JP2000247821A - シロアリ防除剤 - Google Patents

シロアリ防除剤

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JP2000247821A JP11049417A JP4941799A JP2000247821A JP 2000247821 A JP2000247821 A JP 2000247821A JP 11049417 A JP11049417 A JP 11049417A JP 4941799 A JP4941799 A JP 4941799A JP 2000247821 A JP2000247821 A JP 2000247821A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 人体に対する安全性の高いネオニコチノイド
系化合物を、良好にマイクロカプセル化することによっ
て、有効成分を高濃度で封入し、耐アルカリ性、土壌安
定性、効力持続性が著しく高められたシロアリ防除剤を
提供すること。 【解決手段】 ネオニコチノイド系化合物、分散媒、お
よび、3級アミンを含む分子量1000以上の分散剤を
含有するスラリーを、湿式粉砕後、マイクロカプセル化
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シロアリ防除剤、
詳しくは、有効成分としてネオニコチノイド系化合物が
含有されている、シロアリ防除剤に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、建物を食害するシロアリを防
除するために、種々のシロアリ防除剤が広く使用されて
いる。このようなシロアリ防除剤は、例えば、建物の基
礎や、その周囲に処理するものであるため、長期にわた
ってその効力を維持することが必要とされている。
【0003】そのため、有効成分をマイクロカプセル化
することによって、残効性の高いシロアリ防除剤を得よ
うとするものが種々提案されている(特開平61−24
9904号、特公平6−92282、特公平6−922
83、特開平10−114608号)。
【0004】一方、近年、従来からシロアリ防除剤の有
効成分としてよく知られている有機リン系化合物やピレ
スロイド系化合物に比べて人体に対する安全性が高く、
かつ効力持続性に優れるネオニコチノイド系化合物が、
シロアリ防除剤の有効成分として使用されつつある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、最近、床下コ
ンクリートばりの建物などが多くなってきており、例え
ば、そのような建物に有効成分としてネオニコチノイド
系化合物を含むシロアリ防除剤を処理する場合には、耐
アルカリ性を向上させるなど、より一層、土壌安定性お
よび効力持続性を向上させることが必要となってきてい
る。
【0006】そのため、ネオニコチノイド系化合物を、
例えば、特開昭61−249904号公報に記載される
ような方法でマイクロカプセル化することによって、残
効性の高いシロアリ防除剤を得ようとすることが考えら
れるが、マイクロカプセル化するために、ネオニコチノ
イド系化合物をスラリーとして調製しようとしても、ス
ラリー中に良好に分散せず、マイクロカプセル化できな
いという不具合がある。
【0007】本発明は、このような不具合に鑑みなされ
たもので、その目的とするところは、人体に対する安全
性の高いネオニコチノイド系化合物を、良好にマイクロ
カプセル化することによって、有効成分を高濃度で封入
し、耐アルカリ性、土壌安定性、効力持続性が著しく高
められたシロアリ防除剤を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のシロアリ防除剤は、ネオニコチノイド系化
合物、分散媒、および、3級アミンを含む分子量100
0以上の分散剤を含有するスラリーを、湿式粉砕後、マ
イクロカプセル化することによって得られることを特徴
としている。
【0009】ネオニコチノイド系化合物としては、
(E)−1−(2−クロロチアゾール−5−イルメチ
ル)−3−メチル−2−ニトログアニジンが好ましく、
分散媒としては、沸点が200℃以上の高沸点芳香族系
有機溶媒を50重量%以上含んでいることが好ましい。
【0010】また、ネオニコチノイド系化合物が、スラ
リー中において、ネオニコチノイド系化合物と分散媒と
の合計量に対して、5〜60重量%の割合で含有されて
いることが好ましく、また、湿式粉砕後のネオニコチノ
イド系化合物の平均粒子径が5μm以下であることが好
ましい。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明のシロアリ防除剤は、有効
成分としてネオニコチノイド系化合物が用いられる。ネ
オニコチノイド系化合物は、塩素原子置換含窒素複素環
とニトロ置換イミノ基(C=N−NO2 )含有化合物と
が2価の炭化水素基を介して結合している化合物の総称
であって、具体的には、例えば、(E)−1−(2−ク
ロロチアゾール−5−イルメチル)−3−メチル−2−
ニトログアニジン(一般名:クロチアニジン)、N−ア
セチル−N−(2−クロロチアゾール−5−イル)メチ
ル−N’−メチル−N”−ニトログアニジン、N−(2
−クロロチアゾール−5−イル)メチル−N−メトキシ
カルボニル−N’−メチル−N”−ニトログアニジン、
1−(6−クロロ−3−ピリジルメチル)−N−ニトロ
イミダゾリン−2−イリデンアミン(一般名:イミダク
ロプリド)、3−(2−クロロ−チアゾール−5−イル
メチル)−5−[1,3,5]オキサジアジナン−4−
イルインデン−N−ニトロアミン(一般名:チアメトキ
サン)などが挙げられる。これらネオニコチノイド系化
合物は、単独で使用してもよく、また2種類以上併用し
てもよい。好ましくは、(E)−1−(2−クロロチア
ゾール−5−イルメチル)−3−メチル−2−ニトログ
アニジンが挙げられる。
【0012】本発明のシロアリ防除剤に用いられる分散
媒は、マイクロカプセル化に用いられる公知の有機溶媒
を使用することができる。そのような有機溶媒として
は、例えば、沸点が200℃以上の高沸点芳香族系有機
溶媒が好ましく用いられる。高沸点芳香族系有機溶媒を
用いることにより、マイクロカプセル化された有効成分
の残効性を向上させることができる。
【0013】このような高沸点芳香族系有機溶媒として
は、例えば、アルキルベンゼン類、アルキルナフタレン
類、アルキルフェノール類、フェニルキシリルエタンな
どが挙げられ、より具体的には、石油留分より得られる
種々の市販の有機溶媒、例えば、サートレックス48
(高沸点芳香族系溶剤、蒸留範囲254〜386℃、モ
ービル石油(株)製)、アルケンL(アルキルベンゼ
ン、蒸留範囲285〜309℃、日本石油化学(株)
製)、ソルベッソ200(アルキルナフタレン、蒸留範
囲226〜286℃、エクソン化学(株)製)、KMC
−113(ジイソプロピルナフタレン、沸点300℃、
呉羽化学工業(株)製)、SAS296(フェニルキシ
リルエタン、蒸留範囲290〜305℃、日本石油化学
(株)製)などが挙げられる。
【0014】また、その他の有機溶媒として、例えば、
ヘキサン、シクロヘキサン、オクタン、デカンなどの脂
肪族炭化水素類、例えば、ベンゼン、トルエン、キシレ
ンなどの芳香族炭化水素類、例えば、酢酸エチル、酢酸
ブチル、エチレングリコールモノメチルエーテルアセテ
ート、エチレングリコールモノエチルエーテルアセテー
ト、エチレングリコールモノブチルエーテルアセテート
などのエステル類、例えば、アセトン、メチルエチルケ
トン、メチルイソブチルケトンなどのケトン類、例え
ば、1,4−ジオキサン、テトラヒドロフランなどのエ
ーテル類、例えば、ヘキサノール、オクタノール、ベン
ジルアルコール、フルフリルアルコールなどのアルコー
ル類、例えば、エチレングリコール、ジエチレングリコ
ール、ポリエチレングリコール、プロピレングリコー
ル、ジプロピレングリコール、トリプロピレングリコー
ル、ポリプロピレングリコール、1,4−ブタンジオー
ル、1,5−ペンタンジオール、エチレングリコールモ
ノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエー
テル、エチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチ
レングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコ
ールモノエチルエーテル、トリプロピレングリコールモ
ノメチルエーテルなどのグリコール類、例えば、四塩化
炭素、ジクロロメタン、1,1,1−トリクロロエタ
ン、クロロベンゼン、ジクロロベンゼンなどのハロゲン
化炭化水素類、例えば、N−メチルピロリドン、N,N
−ジメチルアニリン、ピリジン、アセトニトリル、ジメ
チルホルムアミドなどの含窒素化合物類などが挙げられ
る。
【0015】これら有機溶媒は、単独で使用してもよ
く、また2種以上併用してもよい。2種以上併用する場
合には、上記した高沸点芳香族系有機溶媒を少なくとも
含むことが好ましく、その割合としては、例えば、分散
媒中に、50重量%以上、さらには70重量%以上とな
るような割合であることが好ましい。
【0016】本発明のシロアリ防除剤に用いられる分散
剤は、3級アミンを含む分子量1000以上の分散剤で
ある。このような分散剤を用いることによって、ネオニ
コチノイド系化合物を、増粘させることなく湿式粉砕す
ることができ、良好なスラリーを得ることができる。
【0017】このような分散剤としては、3級アミンを
含有するカチオン系の高分子重合体、例えば、3級アミ
ン含有ポリエステル変性ポリウレタン系高分子重合体、
3級アミン含有変性ポリウレタン系高分子重合体などが
挙げられる。より具体的には、市販されているものとし
て、例えば、Disperbyk−161(3級アミン
含有ポリエステル変性ポリウレタン系高分子重合体、分
子量100000、ビッグケミー(株)製)、Disp
erbyk−163(3級アミン含有ポリエステル変性
ポリウレタン系高分子重合体、分子量50000、ビッ
グケミー(株)製)、Disperbyk−164(3
級アミン含有ポリエステル変性ポリウレタン系高分子重
合体、分子量10000〜50000、ビッグケミー
(株)製)、EFKA46(3級アミン含有変性ポリウ
レタン系高分子重合体、分子量8000、EFKAケミ
カル(株)製)、EFKA47(3級アミン含有変性ポ
リウレタン系高分子重合体、分子量13000、EFK
Aケミカル(株)製)、EFKA48(3級アミン含有
変性ポリウレタン系高分子重合体、分子量18000、
EFKAケミカル(株)製)、EFKA4050(3級
アミン含有変性ポリウレタン系高分子重合体、分子量1
2000、EFKAケミカル(株)製)、EFKA40
55(3級アミン含有変性ポリウレタン系高分子重合
体、分子量12000、EFKAケミカル(株)製)、
EFKA4009(3級アミン含有変性ポリウレタン系
高分子重合体、分子量5000、EFKAケミカル
(株)製)、EFKA4010(3級アミン含有変性ポ
リウレタン系高分子重合体、分子量5000、EFKA
ケミカル(株)製)などが挙げられる。
【0018】このような分散剤は、単独で使用してもよ
く、また2種以上併用してもよい。また、上記した市販
の分散剤は、通常、上記した有機溶媒などに、その濃度
が50重量%以上となるような割合で希釈されている。
【0019】なお、その他に、例えば、エチルセルロー
ス、エチルヒドロキシセルロース、エステルゴム、フロ
ーレンDOPA・15B(変性アクリル共重合物、共栄
社製)、フローレン700(分岐カルボン酸の部分エス
テル、共栄社製)などの公知の分散剤を、3級アミンを
含む分子量1000以上の分散剤と適宜併用してもよ
い。
【0020】そして、スラリーを得るには、上記したネ
オニコチノイド系化合物、分散媒および分散剤を配合
し、攪拌混合すればよい。このような配合において、ネ
オニコチノイド系化合物と分散媒との配合割合は、例え
ば、ネオニコチノイド系化合物と分散媒との合計量に対
して、ネオニコチノイド系化合物が、5〜60重量%、
さらには、10〜50重量%の割合となり、分散媒が、
40〜95重量%、さらには、50〜90重量%の割合
となることが好ましい。ネオニコチノイド系化合物は、
マイクロカプセル内に高濃度で封入されることが好まし
く、そのためには配合割合が高い方がよいが、60重量
%を超えると、換言すると、分散媒が40重量%未満に
なると、湿式粉砕時に増粘する場合がある。一方、ネオ
ニコチノイド系化合物が5重量%未満になると、換言す
ると、分散媒が95重量%を超えると、シロアリに対す
る即効性が低下する場合がある。
【0021】また、分散剤は、ネオニコチノイド系化合
物、分散媒および分散剤の合計量に対して、0.01〜
99.99重量%の範囲において配合可能であるが、2
0重量%以下、さらには10重量%以下で配合すること
が好ましい。
【0022】次いで、このようにして得られたスラリー
を、湿式粉砕した後に、マイクロカプセル化することに
より、本発明のシロアリ防除剤を得ることができる。
【0023】湿式粉砕は、例えば、ビーズミル、ボール
ミル、またはロッドミルなどの公知の粉砕機を用いて所
定の時間行なえばよい。湿式粉砕することにより、分散
媒中にネオニコチノイド系化合物を微細な粒子として分
散させることができ、カプセル化率の向上、製剤安定性
の向上、および効力増強を図ることができる。このよう
な湿式粉砕において、ネオニコチノイド系化合物の平均
粒子径を、例えば、5μm以下、さらには2.5μm以
下とすることが好ましい。平均粒子径がこの値より大き
いと、有効成分をマイクロカプセル内に良好に封入でき
ない場合がある。
【0024】次いで、このように湿式粉砕されたスラリ
ーをマイクロプセル化するには、例えば、界面重合法、
in−situ重合法、コアセルベーション法、液中乾
燥法、スプレードライング法、融解分散冷却法、オリフ
ィス法、気中懸濁被覆法、無機質壁マイクロカプセル化
法などの公知の方法を用いればよい。好ましくは、界面
重合法が用いられる。
【0025】界面重合法では、例えば、得られたスラリ
ーに油溶性膜形成物質を配合し、これを、水中に分散さ
せた後、水溶性膜形成物質を添加すればよい。
【0026】油溶性膜形成物質としては、マイクロカプ
セル化のために通常用いられる公知のものでよく、例え
ば、ポリイソシアネート、ポリカルボン酸クロライド、
ポリスルホン酸クロライドなどが挙げられる。
【0027】ポリイソシアネートとしては、例えば、ジ
フェニルメタンジイソシアネート、トルエンジイソシア
ネートなどの芳香族ポリイソシアネート、ヘキサメチレ
ンジイソシアネートなどの脂肪族ポリイソシアネート、
イソホロンジイソシアネート、水添キシリレンジイソシ
アネート、水添ジフェニルメタンジイソシアネートなど
の脂環族ポリイソシアネート、キシリレンジイソシアネ
ート、テトラメチルキシリレンジイソシアネートなどの
芳香脂肪族ポリイソシアネートなどが挙げられ、さら
に、これらの変性体、例えば、これらポリイソシアネー
トの誘導体であるダイマー、トリマー、ビウレット、ア
ロファネート、カルボジイミド、ウレットジオン、オキ
サジアジントリオンなどにより変性される誘導体変性ポ
リイソシアネートや、例えば、トリメチロールプロパン
などの低分子量ポリオールを予め反応させて得られるポ
リオール変性ポリイソシアネートなどが挙げられる。
【0028】また、ポリカルボン酸クロライドとして
は、例えば、セバシン酸ジクロライド、アジピン酸ジク
ロライド、アゼライン酸ジクロライド、テレフタル酸ジ
クロライド、トリメシン酸ジクロライドなどが挙げら
れ、また、ポリスルホン酸クロライドとしては、例え
ば、ベンゼンスルホニルジクロライドなどが挙げられ
る。
【0029】これら油溶性膜形成物質は、単独で使用し
てもよく、また2種以上併用してもよい。好ましくは、
ポリイソシアネートが挙げられ、さらに好ましくは、脂
肪族および脂環族のポリイソシアネート、とりわけ、ヘ
キサメチレンジイソシアネートやイソホロンジイソシア
ネートのトリマー変性体やポリオール変性体が挙げられ
る。
【0030】また、油溶性膜形成物質は、スラリーと油
溶性膜形成物質との合計量に対して、0.1〜99.9
重量%の範囲において配合可能であるが、1〜80重量
%、さらには、10〜50重量%の範囲において配合す
ることが好ましい。油溶性膜形成物質の配合量が多くな
ると、得られたマイクロカプセルの被膜が厚くなりすぎ
て、シロアリに対する効力が低下する場合がある。一
方、油溶性膜形成物質の配合量が少なくなると、マイク
ロカプセルの被膜を形成することができなくなる場合が
ある。また、油溶性膜形成物質を湿式粉砕されたスラリ
ーに配合するには、油溶性膜形成物質をスラリーに加え
て攪拌混合すればよい。
【0031】そして、油溶性膜形成物質が配合されたス
ラリーを水中に分散させるには、例えば、このスラリー
を水中に加えて、常温下、微小滴になるまでミキサーな
どにより攪拌すればよい。スラリーを分散させるための
水には、分散性を向上させるために予め分散安定剤を2
0重量%以下、好ましくは、5重量%以下の割合で配合
しておくことが好ましい。このような分散安定剤として
は、例えば、アラビヤガムなどの天然多糖類、例えば、
カルボキシメチルセルロースナトリウム、メチルセルロ
ース、ヒドロキシプロピルセルロースなどの半合成多糖
類、ポリビニルアルコールなどの水溶性合成高分子、ア
ニオン性界面活性剤、ノニオン性界面活性剤、カチオン
性界面活性剤、両性界面活性剤などが挙げられ、これら
分散安定剤は、単独で使用してもよく、また2種以上併
用してもよい。好ましくは、ポリビニルアルコールが用
いられる。
【0032】次いで、スラリーの水中分散後に、水溶性
膜形成物質を添加するには、例えば、水溶性膜形成物質
を水溶液として滴下させればよい。水溶性膜形成物質
は、マイクロカプセル化のために通常用いられる公知の
ものでよく、例えば、ポリアミンやポリオールなどが挙
げられる。
【0033】ポリアミンとしては、例えば、エチレンジ
アミン、プロピレンジアミン、ヘキサメチレンジアミ
ン、ジアミノトルエン、フェニレンジアミン、ジエチレ
ントリアミン、トリエチレンテトラミン、テトラエチレ
ンペンタミン、ペンタエチレンヘキサミン、ピペラジン
などが挙げられる。
【0034】また、ポリオールとしては、例えば、エチ
レングリコール、プロパンジオール、1,4−ブタンジ
オール、1,6−ヘキサンジオール、ネオペンチルグリ
コール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコー
ル、ジプロピレングリコール、シクロヘキサンジメタノ
ール、グリセリン、トリメチロールプロパン、ポリエチ
レングリコール、ポリプロピレングリコールなどが挙げ
られる。
【0035】これら水溶性膜形成物質は、単独で使用し
てもよく、また2種以上併用してもよい。好ましくは、
ポリアミン、なかでも、エチレンジアミンが好ましく用
いられる。また、このような水溶性膜形成物質を水溶液
とするには、約50重量%以下の濃度とすることが好ま
しく、このような水溶液を、例えば、水溶性膜形成物質
が、油溶性膜形成物質に対してほぼ等しい当量(例え
ば、ポリイソシアネートとポリアミンとが用いられる場
合では、イソシアネート基/アミノ基の当量比がほぼ1
となる割合)となるような量となるまで滴下することが
好ましい。
【0036】このような水溶性膜形成物質の添加によ
り、水溶性膜形成物質と油溶性膜形成物質とが、分散媒
と水(油と水)との界面で反応することにより、ネオニ
コチノイド系化合物が封入されるマイクロカプセルを得
ることができる。この反応を促進するために、例えば、
水溶性膜形成物質の添加後に、約25〜85℃、好まし
くは、約40〜70℃で、約30分〜24時間、好まし
くは、約1〜3時間攪拌しつつ加熱することが好まし
い。
【0037】そして、このようにして得られたマイクロ
カプセルを含有する水分散液に、必要により、増粘剤、
凍結防止剤、防腐剤、比重調節剤などの公知の添加剤を
適宜配合することにより、本発明のシロアリ防除剤を得
ることができる。このようにして得られた本発明のシロ
アリ防除剤は、そのままの状態(水懸濁剤)で用いても
よく、また、例えば、粉剤、粒剤などの公知の剤型に製
剤化して用いてもよい。
【0038】このような本発明のシロアリ防除剤は、本
発明のシロアリ防除剤は、人体に対する安全性の高いネ
オニコチノイド系化合物が、その有効成分として高濃度
でマイクロカプセルに封入されているので、耐アルカリ
性、土壌安定性、効力持続性に優れ、例えば、最近、普
及されつつある床下コンクリートばりの建物などに処理
しても、長期にわたりその効力を維持することができ
る。
【0039】
【実施例】以下に実施例および比較例を挙げ、本発明を
より具体的に説明する。
【0040】実施例1 KMC−113(ジイソプロピルナフタレン、沸点30
0℃、呉羽化学工業(株)製)360g、アルケンL
(アルキルベンゼン、蒸留範囲285〜309℃、日本
石油化学(株)製)230g、Disperbyk−1
64(3級アミン含有ポリエステル変性ポリウレタン系
高分子重合体、分子量10000〜50000、ビッグ
ケミー(株)製)10gを均一になるまで攪拌し、得ら
れた混合溶液にクロチアニジン400gを加え、T.
K.オートホモディスパー(特殊機化工業(株)製)に
て攪拌しスラリー(1)を得た。
【0041】得られたスラリー(1)をビーズミル(ダ
イノーミル KDL A型、ガラスビーズ径1.5m
m)にて20分間湿式粉砕した。このとき得られたスラ
リー液(1)中のクロチアニジンの平均粒子径は840
nmであった。
【0042】次に、この湿式粉砕後のスラリー(1)1
12.5gに、タケネートD−170N(ヘキサメチレ
ンジイソシアネートのトリマー変性体,武田薬品工業
(株)製)28.3gを加え、均一になるまで攪拌しス
ラリー(2)を得た。
【0043】得られたスラリー(2)を、1.5重量%
ポリビニルアルコール(クラレポバール217、クラレ
(株)製)含有水溶液125g中に加えて、常温下で微
少滴になるまでT.K.オートホモミキサーで数分間攪
拌した。この時のミキサーの回転数は5000rpmで
あった。攪拌中に、エチレンジアミン4.16gを含む
水溶液20gを滴下した。
【0044】次いで、得られた水分散液を、60℃の恒
温槽中で6時間緩やかに攪拌させながら反応させること
により、マイクロカプセルを含む水分散液を得た。これ
に0.1N HCl水溶液を滴下し、pH7に中和した
後、純水を加えて全体の重量が300gになるように調
整し、有効成分濃度15重量%のシロアリ防除剤Aを得
た。得られたシロアリ防除剤Aのマイクロカプセルの平
均粒径は、25μmであった。
【0045】実施例2 アルケンL 230gの代わりに、アルケンL 60g
および酢酸エチル170gを用いた以外は、実施例1と
同様の操作を行ない、有効成分濃度15重量%のシロア
リ防除剤Bを得た。得られたシロアリ防除剤Bのマイク
ロカプセルの平均粒径は、25μmであった。
【0046】実施例3 KMC113 360gおよびアルケンL 230gの
代わりに、酢酸エチル590gを用いた以外は、実施例
1と同様の操作を行ない、有効成分濃度15重量%のシ
ロアリ防除剤Cを得た。得られたシロアリ防除剤Cのマ
イクロカプセルの平均粒径は、25μmであった。
【0047】実施例4 クロチアニジン400gの代わりに、イミダクロプリド
400gを用いた以外は、実施例1と同様の操作を行な
い、有効成分濃度15重量%のシロアリ防除剤Dを得
た。得られたシロアリ防除剤Dのマイクロカプセルの平
均粒径は、25μmであった。
【0048】実施例5 タケネートD−170N(ヘキサメチレンジイソシアネ
ートのトリマー変性体,武田薬品工業(株)製)28.
3gの代わりに、タケネートD−140N(イソホロン
ジイソシアネートのトリメチロールプロパン変性体,武
田薬品工業(株)製)33.9gを用い、エチレンジア
ミン4.16gの代わりにエチレンジアミン2.38g
を用いた以外は、実施例1と同様の操作を行ない、有効
成分濃度15重量%のシロアリ防除剤Eを得た。得られ
たシロアリ防除剤Eのマイクロカプセルの平均粒径は、
25μmであった。
【0049】実施例6 KMC113 360g、アルケンL 230gおよび
クロチアニジン400gの代わりに、KMC−113
610g、アルケンL 360gおよびクロチアニジン
20gを用いた以外は、実施例1と同様の操作を行な
い、有効成分濃度0.75重量%のシロアリ防除剤Fを
得た。得られたシロアリ防除剤Fのマイクロカプセルの
平均粒径は、25μmであった。
【0050】実施例7 KMC113 360g、アルケンL 230gおよび
イミダクロプリド400gの代わりに、KMC−113
610g、アルケンL 360gおよびイミダクロプ
リド20gを用いた以外は、実施例4と同様の操作を行
ない、有効成分濃度0.75重量%のシロアリ防除剤G
を得た。得られたシロアリ防除剤Gのマイクロカプセル
の平均粒径は、25μmであった。
【0051】比較例1 湿式粉砕を行なわなかった以外は,実施例1と同様の操
作を行ない、有効成分濃度15重量%のシロアリ防除剤
Hを得た。このとき得られたスラリー液(1)中のクロ
チアニジンの平均粒子径は20μm、得られたシロアリ
防除剤Hのマイクロカプセルの平均粒径は、25μmで
あった。
【0052】比較例2 KMC−113の配合割合を360gに代えて370g
とし、Disperbyk−164を配合しなかった以
外は、実施例1と同様の操作によりスラリー(1)を得
た。次いで、得られたスラリー(1)をビーズミルにて
湿式粉砕しようとしたが、スラリー(1)が著しく増粘
してしまい、湿式粉砕を完了することができなかった。
【0053】比較例3 Disperbyk−164 10gに代えて、ポリオ
キシエチレンノニルフェニルエーテル(ノニオン系分散
剤、分子量616)10gを用いた以外は、実施例1と
同様の操作によりスラリー(1)を得た。次いで、得ら
れたスラリー(1)をビーズミルにて湿式粉砕しようと
したが、スラリー(1)が著しく増粘してしまい、湿式
粉砕を完了することができなかった。
【0054】比較例4 Disperbyk−164 10gに代えて、ドデシ
ル硫酸ナトリウム(アニオン系分散剤、分子量288)
10gを用いた以外は、実施例1と同様の操作によりス
ラリー(1)を得た。次いで、得られたスラリー(1)
をビーズミルにて湿式粉砕しようとしたが、スラリー
(1)が著しく増粘してしまい、湿式粉砕を完了するこ
とができなかった。
【0055】比較例5 Disperbyk−164 10gに代えて、塩化ベ
ンゼトニウム(カチオン系分散剤、分子量448)10
gを用いた以外は、実施例1と同様の操作によりスラリ
ー(1)を得た。次いで、得られたスラリー(1)をビ
ーズミルにて湿式粉砕しようとしたが、スラリー(1)
が著しく増粘してしまい、湿式粉砕を完了することがで
きなかった。
【0056】比較例6 Disperbyk−164 10gに代えて、ジメチ
ルオクチルアミンの塩酸塩(3級アミン含有カチオン系
分散剤、分子量193)10gを用いた以外は、実施例
1と同様の操作によりスラリー(1)を得た。次いで、
得られたスラリー(1)をビーズミルにて湿式粉砕しよ
うとしたが、スラリー(1)が著しく増粘してしまい、
湿式粉砕を完了することができなかった。
【0057】比較例7 Disperbyk−164 10gに代えて、ポリオ
キシエチレンポリオキシプロピレンブロックコポリマー
(ノニオン系分散剤、分子量5000〜6000)10
gを用いた以外は、実施例1と同様の操作によりスラリ
ー(1)を得た。次いで、得られたスラリー(1)をビ
ーズミルにて湿式粉砕しようとしたが、スラリー(1)
が著しく増粘してしまい、湿式粉砕を完了することがで
きなかった。
【0058】試験例1(耐アルカリ性試験) 実施例および比較例で得られたシロアリ防除剤A〜H、
および実施例1で得られたスラリー(1)に、pH13
の緩衝液を加えて、そのスラリー(1)中に含まれる有
効成分(クロチアニジンまたはイミダクロプリド)の濃
度が1000ppmとなるように希釈した。次いで、各
々の希釈液10ccを遮光下、40℃で7日間保存した
後、中和して、アセトニトリルにより抽出し、各希釈液
中の有効成分の残存率を測定した。その結果を表1に示
す。
【0059】
【表1】
【0060】試験例2(SEM観察) 実施例および比較例で得られたシロアリ防除剤A〜H
を、ろ過し、マイクロカプセル粉末を取り出した後、S
EM観察を行なった。シロアリ防除剤A〜Gは球形のマ
イクロカプセルのみが認められたが、シロアリ防除剤H
は、球形のマイクロカプセルの外側に不定形の固体が付
着しており、マイクロカプセルに封入されていない有効
成分の存在が確認された。
【0061】試験例3(シロアリ試験) 20メッシュの篩を通過した石英砂を、温度60±2℃
で恒量になるまで乾燥させた後、冷却し、試供用の石英
砂とした。この石英砂を直径6cmのシャーレに敷き詰
め、実施例および比較例で得られたシロアリ防除剤A〜
Hを水にて100倍希釈した後、希釈液がシャーレ内の
石英砂に対して3L/m2 となるよう散布した。なお、
コントロールとして、水のみを3L/m2 となるように
散布したものについても試験を行なった。
【0062】巣から採取したイエシロアリ(Copto
termes formosanus)の職蟻10頭
を、無作為にこれら石英砂の上に投入した。底部に水を
入れた容器に各シャーレを入れ、その容器を温度28℃
±2℃の恒温室に静置し、第1日目は2時間ごとに、2
日目以降は24時間ごとにイエシロアリの健康状態を観
察した。結果を表2に示す。
【0063】
【表2】
【0064】表1から明らかなように、クロチアニジン
を40重量%含むスラリーをマイクロカプセル化したシ
ロアリ防除剤A〜C、E、Hについては、8時間以内に
10頭すべてが死亡しているが、クロチアニジンを2重
量%含むスラリーをマイクロカプセル化したシロアリ防
除剤Fについては、開始1日後においても全頭死亡に至
らなかった。また、イミダクロプリドを40重量%含む
スラリーをマイクロカプセル化したシロアリ防除剤Dに
ついては、1日後に10頭すべてが死亡しているが、イ
ミダクロプリドを2重量%含むスラリーをマイクロカプ
セル化したシロアリ防除剤Gについては、開始2日後に
おいても全頭死亡に至らなかった。これらのことより、
有効成分を含むスラリーをマイクロカプセル化したシロ
アリ防除剤においては、効力の持続のみならず即効性を
持たせるためには、有効成分をマイクロカプセル内に高
濃度で封入することが有効であることがわかる。
【0065】
【発明の効果】以上述べたように、本発明のシロアリ防
除剤は、人体に対する安全性の高いネオニコチノイド系
化合物が、その有効成分として高濃度でマイクロカプセ
ルに封入されているので、耐アルカリ性、土壌安定性、
効力持続性に優れ、例えば、最近、普及されつつある床
下コンクリートばりの建物などに処理しても、長期にわ
たりその効力を維持することができる。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ネオニコチノイド系化合物、分散媒、お
    よび、3級アミンを含む分子量1000以上の分散剤を
    含有するスラリーを、湿式粉砕後、マイクロカプセル化
    することによって得られることを特徴とする、シロアリ
    防除剤。
  2. 【請求項2】 ネオニコチノイド系化合物が、(E)−
    1−(2−クロロチアゾール−5−イルメチル)−3−
    メチル−2−ニトログアニジンである、請求項1に記載
    のシロアリ防除剤。
  3. 【請求項3】 分散媒が、沸点が200℃以上の高沸点
    芳香族系有機溶媒を50重量%以上含んでいる、請求項
    1または2に記載のシロアリ防除剤。
  4. 【請求項4】 ネオニコチノイド系化合物が、スラリー
    中において、ネオニコチノイド系化合物と分散媒との合
    計量に対して、5〜60重量%の割合で含有されてい
    る、請求項1〜3のいずれかに記載のシロアリ防除剤。
  5. 【請求項5】 湿式粉砕後のネオニコチノイド系化合物
    の平均粒子径が5μm以下である、請求項1〜4のいず
    れかに記載のシロアリ防除剤。
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