを問わず、二酸化炭素を含有したものであって、例えば特開2000−319187号公報に開示された気泡状二酸化炭素を含有する組成物などの二酸化炭素含有外用組成物のほか、ドライアイスの煙のように二酸化炭素が水に溶けて霧状になったものなどを含む。なかでも、二酸化炭素含有外用組成物は、二酸化炭素を比較的大量に保持できるため、少量で効率的かつ持続的に二酸化炭素を投与でき、また持ち運びにも便利であるという利点がある。二酸化炭素含有外用組成物の投与量は二酸化炭素含有濃度や対象者の皮膚の状態等により異なるものの投与時間とおおよそ比例し、投与時間は5分〜6時間、好ましくは10分〜4時間、より好ましくは15分〜3時間である。投与時間が5分より短いと十分な治療もしくは美容効果が得られず、6時間より長くしてもそれ以上の効果が得られない。なお、二酸化炭素含有外用組成物を塗布した後にその上から樹脂フィルムなどの気体不透過性フィルムなどを貼付した場合、該組成物から大気中への二酸化炭素発散を防げるために効果が更に強まるという利点がある。また、ドライアイスの煙を用いた場合は、簡便に強力な美容及び治療効果が得られる。
前記二酸化炭素含有外用剤として、皮膚粘膜の温度よりも低く設定されたものを用いるのが好ましい(請求項12)。この場合、二酸化炭素の投与時に皮膚粘膜の温度が低くなるために二酸化炭素の経皮経粘膜吸収量が増大する。よって、より強力な二酸化炭素による所望の効果が簡便に得られる。もちろん、二酸化炭素含有外用剤の上を樹脂フィルムなどの気体不透過性フィルムなどで覆い、その上から保冷剤を当てるなどして皮膚粘膜温をさらに下げれば一層効果が増強される。詳細には、例えば二酸化炭素含有外用組成物自体を冷却した場合、その組成物を塗布した部位の皮膚粘膜の温度が下がるために、その部位における二酸化炭素の経皮経粘膜吸収量が増大する。そのため、二酸化炭素含有外用組成物による美容及び治療効果を簡便に増強でき、短期間で所望の効果が得られるようになる。なお、二酸化炭素含有外用組成物などの温度は、皮膚粘膜に障害を与えない限り、より低い方がよい。
本発明の美容方法は、上記した二酸化炭素の経皮経粘膜吸収方法を行うことを特徴としている(請求項13)。すなわち、二酸化炭素を皮膚粘膜に投与して経皮経粘膜吸収させる美容方法であって、前記二酸化炭素の投与前または投与時に、二酸化炭素の経皮経粘膜吸収量を増大させる処理を行うことを特徴としている。
上記の構成によれば、二酸化炭素の投与時または投与前に、皮膚粘膜に対し二酸化炭素の経皮経粘膜吸収量を増大させる処理を行うので、炭酸泉や二酸化炭素含有外用剤を単に投与する場合と比べ、経皮経粘膜吸収された二酸化炭素による美白効果などの美容効果が強力に得られる。
上記の美容方法においても、前述と同様、前記処理が、水、脂質および有機溶媒からなる群より選択される少なくとも1種の二酸化炭素溶解用液を必須成分とする二酸化炭素吸収補助材を用いて皮膚粘膜を二酸化炭素溶解用液で湿らせる処理であるのが好ましい。また、前記処理が、皮膚粘膜の温度を下げる処理であるのが好ましい。さらに、前記二酸化炭素吸収補助材として、皮膚粘膜よりも低い温度に設定されたものを用いるのが好ましい。また、前記二酸化炭素吸収補助材として、前記二酸化炭素溶解用液を含む液状の二酸化炭素吸収補助液を用いるのが好ましい。前記二酸化炭素吸収補助材として、前記二酸化炭素溶解用液を含んだ二酸化炭素吸収補助体を用いるのが好ましい。前記二酸化炭素吸収補助材として、増粘剤をさらに含むものを用いるのが好ましい。前記増粘剤として、天然高分子、半合成高分子、合成高分子および無機物からなる群より選択される少なくとも1種を用いるのが好ましい。前記二酸化炭素の投与を、気体状二酸化炭素を皮膚粘膜に投与することにより行うのが好ましい。前記二酸化炭素の投与を、二酸化炭素含有外用剤を皮膚粘膜に投与することにより行うのが好ましい。前記気体状二酸化炭素として、皮膚粘膜の温度よりも低く設定されたものを用いるのが好ましい。前記二酸化炭素含有外用剤として、皮膚粘膜の温度よりも低く設定されたものを用いるのが好ましい。
本発明の治療方法は、上記した二酸化炭素の経皮経粘膜吸収方法を行うことを特徴としている(請求項14)。すなわち、二酸化炭素を皮膚粘膜に投与して経皮経粘膜吸収させる治療方法であって、前記二酸化炭素の投与前または投与時に、二酸化炭素の経皮経粘膜吸収量を増大させる処理を行うことを特徴としている。
上記の構成によれば、二酸化炭素の投与時または投与前に、皮膚粘膜に対し二酸化炭素の経皮経粘膜吸収量を増大させる処理を行うので、炭酸泉や二酸化炭素含有外用剤を単に投与する場合と比べ、経皮経粘膜吸収された二酸化炭素によるアトピー性皮膚炎の治療効果などが強力に得られる。
上記の治療方法においても、前述と同様、前記処理が、水、脂質および有機溶媒からなる群より選択される少なくとも1種の二酸化炭素溶解用液を必須成分とする二酸化炭素吸収補助材を用いて皮膚粘膜を二酸化炭素溶解用液で湿らせる処理であるのが好ましい。また、前記処理が、皮膚粘膜の温度を下げる処理であるのが好ましい。さらに、前記二酸化炭素吸収補助材として、皮膚粘膜よりも低い温度に設定されたものを用いるのが好ましい。また、前記二酸化炭素吸収補助材として、前記二酸化炭素溶解用液を含む液状の二酸化炭素吸収補助液を用いるのが好ましい。前記二酸化炭素吸収補助材として、前記二酸化炭素溶解用液を含んだ二酸化炭素吸収補助体を用いるのが好ましい。前記二酸化炭素吸収補助材として、増粘剤をさらに含むものを用いるのが好ましい。前記増粘剤として、天然高分子、半合成高分子、合成高分子および無機物からなる群より選択される少なくとも1種を用いるのが好ましい。前記二酸化炭素の投与を、気体状二酸化炭素を皮膚粘膜に投与することにより行うのが好ましい。前記二酸化炭素の投与を、二酸化炭素含有外用剤を皮膚粘膜に投与することにより行うのが好ましい。前記気体状二酸化炭素として、皮膚粘膜の温度よりも低く設定されたものを用いるのが好ましい。前記二酸化炭素含有外用剤として、皮膚粘膜の温度よりも低く設定されたものを用いるのが好ましい。
吸収補助液としての水を使用し、22歳の女性の右手を36℃の水に5分間つけさせ、手を湿らせた。左手はそのままにしておき、各々の手を長さ25cm、幅20cmの透明なビニール袋に入れ、手首の部分をゴムひもで縛って密閉状態とし、中の空気を抜いた。各々のビニール袋のゴムひもで縛った部分からビニールチューブを挿入して炭酸ガスボンベの気体状二酸化炭素を吹き込み、ビニール袋を気体状二酸化炭素で可能な限り膨らませたところ、右手甲は直ちに赤くなり、血行促進が観察されたが、左手甲にはまったく変化が見られなかった。20分後に各々のビニール袋をはずしたところ、右手甲は約2分後に赤みがひいた後、左手甲と比較して肌が白く、艶が良くなり、血管が少し浮き出ていたが、左手甲には本試験前と比較してほとんど変化が認められなかった。
〔二酸化炭素含有外用組成物Aの調製〕
特開2000−319187号公報の実施例18に従い、炭酸水素ナトリウム2.4重量部、アルギン酸ナトリウム2.0重量部、カルボキシメチルスターチナトリウム2.0重量部、カルボキシメチルセルロースナトリウム2.0重量部、精製水91.6重量部、クエン酸2.0重量部を用いて二酸化炭素含有外用組成物Aを調製した。
〔手の甲の美白試験〕
吸収補助液としての水を使用し、22歳の女性の右手を36℃の水に5分間つけさせ、手を湿らせた。左手はそのままにしておき、両手の甲に二酸化炭素含有外用組成物Aを各々15g塗布し、15分間放置した。15分後に各々の組成物除去後、両手甲ともに全体が赤くなり、血行促進が観察されたが約2分後には赤みは完全に消えた。赤みが完全に消えた後、右手甲は左手甲と比較して肌が白く、艶が良くなり、血管が少し浮き出ていたが、左手甲には血管の浮き出しは見られなかった。
22歳の女性の右手甲に凍った保冷剤をタオルで包んであてて全体を冷やし、皮膚温を20℃に下げた。左手はそのままにしておき、各々の手を長さ25cm、幅20cmの透明なビニール袋に入れ、手首の部分をゴムひもで縛って密閉状態とし、中の空気を抜いた。各々のビニール袋のゴムひもで縛った部分からビニールチューブを挿入して炭酸ガスボンベの気体状二酸化炭素を吹き込み、ビニール袋を気体状二酸化炭素で可能な限り膨らませたところ、右手甲は直ちに赤くなり、血行促進が観察されたが、左手甲にはまったく変化が見られなかった。20分後に各々のビニール袋をはずしたところ、右手甲は約2分後に赤みがひいた後、左手甲と比較して肌が白く、艶が良くなり、血管が少し浮き出ていたが、左手甲には本試験前と比較してほとんど変化が認められなかった。
22歳の女性の右手甲に凍った保冷剤をタオルで包んであてて全体を冷やし、皮膚温を20℃に下げた。左手はそのままにしておき、両手の甲に二酸化炭素含有外用組成物Aを各々15g塗布し、15分間放置した。15分後に各々の組成物除去後、両手甲ともに全体が赤くなり、血行促進が観察されたが約2分後には赤みは完全に消えた。赤みが完全に消えた後、右手甲は左手甲と比較して肌が白く、艶が良くなり、血管が少し浮き出ていたが、左手甲には血管の浮き出しは見られなかった。
上腕の太さが気になるという21才の女性の右上腕全体に、4℃に冷やした二酸化炭素含有外用組成物A100gを、左上腕全体に36℃の二酸化炭素含有外用組成物A100gを塗布し、各々食品包装用フィルムをその上からまいて30分間放置した。各々の組成物除去後、右上腕中央部の周囲長は二酸化炭素含有外用組成物A投与前と比較して28.5cmから27.0cmに減少したが、該左上腕の周囲長に変化は認められなかった。また、右上腕皮膚は周囲の皮膚や左上腕などと比較して白く、艶が良くなった。
吸収補助液としての水を使用し、22歳の女性の右手を4℃の水に3分間つけさせて全体を湿らせると同時に冷やし、皮膚温を20℃に下げた。左手はそのままにしておき、各々の手を長さ25cm、幅20cmの透明なビニール袋に入れ、手首の部分をゴムひもで縛って密閉状態とし、中の空気を抜いた。各々のビニール袋のゴムひもで縛った部分からビニールチューブを挿入して炭酸ガスボンベの気体状二酸化炭素を吹き込み、ビニール袋を気体状二酸化炭素で可能な限り膨らませたところ、右手甲は直ちに赤くなり、血行促進が観察されたが、左手甲にはまったく変化が見られなかった。20分後に各々のビニール袋をはずしたところ、右手甲は約2分後に赤みがひいた後、左手甲と比較して肌が白く、艶が良くなり、血管が少し浮き出ていたが、左手甲には本試験前と比較してほとんど変化が認められなかった。
〔二酸化炭素含有外用組成物Bの調製〕
特開2000−319187号公報の実施例309に従い、水200ml、炭酸水素ナトリウム2g、アルギン酸ナトリウム6g、カルボキシメチルセルロースナトリウム8g、1,3−ブチレングリコール2g、銅クロロフィリンナトリウム微量を用いて塩基性組成物218gを得た。同じく該公報の実施例309に従い、クエン酸13.5kg、7%HPC−Lエタノール溶液5.4kg、精製白糖顆粒67kgを用いて顆粒剤80kgを得た。該塩基性組成物25gと該顆粒剤1.2gを顆粒剤が完全に溶けるまで混合攪拌して二酸化炭素含有外用組成物Bを得た。
〔顔の部分痩せ試験〕
ふっくらした頬が気になるという30才の女性の右頬に冷蔵庫で4℃に冷やしたおしぼり(水含浸済み、吸収補助体)を3分間あてて皮膚を湿らせるとともに皮膚温を20℃に下げ、その後顔全体に二酸化炭素含有外用組成物Bを塗布したところ、塗布後4分で右の口角が上がり始め、右頬が左頬に比べて小さくなり始めた。塗布20分後に二酸化炭素含有外用組成物Bを完全に取り去ったところ、明らかに右の口角が上がり、右頬が左頬に比べて小さくなった。被験者の女性自身も右頬が引きつるような部分痩せと肌の引き締め効果を認めた。また、右頬は他の顔の部分に比較して白く、艶が良くなった。二酸化炭素含有外用組成物B塗布前後に撮影した頬の皮膚の50倍拡大写真を比較したところ、右頬の皮膚は塗布前に比較して塗布後の皮溝、皮丘が非常に明瞭になり、明白な若返りのパターンを示した。一方、左頬の皮膚は該外用剤塗布前後で皮溝、皮丘が明瞭になったものの、その程度は右頬ほどではなかった。
ふっくらした頬が気になるという42才の女性の右半顔に冷蔵庫で4℃に冷やしたおしぼり(水含浸済み、吸収補助体)を3分間あてて皮膚を湿らせるとともに皮膚温を20℃に下げ、その後顔全体に二酸化炭素含有外用組成物A30gを顔全体に塗布し、食品包装用フィルムで覆った。該フィルムの上から右半顔に4℃に冷やしたおしぼりを15分間あててさらに冷やし、前記組成物Aを除去したところ、右頬は左頬に比べて小さくなり、右目の位置が左目の位置より約5mm高くなって小顔効果および顔のリフトアップ効果が明らかであった。また、右半顔は左半顔に比較して肌が白く、きめが細かくなった。
47歳の男性の左すねの長さ1cmの切り傷に対し、4℃に冷やした二酸化炭素含有外用組成物A2gを塗布し15分間放置したところ、傷口が完全に塞がった。一方、同じ男性の左かかとの長さ5mmの切り傷に36℃の二酸化炭素含有外用組成物A1gを塗布し15分間放置したところ、傷口は塞がらなかった。
43歳の女性の顔全体を4℃に冷やしたおしぼり(水含浸済み、吸収補助体)を3分間あてて皮膚を湿らせるとともに皮膚温を21℃に下げ、顔の右半分に4℃に冷やした二酸化炭素含有外用組成物A15gを、顔の左半分に36℃の二酸化炭素含有外用組成物A15gを塗布し、10分間放置した後完全に取り去った。その結果、前記女性の右の口角が上がり、右頬が左頬に比べて小さくなり、右目の位置が左目の位置より約4mm高くなった。前記女性自身は両頬が引きつるような感じと肌の引き締め効果を認めたが、右の頬がより強く引っ張られる感覚を覚えた。また、顔全体が白く、艶が良くなったが、右側が左側に比べて特に白く、艶が良くなった。
〔吸収補助液Aの調製〕
精製水98重量部にアルギン酸ナトリウム1重量部、カルボキシメチルセルロースナトリウム1重量部を加えてとかし、pH7.3の半合成高分子を含む吸収補助液Aを得た。
〔上腕の部分肥満改善試験〕
上腕の太さに悩んでいた40才の女性の左上腕全体に0.5gの吸収補助液Aを塗布し10分間放置して湿らせた。右上腕には何も塗布せず、周囲長38cm、長さ15cmの筒状のビニールを左右の上腕各々の全体が覆われるようにかぶせ、両端をゴムひもでとめて密閉状態とし、中の空気を抜いた。各々のビニールのゴムひもで縛った部分からビニールチューブを挿入して炭酸ガスボンベの気体状二酸化炭素を吹き込み、ビニールを気体状二酸化炭素で可能な限り膨らませたところ、左上腕皮膚は直ちに赤くなり、血流増加が認められたが、右上腕には変化が認められなかった。30分後に各々のビニールをはずし、各上腕中央部の周囲長を計ったところ、左上腕は気体状二敵化炭素投与前の33cmから32cmに減少していたが、右上腕の周囲長には全く変化が認められなかった。また、左上腕皮膚の赤みは該ビニールをはずした後約2分後に消失し、副作用は一切認められなかったとともに、周囲皮膚や右上腕と比較して白く、艶が良くなった。
〔含水高分子膜Aの調製〕
20cm×40cmのセルロース膜に蒸留水を十分しみこませ、吸収補助体としての含水高分子膜Aを調製した。
〔ドライアイスの煙の調製〕
200gのドライアイスを内径1cmのビニールチューブが連結された閉じた容器に入れ、適時水をかけてドライアイスの煙(冷たい二酸化炭素含有外用剤)を発生させた。
〔腹部の部分肥満改善試験〕
腹部肥満が気になるという37才の男性の腹部に含水高分子膜Aを貼付してドライアイスの煙をビニールチューブから含水高分子膜Aの上に20分間浴びせ続けたところ、ウェストが92cmから91cmに減少した。また、含水高分子膜Aの貼付部位の皮膚が他の腹部皮膚に比較して白く、艶が良くなった。同じく腹部肥満が気になるという34才の男性に、ドライアイスの煙をビニールチューブから腹部上に40分間浴びせ続けたが、ウェストの減少や肌が白くなるなどの効果は認められなかった。
〔含水高分子膜Bの調製〕
10cm×20cmのセルロース膜に蒸留水を十分しみこませ、吸収補助体としての含水高分子膜Bを調製した。
〔シミの改善試験〕
手の甲のシミが目立つと訴える69才の女性に対し、4℃に冷やした含水高分子膜Bを右手甲に貼付した。左手甲はそのままにしておき、各々の手を長さ25cm、幅20cmの透明なビニール袋に入れ、手首の部分をゴムひもで縛って密閉状態とし、中の空気を抜いた。各々のビニール袋のゴムひもで縛った部分からビニールチューブを挿入して炭酸ガスボンベの気体状二酸化炭素を吹き込み、ビニール袋を気体状二酸化炭素で可能な限り膨らませ15分間放置した。これを1週間繰り返したところ、右手甲全体が左手甲に比較して白くなるとともに、シミが目立たなくなった。また右手甲は血管が少し浮き出たが、左手甲には本試験前と比較してほとんど変化が認められなかった。
〔吸収補助液Bの調製〕
精製水99重量部にカラギーナン1重量部を加えて溶かし、pH7.2の天然高分子を含む吸収補助液Bを得た。
〔大腿の部分肥満改善試験〕
大腿の太さを気にしていた40才の女性の右大腿全体に4℃に冷やした3gの吸収補助液Bを塗布し、3分間放置して湿らせるとともに皮膚温を21.5℃に下げた。左大腿には何も塗布せず、周囲長45cm、長さ20cmの筒状のビニールを左右の大腿各々の全体が覆われるようにかぶせ、両端をゴムひもでとめて密閉状態とし、中の空気を抜いた。該ビニールの端からビニールチューブを挿入して炭酸ガスボンベの気体状二酸化炭素を吹き込み、該ビニールを気体状二酸化炭素で可能な限り膨らませたところ、右大腿皮膚は直ちに赤くなり、血流増加が認められたが、左大腿には変化が認められなかった。20分後に両大腿を覆った各々のビニールをはずし、各大腿中央部の周囲長を計ったところ、右大腿は気体状二酸化炭素投与前の41cmから40cmに減少していたが、左大腿の周囲長には全く変化が認められなかった。また、右大腿皮膚の赤みは該ビニールをはずした後約2分後に消失し、副作用は一切認められなかったとともに、周囲皮膚や左大腿と比較して白く、艶が良くなった。
顔のシミとそばかすが目立つと訴える41才の女性に対し、4℃に冷やした吸収補助液Aに浸したカット綿(吸収補助体)を顔の右半分を覆うように、4℃に冷やした通常の精製水に浸したカット綿(吸収補助体)を顔の左半分を覆うように5分間あてて皮膚を湿らせるとともに、皮膚温を21℃に下げ、カット綿を取り除き、その後顔全体に二酸化炭素含有外用組成物A30gを塗布し、10分間パックさせた。このパックを毎日12日間続けさせたところ、顔の右側は左側より白くなり、シミとそばかすはほとんど目立たなくなった。顔の左側は本試験前より白くなったものの、シミとそばかすは改善されず、肌が白くなった分かえって目立つ結果となった。
27歳の女性の右手甲に吸収補助液としてのγ−リノレン酸(脂質)0.5gを塗布し、左手はそのままにしておき、各々の手を長さ25cm、幅20cmの透明なビニール袋に入れ、手首の部分をゴムひもで縛って密閉状態とし、中の空気を抜いた。各々のビニール袋のゴムひもで縛った部分からビニールチューブを挿入して炭酸ガスボンベの気体状二酸化炭素を吹き込み、ビニール袋を気体状二酸化炭素で可能な限り膨らませたところ、右手甲は直ちに赤くなり、血行促進が観察されたが、左手甲にはまったく変化が見られなかった。20分後に各々のビニール袋をはずしたところ、右手甲は約2分後に赤みがひいた後、左手甲と比較して肌が白く、艶が良くなったが、左手甲には本試験前と比較してほとんど変化が認められなかった。
27歳の女性の右手甲に吸収補助液としてのn−ブタノール(有機溶媒)0.5gを塗布し、左手はそのままにしておき、各々の手を長さ25cm、幅20cmの透明なビニール袋に入れ、手首の部分をゴムひもで縛って密閉状態とし、中の空気を抜いた。各々のビニール袋のゴムひもで縛った部分からビニールチューブを挿入して炭酸ガスボンベの気体状二酸化炭素を吹き込み、ビニール袋を気体状二酸化炭素で可能な限り膨らませたところ、右手甲は直ちに赤くなり、血行促進が観察されたが、左手甲にはまったく変化が見られなかった。10分後に各々のビニール袋をはずしたところ、右手甲は約2分後に赤みがひいた後、左手甲と比較して肌が白く、艶が良くなったが、左手甲には本試験前と比較してほとんど変化が認められなかった。
アトピー性皮膚炎のある9歳の女児に対し、右腕のアトピー性皮膚炎には吸収補助液A1gを塗布した。左腕のアトピー性皮膚炎には何もつけなかった。各々のアトピー性皮膚炎の部分を直径10cm、長さ15cmの筒状ビニールで覆い、袋の両端をゴムひもで締め、中の空気を抜いた。前記筒状ビニールの中にチューブを入れ、炭酸ガスボンベから100%炭酸ガスを入れてビニールを膨らませた。吸収補助液Aを塗布した右腕の皮膚は直ちに赤くなって血管拡張が確認されたが、左腕の皮膚は変化が見られなかった。10分後に筒状ビニールを取り除いたところ、右腕のアトピー性皮膚炎の皮膚は痒みがなくなり、滑らかになった。一方、左腕のアトピー性皮膚炎の皮膚は特に変化はなく、痒みは少し強くなった。
Claims (14)
- 二酸化炭素を皮膚粘膜に投与して経皮経粘膜吸収させる方法であって、前記二酸化炭素の投与前または投与時に、二酸化炭素の経皮経粘膜吸収量を増大させる処理を行うことを特徴とする二酸化炭素の経皮経粘膜吸収方法。
- 前記処理が、水、脂質および有機溶媒からなる群より選択される少なくとも1種の二酸化炭素溶解用液を必須成分とする二酸化炭素吸収補助材を用いて皮膚粘膜を二酸化炭素溶解用液で湿らせる処理であることを特徴とする請求項1記載の二酸化炭素の経皮経粘膜吸収方法。
- 前記処理が、皮膚粘膜の温度を下げる処理であることを特徴とする請求項1記載の二酸化炭素の経皮経粘膜吸収方法。
- 前記二酸化炭素吸収補助材として、皮膚粘膜よりも低い温度に設定されたものを用いることを特徴とする請求項2記載の二酸化炭素の経皮経粘膜吸収方法。
- 前記二酸化炭素吸収補助材として、前記二酸化炭素溶解用液を含む液状の二酸化炭素吸収補助液を用いることを特徴とする請求項2記載の二酸化炭素の経皮経粘膜吸収方法。
- 前記二酸化炭素吸収補助材として、前記二酸化炭素溶解用液を含んだ二酸化炭素吸収補助体を用いることを特徴とする請求項2記載の二酸化炭素の経皮経粘膜吸収方法。
- 前記二酸化炭素吸収補助材として、増粘剤をさらに含むものを用いることを特徴とする請求項2記載の二酸化炭素の経皮経粘膜吸収方法。
- 前記増粘剤として、天然高分子、半合成高分子、合成高分子および無機物からなる群より選択される少なくとも1種を用いることを特徴とする請求項7記載の二酸化炭素の経皮経粘膜吸収方法。
- 前記二酸化炭素の投与を、気体状二酸化炭素を皮膚粘膜に投与することにより行うことを特徴とする請求項1記載の二酸化炭素の経皮経粘膜吸収方法。
- 前記気体状二酸化炭素として、皮膚粘膜の温度よりも低く設定されたものを用いることを特徴とする請求項9記載の二酸化炭素の経皮経粘膜吸収方法。
- 前記二酸化炭素の投与を、二酸化炭素含有外用剤を皮膚粘膜に投与することにより行うことを特徴とする請求項1記載の二酸化炭素の経皮経粘膜吸収方法。
- 前記二酸化炭素含有外用剤として、皮膚粘膜の温度よりも低く設定されたものを用いることを特徴とする請求項11記載の二酸化炭素の経皮経粘膜吸収方法。
- 請求項1〜12のいずれか一項に記載の二酸化炭素の経皮経粘膜吸収方法を行うことを特徴とする美容方法。
- 請求項1〜12のいずれか一項に記載の二酸化炭素の経皮経粘膜吸収方法を行うことを特徴とする治療方法。
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