JPWO2004069459A1 - ネジ切り制御方法及びその装置 - Google Patents

ネジ切り制御方法及びその装置 Download PDF

Info

Publication number
JPWO2004069459A1
JPWO2004069459A1 JP2004567876A JP2004567876A JPWO2004069459A1 JP WO2004069459 A1 JPWO2004069459 A1 JP WO2004069459A1 JP 2004567876 A JP2004567876 A JP 2004567876A JP 2004567876 A JP2004567876 A JP 2004567876A JP WO2004069459 A1 JPWO2004069459 A1 JP WO2004069459A1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
spindle
threading
rotation
correction amount
main shaft
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2004567876A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4511949B2 (ja
Inventor
貴久 田中
貴久 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Publication of JPWO2004069459A1 publication Critical patent/JPWO2004069459A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4511949B2 publication Critical patent/JP4511949B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05BCONTROL OR REGULATING SYSTEMS IN GENERAL; FUNCTIONAL ELEMENTS OF SUCH SYSTEMS; MONITORING OR TESTING ARRANGEMENTS FOR SUCH SYSTEMS OR ELEMENTS
    • G05B19/00Programme-control systems
    • G05B19/02Programme-control systems electric
    • G05B19/18Numerical control [NC], i.e. automatically operating machines, in particular machine tools, e.g. in a manufacturing environment, so as to execute positioning, movement or co-ordinated operations by means of programme data in numerical form
    • G05B19/182Numerical control [NC], i.e. automatically operating machines, in particular machine tools, e.g. in a manufacturing environment, so as to execute positioning, movement or co-ordinated operations by means of programme data in numerical form characterised by the machine tool function, e.g. thread cutting, cam making, tool direction control
    • G05B19/186Generation of screw- or gearlike surfaces
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23GTHREAD CUTTING; WORKING OF SCREWS, BOLT HEADS, OR NUTS, IN CONJUNCTION THEREWITH
    • B23G1/00Thread cutting; Automatic machines specially designed therefor
    • B23G1/02Thread cutting; Automatic machines specially designed therefor on an external or internal cylindrical or conical surface, e.g. on recesses
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23GTHREAD CUTTING; WORKING OF SCREWS, BOLT HEADS, OR NUTS, IN CONJUNCTION THEREWITH
    • B23G2240/00Details of equipment for threading other than threading tools, details of the threading process
    • B23G2240/36Methods of threading not otherwise provided for
    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05BCONTROL OR REGULATING SYSTEMS IN GENERAL; FUNCTIONAL ELEMENTS OF SUCH SYSTEMS; MONITORING OR TESTING ARRANGEMENTS FOR SUCH SYSTEMS OR ELEMENTS
    • G05B2219/00Program-control systems
    • G05B2219/30Nc systems
    • G05B2219/45Nc applications
    • G05B2219/45214Gear cutting
    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05BCONTROL OR REGULATING SYSTEMS IN GENERAL; FUNCTIONAL ELEMENTS OF SUCH SYSTEMS; MONITORING OR TESTING ARRANGEMENTS FOR SUCH SYSTEMS OR ELEMENTS
    • G05B2219/00Program-control systems
    • G05B2219/30Nc systems
    • G05B2219/50Machine tool, machine tool null till machine tool work handling
    • G05B2219/50225Synchronize feed and spindle speed as function of pitch of screw, thread

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Human Computer Interaction (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Automation & Control Theory (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Numerical Control (AREA)

Abstract

主軸の回転に同期してネジ切り軸を移動制御するネジ切り加工動作を同一箇所で複数回実行するときに、プログラムされた指令を補正せずにネジ溝のずれを防止し、加工精度を向上させるとともに工具の寿命を長くするネジ切り制御方法及びその装置を提供する。数値制御装置に主軸1回転基準信号と主軸位置カウンタが入力されると、主軸位置算出手段103により現在の主軸位置が算出され、この算出された主軸位置から主軸位置補正手段104にて主軸1回転基準信号と制御周期との差分を補正量108として求め補正する。そしてネジ切り軸補間開始検出手段105が、主軸1回転基準信号と制御周期が同期したかを監視し、同期した時に各軸補間手段106によりネジ切り軸の補間を開始するようにした。

Description

本発明はネジ切り制御方法及びその装置に関するものである。
従来の数値制御(Numerical Control;以下NCという)装置では、ワークを保持する主軸を一定回転させ、主軸に取り付けられたエンコーダからの主軸の回転量を検出し、指令されたネジリードに比例するネジ切り軸の移動量を計算して移動制御していた。
また、ワークに対してネジを作成するときには、一般的に、工具の切り込み量を変えながらネジ切り加工を数回繰り返して実行するが、これは、主軸1回転基準位置信号を基準としてネジ切り軸の補間開始を制御していた。しかしながら、主軸1回転基準位置信号とNCの制御周期ITが同期していないため、同一のネジに対し2回以上繰り返し加工を行う場合、実際の切込位置のばらつきが発生することがあった。
また、ネジ切り開始時に生じたばらつきにより、ネジ切り終点付近の切り上げパスがばらつくため、ネジ終端部の不完全ネジ部が長くなり、ばらつき分を含む不完全ネジ長を考慮する必要があった。更に、ネジ切り終点付近の切り上げパスのばらつきによって生じる切削負荷の変動により、終点付近のネジ精度が低下し、この切削負荷の変動によりバイトの寿命が短くなることもあった。
この課題について第6図〜第8図を用いて詳述すると、次のとおりである。
即ち、第8図に示すように、ネジ切り加工は、主軸に取り付けられたワークを一定回転させ、刃物を一定の所定の位置に設定されたねじ切り開始位置からネジ切り軸方向に移動させることによって実施する。
そして従来のネジ切り制御では、第6図に示すように、ネジ切り時の主軸位置を、主軸一回転に一度、主軸に設置されたエンコーダより出力される主軸1回転基準位置信号をトリガとしてカウント動作が開始されるネジ切り時主軸位置カウンタで求めている。なお、このネジ切り時主軸位置カウンタは、毎回転送り制御時に使用される主軸位置カウンタより作り出しており、所定数カウントする毎にカウントをクリアし、再度カウントを開始するカウンタである。
ネジ切り制御は主軸1回転基準位置信号を基準としてネジ切り軸の補間開始を制御するが、このとき、ネジ切り軸の移動量は、ある一定周期間隔(例えば10msec)で実行されるNC装置の補間処理内で算出され、補間1回目のネジ切り軸移動量は、
FΔT=(ΔP÷P)×L
(ΔP:1回目の主軸位置変化量[パルス数]、P:主軸1回転当たりのパルス数、L:ネジリード)
となる。
ここで、主軸回転周期と制御周期ITが非同期であるため、ΔPの値にばらつきが発生し、補間1回目のネジ切り軸移動量FΔTにもばらつきが発生する。このばらつきが、ネジ切り開始時のばらつきとなり、最終的には、第8図に示すような切り上げ開始時のばらつきとなり、切り上げパスが一定とならなくなる。なお、第7図は、補間1回目のネジ切り軸移動量FΔTがばらつくと、補間最終回のネジ切り軸移動量FΔTがどのようにばらつくかを示す図である。
このような問題点を解決しようとするものとして特開平5−46236号公報に開示される技術が提案されているが、これは主軸1回転基準信号に同期するようにサーボ用の制御周期を変更するものである。しかしながら、上記技術ではネジ切り加工の直前に制御周期を変更するためにハードウェア(H/W)的に特別な機構が必要となり、H/Wの構成が複雑になるといった欠点がある。
この発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、従来のH/Wを変更することなく工具の切り込み量を変えながらネジ切り加工を数回繰り返して実行する場合においても、ネジ切り開始時のばらつきが発生せずに精度良くネジ切り加工ができるネジ切り制御方法及びその装置を提供することを目的とする。
上記従来の課題を解決するために、この発明に係るネジ切り制御方法は、主軸の現位置を算出する段階と、この算出された主軸の現位置と前記主軸の1回転基準信号に基づいて、ネジ切り軸及び主軸の制御周期に前記主軸の1回転基準信号を同期させるための主軸位置補正量を生成出力する段階と、この生成出力された主軸位置補正量で位置補正された主軸の1回転基準信号と制御周期の同期を確認し、ネジ切り軸の補間開始信号を出力する段階と、この出力された補間開始信号によりネジ切り軸への指令を出力する段階とを有するものである。
このため従来のH/Wを変更することなく、現在の主軸位置カウンタ値と主軸1回転基準位置から主軸の位置を補正することにより、主軸の回転周期と制御周期を一致させることができる。これにより、工具の切り込み量を変えながらネジ切り加工を数回繰り返して実行する場合においても、ネジ切り開始時及びネジ切り終点付近のばらつきを発生させることがないため、ネジ切り加工精度が向上する。そして、ネジ切り終点パスが一定になることにより、切削負荷の変動が少なくなり、バイトの寿命が長くなる。
またこの発明のネジ切り制御方法は、主軸の回転数が低下する方向に主軸の位置を補正するようにしたものである。
このため、主軸の最高回転数以下で補正し、安全にネジ切り加工を行うことができる。
またこの発明のネジ切り制御方法は、主軸の1回転基準信号と制御軸及び主軸の制御周期との偏差が所定値以下であり、且つ主軸回転数が指定値以下である時には、主軸の回転数が上がる方向に主軸の位置を補正するようにしたものである。
このため、補正に必要な時間が短縮されサイクルタイムが短くなる。
またこの発明のネジ切り制御方法は、主軸位置補正量を、主軸の回転変動を所定の変動以内とするために、主軸最大補正量以下として算出するようにしたものである。
このため、主軸の速度変動が抑えられ、精度不良及び主軸アラームの発生を抑えることができる。
またこの発明のネジ切り制御方法は、前記主軸位置補正量を、ネジ切り開始角度を含むようにしたものである。
このため、任意の角度からネジ切り加工を開始することができる。
またこの発明の数値制御装置は、主軸の現位置を算出する主軸位置算出手段と、前記主軸位置算出手段から算出された主軸の現位置と前記主軸の1回転基準信号に基づいて、ネジ切り軸及び主軸の制御周期に前記主軸の1回転基準信号を同期させるための主軸位置補正量を生成出力する主軸位置補正手段と、前記主軸位置補正手段により生成出力された主軸位置補正量で位置補正された主軸の1回転基準信号と制御周期の同期を確認し、ネジ切り軸の補間開始信号を出力するネジ切り軸補間開始信号出力手段と、前記ネジ切り軸補間開始信号出力手段から出力された補間開始信号により、ネジ切り軸への指令を出力する各軸補間手段を有するものである。
このため従来のH/Wを変更することなく、現在の主軸位置カウンタ値と主軸1回転基準位置から主軸の位置を補正することにより、主軸の回転周期と制御周期を一致させることができる。これにより、工具の切り込み量を変えながらネジ切り加工を数回繰り返して実行する場合においても、ネジ切り開始時及びネジ切り終点付近のばらつきを発生させることがないため、ネジ切り加工精度が向上する。そして、ネジ切り終点パスが一定になることにより、切削負荷の変動が少なくなり、バイトの寿命が長くなる。
またこの発明の数値制御装置は、前記主軸位置補正手段を、主軸の回転数が低下する方向に主軸の位置を補正するものとしたものである。
このため、主軸の最高回転数以下で補正し、安全にネジ切り加工を行うことができる。
またこの発明の数値制御装置は、前記主軸位置補正手段を、前記主軸の1回転基準信号と制御軸及び主軸の制御周期の偏差が所定値以下であり、且つ主軸回転数が指定値以下である時には主軸の回転数が上がる方向に主軸の位置を補正するものとしたものである。
このため、補正に必要な時間が短縮されサイクルタイムが短くなる。
またこの発明の数値制御装置は、前記主軸位置補正手段を、主軸の回転変動を所定の変動以内とするために、主軸位置の補正量を最大補正量以下として算出するものとしたものである。
このため、主軸の速度変動が抑えられ、精度不良及び主軸アラームの発生を抑えることができる。
またこの発明の数値制御装置は、前記主軸位置補正手段の算出する主軸位置補正量を、ネジ切り開始角度を含むものとしたものである。
このため、任意の角度からネジ切り加工を開始することができる。
第1図は本発明の実施の形態1に係るNC装置の一構成例を示すブロック図である。
第2図は本発明の実施の形態1に係るネジ切り制御を説明する図である。
第3図は本発明の実施の形態1に係る効果を説明する図である。
第4図は本発明の実施の形態1に係るネジ切り制御の処理を説明する図である。
第5図は本発明の実施の形態1に係るネジ切り制御の処理手順を示すフローチャートである。
第6図は従来のネジ切り制御を説明する図である。
第7図は従来のネジ切り制御によるネジ切り位置のばらつき例を説明する図である。
第8図はネジ切り方法を説明するための図である。
実施の形態1.
以下、本発明の実施の形態1を第1図〜第5図に基づいて説明する。
本発明に係る実施の形態1は、第2図に示すように主軸回転周期を制御周期ITに一致させるため、制御周期ITと主軸1回転基準位置信号とのずれ分を補正するように主軸の回転を一瞬減速させ、主軸回転周期と制御周期ITを同期させる。そして、主軸1回転基準位置信号と制御周期ITが一致していることを確認した後にネジ切り軸の移動量を発生させるようにしたものである。これにより、第3図に示すように、ネジ切り開始時の補間1回目の移動量は、ネジ切り加工を複数回繰り返しても、ネジ切り開始時及びネジ切り終了時の軸移動量が常に一定となり、ばらつきが解消される。
次に前記制御を行うための詳細について説明する。
即ち、第1図は、本発明の実施の形態1に係るNC装置の全体構成を示すブロック図である。
第1図において、メモリに格納された加工プログラム110は、プログラム解析手段101により1ブロックずつ読み取られ、移動量、速度などはG指令とともに読み出される。このプログラム解析手段101で解析された情報を基に、ある一定の制御周期IT(例えば10msec)で処理が行われる補間処理部102にて、各軸(ワークを回転させる主軸及びネジ切りバイトを移動させる軸)の単位時間(例えば10msec)当たりの移動量が出力される。
そして、一定の周期間隔で処理が行われる補間処理部102内では、主軸1回転基準信号とねじ切り時主軸位置カウンタ(毎回転送り制御時に使用される主軸位置カウンタより作り出されるとともに、主軸一回転に一度、主軸に設置されたエンコーダより出力される主軸1回転基準位置信号をトリガとしてカウント動作が開始され、且つ所定数カウントする毎にカウントをクリアし、再度カウントを開始するカウンタ)が入力され、主軸位置算出手段103により現在の主軸位置(角度)が算出され、この算出された主軸位置から主軸位置補正手段104にて主軸1回転基準信号と制御周期との差分を補正量108として求め、そしてこの補正量108を、主軸最大補正量112内に収まるように分割して出力する。
なお、主軸最大補正量112とは、1度に補正量を主軸に出力すると主軸の回転速度変動が大きくなりアラームとなるためこれを考慮して設定される、制御周期単位当たり補正できる最大値で、制御周期単位当たりの主軸移動量FΔTs(第2図参照)に相当する。
次にネジ切り軸補間開始検出手段105では、主軸1回転基準信号と制御周期が同期したか監視し、同期した場合には、各軸補間手段106によりネジ切り軸の補間を行う。
なお、主軸位置補正手段104にて求められた補正量108にネジ切り開始角度114を加えることにより、ネジ切り開始位置をシフトすることが可能となる。
但し、ネジ切り開始位置をシフトするのは、再生ネジ(既にネジ切りされたネジを再度ネジ切りして使用するネジ)を製作する場合等であって、ネジ切りされていないワークから新規にネジ切りを行う場合には、通常 このネジ切り開始位置をシフトすることはしない。
次に、本実施の形態1に関わる主軸回転周期と制御周期を同期させ、基準位置信号と制御周期が一致していることを確認した後、ネジ切り軸の移動量を発生させる処理手順を、主に第5図に示すフローチャートを参照して説明する。
一定周期毎(例えば10msec毎)に処理が繰り返し実行される補間処理部102では、プログラム解析手段101により出力された加工プログラム110の1ブロック毎の情報を基にして、現在の指令がネジ切り指令かどうか判定し(ステップS100)、ネジ切り指令ではない場合にはそのまま処理を終了する。
現在の指令がネジ切り指令である場合には、第1図で示された主軸回転周期と制御周期が同期しているかどうかを表す同期完了フラグ107を参照する(ステップS110)。ここで、同期完了フラグ107がオンしている、つまり、主軸回転周期と制御周期が同期している場合には、ネジ切り軸の補間を開始し、ネジ切り軸の移動量
FΔTz=(ΔPz÷P)×L
(ΔPz:1回目の主軸位置変化量[パルス数]、P:主軸1回転当たりのパルス数、L:ネジリード)
を求める(ステップS190)。そして、求めたネジ切り軸の移動量FΔTzを指令値として出力する(ステップS200)。
次に、同期完了フラグ107がオフしている、つまり、主軸回転周期と制御周期が同期していない場合には、第4図で示された現在の主軸位置である点A(主軸の補間開始信号を監視しこの主軸の補間開始信号と一致する位置)を、主軸一回転内でクランプされた値として求め直すために、
現在の主軸位置カウンタ値(点A)−前回の基準位置(点B:グリッド長)
の計算を行う(ステップS120)。
なお、この計算結果より得られた値が、主軸1回転基準位置と制御周期ITとの間のズレ量(=補正量108)となる。
そして、先に求めた主軸一回転内でクランプされた点Aの値に第1図で示されたネジ切り開始角度114を加えて(ステップS130)、次の主軸1回転基準位置となる点C(後述するように、前記補正量108にて主軸回転を減速制御した後は制御周期ITと一致する筈の位置)と比較する(ステップS140)。ここで、比較した結果が一致した場合には同期完了フラグ107をオンさせる(ステップS180)。
なお、ネジ切り開始角度114が角度で指令される場合には、その角度をカウンタ値に変換した後、加える。また、ネジ切り開始位置をシフトする必要がない場合には、ステップS130は不要である。
また、ステップS140において、ネジ切り軸の補間開始前においては、主軸1回転基準信号と制御周期が同期していないのが一般的であるので、通常はステップS150に移行する。
次に、比較した結果が異なる場合には、先に求めた主軸一回転内でクランプされた現在の主軸位置カウンタ値(=補正量108)(点A)を前記主軸最大補正量112と比較し(ステップS150)、この現在の主軸位置カウンタ値が主軸最大補正量112より少ない場合には、第2図に示される主軸指令回転数から求められた制御周期単位当たりの主軸移動量FΔTsから主軸位置カウンタ値を差し引き、制御周期単位当たりの主軸移動量FΔTscとし(ステップS170)、主軸を減速させる。また、主軸一回転内でクランプされた現在の主軸位置カウンタ値が第1図の主軸最大補正量112より大きい場合には、制御周期単位当たりの主軸移動量FΔTsから主軸最大補正量112を差し引き、制御周期単位当たりの主軸移動量FΔTscとし(ステップS160)、主軸を減速させる。なお、ステップS160で補正しきれない補正分については、ステップS100〜S160の処理を繰返し、この最終的にステップS170の処理に移行させることにより、主軸の回転周期と制御周期を一致させる。
このようにして、本実施の形態1では、現在の主軸位置カウンタ値と主軸1回転基準位置とに基づいて主軸を減速させ主軸の位置を補正することにより、主軸の回転周期と制御周期を一致させることができ、これによりネジ切り開始時のネジ切り軸移動量を常に一定させることができる。
実施の形態2.
また、前記実施の形態1では、主軸の回転を減少させる方向に主軸の位置を補正したが、前記現在の主軸位置カウンタ値(点A)が基準位置より反回転方向の近くにあり、かつ現在の主軸位置カウンタ値(点A)と基準位置との間の差、即ち、補正値R=主軸1回転分のパルス値−1回転内の位置カウンタ値
が、第1図に示した主軸回転上昇幅上限値113(主軸移動量FΔTsに補正値Rを加えても速度変動があまり大きくならず、主軸アラームとならない値)以内であり、且つ主軸移動量FΔTsに補正値Rを加えても所定の主軸回転数以上にならない場合には、制御周期単位当たりの主軸移動量FΔTsに前述の補正値Rを加えたものを制御周期単位当たりの主軸移動量FΔTscとし、主軸を増速させることにより主軸の回転周期と制御周期を一致させてもよい。
以上のようにこの発明に係るネジ切り制御方法及びその装置は、同一のネジに対し2回以上繰り返し加工を行う場合のネジ切り制御方法及びその装置として用いられるのに適している。

Claims (10)

  1. 主軸の回転に同期して刃物またはワークを移動させ、ワークにネジ溝を加工するネジ切り制御方法において、前記主軸の現位置を算出する段階と、この算出された主軸の現位置と前記主軸の1回転基準信号に基づいて、ネジ切り軸及び主軸の制御周期に前記主軸の1回転基準信号を同期させるための主軸位置補正量を生成出力する段階と、この生成出力された主軸位置補正量で位置補正された主軸の1回転基準信号と制御周期の同期を確認し、ネジ切り軸の補間開始信号を出力する段階と、この出力された補間開始信号によりネジ切り軸への指令を出力する段階とを有することを特徴とするネジ切り制御方法。
  2. 主軸の回転数が低下する方向に主軸の位置を補正することを特徴とする請求の範囲1に記載のネジ切り制御方法。
  3. 主軸の1回転基準信号と制御軸及び主軸の制御周期との偏差が所定値以下であり、且つ主軸回転数が指定値以下である時には、主軸の回転数が上がる方向に主軸の位置を補正することを特徴とする請求の範囲1に記載のネジ切り制御方法。
  4. 主軸位置補正量を、主軸の回転変動を所定の変動以内とするために、主軸最大補正量以下として算出することを特徴とする請求の範囲1に記載のネジ切り制御方法。
  5. 前記主軸位置補正量は、ネジ切り開始角度を含むことを特徴とする請求の範囲1に記載のネジ切り制御方法。
  6. 主軸の回転に同期して刃物またはワークを移動させ、ワークにネジ溝を加工する数値制御装置において、前記主軸の現位置を算出する主軸位置算出手段と、前記主軸位置算出手段から算出された主軸の現位置と前記主軸の1回転基準信号に基づいて、ネジ切り軸及び主軸の制御周期に前記主軸の1回転基準信号を同期させるための主軸位置補正量を生成出力する主軸位置補正手段と、前記主軸位置補正手段により生成出力された主軸位置補正量で位置補正された主軸の1回転基準信号と制御周期の同期を確認し、ネジ切り軸の補間開始信号を出力するネジ切り軸補間開始信号出力手段と、前記ネジ切り軸補間開始信号出力手段から出力された補間開始信号により、ネジ切り軸への指令を出力する各軸補間手段を有することを特徴とする数値制御装置。
  7. 前記主軸位置補正手段は、主軸の回転数が低下する方向に主軸の位置を補正することを特徴とする請求の範囲6に記載の数値制御装置。
  8. 前記主軸位置補正手段は、前記主軸の1回転基準信号と制御軸及び主軸の制御周期の偏差が所定値以下であり、且つ主軸回転数が指定値以下である時には主軸の回転数が上がる方向に主軸の位置を補正することを特徴とする請求の範囲6に記載の数値制御装置。
  9. 前記主軸位置補正手段は、主軸の回転変動を所定の変動以内とするために、主軸位置の補正量を最大補正量以下として算出することを特徴とする請求の範囲6に記載の数値制御装置。
  10. 前記主軸位置補正手段の算出する主軸位置補正量は、ネジ切り開始角度を含むことを特徴とする請求の範囲6に記載の数値制御装置。
JP2004567876A 2003-02-06 2003-02-06 ネジ切り制御方法及びその装置 Expired - Fee Related JP4511949B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2003/001245 WO2004069459A1 (ja) 2003-02-06 2003-02-06 ネジ切り制御方法及びその装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2004069459A1 true JPWO2004069459A1 (ja) 2006-05-25
JP4511949B2 JP4511949B2 (ja) 2010-07-28

Family

ID=32843976

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004567876A Expired - Fee Related JP4511949B2 (ja) 2003-02-06 2003-02-06 ネジ切り制御方法及びその装置

Country Status (5)

Country Link
US (1) US7123984B2 (ja)
JP (1) JP4511949B2 (ja)
CN (1) CN100411792C (ja)
DE (1) DE10393839T5 (ja)
WO (1) WO2004069459A1 (ja)

Families Citing this family (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7823279B2 (en) * 2002-04-01 2010-11-02 Intel Corporation Method for using an in package power supply to supply power to an integrated circuit and to a component
DE10394200B4 (de) * 2003-03-28 2013-08-08 Mitsubishi Denki K.K. Gewindeschneid-Steuerverfahren und System dafür
JP5032081B2 (ja) * 2006-09-29 2012-09-26 オークマ株式会社 工作機械における加工制御方法及び加工情報作成方法
CN102378944B (zh) * 2009-03-31 2014-04-09 三菱电机株式会社 数控装置
WO2011104757A1 (ja) * 2010-02-25 2011-09-01 三菱電機株式会社 数値制御装置
DE112012004962T5 (de) * 2012-02-08 2014-09-25 Mitsubishi Electric Corporation Numerische Steuervorrichtung
CN103231277B (zh) * 2013-04-17 2015-06-03 苏州新代数控设备有限公司 加速螺纹切削循环加工的cnc车床机械感测与控制系统
JP5860072B2 (ja) * 2014-02-12 2016-02-16 ファナック株式会社 ねじ切り中のびびりの発生を抑制する機能を備えた数値制御装置
JP2015221494A (ja) * 2015-09-08 2015-12-10 日東工器株式会社 螺合部材締め付け工具及びカウント装置
JP6783238B2 (ja) * 2015-09-24 2020-11-11 シチズン時計株式会社 工作機械の制御装置及びこの制御装置を備えた工作機械
CN106624210A (zh) * 2017-02-10 2017-05-10 高桥金属制品(苏州)有限公司 一种计数计重装置
KR102470584B1 (ko) * 2017-07-13 2022-11-24 시티즌 도케이 가부시키가이샤 나사 절삭 가공장치 및 나사 절삭 가공방법
JP7300369B2 (ja) * 2019-10-30 2023-06-29 オークマ株式会社 工作機械における主軸回転速度のモニタ装置及びモニタ方法、工作機械
JP7403282B2 (ja) * 2019-11-01 2023-12-22 オークマ株式会社 工作機械における主軸回転速度のモニタ装置及びモニタ方法、工作機械
CN113084271B (zh) * 2021-04-09 2023-03-14 贵州黎阳国际制造有限公司 一种锯齿螺纹加工方法
CN114713915A (zh) * 2022-04-14 2022-07-08 芜湖美奥机械科技有限公司 一种空调压缩机加工用三角架自动攻牙设备

Family Cites Families (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5248185A (en) * 1975-10-15 1977-04-16 Toshiba Corp Numerically controlling apparatus for lathe
US4079235A (en) * 1976-12-27 1978-03-14 Mcdonnell Douglas Corporation Computer numerically controlled threadcutting machine tool
JPS5837552Y2 (ja) * 1979-04-16 1983-08-24 ブラザー工業株式会社 タツプ盤における安全装置
US4386407A (en) * 1980-08-11 1983-05-31 The Bendix Corporation Lathe control system
US4514814A (en) * 1982-09-07 1985-04-30 General Electric Company Multi-processor axis control
JPS59187422A (ja) 1983-04-06 1984-10-24 Fanuc Ltd 旋削制御方式
DE3317554A1 (de) * 1983-05-13 1984-11-15 Stark, Gerhard, 7311 Notzingen Bearbeitungszentrum
JPH0757444B2 (ja) * 1985-06-28 1995-06-21 ブラザー工業株式会社 ねじ加工装置
JP2510980B2 (ja) 1985-10-21 1996-06-26 株式会社安川電機 ネジ切削制御方法
KR930001093B1 (ko) * 1987-03-31 1993-02-15 부라더 고교 가부시키가이샤 나사 가공장치
JPH0546236A (ja) 1991-08-14 1993-02-26 Fanuc Ltd 数値制御装置
JPH0569275A (ja) * 1991-09-12 1993-03-23 Fanuc Ltd 数値制御装置
JP2866556B2 (ja) * 1993-09-02 1999-03-08 三菱電機株式会社 工作機械の制御装置および制御方法
JPH07227717A (ja) * 1994-02-17 1995-08-29 Fanuc Ltd タッピング加工機能を有する工作機械
DE19529071C2 (de) * 1995-08-08 1998-04-30 Holger Wuerthner Vorrichtung zur Front- und Rückseitenbearbeitung von Werkstücken

Also Published As

Publication number Publication date
CN1741873A (zh) 2006-03-01
DE10393839T5 (de) 2005-10-13
JP4511949B2 (ja) 2010-07-28
WO2004069459A1 (ja) 2004-08-19
US7123984B2 (en) 2006-10-17
US20060047357A1 (en) 2006-03-02
CN100411792C (zh) 2008-08-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4511949B2 (ja) ネジ切り制御方法及びその装置
US9753449B2 (en) Numerical control device
JP5624163B2 (ja) ねじ切りサイクルの再加工を行う機能を有する数値制御装置
JPH0569275A (ja) 数値制御装置
US10065255B2 (en) Device and method of controlling machine tool, to control synchronized operation of spindle axis and feed axis
US9869989B2 (en) Numerical controller
JP6312725B2 (ja) スカイビング加工におけるテーパ加工でのテーパ角補正機能を有する数値制御装置
JP2005301440A (ja) 加工時間算出装置
JP4193799B2 (ja) ネジ切り制御方法及びその装置
JP2005313280A (ja) 数値制御装置
JP2004001179A (ja) 工作機械の数値制御装置
JPH0777691B2 (ja) 数値制御方法及びその装置
JP6517867B2 (ja) 数値制御装置
JP2004362104A (ja) 工作機械の数値制御装置と工作機械の数値制御方法
JP2008226112A (ja) 数値制御装置
EP0540761A1 (en) Method of controlling backlash acceleration
JP2001228909A (ja) 工作機械及びその制御方法
WO2023026368A1 (ja) 数値制御装置、及び記憶媒体
US11209793B2 (en) Controller for machine tool and control system
JP7494549B2 (ja) 歯車加工装置
JP2629486B2 (ja) ネジ加工制御方法
JPH0546236A (ja) 数値制御装置
JPS5942249A (ja) 加工径補正方法
JPH07281720A (ja) 座標誤差検出方式
JPH0476705A (ja) 工作機械の誤差補正装置

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080318

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080519

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080717

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20081021

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100401

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100507

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130514

Year of fee payment: 3

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 4511949

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130514

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140514

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees