JPWO2003082008A1 - 粒状農薬組成物 - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、長期間薬効を発揮させるとともに、薬害を軽減又は防止し、環境負荷を低減しうる粒状農薬組成物に関するものである。
背景技術
従来より、農薬活性成分を含む粒状農薬組成物の薬害軽減や薬効持続を計るため、農薬活性成分の溶出を制御しうる製剤法が種々研究されてきた。例えば、パラフィンワックス、あるいは活性炭、粒状発泡体、粘土鉱物を組み合わせて配合し徐放化する方法(特開昭63−35504号、特開昭63−45201号、特開平2−288803号)や、スルホニルウレア系化合物の薬害軽減にダイムロンを配合する方法(特開昭62−161702号、特開平3−72407号)などが提案されている。
しかし、このような従来の徐放化方法は必ずしも効果的なものではなく、粒状農薬組成物の調製法が煩雑であったり、農薬組成物の放出が不充分で、農薬活性成分の大半が有効利用されずに農薬組成物中にそのまま残存してしまうなどの問題があった。また、或る農薬活性成分の薬害を軽減するのにダイムロンのような他の農薬活性成分を加える方法では、必要以上の農薬活性成分が環境中に放出されることとなり、結果的に環境に対する負担が大きくなるなどの問題があった。
発明の開示
本発明は、このような事情の下、従来の粒状農薬組成物に伴う問題点を克服し、簡便な方法で調製することができ、且つ長期にわたり農薬活性成分の薬効を発揮させるとともに、環境負荷を低減し、農薬活性成分により引き起こされる薬害を軽減又は防止しうる粒状農薬組成物を提供することを課題とするものである。
本発明者らは、粒状農薬組成物について鋭意研究した結果、その組成を、酸性農薬活性成分にカチオン界面活性剤と塩基性物質を配合したものとすることにより、前記の課題が解決されることを見出し、この知見に基づいて本発明をなすに至った。
すなわち、本発明によれば、以下の組成物が提供される。
(1)酸性農薬活性成分とカチオン界面活性剤と塩基性物質とを含有することを特徴とする粒状農薬組成物。
(2)酸性農薬活性成分がpKa2〜7のものである前記(1)記載の粒状農薬組成物。
(3)カチオン界面活性剤が水中でゲル化するか、あるいは膨潤性を示すものである前記(1)又は(2)記載の粒状農薬組成物。
(4)酸性農薬活性成分が除草剤である前記(1)、(2)又は(3)記載の粒状農薬組成物。
(5)除草剤がスルホニルウレア系化合物である前記(4)記載の粒状農薬組成物。
(6)除草剤が一般式(I)
(式中のR1は水素原子、アルキル基又はアルコキシアルキル基である)で表されるジフルオロメタンスルホニルアニリド誘導体又はその塩である前記(4)記載の粒状農薬組成物。
(7)1質量%水懸濁液とした際のpHが5以上である前記(1)ないし(6)のいずれかに記載の粒状農薬組成物。
(8)1質量%水懸濁液とした際のpHが農薬活性成分のpKa値以上である前記(1)ないし(7)のいずれかに記載の粒状農薬組成物。
(9)前記(1)ないし(8)のいずれかに記載の粒状農薬組成物と、カチオン界面活性剤及び塩基性物質のいずれか一方もしくはそれらの両方を含有しない農薬粒状物とを1:9〜9:1の質量比で混合してなる混合農薬粒剤組成物。
発明を実施するための最良の形態
本発明の粒状農薬組成物に用いられる酸性農薬活性成分の種類については特に制限されないが、通常、除草剤、植物成長調整剤、殺菌剤、殺虫剤等であり、中でもpKa2〜7の範囲のものが好ましく、また、幾何異性体、光学異性体等も含まれる。
除草剤としては特に制限されないが、pKa2〜7のものが好ましく、特にスルホニルウレア系化合物や、一般式(I)
(式中のR1は水素原子、アルキル基又はアルコキシアルキル基である)で表されるジフルオロメタンスルホニルアニリド誘導体又はその塩を主成分とするものが特に好ましい。
スルホニルウレア系化合物の例としては、1−(4,6−ジメトキシピリミジン−2−イル)−3−[1−メチル−4−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)ピラゾール−5−イルスルホニル]尿素(アジムスルフロン)、1−(2−クロロイミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イルスルホニル)−3−(4,6−ジメトキシピリミジン−2−イル)尿素(イマゾスルフロン)、エチル=5−(4,6−ジメトキシピリミジン−2−イルカルバモイルスルファモイル)−1−メチルピラゾール−4−カルボキシラート(ピラゾスルフロンエチル)、メチル=α−(4,6−ジメトキシピリミジン−2−イルカルバモイルスルファモイル)−O−トルアート(ベンスルフロンメチル)、1−(4,6−ジメトキシピリミジン−2−イル)−3−(2−エトキシフェノキシスルホニル)尿素(エトキシスルフロン)、1−[2−(シクロプロピルカルボニル)アニリノスルホニル]−3−(4,6−ジメトキシピリミジン−2−イル)尿素(シクロスルファムロン)、1−(4,6−ジメトキシ−1,3,5−トリアジン−2−イル)−3−[2−(2−メトキシエトキシ)フェニルスルホニル]尿素(シノスルフロン)、メチル=3−(4−メトキシ−6−メチル−1,3,5−トリアジン−2−イルカルバモイルスルファモイル)−2−テノアート(チフェンスルフロンメチル)、2−(4,6−ジメトキシピリミジン−2−イルカルバモイルスルファモイル)−N,N−ジメチルニコチンアミド(ニコスルフロン)、メチル=3−クロロ−5−(4,6−ジメトキシピリミジン−2−イルカルバモイルスルファモイル)−1−メチルピラゾール−4−カルボキシラート(ハロスルフロンメチル)、1−(4,6−ジメトキシピリミジン−2−イル)−3−(3−トリフルオロメチル−2−ピリジルスルホニル)尿素(フラザスルフロン)、1−(4,6−ジメトキシピリミジン−2−イル)−3−(3−エチルスルホニル−2−ピリジルスルホニル)尿素(リムスルフロン)などが挙げられる。
ジフルオロメタンスルホニルアニリド誘導体又はその塩の例としては、特開2000−44546号公報に記載されている化合物、例えば2−[(4,6−ジメトキシピリミジン−2−イル)ヒドロキシメチル]−N−ジフルオロメタンスルホニルアニリド、2−[(4,6−ジメトキシピリミジン−2−イル)ヒドロキシメチル]−6−メトキシメチル−N−ジフルオロメタンスルホニルアニリド、2−[(4,6−ジメトキシピリミジン−2−イル)ヒドロキシメチル]−6−エチル−N−ジフルオロメタンスルホニルアニリドなどが挙げられる。
その他の除草剤の例としては、2−メチル−4−クロロフェノキシチオ酢酸−S−エチル(フェノチオール)、α−(2−ナフトキシ)プロピオンアニリド(ナプロアニリド)、5−(2,4−ジクロロフェノキシ)−2−ニトロ安息香酸メチル(ビフェノックス)、S−(4−クロロベンジル)−N,N−ジエチルチオカルバマート(ベンチオカーブ)、S−ベンジル=1,2−ジメチルプロピル(エチル)チオカルバマート(エスプロカルブ)、S−エチルヘキサヒドロ−1H−アゼピン−1−カーボチオエート(モリネート)、S−1−メチル−1−フェニルエチル=ピペリジン−1−カルボチオアート(ジメピペレート)、O−3−tert−ブチルフェニル=6−メトキシ−2−ピリジル(メチル)チオカルバマート(ピリブチカルブ)、2−クロロ−2′,6′−ジエチル−N−(ブトキシメチル)アセトアニリド(ブタクロール)、2−クロロ−2′,6′−ジエチル−N−(2−プロポキシエチル)アセトアニリド(プレチラクロール)、(RS)−2−ブロモ−N−(α,α−ジメチルベンジル)−3,3−ジメチルブチルアミド(ブロモブチド)、2−ベンゾチアゾール−2−イルオキシ−N−メチルアセトアニリド(メフェナセット)、1−(α,α−ジメチルベンジル)−3−(パラ−トリル)尿素(ダイムロン)、2−メチルチオ−4,6−ビス(エチルアミノ)−s−トリアジン(シメトリン)、2−メチルチオ−4,6−ビス(イソプロピルアミノ)−s−トリアジン(プロメトリン)、2−メチルチオ−4−エチルアミノ−6−(1,2−ジメチルプロピルアミノ)−s−トリアジン(ジメタメトリン)、2,4−ジクロロフェニル−3′−メトキシ−4′−ニトロフェニルエーテル(クロメトキシニル)、5−tert−ブチル−3−(2,4−ジクロロ−5−イソプロポキシフェニル)−1,3,4−オキサジアゾール−2(3H)−オン(オキサジアゾン)、4−(2,4−ジクロロベンゾイル)−1,3−ジメチル−5−ピラゾリル−p−トルエンスルホナート(ピラゾレート)、2−[4−(2,4−ジクロロベンゾイル)−1,3−ジメチルピラゾール−5−イルオキシ]アセトフェノン(ピラゾキシフェン)、(RS)−2−(2,4−ジクロロ−m−トリルオキシ)プロピオンアニリド(クロメプロップ)、2−[4−[2,4−ジクロロ−m−トルオイル]−1,3−ジメチルピラゾール−5−イルオキシ]−4′−メチルアセトフェノン(ベンゾフェナップ)、S,S′−ジメチル=2−ジフルオロメチル−4−イソブチル−6−トリフルオロメチルピリジン−3,5−ジカルボチオアート(ジチオピル)、2−クロロ−N−(3−メトキシ−2−テニル)−2′,6′−ジメチルアセトアニリド(テニルクロール)、ブチル=(R)−2−[4−(4−シアノ−2−フルオロフェノキシ)フェノキシ]プロピオナート(シハロホップブチル)、3−[1−(3,5−ジクロロフェニル)−1−メチルエチル]−2,3−ジヒドロ−6−メチル−5−フェニル−4H−1,3−オキサジン−4−オン(オキサジクロメホン)、3−(4−クロロ−5−シクロペンチルオキシ−2−フルオロフェニル)−5−イソプロピリデン−1,3−オキサゾリジン−2,4−ジオン(ペントキサゾン)、1−(ジエチルカルバモイル)−3−(2,4,6−トリメチルフェニルスルホニル)−1,2,4−トリアゾール(カフェンストロール)、メチル=2−[(4,6−ジメトキシピリミジン−2−イル)オキシ]−6−[(E)−1−(メトキシイミノ)エチル]ベンゾエート(ピリミノバックメチル)などが挙げられる。
植物成長調整剤としては特に制限されないが、4′−クロロ−2′−(α−ヒドロキシベンジル)イソニコチンアニリド(イナベンフィド)、(2RS,3RS)−1−(4−クロロフェニル)−4,4−ジメチル−2−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)ペンタン−3−オール(パクロブトラゾール)、(E)−(S)−1−(4−クロロフェニル)−4,4−ジメチル−2−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)ペンタ−1−エン−3−オール(ウニコナゾール)、カルシウム=3−オキシド−5−オキソ−4−プロピオニルシクロヘキサ−3−エンカルボキシラート(プロヘキサジオンカルシウム塩)、マレイン酸ヒドラジドコリンが挙げられる。これらのうちpKa2〜7のものが特に好適に用いられる。
殺菌剤としては特に制限されないが、O,O−ジイソプロピル−S−ベンジルチオホスフェート(IBP)、3′−イソプロポキシ−2−メチルベンズアニリド(メプロニル)、α,α,α−トリフルオロ−3′−イソプロポキシ−O−トルアニリド(フルトラニル)、3,4,5,6−テトラクロロ−N−(2,3−ジクロロフェニル)フタルアミド酸(テクロフタラム)、1−(4−クロロベンジル)−1−シクロペンチル−3−フェニル尿素(ペンシクロン)、6−(3,5−ジクロロ−4−メチルフェニル)−3(2H)−ピリダジノン(ジクロメジン)、メチル=N−(2−メトキシアセチル)−N−(2,6−キシリル)−DL−アラニナート(メタラキシル)、(E)−4−クロロ−α,α,α−トリフルオロ−N−(1−イミダゾール−1−イル−2−プロポキシエチリデン)−o−トルイジン(トリフルミゾール)、カスガマイシン、バリダマイシン、3−アリルオキシ−1,2−ベンゾイソチアゾール−1,1−ジオキシド(プロベナゾール)、ジイソプロピル−1,3−ジチオラン−2−イリデン−マロネート(イソプロチオラン)、5−メチル−1,2,4−トリアゾロ[3,4−b]ベンゾチアゾール(トリシクラゾール)、1,2,5,6−テトラヒドロピロロ[3,2,1−ij]キノリン−4−オン(ピロキロン)、5−エチル−5,8−ジヒドロ−8−オキソ[1,3]ジオキソロ[4,5−g]キノリン−7−カルボン酸(オキソリニック酸)、(Z)−2′−メチルアセトフェノン=4,6−ジメチルピリミジン−2−イルヒドラゾン−4,5,6,7−テトラクロロフタリド(フェリムゾン)、3−(3,5−ジクロロフェニル)−N−イソプロピル−2,4−ジオキソイミダゾリジン−1−カルボキサミド(イプロジオン)が挙げられる。これらのうちpKa2〜7のものが特に好適に用いられる。
殺虫剤としては特に制限されないが、O,O−ジメチル−O−(3−メチル−4−ニトロフェニル)チオホスフェート(MEP)、(2−イソプロピル−4−メチルピリミジル−6)−ジエチルチオホスフェート(ダイアジノン)、1−ナフチル−N−メチルカルバマート(NAC)、O,O−ジエチル−O−(3−オキソ−2−フェニル−2H−ピリダジン−6−イル)ホスホロチオエート(ピリダフェンチオン)、O,O−ジメチル−O−3,5,6−トリクロロ−2−ピリジルホスホロチオエート(クロルピリホスメチル)、ジメチルジカルベトキシエチルジチオホスフェート(マラソン)、O,O−ジメチル−S−(N−メチルカルバモイルメチル)ジチオホスフェート(ジメトエート)、O,O−ジプロピル−O−4−メチルチオフェニルホスフェート(プロパホス)、O,S−ジメチル−N−アセチルホスホロアミドチオエート(アセフェート)、エチルパラニトロフェニルチオノベンゼンホスホナート(EPN)、2−sec−ブチルフェニル−N−メチルカルバマート(BPMC)、2,3−ジヒドロ−2,2−ジメチル−7−ベンゾ[b]フラニル=N−ジブチルアミノチオ−N−メチルカルバマート(カルボスルファン)、エチル=N−[2,3−ジヒドロ−2,2−ジメチルベンゾフラン−7−イルオキシカルボニル(メチル)アミノチオ]−N−イソプロピル−β−アラニナート(ベンフラカルブ)、(RS)−α−シアノ−3−フェノキシベンジル=(RS)−2,2−ジクロロ−1−(4−エトキシフェニル)シクロプロパンカルボキシラート(シクロプロトリン)、2−(4−エトキシフェニル)−2−メチルプロピル=3−フェノキシベンジル=エーテル(エトフェンブロックス)、1,3−ビス(カルバモイルチオ)−2−(N,N−ジメチルアミノ)プロパン塩酸塩(カルタップ)、5−ジメチルアミノ−1,2,3−トリチアンシュウ酸塩(チオシクラム)、S,S′−2−ジメチルアミノトリメチレン=ジ(ベンゼンチオスルホナート)(ベンスルタップ)、2−tert−ブチルイミノ−3−イソプロピル−5−フェニル−1,3,5,6−テトラヒドロ−2H−1,3,5−チアジアジン−4−オン(ブプロフェジン)が挙げられる。これらのうちpKa2〜7のものが特に好適に用いられる。
上記所定pKaの酸性農薬活性成分を用いる場合、該成分のpKaは、例えば丸善(株)昭和33年1月20日発行、実験化学講座5(熱的測定および平衡)p469〜p474に記載されている方法等で測定される。
本発明に用いられるカチオン界面活性剤については、特に制限されないが、好ましくはアミン塩系、ピリジニウム塩系、第四級アンモニウム塩系などのものが挙げられる。
アミン塩系カチオン界面活性剤の例としては、ラウリルアミン塩酸塩、ステアリルアミン塩酸塩、オレイルアミン酢酸塩、ステアリルアミン酢酸塩、ステアリルアミノプロピルアミン酢酸塩などが挙げられる。
ピリジニウム塩系カチオン界面活性剤の例としては、ラウリルピリジニウムクロライド、ミリスチルピリジニウムクロライド、セチルピリジニウムクロライドなどが挙げられる。
第四級アンモニウム塩系カチオン界面活性剤の例としては、アルキルジメチルベンジルアンモニウムクロライド、ラウリルトリメチルアンモニウムクロライド、セチルトリメチルアンモニウムクロライド、ステアリルトリメチルアンモニウムクロライド、ジラウリルジメチルアンモニウムクロライド、ジオレイルジメチルアンモニウムクロライド、ジココイルジメチルアンモニウムクロライド、ジステアリルジメチルアンモニウムクロライド、ラウリルジヒドロキシエチルメチルアンモニウムクロライド、オレイルビスポリオキシエチレンメチルアンモニウムクロライド、ステアリルヒドロキシエチルジメチルアンモニウムクロライド、ラウリルジメチルベンジルアンモニウムクロライド、ラウロイルアミノプロピルジメチルエチルアンモニウムエトサルフェート、ラウロイルアミノプロピルジメチルヒドロキシエチルアンモニウムパークロレートなどが挙げられる。
カチオン界面活性剤として特に好適なものは、水中でゲル化するか、あるいは膨潤性を示すもの、例えばジアルキルジメチルアンモニウムクロライドであって、そのアルキル部分がC8〜C22であるもの、中でもジラウリルジメチルアンモニウムクロライド、ジオレイルジメチルアンモニウムクロライド、ジココイルジメチルアンモニウムクロライド、ジステアリルジメチルアンモニウムクロライドなどである。これらの界面活性剤は単独で用いてもよいし、また、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
本発明に用いられる塩基性物質は、特に制限されないが、好ましくは1質量%水溶液あるいは1質量%水懸濁液としたときに、pHが7.5以上、中でも9〜12であるものが好ましい。このようなものとしては、アルカリ金属やアルカリ土類金属の水酸化物、アルカリ金属塩やアルカリ土類金属塩、それを含む化学物質や鉱物類などが挙げられ、さらに具体的には水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸ナトリウム、水酸化カルシウム、炭酸カルシウム、酸化カルシウム、塩基性ホワイトカーボン、塩基性の酸性白土などが挙げられる。これらの塩基性物質は単独で用いてもよいし、また、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
本発明の粒状農薬組成物には、必要に応じ農薬製剤に通常用いられる添加成分を含有させることができる。この添加成分としては、増量剤や補助成分などが用いられる。
増量剤としては、鉱物質担体などの固体担体や、水溶性塩等が用いられ、具体的にはクレー類、炭酸カルシウム、ベントナイト、タルク、珪藻土、酸性白土、けい砂、粒状炭酸カルシウム、ステアリン酸カルシウム、ホワイトカーボン、塩化カリウム、無水硫酸ナトリウム、硫酸カリウム、尿素、硫酸アンモニウム等が挙げられる。これらは単独で用いてもよいし、また、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
補助成分としては、例えば粒状組成物を調製する際の結合剤、具体的にはカルボキシメチルセルロースナトリウム塩、デキストリン、水溶性デンプン、キサンタンガム、グア−ガム、蔗糖、ポリビニルピロリドン、ポリビニルアルコール、ポリアクリル酸ナトリウム、平均分子量6000〜20000のポリエチレングリコール、平均分子量10万〜500万のポリエチレンオキサイドなどが挙げられる。また、酸性農薬活性成分及びカチオン界面活性剤を溶解させて担体に吸着させる際に用いる有機溶剤としては具体的には、アルキルナフタレン、ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド、N−メチル−2−ピロリドン、N−オクチルピロリドン、各種の多価アルコールなどが挙げられる。その他必要に応じ、安定剤、無機中空粒状体、プラスチック中空粒状体、植物細片等を用いてもよい。これらは単独で用いてもよいし、また、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
本発明の農薬粒状組成物中の各成分の組成割合については、通常、酸性農薬活性成分0.01〜50質量%、カチオン界面活性剤0.1〜20%、塩基性物質0.1〜95質量%の範囲で選ばれるが、前記3成分の合計量が100%に達しない場合、残量は任意添加成分である。各成分の組成割合は、粒状農薬組成物の1質量%水懸濁液のpHが5以上、好ましくはpH7以上、より好ましくはpH7.5〜11.5に調整されるように、特に粒状農薬組成物の1質量%水懸濁液のpH値が農薬活性成分のpKa値以上の値、中でもpKa値より2〜6大きい範囲の値を示すように選ばれる。
増量剤や補助剤も含有させる場合には、その含有割合は組成物全量に対し、通常増量剤5〜95質量%、補助剤0.1〜30質量%の範囲で選ばれる。
本発明の粒状農薬組成物は、粒径0.01〜5mm、好ましくは0.1〜3mm又は直径0.1〜10mm、好ましくは0.5〜7mm、長さ0.3〜30mm、好ましくは1.5〜20mmの粒状物とするのがよい。
本発明の粒状農薬組成物は、圃場での処理後、粒が崩壊して粒の分割、分散等により粒の原型を留めないタイプ(崩壊型)であっても、また、崩壊せず、粒の原型を留めるタイプ(非崩壊型)であってもよいが、非崩壊型が好ましく、特に水中に投下してから15〜30分経過後においても崩壊が認められない、あるいはほとんど崩壊が認められず、粒の原型を留める非崩壊型が好ましい。
また、水面で拡散する崩壊型の水面浮遊粒剤中に、非崩壊型の本発明の粒状農薬組成物を配合し、農薬活性成分の溶出を徐放化した省力化農薬製剤とすることもできる。
また、本発明は、上記の粒状農薬組成物と、カチオン界面活性剤及び塩基性物質のいずれか一方もしくはそれらの両方を含有しない農薬粒状物とを1:9〜9:1の質量比で混合してなる混合農薬粒剤組成物をも包含する。
本発明の粒状農薬組成物の製造方法については特に制限されないが、通常、以下に挙げるものが用いられる。
・全原料の混合物に適当量の水を加えて混練後、一定の大きさの穴を開けたスクリーンから押出し造粒し乾燥する方法。
・酸性農薬活性成分とカチオン界面活性剤を有機溶剤に溶解し、塩基性の担体に吸着させるか、あるいは酸性農薬活性成分とカチオン界面活性剤を有機溶剤に溶解し、担体に吸着させ、次いで塩基性物質及び必要に応じ非徐放性農薬活性成分を被覆あるいは吸着させる方法。
・これら前述の方法で得られた徐放性粒状農薬組成物と、非徐放性農薬活性成分、補助剤等を混合し、適当量の水を加えて混練後、徐放性粒状農薬組成物の粒径より目開き径の径の大きいスクリーンから押出造粒し乾燥する方法。
以下、本発明を実施例および試験例にて詳細に説明するが、本発明はこれらの例により何ら制限されるものではない。なお、各例において部は質量部を表わす。
実施例で用いた塩基性物質はいずれも1質量%水溶液、あるいは1質量%水懸濁液でpHが7.5以上のものである。
また、実施例1、3、5〜8、10、12〜25で用いたカチオン界面活性剤は、いずれも水中でゲル化するものである。
実施例1
ベンスルフロンメチル(pKa5.03)0.5部、炭酸カルシウム5部を均一に混合しハンマーミルで粉砕した。得られた粉末とともに、ジステアリルジメチルアンモニウムクロライド2部、α化でんぷん3部、クレー89.5部を高速撹拌機中で均一に混合し、適量の水を加えて混練後、バスケット型造粒機を用い目開き径1.2mmのスクリーンより押出造粒し、造粒物を60℃で静置乾燥して、ベンスルフロンメチルを0.5質量%含有する、直径1.1〜1.3mm、長さ3〜7mmの粒状農薬組成物(1質量%水懸濁液のpH8.28)を得た。得られた粒状農薬組成物を水中に投下し、30分後に粒の崩壊性の有無を観察した結果、非崩壊型であった。
実施例2
ピラゾスルフロンエチル(pKa3.91)0.5部、クレー10部、水酸化ナトリウム0.2部を均一に混合しハンマーミルで粉砕した。得られた粉末とともに、ラウリルアミン塩酸塩2部、ポリビニルアルコール5部、ナトリウムベントナイト10.0部、クレー72.3部を高速撹拌機中で均一に混合し、適量の水を加えて混練後、バスケット型造粒機を用い目開き径1.2mmのスクリーンより押出造粒し、造粒物を60℃で静置乾燥して、ピラゾスルフロンエチルを0.5質量%含有する、直径1.1〜1.3mm、長さ3〜7mmの粒状農薬組成物(1質量%水懸濁液のpH10.51)を得た。得られた粒状農薬組成物を水中に投下し、30分後に粒の崩壊性の有無を観察した結果、非崩壊型であった。
実施例3
一般式(I)でR1がメトキシメチル基である化合物(以下化合物Aと称する。PKa5.75)0.5部、ジステアリルジメチルアンモニウムクロライド2部、α化でんぷん3部、炭酸カルシウム94.5部を高速撹拌機中で均一に混合し、適量の水を加えて混練後、バスケット型造粒機を用い目開き径1.2mmのスクリーンより押出造粒し、造粒物を60℃で静置乾燥して、化合物Aを0.5質量%含有する、直径1.1〜1.3mm、長さ3〜7mmの粒状農薬組成物(1質量%水懸濁液のpH9.08)を得た。得られた粒状農薬組成物を水中に投下し、30分後に粒の崩壊性の有無を観察した結果、非崩壊型であった。
実施例4
ベンスルフロンメチル(pKa5.03)0.3部、アジムスルフロン(pKa3.60)0.06部、ステアリルトリメチルアンモニウムクロライド5部、塩基性ホワイトカーボン5部、ポリアクリル酸ナトリウム2部、クレー87.64部を高速撹拌機中で均一に混合し、適量の水を加えて混練後、バスケット型造粒機を用い目開き径1.2mmのスクリーンより押出造粒し、造粒物を60℃で静置乾燥して、ベンスルフロンメチルを0.3質量%、アジムスルフロンを0.06質量%含有する、直径1.1〜1.3mm、長さ3〜7mmの粒状農薬組成物(1質量%水懸濁液のpH10.28)を得た。得られた粒状農薬組成物を水中に投下し、30分後に粒の崩壊性の有無を観察した結果、非崩壊型であった。
実施例5
化合物A(pKa5.75)0.5部、α化でんぷん3部、炭酸カルシウム96.5部を高速撹拌機中で均一に混合し、適量の水を加えて混練後、バスケット型造粒機を用い目開き径1.2mmのスクリーンより押出造粒し、造粒物を60℃で静置乾燥して、化合物Aを0.5質量%含有する粒状農薬組成物を得た。この粒状農薬組成物20部と、実施例3の化合物Aを0.5質量%含有する粒状農薬組成物80部を混合機で混合し、化合物Aを0.5質量%含有する、直径1.1〜1.3mm、長さ3〜7mmの混合粒状農薬組成物(1質量%水懸濁液のpH8.44)を得た。得られた粒状農薬組成物を水中に投下し、30分後に粒の崩壊性の有無を観察した結果、非崩壊型であった。
実施例6
化合物A(pKa5.75)0.5部、α化でんぷん3部、炭酸カルシウム96.5部を高速撹拌機中で均一に混合し、適量の水を加えて混練後、バスケット型造粒機を用い目開き径1.2mmのスクリーンより押出造粒し、造粒物を60℃で静置乾燥して、化合物Aを0.5質量%含有する粒状農薬組成物を得た。この粒状農薬組成物50部と、実施例3の化合物Aを0.5質量%含有する粒状農薬組成物50部を混合機で混合し、化合物Aを0.5質量%含有する、直径1.1〜1.3mm、長さ3〜7mmの混合粒状農薬組成物(1質量%水懸濁液のpH8.90)を得た。得られた粒状農薬組成物を水中に投下し、30分後に粒の崩壊性の有無を観察した結果、非崩壊型であった。
実施例7
化合物A(pKa5.75)0.5部、α化でんぷん3部、炭酸カルシウム96.5部を高速撹拌機中で均一に混合し、適量の水を加えて混練後、バスケット型造粒機を用い目開き径1.2mmのスクリーンより押出造粒し、造粒物を60℃で静置乾燥して、化合物Aを0.5質量%含有する粒状農薬組成物を得た。この粒状農薬組成物80部と、実施例3の化合物A0.5質量%を含有する粒状農薬組成物20部を混合機で混合し、化合物Aを0.5質量%含有する、直径1.1〜1.3mm、長さ3〜7mmの混合粒状農薬組成物(1質量%水懸濁液のpH9.06)を得た。得られた粒状農薬組成物を水中に投下し、30分後に粒の崩壊性の有無を観察した結果、非崩壊型であった。
実施例8
一般式(I)でR1がエチル基である化合物(以下化合物Bと称する。PKa6.17)0.5部、ジラウリルジメチルアンモニウムクロライド5部、塩基性ホワイトカーボン5部、ポリアクリル酸ナトリウム2部、クレー87.5部を高速撹拌機中で均一に混合し、適量の水を加えて混練後、バスケット型造粒機を用い目開き径1.2mmのスクリーンより押出造粒し、造粒物を60℃で静置乾燥して、化合物Bを0.5質量%含有する、直径1.1〜1.3mm、長さ3〜7mmの粒状農薬組成物(1質量%水懸濁液のpH10.41)を得た。得られた粒状農薬組成物を水中に投下し、30分後に粒の崩壊性の有無を観察した結果、非崩壊型であった。
実施例9
ベンスルフロンメチル(pKa5.03)0.5部、セチルピリジニウムクロライド10部、N−メチル−2−ピロリドン8部を混合し、ベンスルフロンメチル溶液を得た。1%水懸濁液のpHが7〜10である、粒度16〜35メッシュ(1000〜425μm)の塩基性の酸性白土81.5部に先に調製したベンスルフロンメチル溶液を吸着させ、ベンスルフロンメチルを0.5質量%含有する、粒径0.4〜1.1mmの粒状農薬組成物(1質量%水懸濁液のpH7.69)を得た。得られた粒状農薬組成物を水中に投下し、30分後に粒の崩壊性の有無を観察した結果、非崩壊型であった。
実施例10
ポリビニルアルコール3部、炭酸カルシウム85.5部を高速撹拌機中で均一に混合し、適量の水を加えて混練後、バスケット型造粒機を用い目開き径1.2mmのスクリーンより押出造粒し、造粒物を60℃で静置乾燥して、基剤を得た。これとは別に、フェントラザミド2部、塩基性ホワイトカーボン2部を均一に混合してハンマーミルで粉砕し、フェントラザミド含有粉末を得た。さらに、化合物A(pKa5.75)0.5部、ジラウリルジメチルアンモニウムクロライド2.0部、リン酸トリブチル5部を混合し、化合物A溶液を得た。先に調製した基剤に、化合物A溶液を吸着させ、次いでフェントラザミド含有粉末で被覆し、化合物A0.5質量%、フェントラザミド2質量%を含有する、直径1.1〜1.3mm、長さ3〜7mmの粒状農薬組成物(1質量%水懸濁液のpH9.45)を得た。得られた粒状農薬組成物を水中に投下し、30分後に粒の崩壊性の有無を観察した結果、非崩壊型であった。
実施例11
ペントキサゾン2.5部、炭酸カルシウム2部を均一に混合しハンマーミルで粉砕し、ペントキサゾン含有粉末を得た。イマゾスルフロン(pKa4.00)0.5部、セチルトリメチルアンモニウムクロライド5部、ジメチルスルホキシド5部、ジメチルナフタレン10部を混合し、イマゾスルフロン溶液を得た。さらに、1%水懸濁液のpHが9〜10である、粒度12〜42メッシュ(1400〜355μm)の粒状ベントナイト75部に先に調製したイマゾスルフロン溶液を吸着させ、次いでペントキサゾン含有粉末で被覆し、イマゾスルフロン0.5質量%、ペントキサゾン2.5質量%を含有する、粒径0.3〜1.5mmの粒状農薬組成物(1質量%水懸濁液のpH7.96)を得た。得られた粒状農薬組成物を水中に投下し、30分後に粒の崩壊性の有無を観察した結果、非崩壊型であった。
実施例12
ベンスルフロンメチル(pKa5.03)2部、ジステアリルジメチルアンモニウムクロライド4部、ポリビニルアルコール3部、塩基性ホワイトカーボン2部、炭酸カルシウム15部を高速撹拌機中で均一に混合し、適量の水を加えて混練後、バスケット型造粒機を用い目開き径0.6mmのスクリーンより押出造粒し、造粒物を60℃で静置乾燥して、直径0.5〜0.7mm、長さ1〜6mmのベンスルフロンメチル含有基剤を得た。このベンスルフロンメチル含有基剤とともに、酵素変性デキストリン2部、アルキルナフタレンスルホン酸ナトリウム5部、ラウリル硫酸ナトリウム2部、水分を85質量%含有するプラスチック中空体14部、無水硫酸ナトリウム62.9部を高速撹拌機中で均一に混合し、適量の水を加えて混練後、バスケット型造粒機を用い目開き径5mmのスクリーンより押出造粒し、造粒物を60℃で静置乾燥して、ベンスルフロンメチルを0.5質量%含有する、直径3〜7mm、長さ3〜20mmの粒状農薬組成物(1質量%水懸濁液のpH8.85)を得た。得られた粒状農薬組成物を水中に投下し、30分後に粒の崩壊性の有無を観察した結果、直径3〜7mm、長さ3〜20mmの粒状農薬組成物は、水中に投入後直ちに崩壊したが、カチオン界面活性剤のジステアリルジメチルアンモニウムクロライドを含有する、直径0.5〜0.7mm、長さ1〜6mmのベンスルフロンメチル含有基剤は非崩壊型であった。
実施例13
化合物B(pKa6.17)1部、ジオレイルジメチルアンモニウムクロライド3部、N−メチル−2−ピロリドン5部を混合し、化合物B溶液を得た。1%水懸濁液のpHが7〜10である、粒度16〜35メッシュ(1000〜425μm)の塩基性の酸性白土20部に先に調製した化合物B溶液を吸着させ、粒径0.4〜1.1mmの化合物B含有基剤を得た。この化合物B含有基剤とともに、化合物B1部、ポリアクリル酸ナトリウム0.5部、アルキルナフタレンスルホン酸ナトリウム5部、ジオクチルスルホサクシナート2部、無機中空体20部、安息香酸ナトリウム42.5部を高速撹拌機中で均一に混合し、適量の水を加えて混練後、バスケット型造粒機を用い目開き径5mmのスクリーンより押出造粒し、造粒物を60℃で静置乾燥して、化合物Bを2質量%含有する、直径3〜7mm、長さ3〜20mmの粒状農薬組成物(1質量%水懸濁液のpH8.34)を得た。得られた粒状農薬組成物を水中に投下し、30分後に粒の崩壊性の有無を観察した結果、直径3〜7mm、長さ3〜20mmの粒状農薬組成物は、水中に投入後直ちに崩壊したが、カチオン界面活性剤のジオレイルジメチルアンモニウムクロライドを含有する、粒径0.4〜1.1mmの化合物B含有基剤は非崩壊型であった。
実施例14
化合物A(pKa5.75)0.5部、ジステアリルジメチルアンモニウムクロライド1部、α化でんぷん3部、炭酸カルシウム95.5部を高速撹拌機中で均一に混合し、適量の水を加えて混練後、バスケット型造粒機を用い目開き径1.2mmのスクリーンより押出造粒し、造粒物を60℃で静置乾燥して、化合物Aを0.5質量%含有する、直径1.1〜1.3mm、長さ3〜7mmの粒状農薬組成物(1質量%水懸濁液のpH8.44)を得た。得られた粒状農薬組成物を水中に投下し、30分後に粒の崩壊性の有無を観察した結果、非崩壊型であった。
実施例15
化合物A(pKa5.75)0.5部、ジステアリルジメチルアンモニウムクロライド3部、α化でんぷん3部、炭酸カルシウム93.5部を高速撹拌機中で均一に混合し、適量の水を加えて混練後、バスケット型造粒機を用い目開き径1.2mmのスクリーンより押出造粒し、造粒物を60℃で静置乾燥して、化合物Aを0.5質量%含有する、直径1.1〜1.3mm、長さ3〜7mmの粒状農薬組成物(1質量%水懸濁液のpH8.68)を得た。得られた粒状農薬組成物を水中に投下し、30分後に粒の崩壊性の有無を観察した結果、非崩壊型であった。
実施例16
化合物A(pKa5.75)0.5部、炭酸カルシウム5部を均一に混合しハンマーミルで粉砕した。得られた粉末とともに、ジステアリルジメチルアンモニウムクロライド2部、α化でんぷん3部、クレー89.5部を高速撹拌機中で均一に混合し、適量の水を加えて混練後、バスケット型造粒機を用い目開き径1.2mmのスクリーンより押出造粒し、造粒物を60℃で静置乾燥して、化合物Aを0.5質量%含有する、直径1.1〜1.3mm、長さ3〜7mmの粒状農薬組成物(1質量%水懸濁液のpH8.51)を得た。得られた粒状農薬組成物を水中に投下し、30分後に粒の崩壊性の有無を観察した結果、非崩壊型であった。
実施例17
化合物B(pKa6.17)0.5部、炭酸カルシウム5部を均一に混合しハンマーミルで粉砕した。得られた粉末とともに、ジステアリルジメチルアンモニウムクロライド2部、α化でんぷん3部、クレー89.5部を高速撹拌機中で均一に混合し、適量の水を加えて混練後、バスケット型造粒機を用い目開き径1.2mmのスクリーンより押出造粒し、造粒物を60℃で静置乾燥して、化合物Bを0.5質量%含有する、直径1.1〜1.3mm、長さ3〜7mmの粒状農薬組成物(1質量%水懸濁液のpH8.93)を得た。得られた粒状農薬組成物を水中に投下し、30分後に粒の崩壊性の有無を観察した結果、非崩壊型であった。
実施例18
化合物B(pKa6.17)0.5部、炭酸カルシウム1部を均一に混合しハンマーミルで粉砕した。得られた粉末とともに、ジラウリルジメチルアンモニウムクロライド2部、α化でんぷん3部、1重量%水懸濁液とした際のpHが4.2であるクレー93.5部を高速撹拌機中で均一に混合し、適量の水を加えて混練後、バスケット型造粒機を用い目開き径1.2mmのスクリーンより押出造粒し、造粒物を60℃で静置乾燥して、化合物Bを0.5質量%含有する、直径1.1〜1.3mm、長さ3〜7mmの粒状農薬組成物(1質量%水懸濁液のpH4.28)を得た。得られた粒状農薬組成物を水中に投下し、30分後に粒の崩壊性の有無を観察した結果、非崩壊型であった。
実施例19
化合物B(pKa6.17)0.5部、炭酸カルシウム5部を均一に混合しハンマーミルで粉砕した。得られた粉末とともに、ジラウリルジメチルアンモニウムクロライド2部、α化でんぷん3部、1重量%水懸濁液とした際のpHが4.2であるクレー89.5部を高速撹拌機中で均一に混合し、適量の水を加えて混練後、バスケット型造粒機を用い目開き径1.2mmのスクリーンより押出造粒し、造粒物を60℃で静置乾燥して、化合物Bを0.5質量%含有する、直径1.1〜1.3mm、長さ3〜7mmの粒状農薬組成物(1質量%水懸濁液のpH5.81)を得た。得られた粒状農薬組成物を水中に投下し、30分後に粒の崩壊性の有無を観察した結果、非崩壊型であった。
実施例20
化合物B(pKa6.17)0.5部、炭酸カルシウム10部を均一に混合しハンマーミルで粉砕した。得られた粉末とともに、ジラウリルジメチルアンモニウムクロライド2部、α化でんぷん3部、クレー84.5部を高速撹拌機中で均一に混合し、適量の水を加えて混練後、バスケット型造粒機を用い目開き径1.2mmのスクリーンより押出造粒し、造粒物を60℃で静置乾燥して、化合物Bを0.5質量%含有する、直径1.1〜1.3mm、長さ3〜7mmの粒状農薬組成物(1質量%水懸濁液のpH8.62)を得た。得られた粒状農薬組成物を水中に投下し、30分後に粒の崩壊性の有無を観察した結果、非崩壊型であった。
実施例21
化合物A(pKa5.75)0.5部、炭酸カルシウム1部を均一に混合しハンマーミルで粉砕した。得られた粉末とともに、ジラウリルジメチルアンモニウムクロライド2部、α化でんぷん3部、1重量%水懸濁液とした際のpHが4.2であるクレー93.5部を高速撹拌機中で均一に混合し、適量の水を加えて混練後、バスケット型造粒機を用い目開き径1.2mmのスクリーンより押出造粒し、造粒物を60℃で静置乾燥して、化合物Aを0.5質量%含有する、直径1.1〜1.3mm、長さ3〜7mmの粒状農薬組成物(1質量%水懸濁液のpH4.07)を得た。得られた粒状農薬組成物を水中に投下し、30分後に粒の崩壊性の有無を観察した結果、非崩壊型であった。
実施例22
化合物A(pKa5.75)0.5部、炭酸カルシウム5部を均一に混合しハンマーミルで粉砕した。得られた粉末とともに、ジラウリルジメチルアンモニウムクロライド2部、α化でんぷん3部、クレー89.5部を高速撹拌機中で均一に混合し、適量の水を加えて混練後、バスケット型造粒機を用い目開き径1.2mmのスクリーンより押出造粒し、造粒物を60℃で静置乾燥して、化合物Aを0.5質量%含有する、直径1.1〜1.3mm、長さ3〜7mmの粒状農薬組成物(1質量%水懸濁液のpH8.51)を得た。得られた粒状農薬組成物を水中に投下し、30分後に粒の崩壊性の有無を観察した結果、非崩壊型であった。
実施例23
トリシクラゾール(pKa1.6)2部、炭酸カルシウム5部を均一に混合しハンマーミルで粉砕した。得られた粉末とともに、ジステアリルジメチルアンモニウムクロライド2部、α化でんぷん3部、クレー88部を高速撹拌機中で均一に混合し、適量の水を加えて混練後、バスケット型造粒機を用い目開き径1.2mmのスクリーンより押出造粒し、造粒物を60℃で静置乾燥して、トリシクラゾールを2質量%含有する、直径1.1〜1.3mm、長さ3〜7mmの粒状農薬組成物(1質量%水懸濁液のpH8.17)を得た。得られた粒状農薬組成物を水中に投下し、30分後に粒の崩壊性の有無を観察した結果、非崩壊型であった。
実施例24
EDDP(pKa10.5)2部、炭酸カルシウム5部、ホワイトカーボン1部を均一に混合しハンマーミルで粉砕した。得られた粉末とともに、ジステアリルジメチルアンモニウムクロライド2部、α化でんぷん3部、クレー87部を高速撹拌機中で均一に混合し、適量の水を加えて混練後、バスケット型造粒機を用い目開き径1.2mmのスクリーンより押出造粒し、造粒物を60℃で静置乾燥して、EDDPを2質量%含有する、直径1.1〜1.3mm、長さ3〜7mmの粒状農薬組成物(1質量%水懸濁液のpH7.53)を得た。得られた粒状農薬組成物を水中に投下し、30分後に粒の崩壊性の有無を観察した結果、非崩壊型であった。
実施例25
PHC(pKa11.5)2部、炭酸カルシウム5部を均一に混合しハンマーミルで粉砕した。得られた粉末とともに、ジステアリルジメチルアンモニウムクロライド2部、α化でんぷん3部、クレー88部を高速撹拌機中で均一に混合し、適量の水を加えて混練後、バスケット型造粒機を用い目開き径1.2mmのスクリーンより押出造粒し、造粒物を60℃で静置乾燥して、PHCを2質量%含有する、直径1.1〜1.3mm、長さ3〜7mmの粒状農薬組成物(1質量%水懸濁液のpH8.86)を得た。得られた粒状農薬組成物を水中に投下し、30分後に粒の崩壊性の有無を観察した結果、非崩壊型であった。
比較例1
ベンスルフロンメチル0.5部、炭酸カルシウム10.0部を均一に混合しハンマーミルで粉砕した。得られた粉末とともに、アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム2部、α化でんぷん3部、クレー84.5部を高速撹拌機中で均一に混合し、適量の水を加えて混練後、バスケット型造粒機を用い目開き径1.2mmのスクリーンより押出造粒し、造粒物を60℃で静置乾燥して、ベンスルフロンメチル0.5質量%とアルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム2質量%を含有する粒状農薬組成物(1質量%水懸濁液のpH8.35)を得た。
比較例2
ピラゾスルフロンエチル0.5部、パラフィン(融点68〜70℃)2部、塩基性ホワイトカーボン1部を80℃で混合溶解し、室温に冷却後ハンマーミルで粉砕した。得られた粉末とともに、α化でんぷん3部、ナトリウムベントナイト25部、タルク68.5部を高速撹拌機中で均一に混合し、適量の水を加えて混練後、バスケット型造粒機を用い目開き径1.2mmのスクリーンより押出造粒し、造粒物を60℃で静置乾燥して、ピラゾスルフロンエチルを0.5質量%含有する粒状農薬組成物(1質量%水懸濁液のpH9.35)を得た。
比較例3
ベンスルフロンメチル0.5部、ナトリウムベントナイト15部、活性炭5部を均一に混合しハンマーミルで粉砕した。得られた粉末とともに、α化でんぷん3部、タルク76.5部を高速撹拌機中で均一に混合し、適量の水を加えて混練後、バスケット型造粒機を用い目開き径1.2mmのスクリーンより押出造粒し、造粒物を60℃で静置乾燥して、ベンスルフロンメチルを0.5質量%含有する粒状農薬組成物(1質量%水懸濁液のpH7.89)を得た。
比較例4
ベンスルフロンメチル0.5部、N−メチル−2−ピロリドン8部を混合し、ベンスルフロンメチル溶液を得た。1%水懸濁液のpHが7〜10である、粒度16〜35メッシュ(1000〜425μm)の塩基性の酸性白土類天然基剤91.5部に先に調製したベンスルフロンメチル溶液を吸着させ、ベンスルフロンメチルを0.5質量%含有する粒状農薬組成物(1質量%水懸濁液のpH8.39)を得た。
比較例5
ベンスルフロンメチル0.5部、ダイムロン4.5部、ナトリウムベントナイト25部、α化でんぷん3部、タルク67部を高速撹拌機中で均一に混合し、適量の水を加えて混練後、バスケット型造粒機を用い目開き径1、2mmのスクリーンより押出造粒し、造粒物を60℃で静置乾燥して、ベンスルフロンメチル0.5質量%、ダイムロン4.5質量%を含有する粒状農薬組成物(1質量%水懸濁液のpH9.12)を得た。
比較例6
化合物A0.5部、アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム2部、α化でんぷん3部、炭酸カルシウム94.5部を高速撹拌機中で均一に混合し、適量の水を加えて混練後、バスケット型造粒機を用い目開き径1.2mmのスクリーンより押出造粒し、造粒物を60℃で静置乾燥して、化合物Aを0.5質量%含有する粒状農薬組成物(1質量%水懸濁液のpH8.85)を得た。
比較例7
ベンスルフロンメチル2部、ポリビニルアルコール3部、塩基性ホワイトカーボン2部、炭酸カルシウム15部を高速撹拌機中で均一に混合し、適量の水を加えて混練後、バスケット型造粒機を用い目開き径0.6mmのスクリーンより押出造粒し、造粒物を60℃で静置乾燥して、ベンスルフロンメチル含有基剤を得た。得られたベンスルフロンメチル含有基剤とともに、酵素変性デキストリン2部、アルキルナフタレンスルホン酸ナトリウム5部、ラウリル硫酸ナトリウム2部、水分を85部含有するプラスチック中空体14部、無水硫酸ナトリウム66.9部を高速撹拌機中で均一に混合し、適量の水を加えて混練後、バスケット型造粒機を用い目開き径5mmのスクリーンより押出造粒し、造粒物を60℃で静置乾燥して、ベンスルフロンメチルを0.5質量%含有する粒状組成物(1質量%水懸濁液のpH8.89)を得た。
比較例8
化合物B2部、ポリビニルアルコール3部、塩基性ホワイトカーボン2部、炭酸カルシウム15部を高速撹拌機中で均一に混合し、適量の水を加えて混練後、バスケット型造粒機を用い目開き径0.6mmのスクリーンより押出造粒し、造粒物を60℃で静置乾燥して、ベンスルフロンメチル含有基剤を得た。得られたベンスルフロンメチル含有基剤とともに、酵素変性デキストリン2部、アルキルナフタレンスルホン酸ナトリウム5部、ラウリル硫酸ナトリウム2部、水分を85部含有するプラスチック中空体14部、無水硫酸ナトリウム66.9部を高速撹拌機中で均一に混合し、適量の水を加えて混練後、バスケット型造粒機を用い目開き径5mmのスクリーンより押出造粒し、造粒物を60℃で静置乾燥して、化合物Bを2質量%含有する粒状組成物(1質量%水懸濁液のpH9.80)を得た。
比較例9
ベンスルフロンメチル(pKa5.03)0.5部、炭酸カルシウム5部を均一に混合しハンマーミルで粉砕した。得られた粉末とともに、α化でんぷん3部、クレー91.5部を高速撹拌機中で均一に混合し、適量の水を加えて混練後、バスケット型造粒機を用い目開き径1.2mmのスクリーンより押出造粒し、造粒物を60℃で静置乾燥して、ベンスルフロンメチルを0.5質量%含有する、直径1.1〜1.3mm、長さ3〜7mmの粒状農薬組成物(1質量%水懸濁液のpH9.01)を得た。得られた粒状農薬組成物を水中に投下し、30分後に粒の崩壊性の有無を観察した結果、非崩壊型であった。
比較例10
化合物A(pKa5.75)0.5部、炭酸カルシウム5部を均一に混合しハンマーミルで粉砕した。得られた粉末とともに、α化でんぷん3部、クレー91.5部を高速撹拌機中で均一に混合し、適量の水を加えて混練後、バスケット型造粒機を用い目開き径1.2mmのスクリーンより押出造粒し、造粒物を60℃で静置乾燥して、化合物Aを0.5質量%含有する、直径1.1〜1.3mm、長さ3〜7mmの粒状農薬組成物(1質量%水懸濁液のpH8.68)を得た。得られた粒状農薬組成物を水中に投下し、30分後に粒の崩壊性の有無を観察した結果、非崩壊型であった。
比較例11
化合物A(pKa5.75)0.5部、ジラウリルジメチルアンモニウムクロライド2部、α化でんぷん3部、1重量%水懸濁液とした際のpHが4.2であるクレー94.5部を均一に混合しハンマーミルで粉砕した。得られた粉末を高速撹拌機中で均一に混合し、適量の水を加えて混練後、バスケット型造粒機を用い目開き径1.2mmのスクリーンより押出造粒し、造粒物を60℃で静置乾燥して、化合物Aを0.5質量%含有する、直径1.1〜1.3mm、長さ3〜7mmの粒状農薬組成物(1質量%水懸濁液のpH4.54)を得た。得られた粒状農薬組成物を水中に投下し、30分後に粒の崩壊性の有無を観察した結果、非崩壊型であった。
比較例12
化合物B(pKa6.17)0.5部、炭酸カルシウム5部を均一に混合しハンマーミルで粉砕した。得られた粉末とともに、α化でんぷん3部、クレー91.5部を高速撹拌機中で均一に混合し、適量の水を加えて混練後、バスケット型造粒機を用い目開き径1.2mmのスクリーンより押出造粒し、造粒物を60℃で静置乾燥して、化合物Bを0.5質量%含有する、直径1.1〜1.3mm、長さ3〜7mmの粒状農薬組成物(1質量%水懸濁液のpH8.72)を得た。得られた粒状農薬組成物を水中に投下し、30分後に粒の崩壊性の有無を観察した結果、非崩壊型であった。
比較例13
化合物B(pKa6.17)0.5部、ジラウリルジメチルアンモニウムクロライド2部、α化でんぷん3部、1重量%水懸濁液とした際のpHが4.2であるクレー94.5部を均一に混合しハンマーミルで粉砕した。得られた粉末を高速撹拌機中で均一に混合し、適量の水を加えて混練後、バスケット型造粒機を用い目開き径1.2mmのスクリーンより押出造粒し、造粒物を60℃で静置乾燥して、化合物Bを0.5質量%含有する、直径1.1〜1.3mm、長さ3〜7mmの粒状農薬組成物(1質量%水懸濁液のpH4.77)を得た。得られた粒状農薬組成物を水中に投下し、30分後に粒の崩壊性の有無を観察した結果、非崩壊型であった。
比較例14
トリシクラゾール(pKa1.6)2部、炭酸カルシウム5部を均一に混合しハンマーミルで粉砕した。得られた粉末とともに、α化でんぷん3部、クレー90部を高速撹拌機中で均一に混合し、適量の水を加えて混練後、バスケット型造粒機を用い目開き径1.2mmのスクリーンより押出造粒し、造粒物を60℃で静置乾燥して、トリシクラゾールを2質量%含有する、直径1.1〜1.3mm、長さ3〜7mmの粒状農薬組成物(1質量%水懸濁液のpH8.79)を得た。得られた粒状農薬組成物を水中に投下し、30分後に粒の崩壊性の有無を観察した結果、非崩壊型であった。
比較例15
EDDP(pKa10.5)2部、炭酸カルシウム5部、ホワイトカーボン1部を均一に混合しハンマーミルで粉砕した。得られた粉末とともに、α化でんぷん3部、クレー89部を高速撹拌機中で均一に混合し、適量の水を加えて混練後、バスケット型造粒機を用い目開き径1.2mmのスクリーンより押出造粒し、造粒物を60℃で静置乾燥して、EDDPを2質量%含有する、直径1.1〜1.3mm、長さ3〜7mmの粒状農薬組成物(1質量%水懸濁液のpH8.32)を得た。得られた粒状農薬組成物を水中に投下し、30分後に粒の崩壊性の有無を観察した結果、非崩壊型であった。
比較例16
PHC(pKa11.5)2部、炭酸カルシウム5部を均一に混合しハンマーミルで粉砕した。得られた粉末とともに、α化でんぷん3部、クレー90部を高速撹拌機中で均一に混合し、適量の水を加えて混練後、バスケット型造粒機を用い目開き径1.2mmのスクリーンより押出造粒し、造粒物を60℃で静置乾燥して、PHCを2質量%含有する、直径1.1〜1.3mm、長さ3〜7mmの粒状農薬組成物(1質量%水懸濁液のpH9.27)を得た。得られた粒状農薬組成物を水中に投下し、30分後に粒の崩壊性の有無を観察した結果、非崩壊型であった。
試験例1(水中溶出試験)
内径15cmのガラス容器に3度硬水900mlを入れ水深5cmとした。これに実施例1、2、4、8〜11、比較例1〜7の各粒状農薬組成物を10アール当り1kg相当となるように添加した。処理1、3、7、21、35日後に採水し、高速液体クロマトグラフィー(HPLC)分析により水中の活性成分濃度を測定し、粒状物中の全含有量に対する割合を水中溶出率として求めた。その結果を表1に示す。
表1より、各実施例の粒状農薬組成物は、その農薬活性成分である除草剤のスルホニルウレア系化合物又はジフルオロメタンスルホニルアニリド誘導体又はその塩について、その水中溶出率が、処理1日後から35日後までのすべての試験において、比較例2及び3を除く比較例に対して低く推移していることから、徐放化されていることが分る。
また、比較例2及び3では、水中濃度は低いまま推移し、農薬活性成分の溶出は初期のごく一部だけにとどまり、継続しなかった。従って粒状農薬組成物中の農薬活性成分の多くが未利用のまま残存している点で、これらは明らかに劣る。
試験例2(水中溶出性:カチオン界面活性剤添加量の影響)
内径15cmのガラス容器に3度硬水900mlを入れ水深5cmとした。これに実施例3、14、15、比較例6の各粒状農薬組成物を10アール当り1kg相当となるように添加した。処理1、3、7、21、35日後に採水し、HPLC分析による水中の活性成分濃度を水中溶出率とした。その結果を表2に示す。
表2より、粒状農薬組成物中のカチオン界面活性剤の含有割合が多くなるに従い化合物Aの水中溶出率が抑制され、カチオン界面活性剤無添加の比較例6に対して低く推移することが分る。
試験例3(水中溶出性:徐放性の制御)
内径15cmのガラス容器に3度硬水900mlを入れ水深5cmとした。これに実施例3、5、6、7、比較例6の各粒状農薬組成物を10アール当り1kg相当となるように添加した。処理1、3、7、21、35日後に採水し、HPLC分析による水中の活性成分濃度を水中溶出率とした。その結果を表3に示す。
表3より、比較例の非徐放性粒状農薬組成物と比べ、実施例の粒状農薬組成物は、化合物Aの徐放性を制御しうることが分る。
試験例4(水中溶出性)
縦75cm、横35cmのコンテナに3度硬水9Lを入れ水深5cmとした。これに実施例12、13、比較例7、8の粒状農薬組成物を10アール当り0.25kg相当となるように施用処理した。処理1、3、7、21、35日後に採水し、HPLC分析による水中の活性成分濃度を水中溶出率として求めた。その結果を表4に示す。
表4より、実施例では比較例と比べ水中濃度が低く推移し、農薬活性成分が徐放化されていることが分る。
試験例5(生物効果試験:水稲)
100cm2のプラスチックポットに水田土壌を充填し、入水、代掻きしたのち、タイヌビエ(Echinochloa oryzoides)、コナギ(Monochoria vaginalis)及びホタルイ(Scirpus juncoides)の各種子を0.5cmの深さに播種した。さらに2葉期の水稲を移植深度2cmで2本移植し、水深5cmに湛水した。移植翌日に実施例3、5、6、7、比較例6で得られた各粒状農薬組成物を、有効成分量が5g/10アールとなるように秤量し、プラスチックポットに均一に施用処理した。このプラスチックポットの植生を温室内で育成し、28日後に以下の評価基準に従って除草効果及び薬害度を判定した。その結果を表5に示す。
表5より、実施例の粒状農薬組成物は、優れた除草効果を示し、水稲に対する薬害もほとんどないのに対し、比較例6では、水稲に対する薬害がかなり認められる。
除草効果(生育抑制度)及び薬害度の評価基準
5: 90%以上
4以上5未満:70%以上90%未満
3以上4未満:50%以上70%未満
2以上3未満:30%以上50%未満
1以上2未満:10%以上30%未満
0以上1未満:10%未満
試験例6(生物効果試験:残効性試験)
200cm2のプラスチックポットに水田土壌を充填し、入水、代掻きしたのち水深5cmに湛水し、実施例5、6、7、比較例6で得られた各粒状農薬組成物を、有効成分量が2.5g/10アールとなるように秤量し施用処理した。処理直後から1日に2cmの割合で3日間、プラスチックポット底部より漏水させ、漏水後に水深が5cmとなるようにプラスチックポット上部より入水する。処理後0、20、40日目に、タイヌビエ、コナギ、ホタルイの種子を播種し、播種後30日目に雑草の生育を観察した。除草効果の評価基準は試験例5のそれに従った。その結果を表6に示す。表6より、実施例の粒状農薬組成物は、比較例に比べ優れた残効性を示すことが分る。
試験例7(水中溶出性)
内径15cmのガラス容器に3度硬水900mlを入れ水深5cmとした。これに実施例1、16、17、比較例9、10、12の各粒状農薬組成物を10アール当り1kg相当となるように添加し、実施例23、24、25、比較例14、15、16の各粒状農薬組成物を10アール当り3kg相当となるように添加した。処理1、3、7、21、35日後に採水し、HPLC分析による水中の活性成分濃度を水中溶出率とした。その結果を表7に示す。
表7より、酸性農薬活性成分のpKaが2〜7の場合は水中溶出率が抑制され、特にジフルオロメタンスルホニルアニリド誘導体である化合物A、化合物Bの水中溶出率が強く抑制された。殺虫剤である実施例25、殺菌剤である実施例23及び24についても水中溶出率を抑制する効果が認められた。
試験例8(水中溶出性)
内径15cmのガラス容器に3度硬水900mlを入れ水深5cmとした。これに実施例18、19、20、21、22、比較例11、13の各粒状農薬組成物を10アール当り1kg相当となるように添加した。処理1、3、7、21、35日後に採水し、HPLC分析による水中の活性成分濃度を水中溶出率とした。その結果を表8に示す。
表8より、塩基性物質の含有量が高くなるほど水中溶出率が抑制され、1重量%水懸濁液とした際の粒状農薬組成物pHが、酸性農薬活性成分のpKaより高い場合には水中溶出率が抑制された。
産業上の利用可能性
本発明の粒状農薬組成物は、簡便な方法で調製することができ、かつ農薬活性成分の溶出を適度に徐放化させ、それにより長期にわたり農薬活性成分の薬効を発揮させるとともに、環境中への農薬活性成分の放出速度を低減させることにより環境負荷を低減させ、農薬活性成分により引き起こされる薬害、例えば対象作物に対する薬害等を軽減又は防止しうるという顕著な効果を奏する。
Claims (9)
- 酸性農薬活性成分とカチオン界面活性剤と塩基性物質とを含有することを特徴とする粒状農薬組成物。
- 酸性農薬活性成分がpKa2〜7のものである請求の範囲第1項記載の粒状農薬組成物。
- カチオン界面活性剤が水中でゲル化するか、あるいは膨潤性を示すものである請求の範囲第1項請求項1又は第2項記載の粒状農薬組成物。
- 酸性農薬活性成分が除草剤である請求項1、2又は3記載の粒状農薬組成物。
- 除草剤がスルホニルウレア系化合物である請求の範囲第4項記載の粒状農薬組成物。
- 1質量%水懸濁液とした際のpHが5以上である請求の範囲第1項ないし第6項のいずれかに記載の粒状農薬組成物。
- 1質量%水懸濁液とした際のpHが農薬活性成分のpKa値以上である請求の範囲第1項ないし第7項のいずれかに記載の粒状農薬組成物。
- 請求の範囲第1項ないし第8項のいずれかに記載の粒状農薬組成物と、カチオン界面活性剤及び塩基性物質のいずれか一方もしくはそれらの両方を含有しない農薬粒状物とを1:9〜9:1の質量比で混合してなる混合農薬粒剤組成物。
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