JP2004362104A - 工作機械の数値制御装置と工作機械の数値制御方法 - Google Patents

工作機械の数値制御装置と工作機械の数値制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】電子カムプログラムによる制御時においても周速一定制御を行うことを可能にし、それによって、加工効率を向上させることを可能にする工作機械の数値制御装置と工作機械の数値制御方法を提供すること。
【解決手段】NCプログラム記憶部と、NCプログラムを電子カムデータに変換する電子カムデータ変換手段と、NCプログラム中に周速度一定制御指令の有無を検出する周速度一定制御指令検出手段と、データの作成間隔を設定する基準軸間隔設定手段と、周速度一定制御指令が検出された場合に所望の切削速度が維持されることを仮定した上で工具刃先位置相当のパラメータに基づき主軸の回転数を計算する主軸回転数計算手段と、計算された主軸回転数に基づいて軸送り速度を計算する軸送り速度計算手段と、設定された間隔で得られた軸送り速度に基づいて軸位置の計算を行う軸位置データ演算手段とを具備したもの。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明が属する技術分野】
本発明は工作機械の数値制御装置と工作機械の数値制御方法に係り、特に、電子カムプログラム制御による運転においても周速度を一定にする制御を行うことを可能にし、それによって、切削速度の一定化ひいては加工精度の向上を図ることができると共に、NCプログラムから電子カムプログラムへの変換率を高めて加工効率を向上させることができるように工夫したものに関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、工作機械に素材をセットしてバイト等の工具を利用して所望の形状に加工するに際して、数値制御プログラム(NCプログラム)を作成し、該NCプログラムによってバイト等の工具を含む各部を自動的に動作させ、それによって、所望形状の加工部品を得る数値制御工作機械が一般的に知られている。
【0003】
上記のような加工部品を得るために作成されたNCプログラムそのものは、通常、数値制御工作機械上でも作成・修正可能であり、例えば、加工部品を試し削りした結果、加工部品が図面公差内に入っていない等の不具合がある場合には、機上にてその不具合をなくすための修正を行うことができるものであり、その結果、高い作業効率を提供することができるものである。
【0004】
一方、NCプログラムではなく電子カムプログラムを利用して、工作機械にセッテングされた素材から、所望の形状をバイト等の工具を利用して加工することが行われている。ここでいう電子カムプログラムを利用した制御とは、例えば、特許文献1に開示されているようなものである。
【0005】
【特許文献1】
特開2001−170843号公報
【0006】
すなわち、上記特許文献1に開示されているように、基準軸に取りつけられたパルスエンコーダが出力するパルス信号により時々刻々の回転位置データと、基準軸の単位回転位置ごとに対応してそれぞれ設定された移動軸の指令位置データとから時々刻々の移動軸の指令データを生成する。この移動指令データと回転位置データとから回転物の回転速度に同期する移動軸の指令速度データを生成して、生成した移動指令データと指令速度データに基づいて工具の位置を制御するものである。そして、この種の電子カムプログラムを利用した数値制御工作機械では、主軸の累積回転角に対する工具又は被加工物夫々の位置データを定めるものであり、よって、NCプログラムを利用するものに比べてより短時間、且つ、高精度にて加工を行うことができるという利点がある。
【0007】
又、この種の電子カムプログラムは、通常、図面情報、指定された加工パス、加工工程、工具情報、ツーリング情報等を数値制御工作機械とは別個に設けられたパーソナルコンピュータ等にインストールされたCAMソフト等に入力して作成していたが、ある種の変換ソフトを利用して、NCプログラムを電子カムプログラムに変換することが考えられている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来の構成によると次のような問題があった。
すなわち、電子カムプログラムによって機械を動作させる場合において、いわゆる「周速度一定制御」を行うことができないという問題があった。その為、周速度一定制御を実行する場合には、一旦、NCプログラム運転モードに戻して行う必要があった。
ここで、上記周速度一定制御に関して説明する。まず、切削加工時における切削速度(Vc)は次の式(I)により算出される。
Vc=π・Dm・n/1000(m/min)―――(I)
但し、
Vc:切削速度
Dm:被切削材の直径(mm)
n :主軸回転数(rpm)
【0009】
周速度一定制御とは、上記切削速度(Vc)がある一定値となるよう、被切削材の直径(Dm)に応じて主軸回転数(n)を変化させる制御方法を意味している。
そして、NCプログラムにおける周速度一定制御は、制御周期ごとに、被切削材の中心と指定された刃物軸の切削位置との距離より主軸回転数を計算し、主軸制御部へその計算値を指令することにより切削速度が一定となるよう制御するものである。
一方、電子カム制御においては、予めある時間間隔における各軸の位置を計算し、カーブテーブルデータを作成しておく必要がある。しかし通常主軸は予測制御ができないため指令に対する追従性が低く、その為予めある時間間隔ごとにおける主軸回転数を計算して、データ通りに主軸回転数を変化させることは困難である。また実際の主軸回転数変化が予めわからないため、刃物軸の位置を計算する際に、送り速度が予め指令された値F(mm/rev)になるように計算することができないという事情があった。
その為、既に説明したように、周速度一定制御を実行する場合には、一旦、NCプログラム運転モードに戻して行っていたものであり、それが原因して、NCプログラムから電子カムプログラムへの変換率が低くなり、加工効率を向上させる上で障害になっていた。
【0010】
本発明はこのような点に基づいてなされたものでその目的とするところは、電子カムプログラムによる制御時においても周速度一定制御を行うことを可能にし、それによって、加工精度を向上させ、加工時間を短縮することを可能にすると共に、NCプロムグラムから電子カムプログラムへの変換率を高めて加工効率の向上を図ることができる工作機械の数値制御装置と工作機械の数値制御方法を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するべく本願発明の請求項1による工作機械の数値制御装置は、素材を所望の形状に加工するために作成されたNCプログラムを記憶するNCプログラム記憶部と、上記NCプログラム記憶部に記憶されるNCプログラムを電子カムデータに変換する電子カムデータ変換手段と、上記NCプログラム記憶部に記憶されているNCプログラム中に、切削中の切削速度が概略一定になるような制御を行う周速度一定制御を実行する為の指令が有るか否かを検出する周速度一定制御指令検出手段と、データの作成間隔を設定する基準軸間隔設定手段と、上記周速度一定制御指令検出手段によって周速度一定制御指令が検出された場合に、所望の切削速度が維持されることを仮定した上で工具刃先位置相当のパラメータに基づき主軸の回転数を計算する主軸回転数計算手段と、上記主軸回転数計算手段によって計算された主軸回転数に基づいて軸送り速度を計算する軸送り速度計算手段と、上記基準軸間隔設定手段により設定された間隔で上記軸送り速度計算手段により得られた軸送り速度に基づいて位置の計算を行う位置データ演算手段と、を具備したことを特徴とするものである。
又、請求項2による工作機械の数値制御装置は、求項1記載の工作機械の数値制御装置において、軸送り速度の限界値を計算する軸送り限界速度計算手段を備え、上記位置データ演算手段は、上記限界速度計算手段によって計算された軸送り速度の限界値と上記軸送り速度計算手段によって計算された軸送り速度を比較して、軸送り速度の限界値を超えないように位置の計算を行うようにしたことを特徴とするものである。
又、請求項3による工作機械の数値制御装置は、請求項2記載の工作機械の数値制御装置において、上記軸位置データ演算手段は、上記限界速度計算手段によって計算された軸送り速度の限界値と上記軸送り速度計算手段によって計算された軸送り速度を比較して、軸送り速度が軸送り速度の限界値より小さい場合には該軸送り速度を選択して軸位置の計算を行い、軸送り速度が軸送り速度の限界値より大きい場合には軸送り速度の限界値を選択して軸位置の計算を行うようにしたことを特徴とするものである。
又、請求項4による工作機械の数値制御装置は、請求項2又は請求項3記載の工作機械の数値制御装置において、上記軸送り速度の限界値は軸駆動モータの性能によって決定されるものであることを特徴とするものである。
又、請求項5による工作機械の数値制御方法は、NCプログラムを読み込むステップと、上記ステップにて読み込んだNCプログラムを電子カムデータに変換するステップと、を具備し、上記電子カムデータに変換するステップは、上記NCプログラム中に、切削中の切削速度が概略一定になるような制御を行う周速度一定制御を実行する為の指令が有るか否かを検出するステップと、データの作成間隔を設定するステップと、上記周速度一定制御指令が検出された場合に、所望の切削速度が維持されることを仮定した上で工具刃先位置相当のパラメータに基づき主軸の回転数を計算するステップと、上記ステップによって計算された主軸回転数に基づいて軸送り速度を計算するステップと、 上記データ作成間隔で上記軸送り速度に基づいて位置の計算を行うステップと、を具備したことを特徴とするものである。
又、請求項6による工作機械の数値制御方法は、請求項5記載の工作機械の数値制御方法において、軸送り速度の限界値を計算するステップと、上記軸送り速度の限界値と計算された軸送り速度を比較して、軸送り速度の限界値を超えないように位置の計算を行うステップと、をさらに具備したことを特徴とするものである。
又、請求項7による工作機械の数値制御方法は、請求項6記載の工作機械の数値制御方法において、上記軸位置の計算を行うステップは、上記軸送り速度の限界値と計算された軸送り速度を比較して、計算された軸送り速度が軸送り速度の限界値より小さい場合には該計算された軸送り速度を選択して軸位置の計算を行うステップと、上記軸送り速度の限界値と計算された軸送り速度を比較して、計算された軸送り速度が軸送り速度の限界値より大きい場合には軸送り速度の限界値を選択して軸位置の計算を行いステップと、から構成されていることを特徴とするものである。
又、請求項8による工作機械の数値制御方法は、請求項6又は請求項7記載の工作機械の数値制御方法において、上記軸送り速度の限界値は軸駆動モータの性能によって決定されるものであることを特徴とするものである。
【0012】
つまり、本願発明による工作機械の数値制御装置は、素材を所望の形状に加工するために作成されたNCプログラムを記憶するNCプログラム記憶部と、上記NCプログラム記憶部に記憶されるNCプログラムを電子カムデータに変換する電子カムデータ変換手段と、上記NCプログラム記憶部に記憶されているNCプログラム中に、切削中の切削速度が概略一定になるような制御を行う周速度一定制御を実行する為の指令が有るか否かを検出する周速度一定制御指令検出手段と、データの作成間隔を設定する基準軸間隔設定手段と、上記周速度一定制御指令検出手段によって周速度一定制御指令が検出された場合に、所望の切削速度が維持されることを仮定した上で工具刃先位置相当のパラメータに基づき主軸の回転数を計算する主軸回転数計算手段と、上記主軸回転数計算手段によって計算された主軸回転数に基づいて軸送り速度を計算する軸送り速度計算手段と、上記基準軸間隔設定手段により設定された間隔で上記軸送り速度計算手段により得られた軸送り速度に基づいて位置の計算を行う位置データ演算手段とを具備したものであり、それによって、電子カムプログラムによる制御においても、所望の切削速度が維持されること及び工具刃先位置を仮定したことにより主軸の回転数を演算できるようにしたことで、周速度一定制御が可能になり、加工精度の向上、加工時間の短縮化を図ることができる。又、NCプログラムから電子カムプログラムへの変換率も向上することになり、それによって、加工効率の向上を図ることができるようになった。
その際、軸送り速度の限界値を超えないように軸位置の計算を行うことが考えられ、それによって、機器の健全性の維持を図ることができる。
又、軸送り速度の限界値を考慮した制御としては、例えば、限界速度計算手段によって計算された軸送り速度の限界値と軸送り速度計算手段によって計算された軸送り速度を比較して、軸送り速度が軸送り速度の限界値より小さい場合には該軸送り速度を選択して軸位置の計算を行い、軸送り速度が軸送り速度の限界値より大きい場合には軸送り速度の限界値を選択して軸位置の計算を行うようにすることが考えられる。
又、限界値に関しては、例えば、軸駆動モータの性能によって決定することが考えられる。
又、請求項5〜請求項8はプログラムクレームとして規定したものである。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、図1乃至図4を参照して本発明の一実施の形態を説明する。
図1は本実施形態に係る数値制御工作機械の全体構成を示すブロック図であり、又、図2は該数値制御工作機械の概略制御軸構成を示す平面図である。
図1において、数値制御工作機械1は、主軸回転用モータ3、工具移動用モータ5、被加工物移動用モータ7、背面主軸移動用モータ9、背面主軸回転用モータ11及びこれら主軸回転用モータ3、工具移動用モータ5、被加工物移動用モータ7、背面主軸移動用モータ9、背面主軸回転用モータ11の駆動を制御するための制御ユニット部13を有している。
【0014】
上記主軸回転用モータ3は、被加工物が保持可能に構成された主軸(図2中符号S1で示す)を回転駆動させるためのもので、駆動回路15及び主軸回転制御回路17等を介して制御ユニット部13に接続されている。また、主軸回転用モータ3には、主軸回転用モータ3の回転を検知するためのパルスエンコーダ19が設けられている。このパルスエンコーダ19の出力は制御ユニット部13及び速度信号生成回路21に接続されており、パルスエンコーダ19から出力される回転検出信号が制御ユニット部13及び速度信号生成回路21に入力される。パルスエンコーダ19は、主軸回転用モータ3の回転に同期して回転検出信号を発生し、制御ユニット部13及び速度信号生成回路21に出力する。速度信号生成回路21は、パルスエンコーダ19から出力される回転検出信号を主軸回転用モータ3の回転速度を意味する主軸回転速度信号に変換する。速度信号生成回路21の出力は主軸回転制御回路17に接続されており、変換された主軸回転速度信号が主軸回転制御回路17に入力される。
【0015】
上記主軸回転制御回路17は、クロック信号発生回路23にて発生して出力されたクロック信号を基準にして所望の回転速度となるように被加工物(主軸S1に把持される被加工物)の回転を制御するためのものであり、制御ユニット部13から出力される主軸回転速度指令信号と、速度信号生成回路21から出力される主軸回転速度信号とを比較して、その差に応じた制御信号をクロック信号を基準にして生成する。主軸回転制御回路17にて生成された制御信号は、駆動回路15に出力される。
【0016】
上記駆動回路15は、主軸回転制御回路17から出力された制御信号に基づいて、主軸回転用モータ3(主軸S1)の回転速度が後述する主軸回転速度指令値となるように主軸回転用モータ3への供給電力を制御する。これら駆動回路15、主軸回転制御回路17、及び、速度信号生成回路21は、主軸回転用モータ3(主軸S1)の回転速度のフィードバック制御系を構成している。
【0017】
次に、上記工具移動用モータ5は、被加工物を加工するための工具(旋削加工用バイト等、図2中符号TS1、TS3で示す)を、たとえば主軸回転用モータ3(主軸S1)の回転中心軸に対して直交する方向(X軸方向、Y軸方向)、又は主軸と平行な方向(Z軸方向)に移動させるためのもので、駆動回路25及び工具送り制御回路27を介して制御ユニット部13に接続されている。
因みに、この実施の形態の場合には、図2に示すように、工具TS1はX1軸方向とY1軸方向に移動制御されるように構成されており、一方、工具TS3はX3軸方向とY3軸方向とZ3軸方向に移動制御されるように構成されている。
【0018】
又、工具としては工具TS1、TS3以外に、背面加工用工具TS2が設けられている。
又、工具移動用モータ5には、工具移動用モータ5の回転を検出するパルスエンコーダ29が設けられている。このパルスエンコーダ29の出力は工具送り制御回路27に接続されており、パルスエンコーダ29の回転検出信号が工具送り制御回路27に入力される。パルスエンコーダ29は、工具移動用モータ5の所定回転角度毎に回転位置信号を発生して、工具送り制御回路27に出力する。
【0019】
工具送り制御回路27は、パルスエンコーダ29から出力された回転位置信号に基づいて実際の工具TS1、TS3の移動位置を認識すると共に、認識した実際の工具TS1、TS3の移動位置と後述する制御ユニット部13から出力される工具位置指令信号とを比較して、この比較結果に基づいて工具駆動信号を生成する。工具送り制御回路27にて生成された工具駆動信号は、駆動回路25に出力される。駆動回路25は、工具送り制御回路27から出力された工具駆動信号に基づいて工具移動用モータ5への供給電力を制御する。これら、駆動回路25及び工具送り制御回路27は、工具TS1、TS3の移動位置のフィードバック制御系を構成している。
【0020】
次に、上記被加工物移動用モータ7は、被加工物を、例えば、主軸回転用モータ3(主軸S1)の回転中心軸に対して平行な方向(Z1軸方向)に移動させるためのもので、駆動回路31及び被加工物送り制御回路33を介して制御ユニット部13に接続されている。また、被加工物移動用モータ7には、被加工物移動用モータ7の回転を検出するパルスエンコーダ35が設けられている。このパルスエンコーダ35の出力は被加工物送り制御回路33に接続されており、パルスエンコーダ35の回転検出信号が被加工物送り制御回路33に入力される。パルスエンコーダ35は、被加工物移動用モータ7の所定回転角度毎に回転検出信号を発生して、被加工物送り制御回路33に出力する。
【0021】
上記被加工物送り制御回路33は、パルスエンコーダ35から出力された回転検出信号に基づいて実際の被加工物の移動位置を認識すると共に、認識した実際の被加工物の移動位置と制御ユニット部13から出力される被加工物位置指令信号とを比較して、この比較結果に基づいて被加工物駆動信号を生成する。所定回転角度毎に生成された被加工物駆動信号は、駆動回路31に出力される。駆動回路31は、所定回転角度毎に出力された被加工物駆動信号に基づいて被加工物移動用モータ7への供給電力を制御する。これら、駆動回路31及び上記被加工物送り制御回路33は、被加工物の移動位置のフィードバック制御系を構成している。
【0022】
次に、上記背面主軸台移動用モータ9は、背面主軸S2を、例えば、主軸回転用モータ3(主軸S1)の回転中心軸に対して平行な方向(Z2軸方向)、又は、これと直交する方向(X2軸方向)に移動させるためのもので、駆動回路37及び背面主軸台送り制御回路39を介して制御ユニット部13に接続されている。また、背面主軸台移動用モータ9には、背面主軸台移動用モータ9の回転を検出するパルスエンコーダ41が設けられている。このパルスエンコーダ41の出力は背面主軸台送り制御回路39に接続されており、パルスエンコーダ41の回転検出信号が背面主軸台送り制御回路39に入力される。パルスエンコーダ41は、背面主軸台移動用モータ9の所定回転角度毎に回転位置信号を発生して、背面主軸台送り制御回路39に出力する。
【0023】
上記背面主軸台送り制御回路39は、パルスエンコーダ41から出力された回転位置信号に基づいて実際の背面主軸S2の移動位置を認識すると共に、認識した実際の背面主軸S2の移動位置と後述する制御ユニット部13から出力される背面主軸台位置指令信号とを比較して、この比較結果に基づいて背面主軸台駆動信号を生成する。背面主軸台送り制御回路39にて生成された背面主軸台駆動信号は、駆動回路37に出力される。駆動回路37は、背面主軸台送り制御回路39から出力された駆動信号に基づいて背面主軸台移動用モータ9への供給電力を制御する。これら、駆動回路37及び背面主軸台送り制御回路39は、背面主軸台の移動位置のフィードバック制御系を構成している。
【0024】
次に、上記背面主軸回転用モータ11は、被加工物を保持可能に構成された背面主軸S2をC2方向に回転駆動させるためのもので、駆動回路43及び背面主軸回転制御回路45等を介して制御ユニット部13に接続されている。また、背面主軸回転用モータ11には、背面主軸回転用モータ11の回転を検知するためのパルスエンコーダ47が設けられている。このパルスエンコーダ47の出力は制御ユニット部13及び速度信号生成回路49に接続されており、パルスエンコーダ47から出力される回転検出信号が制御ユニット部13及び速度信号生成回路49に入力される。パルスエンコーダ47は、背面主軸回転用モータ11(背面主軸S2)の回転に同期して回転検出信号を発生し、制御ユニット部13及び速度信号生成回路49に出力する。速度信号生成回路49は、パルスエンコーダ47から出力される回転検出信号を背面主軸回転用モータ11(背面主軸S2)の回転速度をあらわす背面主軸回転速度信号に変換する。速度信号生成回路49の出力は背面主軸回転制御回路45に接続されており、変換された背面主軸回転速度信号が背面主軸回転制御回路45に入力される。
【0025】
上記背面主軸回転制御回路45は、クロック信号発生回路23にて発生して出力されたクロック信号を基準にして所望の回転速度となるように被加工物(背面主軸S2)の回転を制御するためのものであり、制御ユニット部13から出力される背面主軸回転速度指令信号と、速度信号生成回路49から出力される背面主軸回転速度信号とを比較して、その差に応じた制御信号をクロック信号を基準にして生成する。背面主軸回転制御回路45にて生成された制御信号は、駆動回路43に出力される。
【0026】
上記駆動回路43は、背面主軸回転制御回路45から出力された制御信号に基づいて、背面主軸回転用モータ11(背面主軸S2)の回転速度が後述する背面主軸回転速度指令値となるように背面主軸回転用モータ11への供給電力を制御する。これら駆動回路43、背面主軸回転制御回路45、及び、速度信号生成回路45は、背面主軸回転用モータ11(背面主軸S2)の回転速度のフィードバック制御系を構成している。
【0027】
上記制御ユニット部13は、図1に示されるように、中央演算ユニット(CPU)51、パルス信号発生回路53、55、既に説明したクロック信号発生回路23、分割タイミング信号発生回路57、RAM59、ROM61等を有している。
【0028】
上記CPU51は、制御ユニット部13全体の信号処理等を司る演算部である。CPU51は、周知のマルチプロセッシング(multi―processing)処理、すなわち多重処理を行う。多重処理は、複数の仕事(プログラム)を記憶しておき、これら複数のプログラムを短い時間で切り替えながら実行し、見かけ上、複数のプログラムが同時処理されているようにするもので、時分割処理するものや、各々の仕事に優先順位を付しておき優先順位が高い順に処理を切り替えながらタスク処理するもの等が知られている。
【0029】
上記パルス信号発生回路53、55は、それぞれ、パルスエンコーダ19、47に接続されており、パルスエンコーダ19、47の夫々から出力された回転検出信号が図示しないインターフェース(I/F)等を介して入力される。この入力された回転検出信号に基づいて、所定回転角度毎にパルス信号を発生するように構成されている。又、パルス信号発生回路53、55は、CPU51にも接続されており、所定回転角度毎に発生するパルス信号をCPU51に出力するようにも構成されている。本実施形態において、パルス信号発生回路53、55は、主軸回転用モータ3(主軸S1)或いは、背面主軸回転用モータ11(背面主軸S2)が一回転する間に、主軸回転用モータ3(主軸S1)、背面主軸回転用モータ11(背面主軸S2)に同期して等間隔で4096個のパルス信号が出力されるように構成されている。
【0030】
上記クロック信号発生回路23は、CPU51から出力される所定の指令信号を受けて、所定の周期、たとえば0.25ミリ秒周期のクロック信号を生成して出力するように構成されており、クロック信号発生回路23にて生成されたクロック信号は分割タイミング信号発生回路57に出力される。分割タイミング信号発生回路57は、クロック信号発生回路23から出力されたクロック信号の発生回数をカウントするように構成されており、カウントの結果たとえば1ミリ秒経過する毎に分割タイミング信号を生成してCPU51に出力する。したがって、分割タイミング信号発生回路57は、1ミリ秒周期の分割タイミング信号を後述する割込みタイミング信号としてCPU51に出力することになる。なお、クロック信号及び分割タイミング信号の周期は上述した数値に限られることなく、CPU51の処理能力、パルスエンコーダ29、35、41の分解能、各モータ3、5、7、9の性能等を考慮して適宜設定可能である。
【0031】
上記RAM59は、CPU51における各種演算の結果を読み出し可能に一時的に記憶するように構成されている。そして、RAM59には、NCプログラム記憶部63、運転プログラム記憶部65、機械固有情報記憶部67、最適化データ記憶部68、トランスフォーマ記憶部69、トランスフォーマ作業データ記憶部71とが設けられている。又、RAM59は、CPU51における各種演算の結果を読み出し可能に一時的に記憶するように構成されている。
【0032】
上記NCプログラム記憶部63は、複数種類のワークの加工に対応できるように、それぞれのワークの加工用NCプログラムが、複数記憶される領域である。この記憶領域に対して図示しない操作入力装置を操作しアクセスすることによって、所望の加工用NCプログラムを選択可能となるようにしている。
【0033】
上記運転プログラム記憶部65は、数値制御工作機械1を実際に稼働させるためのNCプログラム又は電子カムプログラムを記憶させる領域となっている。つまり、工作機械1をNCプログラムで稼働させるときには、NCプログラム記憶部63に記憶されているNCプログラムの何れかが選択されて、運転プログラム記憶部65にロードされ、あるいは、NC操作盤(不図示)に備えられたモニター上で作成されたNCプログラムがそのままこの領域にロードされる。一方、電子カムプログラムを含む最適化プログラムで稼働させる時には、最適化メインプログラムのみが、運転プログラム記憶部65に、ロードされるものとなっている(最適化プログラムは実質的には電子カムコードを含む点が特殊なNCプログラムである。)。
【0034】
上記機械固有情報記憶部67は、例えば、工具TS1、TS2、TS3のオフセット値を記憶する為に設けられている領域である。
【0035】
上記ROM61は、各種処理プログラムを記憶する記憶部であって、その一部に、トランスフォーマ73が記憶されている。又、電子カム制御コマンドもこれに記憶されている。
又、上記最適化データ記憶部68は、NCプログラムが最適化変換された時に作成される最適化メインプログラムに記述されるコマンドが参照するデータを格納する領域として設定される。上記最適化データ自体は、工具等が移動する軌跡データ、M、G、Tコード機能データをテーブル化したものである。
【0036】
既に説明したRAM59の運転プログラム記憶部65であるが、ここには、既に説明したように、実際の加工動作を行う時に必要とされるNCプログラムが格納されている。そして、その一部に、第1のチャンネル加工手順記憶部と、第2のチャンネル加工手順記憶部と、第3のチャンネル加工手順記憶部とが設けられている。
【0037】
上記第1のチャンネル加工手順記憶部と、第2のチャンネル加工手順記憶部と、第3のチャンネル加工手順記憶部に記憶されたNCプログラムにより、実際に動作させられる部分を図2を参照して説明する。
まず、第1のチャンネル加工手順記憶部に記憶されたNCプログラムにより、主軸S1を回転させる主軸回転用モータ3、被加工物送り用モータ7、工具送りモータ5が制御される。これによって、主軸S1は、図2中矢印で示すZ1軸方向に移動制御されると共にC1回転方向に回転制御される。一方、工具TS1は、図2中矢印で示すX1軸、Y1軸に移動制御される。チャンネル1では、主軸台の移動制御、回転制御又は、工具TS1を支持する刃物台の各矢印方向の移動制御、工具TS1の中に回転工具が含まれていて、その制御が必要であるものの場合は回転等の制御を行う。
【0038】
次に、第2のチャンネル加工手順記憶部に記憶されたNCプログラムにより、背面主軸S2を回転させる背面主軸回転モータ11、背面主軸移動用モータ9、工具TS2の回転が制御される。これによって、背面主軸S2は、図2中矢印で示すZ2軸方向、X2軸方向に移動制御されると共にC2回転方向に背面主軸回転が制御される。一方工具TS2そのものは、固定刃物台に設置されるものであって、バイト等の非可動のもの或いは、ドリル等の回転可能なものを取付可能としているものである。ドリル等の回転可能なものを使う場合には、第2のチャンネル加工手順記憶部に記憶されたNCプログラムにより回転が制御される。
【0039】
次に、第3のチャンネル加工手順記憶部に記憶されたNCプログラムにより、工具送りモータ5が制御される。これによって、工具TS3は、図2中矢印で示すX3,Y3,Z3軸方向に移動制御される。チャンネル3では、この工具TS3を支持する刃物台の移動制御あるいは、保持される工具の内回転工具の制御が必要な場合に回転等の制御を行う。
尚、この実施の形態では、工具TS3はチャンネル3に、TS2はチャンネル2に、TS1はチャンネル1に割り付けられているが、TS1或いはTS3に関してはどのチャンネルで制御しても良く、必要に応じて適宜工具TS1、TS2、TS3のチャンネル割り当ては変更できる。同様に主軸S1、背面主軸S2もチャンネル割り当ては変更できる。
【0040】
以上の構成を基にその作用を説明する。
まず、図3を参照して主たる手順の流れを説明する。ステップS1において、NCプログラムを読み込む。次いで、ステップS2に移行して、読み込んだNCプログラムを電子カムデータに変換する。次に、ステップS3に移行して、NCプログラムを電子カムデータに変換できたか否かを判別する。この判別によって、NCプログラムを電子カムデータに変換できたと判別された場合には、ステップS4に移行して、電子カムデータを出力する。これに対して、NCプログラムを電子カムデータに変換できないと判別された場合には、ステップS5に移行して、エラーメッセージを出力する。
以上が主たる手順である。
本実施例では、上記ステップS2における電子カムデータへの変換に際して、周速度一定制御を可能にするような処理を施しているものである。この変換を行う対象となるNCプログラムにおいて、周速度一定制御開始コマンドの有無を検出し、一連の処理を行うものになっている。
【0041】
以下、図4を参照して、周速度一定軸位置計算に関する処理を詳細に説明する。
まず、ステップS11において、読み込まれたNCプログラムにおけるブロックに記述されるコマンドが周速度一定制御であるか否かを判別する。周速度一定制御でない場合はそのまま終了する。これに対して、周速度一定制御の場合には、ステップS12に移行する。このステップS12では、必要なデータ、すなわち、切削速度Vc(m/min)、軸送り速度F1(mm/rev)を、変換元のNCプログラムから読み取る。又、トランスフォーマ作業データ記憶部71から、データ作成間隔時間tc(sec)を読み取る。
【0042】
次いで、ステップS13に移行する。このステップS13では、現在時刻t(sec)における現在軸位置Pt(mm)を取得する。
尚、この位置Pt(mm)は、NCプログラム中において、周速度一定制御開始コマンドが発効した段階においてバイト刃先が取る位置になっている。
因みに、ここでいう軸位置とは図2に示したX軸に沿った軸位置を意味している。
次に、ステップS14に移行する。このステップS14では主軸回転数(n1)を計算する。上記主軸回転数(n1)の計算は次の式(II)に基づいて行われる。
n1=1000・Vc/π・Pt−――(II)
但し、
n1:主軸の回転数(rpm)
Vc:切削速度(m/min)(NCプログラム中に指定される値を取得)
Pt::現在軸位置(mm)
又、ここでいう主軸としては、図2に示すように、主軸S1と背面主軸S2がある。
【0043】
次に、ステップS15に移行して、上記主軸回転数(n1)より決定される軸送り速度F2(mm/min)を計算する。この軸送り速度F2(mm/min)は次の式(III)に基づいて算出される。
F2(mm/min)=F1(mm/rev)・n1(rpm)―――(III)
但し、
F2(mm/min):軸送り速度
F1(mm/rev):1回転当たりの軸送り速度(変換元となるNCプログラムにおいて指定された値を取得)
n1(rpm) :主軸回転数
【0044】
次に、ステップS16に移行して、上記軸送り速度F2(mm/min)を目標値とした加減速計算を実行する。すなわち、時刻{t+tc(sec)}時における軸送り速度を計算するものである。次に、ステップS17に移行して、時刻{t+tc(sec)}時における始点からの距離を算出する。
【0045】
次いで、ステップS18に移行して、時刻{t+tc(sec)}時における軸位置の計算を実行すると共にステップS19に移行して、t=t+tcとする。次に、ステップS20に移行して、周速度一定制御を終了するか否かを判別する。周速度一定制御を終了する場合にはそのまま終了する。これに対して、周速度一定制御を終了しない場合は、ステップS13に戻り、以下同様のステップを繰り返すものである。
【0046】
以上本実施の形態によると次のような効果を奏することができる。
まず、電子カムデータによる運転モード時においても、周速度一定制御を実行することができるようになり、それによって、加工精度の向上を図ることができるようになった。
又、それによって、NCプログラムから電子カムプログラムへの変換率も高くなり、全体として、加工効率の向上に大きく寄与するものである。
【0047】
次に、図5及び図6を参照して第2の実施の形態を説明する。図5は周速度一定制御に関する処理を詳細に説明するためのフローチャートである。
尚、機械構成等については前記第1の実施の形態の場合と同じである。
まずは、ステップS21において、周速度一定制御であるか否かを判別する。ここで、周速度一定制御を開始しないと判別された場合にはそのまま終了する。これに対して、周速度一定制御を実行する場合には、ステップS22に移行して、必要なデータ、すなわち、切削速度Vc(m/min)、データ作成時間間隔tc(sec)、軸送り速度F1(mm/rev)を入力する。
尚、切削速度Vc(m/min)と軸送り速度F1(mm/rev)については、変換元のNCプログラムに記述される定数を取得している。又、データ作成時間間隔tc(sec)については、機械内部で設定された4ミリ秒、8ミリ秒の値を使用している。
【0048】
次に、ステップS23に移行して、現在時刻t(sec)における現在軸位置Pt(mm)を取得する。
因みに、ここでいう軸位置とは、前記第1の実施の形態の場合と同様に、図2に示したX軸に沿った軸位置を意味している。
次に、ステップS24に移行して、主軸の回転数(n1)を計算する。この主軸の回転数(n1)の計算は次の式(IV)に基づいて実行される。
n1=1000・Vc/π・Pt−――(IV)
但し、
n1:主軸の回転数(rpm)
Vc:切削速度(m/min)(NCプログラム中に指定される値を取得)
Pt:現在軸位置(mm)
【0049】
次に、ステップS25に移行して、主軸の回転数(n1)より決定される軸送り速度F2(mm/min)の計算を行う。この軸送り速度の計算は次の式(V)に基づいて実行される。
F2(mm/min)=F1(mm/rev)・n1(rpm)―――(V)
但し、
F2(mm/min):軸送り速度
F1(mm/rev):1回転当たりの軸送り速度(変換元となるNCプログラムにおいて指定された値を取得)
n1(rpm) :主軸回転数
【0050】
次に、ステップS26に移行して、モータ(例えば、図1に示した工具移動用モータ5)の性能により決定される軸送り限界速度F2´(mm/min)を計算する。この軸送り限界速度は次の式(VI)に基づいて実行される。
F2´(mm/min)=Vo(mm/min)+αt―――(VI)
但し、
F2´(mm/min):軸送り限界速度
Vo(mm/min) :軸位置Ptにおける切削速度
α :モータの能力として規定される限界加速度を示す定数
【0051】
次に、ステップS27に移行して、軸送り速度F2(mm/min)と軸送り限界速度F2´(mm/min)の対比を行う。軸送り速度F2(mm/min)が軸送り限界速度F2´(mm/min)より小さい場合には、ステップS28に移行する。これに対して、軸送り速度F2(mm/min)が軸送り限界速度F2´(mm/min)より小さくない場合には、ステップS29に移行する。上記ステップS28においては、目標軸送り速度として軸送り速度F2(mm/min)を代入する。これに対して、上記ステップS29においては、目標軸送り速度として軸送り速度F2´(mm/min)を代入する。
【0052】
何れの場合においても、次に、ステップS30に移行する。このステップS30においては、加減速計算、すなわち、時刻{t+tc(sec)}時における送り速度計算を実行する。次いで、ステップS31において、{t+tc(sec)}時の始点からの距離を計算する。次いで、ステップS32において、時刻{t+tc(sec)}時の軸位置の計算を実行する。次いで、ステップS33に移行して、t=t+tc(sec)とする。そして、ステップS34に移行して、周速度一定制御を終了するか否かを判別する。周速度一定制御を終了する場合にはそのまま終了する。これに対して、周速度一定制御を終了しない場合には、ステップS23に戻り、以下同様の処理を繰り返すものである。
【0053】
次に、図5に示されているフローチャートの手順によって、求められる軌跡を構成する点の列が得られる状態を図6を参照しながら具体的に説明する。すなわち、ステップS23からステップS28までの処理を行った結果を用いて、最終的にステップS32において得られる時刻{t+tc(sec)}時の位置がどのようにして得られるのかについて説明する。
図6に実線で示されているバイトBの刃先位置が、周速度一定制御を開始する点として示されるPt(0)=(a、b、c)に一瞬合わされる。この点に瞬間的にバイトBの刃先が合うので、このタイミングでは刃物送り速度は「0」又は略「0」に近い値を取るものとされる。又、周速度一定制御の終了点をPt(ntc)=(X、Y、Z)とすれば、これ以降の計算ではPt(0)=(a、b、c)とPt(ntc)=(X、Y、Z)の間で、刃先がtc間隔で辿っていく点(座標)を求める処理になっている。
尚、図6中ワークを符号Wで示す。
まず、時刻0(sec)における軸位置Pt(0)(mm)では、バイト刃先の送り速度は、「0」になっている。ここで、ステップS25、S26により、軸送り速度F2(mm/min)又は軸送り限界速度F2´(mm/min)の形で得られている軸送り速度を用いて、ステップS31の計算、すなわち、時刻tc(sec)時の始点からの距離の計算を行う。
尚、ステップS24、S25から理解されるように、F2の値は、位置Ptにおける切削速度Vcを仮定した上で求められる主軸回転数n1を利用して求められるものである。例えば、図6に示すように、Pt(0)におけるバイトBの刃先の送り速度となるべき値を計算しているものとなっている。これらの一連の処理は、開始点を設定した上で、それを前提として次の点を求めるものである。例えば、Pt(0)を設定して、Pt(tc)の点を求めるということである。この場合、Pt(tc)における刃物台送り速度を得るには、ステップS25の計算式によれば、Pt(tc)におけるn1が演算されなくてはならないが、その計算の為には、計算を行う時点でPt(tc)が既知の値となっている必要がある。しかしながら、これら一連の処理は、その値を求めることが目的のものであって、Pt(tc)を既知の値として計算に使用することができないものである。
このために、本処理では、Pt(tc)に対するPt(0)のように、求めたい座標の一つ手前の座標として、既知になっている値からn1を計算するようにしている。これは、座標を演算する時間間隔tcが十分に小さく、Pt(tc)とPt(0)の間では、刃物送り速度の変化が大きくならないという経験から、本来そうなるべき値に対しての誤差が、制御目的に対して影響しないという判断に基づき、そのような計算の仕方を行うものとしている。つまり、Pt(tc)における刃物送り速度がPt(0)における刃物送り速度であると仮定して、この計算が可能になるようにしているものである。
尚、F2´についても同じ考え方で扱うようにしている。F2´では、更新されたtcを計算式に代入するだけで、送り速度が計算可能であるが、これのみをそのように扱うと、F2に基づいて計算される座標との間での整合性を確保できないため、そのように取り扱うものとしている。
【0054】
上記計算は次に示す式(VII)又は式(VIII)によるものである。すなわち、ステップS27の判別において、F2>F2´であると判別されて、軸送り限界速度F2´(mm/min)を選択した場合には次の式(VII)による計算を行うことになる。
S={(F2´)−Vo}/2α―――(VII)
但し、
S :時刻{t+tc(sec)}時の始点からの距離
F2(mm/min) :軸送り速度
F2´(mm/min):軸送り限界速度
Vo(mm/min) :軸位置Ptにおける切削速度
α :モータの能力として規定される限界加速度を示す定数
【0055】
これに対して、ステップS27の判別において、F2´>F2であると判別されて、軸送り速度F2(mm/min)を選択した場合に次の式(VIII)による計算を行うことになる。
S={(F2)−Vo}/2α´―――(VIII)
但し、
α´=(F2−Vo)60/tc
S :時刻{t+tc(sec)}時の始点からの距離
F2(mm/min) :軸送り速度
F2´(mm/min):軸送り限界速度
Vo(mm/min) :軸位置Ptにおける切削速度
尚、これら式(VII)又は式(VIII)による計算では、上述したように、ステップS25、S26にて得られた軸送り限界速度F2´(mm/min)、軸送り速度F2(mm/min)の値をそのまま計算に用いてtc時間経過時でその送り速度であると仮定している。
【0056】
このようにして得られた距離Sを用いて、ステップS32における計算、すなわち、時刻{t+tc(sec)}時の位置の計算を行う。これを図6を参照して説明する。
まず、時刻0(sec)における周速度一定制御開始基点となる軸位置Pt(0)(mm)の座標を(a、b、c)、時刻tc(sec)時における軸位置Pt(tc)の座標を(Xtc、Ytc、Ztc)とする。又、時刻mtc(sec、但し、mは正の整数)時の距離Sの繰り返し計算によって生じる誤差が積み重ならないようにするため、内分点の計算を行って、ステップS32の位置の計算を行うものとする。
尚、周速度一定制御終了時のPt(ntc)の座標を(X、Y、Z)とする(周速度一定制御は、主軸モータの制御回転数が上限値に近くなるタイミングにて終了する。)。これらPt(0)、Pt(ntc)の両者は、計算を行う際に予め変換元のNCプログラムから取得される既知の値(座標)である。このステップS32の処理は、要は、既知の座標間に軌跡を構成する点を求める処理となるものである。
【0057】
図6に示す加工では次の式(IX)、(X)が成立する。
Y=Ytc=Y―――(IX)
Z=Ztc=Z―――(X)
そして、Xにのみ着目して座標を計算すると次の式(XI)に示すようなものとなる。
Xtc=a+s ―――(XI)
この計算はXの一次元の計算故にこのような簡単な形式になるが、三次元の計算をした場合には形は複雑になる。
【0058】
ここで、ステップS34の周速度一定制御終了となる条件を満たさない限りは、ステップS24からの処理が繰り返され、時刻tがtcだけ加算される毎に距離がSだけ増加される。そして、上記内分点の式{式(XI)}におけるSに、前回Sに今回求められたSを加えた累積値を代入して、Xtcの座標値を計算するものとしている。
尚、周速度一定制御終了は、この例では、XtcがXよりも主軸中心側の点となった状態を判定した場合である。
【0059】
以上この第2の実施の形態によると、前記第1の実施の形態の場合と同様の効果を奏することができると共に、限界軸送り速度F2´(mm/min)を算出して吟味しているので、機器の健全性を維持する上で効果的である。
【0060】
尚、本発明は前記第1、第2の実施の形態に限定されるものではない。
まず、前記第1、第2の実施の形態における機械構成はあくまで一例であり、それに限定されるものではない。
又、その他図示した構成はあくまで一例である。
【0061】
【発明の効果】
以上詳述したように、本願発明による工作機械の数値制御装置と工作機械の数値制御方法によると、まず、電子カムデータによる運転モード時においても、周速度一定制御を実行することができるようになり、それによって、加工精度の向上を図ることができるようになった。
又、それによって、NCプログラムから電子カムプログラムへの変換率も高くなり、全体として、加工効率の向上に大きく寄与するものである。
又、限界軸送り速度を算出して吟味するようにした場合には機器の健全性を維持する上で効果的である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示す図で、数値制御工作機械の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態を示す図で、数値制御工作機械のチャンネル構成を示す平面図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態を示す図で、制御プログラムの主たる手順を示すフローチャートである。
【図4】本発明の第1の実施の形態を示す図で、周速一定制御のための内容を示すフローチャートである。
【図5】本発明の第2の実施の形態を示す図で、周速一定位置計算制御の内容を示すフローチャートである。
【図6】本発明の第2の実施の形態を示す図で、具体例を示す図である。
【符号の説明】
1 数値制御工作機械
13 制御ユニット
51 中央演算ユニット
59 RAM
61 ROM
63 NCプログラム記憶部
65 運転プログラム記憶部
67 機械固有情報記憶部
69 トランスフォーマ記憶部
71 トランスフォーマ作業データ記憶部
73 トランスフォーマ

Claims (8)

  1. 素材を所望の形状に加工するために作成されたNCプログラムを記憶するNCプログラム記憶部と、
    上記NCプログラム記憶部に記憶されるNCプログラムを電子カムデータに変換する電子カムデータ変換手段と、
    上記NCプログラム記憶部に記憶されているNCプログラム中に、切削中の切削速度が概略一定になるような制御を行う周速度一定制御を実行する為の指令が有るか否かを検出する周速度一定制御指令検出手段と、
    データの作成間隔を設定する基準軸間隔設定手段と、
    上記周速度一定制御指令検出手段によって周速度一定制御指令が検出された場合に、所望の切削速度が維持されることを仮定した上で工具刃先位置相当のパラメータに基づき主軸の回転数を計算する主軸回転数計算手段と、
    上記主軸回転数計算手段によって計算された主軸回転数に基づいて軸送り速度を計算する軸送り速度計算手段と、
    上記基準軸間隔設定手段により設定された間隔で上記軸送り速度計算手段により得られた軸送り速度に基づいて軸位置の計算を行う軸位置データ演算手段と、
    を具備したことを特徴とする工作機械の数値制御装置。
  2. 請求項1記載の工作機械の数値制御装置において、
    軸送り速度の限界値を計算する軸送り限界速度計算手段を備え、
    上記軸位置データ演算手段は、上記限界速度計算手段によって計算された軸送り速度の限界値と上記軸送り速度計算手段によって計算された軸送り速度を比較して、軸送り速度の限界値を超えないように軸位置の計算を行うようにしたことを特徴とする工作機械の数値制御装置。
  3. 請求項2記載の工作機械の数値制御装置において、
    上記軸位置データ演算手段は、上記限界速度計算手段によって計算された軸送り速度の限界値と上記軸送り速度計算手段によって計算された軸送り速度を比較して、軸送り速度が軸送り速度の限界値より小さい場合には該軸送り速度を選択して軸位置の計算を行い、軸送り速度が軸送り速度の限界値より大きい場合には軸送り速度の限界値を選択して軸位置の計算を行うようにしたことを特徴とする工作機械の数値制御装置。
  4. 請求項2又は請求項3記載の工作機械の数値制御装置において、
    上記軸送り速度の限界値は軸駆動モータの性能によって決定されるものであることを特徴とする工作機械の数値制御装置。
  5. NCプログラムを読み込むステップと、
    上記ステップにて読み込んだNCプログラムを電子カムデータに変換するステップと、
    を具備し、
    上記電子カムデータに変換するステップは、
    上記NCプログラム中に、切削中の切削速度が概略一定になるような制御を行う周速度一定制御を実行する為の指令が有るか否かを検出するステップと、
    データの作成間隔を設定するステップと、
    上記周速度一定制御指令が検出された場合に、所望の切削速度が維持されることを仮定した上で工具刃先位置相当のパラメータに基づき主軸の回転数を計算するステップと、
    上記ステップによって計算された主軸回転数に基づいて軸送り速度を計算するステップと、
    上記データ作成間隔で上記軸送り速度に基づいて軸位置の計算を行うステップと、
    を具備したことを特徴とする工作機械の数値制御方法。
  6. 請求項5記載の工作機械の数値制御方法において、
    軸送り速度の限界値を計算するステップと、
    上記軸送り速度の限界値と計算された軸送り速度を比較して、軸送り速度の限界値を超えないように軸位置の計算を行うステップと、
    をさらに具備したことを特徴とする工作機械の数値制御方法。
  7. 請求項6記載の工作機械の数値制御方法において、
    上記軸位置の計算を行うステップは、
    上記軸送り速度の限界値と計算された軸送り速度を比較して、計算された軸送り速度が軸送り速度の限界値より小さい場合には該計算された軸送り速度を選択して軸位置の計算を行うステップと、
    上記軸送り速度の限界値と計算された軸送り速度を比較して、計算された軸送り速度が軸送り速度の限界値より大きい場合には軸送り速度の限界値を選択して軸位置の計算を行うステップと、
    から構成されていることを特徴とする工作機械の数値制御方法。
  8. 請求項6又は請求項7記載の工作機械の数値制御方法において、
    上記軸送り速度の限界値は軸駆動モータの性能によって決定されるものであることを特徴とする工作機械の数値制御方法。
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