JP2005174632A - 光源装置及びこれを用いた液晶ディスプレイ - Google Patents

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真一郎 畑岡
Yoko Matsubayashi
容子 松林
Masaki Hirohashi
正樹 広橋
Nobuhiro Shimizu
伸浩 清水
Norikazu Yamamoto
紀和 山本
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Abstract

【課題】内部電極と外部電極との間で主放電をさせるタイプの誘電体バリア放電において、ちらつきを抑制する内部電極構造を提供すること。
【解決手段】内部に放電媒体が封入された気密性容器を励起するための、気密性容器の内部の端部に配置された第1の電極と、気密性容器の外部に配置された第2の電極とを備える光源装置であって、第1の電極の先端形状が曲面であることによって、第1の電極上の放電の動きを抑制でき、その結果、ちらつきを抑制することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、内部の第1の電極と外部の第2の電極とを備えた光源装置に関する。
近年、液晶ディスプレイ等に用いられるバックライト(光源装置)において、水銀を用いたバックライトの研究に加え、水銀を用いないバックライト(以下、水銀レスバックライトという場合がある)の研究が盛んに行われている。水銀レスバックライトは、環境上好ましいだけでなく、光源装置の時間的温度変化に伴う発光強度の変動が少ない等の利点がある。
水銀を用いない光源装置としては、希ガスが封入された管状の気密性容器と、その気密性容器の内部に配置された内部電極(「第1の電極」と呼ぶ場合がある)と、気密性容器の外部に配置された外部電極(「第2の電極」と呼ぶ場合がある)とを有する光源装置があった(例えば、特許文献1を参照)。この光源装置では、気密性容器の中心軸に平行なかたちで気密性容器外面に線状の外部電極が密着形成されてあった。この光源装置は、内部電極と外部電極とに電圧を印加することによって発光する。
このような光源装置において、内部電極は、図3に示すような形状であった(例えば、特許文献2を参照)。図3は筒型の内部電極であり、冷陰極蛍光ランプにおいて一般的に使用されているものである。
特開平5−29085号公報 特開2000−133201号公報
しかしながら、図3の構成では、内部電極と外部電極との間で主放電をさせるタイプの誘電体バリア放電において、に調光時にちらつきが起こりやすいという課題を有していた。
本発明は、上記課題を解決するためになされ、その目的とするところは、内部電極と外部電極との間で主放電をさせるタイプの誘電体バリア放電において、ちらつきを抑制する内部電極構造を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明の光源装置は、内部に放電媒体が封入された気密性容器を励起するための、第1の電極と第2の電極とを備える光源装置であって、前記第1の電極は、前記気密性容器の内部の端部に配置され、且つ、第1の電極の先端形状は、曲面であり、前記第2の電極は、前記気密性容器の外部に配置される。
好適な実施形態として、前記第1の電極の先端形状が、半球体である。
好適な実施形態として、前記第1の電極の形状が、砲弾型である。
本発明の液晶ディスプレイは、上記光源装置と、前記光源装置から発せられる光を導く導光板と、前記導光板からの光が透過する液晶パネルとを備える。
以上のように、本発明は、内部に放電媒体が封入された気密性容器を励起するための、気密性容器の内部の端部に配置された第1の電極と、気密性容器の外部に配置された第2の電極とを備える光源装置であって、第1の電極の先端形状が曲面であることによって、第1の電極上の放電の動きを抑制でき、その結果、ちらつきを抑制することができる。
以下、本発明の実施形態を、図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
実施の形態1では、本発明の光源装置の最も基本的な例について説明する。実施形態1の光源装置100の断面構成図を図1(a)に示す。また、気密性容器の短手方向の(線I−Iに於ける)断面図を図1(b)に示す。光源装置100は、内部に放電媒体が封入された管状の気密性容器10と、気密性容器10の内部の一端に配置された第1の電極11と、気密性容器10の外部に配置された第2の電極12とを備える。第1の電極11にはリード線14が接続されている。第2の電極12は接地されている。本実施の形態では第2の電極12は接地されているが、これに限定されるものではない。例えば、第2の電極12は接地されていない場合であってもよい。
気密性容器10は、通常、気密性容器10の長手方向軸に垂直な断面の断面構造が概ね円形形状の、所謂、細長い管状のものを用いる。これは、管状のものが標準型として最も大量に、そして低コストで流通していることが理由である。しかし、本発明に於ける気密性容器の形状は、上記管状タイプに限定されるものではなく、断面構造が、楕円形、三角形、四角形等の異型であっても構わない。また細長い形状でなくても構わない。
また、上記気密性容器10は、基本的には透光性の材料で形成され、例えばホウケイ酸ガラスで形成される。また、気密性容器10は、石英ガラス、ソーダガラス、鉛ガラス等のガラス、またアクリル等の有機物で形成してもよい。気密性容器10に用いられるガラス管の外径は、通常、1.0mm〜10mm程度であるが、これに限定するものではない。例えば、一般照明用蛍光灯で利用されている30mm程度であっても構わない。また、ガラス管の外面と内面の距離、即ちガラス管の肉厚は、通常、0.1mm〜1.0mm程度である。なお、気密性容器10は、直線状の形状に限らず、他の形状であってもよい。例えば、L字状、U字状または矩形状等であってもよい。
気密性容器10は封止されており、その内部には、放電媒体(図示せず)が封入されている(実施の形態1以外の場合に於いても同様である)。放電媒体は希ガスを主体とした1種類以上のガスであり、水銀を含んでいてもよい。気密性容器10に封入されているガスの圧力、すなわち気密性容器10の内部の圧力は0.1kPa〜76kPa程度である。
図1(a)に示すように、気密性容器10の内面には、蛍光体層13が形成されている。蛍光体層13は、放電媒体から発せられた光の波長を変換するために形成される。蛍光体層13の材料を変化させることによって、さまざまな波長の光が得られる。たとえば、白色光や、赤、緑及び青等の光が得られる。蛍光体層13は、所謂、一般照明用蛍光灯、プラズマディスプレイ等に用いられる材料で形成できる。
第1の電極11は、気密性容器10の一端の内部に形成されている。その拡大図を図(c)に示す。110は電極の先端部であり、略球状になっている。111は電極棒である。第1の電極11は、例えばタングステンやニッケルなどの金属で形成できる。第1の電極11の表面は、酸化セシウム、酸化バリウム、酸化ストロンチウムといった金属酸化物層で表面の一部又は全体覆われていてもよい。このような金属酸化物層を用いることによって、点灯開始電圧を低減でき、イオン衝撃による電極の劣化を防止できる。また、第1の電極11の表面は、誘電体層(例えばガラス層)で覆われていてもよい。更に第1の電極11は第2の電極12と同様に気密性容器10の外部に配置されてもよい。なお、第1の電極11を一端としたが、両端、すなわち、端部であっても良い。
本実施形態では、図1(a)のように、第2の電極12は気密性容器10とは密着することなく、空隙を介して、所定距離以上を隔てて配置した。この場合、管長方向(「長手方向」と同意)に関して、第2の電極12と気密性容器10との距離は同一でなくてもよい。さらに、第2の電極12の短手方向、即ち気密性容器10の管周方向に関しても、第2の電極12と気密性容器10との距離は同一でなくてもよい。なお、図2(a)および(b)のように、第2の電極12は、気密性容器10とは密着して配置してもよい。図2(b)では、第2の電極12が気密性容器10の外周面にコイル状(螺旋状)に密着形成されると共に、収縮チューブ(不図示)を用いて外部電極を気密性容器に密着固定されている。理解の容易性のため、第2の電極12は断面図とせずに記載している。
以上のように構成されたランプについて、以下その動作、作用を説明する。
光源装置100では、第1の電極11と第2の電極12との間の点灯回路19により電圧を印加することにより放電が生じ、放電媒体が励起される。励起された放電媒体は、基底状態に移行する際に紫外線を発する。この紫外線は、蛍光体層13で可視光に変換され、気密性容器10から放射される。
放電は気密性容器10全長に渡って起こっているが、内部に配置された第1の電極11の近傍では放電が収縮(収縮放電)する傾向がある(図4、5)。図3に示す従来の電極構造では、収縮放電が長くなるうえに、図4に示すように調光信号を入れたときに筒状電極の先端の円周上に動くという課題があった。これは、ちらつきとして観測されるため、非常に大きな問題であった。本実施形態のように、電極先端を略球状にすると、収縮した放電は短くなり、しかも電極先端上でも動かなくなった。図5に模式手にその様子を示す。図5のAで示すように、電極表面近辺で放電が拡散する傾向があるからである。図5では、拡散した場合を示している。なお、Aの部分で完全に拡散されてなくても、収縮放電の動きが先端の少ない面積内で生じるため、大きなちらつきは観測されなかった。この場合もちらつきの抑制効果がある。
なお、このときの収縮放電の長さは、図4では40mmであったのに対し、図5では10mmであった。このとき、気密性容器の長さ160mm、外径3.0mm、肉厚0.5mm、放電媒体としてキセノン60%とアルゴン40%の混合ガスを20kPaで封入し、2kVの矩形波で28kHzで点灯した。
図3の電極の場合、筒状電極の先端の断面形状が線状(円周状)になっているために、収縮放電は、拡散することなく電極先端の1点から生じる。そのため、放電が生じる点が動き易くなり、放電が不安定となる。このような状態で、外部的要因が働くと収縮放電は、安定状態に移行するべく電極先端状を移動することになる。これが、調光信号を入力したときに、ちらつきやすい原因である。図5に示すように、電極先端を略球状にすることで、放電を狭い面積に内に集中することを防止している。
また、図3に示す電極の場合、電極消耗が問題となる。放電が1点に集中しやすいため、電極が電子衝突によってスパッタリングされてしまうのである。これは、寿命特性を悪くする。本実施形態の電極では、図3よりも広い面積から放電できる上に、電極の熱容量も比較的大きくなるため、電極のスパッタリングを防止できる。
なお、本実施形態では、第1の電極11として、図1(c)を用いたが、これに限定されることなく、図6(a)の第1の電極600や図6(b)の第1の電極601でも良い。図6(a)の第1の電極600は半球形状の先端と電極棒111との間にコイルを巻き付けたものである。図6(b)の第1の電極601は第1の電極11の形状を砲弾型にした場合である。すなわち、第1の電極の先端の形状は半球体であれば良い。なお、球体でなくても先端の一部に曲面を有していれば効果がある。
本発明の光源装置は、液晶ディスプレイ等のバックライトに有効のみならず、一般照明用としても有効である。
(a)は本発明に係る光源装置の実施形態1を示す模式的な平面断面図、(b)は線I−Iにおける断面図、(c)第1の電極11の拡大図 (a)、(b)は、本実施形態における第2の電極12の変形例を示す図 従来の第1の電極構造を示す図 従来の第1の電極11を用いた光源装置の放電の模式図 本実施形態の第1の電極11を用いた光源装置の放電の模式図 第1の電極構造の変形例を示す図
符号の説明
10 気密性容器
11,600,601 第1の電極
12 第2の電極
13 蛍光体層
14 リード線
19 点灯回路
100 光源装置
110 電極の先端部
111 電極棒

Claims (4)

  1. 内部に放電媒体が封入された気密性容器を励起するための、第1の電極と第2の電極とを備える光源装置であって、
    前記第1の電極は、前記気密性容器の内部の端部に配置され、且つ、第1の電極の先端形状は、曲面であり、
    前記第2の電極は、前記気密性容器の外部に配置される、光源装置。
  2. 前記第1の電極の先端形状が、半球体である、請求項1に記載の光源装置。
  3. 前記第1の電極の形状が、砲弾型である、請求項2に記載の光源装置。
  4. 請求項1から3までの何れか一つに記載の光源装置と、
    前記光源装置から発せられる光を導く導光板と、
    前記導光板からの光が透過する液晶パネルとを備える液晶ディスプレイ。
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