JPWO2003107232A1 - 集配警備現金管理システムおよび同システムにおける送金処理方法 - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、店舗の警備情報や、店舗設置の入金機からの入金情報を、センタ(警備会社)側で一括して監視・管理する集配警備現金管理システム、および、同システムにおける送金処理方法に関する。
背景技術
近年、店舗等の売上金等の回収には、現金専用の運搬や警備会社等が利用されているが、店舗等の側が売上金を常に安全に保管して、銀行へ確実に入金される必要があるが、防犯システムと入金機等のシステムとが連動されていないため、運用時に複数のシステムの理解が必要とされ、誤操作等の原因となったり、必ずしも現金を安全に保管および運搬することができなかった。
そこで、特開平7−165778号公報には、店舗等の売上金等の管理を店舗側で設けた入金装置へ投入するだけで、現金集配業務を行なうセンタで入金データを把握することができるようにするとともに、現金の集配および警備を店舗側および集配業者の両方にとって安全かつ確実に行なえるようにした、集配警備現金管理システムが開示されている。
図8は、同公報に開示された集配警備現金管理システムの構成を示すブロック図である。この図8に示すように、集配警備現金管理システムは、店舗1と、この店舗1の本社(店舗経営者)5と、センタ6と、銀行7と、公衆網等の通信回線8とをそなえて構成されている。
ここで、店舗1は、現金を入金される施設としての入金機2を含むほか、通信手段3および警備手段4をそなえて構成されている。
そして、入金機2は、現金処理手段2a,データ処理手段2b,カード読取手段2cおよび金庫2dをそなえて構成されている。現金処理手段2aは、入金機2から入金された店舗1の売上金等の現金を、貨幣や紙幣の種類毎に仕分けして計数を行なった上で、金庫2dへ収納する処理を行なう。データ処理手段2bは、センタ6との間で送受信される各種データに対する処理を行なうほか、データの保存,現金集配などの要求に応じた処理を行なう。カード読取手段2cは、入金機2に対する入金操作を行なう際や、売上の締め操作を行なう際や、入金機2の金庫2dに対するアクセスを行なう際などに、これらの操作を行なう資格等を確認すべく、操作者の所有するIDカードを読み取るものである。金庫2dは、入金機2に投入された現金(貨幣および紙幣)を収納して保管するものである。
また、通信手段3は、通信回線8を介してセンタ6と通信を行なうためのものであり、警備手段4は、店舗1内の保安,火災等の状態を検出したアラームを発生するとともに、通信手段3および通信回線8を介してセンタ6と通信を行なえるようになっている。
一方、センタ6は、現金管理と警備とを統合して行なうもので、警備センタ6aと入金処理センタ6bとを含んで構成されている。警備センタ6aは、通信回線8を介して多数の店舗1と通信可能に接続され、各店舗1の警備を管理するものである。入金処理センタ6bは、通信回線8を介して多数の店舗1と通信可能に接続され、各店舗1から入金データや締めデータを受信することにより多数の店舗1の売上金(各入金機2の現金の状態)を管理し、金庫2dの現金を回収する部署への集金の指示等を行なったり、銀行7に対して各店舗1の口座へ売上金に対応する金額の振込処理の依頼を行なったりするものである。
なお、図8においては、店舗1を一つだけ示しているが、実際には、上述した通り多数の店舗1が通信回線8を介してセンタ6と通信可能に接続されている。また、単一の経営会社に属する店舗1には、1台または複数台の入金機2を設置してもよいし、一つの店舗1内に複数の異なる小規模の店が存在する場合に、1台の入金機2を設置しこの入金機2を複数の店によって共用するようにしてもよい。
上述のごとく構成された集配警備現金管理システムでは、各店舗1にオンライン機能を有する入金機2を設け、その入金機2を、通信手段3および通信回線8を介して入金処理センタ6bと接続しておき、各店舗1に売上金等が入金機2に投入されると、その入金情報等を遠隔の入金処理センタ6bに送ることにより、入金処理センタ6bにより各店舗1(入金機2)における現金管理が行なわれる。また、通信手段3および通信回線8を介して、各種防犯センサを有する警備手段4を警備センタ6aと接続することにより、各店舗1の設備の監視管理処理も警備センタ6aにて一元的に行なうことができる。
より具体的に説明すると、図8に示す集配警備現金管理システムにおいて、店舗1の従業員が、IDカードをカード読取手段2cに挿し込むとともにレジスタ(会計機等;図示省略)の売上金を入金機2へ投入すると、現金は現金処理手段2aにより貨幣,紙幣の種別を区別して計数され入金額が算出される。計数後の現金は施錠された金庫2dに投入され、現金処理手段2aで求められた現金の合計は、データ処理手段2bに送られて記憶・保持されるとともに伝票に印字出力される。
また、IDカードはカード読取手段2cにより読み取られてチェックされ従業員が正当な者であることが認証されると、データ処理手段2bは、入金金額や入金機2の識別コードを含む入金データを、通信回線8を介して送信するように、通信手段3に対して指示する。なお、本システムでは、上記入金データを、上述と同様にして、通信手段3を介して本社5に送信することもできる。
本システムが複数の店舗1を経営する会社を管理対象とする場合、各店舗1の営業が終了した後、入金機2に対し売上の締めを表す指示(IDカードによる)が与えられると、各店舗1の締めデータが通信手段3および通信回線8を介して入金処理センタ6bへ送信される。入金処理センタ6bは、各店舗1から締めデータを受信すると、上記複数の店舗1における入金データの総額を算出して銀行7(上記会社(本社5)の口座)に振り込む。
なお、入金機2から締めデータが送信されない場合、入金処理センタ6bからその入金機2(店舗1)に対し、締めデータを要求する信号を送信する。この場合、入金機2のデータ処理手段2bでこれを受信して締めデータの要求であることを識別すると、当該店舗1の識別コードを含む締めデータを発生して入金処理センタ6bへ送信する。
一方、入金機2の金庫2dを成す堅牢な構造の中には現金カセットが収納されており、この現金カセット内に、入金機2に入金された現金が収納される。センタ6からの指示を受けた担当者が、現金集配を行なう専用車両で店舗1に出向き、店舗1の入り口扉や金庫2dの扉を、集配専用のIDカードにより開け、金庫2d内部の現金カセットを回収し、持参した空の現金カセットを装填(設置)する。これらの作業に際しては、警備システム(警備手段4および警備センタ6a)により作業時間の監視が行なわれ、異常を検出するとアラームが発生され、対応する処理が実行される。
1台の入金機2を複数の店舗1で使用する場合には、各店舗1に対応するIDカードを使用して入金が行なわれると、各店舗1に対応する入金データが入金処理センタ6bに送られる。入金処理センタ6bは、店舗別の入金データを受信すると、銀行7における、対応する店舗1の口座へ振込みを行なう。また、一日に入金機2へ入金される金額があまり多くない場合には、現金の収集作業は毎日行なう必要がなく、金庫2dにおける現金が一杯になる直前の状態になると、その状態を入金処理センタ6bに通知するようにしてもよい。このような通知を受けると、入金処理センタ6bは現金収集のために集配の担当者を派遣して現金の収集を行なう。
上述のような集配警備現金管理システムによれば、店舗1の担当者は、入金機2へ売上の現金を入金するだけで、銀行7に出向くことなく実質的に銀行7へ入金したのと同様に取り扱われるため、現金輸送のための手間と時間とを省略できるとともに犯罪に巻き込まれる可能性を少なくすることができる。また、入金と同時に入金データがセンタ6へ送信され、締めの操作に応じ入金金額の合計(売上総額)がセンタ6へ送られると、速やかに店舗1の銀行口座に売上の金額が振り込まれるので、店舗経営の上で資金を有効に活用することが可能になる。
また、店舗1および入金機2の警備情報がセンタ6側で一括して監視および管理されるため、事故の発生に対して迅速に対処して、防犯,防災をはかることが可能になる。さらに、金庫2dに現金が収納されると、集配を行なう担当者は、現金を取り扱うことなく現金が入った現金カセットを回収し、交換用の現金カセットを金庫2d内に装填する作業を行なうだけであり、現金を直接扱う必要がないため、迅速な集配が可能になる。
さて、ここで、上述のような集配警備現金管理システムを用いて行なわれる、取引の流れの具体例について、図9および図10を参照しながら説明し、その取引に際しての資金の流れについて、図11を参照しながら説明する。なお、図9〜図11においては、要部のみ図示し通信手段3,警備手段4,本社5,警備センタ6a,通信回線8の図示は省略されている。また、以下においては、図8のセンタ6を「警備会社」とし、図8の入金処理センタ6bを「現金管理部」として説明する。
例えば、顧客が、店舗1に来店して、商品を購入すべく現金を支払ったが、その商品の在庫が店舗1に無い場合、店舗1は、製造元業者からその商品を取り寄せてから、顧客に配送することになる。
このような場合、従来の集配警備現金管理システムでは、大きく分けて以下の二つの処理(取引)が行なわれる。つまり、店舗1と現金管理部(サーバ)6bとの間の取引(図9参照)、および、店舗1と製造元業者との間の取引(図10参照)の二つである。
顧客が店舗1に対し商品の注文を行ない、その商品が、図9および図10の点線矢印で示すごとく、製造元業者から店舗1経由で顧客に配送されると、店舗1は、顧客から商品代金(現金)を回収し(矢印A1参照)、店舗1では、従業員(オペレータ)がその現金を売上金として入金機2に入金する(矢印A2参照)。
そして、その入金データは、上述した通り、通信回線8を介して現金管理部6bへ送信され(矢印A3参照)、現金管理部6bは、入金データを銀行7に通知し、その入金データに応じた現金を、銀行7における店舗1の口座へ送金する(矢印A4参照)。これにより、入金機2(金庫2d)内に収納された現金の所有権は警備会社6側に移転され、警備会社6は、適宜、入金機2内の現金を回収する(矢印A5参照)。
このように店舗1の口座に現金が送金された後、図10に示すように、店舗1は、送金伝票等に従って、各商品の製造元業者(図10ではA,B,Cの三者)の銀行口座に対し、その商品に対する代金を送金する(矢印A6参照)。
このような取引に際しての資金の流れを、図11に簡略化して示す。この図11に示すように、図9および図10で説明した取引を行なう際には、現金管理部(サーバ)6bによって実行される、警備会社6の銀行口座から店舗1の銀行口座への送金処理と、店舗1によって実行される、店舗1の銀行口座から各製造元業者の銀行口座への送金処理との2種類の処理が必要になり、処理が複雑化している。また、従来のシステムでは、店舗1側で、警備会社6から店舗1所有の銀行口座に現金が振り込まれたことを確認してから、翌日以降に、各送金先銀行口座に送金を行なうことになり、時間を要するという課題もあった。
本発明は、このような課題に鑑み創案されたもので、集配警備現金管理システムを用いて取引を行なう際に、上述したような2種類の送金処理を一体化して処理の簡略化をはかり、業務上の負担を軽減できるようにすることを目的とする。
発明の開示
上記目的を達成するために、本発明の集配警備現金管理システムは、売上現金を入金される入金機を設置される店舗と、該店舗の警備を管理する警備管理部、および、該入金機に入金された売上現金を管理する現金管理部を有するセンタと、該店舗と該センタとを通信可能に接続する通信回線とをそなえ、該店舗の警備情報を該通信回線を通じて該警備管理部に通知し、該警備管理部により該警備情報に基づいて該店舗を監視するように構成されるとともに、該入金機に売上現金を入金すると、その入金情報を該通信回線を通じて該現金管理部に通知し、該現金管理部によりその売上現金の金額を該店舗の指定口座に該売上現金として振り込み、該入金機内の売上現金を該センタ側担当者によって回収するように構成されたものであって、該店舗が該売上現金の一部もしくは全部を該店舗の前記指定口座以外の口座へ送金することを希望する場合に、送金先口座情報および送金金額情報を含む送金情報を予め作成し、該送金情報を該通信回線を通じて該現金管理部に通知する送金情報作成部が、該店舗にそなえられるとともに、該送金情報作成部からの該送金情報を登録される送金情報登録部が、該現金管理部にそなえられ、該現金管理部が、該店舗から前記入金情報を通知されると、該送金情報登録部を参照して当該入金情報に対応する該送金情報を検索し、検索された該送金情報に含まれる前記送金金額情報によって指定される金額を、該送金情報に含まれる前記送金先口座情報によって指定される送金先口座に振り込むことを特徴としている。
このとき、該売上現金の一部が前記送金先口座情報によって指定される送金先口座に振り込まれた場合、該現金管理部が、該売上現金の残金を該店舗の前記指定口座に振り込むように構成してもよい。また、該送金情報作成部が、該送金情報として、さらに送金日時情報を含むものを作成し、該現金管理部が、該送金情報に含まれる前記送金日時情報によって指定される日時に振込みを行なうように構成してもよい。
また、該送金情報作成部が、該送金情報における該送金先口座情報として、前記指定口座以外の、該店舗の少なくとも一つの送金先口座を指定するものを作成するとともに、該送金情報における該送金金額情報として、該少なくとも一つの送金先口座に対する送金金額を指定するものを作成し、該現金管理部が、該送金金額情報によって指定される送金金額を、該送金先口座情報によって指定される該少なくとも一つの送金先口座に振り込むように構成してもよい。
さらに、該送金情報作成部が、該送金情報における該送金先口座情報として、前記指定口座とは異なる種別の、該店舗の口座を、少なくとも一つ指定するものを作成するとともに、該送金情報における該送金金額情報として、該異なる種別の口座に対する送金金額を指定するものを作成し、該現金管理部が、該送金金額情報によって指定される送金金額を、該送金先口座情報によって指定される該異なる種別の口座に振り込むように構成してもよい。
一方、本発明の送金処理方法は、上述と同様の集配警備現金管理システムに適用されるものであって、店舗が売上現金の一部もしくは全部を該店舗の前記指定口座以外の口座へ送金することを希望する場合に送金先口座情報および送金金額情報を含む送金情報を予め作成し、該送金情報を、該店舗から通信回線を通じて現金管理部に通知して、該現金管理部の送金情報登録部に登録し、該店舗から該現金管理部に入金情報が通知されると、該現金管理部により該送金情報登録部を参照して当該入金情報に対応する該送金情報を検索し、該現金管理部により、検索された該送金情報に含まれる前記送金金額情報によって指定される金額を、該送金情報に含まれる前記送金先口座情報によって指定される送金先口座に振り込むことを特徴としている。
この方法においても、該売上現金の一部が前記送金先口座情報によって指定される送金先口座に振り込まれた場合、該現金管理部により、該売上現金の残金を該店舗の指定口座に振り込んでもよい。また、該送金情報として、さらに送金日時情報を含むものを作成し、該現金管理部により、該送金情報に含まれる前記送金日時情報によって指定される日時に振込みを行なってもよい。
また、該送金情報における該送金先口座情報として、前記指定口座以外の、該店舗の少なくとも一つの送金先口座を指定するものを作成するとともに、該送金情報における該送金金額情報として、該少なくとも一つの送金先口座に対する送金金額を指定するものを作成し、該現金管理部により、該送金金額情報によって指定される送金金額を、該送金先口座情報によって指定される該少なくとも一つの送金先口座に振り込んでもよい。
さらに、該送金情報における該送金先口座情報として、前記指定口座とは異なる種別の、該店舗の口座を、少なくとも一つ指定するものを作成するとともに、該送金情報における該送金金額情報として、該異なる種別の口座に対する送金金額を指定するものを作成し、該現金管理部により、該送金金額情報によって指定される送金金額を、該送金先口座情報によって指定される該異なる種別の口座に振り込んでもよい。
このような本発明の集配警備現金管理システムおよび同システムにおける送金処理方法によれば、センタから送金先口座に対し所定の送金金額の送金を直接行なうことができる。つまり、従来の集配警備現金管理システムにおいて店舗が売上現金の一部もしくは全部を店舗の指定口座以外の口座へ送金する場合、売上現金をセンタから店舗口座に送金してから、所定の送金金額の送金を店舗口座から送金先口座に対して行なうというように、2種類の送金処理が必要であったが、本発明によれば、店舗では送金情報の登録作業を行なうだけで売上現金からの送金処理を行なうことができ、上記2種類の送金処理が一体化されて簡略化されるので、送金処理を効率よく行なえ、業務上の負担を大幅に軽減することができる。また、センタから送金先口座に対する送金が店舗口座を介することなく直接行なわれ、つまりは即日の送金が可能になるので、リアルタイムで効率の良い現金の運用や、スピーディな現金管理が可能になる。
このとき、売上現金の一部が送金先口座に振り込まれた場合、現金管理部により、売上現金の残金を店舗の指定口座に振り込むことにより、売上現金のうち送金対象にならなかった残金は、通常通り店舗口座に速やかに振り込まれ、店舗経営の上で資金を有効に活用することが可能になる。また、送金日時情報を含む送金情報を作成・登録することにより、所望の日時に振込みを行なうことが可能になる。
また、送金先口座情報として、前記指定口座以外の、店舗の少なくとも一つの送金先口座を指定するものを作成するとともに、送金金額情報として、上記少なくとも一つの送金先口座に対する送金金額を指定するものを作成することにより、店舗は、指定口座以外の自分の口座に対し、指定口座からの再送金処理を行なうことなく、売上現金の一部もしくは全部を直接送金することが可能になり、送金処理を効率よく行なうことができる。
さらに、送金先口座情報として、前記指定口座とは異なる種別の、店舗の口座を、少なくとも一つ、送金先口座として指定するものを作成するとともに、送金金額情報として、上記異なる種別の口座に対する送金金額を指定するものを作成することにより、店舗は、店舗が所有する各種口座に対し、指定口座からの再送金処理を行なうことなく、売上現金の一部もしくは全部を直接送金することが可能になり、送金処理を効率よく行なうことができる。
発明を実施するための最良の形態
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
図1は本発明の一実施形態としての集配警備現金管理システムの構成を示すブロック図である。この図1に示すように、本実施形態の集配警備現金管理システムは、少なくとも、店舗1と、警備会社(以下、センタという場合もある)10と、これらの店舗1とセンタ10とを通信可能に接続する公衆網等の通信回線8とをそなえて構成されている。
ここで、店舗1は、売上現金を入金される施設としての入金機2を設置されるほか、通信手段3,警備手段4,送金情報作成端末(送金情報作成部)20およびデータ保存部21をそなえて構成されている。これらの入金機2,通信手段3および警備手段4は、いずれも、図8を参照しながら説明したものと同様に構成されているので、その詳細な説明は省略する。ただし、通信手段3は、通信回線8を介してセンタ10と通信を行なうためのものであり、警備手段4は、店舗1内の保安,火災等の状態を検出したアラームを発生するとともに、通信手段3および通信回線8を介してセンタ10と通信を行なえるようになっている。なお、送金情報作成端末(送金情報作成部)20およびデータ保存部21については、後述する。
また、センタ10は、現金管理と警備とを統合して行なうもので、店舗1の警備を管理する警備管理部11と、入金機2に入金された売上現金を管理する現金管理部12と、通信手段14とを含んで構成されている。
通信手段14は、通信回線8を介して店舗1と通信を行なうためのものである。
警備管理部(サーバ)11は、通信手段14および通信回線8を介して多数の店舗1と通信可能に接続され、各店舗1の警備を管理するものである。つまり、警備管理部11は、各店舗1の警備手段4からの警備情報を通信回線8を通じて通知され、その警備情報に基づいて店舗1を監視するように構成されている。
現金管理部(サーバ)12は、通信手段14および通信回線8を介して多数の店舗1と通信可能に接続され、各店舗1から入金データや締めデータを受信することにより多数の店舗1の売上金(各入金機2の現金の状態)を管理し、金庫2d(図1では図示省略;図8参照)の現金を回収する部署への集金の指示等を行なったり、銀行に対して各店舗1の口座へ売上金に対応する金額の振込処理の依頼を行なったりするものである。つまり、現金管理部12は、入金機2に売上現金が入金されると、その入金情報を通信回線8を通じて通知され、その売上現金の金額を店舗1の指定口座に売上現金として振り込み、入金機2内の売上現金をセンタ側担当者によって回収するように指示を行なうように構成されている。なお、前記指定口座は、店舗1が集配警備現金管理システムを利用するための契約を行なう際に、予め設定・登録されるものである。また、本実施形態の現金管理部12には、送金情報登録部13がそなえられているが、この送金情報登録部13については後述する。
さて、店舗1にそなえられた送金情報作成端末20は、一般的なパーソナルコンピュータ等によって実現されるもので、店舗1が入金機2に入金した売上現金の一部もしくは全部を店舗1の指定口座以外の口座へ送金することを希望する場合に、図2に示すごとく、送金先口座情報(例えば送金先銀行口座番号),送金金額情報および送金日時情報を含む送金情報を予め作成し、その送金情報を、通信手段3および通信回線8を通じて現金管理部12に通知するものである。
また、データ保存部21は、送金情報作成端末20により作成された送金情報を一時的に保存するもので、実際には、送金情報作成端末20として機能するパーソナルコンピュータ内のハードディスク、あるいは、同パーソナルコンピュータに外付けされた記憶装置などによって実現されるものである。このデータ保存部21に保存された送金情報が、通信手段3および通信回線8を通じて現金管理部12に送信・通知されるようになっている。
送金情報作成端末20(パーソナルコンピュータ)において、送金情報は、図3に示すようにして作成される。つまり、取引先(例えば製造元業者)毎の送金先口座情報(銀行番号,支店番号,銀行口座番号,口座種別など)や、取引先毎の送金金額情報や、取引先毎の送金日時情報が、それぞれファイルまたは帳票として与えられ、店舗1側のオペレータ等は、与えられたファイルまたは帳票における各データを、送金情報作成端末20(パーソナルコンピュータ)から入力し、送金先口座情報,送金金額情報および送金日時情報からなる送金情報を取引先毎に作成し、その送金情報をファイルとしてデータ保存部21に格納する。
ここで、送金先口座情報によって指定される、店舗1の指定口座以外の送金先口座としては、例えば、
▲1▼店舗1の取引先である、少なくとも一つの製造元業者の銀行口座や、
▲2▼前記指定口座以外の、店舗1が所有する、少なくとも一つの銀行口座や、
▲3▼前記指定口座とは異なる種別の、店舗1が所有する、少なくとも一つの銀行口座
などが挙げられる。
また、送金情報における送金先口座情報は、上記▲1▼〜▲3▼のごとく指定された口座に対する送金金額を指定するものであり、さらに、送金情報における送金日時情報は、例えば、図2や図3に示すごとく周期的な送金期日「毎週月曜日午前9:00」(日,週,月等の単位での送金日時)、あるいは、一の特定の送金期日などを指定するものである。
一方、現金管理部12にそなえられた送金情報登録部13は、店舗1における送金情報作成端末20から通信回線8を介して送信・通知された送金情報を、予め登録されるもので、実際には、現金管理部12として機能するパーソナルコンピュータ内のハードディスク、あるいは、同パーソナルコンピュータに外付けされた記憶装置などによって実現されるものである。
そして、本実施形態の現金管理部12は、店舗1から、入金機2に対する入金情報を通知されると、送金情報登録部13を参照して当該入金情報に対応する送金情報を検索する。このとき、送金情報登録部13においては、例えば店舗コード(店舗1の識別コード)に対応させて送金情報が登録されており、現金管理部12は、入金情報に添付されている店舗コードをキーにして、送金情報の検索を行なう。
入金情報に対応する送金情報が検索された場合、現金管理部12は、その送金情報に含まれる送金日時情報によって指定される日時に、同じくその送金情報に含まれる送金金額情報によって指定される金額を、送金情報に含まれる送金先口座情報によって指定される送金先口座に対して振り込む処理(送金処理)を実行するようになっている。
入金情報に対応する送金情報が検索されなかった場合、もしくは、売上現金の一部が送金先口座情報によって指定される送金先口座に振り込まれた場合、現金管理部12は、売上現金の全額もしくは残金を店舗1の指定口座に振り込む処理を実行するようになっている。
なお、図1においては、店舗1を一つだけ示しているが、実際には、上述した通り多数の店舗1が通信回線8を介してセンタ10と通信可能に接続されている。また、単一の経営会社に属する店舗1には、1台または複数台の入金機2を設置してもよいし、一つの店舗1内に複数の異なる小規模の店が存在する場合に、1台の入金機2を設置しこの入金機2を複数の店によって共用するようにしてもよい。
上述のごとく構成された本実施形態の集配警備現金管理システムでも、図8に示したシステムと同様、各店舗1にオンライン機能を有する入金機2を設け、その入金機2を、通信手段3および通信回線8を介して現金管理部12と接続しておき、各店舗1に売上金等が入金機2に投入されると、その入金情報等を遠隔の現金管理部12に送ることにより、現金管理部12により各店舗1(入金機2)における現金管理が行なわれる。また、通信手段3および通信回線8を介して、各種防犯センサを有する警備手段4を警備管理部11と接続することにより、各店舗1の設備の監視管理処理も警備管理部11にて一元的に行なうことができる。
また、本実施形態の集配警備現金管理システムでは、店舗1が入金機2に入金した売上現金の一部もしくは全部を店舗1の指定口座以外の口座へ送金することを希望する場合、店舗1のオペレータ等は、送金情報作成端末20において、図2や図3に示すような送金情報を予め作成し、その送金情報を、通信手段3および通信回線8を通じて現金管理部12に送信して送金情報登録部13に予め登録しておく。このとき、送金情報は、店舗コード(店舗1の識別コード)に対応させて送金情報登録部13に登録される。
そして、現金管理部12に、店舗1から、入金機2に対する入金情報(あるいは締めデータ)が通知されると、現金管理部12は、入金情報(あるいは締めデータ)に添付された店舗コードをキーにして、送金情報登録部13において、その入金情報に対応する送金情報を検索する。なお、本システムが複数の店舗1を経営する会社を管理対象とする場合、各店舗1の営業が終了した後、入金機2に対し売上の締めを表す指示が与えられると、各店舗1の締めデータが通信手段3および通信回線8を介して現金管理部12へ送信される。現金管理部12は、各店舗1から締めデータを受信すると、上記複数の店舗1における入金データの総額を算出してから、送金情報登録部13の検索を行なう。
入金情報に対応する送金情報が検索された場合、現金管理部12により、その送金情報に含まれる送金金額情報によって指定される金額が、その送金情報に含まれる送金日時情報によって指定される日時に、警備会社10の銀行口座から、送金情報に含まれる送金先口座情報によって指定される送金先口座に対して振り込まれる。
入金情報に対応する送金情報が検索されなかった場合、もしくは、売上現金の一部が送金先口座情報によって指定される送金先口座に振り込まれた場合、現金管理部12により、売上現金の全額もしくは残金が、警備会社10の銀行口座から、店舗1の指定口座に振り込まれる。
一方、本実施形態の集配警備現金管理システムにおいても、図8に示すシステムと同様、入金機2の金庫2d(図8参照)を成す堅牢な構造の中には現金カセットが収納されており、この現金カセット内に、入金機2に入金された現金が収納される。現金管理部12からの指示を受けた担当者が、現金集配を行なう専用車両で店舗1に出向き、店舗1の入り口扉や金庫2dの扉を、集配専用のIDカードにより開け、金庫2d内部の現金カセットを回収し、持参した空の現金カセットを装填(設置)する。これらの作業に際しては、警備システム(警備手段4および警備管理部11)により作業時間の監視が行なわれ、異常を検出するとアラームが発生され、対応する処理が実行される。
1台の入金機2を複数の店舗1で使用する場合には、各店舗1に対応するIDカードを使用して入金が行なわれると、各店舗1に対応する入金データが現金管理部12に送られる。現金管理部12は、店舗別の入金データを受信すると、上述のごとく店舗毎に送金情報登録部13の検索を行ない、検索に応じた振込・送金処理を行なう。また、一日に入金機2へ入金される金額があまり多くない場合には、現金の収集作業は毎日行なう必要がなく、金庫2dにおける現金が一杯になる直前の状態になると、その状態を現金管理部12に通知するようにしてもよい。このような通知を受けると、現金管理部12は現金収集のために集配の担当者を派遣して現金の収集を行なう。
従って、本実施形態の集配警備現金管理システムによっても、図8に示すシステムと同様、店舗1の担当者は、入金機2へ売上の現金を入金するだけで、銀行等に出向くことなく実質的に店舗1の口座へ入金したのと同様に取り扱われるため、現金輸送のための手間と時間とを省略できるとともに犯罪に巻き込まれる可能性を少なくすることができる。また、店舗1および入金機2の警備情報が警備管理部11側で一括して監視および管理されるため、事故の発生に対して迅速に対処して、防犯,防災をはかることが可能になる。さらに、金庫2dに現金が収納されると、集配を行なう担当者は、現金を取り扱うことなく現金が入った現金カセットを回収し、交換用の現金カセットを金庫2d内に装填する作業を行なうだけであり、現金を直接扱う必要がないため、迅速な集配が可能になる。
さて、上述のような本実施形態の集配警備現金管理システムを用いて行なわれる、取引の流れの具体例について、図4〜図7を参照しながら説明する。なお、図4〜図7においては、要部のみ図示し通信手段3,警備手段4,警備管理部11,通信手段14の図示は省略されている。
まず、図4および図5により、図1に示す集配警備現金管理システムを用いて行なわれる取引の流れの第1例(製造元業者宛て送金例)について説明する。この第1例は、図9〜図11を参照しながら説明した取引に対応するものである。
本実施形態においても、顧客が店舗1に対し商品の注文を行ない、その商品が、図4の点線矢印で示すごとく、製造元業者から店舗1経由で顧客に配送されると、図4に示すように、店舗1は、顧客から商品代金(現金)を回収し(矢印S1参照)、店舗1では、従業員(オペレータ)がその現金を売上金として入金機2に入金する(矢印S2参照)。
このとき、本実施形態では、顧客からの商品の注文を受けた時点、あるいは、顧客からの現金回収時点で、店舗1の従業員が、送金情報作成端末20により、製造元業者(図4ではA,B,Cの三者)の銀行口座にその商品の代金を送金するための送金情報をデータ保存部21上に作成し(矢印S3参照)、その送金情報を、通信回線8を介して警備会社10の現金管理部12に送信・通知し(矢印S4参照)、送金情報登録部13に店舗1の識別コード(店舗コード)に対応させて登録しておく。ここで作成される送金情報は、製造元業者(図4ではA,B,Cの三者)の銀行口座を指定する送金先口座情報と、各口座に対する送金金額を指定する送金金額情報と、各口座に対する送金日時を指定する送金日時情報を含むものである。
そして、入金機2への入金処理に伴い、その入金情報が、通信回線8を介して現金管理部12へ送信・通知されると(矢印S5参照)、現金管理部12は、入金情報(あるいは締めデータ)に添付された店舗コードをキーにして、送金情報登録部13において、その入金情報に対応する送金情報を検索する。入金情報に対応する送金情報が検索された場合、現金管理部12により、その送金情報に含まれる送金金額情報によって指定される金額が、その送金情報に含まれる送金日時情報によって指定される日時に、警備会社10の銀行口座から、送金情報に含まれる送金先口座情報によって指定される送金先口座(図4では、製造元業者A,B,Cの銀行口座)に対して振り込まれる(矢印S6,S7参照)。この時点で、入金機2(金庫2d)内に収納された現金の所有権は警備会社10側に移転され、警備会社10は、適宜、入金機2内の現金を回収する(矢印S8参照)。
このような取引に際しての資金の流れを、図5に簡略化して示す。図8に示す従来のシステムでは2回に分けて行なわれていた送金処理が、本実施形態のシステムを用いると、図5に示すように1回だけで済む。つまり、送金情報の要素としての送金先口座情報によって製造元業者の銀行口座を指定することにより、店舗1が送金伝票に基づいて製造元業者への送金を行なうことなく、警備会社10の銀行口座から製造元業者の銀行口座へ直接送金することが可能になる。
次に、図6により、図1に示す集配警備現金管理システムを用いて行なわれる取引の流れの第2例(店舗の複数口座宛て送金例)を説明する。この第2例は、売上現金を、第1例のごとく製造元業者に送金するのではなく、店舗1が所有する、複数の銀行口座に振り分けて送金する例である。
顧客が店舗1に対し商品の注文を行ない、その商品が、図6の点線矢印で示すごとく店舗1から顧客に配送されると、この第2例でも、図6に示すように、店舗1は、顧客から商品代金(現金)を回収し(矢印S1参照)、店舗1では、従業員(オペレータ)がその現金を売上金として入金機2に入金する(矢印S2参照)。
このとき、第2例では、予め、店舗1の従業員が、送金情報作成端末20により、売上現金を店舗1の複数の銀行口座に振分・送金するための送金情報をデータ保存部21上に作成し(矢印S31参照)、その送金情報を、通信回線8を介して警備会社10の現金管理部12に送信・通知し(矢印S41参照)、送金情報登録部13に店舗1の識別コード(店舗コード)に対応させて登録しておく。ここで作成される送金情報は、店舗1が所有する複数の銀行口座(図6では、本店,A支店およびB支店の銀行口座)を指定する送金先口座情報と、各口座に対する送金金額を指定する送金金額情報と、各口座に対する送金日時を指定する送金日時情報を含むものである。
そして、入金機2への入金処理に伴い、その入金情報が、通信回線8を介して現金管理部12へ送信・通知されると(矢印S5参照)、現金管理部12は、第1例と同様、送金情報登録部13を検索し、その入金情報に対応する送金情報があれば、その送金情報に含まれる送金金額情報によって指定される金額を、その送金情報に含まれる送金日時情報によって指定される日時に、警備会社10の銀行口座から、送金情報に含まれる送金先口座情報によって指定される送金先口座(図6では、本店,A支店およびB支店の銀行口座)に対して振り込む(矢印S61,S71参照)。この時点で、入金機2(金庫2d)内に収納された現金の所有権は警備会社10側に移転され、警備会社10は、適宜、入金機2内の現金を回収する(矢印S8参照)。
このように、第2例では、送金情報の要素としての送金先口座情報によって店舗1側の複数の銀行口座を指定することにより、店舗1が再送金処理を行なうことなく、警備会社10の銀行口座から店舗1側の複数の銀行口座へ直接送金することが可能になる。
次に、図7により、図1に示す集配警備現金管理システムを用いて行なわれる取引の流れの第3例(店舗の各種口座宛て送金例)を説明する。この第3例は、売上現金を、第1例のごとく製造元業者に送金するのではなく、店舗1が所有する、異なる種別の複数の銀行口座に振り分けて送金する例である。
顧客が店舗1に対し商品の注文を行ない、その商品が、図7の点線矢印で示すごとく店舗1から顧客に配送されると、この第3例でも、図7に示すように、店舗1は、顧客から商品代金(現金)を回収し(矢印S1参照)、店舗1では、従業員(オペレータ)がその現金を売上金として入金機2に入金する(矢印S2参照)。
このとき、第3例では、予め、店舗1の従業員が、送金情報作成端末20により、売上現金を店舗1の複数種別の銀行口座に振分・送金するための送金情報をデータ保存部21上に作成し(矢印S32参照)、その送金情報を、通信回線8を介して警備会社10の現金管理部12に送信・通知し(矢印S42参照)、送金情報登録部13に店舗1の識別コード(店舗コード)に対応させて登録しておく。ここで作成される送金情報は、店舗1が所有する異なる種別の複数の銀行口座(図7では、普通口座,総合口座,当座口座の3つ)を指定する送金先口座情報と、各口座に対する送金金額を指定する送金金額情報と、各口座に対する送金日時を指定する送金日時情報を含むものである。
そして、入金機2への入金処理に伴い、その入金情報が、通信回線8を介して現金管理部12へ送信・通知されると(矢印S5参照)、現金管理部12は、第1例と同様、送金情報登録部13を検索し、その入金情報に対応する送金情報があれば、その送金情報に含まれる送金金額情報によって指定される金額を、その送金情報に含まれる送金日時情報によって指定される日時に、警備会社10の銀行口座から、送金情報に含まれる送金先口座情報によって指定される送金先口座(図7では、普通口座,総合口座,当座口座の3つ)に対して振り込む(矢印S62,S72参照)。この時点で、入金機2(金庫2d)内に収納された現金の所有権は警備会社10側に移転され、警備会社10は、適宜、入金機2内の現金を回収する(矢印S8参照)。
このように、第3例では、送金情報の要素としての送金先口座情報によって店舗1側の異なる種別の複数の銀行口座を指定することにより、店舗1が再送金処理を行なうことなく、警備会社10の銀行口座から店舗1側の異なる種別の複数の銀行口座へ直接送金することが可能になる。
このように、本発明の一実施形態によれば、センタ(警備会社)10から送金先口座に対し所定の送金金額の送金を直接行なうことができる。つまり、従来の集配警備現金管理システムにおいて店舗が売上現金の一部もしくは全部を店舗の指定口座以外の口座(例えば製造元業者等の取引先口座)へ送金する場合、売上現金をセンタ10(警備会社銀行口座)から店舗1の銀行口座に送金してから、所定の送金金額の送金を店舗口座から送金先口座に対して行なうというように、2種類の送金処理が必要であったが、本実施形態によれば、店舗1では送金情報の登録作業を行なうだけで売上現金からの送金処理を行なうことができ、上記2種類の送金処理が一体化されて簡略化されるので、送金処理を効率よく行なえ、業務上の負担を大幅に軽減することができる。また、センタ10から送金先口座に対する送金が店舗口座を介することなく直接行なわれ、つまりは即日の送金が可能になるので、リアルタイムで効率の良い現金の運用や、スピーディな現金管理が可能になる。
このとき、売上現金の一部が送金先口座に振り込まれた場合、現金管理部12により、売上現金の残金を店舗1の指定口座に振り込むことにより、売上現金のうち送金対象にならなかった残金は、通常通り店舗口座に速やかに振り込まれ、店舗経営の上で資金を有効に活用することが可能になる。当然、送金情報登録部13において入金情報に対応する送金情報が検索されなかった場合も、図8に示す従来システムと同様、現金管理部12により、売上現金の全額が店舗1の指定口座に振り込まれる。
また、送金情報作成端末20によって送金日時情報を含む送金情報を作成・登録することにより、所望の日時(任意の日時)に振込みを行なうことが可能になる。
さらに、店舗1が所有する複数の銀行口座を指定する送金先口座情報を含む送金情報を作成・登録することにより、店舗1は、自分の所有する複数の銀行口座に対し、再送金処理を行なうことなく、売上現金の一部もしくは全部を直接送金することが可能になり、送金処理を効率よく行なうことができる。
同様に、店舗1が所有する種別の異なる複数の銀行口座を指定する送金先口座情報を含む送金情報を作成・登録することにより、店舗1は、自分の所有する種別の異なる複数の銀行口座に対し、再送金処理を行なうことなく、売上現金の一部もしくは全部を直接送金することが可能になり、送金処理を効率よく行なうことができる。
なお、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
産業上の利用可能性
以上のように、本発明によれば、店舗の警備情報や、店舗設置の入金機からの入金情報を、センタ側で一括して監視・管理する集配警備現金管理システムを用いて取引を行なう際に、店舗で送金情報の登録作業を行なうだけで、センタから送金先口座に対する送金を、店舗口座を介することなく行なうことができる。これにより、従来、別々に行なわれていた2種類の送金処理を一体化することができるので、送金処理を効率よく行なえ、業務上の負担を大幅に軽減することができ、その有用性は極めて高いものと考えられる。
【図面の簡単な説明】
図1は本発明の一実施形態としての集配警備現金管理システムの構成を示すブロック図である。
図2は本実施形態における送金情報の構成要素を説明するための図である。
図3は本実施形態における送金情報の作成手順を説明するための図である。
図4は、図1に示す集配警備現金管理システムを用いて行なわれる取引の流れの第1例(製造元業者宛て送金例)を説明するための図である。
図5は、図4に示す取引に際しての資金の流れを説明するための図である。
図6は、図1に示す集配警備現金管理システムを用いて行なわれる取引の流れの第2例(店舗の複数口座宛て送金例)を説明するための図である。
図7は、図1に示す集配警備現金管理システムを用いて行なわれる取引の流れの第3例(店舗の各種口座宛て送金例)を説明するための図である。
図8は一般的な集配警備現金管理システムの構成を示すブロック図である。
図9は、図8に示す集配警備現金管理システムを用いて行なわれる取引の流れの具体例を説明するための図である。
図10は、図8に示す集配警備現金管理システムを用いて行なわれる取引の流れの具体例を説明するための図である。
図11は、図9および図10に示す取引に際しての資金の流れを説明するための図である。
Claims (10)
- 売上現金を入金される入金機(2)を設置される店舗(1)と、
該店舗(1)の警備を管理する警備管理部(11)、および、該入金機(2)に入金された売上現金を管理する現金管理部(12)を有するセンタ(10)と、
該店舗(1)と該センタ(10)とを通信可能に接続する通信回線(8)とをそなえ、
該店舗(1)の警備情報を該通信回線(8)を通じて該警備管理部(11)に通知し、該警備管理部(11)により該警備情報に基づいて該店舗(1)を監視するように構成されるとともに、
該入金機(2)に売上現金を入金すると、その入金情報を該通信回線(8)を通じて該現金管理部(12)に通知し、該現金管理部(12)によりその売上現金の金額を該店舗(1)の指定口座に該売上現金として振り込み、該入金機(2)内の売上現金を該センタ側担当者によって回収するように構成された集配警備現金管理システムであって、
該店舗(1)が該売上現金の一部もしくは全部を該店舗(1)の前記指定口座以外の口座へ送金することを希望する場合に、送金先口座情報および送金金額情報を含む送金情報を予め作成し、該送金情報を該通信回線(8)を通じて該現金管理部(12)に通知する送金情報作成部(20)が、該店舗(1)にそなえられるとともに、
該送金情報作成部(20)からの該送金情報を登録される送金情報登録部(13)が、該現金管理部(12)にそなえられ、
該現金管理部(12)が、
該店舗(1)から前記入金情報を通知されると、該送金情報登録部(13)を参照して当該入金情報に対応する該送金情報を検索し、
検索された該送金情報に含まれる前記送金金額情報によって指定される金額を、該送金情報に含まれる前記送金先口座情報によって指定される送金先口座に振り込むことを特徴とする、集配警備現金管理システム。 - 該売上現金の一部が前記送金先口座情報によって指定される送金先口座に振り込まれた場合、該現金管理部(12)が、該売上現金の残金を該店舗(1)の前記指定口座に振り込むことを特徴とする、請求の範囲第1項記載の集配警備現金管理システム。
- 該送金情報作成部(20)が、該送金情報として、さらに送金日時情報を含むものを作成し、
該現金管理部(12)が、該送金情報に含まれる前記送金日時情報によって指定される日時に振込みを行なうことを特徴とする、請求の範囲第1項または第2項に記載の集配警備現金管理システム。 - 該送金情報作成部(20)が、該送金情報における該送金先口座情報として、前記指定口座以外の、該店舗(1)の少なくとも一つの送金先口座を指定するものを作成するとともに、該送金情報における該送金金額情報として、該少なくとも一つの送金先口座に対する送金金額を指定するものを作成し、
該現金管理部(12)が、該送金金額情報によって指定される送金金額を、該送金先口座情報によって指定される該少なくとも一つの送金先口座に振り込むことを特徴とする、請求の範囲第1項〜第3項のいずれか一項に記載の集配警備現金管理システム。 - 該送金情報作成部(20)が、該送金情報における該送金先口座情報として、前記指定口座とは異なる種別の、該店舗(1)の口座を、少なくとも一つ指定するものを作成するとともに、該送金情報における該送金金額情報として、該異なる種別の口座に対する送金金額を指定するものを作成し、
該現金管理部(12)が、該送金金額情報によって指定される送金金額を、該送金先口座情報によって指定される該異なる種別の口座に振り込むことを特徴とする、請求の範囲第1項〜第4項のいずれか一項に記載の集配警備現金管理システム。 - 売上現金を入金される入金機(2)を設置される店舗(1)と、
該店舗(1)の警備を管理する警備管理部(11)、および、該入金機(2)に入金された売上現金を管理する現金管理部(12)を有するセンタ(10)と、
該店舗(1)と該センタ(10)とを通信可能に接続する通信回線(8)とをそなえ、
該店舗(1)の警備情報を該通信回線(8)を通じて該警備管理部(11)に通知し、該警備管理部(11)により該警備情報に基づいて該店舗(1)を監視するように構成されるとともに、
該入金機(2)に売上現金を入金すると、その入金情報を該通信回線(8)を通じて該現金管理部(12)に通知し、該現金管理部(12)によりその売上現金の金額を該店舗(1)の指定口座に該売上現金として振り込み、該入金機(2)内の売上現金を該センタ側担当者によって回収するように構成された集配警備現金管理システムにおける送金処理方法であって、
該店舗(1)が該売上現金の一部もしくは全部を該店舗(1)の前記指定口座以外の口座へ送金することを希望する場合に、送金先口座情報および送金金額情報を含む送金情報を予め作成し、
該送金情報を、該店舗(1)から該通信回線(8)を通じて該現金管理部(12)に通知して、該現金管理部(12)の送金情報登録部(13)に登録し、
該店舗(1)から該現金管理部(12)に前記入金情報が通知されると、該現金管理部(12)により、該送金情報登録部(13)を参照して当該入金情報に対応する該送金情報を検索し、
該現金管理部(12)により、検索された該送金情報に含まれる前記送金金額情報によって指定される金額を、該送金情報に含まれる前記送金先口座情報によって指定される送金先口座に振り込むことを特徴とする、集配警備現金管理システムにおける送金処理方法。 - 該売上現金の一部が前記送金先口座情報によって指定される送金先口座に振り込まれた場合、該現金管理部(12)により、該売上現金の残金を該店舗(1)の前記指定口座に振り込むことを特徴とする、請求の範囲第6項記載の集配警備現金管理システムにおける送金処理方法。
- 該送金情報として、さらに送金日時情報を含むものを作成し、
該現金管理部(12)により、該送金情報に含まれる前記送金日時情報によって指定される日時に振込みを行なうことを特徴とする、請求の範囲第6項または第7項に記載の集配警備現金管理システムにおける送金処理方法。 - 該送金情報における該送金先口座情報として、前記指定口座以外の、該店舗(1)の少なくとも一つの送金先口座を指定するものを作成するとともに、該送金情報における該送金金額情報として、該少なくとも一つの送金先口座に対する送金金額を指定するものを作成し、
該現金管理部(12)により、該送金金額情報によって指定される送金金額を、該送金先口座情報によって指定される該少なくとも一つの送金先口座に振り込むことを特徴とする、請求の範囲第6項〜第8項のいずれか一項に記載の集配警備現金管理システムにおける送金処理方法。 - 該送金情報における該送金先口座情報として、前記指定口座とは異なる種別の、該店舗(1)の口座を、少なくとも一つ指定するものを作成するとともに、該送金情報における該送金金額情報として、該異なる種別の口座に対する送金金額を指定するものを作成し、
該現金管理部(12)により、該送金金額情報によって指定される送金金額を、該送金先口座情報によって指定される該異なる種別の口座に振り込むことを特徴とする、請求の範囲第6項〜第9項のいずれか一項に記載の集配警備現金管理システムにおける送金処理方法。
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