JPWO2004069550A1 - インクジェット記録用紙 - Google Patents

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Abstract

非塗工紙と同等以上の嵩を有し、表面の平滑性、印字画像の鮮明性やインク吸収性、耐水性は塗工タイプの品質を維持し、嵩高でありながら、インクの裏抜けやコックリングが改善されたインクジェット記録用紙を提供する。原紙上にインク受理層を設けてなるインクジェット記録用紙であって、該原紙が合成繊維を含有しているインクジェット記録用紙。合成繊維が分岐形状を有する合成繊維であるインクジェット記録用紙は、好ましい態様である。

Description

本発明は、インクを用いて記録するインクジェット記録用紙に関するものである。さらに詳しくは、印字画像の鮮明性や耐水性に優れるインクジェット記録用紙において嵩が高く平滑でインクの裏抜けやコックリング防止効果が特に優れるインクジェット記録用紙に関するものである。
インクジェット記録方式は、騒音が少なく、現像や定着等のプロセスを必要とせず、且つ容易にフルカラー記録が行えるので各種プリンターに利用され、近年急速に普及してきている。特に、コンピューターにより発色画像が形成されることと、記録装置を比較的小型にすることができること、その装置の保守が容易であり、なおかつ駆動音及び記録音の発生が非常に低いという利点より、近年ファクシミリや各種プリンターの記録方式として利用されている。
さらに最近では、インクジェット記録方式の高速化・高精細化などの要求によるインクジェット記録装置の性能向上や用途拡大に伴いインクジェット記録用紙に対してもより高度な特性が求められている。
まず、インクジェット記録用紙としては画像の印字濃度が高く色調が明るく鮮明であること、インクの吸収が早く印字画像の重なった場合においても、インクが流れ出たりにじんだりしないこと、印字ドットの縦方向や横方向への拡散が必要以上に大きくなく且つ周辺が滑らかであることなど、画像鮮明性に優れていることが要求されている。
また、保存性に関して、高湿度条件下などや印字画像部が水に浸された場合にもインクが流れ出さないように、印字画像の耐水性に優れていることが要求される。
このような要求を満たすために、いわゆるコート紙タイプは、支持体である紙の上にシリカなどの顔料を主体とするインク受理層を設けて、画像鮮明性などを向上させている。また、インク受理層にカチオン性高分子染料定着剤を含有させることによって、印字画像の耐水性を向上させている。従来は、インク受理層を工夫することによって、種々の特性を付加していた。
しかしながら、一般にインク受理層を構成する成分はコストが高く、コストを下げるために、インク受理層の塗布量を少なくすると、インクの裏抜けを生じる場合がある。インクの裏抜けはインク受理層の吸収性だけでは不充分であり、支持体である原紙にまでインクの浸透が過剰になる現象である。広義に言うと、インク裏抜けとはインクの裏映りも含有される。原紙にまでインクが浸透すると、コックリング(記録用紙が波打つ状態)という現象となる。コックリングは特にCAD、ポスター、印刷校正用、ディスプレー用等に使用される大判のインクジェットプリンターでは一般的にインク吐出量が通常のパーソナルプリンターに比べ多いこともあり、コックリングの問題は深刻である。コックリングが酷いと外観上の問題のみならず、プリンターのヘッドに紙が接触したりして走行トラブルの原因となる。
このため、コックリングを回避するために各種の方法が提案されている(例えば特開平11−034482号公報参照)。大判プリンター用は一般に記録用紙の重量が大きく、またインクを基材に浸透させないためにレジンコート紙やフィルム、不織布(例えば特開2000−2996670号公報参照)が使用されるケースが多いが、これらは高価であり、リサイクル性が悪いといった問題がある。
紙を基紙とする塗工タイプインクジェット記録用紙では、裏抜けやコックリングを回避するためには、シリカなどの顔料を含むインク受理層を厚くする、すなわち塗工量を多くしたり、原紙を厚くしたりする等の対策が一般的にとられている。このため、塗工タイプのインクジェット記録用紙は非塗工タイプのインクジェット記録用紙に比べ密度が高くなっている。原紙を厚くすることはコックリングには良い方向ではある。これらの対策はいずれも単位面積あたりのコスト増につながる。原紙の密度を下げて厚さを出すことは、公知の方法で可能である(例えば特開2002−103791号公報参照)が、密度だけを単純に下げると、原紙表面の平滑度低下を招来し、塗工後の平滑度にも影響を与える。コート紙表面の平滑性が不足すると印字の均一性が低下したり、搬送性が低下したりする問題が発生しやすい。平滑度を犠牲にせずに密度を下げる必要がある。
本発明者らは、鋭意検討を進めた結果、合成繊維を天然繊維と混抄した原紙を用いてインクジェット記録用紙を製造することにより、インク受理層を塗工後においても嵩が高く、平滑なインクジェット記録用紙ができることを見出した。また多量のインクを印字した場合に問題となっていたコックリングやインク裏抜けが改善できることを見出し、さらに表面平滑性が優れ印字画像の鮮明性も非常に優れることを見出し、本発明に到達した。
本発明の目的は、非塗工紙と同等もしくはそれ以上の嵩を有し、表面の平滑性、印字画像の鮮明性やインク吸収性、耐水性は塗工タイプの品質を維持したインクジェット記録用紙を提供することにある。
さらに本発明のもう一つの目的は、嵩高でありながら、インクの裏抜けやコックリングが改善され、特に大判プリンター用として好適でリサイクル可能なインクジェット記録用紙を提供することにある。
本発明は、原紙上にインク受理層を設けてなるインクジェット記録用紙であって、該原紙が合成繊維を含有しているインクジェット記録用紙を提供する。
本発明は、原紙上にインク受理層を設けてなるインクジェット記録用紙であって、該原紙が分岐形状を有する合成繊維を含有しているインクジェット記録用紙は、本発明の好ましい態様である。
本発明は、原紙上にインク受理層を設けてなるインクジェット記録用紙であって、該原紙が分岐形状を有する合成繊維として合成パルプを含有しているインクジェット記録用紙も本発明の好ましい態様である。
本発明は、原紙上にインク受理層を設けてなるインクジェット記録用紙であって、該原紙に合成繊維を含有するインクジェット記録用紙を提供するものである。より好ましくは、合成繊維を天然繊維と混抄した原紙を用いたインクジェット記録用紙である。
(合成繊維)
本発明に用いられる合成繊維は湿式抄紙可能なものであれば任意の合成繊維が選択可能である。代表的な合成繊維としてはポリエチレン単繊維、ポリプロピレン単繊維、レーヨン繊維、ビニロン繊維、レーヨン繊維、ポリエステル繊維、アクリル繊維、ポリエチレン/ポリプロピレン複合繊維、ポリプロピレン/ポリエチレンテレフタレート複合繊維、ポリエチレン/ポリエチレンテレフタレート複合繊維、ポリエステル複合繊維、合成パルプなどが挙げられる。
これらの合成繊維の形態は抄紙機によって抄紙できる範囲にあれば短繊維でも長繊維でもよいが、平均繊維長が0.1〜10mm、好ましくは0.1〜5mm、さらに好ましくは0.1〜3mmの範囲内にあるものが好ましい。この範囲にあれば、実質的なシート化を実現し、抄紙で均一なシートとしうる平均繊維長という観点から好ましい結果が得られる。
本発明の合成繊維としては、分岐形状を有する合成繊維であることが好ましい。分岐形状とは、繊維の表面から繊維が多数の枝分かれしている形状をいう。合成繊維として分岐形状を有する合成繊維を用いると、さらに地合が良く嵩の向上と同時に平滑な原紙となるので、分岐形状を有する合成繊維を本発明の合成繊維として挙げることができる。分岐形状した合成繊維は、通常の円形ないし矩形断面、さらには多角形断面を有するフィラメントに機械的な衝撃を加えて二次的に分岐形状に変形した繊維であっても、あるいは繊維形成工程で分岐形状になるように製造した繊維であってもよい。分岐形状を有する合成繊維はフィブリル化していることから比表面積が高く、それがシートに用いられた場合にもかなりの程度維持されることを分岐形状を有する合成繊維の別の利点として挙げることができる。天然パルプのフィブリルはシート化した場合繊維間の水素結合に寄与し、結果としてシートの比表面積が減少するように作用するが、この現象とは対照的である。シートの比表面積が高くなるとシートの不透明度および白色度が向上するが、不透明度の向上は印字した場合の裏抜けを改善し鮮明性の改善に寄与する。分岐形状を有する合成繊維としては、さらに好ましくは合成パルプを挙げることができる。
(合成パルプ)
前記合成パルプとしては、ポリエチレン、ポリプロピレンなどのオレフィンの単独重合体、エチレン−プロピレン共重合体、エチレン−ブテン−1共重合体、エチレン−4−メチルペンテン−1共重合体などのエチレンと他のα−オレフィンとの共重合体などのポリオレフィン系樹脂、ポリスチレン、ポリメチルメタクリレート、ポリアクリロニトリル、塩化ビニル樹脂、塩化ビニリデン樹脂、ナイロン、ポリエステル、ポリフルオロエチレンなどの合成樹脂を主成分とする合成パルプが挙げられるが、中でもポリオレフィン系樹脂の合成パルプが安価であり好適に用いられる。
ポリオレフィン系樹脂としてはポリエチレン、ポリプロピレン、4−メチルペンテン−1などのオレフィンの単独重合体、エチレン−プロピレン共重合体、エチレン−ブテン−1共重合体、エチレン−4−メチルペンテン−1共重合体等のエチレンと他のα−オレフィンとの共重合体などが例示されるが、中でもポリエチレンやポリプロピレンが好適に使用される。
また、合成パルプの平均繊維長は、前記したように通常は0.1〜10mmのものが用いられるが、特には0.1〜5mmの範囲内であることが好ましい。
さらに合成パルプの濾水度は、得られるシート強度および抄造性の観点から0.1〜20秒/g程度であることが好ましい。
前記の合成樹脂をパルプ化するに際して、本発明の目的を損なわない範囲内で、各種の添加剤を加えることができる。添加剤の例としては、難燃剤、酸化防止剤、帯電防止剤、耐候安定剤、顔料などを挙げることができる。
この合成樹脂から合成パルプを製造するには既に公知の方法を適用することができ、その製法は、Encyclopedia of Chemical Technology 3rd ed,Vol.19,P420−425に詳細に説明されている。例えば、溶融紡糸した繊維を短く切った後に叩解する方法、溶融フラッシュもしくはエマルジョンフラッシュを行った後に叩解処理する方法などがある。
本発明に係る合成パルプの製法としては、樹脂組成物の溶液あるいはエマルジョンをフラッシュ紡糸する方法が適している。中でも、ポリビニルアルコール(PVA)を親水化剤として用いるエマルジョンフラッシュ法が特に好ましく、紙の製造に好適な良好な繊維形状を有するパルプを得ることができる。PVAの添加量は、PVAを含む合成パルプ全量に対して、0.01〜10重量%が好ましい。
(天然パルプ)
本発明で使用する天然パルプとしては、主にL−BKP、N−BKPに代表される木材漂白化学パルプが使用される。必要に応じてGP、TMP、BCTMP等の機械パルプ、ケナフ、コットンリンター、麻等の非木材パルプ、古紙パルプを適宜配合することもできる。
(原紙)
合成繊維と天然パルプとの混抄割合は使用する天然パルプの種類で異なるが、通常配合割合は10/90〜80/20重量%、好ましくは20/80〜70/30重量%、さらに好ましくは30/70〜60/40重量%がよい。合成繊維の配合割合が10重量%より少ないとコックリング防止効果が不十分であり、80重量%より多いと強度が不足し、塗工工程で断紙が起こりやすくなり、また経済的にも不利となる。適正な合成繊維の配合率は嵩への効果、コックリング防止効果をみながら決定される。
合成繊維と天然パルプとの混抄紙は、密度が0.5〜1.0g/cmの範囲であることが好ましく、さらに好ましくは0.6〜0.9g/cmであることが望ましい。密度が低すぎると、インク受理層を設ける際に原紙の繊維間の空隙に塗工液が埋没しやすくなり平滑度の低下が大きくなるとともにインクジェットプリンターで印字した場合に印字の均一性が低下する傾向がある。塗工量を増加させることで均一性はある程度補えるが、本発明のインクジェット記録用紙の特長である嵩高性が犠牲になる。一方密度が高すぎるとインク受理層を設ける際に原紙の被覆性は良好であるが、原紙層におけるインク吸収力が低下しその結果インク受理層表面でのインク吸収速度が低下したり、インクの裏抜けが発生したりする傾向がある。
尚、インク受理層塗工後の密度は水性顔料液を塗工することによる原紙の厚さ増と塗工による重量増により変化するので、インク受理層塗工後の密度でいうと0.5〜0.8g/cmの範囲にあることが好ましい。
(サイズ剤等添加薬品)
紙料中には通常紙力剤、填料、バンド、歩留まり向上剤、染料、蛍光染料などが適宜用いられる。これらの好ましいものとして下記の例示をすることができるが、本発明はこれらに限定されるものではない。
紙力剤としてはカチオン澱粉、ポリアクリルアマイドなどが用いられる。填料としては炭酸カルシウム、タルク、クレー、合成ゼオライト、珪酸カルシウム、チタン等が用いられる。歩留まり向上剤はコロイダルシリカ、ポリアクリルアマイド、ポリエチレンイミンなどが用いられる。染料、蛍光染料は紙の色相を調節するために添加されるが、直接染料、塩基性染料、酸性染料などが用いられる。
紙料中のサイズ剤としては、填料に炭酸カルシウムを用いる場合には、アルキルケテンダイマー(AKD)、アルケニル無水琥珀酸(ASA)、中性ロジン等が用いられる。また、填料に炭酸カルシウム以外のものを用いる場合には、主に強化ロジン、鹸化ロジンが紙料中のサイズ剤として用いられる。
(原紙の製法)
原紙の製法は特に限定されるものではなく、公知の抄紙機、すなわち長網、丸網、ハイブリッドフォーマー、ギャップフォーマーなどを使用し、プレス工程、乾燥工程を経て原紙を作成することができる。途中の工程で、サイズプレス、フィルムトランスファーロールコーターまたはメタリングサイズプレスなどを使用して、澱粉、ポリビニルアルコール、ポリアクリルアマイドなどの単独または混合物を、あるいは予備塗工として顔料とバインダーからなる塗工液を原紙に塗工することができる。原紙の坪量は特に限定するものではないが通常50〜200g/m程度の範囲である。
(インク受理層)
原紙上に設けるインク受理層は、無機顔料と水溶性高分子バインダーを主体として形成される。無機顔料としては、カオリン、クレー、重質炭酸カルシウム、軽重質炭酸カルシウム、水酸化アルミニウム、サチンホワイト、二酸化チタン、焼成クレー、酸化亜鉛、硫酸バリウム、タルク、合成シリカ、珪酸リチウム、珪藻土、炭酸マグネシウム、水酸化マグネシウム、酸化マグネシウム、マイカ、天然ゼオライト、合成ゼオライト、擬ベーマイト、ハイドロキシアパタイト、層間化合物などを用いることができる。以上のような無機顔料の中でも、必要とする細孔容積及びインク吸収性を得るために多孔性合成非晶質シリカや多孔性合成非晶質アルミナ等が好ましい。これらの無機顔料の製造法としては、例えば、水熱合成法、共沈法、ゾル−ゲル法などを挙げることができるがこれらに限定されるものではない。
無機顔料は、カップリング剤や有機物による表面改質や、金属イオン交換法、気相蒸着法や液相析出法による表面処理など、多元的な機能性を付与させるために表面処理が施されたものであってもよい。また、印刷保存性の向上を目的に、ラジカルトラッピング剤や還元剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤を含浸させた顔料スラリーの形態で用いることも、インクジェット適性を著しく損なわない限り採用することができる。
本発明に用いられる水溶性高分子バインダーには以下のようなものが挙げられる。例えば、ポリビニルアルコール、カチオン化ポリビニルアルコール、ヒドロキシエチルセルロース、カルボキシメチルセルロース等のセルロース誘導体、ポリビニルピリジン、ポリエチレンオキサイド、ポリプロピレンオキサイド、でんぷん、酸化でんぷん、エステル化でんぷん、酵素変性でんぷん、カチオン化でんぷん、アルギン酸ソーダ、ポリスチレンスルホン酸ソーダ、カゼイン、ゼラチン、テルペンなどである。このうち、バインダー力やピグメントとの親和性や塗工液調製時の粘性制御の観点から、ポリビニルアルコールの使用がより好ましい。ここでは、ポリビニルアルコールのケン化度や重合度などは、特に限定されない。
これら水溶性高分子以外の接着剤としてスチレン−ブタジエン共重合体、メチルメタクリレート−ブタジエン共重合体等の共役ジエン系重合体ラテックス、エチレン−酢酸ビニル共重合体等のビニル系重合体ラテックスなどを、前記水溶性高分子バインダーと併用することができる。これらの接着剤は通常顔料100重量部に対して10重量部〜50重量部程度用いられるが、顔料の結合に充分な量であればその比率は特に限定されるものではない。
インク受理層は、無機顔料と水溶性高分子バインダーを主体とする塗工液を塗工することによって原紙上に形成させることができる。
インク受理層に用いる塗工液には、必要に応じて分散剤、消泡剤、pH調整剤、潤滑剤、湿潤剤、離型剤、保水剤、増粘剤、界面活性剤、防腐剤、柔軟剤、ワックス、導電防止剤、帯電防止剤、サイズ剤、耐水化剤、染料固着剤、可塑剤、蛍光増白剤、着色顔料、着色染料、流動改良剤、印刷適性向上剤、香料、脱臭剤などを適宜選定して添加することができる。
インク受理層は、このようにして調製された塗工液を一般の塗工方式、例えば、ブレードコーター、ロールコーター、リバースロールコーター、エアーナイフコーター、ダイコーター、バーコーター、グラビアコーター、カーテンコーター、チャンブレックスコーター、リップコーター、ロッドコーターなどの塗工方式によってオフマシンコーターあるいはオンマシンコーターで、原紙上に単層あるいは多層塗工して、本発明のインクジェット記録用紙を得ることができる。塗工液の液性からはエアーナイフコーター、カーテンコーター、ロッドコーターなどが好ましく、さらに好ましくはエアーナイフコーターである。
インク受理層の塗工量は、インクジェット印字および均一性に必要な被覆量および経済性の観点から、片面あたりの乾燥塗工量が5〜20g/m程度となるようにコーターにて塗工される。
ここで、インク受理層は、ある一定塗工量を数回に分けて塗工することもできる。数回に分割してインク受容層を塗工する方法としては、1層ごとに乾燥して塗工する場合と、複数層をウエット・オン・ウエットで同時に塗工する方法を挙げることができる。またこれらインク受理層の上にキャストコーター等の設備を使用し光沢層を設けることも可能である。
塗工後の乾燥方式は特に限定されるものではなく、以下の乾燥方式、すなわち熱風乾燥、赤外乾燥、常温乾燥、凍結乾燥等が挙げられるが、その乾燥効率から赤外乾燥、熱風乾燥が好ましい。
また、インク受理層の塗工後には、スーパーキャレンダー、マシンキャレンダー、ソフトキャレンダー等のキャレンダー装置を用いて平滑化処理を行うことができるが、嵩を大きく低下させない範囲で使用すべきである。通常これら仕上げ処理を行なわなくても本発明の記録用紙は十分な平滑性を有している。
本発明により従来の塗工タイプインクジェット用紙に比べて、嵩が高く高平滑であり、白色度、不透明度が高く、また印字画像の鮮明性、耐水性に優れ、特にインクの裏抜け、コックリングに優れたインクジェット記録用紙が提供される。
合成繊維は天然繊維の水素結合を阻害することで、原紙の嵩を上げ、同時にパルプ繊維間の隙間を埋めるため、平滑性が向上しインク受理層塗布後の平滑性も向上し印字画像鮮明性が優れると考えられる。
合成繊維を混抄すると、合成繊維がバインダーの役割を果たし、パルプ繊維の膨潤による波打ちを少なくするためにコックリングが良化し、原紙の不透明度が高くなる結果としてインク裏抜けも減少すると考えられる。
以下、実施例を挙げて本発明をより具体的に説明するが、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。
また、例中の「部」及び「%」は特に断らない限り「重量部」及び「重量%」を示す。
本発明における平均繊維長、濾水度及びカナディアンフリーネスは、下記の方法で測定した。
平均繊維長:
フィンランド・カヤニ社製FS−200型自動繊維長測定機を用い、単位重量当たりの平均繊維長(mm)を平均繊維長(CFL)とした。
濾水度:
シートの坪量を500g/mに変更する以外には、TAPPI−T221の規格に準じて、水排出に要する時間を秒単位で測定する。濾水度は、パルプのg当たりの時間です。
カナディアンフリーネス(略号=CSF):
JIS P−8121に準拠して測定した。
<原紙の作成>
ポリオレフィン系合成パルプ20部(商品名:SWP E620、三井化学社製 平均繊維長1.2mm 濾水度6sec/g)とカナディアンスタンダードフリーネス(CSF)400ccのLBKP80部からなるパルプスラリーにカチオン澱粉0.8%、タルク5%、サイズ剤(コロパールE−5H 星光化学工業社製)0.3%、硫酸バンド0.3%を添加して長網抄紙機により抄紙後、以下の配合の液を使ってサイズプレス処理を行い坪量70g/mのインクジェット記録用原紙を抄造した。
<サイズプレス液配合>
ポリビニルアルコール(商品名:PVA−117、クラレ社製)2部、表面サイズ剤(商品名:SS373、日本PMC社製)0.3部、水97.7部
<インク受理層用塗工液の調製>
合成非晶質シリカ(商品名:サイロジェットP412、グレースデビソン社製、平均粒子径12.0μm、平均細孔容積2.0ml/g)100部を使用し、そこに分散剤として、ポリアクリル酸ソーダ0.2部(商品名:キャリボンL−400、三洋化成社製)を添加し、カウレス分散機で20.0%の顔料スラリーを調製した。この顔料スラリーにポリビニルアルコール20部(商品名:PVA−117、クラレ社製)とエチレン酢酸ビニル30部(商品名;スミカフレックス401、住友化学社製)及び染料固着剤10部(商品名;DA−108、星光化学工業社製)を添加、攪拌・分散し、さらに水を添加し、固形分濃度が20%の塗工液を得た。
<インク受理層の形成>
得られた塗工液を、上記の原紙の片面に乾燥塗工量10g/mとなるようにエアーナイフコーターで塗工し、エアドライヤーで熱風乾燥し本発明のインクジェット記録用紙を得た。
実施例1においてポリオレフィン系合成パルプの配合を40部とした以外は、実施例1と同様にして本発明のインクジェット記録用紙を得た。
実施例1においてポリオレフィン系合成パルプの配合を80部とした以外は実施例1と同様にしてインクジェット記録用紙を得た。
実施例2において原紙坪量を100g/mとした以外は、実施例2と同様にしてインクジェット記録用紙を得た。
実施例1において、ポリオレフィン系合成パルプに代えてポリエステル繊維(商品名 N801、 ユニチカ社製 1.6dtex、平均繊維長3mm)を用いた以外は、実施例1と同様にしてインクジェット記録用紙を得た。
(比較例1)
実施例1においてポリオレフィン系合成パルプの配合を0部とした以外は実施例1と同様にしてインクジェット記録用紙を得た。
(比較例2)
比較例1において原紙坪量を100g/mとした以外は、比較例1と同様にしてインクジェット記録用紙を得た。
(参考例1)
市販の片面マットコートタイプのインクジェット記録用紙110g/m品を用いた。
(インクジェット記録用紙の評価)
以上で得られたインクジェット記録用紙について、白紙物性、印字画像の鮮明性、耐水性、インクの裏抜け、コックリングをそれぞれの下記の方法で評価し表1に示した。
インクジェットプリンターはエプソン社製PM9000C及びヒューレットパッカード社製HP2500CPで印字した。
(1)「白紙物性」
インクジェット記録用紙を23℃、50%RHで調湿後、JIS規格に準拠して測定した。
坪量:JIS P−8124
密度:JIS P−8118
ベック平滑度:JIS P−8119
白色度:JIS P−8123
不透明度:JIS P−8138
引裂強さ:JIS P−8116
(2)「印字画像の鮮明性」
印字画像が鮮明であるか目視し、下記の基準で評価した。
◎:印字画像が非常に鮮明でにじみが無くコントラストがはっきりしている。
○:印字画像が鮮明でコントラストがある。
△:印字画像があまり鮮明でなく滲みもあり、白ボケ気昧である。
×:印字画像が鮮明でなく滲みがあり、白ボケ気昧である。
(3)「耐水性」
ベタ印字部を水に5秒間浸し、濾紙で拭き取りインクの流れ出しを下記の基準で評価した。
◎:インクの流れ出しが無く、非常に耐水性が良好である
○:インクの流れ出しが目立たず、耐水性が良好である
△:インクの流れ出しが二次色で生ずるなど、耐水性がやや悪い
×:インクの流れ出しが全般に生じ、耐水性が非常に悪い
(4)「インクの裏抜け」
印字サンプルを裏面から観察しインクの裏抜けを目視観察し、下記の基準で評価した。
◎:表面の画像が透けて見えず、インクの裏抜けが非常に良好である
○:表面の画像があまり透けて見えず、インクの裏抜けが良好である
△:表面の画像が少し透けて見え、インクの裏抜けがやや悪い
×:表面の画像が透けて見え、インクの裏抜けがはっきりしている
(5)「コックリング」
印字サンプルの波打ち状態を裏面から目視観察し、下記の基準で評価した。
◎:印字部が平らであり、波打ちのない状態
○:印字部がほぼ平らであり、波打ちの少ない状態
△:印字部がやや凸凹しており、波打ちのある状態
×:印字部が大きく凸凹しており、波打ちの多い状態
Figure 2004069550
本発明により、従来の塗工タイプインクジェット用紙に比べ嵩が高く高平滑であり、白色度、不透明度が高い。また印字画像の鮮明性、耐水性に優れ、特にインクの裏抜けやコックリングの防止効果に優れたインクジェット記録用紙が提供される。
本発明のインクジェット記録用紙には、片面塗工紙において裏面は原紙の平滑性を反映し平滑であり、従来品では搬送性の改善を目的としてしばしば行なわれる仕上げ処理を必要としないという利点もある。
本発明のインクジェット記録用紙は、合成繊維と天然繊維を使用していることから、水による再分散が可能となる。
本発明により、従来大判プリンターで多く使用されるフィルム、不織布、レジンコート紙ではリサイクルが困難であったのに対し、使用後は古紙原料としてリサイクル可能であり、環境的にも優しいインクジェット記録用紙の提供が可能となる。

Claims (6)

  1. 原紙上にインク受理層を設けてなるインクジェット記録用紙であって、該原紙が合成繊維を含有しているインクジェット記録用紙。
  2. 前記記載の合成繊維が、分岐形状を有する合成繊維であることを特徴とする請求項1記載のインクジェット記録用紙
  3. 前記記載の分岐形状を有する合成繊維が合成パルプであることを特徴とする第2項に記載のインクジェット記録用紙。
  4. 前記記載の合成パルプが、ポリオレフィン系合成パルプであることを特徴とする請求項3に記載のインクジェット記録用紙。
  5. 前記記載のポリオレフィン系合成パルプが平均繊維長0.1〜5mm、濾水度が0.1秒/g〜20秒/gであるポリオレフィン系合成パルプであることを特徴とする請求項4に記載のインクジェット記録用紙。
  6. 前記原紙が、合成繊維と天然パルプを重量%で10/90〜80/20の割合で含有することを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のインクジェット記録用紙。
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