JPWO2003044828A1 - 放電ランプおよび照明装置 - Google Patents
放電ランプおよび照明装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JPWO2003044828A1 JPWO2003044828A1 JP2003546375A JP2003546375A JPWO2003044828A1 JP WO2003044828 A1 JPWO2003044828 A1 JP WO2003044828A1 JP 2003546375 A JP2003546375 A JP 2003546375A JP 2003546375 A JP2003546375 A JP 2003546375A JP WO2003044828 A1 JPWO2003044828 A1 JP WO2003044828A1
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- region
- discharge lamp
- external electrode
- airtight container
- translucent
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01J—ELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
- H01J65/00—Lamps without any electrode inside the vessel; Lamps with at least one main electrode outside the vessel
- H01J65/04—Lamps in which a gas filling is excited to luminesce by an external electromagnetic field or by external corpuscular radiation, e.g. for indicating plasma display panels
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01J—ELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
- H01J65/00—Lamps without any electrode inside the vessel; Lamps with at least one main electrode outside the vessel
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Plasma & Fusion (AREA)
- Electromagnetism (AREA)
- Vessels And Coating Films For Discharge Lamps (AREA)
Abstract
本発明の放電ランプは細長い透光性気密容器1a、その一端内に固定された内部電極1c、および希ガスを主体とする放電媒体を備えた放電ランプ1と、透光性気密容器1aの外周面に配置された導電線からからなる外部電極2により構成されている。外部電極2は、内部電極1cの先端から前方所定距離内の第1の領域2aにおいては透光性気密容器1aの周囲半周以内に偏倚しているが、残余の第2の領域2bにおいては透光性気密容器1aの周囲全周に巻回されている。このような構成の蛍光灯ランプにおいては、調光時に生じる収縮陽光柱が外部電極2の第1の領域に引き付けられて、発光のちらつきが抑制される。
Description
技術分野
本発明は、希ガスを主体とする放電媒体を封入した放電ランプおよびこれを用いた照明装置に関する。
背景技術
キセノンガスなどの希ガスを封入した放電ランプは、環境負荷の大きな水銀を使用しないため、廃棄の際に環境に与える影響が少なく、また、明るさや放電電圧が周囲温度にほとんど影響されない利点がある。
希ガス放電を利用した放電ランプとして、第1図および第2図に示すような構造の放電ランプが知られている。
第1図および第2図は、それぞれ従来の放電ランプの側面図および縦断面図である。各図において、101は直管形のガラス管、102は蛍光体層、103は導入線、104は内部電極、105は外部電極、106は透光性絶縁チューブ、107はリード線、108は点灯回路である。
ガラス管101は、両端が封止され、少なくともキセノンを含む放電媒体が内部に封入されている。蛍光体層102は、ガラス管101の内面に配設されている。導入線103は、ガラス管1の一端から内部へ気密に貫通して封着されている。内部電極104は、金属製で、導入線103の内端に支持されてガラス管101内に固定されている。外部電極105は、ガラス管101の内部空間長の全体にわたって配設され、導電性金属線がコイル状に巻回されて構成されており、ガラス管101の外周面にほぼ密接しながらその長手方向のほぼ全長にわたって配設されている。透光性絶縁チューブ106は、外部電極105の上からガラス管101の周囲に被覆されて、外部電極105を固定している。リード線107は、ガラス管101の一端に放電媒体に接触しないように封着されている。そしてこのリード線107には、外部電極105の巻き終わり部分が接続され、外部電極105の外部接続手段として用いられる。
そして、点灯回路108の出力端を導入線103とリード線107との間に接続すると、放電ランプの内部電極104と外部電極105との間に点灯回路108からのパルス電圧が印加されて、ガラス管101内にキセノンの放電が生起する。この放電により、キセノンから紫外線が放射され、この紫外線は蛍光体層102を励起することにより、可視光に変換される。この可視光は光源として利用される。
ところで、この種の放電ランプに要求される性能の一つに調光性能がある。たとえば、自動車用の放電ランプの場合、調光率2%まで安定して点灯することが要求される。
第3図は、調光制御により、点灯回路108の出力パルスの調光率を変化させたときの調光率と出力パルスとの関係を示すパルス波形図である。同図(A)は、調光率が100%における出力パルスの波形図である。出力パルスの繰り返し周波数を例えば20kHzとすると、その繰返し周期は50μsである。今、この出力パルスに対して、単位時間として0.01s(繰り返し周波数で100Hz)を設定すると、単位時間当たりの駆動信号発生回路11の出力パルス個数は200個となる。すなわち、調光率100%においては、出力パルスは、単位時間当たり200個のパルスを繰り返し周波数100Hzで繰り返している。
第3図(B)は、調光率が5%のときの出力パルスの波形図である。この場合の駆動信号発生回路11の出力パルスは、単位時間当たり10個である。
第3図(C)は、調光率が1%のときの出力パルスの波形図である。この場合の出力パルスは、単位時間当たり1個である。
このような調光制御を第1図および第2図に示す種類の放電ランプに適用した場合、調光率が小さいときに、内部電極近傍で発光にちらつきを生じるという問題があった。調光率100%の状態では、第5図に示すように拡散陽光柱Xが放電空間のほぼ全長にわたって発生している。この拡散陽光柱状態においては、放電空間のほぼ全長にわたって、陽光柱が放電空間の横断面のほぼ全体に広がった状態であるが、このような状態においては、放電ランプの発光にちらつきは発生していない。これに対して、調光率を小さく絞っていくと、第5図に示すように内部電極からその前方約数cmまでの領域において、拡散状態であった陽光柱が細い線状に収縮した、いわゆる収縮陽光柱Yに変化する。しかも、この収縮陽光柱Yの放電空間横断面内での位置が不規則に移動するために、発光にちらつきが生じる。
なお、第4図は、従来の放電ランプの調光率100%点灯時における拡散陽光柱を示す放電ランプの縦断面図、第5図は、同じく調光率2%点灯時における収縮陽光柱および拡散陽光柱を示す縦断面図である。
したがって本発明は、調光率を小さくしたときに発光のちらつきを生じにくいように改良した放電ランプおよびこれを用いた照明装置を提供することを目的とする。
発明の開示
本発明の放電ランプは、細長い透光性気密容器、透光性気密容器の一端内に封装された内部電極、および透光性気密容器内に封入された希ガスを主体とする放電媒体を備えて構成されている放電容器と、透光性気密容器の長手方向に沿い、かつ、外周面にほぼ接触して配設された導電線からなり、前記導電線が内部電極の先端部からその前方所定距離の範囲からなる第1の領域においては前記透光性気密容器の外周面の半周以内に偏倚して配置されているが、前記透光性気密容器の軸方向における残余の部分からなる第2の領域においては透光性気密容器の外周面の全周に配置されている外部電極とを具備していることを特徴としている。
本発明は、上記のような外部電極を具備していることにより、調光点灯時に内部電極の前方に収縮陽光柱が発生した場合、この収縮陽光柱は前記外部電極の第1の領域に電界作用により引き寄せられて静止するため、発光のちらつきが抑制された放電ランプを提供することができる。
また、上記本発明の放電ランプにおいては、前記外部電極を構成する導電線は、前記第1の領域においては、前記透光性気密容器の軸方向に沿った直線上に配置されることが望ましい。しかし、必ずしも直線である必要はなく、前記第2の領域との連続性により前記透光性気密容器の外周面に沿った曲線上に配置される場合には、前記透光性気密容器の外周に対して0.5周、すなわち、半周以下の範囲に配置することが望ましい。
また、前記本発明の放電ランプにおいては、前記第1の領域の長さは、30mm以下の範囲に設定されていることを特徴とするものである。
本発明の照明装置は、照明装置本体と、照明装置本体に配設された上記いずれかの放電ランプと、この放電ランプを点灯する点灯回路とを具備していることを特徴とするものである。
発明の詳細な説明
以下、図面を参照して本発明の実施例を説明する。
第6図乃至第9図は、本発明の放電ランプの第1の実施例を示し、第6図は側面図、第7図は第6図のA−A’線に沿う横断面図、第8図は縦断面図である。各図において、1は放電容器、2は外部電極、3は透光性絶縁被覆である。
これらの図に示すように、放電ランプ1は、細長い透光性気密容器1a、導入線1b、内部電極1c、リード線1d、蛍光体層1eおよび放電媒体を備えて構成されており、内部に放電空間1fを有している。
透光性気密容器1aは、細長い筒状部分1a1および筒状部分1a1の両端を封止している第1および第2の端部部分1a2,1a3を備え、硬質ガラス製で細長い形状を有している。また、透光性気密容器1aの第1および第2の端部部分1a2,1a3は、ガラスのビードステムを主体として構成されている。そして、筒状部分1a1のガラス管の両端に一対のビードステムを封着することによって、第1および第2の端部部分1a2,1a3が形成されている。
導入線1bは、透光性気密容器1aの一方の端部部分1a2を気密に貫通していて、その気密貫通部が封着金属のコバールからなり、透光性気密容器1aの外側部分にはデュメット線が溶接されている。
内部電極1cは、冷陰極からなり、導入線1bの先端に溶接により支持されて透光性気密容器1aの一端内部に固定されている。
リード線1dは、透光性気密容器1aの他方の端部部分1a3において放電空間1fに露出しないように封着されていて、埋設部分がコバールで、突出部分がデュメット線によって形成されている。
蛍光体層1eは、三波長発光形の蛍光体からなり、透光性気密容器1aの内面に形成されている。
放電媒体は、キセノンを主体とする希ガスからなり、放電ランプ1の放電空間1f内に封入されている。
外部電極2は、たとえばニッケルのような金属線からなる導電線であり、第1の領域2aおよび第2の領域2bにおいて異なる形状を備えている。第1の領域2aは、透光性気密容器1aの一端部に設けられた内部電極1cの先端から透光性気密容器1aの管軸に沿って他端に向かう長さAの領域である。この領域においては、外部電極2は管軸に沿った直線状をなしている。また、第2の領域2bは、透光性気密容器1aの管軸に沿った残余の部分であり、長さBを有している。この領域においては、外部電極2はコイル状に形成されている。なお、外部電極2は、第1および第2の領域2a,2bのいずれにおいても、その透光性気密容器1aの外周面に接触して配設されている。
ここで、第1の領域2aの長さAは、後述するように、30mm以下の値に設定される。収縮陽光柱が生じる領域は、通常内部電極の前方(透光性気密容器1aの他端方向)数mmないし10mm程度の範囲であるが、相対的に大きな管電力を投入して点灯した場合には、20〜30mmに拡大する。したがって、本発明においては、内部電極前方の所定距離を30mm以下の範囲に設定することにより、管電力の如何にかかわらず収縮陽光柱を外部電極へ引き寄せて発光のちらつきを抑制することができる。
そして、外部電極2は、第2の領域2bにおいてその一端部が延長され、透光性気密容器1aの他端に固定されたリード線1dに溶接などにより接続されている。リード線1dには、第2図の108で示したような高周波電源からの電圧供給線が接続される。
透光性絶縁被覆3は、透明な熱収縮性のフッ素樹脂からなるチューブである。この熱収縮性チューブに、外部電極2が設けられた放電ランプ1を挿入して加熱することにより、外部電極2は透光性絶縁被覆3により、放電ランプ1の外周面に固定されるとともに、その表面が被覆される。
次にこのように構成された放電ランプの動作について説明する。放電ランプ1の内部電極1cと外部電極2との間に図示しない点灯回路から高周波のパルス電圧を印加すると、両電極間の放電空間1f内に誘電体バリヤ放電が生起して、放電ランプ1の放電空間1f内に封入されている放電媒体のキセノンが紫外線を放射する。紫外線は、蛍光体層1eを照射するので、蛍光体が励起されて可視光を放出する。すなわち、紫外線は可視光に波長変換される。放出された可視光は、外部電極2のコイルの各ターン間に形成された隙間から外部へ透光性放電ランプ1の全周にわたって導出されるので、照明装置として可視光を利用することができる。
また、調光制御による調光率が小さい点灯時になると、内部電極1c先端からその前方約10mm程度までの領域に収縮陽光柱Yが生じるが、外部電極2の第1の領域2aが透光性気密容器1aの周囲において上部半周以内に偏倚して配設されているため、収縮陽光柱Yは第1の領域2aに引き寄せられて静止する。その結果、発光のちらつきは発生しない。
第9図は、放電ランプの管電力(W)と第1の領域2aの距離A(mm)との関係を示すグラフである。図において、横軸は管電力(W)を、縦軸は第1の領域2aの距離A(mm)を、それぞれ示す。図は、第6図乃至第8図に示す放電ランプにおいて、第1の領域の寸法Aを種々変化させた放電ランプを試作し、調光制御による点灯時の点灯状態を試験した結果をプロットして得たものである。放電ランプにおいて図中の曲線より上方の領域であれば、発光にちらつきを生じない安定点灯が得られるが、曲線より下方の領域ではちらつきを生じて発光が不安定になることが分かった。
第10図および第11図は、本発明の放電ランプの第2の実施例を示し、第10図は側面図、第11図は第10図のA−A’線に沿う断面図である。各図において、第6図乃至第8図と同一部分については同一符号を付して説明を省略する。本実施例は、第1の領域2aにおける外部電極2が帯状をなしている点で異なる。この外部電極2aは、アルミニウム箔などの反射性帯状体を用いることで、光反射量を増加して、輝度分布の均一化に寄与する。
第12図は本発明の第3の実施例を示す放電ランプの縦断面図である。同図において第8図と同一部分については同一符号を付して説明を省略する。本実施例においては、外部電極2の第1の領域2aと第2の領域2bとの間に、第3の領域2cが挿入されている点で異なる。この第3の領域2cは、第1の領域2aあるいは第2の領域2bと同様に、たとえばニッケルのような導電性金属線からなり、また、第2の領域2bと同様に、コイル状に巻回されている。ここで、コイルのピッチは4mm/回以上とし、第2の領域2bのピッチより大きくしている。ここで、第1の領域2aの管軸方向の長さA1は2乃至10mmであり、第3の領域2cの管軸方向の長さA2との和A´が約30mmである。
第13図は第3の領域2cの平均巻線ピッチ(横軸)と調光率D(縦軸)との関係を測定した結果を示すグラフである。すなわちこのグラフは、第3の領域2cの任意の平均巻線ピッチに対し、調光率Dを変化させたとき、チラツキが生ずる調光率の値、すなわち、安定な点灯のための調光率の下限をプロットすることにより得られたものである。なおこのグラフでは、第1の領域2aを含む長さA´の区間全体を第3の領域2cで占めた場合の測定結果を示すものである。このグラフから、第3の領域2cの平均巻線ピッチが4mm/回を境として、これより小さい場合にはたとえば2%程度の低い調光率Dにおいては、放電にチラツキが生じやすくなり、安定な放電が得られないことが判明した。また、第3の領域2cの平均巻線ピッチが4mm/回以上の場合には、調光率Dが2%以下でもちらつきのない安定な放電が得られることが明らかである。この理由としては、外部電極2を構成する第3の領域2cは、第2の領域2bに比較してその平均巻線ピッチが大きいため、この部分から透光性気密容器1a内に供給される電力は第2の領域2bから供給される電力に比較して小さい。これによって透光性気密容器1a内に収縮陽光柱の発生が抑制されるものと推測される。
このように、外部電極2として、第1の領域2aと第2の領域2bとの間に、第3の領域2cを設けることにより、収縮陽光柱の発生を抑制するとともに、収縮陽光柱の発生が抑制しきれずに発生した場合も、収縮陽光柱を透光性気密容器1aの内壁部に吸引固定することにより、チラツキを防止できる。
第14図は本発明の第4の実施例において使用される放電ランプの構造を示す側断面図である。この実施例における放電ランプは、透光性気密容器1aの両端部に第1および第2の内部電極1c1、1c2が設けられ、それぞれに接続される導入線1b1、1b2の他端が透光性気密容器1aの外部に導出されている。透光性気密容器1aの内周面には蛍光体層1eが形成されている。透光性気密容器1aの外周部には外部電極2がらせん状に巻回されており、その外周面は透光性絶縁被覆3により被覆されている。
ランプ駆動用の高周波パルスを供給する第1および第2の高周波パルス電源14A、14Bが設けられている。第1の高周波パルス電源14Aは、第1の内部電極1c1に接続された導入線1b1と外部電極2の一端間に電圧供給線6を介して接続されている。また、第2の高周波パルス電源14Bは、第2の内部電極1c2に接続された導入線1b2と外部電極2の一端間に電圧供給線6を介して接続されている。第1および第2の高周波パルス電源14a、14bは、図示しない制御装置により、所定の周期で交互に動作するように制御される。すなわち、第1の高周波パルス電源14aが動作し、第2の高周波パルス電源14bは動作を停止している第1の動作状態と、第1の高周波パルス電源14aが動作を停止し、第2の高周波パルス電源14bは動作している第2の動作状態とが一定周期で繰り返される。
このような放電ランプにおいては、第1の動作状態においては、第14図(A)に示すように、第1の内部電極1c1と外部電極2との間で放電が生じ、発光領域15aは第1の内部電極1c1から放電空間1f内に延長形成される。また、第2の動作状態においては、第14図(B)に示すように、第2の内部電極1c2と外部電極2との間で放電が生じ、発光領域15bは第2の内部電極1c2から放電空間1f内に延長形成される。
第15図は本発明の第4の実施例における外部電極の構造を示す放電ランプの部分側面図である。同図において、(A)乃至(D)は放電ランプの製造過程を示す図、(E)は完成図である。この実施例は、外部電極と電圧供給線との接続部の構成を改良したものであり、接続部以外のランプ構造は、第4の実施例と同じであるので、同一部分には同一の符号を付し、詳細な説明は省略する。
第15図(A)(B)に示すように、ガラス管からなる放電ランプ1の端部に板状の金属切片5aを設置する。この金属切片5aは、放電ランプ1の管軸に沿って直線的に延長された細長い形状を有しており、第6図に示した第1の領域2aにおける直線状の外部電極2a、あるいは、第10図に示した帯状外部電極2aに相当するものである。この金属切片5aは、例えば、接着剤を用いて放電ランプ1の外壁に固定されている。
次に、金属線である外部電極2は、第15図(C)に示すように、放電ランプ1の外周面に螺旋状に巻きつけ後、その端部は、例えば、接着剤を用いて、金属切片5a上に固定される。また外部電極2の端部は、図示しないが放電ランプ1の表面上に接着剤で固定してもよい。外部電極2は、金属切片5aの部分では数ターン以上巻きつけて、金属切片5aを放電ランプ1上に押さえつけて固定するとともに、両者の電気的導通を確保している。
次に、放電ランプを駆動する高周波電源(図示せず)に接続された電圧供給線6は、第15図(D)に示すように、金属切片5a上に半田処理され、両者の電気的導通が確保される。
外部電極2および金属切片5aは、第15図(E)に示すように、透光性熱収縮チューブ3の被覆により放電ランプ1上に押さえつけられて固定される。
このように、外部電極2と電圧供給線6とを直線状の金属切片5aを介して接続することにより、この部分に生ずる電磁界分布の集中により、放電ランプ1内に発生する収縮陽光柱を吸引し、ちらつきを防止することができる。
また、線径が0.5mm以下の細い金属線からなる外部電極2が電圧供給線6を介して引っ張られることにより断線を生ずることがない。また、外部電極2が電圧供給線6を介して引っ張られることにより、放電ランプ1上の所定の位置からずれを防止することができるため、放電ランプ1の管軸方向に沿って所望の発光分布特性を有する蛍光ランプが得られる。
第16図は本発明の第5の実施例を示す放電ランプの側面図である。第16図は、第14図および第15図に示した実施例と同様に、外部電極と電圧供給線との接続部の構成を示す拡大図であり、第14図および第15図と同じ構成部分には同一符号を付して、詳細な説明は省略する。
金属切片5bは、第16図(A)に示すように、スプリング状部5b1と放電ランプ1の軸方向に延長された直線部5b2から構成されている。この金属切片5bのスプリング状部5b1と直線部5b2とは、第12図の実施例で説明した外部電極2の第3の領域2cと第1の領域2aにそれぞれ対応している。すなわち、スプリング状部5b1は第12図の実施例で説明したように、その巻線ピッチは4mm/回以上とし、第2の領域2bのピッチより大きくしている。そして、金属切片5bの管軸方向の全長A´は約30mmで、直線部5b2の管軸方向の長さA1は2乃至10mmであり、スプリング状部5b1の管軸方向の長さA2はその残余の長さとなっている。
この金属切片5bの直線部5b2には電圧供給線6が半田処理によって接続される。このように構成されたスプリング状の金属切片5bは、外部電極2が巻回装着された放電ランプ1の端部に嵌合され、外部電極2と重複部分を持って設置される。この重複部分で、外部電極2と金属切片5bの間の電気的導通が確保される。さらに、外部電極2と金属切片5bは、第16図(C)に示すように、透光性熱収縮チューブ3が被覆され、放電ランプ1上に押さえつけられて固定される。なお、スプリング状の金属切片5bと電圧供給線6との接続は、スプリング状の金属切片5bを放電ランプ1上に装着した後に接続してもよい。
このように構成されたスプリング状の金属切片5bは、そのスプリング状部5b1により、収縮陽光柱の発生を抑制するとともに、その直線部5b2により放電ランプ1内に発生する収縮陽光柱を吸引し、ちらつきを防止することができる。
また、外部電極2と電圧供給線6とをスプリング状の金属切片5bを介して接続することにより、第15図に示した第4の実施例と同様に、細い金属線からなる外部電極2が電圧供給線6を介して引っ張られることにより断線、あるいは、外部電極2の位置ずれを防止することができ、放電ランプ1の管軸方向に沿って所望の発光分布特性を有する蛍光ランプが得られる。
第17図は本発明の照明装置の実施例である液晶用バックライト装置を示す断面図である。図において、液晶用バックライト装置10は、バックライト装置本体11、放電ランプ12および図示しない点灯回路を備えて構成されている。なお、放電ランプ12は第7図乃至第9図に示した蛍光ランプであり、また、符号13は、液晶表示部である。
バックライト装置本体11は、導光体11a、樋状反射板11b、背面反射シート11c、拡散シート11d1および集光シート11d2を備え、図示しないケースに収納される。
導光体11aは、透明アクリル樹脂やポリカーボネート樹脂などの高屈折率を有する透明体から構成されている。樋状反射板11bは、放電ランプ12から導光体11aに直接入射しない方向へ放射された光を反射して導光体11aに入射させるとともに、放電ランプ12の発光が導光体11a以外の箇所へ漏光しないように遮蔽する。背面反射シート11cは、導光体11aの背面から出る光を反射して導光体11aの前面から出射させる。また、その際に光がなるべく面全体から均一に出射するように、背面反射シート11cの反射率を部分的に制御することができる。拡散シート11d1は、導光体11aの前面に配設されて、導光体11aから前方へ出射する光を拡散して輝度分布をなるべく均一化する。集光シート11d2は、拡散シート11d1から出射した光を集光して、液晶表示部13に対する入射効率を高める。
液晶表示部13は、バックライト装置の前面に重ねて配設され、その背面からバックライト装置本体により照明され、透過式の液晶表示が行われる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の放電ランプを示す側面図である。
第2図は同じくその縦断面図である。
第3図は従来の点燈装置における調光率と出力パルスとの関係を示すパルス波形図である。放電ランプにおいて、調光率100%点灯時に放電ランプに印加される矩形波交流電圧波形図である。
第4図は従来の放電ランプの調光率100%点灯時における拡散陽光柱を示す放電ランプの縦断面図である。
第5図は同じく従来の放電ランプの調光率2%点灯時における収縮陽光柱および拡散陽光柱を示す縦断面図である。
第6図は本発明の放電ランプの第1の実施例を示す側面図である。
第7図は第6図に示すA−A’線に沿う断面図である。
第8図は同じく第6図に示す放電ランプの縦断面図である。
第9図は第6図に示す本発明の放電ランプの管電力(W)と第1の領域の距離A(mm)との関係を示すグラフである。
第10図は本発明の放電ランプの第2の実施例を示す側面図である。
第11図は第10図のA−A’線に沿う断面図である。
第12図は本発明の放電ランプの第3の実施例を示す縦断面図である。
第13図は第3の領域2cの平均巻線ピッチ(横軸)と調光率D(縦軸)との関係を測定した結果を示すグラフである。
第14図は本発明の放電ランプの第4の実施例を示す縦断面図である。
第15図は本発明の第4の実施例における外部電極の端部の構成を示す放電ランプの部分側面図である。
第16図は本発明の第5の実施例を示す放電ランプの部分側面図である。
第17図は、本発明の照明装置の一実施例としての液晶用バックライト装置を示す断面図である。
本発明は、希ガスを主体とする放電媒体を封入した放電ランプおよびこれを用いた照明装置に関する。
背景技術
キセノンガスなどの希ガスを封入した放電ランプは、環境負荷の大きな水銀を使用しないため、廃棄の際に環境に与える影響が少なく、また、明るさや放電電圧が周囲温度にほとんど影響されない利点がある。
希ガス放電を利用した放電ランプとして、第1図および第2図に示すような構造の放電ランプが知られている。
第1図および第2図は、それぞれ従来の放電ランプの側面図および縦断面図である。各図において、101は直管形のガラス管、102は蛍光体層、103は導入線、104は内部電極、105は外部電極、106は透光性絶縁チューブ、107はリード線、108は点灯回路である。
ガラス管101は、両端が封止され、少なくともキセノンを含む放電媒体が内部に封入されている。蛍光体層102は、ガラス管101の内面に配設されている。導入線103は、ガラス管1の一端から内部へ気密に貫通して封着されている。内部電極104は、金属製で、導入線103の内端に支持されてガラス管101内に固定されている。外部電極105は、ガラス管101の内部空間長の全体にわたって配設され、導電性金属線がコイル状に巻回されて構成されており、ガラス管101の外周面にほぼ密接しながらその長手方向のほぼ全長にわたって配設されている。透光性絶縁チューブ106は、外部電極105の上からガラス管101の周囲に被覆されて、外部電極105を固定している。リード線107は、ガラス管101の一端に放電媒体に接触しないように封着されている。そしてこのリード線107には、外部電極105の巻き終わり部分が接続され、外部電極105の外部接続手段として用いられる。
そして、点灯回路108の出力端を導入線103とリード線107との間に接続すると、放電ランプの内部電極104と外部電極105との間に点灯回路108からのパルス電圧が印加されて、ガラス管101内にキセノンの放電が生起する。この放電により、キセノンから紫外線が放射され、この紫外線は蛍光体層102を励起することにより、可視光に変換される。この可視光は光源として利用される。
ところで、この種の放電ランプに要求される性能の一つに調光性能がある。たとえば、自動車用の放電ランプの場合、調光率2%まで安定して点灯することが要求される。
第3図は、調光制御により、点灯回路108の出力パルスの調光率を変化させたときの調光率と出力パルスとの関係を示すパルス波形図である。同図(A)は、調光率が100%における出力パルスの波形図である。出力パルスの繰り返し周波数を例えば20kHzとすると、その繰返し周期は50μsである。今、この出力パルスに対して、単位時間として0.01s(繰り返し周波数で100Hz)を設定すると、単位時間当たりの駆動信号発生回路11の出力パルス個数は200個となる。すなわち、調光率100%においては、出力パルスは、単位時間当たり200個のパルスを繰り返し周波数100Hzで繰り返している。
第3図(B)は、調光率が5%のときの出力パルスの波形図である。この場合の駆動信号発生回路11の出力パルスは、単位時間当たり10個である。
第3図(C)は、調光率が1%のときの出力パルスの波形図である。この場合の出力パルスは、単位時間当たり1個である。
このような調光制御を第1図および第2図に示す種類の放電ランプに適用した場合、調光率が小さいときに、内部電極近傍で発光にちらつきを生じるという問題があった。調光率100%の状態では、第5図に示すように拡散陽光柱Xが放電空間のほぼ全長にわたって発生している。この拡散陽光柱状態においては、放電空間のほぼ全長にわたって、陽光柱が放電空間の横断面のほぼ全体に広がった状態であるが、このような状態においては、放電ランプの発光にちらつきは発生していない。これに対して、調光率を小さく絞っていくと、第5図に示すように内部電極からその前方約数cmまでの領域において、拡散状態であった陽光柱が細い線状に収縮した、いわゆる収縮陽光柱Yに変化する。しかも、この収縮陽光柱Yの放電空間横断面内での位置が不規則に移動するために、発光にちらつきが生じる。
なお、第4図は、従来の放電ランプの調光率100%点灯時における拡散陽光柱を示す放電ランプの縦断面図、第5図は、同じく調光率2%点灯時における収縮陽光柱および拡散陽光柱を示す縦断面図である。
したがって本発明は、調光率を小さくしたときに発光のちらつきを生じにくいように改良した放電ランプおよびこれを用いた照明装置を提供することを目的とする。
発明の開示
本発明の放電ランプは、細長い透光性気密容器、透光性気密容器の一端内に封装された内部電極、および透光性気密容器内に封入された希ガスを主体とする放電媒体を備えて構成されている放電容器と、透光性気密容器の長手方向に沿い、かつ、外周面にほぼ接触して配設された導電線からなり、前記導電線が内部電極の先端部からその前方所定距離の範囲からなる第1の領域においては前記透光性気密容器の外周面の半周以内に偏倚して配置されているが、前記透光性気密容器の軸方向における残余の部分からなる第2の領域においては透光性気密容器の外周面の全周に配置されている外部電極とを具備していることを特徴としている。
本発明は、上記のような外部電極を具備していることにより、調光点灯時に内部電極の前方に収縮陽光柱が発生した場合、この収縮陽光柱は前記外部電極の第1の領域に電界作用により引き寄せられて静止するため、発光のちらつきが抑制された放電ランプを提供することができる。
また、上記本発明の放電ランプにおいては、前記外部電極を構成する導電線は、前記第1の領域においては、前記透光性気密容器の軸方向に沿った直線上に配置されることが望ましい。しかし、必ずしも直線である必要はなく、前記第2の領域との連続性により前記透光性気密容器の外周面に沿った曲線上に配置される場合には、前記透光性気密容器の外周に対して0.5周、すなわち、半周以下の範囲に配置することが望ましい。
また、前記本発明の放電ランプにおいては、前記第1の領域の長さは、30mm以下の範囲に設定されていることを特徴とするものである。
本発明の照明装置は、照明装置本体と、照明装置本体に配設された上記いずれかの放電ランプと、この放電ランプを点灯する点灯回路とを具備していることを特徴とするものである。
発明の詳細な説明
以下、図面を参照して本発明の実施例を説明する。
第6図乃至第9図は、本発明の放電ランプの第1の実施例を示し、第6図は側面図、第7図は第6図のA−A’線に沿う横断面図、第8図は縦断面図である。各図において、1は放電容器、2は外部電極、3は透光性絶縁被覆である。
これらの図に示すように、放電ランプ1は、細長い透光性気密容器1a、導入線1b、内部電極1c、リード線1d、蛍光体層1eおよび放電媒体を備えて構成されており、内部に放電空間1fを有している。
透光性気密容器1aは、細長い筒状部分1a1および筒状部分1a1の両端を封止している第1および第2の端部部分1a2,1a3を備え、硬質ガラス製で細長い形状を有している。また、透光性気密容器1aの第1および第2の端部部分1a2,1a3は、ガラスのビードステムを主体として構成されている。そして、筒状部分1a1のガラス管の両端に一対のビードステムを封着することによって、第1および第2の端部部分1a2,1a3が形成されている。
導入線1bは、透光性気密容器1aの一方の端部部分1a2を気密に貫通していて、その気密貫通部が封着金属のコバールからなり、透光性気密容器1aの外側部分にはデュメット線が溶接されている。
内部電極1cは、冷陰極からなり、導入線1bの先端に溶接により支持されて透光性気密容器1aの一端内部に固定されている。
リード線1dは、透光性気密容器1aの他方の端部部分1a3において放電空間1fに露出しないように封着されていて、埋設部分がコバールで、突出部分がデュメット線によって形成されている。
蛍光体層1eは、三波長発光形の蛍光体からなり、透光性気密容器1aの内面に形成されている。
放電媒体は、キセノンを主体とする希ガスからなり、放電ランプ1の放電空間1f内に封入されている。
外部電極2は、たとえばニッケルのような金属線からなる導電線であり、第1の領域2aおよび第2の領域2bにおいて異なる形状を備えている。第1の領域2aは、透光性気密容器1aの一端部に設けられた内部電極1cの先端から透光性気密容器1aの管軸に沿って他端に向かう長さAの領域である。この領域においては、外部電極2は管軸に沿った直線状をなしている。また、第2の領域2bは、透光性気密容器1aの管軸に沿った残余の部分であり、長さBを有している。この領域においては、外部電極2はコイル状に形成されている。なお、外部電極2は、第1および第2の領域2a,2bのいずれにおいても、その透光性気密容器1aの外周面に接触して配設されている。
ここで、第1の領域2aの長さAは、後述するように、30mm以下の値に設定される。収縮陽光柱が生じる領域は、通常内部電極の前方(透光性気密容器1aの他端方向)数mmないし10mm程度の範囲であるが、相対的に大きな管電力を投入して点灯した場合には、20〜30mmに拡大する。したがって、本発明においては、内部電極前方の所定距離を30mm以下の範囲に設定することにより、管電力の如何にかかわらず収縮陽光柱を外部電極へ引き寄せて発光のちらつきを抑制することができる。
そして、外部電極2は、第2の領域2bにおいてその一端部が延長され、透光性気密容器1aの他端に固定されたリード線1dに溶接などにより接続されている。リード線1dには、第2図の108で示したような高周波電源からの電圧供給線が接続される。
透光性絶縁被覆3は、透明な熱収縮性のフッ素樹脂からなるチューブである。この熱収縮性チューブに、外部電極2が設けられた放電ランプ1を挿入して加熱することにより、外部電極2は透光性絶縁被覆3により、放電ランプ1の外周面に固定されるとともに、その表面が被覆される。
次にこのように構成された放電ランプの動作について説明する。放電ランプ1の内部電極1cと外部電極2との間に図示しない点灯回路から高周波のパルス電圧を印加すると、両電極間の放電空間1f内に誘電体バリヤ放電が生起して、放電ランプ1の放電空間1f内に封入されている放電媒体のキセノンが紫外線を放射する。紫外線は、蛍光体層1eを照射するので、蛍光体が励起されて可視光を放出する。すなわち、紫外線は可視光に波長変換される。放出された可視光は、外部電極2のコイルの各ターン間に形成された隙間から外部へ透光性放電ランプ1の全周にわたって導出されるので、照明装置として可視光を利用することができる。
また、調光制御による調光率が小さい点灯時になると、内部電極1c先端からその前方約10mm程度までの領域に収縮陽光柱Yが生じるが、外部電極2の第1の領域2aが透光性気密容器1aの周囲において上部半周以内に偏倚して配設されているため、収縮陽光柱Yは第1の領域2aに引き寄せられて静止する。その結果、発光のちらつきは発生しない。
第9図は、放電ランプの管電力(W)と第1の領域2aの距離A(mm)との関係を示すグラフである。図において、横軸は管電力(W)を、縦軸は第1の領域2aの距離A(mm)を、それぞれ示す。図は、第6図乃至第8図に示す放電ランプにおいて、第1の領域の寸法Aを種々変化させた放電ランプを試作し、調光制御による点灯時の点灯状態を試験した結果をプロットして得たものである。放電ランプにおいて図中の曲線より上方の領域であれば、発光にちらつきを生じない安定点灯が得られるが、曲線より下方の領域ではちらつきを生じて発光が不安定になることが分かった。
第10図および第11図は、本発明の放電ランプの第2の実施例を示し、第10図は側面図、第11図は第10図のA−A’線に沿う断面図である。各図において、第6図乃至第8図と同一部分については同一符号を付して説明を省略する。本実施例は、第1の領域2aにおける外部電極2が帯状をなしている点で異なる。この外部電極2aは、アルミニウム箔などの反射性帯状体を用いることで、光反射量を増加して、輝度分布の均一化に寄与する。
第12図は本発明の第3の実施例を示す放電ランプの縦断面図である。同図において第8図と同一部分については同一符号を付して説明を省略する。本実施例においては、外部電極2の第1の領域2aと第2の領域2bとの間に、第3の領域2cが挿入されている点で異なる。この第3の領域2cは、第1の領域2aあるいは第2の領域2bと同様に、たとえばニッケルのような導電性金属線からなり、また、第2の領域2bと同様に、コイル状に巻回されている。ここで、コイルのピッチは4mm/回以上とし、第2の領域2bのピッチより大きくしている。ここで、第1の領域2aの管軸方向の長さA1は2乃至10mmであり、第3の領域2cの管軸方向の長さA2との和A´が約30mmである。
第13図は第3の領域2cの平均巻線ピッチ(横軸)と調光率D(縦軸)との関係を測定した結果を示すグラフである。すなわちこのグラフは、第3の領域2cの任意の平均巻線ピッチに対し、調光率Dを変化させたとき、チラツキが生ずる調光率の値、すなわち、安定な点灯のための調光率の下限をプロットすることにより得られたものである。なおこのグラフでは、第1の領域2aを含む長さA´の区間全体を第3の領域2cで占めた場合の測定結果を示すものである。このグラフから、第3の領域2cの平均巻線ピッチが4mm/回を境として、これより小さい場合にはたとえば2%程度の低い調光率Dにおいては、放電にチラツキが生じやすくなり、安定な放電が得られないことが判明した。また、第3の領域2cの平均巻線ピッチが4mm/回以上の場合には、調光率Dが2%以下でもちらつきのない安定な放電が得られることが明らかである。この理由としては、外部電極2を構成する第3の領域2cは、第2の領域2bに比較してその平均巻線ピッチが大きいため、この部分から透光性気密容器1a内に供給される電力は第2の領域2bから供給される電力に比較して小さい。これによって透光性気密容器1a内に収縮陽光柱の発生が抑制されるものと推測される。
このように、外部電極2として、第1の領域2aと第2の領域2bとの間に、第3の領域2cを設けることにより、収縮陽光柱の発生を抑制するとともに、収縮陽光柱の発生が抑制しきれずに発生した場合も、収縮陽光柱を透光性気密容器1aの内壁部に吸引固定することにより、チラツキを防止できる。
第14図は本発明の第4の実施例において使用される放電ランプの構造を示す側断面図である。この実施例における放電ランプは、透光性気密容器1aの両端部に第1および第2の内部電極1c1、1c2が設けられ、それぞれに接続される導入線1b1、1b2の他端が透光性気密容器1aの外部に導出されている。透光性気密容器1aの内周面には蛍光体層1eが形成されている。透光性気密容器1aの外周部には外部電極2がらせん状に巻回されており、その外周面は透光性絶縁被覆3により被覆されている。
ランプ駆動用の高周波パルスを供給する第1および第2の高周波パルス電源14A、14Bが設けられている。第1の高周波パルス電源14Aは、第1の内部電極1c1に接続された導入線1b1と外部電極2の一端間に電圧供給線6を介して接続されている。また、第2の高周波パルス電源14Bは、第2の内部電極1c2に接続された導入線1b2と外部電極2の一端間に電圧供給線6を介して接続されている。第1および第2の高周波パルス電源14a、14bは、図示しない制御装置により、所定の周期で交互に動作するように制御される。すなわち、第1の高周波パルス電源14aが動作し、第2の高周波パルス電源14bは動作を停止している第1の動作状態と、第1の高周波パルス電源14aが動作を停止し、第2の高周波パルス電源14bは動作している第2の動作状態とが一定周期で繰り返される。
このような放電ランプにおいては、第1の動作状態においては、第14図(A)に示すように、第1の内部電極1c1と外部電極2との間で放電が生じ、発光領域15aは第1の内部電極1c1から放電空間1f内に延長形成される。また、第2の動作状態においては、第14図(B)に示すように、第2の内部電極1c2と外部電極2との間で放電が生じ、発光領域15bは第2の内部電極1c2から放電空間1f内に延長形成される。
第15図は本発明の第4の実施例における外部電極の構造を示す放電ランプの部分側面図である。同図において、(A)乃至(D)は放電ランプの製造過程を示す図、(E)は完成図である。この実施例は、外部電極と電圧供給線との接続部の構成を改良したものであり、接続部以外のランプ構造は、第4の実施例と同じであるので、同一部分には同一の符号を付し、詳細な説明は省略する。
第15図(A)(B)に示すように、ガラス管からなる放電ランプ1の端部に板状の金属切片5aを設置する。この金属切片5aは、放電ランプ1の管軸に沿って直線的に延長された細長い形状を有しており、第6図に示した第1の領域2aにおける直線状の外部電極2a、あるいは、第10図に示した帯状外部電極2aに相当するものである。この金属切片5aは、例えば、接着剤を用いて放電ランプ1の外壁に固定されている。
次に、金属線である外部電極2は、第15図(C)に示すように、放電ランプ1の外周面に螺旋状に巻きつけ後、その端部は、例えば、接着剤を用いて、金属切片5a上に固定される。また外部電極2の端部は、図示しないが放電ランプ1の表面上に接着剤で固定してもよい。外部電極2は、金属切片5aの部分では数ターン以上巻きつけて、金属切片5aを放電ランプ1上に押さえつけて固定するとともに、両者の電気的導通を確保している。
次に、放電ランプを駆動する高周波電源(図示せず)に接続された電圧供給線6は、第15図(D)に示すように、金属切片5a上に半田処理され、両者の電気的導通が確保される。
外部電極2および金属切片5aは、第15図(E)に示すように、透光性熱収縮チューブ3の被覆により放電ランプ1上に押さえつけられて固定される。
このように、外部電極2と電圧供給線6とを直線状の金属切片5aを介して接続することにより、この部分に生ずる電磁界分布の集中により、放電ランプ1内に発生する収縮陽光柱を吸引し、ちらつきを防止することができる。
また、線径が0.5mm以下の細い金属線からなる外部電極2が電圧供給線6を介して引っ張られることにより断線を生ずることがない。また、外部電極2が電圧供給線6を介して引っ張られることにより、放電ランプ1上の所定の位置からずれを防止することができるため、放電ランプ1の管軸方向に沿って所望の発光分布特性を有する蛍光ランプが得られる。
第16図は本発明の第5の実施例を示す放電ランプの側面図である。第16図は、第14図および第15図に示した実施例と同様に、外部電極と電圧供給線との接続部の構成を示す拡大図であり、第14図および第15図と同じ構成部分には同一符号を付して、詳細な説明は省略する。
金属切片5bは、第16図(A)に示すように、スプリング状部5b1と放電ランプ1の軸方向に延長された直線部5b2から構成されている。この金属切片5bのスプリング状部5b1と直線部5b2とは、第12図の実施例で説明した外部電極2の第3の領域2cと第1の領域2aにそれぞれ対応している。すなわち、スプリング状部5b1は第12図の実施例で説明したように、その巻線ピッチは4mm/回以上とし、第2の領域2bのピッチより大きくしている。そして、金属切片5bの管軸方向の全長A´は約30mmで、直線部5b2の管軸方向の長さA1は2乃至10mmであり、スプリング状部5b1の管軸方向の長さA2はその残余の長さとなっている。
この金属切片5bの直線部5b2には電圧供給線6が半田処理によって接続される。このように構成されたスプリング状の金属切片5bは、外部電極2が巻回装着された放電ランプ1の端部に嵌合され、外部電極2と重複部分を持って設置される。この重複部分で、外部電極2と金属切片5bの間の電気的導通が確保される。さらに、外部電極2と金属切片5bは、第16図(C)に示すように、透光性熱収縮チューブ3が被覆され、放電ランプ1上に押さえつけられて固定される。なお、スプリング状の金属切片5bと電圧供給線6との接続は、スプリング状の金属切片5bを放電ランプ1上に装着した後に接続してもよい。
このように構成されたスプリング状の金属切片5bは、そのスプリング状部5b1により、収縮陽光柱の発生を抑制するとともに、その直線部5b2により放電ランプ1内に発生する収縮陽光柱を吸引し、ちらつきを防止することができる。
また、外部電極2と電圧供給線6とをスプリング状の金属切片5bを介して接続することにより、第15図に示した第4の実施例と同様に、細い金属線からなる外部電極2が電圧供給線6を介して引っ張られることにより断線、あるいは、外部電極2の位置ずれを防止することができ、放電ランプ1の管軸方向に沿って所望の発光分布特性を有する蛍光ランプが得られる。
第17図は本発明の照明装置の実施例である液晶用バックライト装置を示す断面図である。図において、液晶用バックライト装置10は、バックライト装置本体11、放電ランプ12および図示しない点灯回路を備えて構成されている。なお、放電ランプ12は第7図乃至第9図に示した蛍光ランプであり、また、符号13は、液晶表示部である。
バックライト装置本体11は、導光体11a、樋状反射板11b、背面反射シート11c、拡散シート11d1および集光シート11d2を備え、図示しないケースに収納される。
導光体11aは、透明アクリル樹脂やポリカーボネート樹脂などの高屈折率を有する透明体から構成されている。樋状反射板11bは、放電ランプ12から導光体11aに直接入射しない方向へ放射された光を反射して導光体11aに入射させるとともに、放電ランプ12の発光が導光体11a以外の箇所へ漏光しないように遮蔽する。背面反射シート11cは、導光体11aの背面から出る光を反射して導光体11aの前面から出射させる。また、その際に光がなるべく面全体から均一に出射するように、背面反射シート11cの反射率を部分的に制御することができる。拡散シート11d1は、導光体11aの前面に配設されて、導光体11aから前方へ出射する光を拡散して輝度分布をなるべく均一化する。集光シート11d2は、拡散シート11d1から出射した光を集光して、液晶表示部13に対する入射効率を高める。
液晶表示部13は、バックライト装置の前面に重ねて配設され、その背面からバックライト装置本体により照明され、透過式の液晶表示が行われる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の放電ランプを示す側面図である。
第2図は同じくその縦断面図である。
第3図は従来の点燈装置における調光率と出力パルスとの関係を示すパルス波形図である。放電ランプにおいて、調光率100%点灯時に放電ランプに印加される矩形波交流電圧波形図である。
第4図は従来の放電ランプの調光率100%点灯時における拡散陽光柱を示す放電ランプの縦断面図である。
第5図は同じく従来の放電ランプの調光率2%点灯時における収縮陽光柱および拡散陽光柱を示す縦断面図である。
第6図は本発明の放電ランプの第1の実施例を示す側面図である。
第7図は第6図に示すA−A’線に沿う断面図である。
第8図は同じく第6図に示す放電ランプの縦断面図である。
第9図は第6図に示す本発明の放電ランプの管電力(W)と第1の領域の距離A(mm)との関係を示すグラフである。
第10図は本発明の放電ランプの第2の実施例を示す側面図である。
第11図は第10図のA−A’線に沿う断面図である。
第12図は本発明の放電ランプの第3の実施例を示す縦断面図である。
第13図は第3の領域2cの平均巻線ピッチ(横軸)と調光率D(縦軸)との関係を測定した結果を示すグラフである。
第14図は本発明の放電ランプの第4の実施例を示す縦断面図である。
第15図は本発明の第4の実施例における外部電極の端部の構成を示す放電ランプの部分側面図である。
第16図は本発明の第5の実施例を示す放電ランプの部分側面図である。
第17図は、本発明の照明装置の一実施例としての液晶用バックライト装置を示す断面図である。
Claims (16)
- 管状の透光性気密容器と、この透光性気密容器の少なくとも一端内に封装された内部電極と、前記透光性気密容器内に封入された希ガスを主体とする放電媒体と、透光性気密容器の外周面上に巻回された導電線からなる外部電極とを備え、この外部電極は、前記透光性気密容器内の内部電極の先端部から前方所定距離内の第1の領域と、この第1の領域端部から前記透光性気密容器の他端近傍に至る第2の領域とからなり、前記外部電極を構成する導電線は、前記第1の領域においては前記透光性気密容器の周囲半周以内に偏倚して配置されており、前記第2の領域においては透光性気密容器のほぼ全周に配置されていることを特徴とする放電ランプ。
- 前記外部電極を構成する導電線は、前記第1の領域においては前記透光性気密容器の外周面上において管軸に沿って直線状に配置されており、前記第2の領域においては透光性気密容器の周囲にコイル状に巻回されていることを特徴とする請求項1記載の放電ランプ。
- 前記第1の領域の長さは30mm以下に設定されていることを特徴とする請求項2記載の放電ランプ。
- 前記外部電極は、前記第1の領域および前記第2の領域の間に第3の領域を有しており、この第3の領域においては、前記外部電極を構成する導電線は、前記透光性気密容器の周囲にコイル状に巻回されており、この第3の領域における前記導電線の巻線ピッチは前記第2の領域における前記導電線の巻線ピッチよりも大きいことを特徴とする請求項1乃至3記載の放電ランプ。
- 前記第1の領域および前記第3の領域の合計長は30mm以下に設定されていることを特徴とする請求項4記載の放電ランプ。
- 前記外部電極を構成する導電線は、前記第1の領域においては前記透光性気密容器の外周面上において管軸に沿って直線状に配置された帯状の導体により構成されていることを特徴とする請求項2記載の放電ランプ。
- 前記外部電極を構成する導電線は、前記第1の領域においては前記透光性気密容器の外周面上において管軸に沿って直線状に配置された帯状の金属切片により構成いることを特徴とする請求項4記載の放電ランプ。
- 金属切片には前記第2の領域の導電線が接続されていることを特徴とする請求項7記載の放電ランプ。
- 前記外部電極を構成する導電線は、前記第3の領域においてはスプリング状の金属切片により構成されるとともに、前記第1の領域における直線状の金属切片に対して一体に形成されていることを特徴とする請求項8記載の放電ランプ。
- 前記スプリング状の金属切片は、前記前記第2の領域の導電線に対して一部が重なり合うように配置することにより、相互に電気的に接続されていることを特徴とする請求項7記載の放電ランプ。
- 前記金属切片は前記第2の領域における金属導線よりも大きな剛性を有していることを特徴とする請求項8または10記載の放電ランプ。
- 前記透光性気密容器はガラス管により構成されていることを特徴とする請求項1乃至11のいずれかに記載の放電ランプ。
- 前記透光性気密容器の外周面は透光性絶縁被覆で覆われていることを特徴とする請求項1乃至12のいずれかに記載の放電ランプ。
- 前記透光性絶縁被覆は熱収縮性チューブにより構成されていることを特徴とする請求項1乃至13のいずれかに記載の放電ランプ。
- 前記熱収縮性チューブは熱収縮性のフッ素樹脂により構成されていることを特徴とする請求項1乃至14のいずれかに記載の放電ランプ。
- 照明装置本体と、照明装置本体に配設された請求項1ないし15のいずれかに記載の放電ランプと、放電ランプを点灯する点灯回路と、を具備していることを特徴とする照明装置。
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001355200 | 2001-11-20 | ||
JP2001355200 | 2001-11-20 | ||
PCT/JP2002/012067 WO2003044828A1 (fr) | 2001-11-20 | 2002-11-19 | Lampe a decharge et appareil d'eclairage |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPWO2003044828A1 true JPWO2003044828A1 (ja) | 2005-03-24 |
Family
ID=19166938
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003546375A Pending JPWO2003044828A1 (ja) | 2001-11-20 | 2002-11-19 | 放電ランプおよび照明装置 |
Country Status (7)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US20050035700A1 (ja) |
EP (1) | EP1455383A1 (ja) |
JP (1) | JPWO2003044828A1 (ja) |
KR (1) | KR20040052483A (ja) |
CN (1) | CN1535471A (ja) |
TW (1) | TW200300563A (ja) |
WO (1) | WO2003044828A1 (ja) |
Families Citing this family (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101170949B1 (ko) * | 2005-06-03 | 2012-08-03 | 엘지디스플레이 주식회사 | 액정표시장치용 외부전극형광램프 |
KR100817485B1 (ko) * | 2007-08-28 | 2008-03-31 | 김선호 | 방전제어전극이 구비된 방전소자 및 그 제어회로 |
DE112008003418B4 (de) * | 2008-02-21 | 2017-03-16 | Osram Gmbh | Dielektrische Barriere-Entladungslampe mit Haltescheibe |
TWI381225B (zh) * | 2009-04-08 | 2013-01-01 | Au Optronics Corp | 具纏繞體電連接套的燈管裝置及光源模組 |
US20120038273A1 (en) * | 2010-07-30 | 2012-02-16 | Frederick Elvin | Fluorescent illumination device |
US9117649B2 (en) * | 2012-12-11 | 2015-08-25 | General Electric Company | Resistive thin layer heating of fluorescent lamp |
CN110339378A (zh) * | 2019-07-22 | 2019-10-18 | 中国科学院上海光学精密机械研究所 | 强脉冲紫外辐照系统 |
Family Cites Families (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3753036A (en) * | 1971-05-03 | 1973-08-14 | Gte Sylvania Inc | Integrated fluorescent lamp unit |
US3746914A (en) * | 1971-12-30 | 1973-07-17 | Gte Sylvania Inc | Arc discharge tube with surrounding starting coil |
JPS53117271A (en) * | 1977-03-22 | 1978-10-13 | Hitachi Ltd | High pressure sodium vapor lamp |
JPS6070660A (ja) * | 1983-09-27 | 1985-04-22 | Nippon Denso Co Ltd | 車両用放電管 |
US5140221A (en) * | 1988-05-16 | 1992-08-18 | Seiko Epson Corporation | Rare gas cold cathode discharge tube and image input device |
GB9519283D0 (en) * | 1995-09-21 | 1995-11-22 | Smiths Industries Plc | Gas discharge lamps and systems |
JPH09265950A (ja) * | 1996-03-29 | 1997-10-07 | Toshiba Lighting & Technol Corp | 蛍光ランプ、蛍光ランプ装置およびこれを用いた照明装置 |
DE19631188A1 (de) * | 1996-08-02 | 1998-02-05 | Heraeus Kulzer Gmbh | Entladungslampenanordnung |
JP2001143662A (ja) * | 1999-11-10 | 2001-05-25 | Harison Toshiba Lighting Corp | 蛍光ランプ |
US6727649B1 (en) * | 1999-11-10 | 2004-04-27 | Harison Toshiba Lighting Corporation | Fluorescent lamp, discharge lamp and liquid crystal backlight device incorporating this |
JP2001307683A (ja) * | 2000-04-21 | 2001-11-02 | Harison Toshiba Lighting Corp | 放電ランプおよび照明装置 |
JP2002093589A (ja) * | 2000-09-12 | 2002-03-29 | Harison Toshiba Lighting Corp | 放電ランプ装置および照明装置 |
-
2002
- 2002-11-19 US US10/496,068 patent/US20050035700A1/en not_active Abandoned
- 2002-11-19 JP JP2003546375A patent/JPWO2003044828A1/ja active Pending
- 2002-11-19 KR KR10-2003-7011421A patent/KR20040052483A/ko not_active Application Discontinuation
- 2002-11-19 EP EP02803529A patent/EP1455383A1/en not_active Withdrawn
- 2002-11-19 CN CNA028054776A patent/CN1535471A/zh active Pending
- 2002-11-19 WO PCT/JP2002/012067 patent/WO2003044828A1/ja active Application Filing
- 2002-11-20 TW TW091133865A patent/TW200300563A/zh unknown
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
WO2003044828A1 (fr) | 2003-05-30 |
KR20040052483A (ko) | 2004-06-23 |
US20050035700A1 (en) | 2005-02-17 |
CN1535471A (zh) | 2004-10-06 |
TW200300563A (en) | 2003-06-01 |
EP1455383A1 (en) | 2004-09-08 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP1152454A1 (en) | Fluorescent lamp, discharge lamp and liquid crystal backlight device incorporating this | |
JP2003036723A (ja) | 照明装置 | |
JP3462306B2 (ja) | 冷陰極放電ランプおよびランプの点灯装置ならびに照明装置 | |
JPWO2003044828A1 (ja) | 放電ランプおよび照明装置 | |
US20080203912A1 (en) | Mercury-Free Lamp and Lamp Apparatus | |
JP2001325919A (ja) | 放電ランプおよび照明装置 | |
JP2001243922A (ja) | 蛍光ランプおよび放電ランプ | |
JP2002093230A (ja) | バックライト装置および液晶表示装置 | |
JP2002042737A (ja) | 放電ランプおよび照明装置 | |
EP1705690A1 (en) | Discharge lamp device | |
JP3470449B2 (ja) | 冷陰極放電ランプ装置およびこれを用いた照明装置ならびにバックライト、液晶表示装置 | |
WO2004012481A1 (ja) | 放電ランプ装置、放電ランプ点灯方法および装置 | |
JP2005174632A (ja) | 光源装置及びこれを用いた液晶ディスプレイ | |
JP2002117812A (ja) | 放電ランプおよび照明装置 | |
JPH02309551A (ja) | 冷陰極形放電灯 | |
JP2000123988A (ja) | 低圧希ガス放電ランプ点灯装置および照明装置 | |
JP2004281367A (ja) | 光源装置およびそれを用いた液晶ディスプレイ | |
JP2002033082A (ja) | 放電ランプ、放電ランプ点灯装置および照明装置 | |
JP2002124214A (ja) | 放電ランプおよび照明装置 | |
JPH10134766A (ja) | 放電ランプ、照明装置および表示装置 | |
JPH08190890A (ja) | 蛍光ランプおよびこの点灯装置ならびにこれを用いた光源装置および液晶表示装置 | |
JP2001313002A (ja) | 放電ランプ、放電ランプ点灯装置および照明装置 | |
JP2004127770A (ja) | 放電ランプおよび照明装置 | |
JP2007179820A (ja) | 外部電極蛍光ランプおよび照明装置 | |
JP2000299088A (ja) | 外面電極蛍光ランプおよび照明装置 |