JPWO2003101873A1 - エレベータの群管理制御装置 - Google Patents
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Abstract
Description
この発明は、一の昇降路内に上下に配設されてそれぞれ独立して昇降する上かごと下かごとを1組とする1又は複数組のエレベータを、かご相互の干渉を避けて群管理制御する装置に係るものである。
背景技術
従来のエレベータは、通常、エレベータ毎に昇降路が設けられ、一の昇降路には一のかごが納められていた。従って、複数台のエレベータが設置される場合は、台数分の昇降路が並設されるので、各かごは他のかごと干渉することなく自由に昇降できるようになっていた。このような設置情況の下で、複数のエレベータが群管理制御されて輸送能率の向上が図られていた。
ところで、かご毎に昇降路を設けたのでは、多数のエレベータが設置される高層建物においては、建物の床面積に占める昇降路部分の面積の比率が増大し過ぎる、という問題があった。
そこで、昇降路部分の面積を低減するため、例えば、日本特開2000−226164号公報には、同一昇降路内に複数台のかごを就役させ、乗場呼びが登録されると、かご相互の干渉の可能性を演算して待避の要否を判定し、待避を要する場合は割当かご以外のかごを待避させることにより、かご相互の干渉を防止して乗場呼びに応答するようにしたものが開示されている。
しかし、上記日本特開2000−226164号公報に記載のものは、建物の床面積に占める昇降路部分の面積の比率は低減されるものの、上かごと下かごは終端階を除いて昇降路の略全域を均等の共通のサービス域としているので、乗場呼びを割り当てる際に上かごと下かごとが競合する。このため、非割当かごは、割当かごの運転を阻害しないように待避しなければならず、輸送能率が低下する、という問題があった。
また、日本特開平6−305648号公報には、2本のシャフトの両最上部及び両最下部をそれぞれ水平坑で連結して環状坑を形成し、この環状坑に複数の乗りかごを収納して一定の方向へ循環させるようにしたマルチカー方式のエレベータシステムにおいて、先行するかごの進行方向後方の所定距離内に後続のかごが進入した場合は、後続かごを停止させて追突を防止するようにしたものが開示されている。
しかし、循環形のエレベータでは、目的階は距離的には近いにも拘らず、循環方向とは逆の方向に位置する階床へ行く場合、循環路を略一巡しなければならない。特に、一の昇降路内に複数のかごを収納させるレベータは、高層ビルが設置の対象であるから、上記循環路の一巡は、建物の最下階から最上階の間を一巡することになる。このため、時間がかかり輸送能率が低い、という問題があった。また、この問題を解決するために、逆方向へ循環するエレベータを並設することも考えられるが設備過剰となる、という新たな問題もあった。
この発明は、上記問題点を解決するためになされたものであり、一の昇降路内に上下に配設されてそれぞれ独立して昇降する上かごと下かごとを1組とする1又は複数組のエレベータのかご相互の干渉を避け、かつ、輸送能率の向上を図ったエレベータの群管理制御装置を提供することを目的とする。
発明の開示
この発明は、建物の各階に通じる一の昇降路内に上下に配設されてそれぞれ独立して昇降する上かごと下かごとを1組とする1又は複数組のエレベータを群管理制御する装置において、建物の出入口に通じる階を下かご用主階床とし、この下かご用主階床の上位で建物の出入口に通じる階を上かご用主階床とし、昇降路の下層部分を下かご優先ゾーンとし、上層部分を上かご優先ゾーンとし、中間層部分を上かごと下かごに共通に就役させる共用ゾーンとして各階床を区分けしておいて、乗場呼びが発生すると、その乗場呼びが属する上記区分けに従って上かご又は下かごに割り当て、この割当の結果、それぞれの優先ゾーンでは上かご又は下かごを優先的に就役させ、また、共用ゾーンに就役する場合は、相手かごとの干渉の有無を判断して進入させ、応答後は共用ゾーンから脱出させて待避階で待避させるようにしたものである。
このため、上かご優先ゾーンと下かご優先ゾーンは、共用ゾーンを介して昇降路の上下両端側に隔絶されるので、上かごと下かごがそれぞれ自己の優先ゾーンに就役している場合は干渉することはない。この結果、両かごは自由に昇降することができるので、高い輸送能率を発揮させることができる。
また、共用ゾーンに就役する場合は、進入可否の判定をした後に進入するようにしたので、上かごと下かごが干渉するのを避けることができる。
更に、共用ゾーンでの呼びに応答した後は、かごを共用ゾーンから脱出させて待避階で待避させるようにしたので、上かごと下かごが干渉する機会は限られたものとなる。延いては、干渉回避の動作による輸送能率の低下を抑えることができる。
また、この発明は、輸送対象である建物の在籍者人数が最も近似するように上かご優先ゾーンと共用ゾーンとを区分けしたものである。
これにより、特に出勤時間帯における上かごと下かごにかかるピーク負荷を均等化させることができる。
更に、この発明は、上かご優先ゾーンの交通量と共用ゾーンの交通量とを測定し、その測定値が最も近似するように上かご優先ゾーンと共用ゾーンとを区分けしたものである。
これにより、実際の交通量に基いて上かごと下かごにかかる負担を均等化させることができる。
更にまた、この発明は、下かご用主階床を下かごの待避階として設定し、上かご優先ゾーンの最下階を上かごの待避階として設定し、これらの待避階を乗場とする仮想乗場呼びを発生させ、この仮想乗場呼びを上かご又は下かごに割り当てることによって待避指令を出すようにしたものである。
このため、相互干渉の機会を低減させることができると共に、いずれの待避階も共用ゾーンに最も近いため、待避のための昇降距離を短くすることができる。
更にまた、この発明は、仮想乗場呼びが割り当てられた上かご又は下かごに対して待避階よりも終端階側の階で登録された乗場呼びが割り当てられた場合又は上記終端階側の階を行先階とするかご呼びが登録された場合は、割り当てられた上記仮想乗場呼びを打ち消すようにしたものである。
このため、単に待避するに過ぎない待避運転を取り止めて、かごは呼びの階へ直行するので、輸送能率を向上させることができる。
更にまた、この発明は、上かごに下かご優先ゾーンを行先階とするかご呼びが登録されると最下階を下かごの待避階に新に設定し、また、下かごに上かご優先ゾーンを行先階とするかご呼びが登録されると最上階を上かごの待避階に新に設定し、それぞれの階に仮想乗場呼びを発生させて待避指令を出すようにしたものである。
このため、一方のかごを終端階へ待避させたことによって、他方のかごは干渉することなく昇降可能な全階床を就役対象とすることができ、かご内の乗客に乗継ぎを強いる機会を減少させることができる。
更にまた、この発明は、下かご用の玄関階を下かご用主階床とし、上かご用の玄関階を上かご用主階床とし、上かご用主階床の直上階から最上階までを二分割した上半部を上かご優先ゾーンとし、下半部と下かご用主階床の直下階から最下階までを下かご優先ゾーンとして各階床を区分けしておいて、乗場呼びが発生すると、その乗場呼びが属する上記区分けに従って上かご又は下かごに割り当て、この割当の結果、それぞれの優先ゾーンでは上かご又は下かごを優先的に就役させ、また、相手の優先ゾーンへ進入するときは、干渉の有無を判断して進入させ、応答後は相手の優先ゾーンから脱出させて待避階で待避させるようにしたものである。
このものにあっても、両かごは自己の優先ゾーンでは自由に昇降することができるので、高い輸送能率を発揮させることができる。また、相手の優先ゾーンへ進入するときは、進入可否の判定をした後に進入するようにしたので、上かごと下かごが干渉するのを避けることができる。更に、用済み後は、かごを待避階で待避させるようにしたので、上かごと下かごが干渉する機会は限られたものとなる。特に、共用ゾーンに代えて下かご優先ゾーンとしたので、下かご優先ゾーンと上かご優先ゾーンの間の相互交通が少ない建物に適する。
発明を実施するための最良の形態
この発明をより詳細に説述するために、添付の図面に従ってこれを説明する。
第1の実施の形態
第1図から第8図は、この発明に係る好ましいエレベータの群管理制御装置の第1の実施の形態を示す。
第1図はエレベータの群管理制御装置の構成を示すブロック図で、1は上かごと下かごとを1組とするn組のエレベータが設置された建物、1Sはn組のエレベータが収納された昇降路で、第1組用の昇降路1S1から第n組用の昇降路1Snで構成されている。
5U1は第1組用の昇降路1S1内に配設された上かご、5D1は上かご5U1の直下に配設された下かご、6U1は上かご5U1の釣合いおもり、6D1は下かご5D1の釣合いおもりである。7U1は上かご5U1を昇降させる巻上機、7D1は下かご5D1を昇降させる巻上機で、それぞれ上かご5U1と下かご5D1を独立に昇降させることができるようになっている。8U1は上かご5U1のかご操作盤、8D1は下かご5D1のかご操作盤である。
5Unは第n組用の昇降路1Sn内に配設された上かご、5Dnは上かご5Unの直下に配設された下かご、6Unは上かご5Unの釣合いおもり、6Dnは下かご5Dnの釣合いおもりである。7Unは上かご5Unを昇降させる巻上機、7Dnは下かご5Dnを昇降させる巻上機で、それぞれ上かご5Unと下かご5Dnを独立に昇降させることができるようになっている。8Unは上かご5Unのかご操作盤、8Dnは下かご5Dnのかご操作盤である。
省略された部分の第2組から第(n−1)組も同様に構成されている。
なお、上かご5U1〜5Unを総称する場合は上かご5Uとし、下かご5D1〜5Dnを総称する場合は下かご5Dとし、巻上機7U1〜7Un及び7D1〜7Dnを総称する場合は巻上機7U及び7Dとし、かご操作盤8U1〜8Un及び8D1〜8Dnを総称する場合は8U及び8Dとする。
1Fは下かご5Dが建物1に出入する乗客を乗降させる1階からなる下かご用主階床、2Fは下かご用主階床1Fの直上に位置して上かご5Uが建物1に出入する乗客を乗降させる2階からなる上かご用主階床である。3Fは3階、TFは最上階、B1Fは地下1階、BTFは最下階である。
DPZは、下かご用主階床1Fの直下階B1Fから最下階BTFまでの階からなる下かご優先ゾーン、UPZは上かご用主階床2Fの直上階3Fから最上階TFまでを二分割した上半部の階床からなる上かご優先ゾーン、CZは下半部の階床からなる共用ゾーンである。
2EUは下かご用主階床1Fから上かご用主階床2Fへ上昇するエスカレータ、2EDは上かご用主階床2Fから下かご用主階床1Fへ下降するエスカレータである。HBは各階に設けられて乗場呼びを発生させる乗場釦で、代表して示したものである。
20は上かご5Uと下かごと5Dを1組とする複数組のエレベータを群管理制御する群管理制御装置で、乗場釦HBからの乗場呼びを登録する乗場呼び登録手段21と、各階床を上かご用主階床2F、下かご用主階床1F、下かご優先ゾーンDPZ、上かご優先ゾーンUPZ及び共用ゾーンCZに区分する階床区分手段22と、相手かごの運転を阻害しない階を待避階としてそれぞれ設定する待避階設定手段23と、下かご用主階床1Fと下かご優先ゾーンDPZで登録された乗場呼びは下かご5Dに割り当て、上かご用主階床2Fと上かご優先ゾーンUPZで登録された乗場呼びは上かご5Uに割り当て、共用ゾーンCZで登録された乗場呼びは運転情況に応じて上かご5Uと下かご5Dのいずれかに割り当てる割当決定手段24と、上かご5Uが共用ゾーンCZ若しくは下かご優先ゾーンDPZへ進入するとき又は下かご5Dが共用ゾーンCZ若しくは上かご優先ゾーンUPZへ進入するときに相手かごとの干渉の可能性の有無に応じて進入可否を各かご5U、5D毎に判定する進入可否判定手段251〜25n(以下、総称は25とする。)と、この進入可否判定手段25の判定結果に応じて進入した上かご5U又は下かご5Dに対して待避階で待避するように指令する待避指令手段26とからなる。なお、待避指令は、具体的には待避階に仮想乗場呼びを発生させ、この仮想乗場呼びを上かご5U又は下かご5Dに割り当てることによって行われる。27U1〜27Unは、割当決定手段24によって割り当てられた乗場呼び及び自かごのかご操作盤8U1〜8Unによって登録されたかご呼びに応答させるために、進入可否判定手段251〜25nの判定結果に基いて上かご5U1〜5Unを運転する上かご運転制御手段で、以下、総称する場合は27Uとする。
27D1〜27Dnも同様に構成されて乗場呼び及び自かごのかご操作盤8D1〜8Dnによって登録されたかご呼びに応答させるために下かご5D1〜5Dnを運転する下かご運転制御手段で、以下、総称する場合は27Dとする。
第2図はエレベータの群管理制御装置の制御回路を示すブロック図で、第1図と同符合は同一部分を示す。図中、B1H1、1H1、2H1及び3H1は、それぞれ第1組のエレベータの地下1階、1階、2階及び3階の乗場出入口、B1Hn、1Hn、2Hn及び3Hnは、それぞれ第n組のエレベータの地下1階、1階、2階及び3階の乗場出入口である。
1HB、2HB及び3HBは、それぞれ各エレベータに共通に設けられた1階、2階及び3階の乗場釦である。
1L1及び2L1は、第1組のエレベータの1階及び2階の乗場に設けられたホールランタン、1Ln及び2Lnは、第n組のエレベータの1階及び2階の乗場に設けられたホールランタンである。28は上かご用主階床2F及び下かご用主階床1Fからの停止階が表示された停止階表示盤である。
40はCPU、41はこのCPUに接続されたバス、42は階床に関する情報が記録されたRAMで、階床数、階高、各階床の在籍人数等からなる階床データ、第3図(a)〜(c)に示した階床区分データ、第6図(a)〜(e)に示した待避階データ及び進入判定階データがそれぞれ記録されている。43はエレベータに関する情報が記録されたRAMで、乗場呼びデータ、かご呼びデータ、かご位置データ及び運転方向データが記録されている。44は各種のプログラムが記録されたROMで、RAM42の階床データに基いて第3図(a)〜(c)に示したとおり階床を区分けして階床区分データとしてRAM43へ格納する階床区分処理、相手かごの運転を阻害しない階を待避階として設定する待避階設定処理、第5図に示したとおり乗場呼びを上かご5U又は下かご5Dに割り当てる割当決定処理、第6図(a)〜(e)及び第7図に示したとおり共用ゾーンCZ又は相手の優先ゾーンUPZ又はDPZへの進入可否を判定する進入可否判定処理、RAM42に記録された待避階で待避するように指令する待避指令処理の各プログラムからなる。45はバス41に接続されて外部装置との信号の授受を行う入出力装置である。
第3図(a)〜(c)は階床を区分けする場合の概念を示す説明用図で、1階を玄関階とし、地下5階から地上20階までをエレベータが就役する場合を示す。
まず、建物の玄関階を下かご用主階床1Fとし、この下かご用主階床1Fの直上の階床を上かご用主階床2Fとする。上かご用主階床2Fと玄関階との交通の便を図るためエスカレータ2EU、2EDを設置する。
地下1階B1Fから地下5階B5Fは、通常在籍人数は少ないので下かご優先ゾーンDPZに加える。
3階から20階迄を上かご5Uと下かご5Dで分担することになる。この場合、両かご5U、5Dの輸送能率がバランスすることが望ましい。その一手法として各階の在籍人数の合計値が最も近似するように区分けする。第3図(a)〜(c)において、各階の在籍人数を100人とすると、3階から11階迄の合計人数は900人となり、12階から20階迄の合計人数も900人となって近似する。従って、3階から11階までを共用ゾーンCZとし、12階から20階迄を上かご優先ゾーンUPZとする。これにより、出勤時間帯におけるピークの交通量を上かご5Uと下かご5Dで均等化させることができる。また、上かご5Uを高速化することにより、距離差を補填して輸送能力も均等化させることができる。
次に、第4図(a)〜(d)は上かご及び下かごの動作を示す説明用図で、図に従って上かご5U及び下かご5Dの動作の概要を述べる。
上かご5Uは、上かご優先ゾーンUPZでは、乗場呼び及びかご呼び共に応答することができる。また、下かご5Uは、下かご優先ゾーンDPZでは、乗場呼び及びかご呼び共に応答することができる。共用ゾーンCZでは、上かご5UはUP乗場呼びに、下かご5DはDOWN乗場呼びに応答することができる。詳細を以下に述べる。
1.第4図(a)
(1)上かご5Uが上かご用主階床2Fに停止している場合
上かご5Uは、上かご用主階床2FではUP乗場呼びH1に応答することができる。UP乗場呼びH1に限ったのは、下方に上かご優先ゾーンUPZがないからである。上かご優先ゾーンUPZではUP乗場呼びH3及びDOWN乗場呼びH4に応答することができ、共用ゾーンCZではUP乗場呼びH2に応答することができる。
また、上かご優先ゾーンUPZのかご呼びC1と、UP乗場呼びH2に応答して共用ゾーンCZへ上かご5Uが移動したことにより共用ゾーンCZのかご呼びC2と上かご優先ゾーンUPZのかご呼びC3を登録することができる。
(2)下かご5Dが下かご用主階床1Fに停止している場合
下かご5Dは、下かご用主階床1FではUP乗場呼びH11とDOWN乗場呼びH12に応答することができる。下かご優先ゾーンDPZではUP乗場呼びH14及びDOWN乗場呼びH15に応答することができ、共用ゾーンCZではDOWN乗場呼びH13に応答することができる。
また、共用ゾーンCZのかご呼びC11と下かご優先ゾーンDPZのかご呼びC13を登録することができる。DOWN乗場呼びH13に応答した下かご5Dが共用ゾーンCZにあるときにかご呼びC12を登録することもできる。
なお、下かご用主階床1Fからの行先階、即ち、下かご優先ゾーンDPZと共用ゾーンCZ、及び上かご用主階床2Fからの行先階、即ち、上かご優先ゾーンUPZは停止階案内盤28に表示される。
2.第4図(b)
(1)上かご5Uが上かご優先ゾーンUPZにある場合
上かご5Uは、上かご用主階床2FのUP乗場呼びH21と、共用ゾーンCZのUP乗場呼びH22と、上かご優先ゾーンUPZのUP乗場呼びH23とDOWN乗場呼びH24に応答することができる。
また、上かご優先ゾーンUPZのかご呼びC21と、共用ゾーンCZのかご呼びC22と、上かご用主階床2Fのかご呼びC23と、下かご優先ゾーンDPZのかご呼びC24を登録することができる。上かご優先ゾーンUPZの乗客を各階へ輸送するためである。
(2)下かご5Dが下かご優先ゾーンDPZにある場合
下かご5Dは、下かご用主階床1FのUP乗場呼びH31及びDOWN乗場呼びH32と、共用ゾーンCZのDOWN乗場呼びH33と、下かご優先ゾーンDPZのUP乗場呼びH34とDOWN乗場呼びH35に応答することができる。
また、上かご優先ゾーンUPZのかご呼びC33と、共用ゾーンCZのかご呼びC32と、下かご用主階床1Fのかご呼びC31と、下かご優先ゾーンDPZのかご呼びC34を登録することができる。下かご優先ゾーンDPZの乗客を各階へ輸送するためである。
3.第4図(c)
(1)上かご5Uが下かご優先ゾーンDPZにある場合
上かご5Uは、上かご用主階床2FのUP乗場呼びH41と、共用ゾーンCZのUP乗場呼びH42と、上かご優先ゾーンUPZのUP乗場呼びH43とDOWN乗場呼びH44に応答することができる。
かご呼びを登録することはできない。下かご優先ゾーンDPZから速やかに脱出して下かご5Dの待避状態を解くためである。
(2)下かご5Dの動作
上かご5Uが下かご優先ゾーンDPZにあるとき、下かご5Dは干渉を避けるため最下階B5Fで待避状態になる。従って、上かご5Uが下かご優先ゾーンDPZから脱出すると、下かご5Dは、上記第4図(b)の状態になって呼びに応答する。
4.第4図(d)
(1)下かご5Dが上かご優先ゾーンUPZにある場合
下かご5Dは、下かご用主階床1FのUP乗場呼びH51と、DOWN乗場呼びH52と、共用ゾーンCZのDOWN乗場呼びH53と、下かご優先ゾーンDPZのUP乗場呼びH54とDOWN乗場呼びH55に応答することができる。
かご呼びを登録することはできない。上かご優先ゾーンUPZから速やかに脱出して上かご5Uの待避状態を解くためである。
(2)上かご5Uの動作
下かご5Dが上かご優先ゾーンUPZにあるとき、上かご5Uは干渉を避けるため最上階20Fで待避状態になる。従って、下かご5Dが上かご優先ゾーンUPZから脱出すると、上かご5Uは、上記第4図(b)の状態になって呼びに応答する。
次に、第5図は乗場呼びの割当動作の手順を示す流れ図で、図に基いて乗場呼びの割当動作を述べる。
手順S11で、新規に乗場呼びが発生したとする。手順S12で、その乗場呼びの発生した階を調べる。
手順S12での処理
(1)乗場呼びが上かご優先ゾーンUPZ、又は上かご用主階床2Fで発生した場合は、手順S13へ移り、上かご5Uの群が割当対象に指定される。第4図(a)の乗場呼びH1、H3、H4、同(b)の乗場呼びH21、H23、H24、同(c)の乗場呼びH41、H43及びH44が該当する。
(2)乗場呼びが下かご優先ゾーンDPZ、又は下かご用主階床1Fで発生した場合は、手順S14へ移り、下かご5Dの群が割当対象に指定される。第4図(a)に示した乗場呼びH11、H12、H14、H15、同(b)の乗場呼びH31、H32、H34、H35、同(d)の乗場呼びH51、H52、H54、H55が該当する。
(3)乗場呼びが共用ゾーンCZで発生した場合は手順S15に移り、乗場呼びの方向を調べる。
手順S15での処理
(1)UP乗場呼びの場合は、手順S13へ移り、上かご5Uの群が割当対象に指定される。第4図(a)〜(d)のH12、H22、H42が該当する。UP乗場呼びは、上かご優先ゾーンUPZの方向へ乗客を輸送するものだからである。
(2)DOWN乗場呼びの場合は、手順S14へ移り、下かご5Dの群が割当対象に指定される。第4図(a)〜(d)のH13、H23、H53が該当する。DOWN乗場呼びは、下かご優先ゾーンDPZの方向へ乗客を輸送するものだからである。
割当対象のエレベータ群が指定されると、手順S16から手順S20迄の処理によって、そのエレベータ群からかごが選択されて、新規に発生した乗場呼びが割り当てられる。乗場呼びの割当は、エレベータの群管理システムで従来から広く採用されている方式とし、ここでは、日本特開昭54−102745号公報に記載の割当方式によるものとする。
即ち、手順S16で、k号機に新規乗場呼びを仮に割り当てたと仮定して、そのk号機のかごが現在位置から既割当乗場呼び及び新規乗場呼びの階に到着する迄の時間を、各階での乗降人数を予測して各乗場呼び毎に到着予測時間T1(k,i)を確率的に計算する。この到着予測時間T1(k,i)にその乗場呼びが発生してから現在までの継続時間T2(k,i)を加算して評価関数W(k,i)を演算する。最終の割当乗場呼び階まで評価関数W(k,i)が演算されると、手順S17から手順S18へ移り、k号機のかごの各乗場呼びの評価関数W(k,i)の内で最大の評価関数W(k,m)を選択する。1号機からn号機まで全号機について最大の評価関数W(k,m)が選択されると、手順S19から手順S20へ移り、割当対象のかご群5U1〜5Un又は5D1〜5Dnについて選択された最大の評価関数W(k,m)の内で、最小の評価関数MIN{W(k,m)}のかご5Um又は5Dmに新規乗場呼びが割り当てられる。
次に、第6図(a)〜(e)は共用ゾーンへの進入可否判定と待避動作の概念を示す説明用図で、まず、第6図(a)から第6図(c)に従って上かご5Uの進入可否判定について述べる。
上かご5Uの進入判定階は、上かご優先ゾーンUPZの共用ゾーンCZ側の端階、即ち待避階12Fである。同じく下かご5Dの進入判定階は、共用ゾーンCZ側の端階、即ち下かご用主階床でもある待避階1Fである。
第6図(a)は、共用ゾーンCZにUP乗場呼びH61が発生して上かご5Uに割り当てられ、この上かご5Uが応答するために共用ゾーンCZに進入する場合である。
下かご5Dは待避階1Fで待避しているので、上かご5Uが共用ゾーンCZに進入しても干渉することはないと判定される。この判定結果により、上かご5Uは共用ゾーンCZに進入し、UP乗場呼びH61に応答することができる。
第6図(b)も同様の場合であるが、下かご5Dが共用ゾーンCZにあって、下降運転中である。この場合も、下かご5Dは上かご5Uから遠ざかる方向であり、干渉することはないと判定され、上かご5Uは共用ゾーンCZに進入してUP乗場呼びH61に応答することができる。
第6図(c)の場合は、下かご5Dが共用ゾーンCZにあって、上昇運転中である。このため、上かご5Uを共用ゾーンCZに進入させると干渉する可能性が高い。そこで、上かご5Uは待避階12Fで待避を継続し、下かご5Dが第6図(b)に示すように下降すると共用ゾーンCZに進入してUP乗場呼びH61に応答する。
以上第6図(a)から第6図(c)までは、上かご5Uが共用ゾーンCZへ進入する場合の判定であるが、下かご5Dが共用ゾーンCZへ進入する場合も同様であり、また、かご呼びによって共用ゾーンCZへ進入する場合も同様であるので、説明を省略する。
次に、待避動作について述べる。
第6図(d)及び第6図(e)は上かご5Uの待避動作を示す。
第6図(d)は、上かご5Uが、共用ゾーンCZのUP乗場呼びH61に応答し、そのUP乗場呼びH61で乗り込んだ乗客が、共用ゾーンCZ内を目的階とするかご呼びC61を登録した場合を示す。かご呼びC61が上かご5Uの最終呼びであった場合、待避階12Fの仮想乗場呼びP61が発生して上かご5Uに割り当てられる。この割当により、上かご5Uは待避階12Fで待避することになる。この待避により、下かご5Dは共用ゾーンCZへ進入することができる。
第6図(e)は、上かご5Uが、共用ゾーンCZのUP乗場呼びH61に応答し、そのUP乗場呼びH61で乗り込んだ乗客が、最上階20Fを目的階とするかご呼びC62を登録した場合を示す。この場合は、待避階12Fに仮想乗場呼びを登録しなくても上かご5Uは共用ゾーンCZを脱して上かご優先ゾーンUPZに帰還するので、上記仮想乗場呼びはキャンセルされる。このキャンセルによって上かご5Uが待避階12Fに無駄に停止するのを阻止することができる。
次に、共用ゾーンへの進入可否判定と待避動作を説明する。
第7図は共用ゾーンへの進入可否判定と待避動作の手順を示す流れ図で、手順S31で、一方のかごは、待避階1F又は12Fで待避中に共用ゾーンCZで発生した乗場呼びに割り当てられ、又は、共用ゾーンCZを行先階とするかご呼びが登録されたとする。手順S32で、他方のかごは未だ共用ゾーンCZに進入しておらず、また、進入を決定してもいない場合は、手順S33に移り、一方のかごを共用ゾーンCZへ進入可能と判定する。第6図(a)が該当する。手順S32で、他方のかごが既に共用ゾーンCZに進入しているか、又は、進入を決定していた場合は、手順S34に移る。ここで、他方のかごが一方のかごから離れる方向へ運転されている場合は、手順S33へ移り進入可能と判定する。第6図(b)が該当する。手順S34で離れる方向ではない場合は、手順S35で、一方のかごは侵入判定階1F又は12Fに停止の指令を受け、手順S36で、進入可能となる迄待機する。第6図(c)が該当する。以下、手順S32へ戻って処理を繰り返す。
最終的に、手順S33で、一方のかごの共用ゾーンCZへ進入を可能とする判定がなされると、手順S37で、一方のかごは共用ゾーンCZへ進入して乗場呼び又はかご呼びに応答する。応答し終えると手順S38で、待避階1F又は12Fに仮乗場呼びを発生させ、共用ゾーンCZへ進入している一方のかごに割り当てる。
手順S39で、仮乗場呼びとは別に、待避階1F又は12Fよりも終端階側、即ち、反共用ゾーンCZ側の乗場呼びに割り当てられた場合、又は終端階側の階を行先階とするかご呼びが発生した場合は、手順S40に移り、仮想乗場呼びはキャンセルされる。このキャンセルによって待避階1F又は12Fへ無駄に停止するのを阻止することができる。手順S41で、終端階側の呼びに応答する。終端階側の呼びがかご呼びの場合は手順S42からS43へ移り、一方のかごは、応答した階で待避状態となる。即ち、優先ゾーンで待避するので、待避階1F又は12Fへ復帰する必要がないからである。第6図(e)が該当する。
手順S39で、終端階側に乗場呼び及びかご呼びの何れもが発生していない場合は、手順S44で、一方のかごは仮乗場呼びに応答し、手順S45で待避階1F又は12Fで待避する。第6図(d)が該当する。
次に、相手かごの優先ゾーンUPZ又はDPZへの進入に伴う待避階の変更設定について第8図に基いて説明する。
第8図は待避階設定動作の手順を示す流れ図で、手順S51で、一方のかごは標準の待避階1F又は12Fで待避しているとする。手順S52で、一方のかごの優先ゾーンUPZ又はDPZ内を行先階とするかご呼びが他方のかごに登録されたとする。即ち、第4図(b)のかご呼びC24又はC33の場合である。手順S53で、一方のかごの待避階を最上階20F又は最下階B5Fに一時的に変更設定する。手順S54で、新待避階20F又はB5Fに仮乗場呼びを発生させて一方のかごに割り当てる。手順S55で、一方のかごは仮乗場呼びに応答して新待避階20F又はB5Fで待避する。手順S56で、他方のかごは一方のかごの優先ゾーンUPZ又はDPZへ進入可能と判定される。手順S57で、他方のかごは一方のかごの優先ゾーンUPZ又はDPZへ進入してかご呼びに応答した後、上記優先ゾーンUPZ又はDPZから脱出する。その脱出は第4図(c)又は(d)による。手順S58で、標準の待避階1F又は12Fに仮乗場呼びを発生させて一方のかごに割り当てる。手順S59で、一方のかごが上記仮乗場呼びに応答し、手順S60で、標準の待避階1F又は12Fへ復帰して待避する。
以上述べたとおり、上記第1の実施の形態によれば、階床を上かご優先ゾーンUPZ、下かご優先ゾーンDPZ及び共用ゾーンCZに区分けし、上かご5U下かご5Dを分担して就役させたので、干渉を避けて高い輸送能率を発揮させることができる。
また、共用ゾーンCZに就役する場合は、進入可否の判定をした後に進入するようにしたので、上かご5Uと下かご5Dが干渉するのを避けることができる。
更に、共用ゾーンCZでの呼びに応答した後は、共用ゾーンCZから脱出させて待避階1F、12Fで待避させるようにしたので、上かご5Uと下かご5Dが干渉する機会は限られたものとなる。延いては、干渉回避の動作による輸送能率の低下を抑えることができる。
第2の実施の形態
この第2の実施の形態は、第1の実施の形態における共用ゾーンCZを下かご優先ゾーンDPZに加えたものである。従って、下かご優先ゾーンDPZと上かご優先ゾーンUPZの間に設備階等が設けられていて、両ゾーンの間の相互交通が殆どない建物に適した実施形態である。
第9図(a)〜(e)から第11図は、この発明の第2の実施の形態に係る好ましいエレベータの群管理制御装置を示す。
なお、第1図に示すエレベータの群管理制御装置の構成、及び第2図に示すエレベータの群管理制御装置の制御回路は、そのまま流用する。
第9図(a)〜(e)は上かご5U及び下かご5Dの動作を示す説明用図で、第4図(a)〜(d)の共用ゾーンCZが下かご優先ゾーンDPZに加えられたものである。従って、3階3Fから10階10F迄のUP乗場呼び(第9図(a)〜(e)のH73、H93及びH113)も下かご5Dに割り当てられることになった点を除き、他は第4図(a)〜(d)と同じであり、説明を省略する。
次に、第10図に従って乗場呼びの割当動作を説明する。
手順S71で、新規に乗場呼びが発生したとする。手順S72で、その乗場呼びが上かご優先ゾーンUPZに属するか又は上かご用主階床2Fのものであった場合は手順S73へ移り、上かご5Uの群が割当対象に指定される。
手順S72で、その乗場呼びが下かご優先ゾーンDPZに属するか又は下かご用主階床1Fのものであった場合は手順S74へ移り、下かご5Dの群が割当対象に指定される。
手順S75で割当処理が実行される。この割当は、図5に示した手順S16から手順S20までの処理に従って、割当対象に指定された上かご5Uの群、又は下かご5Dの群の中から割当対象のかごから選択される。
次に、第11図に従ってかご呼びの登録動作を説明する。図は、第2図に示す上かご運転制御手段27U1〜27Un、又は下かご運転制御手段27D1〜27Dnにおける動作を示す流れ図である。
手順S81で、かご位置を識別する。
(1)上かご5Uの場合
手順S81で、上かご5Uが上かご用主階床2Fにあるとされた場合は、手順S82へ移り、上かご優先ゾーンUPZのかご呼びを登録することができる。
上かご5Uが、上かご優先ゾーンUPZにあるとされた場合は、手順S83へ移り、上かご優先ゾーンUPZ、上かご用主階床2F及び下かご優先ゾーンDPZのかご呼びを登録することができる。乗り換えることなく上かご優先ゾーンUPZから各階へ行くことができるようにするためである。
上かご5Uが、下かご優先ゾーンDPZにあるとされた場合は、手順S84へ移り、かご呼びの登録はできない。下かご優先ゾーンDPZから速やかに脱出させるためである。従って、上かご5Uは待避指令を受けるか、又は乗場呼びの割当てを受けて下かご優先ゾーンDPZから脱出する。
(2)下かご5Dの場合
同様に、手順S81で、下かご5Dが下かご用主階床1Fにあるとされた場合は、手順S85へ移り、下かご優先ゾーンDPZのかご呼びを登録することができる。
下かご5Dが、下かご優先ゾーンDPZにあるとされた場合は、手順S86へ移り、下かご優先ゾーンDPZ、下かご用主階床1F及び上かご優先ゾーンUPZのかご呼びを登録することができる。
下かご5Dが、上かご優先ゾーンUPZにあるとされた場合は、手順S87へ移り、かご呼びの登録はできない。従って、下かご5Dは待避指令を受けるか、又は乗場呼びの割当てを受けて上かご優先ゾーンUPZから脱出する。
上記第2の実施の形態によれば、各階床は、上かご5U又は下かご5Dのいずれかに属するので、相互干渉を更に減少させることができる。
なお、上記第1及び第2の実施の形態では、階床の区分は、両ゾーンの在籍者人数が最も近似するように区分するものとしたが、各階床の交通量を測定し、その測定値が最も近似するように区分してもよい。これにより、上かごと下かごにかかる負担を実際の交通量に則して均等化させることができる。
また、乗場HBは、UP乗場呼びとDOWN乗場呼びを登録できるものとしたが、かご操作盤8U又は8Dのように、各行先階に対応させた釦が取り付けられた乗場操作盤であってもよい。乗場操作盤によれば、各階の待客の目的階を早期に知得できる。
産業上の利用可能性
以上のように、この発明に係るエレベータの群管理制御装置は、建物の床面積に占める昇降路部分の面積の比率を抑えると共に、輸送能率の向上を図ったものであり、エレベータの設置台数が多い高層建物に特に適している。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明の第1の実施の形態に係る好ましいエレベータの群管理制御装置の構成を示すブロック図であり、第2図は同じくエレベータの群管理制御装置の制御回路を示すブロック図であり、第3図(a)〜(c)は同じく階床を区分けする概念を示す説明用図であり、第4図(a)〜(d)は同じく上かご及び下かごの動作を示す説明用図であり、第5図は同じく乗場呼びの割当動作の手順を示す流れ図であり、第6図(a)〜(e)は同じく共用ゾーンへの進入可否判定と待避動作の概念を示す説明用図であり、第7図は同じく共用ゾーンへの進入可否判定と待避動作の手順を示す流れ図であり、第8図は同じく待避階設定動作の手順を示す流れ図である。
第9図(a)〜(d)は、この発明の第2の実施の形態に係る好ましいエレベータの群管理制御装置の上かご及び下かごの動作を示す説明用図であり、第10図は、同じく乗場呼びの割当動作の手順を示す流れ図であり、第11図は、かご呼びの登録動作を示す流れ図である。
Claims (7)
- 建物の各階に通じる一の昇降路内に上下に配設されてそれぞれ独立して昇降する上かごと下かごとを1組とする1又は複数組のエレベータを群管理制御する装置であって、
上記建物の出入口に通じる階を下かご用主階床とし、この下かご用主階床の上位に位置して上記建物の出入口に通じる階を上かご用主階床とし、上記下かご用主階床の直下階から最下階までを下かご優先ゾーンとし、上記上かご用主階床の直上階から最上階までを二分割した上半部を上かご優先ゾーンとし、下半部を共用ゾーンとして上記各階床を区分けする階床区分手段と、
相手かごの運転を阻害しない階を待避階としてそれぞれ設定する待避階設定手段と、
上記下かご用主階床と上記下かご優先ゾーンで登録された乗場呼びは上記下かごに割り当て、上記上かご用主階床と上記上かご優先ゾーンで登録された乗場呼びは上記上かごに割り当て、上記共用ゾーンで登録された乗場呼びは運転情況に応じて上記上かごと上記下かごのいずれかに割り当てる割当決定手段と、
上記上かごが上記共用ゾーン若しくは上記下かご優先ゾーンへ進入するとき又は上記下かごが上記共用ゾーン若しくは上記上かご優先ゾーンへ進入するときに相手かごとの干渉の可能性の有無に応じて進入可否を判定する進入可否判定手段と、
この進入可否判定手段の判定結果に応じて進入した上記上かご又は上記下かごに対して上記待避階で待避するように指令する待避指令手段とを備え、
上記割当決定手段によって上記乗場呼びが割り当てられた上記上かご又は上記下かごを上記進入可否判定手段の判定結果に基いて運転すると共に、上記待避指令手段の指令に基いて上記上かご又は上記下かごを待避させるエレベータの群管理制御装置。 - 階床区分手段は、上かご優先ゾーンに帰属する在籍者人数と共用ゾーンに帰属する在籍者人数とが最も近似するように区分するものとした請求の範囲第1項記載のエレベータの群管理制御装置。
- 階床区分手段は、上かご優先ゾーンの交通量と共用ゾーンの交通量とを測定し、その測定値が最も近似するように区分するものとした請求の範囲第1項記載のエレベータの群管理制御装置。
- 待避階設定手段は、下かご用主階床を下かごの待避階として設定し、上かご優先ゾーンの最下階を上かごの待避階として設定するものとし、
待避指令手段は、上記待避階に仮想乗場呼びを発生させ、この仮想乗場呼びを上記上かご又は上記下かごに割り当てることによって待避指令を出すものとした請求の範囲第1項記載のエレベータの群管理制御装置。 - 待避指令手段は、仮想乗場呼びが割り当てられた上かご又は下かごに対して待避階若しくはこの待避階よりも終端階側の階で登録された乗場呼びが割り当てられた場合又は上記待避階若しくは上記待避階よりも終端階側の階を行先階とするかご呼びが登録された場合は、上記仮想乗場呼びを打ち消すものとした請求の範囲第2項記載のエレベータの群管理制御装置。
- 待避階設定手段は、上かごに下かご優先ゾーンを行先階とするかご呼びが登録されると最下階を下かごの待避階に新に設定し、上記下かごに上かご優先ゾーンを行先階とするかご呼びが登録されると最上階を上記上かごの待避階に新に設定するものとし、
待避指令手段は、新に設定された上記待避階に仮想乗場呼びを発生させ、この仮想乗場呼びを上記上かご又は上記下かごに割り当てることによって待避指令を出すものとした請求の範囲第1項記載のエレベータの群管理制御装置。 - 建物の各階に通じる一の昇降路内に上下に配設されてそれぞれ独立して昇降する上かごと下かごとを1組とする1又は複数組のエレベータを群管理制御する装置であって、
上記建物の出入口に通じる階を下かご用主階床とし、この下かご用主階床の上位に位置して上記建物の出入口に通じる階を上かご用主階床とし、上記上かご用主階床の直上階から最上階までを二分割した上半部を上かご優先ゾーンとし、下半部と上記下かご用主階床の直下階から最下階までを下かご優先ゾーンとして上記各階床を区分けする階床区分手段と、
相手かごの運転を阻害しない階を待避階としてそれぞれ設定する待避階設定手段と、
上記下かご用主階床と上記下かご優先ゾーンで登録された乗場呼びは上記下かごに割り当て、上記上かご用主階床と上記上かご優先ゾーンで登録された乗場呼びは上記上かごに割り当てる割当決定手段と、
上記上かごが上記下かご優先ゾーンへ進入するとき又は上記下かごが上記上かご優先ゾーンへ進入するときに相手かごとの干渉の可能性の有無に応じて進入可否を判定する進入可否判定手段と、
この進入可否判定手段の判定結果に応じて進入した上記上かご又は上記下かごに対して上記待避階で待避するように指令する待避指令手段とを備え、
上記割当決定手段によって上記乗場呼びが割り当てられた上記上かご又は上記下かごを上記進入可否判定手段の判定結果に基いて運転すると共に、上記待避指令手段の指令に基いて上記上かご又は上記下かごを待避させるエレベータの群管理制御装置。
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